JP2008306030A - マーク設計装置および位置検出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 位置検出用のマークを設計する際の担当者の人為的なパラメータの設定ミスを防止し、人為的ミスによる歩留まり低下や稼動率の低下を防止する。
【解決手段】 基板上に形成され且つ位置検出装置によって検出されるマークを設計するマーク設計装置において、マークの種類やマークを構成する線の幅や本数を含むパラメータを編集する手段と、それらパラメータにより決まるマークのイメージを形成する手段と、前記パラメータを編集するための要素と前記形成されたマークのイメージとを1つの画面でGUI表示する表示手段とを設ける。
【選択図】 図1
【解決手段】 基板上に形成され且つ位置検出装置によって検出されるマークを設計するマーク設計装置において、マークの種類やマークを構成する線の幅や本数を含むパラメータを編集する手段と、それらパラメータにより決まるマークのイメージを形成する手段と、前記パラメータを編集するための要素と前記形成されたマークのイメージとを1つの画面でGUI表示する表示手段とを設ける。
【選択図】 図1
Description
本発明は、半導体素子や液晶素子などの製造工程において、素子の基板上に形成され且つ位置検出装置によって検出されるマークの構成を設定するマーク設計装置に関する。
従来より、半導体素子や液晶素子の製造工程において、複数のパターンを位置合わせする際には、アライメントマークを使用してパターンの位置出しを行っていた。例えば、半導体素子の分野では、シリコン基板と露光用マスク(原版)との位置合わせにアライメントマークが利用されていた。また、液晶素子の分野では、カラーフィルタと透明導電膜との位置合わせやカラーフィルタ基板と対向基板との貼り合わせ位置合わせ等の工程においてアライメントマークが利用されていた。
また、位置合わせの他にも重ね合わせズレ検査などでは、誤差測定用のマークが用いられている。これは、マークの形状や線幅の違いにより、マークの検出精度や、測定精度が変化する為である。このように半導体や液晶メーカの各製造工程の担当者は半導体素子や液晶素子などの製造工程で、それぞれの工程に応じてマークの形状や線幅を選択する必要がある。このマークの選択を効率的に行うためのものとして、事前にマーク設計に関するシミュレーションを行い、既存のマークの中から最適なマークの選択を行うものがあった(特許文献1)。このとき、マークパターンを独自に作成したり、チューニングしたりする際には人手によるパラメータの入力を行う必要があった。そのため製造工程の担当者は露光装置メーカ等から用意されたマークデザイン編集画面によりマークデザインの関連パラメータの入力を行っていた。
特開2004−077550号公報
しかしながら、製造工程の担当者がより微細な位置合わせの時に必要な細かなチューニングができるようにするために、露光装置メーカは設定できるパラメータを増加させる傾向がある。また、露光装置メーカは検出精度や測定精度を上げる為にアライメントマークを複雑化させる傾向にあり、やはり製造工程の担当者が設定するパラメータが増加することになる。
このようなパラメータの増加は、担当者が人為的なパラメータの設定ミスを起こす確率が増加し、歩留まり低下の要因となり、位置ズレ検出の為の計測処理の異常停止による露光装置の稼動率の低下の要因となる。
本発明は、上述の従来例における問題点を解消することを課題とする。
本発明は、上述の従来例における問題点を解消することを課題とする。
上記の課題を解決するために、本発明は、基板上に形成され且つ位置検出装置によって検出されるマークを設計するマーク設計装置であって、前記マークの構成を決定するパラメータを編集する編集手段と、前記パラメータにより決定されるマークのイメージを形成するイメージ形成手段と、前記パラメータを編集するための要素と前記形成されたマークのイメージとを1つの画面でGUI表示する表示手段とを有するマーク設計装置や、この装置を有する位置合わせ装置や露光装置を提供する。
本発明によれば、パラメータを編集要素とマークのイメージとを1つの画面でGUI表示する表示手段とを有するので、人為的なマークデザインパラメータの設定ミスを低減することができる。これにより、デザインパラメータの設定ミスによる製造不良を低減し、装置の稼動率を上げ、コストの削減が可能となる。
