JP2008501265A - プロトコルのためのタイマー制御情報の供給 - Google Patents
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Abstract
プロトコルのための制御情報を与える方法が開示される。この方法において、少なくとも1つの通信装置に使用されるプロトコルに関連した少なくとも1つのタイマーを構成するために、少なくとも1つのタイマー値を指示する情報が前記少なくとも1つの通信装置へ送信される。通信装置も設けられ、この通信装置は、プロトコルのための制御情報を受け取るように構成され、この制御情報は、通信ネットワークにより送信されたもので、プロトコルのための少なくとも1つのタイマー値を指示し、更に、通信装置に使用されるプロトコルに関連した少なくとも1つのタイマー値は、その受け取った制御情報に基づいて構成される。
Description
本発明は、一般に、通信プロトコルのための制御情報を供給することに係る。より詳細には、本発明は、通信装置に使用されるプロトコルのための制御情報を供給することに係る。
通信システムは、通信システムに関連したユーザ装置及び/又は他のノードのような2つ以上のエンティティ間の通信セッションを可能にするファシリティと考えられる。通信は、例えば、音声、データ、マルチメディア、等々の通信を含む。種々のユーザ装置を含む通信装置のためのワイヤレス通信を提供する通信システムが知られている。ワイヤレスシステムの一例は、公衆地上移動ネットワーク(PLMN)である。別の例は、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)である。
PLMNは、通常、ベーストランシーバステーション(BTS)又は同様のアクセスエンティティが、それらエンティティ間のワイヤレスインターフェイスを経て移動ステーション(MS)のようなユーザ装置(UE)にサービスするセルラーシステムである。通信に必要とされる装置のオペレーションは、1つ又は複数の制御エンティティにより制御することができる。種々の制御エンティティを相互接続することができる。又、1つ以上のゲートウェイノードを設けて、セルラーネットワークを、他のネットワーク、例えば、別のセルラーシステム、又は公衆交換電話ネットワーク(PSTN)、及び/又は他の通信ネットワーク、例えば、IP(インターネットプロトコル)及び/又は他のパケット交換データネットワークに接続することもできる。
従って、セルラーネットワークは、セルラーネットワーク、或いはセルラーネットワークの外部のエンティティ又はネットワークにより提供される種々のサービス及びアプリケーションへのアクセスを与えることができる。更に別のネットワークに接続された他のワイヤレスネットワークでも同じことが言える。アクセスネットワークとは独立した仕方でサービスを提供するためのアーキテクチャーも提案されている。例えば、会議コールファシリティを備えたこの手段は、ある定義された能力を有していてアクセスネットワークを経て会議コールファシリティにアクセスする通信装置により使用することができる。
通信装置により使用される特定のアクセスネットワークとは独立してサービスを提供するための1つの提案は、第三世代パートナーシッププロジェクト3GPP仕様書に定義されたIPマルチメディアサブシステム(IMS)である。IMSサービスは、IP接続性を与えるアクセスネットワークを経てアクセスすることができる。移動通信用のグローバルシステム(GSM)及びユニバーサル移動テレコミュニケーションシステム(UMTS)に関連した汎用パケット無線サービス(GPRS)は、IMSのためのIP接続性アクセスネットワーク(ICAN)の2つの例である。
IMSは、通信システムとして、サービス加入を制御し且つユーザへサービスを提供するための種々のエンティティを定義する。IMSでは、これらのエンティティは、ネットワークにおけるサーバーとして実施される。通信システムからサービスを要求できるようにするために、ユーザは、通常、サービスに加入する必要があると共に、サービング制御エンティティ内のシステムに登録される必要がある。IMSでは、加入者(加入者のプロフィール)に関する情報がホーム加入者サーバー(HSS)に記憶され、そしてサービング制御エンティティは、サービングコールサービス制御ファンクション(S−CSCF)エンティティである。ユーザは、通信システムのアクセスエンティティを経てサービング制御エンティティに登録することができる。上述したように、IMSは、アクセスネットワークとは独立し、従って、アクセスネットワークはIP接続を与えれば充分である。
サービング制御エンティティに加えて、ユーザは、プロキシー制御エンティティに関連付けされる必要がある。IMSでは、プロキシー制御エンティティは、P−CSCFである。プロキシーエンティティは、ユーザがローミングしたエリアに指定される。より一般的なケースでは、ユーザが任意の形式のアクセスネットワークを経てネットワークにアクセスするときに、アクセスネットワークは、アクセスされたサービスを、そのネットワークの観点から、例えば、帯域巾管理について制御するために、プロキシー制御エンティティを指定すると仮定することができる。
IMSでは、コール状態制御ファンクション(CSCF)エンティティは、サービングコール状態制御(S−CSCF)、プロキシーコール状態制御(P−CSCF)、及び質問コール状態制御(I−CSCF)のようなファンクションを与えることができる。又、制御ファンクションは、ホーム加入者サーバー(HSS)及び種々のアプリケーションサーバーのようなエンティティにより与えられてもよい。
ユーザ装置(通信装置)と、通信ネットワークの要素との間の通信は、通常、適当な通信プロトコル又は1組の適当な通信プロトコルに基づいている。更に、通信システムは、通常、システムの種々の要素が何を行うことが許されたか及びそれをいかに達成すべきかを述べた規格又は仕様書に基づいて動作する。又、所与の接続に対して使用しなければならない通信プロトコル及び/又はパラメータも、定義することができる。換言すれば、システムによる通信を可能にするために、通信のベースとなる特定の1組の「ルール」を定義する必要がある。
通信プロトコルは、通常、種々のアクション、及び例えば、要求されたアクションを実行できない場合にはデフォールトアクションにも関連したメッセージ又はメッセージシーケンスを定義する。又、プロトコルは、通常、送信されたメッセージに対する応答を受け取るための種々の指定の時間範囲も有する。応答が遅延した場合には、プロトコルは、通常、適切に機能しない。あるアクションに関連したメッセージを繰り返し送信することが必要になる。最悪のケースでは、要求されたアクションが全く実施されない。
IMSに使用される制御プロトコルの1つは、セッション開始プロトコル(SIP)である。このSIPは、インターネットエンジニアリングタスクフォース(IETF)に供給されるコメント要求RFC3261で指定されたプロトコルである。RFC3261には、主としてセクション17に、SIPに対する種々のタイマーが指定されている。RFC3261のアネックスAは、SIPに対するタイマー値をリストしている。
