JP2008309072A - 内燃機関の排気浄化装置及び、排気浄化素子の保持部材 - Google Patents
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Abstract
【課題】内燃機関の排気浄化装置の組立て作業の作業性を向上できる技術を提供する。
【解決手段】排気浄化素子であるフィルタ3の側面にシート状のセラミック繊維でできた保持用マット5を巻き付けた状態で、ケース7の中空部7aに圧入することで形成される排気浄化装置1において、保持用マット5における圧入側の端部を焼結処理によって硬化させる。
【選択図】図2
【解決手段】排気浄化素子であるフィルタ3の側面にシート状のセラミック繊維でできた保持用マット5を巻き付けた状態で、ケース7の中空部7aに圧入することで形成される排気浄化装置1において、保持用マット5における圧入側の端部を焼結処理によって硬化させる。
【選択図】図2
Description
本発明は内燃機関の排気を浄化する内燃機関の排気浄化装置及び、排気浄化装置内において排気浄化素子を保持する保持部材に関する。
内燃機関の排気にはカーボンを主成分とする微粒子物質(PM:Particulate Matter)が含まれている。これらの微粒子物質の大気への放散を防止するために内燃機関の排気系に微粒子物質を捕集するパティキュレートフィルタ(以下、「フィルタ」という。)を設ける技術が知られている。
また、内燃機関の排気にはNOxなどの有害物質が含まれている。これらの有害物質の
排出を低減するために、内燃機関の排気系に、排気中のNOxを浄化するNOx触媒を設けることが知られている。このようにフィルタやNOx触媒などの排気浄化装置が内燃機関
の排気通路に設けられることが一般的となっている。
排出を低減するために、内燃機関の排気系に、排気中のNOxを浄化するNOx触媒を設けることが知られている。このようにフィルタやNOx触媒などの排気浄化装置が内燃機関
の排気通路に設けられることが一般的となっている。
ここで従来の排気浄化装置は、ケース内に酸化触媒、NOx触媒やフィルタなどの排気
浄化素子が収納されて形成されている。また、従来の排気浄化装置は、酸化触媒、NOx
触媒やフィルタなどの排気浄化素子の外周に無膨張マットあるいは膨張マットなどの保持部材を巻き付けて、保持部材が巻き付けられた排気浄化素子をケースの開口部の一方から圧入することで製造される。
浄化素子が収納されて形成されている。また、従来の排気浄化装置は、酸化触媒、NOx
触媒やフィルタなどの排気浄化素子の外周に無膨張マットあるいは膨張マットなどの保持部材を巻き付けて、保持部材が巻き付けられた排気浄化素子をケースの開口部の一方から圧入することで製造される。
これに関連して、例えば、排気浄化装置内に、酸化触媒とフィルタなどの2つ以上の排気浄化素子を含んでいる場合には、フィルタは、当該フィルタの外周とケースの内周との間に設けられた保持部材によりケース内に保持され、ケースの内周に設けられたストッパ部とケース内に保持されたフィルタとにより、酸化触媒の軸方向への移動を規制する技術が提案されている(特許文献1参照。)。
また、それぞれの排気浄化素子の特性を相乗的に利用するため、異なる特性を有する排気浄化素子を排気浄化装置内の内周側と外周側で組み合わせる技術も提案されており、これについては、フィルタにおける外周部のセルを内周部のセルの材質より熱伝導率が高い材質から形成する技術が公知である(特許文献2参照。)。このような場合にも、内周側の排気浄化素子に保持部材を巻き付けて、外周側の排気浄化素子に圧入することが考えられる。
しかし、従来の保持部材は、シート状に成形されたセラミック繊維などによって形成される場合が多く、厚みも厚く、圧入時に厚み方向に押し潰すようにすることが多い。このため、保持部材を排気浄化素子の外周に巻きつけた上で、ケースや外周側の排気浄化素子に圧入する場合には、圧入が円滑に行なえず作業性が悪化する場合があった。
特開2005−98168号公報
特開2006−07100号公報
本発明の目的とするところは、内燃機関の排気浄化装置の組立て作業の作業性を向上できる技術を提供することである。
上記目的を達成するための本発明は、排気浄化素子を保持部材で覆った状態で、支持部材の挿入孔に挿入することで形成される排気浄化装置において、保持部材における挿入側の端部に硬化処理を施すことを最大の特徴とする。
