JP2008527919A - カラーレシピの変換方法 - Google Patents

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Abstract

第1のレシピ(10)は第1の色料セットを用いて、第2の色料セットを用いる第2のレシピ(50)に変換される。第1のレシピ(10)は第1のモデルと第1のデータベース(20)とを用いてCIE_Lab Estimate(30)に変換される。CIE_Lab Estimate(30)は第2のモデルと第2のデータベース(40)とを用いて第2のレシピ(50)に変換される。

Description

本発明は、一般には、複数の原色の色料をある割合ずつ組み合わせて1つの色を作成するディジタル印刷分野に関し、より特定的には、複数のカラーレシピの印刷方法、および各レシピを評価して最良のレシピを選択する方法に関する。
ディジタル・ハーフトーン・カラー・プルーファ(Digital Halftone Color Proofers)は、シアン、マゼンタ、イエローおよびブラック(CMYK)の色料を用いて、ハーフトーンのビットマップ分解(separations)を生成し、ハーフトーンプルーフを作成する。このようなプルーファの一例には、コダック社製のアプルーバル・ディジタル・カラー・プルーフィング・システム(Approval Digital Color Proofing System)がある。このシステムは、原色をそれぞれ異なる量ずつ用いてレシピカラーを生成することもできる。またこのシステムは、オレンジ、グリーン、ブルー、ホワイト、およびメタリック等の特別なドナーを備え、これらをそれぞれレシピカラーの一成分として用いることもできる。このようなシステムでは、顧客は、CIE_Lab等の色座標系でカラーリクエストをレシピに変換する方法を必要とする。
ディジタル・プルーフィング・システムは様々なバージョンの色料(colorants)を備えることが可能である。例えば、2種類以上のシアン、マゼンタ、イエローおよびブラックを備えて、異なるインキセットをエミュレートできる。新規のドナーセットが利用可能になった時には、顧客が、レシピを一方のドナーセットから他方のドナーセットへと簡単に変換できなければならない。
他のカラー印刷システム、ペイント混合システム、およびインキ調合システムも、要求された色を利用可能な多数の原色色料からどのように表現するかを決定する際に、上記と同じ問題を生じる。新たな原色色料が導入されると、既存の古い原色色料のレシピを新たな色料と互換性のあるレシピに変換しなければならない。
米国特許第5,087,126号(発明者Pochieh)は、測定したポイント間で補間を行って、使用する追加の3つのポイントを生成するステップを含む色推定方法を開示している。Pochiehは、測定した空間より外側のポイントは推定しない。代わりに、要求された色を測定空間内部へ移動させることを教示している。Pochiehの方法は、保存しなければならないポイント数を減じ、高速動作可能である。
米国特許第5,870,530号(発明者Balasubramanian)は、反射率の非線形関数に基づいて追加の色料を選択する方法を開示している。Balasubramanianは、シアン、マゼンタ、およびイエロー(CMY)を、シアン、マゼンタ、イエロー、オレンジ、グリーン、およびブルー(CMYOGB)に変換する方法を開示しており、OGBレベルを上げ、これにより増加した第2の色(secondary colors)の色飽和度を用いて出力画像の飽和度を上げる。Balasubramanianは、出力カラーガモット(色域)を拡大する方法を教示しており、要求された色を忠実に再現する方法は開示していない。
米国特許第4,275,413号(発明者サカモトら)は、要求された色を取り囲む四面体のデータポイントの集まりに対して線形補間を行うことによって色を推定する方法を開示している。この方法は、最少量のデータポイントを用いて色推定を行うので、作業量を最低限に抑えることができる。
米国特許第5,528,386号(発明者Rollestonら)は、レッド、グリーンおよびブルー(RGB)からなる入力信号から、シアン、マゼンタ、イエローおよびブラック(CMYK)の線形カラー出力を生成する方法を開示している。Rollestonらは、希望の色を生成するため、どの位の量のブラックを用いてアンダーカラーを除去するかを決定する方法を、残余CMY成分の調整方法とともに開示している。
米国特許第5,892,891号(発明者Datalら)は、希望する任意の色を得るために4つの色料を用いるシステムを開示している。Datalらは、要求された色を、CMYからなる原色ドナーセットと、さらには拡張したドナーセットと比較して、要求された色がCMYカラーガモットからのものであるか否かを判定する。Datalらは、CMY色空間を3色の組み合わせとブラックとからなるページ群に分割する方法は教示していない。Datalらは、ブラックをCMYセットに加える方法は教示していない。Datalらは、原色セットが色空間の原点をほぼ中心とした3つの色を含まなければならないこと、かつこのカラーガモットを拡張した色を含むカラーセットのガモットと比較する方法を教示している。Datalらは、拡張した色と反対の色を排除することによって出力データセットを作成する方法を開示している。反対の色を排除する方法は、グラフィックアートでハイファイカラー用に用いられる、シアンスクリーンの角度をオレンジに使用し、マゼンタスクリーンの角度をグリーンに使用する方法である。
通常、レッド、グリーン、およびブルー(RGB)成分を用いて指定される色を、シアン、マゼンタ、およびイエロー(CMY)に変換する既存のアルゴリズムは、もっとも近接した3つのポイントに基づいて3線近似を行う。3つという最小数のポイントを用いることで、計算速度を上げ、CMY色料が印刷されている間にインラインで完了できる。RGB入力が与えられると、ルックアップテーブルを用いて3つのCMYポイントを戻す。
RGBからCMYKに変換する際に、ブラックレベルの決定方法を選択しなければならない。また、CIE_Lab等の色料から独立した空間から変換する際には、ブラックレベルを推定する方法も選択しなければならない。第1のCMYK色料から第2のCMYK色料への変換も同様の問題をもつ。ブラックレベルを選択する2つの一般的な方法は、アンダーカラーリムーバル(CCR)と、グレー成分置換(GCR)である。GCRはブラックの最大量を選択する方法と同じである。米国特許第5,528,386号等のその他の方法は、最小量のブラックを選択できる。これら方法はいずれも、CMYK出力の色料の1つを排除する方法は記載していない。
簡潔に述べると、本発明の一実施形態に従えば、第1の色料セットを用いる第1のレシピを第2の色料セットを用いる第2のレシピに変換する。第1のレシピは、第1のモデルと第1のデータベースとを用いてCIE_Lab推定(Estimate)に変換される。CIE_Lab推定は、第2のモデルと第2のデータベースとを用いて第2のレシピに変換される。
本発明の利点は、出力色の各色料は追加材料、追加ロード時間、追加画像化時間、および追加の色料アンロード時間を必要とするので、原色色料の数を減じることである。出力色を3成分に減じることで、ブラックは考えうる3つの色成分の1つとなるので、ブラックレベルをどのように推定するかという問題をなくすことができる。
本発明は、希望色を再現するために最良の3つの色料を選択する方法を開示する。この方法は、カラーコンビネーションCMK,CYK,MYK,MOK,YOK,YGK,CGK,CBKおよびMBKをテストするステップを含む。本発明は、それぞれの解を、希望色がページからどれだけ離れているか、使用するモデルの精度、および再現システムの精度によって評価する。