IMSに関して、セッション開始プロトコルは、例えば、S−CSCFに登録すると共にセッションを設定するために使用される。ここで使用する「セッション」という語は、ユーザが行い得る任意の通信、例えば、コール、データ(例えば、ウェブブラウジング)又はマルチメディア通信、等を指すことが明らかであろう。IMSに関連したあるSIPメッセージへの応答を受け取る際の遅延に関して、S−CSCFへの登録が失敗したり、要求されたセッションが確立されなかったりすることがある。
RFC3261で指定されたSIPタイマー値は、IMS及びUMTSを使用するに充分なほど長い必要はないことに注意されたい。これは、例えば、UMTSではエアインターフェイスによりシグナリング遅延が生じるからである。この問題を克服するために、3GPP仕様書、TS24.229、バージョン5.6.0、リリース5のセクション7.7及びテーブル7.5には、長いタイマー値が指定されている。3GPP仕様書は、ネットワーク要素間に使用するための第1のタイマー値、ユーザ装置(又はより一般的には、通信装置)に使用するための第2のタイマー値、及びユーザ装置に向かってP−CSCFに使用するための第3のタイマー値を定義している。
オペレータのコアネットワーク要素のタイマー値は、対応する規格、例えば、3GPP規格に定義された値に基づいて設定されねばならない。オペレータは、ネットワークの管理システムを使用してタイマー値を設定することができる。しかしながら、ネットワークの遅延は、例えば、ネットワークの規模、ネットワークの実施状態(異なる供給者)、ネットワークの構造及び複雑さのために、規格で推奨されるものより長くなることがある。それ故、オペレータは、エンドユーザに対する良好なコール成功率を保証するために、規格で指定されたものとは異なる(通常は、より長い)タイマー値の使用を望むことがある。移動電話のような通信装置のタイマー値は、ターミナルの製造段階中に売主により設定される。その後、転売者が、ターミナルをエンドユーザに販売する前にその値を変更することができる。エンドユーザは、通常、これらのタイマーを全く知らない。しかしながら、どのネットワークにターミナルが使用されるか知らず、従って、正しいタイマー値を前もって構成できないときに、問題が生じる。従って、オペレータのアクセス及びコアネットワークの遅延が、規格で推奨されるものより長い場合には、ターミナルのタイマー値が短過ぎることがある。
更に、IMS及びUMTSに関して、一般的にSIPに対するものとは異なるタイマー値をSIPに対して指定することに関連して少なくとも1つの問題が生じる。通信装置は、多数のアクセスネットワークを経てIMSにアクセスするか又はIMS以外の目的でSIPを使用する能力をもつことができるので、通信装置は、SIPを使用するときに首尾良い制御機能を確保するために正しいタイマー値を決定して使用することができねばならない。
従って、SIPプロトコル又は他の制御プロトコルに対して正しいSIPタイマー値を決定し、そしてそのタイマー値を通信装置に使用するように取り込むことに関して問題が生じる。
上述した問題は、第三世代通信システムにおけるIMSに関連したものであるが、他のシステムにも同様の欠点が関連することがあり、従って、この説明は、これらの例に限定されるものでないことが明らかであろう。
本発明の実施形態の目的は、上述した1つ以上の問題に対処することである。
本発明の第1の態様は、プロトコルのための制御情報を与える方法において、少なくとも1つの通信装置に使用されるプロトコルに関連した少なくとも1つのタイマーを構成するために、少なくとも1つの通信装置へ少なくとも1つのタイマー値を指示する情報を送信するステップを備えた方法を提供する。
本発明の第2の態様は、プロトコルのための制御情報を受け取る手段であって、制御情報は、前記通信ネットワークにより送信され、そしてプロトコルのための少なくとも1つのタイマー値を指示するものである手段と、その受け取られた制御情報に基づいて、通信装置に使用されるプロトコルに関連した少なくとも1つのタイマー値を構成する手段と、を備えた通信装置を提供する。
本発明の第3の態様は、少なくとも1つのタイマー値を指示する制御情報を少なくとも1つの通信装置へ送信して、この少なくとも1つの通信装置に使用されるプロトコルに関連した少なくとも1つのタイマーを構成する手段を備えた通信システムを提供する。
本発明の第4の態様は、少なくとも1つのタイマー値を指示する制御情報を少なくとも1つの通信装置へ送信して、この少なくとも1つの通信装置に使用されるプロトコルに関連した少なくとも1つのタイマーを構成する手段を備えた通信システムのためのネットワーク要素を提供する。
本発明の第5の態様は、少なくとも1つのタイマー値を指示する制御情報を少なくとも1つの通信装置へ送信するのをトリガーして、この少なくとも1つの通信装置に使用されるプロトコルに関連した少なくとも1つのタイマーを構成する手段を備えた通信システムのためのネットワーク要素を提供する。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態を一例として説明する。
図1は、IPマルチメディアサブシステムIMS100の一般的アーキテクチャーを概略的に示す。IMSにより提供されるサービスを利用したいユーザは、先ず、サービングコントローラ、例えば、サービングコールセッション制御ファンクション(S−CSCF)110に登録する必要がある。図1に示すように、S−CSCF110と通信装置(ユーザ装置UE)101との間の通信は、少なくとも1つのプロキシーコールセッション制御ファンクション(P−CSCF)112を経てルーティングすることができる。従って、P−CSCF112は、S−CSCF110へメッセージをプロキシーするためのものである。通信装置101とP−CSCF112との間の通信は、通常、アクセスネットワーク120又はアクセスエンティティを経て与えられる。図示されていないが、接続には、I−CSCFのような多数の他の要素を含むことができる。図1のサービングコントローラ、即ちS−CSCF110は、ユーザ装置101を登録する必要のある制御エンティティをなす。登録は、例えば、通信装置が、アプリケーションサーバー(AS)114a又は114bからサービスを要求し又は別のユーザ装置との端−端アプリケーションを実行できるようにするために、必要とされる。あるケースでは、S−CSCFは、ある瞬間における登録プロセスの全数がS−CSCFの容量にとって多過ぎることが分かる。このようなケースでは、S−CSCFは、登録を禁止する応答を送信することにより登録要求を拒絶することができる。
図1は、IPマルチメディアサブシステムIMS100の一般的アーキテクチャーを概略的に示す。IMSにより提供されるサービスを利用したいユーザは、先ず、サービングコントローラ、例えば、サービングコールセッション制御ファンクション(S−CSCF)110に登録する必要がある。図1に示すように、S−CSCF110と通信装置(ユーザ装置UE)101との間の通信は、少なくとも1つのプロキシーコールセッション制御ファンクション(P−CSCF)112を経てルーティングすることができる。従って、P−CSCF112は、S−CSCF110へメッセージをプロキシーするためのものである。通信装置101とP−CSCF112との間の通信は、通常、アクセスネットワーク120又はアクセスエンティティを経て与えられる。図示されていないが、接続には、I−CSCFのような多数の他の要素を含むことができる。図1のサービングコントローラ、即ちS−CSCF110は、ユーザ装置101を登録する必要のある制御エンティティをなす。登録は、例えば、通信装置が、アプリケーションサーバー(AS)114a又は114bからサービスを要求し又は別のユーザ装置との端−端アプリケーションを実行できるようにするために、必要とされる。あるケースでは、S−CSCFは、ある瞬間における登録プロセスの全数がS−CSCFの容量にとって多過ぎることが分かる。このようなケースでは、S−CSCFは、登録を禁止する応答を送信することにより登録要求を拒絶することができる。
