JP2008510729A - 長期装着化粧品組成物 - Google Patents
長期装着化粧品組成物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008510729A JP2008510729A JP2007528092A JP2007528092A JP2008510729A JP 2008510729 A JP2008510729 A JP 2008510729A JP 2007528092 A JP2007528092 A JP 2007528092A JP 2007528092 A JP2007528092 A JP 2007528092A JP 2008510729 A JP2008510729 A JP 2008510729A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- composition
- film
- undercoat
- silicone
- plasticizer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K8/00—Cosmetics or similar toiletry preparations
- A61K8/18—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
- A61K8/72—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds
- A61K8/84—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds obtained by reactions otherwise than those involving only carbon-carbon unsaturated bonds
- A61K8/89—Polysiloxanes
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K8/00—Cosmetics or similar toiletry preparations
- A61K8/18—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
- A61K8/72—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds
- A61K8/81—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds obtained by reactions involving only carbon-to-carbon unsaturated bonds
- A61K8/8105—Compositions of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Compositions of derivatives of such polymers
- A61K8/8111—Homopolymers or copolymers of aliphatic olefines, e.g. polyethylene, polyisobutene; Compositions of derivatives of such polymers
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K8/00—Cosmetics or similar toiletry preparations
- A61K8/18—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
- A61K8/30—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds
- A61K8/31—Hydrocarbons
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K8/00—Cosmetics or similar toiletry preparations
- A61K8/18—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
- A61K8/72—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds
- A61K8/81—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds obtained by reactions involving only carbon-to-carbon unsaturated bonds
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K8/00—Cosmetics or similar toiletry preparations
- A61K8/18—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
- A61K8/72—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds
- A61K8/84—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds obtained by reactions otherwise than those involving only carbon-carbon unsaturated bonds
- A61K8/89—Polysiloxanes
- A61K8/891—Polysiloxanes saturated, e.g. dimethicone, phenyl trimethicone, C24-C28 methicone or stearyl dimethicone
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K8/00—Cosmetics or similar toiletry preparations
- A61K8/18—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
- A61K8/92—Oils, fats or waxes; Derivatives thereof, e.g. hydrogenation products thereof
- A61K8/922—Oils, fats or waxes; Derivatives thereof, e.g. hydrogenation products thereof of vegetable origin
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61Q—SPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
- A61Q1/00—Make-up preparations; Body powders; Preparations for removing make-up
- A61Q1/02—Preparations containing skin colorants, e.g. pigments
- A61Q1/04—Preparations containing skin colorants, e.g. pigments for lips
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61Q—SPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
- A61Q1/00—Make-up preparations; Body powders; Preparations for removing make-up
- A61Q1/02—Preparations containing skin colorants, e.g. pigments
- A61Q1/04—Preparations containing skin colorants, e.g. pigments for lips
- A61Q1/06—Lipsticks
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K2800/00—Properties of cosmetic compositions or active ingredients thereof or formulation aids used therein and process related aspects
- A61K2800/80—Process related aspects concerning the preparation of the cosmetic composition or the storage or application thereof
- A61K2800/88—Two- or multipart kits
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Birds (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
- Cosmetics (AREA)
Abstract
長期装着フィルム下塗りの外観と感触を著しく改良するための組成物、その組成物を使用する方法及びその組成物のパッケージシステムであって、前記組成物が、(a)角質組織に塗布されその上に下塗りフィルムを形成するために処方される第1組成物である移動抵抗性のフィルム形成下塗り組成物と、(b)第2組成物である可塑剤を含む上塗り組成物とを含み、下塗りフィルムが、第2組成物である上塗り組成物を塗布した後、磨耗試験により測定される約50%未満の下塗りフィルムのL値変化パーセント及び約9%を超え約30%までの移動基質のL値変化パーセントを有する多層化粧品組成物である。
Description
本発明は、長期装着フィルム形成下塗りの外観と感触を著しく改良するための組成物、組成物の使用方法、及び組成物のパッケージシステムに関する。
従来の口紅より優れた長期装着性を提供する2工程リップカラーシステムには、大きな需要がある。これらのシステムは、着色下塗りを使用して色と装着を付与し、同時に2次上塗りが艶と潤滑性を付与する。これらのシステムは、装着を著しく改良するが、依然として感触と外観に欠点が存在する。例えば、製品は、乾燥しつっ張った感じがする場合があり、一方で艶がないようにも見える。つややかで光沢のある見栄えを求めているユーザーの間では、艶のない外観は、おそらく望ましくないであろう。更に、製品は、時間がたつにつれて不揃いにすり減り、望ましくない外観をもたらす。感触を改善するため、リップバルサム又は類似の製品を使用し、乾燥及びつっ張りを和らげる消費者もいる。これらの製品は、下塗りフィルムの感触と審美性は改良できるが、装着に影響を与えることなく感触と外観を高めるようには最適化されていない。
長期装着フィルムの乾燥とつっ張りを和らげるため、組成物に可塑剤が組み入れられてもよい。可塑剤は、より快適に感じる、より柔軟でより可撓性のフィルムをもたらす。可塑剤の使用は、パーソナルケア製品を含む多くの業界で一般的であるが、大部分の可塑剤は、ポリマー内に組み入れられ、製品を形成する。この方法は、可撓性と感触を改善するが、基質(角質表面)への付着性を損なう。例えば、米国特許第6,027,739号(リップ‐インクインターナショナル(Lip-Ink International)に譲渡、2003年1月21日公開)は、潜在的可塑剤として、アルコール可溶性及び非水溶性樹脂にヒマシ油の使用を開示している。樹脂は、耐汚れリップカラーに使用され、長期装着特性を提供する。可塑剤は、製造時樹脂と一緒に組み入れられ、可塑剤と樹脂の両方を含有する1つのビヒクルとなる。米国特許第5,989,570号(エル’オーリアル(L'Oreal)に譲渡、1999年11月23日公開)は、可塑性オリゴマーとフィルム形成ポリマーを含有する化粧品組成物を開示し、それを使用している。発明に従い、可塑剤が1つのビヒクルとして組成物に組み入れられる。米国特許第4,795,631号(チェスブロー‐ポンド社(Chesebrough-Pond's, Inc.)に譲渡)は、汚れない又はブリードしないアルカリ可溶性フィルム形成剤を含む水系リップカラーを開示している。非水溶性の可塑剤が、製造時組成物に組み入れられ、より可撓性のフィルムをもたらすため使用される。最後に、米国特許出願10/066055号(スカンカレラ(Scancarella)ら、レブロン社(Revlon, Inc.)に譲渡)は、唇の着色移動抵抗フィルムの審美性を改良するための方法を開示しており、その方法には、移動抵抗フィルムに非反応性湿潤剤組成物をコーティングすることが含まれる。湿潤剤組成物は、移動抵抗フィルムを湿らせ、唇の組成物に水和と快適さを順次提供する。非反応性湿潤剤組成物は、感触と外観を改善するが、従来のリップカラーと比較すると、これらの特性は劣る。他方、従来のリップカラーは、移動抵抗性を発揮する所要量のポリマーを包含していない。
