JP2008526324A - 下顎を前方移動させる方法及び装置 - Google Patents

下顎を前方移動させる方法及び装置 Download PDF

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Abstract

患者の下顎を前進又は突出位置で保持する歯科矯正装置(100)であって、下顎を覆う歯肉に当接することで下顎後退に抵抗する口腔内前方下顎当接面(125)と、口腔内前方下顎当接面(125)と反対方向に支える上顎外前方上顎当接面と、を備える。口腔内前方下顎当接面と上顎外前方上顎当接面との相互作用により発生する歯科矯正装置の回転に抵抗するために、矯正装置には、口腔内後方上顎当接面(140)を設ける。上顎当接面及び/又は下顎当接面の相対位置を、ユーザの条件に適合するよう調節してもよい。
【選択図】 図1

Description

(関連出願の相互参照)
本出願では、2005年1月10日に出願されたオーストラリア国特許仮出願第2005900090号から優先権を主張するものであり、当該出願の内容は引用することによりここに組み込まれているものとする。
本発明は、歯科用矯正器具及び歯科用矯正器具を使用する方法に関する。特に、本発明は、突出位置で下顎を保持する方法及び装置に関する。
正常な呼吸中には、空気は鼻を通り、喉の奥、例えば軟口蓋、口蓋垂及び舌の柔構造を通過する。人が覚醒状態のときには、筋肉で気道を開いたまま維持するが、睡眠中は、これらの筋肉は弛緩して、問題を引起す可能性がある。いびき、上気道抵抗症候群(UARS)、及び閉鎖性睡眠時無呼吸症候群(OSA)等の睡眠呼吸障害は、舌がしばしば閉塞に関与して、気道を少なくとも部分的に閉塞する場合に発生すると考えられている。OSAの間、舌は喉の奥に吸込まれ、完全に気流を妨げてしまう。脳の酸素濃度が十分に低くなると、睡眠者はある程度覚醒し、筋肉が再び収縮して気道を開ける。こうした気道の周期的閉塞は、心停止や死亡に繋がる可能性がある循環器系疾患に関与する等、重大な悪影響を及ぼし得る。
多くの有効な治療方法、例えば手術、経鼻持続陽圧呼吸療法(CPAP)及び矯正装置の使用等がある。矯正装置は、一般的に小型で着用が容易で比較的安価なために、増々人気のある選択肢になっている。矯正装置の別の利点は、治療により症状の改善が可能で非侵襲性である点である。
下顎前方移動装置(MAD)は突出位置に下顎を保持するのに用いられる矯正装置の一種で、該装置は睡眠呼吸障害の治療に効果的であることが証明されている。突出位置で下顎を保持すると、気道を開放して、舌が呼吸に影響を与える可能性を減少させて、睡眠呼吸障害の症状を抑制するのに有用なことが明らかになっている。
ボイル・アンド・バイトタイプのMADは既製で、柔らかい熱可塑性材料で裏張りされており、該材料を患者の自宅で患者の歯に対して成型するものである。MADは主に切歯で下顎に係合させるが、そのため2〜3本の歯だけに亘り前方移動力を印加する。こうしたMADは比較的安価で使い易いが、一方で患者によっては過度の力を下前歯に印加する可能性があり、それが原因でやがて不快感、歯の移動及び装置の装着に関する問題を引き起し得るという短所がある。別の潜在的問題としては、MADは一旦患者に対して成型してしまえば調節不可能で、様々な患者への使用可能性が限定されてしまう点がある。更にまた、患者によっては、口腔内でMADを支えるための上下両顎の健康的な歯茎及び歯を持たない可能性がある。
別の例は、臨床製作するMADであり、このMADは、歯科医の立ち会いを、歯及び歯茎の型を作製するために使用する口腔印象を採得するのに必要とする。これらの型を次に使用して、歯の被せ物を作製して上下歯全てを覆い、下顎を突出させ、気道の開放を助ける。臨床製作するMADでもまた、歯に過剰な力が掛かり、その結果痛みや歯の移動を齎す可能性がある。その上、臨床製作するMADは、健康な歯茎と歯の両方が必要なため、患者の歯の条件に応じて製作するには問題がある可能性がある。
本明細書に含めた、文献、行為、材料、装置、製品等に関する解説は、単に本発明の背景を提供する目的のためのものである。これらの内容の何れか又は全てが、部分的に従来技術の基礎を成すこと、又は本出願の各クレームの優先日前に存在したものであったために、本発明に関連する分野での共通の一般知識であったことを、認めるものではない。
本明細書を通して、単語“備える(comprise)”、或は“備える(comprises)”又は“備える(comprising)”等のバリエーションについては、記述した要素、整数又は工程、又は要素、整数又は工程の群を包含することを意味するが、如何なる他の要素、整数又は工程、又は要素、整数又は工程の群を除外することを意味しない、と理解される。