本発明の好ましい実施の形態において、本発明は、原版に形成されたパターンと基板に形成されたパターンとを重ね合わせて露光する露光装置において原版と基板との位置ズレ検出のために適用される。すなわち、基板上に形成された複数のマークを検出光学系で計測して該基板全体のズレ量や該基板上に形成されているパターンのズレ量を算出する位置検出装置により検出されるマークを設計できる装置となるのである。そして、この位置検出装置は、前記マークの構成を決定するパラメータを編集する編集手段と、前記パラメータにより決定されるマークのイメージを形成するイメージ形成手段とを有する。また、前記パラメータを編集するための要素と前記形成されたマークのイメージとを1つの画面でGUI表示する表示手段を有する。
ここで、原版は、マスクやレチクル等であり、基板は、半導体ウエハや液晶パネルまたはカラーフィルタのガラス基板等である。また、マークの構成を決定するパラメータとは、例えば、マークの種類やマークを構成する線の幅や本数である。
本実施の形態において、前記表示手段は、前記編集手段により編集されたパラメータが前記マークのイメージに与える影響を前記表示手段に強調表示する。また、前記編集手段は、前記表示手段におけるマークのイメージ上で直接イメージを操作することにより対応するパラメータを編集することができるようになっている。
なお、本実施の形態においては、前記表示手段に、前記パラメータの制約条件を表示させてもよい。さらに、前記マークのインポート時にそのマークのイメージを前記表示手段にサムネイル表示させてもよい。
図8は本発明の一実施例に係る半導体露光装置の外観を示す斜視図である。なお、この半導体露光装置は、ハードウエア構成が、一般的な半導体露光装置と同様である。
図8の半導体露光装置は、装置本体の環境温度制御を行う温調チャンバ801と、その内部に配置され、装置本体の制御を行うCPUを有するEWS本体806とを備える。また、装置における所定の情報を表示するEWS用ディスプレイ802と、装置本体において撮像手段を介して得られる画像情報を表示するモニタTV805とを備える。さらに、装置に対し所定の入力を行うための操作パネル803と、EWS用キーボード804等を含むコンソール部とを備える。図中、807はON−OFFスイッチ、808は非常停止スイッチ、809は各種スイッチ、マウス等、810はLAN通信ケーブルである。また、811はコンソール機能からの発熱の排気ダクト、そして812はチャンバの排気装置である。
半導体露光装置本体はチャンバ801の内部に設置される。EWS用ディスプレイ802は、EL、プラズマ、液晶等の薄型フラットタイプのものであり、チャンバ801前面に納められ、LANケーブル810によりEWS本体806と接続される。操作パネル803、キーボード804、モニタTV805等もチャンバ801前面に設置し、チャンバ801前面から従来と同様のコンソール操作が行えるようにしてある。
図9は、図8の装置の内部構造を示す図である。同図においては、半導体露光装置901としてステップ・アンド・リピート方式の露光装置であるステッパが示されている。半導体露光装置としては、ステップ・アンド・スキャン方式の露光装置であるスキャナ等、他の方式の露光装置であっても良い。
図中、902はレチクル、903はウエハである。光源装置904から出た光束が照明光学系905を通ってレチクル902を照明するとき、投影レンズ906によりレチクル902上のパターンをウエハ903上の感光層に転写することができる。レチクル902はレチクル902を保持、移動するためのレチクルステージ907により支持されている。ウエハ903はウエハチャック991により真空吸着された状態で露光される。ウエハチャック991はウエハステージ909により各軸方向に移動可能である。
レチクル902の上側にはレチクルの位置ズレ量を検出するためのレチクル光学系981が配置される。ウエハステージ909の上方に、投影レンズ906に隣接してオフアクシス顕微鏡982が配置されている。オフアクシス顕微鏡982は内部の基準マークとウエハ903上のアライメントマークとの相対位置検出を行うのが主たる役割である。また、これらステッパ本体に隣接して周辺装置であるレチクルライブラリ920やウエハキャリアエレベータ930が配置される。必要なレチクルやウエハはレチクル搬送装置921およびウエハ搬送装置931によってステッパ本体に搬送される。