又、各ユーザの加入に関連した情報を記憶するためにユーザ情報記憶エンティティを設けることもできる。このユーザ情報記憶エンティティは、加入者のホームネットワークのサーバーに位置することができる。このような加入者情報記憶エンティティは、異なる通信システムでは異なる用語で呼ぶことができ、IMSでは、加入者情報記憶装置は、ホーム加入者サーバー(HSS)と称される。図1は、ホーム加入者サーバー(HSS)116を示している。このHSS116は、例えば、セッション設定手順中及びその後に、適当な参照ポイントを経て、他のファンクションエンティティにより問合せすることができる。加入者情報は、認証目的に必要なデータのような情報(例えば、加入者又はユーザ装置の登録アイデンティティ)、等を含むことができる。又、HSS116は、加入者プロフィール情報を永久的に記憶するのにも使用できる。
セッション開始プロトコルSIPは、IMSにおけるセッションを制御するために使用される。従って、少なくとも次のエンティティ、即ち通信装置、UE、制御エンティティS−CSCF、及びプロキシーエンティティP−CSCFが、SIPを使用する。SIPアーキテクチャーは、例えば、SIPクライアント、SIPサーバー、SIPプロキシー、及びユーザエージェント(UA)を含む。SIPクライアントは、SIP要求を送信し且つSIP応答を受信するネットワーク要素である。SIPサーバーは、SIP要求を受信して、それらにサービスし、そしてそれら要求に対するSIP応答を返送するネットワーク要素である。SIPプロキシーは、他のSIPクライアントに代わって要求を発する目的で、SIPサーバー及びSIPクライアントの両方として働く中間エンティティである。SIPプロキシーサーバーは、主として、ルーティングの役割を演じる。ユーザエージェントは、ユーザエージェントクライアント(UAC)及びユーザエージェントサーバー(UAS)の両方として働くことのできる論理的エンティティである。ユーザエージェントクライアントは、新たな要求を生成し、次いで、クライアントトランザクションステートマシンを使用してそれを送信する論理的エンティティである。UACの役割は、そのトランザクションの期間中しか続かない。換言すれば、ソフトウェアの断片が要求を開始する場合に、そのトランザクションの期間中、UACとして働く。後で要求を受け取る場合には、そのトランザクションの処理に対してユーザエージェントサーバーの役割を引き継ぐ。
IMSを参照すれば、IMSサービスを利用する通信装置は、一般に、SIPユーザエージェントとして働く。プロキシーエンティティP−CSCFは、一般に、SIPプロキシーとして働くが、あるケースでは、SIPユーザエージェントとしても働く。制御エンティティS−CSCFは、一般に、SIPプロキシーとして働くが、SIPレジスタの能力もある程度有し、登録要求を受け入れる。通信装置(ユーザ装置)、S−CSCF及びP−CSCFの能力の詳細な説明は、3GPP仕様書TS24.229、バージョン5.6.0、リリース5に見ることができる。
図2は、SIPプロトコルに関連したプロトコルスタック200を例示している。最下位のプロトコルレイヤPHY201は、物理的トランスポート媒体に関係している。次のプロトコルレイヤMAC202は、媒体アクセス制御に関係している。IPプロトコルレイヤ203は、通常、MACレイヤ202の上に設けられる。送信プロトコルレイヤ204は、通常、少なくとも送信制御プロトコル(TCP)及びユーザデータグラムプログラム(UDP)を含む。送信プロトコルレイヤ204の上にSIPレイヤ205がある。
SIPレイヤ205は、次いで、4つのサブレイヤを含む。最下位のサブレイヤは、シンタックス/エンコードレイヤ251であり、これは、SIPメッセージ構造に関係していると共に、送信プロトコルレイヤ204にペイロード情報を与えるためのSIPプロトコルメッセージのエンコードに関係している。次のサブレイヤは、トランスポートレイヤ252であり、これは、ネットワークを経てSIPクライアントがいかに要求を送信し且つ応答を受信するか、及びSIPサーバーがいかに要求を受信し且つ応答を送信するかを定義する。
次のサブレイヤは、トランザクションレイヤ253であり、このトランザクションレイヤ253の上には、トランザクションユーザ(TU)254と称されるレイヤがある。ユーザエージェントは、トランザクションレイヤ253を、ステートフル(stateful)なSIPプロキシーのように含む。ステートレス(stateless)のSIPプロキシーは、トランザクションレイヤ253を含まない。トランザクションレイヤ253は、クライアントコンポーネント(クライアントトランザクションと称される)及びサーバーコンポーネント(サーバートランザクションと称される)を有し、その各々は、特定のSIP要求を処理するように構成された限定ステートマシンにより表わされる。SIPエンティティの各々は、ステートレスのプロキシーを除いて、トランザクションユーザレイヤ254である。TUは、これが要求を送信したいときには、クライアントトランザクションインスタンスを生成し、そして要求を送信しようとする行先IPアドレス、ポート及びトランスポートと共に要求をそこに通す。
トランザクションは、SIPの基本的なコンポーネントである。トランザクションは、SIP要求がSIPクライアントトランザクション(トランスポートレイヤを使用する)によりSIPサーバーへ送信されると共に、その要求に対する全ての応答がSIPサーバーからSIPクライアントへ返送されるものである。トランザクションレイヤは、アプリケーション−レイヤ再送信、要求に対する応答のマッチング、及びアプリケーション−レイヤ時間切れを取り扱う。ユーザエージェントクライアント(UAC)が遂行するいかなるタスクも、一連のトランザクションを使用して行われる。
SIPは、トランザクションプロトコルであり、コンポーネント間の対話は、一連の独立したメッセージ交換で行われる。より詳細には、SIPトランザクションは、単一の要求と、その要求に対する応答とで構成され、これは、ゼロ以上の暫定的応答と、1つ以上の最終的応答とを含む。所与のSIPメッセージに対して無応答である場合には、トランザクションレイヤ253のタイマーが、通常、時間切れとなり、ステートマシンが新たな状態に入るようにする。