第1態様によれば、本発明は、患者の下顎を突出位置で保持する歯科矯正装置を提供し、該歯科矯正装置には:
患者の下顎を覆う歯肉に当接することで下顎後退に抵抗する口腔内前方下顎当接面;
口腔内前方下顎当接面と反対方向に支える上顎外前方上顎当接面;及び、
口腔内前方下顎当接面と上顎外前方上顎当接面との相互作用により発生する歯科矯正装置の回転に抵抗するための口腔内後方上顎当接面、を備える。
別の態様では、本発明は、患者の下顎を突出位置で保持する方法を提供し、該方法には:
下顎の後退に、下顎を覆う歯肉に口腔内前方下顎当接面を当接させることで、抵抗すること;
口腔内前方下顎当接面を上顎外前方上顎当接面と反対方向に支えること;及び、
口腔内前方下顎当接面と上顎外前方上顎当接面との相互作用により発生する回転に対して、口腔内後方上顎当接面で、支えること、
を備える。
また更なる態様では、本発明は、口腔内前方下顎当接面、及び/又は上顎外前方当接面及び/又は口腔内後方上顎当接面を備える。
本発明の1実施例では、前方上顎当接面を凹形とし、好適には、前方下顎当接面を、上顎骨を覆う組織の形状に心地良くフィットし、合致する形状のものとする。本発明の別の1実施例では、前方上顎当接面を口腔外とし、該当接面で鼻下の上顎骨を覆う軟組織を押圧する。
本発明の別の1実施例では、前方上顎当接面を調節可能に矯正装置に取付け、それにより下顎の突出程度を制御可能にする。
本発明の更に別の1実施例では、矯正装置には、下顎が突出位置に存在する際に舌に接触する舌当接面を備える。舌当接面を、舌を前方位置、及び/又は押下位置で保持するよう構成して、舌が気道を閉塞するのを防いでもよい。本発明の他の実施例では、矯正装置を、患者を快適にするよう舌に十分な空間を与えて成形してもよい。
本発明の更なる実施例では、口腔内前方下顎当接面を凸状とし、1実施例では、当接面を熱可塑性エラストマ材料で形成し、該当接面を下顎を覆う歯肉に心地良くフィットする形状のものとする。好適には、口腔内前方下顎当接面を、シリコーンゴム製とする。
本発明の別の1実施例では、矯正装置には、患者の口腔内における矯正装置の側方移動に抵抗するための少なくとも1つのガイド面を備える。好適には、矯正装置には、矯正装置を配置するための、少なくとも2つのガイド面を有する。
また更なる実施例では、矯正装置には軟口蓋当接面を備え、該当接面を患者の軟口蓋を支持するよう構成し、好適には該軟口蓋当接面を、軟口蓋表面に即した形状のものとする。
好適な実施例によっては、矯正装置に空気孔を備えて、空気流が装置を通るのを促進する。
1実施例では、矯正装置には、下側歯列及び/又は上側の歯列に装着するよう構成した歯安定プレートを更に備える。
(発明を実施するための最良の形態)
本発明の例について、次に添付図を参照して記述する。
本明細書において、“下顎面”は、下顎の前方部分に関する又は付属する、全てのものを含む、と解釈される。前方下顎面に関する非限定的な例には、骨、歯肉又は歯茎、歯、義歯及び他の固定した又は取外可能な器具を含む。
本明細書では、“上顎面”は、上顎に関する又は付属する、全てのものを含む、と解釈される。上顎面に関する非限定的な例には、骨、歯茎、歯、義歯又は他の固定した又は取外可能な器具を含む。
図面を参照すると、図1で説明する実施例の矯正装置100には、口腔外部材105及び患者の口腔内側にフィットするよう構成した口腔内部材110を含む。部材105及び110を、ステンレス鋼製とする。或は、かかる口腔外部材及び口腔内部材を、硬質熱可塑性樹脂から作製できる。熱可塑性材料は熱で軟化でき、それらの形状を操作可能だが、適当な熱可塑性材料の例としては、アクリル、硬いデュロメータ硬度のポリプロピレン、メチル酢酸ビニル、エチル酢酸ビニル、ポリエチレン及び硬いデュロメータ硬度のウレタンが挙げられる。
凹形前方上顎当接面115を、ねじボルト120で部材105に取付けて示している。図示したように、前方上顎当接面115を僅かに唇の方へ傾斜させて、鼻下の上顎骨を覆う組織とより均一に接触させる。前方上顎当接面115を、鼻を通る空気流に殆ど影響を与えない又は妨害しないように、配置する。
本発明の他の実施例では、かかる前方上顎当接面を矯正装置に、摺動する仕組み又は当該技術分野で既知な他の任意の手段で、調節可能に取付けてもよい。更に他の実施例では、かかる前方上顎当接面を、矯正装置本体に永久的に固着可能である。
図1で示す本発明の実施例では、前方上顎当接面115を、エラストマ材料製で、鼻下の上顎骨を覆う軟組織及び皮膚に心地良くフィットする形状に作製する。適当な熱可塑性材料の例として、カプロラクトン、ポリカプロラクトン、1、4-ジブタンジオールポリエステル、2-オキセパノン又はシリコーンゴムが挙げられる。