本発明の利点は、正確な色予測が得られることである。これにより最良の解である方法を選択できる。また、より良好な推定を得るため、追加データポイントまたはより精細な解像度を決定できる。他の利点は、様々な解を評価して、要求された色を得る方法の複数の選択肢を提供できるということである。
本発明の利点は、異なる原色色料を用いる解を提示し評価できることである。これにより在庫の原色色料を用いて解を選択できる。または、要求された色により良好にマッチングするために、以前は考慮されなかった色料を選択することもできる。
本発明の利点は、元のレシピで特別な色料が使用されていなければ、出力レシピで特別な色料を導入しないことである。
本発明では、少なくとも2つのデータベースを作成しなければならない。図1を参照すると、第1のデータベース20は第1の色料セットを用いる。第1のデータベース20を使用して、第1の色料セットを用いて、第1のレシピ10の色の推定(CIE_Lab Estimate)30を行う。第2のデータベース40は第2の色料セットを用いる。これは新たな第2のレシピ50用の色料セットである。第2のデータベース40を第1のデータベース20からのCIE_Lab Estimate(推定:推定値)30とともに使用して、新たな第2のレシピ50を作成する。
出力色の第1のデータベース20を特定の色料の入力レベルの関数として作成するため、量の異なる様々な色料の組み合わせからなるカラーパッチ群を印刷する。このカラーパッチ群を、D50光源、2度オブザーバ(2 degree observer)を使用してCIE_Labの記録が可能な装置で測色する。このような装置は、グレタグマクベス(Gretagmacbeth)社製の製品名スペクトロスキャン(spectroscan)/スペクトロリノ(spectrolino)である。一実施例では、コダック・アプルーバル・ディジタル・カラー・プルーフィング・システム(Kodak Approval Digital Color Profooing System)を使用して、シアンDC02ドナー、マゼンタDM02ドナー、およびブラックDK02ドナーを画像化する。パッチ群の示現には、10ステップにおけるD−49からのシアン濃度クリックの9個のクリック、10ステップにおけるD52からのマゼンタ濃度クリックの9個のクリック、およびブラック濃度のクリック[−61,−52,−42,−32,−20,−8,6,および30]を用いる。コダック・アプルーバル・ディジタル・カラー・プルーフィング・システムでは、シアンDC02濃度クリックは、一定の濃度クリック*0.025+1.17+用紙のシアン濃度によってステータスT濃度に変換される。マゼンタDM02ステータスD濃度は、濃度クリック*0.025+1.25+用紙のマゼンタ濃度に等しい。ブラックDK02ステータスD濃度は、濃度クリック*0.025+1.46+用紙の視覚濃度に等しい。各カラーパッチをグレタグマクベス社製のスペクトロリノで測色し、CIE_Lab値を記録する。データは、各ラインが1つのエントリからなるコンマ区切り形式(CSV)ファイルに置かれ、各ラインは1つのエントリを構成する。各ラインはまた、3つの色成分の濃度クリック設定を含む。データは、ブラック、シアン、マゼンタの順に構成され、マゼンタが一番変化が早く、ブラックが一番遅い。
出力色の第2のデータベース40もまた、量の異なる様々な色料の組み合わせからなるカラーパッチ群を印刷して、特定の色料の入力レベルの関数として作成する。このカラーパッチ群を、D50光源、2度オブザーバを使用してCIE_Labの記録が可能な装置で測色する。このような装置は、グレタグマクベス社製の製品名スペクトロスキャン/スペクトロリノである。一実施例では、コダック・アプルーバル・ディジタル・カラー・プルーフィング・システムを使用して、シアンDC03ドナー、マゼンタDM03ドナー、およびブラックDK03ドナーを画像化する。パッチ群の示現には、10ステップにおけるD−49からのシアン濃度クリックの9個のクリック、10ステップにおけるD−52からのマゼンタ濃度クリック9個のクリック、およびブラック濃度のクリック[−61,−52,−42,−32,−20,−8,6,および30]を用いる。コダック・アプルーバル・ディジタル・カラー・プルーフィング・システムでは、シアンDC02濃度クリックは、一定の濃度クリック*0.025+1.17+用紙のシアン濃度によってステータスT濃度に変換される。マゼンタDM02ステータスD濃度は、濃度クリック*0.025+1.25+用紙のマゼンタ濃度に等しい。ブラックDK02ステータスD濃度は、濃度クリック*0.025+1.46+用紙の視覚濃度に等しい。各カラーパッチをグレタグマクベス社製のスペクトロリノで測色し、CIE_Lab値を記録する。データは、各ラインが1つのエントリからなるコンマ区切り形式ファイルに置かれ、各ラインは1つのエントリを構成する。各ラインはまた、3つの色成分の濃度クリック設定を含む。データは、ブラック、シアン、マゼンタの順に構成され、マゼンタが一番変化が早く、ブラックが一番遅い。
本実施例では、ユーザが、シアン濃度クリック、マゼンタ濃度クリック、およびブラック濃度クリックを第1のレシピ10に入力しなければならない。作成される第1のモデルは、レシピが与えられると、第1のデータベース20を用いて色料レベルの関数としてCIE_Labをモデリングして、CIE_Lab Estimate30を推定する。図2に示すように、第1のレシピに近接したデータポイントのサブセットを用いてこのモデルを作成する。直近データポイント100を見つけるには、第1のデータセット20の各データポイントについて色料差の2乗の和を計算する。SumColorDiffSq=[(色料1−色料1(エントリ))2+(色料2−色料2(エントリ))2+(色料3−色料3(エントリ))2]。ここで、色料1はブラック濃度クリック設定、色料2はシアン濃度クリック設定、色料3はマゼンタ濃度クリック設定であり、色料1(エントリ)はデータベース中の現在のエントリのブラック濃度クリック値、色料2(エントリ)はデータベース中の現在のエントリのシアン濃度クリック値、色料3(エントリ)はデータベース中の現在のエントリのマゼンタ濃度クリック値である。直近データポイント100は、SumColorDiffSqが最小のデータポイントである。
次に、モデル化するデータポイントの第1のサブセット120となる3x3x3アレイのデータの中心点110を見つける。直近ポイント100の座標が得られれば、これら座標を、カラーリクエストについてのデータポイントの中心点110として使用する。直近ポイント100がデータベースのエッジ(辺縁)上にある場合は、サーフェス(表面)のすぐ内側のポイントを使用するよう中心点110を修正する。これは座標をインデックスに対して検査することによって行う。各色料が与えられれば、第1のデータセット中で用いられる最大数のインデックスを見つける。直近ポイント100のある座標がこの色の第1のインデックスと同じならば、中心点110のこの座標を第2のインデックスに設定する。直近ポイント100の座標がこの色の最後のインデックスと同じならば、中心点110のこの座標を最終座標マイナス1に設定する。以上のステップを第1のデータセットの各色について繰り返して、モデル化するポイントの中心点110を求める。