SIPに対して多数のタイマーが指定される。テーブル1は、これらのタイマーをリストしたもので、RFC3261の当該セクションを参照し、そして各タイマーの意味を簡単に説明する。テーブル1に示すように、タイマーT1は、ラウンドトリップ時間推定に関連し、デフォールト値は、500msである。背景技術の説明に関連して上述したように、3GPP仕様書、TS24.229、バージョン5.6.0、リリース5のセクション7.7及びテーブル7.5には、長いタイマー値が指定されている。3GPP仕様書は、ネットワーク要素間に使用するための第1のタイマー値、ユーザ装置(又はより一般的には、通信装置)に使用するための第2のタイマー値、及びユーザ装置に向かってP−CSCFに使用するための第3のタイマー値を定義している。
図3は、本発明の実施形態を適用できるシステムの一例として、第1通信システム300a、第2通信システム300b及び通信装置301を概略的に示す。通信システム300aは、アクセスネットワーク310及びコアネットワーク330を一例として含む。図3は、第2通信システム300bに関するアクセスネットワーク320のみを示す。2つのアクセスネットワーク310及び320は、地理的に個別であってもよいし、或いは異なるプロトコル及び装置を使用して実施されてもよい。第1アクセスネットワーク310及び第2アクセスネットワーク320は、通信装置301に対してインターネットプロトコル(IP)接続を与えることができる。図3は、第1アクセスネットワーク310がコアネットワーク330に直接接続されることを一例として示す。第2アクセスネットワーク320は、例えば、公衆IPネットワーク340を経てコアネットワーク330に接続される。或いは、第2アクセスネットワーク320がコアネットワーク330に直接接続されることも考えられる。通信システム300aは、コアネットワーク330が制御エンティティS−CSCF331及びホーム加入者サーバーHSS332を含むという意味で、通信装置301を使用するユーザのホームネットワークである。又、コアネットワーク330には、アプリケーションサーバーAS333が示されている。
当業者であれば、インターネットプロトコルに代わるものとして任意のパケットデータプロトコルを適用できることが明らかであろう。IMSは、IPを参照するので、ここでは、パケットデータプロトコルの一例としてIPが使用される。又、当業者であれば、IMSアーキテクチャーは一例に過ぎず、同様の機能並びに同様の制御及びプロキシー機能及び/又はエンティティを有するいかなるサービスアーキテクチャーが使用されてもよいことが明らかであろう。更に、タイマーを有するプロトコルの一例として、より詳細には、制御プロトコルの一例として、ここでは、SIPプロトコルが使用される。
第1アクセスネットワーク310及び第2アクセスネットワーク320は、通常、ワイヤレスネットワークである。図3は、第1アクセスネットワーク310がGPRSネットワークであることを示している。第1ネットワーク310は、ベースステーションBS312、ベースステーションコントローラ313、サービングGPRSサポートノードSGSN314、及びゲートウェイGPRSサポートノードGGSN315を含むように示されている。GGSNは、通常、GPRSネットワーク310のパケット交換部分をIPバックボーンネットワークへ接続する。アクセスネットワークの更なる例は、エンハンストデータレート・フォー・GSMエボリューション(EDGE)、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)、オペレータワイヤレスローカルエリアネットワーク(OWLAN)、UMTSの無線アクセスネットワーク、又はワイドバンドCDMAシステム(WCDMA)の無線アクセスネットワークである。
第1アクセスネットワーク310及び第2アクセスネットワーク320の両方が同じ規格及び仕様書に基づくもので、例えば、両方がGPRSネットワークである場合でも、これらネットワークでは送信遅延がかなり異なることがある。通常、遅延は、例えば、無線アクセスネットワーク要素及びパケット交換ネットワーク要素によるものである。GPRSの例では、無線アクセスネットワーク要素は、ベースステーション及びベースステーションコントローラであり、パケット交換ネットワーク要素は、SGSN及びGGSNである。又、例えば、アクセスネットワーク及びIPバックボーンネットワークの規模及び負荷も、遅延に影響し得る。同じ規模のネットワークでも、ネットワーク要素が異なる売主により製造されたことで、遅延が異なることがある。あるネットワークは、通常、非常にビジーであり、一方、別のネットワークは、通常、非常に負荷が軽いことがある。更に、遅延が、アクセスネットワークのカバレージエリア内の通信装置の位置に依存することも考えられる。
従って、通信装置301が、第1アクセスネットワーク310を経てアプリケーションサーバーAS333により提供されるサービスにアクセスするときには、通信装置301が第2アクセスネットワーク320を経てサービスにアクセスするときとは異なるSIPタイマー値を適用することができる。図3に示すように、通信装置は、制御プロトコル、より詳細には、SIPプロトコルに関連した少なくとも1つのタイマー302を有する。プロキシーエンティティP−CSCF311及び321も、制御プロトコルに関連した少なくとも1つのタイマー316、326を有する。又、制御エンティティS−CSCF331も、制御プロトコルに関連した少なくとも1つのタイマー335を有する。
通常、ネットワーク要素、例えば、サービングエンティティS−CSCF又はプロキシーエンティティP−CSCFは、全てのセッションを制御するためにそれが使用する1組のタイマー値を有することが明らかである。ネットワーク要素が特定セッション向けタイマー又は特定ユーザ向けタイマーを有する場合には、それらは、ネットワーク要素がセッションを制御するところの通信装置と同じ値を有するように構成することができる。この構成は、例えば、ネットワークの通常の構成及び管理インターフェイスを使用して行うことができる。
あるネットワーク又はネットワークのある部分に関する遅延を測定及び決定して、SIPタイマーに対する適当なタイマー値を決定することができる。同様に、例えば、IPバックボーンネットワークに関する遅延が著しい場合には、それらも考慮するようにSIPタイマー値を選択することができる。
構成を必要とするSIPプロトコルタイマーの1つの特定例は、ラウンドトリップタイマー、即ちタイマーT1である。ラウンドトリップタイマーは、RFC3261のセクション17.1.1.1に記載されたSIPプロトコルのINVITEトランザクションに使用される。INVITEトランザクションは、三方ハンドシェークより成る。クライアントトランザクションは、INVITEメッセージを送信し、サーバートランザクションは、応答を送信し、そしてクライアントトランザクションは、ACKメッセージを送信する。信頼性のない搬送(UDPのような)の場合に、クライアントトランザクションは、T1秒でスタートしそして再送信のたびに倍になるインターバルで要求を再送信する。T1は、ラウンドトリップ時間(RTT)の推定値であり、そのデフォールトは、RFC3261に基づき500msである。テーブル1に示すように、多数の他のタイマーがT1でスケーリングされる。これは、T1を変化すると、これら他のタイマーの値も調整されることを意味する。