図1の実施例の前方下顎当接面125は、凸状帯体であり、部材130によって部材110に取着している。前方下顎当接面125により、下顎を覆う歯肉を押圧する。この仕組みにより、本矯正装置100が前方下顎歯の1本又は複数が無い患者に装着可能になる。更に、下顎を覆う歯肉に当接することで、前方下顎当接面125は、下顎歯が時間と共に不適切に移動する可能性を回避又は抑制できる。
図1で説明する本発明の実施例では、部材110には、患者を快適にするよう舌に十分な空間を与えるために、湾曲部135を設けている。口腔内後方上顎当接面140及び140’を、平坦な突出体とし、該突出体を上顎面と接触させる。
口腔内後方上顎当接面140及び140’と上顎面との接触は、前方下顎当接面125と前方上顎当接面115との相互作用で発生する歯科矯正装置100の回転に抵抗するのに役立つ。口腔内後方上顎当接面140及び140’を、該当接面が歯に十分な横圧を印加して不必要に歯を変位させる可能性が少ないように配置する。口腔内後方上顎当接面140及び140’を、患者の後方上顎の特徴に快適に合致する形状のものにする。2つのガイド面150及び150'を、上顎面と緩く接触させるよう配置し、他の実施例では、口腔内後方上顎当接面を上顎の臼歯又は小臼歯と接触させて、矯正装置を患者の口腔内で配置してもよい。
下顎の突出又は前出の程度は、臨床条件によって異なる可能性がある。下顎の相対転位は、両側側構成要素又は前後構成要素で見られる。下顎を突出させると舌が前進し、それにより(特に睡眠時に)舌が咽頭に当たる傾向が減少する。
図2で説明する本発明の第2実施例を参照すると、矯正装置200には、ねじボルト220を介して口腔外部材205に取付けた凹形前方上顎当接面215を含む。口腔内部材210には、部材230及び前方下顎当接面225を有する。口腔内後方上顎当接面240及び240’を平坦な突出体とする。2つのガイド面を、上顎面と緩く接触させて配置して、矯正装置200の側方移動に抵抗してもよい。また更なる実施例では、かかるガイド面を上顎の臼歯又は小臼歯と緩く接触させる。他の実施例では、かかるガイド面の形状及び構成を、患者の条件に適合するよう調整可能である。
図3で説明する本発明の第3実施例を参照すると、矯正装置300には、ねじボルト320を介して口腔外部材305に取付けた凹形前方上顎当接面315を含む。口腔内部材310には、部材330、前方下顎当接面325及び2つの口腔内後方上顎当接面340及び340’を有する。この実施例では、ガイド面350及び350’を、上顎面と緩く接触させるよう配置する。他の実施例では、かかるガイド面を上顎の臼歯又は小臼歯と接触させて配置し、該ガイド面により患者の口腔内で矯正装置300の側方移動に抵抗する。部材310で孔部を更に形成し、その中に患者の舌を延伸させてもよい。
図4で説明する本発明の第4実施例を参照すると、矯正装置400には、ねじボルト420を介して口腔外部材405に取付けた凹形前方上顎当接面415を含む。口腔内部材410には、部材430、前方下顎当接面425及び2つの口腔内後方上顎当接面440及び440’を有する。この実施例では、ガイド面450及び450’を、***させた部材460で連結して、それにより患者を快適にするよう舌に十分な空間を与えている。
図5で説明する本発明の第5実施例を参照すると、矯正装置500には、摺動アーム520を介して口腔外部材505に取付けた凹形前方上顎当接面515を含む。この実施例では、該アームの長さを、つまみ560の働きによって調節可能にする。別な実施例では、該つまみを凹形前方上顎当接面の位置を制御する別の手段に置換えてもよい。該別の手段には、関連する前方上顎当接面の角度を制御して、患者のニーズ及び/又は好みに合わせるための機能を有してもよい。
図示したように、口腔外部材505の長さを口腔外調節手段555で調節可能にする。或は、かかる口腔外部材の長さを、例えば、矯正装置を製造する際に、患者のニーズに応じて製作できる。口腔外部材505を、矯正装置の口腔内本体部分565に部材510で連結する。部材510の長さを、患者の条件に適合するよう調整できる。この実施例では、空気孔570及び570’を、口腔内本体部分565を貫通させて示しており、該孔を、空気が矯正装置500を通り、該装置の周りに流れるのを促進するよう配置する。こうした特徴を含むことは、例えば、鼻閉症状又は鼻詰まりの可能性がある等、呼吸が困難な患者にとって有利である。
前方下顎当接面525を、部材530及び530’によって該部分565に連結する。この変形例では、ユーザの舌により快適な伸長空間を与える。図示した実施例では、アーム530及び530’を永久的に本体部分565に固着する。或は、かかるアームを、摺動する仕組み又は他の当該技術分野で既知の手段で調節可能に取付けてもよい。
