JP2008523117A - 17β−ヒドロキシステロイド・デヒドロゲナーゼの阻害剤としての新規な置換チオフェンピリミジノン誘導体 - Google Patents
17β−ヒドロキシステロイド・デヒドロゲナーゼの阻害剤としての新規な置換チオフェンピリミジノン誘導体 Download PDFInfo
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Abstract
Description
R1およびR2が、
アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換へテロアリール、シクロへテロアルキル、置換シクロへテロアルキル、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、置換ヘテロアリールアルキル、シクロへテロアルキル−アルキル、置換シクロへテロアルキル−アルキルからなる群から個々に選択され、
またはR2自体が、アシル、カルボキシル、もしくはアミドから独立に選択され、
その際、R1およびR2は、同時に非置換アルキルとすることはできず;
R3およびR4が、水素、オキソ、ハロゲンまたはジハロゲン、アシル、アルキル、置換アルキル、ヒドロキシル、カルボキシル、アミド、アミノ、ニトリル、チオ、アルコキシ、アシルオキシ、アリールオキシ、アルキルチオ、およびアリールチオからなる群から個々に選択され;
R5およびR6が、水素、ハロゲン、アルキル、置換アルキル、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヒドロキシル、アルコキシ、アリールオキシ、アシル、またはカルボキシルからなる群から個々に選択され、
その際、R5およびR6は、同時に水素とすることはできず、
その際、R6は、R5が水素を表す場合、ハロゲンとは異なり;
6員環の炭化水素鎖−C(R3)−C(R4)−C(R5)−C(R6)−が飽和である、あるいは炭素原子間に1つまたは2つの2重結合を含む]を有する化合物、または医薬的に許容可能なその塩に関する。
以下の用語は、本発明において有用な化学組成物の様々な成分を記述するために使用される。用語は、以下のように定義される:
本明細書において使用される際、「備える」および「含む」という用語は、本明細書では開放した非限定的な意味で使用される。
本発明の好ましい実施形態によれば、置換基R1からR6は、以下のように定義される:
R1およびR2は、以下からなる群から個々に選択される。
これは、ヒドロキシル、C1−C12−アルコキシ、チオール、C1−C12−アルキルチオ、アリールオキシ、アリールアシル、−CO−OR、−O−CO−R、ヘテロアリール−アシルオキシ、および−N(R)2からなる群から個々に選択された1、2、または3つの置換基で任意で置換され、
その際、前記アリール基は、フェニルまたはナフチルであり、1、2、または3つのハロゲンで任意で置換され、
その際、前記ヘテロアリール基は、チエニル、フリル、またはピリジニルである;
(ii)アリールおよびアリール−C1−C12−アルキル、
その際、アルキル部分は、1つまたは2つのヒドロキシル基で任意で置換され、
その際、アリール部分は、ハロゲン、ヒドロキシル、C1−C12−アルコキシ、ニトロ、ニトリル、C1−C12−アルキル、ハロゲン化C1−C12−アルキル、−SO2−N(R)2、C1−C12−アルキルスルホニルからなる群から個々に選択された1から5の置換基で任意で置換され、
または、アリールは、隣接炭素原子に結合され、NまたはOなどの、1、2、または3つのヘテロ原子を任意で含む、飽和環式5、6、または7員環構造に組み合わされる2つの基によって任意で置換することが可能であり、N原子の数は0〜3、O原子の数はそれぞれ0〜2であり、
その際、環式環構造は、オキソ基によって任意でさらに置換されることが可能である;
(iii)へテロアリールおよびヘテロアリール−C1−C12−アルキル、
その際、ヘテロアリール基は、ハロゲン、C1−C12−アルキル、ハロゲン化C1−C8−アルキル、−CO−OR、アリールまたはアリールオキシからなる群から個々に選択された1、2、または3つの置換基で任意で置換され、
その際、アリール基は、フェニルまたはナフチルから選択され、1、2、または3つのハロゲン原子で任意で置換される;
(iv)シクロへテロアルキルおよびシクロへテロアルキル−C1−C8−アルキル、
その際、シクロへテロアルキル部分は、オキソ、C1−C12−アルキル、ヒドロキシル、C1−C12−アルコキシ、およびアリールC1−C12−アルキルからなる群から個々に選択された最高で2つの置換基で任意で置換される;
あるいは、R2自体は、−CO−R、−CO−O−R、または−CO−N(R)2から独立に選択することが可能である。
アルキルが線形、環式、分枝、または部分飽和であるC1−C12−アルキル、これは、ヒドロキシル、C1−C12−アルコキシ、チオール、および−N(R)2からなる群から個々に選択された1、2、または3つの置換基で任意で置換される。
アルキルが線形、環式、分枝、または部分飽和であるC1−C12−アルキル、これは、ヒドロキシル、C1−C12−アルコキシ、チオール、C1−C12−アルキルチオ、および−CO−ORからなる群から個々に選択された1、2、または3の置換基で任意で置換される;
アリールおよびアリール−C1−C12−アルキル、その際、アリール部分は、ハロゲン、ヒドロキシル、C1−C12−アルコキシ、ニトロ、ニトリル、C1−C12−アルキル、ハロゲン化C1−C12−アルキルからなる群から個々に選択された1から5の置換基で任意で置換される。
(i)アルキルが線形、環式、分枝、または部分飽和である−C1−C8−アルキル、
これは、ヒドロキシル、C1−C8−アルコキシ、チオール、C1−C8−アリールチオ、アリールオキシ、CO−O−C1−C8−アルキル、および−O−CO−R’からなる群から個々に選択された1、2、または3つの置換基で任意で置換され、
その際、前記アルキル基は、フェニルまたはナフチルであり、1、2、または3つのハロゲン原子で任意で置換される;
(ii)アリールおよびアリール−C1−C8−アルキル、
その際、アリール部分は、ハロゲン、ヒドロキシル、C1−C8−アルコキシ、ニトロ、ニトリル、ハロゲン化C1−C8−アルキル、−SO2−N(R’)2からなる群から個々に選択された1から5の置換基で任意で置換される;
(iii)ヘテロアリールおよびヘテロアリール−C1−C8−アルキル、
その際、ヘテロアリール基は、ハロゲン、C1−C8−アルキル、ハロゲン化C1−C8−アルキル、アリールまたはアリールオキシからなる群から個々に選択された1、2、または3つの置換基で任意で置換され、
その際、アリール基は、フェニルまたはナフチルから選択され、1、2、または3つのハロゲン原子で任意で置換される;
(iv)−CO−R’;
(v)−CO−N(R’)2;
(vi)−CO−O−R’;
R’は、水素またはC1−C8−アルキルを表す。
R7は、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、またはC1−C4−アルコキシであり、
R8は、水素、C1−C4−アルコキシ、ヒドロキシル、ニトリル、ハロゲン、またはハロゲン化C1−C4−アルキルであり、
R9は、水素、C1−C4−アルコキシ、ヒドロキシル、ニトリル、ハロゲン、またはN,N−ジ−C1−C4−アルキル−スルホンアミドであり、
R10は、水素、C1−C4−アルコキシ、ヒドロキシル、ニトリル、ハロゲン、またはハロゲン化C1−C4−アルキルであり、
R11は、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、またはC1−C4−アルコキシである]の残基、;
あるいは(b)
(i)アルキルが線形、環式、分枝、または部分飽和である−C1−C8−アルキル;
(ii)−CO−O−R’’と、
−O−R’’と、
Arがハロゲンで任意で置換されたフェニルである−O−Arと、
−O−CO−R’’と、
1、2、または3つのC1−C4−アルコキシ基でフェニル部分において任意で置換されたフェニルまたはビフェニルとからなる群から選択された1つまたは2つの置換基で置換された−C1−C4−アルカリ;
(iii)−CO−O−R’’;
(iv)−CO−R’’;
(v)ナフチル;
(vi)ヘテロアリール
その際、ヘテロアリール基は、ハロゲン、C1−C4−アルキル、ハロゲン化C1−C4−アルキル、フェニルおよびフェノキシからなる群から個々に選択された1つまたは2つの置換基によって任意で置換され、
その際、フェニル基は1,2、または3つのハロゲンで任意で置換される;
R’’は、水素またはC1−C4−アルキルを表す。
(ii)C1−C4−アルコキシおよびヒドロキシルからなる群から個々に選択された1つまたは2つの置換基で任意で置換された−C1−C4−アルキル;
(iii)フェニル−C1−C4−アルキル;
フェニル基は、1つまたは2つのC1−C4−アルコキシ基で任意で置換される;
(iv)ヘテロアリール
ヘテロアリール部分は、フリル、ピリジニル、チエニル、チアゾリル、およびピリミジニルからなる群から選択される;
(v)化学式(II)
R7は、水素、C1−C4−アルコキシ、またはハロゲンであり、
R8は、水素、ハロゲン、C1−C4−アルコキシ、またはヒドロキシルであり、
R9は、水素、ヒドロキシル、またはC1−C4−アルコキシであり、