従って、十分な程度の移動抵抗性を維持しながら感触と外観を著しく改善できる反応性上塗りを有する組成物が必要である。
上記文献に記載されるもののようなバルク製品に組み入れられる可塑剤は、ポリマーを軟化又は可塑化するが、ポリマーの基質への付着性を損なう。従って、本発明は、ポリマーとは別に可塑剤が保持され、ポリマーフィルム形成後までポリマーが可塑化される、2層化粧品組成物及びシステムを見出した。この結果、ポリマーは、まったく可塑剤のない基質(すなわち、角質表面)に対して最適な付着性を有する移動抵抗フィルムを形成できる。フィルム形成ポリマーの上に可塑剤を塗布すると、ポリマーフィルムの表面が軟化する一方、基質とポリマー間の付着性はそのまま残る。最終的に、ポリマーは、フィルム形成下塗りの移動抵抗性に著しい影響を与えることなく可塑化される。
本発明は、
a.角質組織に塗布され、その上に下塗りフィルムを形成するために処方される移動抵抗性のフィルム形成下塗り組成物と、
b.可塑剤を含む上塗り組成物と
を含み、下塗りフィルムが、上塗り組成物をその上に塗布した後、磨耗試験により測定される約50%未満の下塗りフィルムのL値変化パーセント及び約9%を超え約30%までの移動基質のL値変化パーセントを有する多層化粧品組成物に関する。
a.角質組織に塗布され、その上に下塗りフィルムを形成するために処方される移動抵抗性のフィルム形成下塗り組成物と、
b.可塑剤を含む上塗り組成物と
を含み、下塗りフィルムが、上塗り組成物をその上に塗布した後、磨耗試験により測定される約50%未満の下塗りフィルムのL値変化パーセント及び約9%を超え約30%までの移動基質のL値変化パーセントを有する多層化粧品組成物に関する。
本発明はまた、
a.移動抵抗性のフィルム形成下塗り組成物を角質組織の表面に塗布し下塗りフィルムを形成する工程と、
b.下塗りを乾燥させる工程と、
c.可塑剤を含む上塗り組成物を下塗りの上に塗布する工程と
を備え、下塗りフィルムが、上塗り組成物をその上に塗布した後、磨耗試験により測定される約50%未満の下塗りフィルムのL値変化パーセント及び約9%を超え約30%までの移動基質のL値変化パーセントを有する、移動抵抗性のフィルム形成下塗りの感触と審美性を改良するための方法に関する。
a.移動抵抗性のフィルム形成下塗り組成物を角質組織の表面に塗布し下塗りフィルムを形成する工程と、
b.下塗りを乾燥させる工程と、
c.可塑剤を含む上塗り組成物を下塗りの上に塗布する工程と
を備え、下塗りフィルムが、上塗り組成物をその上に塗布した後、磨耗試験により測定される約50%未満の下塗りフィルムのL値変化パーセント及び約9%を超え約30%までの移動基質のL値変化パーセントを有する、移動抵抗性のフィルム形成下塗りの感触と審美性を改良するための方法に関する。
2.本発明にはまた、
a.角質組織に塗布されその上に下塗りフィルムを形成するために処方される、移動抵抗性のフィルム形成下塗り組成物と、
b.下塗りフィルムが、上塗り組成物を塗布した後、磨耗試験により測定される約50%未満の下塗りフィルムのL値変化パーセント及び約9%を超え約30%までの移動基質のL値変化パーセントを有する、可塑剤を含む上塗り組成物と、
c.組成物(a)が組成物(b)と共に使用される必要があることを示す取扱い説明書と
を含む、化粧品組成物を含む移動抵抗性のフィルム形成下塗りの感触及び審美性を改良するためのシステムが含まれる。
a.角質組織に塗布されその上に下塗りフィルムを形成するために処方される、移動抵抗性のフィルム形成下塗り組成物と、
b.下塗りフィルムが、上塗り組成物を塗布した後、磨耗試験により測定される約50%未満の下塗りフィルムのL値変化パーセント及び約9%を超え約30%までの移動基質のL値変化パーセントを有する、可塑剤を含む上塗り組成物と、
c.組成物(a)が組成物(b)と共に使用される必要があることを示す取扱い説明書と
を含む、化粧品組成物を含む移動抵抗性のフィルム形成下塗りの感触及び審美性を改良するためのシステムが含まれる。
本明細書は、本発明を特定して指摘し明確に請求する特許請求の範囲で結論としているが、本発明は、以下の説明でより良く理解されると考えられる。
本明細書で使用する時、「含む」とは、他の工程及び成分を追加できることを意味する。この用語は、「から成る」及び「から本質的に成る」という用語を包含する。「から本質的に成る」という表現は、その組成物が追加成分を包含してもよいことを意味するが、その追加成分が、特許請求する組成物又は方法の基本的及び新規の特徴を実質的に変化させないものに限る。
特に指定しない限り、百分率、割合、及び比率はすべて本発明の局所適用組成物の総重量に基づいており、測定はすべて25℃で行われる。列挙する成分に関連するこのようなすべての重量は、活性レベルに基づくので、特に指定しない限り、市販の物質に包含される場合があるキャリアや副生成物を包含しない。
本明細書で使用する時、用語「移動抵抗性のフィルム形成下塗り」は、化粧品の塗布と同時にフィルムを形成し、実質的に移動抵抗である化粧品を意味し、化粧品は向上した装着性を有する。化粧品は、角質組織に塗布でき、固体、液体、粉末、固体乳濁液、従来の弾丸型、ジェル、クリーム、及びリップカラーペン等の形態であってよい。
用語「可塑剤」は、所定のフィルム形成ポリマーに塗布され、その可撓性を改良する又はフィルムを軟化する物質を指す。これらは、所定のフィルム形成ポリマーに塗布される際、i)ポリマーのガラス転移温度Tgを低くする、ii)ポリマーの動的弾性率を低くするのいずれか又は両方でポリマーを軟化する物質である。
用語「唇用製品」は、唇に塗布でき、液体、従来の弾丸型、ジェル、クリーム、及びリップカラーペン等の形態であってよい化粧品を意味する。
用語「従来のリップカラー」は、色は付与するが、接触すると他の対象物に容易に色を移動する唇用化粧品を意味する。
本明細書で使用する用語「角質組織」は、哺乳類の最も外側の保護覆として配置されるケラチン含有層を指し、皮膚、唇、毛髪、足の指の爪、手の指の爪、角皮、及び蹄等が挙げられるが、これらに限定されない。
用語「動的弾性率、G*」は、可撓性の測定値である。物体又は物質は、より可撓性になるにつれて、印加されるひずみに対して有する抵抗はより少なくなる。
本明細書で使用する時、「ドローダウン」は、基質上の均一な厚みの下塗りフィルムを指す。
用語「L値」は、「L*値」としても知られ、CIE(Commission Internationale de l'Eclairage)委員会により開発された、色モデルに基づく対象物の明るさの基準である。L値は、100〜0の等級を有し、100が最も明るく、0が最も暗い。本発明の組成物は、以下の成分を必ず含む。
本発明は、リップカラー製品の下塗りフィルムを可塑剤を含有する上塗りで湿らせることにより長期装着リップカラー製品の審美性と感触を改良するための組成物、方法及びパッケージシステムを含む。下塗りフィルムとわずかな相溶性若しくは溶解性を有する特定物質又は可塑剤を移動抵抗フィルム上へ塗布すると、相溶性の無い若しくは非可塑化物質と比較して、審美性と感触が改善されることを発見した。感触の利点がフィルム形成下塗りの長期装着性に著しく影響することなく得られる。
本発明で使用する方法は、先ず、下塗りを角質組織に塗布し、基質に付着させる目的で乾燥させる。次に、可塑化上塗りが塗布され、塗布と同時に下塗りポリマーが可塑化し始める。可塑化されたポリマーは、下塗りと上塗りの間に相間層を生じ、相間層には、ポリマーと可塑剤の両方が含まれる。下塗り内のポリマーの可塑化により、相間層は、より可撓性でより柔らかくなり、改良された感触をもたらす。基質/下塗り境界面でポリマーは、可塑化されずに残り、このようにして、唇又は皮膚表面への移動抵抗性と付着性を保持する。上塗り層は表面に残り、潤滑性と輝きを提供する。可塑化上塗りはまた、顔料及び真珠を包含してもよいが、これは色の保持を助け、唇表面の輝きを改良する。長期装着リップカラーの改良された感触及び外観が全体的な結果である。
下塗り
本発明は、角質組織の表面に付着性と移動抵抗性を付与する1以上のポリマーを含有する下塗り組成物を含む。通常、そのような組成物には、揮発性キャリアと併用で1以上のポリマー又は樹脂が含有される。ポリマーは、いくらかの移動抵抗性を下塗りに対して付与するいかなるポリマー又は樹脂であってよい。本発明に関する適したポリマー、コポリマー、又は樹脂としては、シリコーン樹脂、シリコーンポリマー、多糖類、ポリウレタン、アクリレート、ポリエステル、アルキド、フルオロポリマー、及びこれらの混合物が挙げられるが、それらに限定されない。好ましくは、樹脂は、オルガノシロキサン樹脂であり、ポリマーは、流体ジオルガノシロキサンポリマーである。
本発明は、角質組織の表面に付着性と移動抵抗性を付与する1以上のポリマーを含有する下塗り組成物を含む。通常、そのような組成物には、揮発性キャリアと併用で1以上のポリマー又は樹脂が含有される。ポリマーは、いくらかの移動抵抗性を下塗りに対して付与するいかなるポリマー又は樹脂であってよい。本発明に関する適したポリマー、コポリマー、又は樹脂としては、シリコーン樹脂、シリコーンポリマー、多糖類、ポリウレタン、アクリレート、ポリエステル、アルキド、フルオロポリマー、及びこれらの混合物が挙げられるが、それらに限定されない。好ましくは、樹脂は、オルガノシロキサン樹脂であり、ポリマーは、流体ジオルガノシロキサンポリマーである。
オルガノシロキサン樹脂
本発明の組成物は、オルガノシロキサン樹脂を含んでよい。この樹脂は、R3SiO1/2「M」単位、R2SiO「D」単位、RSiO3/2「T」単位、SiO2「Q」単位の組み合わせを、互いに対する比率がRnSiO(4−n)/2の関係を満足するように含んでいてもよく、式中、nは1.0〜1.50の値であり、Rはメチル基である。5%までのシラノール又はアルコキシ官能性も、加工の結果として樹脂構造内に存在する場合がある。オルガノシロキサン樹脂は、約1,000g/mol〜約10,000g/molの数分子量平均範囲を有する。樹脂は、トルエン、キシレン、イソパラフィン類、及びシクロシロキサン類のような有機溶媒又は揮発性キャリアに可溶性であるが、このことは、樹脂が、揮発性キャリア中で不溶性である程には架橋していないことを示す。特に好ましいのは、反復する一官能性すなわちR3SiO1/2「M」単位及び四官能性すなわちSiO2「Q」単位を含む樹脂、また別に米国特許第5,330,747号(クルシシク(Krzysik)、1994年7月19日発行)(参考として本明細書に組み込む)に開示されている「MQ」樹脂として知られるものである。本発明においては、「Q」官能性単位に対する「M」官能性単位の比率は約0.6〜約2.0、より好ましくは約0.6〜約0.9、最も好ましくは約0.7である。市販のオルガノシロキサン樹脂の例は、ミシガン州エードリアン(Adrian)のワッカー・シリコーンズ社(Wacker Silicones Corporation)から入手可能なワッカー(Wacker)803及び804、並びにゼネラル・エレクトリック社(General Electric Company)からのG.E.SR1000である。
本発明の組成物は、オルガノシロキサン樹脂を含んでよい。この樹脂は、R3SiO1/2「M」単位、R2SiO「D」単位、RSiO3/2「T」単位、SiO2「Q」単位の組み合わせを、互いに対する比率がRnSiO(4−n)/2の関係を満足するように含んでいてもよく、式中、nは1.0〜1.50の値であり、Rはメチル基である。5%までのシラノール又はアルコキシ官能性も、加工の結果として樹脂構造内に存在する場合がある。オルガノシロキサン樹脂は、約1,000g/mol〜約10,000g/molの数分子量平均範囲を有する。樹脂は、トルエン、キシレン、イソパラフィン類、及びシクロシロキサン類のような有機溶媒又は揮発性キャリアに可溶性であるが、このことは、樹脂が、揮発性キャリア中で不溶性である程には架橋していないことを示す。特に好ましいのは、反復する一官能性すなわちR3SiO1/2「M」単位及び四官能性すなわちSiO2「Q」単位を含む樹脂、また別に米国特許第5,330,747号(クルシシク(Krzysik)、1994年7月19日発行)(参考として本明細書に組み込む)に開示されている「MQ」樹脂として知られるものである。本発明においては、「Q」官能性単位に対する「M」官能性単位の比率は約0.6〜約2.0、より好ましくは約0.6〜約0.9、最も好ましくは約0.7である。市販のオルガノシロキサン樹脂の例は、ミシガン州エードリアン(Adrian)のワッカー・シリコーンズ社(Wacker Silicones Corporation)から入手可能なワッカー(Wacker)803及び804、並びにゼネラル・エレクトリック社(General Electric Company)からのG.E.SR1000である。
本発明において、オルガノシロキサン樹脂は、オルガノシロキサン樹脂、ジオルガノシロキサンポリマー及び変性シリコーン合計量の少なくとも約10%、好ましくは少なくとも約55%、より好ましくは少なくとも約60%から、約95%以下、好ましくは約80%以下、より好ましくは約70%以下の量で使用される。
ジオルガノポリシロキサンポリマー
