JP2008530433A - 分子ドラッグ真空ポンプ用バッフル構造 - Google Patents

分子ドラッグ真空ポンプ用バッフル構造 Download PDF

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Abstract

【課題】逆行漏洩が低レベルである、改良された分子ドラッグ真空ポンプを提供する。
【解決手段】分子ドラッグコンプレッサ22は、軸の周りに回転するように駆動シャフト34、106に連結されたロータディスク30、100と、ロータディスクの周囲に配置されて、接線流チャネル110、112と、接線流チャネルへの入口115と接線流チャネルからの出口120とを規定しているステータ32、102、104と、出口に近い接線流チャネル内に設けられた固定バッフル114とを含む。バッフル114とロータディスク30、100との間には空隙が形成されている。ロータディスクに面したバッフルの表面には、バッフル114とロータディスク30、100との間の空隙を通るガス乱流を生じさせ、それによって漏洩を低減するように構成されたキャビティ330が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、密閉真空チャンバの排気のために使用される真空ポンプに関し、さらに詳細には、真空ポンプの分子ドラッグ真空ポンピングステージ用のバッフル構造に関する。この分子ドラッグ真空ポンピングステージは、ハイブリッドターボ分子真空ポンプに利用できるが、このような用途に限定されるものではない。
従来のターボ分子真空ポンプは、吸気口と、複数個の軸流ポンピングステージを含む内部チャンバと、排気口とを有するハウジングを含む。排気口は、典型的には粗真空ポンプに取り付けられている。各軸流ポンピングステージは、傾斜ブレードを有するステータと、傾斜ブレードを有するロータとを含む。ロータブレードとステータブレードとは、反対方向に傾斜している。ロータブレードは高速回転されて吸気口と排気口との間のガスのポンピングを行なう。典型的なターボ分子真空ポンプは、9〜12の軸流ポンピングステージを含んでもよい。
従来のターボ分子真空ポンプの変形は、しばしばハイブリッド真空ポンプと呼ばれるが、それらは先行技術において公知である。先行技術のある構造においては、1個以上の軸流ポンピングステージは、分子ドラッグコンプレッサを形成する分子ドラッグステージと置換されている。この構造は、1993年8月24日にCasaro他に対し発行された特許に係る下記特許文献1に開示されている。共通のハウジング内に軸流ターボ分子コンプレッサと分子ドラッグコンプレッサとを含むハイブリッド真空ポンプは、バリアン・インコーポレイテッドにより販売されている。他のハイブリッド真空ポンプは、1991年12月24日に池上他に対し発行された特許に係る下記特許文献2と、1998年12月15日にSchofieldに対し発行された特許に係る下記特許文献3と、2000年10月24日にStonesに対し発行された特許に係る下記特許文献4とに開示されている。
分子ドラッグコンプレッサは、ロータディスクとステータとを含む。ステータは接線流チャネルと、その接線流チャネルの入口と出口とを限定している。しばしばストリッパとよばれる固定バッフルは、接線流チャネル内に配置されて入口と出口とを分離する。当該分野において公知のように、ロータディスクの運動量が接線流チャネル内のガス分子に移送され、それによって分子を出口に向かわせる。分子ドラッグコンプレッサのロータディスクとステータとは、小さい空隙により分離されており、この空隙は典型的には0.005インチのオーダであって、空隙を介しての漏洩を限定しながらディスクを制限なく回転させられるように選択される。
軸流ターボ分子コンプレッサと分子ドラッグコンプレッサとを含む先行技術の真空ポンプは、一般に種々の条件下で満足できる能力を発揮する。しかしながら、改良が望まれている。分子ドラッグステージに生じる能力低下の1つの原因は、ロータディスクとステータとの間の空隙を介しての逆行漏洩である。具体的な例では、ガスが分子ドラッグステージの出口から固定バッフルとロータディスクとの間の空隙を通って入口へ漏洩し、それによってポンピングステージの達成可能な圧力比を低下させることがある。固定バッフルとロータディスクとの間の空隙を小さくすることにより漏洩を低減することができる。しかしながら、空隙のサイズを小さくするには、精度を上げる必要があり、それによってコストも増す。さらに、空隙を非常に小さくすると、作動中のロータディスクとステータとの間に望まない接触が起るリスクが大きくなる。
米国特許第5,238,362号明細書 米国特許第5,074,747号明細書 米国特許第5,848,873号明細書 米国特許第6,135,709号明細書
したがって、逆行漏洩が低レベルである、改良された分子ドラッグ真空ポンプが必要とされている。