図示したように、前方下顎当接面525を凸状帯体とし、下顎を覆う歯肉を押圧する。他の実施例では、前方下顎当接面を、少なくとも一部の前方下顎面と接触させるよう適切に成形する。
口腔内後方上顎当接面540及び540’を、アーム535及び535’によって、口腔内本体部分565に連結する。こうしたアーム535及び535’の仕組みは、ユーザの舌に十分な空間を与えて、該空間によって装置の快適さが向上する点で、有利である。図示したように、当接面540及び540’を、少なくとも一部の上顎面と接触させる平坦な突出体とする。この接触により、下顎当接面525と前方上顎当接面515との相互作用で発生する矯正装置500の回転に抵抗する。
面540及び540’を、軟口蓋当接面550で分離する。図示した実施例では、面をアーチ型として、患者の軟口蓋に合致させる、又は、軟口蓋を支持する。こうした仕組みは、軟口蓋が睡眠中に落込む可能性がある患者に有用である。軟口蓋を支持することでも、状況によっては、矯正装置の効果が向上するかも知れない。
図6で説明する本発明の第6実施例を参照すると、矯正装置600には、摺動アーム620を介して口腔外部材605に取付けた凹形前方上顎当接面615を含む。この実施例では、該アームの長さを、つまみ660の働きによって調節可能にする。図示したように、口腔外部材605の長さを、口腔外調節手段655で調節できる。
口腔外部材605を、矯正装置の口腔内本体部分665に部材610で連結する。この実施例では、口腔内本体部分665を貫通する空気孔670及び670’を、空気が矯正装置を通り、該装置の周りに流れるのを促進するよう配置する。凸状帯体形状の前方下顎当接面625を、部材630及び630’によって該本体部分665に連結する。
口腔内後方上顎当接面640及び640’を、アーム635及び635’によって、口腔内本体部分665に連結する。当接面640及び640’を、少なくとも一部の上顎面と接触させる平坦な突出体とする。この接触により、下顎当接面625と前方上顎当接面615との相互作用で発生する矯正装置600の回転に抵抗する。
当接面640及び640’には、ガイド面650及び650’を夫々有し、該ガイド面を上顎面と接触させるよう配置し、矯正装置を患者の口腔内に配置するのに役立てる。
この実施例では、当接面640と640’との間を直接連結する部材を存在させない。こうした仕組みは、ユーザの舌にとってより快適な伸長空間があるという長所を有し、特に軟口蓋が睡眠中に落込む問題を抱えない患者に有用である。
図7Aで説明する本発明の第7実施例を参照すると、矯正装置700には、調節可能なアーム720を介して口腔外部材705に取付けた凹形前方上顎当接面715を含む。この実施例では、該アーム720の長さを、つまみ760の働きによって調節可能にする。図示したように、口腔外部材705の長さを、口腔外調節手段755で調節できる。
口腔外部材705を、矯正装置の口腔内本体部分765に部材710で連結する。凸状帯体形状の前方下顎当接面725を本体部分765に部材730及び730’で連結する。本体部分765を、ユーザの前方上顎面及び下顎面に快適に合致するよう構成してもよい。
図7Aで説明した実施例では、本体部分765に空洞部770を有する。図7Bは方向Aからの本体部分765の図であるが、同図で示すように、空洞部の開口775を、舌に伸縮空間を与えるよう構成し、且つ舌を突出位置で保持するよう構成している。こうした仕組みにより、患者によっては矯正装置の性能が有利に改善する。
口腔内後方上顎当接面740及び740’を、アーム735及び735’によって、口腔内本体部分765に連結する。当接面740及び740’を、少なくとも一部の上顎面と接触させる平坦な突出体とする。この接触により、下顎当接面725と前方上顎当接面715との相互作用で発生する矯正装置700の回転に抵抗する。
当接面740及び740’には、ガイド面750及び750’を夫々有し、該ガイド面を上顎面と接触させるよう配置し、矯正装置を患者の口腔内に配置するのに役立てる。
この実施例では、当接面740と740’との間を直接連結する部材を存在させない。こうした仕組みは、ユーザの舌にとってより快適な伸長空間があるという長所が有り、特に軟口蓋が睡眠中に落込む問題を抱えない患者に有用である。
図8で説明する本発明の第8実施例を参照すると、矯正装置800には、摺動アーム820を介して口腔外部材805に取付けた凹形前方上顎当接面815を含む。この実施例では、該アーム820の長さを、つまみ860の働きによって調節可能にする。口腔外部材805の長さを、口腔外調節手段855で調節できる。
口腔外部材805を、矯正装置の口腔内本体部分865に部材810で連結する。凸状帯体形状の前方下顎当接面825を本体部分865に単一部材830で連結する。