本発明はまた、上記で開示したオルガノシロキサン樹脂と組み合わされるジオルガノポリシロキサンポリマーも利用してよい。出願者らは、適したポリマーは、25℃で少なくとも約1E‐6m2/s(1cSt)の粘度を示すことを見出した。本発明のジオルガノポリシロキサンポリマーは、式(R2SiO)に相当する繰り返し単位を含み、式中、Rは1〜6個の炭素原子を含有する一価の炭化水素基であり、好ましくはメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、t−ブチル、アミル、ヘキシル、ビニル、アリル、シクロヘキシル、フェニル、フルオロアルキル、及びこれらの混合物から成る群から選択される。本発明で利用されるジオルガノポリシロキサン類は、1つ以上の炭化水素基をシロキサンポリマー主鎖の置換基として含有してもよい。ジオルガノポリシロキサン類は、式(R’3Si)のトリオルガノシリル基を末端としてもよく、式中、R’は1〜6個の炭素原子を含有する一価の炭化水素、水酸基、アルコキシル基及びこれらの混合物から成る群から選択される基である。ジオルガノポリシロキサンポリマーが存在する場合、それがオルガノシロキサン樹脂材料と揮発性キャリアとの混合物において相溶性であることは必要不可欠である。「相溶性」という用語は、そのジオルガノポリシロキサン、オルガノシロキサン樹脂、及び揮発性キャリアが、特定の配合のために必要な比率で共に混合された場合に、均質なブレンドを形成することをいう。特に好ましいジオルガノポリシロキサンポリマーは、本明細書においてPDMSと称されるポリ(ジメチルシロキサン)である。好適なジオルガノポリシロキサンポリマーは以下の構造式を有し、式中、nは約1500〜約4500に等しい。
本発明はまた、上記で開示したオルガノシロキサン樹脂と組み合わされるジオルガノポリシロキサンポリマーも利用してよい。出願者らは、適したポリマーは、25℃で少なくとも約1E‐6m2/s(1cSt)の粘度を示すことを見出した。本発明のジオルガノポリシロキサンポリマーは、式(R2SiO)に相当する繰り返し単位を含み、式中、Rは1〜6個の炭素原子を含有する一価の炭化水素基であり、好ましくはメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、t−ブチル、アミル、ヘキシル、ビニル、アリル、シクロヘキシル、フェニル、フルオロアルキル、及びこれらの混合物から成る群から選択される。本発明で利用されるジオルガノポリシロキサン類は、1つ以上の炭化水素基をシロキサンポリマー主鎖の置換基として含有してもよい。ジオルガノポリシロキサン類は、式(R’3Si)のトリオルガノシリル基を末端としてもよく、式中、R’は1〜6個の炭素原子を含有する一価の炭化水素、水酸基、アルコキシル基及びこれらの混合物から成る群から選択される基である。ジオルガノポリシロキサンポリマーが存在する場合、それがオルガノシロキサン樹脂材料と揮発性キャリアとの混合物において相溶性であることは必要不可欠である。「相溶性」という用語は、そのジオルガノポリシロキサン、オルガノシロキサン樹脂、及び揮発性キャリアが、特定の配合のために必要な比率で共に混合された場合に、均質なブレンドを形成することをいう。特に好ましいジオルガノポリシロキサンポリマーは、本明細書においてPDMSと称されるポリ(ジメチルシロキサン)である。好適なジオルガノポリシロキサンポリマーは以下の構造式を有し、式中、nは約1500〜約4500に等しい。
上塗り
本発明の上塗り組成物は、下塗りに塗布される際にポリマーを可塑化し、基質に付着の影響を与えることなく、より柔軟でより可撓性のフィルムをもたらす1以上の可塑剤を含有する。可塑化及び移動抵抗性の度合は、本明細書に記載の磨耗試験により測定できる。磨耗試験は、そのような組成物から形成されるフィルムの物理的特性の観点から、本発明の特徴を明確に立証するため開発された。
本発明の上塗り組成物は、下塗りに塗布される際にポリマーを可塑化し、基質に付着の影響を与えることなく、より柔軟でより可撓性のフィルムをもたらす1以上の可塑剤を含有する。可塑化及び移動抵抗性の度合は、本明細書に記載の磨耗試験により測定できる。磨耗試験は、そのような組成物から形成されるフィルムの物理的特性の観点から、本発明の特徴を明確に立証するため開発された。
典型的に、粘度及び/又は動的弾性率が低くなるほど、可塑剤は、おそらくポリマーとより高い相互作用を有し、それによって、ポリマーのTgを低くする。粘度が十分に低い場合、可塑剤はより溶媒のようになり、フィルムを完全に分断する。だが、量が余りにも少ないと、可塑剤は、上塗り/下塗り境界面でフィルムを軟化しないおそれがある。従って、本発明の上塗り組成物には、上塗り組成物の少なくとも約1重量%、好ましくは少なくとも約15重量%、より好ましくは少なくとも約30重量%から、約99重量%以下、好ましくは約75重量%以下、より好ましくは約60重量%以下の可塑剤が含まれる。可塑剤は、少なくとも約1E‐6m2/s(1cSt)からの粘度で下塗りポリマーと相互に作用することが見出されている。
磨耗試験法:
長期装着リップカラー製品の主要な利益は、磨耗、飲食、飲酒、接吻等のさまざまな損傷に耐え、依然として唇の表面に残る製品の性能である。リップカラー製品の移動抵抗性又は装着性を試験するため、本発明は磨耗試験法を提供する。この方法は、磨耗の結果として、基質上で色移動の影響を受けないリップカラー製品の性能を試験する。色コンピューターを使用し、磨耗前後のリップカラーの色変化を観察することにより移動した製品の量が測定される。その方法では、下塗りフィルムと移動基質のL値の読みが記録されるが、L値は、下塗りの色の明るさに関係する。
長期装着リップカラー製品の主要な利益は、磨耗、飲食、飲酒、接吻等のさまざまな損傷に耐え、依然として唇の表面に残る製品の性能である。リップカラー製品の移動抵抗性又は装着性を試験するため、本発明は磨耗試験法を提供する。この方法は、磨耗の結果として、基質上で色移動の影響を受けないリップカラー製品の性能を試験する。色コンピューターを使用し、磨耗前後のリップカラーの色変化を観察することにより移動した製品の量が測定される。その方法では、下塗りフィルムと移動基質のL値の読みが記録されるが、L値は、下塗りの色の明るさに関係する。
ドローダウンの初期から最終までのL値の読みの増加は、フィルムの明るさに相当し、フィルムがある程度除かれていること又は「装着されて」いることを示す。例えば、ドローダウンの初期L読み50.0を有し、ドローダウンのL値75.0で終わる組成物は、50%のL値変化パーセントを示す。本発明の組成物は、約50%未満、好ましくは約35%未満、より好ましくは20%未満のL値増加パーセントを有する。
移動基質の初期から最終までのL値の読みの減少は、移動基質の黒化に相当し、一部の下塗りフィルムが基質に移動していることを示す。下塗りフィルムの上層は、本発明において可塑化され、従って、ある量の移動が磨耗中におこるであろう。可塑化度合が高ければ高いほど、より多くの下塗りフィルムが移動するであろう。長期装着下塗りフィルムの可塑化度合が低ければ低いほど、下塗りフィルムの移動はより少ないであろう。本発明の組成物は、9%を超え、より好ましくは12%を超え、更により好ましくは15%を超え30%以下のL値減少パーセントを有する。
装置:
データカラーマイクロフラシュ(Datacolor Microflash)コンピューター200d又は同等品
2.5インチ(6.4センチ)環状パンチ(アーチパンチ‐マカーチコ社(Arch Punch- Macarchco Company))
レネタカード(Leneta Card)−形式2A不透明度チャート(Opacity Chart)
2.5インチ(6.4センチ)円直径を有する2kgステンレス鋼円筒重り
ゴムハンマー
キンバリークラークワイプオール(Kimberly Clark WypAll)L40 万能ワイパー
両面粘着テープ
0.001インチ(0.003センチ)ドローダウンバー(バードアプリケーター(Bird applicator)‐1ミル(2.54E−5ミリメートル)×3インチ(7.6センチ)幅)
ゴムへら
データカラーマイクロフラシュ(Datacolor Microflash)コンピューター200d又は同等品
2.5インチ(6.4センチ)環状パンチ(アーチパンチ‐マカーチコ社(Arch Punch- Macarchco Company))
レネタカード(Leneta Card)−形式2A不透明度チャート(Opacity Chart)
2.5インチ(6.4センチ)円直径を有する2kgステンレス鋼円筒重り
ゴムハンマー
キンバリークラークワイプオール(Kimberly Clark WypAll)L40 万能ワイパー
両面粘着テープ
0.001インチ(0.003センチ)ドローダウンバー(バードアプリケーター(Bird applicator)‐1ミル(2.54E−5ミリメートル)×3インチ(7.6センチ)幅)
ゴムへら
サンプルの調製:
(1)試験されるプロトタイプ毎に3個のドローダウンをレネタカード(Leneta card)上に準備する(下記表を参照)。0.001インチ(0.003センチ)のドローダウンバーを使用する。固体製品は、ドローダウン用に十分液体になるまで剪断される必要がある。
(2)ドローダウンを50℃オーブン中で2時間乾燥させる。
(3)フィルムは乾燥後、オーブンから取り除く。
(4)可塑化上塗りプロトタイプについてのみ、可塑化上塗りを3枚のフィルムの上にへらを使用し塗布する。上塗りの塗布時、下塗りフィルムにかき傷をつけないように、注意する必要がある。上塗りが測定される全下塗り領域を完全に覆うように、上塗りを満遍なく塗る。
(5)上塗りを塗布した後、すべてのドローダウンを室温(約24℃〜27℃)で2時間置く。
(6)上塗り2時間後、ホース又はチューブからの高圧空気を使用し、フィルム上の過剰な製品を吹き飛ばす。フィルム上のペーパータオルの上方に約2〜3kgの抵抗力を使用し、引き続き全ての過剰を吹き飛ばす。できるだけ多くの過剰を取り除くようにする。下塗りフィルムではなく、上塗りだけを取り除く。下塗りフィルム上に残る過剰な上塗りは、測定に悪影響を及ぼすおそれがある。
(1)試験されるプロトタイプ毎に3個のドローダウンをレネタカード(Leneta card)上に準備する(下記表を参照)。0.001インチ(0.003センチ)のドローダウンバーを使用する。固体製品は、ドローダウン用に十分液体になるまで剪断される必要がある。
(2)ドローダウンを50℃オーブン中で2時間乾燥させる。
(3)フィルムは乾燥後、オーブンから取り除く。
(4)可塑化上塗りプロトタイプについてのみ、可塑化上塗りを3枚のフィルムの上にへらを使用し塗布する。上塗りの塗布時、下塗りフィルムにかき傷をつけないように、注意する必要がある。上塗りが測定される全下塗り領域を完全に覆うように、上塗りを満遍なく塗る。
(5)上塗りを塗布した後、すべてのドローダウンを室温(約24℃〜27℃)で2時間置く。
(6)上塗り2時間後、ホース又はチューブからの高圧空気を使用し、フィルム上の過剰な製品を吹き飛ばす。フィルム上のペーパータオルの上方に約2〜3kgの抵抗力を使用し、引き続き全ての過剰を吹き飛ばす。できるだけ多くの過剰を取り除くようにする。下塗りフィルムではなく、上塗りだけを取り除く。下塗りフィルム上に残る過剰な上塗りは、測定に悪影響を及ぼすおそれがある。
移動基質(ディスク)の調製:
(1)環状パンチとゴムハンマーを使用し、ワイプオール(Wypall)ワイパーで2.5インチ(6.4センチ)ディスクを作製する。ドローダウン毎に1つのディスクを作製する。各ディスクは1つの層の厚みにする必要がある。
(1)環状パンチとゴムハンマーを使用し、ワイプオール(Wypall)ワイパーで2.5インチ(6.4センチ)ディスクを作製する。ドローダウン毎に1つのディスクを作製する。各ディスクは1つの層の厚みにする必要がある。
2kgの重りの準備:
(1)使用する2kgの重りを準備し、重りの底部の全面に渡って両面コーティングされたテープを貼付する。ストリップが重なり合わないように、テープを貼付する。重りとテープの間のエアポケットを防止する。
(2)剃刀ブレードを使用し、基盤の周辺から過剰のテープをのぞく。
(3)付着ディスク基質が基盤のテープされた部分全てをディスク内に皺なく覆うよう、2kgの重りのテープされた部分に付着ディスク基質を貼る。
(1)使用する2kgの重りを準備し、重りの底部の全面に渡って両面コーティングされたテープを貼付する。ストリップが重なり合わないように、テープを貼付する。重りとテープの間のエアポケットを防止する。
(2)剃刀ブレードを使用し、基盤の周辺から過剰のテープをのぞく。
(3)付着ディスク基質が基盤のテープされた部分全てをディスク内に皺なく覆うよう、2kgの重りのテープされた部分に付着ディスク基質を貼る。
測定:
(1)マイクロフラシュ(Microflash)コンピューターを使用し、移動基質(2kgの重りに付着時)とフィルム(カードの白い部分を使用する)のL値を測定する。表に値を記録する。この試験において使用される移動基質は、少なくとも85の初期L値を有する必要がある。この試験に使用される下塗りフィルムは、40〜60の範囲の初期L値を有する必要がある。
(2)2kgの重りw/移動基質をドローダウン上に配置し、720°(2フル回転)回動する。マイクロフラシュ(Microflash)測定されるフィルムの上に重りをセンタリングする必要がある。
(3)試料ドローダウンに垂直に、2kgの重りを注意深く取り除き、移動基質ディスクの側面を上にしてテーブル上に配置する。