SIPプロトコルを制御するために、タイマー値が通信システムから通信装置301へ送信される。通信装置301には、通信ネットワークから構成情報又は制御情報を受け取る機能を設けることができる。構成情報又は制御情報を送信及び受信する1つの例は、オーバー・ジ・エア(Over-the-Air)(OTA)インターフェイスである。通常、構成情報又は制御情報は、ホームネットワーク(図3の通信システム300a)又は訪問先ネットワーク(図3の通信システム300b)により供給される。
図4は、本発明の第1実施形態による構成を概略的に示す。本発明の第1実施形態は、サービスへの加入、例えば、ユーザがIMSサービスに加入することに係る。図4のサービス加入マネージャー410は、サービス加入の役割を果たすエンティティの一例である。このサービス加入マネージャーは、例えば、管理者からサービス加入を受け取ることができる。更に別の例は、ユーザがWWWページにアクセスすることによりサービスに加入できることである。サービス加入情報をサービス加入マネージャー410に入力する可能性は他にも多数あることが明らかである。サービス加入を受け取ると、サービス加入マネージャー410は、ユーザ及び加入サービスに関する情報を、例えば、サービス加入情報を記憶するための記憶装置(図4には示さず)に記憶する。IMSでは、例えば、サービス加入に関する情報がHSSに記憶される。
本発明の第1実施形態では、ホームネットワークに使用するのに適したタイマー値が、サービスに加入するユーザの通信装置401へ送信される。ホームネットワークに使用するのに適したタイマー値が送信されるのは、通信装置401がプリセットタイマー値をユーザの通信装置に有するが、それらは、ホームネットワークに適したタイマー値とは異なるからである。或いは又、通信装置401は、プリセットタイマー値に欠けることがある。適当なタイマー値を送信するために、サービス加入マネージャー410は、ホームネットワークのためのタイマー値を情報記憶装置420からフェッチすることができる。タイマー値は、例えば、適当なネットワーク要素に記憶することができる。制御プロトコル、例えば、IMSに関連したSIPのためのタイマー値は、例えば、ターミナルマネージャー430を経てユーザの通信装置401へ送信される。
タイマー値は、例えば、オーバー・ジ・エア(OTA)インターフェイスを使用するか又はSyncMLを使用して、ターミナルマネージャー430により送信することができる。OTAインターフェイスとは、ショートメッセージ(SMS)を使用して通信装置へ制御情報を送信することを指す。OTAインターフェイスは、クライアントプロビジョニング及び装置管理に係り、これは、オープンモービルアリアンス(Open Mobile Alliance)により規定される。このケースでは、ユーザは、受け取ったタイマー値を明確に受け容れることが必要となる。SyncMLは、クライアント−サーバー解決策に基づくもので、従って、通信装置401は、ユーザと対話せずにタイマー値を受け取ってセーブすることのできるクライアントアプリケーションを含む。タイマー値を通信装置401へ送信する可能性は、他にも多数あることが明らかであろう。更に、タイマー値は、他の制御情報と一緒に送信できることも明らかであろう。このような他の制御情報の一例は、通信装置のユーザがIMSサービスにアクセスできるようにするためにIMS加入の後に通信装置401へ送信されるIMSパラメータである。
図5は、本発明の第2実施形態による構成を概略的に示す。本発明のこの第2実施形態は、タイマー値を、特に、ローミング中のユーザへ配送するのに適している。図5において、IMSアーキテクチャーが一例として使用される。ローミング中のユーザの通信装置501は、プロキシー制御エンティティP−CSCF511を経てサービング制御エンティティS−CSCF521へそれ自身を登録する。プロキシー制御エンティティP−CSCF511は、訪問先ネットワーク510にあり、そしてサービング制御エンティティS−CSCF521は、ホームネットワーク520にある。
通信装置501が訪問先ネットワーク510に入るときに通信装置に使用されるSIPタイマー値は、例えば、関連3GPP規格によるデフォールトSIPタイマー値でよい。第2の例として、タイマー値は、IMSサービスに加入するときに通信装置501のユーザのホームネットワークにより設定されてもよい。訪問先ネットワーク510は、異なるSIPタイマー値を使用してもよい。通信装置501及びプロキシー制御エンティティP−CSCF511は、セッション開始を確実で且つ成功裡なものとするために同じSIPタイマー値を使用しなければならない。それ故、訪問先ネットワークは、ローミング中のユーザの通信装置501へ少なくとも1つのタイマー値を指示する情報を送信することができる。
図5は、送信側SIPタイマー値の一例を概略的に示す。プロキシー制御エンティティP−CSCF511は、少なくとも1つのSIPタイマー値を指示する情報を送信することができる。より詳細には、プロキシー制御エンティティP−CSCF511は、SIPプロトコルメッセージにおいてタイマー値を送信することができる。通信装置501は、更なるSIPメッセージ交換を続ける前に、受け取ったSIPタイマー値を使用に供するように構成する必要がある。実際に、これは、SIPプロトコルスタックをオンザフライで構成する必要がある。通信装置501がSIPプロトコルスタックを構成できないか又は受け取ったタイマー値を処理できない場合には、その受け取ったタイマー値を無視し、現在のタイマー値の使用を続けてもよい。
図6は、SIPプロトコルメッセージを使用してSIPタイマー値を送信する例として、本発明の第2実施形態によるメッセージシーケンスチャートを示す。図6は、ユーザがローミングするときに登録するためのメッセージシーケンスチャートを示す。ローミング中のユーザの通信装置501は、登録メッセージ601をプロキシー制御エンティティP−CSCF511へ送信する。登録メッセージ601に存在するローミング中のユーザの識別子に基づいて、例えば、ユニフォームリソース識別子(URI)に基づいて、プロキシー制御エンティティP−CSCF511は、ユーザが訪問先ドメインから登録していると決定し、そしてドメインネームサーバー(DNS)問合せ(図6の矢印602)を実行して、ホームネットワーク520における質問制御エンティティI−CSCFを探索する。DNSは、ホームネットワーク520におけるI−CSCFのアドレスをP−CSCF511に与える。その後、プロキシー制御エンティティP−CSCF511は、ホームネットワーク520における質問制御エンティティI−CSCFへ登録メッセージ603を転送する。質問制御エンティティI−CSCFは、次いで、ホームネットワーク520におけるHSSとでユーザ登録状態問合せ(矢印604)を実行する。その後、質問制御エンティティは、登録メッセージ605をホームネットワーク520におけるサービング制御エンティティS−CSCF521へ転送する。サービング制御エンティティS−CSCF521は、最も簡単なケースでは、登録タイマーを更新するだけである(図6のステップ606)。或いは又、S−CSCFは、他のタスクを実行してもよい。その後、サービング制御エンティティS−CSCF521は、質問制御エンティティI−CSCFに200OKメッセージで応答する。質問制御エンティティI−CSCFは、200OKメッセージ608をプロキシー制御エンティティP−CSCFへ転送し、これは、次いで、200OKメッセージ609を通信装置501へ転送する。3GPP仕様書TS24.228、バージョン5.6.0、リリース5のセクション6.3は、図6のメッセージチャートを詳細に説明している。
