JP2008516776A - スポット溶接ガン、およびスポット溶接ガンの圧力調整方法 - Google Patents

スポット溶接ガン、およびスポット溶接ガンの圧力調整方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、ワークピース(3、3’)の抵抗溶接に用いるスポット溶接ロッド(2)に関し、このロッドは駆動部(1)を備えており、駆動部(1)はペンチアーム(6、6’)を移動させ、平歯車(4)とこの歯車に接続している連接棒(5)とによって構成されており、平歯車(4)は一方のピンチアーム(6)に接続し、連接棒(5)は他方のピンチアーム(6’)に接続している。本発明はさらに、このタイプのスポット溶接ロッド(2)の圧力を調整する方法に関する。本発明の目的は、このタイプのスポット溶接ロッド(2)を、メンテナンスが最小限で済む駆動部(1)を具備し、高いスポット溶接数を実現できる、簡素かつ小型でモジュール式構造にて提供することである。これを達成するために、連接棒(5)の外側に、特に、平歯車(4)の中心軸(15)までの定められた距離にて平歯車(4)が軸受機構(17)の手段によって接続している。この軸受機構(17)は、作業動作中に湾曲動作を実行する。厚さの異なるワークピース(3、3’)を補正するための補正要素(16)が、連接棒(5)とピンチアーム(6’)の間に配置されている。

Description

本発明は、溶接ガンアームを動作させる駆動部を具備した、特にシート金属であるワークピースの抵抗溶接に用いるスポット溶接ガンに関し、上記駆動部は平歯車と連接棒とによって形成されており、連接棒の中心軸の外側には軸受機構によって平歯車が接続しており、平歯車は一方のガンアームに接続し、連接棒は、平歯車と反対に位置する他方のガンアームに接続しており、軸受機構は、動作中に曲線状に動作する。
さらに本発明は、スポット溶接ガンの圧力を調整する方法に関する。この方法では、溶接ガンアームの少なくとも1つの電極がワークピースの方向へ移動されてこれと接合される。駆動部は、平歯車とこの上に取り付けられた連接棒とを介して、電極を具備したガンアームを作動させる。電極とワークピースの接触後に、ガンアームとその上に配置した電極とを介して駆動部をさらに作動させることによりワークピース上に圧力が蓄積する。上記圧力がセンサによって検出され、センサのデータが制御装置へ送信される。これにより、所定の圧力値が得られると、制御装置が上記圧力を維持するように駆動部を制御する。さらに、スポット溶接が実行され、このスポット溶接の完了後に電極が元の位置に戻される。
本発明は、特に、ロボット用途に採用されるスポット溶接ガンに関する。
スポット溶接ガンのための駆動部は、特許文献1、特許文献2から知られている。これらにおいて、スポット溶接ガンのガンアームは、いわゆるクランク機構の補助によって開閉される。ガンアームは、V字型ベルトを介してモータで駆動されるクランク歯車に直接固定されている。他方のガンアームは不動であり、即ち保持手段上に堅固に配置されている。クランク歯車がモータによって駆動されると、クランク歯車上に配置されたガンアームが開閉動作を行い、ガンアーム上に設けた電極同士が互いの方へそして互いから離れて移動する。この間に、様々な構成部品の厚さは補正されないため、事前調節された電力値を得るための最大の溶接可能構成部品厚さであっても十分な量の電力を備蓄できるように、駆動モータの寸法を十分大きくとる必要がある。
特許文献3、特許文献4は、歯車とこれに接続している連接棒とで形成された駆動部を備えるスポット溶接ガンを開示している。歯車は一方のガンアームに、反対側に位置する連接棒は他方のガンアームに接続している。連接棒は、軸受機構によって歯車に偏心接続している。その結果、ワークピース毎に圧力条件が異なり、特に、スポット溶接手順の間にワークピースの厚さがばらばらになってしまう。
特開平8−025057号公報 欧州特許第761367B1号明細書 特開平9−248678A号公報 欧州特許出願公開第1078708A号明細書
したがって本発明の目的は、モジュール式で簡素かつ小型に設計され、そのメンテナンスを可能な限り少なく抑えると同時に、可能な限り高い作業周期、即ちスポット溶接数を確保する駆動部を備えた、上述のスポット溶接ガンを提供することである。従来技術の欠点は排除もしくは少なくとも低減する。
本発明のさらなる目的は、機能が可能な限り簡素であり、そのメンテナンスを可能な限り少なく抑えながらも、可能な限り高い作業周期を確保できるスポット溶接ガンの圧力を蓄積させる上述の方法を提供することである。