本実施例では、第1のデータセットにはブラックレベルが8つある。直近ポイントのブラックインデックスが1ならば、モデル化する中心点のブラックインデックスを2に設定する。直近ポイントのブラックインデックスが8ならば、中心点のブラックインデックスを7に設定する。それ以外では、直近ポイントのブラックインデックスを、モデル化する中心点のブラックインデックスとして使用する。
中心点110を用いて第1のデータベース20からデータを収集して、第1のサブセット120を満たす。第1のサブセット120のインデックスは、各色の中心点100について−1、0、および+1であり、データポイントの3x3x3アレイを形成する。
次に、データポイントの第1のサブセット120から、測定した色のY1マトリックス130を作成する。この第1のモデルからの出力値が、所与の色料設定のセットに対するCIE_Lab Estimateとなる。Y1マトリックス130は、各列が27個のCIE_L*値、27個のCIE_a*値、および27個のCIE_b*値をもち、27x3のマトリックスを構成する。
次に、データポイントのサブセット120から色料設定のX1マトリックス140を作成する。X1マトリックス140は、第1のモデルで使用するファクタごとに1つの列を含む。最小モデルでは、出力色は色料1、色料2、および色料3の関数である。本明細書では、X1マトリックスに、色料12、色料22、色料32、色料1x色料2、色料2x色料3、および色料3x色料1の列、ならびに1の列を加える。これにより、27行x10列のX1マトリックス140を作成する。各行は、モデル化するポイントを中心にしたデータポイントのサブセットの27行のうちの1行のエントリに対応する。モデル化工程により、各ファクタの傾きを生成する。
次に、第1のベータマトリックス(B1)1=(X1’inv(X1))X1’Y1を計算する。ここでX1はX1マトリックス140であり、X1’はX1マトリクス140の転置であり、inv(X1)はX1マトリックス140の逆マトリックスであり、Y1はY1マトリックス130である。B1マトリックス150は10x3マトリックスとなる。
ベータマトリックス(B1)150を用いて、新たなX1newマトリックス170とベータマトリックス(B1)150とを乗じて、Y1est160を推定する。(Y1est=X1newB1)。ここでX1newマトリックス170は、[色料1、色料2、色料3、色料12、色料22、色料32、色料1x色料2、色料2x色料3、および色料3x色料1、および1]からなる1x10のマトリックスである。Y1est160は、[CIE_L*Estimate、CIE_a*Estimate、およびCIE_b*Estimate]からなる1x3マトリックスである。
例えば、X1new170は、[色料1=ブラック、色料2=シアン、色料3=マゼンタ]の第1のレシピ10からなるマトリックスである。Y1est160は、第1のデータベースを用いた、第1のレシピ10のCIE_Lab Estimate30の色である。
Y1est160の精度は、ドレイパーおよびスミス著の「応用回帰分析」(Applied Regression Analysis by Draper and Smith)(第3版、ノーマン・R・ドレイパーおよびハリー・スミス編集、1998年)に規定されているように、推定のバリアンス(変動)を計算することによって推定できる。図3を参照すると、推定のバリアンス(VarEst1 180)は、VarEst1=X1new(X1’inv(X1)X1new’MSE12を用いて計算できる。ここで、X1new170は第1のレシピ10からなるXマトリックスであり、X1new’はX1newの転置であり、X1は入力色料設定のX1マトリックス140であり、X1’はX1マトリックスの転置であり、inv(X1)はX1マトリックスの逆マトリックスであり、MSE12は平均平方誤差のバリアンスである。
X1new(X1’inv(X1))X1new’は、1x1の解となる。MSE12は3x3マトリックスである。関心のある項は、MSE12マトリックスの対角線上にあり、モデル化した色料のバリアンスに対応する。VarEst1=X1new(X1’inv(X1))X1new’[MSE12(1,1),MSE12(2,2),MSE12(3,3)]に設定する。
MSE12=(Y1’Y1−B1’X1’Y1)/dFResidual1を用いて、MSE12を計算する。ここでY1マトリックス130は、データポイントの第1のサブセット120から測色した出力CIE_Labからなり、Y1’はY1マトリックス130の転置であり、B1はベータマトリックスB1 150であり、B1’はベータマトリックスB1 150の転置であり、dFResidual1は、ベータマトリックスの計算に用いた総自由度からモデルに用いた自由度を引いた残りの自由度である。例えば、27個のエントリからは27個の総自由度が得られる。モデル中で10個の傾きが推定されるので、モデルの構築には10個の自由度が用いられ、17個の自由度が残る(dFResidual=17)。
この第1のモデルはCIE_Lab Estimateを生成する。従って第1の推定のバリアンス(VarEst1 180)は、CIE_Labレベルで表される。バリアンスの平方根はΔEで表す色誤差と同じである。
第1のデータベース20を用いた第1のレシピ10のCIE_Lab Estimate30(Yest1 160)は、第2のドナーデータベース40を用いて第2のレシピ50に変換される。図4を参照すると、CIE_Lab Estimate30(Yest1 160)と第2のデータベース40の各エントリとの差を、各成分の差の二乗の和の平方根に等しいΔEを用いて計算する。ΔE(エントリ)=√[(Yest1(CIE_L*)−(CIE_L*(エントリ))2+(Yest1(CIE_a*)−(CIE_a*(エントリ))2+(Yest1(CIE_b*)−(CIE_b*(エントリ))2]。この差は、2つのCIE_Lab測色値間のΔE差である。続けてこの方法は、第2のデータベース40の第2の直近ポイント200の座標を見出す。実際の動作では、ΔEではなくΔE2を計算することにより追加時間が省ける。これにより検査する各データポイントの平方根を計算するステップを省略できる。CIE_Lab Estimate30に対してΔE2が最小のポイントである直近ポイント200を見つける。
第2の直近ポイント200の座標を、カラーリクエストについてのデータポイントの第2の中心210として使用する。第2の直近ポイント200が第2のデータベース40のエッジ上にある場合は、サーフェスのすぐ内側のポイントを使用するよう第2の中心210を修正する。これは座標をインデックスに対して検査することによって行う。各色料が与えられれば、第2のデータベース40中で用いられる最大数のインデックスを見つける。直近ポイント200のある座標がこの色の第1のインデックスと同じならば、中心点210のこの座標を第2のインデックスに設定する。直近ポイント200の座標がこの色の最後のインデックスと同じならば、中心点210のこの座標を最終座標マイナス1に設定する。以上のステップを第2データベースの各色について繰り返して、モデル化するポイントの中心点210を求める。
本実施例では8つのブラックレベルを用いる。第2の直近ポイントのブラックインデックスが1ならば、モデル化する第2の中心点のブラックインデックスを2に設定する。直近ポイントのブラックインデックスが8ならば、モデル化する第2の中心点のブラックインデックスを7に設定する。それ以外では、第2の直近ポイントのブラックインデックスを、モデル化する第2の中心点のブラックインデックスとして使用する。