(4)ドローダウン(白い部分)と移動基質(2kgの重りに付着時)のL値を測定する。読みは、装着試験領域の中心である必要がある。値を記録する。
(5)下記の式を使用し、下塗りフィルムと移動基質の両方について、L値変化パーセントを計算する。
%L変化=(最終値−初期値)/初期値×100%
負のL値変化パーセントは、対象物の黒化を示し、正のL値変化パーセントは、対象物の明るさを示す。
(6)付着ディスク基質を剥ぎ取り、新しいディスクと取り替える。
(7)第2及び第3のドローダウンについて工程1〜6を繰返し、移動基質及び下塗りフィルム共に3つ全てのL値変化パーセントを平均する。付着ディスクL値の標準偏差は3%未満でなければならない。下塗りフィルムの標準偏差は10%未満、好ましくは5%未満でなければならない。
(1)マイクロフラシュ(Microflash)コンピューターを使用し、移動基質(2kgの重りに付着時)とフィルム(カードの白い部分を使用する)のL値を測定する。表に値を記録する。この試験において使用される移動基質は、少なくとも85の初期L値を有する必要がある。この試験に使用される下塗りフィルムは、40〜60の範囲の初期L値を有する必要がある。
(2)2kgの重りw/移動基質をドローダウン上に配置し、720°(2フル回転)回動する。マイクロフラシュ(Microflash)測定されるフィルムの上に重りをセンタリングする必要がある。
(3)試料ドローダウンに垂直に、2kgの重りを注意深く取り除き、移動基質ディスクの側面を上にしてテーブル上に配置する。
(4)ドローダウン(白い部分)と移動基質(2kgの重りに付着時)のL値を測定する。読みは、装着試験領域の中心である必要がある。値を記録する。
(5)下記の式を使用し、下塗りフィルムと移動基質の両方について、L値変化パーセントを計算する。
%L変化=(最終値−初期値)/初期値×100%
負のL値変化パーセントは、対象物の黒化を示し、正のL値変化パーセントは、対象物の明るさを示す。
(6)付着ディスク基質を剥ぎ取り、新しいディスクと取り替える。
(7)第2及び第3のドローダウンについて工程1〜6を繰返し、移動基質及び下塗りフィルム共に3つ全てのL値変化パーセントを平均する。付着ディスクL値の標準偏差は3%未満でなければならない。下塗りフィルムの標準偏差は10%未満、好ましくは5%未満でなければならない。
上塗り/可塑剤
油
本発明の組成物には、上に塗布される第2組成物である上塗り組成物と第1組成物である下塗り組成物が含まれる。上塗り組成物はかならず可塑剤を含み、可塑剤は固体から液体にわたる形態の油であってよい。好ましくは、液状油が使用され、液状油は、約1E‐6m2/s(1cSt)を超え、より好ましくは約1E‐5m2/s(約10cSt)を超え、更により好ましくは約5E‐5m2/s(約50cSt)を超え、更により好ましくは約1E‐4m2/s(約100cSt)を超える粘度を有する。形態にかかわらず、本発明の組成物は、フィルム形成下塗り用可塑剤として作用する少なくとも1つの油を含有する。本発明に使用される油は、炭化水素、エステル、シリコーン、官能化シリコーン、流体合成ポリマー、ワックス、固体油、及びこれらの混合物から成る群から選択される。一度塗布されたフィルム形成下塗りのフィルムを著しく分断しないという基準を満たす限り、これらの分類内のいずれの物質が使用されてもよく、そのため、フィルム形成下塗りは、いくらかの移動抵抗性を有する。
油
本発明の組成物には、上に塗布される第2組成物である上塗り組成物と第1組成物である下塗り組成物が含まれる。上塗り組成物はかならず可塑剤を含み、可塑剤は固体から液体にわたる形態の油であってよい。好ましくは、液状油が使用され、液状油は、約1E‐6m2/s(1cSt)を超え、より好ましくは約1E‐5m2/s(約10cSt)を超え、更により好ましくは約5E‐5m2/s(約50cSt)を超え、更により好ましくは約1E‐4m2/s(約100cSt)を超える粘度を有する。形態にかかわらず、本発明の組成物は、フィルム形成下塗り用可塑剤として作用する少なくとも1つの油を含有する。本発明に使用される油は、炭化水素、エステル、シリコーン、官能化シリコーン、流体合成ポリマー、ワックス、固体油、及びこれらの混合物から成る群から選択される。一度塗布されたフィルム形成下塗りのフィルムを著しく分断しないという基準を満たす限り、これらの分類内のいずれの物質が使用されてもよく、そのため、フィルム形成下塗りは、いくらかの移動抵抗性を有する。
炭化水素
本発明に有用な炭化水素としては、直鎖炭化水素、イソパラフィン、ミネラルスピリット、ポリブテン、水素添加ポリイソブテン、水素添加ポリデセン、ポリデセン、スクアレン、ワセリン及びこれらの混合物が挙げられるが、それらに限定されない。
本発明に有用な炭化水素としては、直鎖炭化水素、イソパラフィン、ミネラルスピリット、ポリブテン、水素添加ポリイソブテン、水素添加ポリデセン、ポリデセン、スクアレン、ワセリン及びこれらの混合物が挙げられるが、それらに限定されない。
グリコール
本発明に有用なグリコールとしては、ブチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、及びこれらの混合物が挙げられるが、それらに限定されない。
本発明に有用なグリコールとしては、ブチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、及びこれらの混合物が挙げられるが、それらに限定されない。
エステル
本発明の組成物には、化学構造RCO‐OR’(式中、R及びR’はアルキル、アルキレン(alkyene)、又はアルコキシ鎖から成る独立の基である)を有するエステルが含まれてもよい。本発明に有用なエステルとしては、ミリスチン酸イソプロピル、イソプロピルリノレエート及びこれらの混合物が挙げられるが、それらに限定されない。
本発明の組成物には、化学構造RCO‐OR’(式中、R及びR’はアルキル、アルキレン(alkyene)、又はアルコキシ鎖から成る独立の基である)を有するエステルが含まれてもよい。本発明に有用なエステルとしては、ミリスチン酸イソプロピル、イソプロピルリノレエート及びこれらの混合物が挙げられるが、それらに限定されない。
シリコーン
本発明に有用なシリコーンとしては、ジオルガノシロキサン、ジメチコノール、シクロメチコン、アルキルシリコーン、フェニルトリメチコン及びこれらの混合物が挙げられるが、それらに限定されない。本発明に有用なシリコーンの更なる例をCTFA便覧、化学分類、シロキサン及びシランのもとで見出すことができる。
本発明に有用なシリコーンとしては、ジオルガノシロキサン、ジメチコノール、シクロメチコン、アルキルシリコーン、フェニルトリメチコン及びこれらの混合物が挙げられるが、それらに限定されない。本発明に有用なシリコーンの更なる例をCTFA便覧、化学分類、シロキサン及びシランのもとで見出すことができる。
本発明の組成物には、変性シリコーンが含まれてもよい。詳細には、変性シリコーン類は、アミノシリコーン類、カルボキシ変性シリコーン類、エポキシ変性シリコーン類及びこれらの混合物から成る群から選択される。本発明で有用な変性シリコーン類は、次の一般構造を有し、式中、Rはアミノ、エポキシ又はカルボキシ基から成る群から選択することができる。
加えて、本発明の組成物は、単独で、又は上記で開示した変性シリコーン類と組み合わせて使用される、シリコーン変性フッ素化ポリマー類を含んでいてもよい。
流体合成ポリマー
本発明に有用な流体合成ポリマーとしては、ポリデセン、水素添加ポリイソブテン、ポリイソブテン、ポリブテン及びこれらの混合物が挙げられるが、それらに限定されない。
本発明に有用な流体合成ポリマーとしては、ポリデセン、水素添加ポリイソブテン、ポリイソブテン、ポリブテン及びこれらの混合物が挙げられるが、それらに限定されない。
ワックス
本発明に有用なワックスは、本明細書において、高分子量、23℃で固体の有機混合物又は化合物と定義される。一般に、ワックスは、グリセリドを含有しないことを除き、組成物の点で油脂に類似する。ワックスとして、高分子量炭化水素、脂肪酸、脂肪酸エステル、脂肪族アルコール及びこれらの混合物が挙げられる。本発明に有用なワックスとしては、化粧品技術に使用の一般に既知のワックスが挙げられる。そのようなワックスとして、米国特許第5,599,547号(バーソロメイ(Bartholomey)ら、1997年2月4日発行)に開示されているものが挙げられる。
本発明に有用なワックスは、本明細書において、高分子量、23℃で固体の有機混合物又は化合物と定義される。一般に、ワックスは、グリセリドを含有しないことを除き、組成物の点で油脂に類似する。ワックスとして、高分子量炭化水素、脂肪酸、脂肪酸エステル、脂肪族アルコール及びこれらの混合物が挙げられる。本発明に有用なワックスとしては、化粧品技術に使用の一般に既知のワックスが挙げられる。そのようなワックスとして、米国特許第5,599,547号(バーソロメイ(Bartholomey)ら、1997年2月4日発行)に開示されているものが挙げられる。
本発明に有用な他のワックスは、動物ワックス、植物ワックス、鉱物ワックス、天然ワックスの種々の留分、合成ワックス、石油ワックス、エチレンポリマー、フィッシャー・トロプシュワックス等の炭化水素型ワックス、シリコーンワックス、及びこれらの混合物から成る群から選択され、ワックスは約30℃を超える融点を有する。本発明に有用な他のワックスは、合成ワックス、オゾケライト、ホホバエステル、ペトロライト社(Petrolite Corporation)から入手可能な「ユニリン(Unilins)、C22‐C50の脂肪族アルコール及びこれらの混合物から成る群から選択される。合成ワックスとしては、ワース(Warth)著、ワックスの化学技術(Chemistry and Technology of Waxes)、第2部、1956年、レインホールド出版(Reinhold Publishing)に開示されているものが挙げられ、本明細書に参考として組み込まれる。本明細書で最も有用なワックスは、約30℃〜約115℃の融点を有し、C8〜C50炭化水素ワックスから選択される。こうしたワックスには、二価アルコールと組み合わされたエチレンオキシドの長鎖ポリマー、即ちポリオキシエチレングリコールが挙げられる。こうしたワックスとしては、カーバイド・アンド・カーボン・ケミカルズ社(Carbide and Carbon Chemicals company)から入手可能なカーボワックスが挙げられる。その他の合成ワックスには、鎖の末端部にOH又は他の鎖長停止基(stop length grouping)を有するエチレンの長鎖ポリマーが挙げられる。こうしたワックスとしては、上記に開示した文書の465〜469頁に開示されているようなフィッシャー−トロプシュワックス類があり、またロス社(Ross company)から入手可能なロスワックス(Rosswax)、及びアスター・ワックス社(Astor Wax Company)から入手可能なPT−0602が挙げられる。追加の合成ワックスとしては、アルキル化ポリビニルピロリドン又はPVPの部類が挙げられ、トリコンタニルPVP(ISP社(ISP Company)からガネックス(Gannex)WP‐600として入手可能)及びPVPIEイコセン(PVPIEicosene)コポリマー(ISP社(ISP Company)から入手可能)が挙げられる。
本発明に有用な具体的なワックスは、蜜蝋、ラノリンワックス、セラックワックス(動物ワックス);カルナウバ、キャンデリラ、ヤマモモ(植物ワックス);オゾケライト、セレシン、(鉱物ワックス);パラフィン、微晶性ワックス(石油ワックス);ポリエチレン、(エチレンポリマー);ポリエチレンホモポリマー(フィッシャー・トロプシュワックス);C24‐C45アルキルメチコン(シリコーンワックス);及びこれらの混合物から成る群から選択される。最も好ましいのは、蜜蝋、ラノリンワックス、カルナウバ、キャンデリラ、オゾケライト、セレシン、パラフィン、微晶性ワックス、ポリエチレン、C24‐C45アルキルメチコン、及びこれらの混合物である。
固体油
本明細書で有用な固体油は、約30℃〜約250℃を越える、好ましくは約37℃〜約100℃、より好ましくは約37℃〜約80℃の融点を有するものである。本明細書で使用する時、用語「固体油」は、すべての油又は油状物質を指し、約200℃〜約25℃の温度で固体又は半固体で、通常25℃で約1重量%未満の水への溶解度を有する。適した固体油の例としては、ワセリン、高度に分枝状の炭化水素、脂肪族アルコール、脂肪酸エステル、植物油、硬化植物油、ポリプロピレングリコール、α‐ヒドロキシ脂肪酸、約10〜約40の炭素原子を有する脂肪酸、二及び/又は三塩基性カルボン酸のアルキルアミド、n‐アシルアミノ酸誘導体、及びこれらの混合物が挙げられるが、それらに限定されない。更に、本発明の化粧品組成物に有用な固体油が、米国特許第4,919,934号(デックナー(Deckner)ら、1990年4月24日発行)に記載されている。
本明細書で有用な固体油は、約30℃〜約250℃を越える、好ましくは約37℃〜約100℃、より好ましくは約37℃〜約80℃の融点を有するものである。本明細書で使用する時、用語「固体油」は、すべての油又は油状物質を指し、約200℃〜約25℃の温度で固体又は半固体で、通常25℃で約1重量%未満の水への溶解度を有する。適した固体油の例としては、ワセリン、高度に分枝状の炭化水素、脂肪族アルコール、脂肪酸エステル、植物油、硬化植物油、ポリプロピレングリコール、α‐ヒドロキシ脂肪酸、約10〜約40の炭素原子を有する脂肪酸、二及び/又は三塩基性カルボン酸のアルキルアミド、n‐アシルアミノ酸誘導体、及びこれらの混合物が挙げられるが、それらに限定されない。更に、本発明の化粧品組成物に有用な固体油が、米国特許第4,919,934号(デックナー(Deckner)ら、1990年4月24日発行)に記載されている。