R10は、水素、ハロゲン、C1−C4−アルコキシ、またはヒドロキシルであり、
R11は、水素、C1−C4−アルコキシ、またはハロゲンである]の残基。
これは、ヒドロキシル、C1−C8−アルコキシ、チオール、−NH2、C1−C8−アルキルチオ、アリールオキシ、アリールアシル、−CO−O−C1−C8−アルキル、C1−C8−アルキルアシルオキシ、ヘテロアリール−アシルオキシ、およびC1−C8−アルキルアミノからなる群から個々に選択された1、2、または3つの置換基で任意で置換され、
その際、前記アリール基は、フェニルまたはナフチルであり、1、2、または3つのハロゲンで任意で置換され、
その際、前記ヘテロアリール基は、チエニル、フリル、またはピリジニルである;
(ii)アリールおよびアリール−C1−C8−アルキル、
アルキル部分は、11つまたは2つのヒドロキシル基で任意で置換され、
アリール部分は、ハロゲン、ヒドロキシル、C1−C8−アルコキシ、C1−C8−アルキルスルホニル、−SO2−N(C1−C8−アルキル)2、C1−C8−アルキル、ハロゲン化C1−C8−アルキルからなる群から個々に選択された1から5の置換で任意で置換され、
または、アリールは、隣接炭素に添加され、NまたはOなどの1、2、または3つのヘテロ原子を任意で含む飽和環式5または6員環構造に組み合わされる2つの基によって任意で置換することが可能であり、N原子の数は0〜3であり、O原子の数はそれぞれ0〜2であり、
その際、環式環構造は、オキソ基によって任意でさらに置換されていてよい;
(iii)ヘテロアリールおよびヘテロアリール−C1−C8−アルキル、
その際、ヘテロアリール基は、ハロゲン、C1−C8−アルキル、および−CO−O−C1−C8−アルキルからなる群から個々に選択された、1、2、または3つの置換基任意で置換される;
(iv)シクロへテロアルキルおよびシクロへテロアルキル−C1−C8−アルキル、
その際、シクロへテロアルキル部分は、オキソ、C1−C8−アルキル、ヒドロキシル、C1−C8−アルコキシ、およびアリール−C1−C8−アルキルからなる群から個々に選択された最高で2つの置換基で任意で置換される。
(ii)−O−R’’、−O−Ar、−O−CO−HetAr、−CO−Ar、−CO−O−R’’、および−N(R’’)2からなる群から個々に選択された1つまたは2つの置換基で任意で置換された−C1−C4−アルキル;
(iii)アリールおよびアリール−C1−C4−アルキル、
アルキル部分は、ヒドロキシル基で任意で置換され、
アリール部分は、ハロゲン、−O−R’’、−SO2−R’’、−SO2−N(R’’)2からなる群から個々に選択された1、2、または3つの置換基で任意で置換され、
あるいは、アリールは、隣接炭素原子に結合され、最高で2つのO原子を任意で含む飽和環式5または6員環構造に組み合わされる2つの基によって任意で置換することが可能であり、
その際、環式環構造は、オキソ基によって任意でさらに置換されていてよい;
(iv)へテロアリールおよびヘテロアリール−C1−C4−アルキル、
その際、ヘテロアリール基は、ハロゲン、−C1−C4−アルキル、および−CO−O−R’’からなる群から個々に選択された1つまたは2つの置換基で任意で置換される;
(v)シクロへテロアルキルおよびシクロへテロアルキル−C1−C4−アルキル、
その際、シクロへテロアルキル部分は、オキソ、C1−C4−アルキル、好ましくはメチル、およびC1−C4−アルキル−Arからなる群から個々に選択された最高で2つの置換基で任意で置換される;
Arは、ハロゲンまたはC1−C4−アルコキシで任意で置換されたフェニルを表し、
HetArは、チエニル、フリル、またはピリジニルを表し、
R’’は、水素またはC1−C4−アルキルを表す。
(ii)フェニル−C1−C4−アルキル、
フェニル基は、1つまたは2つのC1−C4−アルコキシ基で任意で置換され、
あるいは、フェニル基は、隣接炭素原子に結合され、1つまたは2つのO原子を任意で含む飽和環式5または6員環構造に組み合わされる2つの基によって置換される;
(iii)へテロアリールまたはヘテロアリール−C1−C4−アルキル、
ヘテロアリール部分は、フリル、ピリジニル、チエニル、チアゾリル、およびピリミジニルからなる群から選択され、
ヘテロアリール基は、C1−C4−アルキルで任意で置換される;
(iv)シクロへテロアルキル−C1−C4−アルキル、
シクロへテロアルキル部分は、テトラヒドロフリル、ピペリジニル、モルフォリニル、およびピロリジニルからなる群から選択される。
(ii)C1−C4−アルコキシおよびヒドロキシルからなる群から個々に選択された1つまたは2つの置換基で任意で置換された−C1−C4−アルキル;
(iii)フェニルまたはフェニル−C1−C4−アルキル、
フェニル基は、ハロゲン、C1−C4−アルコキシ、およびヒドロキシルからなる群から個々に選択された1から5の置換基で任意で置換され、
あるいは、フェニル基は、隣接炭素原子に結合され、NまたはOなどの1つまたは2つへテロ原子を任意で含む飽和環式5または6員環構造に組み合わされる2つの基によって置換される;
(iv)へテロアリールまたはヘテロアリール−C1−C4−アルキル、
ヘテロアリール基は、C1−C4−アルキルで任意で置換される;
(v)シクロへテロアルキル−C1−C4−アルキル。
ハロゲン、オキソ、−O−R’−O−Ar、−O−CO−R’ハロゲン、チオ、−S−R’、および−S−Arからなる群から選択される化合物であり、
R’は、水素またはC1−C4−アルキルを表し、
Arは、ハロゲン、ヒドロキシル、またはC1−C4−アルコキシからなる群から選択された1つまたは複数の置換基で任意で置換されたフェニルを表す。
R’は、水素またはC1−C4−アルキルを表す。
(ii)C1−C4−アルコキシおよびヒドロキシルからなる群から個々に選択された1つまたは2つの置換基で任意で置換された−C1−C4−アルキル;
(iii)フェニルまたはフェニル−C1−C4−アルキル、
フェニル基は、ハロゲン、C1−C4−アルコキシ、およびヒドロキシルからなる群から個々に選択された1から5の置換基で任意で置換され、
あるいは、フェニル基は、隣接炭素原子に結合され、NまたはOなどの1つまたは2つのヘテロ原子を任意で含む飽和環式5または6員環ンシステムに組み合わされる2つの基によって置換される;
(iv)へテロアリールまたはヘテロアリール−C1−C4−アルキル、
ヘテロアリール基は、C1−C4−アルキルで任意で置換される;
(v)シクロへテロアルキル−C1−C4−アルキル;
R3は、水素、オキソ、およびヒドロキシルからなる群から選択され、
R4は、水素およびハロゲンからなる群から選択され、
R5は、水素、フェニル−C1−C2−アルキル、C1−C4−アルキル、および−C1−C4−アルキル−CO−O−C1−C4−アルキルからなる群から選択され、
R6は、水素、ハロゲン、フェニル−C1−C2−アルキル、C1−C4−アルキル、および−C1−C4−アルキル−CO−O−C1−C4−アルキルからなる群から選択される]の化合物である。
(i)1つまたは2つのヒドロキシル基で任意で置換された−C1−C4−アルキル;
(ii)フェニル−C1−C4−アルキル、
フェニル基は、1つまたは2つのC1−C4−アルコキシ基で任意で置換され、
あるいは、フェニル基は、隣接炭素原子に結合され、1つまたは2つのO原子を任意で含む飽和環式5または6員環構造に組み合わされる2つの基によって置換される;
(iii)ヘテロアリールまたはヘテロアリール−C1−C4−アルキル、
ヘテロアリール部分は、フリル、ピリジニル、チエニル、チアゾリル、およびピリミジニルからなる群から選択され、
ヘテロアリール基は、C1−C4−アルキルで任意で置換される;
(iv)シクロへテロアルキル−C1−C4−アルキル、
シクロへテロアルキル部分は、テトラヒドロフリル、ピペリジニル、モルフォリニル、およびピロリジニルからなる群から選択され、
R2が、以下からなる群から選択され、
(i)アルキルが線形、環式、または分枝であるC3−C8−アルキル;
(ii)C1−C4−アルコキシおよびヒドロキシルからなる群から個々に選択された1つまたは2つ置換基で任意で置換された−C1−C4−アルキル;
(iii)フェニル−C1−C4−アルキル、
フェニル基は、1つまたは2つのC1−C4−アルコキシ基で任意で置換される;
(iv)ヘテロアリール、
ヘテロアリール部分は、フリル、ピリジニル、チエニル、チアゾリル、およびピリミジニルからなる群から選択される;
(v)化学式(II)
R7が、水素、ハロゲン、C1−C4−アルコキシであり、
R8が、水素、ハロゲン、C1−C4−アルコキシ、またはヒドロキシルであり、
R9が、水素、ヒドロキシル、またはC1−C4−アルコキシであり、
R10が、水素、ハロゲン、C1−C4−アルコキシ、またはヒドロキシルであり、
R11が、水素、ハロゲン、またはC1−C4−アルコキシである、化合物である]の残基。
第1:3−ベンジル−5−メチル−2−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−3H−ベンゾ[4,5]チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−オン、
第2:3−ベンジル−5−メチル−2−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−6,7−ジヒドロ−3H,5H−ベンゾ[4,5]チエノ[2,3−d]ピリミジン−4,8−ジオン、