口腔内後方上顎当接面840及び840’を、口腔内本体部分865に単一アーム835で及び連結アーム870及び870’で連結する。アーム835の長さを、患者の条件に適合するように調整してもよい。当接面840及び840’を、少なくとも一部の上顎面と接触させる平坦な突出体とする。この接触により、下顎当接面825と前方上顎当接面815との相互作用で発生する矯正装置800の回転に抵抗する。
当接面840及び840’には、ガイド面850及び850’を夫々有し、該ガイド面を上顎面と接触させるよう配置し、矯正装置を患者の口腔内に配置するのに役立てる。
アーム835には、後方尾状部875を取着するが、該尾状部を、睡眠中ユーザの舌を押下するよう構成する。これには、患者によっては睡眠時無呼吸を治療する矯正装置の性能を改善するという長所がある。
図9で説明する本発明の第9実施例を参照すると、矯正装置900には、口腔内部材905 に取付けた凹形前方上顎当接面915を含む。該部材905は口腔内に存在するが、それでもなお本発明の定めるところにより、患者の上唇と上顎との間に配置するよう構成することにより、上顎外に存在する。図示したように、口腔内部材905の位置を調節手段960によって調節できる。
口腔外部材905を、矯正装置の口腔内本体部分965に部材910で連結する。凸状帯体形状の前方下顎当接面925を本体部分965に部材930及び930’で連結する。凸状帯体形状の前方下顎当接面925の位置を、部材910に沿って本体部分965を移動させて調整できる。角度及び/又は部材930及び930’の長さも、ユーザの条件に適合するよう調節できる。図示したように、空気孔955を口腔内本体部分965を貫通させて示すが、該空気孔を、空気が矯正装置を通り、該装置の周りに流れるのを促進するよう配置する。こうした特徴を含むことで、例えば、鼻閉症状又は鼻詰まりの可能性がある、呼吸が困難な患者にとって有利である。
口腔内後方上顎当接面940及び940’を、口腔内本体部分965に単一アーム935で及び連結アーム970及び970’で連結する。アーム935の長さを、患者の条件に適合するように調整してもよい。
当接面940及び940’を、少なくとも一部の上顎面と接触させる平坦な突出体とする。この接触により、下顎当接面925と前方上顎当接面915との相互作用で発生する矯正装置900の回転に抵抗する。
図示したように、口腔内後方上顎当接面940及び940’には、ガイド面950及び950’を夫々有し、該ガイド面を上顎面と接触させるよう配置し、矯正装置を患者の口腔内に配置するのに役立てる。別の実施例では、このガイド面を必要としない。
図10Aで説明する本発明の第10実施例を参照すると、矯正装置1000には、アーム1020を介して口腔外部材1005に取付けた凹形前方上顎当接面1015を含む。この実施例では、該アーム1020の長さを、つまみ1060の働きによって調節可能にする。調整機能をターンバックル機構(又はジャッキねじ機構)でも提供し、該機構をターンバックルキーで操作してかかるアームを要求通りに進退させてもよい。このように、適切な治療を、臨床医が決定するところに従い、提供できる。
他の実施例では、かかるアームの長さを固定する。図示したように、口腔外部材1005を口腔外調節手段1055で調節できる。或は、かかるアームの長さを、固定してもよい。
口腔外部材1005を、矯正装置の口腔内アーム1035及び1035’に部材1010及び1010’で連結する。この実施例では、口腔内本体部分1065を伸縮性帯体で作製し、ユーザの舌が空洞部1070に滑り込めるが、容易に該空洞部から滑り落ちないように構成する。空洞部についてより詳細に図10Bで矢印Aの方向から示している。前方上顎面及び前方下顎面からの咬合力及び/又は弾性張力により、確実に舌を前進位置で保持できる。これにより、患者によっては矯正装置の効果を向上できる。
口腔内後方上顎当接面1040及び1040’を、口腔内アーム1035及1035’に連結する。当接面1040及び1040’を、少なくとも一部の上顎面と接触させる平坦な突出体とする。
凸状帯体形状の前方下顎当接面1025を、口腔内アーム1035及び1035’に部材1030及び1030’で連結する。
当接面1040及び1040’には、ガイド面1050及び1050’を夫々有し、該ガイド面を上顎面と接触させるよう配置し、矯正装置を患者の口腔内に配置するのに役立てる。
図11で説明する本発明の第11実施例を参照すると、矯正装置1100には、口腔外部材1105に取付けた凹形前方上顎当接面1115を含む。口腔内部材1110には、位置可変部材1130及び取着した前方下顎当接面1125を有する。面1125の相対的位置を、つまみ1170及びねじ1160の働きにより可変とする。別の実施例では、かかる面の位置を当該技術分野で既知の他の手段で制御できる。部材1125の移動によって、下顎の突出レベルを患者の必要に従い制御できる。
