JP2008528113A - ガイドワイヤ用ポリマジャケット - Google Patents

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Abstract

コア(12)とコア上に設けられたジャケット(14)とを備え、ジャケットはコア上に放射状に設けられているセグメント化された層(16,18)を有し、セグメント化された層は組成および/または物理的特性が異なる少なくとも2つのセグメントを有するガイドワイヤを開示する。また、ジャケットをコア上に押し出すガイドワイヤ製造方法であって、ジャケットはコア上に放射状に設けられているセグメント化された層を有し、セグメント化された層は組成および/または物理的特性が異なる少なくとも2つのセグメントを有するガイドワイヤ製造方法も開示する。さらに、コアとコア上に設けられたジャケットとを備えるガイドワイヤであって、ジャケットはコア上に放射状に設けられているセグメント化された層を有し、セグメント化された層は組成および/または物理的特性が異なる少なくとも2つのセグメントを有するガイドワイヤを血管内に挿入し、ガイドワイヤを操作する血管の治療方法も開示する。

Description

ここに開示する発明は、ガイドワイヤ上に設けられたポリマジャケットに関し、特に、ガイドワイヤ上に設けられ、長手方向の軸に沿って剛性が変わるポリマジャケットに関する。
一般にガイドワイヤは、シース、針、またはイントロデューサを通して体内に挿入され、またカテーテル、ステント搬送システム、回収バスケットなどの装置用の誘導路を血管や管腔内の適用箇所まで設けることで、血管(動脈など)やその他の管腔(胆管など)の疾患部の治療に用いられる。神経血管、心血管、血管内、内視鏡の手技に用いられるガイドワイヤは、直径が約0.22mmないし1.00mmであり、通常は長さが1,000mm超である。
通常、ガイドワイヤはコアとジャケットを備える。また、製造時に柔軟性を与えて、さまざまな形状、サイズ、剛性などを有するガイドワイヤを製造するのが望ましい。ガイドワイヤのコアに一般的に用いられる素材には、例えばステンレス鋼、コバルトクロム(CoCr)合金、ニチノール、ニチノールとその他の三元素、ポリマ、ポリマ複合体などとの合金などの合金が含まれる。ガイドワイヤのコアは、X線不透過性物質で製造するかX線不透過性物質を混入させることで、所望の患部血管や患部管腔の治療時に(X線を用いた)イメージングを容易に行うことができる。コアは、通常は断面が円形であり、ワイヤ、チューブ材料、またはそれらの組み合わせから製造することができる。さらに、一般にガイドワイヤのコアの断面積はガイドワイヤの基部よりも先端部の方が小さいことから、十分な可撓性や非外傷性を実現することができる。
米国特許第6,447,835号
一般にガイドワイヤは柔軟性を有するのが望ましいが、基部から先端部に向かって線形力(linear force)または回転力(rotary force)を伝え、解剖学的なねじれを利用して患部に到達することができる。現在普及しているガイドワイヤは、医師が治療時に効果的に利用できるほどの柔軟性を有していない。
ここでは、コアとコア上に設けられたジャケットとを備え、ジャケットはコア上に放射状に設けられているセグメント化された層を有し、セグメント化された層は組成および/または物理的特性が異なる少なくとも2つのセグメントを有するガイドワイヤを開示する。
またここでは、ジャケットをコア上に押し出すガイドワイヤ製造方法であって、ジャケットはコア上に放射状に設けられているセグメント化された層を有し、セグメント化された層は組成および/または物理的特性が異なる少なくとも2つのセグメントを有するガイドワイヤ製造方法も開示する。
さらにここでは、コアとコア上に設けられたジャケットとを備えるガイドワイヤであって、ジャケットはコア上に放射状に設けられているセグメント化された層を有し、セグメント化された層は組成および/または物理的特性が異なる少なくとも2つのセグメントを有するガイドワイヤを血管または管腔内に挿入し、ガイドワイヤを操作する、血管または管腔の治療方法も開示する。