第3:3−ベンジル−7−ブロモ−2(2−ブロモ−3,4,5−トリメトキシフェニル)−5−メチル−6,7−ジヒドロ−3H,5H−ベンゾ[4,5]チエノ[2,3−d]ピリミジン−4,8−ジオン、
第4:3−ベンジル−2−(2−ブロモ−3,4,5−トリメトキシフェニル)−8−ヒドロキシ−5−メチル−3H−ベンゾ[4,5]チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−オン、
第5:3−ベンジル−6−メチル−2−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−3H−ベンゾ[4,5]チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−オン、
第6:3−ベンジル−6−メチル−2−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−6、7−ジヒドロ−3H、5H−ベンゾ[4,5]チエノ[2,3−d]ピリミジン−4,8−ジオン、
第7:3−ベンジル−7−ブロモ−6−メチル−2−(2−ブロモ−3,4,5−トリメトキシフェニル)−6、7−ジヒドロ−3H−ベンゾ[4,5]チエノ[2,3−d]ピリミジン−4,8−ジオン、
第8:3−ベンジル−2−(2−ブロモ−3,4,5−トリメトキシフェニル)−8−ヒドロキシ−6−メチル−3H−ベンゾ[4,5]チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−オン、
第9:3−ブチル−6−メチル−2−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−3H−ベンゾ[4,5]チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−オン、
第10:3−ブチル−6−メチル−2−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−6、7−ジヒドロ−3H、5H−ベンゾ[4,5]チエノ[2,3−d]ピリミジン−4,8−ジオン、
第11:3−ブチル−7−ブロモ−6−メチル−2−(2−ブロモ−3,4,5−トリメトキシフェニル)−6、7−ジヒドロ−3H−ベンゾ[4,5]チエノ[2,3−d]ピリミジン−4,8−ジオン、
第12:3−ブチル−2−(2−ブロモ−3,4,5−トリメトキシフェニル)−8−ヒドロキシ−6−メチル−3H−ベンゾ[4,5]チエノ[2,3−d]ピリミジン−44−オン、
第13:2−(2−ブロモ−3−ヒドロキシ−4,5−ジメトキシフェニル)−3−ブチル−8−ヒドロキシ−6−メチル−3H−ベンゾ[4,5]チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−オン、
第14:2−(2−ブロモ−3,4−ジヒドロキシ−5−メトキシフェニル)−3−ブチル−8−ヒドロキシ−6メチル−3H−ベンゾ[4,5]チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−オン、
第16:7−ブロモ−3−ブチル−2−(2−ブロモ−3,4,5−トリメトキシフェニル)−8−ヒドロキシ−6−メチル−3H−ベンゾ[4,5]チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−オン、
第17:7−ブロモ−2−(2−ブロモ−3−ヒドロキシ−4、5−ジメトキシフェニル)−3−ブチル−8−ヒドロキシ−6−メチル−3H−ベンゾ[4,5]チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−オン、
または生理学的に許容可能なその塩。
本発明の方法は、ステロイド・ホルモン依存性疾患または障害、具体的にはエストラジオール依存性疾患または障害の哺乳動物、好ましくはヒトおよび他の霊長類における治療を主に意図し、ステロイド・ホルモン依存性疾患または障害は、17β−ヒドロキシステロイド・デヒドロゲナーゼ(HSD)酵素、好ましくは17β−ヒドロキシステロイド・デヒドロゲナーゼ(HSD)酵素のタイプ1の阻害を必要とすることが好ましい[EC1.1.1.62]。
本明細書において使用される際、以下の用語は、示された意味を有する。
A 4−アンドロステン−3,17−オン
Ac アセチル
AcOH 酢酸
HSD ヒドロキシステロイド・デヒドロゲナーゼ
DHT デヒドロテストステロン
DMF N,N−ジメチルホルムアミド
E1 エストロン
E2 エストラジオール
ER エストロゲン受容体
EtOAc 酢酸エチル
GnRH ゴナドトロピン放出ホルモン
GRAS 一般的に安全であると認識されている
MS 質量分光法
NAD(P)[H] ニコチンアミド−アデニン−ジヌクレオチド(フォスフェート)[還元NAD(P)]
NMR 核磁気共鳴
P プロゲステロン
PCC ピリジニウムクロロクロメート
T テストステロン
TBAB 臭化テトラブチルアンモニウム
THF テトラヒドロフラン
TOF 「飛行時間」
一般的な製造方法
本発明の化合物は、既知の化学反応および手続きを使用することによって製造することが可能である。それにもかかわらず、以下の一般的な製造方法は、17β−ヒドロキシステロイド・デヒドロゲナーゼ阻害剤の合成について読者を補助するために提示され、機能例を示すために実験セクションにおいて後述の特定の詳細を用いる。
本発明による化合物は、方式1から4に示されるように製造することができる。
参照例:N−ベンジル−3,4,5−トリメトキシベンズアミドの製造
3,4,5−塩化トリメトキシベンゾイル(5.0g、21.7mmol)をジクロロメタン(50mL)において融解した。反応混合物を氷浴において冷却し、ベンジルアミン(4.74mL、43.4mmol)をゆっくり追加した。固体材料をろ過により除去した。ろ過液を30mLの水に注いだ。有機層を水で数回洗浄した。粗生成物をi−プロパノールから再結晶した。
溶液B=0.025%HCOOHを有する100%のMeOH
自動サンプラは、2μlの注入ループを有する。自動サンプラを、3μmの粒子でバリアン・ポラリスC18 A 30*4.6mmカラムに接続する。40℃のパーキン・エルマー・シリーズ200カラムにおいて、カラムを熱始動する。カラムを2.7μlフローセルでApplied Biosystems ABI 785 UVメータに接続する。波長を254nmに設定する。UVメータを、以下のパラメータを有するSciex API 150EX質量分光計に接続する(走査範囲:150〜900Amu、極性:正、走査モード:プロファイル、解像度Q1:UNIT、ステップ・サイズ:0.10amu、走査あたりの時間:0.500秒、NEB:10、CUR:10、IS:5200、TEM:325、DF:30、FP:225、EP:10)。光散乱検出器をSciex API 150に接続する。光散乱検出器は、50℃および3バールのN2圧力において動作するSedere Sedex55である。システム全体は、WindowsNTの元で動作するDellオプティプレックスGX400コンピュータによって制御する。
3−ベンジルーシクロヘキサノン(01−1)
THF(1.31M、393mmol、300mL)におけるベンジル塩化マグネシウムの溶液にCuCl(1.9g)を追加し、混合物を0℃に冷却した。混合物を6分撹拌し、THF(75mL)におけるシクロヘックス−2−エノン(l93mmol、l8.9g)を1時間にわたって0℃にて1滴ずつ追加した。反応混合物をRTまで一晩温めた。再び0℃に冷却した後、飽和水性NH4Cl(450mL)を追加し、層を分離した。水層をEtOAc(2×500mL)で抽出した。組み合わされた有機層を飽和水性NH4Cl(450mL)で洗浄し、Na2SO4の上で乾燥した。蒸発させた後、粗生成物にカラム・クロマトグラフィ(SiO2、EtOAc/Hept=1/19→1/9)を施すことにより、産物01−1の2つの分画を与えた。分画1(23.5g、125mmol、65%、黄色油状物)を次のステップで使用した。
CuCN(49.3mmol、550mmol、1.1当量)とEt2O(1L)の混合物を−78℃に冷却した。ヘキサンにおけるn−BuLiの2.6Mの溶液(440mL、1.1mmol、2.2当量)を一滴ずつ追加し、−75℃以下の温度に維持した。完全に追加した後、混合物をゆっくり温めた。0℃に到達した後、再び−85°Cまで冷却した。シクロヘックス−2−エノン(48.1g、500mmol)を1滴ずつ追加し、内部温度を約−80℃に維持した。完全に追加した後、混合物を−85℃で2時間撹拌した。次いで、飽和水性NH4Cl(750mL)および濃縮NH4OH(750mL)の混合物を追加することによって、反応を停止させた。灰色の沈殿物が形成された。層を分離し、水層をTBME(2×250mL)で抽出した。組み合わされた有機層を飽和水性NH4Cl(3×500mL)で洗浄し、Na2SO4の上で乾燥した。溶媒を真空内において蒸発させた後、溶出液としてヘプタンを使用して粗生成物をSiO2の上でろ過した。溶媒を蒸発させた後、産物03−1(60.2g、391mmol、78%)を黄色油状物として得た。