チャンバ801は、主に空気の温度調節を行う空調機室910、微小異物を濾過し清浄空気の均一な流れを形成するフィルタボックス913、および装置環境を外部と遮断するブース914で構成されている。チャンバ801内では、空調機室910内にある冷却器915および再熱ヒータ916により温度調節された空気が、送風機917によりエアフィルタgを介してブース914内に供給される。このブース914に供給された空気はリターン口raより再度、空調機室910に取り込まれチャンバ801内を循環する。通常、このチャンバ801は厳密には完全な循環系ではない。つまり、ブース914内を常時陽圧に保つため循環空気量の約1割のブース914外の空気を空調機室910に設けられた外気導入口oaより送風機を介して導入している。このようにしてチャンバ801は本装置の置かれる環境温度を一定に保ち、かつ空気を清浄に保つことを可能にしている。
光源装置904には超高圧水銀灯の冷却やレーザ異常時の有毒ガス発生に備えて吸気口saと排気口eaが設けられている。そして、ブース914内の空気の一部が光源装置904を経由し、空調機室910に備えられた専用の排気ファンを介して工場設備に強制排気されている。また、空気中の化学物質を除去するための化学吸着フィルタcfを、空調機室910の外気導入口oaおよびリターン口raにそれぞれ接続して備えている。
図10は、図8の装置の電気回路構成を示すブロック図である。同図において、1021は装置全体の制御を司る、前記EWS本体806に内蔵された本体CPUであり、マイクロコンピュータまたはミニコンピュータ等の中央演算処理装置からなる。1022はウエハステージ駆動装置、1023は前記オフアクシス顕微鏡982等のアライメント検出系(検出光学系)、1024はレチクルステージ駆動装置、1025は前記光源装置904等の照明系である。また、1026はシャッタ駆動装置、1027はフォーカス検出系(検出光学系)、1028はZ駆動装置である。これらの各装置および系は、本体CPU1021により制御される。
1029は前記レチクル搬送装置921、ウエハ搬送装置931等の搬送系である。1030は前記ディスプレイ802、キーボード804等を有するコンソールユニットであり、本体CPU1021にこの露光装置の動作に関する各種のコマンドやパラメータを与えるためのものである。すなわち、オペレータとの間で情報の授受を行うためのものである。1031はコンソールCPU、1032はパラメータ等を記憶する外部メモリである。
図11、図12を用いて、図8〜図10に示す構成からなる半導体露光装置でのウエハアライメントを説明する。このウエハアライメントも従来の半導体露光装置と同様に行われる。
ウエハ903が半導体露光装置901に供給されると、まず、ステップS01において、メカ的なプリアライメントが行われる。これは、不図示のメカニカルアライメント装置において、ウエハの外周と、ウエハ外周に設けられたオリエンテーションフラット(オリフラ)或いはノッチを用いて行われるメカニカルな位置合わせである。図12ではウエハ外周にノッチNを設けた例が示されている。このメカ的なプリアライメントにより、ウエハ903のラフな位置が決定される。このメカニカルな位置合わせ精度は約20μmである。
ウエハ903が半導体露光装置901に供給されると、まず、ステップS01において、メカ的なプリアライメントが行われる。これは、不図示のメカニカルアライメント装置において、ウエハの外周と、ウエハ外周に設けられたオリエンテーションフラット(オリフラ)或いはノッチを用いて行われるメカニカルな位置合わせである。図12ではウエハ外周にノッチNを設けた例が示されている。このメカ的なプリアライメントにより、ウエハ903のラフな位置が決定される。このメカニカルな位置合わせ精度は約20μmである。
次に、ステップS02において、ウエハ903はウエハ搬送装置931でウエハチャック991に載せられてウエハステージ909に供給され、ステップS03においてプリアライメントを行う。プリアライメントでは、アライメント検出系1023の制御により、オフアクシス顕微鏡982の倍率を低倍率に設定して検出するようにする。こうして、図12に示される左右のプリアライメントマーク(PAL、PAR)を検出し、プリアライメントマークの位置を求め、ウエハ903の中心を取得する。このときの位置合わせ精度は4μm程度である。