次に、第2のデータベース40の各ポイントの座標を検索して、モデル化する第2の中心点210を中心としたデータポイント第2のサブセット220を作成する。各エントリは、CIE_Lab値と色料の入力レベルとから構成される。3つの色料からなるデータベースでは、サブセットは27個のデータポイントからなり、モデル化するポイント群の第2の中心210を中心とするポイントの3x3x3マトリックスを構成する。インデックスは、3つの色料それぞれについて第2の中心点210に対して(−1,0,および+1)である。
次に、データポイントの第2のサブセット220から、色料設定のY2マトリックス230を作成する。第2のモデルは、入力CIE_Lab値に対応する出力色料設定を生成する。Y2マトリックス230は、各列が27個のブラック設定、27個のシアン設定、および27個のマゼンタ設定をもち、27行x3列マトリックスを構成する。
次に、データポイントの第2のサブセット220から測定した色のX2マトリックス240を作成する。X2マトリックス240は、第2のモデルで使用するファクタごとに1つの列を含む。最小モデルでは、出力色料設定をCIE_L*,CIE_a*,およびCIE_b*の関数としてモデル化する。本実施例では、Xマトリックスに、CIE_L*2,CIE_a*2,CIE_b*2,CIE_L*xCIE_a*,CIE_a*xCIE_b*,CIE_b*xCIE_L*の列、および1の列を加える。これにより、27行x10列のX2マトリックスを作成する。各行は、モデル化する第2の中心ポイントを中心にしたデータポイントの27行の第2のサブセットのうちの1行のエントリに対応する。モデル化工程により各ファクタの傾きを生成する。モデル化工程は一般線形モデルであり、当該技術分野で周知である。「応用回帰分析」(第3版、ノーマン・R・ドレイパーおよびハリー・スミス著、1998年)を参照するとよい。
次に、ベータマトリックス(B2)250=(X2’inv(X2))X2’Y2を計算する。ここで、X2はX2マトリックス240、X2’はX2マトリックス240の転置、inv(X2)はX2マトリックス240の逆マトリックス、およびY2はY2マトリックス230である。ベータマトリックスB2 250は10行x3列となる。
ベータマトリックス(B2)250を用いて、新たなX(X2new270)にベータマトリックス(B2)250を乗じて、Y2estimate(Y2est260)を推定する。(Y2est=X2newB2)となる。ここでX2new270は、[CIE_L*new,CIE_a*new,CIE_b*new,CIE_L*new2,CIE_a*new2,CIE_b*new2,CIE_L*newxCIE_a*new,CIE_a*newxCIE_b*new,CIE_b*newxCIE_L*new,および1]からなる1x10マトリックスである。Y2est260は、[色料1設定、色料2設定、色料3設定]からなる1x3マトリックスである。例えば、Y2est260は、[ブラック濃度クリック、シアン濃度クリック、およびマゼンタ濃度クリック]からなる。
色料レベルを推定してカラーリクエストの出力レシピを得るには、X2new270を用いて、X2マトリックス(X2new270)=[Y1est(CIE_L*),Y1est(CIE_a*),Y1est(CIE_b*),Y1est(CIE_L*2,Y1est(CIE_a*2,Y1est(CIE_b*2,Y1est(CIE_L*)xY1est(CIE_a*),Y1est(CIE_a*)xY1est(CIE_b*),Y1est(CIE_b*)xY1est(CIE_L*),および1 ]を構成する。ここで、Y1est(CIE_L*)はY1est160のL*成分、Y1est(CIE_a*)はY1estのa*成分、およびY1est(CIE_b*)はY1est160のb*成分である。こうして、色推定マトリックスY2est260の色料レベルは、X2new270マトリックスにベータマトリックスB2 250を乗じたものに等しくなる。Y2est260は、[色1の色料レベル、色2の色料レベル、および色3の色料レベル]を含み、Y2est260は新たな第2のレシピ50となる。
CIE_Labカラーリクエストの色料レベルを計算後、印刷する色の精度がわかると好都合である。精度を推定するには、まずその色がモデル化した第2のデータベース中にあるかどうかを判定する。そしてモデルの精度を推定する。書かれる色の精度に印刷システムがどのように影響するかを推定する。レシピを最下位色料レベルに丸めることの影響を推定する。最後に、元のCIE_Lab Estimateの精度に、Y1estの推定またはバリアンスを加える。
色が第2のデータベースに含まれなければ、この色はこの色料セットのガモット外であると仮定して、CIE_Labリクエストがガモットからどの程度離れているかを示す量だけ誤差推定を増やす。このガモット誤差を計算するには、まず第2のデータベース40サーフェスポイント群を推定する。図5を参照すると、第2のデータベース中の各エントリについて、各エントリ中の色料ごとに、色料のインデックスが1またはこの色料の最大インデックスならば、このエントリはサーフェスポイントであり、サーフェスサブセット300に含まれる。
サーフェスサブセット中のエントリごとに、エントリとCIE_Lab estimate30との間のΔEとして、Y1est160へのΔEエントリを計算する。直近サーフェスポイント310のCIE_Labを、リクエストに対する最小ΔEエントリとして規定する。各サーフェスポイントのΔE2を計算し、直近サーフェスポイント310をΔE2が最小のポイントとして選択することで、やはり時間が節約できる。
次に、第2のデータベース中のCIE_L*,CIE_a*,CIE_b*の最大値と最小値を見つけて、第2のデータベース40の第3の中心320を見つける。CIE_L*中心点は、CIE_L*Center=(max(CIE_L*)−min(CIE_L*))/2+min(CIE_L*)=(max(CIE_L*)+min(CIE_L*))/2を用いて計算する。同様に、CIE_a*Center=(max(CIE_a*)−min(CIE_a*))/2+min(CIE_a*)=(max(CIE_a*)+min(CIE_a*))/2、ならびにCIE_b*Center=(maxCIE_b*)−min(CIE_b*))/2+min(CIE_b*)=(max(CIE_b*)+min(CIE_b*))/2となる。
次に、Y1estと第3の中心320(第2のデータベースの中心)との距離を次のように計算する。ΔE Request To Center330=((Y1est(CIE_L*)−CIE_L*Center)2+(Y1est(CIE_a*)−CIE_a*Center)2+(Y1est(CIE_b*)−CIE_b*Center)21/2(なお、ΔE Request To Center:ΔE センターへの要求)。ここで、Y1est160はCIE_Lab Estimate30と等しい。その後、直近サーフェスポイント310と第3の中心320(第2のデータベースの中心)との距離を次のように計算する。ΔE Surface To Center340=((CIE_L*Surface−CIE_L*Center)2+(CIE_a*Surface−CIE_a*Center)2+(CIE_b*Surface−CIE_b*Center)21/2(なお、ΔE Surface To Center:ΔEセンターに対するサーフェス)。次に、ガモットインジケータ350=ΔE Request To Center330−ΔE Surface To Center340を計算する。ガモットインジケータ350が0未満ならば、CIE_Lab Estimate160は第2のデータベース40内部にあり、ガモット誤差360を0に設定する。他の場合は、ガモット誤差360を、CIE_Lab Estimate160が第2のデータベース40より外側にあることを示す推定距離であるガモットインジケータ350と同じに設定する。