本明細書に用いるのに適した高度に分枝状の炭化水素には、約17〜約40個の炭素原子を有する炭化水素化合物が挙げられる。これらの炭化水素化合物の非限定例としては、スクアラン、コレステロール、ラノリン、ドコサン(すなわち、C22炭化水素)、及びイソパラフィンが挙げられる。
揮発性キャリア
本発明において、オルガノシロキサン樹脂とジオルガノシロキサンポリマーの組み合わせは、パッケージ/アプリケーターを使用することにより唇の表面に容易に付着される。送達を実現するため、唇の表面から素早く揮発し、上で議論した薄い耐久力のあるフィルムを残すキャリア、好ましくは揮発性キャリアに、上記のこの組み合わせが組み入れられることが必要である。揮発性キャリアはオルガノシロキサン樹脂及びジオルガノシロキサンポリマーを可溶化しなければならない。
本発明において、オルガノシロキサン樹脂とジオルガノシロキサンポリマーの組み合わせは、パッケージ/アプリケーターを使用することにより唇の表面に容易に付着される。送達を実現するため、唇の表面から素早く揮発し、上で議論した薄い耐久力のあるフィルムを残すキャリア、好ましくは揮発性キャリアに、上記のこの組み合わせが組み入れられることが必要である。揮発性キャリアはオルガノシロキサン樹脂及びジオルガノシロキサンポリマーを可溶化しなければならない。
揮発性キャリアが、組成物全体の少なくとも約10%、より好ましくは少なくとも約15%、更により好ましくは少なくとも約20%から組成物全体の約90%以下、好ましくは約80%以下、更により好ましくは約70%以下まで含まれる。
本発明で有用な炭化水素油には、60〜260℃の範囲の沸点を有するもの、より好ましくは約C5〜約C20の鎖長を有する炭化水素油、最も好ましくはC7〜C16のイソパラフィン類が挙げられる。これらのイソパラフィン類の最も好ましいものは、イソドデカン、イソヘキサデカン、イソエイコサン、2,2,4−トリメチルペンタン、2,3−ジメチルヘキサン及びこれらの混合物から成る群から選択される。2,2,4,6,6−ペンタメチルへプタンとしても知られるイソドデカンが最も好ましい。本発明の組成物に含めるのに好適なイソドデカンは、多くの供給源から、例えば、プレスパース社(Presperse, Inc.)から、パーメチル(Permethyl)99Aとして入手可能である。
好ましい揮発性シリコーン流体類としては、次式に相当する4、5、及び6員環状構造を有するシクロメチコン類が挙げられる。
任意成分
本発明の組成物に使用されてよい、化粧品技術に使用が認可されている非常に多くのその他の成分がある。そのような成分は、化粧品に使用が認可されているもので、CTFA化粧品成分事典及び便覧(CTFA Cosmetic Ingredient Dictionary & Handbook)、第10版、化粧料、洗面用化粧品及び芳香剤協会(The Cosmetic, Toiletries, and Fragrance Association, Inc.)、2004年等の参考図書においてリストされているのを見出すことができる。これら物質は、一度塗布された下塗りのフィルムを著しく分断しないという基準を満たす限り使用されてよく、そのため、下塗りはいくらかの移動抵抗性を有する。そのような成分としては、微粒子、芳香剤、風味油、日焼け止め剤等のスキンケア成分、乳化剤等が挙げられる。本発明において低刺激性の組成物を実現することができるが、その場合前記組成物は、芳香剤、風味油、ラノリン、日焼け止め剤、特にPABA(パラアミノ安息香酸)、又は他の増感剤及び刺激剤を含有しない。油は本発明の重要な構成成分である。油に加え、消費者に望まれる製品形態を提供するため他の物質が含まれてもよい。そのような形態として、液体、ペースト、及び固体が挙げられる。固体形態の場合、本発明の組成物は、安定な口紅を形成するよう十分な量の物質を含む。本明細書において、このような物質は固体フォーマと称される。固体フォーマは、好ましくは組成物の約0.5%〜約35.0%、より好ましくは約7.0%〜約25.0%、及び最も好ましくは約8%〜約20.0%の量で使用される。固体フォーマは、固体ポリオール脂肪酸ポリエステル、ワックス、固体油及びこれらの混合物から成る群から選択される。
本発明の組成物に使用されてよい、化粧品技術に使用が認可されている非常に多くのその他の成分がある。そのような成分は、化粧品に使用が認可されているもので、CTFA化粧品成分事典及び便覧(CTFA Cosmetic Ingredient Dictionary & Handbook)、第10版、化粧料、洗面用化粧品及び芳香剤協会(The Cosmetic, Toiletries, and Fragrance Association, Inc.)、2004年等の参考図書においてリストされているのを見出すことができる。これら物質は、一度塗布された下塗りのフィルムを著しく分断しないという基準を満たす限り使用されてよく、そのため、下塗りはいくらかの移動抵抗性を有する。そのような成分としては、微粒子、芳香剤、風味油、日焼け止め剤等のスキンケア成分、乳化剤等が挙げられる。本発明において低刺激性の組成物を実現することができるが、その場合前記組成物は、芳香剤、風味油、ラノリン、日焼け止め剤、特にPABA(パラアミノ安息香酸)、又は他の増感剤及び刺激剤を含有しない。油は本発明の重要な構成成分である。油に加え、消費者に望まれる製品形態を提供するため他の物質が含まれてもよい。そのような形態として、液体、ペースト、及び固体が挙げられる。固体形態の場合、本発明の組成物は、安定な口紅を形成するよう十分な量の物質を含む。本明細書において、このような物質は固体フォーマと称される。固体フォーマは、好ましくは組成物の約0.5%〜約35.0%、より好ましくは約7.0%〜約25.0%、及び最も好ましくは約8%〜約20.0%の量で使用される。固体フォーマは、固体ポリオール脂肪酸ポリエステル、ワックス、固体油及びこれらの混合物から成る群から選択される。
微粒子
本発明の組成物は、1以上の微粒子物質を含んでもよい。本発明に有用な微粒子物質の非限定例としては、粒子、顔料、及び架橋シリコーンエラストマーが挙げられる。
本発明の組成物は、1以上の微粒子物質を含んでもよい。本発明に有用な微粒子物質の非限定例としては、粒子、顔料、及び架橋シリコーンエラストマーが挙げられる。
本明細書で有用な微粒子物質としては、着色及び非着色顔料、干渉顔料、無機粉末、有機粉末、複合物粉末、蛍光増白剤粒子、並びにこれらの組み合わせが挙げられる。これらの微粒子は、小板形、球形、細長い形状若しくは針形、又は不規則形状、表面コーティング有り若しくは無し、多孔質若しくは非多孔質、荷電若しくは非荷電であること、及び本組成物に粉末として又は予め分散させて添加することができる。これらの微粒子物質は、肌触り改良、小皺、皺、及び毛穴等の特定の皮膚特性の外観マスキング、組成物の塗布性能改良、組成物の他の構成要素の色のマスキング、並びに液状物質の皮膚へのマイグレーションの減少を含むが、これらに限定されない広範囲の機能を提供できる。微粒子物質を使用する場合、微粒子物質は、組成物の約0.01重量%〜約60重量%、より好ましくは約0.05重量%〜約50重量%、更により好ましくは約0.1重量%〜約30重量%の量で組成物中に存在する。組成物で使用される顔料、着色剤、又はフィラー粉末に関して、特に制限はない。
本明細書で有用な微粒子物質としては、オキシ塩化ビスマス、セリサイト、雲母、硫酸バリウム若しくは他の物質で処理される雲母、ゼオライト、カオリン、シリカ、窒化ホウ素、ラウロイルリジン、ナイロン、ポリエチレン、タルク、スチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、エチレン/アクリル酸コポリマー、セリサイト、酸化アルミニウム、シリコーン樹脂、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、酢酸セルロース、PTFE、ポリメチルメタクリレート、デンプン、アルミニウムデンプンオクテニルコハク酸塩等の加工デンプン、絹、ガラス、繊維、グラウンドシード(ground seeds)、軽石、及びこれらの混合物が挙げられるが、それらに限定されない。特に好ましいのは、約0.1〜約75ミクロン、好ましくは約0.2〜約30ミクロンの平均一次粒径を有する球状粉末である。
適したオルガノポリシロキサンジェル組成物は、適切な溶媒で膨潤したジメチコン/ビニルジメチコン架橋ポリマーである。そのようなジメチコン/ビニルジメチコン架橋ポリマーは、ダウ・コーニング・コーポレーション(Dow Corning)(DC9040(登録商標)及びDC9041(登録商標))、ゼネラル・エレクトリック(General Electric)(SFE839(登録商標))、シンエツ(KSG‐15(登録商標)、KSG‐16(登録商標)、KSG‐18(登録商標)[ジメチコン/フェニルビニルジメチコン架橋ポリマー])及びシンエツより供給されるラウリルジメチコン/ビニルジメチコン架橋ポリマー(例えば、KSG‐31(登録商標)、KSG‐32(登録商標)、KSG‐41(登録商標)、KSG‐42(登録商標)、KSG‐43(登録商標)、及びKSG‐44(登録商標))を含む様々な供給元により供給される。
別の方法としては、オルガノポリシロキサンエラストマー粉末を使用できるが、適した例として、シンエツのKSP‐100(登録商標)、KSP‐101(登録商標)、KSP‐102(登録商標)、KSP‐103(登録商標)、KSP‐104(登録商標)、KSP‐105(登録商標)同様のビニルジメチコン/メチコンサイレスキオキサン(silesquioxane)架橋ポリマー、シンエツのKSP‐200(登録商標)同様のフルオロアルキル基を含有するハイブリッドシリコーン粉末、及びシンエツのKSP‐300(登録商標)等のフェニル基を含有するハイブリッドシリコーン粉末;並びにダウ・コーニングのDC9506(登録商標)が挙げられる。
また、本明細書では、干渉顔料も有用である。干渉顔料は、本発明の目的のために、プレート状粒子の異なる層から、典型的に2つの光反射、場合によってはそれ以上の光反射の干渉から、特徴的な反射色をもたらす異なる屈折率を備える2つ又はそれ以上の制御された厚さの層を有する薄いプレート状層粒子と定義される。干渉顔料の例は、TiO2、Fe2O3、シリカ、酸化錫、及び/又はCr2O3の約50〜300ナノメートルのフィルムで層をなす雲母である。そのような顔料は、多くの場合真珠箔である。真珠顔料は、顔料粒子が透明であり、雲母の小板状体と、例えば二酸化チタンコーティングとの屈折率の差が大きいので、光を反射し、屈折し、伝達する。有用な干渉顔料が、広範囲の供給元、例えば、ロナ(Rona)(ティミロン(Timiron)(登録商標)及びディクロナ(Dichrona)(登録商標))、エクカート(Eckart)(例えば、プレスティージ(Prestige)及びプレスティージシルクライン( Prestige Silk lines))から市販されている。特に好ましいのは、個々の粒子の平均直径が最も長い方向で約75μm未満、好ましくは平均直径が約50μm未満である、粒径がより小さい干渉顔料である。
本発明で有用な他の顔料は、主に、可視光線の特定の波長を選択的に吸収することによって色を提供するが、無機顔料、有機顔料、及びこれらの混合物がそれに含まれる。有用な無機顔料の例としては、酸化鉄、フェロシアン化第二鉄アンモニウム、マンガンバイオレット、群青、及び酸化クロムが挙げられる。有機顔料には、天然着色剤、及び合成のモノマー及びポリマー着色剤を含めることができる。一例が、フタロシアニン青色及び緑色顔料である。やはり有用であるのが、レーキ、主要なFD&C又はD&Cレーキ、及びこれらの混合である。更に有用であるのが、カプセル化された可溶性又は不溶性染料及び他の着色剤である。本発明で有用な無機の白色又は無色顔料、例えば、TiO2、ZnO、又はZrO2は、多数の供給元から市販されている。好適な微粒子物質の一例は、USコスメティクス(U.S.Cosmetics)から入手可能な物質(トロノックス(TRONOX)TiO2シリーズ、SAT−T CR837、ルチル型TiO2)を含有する。特に好ましいのは、米国特許第5,997,887号に開示されるような、二酸化チタンの帯電した分散体である。
本明細書で有用な顔料/粉末は、追加の色安定性及び/又は処方の容易さを備えるよう表面処理されてもよい。好適なコーティング物質の非限定例としては、シリコーン、レシチン、アミノ酸、金属石鹸、ポリエチレン及びコラーゲンが挙げられる。これらの表面処理は、疎水性又は親水性であってよいが、疎水性処理が好ましい。特に有用な顔料の疎水性処理としては、米国特許第5,143,722号に開示されるもののような、ポリシロキサン処理が挙げられる。
本発明の好ましいレーキは、赤色3アルミニウムレーキ、赤色21アルミニウムレーキ、赤色27アルミニウムレーキ、赤色28アルミニウムレーキ、赤色33アルミニウムレーキ、黄色5アルミニウムレーキ、黄色6アルミニウムレーキ、黄色10アルミニウムレーキ、橙色5アルミニウムレーキ及び青色1アルミニウムレーキ、赤色6バリウムレーキ、赤色7カルシウムレーキである。