本発明の第1の局面によれば、分子ドラッグコンプレッサは軸の周りに回転できるように駆動シャフトに結合されたロータディスクと、前記ロータディスクの周囲に配置されて、接線流チャネルと、接線流チャネルへの入口と、接線流チャネルからの出口とを規定しているステータと、前記出口に近い接線流チャネル内に配置された固定バッフルとを含む。バッフルとロータディスクとの間には空隙が形成されている。ロータディスクに面したバッフルの表面は、バッフルとロータディスクとの間の空隙を通過するガス乱流を生じさせ、それによって漏洩を低減するように構成されたキャビティ(空洞)を有している。
本発明の第2の局面によれば、一体型高真空ポンプは、軸を有するポンプハウジングと、前記ハウジング内に配置され、モーター駆動シャフトに結合されている軸流ターボ分子コンプレッサと、前記ハウジング内に配置され、モーター駆動シャフトに結合されている分子ドラッグコンプレッサとを含む。分子ドラッグコンプレッサは、軸の周りに回転できるようにモーター駆動シャフトに結合されているロータディスクと、ロータディスクの周囲に配置されて、接線流チャネルと、接線流チャネルへの入口と、接線流チャネルからの出口とを規定しているステータと、出口に近い接線流チャネル内に設けられた固定バッフルとを有する少なくとも1つの分子ドラッグステージを含む。バッフルとロータディスクとの間には空隙が形成されている。ロータディスクに面したバッフルの表面には、バッフルとロータディスクとの間の空隙を通るガス乱流を生じさせ、それによって漏洩を低減するように構成されたキャビティが設けられている。
本発明の第3の局面によれば、モーター駆動シャフトに結合されたロータディスクと、ロータディスクの周囲に配置されて、接線流チャネルと、接線流チャネルへの入口と、接線流チャネルからの出口とを規定しているステータと、出口に近い接線流チャネル内に設けられた固定バッフルとを含み、前記バッフルとロータディスクとの間には空隙が形成されている、分子ドラッグコンプレッサの作動方法が提供される。この方法は、バッフルとロータディスクとの間の空隙を通るガス乱流を生じさせ、それによって漏洩を低減することを含む。
本発明のよりよい理解のために、本発明に参照として含まれる添付図面を参照する。
本発明が組み込まれるのに適した一体型高真空ポンプが図1に示されている。ハウジング10は、吸気口14と排気口16とを有する内部チャンバ12を規定している。ハウジング10は、排気されるべき真空チャンバ(図示せず)への吸気口14を密閉する真空フランジ18を含む。排気口16は典型的には粗真空ポンプ(図示せず)に連結されている。真空ポンプが大気圧にまで排気できる場合には、粗ポンプは不要である。ハウジング10内には、典型的には数個の軸流ターボ分子ステージを含む軸流ターボ分子コンプレッサ20と、典型的には数個の分子ドラッグステージを含む分子ドラッグコンプレッサ22とが配置されている。一般に、軸流ターボ分子コンプレッサ20は1個以上の軸流ターボ分子ステージを含んでおり、分子ドラッグコンプレッサ22は1個以上の分子ドラッグステージを含んでいる。
軸流ターボ分子コンプレッサ20の各ステージは、ロータ24とステータ26とを含む。各ロータおよびステータは、当該分野において公知の傾斜ブレードを有している。分子ドラッグコンプレッサ22の各ステージはロータディスク30とステータ32とを含む。分子ドラッグコンプレッサ22については下記にさらに詳細に説明する。各ターボ分子ステージのロータ24と各分子ドラッグステージのロータ30とは、駆動シャフト34に取り付けられている。駆動シャフト34は、モータハウジング38内に配置されたモータにより高速回転される。
分子ドラッグコンプレッサ22の第1構造が図2〜図4に示されている。この分子ドラッグコンプレッサにおいて、ステータには1個以上の接線流チャネルが設けられている。各接線流チャネルは、固定バッフルにより分離された入口と出口とを有している。ディスクが高速で回転されると、ロータディスクにより生じた分子ドラッグにより、ガスが接線流チャネルを通ってポンプ移動する。
図2〜図4に示されているように、分子ドラッグステージはロータディスク100と、ハウジング105内に装着された上部ステータ部102と、下部ステータ部104とを含む。上部ステータ部102はディスク100の上面の近くに位置し、下部ステータ部104はディスク100の下面の近くに位置している。上部および下部ステータ部102および104は、共に、分子ドラッグステージのためのステータを構成している。ロータディスク100は、高速回転するためにシャフト106に取り付けられている。