口腔内後方上顎当接面1140及び1140’を平坦な突出体とし、2つのガイド面1150及び1150’を上顎面と緩く接触させるよう配置して、矯正装置1100の側方移動に抵抗する。
図12で説明する本発明の第12実施例を参照すると、矯正装置1200には、アーム1220を介して口腔外部材1205に取付けた凹形前方上顎当接面1215を含む。該アーム1220の長さを、つまみ1260の働きによって調節可能にする。図示したように、口腔外部材1205の長さを、口腔外調節手段1255で調節できる。
口腔外部材1205を、矯正装置の口腔内本体部分1265に部材1210で連結する。凸状帯体形状の前方下顎当接面1225をアーム1235に単一部材1230で連結する。部材1230の長さを手段1275の働きによって調節して、患者の条件に適合させてもよい。
口腔内後方上顎当接面1240及び1240’を、口腔内本体部分1265に単一アーム1235で及び連結アーム1270で連結する。アーム1235の長さを、手段1280の働きによって調節して患者の条件に適合させてもよい。口腔内後方上顎当接面1240及び1240’を平坦な突出体とし、該突出体を少なくとも一部の上顎面に接触させ、後方アーム1270でアーム1235に取着する。当接面1240及び1240’にはガイド面1250及び1250’を夫々有し、該ガイド面を上顎面と接触させるよう配置し、矯正装置を患者の口腔内に配置するのに役立てる。当接面1240と1240’との間の距離は、手段1290の働きによって可変である。
図13で説明する本発明の第13実施例を参照すると、矯正装置1300には、口腔内部材1305に取付けた口腔内凹形前方上顎当接面1315を含む。図示したように、口腔内部材1305の位置を、調節手段1360で調節できる。
口腔内部材1305を、矯正装置の口腔内本体部分1365に部材1310で連結する。凸状帯体形状の前方下顎当接面1325を本体部分1365に部材1330及び1330’で連結する。凸状帯体形状の前方下顎当接面1325の位置を、本体部分1365の移動によって部材910に沿って調節できる。部材1330及び1330’の角度及び/又は長さも、患者の条件に適合するよう調節できる。図示したように、空気孔1355を、口腔内本体部分1365を貫通させて示しており、該空気孔を、空気が矯正装置を通り、該装置の周りに流れるのを促進するよう配置する。
口腔内後方上顎当接面1340及び1340’を口腔内本体部分1365に単一アーム1335で及び連結アーム1370及び1370’で連結する。アーム1335及び連結アーム1370及び1370’の長さを、患者の条件に適合するよう調節できる。
当接面1340及び1340’を平坦な突出体とし、該突出体を少なくとも一部の上顎面に接触させる。この接触により、下顎当接面1325と前方上顎当接面1315との相互作用で発生する矯正装置1300の回転に抵抗する。
図14で説明する本発明の第14実施例を参照すると、矯正装置1400には、口腔外部材1405に摺動アーム1420を介して取付けた凹形前方上顎当接面1415を含む。この実施例では、該アームの長さを、調節手段1460の働きによって調節可能にする。図示したように、口腔外部材1405の長さを、口腔外調節手段1455で調節できる。
口腔外部材1405を、矯正装置の口腔内本体部分1465に部材1410で連結する。凸状帯体形状の前方下顎当接面1425を本体部分1465に部材1430及び1430’で連結する。凸状帯体形状の前方下顎当接面1425の位置を、ユーザの条件に従い連結用ウェブ部1490の移動によって可変にする。
口腔内後方上顎当接面1440及び1440’を口腔内本体部分1465にアーム1435及び1435’で連結する。当接面1440及び1440’を少なくとも一部の上顎面に接触させる。この接触により、下顎当接面1425と前方上顎当接面1415との相互作用で発生する矯正装置1400の回転に抵抗する。
当接面1440及び1440’にはガイド面1450及び1450’を夫々有し、該ガイド面を上顎面と接触させるよう配置し、矯正装置を患者の口腔内に配置するのに役立てる。
この実施例では、当接面1440と当接面1440’を連接する連結部材1470が存在する。この連結部材を、ユーザの舌に接触及び舌を押下するよう構成するが、該連結部材には、患者によっては睡眠時無呼吸を治療する矯正装置の性能を向上させるという長所がある。連結部材1470の位置は、調節手段1480及び1480’の働きによって調節できる。
本発明で具体的に表現した突出位置で患者の下顎を保持する矯正装置には、早期に下顎成長の促進を阻止する装置としてを含む、特定の歯科矯正問題の治療での、特定の顎関節問題の治療での、歯ぎしりへの対応での、及び/又はいびき及び閉塞性睡眠時無呼吸症候群の治療での、多数の有効な用途がある。