本発明による目的は、溶接対象であるワークピースの多様な厚さを補正するために連接棒とガンアームの間に配置した要素を備える、先に定義したスポット溶接ガンによって達成される。本発明による補正要素を用いれば、最適な圧力調整を溶接対象のワークピースの機能として生じさせることによって、材料および厚さの異なるワークピースを最適な形で溶接できるようになる。本発明の目的はさらに、ほぼメンテナンス不要であり、摩擦を可能な限り低く抑え、小さくコンパクトな構造寸法を持った駆動部を提供することが可能な有利な方法において達成される。またさらに、摩損した部品の交換を伴うことなく作業周期数を大幅に増加することが可能となった。また、最適な電力蓄積を行う駆動部を設けて、この駆動部に用いるモータを小型かつ軽量で低出力のものにすることで、さらに駆動部の構造寸法とこれに関わるコストを大幅に最小化でき有利である。
平歯車の周囲に歯が設置され、ギアおよび/またはモータに結合した歯車がこの歯に係合している場合には、平歯車を駆動しているモータを平歯車の上あるいは周囲に直接配置することで伝達を簡素化できる。その上、平歯車の回転が容易なほどモータが平歯車の中心から遠のくため、モータは非常に低出力のものとなる。これにより、駆動部、よってスポット溶接ガンの大幅なコスト節約が達成される。
一方のガンアームに補正要素が配置されている場合には、ワークピース上で、電極の最適かつ常に一致した圧力調整、即ち最適かつ等しい圧力蓄積が得られる。そのため、使用者が何も変更を加えなくとも自動圧力調整を簡素な方法で行うことができる。
2本のガンアームの各々には旋回アームが配置され、旋回アーム同士はガンアームとは反対の側で、例えば回転軸を設けたピンによって互いに接続していることが有利である。そのため、ワークピースに接触しやすい、簡素で複雑でない構造のスポット溶接ガンが得られる。さらに、これにより重量が大幅に低減されるため、やはり大幅なコスト削減となる。
各旋回アームは、駆動部および/または電極に対して定められた距離で配置される事が有利である。
本発明のさらなる特徴的な要点によれば、補正要素、または補正要素のケーシングあるいはシールドがガンアーム上に堅固に配置されている。
補正要素は、軸受および阻止手段内に可動的に取り付けられた偏心軸を設けたケーシングから成ることが有利である。
補正は偏心軸を介して実施され、偏心軸は定められた地点まで回転され、偏心軸がこの地点で固定された後にのみ圧力蓄積が生じる。これにより、経路補正が簡素な手段によって実現される。
本発明のさらなる特徴によれば、補正要素のケーシング上に阻止手段が配置され、阻止手段は円筒形の突起を備えており、この円筒形突起の通路開口部内に偏心軸が挿入されている。
偏心軸上に固定手段を配置して偏心軸を阻止手段と接続させることで、簡素な固定を実現できる。ばねとして設計されることが好ましい再調整要素を突起上に配置することで、偏心軸の開始位置への定められた再調整が簡素な方法で得られる。偏心軸は閉鎖力を付加しただけでは回転可能とならないため、これにより偏心軸が偏心軸上に配置された連接棒に対して垂直となることが避けられ、経路補正が防止される。
本発明のさらなる特徴によれば、阻止手段は磁気ブレーキとして設計される。こうした阻止手段は、圧力蓄積の遅延、およびこれによる不精密性を簡素な方法で防止するために反応が特に迅速である。
例えば穴付きディスクを使用することにより補正要素の手動での調整機能を付与することで、溶接対象のワークピースの厚さを容易に調整できるようになる。例えば制御可能なロック装置のような自動圧力補正に必要な部品を少なく抑えることができるため、駆動部が大幅に低コスト化および軽量化される。
方法において、本発明の目的が達成され、電極がワークピースの方向へ動作している間に圧力および/または経路補正が、連接棒とガンアームの間に配置した補正要素を介して、平歯車および/またはモータの位置を検出するセンサにより実施され、補正要素が、好ましくは平歯車の上方死点付近に定められた位置に達すると阻止されることで、電極の圧力がワークピース上に蓄積する。こうすることで、ワークピース上への電極の圧力の蓄積は、平歯車の上方死点の直ぐ前、または平歯車と連接棒の接続箇所にて生じることが有利である。上方死点のすぐ前における圧力蓄積は、上方死点に対して直角に位置した接続箇所におけるものよりも相当簡単に実行できるため、平歯車の駆動にかなり低出力のモータを使用することが可能である。さらに、このことにより簡素な方法によってスポット溶接ガンの構造寸法および重量を大幅に小型に維持することができる。
平歯車および/またはモータは、ワークピース上の定められた電極圧力に達しているときにその位置に留まるということから、スポット溶接工程中にワークピース上に電極の適用圧力を維持することができる。
本発明のさらなる特徴によれば、機械的構造の補正要素を使用して、機械的に固定可能な位置に達した際にそれ以上の圧力蓄積について補正要素を阻止することで、圧力または経路補正が実施される。こうして補正要素の簡素でコスト効果的な構造が達成される。また、スポット溶接ガンの重量を大幅に低減することも可能である。
スポット溶接手順を開始する前に、スポット溶接ガンが開放され、センサに補助されて平歯車の基準位置が決定される。