誤差の次の成分は、第2のデータベース40をモデル化することによる誤差である。この誤差を得るには、ドレイパーおよびスミスが規定するように、モデルについての推定のバリアンスを計算する。図6を参照すると、推定のバリアンス(VarEst2 280)は、VarEst2=X2new(X2’inv(X2))X2new’MSE22を用いて計算できる。ここでX2new270はY1est160からなるXマトリックス、X2new’はX2new270の転置、X2は入力色料設定のX2マトリックス240、inv(X2)はX2マトリックス240の逆マトリックス、およびMSE22はこの第2モデルについての平均平方誤差のバリアンスである。
X2new(X2’inv(X2))X2new’は1x1の解となる。MSE22は3x3マトリックスである。対角線上の各項は、モデル化した色料のバリアンスに対応する。VarEst2=X2new(X2’inv(X2))X2new’[MSE22(1,1),MSE22(2,2),MSE22(3,3)]に設定する。
MSE22は、MSE22=(Y2’Y2−B2’X2’Y2)/dFResidual2を用いて計算する。ここで、Y2マトリックス230はデータポイントのサブセットから測定した出力色料設定からなり、Y2’はY2マトリックス230の転置であり、B2はベータマトリックスB2 250であり、B2’はベータマトリックスB2 250の転置であり、dFResidual2は、ベータマトリックスの計算に用いられる総自由度から、モデル中で用いられる自由度を引いたものとして計算される、残余の自由度である。本実施例では、27個のエントリが合計27個の自由度を与える。モデルは10個のモデル項を推定するので、モデルの構築には10個の自由度が用いられ、残余の自由度は17個となる(dFResidual2=17)。
第2のモデルはCIE_Labリクエストから色料レベルを生成する。このため、推定値のバリアンスは色料レベルについてとなる。CIE_Labを色料レベルの関数としてモデル化することで、色料レベルの変異をCIE_Lab色またはΔEに変換する。第2のモデルは、色料レベルをCIE_Labの関数としてモデル化するベータマトリックスを生成することを留意されたい。この第3のモデルを作成するには、モデル化する第2の中心210を中心とするデータポイントの同じ第2のサブセット220を使用する。
図7を参照すると、まず第2のデータポイントのサブセット220から、測定した色のY3マトリックスを作成する。この第3のモデルからの出力値は、所与の色料設定セットについてのCIE_Lab estimateである。Y3マトリックス430は、27個のCIE_L*値の列と、27個のCIE_a*値の列と、27個のCIE_b*値の列とからなり、27x3マトリックスを形成する。
次に、第2のデータポイントのサブセット220から、色料設定のX3マトリックス440を作成する。X3マトリックス440は、第3モデルで使用される各ファクタについて1つの列を含む。最小モデルとしては、出力色は色料1、色料2、および色料3の関数である。本実施例では、X3マトリックスに、色料12、色料22、色料32、色料1x色料2、色料2x色料3、および色料3x色料1のカラム、ならびに1の列を追加する。これにより、27行x10列のX3マトリックスを形成する。各行は、モデル化する第2の中心点を中心とした27行の第2のデータポイントのサブセットのうちの1行のエントリに対応する。モデル化工程により、各ファクタの傾きを形成する。
次に、ベータマトリックス(B3)450=(X3’inv(X3))X3’Y3を計算する。ここでX3はX3マトリックス440、X3’はX3マトリックス440の転置、inv(X3)はX3マトリックス440の逆マトリックス、Y3はY3マトリックス430である。B3マトリックス450は10x3マトリックスである。
ベータマトリックスB3 450は、新たなX3new470にベータマトリックスB3 450を乗じることによって(Y3est=X3newB3)、Y3est460を推定するのに用いる。ここでX3new470は、[色料1、色料2、色料3、色料12、色料22、色料32、色料1x色料2、色料2x色料3、および色料3x色料1、ならびに1]からなる1x10マトリックスである。Y3est460は、[CIE_L*Estimate、CIE_a*Estimate、およびCIE_b*Estimate]からなる1x3マトリックスとなる。
この第3モデルを使用して、第2モデルの誤差による色誤差を推定する。Y1estが与えられると、第2モデルからY2est=[C1,C2,およびC3]。Y2estが得られれば、新たなX3マトリックス470:X3(Y2est)=[C1,C2,C3,C12,C22,C32,C1xC2,C2xC3,C3xC1,1]を構成する。推定色料レベルの推定色の計算は、Y3est460=X3(Y2est)B3となり、ここでB3はベータマトリックスB3 450である。
次に、一度に1つずつ各色料レベルの最下位桁の変化に対する色を計算する。その後、一度に1つずつ各色料レベルの色差を計算する。最後に、各色差のバリアンス成分を合計して、色の誤差を生成する。
図8を参照すると、色料1の1単位の変化に対する推定色は、ColorEst(C1+1)500=X3(C1+1,C2,C3)B3であり、C1,C2,C3はY2est260と等しい第2のレシピ50の色料レベルであり、X3(C1+1,C2,C3)510は、色料レベルC+1、C2、およびC3からなるX3newマトリックス470であり、B3はベータマトリックスB3 450である。色料1の1単位の変化に対する色誤差は、ΔE(C1+1)560=[[CIE_L*(ColorEst(C1+_1))−CIE_L*(ColorEst(Yest)]2+[CIE_a*(ColorEst(C1+_1))−CIE_a*(ColorEst(Yest))]2+[CIE_b*(ColorEst(C1+_1))−CIE_b*(ColorEst(Yest))]2]1/2である。ここでColorEst(Yest)はY3est460である。
色料2の1単位の変化に対する推定色は、ColorEst(C2+1)520=X3(C1,C2+1,C3)B3であり、C1,C2,C3はY2est260と等しい第2のレシピ50の色料レベルであり、X3(C1,C2+1,C3)530は、色料レベルC、C2+1、およびC3からなるX3newマトリックス470であり、B3はベータマトリックスB3 450である。色料2の1単位の変化に対する色誤差は、ΔE(C2+1)570=[[CIE_L*(ColorEst(C2+_1))−CIE_L*(ColorEst(Yest)]2+[CIE_a*(ColorEst(C2+_1))−CIE_a*(ColorEst(Yest))]2+[CIE_b*(ColorEst(C2+_1))−CIE_b*(ColorEst(Yest))]2]1/2である。ここでColorEst(Yest)はY3est460である。
色料3の1単位の変化に対する推定色は、ColorEst(C3+1)540=X3(C1,C2,C3+1)B3であり、C1,C2,C3はY2est260と等しい第2のレシピ50の色料レベルであり、X3(C1,C2,C3+1)550は、色料レベルC、C2、およびC3+1からなるX3newマトリックス470であり、B3はベータマトリックスB3 450である。色料3の1単位の変化に対する色誤差は、ΔE(C3+1)580=[[CIE_L*(ColorEst(C3+_1))−CIE_L*(ColorEst(Yest)]2+[CIE_a*(ColorEst(C3+_1))−CIE_a*(ColorEst(Yest))]2+[CIE_b*(ColorEst(C3+_1))−CIE_b*(ColorEst(Yest))]2]1/2である。ここでColorEst(Yest)はY3est460である。