図1を参照すると、ガイドワイヤ10はコア12を備え、コア12上にジャケット14が設けられている。ジャケット14はセグメント化された層を有する。通常は、セグメント化された層は、コア12上に設けられたポリマのセグメントを有する。ある実施形態では、ジャケット14が2つのセグメントを有する単一の層を備え、第1のセグメント16と第2のセグメント18が異なるポリマ組成で製造されているのが好ましい。この異なる組成は、必要に応じて異なる特性を有してもよい。図2に開示する別の実施形態では、ジャケット14がコア12上に設けられた複数の同心性の層20,22を備え、1つの層が少なくとも2つのセグメントを有するセグメント化された層であるのが好ましい。図2では、セグメント化された層は、異なるポリマ組成で製造された第1のセグメント16と第2のセグメント18を有する。
コア12は、異なる物質から製造することもそれらの物質を組み合わせて製造することもできる。上述のように、コアは金属またはプラスチックで製造することができる。通常、コア12はガイドワイヤの基部から先端部まで延びている。コア12の断面は、管状であっても、中実であっても、それらの状態を交互に用いたものであってもよい。好適な金属の例としては、ステンレス鋼、形状記憶合金、擬弾性または超弾性を示す形状記憶合金、X線不透過性形状記憶合金などの合金や、これらの金属の少なくとも1つを用いた組み合わせが挙げられる。上記金属の合金の例としては、300シリーズおよび400シリーズステンレス鋼合金、MP35NまたはL605コバルトクロム合金、ニッケルチタン合金、X線不透過性三元素を有するニッケルチタン合金、無ニッケル形状記憶合金、ベータチタン合金などや、これらの金属の合金の少なくとも1つを用いた組み合わせが挙げられる。
ニッケルチタン合金の好適な例としては、ニッケルチタンニオブ合金、ニッケルチタン銅合金、ニッケルチタン鉄合金、ニッケルチタンハフニウム合金、ニッケルチタンパラジウム合金、ニッケルチタン金合金、ニッケルチタン白金合金などや、これらのニッケルチタン合金の少なくとも1つを用いた組み合わせが挙げられる。好ましい合金は、ニッケルチタン合金とニッケルチタンニオブ合金である。
通常、コアに用いることができるニッケルチタン合金は、合金の総重量に対して約54.5重量%ないし約57.0重量%のニッケルを含有する。また通常、医療機器に用いることができるニッケルチタンニオブ(NiTiNb)合金は、約30重量%ないし約56重量%のニッケル、約4重量%ないし約43重量%のニオブ、残りの重量%のチタンを含有する。例示するニッケルチタンニオブ合金の組成は、合金の総重量に対してニッケルが約48重量%、ニオブが約14重量%である。
上述のように、βチタン合金はコア12として用いることができる。通常、十分高い濃度のβ安定剤を有するチタン合金は、室温において、準安定のβ位相構造を有するのに十分に安定している。このような特性を示す合金がβチタン合金と呼ばれる。例示するβチタン合金は、約8重量%ないし約12重量%のモリブデン、約2.8重量%ないし約6重量%のアルミニウム、最大約2重量%のバナジウム、最大約4重量%のニオブ、残部チタンを有する。ここで、すべての重量百分率は合金の総重量に基づく。
ニッケルチタン合金もβチタン合金も、コア12にX線不透過性を付与する元素を混入させて合金を作ることで、X線不透過性を有するように製造することができる。X線不透過性により、患者体内の血管の治療中にガイドワイヤのイメージングを行うことができる。コア12にX線不透過性を付与する好適な元素の例としては、イリジウム、白金、金、レニウム、タングステン、パラジウム、ロジウム、タンタル、銀、ルテニウム、ハフニウムが挙げられる。X線不透過性を付与するこれらの元素でガイドワイヤを被覆することによって、ガイドワイヤにX線不透過性を付与することもできる。
コア12の断面形状は任意の所望の形状を有することができる。好適な断面形状の例として、円形、正方形、三角形、長方形、多角形などや、これらの形状の少なくとも1つを用いた組み合わせが挙げられる。例示する断面形状は円形である。ある実施形態では、ガイドワイヤの先端部の断面積を、先端部からは遠く基部に近い側のガイドワイヤ部分よりも小さくしてもよい。このように先端部の断面積を小さくしていくことによって、断面積を小さくしない場合に比べて先端部の柔軟性を大幅に高めることができる。
コア12が円形である場合、通常は直径が約0.18mmないし約0.90mmである。例示する直径は約0.50mmである。