これにより、確実に、平歯車および/またはモータの所定の位置にて、圧力蓄積について補正要素の阻止が実施され、および/または上方死点の逸脱が防止される。よって、駆動部、また特に平歯車および/またはモータが簡素な方法で基準化される。即ち、終了位置と基準位置が検出される。
本発明のさらなる特徴によれば、電極同士はワークピースに接触するまで互いの方へ移動される。この後、平歯車がさらに回転されるが、しかし、ワークピースと接触すると軸周囲で回転する補正要素内に取り付けられた偏心軸によって、補正要素を介して電極が発したワークピース上にかかる圧力がそれ以上蓄積することはない。偏心軸は平歯車の定められた位置に達するとその回転方向において阻止され、ワークピースへの電極の圧力蓄積がさらに実施される。これによって所望時点での自動圧力蓄積が簡素かつコスト効果的な方法で可能となることで、より小型かつ低出力、故により安価なモータおよび/またはモータ・トランスミッション連結の使用と、さらにスポット溶接ガン全体の重量とコストの大幅な低減とが可能となる。
連接棒上および/またはガンアーム上に配置した圧力認識手段が蓄積圧力を検出し有利である。
この場合は、例えば歪み計を使用して、連接棒および/またはガンアームの変形によって圧力検出を行うことができる。これにより、これ以降は圧力を規制でき、電極がワークピース上に発した圧力を自動適合できるようになる。
次に、付属の図面を用いて本発明をより詳細に説明する。
図1〜図4では、駆動部1を設けたスポット溶接ガン2を簡素化した方法で示す。スポット溶接ガン2は、例えばロボットに使用するように設計され、ワークピース3、3’の抵抗溶接、又特にシート材料に使用される。
駆動部1は、平歯車4と連接棒5を備えており、平歯車4は溶接ガンアーム6に接続し、連接棒5は、平歯車4の反対側にあるスポット溶接ガン2の他方の溶接ガンアーム6’に補正要素16を介して接続している。旋回アーム7、7’はそれぞれガンアーム6、6’じょうに配置されている。旋回アーム7、7’は回転軸9を形成しているピン8によって互いに接続しているため、2本の旋回アーム7、7’の軸受手段を簡素な方法で提供でき、これにより、いわゆるXガンが形成されるよう、2本のガンアーム6、6’を互いに回転する形で搭載することができる。旋回アーム7、7’は、駆動部1、および/または電極11、11’に関連して定められた距離でガンアーム6、6’に接続される。そのため、旋回アーム7、7’は、各ガンアーム6、6’の2つの端部の一方に関連して定められた距離で配置されている。駆動部1の反対側に配置されたガンアーム6、6’の側には、電極11、11’をそれぞれ具備した電極ホルダ10、10’が各々配置されている。駆動部1は、ガンアーム6、6’の他方の端部領域内に固定された電極11、11’に関連し、ガンアーム6、6’の反対側の端部領域内に配置されていることが好ましい。この駆動部1に補助され、回転軸9によって、開閉動作、即ちガンアーム6、6’よって電極11、11’の開閉が実行される。ピン8の回転軸9はスポット溶接ガン2の回転主軸を構成している。
連接棒5は、平歯車4の中心部外側に、特に、平歯車4の中心軸15から定められた距離で配置されており、さらに、連接棒5には平歯車が軸受機構17を介して接続している。軸受機構17、即ち連接棒5の平歯車4との接続部分が、スポット溶接ガン2の動作サイクルでの作動時に曲線状に動作する。これによっても、要求されるモータ13のパフォーマンス、またはモータ・トランスミッションが簡素な方法にて大幅に低下することにより、平歯車4が駆動され、電極11、11’からの圧力がワークピース3、3’上に蓄積される。
補正要素16は、スプール溶接ガン2の連接棒5とガンアーム6’の間に、接続リンクとして設けることができる補正要素16は、一方のガンアーム6’上に、平歯車4は他方のガンアーム6上に配置されている。補正要素16上と、これに対して偏心配置された平歯車4上には連接棒5が搭載されている。補正要素16は、駆動部1の最適範囲内への力の蓄積が常に可能となるように機能する。この際、溶接するワークピース3、3’の各シート材料の厚さは関係ない。こうすることで、平歯車4が事前決定された領域にまでほぼ無力で回転し、その結果、補正要素16が遮断されて平歯車4のそれ以上の無力回転の継続が阻止され、圧力の蓄積が実行される。これによって圧力の蓄積が常に最良の調整範囲内で起こるようになるため、大幅に小型かつ軽量で、低出力のモータ13を駆動部1に採用することが可能となる。
ワークピース3上への実際の圧力の蓄積、または電極11、11’が発した力の蓄積を判断し、特に監視するために、蓄積力を認識する手段47が例えばガンアーム6、6’上および/または連接棒5上に配置されている。例えば、認識手段47は、ガンアーム6’上に力を発した結果生じたガンアーム6’または連接棒5の変形を取り上げる歪み計として設計できる。