図9は、モデルによる色の誤差の計算を示す。まず、モデルのバリアンスを計算する。第1の色料によるモデルバリアンスはVarModelC1 590=VarEst2(1)280a x[ΔE(C1+1)560]2。第2の色料によるモデルバリアンスはVarModelC2 600=VarEst2(2)280b x[ΔE(C2+1)570]2。第3の色料によるモデルバリアンスはVarModelC3 610=VarEst2(3)280cx[ΔE(C3+1)580]2。総モデルバリアンス=各バリアンスの和=VarModelTotal620=VarModelC1+VarModelC2+VarModelC3。モデルによるΔEの予想変動は、VarModelTotalの平方根である。
本発明はまた、図10に示すように、各色料のバリアンスを計算することによって、各色料の1単位の変化による変動を計算できる。第1の色料の1単位の変化によるバリアンスは、VarC1 630=(1単位変化640)2x[ΔE(C1+1)560]2である。第2の色料の1単位の変化によるバリアンスは、VarC2 650=(1単位変化640)2x[ΔE(C2+1)570]2である。第3の色料の1単位の変化によるバリアンスは、VarC1 660=(1単位変化640)2x[ΔE(C3+1)580]2である。1単位の変化による総バリアンスは、VarC123 670=VarC1 630+VarC2 650+VarC3 660である。システムの精度が各色につき±1単位とすると、各色料レベルの1単位変化による予想変動がシステム誤差680となる。このシステム誤差680は、ΔEに関するVarC123 670の平方根である。
この推定は、システムが出力濃度を色料ごとに1単位ユニット内にうまく保持するか否かによって修正可能であることを留意されたい。またこの推定は、印刷システムの精度が色料設定に左右される場合は、色料設定に基づいてもよい。
色料設定を直近の単位に丸めることによる誤差は、図11に示すように計算できる。第1の色料を丸めることによるバリアンスは、VarRC1 730=(0.5単位変化740)2x[ΔE(C1+1)560]2。第2の色料を丸めることによるバリアンスは、VarRC2 750=(0.5単位変化740)2x[ΔE(C2+1)570]2。第3の色料を丸めることによるバリアンスは、VarRC3 760=(0.5単位変化740)2x[ΔE(C3+1)580]2。丸めによる総バリアンスは、VarRC123 770=VarRC1 730+VarRC2 750+VarRC3 760。各色料レベルを丸めることによる予想変動が丸め誤差780となる。この丸め誤差780は、ΔEに関するVarRC123 770の平方根である。
図12は、全体の精度が、ガモット誤差±モデルによる誤差、システムによる誤差、および丸めによる誤差に等しいことを示す。モデル、システム、および丸めによる誤差は、無作為に考慮され、互いに相関させて考慮することはない。したがって、各バリアンスの合計の平方根を用いて全体精度を推定する。ガモット誤差は、CIE_Labリクエストがデータベースのガモット外で希望の色を得る手段がないことから、ランダム誤差に追加される。ランダム誤差はガモット誤差を中心として置かれる。CIE_Labリクエストがデータベース内ならば、ガモット誤差は0となる。出力色の公式精度は、ガモット誤差±ランダム誤差800であり、ランダム誤差800=(VarModelTotal620+VarC123 670+VarRC123 770)1/2である。
精度の推定はまた、VarEst1Total790=Var1Est1(1)2+VarEst1(2)2+VarEst1(3)2に等しい量をランダム誤差800に加えることで、第1のドナーセットを用いて元の第1のレシピをCIE_Labに変換する精度を含むこともできる。これにより誤差推定810は、ガモット誤差360±√[VarModelTotal620+VarC123 670+VarRC123 770+VarEst1Total790]に等しくなる。
本実施例では、ブラック、シアン、およびマゼンタ色料からなるデータベースを記載している。第1のレシピは他の色料で構成してもよい。関心のあるカラーコンビネーションごとに、第1のデータベースに追加データベースページを加えてもよい。例えば、第1のデータベースに、ブラック、マゼンタ、およびイエローの色料を用いる他のページを加えてもよい。コダック・アプルーバル・ディジタル・カラー・プルーフィング・システムを用いて、マゼンタDM02、イエローDY01、およびブラックDK02ドナーを示現できる。カラーパッチ群は、10ステップにおいてD−52からマゼンタ濃度クリックの9個のクリック、11ステップにおいてD−59からのイエロー濃度クリックの9個のクリック、および8個のブラック濃度クリック[−61,−52,−42,−32,−20,−8,6,および30]とを用いて画像化した。コダック・アプルーバル・ディジタル・カラー・プルーフィング・システムでは、イエローDY01濃度クリックは、一定の濃度クリック*0.0125+0.73+用紙のイエロー濃度によってステータスT濃度に変換される。カラーパッチ群は、グレトガマクベス社製のスペクトロスキャン/スペクトロリノで読み出した。追加ページを同じ方法を用いて元の第1のデータベースのページとして処理して、所与のブラック、マゼンタ、およびイエロー色料設定のCIE_Lab Estimateを作成した。
コダック・アプルーバル・ディジタル・カラー・プルーフィング・システムはまた、マゼンタDM03、イエローDY03、およびブラックDK03ドナーの示現にも用いた。パッチ群は、10ステップにおいてD−52からのマゼンタ濃度クリックの9個のクリック、13ステップにおいてD−77からのイエロー濃度クリックの9個のクリック、[−61,−52,−42,−32,−20,−8,6,および30]の8個のブラック濃度クリックとを用いて画像化した。コダック・アプルーバル・ディジタル・カラー・プルーフィング・システムでは、イエローDY03濃度クリックは、一定の濃度クリック*0.0125+0.95+用紙のイエロー濃度によるステータスT濃度に変換される。カラーパッチ群は、グレトガマクベス社製のスペクトロスキャン/スペクトロリノを用いて読み出した。このページを第2データベースに加えて、同じ方法を用いて元の第2データベースの元ページとして処理して、第1のドナーセットを用いて第1のブラック、マゼンタ、およびイエローレシピから作成した所与のCIE_Lab estimateについてCIE_Lab Estimateを作成した。
拡張した第1のデータベースは、以下のドナーのページを用いて作成した:[ブラックDK02,シアンDC02,およびマゼンタDM02],[ブラックDK02,マゼンタDM02,およびイエローDY01],[ブラックDK02,シアンDC02,およびイエローDY01],[シアンDC02,マゼンタDM02,イエローDY01],[ブラックDK02,マゼンタDM02,オレンジDO01],[ブラックDK02,イエローDY01,およびオレンジDO01],[ブラックDK02,イエローDY01,およびグリーンDG01],[ブラックDK02,シアンDC02,およびグリーンDG01],[ブラックDK02,シアンDC02,およびブルーDB01],[ブラックDK02,マゼンタDM02,ブルーDB01],ならびに[シアンDC02,マゼンタDM02,ブルーDB01]。