化合物01−l(26g、138mmol)をEtOH(70mL)、H2O(1mL)、シアン酢酸エチル(l4.7mL、15.6g、138mmol)、および硫黄(4.42g、138mmol)と混合した。結果として得られる混合物に、モルホリン(14mL、13.9g、159mmol)を追加し、混合物を45℃において4加熱した。これを元の容積の半分に濃縮し、H2O(500mL)に注いだ。水層をEtOAc(3×200mL)で抽出した。組み合わされた有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4の上で乾燥し、溶媒を真空内で除去して、粗生成物を赤茶色油状物として与え、これは、さらに精製せずに次のステップで使用した。
粗混合物03−2を、01−2の手続きを使用して03−1(26g、168mmol)、シアン酢酸エチル(18mL、19.1g、168mmol)、硫黄(5.4g、l68mmol)、およびモルホリン(17mL)から製造し、さらに精製せずに次のステップで使用した。
異性体01−2aおよび0l−2bの粗生成物混合物をAcOH(40mL)において融解した。無水酢酸(40mL)を追加し、混合物を35℃において3時間加熱した。混合物をRTまで冷却し、H2O(250mL)に注いだ。水層をEtOAc(3×200mL)で抽出した。組み合わされた有機層をH2O(3×200mL)、ブライン(200mL)で洗浄し、Na2SO4の上で乾燥した。溶媒を真空内で除去した後、粗生成物を赤茶色油状物として得て、これは、さらに精製せずに次のステップで使用した。
AcOH(5mL)におけるAc2O(55mL)で01−3aの手続きにより粗混合物03−2を変換することにより、粗混合物03−3を与え、これは、さらに精製せずに次のステップで使用した。
異性体01−3aおよび0l−3bの粗生成物混合物をAcOH(450mL)において融解した。混合物を50℃に加熱し、高温H2O(250mL)におけるNa2Cr2O7・2H2O(61.7g、207mmol)の溶液を1滴ずつ追加した。完全に追加した後、混合物を65℃で1時間撹拌し、次いで、5時間以内でRTまで冷却することが可能であった。反応混合物を飽和水性Na2SO3(200mL)で急冷し、H2O(1.5L)で希釈した。結果として得られる沈殿物をろ過除去し、H2Oで洗浄した。乾燥後、固体物をEtOAc(50mL)において撹拌し、ろ過して産物01−4を与えた(1から3.25g、8.7mmol、6%)。水性ろ過液をEtOAc(3×300mL)で抽出した。組み合わされた有機層をH2O(3×300mL)、ブライン(200mL)で洗浄し、Na2S04の上で乾燥した。溶媒を真空内で除去した後、粗生成物にカラム・クロマトグラフィ(SiO2、EtOAc/Hept=1/4)を施すことにより、産物を黄色の固体物として与えた。固体物をEtOAc(20mL)で洗浄し、ろ過除去し、Et2O(2×25mL)で洗浄し、乾燥して、01−4(3.25g、8.7mmol)をオフホワイトの固体物として与えた(01−1からの01−4の全歩留まり:6.5g、17.4mmol、12%)。
粗混合物03−3を01−4の手続きにより、Na2Cr2O7・2H2O(75.1g、252mmol)で変換した。粗生成物にカラム・クロマトグラフィ(SiO2、EtOAc/Hept=1/4)を施すことにより、産物03−4を黄色の固物として与えた。固体物をEt2O(25mL)で洗浄し、ろ過し、少量のEt2Oで洗浄し、化合物03−4(03−1から7.75g、23mmol、14%)を白色の固体物として与えた。親液から、化合物03−4の第2クロップ(03−1から2.2g、6.5mmol、4%)を白色の固体物として得た。03−4の全歩留まり:03−1から9.95g、29.5mmol、18%。
EtOAc(400mL)における化合物01−4の懸濁液(6.04g、16.3mmol)をCuBr2(7.3g、32.6mmol、2当量)で処置した。結果として得られる混合物をN2大気下において18時間還流した。RTまで冷却した後、混合物をセライトの上でろ過した。溶媒を真空内において除去し、ピンクの固体物を与えた。EtOAcで処置した後、粗固体をろ過し、Et2O(3×20mL)で洗浄し、01−5をピンクの固体物として与えた(3.35g、7.4mmol、46%)。親液を真空内において蒸発させ、残留物にカラム・クロマトグラフィ(SiO2、EtOAc/Hept=1/4)を施すことにより、産物(950mg)を純度66%のオフホワイトの固体物として与えた(HPLC−MS)。
01−5の手続きを使用して、CuBr2(4.3g、19.2mmol)で化合物03−4(3.24g、9.6mmol)を変換した。2つの他のバッチ(全体で03−4の4.44g、13.6mmolから)を製造し、粗生成物を組み合わせて、カラム・クロマトグラフィ(SiO2、EtOAc/Hept=1/4)で精製して、産物の2つの分画を与えた。第1分画(3.84g、9.2mmol、40%)を橙色油状物として得て、第2分画(2.02g、4.8mmol、21%)を茶色の油状固体物として得て、ある程度ジ臭素化したケトンを含んでいた。
フレーム乾燥した3ネック・フラスコをN2でパージし、臭化物01−5(3.35g、7.4mmol)、LiBr(707mg、8.2mmol、1.1当量),Li2CO3(601mg、8.2mmol、1.1当量)、およびDMF(85mL)を装填した。結果として得られる懸濁液をN2大気下において一晩還流した。反応混合物をRTに冷却し、飽和水性NH4Cl(500mL)に注いだ。水層をEtOAc(3×100mL)で抽出した。組み合わされた有機層をH2O(3×200mL)、ブライン(200mL)で洗浄し、Na2SO4の上で乾燥した。溶媒を真空内で除去し、粗生成物を茶色状の固体物として与えた。固体物をEt2O(25mL)で洗浄し、01−6(2.1g、5.7mmol、77%)をわずかに茶色の固体物として与えた。
01−6の手続きを使用して、LiBr(1.04g、12mmol、1.1当量)、Li2CO3(886mg、12mmol、1.1当量)で化合物03−5(4.54g、10.9mmol)を03−6に変換した。粗生成物をEtOAc(15mL)で洗浄し、Et2O(2×15mL)で洗浄して、03−6(1.8g、5.4mmol、49%)を茶色状の固体物として与えた。親液を蒸発させ、Et2Oで処置して、03−6の第2クロップ(0.67g、2.0mmol、18%)を茶色状の固体物として与えた。03−6の全歩留まり全体:2.47g、7.4mmol、68%。
化合物01−6(2.1g、5.7mmol)をMeOH(250mL)において融解し、H2SO4(1mL)を追加し、混合物を3日間撹拌した。01−6の他のバッチ(450mg、1.2mmol)を追加し、混合物をさらに14日撹拌し、一方、HPLCによって3日ごとに反応を監視した。完了後、混合物を元の容積の半分に濃縮した。水を追加し、pHを濃NH4OHで慎重に8に調節した。水層をEtOAc(3×100mL)で抽出した。組み合わされた有機層をH2O(100mL)、ブライン(100mL)で洗浄し、Na2SO4の上で乾燥した。溶媒を真空内で除去した後、産物a−1(2.05g、6.3mmol、91%)を緑色状の茶色のフォームとして与えた。
化合物03−6(3.64g、10.9mmol)をMeOH(450mL)とMeCN(100mL)の混合物に懸濁させた。H2SO4(1.5mL)を追加し、混合物をN2大気下において撹拌し、一方、HPLCによって反応を監視した。7日後、変換は完了し、混合物を元の容積の半分に濃縮した。水を追加し、pHを濃NH4OHで慎重に8に調節した。水層をEtOAc(3×100mL)で抽出した。組み合わされた有機層をH2O(100mL)、ブライン(100mL)で洗浄し、Na2SO4の上で乾燥した。溶媒を真空内で除去した後、粗生成物を緑色の粘性の油として与え、これをカラム・クロマトグラフィ(SiO2、EtOAc/Hept=1/4+1%Et3N)によって精製した。産物の分画をプールし、溶媒を真空内で除去した。残留物をEt2O(50mL)に融解し、溶液を濃水性NH4Cl(2×50mL)およびブライン(50mL)で洗浄し、残留NEt3を除去した。Na2SO4の上で乾燥した後、溶媒を真空内で除去し、a−3(2.6g、8.9mmol、82%)を緑色状の灰色の固体物として与えた。
2−ベンジル−シクロヘキサン(02−1)
シクロヘキサノン−N,N−ジメチルヒドラゾン(30g、214mmol)とTHF(400mL)混合物の混合物を5℃に冷却した。n−BuLiの2.5M−溶液(90mL、225mmol、1.05当量)を1滴ずつ追加し、内部温度を0℃以下に維持した。完全に追加した後、混合物を5℃で1時間撹拌した。次いで、ベンジル臭化物をゆっくり追加した。完全に追加した後、反応混合物をRTに温め、一晩撹拌した。3NのHCl溶液(400mL)を追加し、混合物をRTで2時間撹拌した。H2O(400mL)で希釈した後、層を分離し、水層をEtOAc(2×200mL)で抽出した。組み合わされた有機層をH2O(2×400mL)、ブライン(400mL)で洗浄し、Na2SO4の上で乾燥した。溶媒を真空内で除去して、粗製1a(41.5g>214mmol)を与え、これは、さらに精製せずに次のステップにおいて使用した。
シクロヘキサノン−N,N−ジメチル−ヒドラゾン(30g、214mmol)、n−BuLi(2.5M、225mmol、1.05当量の90mL)、およびn−ブチル臭化物(30.2g、220mmol、1.03当量)から02−1と同様に化合物04−1を製造し、粗製04−1(30.0g、194mmol、91%)を橙色油状物として与え、これは、さらに精製せずに次のステップにおいて使用した。