上部ステータ部102は、ディスク100の上面と対向して配置されている上部接線流チャネル110を有している。下部ステータ部104は、ディスク100の下面と対向して配置されている下部接線流チャネル112を有している。図2〜図4の構造において、接線流チャネル110および112は、円形であり、かつディスク100と同軸である。上部ステータ部102は、1つの円周位置において接線流チャネル110を遮断する固定バッフル114を含む。チャネル110は、バッフル114の一方の側で入口116を介して前のステージからガスを受け取る。ロータディスク100により生じた分子ドラッグにより、ガスが接線流チャネルを通ってポンプ移動する。バッフル114のもう1つの側では、ステータ部102および104に形成された導管120が、ディスク100の外周縁の周りでチャネル110および112を相互連通している。下部ステータ部104は、1つの円周位置において下部接線流チャネル112を遮断する固定バッフル122を含む。下部チャネル112は、ディスク100の上面から導管120を介してバッフル122の一方の側でガスを受け取り、バッフル122の他方の側で導管124を介してガスを次のステージに排出する。
作動中には、ガスは導管116を介して前のステージから受け取られる。前のステージは、分子ドラッグステージ、軸流ターボ分子ステージ、または他の適切なポンピングステージであってもよい。ガスは、ディスク100の回転により生じた分子ドラッグにより、上部接線流チャネル110の円周の周りにポンプ移動される。このガスは次に、ディスク100の外周の周りの導管120を通過して、下部接線流チャネル112に移動する。ガスは次に、分子ドラッグにより下部接線流チャネル112の円周の周りにポンプ移動され、そして導管124を介して次のステージまたはポンプの排気口へ排気される。図2〜図4に示した構造において、上部チャネル110と下部チャネル212とは、ガスが上部および下部チャネルを直列に流通するように、互いに連通されている。同様に図2〜図4に示した構造において、上部接線流チャネル110と下部接線流チャネル212とは、ディスク100の外周縁から内側に離間している。この構造によって、導管120を介するものを除いて、ディスク100の外縁の周りのチャネル110とチャネル112との間のガス漏れを制限される。
分子ドラッグステージの第2構造が図5Aおよび図5Bに示されている。ロータディスクの外周に近い分子ドラッグステージの部分断面図が示されている。図5Aおよび図5Bの構造において、ロータディスク150は、上部ステータ部152と下部ステータ部154との間に位置している。上部ステータ部152は、ロータディスク150の上方で上部接線流チャネル160を規定しており、下部ステータ部154は、ロータディスク150の下方で下部接線流チャネル162を規定している。周縁ステータ部156は、ロータディスク150の外周から離間して位置しており、その結果、上部および下部接線流チャネル160および162は、効果的に平行に連結されている。図5Bに示されているように、各接線流チャネルを介する場合を除いて、入口と出口との間のガス流を実質的に遮断するように、固定バッフル166は、1つの円周位置において接線流チャネル160および162内に位置している。
分子ドラッグステージの第3構造が図6Aおよび図6Bに示されている。ロータディスクの外周に近い分子ドラッグステージの部分断面図が示されている。ロータディスク180は、上部ステータ部182と下部ステータ部184との間に位置している。上部ステータ部182は、上部接線流チャネル190を規定しており、下部ステータ部184は、下部接線流チャネル192を規定している。ディスク180の外周と周縁ステータ部186との間の小さい空隙194は、ロータディスク180の回転を可能にしているが、接線流チャネル190および192の間のガス流を実質的に遮断している。このようにして、接線流チャネル190および192は直列に連通することができる。図6Bに示されているように、固定バッフル196は、1つの円周位置において上部接線流チャネル190内に位置しており、かつ固定バッフル198は1つの円周位置において下部接線流チャネル192内に位置している。固定バッフル196および198の各々は、各接線流チャネルの入口と出口との間に位置していて、各接線流チャネル以外の出口と入口との間のガス流を実質的に遮断している。
分子ドラッグステージの接線流チャネルが種々の構造および形状を有してもよいことは、理解されるであろう。しかしながら、それぞれの場合に、固定バッフルは、典型的には接線流チャネルの1つの円周位置に配置されて、各接線流チャネルを介するものを除き入口と出口との間の直接のガス流を実質的に遮断する。それにもかかわらず、ロータディスクと固定バッフルとの間の空隙を介して、いくらかのガスが漏洩する。このようなロータディスクと固定バッフルとの間の空隙を介しての逆行漏洩は、真空ポンプの能力を低下させる。