真珠、酸化チタン、赤色6染料、赤色21染料、青色1染料、緑色5染料、橙色5染料、白亜、タルク、酸化鉄及び雲母チタン等の他の色並びに顔料も唇用組成物に含まれてよい。
乳化剤
乳化剤は、カップリング剤として使用されてもよく、本発明の唇用組成物の親水性及び疎水性相に対して親和性を有する。乳化剤はまた、水、プロピレングリコール、グリセリン又はこれらの混合物等の極性流体を組み入れるのに有用である。そのような乳化剤としては、日常的に化粧品に使用されるものが挙げられ、CTFAにおいて見出される。ポリオール脂肪酸ポリエステル等の両親媒性物質が組成物に使用される場合、水、グリセリン、プロピレングリコール及びこれらの混合物等の極性流体は、乳化剤なしで組み入れられてもよい。
乳化剤は、カップリング剤として使用されてもよく、本発明の唇用組成物の親水性及び疎水性相に対して親和性を有する。乳化剤はまた、水、プロピレングリコール、グリセリン又はこれらの混合物等の極性流体を組み入れるのに有用である。そのような乳化剤としては、日常的に化粧品に使用されるものが挙げられ、CTFAにおいて見出される。ポリオール脂肪酸ポリエステル等の両親媒性物質が組成物に使用される場合、水、グリセリン、プロピレングリコール及びこれらの混合物等の極性流体は、乳化剤なしで組み入れられてもよい。
スキンケア活性成分
水溶性形態と非水溶性形態両方のスキンケア活性成分が唇用組成物に加えられてよい。成分として、脂肪可溶性ビタミン、日焼け止め剤及び薬学的活性成分が挙げられるが、それらに限定されない。これらのスキンケア活性成分としては、グリセリン、酸化亜鉛;カモミール油;ギンコ・ビロバ(ginko biloba)抽出物;ピログルタミン酸、塩又はエステル;ヒアルロン酸ナトリウム;2‐ヒドロキシオクタン酸;イオウ;サリチル酸;カルボキシメチルシステイン、及びこれらの混合物が挙げられるが、それらに限定されない。
水溶性形態と非水溶性形態両方のスキンケア活性成分が唇用組成物に加えられてよい。成分として、脂肪可溶性ビタミン、日焼け止め剤及び薬学的活性成分が挙げられるが、それらに限定されない。これらのスキンケア活性成分としては、グリセリン、酸化亜鉛;カモミール油;ギンコ・ビロバ(ginko biloba)抽出物;ピログルタミン酸、塩又はエステル;ヒアルロン酸ナトリウム;2‐ヒドロキシオクタン酸;イオウ;サリチル酸;カルボキシメチルシステイン、及びこれらの混合物が挙げられるが、それらに限定されない。
下記の実施例は、本発明で請求の化粧品組成物の例を説明するが、それらを限定することは意図しない。
実施例1
2 パーメチル99A、パーメチル社(Permethyl Corporation)から入手可能。
3 MQ樹脂(M:Q比 0.7:1)、ゼネラル・エレクトリックからTP3744として入手可能(イソドデカン中にプレミックス)。処方量は樹脂のみ、プレミックスせず。
4 VS‐5 PC、エレメンティス(Elementis)から入手可能。
Aグループ成分をビーカー内で一緒にし、均一になるまでプロペラ混合機で混合する。Bグループ成分をAグループ混合物に加え、手で混合し、大まかに乾燥粉末を混合する。顔料すべてが十分に分散されるまで処方全体を均質化する。得られた流体を個々のパッケージに移す。
成分をビーカー内で一緒にし、均一になるまでプロペラ混合機で混合する。成分を60℃に加熱し、ワックスを溶融する。顔料すべてが十分に分散されるまで処方全体を均質化する。冷却し、得られた製品を個々のパッケージに移す。
実施例2
2 パーメチル99A、パーメチル社(Permethyl Corp.)から入手可能。
3 ジメチコンゴム(25,000,000cSt(25m2/s))、ゼネラル・エレクトリックからSE30として入手可能。
Aグループ成分を一緒にし、均一になるまでプロペラ混合機で混合する。Bグループ成分をAグループ混合物に加え、顔料が完全に分散されるまで均質化する。Cグループ成分をプロペラ混合機を使用して均一になるまで別の容器でプレミックスし、次にA及びBグループ成分の混合物と一緒にする。約57〜60℃に約3分間加熱し、Dグループ成分をプレミックスする。加熱から取り除き、約5分間又はジェルを形成するまで均質化する。最後に、Dグループ混合物をバッチの残りに加え、プロペラ混合機で混合しながら混合物全体を57〜60℃に約7〜10分加熱する。バッチを加熱から取り除き、プロペラ混合機で混合しながらそれを室温に冷却する。得られた流体を個々のパッケージに移す。
成分をビーカー内で一緒にし、均一になるまでプロペラ混合機で混合する。成分を60℃に加熱し、ワックスを溶融する。顔料すべてが十分に分散されるまで処方全体を均質化する。冷却し、得られた製品を個々のパッケージに移す。
実施例3
2 シクロペンタシロキサン245流体、ダウ・コーニングから入手可能
3 MQ樹脂(M:Q比 0.7:1)、ゼネラル・エレクトリックからTP3744として入手可能(イソドデカン中にプレミックス)。処方量は樹脂のみ、プレミックスせず。
4 VS‐5 PC、エレメンテイス(Elementis)から入手可能。
成分をビーカー内で一緒にし、均一になるまでプロペラ混合機で混合する。成分を60℃に加熱し、ワックスを溶融する。顔料すべてが十分に分散されるまで処方全体を均質化する。冷却し、得られた製品を個々のパッケージに移す。
実施例4
2 パーメチル99A、パーメチル社(Permethyl Corp.)から入手可能。
3 MQ樹脂(M:Q比 0.7:1)、ゼネラル・エレクトリックからTP3744として入手可能(イソドデカン中にプレミックス)。処方量は樹脂のみ、プレミックスせず。
4 VS5 PC、エレメンテイス(Elementis)から入手可能。
Aグループ成分をビーカー内で一緒にし、均一になるまでプロペラ混合機で混合する。Bグループ成分をAグループ混合物に加え、手で混合し、大まかに乾燥粉末を混合する。顔料が完全に分散されるまで均質化する。得られた流体を個々のパッケージに移す。
グループ成分をビーカー内で一緒にし、均一になるまでプロペラ混合機で混合する。成分を60℃に加熱し、ワックスを溶融する。顔料すべてが十分に分散されるまで処方全体を均質化する。冷却し、得られた製品を個々のパッケージに移す。
本発明の使用方法
本発明を使用する方法は簡単である。ユーザーは、本発明の組成物を適した液体化粧品アプリケーター又はリップカラー弾丸から直接皮膚に塗布する。液体唇用製品に使用されるこのようなアプリケータの1つは、英国特許第21198037号(1990年5月9日発行、日本の三菱鉛筆(Mitsubishi Pencil Co.,Ltd.)に譲渡)に開示されている液体ペンパッケージである。別のパッケージは棒(wand)が貯蔵槽に浸漬されていて、その棒の先端にある組成物が皮膚の表面に塗布されるものである。このようなパッケージは日本実用新案(Japanese Utility Model)第64000822Y2号(資生堂)に開示されている。
本発明を使用する方法は簡単である。ユーザーは、本発明の組成物を適した液体化粧品アプリケーター又はリップカラー弾丸から直接皮膚に塗布する。液体唇用製品に使用されるこのようなアプリケータの1つは、英国特許第21198037号(1990年5月9日発行、日本の三菱鉛筆(Mitsubishi Pencil Co.,Ltd.)に譲渡)に開示されている液体ペンパッケージである。別のパッケージは棒(wand)が貯蔵槽に浸漬されていて、その棒の先端にある組成物が皮膚の表面に塗布されるものである。このようなパッケージは日本実用新案(Japanese Utility Model)第64000822Y2号(資生堂)に開示されている。
本発明で有用な別の化粧品ディスペンサーは、米国特許第5851079号(リチャードL.ホーストマン(Richard L.Horstman)ら、1998年12月22日発行)に開示されているように用量が徐々に増加する一方向ツイストアップ分配装置(unidirectional twist-up dispensing device)である。こうしたツイストアップ分配装置は、開放分配端部と、チャンバー内に配置されチャンバー内での並進運動に制限されているピストンとを有するチャンバーを画定している中空のハウジングを含むことができる。好ましくは、そこに伸びるねじ付きロッドを有するピストンが作動装置内のねじ付き開口と嵌合するが、その結果、作動装置が回転するとき、ピストンが分与末端部に向かい前進する。作動装置の回転により製品が分配端部から分配される。好ましくはアプリケータが前記チャンバーと流体連通するようにハウジングの分配端部に取り付けられ、製品がそのアプリケータを通じて分配される。このアプリケータは口金(ferrule)及び適用部を含むことができ、この口金はハウジングの分配端部に取り付けられ、適用部は中に少なくとも1つの開口部を有する。例えば、繊維ブラシ又は上部をフロック加工した適用面を含む、アプリケータの幾つかの変形形態を利用することができる。フロック加工は、実質的に適用面に直角な、薄くて短いプラスチック繊維のマットである。繊維ブラシの毛は好ましくは先細であり、プラスチック材料で作製される。別の方法としては、ユーザーは、ブラシに浸す又はドウフット(doe foot)アプリケーター等の当該技術分野において既知のより在来的なアプリケーター又は器具を使用してよい。
上述したように、使用者は組成物を塗布するが、その際使用者はその組成物が損傷を受けるよりも前に乾燥させることができる。いったん組成物が乾燥したら、上記で開示された可塑化上塗り組成物等の製品は、乾燥製品の上に塗布され、ユーザーに審美的に快い影響を与える。本発明の可塑化上塗り組成物には、同じ分散装置が利用されてもよい。
本発明の組成物は、化粧品を取り除くために、ワセリン又はジメチコン系化粧品リムーバーを塗布し、その部分をティッシュを用いてやさしく擦ることによって除去することができる。
フィルム形成下塗りを改良するためのパッケージシステム
本発明には、2工程組成物を含むフィルム形成下塗りを改良するためのパッケージシステムが含まれてよい。パッケージの第1の部分には、本明細書に記載の本発明の下塗りが含まれる。第2の部分には、フィルム形成下塗りを改良するための上塗り可塑化組成物が含まれるが、得られる組成物は、磨耗試験により測定される50%未満の下塗りフィルムのL値変化パーセント及び約9%を超えるが約30%以下の移動基質のL値変化パーセントを有する。
本発明には、2工程組成物を含むフィルム形成下塗りを改良するためのパッケージシステムが含まれてよい。パッケージの第1の部分には、本明細書に記載の本発明の下塗りが含まれる。第2の部分には、フィルム形成下塗りを改良するための上塗り可塑化組成物が含まれるが、得られる組成物は、磨耗試験により測定される50%未満の下塗りフィルムのL値変化パーセント及び約9%を超えるが約30%以下の移動基質のL値変化パーセントを有する。
長期装着リップカラーに関して改良された感触と外観を有する適合性のある2部分化粧品システムを消費者に提供するため、2つの組成物は、一緒に、同様に、又は消費者が2つの組成物を一緒に使用されるものとして識別できるようにパッケージされる。そのシステムは、長期装着性をもたらし、潤滑性と輝きを提供する。
「発明を実施するための最良の形態」で引用したすべての文献は、関連部分において本明細書に参考として組み込まれるが、いずれの文献の引用も、それが本発明に関して先行技術であることを容認するものとして解釈されるべきではない。
本発明の特定の実施形態が説明及び記載されてきたが、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく他の様々な変更及び修正を行えることが当業者には明白であろう。したがって、本発明の範囲内にあるそのようなすべての変更及び修正を、添付の特許請求の範囲で扱うものとする。
Claims (11)
- 多層化粧品組成物であって、
a.角質組織に塗布され、その上に下塗りフィルムを形成するため処方される移動抵抗性のフィルム形成下塗り組成物と、
b.可塑剤を含む上塗り組成物と
を含み、前記下塗りフィルムが、前記上塗り組成物をその上に塗布した後、磨耗試験により測定される約50%未満の前記下塗りフィルムのL値変化パーセント及び約9%を超え約30%までの移動基質のL値変化パーセントを有する、多層化粧料組成物。 - 前記下塗りが、シリコーン樹脂、シリコーンポリマー、多糖類、ポリウレタン、アクリレート、ポリエステル、アルキド、フルオロポリマー、又はその混合物から選択されるポリマーを含み、可塑剤が、炭化水素、エステル、シリコーン、変性シリコーン、グリコール、流体合成ポリマー、ワックス、固体油、又はその混合物を含む、請求項1に記載の組成物。
- 移動抵抗性のフィルム形成下塗りの感触及び審美性を改良する方法であって、
a.移動抵抗性のフィルム形成下塗り組成物を角質組織の表面に塗布し、下塗りフィルムを形成する工程と、
b.前記下塗りを乾燥させる工程と、
c.可塑剤を含む上塗り組成物を前記下塗りの上に塗布する工程と
を備え、前記下塗りフィルムが、前記上塗り組成物をその上に塗布した後、磨耗試験により測定される約50%未満の前記下塗りフィルムのL値変化パーセント及び約9%を超え約30%までの移動基質のL値変化パーセントを有する、方法。 - 前記下塗りが、シリコーン樹脂、シリコーンポリマー、多糖類、ポリウレタン、アクリレート、ポリエステル、アルキド、フルオロポリマー、又はその混合物から選択されるポリマーを含む、請求項3に記載の方法。