化合物02−1(粗製、最大214mmol)をEtOH(110mL)、シアン酢酸エチル(23mL、24.4g、214mmol)、および硫黄(6.85g、214mmol)と混合した。結果として得られる混合物に、モルホリン(21mL)を追加し、混合物を24時間還流するために加熱した。これを元の容積の半分に濃縮し、H2O(600mL)に注いだ。水層をEtOAc(3×200mL)で抽出した。組み合わされた有機層をH2O(2×200mL)、ブライン(200mL)で洗浄し、Na2SO4の上で乾燥し、溶媒を真空内で除去して、粗生成物を赤茶色油状物として与えた。これは、さらに精製せずに次のステップで使用した。
02−2の手続きを使用して、化合物04−2を04−1(30g、194mmol)、シアン酢酸エチル(20.7mL、21.9g、194mmol)、硫黄(6.2g、194mmol)、およびモルホリン(21mL)から製造し、さらに精製せずに次のステップで使用した。
粗製02−2をAcOH(65mL)に融解した。酢酸無水物(65mL)を追加し、混合物を1.5時間40℃で加熱した。混合物をRTに冷却し、H2O(600mL)に注ぎ、この間、固体物が沈殿した。固体物をろ過除去し、H2OおよびEt2Oで洗浄し、空気中で乾燥して、02−3(4.9g、13.7mmol、6%)をオフホワイトの固体物として与えた。ろ過液をEtOAc(3×200mL)で抽出した。組み合わされた有機層をH2O(3×200mL)、ブライン(200mL)で洗浄し、Na2SO4の上で乾燥した。真空中で溶媒を除去した後、粗生成物を半固体として得た。100mLのEt2Oで処置した後、固体物をろ過除去し、少量のEt2Oで洗浄し、空気中で乾燥して、02−3(17.2g、48mmol、22%)をわずかに黄色の固体物(全歩留まり:22.1g、62mmol、28%)として与えた。
AcOH(60mL)におけるAc2O(60mL)で02−3の手続きにより粗製04−2を変換することにより、粗生成物04−3を与えた。カラム・クロマトグラフィ(SiO2、EtOAc/hept=1/9)が、04−3を(19.2g、59mmol、30%)黄色の固体物として与えた。
化合物02−3(22.1g、62mmol)をAcOH(200mL)に融解した。混合物を65℃に加熱し、高温H2O(200mL)におけるNa2Cr2O7−2H2O(27.2g、93mmol)の溶液を2分にわたって追加した。完全に追加した後、混合物を65〜67℃で3時間撹拌し、75℃で2時間撹拌した。混合物をRTまで冷却することが可能であり、次いで、飽和水性Na2SO3(100mL)で急冷し、H2O(1.5L)で希釈した。水性混合物をEtOAc(3×300mL)で抽出した。組み合わされた有機層をH2O(3×400mL)、ブライン(400mL)で洗浄し、Na2SO4の上で乾燥した。溶媒を真空内で除去した後、粗生成物をEt2O(50mL)で処置し、ろ過除去し、02−4(9.5g、25mmol、41%)を開始材料02−3(HPLC)の約8%を含む黄色の粉末として与えた。
02−4の手続きにより、Na2Cr2O7−2H2O(26.4g、88.5mmol)で化合物04−b(19.1g、59mmol)を変換した。粗生成物にカラム・クロマトグラフィ(SiO2、EtOAc/hept=1/4)を施すことにより、産物04−4(10.1g、30mmol、51%)を黄色油状物として与え、これは、直立させた際に黄色のワックス状固体に凝固した。
EtOAc(80mL)における化合物02−4(4.5g、11mmol)の懸濁液をCuBr2(5.4g、24mmol、22当量)で処置した。結果として得られる混合物をN2大気下において6時間還流した。RTに冷却した後、混合物をセライトの上でろ過した。溶媒を真空内で除去して、ピンクの固体物を与え、これをEtOAc(25mL)で処置した。固体物をろ過除去し、Et2O(3×20mL)で洗浄して、02−5をわずかに茶色の固体物(4.1g、9.0mmol、82%)として与えた。
02−5の手続きを使用して、CuBr2(13.4g、60.2mmol)で化合物04−4(10.2g、39.1mmol)を変換し、04−5(4.7g、11.4mmol、38%)を灰色の粉末として与えた。
臭化物02−5(8.5g、18.9mmol)、LiBr(1.8g、20.8mmol、1.1当量)、Li2CO3(1.5g、20.8mmol、1.1当量)およびDMF(200mL)の懸濁液をN2大気下において4時間150℃に加熱した。反応混合物をRTまで冷却し、飽和水性NH4C1(750mL)に注いだ。水層をEtOAc(3×200mL)で抽出した。組み合わされた有機層をH2O(3×200mL)、飽和水性NH4Cl(200mL)で洗浄し、Na2SO4の上で乾燥した。溶媒を真空内で除去し、粗生成物を与えた。固体物をEt2O(25mL)で洗浄し、02−6(1.52g、4.1mmol、22%)を与えた。ろ過液を蒸発させ、残留物をカラム・クロマトグラフィ(SiO2、EtOAc/hept=1/1)によって精製して、02−6の他の分画(2.5g、6.8mmol、36%)を黄色の固体物(全歩留まり:4.3g、11.7mmol、62%)として与えた。
02−6の手続きを使用して、LiBr(1.1g、12.5mmol、1.1当量)、Li2CO3(0.9g、12.5mmol、1.1当量)で化合物04−5(4.74g、10.9mmol)を04−6に変換した。水性後処理の後、粗生成物をろ過除去し、H2OおよびEt2O(25mL)で洗浄して、04−6(1.9g、5.7mmol、50%)を灰色の固体物として与えた。親液を蒸発させ、Et2Oで処置して、04−6の第2産物(0.6g、1.9mmol、17%)を茶色状の固体物として与えた(04−6の全歩留まり:2.6g、7.6mmol、67%)。
化合物02−6(4.3g、11.7mmol)をMeOH(350mL)に融解し、濃H2SO4(2mL)を追加し、混合物を8日間撹拌した。混合物を元の容積の半分に濃縮した。H2Oを追加し、pHを濃NH4OHで8に慎重に調節した。水層をEtOAc(3×100mL)で抽出した。組み合わされた有機層をH2O(100mL)、ブライン(100mL)で洗浄し、Na2SO4の上で乾燥した。溶媒を真空内において除去して粗生成物を与え、これをカラム・クロマトグラフィ(SiO2、EtOAc/hept=1/4+1%Et3Nから1/1)によって精製した。産物をHPLCによりわずかに80%の純度で得て、したがって自動カラム・クロマトグラフィを施して、a−2(2.1g、6.4mmol、55%)を茶黄色の固体物として与えた。
化合物04−b(2.6g、7.6mmol)をMeOH(200mL)と混合し、a−2について記述された手続きを使用して、自動濃H2SO4(1mL)で9日処置した。粗生成物をカラム・クロマトグラフィで精製して、a−4(1.1g、3.7mmol、50%)を橙色油状物として与えた。
以下の表1、2、3、および4は、各表の第3列および第4列に与えられたように1級アミンR1−NH2および酸塩化物R2−CO−Clで開始して、方式6により製造した一般的な化学式qの化合物第21から123を列挙する。異なる開始化合物a−3−OH(a−1、a−2、a−3、およびa−4)を使用して化合物を合成し、一般的な化学式q−3−OHの産物、すなわちq−1(表1)、q−2(表2)、q−3(表3)、およびq−4(表4)をそれぞれ生じた。
反応において、室温のベセルを、200μlの0.25Mの1級アミンR1−NH2、200μlの1Mのジイソプロピルエチルアミン、および50μlの0.25Mの酸塩化物R2−CO−Clと共に順次配置した。この混合物に、200μlの0.25Mの置換および任意で保護された2−アミノ−ベンゾ[b]チオフェン−3−カルボン酸エチルエステルa−3−OHを追加し、続いて200μlの0.25MのPOCl3を追加した。すべての反応物質のうち、クロロベンゼンにおける溶液または懸濁液を使用する。100℃で80時間シェイクした後、混合物を室温に冷却し、5%のNaOAcで洗浄し、EtOAcで抽出した。有機層を収集し、所望の化合物をもたらすように濃縮する。その後、一般的な化学式q−3−OHの得られた材料をLC−MSによって分析した。
5.1 17β―ヒドロキシステロイド・デヒドロゲナーゼタイプ1、タイプ2、およびタイプ3の酵素の阻害
確立されたMCF−7細胞株上において、17β−HSD酵素活性に関してイン・ビトロで化合物をスクリーニングし、それぞれの17β−HSDイソ酵素の1つを安定して発現した。これらの細胞株における各イソ酵素による基質の相互変換および化学化合物17β−HSD阻害活性をHPLCシステムによって検出した。
得られた結果を以下の表7に示す。各化合物の2つの濃度を使用した。化合物の数は、実験セクションにおいて示される数字を指す。
エストロゲン受容体αおよびエストロゲン受容体βに対する本発明の結合親和性は、Koffmannらによって記載されたイン・ビトロER結合アッセイにより決定することができる[Koffmann Bら(1991年)J.Steroid.Biochem.Mol.Biol.38:135]。あるいは、エストロゲン受容体結合検定は、国際特許出願PCT/US/17799(WO 00/07996として出願)により実施することができる。