本発明の一局面が図7および図8に示されている。分子ドラッグステージの部分的な概略立面図および平面図のそれぞれが示されている。ロータディスク300は、軸302の周りを回転する。ロータディスク300の上方に位置するステータ304は、接線流チャネルの1つの円周位置306を規定している。ステータ304はさらに、接線流チャネル306への入口308を規定し、かつ接線流チャネル306からの出口310を限定している。固定バッフル320は、出口310近くの接線流チャネル306内に配置されている。バッフル320はステータ304の一体的な部分であってもよいが、そうでなくてもよい。
バッフル320のロータディスク300に面する表面324には、キャビティ(空洞)330が設けられている。ロータディスク300は、空隙332の分だけ表面324から離れており、真空ポンプの作動中に表面324に対して移動する。キャビティ330は、表面324から固定バッフル320内に延びており、表面324が平坦な場合と比較して、ロータディスク300と固定バッフル320との間の空隙332を通過するガス流を減少させるように形成されている。キャビティ330は、空隙332を通過するガス流内に効果的に乱流を起し、それによってガス流を減少させる。キャビティ330は、本発明の範囲内で種々の形状を有することができる。
バッフル320の表面のキャビティは、空隙332を通過するポンプされたガスの移動を減少させる。バッフルの表面にキャビティを設けることにより、空隙内のガス流は乱流となり、したがって減少する。キャビティは、バッフルのロータディスクに面した表面の多数の溝、穴または小さい凹みを用いて形成することができる。
キャビティ330の形は、空隙332の大きさ、すなわちロータディスク300とバッフル320の表面324との間の間隔によって決まる。空隙332は典型的には0.125〜0.250mmの範囲であるが、この範囲には限定されない。キャビティ330の全面積は、好ましくはロータディスク300に面する表面324の30〜70パーセントの範囲である。キャビティ330は、好ましくはバッフル320とロータディスク300との間の空隙の1〜10倍の大きさを有する。キャビティの横方向の大きさに対する典型的な深さの比は、好ましくは1に近いが、重大な影響がなければ1よりも大きくしてもよい。
キャビティは、図8に示したように、互い違いの列を形成する単純な円筒状孔であってもよい。したがって、列340は、ロータディスク300の回転方向に直角な方向の列342からずれている。他の実施形態において、キャビティ330は、断面が半円、半楕円、三角形または長方形であってもよい。図9は、ロータディスク300の回転方向にほぼ直角の方向に長い、細長いキャビティ350を示している。図10は、互い違いの列362および364に配置された長方形のキャビティ360を示している。キャビティの横方向の大きさは好ましくは0.25〜1.25mmの範囲である。
本発明のいくつかの実施形態と1つの例を詳細に説明してきたが、当業者には種々の変形および改良が想起されるであろう。そのような変形および改良は本発明の精神および範囲内を対象とするものである。さらに、本明細書に挙げた全てのパラメータは例示のためのものであり、実際のパラメータは本発明のシステムが使用される具体的な用途によって決まることは、当業者は容易に理解するであろう。したがって、上記説明は単に例として挙げたものであり本発明を限定するものではない。本発明は下記の特許請求の範囲およびその均等物によってのみ限定される。
軸流ターボ分子コンプレッサと分子ドラッグコンプレッサとを含む高真空ポンプの断面立面図である。 分子ドラッグ真空ポンピングステージの第1構造の断面立面図である。 図2の線3−3に沿った、分子ドラッグステージの断面平面図である。 図3の線4−4に沿った、分子ドラッグステージの部分的な断面立面図である。 分子ドラッグ真空ポンピングステージの第2構造の部分断面図であって、接線流チャネルを示す。 図5Aの分子ドラッグステージの部分断面図であって、入口と出口との間の固定バッフルを示す。 分子ドラッグ真空ポンピングステージの第3構造の部分断面図であって、接線流チャネルを示す。 図6Aの分子ドラッグステージの部分断面図であって、入口と出口との間の固定バッフルを示す。 分子ドラッグステージの部分的な概略断面立面図であって、本発明の第1実施形態による、ガス乱流生成のためのキャビティを有するバッフルを示す。 図7の分子ドラッグステージの部分的な断面平面図である。 バッフルの部分的な概略断面平面図であって、本発明の第2実施形態によるキャビティのパターンを示す。 分子ドラッグステージの部分的な断面平面図であって、本発明の第3実施形態によるキャビティのパターンを有する固定バッフルを示す。

Claims (17)

  1. 軸の周りに回転するように駆動シャフトに結合されたロータディスクと、
    前記ロータディスクの周囲に配置されて、接線流チャネルと、前記接線流チャネルへの入口と、前記接線流チャネルからの出口とを規定しているステータと、