より詳しくは、内燃機関の排気通路に設けられ、該排気通路を通過する排気を浄化する内燃機関の排気浄化装置であって、
端面から流入した前記排気中の浄化物質を排気から除去する柱状形状の排気浄化素子と、
前記排気浄化素子の側面を覆うように設けられ前記排気浄化素子を保持する保持部材と、
前記排気浄化素子が軸方向に挿入される挿入孔を有し、前記排気浄化素子が前記保持部材に保持された状態で該挿入孔に挿入されることで前記排気浄化素子及び前記保持部材を支持する支持部材と、
を備え、
前記保持部材における、前記支持部材の挿入孔に挿入される側の端部には、硬度を上昇させる硬化処理が施されたことを特徴とする。
端面から流入した前記排気中の浄化物質を排気から除去する柱状形状の排気浄化素子と、
前記排気浄化素子の側面を覆うように設けられ前記排気浄化素子を保持する保持部材と、
前記排気浄化素子が軸方向に挿入される挿入孔を有し、前記排気浄化素子が前記保持部材に保持された状態で該挿入孔に挿入されることで前記排気浄化素子及び前記保持部材を支持する支持部材と、
を備え、
前記保持部材における、前記支持部材の挿入孔に挿入される側の端部には、硬度を上昇させる硬化処理が施されたことを特徴とする。
ここで、保持部材は、少なくとも排気浄化素子の側面を覆うことが出来る程度の可撓性を有しており一般に硬度の低い(柔らかい)材質で形成される場合が多い。そうすると、排気浄化素子を保持部材で保持した状態で支持部材の挿入孔に挿入する際に、保持部材の先端部が変形してめくれ、破損などが生じることにより挿入作業が困難になる場合がある。
これに対し、本発明においては、保持部材における、支持部材の挿入孔に挿入される側の端部には、硬化処理が施されるため、少なくともその部分の変形などを抑制することができ、排気浄化素子の挿入作業を円滑化することができる。
また、本発明においては、前記保持部材は、シート状に成形されたセラミック繊維からなり、該シート状に成形されたセラミック繊維の端部が焼結処理されることで前記硬化処理が施されるようにしてもよい。
このように保持部材がシート状に成形されたセラミック繊維からできている場合には、この保持部材の端部を焼結処理し、端部におけるセラミック繊維の少なくとも一部を焼き固めることで硬度を上昇させることが可能である。これによれば、より簡単な作業によってより確実に硬化処理を実行することが可能となる。
また、本発明においては、前記保持部材における、前記支持部材の挿入孔に挿入される側の端部には、前記排気浄化素子が前記保持部材に覆われた状態における外径が、前記支持部材の挿入孔に挿入される側に行くほど小さくなるような、テーパ処理が施されるようにしてもよい。
すなわち、排気浄化素子を保持部材で覆った状態で支持部材に挿入する際に、排気浄化素子を保持部材で覆った全体の外径が、先端側に向けて小さくなるように、保持部材の端部をテーパ状に形成しておくものである。これによれば、排気浄化素子を保持部材で覆った状態で支持部材に挿入する際の挿入作業の作業性をより向上することができる。
また、本発明においては、排気浄化素子には排気浄化触媒が担持され、前記保持部材には、前記排気浄化素子に担持された排気浄化触媒と同一の触媒が担持されるようにしてもよい。そうすれば、保持部材も排気浄化素子と併せて排気浄化に利用することができ、排気浄化装置全体としての排気浄化効率を上昇させることができる。
また、本発明は、排気中の浄化物質を排気から除去する柱状形状の排気浄化素子が支持部材の挿入孔に軸方向に挿入されて形成される内燃機関の排気浄化装置において、前記排気浄化素子が前記支持部材の挿入孔に挿入される際に、前記排気浄化素子の側面に巻き付けられるシート状の保持部材であって、
セラミック繊維によって形成されるとともに、
前記排気浄化素子に巻き付けられ前記支持部材の挿入孔に挿入される際に前記挿入孔と対向する側の端部は、前記セラミック繊維の少なくとも一部が焼結処理によって硬化されたことを特徴とする排気浄化素子の保持部材としてもよい。
セラミック繊維によって形成されるとともに、
前記排気浄化素子に巻き付けられ前記支持部材の挿入孔に挿入される際に前記挿入孔と対向する側の端部は、前記セラミック繊維の少なくとも一部が焼結処理によって硬化されたことを特徴とする排気浄化素子の保持部材としてもよい。
また、その際には、前記排気浄化素子の側面に巻き付けられた状態における外径が、前記支持部材の挿入孔に挿入される側の端に向かって小さくなるように、前記端部付近の厚みがテーパ状に変化するようにしてもよい。