矯正装置を、矯正用材料、例えばアクリル、コバルトクロム、金、銀、プラチナ又は他の許容可能な材料から形成できる。
状況によっては、単純な歯を安定させるプレート、例えば矯正装置に取付ける保定装置等を加えることが、望ましいかも知れない。これにより、夫々の当接面の係合による歯の移動に抵抗する役割を果たす可能性があり、不快感をある程度の防ぐ可能性もある。かかるプレートを含むことで、上側及び/又は下側の歯列を安定するのに役立つかも知れない。
多数の変形及び/又は変更を、概述したように本発明の精神又は範囲から逸脱することなく、特定の実施例で示したように本発明に対して行ってもよいと、当業者によって理解されるであろう。本実施例は、従って、あらゆる点で、例示的なものであり、限定されるものではないと考えられる。
本発明の1実施例による矯正装置の透視図である。 本発明の第2実施例による矯正装置の透視図である。 本発明の第3実施例による矯正装置の透視図である。 本発明の第4実施例による矯正装置の透視図である。 本発明の第5実施例による矯正装置の透視図である。 本発明の第6実施例による矯正装置の透視図である。 本発明の第7実施例による矯正装置の透視図である。 図7Aに示した実施例の矢印Aから見た正面図である。 本発明の第8実施例による矯正装置の透視図である。 本発明の第9実施例による矯正装置の透視図である。 本発明の第10実施例による矯正装置の透視図である。 図10Aに示した実施例の矢印Aから見た正面図である。 本発明の第11実施例による矯正装置の透視図である。 本発明の第12実施例による矯正装置の透視図である。 本発明の第13実施例による矯正装置の透視図である。 本発明の第14実施例による矯正装置の透視図である。
符号の説明
100、200、300、400、500、600、700、800、900、1000、1100、1200、1300、1400 矯正装置
105、205、305、405、505、605、705、805、1005、1105、1205、1405 口腔外部材
115、215、315、415、515、615、715、815、915、1015、1115、1215、1315、1415 前方上顎当接面
120、220、320、420 ねじボルト
125、225、325、425、525、625、725、825、925、1025、1125、1225、1325、1425 前方下顎当接面
140、140’、240、240’、340、340’、440、440’、540、540’、640、640’、740、740’、840、840’、940、940’、1140、1140’、1240、1240’、1340、1340’ 口腔内後方上顎当接面
210、310、1110 口腔内部材
150、150’、250、250’、350、350’、450、450’、650、650’、750、750’、850、850’、950、950’、1050、1050’、1150、1150’、1250、1250’、1450、1450’ ガイド面
520、620、720、820、1420 摺動アーム
530、530’、535、535’、630、630’、635、635’、730、730’、735、735’、835、935、930、930’、1020、1030、1030’、1035、1035’、1220、1235、1430、1430’、1435、1435’ アーム
550 軟口蓋当接面
555、655、755、1055、1255、1455 口腔外調節手段
560、660、760、860、1060、1170、1260、1360 つまみ
565、665、765、865、965、1065、1265、1365、1465 口腔内本体部分
570、570’、670、670’、955、1355 空気孔
770、1070 空洞部
775 開口
870、870’、970、970’、1370、1370’ 連結アーム
875 後方尾状部
905、1305 口腔内部材
960 調節手段
1130 位置可変部材
1160 ねじ
1270 後方アーム
1470 連結部材
1480、1480’ 調節手段
1490 連結用ウェブ部

Claims (28)

  1. 患者の下顎を突出位置で保持する歯科矯正装置であって、該歯科矯正装置には:
    患者の下顎を覆う歯肉に当接することで下顎後退に抵抗する口腔内前方下顎当接面;
    前記口腔内前方下顎当接面と反対方向に支える上顎外前方上顎当接面;及び、
    前記口腔内前方下顎当接面と前記上顎外前方上顎当接面との相互作用により発生する前記歯科矯正装置の回転に抵抗するための口腔内後方上顎当接面、
    を備えること、を特徴とする装置。