エストロゲン受容体に対して結合親和性を示す本発明の化合物は、個々のエストロゲン可能性または抗エストロゲン可能性(ERαまたはERβに対するアゴニスト結合またはアンタゴニスト結合)に関してさらに試験することが可能である。エストロゲン受容体アゴニスト活性の決定は、たとえば米国特許出願10/289079(US2003/0170292として出願)内に記載されているMMTV−ERE−LUC受容体システムを使用するイン・ビトロ検定システムにより実施することが可能である。
参考文献
Claims (27)
- 化学式(I)
R1およびR2が、
(i)アルキルが線形、環式、分枝、もしくは部分不飽和である−C1−C12−アルキルであって、
ヒドロキシル、C1−C12−アルコキシ、チオール、C1−C12−アルキルチオ、アリールオキシ、アリールアシル、−CO−OR、−O−CO−R、ヘテロアリール−アシルオキシ、および−N(R)2からなる群から個々に選択された1、2、もしくは3の置換基で任意で置換され、
アリール部分が、フェニルもしくはナフチルであり、1、2、もしくは3のハロゲンで任意で置換され、
ヘテロアリール部分が、チエニル、フリル、もしくはピリジニルである、−C1−C12−アルキルと、
(ii)アリールおよびアリール−C1−C12−アルキルであって、
その際、アルキル部分が、1つもしくは2つのヒドロキシル基で任意で置換され、
その際、アリール部分が、ハロゲン、ヒドロキシル、C1−C12−アルコキシ、ニトロ、ニトリル、C1−C12−アルキル、ハロゲン化C1−C12−アルキル、−SO2−N(R)2、C1−C12−アルキルスルホニルからなる群から個々に選択された1から5の置換基で任意で置換され、
もしくは、アリールが、隣接炭素原子に結合され、NもしくはOなどの1、2、もしくは3のヘテロ原子を任意で含む飽和環式5、6、もしくは7員環構造に組み合わされる2つの基によって任意で置換されていてよく、N原子の数が0〜3、O原子の数がそれぞれ0〜2であり、
その際、環式環構造が、オキソ基によって任意でさらに置換されていてよい、アリールおよびアリール−C1−C12−アルキルと、
(iii)ヘテロアリールおよびヘテロアリール−C1−C12−アルキルであって、
その際、ヘテロアリール基が、ハロゲン、C1−C12−アルキル、ハロゲン化C1−C8−アルキル、−CO−OR、アリール、もしくはアリールオキシからなる群から個々に選択された1、2、もしくは3の置換基で任意で置換され、
その際、アリール基が、フェニルもしくはナフチルから選択され、1、2、もしくは3のハロゲン原子で任意で置換される、ヘテロアリールおよびヘテロアリール−C1−C12−アルキルと、
(iv)シクロヘテロアルキルおよびシクロヘテロアルキル−C1−C8−アルキルであって、
その際、シクロヘテロアルキル部分が、ピロリジニル、テトラヒドロフリル、テトラヒドロチオフェニル、テトラヒドロピリジニル、ジオキソリル、アゼチジニル、チアゾリジニル、オキサゾリジニル、ピペリジニル、モルフォリニル、チオモルフォリニル、ピペラジニル、アゼパニル、ジアゼパニル、オキサゼパニル、チアゼパニル、ジヒドロ−1H−ピロリル、および1,3−ジヒドロ−ベンゾイミダゾイルからなる群から選択され、
その際、シクロヘテロアルキル部分が、オキソ、C1−C12−アルキル、ヒドロキシル、C1−C12−アルコキシ、およびアリール−C1−C12−アルキルからなる群から個々に選択された最高で2つの置換基で任意で選択される、シクロヘテロアルキルおよびシクロヘテロアルキル−C1−C8−アルキルとからなる群から個々に選択され、
あるいは、R2自体が、−CO−R、−CO−O−R、もしくは−CO−N(R)2から独立に選択され、
その際、R1およびR2を同時に非置換アルキルとすることができず、
R3およびR4が、水素、オキソ、チオ、ハロゲンもしくはジハロゲン、−CO−R、好ましくはCHO、−CO−O−R、ニトリル、−CO−N(R)2、−O−CO−R、−O−R,−S−R、−N(R)2、−C1−C12−アルキルからなる群から個々に選択され、アルキルが、線形、環式、分枝、もしくは部分不飽和であり、アルキルが、ヒドロキシル、C1−C12−アルコキシ、チオール、および−N(R)2からなる群から個々に選択された1、2、もしくは3の置換基で任意で置換され、
R5およびR6が、
水素、ハロゲン、−O−R、−CO−O−R、−CO−Rと、
C1−C12−アルキルであって、アルキルが、線形、環式、分枝、もしくは部分不飽和であり、アルキルが、ヒドロキシル、C1−C12−アルコキシ、チオール、C1−C12−アルキルチオ、および−CO−ORからなる群から個々に選択された1、2、もしくは3の置換基で任意で置換される、C1−C12−アルキルと、
アリールおよびアリール−C1−C12−アルキルであって、アリール部分が、ハロゲン、ヒドロキシル、C1−C12−アルコキシ、ニトロ、ニトリル、C1−C12−アルキル、ハロゲン化C1−C12−アルキルからなる群から個々に選択された1から5の置換基で任意で置換され、
その際、R5およびR6を同時にハロゲンとすることができず、
その際、R5が水素を表す場合、R6がハロゲンとは異なり、
Rが、水素、C1−C12−アルキル、もしくはフェニルを表し、フェニル基が、ハロゲン、ヒドロキシル、およびC1−C4−アルコキシからなる群から選択された1、2、もしくは3の置換基で任意で置換され、
6員環の炭化水素鎖−C(R3)−C(R4)−C(R5)−C(R6)−が飽和である、もしくは炭素原子間に1つもしくは2つの2重結合を含む]の新規化合物、あるいは医薬的に許容可能なその塩。 - 炭化水素鎖−C(R3)−C(R4)−C(R5)−C(R6)−を備える6員環が、芳香族環である、請求項1に記載の化学式(I)の化合物。
- 炭化水素鎖−C(R3)−C(R4)−C(R5)−C(R6)−を備える6員環が、芳香族環以外である、請求項1に記載の化学式(I)の化合物。
- R2が、
(i)アルキルが線形、環式、分枝もしくは部分飽和である−C1−C8−アルキルであって、
ヒドロキシル、C1−C8−アルコキシ、チオール、C1−C8−アルキルチオ、アリールオキシ、−CO−O−C1−C8−アルキル、および−O−CO−R’からなる群から個々に選択された1、2、もしくは3の置換基で任意で置換され、
その際、前記アリール基が、フェニルもしくはナフチルであり、1、2、もしくは3のハロゲン原子で任意で置換される、−C1−C8−アルキルと、
(ii)アリールおよびアリール−C1−C8−アルキルであって、
アリール部分が、ハロゲン、ヒドロキシル、C1−C8−アルコキシ、ニトロ、ニトリル、ハロゲン化C1−C8−アルキル、−SO2−N(R’)2からなる群から個々に選択された1から5の置換基で任意で置換される、アリールおよびアリール−C1−C8−アルキルと、
(iii)ヘテロアリールおよびヘテロアリール−C1−C8−アルキルであって、
その際、ヘテロアリール基が、ハロゲン、C1−C8−アルキル、ハロゲン化C1−C8−アルキル、アリール、もしくはアリールオキシからなる群から個々に選択された1、2、もしくは3の置換基で任意で置換され、
その際、アリール基が、フェニルもしくはナフチルから選択され、1、2、もしくは3のハロゲン原子で任意で置換される、ヘテロアリールおよびヘテロアリール−C1−C8−アルキルと、
(iv)−CO−R’と、
(v)−CO−N(R’)2と、
(vi)−CO−O−R’とからなる群から選択され、
R’が、水素もしくはC1−C8アルキルである、請求項1から3のいずれか1項に記載の化学式(I)の化合物。 - R2が、
(a)化学式(II)
R7が、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、もしくはC1−C4−アルコキシであり、
R8が、水素、C1−C4−アルコキシ、ヒドロキシル、ニトリル、ハロゲン、もしくはハロゲン化C1−C4アルキルであり、
R9が、水素、C1−C4−アルコキシ、ヒドロキシル、ニトリル、ハロゲン、もしくはN,N−ジ−C1−C4−アルキル−スルホンアミドであり、
R10が、水素、C1−C4−アルコキシ、ヒドロキシル、ニトリル、ハロゲン、もしくはハロゲン化C1−C4−アルキルであり、
R11が、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、もしくはC1−C4−アルコキシである]の残基と、
もしくは(b)
(i)アルキルが線形、環式、分枝、もしくは部分飽和である−C1−C8−アルキルと、
(ii)−CO−O−R’’と、
−O−R’’と、
Arがハロゲンで任意で置換されたフェニルである−O−Arと、
−O−CO−R’’と、
1、2、もしくは3のC1−C4−アルコキシ基でフェニル部分において任意で置換されたフェニルもしくはビフェニルとからなる群から選択された1つもしくは2つの置換基で置換された−C1−C4−アルキルと、
(iii)−CO−O−R’’と、
(iv)−CO−R’’と、
(v)ナフチルと、
(vi)ヘテロアリールであって、
その際、ヘテロアリール基が、ハロゲン、C1−C4−アルキル、ハロゲン化C1−C4アルキル、フェニル、およびフェノキシからなる群から個々に選択された1つもしくは2つの置換基で任意で置換され、
その際、フェニル基が、1、2、もしくは3のハロゲンで任意で置換される、ヘテロアリール基とであり、
R’’が、水素もしくはC1−C4−アルキルを表す、請求項4に記載の化学式(I)の化合物。 - R2が、
(i)アルキルが線形、環式、もしくは分枝である−C3−C8−アルキルと、
(ii)C1−C4−アルコキシおよびヒドロキシルからなる群から独立に選択された1つもしくは2つの置換基で任意で置換された−C1−C4−アルキルと、