- 前記下塗りが、流体ジオルガノシロキサンポリマー、オルガノシロキサン樹脂及び揮発性キャリアを含むことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
- 前記可塑剤が、直鎖炭化水素、イソパラフィン、ミネラルスピリット、ポリブテン、水素添加ポリイソブテン、水素添加ポリデセン、ポリデセン、スクアレン、ワセリン、エステル、ジオルガノシロキサン、ジメチコノール、シクロメチコン、アルキルシリコーン、フェニルトリメチコン、変性シリコーン、グリコール、流体合成ポリマー、ワックス、固体油、又はその混合物を含む、請求項3又は4に記載の方法。
- 前記ジオルガノシロキサンが、25℃で、約1cStを超える粘度を有する、請求項3〜5のいずれか一項に記載の方法。
- 移動抵抗性のフィルム形成下塗りの感触及び審美性を改良するためのシステムであって、
a.角質組織に塗布され、その上に下塗りフィルムを形成するために処方される、第1組成物である移動抵抗性のフィルム形成下塗り組成物と、
b.前記下塗りフィルムが、第2組成物である上塗り組成物を塗布した後、磨耗試験により測定される約50%未満の前記下塗りフィルムのL値変化パーセント及び約9%を超え約30%までの移動基質のL値変化パーセントを有する、可塑剤を含む第2組成物である上塗り組成物と、
c.組成物(a)が組成物(b)と共に使用される必要があることを示す取扱い説明書と
を含む、化粧料組成物を含む、システム。 - 前記組成物(a)が前記組成物(b)とは別にパッケージされるか、又は一体の形態で一緒にパッケージされる、請求項8に記載のシステム。
- 前記下塗りが、シリコーン樹脂、シリコーンポリマー、多糖類、ポリウレタン、アクリレート、ポリエステル、アルキド、フルオロポリマー、又はその混合物から選択されるポリマーを含む、請求項8又は9に記載のシステム。
- 前記可塑剤が、炭化水素、エステル、ジオルガノシロキサン、ジメチコノール、シクロメチコン、アルキルシリコーン、フェニトリメチコン、変性シリコーン、グリコール、流体合成ポリマー、ワックス、固体油又はその混合物を含み、炭化水素が、直鎖炭化水素、イソパラフィン、ミネラルスピリット、ポリブテン、水素添加ポリイソブテン、水素添加ポリデセン、ポリデセン、スクアレン、ワセリン、又はその混合物を含む、請求項8〜10のいずれか一項に記載のシステム。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US10/927,994 US20060045893A1 (en) | 2004-08-27 | 2004-08-27 | Long-wearing cosmetic compositions |
PCT/US2005/029798 WO2006026228A1 (en) | 2004-08-27 | 2005-08-23 | Long-wearing cosmetic compositions |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008510729A true JP2008510729A (ja) | 2008-04-10 |
Family
ID=35277019
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007528092A Pending JP2008510729A (ja) | 2004-08-27 | 2005-08-23 | 長期装着化粧品組成物 |
Country Status (8)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20060045893A1 (ja) |
EP (1) | EP1781249A1 (ja) |
JP (1) | JP2008510729A (ja) |
KR (1) | KR20070038167A (ja) |
CN (1) | CN101010064A (ja) |
AU (1) | AU2005280272A1 (ja) |
CA (1) | CA2576729A1 (ja) |
WO (1) | WO2006026228A1 (ja) |
Families Citing this family (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1637125A3 (fr) * | 2004-08-24 | 2009-08-05 | L'oreal | Produit de maquillage bicouche de tenue améliorée, ses utilisations et kit de maquillage contenant ce produit |
FR2887771B1 (fr) * | 2005-07-04 | 2008-06-06 | Oreal | Produit de maquillage a deux compositions |
RU2008116718A (ru) * | 2005-09-26 | 2009-11-10 | Л`Ореаль (Fr) | Композиция и способ для обработки ороговевших поверхностей, по меньшей мере, двумя несмешивающимися косметическими композициями |
FR2909872B1 (fr) * | 2006-12-19 | 2009-07-03 | Oreal | Produit de maquillage a deux compositions |
WO2009071662A2 (en) * | 2007-12-05 | 2009-06-11 | L'oreal | Cosmetic composition having improved properties |
US20090155586A1 (en) * | 2007-12-12 | 2009-06-18 | Avon Products, Inc. | Method of Improving Skin Appearance Using Treated Macroscopic Particles |
US8933134B2 (en) | 2010-06-09 | 2015-01-13 | L'oreal | Compositions containing agar and a softening agent |
US20140154199A1 (en) * | 2012-12-04 | 2014-06-05 | Momentive Performance Materials | Silicone-containing composition and personal care products containing same |
FR3015889B1 (fr) | 2013-12-27 | 2016-02-05 | Oreal | Dispositif pour le maquillage par transfert des matieres keratiniques |
FR3015890B1 (fr) | 2013-12-27 | 2016-02-05 | Oreal | Dispositif pour le maquillage par transfert des matieres keratiniques |
FR3015870B1 (fr) | 2013-12-27 | 2016-02-05 | Oreal | Dispositif pour le maquillage par transfert des matieres keratiniques. |
FR3015872B1 (fr) | 2013-12-27 | 2017-03-24 | Oreal | Dispositif de maquillage comportant une pluralite d'encres cosmetiques |
FR3015888B1 (fr) | 2013-12-27 | 2017-03-31 | Oreal | Dispositif de maquillage par transfert des matieres keratiniques |
FR3015927A1 (fr) | 2013-12-27 | 2015-07-03 | Oreal | Procede de maquillage par transfert et dispositif associe. |
AU2017229125B2 (en) | 2016-03-08 | 2021-07-29 | Living Proof, Inc. | Long lasting cosmetic compositions |
US10842729B2 (en) | 2017-09-13 | 2020-11-24 | Living Proof, Inc. | Color protectant compositions |
BR112020004215A2 (pt) | 2017-09-13 | 2020-09-01 | Living Proof, Inc. | composições cosméticas de longa duração |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000500135A (ja) * | 1995-11-07 | 2000-01-11 | ザ、プロクター、エンド、ギャンブル、カンパニー | 長期持続性化粧製品の性能を向上させるための組成物および方法 |
JP2000503682A (ja) * | 1996-10-17 | 2000-03-28 | ザ、プロクター、エンド、ギャンブル、カンパニー | 長期耐用化粧品の性能改良のための組成物および方法 |
JP2002370936A (ja) * | 2001-04-10 | 2002-12-24 | L'oreal Sa | 2層コートメークアップ方法と第1及び第2の組成物を収容するメークアップキット |
JP2003034616A (ja) * | 2001-04-10 | 2003-02-07 | L'oreal Sa | 角度依存性顔料と単色顔料を含有する2層コートメークアップ製品及び該製品を含むメークアップキット |
WO2003086333A1 (en) * | 2002-04-08 | 2003-10-23 | The Procter & Gamble Company | Anhydrous, single phase, transfer resistant cosmetic lip compositions |
Family Cites Families (23)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4795631A (en) * | 1986-03-26 | 1989-01-03 | Chesebrough-Pond's, Inc. | Water based lip color comprising an alkali soluble film-forming agent |
US5225186A (en) * | 1990-06-21 | 1993-07-06 | Revlon Consumer Products Corporation | High cosmetic powder lipstick composition |
FR2686793B1 (fr) * | 1992-01-31 | 1994-04-15 | Oreal | Composition cosmetique pour le maquillage contenant un pigment transparent d'oxyde de titane et d'oxyde de silicium. |
FR2715306B1 (fr) * | 1994-01-25 | 1996-03-15 | Oreal | Composition cosmétique ou dermopharmaceutique sous forme de pâte souple et procédé de préparation de ladite composition. |
EP0748622B2 (en) * | 1994-12-16 | 2012-08-29 | Shiseido Company Limited | Lipstick composition |
US5747017A (en) * | 1995-05-15 | 1998-05-05 | Lip-Ink International | Lip cosmetic |
FR2740330B1 (fr) * | 1995-10-27 | 1997-12-05 | Oreal | Composition comprenant un systeme polymerique et utilisation dudit systeme |
US6071503A (en) * | 1995-11-07 | 2000-06-06 | The Procter & Gamble Company | Transfer resistant cosmetic compositions |