上述のように、ジャケット14はセグメント化された、または多層化することができる単一の層を有する。セグメントは、組成および/または特性が異なるポリマ物質で製造される。組成が異なるため、各セグメントを異なる機能で用いることができる。ここで再び図1を参照すると、第1のセグメント16と第2のセグメント18は、異なる組成で製造することができるため、異なる剛性を有することができる。例えば、第1のセグメント16の剛性を第2のセグメント18の剛性よりも高くすることができる。必要に応じて、より高い剛性を有するセグメントを、ガイドワイヤ10の基部よりも先端部に近い位置に配置することができる。あるいは、より高い剛性を有するセグメントを、ガイドワイヤ10の先端部よりも基部に近い位置に配置することができる。より高い剛性を有するセグメントの位置を効果的に用いることで、ガイドワイヤの剛性と柔軟性を変えることができる。剛性の高いセグメントをガイドワイヤの基部に、剛性の低いセグメントをガイドワイヤの先端部に配置することで、ワイヤのその他の部分の柔軟性に比べて、ガイドワイヤの先端部の柔軟性を維持するだけでなく高めることさえできる。
注目すべきは、必要に応じてセグメントの数を2から100超まで変化させることができることである。ある実施形態では、少なくとも3つのセグメントをコア上に設けることができる。別の実施形態では、コア上に設けるセグメントの数を約5以上にすることができる。さらに別の実施形態では、コア上に設けるセグメントの数を約10以上にすることができる。
セグメントの長さは変えることができる。例えば、セグメントを2つだけ用いる場合、第1のセグメントを、ガイドワイヤ全長の約2%以上の長さになるように延ばすことができる。ある実施形態では、第1のセグメントを、ガイドワイヤ全長の約10%以上の長さになるように延ばすことができる。別の実施形態では、第1のセグメントの長さを、ガイドワイヤ全長の約50%以上の長さになるように延ばすことができる。また別の実施形態では、第1のセグメントを、ガイドワイヤ全長の約70%以上の長さになるように延ばすことができる。さらに別の実施形態では、第1のセグメントを、ガイドワイヤの全長の約95%の長さになるように延ばすことができる。
同様に、セグメントを2つだけ用いる場合に、第2のセグメントを、ガイドワイヤ全長の約5%以上の長さになるように延ばすことができる。ある実施形態では、第2のセグメントを、ガイドワイヤ全長の約10%以上の長さになるように延ばすことができる。別の実施形態では、第2のセグメントを、ガイドワイヤ全長の約50%以上の長さになるように延ばすことができる。また別の実施形態では、第2のセグメントを、ガイドワイヤ全長の約70%以上の長さになるように延ばすことができる。さらに別の実施形態では、第2のセグメントを、ガイドワイヤ全長の約98%の長さになるように延ばすことができる。セグメントを3つ以上用いる場合は、ガイドワイヤに必要な柔軟性、トルクまたは力伝達などの特性に応じて各セグメントの長さを変えることができる。必要に応じて、セグメントが所定の位置にあるコアの表面全体を覆うことができる。代わりに、所定の位置にあるコアの表面をセグメントで部分的に覆うこともできる。
上述のように、ジャケット14は多層化することができる。ある実施形態では、多層化されたジャケット14は、セグメント化された層を有する。別の実施形態では、多層化されたジャケット14は、連続する層を有する。
ガイドワイヤが多層化されたジャケットを備える場合、それぞれの層は互いに同心状に放射状に積層され、第1の層の外面が第2の層の内面と密着する。ジャケットを多層化する場合、ジャケットの少なくとも1つの層を有機ポリマまたは有機ポリマ合金で製造する。多層化されたジャケット14は、任意の所望の数の層を有することができる。多層化されたジャケットは、必要に応じて例えば2つ,3つ,4つ,5つ、またはそれ以上の層を有することができる。上述のように、少なくとも1つの層が少なくとも2つのセグメントを有する。
多層化されたジャケットを用いる場合、少なくとも1つの層をセグメント化する。ある実施形態では、セグメント化された層を直接コア上に放射状に設けることができ、セグメント化された層の上に連続する層を放射状に設ける。「上に設ける」という表現は、ある層の外面が別の層の内面と密着することを指す。別の実施形態では、連続する層を直接コア上に設けることができ、連続する層の上にセグメント化された層を、その連続する層に密着するように設ける。