拡張した第2のデータベースは、以下のドナーのページを用いて作成した:[ブラックDK03,シアンDC03,およびマゼンタDM03],[ブラックDK03,マゼンタDM03,およびイエローDY03],[ブラックDK03,シアンDC03,およびイエローDY03],[シアンDC03,マゼンタDM03,イエローDY03],[ブラックDK03,マゼンタDM03,オレンジDO01],[ブラックDK03,イエローDY03,およびオレンジDO01],[ブラックDK03,イエローDY03,およびグリーンDG01],[ブラックDK03,シアンDC03,およびグリーンDG01],[ブラックDK03,シアンDC03,およびブルーDB01],[ブラックDK03,マゼンタDM03,ブルーDB01],ならびに[シアンDC03,マゼンタDM03,ブルーDB01]。
第1のレシピが与えられると、第1のデータベースの各ページについてCIE_Lab Estimateを計算できる。次いで、第2のデータベースの対応するページを用いて第2のレシピを計算できる。または、拡張した第1のデータベースの対応するページを用いて、第1のレシピからCIE_Lab Estimateを計算する。次いで、拡張した第2のデータベースの各ページを用いてレシピを計算する。その後、ガモット誤差とランダム誤差とを用いて解を並べ替え、最良のものを選びだす。
本実施例では、等間隔に増分するシアンおよびマゼンタ色料の入力レベルを用いている。ブラックで示すように非線形増分を用いてもよいことを理解されたい。または、3つすべての色料に線形増分を用いてもよい。
本実施例では、ブラック、シアン、およびマゼンタの8x9x9アレイを用いて、用紙からプリンタの最大濃度設定までのデータを用いている。データベースのページは、中立点近傍のデータのみ、または印刷機のプロセスレッド等の他のカラーターゲットをモデル化するように作成してもよいことを理解されたい。
本発明は、様々な色料セットの様々な色料を用いて、例えばコダック・アプルーバル・シアンDC03、シアンDC04、シアンDC05、マゼンタDM01、マゼンタDM03、マゼンタDM04、イエローDY02、イエローDY03、イエローDY04、およびブラックDK03等とともに用いることができる。本発明は、得られた出力色料をガモット誤差2とランダム誤差2との和に従ってランク付けすることで、ある色料と他の色料とを比較できる。
上記の説明では、本発明は、第2のデータベースの複数のページから自動的に1つの解を戻して、第1のレシピのセットを第2のレシピのセットに変換するように用いている。本発明は、元レシピ中の色だけを用いるように制約してもよいし、またはマッチングを向上するため、異なる色の複数のページにわたってチェックするようにしてもよい。本発明はまた、例えばオレンジ、グリーン、およびブルー等の追加色料がより良い解を与えるかどうかを判定するために用いた。第2のデータベースのどのカラーページがより良好な解を与えるかを判定するため、ガモット誤差2とランダム誤差2との和を用いて出力レシピをランク付けした。
本発明はまた、第1のデータベースからのレシピを第2のデータベースからの複数のレシピに変換するのに用いた。例えば、ブルーレシピは、色料セット[シアン、マゼンタ、およびブラック]、[シアン、ブルー、およびブラック]、ならびに[シアン、マゼンタ、およびイエロー]から構成できる。この使用法では、本発明は、複数のレシピをガモット誤差2とランダム誤差2との和を用いて計算したランキングに基づいて並べ替えた順序で戻すように用いた。
上記の実施例では、第1のデータベースに4色データページは含まない。だが当業者ならば、シアン、マゼンタ、イエロー、およびブラックからなるページを含むようにすることは容易と考える。そして、これら4色の関数としてCIE_Labをモデル化し、所与の4色レシピについてCIE_Labを推定する。その後、拡張した第2のデータベースの各ページについて、レシピ、ガモット誤差、およびランダム誤差を推定して、CIE_Lab推定を3色レシピに変換できる。この解を、ガモット誤差2+ランダム誤差2の和を用いてソートする。最小の和の二乗誤差をもつレシピを選択する。当業者ならば、この方法を、第1のデータベースの任意の4色セットを用いて実行することは容易である。
上記の実施例は、コダック・アプルーバル・ディジタル・プルーフィング・システムで画像化したデータベースを用いたが、他の色料システムでも本発明を用いてレシピを作成できることを理解されたい。例えば、濃度の異なる3色のカラーインキを用いて、インクジェット印刷システムをモデル化してデータベースを作成してもよい。本発明を用いて、1つのインキセットからのレシピを他のインキセットからのレシピに変換できる。
データベースの作成は、バイナリ・プルーフィング・システムを用いて、明度(tint)レベルの異なるあるハーフトーンスクリーン線・角度のハーフトーンスクリーンで網掛けした3つの色料を用いて行ってもよい。または、バイナリ・プルーフィング・システムを用いて、明度レベルの異なるストキャスティクス・スクリーンを用いて網掛けした3つの色料を用いてデータベースを作成してもよい。本発明は、ソリッドカラー(特色印刷)、網掛けカラー(screened color)、または任意の種類の変調パターンを用いて構成した色のモデル化に使用できる。本発明は、また、1のスクリーニングシステムから他のシステムへのレシピの変換に用いることができる。
本発明は、網掛けしたシステム(screened system)から連続システムへ、または連続システムから網掛けシステムへのレシピの変換に用いることができる。第1のデータベースを網掛けしたシステムからのものとし、第2のデータベースを銀ハロゲン化物印刷等の連続装置からのものとしてもよい。
データベースの作成は、レベルの異なる3つの原色顔料からなる色料をもつペンキを用いて行うことができる。本発明は、あるセットの顔料からのレシピを他のセットの顔料からのレシピに変換するのに用いることができる。
上記に記載したすべの場合において、本発明は、異なる色料セットまたは種類の異なる原色色料から、最良のレシピを選択するのに用いることができる。本発明はまた、互いに異なるがほぼ同じである原色色料のセットからレシピを選択するのに用いることができる。
本発明の概略を示すブロック図である。 第1のレシピからCIE_Lab Estimateを計算する方法の詳細を示す図である。 第1のデータベースを用いてCIE_Lab Estimateのバリアンスを計算する方法を示すブロック図である。 CIE_Lab Estimateと第2のデータベースとから第2のレシピを計算する方法の詳細を示すブロック図である。 第2のレシピと第2のデータベースとのガモット誤差を計算する方法の詳細を示すブロック図である。 第2のレシピの推定のバリアンスを計算する方法を示すブロック図である。 第2のデータベースを用いるレシピの色を予測する第3のモデルの計算の詳細を示すブロック図である。 第2のレシピ内で各色料の1単位変化による誤差を計算する方法のブロック図である。 第2のデータベースのデータのモデリングによる第2のレシピの誤差を計算する方法のブロック図である。 各色料に対する精度レベル1単位変化でシステム中の誤差を計算する方法のブロック図である。 3つの色料それぞれに対して最下位値1単位にレシピを丸めることによる第2のレシピの誤差の計算方法のブロック図である。 第2のレシピの誤差推定の計算を示すブロック図である。
符号の説明