図1は、本発明による駆動部1を具備したスポット溶接ガン2を示し、スポット溶接ガン2は開放状態、即ち開始状態にある。図2、図3、図4は、図1のスポット溶接ガン2の各動作ステップを示す。図2は、電極11、11’を具備したスポット溶接ガン2を示し、この場合、スポット溶接ガン2は、両電極を共に移動させてワークピース3、3’と接触させた閉鎖状態にある。図3では、平歯車4を図2の例証よりもさらに回転させているが、補正要素16が、ワークピース3、3’上に電極11、11’の圧力がさらに蓄積することを防止する。これにより、連接棒5と平歯車4がほぼ無力で移動する。図4は、動作位置にある、即ち、スポット溶接工程に必要な、電極11、11’によるワークピース3、3’への適用圧力が蓄積した状態にあるスポット溶接ガン2を示す。この場合、補正要素16は、定められた時間点からの圧力、または平歯車4あるいは軸受機構17の定められた位置からの圧力蓄積を、電極11、11’からワークピース3、3’に発せられる圧力に達するようにする。これにより、圧力スポット溶接ガン2からワークピース3、3’に発せられた圧力がスポット溶接工程中に維持されるため、スポット溶接工程の実施が可能となる。スポット溶接工程終了後に、ガンアーム6、6’が再び図1の開放した開始位置へ戻る。
図示の例証的な実施形態では、平歯車rの駆動のために、平歯車はその円周上に歯12を具備している。ギアおよび/またはモータ13と結合している歯車14がこの歯12と係合する。歯車14はギアおよび/またはモータ13の軸上で滑動し、これと迅速かつ回転的に接続する。したがって、ガンアーム6’のための駆動部1は平歯車4、これに固定された連接棒5、モータ13および/またはギア、これまたは軸に固定された歯車14を備えている。モータ13が稼動すると、歯車14が平歯車4をその中心軸15周囲で動作させる。従来技術と異なり、平歯車4に供給中のモータ13のモータ力またはトルクが伝達されているため、非常に低出力のモータ13を駆動部1に設ける必要がある。駆動部1は、所定の最良変位経路上のみに圧力が蓄積される方法で構成される。この経路上に必要な力は可能な限り小さい。
無論、平歯車4を他の方法で駆動することも可能である。例えばモータ13を平歯車4上に直接、即ち中心軸15に対して軸方向に配置し、例えば軸によって平歯車4に堅固に結合することができる。平歯車4を、ギアおよび/またはモータ13の軸から平歯車4の軸へ延びているV字型ベルトの手段で駆動することも可能である。V字型ベルトは平歯車4の周囲に延ばすこともできる。しかし、こうした変形例では、同じ力の蓄積を実現するために、かなり大型又は強力なモータ、あるいはより大型のモータ・ギア連結が必要である。
補正要素16は接続部分上の、連接棒5とガンアーム6’の間に設けられており、厚さの異なるワークピース3、3’を補正するべく機能する。図1から明らかであるように、平歯車4と、軸受機構17、即ち連接棒5とスプール4の接続部分は、平歯車4の上方死点19に関連して定められた角度18を成す休止位置にある。ワークピース3、3’への電極11の最良の圧力蓄積を最小の力消費で得るために、理想的には、軸受機構17の角度22(図3)の機能としての上方死点19の少し前に圧力蓄積を開始するべきである。上方死点19は、軸受機構17が平歯車4の最高地点に達する点である。
次に補正要素16が圧力蓄積を制御する。この制御は、平歯車4の軸受機構17が上方死点19に関連して角度21を包囲した状態において、ガンアーム6、6’、即ち電極11、11’が、ワークピース3、3’に接触するまで互いの方へ移動される方法で実行される。平歯車4は上方死点19の方向へ移動を続けるが、ワークピース3、3’上への電極11、11’の圧力蓄積は発生しない。角度22(図3を参照)に達し次第、即ち軸受機構17が上方死点19の直ぐ前に達し次第、補正要素16が稼動し、圧力蓄積が開始する。この圧力蓄積は、スプール4が角度20(図4)に関連した上方死点19の直前の位置に達して、上方死点19のオーバスイングを安全に防止できるようになるまで継続する。
平歯車4の位置を検出するために、平歯車4の極近くにセンサ43を配置することができる。図示にある例証的な実施形態では、センサ43はモータ13上に配置され、暗号器として設計されている。センサ43は、モータ13の回転を検出し、これをスポット溶接ガン2の制御装置(図示せず)に転送する。センサ43が検出したこの値に基づいて、制御装置が平歯車4および軸受機構17の位置をそれぞれ算出する、および/またはさらに補正要素16を制御する。これにより、ワークピース3、3’の材料の異なる厚さが自動的かつ簡素な方法で補正される。
スポット溶接工程を開始する前に、即ちスポット溶接ガン2を最初に稼動させる前、例えば動作開始時に、平歯車4の位置を決定する必要がある。例えば、平歯車4の基準位置を固定することが可能である。この目的のために、平歯車4を端部位置へ移動してこれをセンサ43で検出し、その後、平歯車4の動作さらに位置を決定してもよい。この地点から、制御装置がスポット溶接工程中における平歯車4の他の位置を制御する。さらにセンサ43は、任意の使用可能または必要な時間点にて平歯車4の実位置を検出し、平歯車4の実位置を制御装置へ送信する。