上述のように、ジャケット14の少なくとも1つの層は有機ポリマで製造される。有機ポリマは、熱可塑性、熱硬化性、または熱可塑性と熱硬化性を組み合わせた特性を有してもよい。好適な有機ポリマの例としては、オリゴマ、ホモポリマ、共重合体、ブロック共重合体、グラフト共重合体、交互共重合体、スターブロック共重合体、交互ブロック共重合体、デンドリマ、イオン重合体などや、これらのポリマの少なくとも1つを用いた組み合わせが挙げられる。ジャケット14に用いることができる好適なポリマの例としては、ポリアリレンスルフィド(polyarylene sulfide)、ポリアルキド(polyalkyd)、ポリスチレン、ポリエステル、ポリアミド、ポリアラミド、ポリアミドイミド、ポリアリレート、ポリアリルスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリフェニレンスルフィド、ポリスルホン、ポリイミド、ポリエーテルイミド、ポリテトラフルオロエチレン、ポリエーテルケトン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルケトンケトン、ポリベンゾオキサゾール、ポリオキサジアゾール、ポリブタジエン、ポリイソプレン、ポリベンゾチアジノフェノチアジン(polybenzothiazinophenothiazine)、ポリベンゾチアゾール、ポリピラジノキノキサリン(polypyrazinoquinoxaline)、ポリピロメリトイミド(polypyromellitimide)、ポリキノキサリン、ポリベンゾイミダゾール、ポリオキシインドール、ポリオキソイソインドリン、ポリジオキソイソインドリン、ポリトリアジン、ポリピリダジン、ポリピペラジン、ポリピリジン、ポリピペリジン、ポリトリアゾール、ポリピラゾール、ポリカルボラン、ポリオキサビシクロナノン、ポリジベンゾフラン、ポリフタリド、ポリアセタール、ポリアンヒドリド、ポリビニルエーテル、ポリビニルチオエーテル、ポリビニルアルコール、ポリビニルケトン、ポリビニルハライド(polyvinyl halide)、ポリビニルニトリル、ポリビニルエステル、ポリスルホネート、ポリスルフィド、ポリチオエステル、ポリスルホン、ポリスルホンアミド、ポリウレア、ポリホスファゼン、ポリシラザン、ポリオレフィン、フルオロポリマなどや、これらの有機ポリマの少なくとも1つを用いた組み合わせが挙げられる。
ジャケットに用いる有機ポリマは、例えば導電性、剛性、摩擦特性、接着性、生分解性、剥離特性などの特性を付与する充填剤や添加剤を用いて改質することができる。
必要に応じてコアの一部を加熱してコアの剛性や形状を変化させるために、ジャケット14の連続する層またはセグメント化された層に導電性充填剤を混入することができる。組成に付加することができる導電性充填剤としては、カーボンナノチューブ、炭素繊維、カーボンブラック、金属充填剤、金属被覆で被覆された非導電性充填剤、非金属充填剤などや、これらの導電性充填剤の少なくとも1つを用いた組み合わせが挙げられる。導電性充填剤は、使用する層やセグメントの重量に基づいて約0.01重量%ないし約50重量%の量で用いることができる。ある実施形態では、通常は導電性充填剤を、使用するセグメントや層の総重量に基づいて約0.25重量%ないし約30重量%の量で用いる。別の実施形態では、通常は導電性充填剤を、使用するセグメントや層の総重量に基づいて約0.5重量%ないし約10重量%の量で用いる。さらに別の実施形態では、通常は導電性充填剤を、使用するセグメントや層の総重量に基づいて約1重量%ないし約5重量%の量で用いる。
ある実施形態では、セグメントや層に、炭素繊維、VGCF、カーボンナノチューブ、カーボンブラック、導電性金属充填剤、導電性非金属充填剤、上述した金属被覆充填剤や、これらの任意の組み合わせを用いて、セグメントや層に導電性を付与することができる。例示する導電性充填剤は、カーボンナノチューブである。一般に、ASTM D 257に準拠して測定した場合に表面抵抗率が約109ohm/square以下になるような有効な量で導電性充填剤を用いるのが好ましい。別の実施形態では、熱可塑性構成の表面抵抗率を約107ohm/square以下にするのが好ましい。さらに別の実施形態では、熱可塑性構成の表面抵抗率を約105ohm/square以下にするのが好ましい。また、体積抵抗率を約1012ohm−cm以下にするのが好ましい。ある実施形態では、体積抵抗率を約106ohm−cm以下にするのが好ましい。別の実施形態では、体積抵抗率を約103ohm−cm以下にするのが好ましい。さらに別の実施形態では、体積抵抗率を約100ohm−cm以下にするのが好ましい。