(iii)フェニル基が、1つもしくは2つのC1−C4−アルコキシ基で任意で置換されたフェニル−C1−C4−アルキルと、
(iv)ヘテロアリール部分が、フリル、ピリジニル、チエニル、チアゾリル、およびピリミジニルからなる群から選択されるヘテロアリールと、
(v)化学式(II)
R7が、水素、C1−C4アルコキシ、もしくはハロゲンであり、
R8が、水素、ハロゲン、C1−C4−アルコキシ、もしくはヒドロキシルであり、
R9が、水素、ヒドロキシル、もしくはC1−C4−アルコキシであり、
R10が、水素、ハロゲン、C1−C4−アルコキシ、もしくはヒドロキシルであり、
R11が、水素、C1−C4−アルコキシ、もしくはハロゲンである]の残基とである、請求項5に記載の化学式(I)の化合物。 - R1が、
(i)アルキルが線形、環式、分枝、もしくは部分飽和である−C1−C8−アルキルであって、
ヒドロキシル、C1−C8−アルコキシ、チオール、−NH2、C1−C8−アルキルチオ、アリールオキシ、アリールアシル、−CO−O−C1−C8−アルキル、C1−C8−アルキルアシルオキシ、ヘテロアリール−アシルオキシ、およびC1−C8−アルキルアミノからなる群から個々に選択された1、2、もしくは3の置換基で任意で置換され、
その際、前記アリール基が、フェニルもしくはナフチルであり、1、2、もしくは3のハロゲンで任意で置換され、
その際、前記へテロアリール基が、チエニル、フリル、もしくはピリジニルである、−C1−C8−アルキルと、
(ii)アリールおよびアリール−C1−C8−アルキルであって、
アルキル部分が、1つもしくは2つのヒドロキシル基で任意で置換され、
アリール部分が、ハロゲン、ヒドロキシル、C1−C8−アルコキシ、C1−C8−アルキルスルホニル、−SO2−N(C1−C8−アルキル)2、C1−C8−アルキル、ハロゲン化C1−C8−アルキルからなる群から個々に選択された1から5の置換基で任意で置換され、
もしくは、アリールが、隣接炭素原子に結合され、NもしくはOなどの1、2、もしくは3のヘテロ原子を任意で含む飽和環式5もしくは6員環構造に組み合わされる2つの基によって任意で置換することが可能であり、N原子の数が0から3、O原子の数がそれぞれ0から2であり、
その際、環式環構造が、オキソ基によって任意でさらに置換されていてよい、アリールおよびアリール−C1−C8−アルキルと、
(iii)ヘテロアリールおよびヘテロアリール−C1−C8−アルキルであって、
その際、ヘテロアリール基が、ハロゲン、C1−C8−アルキル、および−CO−O−C1−C8−アルキルからなる群から個々に選択された1、2、もしくは3の置換基で任意で置換されるヘテロアリールおよびヘテロアリール−C1−C8−アルキルと、
(iv)シクロへテロアルキルおよびシクロヘテロアルキル−C1−C8−アルキルであって、
その際、シクロヘテロアルキル部分が、オキソ、C1−C8−アルキル、ヒドロキシル、C1−C8−アルコキシ、およびアリール−C1−C8−アルキルからなる群から個々に選択された最高で2つの置換基で任意で置換される、シクロへテロアルキルおよびシクロヘテロアルキル−C1−C8−アルキルとからなる群から選択される、請求項1から6のいずれか1項に記載の化学式(I)の化合物。 - R1が、
(i)アルキルが線形、環式、もしくは分枝である−C1−C8−アルキルと、
(ii)−O−R’’、−O−Ar、−O−CO−HetAr、−CO−Ar、−CO−O−R’’、および−N(R’’)2からなる群から個々に選択された1つもしくは2つの置換基で置換された−C1−C4−アルキルと、
(iii)アリールおよびアリール−C1−C4−アルキルであって、
アルキル部分が、ヒドロキシル基で任意で置換され、
アリール部分が、ハロゲン、−O−R’’、−SO2−R’’、−SO2−N(R’’)2からなる群から個々に選択された1、2、もしくは3の置換基で任意で置換され、
もしくは、アリールが、隣接炭素原子に結合され、最高で2つのO原子を任意で含む飽和環式5もしくは6員環構造に組み合わされる2つの基によって任意で置換することが可能であり、
その際、環式環構造が、オキソ基によって任意でさらに置換されていてよい、アリールおよびアリール−C1−C4−アルキルと、
(iv)ヘテロアリールおよびヘテロアリール−C1−C4−アルキルであって、
その際、ヘテロアリール基が、ハロゲン、−C1−C4−アルキル、および−CO−O−R’’からなる群から個々に選択された1つもしくは2つの置換基で任意で置換される、ヘテロアリールおよびヘテロアリール−C1−C4−アルキルと、
(v)シクロへテロアルキルおよびシクロへテロアルキル−C1−C4−アルキルであって、
その際、シクロヘテロアルキル部分が、オキソ、C1−C4−アルキル、好ましくはメチル、−C1−C4−アルキル−Arからなる群から個々に選択された最高で2つの置換基で任意で置換される、シクロへテロアルキルおよびシクロへテロアルキル−C1−C4−アルキルとからなる群から選択され、
Arが、ハロゲンもしくはC1−C4−アルコキシで任意で置換されたフェニルを表し、
HetArが、チエニル、フリル、もしくはピリジニルを表し、
R’’が、水素もしくはC1−C4−アルキルを表す、請求項7に記載の化学式(I)の化合物。 - R1が、
(i)1つもしくは2つのヒドロキシル基で任意で置換された−C1−C4−アルキルと、
(ii)フェニル−C1−C4−アルキルであって、
フェニル基が、1つもしくは2つのC1−C4−アルコキシ基で任意で置換され、
もしくは、フェニル基が、隣接炭素原子に結合され、1つもしくは2つのO原子を任意で含む飽和環式5もしくは6員環構造に組み合わされる2つの基によって置換される、フェニル−C1−C4−アルキルと、
(iii)ヘテロアリールもしくはヘテロアリール−C1−C4−アルキルであって、
ヘテロアリール部分が、フリル、ピリジニル、チエニル、チアゾリル、およびピリミジニルからなる群から選択され、
ヘテロアリール基が、C1−C4−アルキルで置換される、ヘテロアリールもしくはヘテロアリール−C1−C4−アルキルと、
(iv)シクロヘテロアルキル部分が、テトラヒドロフリル、ピペリジニル、モルフォリニル、およびピロリジニルである、シクロヘテロアルキル−C1−C4−アルキルとからなる群から選択される、請求項8に記載の化学式(I)の化合物。 - R1およびR2が、
(i)アルキルが線形、環式、もしくは分枝であるC3−C8−アルキルと、
(ii)C1−C4−アルコキシおよびヒドロキシルからなる群から独立に選択された1つもしくは2つの置換基で任意で置換された−C1−C4−アルキルと、
(iii)フェニルもしくはフェニル−C1−C4−アルキルであって、
フェニル基が、ハロゲン、C1−C4−アルコキシ、およびヒドロキシルからなる群から個々に選択された1から5の置換基で任意で置換され、もしくは
フェニル基が、隣接炭素原子に結合され、NもしくはOなどの1つもしくは2つのヘテロ原子を任意で含む環式5もしくは6員環構造に組み合わされる2つの基で置換される、フェニルもしくはフェニル−C1−C4−アルキルと、
(iv)ヘテロアリール基がC1−C4−アルキルで任意で置換される、ヘテロアリールもしくはヘテロアリール−C1−C4−アルキルと、
(v)シクロへテロアルキルC1−C4アルキルとからなる群から個々に選択される、請求項1から3のいずれか1項に記載の化学式(I)の化合物。 - R3が、
水素、オキソ、−O−R’、−O−Ar、−O−CO−R’、ハロゲン、チオ、−S−R’、および−S−Arからなる群から選択され、
R’が、水素もしくはC1−C4−アルキルを表し、
Arが、ハロゲン、ヒドロキシル、もしくはC1−C4−アルコキシからなる群から選択された1つもしくは複数の置換基で任意で置換されたフェニルを表す、請求項1から10のいずれか1項に記載の化学式(I)の化合物。 - R3が、水素、オキソ、およびヒドロキシルからなる群から選択される、請求項11に記載の化学式(I)の化合物。
- R4が、
水素、ヒドロキシルで任意で置換されたC1−C4−アルキル、−CO−R’、−CO−O−R’、ハロゲン、およびジハロゲンからなる群から選択され、
R’が、水素もしくはC1−C4−アルキルを表す、請求項1から12のいずれか1項に記載の化学式(I)の化合物。 - R4が、水素およびハロゲンからなる群から選択される、請求項13に記載の化学式(I)の化合物。
- R5が、水素、−COOR’、フェニル−C1−C4−アルキル、C1−C4−アルキル、および−COOR’で置換されたC1−C4−アルキルからなる群から選択され、R’が、HもしくはC1−C4−アルキルを表す、請求項1から14のいずれか1項に記載の化学式(I)の化合物。
- R5が、水素、ベンジル、およびC1−C4−アルキルからなる群から選択される、請求項15に記載の化学式(I)の化合物。
- R6が、水素、ハロゲン、−O−R’、フェニル−C1−C4−アルキル、C1−C4−アルキル、および−COOR’で置換されたC1−C4−アルキルからなる群から選択され、R’がHもしくはC1−C4−アルキルを表す、請求項1から16のいずれか1項に記載の化学式(I)の化合物。
- R6が、水素、ハロゲン、ベンジル、およびC1−C4−アルキルからなる群から選択される、請求項17に記載の化学式(I)の化合物。
- 化学式(I)
R1およびR2が、
(i)アルキルが線形、環式、もしくは分枝である−C3−C8−アルキルと、