スポット溶接ガン2はさらに巻取り手段23、23’を備えていてよい。この巻取り手段を介して細片24、24’が電極11、11’の上へ引かれる。この巻取り手段は、電極11、11’の疲労を有利な方法で非常に低減させるべく、スポット溶接工程中に電極11、11’を保護するように機能する。細片24、24’は、ガンアーム6、6’の案内部26、26’を介して、巻取り手段23、23’の巻戻しローラ25、25’から電極11、11’まで、そしてガンアーム6、6’の反対側では、巻取り手段23、23’の巻上げローラ27、27’に戻るように案内される。巻取り手段23、23’はガンアーム6、6’上の駆動部1と旋回アーム7、7’の間に配置されてよい。案内部26、26’は、ガンアーム6、6’に組み込むか、またはガンアーム6、6’上に設けた経路によって形成できる。巻戻しローラ25、25’を使用する代わりに、カセット内に収納したコイル状の細片24、24’を挿入するだけでも案内部を形成できる。これにより、カセットまたは細片24、24’の交換が簡素化できる。
図5、図6は本発明による補正要素16を示し、この補正要素は偏心軸29用の軸受を含むシールドまたはプレートあるいはケーシング28と、偏心軸29と、阻止手段30から成る。図示の例証的な実施形態におけるケーシング28は2つの部分から成る。同じく図示の例証的な実施形態における阻止手段30は、磁気ブレーキ31として設計されている。この場合の補正要素16は、ケーシング28によってガンアーム6’上にしっかりと配置される。
偏心軸29は、偏心軸29の軸33周囲で回転できるように、少なくとも1つの軸受32に内蔵されている。さらに、円筒形の突起35を具備した阻止要素34はケーシング28上に配置されている。偏心軸29は円筒形突起35の通路開口部36内に挿入され、固定手段37の補助によって阻止要素34に高速回転的に接続される。そのため、偏心軸29は加圧時に回転され、また、所定の時点または所定の場所において、特に平歯車4あるいは軸受機構27の定められた位置から阻止手段30により阻止される。また、平歯車4および/またはモータ13の位置はセンサ43を用いても検出できる。この場合には、平歯車4の定められた位置が得られた際、即ち定められた位置に達した際に、先述した経路補正を得るために補正要素16の阻止が実施される。
したがって、図2と同様に電極11、11’がワークピース3、3’に接触するまで互いの方へ移動するとき、その時点から逆圧が蓄積し始め、これにより偏心軸29が自動回転する。これにより、偏心軸29の回転時点から、電極11、11’がワークピース3、3’に発した圧力が増加しなくなる。平歯車4が所望の位置に達すると、即ち、図4と同様に軸受機構17が上方死点19に関連して定められた角度20に達すると、偏心軸29が阻止手段30によって回転動作を阻止されて、ワークピース3、3’上に電極11、11’の圧力がさらに蓄積する。
しかし、スポット溶接工程の開始時に偏心軸29が連接棒5と平行に配置されている場合、つまり偏心軸29の偏心突起が連接棒5の方向に向いている場合には、偏心軸29を軸33周囲で回転させることが不可能であるため、偏心軸29は自動補正動作を実行しない。これを回避し偏心軸29を常に開始位置、つまり偏心軸29が例えば連接棒5に対して法線位置に維持するために、再調整要素38を設けることができる。再調整要素38は、例えばばね39として構成したり、従来技術より知られこの目的に適した任意の要素で形成することができる。ばね39は突起35上に配置され、さらに、保持板41上に配置した第1ピン40と、阻止要素34上に配置した第2ボルト42の間で付勢される。偏心軸29が1回転すると、阻止要素34が偏心軸29と共に回転し、ばね39が阻止要素34のピン40によって引張される。圧力解放時、即ちスポット溶接工程が終了してスポット溶接ガンが解放される際に、ばね39が阻止要素34に作用して偏心軸29を開始位置へ強制的に戻す。これにより偏心軸29が簡素な方法で再度位置決めされることで、経路補正を含んだスポット溶接工程を問題なく確実に実現できるようになる。
補正要素16を設けることにより、出力の大幅に低いモータ13および/またはギア、あるいはトランスミッションの使用が可能となる。偏心軸29は、詳述した平歯車4の上方死点19の前で短い時間だけ阻止される。これは、この場合、定められたまたは望ましい圧力を達成する目的で上方死点19にまで付与する必要があるエネルギー量は相当に少ないはずだからである。
電極11、11’がワークピース3、3’上に発した適用圧力の調整は、無論、図7から明白であるように、例えば補正要素16上に配置した穴付きディスク44を補助として用いて手動で行うことができる。穴付きディスク44を回転させることで、例えば作業するワークシート3、3’のシート金属の厚さを手動で調整することが可能となる。この目的のために、図8に示すように、穴付きディスク44の表面に印を付けることができる。穴付きディスク44はシート金属厚さの機能として回転される。ばね45上に搭載され、補正要素16上に配置されたボール46が所望のマークに達すると、ボール46は開口部48に入りこれと係合し、穴付きディスク44を対応する位置に固定する。