ある実施形態では、セグメントまたは連続する層に導電性充填剤を付加することに関連して、ジャケットに電流を供給してジャケット内の抵抗加熱を促進することができる。コアの剛性を変えやすくするために、この加熱を用いてジャケットおよび/またはコアの温度を変化させることができる。図3は、セグメント16に電流を効果的に伝送することができるように、導電性充填剤を付加してジャケット14の連続する層が導電性を有するようにした、ガイドワイヤ10の実施形態を示す。セグメント16も抵抗加熱され、この加熱を用いてコア12の形状や剛性を変えやすくすることができる。このような適用例では、セグメント16とコア12との間に、絶縁性を有する層またはセグメント19を設ける。必要に応じて、連続する層の外面上に絶縁層を任意で設けることができる。
別の実施形態では、印加された磁界や電界に反応するように、セグメントまたは連続する層に磁化可能な充填剤を付加することができる。特定の磁化可能な粒子の例としては、鉄、酸化鉄、窒化鉄、炭化鉄、ケイ素鋼、ニッケル、コバルト、低炭素鋼、カルボニル鉄粉、二酸化クロムなどや、これらの少なくとも1つを用いた組み合わせが挙げられる。セグメントに磁化可能な充填剤を付加すると、セグメントに磁界を印加することでセグメントの剛性を変えることができる。印加された磁界によって、セグメント内の充填剤の配向を変えやすくなる。セグメントの剛性は、セグメントに電界を印加することによって変えることができる。電流は、連続する層によって伝送することができる。
さらに別の実施形態では、熱伝導性が高い充填剤をセグメントまたは連続する層に付加することができる。そのような充填剤を導電性充填剤と共に付加すると、セグメントを加熱しやすくなったり、セグメントの剛性を変えやすくなったりなる。セグメントや超音波刺激に反応することができる充填剤を、セグメントや連続する層に付加することもできる。
ジャケット14に用いるセグメントまたは連続する層の剛性は、上述の充填剤を用いることで変えることができる。上述のように、特定のセグメントの剛性をその他のセグメントの剛性に比べて小さくするのが好ましい。セグメントの剛性は、充填剤を付加することによって大きくすることができる。粒子の形状に特定の制約はなく、例えば球状、不規則形状、板状、ひげ状の形状であってもよい。充填剤には、ナノメートルサイズの粒子やマイクロメートルサイズの粒子を用いることができる。通常のナノメートルサイズの粒子の最大寸法の平均は、約200ナノメートル(nm)以下にすることができる。ある実施形態では、粒子の最大寸法の平均を約150nm以下にすることができる。別の実施形態では、粒子の最大寸法の平均を約100nm以下にすることができる。さらに別の実施形態では、粒子の最大寸法の平均を約75nm以下にすることができる。さらにもう1つ別の実施形態では、粒子の最大寸法の平均を約50nm以下にすることができる。上述のように、一般にナノメートルサイズの粒子の最大寸法の平均は、約200nm以下にすることができる。ある実施形態では、90%を超える粒子の最大寸法の平均を約200nm以下にすることができる。別の実施形態では、95%を超える粒子の最大寸法の平均を約200nm以下にすることができる。さらに別の実施形態では、99%を超える粒子の最大寸法の平均を約200nm以下にすることができる。二方式またはそれ以上の多方式の粒子サイズ分布を用いることができる。通常、マイクロメートルサイズの粒子は、最大寸法の平均が約200ナノメートル以上である。
別の実施形態では、ジャケット14が、発泡状のセグメントであって発泡体の孔内に生理活性剤を有するセグメントを備えることができる。生理活性剤は、血管を治療するために孔から放出することができる。ある実施形態では、発泡体が加熱されたときに生理活性剤を放出することができる。別の実施形態では、圧力をかけることで生理活性剤を血管に放出することができる。
別の実施形態では、少なくとも1つのセグメントを可逆的に膨張する物質で製造する。このため、電気的な刺激または熱的な刺激を加えると、セグメントは膨張することができる。ある実施形態では、電気的な刺激または熱的な刺激を解除すると、セグメントが収縮し始めることができる。別の実施形態では、電気的な刺激または熱的な刺激を加え続けると、セグメントが収縮し始める。可逆的に膨張することができるセグメントを用いると、血管の治療中にガイドワイヤの位置を固定することができる。手術中にセグメントを膨張させることで、ガイドワイヤを固定しながら血管の治療を行うことができる。治療が終了すると、セグメントは収縮できるので、ガイドワイヤを血管から除去しやすくなる。