(ii)C1−C4−アルコキシおよびヒドロキシルからなる群から独立に選択された1つもしくは2つの置換基で任意で置換された−C1−C4−アルキルと、
(iii)フェニルもしくはフェニル−C1−C4−アルキルであって、
フェニル基が、ハロゲン、C1−C4−アルコキシ、およびヒドロキシルからなる群から個々に選択された1から5の置換基で任意で置換され、もしくは
フェニル基が、隣接炭素原子に結合され、NもしくはOなどの1つもしくは2つのヘテロ原子を任意で含む飽和環式5もしくは6員環構造に組み合わされる2つの基によって置換される、フェニルもしくはフェニル−C1−C4−アルキルと、
(iv)ヘテロアリール基がC1−C4−アルキルで任意で置換される、ヘテロアリールもしくはヘテロアリール−C1−C4−アルキルと、
(v)シクロヘテロアルキル−C1−C4アルキルとからなる群から独立に選択され、
R3が、水素、オキソ、およびヒドロキシルからなる群から選択され、
R4が、水素およびハロゲンからなる群から選択され、
R5が、水素、フェニル−C1−C2−アルキル、C1−C4−アルキル、および−C1−C4−アルキル−CO−O−C1−C4−アルキルからなる群から選択され、
R6が、水素、ハロゲン、フェニル−C1−C2−アルキル、C1−C4−アルキル、および−C1−C4−アルキル−CO−O−C1−C4−アルキルからなる群から選択される]で示される、請求項1に記載の化合物。 - R1が、
(i)1つもしくは2つのヒドロキシル基で任意で置換された−C1−C4−アルキルと、
(ii)フェニル−C1−C4−アルキルであって、
フェニル基が、1つもしくは2つのC1−C4−アルコキシ基で任意で置換され、
もしくは、フェニル基が、隣接炭素原子に結合され、1つもしくは2つのO原子を任意で含む飽和環式5もしくは6員環構造に組み合わされる2つの基によって置換される、フェニル−C1−C4−アルキルと、
(iii)ヘテロアリールもしくはヘテロアリール−C1−C4−アルキルであって、
ヘテロアリール部分が、フリル、ピリジニル、チエニル、チアゾリル、およびピリミジニルからなる群から選択され、
ヘテロアリール基が、C1−C4−アルキルで任意で置換される、ヘテロアリールもしくはヘテロアリール−C1−C4−アルキルと、
(iv)シクロヘテロアルキル部分が、テトラヒドロフリル、ピペリジニル、モルフォリニル、およびピロリジニルからなる群から選択される、シクロヘテロアルキル−C1−C4−アルキルとからなる群から選択され、
R2が、
(i)アルキルが線形、環式、もしくは分枝であるC3−C8−アルキルと、
(ii)C1−C4−アルコキシおよびヒドロキシルからなる群から独立に選択された1つもしくは2つの置換基で任意で置換された−C1−C4−アルキルと、
(iii)フェニル基が1つもしくは2つのC1−C4アルコキシ基で任意で置換される、フェニル−C1−C4−アルキルと、
(iv)ヘテロアリール部分が、フリル、ピリジニル、チエニル、チアゾリル、およびピリミジニルからなる群から選択されるヘテロアリールと、
(v)化学式(II)
R7が、水素、ハロゲン、もしくはC1−C4−アルコキシであり、
R8が、水素、ハロゲン、C1−C4−アルコキシ、もしくはヒドロキシルであり、
R9が、水素、ヒドロキシル、もしくはC1−C4−アルコキシであり、
R10が、水素、ハロゲン、C1−C4−アルコキシ、もしくはヒドロキシルであり、
R11が、水素、ハロゲン、もしくはC1−C4−アルコキシである]の残基とからなる群から選択される、請求項19に記載の化学式(I)の新規化合物。 - 3−ベンジル−5−メチル−2−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−3H−ベンゾ[4,5]チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−オンと、
3−ベンジル−5−メチル−2−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−6,7−ジヒドロ−3H,5H−ベンゾ[4,5]チエノ[2,3−d]ピリミジン−4,8−ジオンと、
3−ベンジル−7−ブロモ−2−(2−ブロモ−3,4,5−トリメトキシフェニル)−5−メチル−6,7−ジヒドロ−3H,5H−ベンゾ[4,5]チエノ[2,3−d]ピリミジン−4,8−ジオンと、
3−ベンジル−2−(2−ブロモ−3,4,5−トリメトキシフェニル)−8−ヒドロキシ−5−メチル−3H−ベンゾ[4,5]チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−オンと、
3−ベンジル−6−メチル−2−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−3H−ベンゾ[4,5]チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−オンと、
3−ベンジル−6−メチル−2−(3,4.5−トリメトキシフェニル)−6,7−ジヒドロ−3H,5H−ベンゾ[4,5]チエノ[2,3−d]ピリミジン−4,8−ジオンと、
3−ベンジル−7−ブロモ−6−メチル−2−(2−ブロモ−3,4,5−トリメトキシフェニル)−6,7−ジヒドロ−3H−ベンゾ[4,5]チエノ[2,3−d]ピリミジン−4,8−ジオンと、
3−ベンジル−2−(2−ブロモ−3,4,5−トリメトキシフェニル)−8−ヒドロキシ−6−メチル−3H−ベンゾ[4,5]チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−オンと、
3−ブチル−6−メチル−2−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−3H−ベンゾ[4,5]チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−オンと、
3−ブチル−6−メチル−2−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−6,7−ジヒドロ−3H,5H−ベンゾ[4,5]チエノ[2,3−d]ピリミジン−4,8−ジオンと、
3−ブチル−7−ブロモ−6−メチル−2−(2−ブロモ−3,4,5−トリメトキシフェニル)−6,7−ジヒドロ−3H−ベンゾ[4,5]チエノ[2,3−d]ピリミジン−4,8−ジオンと、
3−ブチル−2−(2−ブロモ−3,4,5−トリメトキシフェニル)−8−ヒドロキシ−6−メチル−3H−ベンゾ[4,5]チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−オンと、
2−(2−ブロモ−3−ヒドロキシ−4,5−ジメトキシフェニル)−3−ブチル−8−ヒドロキシ−6−メチル−3H−ベンゾ[4,5]チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−オンと、
2−(2−ブロモ−3,4−ジヒドロキシ−5−メトキシフェニル)−3−ブチル−8−ヒドロキシ−6−メチル−3H−ベンゾ[4,5]チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−オンと、
7−ブロモ−3−ブチル−2−(2−ブロモ−3,4,5−トリメトキシフェニル)−8−ヒドロキシ−6−メチル−3H−ベンゾ[4,5]チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−オンと、
7−ブロモ−2−(2−ブロモ−3−ヒドロキシ−4,5−ジメトキシフェニル)−3−ブチル−8−ヒドロキシ−6−メチル−3H−ベンゾ[4,5]チエノ[2,3−d]ピリミジン−4−オンと、
もしくは医薬的に許容可能なその塩とからなる群から選択される、請求項1に記載の化学式(I)の新規化合物。 - 薬剤として使用される、請求項1から21のいずれか1項に記載の化学式(I)の化合物。
- ステロイド・ホルモン依存性疾患もしくは障害を治療もしくは予防するための、請求項1から21のいずれか1項に記載の化学式(I)の化合物の使用法。
- ステロイド・ホルモン依存性疾患もしくは障害を治療もしくは予防する薬剤を製造するための、請求項1から21のいずれか1項に記載の化学式(I)の化合物の使用法。
- ステロイド・ホルモン依存性疾患もしくは障害が、17β−ヒドロキシステロイド・デヒドロゲナーゼ酵素、好ましくは17β−HSDタイプ1、17β−HSDタイプ2、17β−HSDタイプ3の阻害を必要とする疾患もしくは障害である、請求項23もしくは24に記載の使用法。
- ステロイド・ホルモン依存性疾患もしくは障害が、乳癌、前立腺癌、卵巣癌、子宮癌、子宮内膜癌および子宮内膜増殖症、子宮内膜症、子宮類腺筋腫、子宮平滑筋腫、腺筋症、月経困難症、月経過多症、不正子宮出血、プロスタジニア、良性前立腺肥大症、前立腺炎、にきび、脂漏症、男性型多毛症、アンドロゲン脱毛症、思春期早発症、副腎過形成、多嚢胞卵巣症候群、子宮機能不全、骨粗鬆症、多発性硬化症、リウマチ性関節炎、アルツハイマー病、結腸癌、組織の創傷、皮膚のしわ、および白内障からなる群から選択される、請求項23もしくは24に記載の使用法。
- 請求項1から21のいずれか1項に記載の化学式(I)の化合物の少なくとも1つを活性剤として、かつ少なくとも医薬的に許容可能な担体を含有する医薬組成物。
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