さらに、偏心軸29上にはピン49が配置されており、このピンは穴付きディスク44に向き、穴付きディスク44の溝50と係合している。穴付きディスク44の溝50は、ピン49が溝50の端部に達するまで偏心軸29を回転できるように構成されている。こうすることで偏心軸29が、電極11、11’のワークピース3、3’との接点から、ピン49と溝50の端部との接点まで回転する。平歯車4のさらなる回転において、電極11、11’のワークピース3、3’への圧力蓄積が開始される。これにより、スポット溶接ガン2の調整を簡素かつコスト効果的な方法で実行することができる。
図9、図10は、スポット溶接ガン2を処理対象であるワークピース3、3’に合わせて手動で調整するオプションのさらなる例証的な実施形態を示す。この場合、穴付きディスク44を補正要素16上に再び配置する。しかし、この例証的な実施形態では、補正要素16内に配置された偏心軸29は穴付きディスク44に堅固に接続している。機械的に固定可能な位置に到達すると補正要素16の阻止が実行され、その後さらに圧力が蓄積する。
偏心軸29が堅固に固定された穴付きディスク44が、補正要素16上に軸受32によって回転的に配置されている。穴付きディスク44には、溶接する材料の現時点での厚さを示す印を設けている。これにより補正要素16が調整され、これに従って経路適合が、穴付きディスク44を溶接対象であるワークピース3の所望の材料厚さにまで回転させることで行われる。より厚い材料の場合では、電極11、11’が固定されているガンアーム6、6’の移動経路は実質的に小さいので、ワークピース3、3’上への圧力蓄積を通常よりも早く開始する必要がある。しかし、平歯車4はまだ上方死点19に接近していないため、スポット溶接のための圧力を蓄積させるためにより多くの力が必要となる。
偏心軸29が穴付きディスク44に堅固に接続しているため、穴付きディスク44が回転すると、電極11’を装備したガンアーム6’が画定された経路に沿って上下に移動する、即ち開閉する。より薄型のワークピース3、3’の場合には、スポット溶接ガン2が開放した状態で、これにより電極11’が、より厚いワークピース3、3’の場合よりもワークピース3、3’に接近させられる。このようにして、補正要素16に簡素で手動による経路補正の調整が提供される。これは、図3にて説明し、概略的に図示しているように、電極11、11’が画定された各ワークピース3、3’への経路を常に被服し、ワークピース3、3’上への電極11、11’の圧力の蓄積が所望に時点にて、即ち上方死点19に対して定められた軸受機構17の角度22にて開始されるためである。
穴付きディスク44を、所望の印に従って所望の位置に到達したピン51によって固定することができる。穴付きディスク44と対向する側において、偏心軸29上にクランプ装置52を配置することもでき、上記クランプ装置はばねのようなクランプ要素53とクランプ手段54を備えている。クランプ手段54には偏心軸29がねじ接続55により接続している。
穴付きディスク44を調整する際、使用者は穴付きディスクを自分の方へ引いて、穴付きディスク44をピン51から外す。穴付きディスク44を所望の位置へ回転させると、穴付きディスク44はクランプ装置52によってピン(1本または複数)51にスナップ係合し、その位置に維持される。
この構成により、使用者が、スポット溶接手順の開始前に溶接対象のワークピース3、3’の厚さを調整するだけでよい、簡素かつコスト効果的な圧力補正が得られる。
図11〜図14は、連接棒5を配置した状態にある平歯車4の異なる変形例を示す。図11、図12では、図1〜図4で説明したように、連接棒5は平歯車4の中心軸15から定められた角度で設けられている。連接棒5には軸受機構17によってスプール4が接続している。平歯車4を回転させることで、軸受機構17が中心軸15に対する放射状部分上に沿って移動する。この放射状部分は、軸受機構17の中心軸15に対する距離から得られたものであり、また、連接棒5’は、ガンアーム6’(図示せず)に固定されていることで回転上昇動作を行う。
図13、図14に別の変形例を示す。この実施形態では、連接棒5が案内部56に沿ってガンアーム6’(図示せず)の方向へ案内される。平歯車4は、連接棒5と、特に軸受機構17が係合した曲線的な案内路57を設けている。この利商的な実施形態では、この案内路57は円形で、中心軸15に対して偏心配置されている。案内路57のこれ以外の設計または形状、例えば楕円形の使用も可能であることに基本的に留意する。平歯車4が案内路56に沿って一回転すると、連接棒5が案内路57によって上下に動く。これにより電極11、11’が、図1〜図4に示したスポット溶接ガン2の構成のためにワークピース3、3’の方向へ押される。連接棒5が平歯車4の中心軸15に接近しているほど、スポット溶接ガン2の開放が大きくなる。したがって、これによりスポット溶接ガン2の開閉動作が行われる。