    前記出口に近接した前記接線流チャネル内に設けられた固定バッフルであって、当該バッフルと前記ロータディスクとの間には空隙が形成されており、前記ロータディスクに面した当該バッフルの表面には、当該バッフルと前記ロータディスクとの間の前記空隙を通るガス乱流を生じさせ、それによって漏洩を低減するように構成されたキャビティが設けられている、固定バッフルとを含む、分子ドラッグコンプレッサ。
  2. 前記バッフルに設けられた前記キャビティは、断面が正方形、長方形、三角形、半円形または半楕円形である、請求項1に記載の分子ドラッグコンプレッサ。
  3. 前記バッフルに設けられた前記キャビティは、前記キャビティの横方向の大きさに等しいかそれよりも大きい深さを有している、請求項1に記載の分子ドラッグコンプレッサ。
  4. 前記バッフルに設けられた前記キャビティは、ディスクの回転方向に大略的に直角の2列以上のキャビティの列として構成されている、請求項1に記載の分子ドラッグコンプレッサ。
  5. 前記キャビティの列は、前記ディスクの回転方向に直角に互い違いに配置されている、請求項4に記載の分子ドラッグコンプレッサ。
  6. 前記キャビティは、前記ロータディスクに面している前記バッフルの前記表面の30〜70パーセントに及んでいる、請求項1に記載の分子ドラッグコンプレッサ。
  7. 前記バッフルに設けられた前記キャビティは、前記バッフルと前記ロータディスクとの間の空隙の1〜10倍の大きさを有する、請求項1に記載の分子ドラッグコンプレッサ。
  8. 軸を有するポンプハウジングと、
    前記ハウジング内に配置され、かつモータ駆動シャフトに結合されている軸流ターボ分子コンプレッサと、
    前記ハウジング内に配置され、かつ前記モータ駆動シャフトに結合されている分子ドラッグコンプレッサであって、少なくとも1つの分子ドラッグポンピングステージを含む分子ドラッグコンプレッサとを含み、
    前記少なくとも1つの分子ドラッグポンピングステージが、
    軸の周りに回転するように前記モータ駆動シャフトに結合されたロータデ ィスクと、
    前記ロータディスクの周囲に配置されて、接線流チャネルと、前記接線流チャネルへの入口と、前記接線流チャネルからの出口とを規定しているステータと、
    前記出口に近接した前記接線流チャネル内に設けられた固定バッフルであって、当該バッフルと前記ロータディスクとの間には空隙が形成されており、前記ロータディスクに面した当該バッフルの表面には、当該バッフルと前記ロータディスクとの間の前記空隙を通るガス乱流を生じさせ、それによって漏洩を低減するように構成されたキャビティが設けられている、固定バッフルとを含む、一体型高真空ポンプ。
  9. 前記バッフルに設けられた前記キャビティは、断面が正方形、長方形、三角形、半円形または半楕円形である、請求項8に記載の一体型高真空ポンプ。
  10. 前記バッフルに設けられた前記キャビティは、前記キャビティの横方向の大きさに等しいかそれよりも大きい深さを有している、請求項8に記載の一体型高真空ポンプ。
  11. 前記バッフルに設けられた前記キャビティは、ディスクの回転方向に大略的に直角の2列以上のキャビティの列として構成されている、請求項8に記載の一体型高真空ポンプ。
  12. 前記キャビティの列は、前記ディスクの回転方向に直角に互い違いに配置されている、請求項11に記載の一体型高真空ポンプ。
  13. 前記キャビティは、前記ロータディスクに面している前記バッフルの前記表面の30〜70パーセントに及んでいる、請求項8に記載の一体型高真空ポンプ。
  14. 前記バッフルに設けられた前記キャビティは、前記バッフルと前記ロータディスクとの間の空隙の1〜10倍の大きさを有する、請求項8に記載の一体型高真空ポンプ。
  15. 駆動シャフトに結合されたロータディスクと、前記ロータディスクの周囲に配置されて、接線流チャネルと、前記接線流チャネルへの入口と、前記接線流チャネルからの出口とを規定しているステータと、前記出口に近接した前記接線流チャネル内に設けられた固定バッフルであって、当該バッフルと前記ロータディスクとの間に空隙が形成されている固定バッフルとを含む、分子ドラッグコンプレッサの作動方法であって、
    前記バッフルと前記ロータディスクとの間の前記空隙を通るガス乱流を生じさせ、それによって漏洩を低減するステップを含む、分子ドラッグコンプレッサの作動方法。
  16. ガス乱流を生じさせることは、前記ロータディスクに面した前記バッフルの表面にキャビティを形成することを含む、請求項15に記載の方法。
  17. キャビティの形成は、断面が正方形、長方形、半円形または半楕円形であるキャビティを前記バッフルに形成することを含む、請求項16に記載の方法。
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