なお、本発明における課題を解決するための手段は、可能な限り組み合わせて使用することができる。
本発明にあっては、内燃機関の排気浄化装置の組立て作業の作業性を向上することができる。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための最良の形態を例示的に詳しく説明する。
図1は、従来の排気浄化装置1の分解斜視図の例である。図1に示すように従来から、排気浄化装置1は、排気浄化素子としてのフィルタ3と、保持部材としての保持用マット5と、支持部材としてのケース7とを含んで構成されている。
ここで、フィルタ3は、ウォールフロー型のセラミック基材からなり、内燃機関からの排気ガスに含まれる微粒子物質を捕集することで排気ガスに含まれる有害物質を低減させる素子である。そして、このフィルタ3においては、捕集された微粒子物質の量が所定値を超えると排気通路における背圧が過度に高くなるおそれがあるので、定期的にPM再生処理を実施し、捕集された微粒子物質を酸化除去することとしている。このフィルタ3は、同図に示すように、目封じされた複数のセル3aから構成された略円柱形状を有している。また、その直径は、ケース7の中空部7aの直径よりも小さく設定されている。
次に、保持部材である保持用マット5は、セラミック繊維により形成されており、初期の状態では平板形状を有している。この保持用マット5はフィルタ3に巻き付けられることで中空円筒状となる。また、保持用マット5の厚さは、ケース7の中空部7aの直径とフィルタ3の直径との差の半分の長さより若干大きく設定されている。これは、ケース7の中空部7aにフィルタ3が収納される際に、このフィルタ3に巻き付かれた保持用マット5が変形、つまり潰れ、フィルタ3をケース7の中空部7a内で保持するためである。なお、この保持用マット5のフィルタ3の軸方向と直交する方向の長さは、フィルタ3の外周の長さと同一あるいは若干短く設定されている。
そして、排気浄化装置1を組み立てる際には、外周に保持用マット5が巻き付けられたフィルタ3をケース7内、つまり中空部7a内に図示しない圧入治具などを用いて圧入する。フィルタ3のケース7内への圧入は、少なくともこのフィルタ3の一方の側面(図1
では、左側)がケース7内の図示しないストッパに当接するまで行う。その結果、ケース7の中空部7a内に収納されたフィルタ3は、このフィルタ3とケース7との間に変形した状態で設けられる保持部材である保持用マット5により確実に保持される。つまり、フィルタ3はケース7に対して、その軸方向あるいは回転方向への移動が規制されるようになる。
では、左側)がケース7内の図示しないストッパに当接するまで行う。その結果、ケース7の中空部7a内に収納されたフィルタ3は、このフィルタ3とケース7との間に変形した状態で設けられる保持部材である保持用マット5により確実に保持される。つまり、フィルタ3はケース7に対して、その軸方向あるいは回転方向への移動が規制されるようになる。
ここで、上記で説明したように、フィルタ3に保持用マット5を巻きつけた状態(以下、この状態をフィルタユニット6という。)における外径は、ケース7の中空部7aの直径よりも大きくなっている。従って、フィルタユニット6をケース7に圧入する際には、保持用マット5の先端がケース7の開口部の外周部7bに干渉することとなっていた。そうすると、保持用マット5自体は可撓性のあるセラミック繊維によって形成されているため、セラミック繊維のほつれや破損、めくれなどが生じる場合があった。その結果、このセラミック繊維のほつれや破損、めくれを抑制しつつ、フィルタユニット6をケース7に圧入する必要が生じるので、圧入作業の作業性が低下してしまう場合があった。
そこで、本実施例においては、保持用マット5のケース7に圧入される側(以下、単順に圧入側という)の端部に対して予め焼結処理を行い、セラミック繊維の少なくとも一部を焼き固めることにより、保持用マット5の圧入側の端部を硬化することとした。図2には、本実施例において保持用マット5に焼結処理を施す部位をハッチングで示す。
これによれば、フィルタユニット6をケース7に圧入する際には、保持用マット5の圧入側の端部は硬化しているため、セラミック繊維のほつれや破損、めくれなどを抑制することができる。
また、セラミック繊維で形成された保持用マット15を焼結処理した場合には、その部分のセラミック繊維同士が結合して焼き固められるために保持用マット5の当該部分の密度が高くなるとともに厚みが減少する傾向がある。そうすると、フィルタユニット6の外径が、焼結処理された圧入側の端部のみ小さくなるので、圧入作業がより容易になる。