したがって、スポット溶接ガン2のための駆動部1は簡素な形で設けられる。図13、図14に示した駆動部もまた、軸受機構17が上方死点19に接近するに従い、ワークピース3、3’上に印加される定められた電極11、11’の適用圧力に達するために必要な力が小さくなるように構造されている。そのため、この例証的な実施形態では、駆動部1また特に平歯車4の移動経路も可能な限り小さい力で圧力蓄積を実現できる方法で制御されるため、やはり小さく低い出力の使用が可能になり、これ故に、安価なモータまたは適切なモータ・ギア連結13の使用が可能になる。
本発明の駆動部を具備したスポット溶接ガンの開始位置における斜視図を簡略化した方法で概略的に示す図である。 ワークピースと接触した状態にある、図1のスポット溶接ガンを示す図である。 経路補正または補正動作の間の、即ち補正要素が稼動している状態にある、図1のスポット溶接ガンを示す図である。 動作位置にある図1のスポット溶接ガンを示す図である。 本発明の補正要素の斜視図を簡略化した方法で概略的に示す図である。 図5の補正要素の断面図である。 補正要素の変形例の断面図である。 補正要素の穴付きディスクの図である。 補正要素のさらなる変形例の斜視図を簡略化した方法で概略的に示す図である。 図9の補正要素の断面図である。 平歯車と連接棒とから成る、開放位置にある駆動部の概略的な簡略化した図である。 スポット溶接ガン開放時における図11の駆動部を示す図である。 動作位置にある、平歯車と連接棒とから成る駆動部の変形例を示す図である。 スポット溶接ガン開放時における図13の駆動部を示す図である。

Claims (24)

  1. ワークピース(3、3’)の抵抗溶接に用いるスポット溶接ガン(2)であって、溶接ガンアーム(6、6’)を移動させる駆動部(1)を含み、前記駆動部(1)は平歯車(4)と連接棒(5)によって形成されており、前記連接棒(5)は、平歯車の中心軸(15)の外側に軸受機構(17)によって接続しており、前記平歯車(4)はガンアーム(6)に接続し、前記連接棒(5)は前記平歯車(4)の反対側に位置する他方のガンアーム(6’)と接続しており、前記軸受機構(17)は動作中に曲線状に動作し、
    溶接対象であるワークピース(3、3’)の異なる厚さを補正するために、前記連接棒(5)と前記ガンアーム(6’)の間に要素(16)が配置されていることを特徴とするスポット溶接ガン(2)。
  2. 前記平歯車(4)の周囲に歯(12)が設けられており、前記歯は、ギアおよび/またはモータ(13)に結合した歯車(14)と係合することを特徴とする請求項1に記載のスポット溶接ガン(2)。
  3. 前記補正要素(16)は前記ガンアームの一方(6’)の上に配置されていることを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載のスポット溶接ガン(2)。
  4. 前記2本のガンアーム(6、6’)の上に旋回アーム(7、7’)が各々配置されており、前記旋回アーム(7、7’)は、前記ガンアーム(6、6’)の反対側において、例えば回転軸(9)を有するピン(8)によって互いに接続していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のスポット溶接ガン(2)。
  5. 前記旋回アーム(7、7’)の各々は、前記駆動部(1)および/または前記電極(11、11’)に対して定められた距離で配置されていることを特徴とする請求項4に記載のスポット溶接ガン(2)。
  6. 前記補正要素(16)、特に前記補正要素(16)のケーシング(28)またはシールドは、前記ガンアーム(6’)に堅固に配置されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のスポット溶接ガン(2)。
  7. 前記補正要素(16)は、軸受(32)内に移動可能に搭載された偏心軸(29)と、阻止手段(30)とを含むケーシング(28)から成ることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のスポット溶接ガン(2)。
  8. 前記阻止手段(30)は偏心軸(29)のその定められた回転開始を阻止するように設計されていることを特徴とする請求項7に記載のスポット溶接ガン(2)。
  9. 前記補正要素(16)の前記ケーシング(28)には阻止手段(34)が配置されており、前記阻止手段は円筒形の突起(35)を備え、前記円筒形突起(35)の通路開口部(36)内に前記偏心軸(29)が挿入されていることを特徴とする請求項7または8のいずれか1項に記載のスポット溶接ガン(2)。
  10. 前記偏心軸(29)と前記阻止手段(34)を接続させるために、前記偏心軸(29)上に固定手段(37)が配置されていることを特徴とする請求項9に記載のスポット溶接ガン(2)。