FR2745494B1 (fr) * | 1996-03-04 | 1998-08-07 | Oreal | Composition comprenant une dispersion aqueuse de particules de polymere filmogene,et utilisation d'un systeme polymerique comprenant ladite dispersion notamment en cosmetique |
FR2750323B1 (fr) * | 1996-06-28 | 1998-08-07 | Oreal | Utilisation d'oligomeres comme plastifiants d'un polymere filmogene dans et pour la preparation de compositions cosmetiques contenant ce polymere filmogene, compositions cosmetiques ou dermatologiques |
FR2756177B1 (fr) * | 1996-11-28 | 1999-01-29 | Oreal | Dispersion aqueuse de vesicules resistantes a la deshydratation |
DE69900119T2 (de) * | 1998-02-12 | 2001-10-18 | Oreal | Verwendung von 1,2-Pentandiol in kosmetischen oder dermatologischen Zusammensetzungen, die eine wäßrige Dispersion von Partikeln eies filmbildenden Polymers enthalten, und kosmetische und/oder dermatologische Zusammensetzungen, die diese Bestandteile enthalten |
FR2783160A1 (fr) * | 1998-09-14 | 2000-03-17 | Oreal | Composition cosmetique aqueuse comprenant un polyester sulfone et un compose silicone |
FR2783418B1 (fr) * | 1998-09-17 | 2000-11-10 | Oreal | Composition anti-rides comprenant une association de polymeres tenseurs d'origine synthetique et/ou naturelle et de polyesters dendritiques |
FR2791986A1 (fr) * | 1999-04-06 | 2000-10-13 | Oreal | Composition notamment cosmetique comprenant des polymeres ayant une structure en etoiles, lesdits polymeres et leur utilisation |
FR2791988A1 (fr) * | 1999-04-06 | 2000-10-13 | Oreal | Composition notamment cosmetique ou pharmaceutique comprenant des polymeres ayant une structure en etoiles, lesdits polymeres et leur utilisation |
FR2791989A1 (fr) * | 1999-04-06 | 2000-10-13 | Oreal | Composition notamment cosmetique comprenant des polymeres ayant une structure en etoiles, lesdits polymeres et leur utilisation |
US6342209B1 (en) * | 2000-05-04 | 2002-01-29 | Revlon Consumer Products Corporation | Cosmetic compositions containing film forming polymers plasticized with esters and malic acid |
FR2810236B1 (fr) * | 2000-06-15 | 2002-07-26 | Oreal | Composition cosmetique filmogene |
FR2815847B1 (fr) * | 2000-10-27 | 2002-12-13 | Oreal | Composition cosmetique comprenant des fibres et une cire |
US20020159960A1 (en) * | 2001-02-27 | 2002-10-31 | Scancarella Neil D. | Method for improving the properties of transfer resistant lip compositions and related compositions and articles |
US6811770B2 (en) * | 2001-04-10 | 2004-11-02 | L'oreal | Two-coat make-up process and a make-up kit containing first and second compositions |
DE20207328U1 (de) * | 2002-05-10 | 2002-10-24 | Schwan Stabilo Cosmetics Gmbh | Lipidhaltige Zubereitung |
-
2004
- 2004-08-27 US US10/927,994 patent/US20060045893A1/en not_active Abandoned
-
2005
- 2005-08-23 JP JP2007528092A patent/JP2008510729A/ja active Pending
- 2005-08-23 KR KR1020077004280A patent/KR20070038167A/ko not_active Application Discontinuation
- 2005-08-23 EP EP05789086A patent/EP1781249A1/en not_active Withdrawn
- 2005-08-23 AU AU2005280272A patent/AU2005280272A1/en not_active Abandoned
- 2005-08-23 WO PCT/US2005/029798 patent/WO2006026228A1/en active Application Filing
- 2005-08-23 CA CA002576729A patent/CA2576729A1/en not_active Abandoned
- 2005-08-23 CN CNA2005800288198A patent/CN101010064A/zh active Pending
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000500135A (ja) * | 1995-11-07 | 2000-01-11 | ザ、プロクター、エンド、ギャンブル、カンパニー | 長期持続性化粧製品の性能を向上させるための組成物および方法 |
JP2000501074A (ja) * | 1995-11-07 | 2000-02-02 | ザ、プロクター、エンド、ギャンブル、カンパニー | 転写抵抗性化粧品組成物 |
JP2000501075A (ja) * | 1995-11-07 | 2000-02-02 | ザ、プロクター、エンド、ギャンブル、カンパニー | 転写抵抗性化粧品組成物 |
JP2000503682A (ja) * | 1996-10-17 | 2000-03-28 | ザ、プロクター、エンド、ギャンブル、カンパニー | 長期耐用化粧品の性能改良のための組成物および方法 |
JP2002370936A (ja) * | 2001-04-10 | 2002-12-24 | L'oreal Sa | 2層コートメークアップ方法と第1及び第2の組成物を収容するメークアップキット |
JP2003034616A (ja) * | 2001-04-10 | 2003-02-07 | L'oreal Sa | 角度依存性顔料と単色顔料を含有する2層コートメークアップ製品及び該製品を含むメークアップキット |
WO2003086333A1 (en) * | 2002-04-08 | 2003-10-23 | The Procter & Gamble Company | Anhydrous, single phase, transfer resistant cosmetic lip compositions |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
AU2005280272A1 (en) | 2006-03-09 |
CA2576729A1 (en) | 2006-03-09 |
US20060045893A1 (en) | 2006-03-02 |
KR20070038167A (ko) | 2007-04-09 |
EP1781249A1 (en) | 2007-05-09 |
CN101010064A (zh) | 2007-08-01 |
WO2006026228A1 (en) | 2006-03-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2008510729A (ja) | 長期装着化粧品組成物 | |
KR100355518B1 (ko) | 묻어나지않는화장용조성물 | |
CN101208073B (zh) | 彩妆类化妆品 | |
US20120269754A1 (en) | Low Flash Point Lip Composition Containing Solvents of Varying Evaporation Rates | |
KR102235054B1 (ko) | 끈적임이 개선된, 지속력 있고, 묻어나지 않는 화장료 조성물 | |
JP2008169209A (ja) | ケラチン繊維メイクアップキット | |
CN106068116A (zh) | 无光泽化妆品组合物 | |
CN108366942B (zh) | 包含烷基纤维素、不相容的烃和硅油的组合物及其使用方法 | |
JP2020505473A (ja) | 永続***メイクアップ用トップコート | |
JP2014177453A (ja) | 油性メークアップ化粧料 | |
JP2021109830A (ja) | 固形***化粧料 | |
KR100762154B1 (ko) | 무수의 내이전성의 화장용 입술 조성물 | |
JP2005336186A (ja) | 2層コート化粧品、その使用およびこの製品を含むメイクアップキット | |
JP2011506296A (ja) | ポリアミド樹脂、グルセリルエステルおよび無極性ワックスを含む化粧料組成物 | |
US20040009137A1 (en) | Anhydrous, single phase, transfer resistant cosmetic lip compositions | |
JP2005053909A (ja) | 2度塗り製品、その使用法、ならびにこの製品を含むメーキャップキット | |
CN114787291B (zh) | 基于颜料tio2、有机颜料和金属氧化物颗粒的具有增加的色调稳定性的组合物 | |
US20190262257A1 (en) | Matte lip compositions | |
JP2023534488A (ja) | 唇のための化粧品組成物 | |
JP4647084B2 (ja) | 油性化粧料 | |
US20230067902A1 (en) | Dilute long-wearing cosmetic composition comprising mixed sensory modifiers | |
WO2024090223A1 (ja) | 油性***化粧料 | |
JP2023040468A (ja) | スティック状油性固形化粧料 | |
JP2023524273A (ja) | シリコーン樹脂の組み合わせを含む、ケラチン物質への塗布後に多層構造を形成することができる化粧用組成物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090108 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100105 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20100601 |