別の実施形態では、セグメントを形状記憶ポリマで製造することができる。そのため、このセグメントは、熱的な刺激を加えると所定の形状に戻すことができる。また形状記憶ポリマで製造したセグメントを用いて、手術中にガイドワイヤ10を血管に固定することもできる。ある実施形態では、あるセグメントと別のセグメントとの間の伝達を行うことができる。したがって、あるセグメントの柔軟性を別のセグメントで制御することができる。セグメント間の伝達は、機械的、電気的、磁気的、または電気機械的に実現することができる。
さらに別の実施形態では、ジャケット14の特定のセグメントとコア12との間にホットメルト接着剤の層を塗布することができる。セグメントをコア12上に押し出す前に、ホットメルト接着剤の層をコア12上に塗布する。ホットメルト接着剤の層により、接着剤が塗布された領域において、コア12とセグメントとの間のあらゆる動きが防止される。その他の領域では、セグメントとコアとの間に接着剤がないので、コアとジャケットとの間の動きが許容される。ある実施形態では、コア12の外面に模様を付けることで、ジャケット14とコア12とを機械的に接着させることができる。
ある実施形態では、先端部に近い位置でコア上に設けられたセグメントにおいて、セグメントとコア12との間の相対運動を防止する接着剤層を設ける。このセグメントと隣接し、先端部に近い位置でコア上に設けられたセグメントには接着剤層を設けず、セグメントとコアとの間の相対運動を許容する。したがって、接着剤を塗布したセグメントを用いることで、接着剤を塗布しないセグメントとコアとの間の滑り運動および/または回転運動を許容することができる。
上述のように、ジャケット14を多層化する場合に、セグメント化された層をコア12上に設けることができ、連続する層をセグメント化された層の上に放射状に設ける。ある実施形態では、連続する層をコア12上に設けることができ、セグメント化された層を連続する層の上に放射状に設ける。
図4に示す押し出し装置を用いて、押し出し処理においてジャケット14のセグメント化された層をコア12上に設けることができる。この処理はダンデノー(Dandeneau)らによる米国特許第4,888,146号に開示されており、その開示内容全体を本願に援用して引用する。図4では、コア12は押し出しヘッド17を横断し、押し出しヘッド17は、押し出し機1,2からそれぞれ押し出された第1の有機ポリマと第2の有機ポリマが押し出しヘッド17を通ってコア12に連続的に送られるように制御装置26によって制御される。コア12は、コア12上に設けられたセグメント化された層と共に、冷却槽または冷却機構22に送られ、その後巻き取りリールまたは巻き取り機構24に送られる。
ガイドワイヤ10が多層化されたジャケットを備える場合、コア12に第2の押し出し処理を行って、コア12に複数の層を設けることができる。図5は、コア12上に多層化されたジャケットを設けることができる実施形態の一例を示す。図5では、コア12が最初に図4に示す押し出しヘッド17に送られ、コア12上にセグメント化された層が設けられる。セグメント化された層が設けられた後、押し出し機3内でガイドワイヤ10に第2の押し出し処理が行われ、ガイドワイヤ10上に第2、第3、または第4の層が設けられる。複数の層は、一連の処理または一括処理で設けることができる。例示する押し出し処理では、コア12上に多層化されたジャケットを設けることができ、米国特許第6,447,835号に開示されるクロスヘッド押し出しを用いる。なお、その開示内容全体を本願に援用して引用する。例えば、コア12上に第1のセグメント化された層を設けた後、ガイドワイヤを直接第2の押し出し処理に送り、セグメント化された層の上に連続する層を設けてジャケット14を形成することができる。
代わりに、クロスヘッド押し出し処理で最初にコア12上に連続する層を設け、次に米国特許第4,888,146号に開示されており図4に示す処理を用いて、連続する層の上にセグメント化された層を設けることができる。
ここに開示するガイドワイヤ10は、手術中にさまざまな方法で用いることができる。ある実施形態では、ガイドワイヤ10上に導電性を有するセグメントを設けた場合、電流を用いてガイドワイヤ10の一部を抵抗加熱し、コアの剛性や形状を変えることができる。