SIPタイマー値は、200OKメッセージ609の後に、プロキシー制御エンティティP−CSCF511から通信装置501へ送信されてもよい。図6は、これをメッセージ610として示している。或いは又、200OKメッセージ609を新たなメッセージ610と交換することもできる。しかしながら、この第2の選択肢は、第1の選択肢よりも、現在のSIPプロトコルに、より多くの変更を必要とすることがある。
図4に関しては、ホームネットワーク520における質問制御エンティティI−CSCF又はサービング制御エンティティS−CSCF521がホームネットワーク520のターミナルマネージャーをトリガーして、SIPタイマー値を通信装置501へ送信できることが明らかである。このケースでは、適当なSIPタイマー値を、例えば、プロキシー制御エンティティP−CSCF511のアドレス又はアイデンティティに基づいてデータベースからフェッチすることができる。或いは又、プロキシー制御エンティティP−CSCF511、又は訪問先ネットワーク510の他のエンティティは、タイマー値を通信装置501へ送信するためにタイマー値をホームネットワーク520へ送信してもよい。
又、例えば、サービング制御エンティティS−CSCF521が、タイマー値を指示する情報の送信をトリガーする場合には、ユーザがホームネットワーク520にいるか又は訪問先ネットワーク510にいるかに関わらず、タイマー値をユーザに送信できることも明らかであろう。しかしながら、タイマー値は、ユーザが現在いるネットワークに使用するのに適した値でなければならない。
図7は、本発明の第3実施形態による構成を概略的に示す。又、本発明のこの第3実施形態は、ローミング中のユーザにタイマー値を送信するのに適したものである。図7では、IMS及びGPRSが一例として使用される。図7は、GPRSローミングと称されるローミングシナリオを示す。無線アクセスネットワーク711及びサービングGPRSサポートノード(SGSN)712が訪問先ネットワーク710にある。ゲートウェイGPRSサポートノード(GGSN)722及びサービング制御エンティティS−CSCF721がホームネットワーク720にある。ローミング通信装置701は、矢印731で示すように、SGSN712とでパケットデータコンテクストのアクチベーションを開始する。それに応答して、SGSN712は、SIPプロトコルに対する少なくとも1つのタイマー値を指示する情報を送信する(図7の矢印732)。
図8は、本発明の第3実施形態として、P−CSCF発見のためのGPRS手順に関するメッセージシーケンスチャートである。ローミング通信装置701、SGSN712及びGGSN722が図8に示されている。通信装置701は、PDPコンテクストアクチベート要求801をSGSN712へ送信することによりパケットデータコンテクストの確立を要求する。このPDPコンテクストアクチベート要求801がSIPタイマー値の明確な要求を含んでもよいし、或いはSGSNがこのメッセージ801をSIPタイマー値の要求として解釈してもよい。SGSN712は、GGSNを選択し、そしてその選択されたGGSN722へPDPコンテクスト生成要求を送信する。GGSN722は、プロキシー制御エンティティP−CSCFのアドレスを得る(図8のステップ803)。その後、GGSN722は、PDPコンテクスト生成応答804をSGSN712へ送信する。このメッセージを受け取ると、SGSN712は、PDPコンテクストアクチベート受け容れメッセージ805を通信装置701へ送信する。SIPタイマー値は、このメッセージ805の一部分を形成してもよいし、又は付加的なメッセージにおいて送信されてもよい。
図8に関する更なる詳細は、3GPP仕様書、TS24.228、バージョン5.6.0、リリース5のセクション5.2.3に見られる。
図9は、本発明の実施形態による通信システム900を一例として概略的に示す。図9に示す機能的ブロックは、種々のネットワーク要素で実施できることが明らかであろう。
送信ブロック901は、通信装置に使用されるプロトコルのための少なくとも1つのタイマー値を指示する情報を送信する役割を果たす。送信ブロック901が実施されるネットワーク要素の幾つかの例は、ターミナルマネージャー430、プロキシー制御エンティティP−CSCF511及びSGSN712である。トリガーブロック902は、タイマー値の送信をトリガーする役割を果たす。トリガーブロック902は、送信ブロック901と一緒に実施されることが考えられる。トリガー機能が実施されるネットワーク要素の幾つかの例は、加入マネージャー410、サービング制御エンティティS−CSCF521(通常、送信ブロック901とは別々)、プロキシー制御エンティティP−CSCF511(通常、送信ブロック901と一緒)、及びSGSN712(通常、送信ブロック901と一緒)である。又、トリガーブロック902は、特に、ネットワークに接続された多数の又は全部のターミナルのタイマー値を構成することをオペレータが決定した場合には、オペレータの管理インターフェイスのどこかに置くことができる。
又、図9は、通信システム性能に基づいてタイマー値を決定する役割を果たすタイマー値決定ブロック903も示す。この決定ブロック903は、タイマー値を記憶装置904に記憶することができる。送信ブロック901は、記憶装置904からタイマー値にアクセスすることができる。又、決定ブロック903は、新たなタイマー値を多数の通信装置へ送信しなければならないことをトリガーブロック902に通知できる。これら通信装置は、例えば、通信システムを現在使用している通信装置でよい。図5及び7の構成をここに適用することができる。或いは又、ホームネットワークが、ホームネットワークに現在送信するホームネットワークユーザへ新たなタイマー値を送信してもよい。
構成ブロック905は、関連ネットワーク要素に対して新たなタイマー値を構成する役割を果たす。関連ネットワーク要素の例は、ローミング中のユーザに対するプロキシー制御エンティティP−CSCF、及びホームネットワークのユーザに対するサービング制御エンティティS−CSCFである。
図9のブロック903、904及び905は、通常、ネットワークオペレータのネットワーク管理システムにおいて実施されることが明らかである。
図10は、本発明の実施形態を適用できる通信装置1000を一例として概略的に示す。この通信装置1000は、通信システムにより送信された少なくとも1つのタイマー値を指示する情報を受け取るための機能1010を含む。又、通信装置1000は、プロトコル1030に関する少なくとも1つのタイマー1031を構成するための機能1020も含む。通常、このタイマー構成機能1020は、関連プロトコルスタックを構成するようにされたアプリケーションとして設けられる。SIPプロトコルに関して、トランザクションレイヤ253に関連した少なくとも1つのタイマーは、新たな値を有するように構成される。