  11. 前記突起(35)に再調整要素(38)が配置されていることを特徴とする請求項9または10のいずれか1項に記載のスポット溶接ガン(2)。
  12. 前記再調整要素(38)はばね(39)として設計されていることを特徴とする請求項11に記載のスポット溶接ガン(2)。
  13. 前記再調整要素(38)は、2つの保持要素、特にピン(40、42)の間で付勢されることを特徴とする請求項11または12のいずれか1項に記載のスポット溶接ガン(2)。
  14. 前記駆動部(1)の前記連接棒(5)は前記偏心軸(29)上に搭載されていることを特徴とする請求項7〜13のいずれか1項に記載のスポット溶接ガン(2)。
  15. 前記阻止手段(30)は磁気ブレーキとして設計されていることを特徴とする請求項7〜14のいずれか1項に記載のスポット溶接ガン(2)。
  16. 前記補正要素(16)は手動による調整が可能であることを特徴とする請求項1〜15のいずれか1項に記載のスポット溶接ガン(2)。
  17. スポット溶接ガンの圧力を調整する方法であって、溶接ガンアーム(6’)の少なくとも1つの電極(11’)が駆動部(1)によってワークピース(3、3’)の方向へ移動されて接合しており、前記駆動部(1)は、平歯車(4)とこれに取り付けられた連接棒(5)とを介して、前記電極(11’)を具備した前記ガンアーム(6’)を作動させ、また、前記電極(11’)が前記ワークピース(3、3’)に接触した後に、前記ガンアーム(6’)とこれに配置された前記電極(11’)とによって前記駆動部(1)をさらに作動させることにより、前記ワークピース(3、3’)上に圧力が蓄積し、センサ(43)が前記圧力を検出し、前記センサ(43)のデータが制御装置へ送信され、これにより所定の圧力値が得られると、前記駆動部(1)が前記制御装置によって、前記圧力を維持するように制御され、さらに、スポット溶接が実行されることで、スポット溶接完了後に前記電極(11’)が元の場所に戻され、
    前記電極(11’)が前記ワークピース(3、3’)の方向へ移動している間に、前記連接棒(5)と前記ガンアーム(6)の間に配置された補正要素(16)を介して、前記センサ(43)が前記平歯車(4)および/またはモータ(13)の位置を検出することによって圧力および/または経路補正が行われ、好ましくは前記平歯車(4)の上方死点(19)付近の定められた位置に到達すると阻止され、このようにして、前記ワークピース(3、3’)上への前記電極(11’)の圧力蓄積が行われることを特徴とする方法。
  18. 前記平歯車(4)および/または前記モータ(13)は、前記ワークピース(3、3’)上への前記電極(11’)の定められた圧力に達すると、その位置を維持し、これにより、前記スポット溶接工程中に、前記ワークピース(3、3’)上への前記電極(11’)の適用圧力が維持されることを特徴とする請求項17に記載の方法。
  19. 前記補正要素(16)を阻止するために、センサ(43)が前記平歯車(4)および/またはモータ(13)の位置を検出することを特徴とする請求項17および18のいずれか1項に記載の方法。
  20. 前記圧力または経路補正は、機械的に構造された補正要素(16)を使用し、機械的に固定可能な位置に達したら、それ以上の任意の圧力蓄積について前記補正要素(16)を阻止することにより行われることを特徴とする請求項17〜19のいずれか1項に記載の方法。
  21. 前記スポット溶接手順の開始前に、前記スポット溶接ガン(2)が開かれ、前記平歯車(4)の基準位置が前記センサ(43)の補助によって決定されることを特徴とする請求項17〜20のいずれか1項に記載の方法。
  22. 前記電極(11、11’)は前記ワークピース(3、3’)に接触するまで互いの方へ移動され、その後、前記平歯車(4)がさらに回転されるが、しかしこの間、前記電極と前記ワークピースが接触しても、補正要素(16)を介して、また、前記補正要素(16)内に取り付けた偏心軸(29)が軸(33)周囲で回転されることにより、前記ワークピース(3、3’)上に前記電極(11、11’)の圧力がさらに蓄積することはなく、前記偏心軸(29)が平歯車(4)の定められた位置に達するとその回転方向において阻止されるため、前記ワークピース(3、3’)上への前記電極(11、11’)の更なる圧力蓄積が行われることを特徴とする請求項17〜21のいずれか1項に記載の方法。
  23. 前記蓄積圧力は、前記連接棒(5)上、および/または前記ガンアーム(6’)上に配置した圧力認識手段(47)によって検出されることを特徴とする請求項17〜22のいずれか1項に記載の方法。
  24. 前記圧力は、前記連接棒(5)および/または前記ガンアーム(6’)の変形によって検出されることを特徴とする請求項23に記載の方法。
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