  2. 前記前方上顎当接面を凹形とすること、を特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 前記前方上顎当接面を、上顎骨を覆う組織の形状に心地良くフィットし、合致する形状のものにすること、を特徴とする請求項1又は2に記載の装置。
  4. 前記前方上顎当接面を口腔外とすること、を特徴とする前請求項の何れか1項に記載の装置。
  5. 前記前方上顎当接面の位置を調節可能にして、可変範囲で下顎を突出させること、を特徴とする前請求項の何れか1項に記載の装置。
  6. 前記位置調節をねじ伸長装置で行うこと、を特徴とする請求項5に記載の装置。
  7. 前記装置には後方舌当接面を更に備え、該当接面により、患者の舌の少なくとも一部を押下して、患者の気道の閉塞を防止する、又は少なくとも抑制すること、を特徴とする前請求項の何れか1項に記載の装置。
  8. 前記後方舌当接面の位置を調節可能にして、患者の舌の少なくとも一部を可変範囲で押下すること、を特徴とする請求項7に記載の装置。
  9. 前記装置には、前記舌の前側部分の少なくとも一部を収容する空洞部を有すること、を特徴とする前請求項の何れか1項に記載の装置。
  10. 前記空洞部を、舌を突出位置で保持するよう構成すること、を特徴とする請求項9に記載の装置。
  11. 前記空洞部には、上側舌保持面及び下側舌保持面を備えること、を特徴とする請求項10に記載の装置。
  12. 前記前方上顎面及び前記前方下顎面からの咬合力により、前記舌保持面で確実に舌を突出位置に保持させること、を特徴とする請求項11に記載の装置。
  13. 前記口腔内前方下顎当接面を、下顎を覆う歯肉に心地良くフィットする形状のものとすること、を特徴とする前請求項の何れか1項に記載の装置。
  14. 前記口腔内前方下顎当接面を、エラストマ材料で形成すること、を特徴とする請求項13に記載の装置。
  15. 前記口腔内前方下顎当接面を、熱可塑性エラストマ材料で形成すること、を特徴とする請求項14に記載の装置。
  16. 前記エラストマ材料を、シリコーンゴムとすること、を特徴とする請求項15に記載の装置。
  17. 前記装置には、患者の口腔内で前記矯正装置の側方移動に抵抗するよう構成する少なくとも1つのガイド面を備えること、を特徴とする前請求項の何れか1項に記載の装置。
  18. 前記矯正装置には、患者の軟口蓋を支持するよう構成する軟口蓋当接面を備えること、を特徴とする前請求項の何れか1項に記載の装置。
  19. 前記軟口蓋当接面を、前記軟口蓋表面に即した形状のものとすること、を特徴とする請求項18に記載の装置。
  20. 空気孔を前記装置に設けて、空気流が患者の気道を通るのを促進すること、を特徴とする前請求項の何れか1項に記載の装置。
  21. 上側及び/又は下側の歯列に装着するよう構成した歯安定プレートを更に備えること、を特徴とする前請求項の何れか1項に記載の装置。
  22. 患者の下顎を突出位置で保持する方法であって、該方法には:
    下顎の後退に、患者の下顎を覆う歯肉に、口腔内前方下顎当接面を当接させることで、抵抗すること;
    前記口腔内前方下顎当接面を上顎外前方上顎当接面と反対方向に支えること;及び、
    前記口腔内前方下顎当接面と上顎外前方上顎当接面との相互作用により発生する回転に対して、口腔内後方上顎当接面で、支えること、
    を備えること、を特徴とする方法。
  23. 患者の舌の少なくとも一部を押下して、患者の気道の閉塞を防止する、又は少なくとも抑制することを更に備えること、を特徴とする請求項22に記載の方法。
  24. 舌を突出位置に保持することを更に備えること、を特徴とする請求項22又は請求項23に記載の方法。
  25. 患者の軟口蓋を支持することを更に備えること、を特徴とする請求項22乃至24の何れか1項に記載の方法。
  26. 閉鎖性睡眠時無呼吸症候群を治療する方法であって、該方法には:
    請求項1乃至21の何れか1項に従う歯科矯正装置を脱着可能に装着すること;及び、
    少なくとも患者の気道の閉塞を抑制するために下顎の突出を維持すること、
    を備えること、を特徴とする方法。
  27. 1つ又は複数の歯科矯正状態、いびき、閉塞性睡眠時無呼吸症候群及び顎関節障害の治療に関する方法であって、該方法には:
    請求項1乃至21の何れか1項に従う歯科矯正装置を脱着可能に装着すること;及び、
    下顎を突出させること、
    を備えること、を特徴とする方法。
  28. 口腔内前方下顎当接面、及び/又は上顎外前方当接面及び/又は口腔内後方上顎当接面を備えること、を特徴とする部品のキット、又は予備部品。
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