タイマー構成機能1020は、プロトコルに関するタイマーのための少なくとも1つの以前の値1021、通常、以前の1組のタイマー値を記憶するようにされる。少なくとも1つの以前のタイマー値(以前の1組のタイマー値)を記憶することは、例えば、ローミング通信装置が新たなネットワークに入りそして新たなネットワークが少なくとも1つのタイマー値を指示する情報を送信する機能をもたない場合に、有用である。例えば、S−CSCFへの登録の繰り返しの失敗により、最後の1組のタイマー値が厳格過ぎるタイマー値を定義していることが通知される場合には、以前の1組のタイマー値を使用に供することができる。或いは又、タイマー構成機能1020は、タイマー値のデフォールトセットを記憶するようにされてもよい。これらのデフォールト値は、新たなアクセスネットワークが制御プロトコルのためのタイマー値を指示する情報を送信しないときに使用されてもよい。更に別の選択肢は、タイマー構成機能1020が2組のデフォールトタイマー値を記憶するようにされるもので、第1組のタイマー値は、ホームネットワークに関連し、第2組のタイマー値は、訪問先ネットワークに関連している。この場合に、通信装置が新たなネットワークに入ると、タイマー構成機能1020は、新たなネットワークがホームネットワークであるか訪問先ネットワークであるか通知され、そしてそれに応じてプロトコルタイマーを更新することができる。
以上の詳細な説明では、セッション開始プロトコルSIPが制御プロトコルの一例として使用され、そしてIMSがサービス提供アーキテクチャーの一例として使用されたが、本発明は、他のプロトコル、制御プロトコル、及びサービスアーキテクチャー/フレームワークにも適用できることが明らかであろう。
特許請求の範囲では、サービスフレームワークへの登録は、通信装置がサービスフレームワークのサービスにアクセスできるようにするために通信装置とサービスフレームワークの関連ネットワークエンティティとの間で実施されるアクションを指すことが明らかであろう。IMSは、前記ではサービスフレームワークの特定例として使用された。サービスフレームワークへの登録は、例えば、通信装置が訪問先アクセスネットワークに入るか又はホームアクセスネットワークに入るときに自動的に実行されてもよい。
通信装置のプロトコルを構成するために少なくとも1つのタイマー値を指示する情報を通信装置へ送信することは、IMSのようなサービスフレームワーク以外の接続にも適用できることが明らかであろう。例えば、タイマー値を指示する情報は、訪問先アクセスネットワークに入るときに、例えば、通信装置が訪問先セルラー通信ネットワークをローミングするときに、通信装置へ送信されてもよい。
更に、特許請求の範囲において、ある手順に関して、例えば、サービスフレームワークへ登録するか又はパケットデータコンテクストをアクチベートすることに関して、少なくとも1つのタイマー値を指示する情報を送信することは、その情報を手順の一部分として送信することを指すことが明らかであろう。通常、情報は、その手順に使用される同じプロトコルのメッセージ(1つ又は複数)を使用して送信される。
又、通信装置は、通信システムと通信でき且つサービスにアクセスして利用するに必要な機能を有するものであれば、いかなる通信装置でもよいことが明らかであろう。通信装置は、例えば、ユーザ装置、移動電話、移動ステーション、パーソナルデジタルアシスタント、ラップトップコンピュータ、等である。更に、通信装置は、人間のユーザによって直接使用される装置でなくてもよい。
本発明の好ましい実施形態及び本発明を実施する方法は、添付図面に図示して、以上に詳細に説明したが、本発明は、それら実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に規定された本発明の精神から逸脱せずに、多数の再配列、変更及び置き換えがなされ得ることを理解されたい。
Claims (49)
- 通信ネットワークにおける通信のベースとなるプロトコルのための制御情報を与える方法において、
少なくとも1つの通信装置に使用されるプロトコルに関連した少なくとも1つのタイマーを構成して、通信ネットワークにおけるセッションを制御するために、前記少なくとも1つの通信装置へ少なくとも1つのタイマー値を指示する情報を送信するステップを備えた方法。 - 前記少なくとも1つのタイマー値を指示する情報を送信する前記ステップを、所与のアクションに応答してトリガーするためのステップを更に備えた、請求項1に記載の方法。
- 前記トリガーステップにおいて、前記所与のアクションは、アクセスネットワークに入ることを含む、請求項2に記載の方法。
- 前記トリガーステップにおいて、前記所与のアクションは、サービスに加入することを含む、請求項2に記載の方法。
- 前記トリガーステップにおいて、前記所与のアクションは、サービスフレームワークに登録することを含む、請求項2に記載の方法。
- 前記トリガーステップにおいて、前記所与のアクションは、パケットデータコンテクストをアクチベートすることを含む、請求項2に記載の方法。
- 前記少なくとも1つのタイマー値を指示する情報を送信する前記ステップは、前記所与のアクションに関連して実行される、請求項2に記載の方法。
- 前記所与のアクションは、プロトコルを使用して実行され、そして前記送信ステップにおいて、前記少なくとも1つのタイマー値を指示する前記情報は、前記プロトコルを使用して送信される、請求項7に記載の方法。
- 前記トリガーステップにおいて、前記所与のアクションは、通信システムの性能に基づいて前記少なくとも1つのタイマー値の少なくとも1つを決定することを含む、請求項2に記載の方法。
- 前記送信ステップにおいて、前記少なくとも1つのタイマー値を指示する前記情報は、複数の通信装置へ送信される、請求項9に記載の方法。
- 前記送信ステップにおいて、前記少なくとも1つのタイマー値を指示する前記情報は、ターミナル管理インターフェイスを経て送信される、請求項1から10のいずれかに記載の方法。
- 通信システムの性能に基づいて前記少なくとも1つのタイマー値を決定するステップを更に備えた、請求項1から11のいずれかに記載の方法。
- 前記少なくとも1つのタイマー値を決定する前記ステップは、前記通信システムにおける少なくとも1つの遅延を決定することを含む、請求項12に記載の方法。
- 前記少なくとも1つのタイマー値をネットワーク管理要素に記憶するステップを更に備えた、請求項1から13のいずれかに記載の方法。
- 前記少なくとも1つのタイマー値を指示する前記情報を前記少なくとも1つの通信装置へ送信する前にネットワーク管理要素から前記少なくとも1つのタイマー値を問合せするステップを更に備えた、請求項1から14のいずれかに記載の方法。
- 前記送信ステップにおいて、セッション制御プロトコルを構成するための情報が送信される、請求項1から15のいずれかに記載の方法。
- 前記送信ステップにおいて、セッション開始プロトコルSIPを構成するための情報が送信される、請求項1から16のいずれかに記載の方法。
- 通信ネットワークにおける通信のベースとなるプロトコルのための制御情報を受け取る手段であって、前記制御情報は、前記通信ネットワークにより送信され、そして前記プロトコルのための少なくとも1つのタイマー値を指示するものである手段と、
前記制御情報に基づき、通信装置に使用されるプロトコルに関連した少なくとも1つのタイマー値を構成して、前記通信ネットワークにおけるセッションを制御する手段と、