さらに、保持用マット5において焼結処理を施した部分の機密性が上昇するため、組立て後の排気浄化装置1において、排気がフィルタ3を通過せずに保持用マット5を通過して浄化されないまま外部に放出されてしまうことを抑制できる。
なお、この焼結処理は、保持用マット5をフィルタ3に巻き付ける前に行なってもよいし、後に行ってもよい。すなわち、焼結による焼き固めの程度が比較的低く、割れなどを起こさずに保持用マット5の変形が可能な場合には、焼結処理は、保持用マット5をフィルタ3に巻き付ける前に行なってもよい。また、焼結による焼き固めの程度が比較的高く焼結部分の可撓性が失われるような場合には、焼結処理は、保持用マット5をフィルタ3に巻き付けた後に行なってもよい。
また、保持用マット5における圧入側の端部に焼結処理を施した場合には、そのセラミック繊維の焼き固め状態のバラツキなどにより、フィルタユニット6の圧入側端部の外径が安定しないなどの不都合が生じることが考えられる。
そこで、本実施例においては、保持用マット5における圧入側の端部にテーパ面を付与するテーパ付与処理を実施してもよい。
具体的には、例えば、焼結処理を施した前あるいは後に先端がテーパ状となるようなプレス整形を行なってもよい。焼結処理の後にプレス整形を行なった場合には焼結処理で保持用マット5の弾力性が低下しているので、プレス整形によってテーパ形状を良好に維持
することができる。また、焼結処理を施す前あるいは後の段階で、保持用マット5の端部形状をテーパ状に切断してもよい。
することができる。また、焼結処理を施す前あるいは後の段階で、保持用マット5の端部形状をテーパ状に切断してもよい。
図3には、テーパ付与処理によって保持用マット5の圧入側端部にテーパを形成した場合のフィルタユニット6の断面形状の例を示す。
なお、上記の実施例では、保持用マット5の圧入側端部に焼結処理を施すことによって硬化させる例について説明したが、保持用マット5の圧入側端部を硬化させる処理はこれに限られない。例えば、耐熱性の樹脂や溶融ガラスを保持マット5の圧入側端部に注入する処理を行なってもよいし、高圧プレスのみで保持用マット5の硬化処理を行なってもよい。
また、上記の実施例においては、保持用マット5がセラミック繊維からなる場合について説明したが、金属繊維やガラス繊維などの他の素材を用いても構わない。保持用マット5が金属繊維やガラス繊維から形成されている場合でも、保持用マット5の圧入側端部に加熱処理を施すことによって、金属繊維同士またはガラス繊維同士を溶融結合させることで硬化処理を行なってもよい。また、金属繊維を酸化させることによりその弾性を奪い、その結果として硬化させるようにしてもよい。
また、上記の実施例においては、排気浄化素子としてのフィルタ3に保持用マット5を巻き付ける例について説明したが、本発明が適用される対象としての排気浄化素子は、フィルタ3に限られないことはもちろんである。例えば、ストレートフロー型のセラミック基材に酸化能を有する酸化触媒や、NOx浄化触媒を担持した排気浄化触媒に対して適用
してもよい。さらには、フィルタに対して吸蔵還元型NOx触媒を担持したDPNRに対
して本発明を適用しても構わない。
してもよい。さらには、フィルタに対して吸蔵還元型NOx触媒を担持したDPNRに対
して本発明を適用しても構わない。
そして、触媒が担持された排気浄化素子に本発明を適用する場合には、保持用マット5にも同一の触媒を担持するようにしてもよい。そうすると、排気浄化装置内における触媒の有効容積を増加させることができ、排気浄化効率を上昇させることができる。
また、上記の実施例においてはフィルタユニット6を支持部材としてのケース7に圧入する場合について説明したが、本発明が適用される支持部材は、フィルタ3とは異なる特性を有するフィルタや排気浄化触媒であっても構わない。換言すると、フィルタ3を別のフィルタまたは排気浄化触媒に圧入して排気浄化装置を形成する際に本発明を適用しても構わない。
さらに、上記の実施例においては、保持用マット5の圧入側端部に対して硬化処理のみあるいは、硬化処理とテーパ付与処理を併せて実施する例について説明したが、テーパ付与処理のみを保持用マット5の圧入側端部に施すことによっても、排気浄化装置の組立て作業の作業性を向上する効果を得ることは可能である。