別の実施形態では、ジャケット14が多孔性の発泡層または発泡セグメントを備える場合、血管内の所望の位置に生理活性剤を送って血管の治療を容易に行うことができる。
実施形態の例を参照しながら本発明を説明したが、本発明の範囲を逸脱せずにさまざまな変更を加えたり、構成要素をその均等物で置き換えたりすることができることが、当業者には理解される。また、本発明の本質から逸脱せずにさまざまな変更を行って、特定の状況や物質を本発明の開示内容において用いることもできる。したがって、本発明を実施するための最良の実施形態に開示されている特定の実施形態に本発明を限定する意図はないものとする。
コア12を備え、コア上にジャケット14が設けられており、ジャケットが単一のセグメント化された層を有するガイドワイヤを示す。 コア12上に複数の同心性の層20,22が設けられたジャケット14を備え、1つの層が少なくとも2つのセグメントを有するセグメント化された層であるガイドワイヤ10の一実施形態を示す。 電気的、熱的、または磁気的な応答性を有する充填剤を付加して、ジャケット14の連続層が電気的、熱的、または磁気的な応答性を有するように構成されているガイドワイヤ10の一実施形態を示す。これにより、導電性や熱的または磁気的な応答性を有するセグメント16に対して、電流、磁界、または熱源を伝達したり、これらと反応したりするように、充填剤を効果的に用いることができる。 複数のセグメントを有するジャケット14をコア12上に設けた押し出し機構の一例を示す。 複数のセグメントを有する多層化されたジャケット14をコア12上に設けた押し出し機構の一例を示す。

Claims (25)

  1. ガイドワイヤであって、
    コアと、
    前記コア上に設けられたジャケットであって、前記コア上に放射状に設けられているセグメント化された層を有し、前記セグメント化された層は組成および/または物理的特性が異なる少なくとも2つのセグメントを備えるガイドワイヤ。
  2. 請求項1に記載のガイドワイヤであって、
    前記ジャケットが前記コアを覆い、前記コアと密着するガイドワイヤ。
  3. 請求項1に記載のガイドワイヤであって、
    前記コアが金属または有機ポリマを有するガイドワイヤ。
  4. 請求項3に記載のガイドワイヤであって、
    前記金属が金属合金であり、前記合金がステンレス鋼合金、コバルトクロム合金、形状記憶合金、擬弾性または超弾性を示す形状記憶合金、X線不透過性形状記憶合金、またはこれらの金属の少なくとも1つを用いた組み合わせであるガイドワイヤ。
  5. 請求項3に記載のガイドワイヤであって、
    前記金属合金が300シリーズまたは400シリーズステンレス鋼合金、MP35NまたはL605コバルトクロム合金、ニッケルチタン合金、X線不透過性三元素を有するニッケルチタン合金、無ニッケル形状記憶合金、ベータチタン合金、またはこれらの金属合金の少なくとも1つを用いた組み合わせであるガイドワイヤ。
  6. 請求項1に記載のガイドワイヤであって、
    前記ジャケットが有機ポリマを有するガイドワイヤ。
  7. 請求項1に記載のガイドワイヤであって、
    前記ジャケットが多層化されているガイドワイヤ。
  8. 請求項1に記載のガイドワイヤであって、
    さらに、前記ジャケットが、前記セグメント化された層のセグメントと物理的に接する連続する層を有するガイドワイヤ。
  9. 請求項8に記載のガイドワイヤであって、
    前記連続する層と前記セグメント化された層のセグメントとが、可逆的な膨張性、導電性、磁気的な応答性、熱伝導性、および/または多孔性を有するガイドワイヤ。
  10. 請求項6に記載のガイドワイヤであって、
    前記有機ポリマが、熱可塑性、熱硬化性、または熱可塑性と熱硬化性を組み合わせた特性を有するガイドワイヤ。
  11. 請求項6に記載のガイドワイヤであって、
    前記有機ポリマが、オリゴマ、ホモポリマ、共重合体、ブロック共重合体、グラフト共重合体、交互共重合体、スターブロック共重合体、交互ブロック共重合体、デンドリマ、イオン重合体、またはこれらのポリマの少なくとも1つを用いた組み合わせであるガイドワイヤ。
  12. 請求項6に記載のガイドワイヤであって、