を備えた通信装置。 - 前記制御情報を受け取る前記手段は、ターミナル管理インターフェイスを経て前記制御情報を受け取るように構成される、請求項18に記載の通信装置。
- 前記制御情報を受け取る前記手段は、サービスへの加入に関連して前記制御情報を受け取るように構成される、請求項18又は19に記載の通信装置。
- 前記制御情報を受け取る前記手段は、パケットデータコンテクストをアクチベートすることに関連して前記制御情報を受け取るように構成される、請求項18から20のいずれかに記載の通信装置。
- 前記制御情報を受け取る前記手段は、サービスフレームワークへの登録に関連して前記制御情報を受け取るよう構成される、請求項18から21のいずれかに記載の通信装置。
- 前記制御情報を受け取る前記手段は、アクセスネットワークに入ることに関連して前記制御情報を受け取るよう構成される、請求項18から22のいずれかに記載の通信装置。
- 少なくとも1つのタイマー値を指示する制御情報を少なくとも1つの通信装置へ送信するための手段と、
通信ネットワークにおける通信のベースとなるプロトコルに関連した少なくとも1つのタイマーを構成する手段であって、前記プロトコルは、通信ネットワークにおけるセッションを制御するために前記少なくとも1つの通信装置に使用されるものである手段と、
を備えた通信システム。 - 前記制御情報を送信するための前記手段をトリガーする手段を更に備えた、請求項24に記載の通信システム。
- 前記トリガー手段は、少なくとも通信装置に関連した所与のアクションに応答してトリガーするように構成され、そして前記制御情報を送信するための前記手段は、前記制御情報を通信装置へ送信するように構成される、請求項25に記載の通信システム。
- 前記所与のアクションは、サービスに加入することを含む、請求項26に記載の通信システム。
- 前記所与のアクションは、サービスフレームに登録することを含む、請求項26又は27に記載の通信システム。
- 前記所与のアクションは、アクセスネットワークに入ることを含む、請求項26から28のいずれかに記載の通信システム。
- 前記所与のアクションは、パケットデータコンテクストをアクチベートすることを含む、請求項26から29のいずれかに記載の通信システム。
- 前記トリガー手段は、少なくとも、前記通信システムにおける前記少なくとも1つのタイマー値を決定することに応答してトリガーするように構成される、請求項25から30のいずれかに記載の通信システム。
- 前記通信システムの性能に基づいて前記少なくとも1つのタイマー値を決定するための手段を更に備えた、請求項24から31のいずれかに記載の通信システム。
- 前記少なくとも1つのタイマー値をネットワーク管理要素に記憶するように構成された請求項32に記載の通信システム。
- 前記少なくとも1つのタイマー値を指示する前記制御情報を前記少なくとも1つの通信装置へ送信する前にネットワーク管理要素から前記少なくとも1つのタイマー値を問合せするように構成された、請求項24から33のいずれかに記載の通信システム。
- 少なくとも1つのタイマー値を指示する制御情報を少なくとも1つの通信装置へ送信するための手段と、
通信ネットワークにおける通信のベースとなるプロトコルに関連した少なくとも1つのタイマーを構成する手段であって、前記プロトコルは、通信ネットワークにおけるセッションを制御するために前記少なくとも1つの通信装置に使用されるものである手段と、
を備えた通信システムのためのネットワーク要素。 - 前記ネットワーク要素は、ターミナル管理機能を含む、請求項35に記載のネットワーク要素。
- 前記ネットワーク要素は、サービスフレームワーク登録機能を含む、請求項35又は36に記載のネットワーク要素。
- 前記ネットワーク要素は、パケットデータコンテクストアクチベーション機能を含む、請求項35から37のいずれかに記載のネットワーク要素。
- 少なくとも1つのタイマー値を指示する制御情報を少なくとも1つの通信装置へ送信するのをトリガーするための手段と、
通信ネットワークにおける通信のベースとなるプロトコルに関連した少なくとも1つのタイマーを構成する手段であって、前記プロトコルは、通信ネットワークにおけるセッションを制御するために前記少なくとも1つの通信装置に使用されるものである手段と、
を備えた通信システムのためのネットワーク要素。 - 前記ネットワーク要素は、サービス加入機能を含む、請求項39に記載のネットワーク要素。
- 前記ネットワーク要素は、サービスフレームワーク登録機能を含む、請求項39又は40に記載のネットワーク要素。
- 前記ネットワーク要素は、パケットデータコンテクストアクチベーション機能を含む、請求項39から41のいずれかに記載のネットワーク要素。
- 通信ネットワークにおける通信のベースとなるプロトコルのための制御情報を受け取るように構成された受信器であって、前記制御情報は、前記通信ネットワークにより送信され、そして前記プロトコルのための少なくとも1つのタイマー値を指示するものである受信器と、
前記制御情報に基づいて、通信装置に使用されるプロトコルに関連した少なくとも1つのタイマー値を構成して、前記通信ネットワークにおけるセッションを制御するためのコントローラと、
を備えた通信装置。 - 少なくとも1つのタイマー値を指示する制御情報を少なくとも1つの通信装置へ送信するように構成された送信器と、
通信ネットワークにおける通信のベースとなるプロトコルに関連した少なくとも1つのタイマーを構成するためのコントローラであって、前記プロトコルは、通信ネットワークにおけるセッションを制御するために前記少なくとも1つの通信装置に使用されるものであるコントローラと、
を備えた通信システム。 - 少なくとも1つのタイマー値を指示する制御情報を少なくとも1つの通信装置へ送信するための送信器と、
通信ネットワークにおける通信のベースとなるプロトコルに関連した少なくとも1つのタイマーを構成するためのコントローラであって、前記プロトコルは、通信ネットワークにおけるセッションを制御するために前記少なくとも1つの通信装置に使用されるものであるコントローラと、
を備えた通信システムのためのネットワーク要素。 - 少なくとも1つのタイマー値を指示する制御情報を少なくとも1つの通信装置へ送信するのをトリガーするように構成された第1コントローラと、
通信ネットワークにおける通信のベースとなるプロトコルに関連した少なくとも1つのタイマーを構成するための第2コントローラであって、前記プロトコルは、通信ネットワークにおけるセッションを制御するために前記少なくとも1つの通信装置に使用されるものである第2コントローラと、
を備えた通信システムのためのネットワーク要素。 - 前記少なくとも1つのタイマーは、ラウンドトリップタイム(RTT)推定に関連したタイマーを含む、請求項1に記載の方法。
- 前記プロトコルは、SIPプロトコルであり、そして前記少なくとも1つのタイマーは、SIPプロトコルの非INVITE要求及びINVITE応答に対する最大再送信インターバルに関連したタイマーを含む、請求項1に記載の方法。
- 前記少なくとも1つのタイマーは、通信ネットワークにメッセージが存続する最大期間に関連したタイマーを含む、請求項1に記載の方法。
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