また、上記の実施例においては、保持用マット5の厚さは、ケース7の中空部7aの直径とフィルタ3の直径との差の半分の長さより若干大きく設定されており、ケース7にフィルタユニット6を圧入する例について説明した。これに対し、保持用マット5の厚さが、ケース7の中空部7aの直径とフィルタ3の直径との差の半分の長さより小さく設定され、ケース7にフィルタユニット6を収納する際に圧入する必要がない場合に、本発明を適用してもよい。この場合でも、保持用マット5の挿入側端部がケース7の外周部7bに干渉して収納作業の作業性が低下することを抑制できる。
1・・・排気浄化装置
3・・・フィルタ
5・・・保持用マット
6・・・フィルタユニット
7・・・ケース
3・・・フィルタ
5・・・保持用マット
6・・・フィルタユニット
7・・・ケース
Claims (6)
- 内燃機関の排気通路に設けられ、該排気通路を通過する排気を浄化する内燃機関の排気浄化装置であって、
端面から流入した前記排気中の浄化物質を排気から除去する柱状形状の排気浄化素子と、
前記排気浄化素子の側面を覆うように設けられ前記排気浄化素子を保持する保持部材と、
前記排気浄化素子が軸方向に挿入される挿入孔を有し、前記排気浄化素子が前記保持部材に保持された状態で該挿入孔に挿入されることで前記排気浄化素子及び前記保持部材を支持する支持部材と、
を備え、
前記保持部材における、前記支持部材の挿入孔に挿入される側の端部には、硬度を上昇させる硬化処理が施されたことを特徴とする内燃機関の排気浄化装置。 - 前記保持部材は、シート状に成形されたセラミック繊維からなり、該シート状に成形されたセラミック繊維の端部が焼結処理されることで前記硬化処理が施されたことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。
- 前記保持部材における、前記支持部材の挿入孔に挿入される側の端部には、前記排気浄化素子が前記保持部材に覆われた状態における外径が、前記支持部材の挿入孔に挿入される側に行くほど小さくなるような、テーパ処理が施されたことを特徴とする請求項1または2に記載の内燃機関の排気浄化装置。
- 前記排気浄化素子には排気浄化触媒が担持され、
前記保持部材には、前記排気浄化素子に担持された排気浄化触媒と同一の触媒が担持されたことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の内燃機関の排気浄化装置。 - 排気中の浄化物質を排気から除去する柱状形状の排気浄化素子が支持部材の挿入孔に軸方向に挿入されて形成される内燃機関の排気浄化装置において、前記排気浄化素子が前記支持部材の挿入孔に挿入される際に、前記排気浄化素子の側面に巻き付けられるシート状の保持部材であって、
セラミック繊維によって形成されるとともに、
前記排気浄化素子に巻き付けられ前記支持部材の挿入孔に挿入される際に前記挿入孔と対向する側の端部は、前記セラミック繊維の少なくとも一部が焼結処理によって硬化されたことを特徴とする排気浄化素子の保持部材。 - 前記排気浄化素子の側面に巻き付けられた状態における外径が、前記支持部材の挿入孔に挿入される側の端に向かって小さくなるように、前記端部付近の厚みがテーパ状に変化することを特徴とする請求項5に記載の排気浄化素子の保持部材。
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Cited By (2)
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---|---|---|---|---|
JP2014196683A (ja) * | 2013-03-29 | 2014-10-16 | ニチアス株式会社 | 気体処理装置用保持材、気体処理装置及びその製造方法 |
JP2015524031A (ja) * | 2012-05-21 | 2015-08-20 | エーバーシュペッヒャー・エグゾースト・テクノロジー・ゲーエムベーハー・ウント・コンパニー・カーゲー | 排気ガス後処理装置およびその製造方法 |
-
2007
- 2007-06-14 JP JP2007157815A patent/JP2008309072A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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