1 第1レシピ、20 第1データベース、30 CIE_Lab Estimate(推定:推定値)、40 第2データベース、50 第2レシピ、100 直近ポイント、110 中心ポイント、120 第1サブセット、130 Y1マトリックス、140 X1マトリックス、150 ベータマトリックスB1、160 Y1est、170 X1newマトリックス、180 CIE_Lab estimateのバリアンスVarEst1、200 第2直近ポイント、210 第2中心、220 第2サブセット、230 Y2マトリックス、240 X2マトリックス、250 ベータマトリックスB2、260 Y2est、270 X2newマトリックス、280 第2レシピのバリアンスVarEst2、280a VarEst2(1)、280b VarEst2(2)、280c VarEst2(3)、300 サーフェスサブセット、310 直近サーフェスポイント、320 第3中心、330 ΔE RequestToCenter、340 ΔE SurfaceToCenter、350 ガモットインジケータ、360 ガモット誤差、430 Y3マトリックス、440 X3マトリックス、450 ベータマトリックスB3、460 第2データベースを用いたレシピの色推定Y3est、470 X3newマトリックス、500 色料1の1単位の変化に対する推定色ColorEst(C1+1)、510 色料1の1単位の変化に対するX3newマトリックスX3(C1+1,C2,C3)、520 色料2の1単位の変化に対する推定色ColorEst(C2+1)、530 色料2の1単位の変化に対するX3newマトリックスX3(C1,C2+1,C3)、540 色料3の1単位の変化に対する推定色ColorEst(C3+1)、550 色料3の1単位の変化に対するX3newマトリックスX3(C1,C2,C3+1)、560 色料1の1単位の変化に対する色誤差ΔE(C1+1)、570 色料2の1単位の変化に対する色誤差ΔE(C2+1)、580 色料1の1単位の変化に対する色誤差ΔE(C3+1)、590 VarModelC1、600 VarModelC2、610 VarModelC3、620 VarModelTotal、630 VarC1、640 1単位の変化、650 VarC2、660 VarC3、670 VarC123、680 システム誤差、730 VarRC1、740 0.5単位の変化、750 VarRC2、760 VarRC3、770 VarRC123、780 丸め誤差、790 VarEst1Total、800 ランダム誤差、810 誤差推定。

Claims (16)

  1. 第1の色料セットを用いる第1のレシピを、第2の色料セットを用いる第2のレシピに変換する方法であって、
    前記第1のレシピを、第1のモデルと第1のデータベースとを用いてCIE_Lab 推定に変換し、
    前記CIE_Lab推定を、第2のモデルと第2のデータベースとを用いて前記第2のレシピに変換する方法。
  2. 請求項1に記載の方法において、
    前記第1のデータベースは、第1の色料、第2の色料、および第3の色料からなるページ群を含む方法。
  3. 請求項1に記載の方法において、
    前記第2のデータベースは、第4の色料、第5の色料、および第6の色料からなるページ群を含む方法。
  4. 請求項1に記載の方法において、
    前記第1のデータベースは第1の色料、第2の色料、および第3の色料からなるページ群を含み、
    前記第2のデータベースは、第4の色料、第5の色料、および第6の色料からなるページ群を含み、
    前記第4の色料は前記第1の色料と同色であり、
    前記第5の色料は前記第2の色料と同色であり、
    前記第6の色料は前記第3の色料と同色である方法。
  5. 請求項1に記載の方法において、
    前記第1のデータベース中の少なくとも1ページは4つの色料を含む方法。
  6. 請求項2に記載の方法において、
    前記第1のデータベース中のページ群は、[シアン、マゼンタ、およびブラック]、[シアン、イエロー、およびブラック]、[マゼンタ、イエロー、およびブラック]、[シアン、マゼンタ、およびイエロー]、[シアン、ブルー、およびブラック]、[シアン、グリーン、およびブラック]、[マゼンタ、ブルー、およびブラック]、[マゼンタ、オレンジ、およびブラック]、[イエロー、オレンジ、およびブラック]、[イエロー、グリーン、およびブラック]、[シアン、マゼンタ、およびブルー]、[マゼンタ、イエロー、およびオレンジ]、または[イエロー、グリーン、およびシアン]からなるグループから選択した少なくとも1つのセットを含む方法。
  7. 請求項3に記載の方法において、
    前記第1のデータベース中のページ群は、[シアン、マゼンタ、およびブラック]、[シアン、イエロー、およびブラック]、[マゼンタ、イエロー、およびブラック]、[シアン、マゼンタ、およびイエロー]、[シアン、ブルー、およびブラック]、[シアン、グリーン、およびブラック]、[マゼンタ、ブルー、およびブラック]、[マゼンタ、オレンジ、およびブラック]、[イエロー、オレンジ、およびブラック]、[イエロー、グリーン、およびブラック]、[シアン、マゼンタ、およびブルー]、[マゼンタ、イエロー、およびオレンジ]、または[イエロー、グリーン、およびシアン]からなるグループから選択した少なくとも1つのセットを含む方法。
  8. 請求項1に記載の方法において、
    前記第1のモデルは前記第1のデータベース中のデータのサブセットに基づく方法。
  9. 請求項1に記載の方法において、
    前記第1のモデルは前記第1のデータベース中のデータのサブセットに基づき、サブセットは、前記第1のレシピ中の濃度クリック設定と前記第1のデータベース中の各データポイントの濃度クリック設定との距離がもっとも短いポイントとして規定される直近データポイントを含む方法。
  10. 請求項9に記載の方法において、前記サブセットは3x3x3アレイのデータポイント群である方法。
  11. 請求項10に記載の方法において、前記サブセットの中心点は、前記直近データポイント、または前記直近データポイントに次ぐポイントである方法。
  12. 第1のドナーセットを用いる第1のレシピを、第2のドナーセットを用いる第2のレシピに変換する方法であって、
    前記第1のレシピを、第1のモデルと第1のデータベースとを用いてCIE_Lab Estimateに変換し、
    前記CIE_Lab推定を、第2のデータベース中の各ページからのモデルを用いて一組の第2のレシピに変換し、
    前記第2のデータベース中の各ページから、前記第2のレシピのそれぞれについて、ガモット誤差およびランダム誤差を計算し、
    前記ガモット誤差の2乗と前記ランダム誤差の2乗との最小の和で、前記第2のレシピを選択する方法。
  13. 請求項12に記載の方法において、前記各ランダム誤差は、前記第1のレシピの前記CIE_Lab値の推定誤差のバリアンス成分を含む方法。
  14. 請求項12に記載の方法において、前記第2のレシピのそれぞれについての前記ランダム誤差は、前記モデルのバリアンス成分を含む方法。
  15. 請求項12に記載の方法において、前記第2のレシピのそれぞれについての前記ランダム誤差は、前記レシピの再現精度の誤差のバリアンス成分を含む方法。
  16. 請求項12に記載の方法において、前記第2のレシピのそれぞれについての前記ランダム誤差は、丸めによる誤差のバリアンス成分を含む方法。
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