    前記有機ポリマが、ポリアリレンスルフィド、ポリアルキド、ポリスチレン、ポリエステル、ポリアミド、ポリアラミド、ポリアミドイミド、ポリアリレート、ポリアリルスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリイミド、ポリエーテルイミド、ポリテトラフルオロエチレン、ポリエーテルケトン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルケトンケトン、ポリベンゾオキサゾール、ポリオキサジアゾール、ポリベンゾチアジノフェノチアジン、ポリベンゾチアゾール、ポリピラジノキノキサリン、ポリピロメリトイミド、ポリキノキサリン、ポリベンゾイミダゾール、ポリオキシインドール、ポリオキソイソインドリン、ポリジオキソイソインドリン、ポリトリアジン、ポリピリダジン、ポリピペラジン、ポリピリジン、ポリピペリジン、ポリトリアゾール、ポリピラゾール、ポリカルボラン、ポリオキサビシクロナノン、ポリジベンゾフラン、ポリフタリド、ポリアセタール、ポリアンヒドリド、ポリビニルエーテル、ポリビニルチオエーテル、ポリビニルアルコール、ポリビニルケトン、ポリビニルハライド、ポリビニルニトリル、ポリビニルエステル、ポリスルホネート、ポリスルフィド、ポリスルホンアミド、ポリウレア、ポリホスファゼン、ポリシラザン、ポリオレフィン、ポリシロキサン、またはこれらの熱可塑性ポリマの少なくとも1つを用いた組み合わせであるガイドワイヤ。
  13. 請求項1に記載のガイドワイヤであって、
    前記セグメント化された層が、第1の剛性を有する第1のセグメントと第2の剛性を有する第2のセグメントを有するガイドワイヤ。
  14. 請求項13に記載のガイドワイヤであって、
    前記第1のセグメントの剛性が前記第2のセグメントの剛性よりも高く、前記第1のセグメントが前記ガイドワイヤの先端部よりも基部に近い位置に配置されているガイドワイヤ。
  15. 請求項13に記載のガイドワイヤであって、
    前記第1のセグメントの剛性が前記第2のセグメントの剛性よりも高く、前記第1のセグメントが前記ガイドワイヤの基部よりも先端部に近い位置に配置されているガイドワイヤ。
  16. 請求項1に記載のガイドワイヤであって、
    前記セグメントの1つが導電性、多孔性、および/または可逆的な膨張性を有するガイドワイヤ。
  17. 請求項1に記載のガイドワイヤであって、
    前記第1のセグメントが前記第2のセグメントと機械的、熱的、または電気的な伝達を行うガイドワイヤ。
  18. ガイドワイヤの製造方法であって、
    ジャケットをコア上に押し出し、前記ジャケットは前記コア上に放射状に設けられているセグメント化された層を有し、前記セグメント化された層は組成および/または物理的特性が異なる少なくとも2つのセグメントを有するガイドワイヤの製造方法。
  19. 請求項18に記載のガイドワイヤの製造方法であって、
    前記コアがチューブ、ワイヤ、シリンダ、またはこれらの組み合わせであるガイドワイヤの製造方法。
  20. 請求項18に記載のガイドワイヤの製造方法であって、
    さらに、連続する層を前記コア上に押し出して多層化されたジャケットを形成し、前記連続する層が前記セグメント化された層の上に放射状に設けられているガイドワイヤの製造方法。
  21. 請求項20に記載のガイドワイヤの製造方法であって、
    前記連続する層の押し出しが、クロスヘッド押し出しによって行われるガイドワイヤの製造方法。
  22. 血管の治療方法であって、
    ガイドワイヤを前記血管に挿入し、
    前記ガイドワイヤは、コアと、前記コア上に設けられたジャケットとを備え、前記ジャケットは前記コア上に放射状に設けられているセグメント化された層を有し、前記セグメント化された層は組成および/または物理的特性が異なる少なくとも2つのセグメントを有し、
    前記ガイドワイヤ(10)を操作する血管の治療方法。
  23. 請求項22に記載の血管の治療方法であって、
    前記血管の治療において、電気的な刺激または熱的な刺激を用いて1つのセグメントの特性を変える血管の治療方法。
  24. 請求項22に記載の血管の治療方法であって、
    前記血管の治療において、1つのセグメントから生理活性剤を放出する血管の治療方法。
  25. 請求項22に記載の血管の治療方法であって、
    1つのセグメントが前記コアに対して移動不可能であり、別のセグメントが前記コアに対して移動可能である血管の治療方法。
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