次に、ステップS04においてグローバルアライメントを行い、正確にウエハ903の位置および、露光ショットの位置が求められる。グローバルアライメントでは、オフアクシス顕微鏡982の倍率を高い倍率に設定して行う。こうして、高倍率で、図12に示されるウエハ903上の複数のグローバルアライメントマーク(FX1〜FX4、FY1〜FY4)を計測し、ウエハのX、Y方向のずれ、回転成分、およびショット配列の倍率成分を求める。グローバルアライメントの精度は、今日の256Mbitのメモリを製造するマシンにおいては誤差50nm以下の精度になる。グローバルアライメントを終えると、ステップS05で露光を開始する。
図1は、本発明のマーク設計装置に係る、図8の装置におけるマークパラメータ編集手段とマークイメージ表示を同時に表示する画面を示す図である。図1の画面は、ユーザがマークデザインの設定(マーク設計)をする際に表示される。また、この画面は、ウィンドウタイトル表示領域110とパラメータ入力領域120とマークイメージ表示部130とツールバー140から構成される。
図1において、121はパラメータのグループ分けを行いそのグループを切り替えるためのパラメータグループ切り替えタブである。122は前記パラメータグループの名前を表示するパラメータグループ表示部、123はパラメータ名表示部、124はパラメータの値を編集するためのパラメータ値入力部である。131は前記パラメータに応じたマークのイメージを表示したマークイメージである。141は編集したパラメータを保存する保存ボタン、142は直前の編集のやり直しボタン、143は新たなパラメータを開く、開くボタン、144はパラメータの編集を終える終了ボタンである。
図2は、図8の装置において使用するマークデザインパターン例を示す図である。これらのマークパターンは図11におけるファインアライメントS04の工程で用いられる。図2(a)に示すような十字のパターン、図2(b)に示すような棒状で、矩形内部をヌキまたはノコシにしたパターン、図2(c)に示すような棒状で矩形部をすべてヌキまたはノコシにするようなパターンが挙げられる。さらに、他にもハの字状や回折格子、フレネルゾーンプレートによるもの等、工程や使用される装置ごとに種種のマークパターンが挙げられる。
図3はマークデザイン編集を実行した場合の処理を示すフローチャートである。図1と図3を参照してマークデザイン編集時の動作を示す。ディスプレイ802に表示された上位の操作画面においてマークデザイン設定エディタを実行すると、コンソールCPU1031は、ステップS301において、コンソールユニット1030の入力手段により既存のマークデザインを読み込むか、新規作成を行う。
次に、ステップS302において、図1に示す画面がディスプレイ上に表示される。このとき、マークイメージ表示部130にはパラメータに応じたマークイメージ131が表示される。次に、ステップS303において、コンソールユニット1030の入力手段によりパラメータグループ切り替えタブ121で編集するパラメータグループを切り替える。次いで、ステップS304において、コンソールユニット1030の入力手段により編集するパラメータを選択する。
次に、ステップS305において、コンソールユニット1030の入力手段によりパラメータ値入力部124を編集する。この結果ステップS306においてパラメータ値が制約条件を満たしていれば、ステップS307において、編集したパラメータに応じてマークイメージ131が更新される。
このとき、ステップS308において、オペレータは更新されたマークイメージ131を確認することで、マークイメージが意図した形状になることを確認することができる。また、意図した形状にならなければ、142の編集のやり直しボタンなどによりステップS305へ戻り、編集をやり直すことができる。そして、ステップS309において、編集が終われば編集結果の保存を行う。ステップS310において、終了ボタン144が指示されればマークデザイン設定エディタを終了して上位の操作画面へ戻る。このようにして、マークイメージの表示を確認しながらパラメータの編集を行うことができる。
なお、パラメータ編集のためのコマンドとしては、やり直し、繰り返し、パラメータのコピーや貼り付け、パラメータのクリア、パラメータ名やパラメータ値の検索、置換などを用意してもよい。
図4の画面において、マークパラメータ編集手段の編集の影響をマークイメージ表示手段上で表示する様子を示す。421は編集するために現在選択しているパラメータを示す表示手段、431は選択しているパラメータに対応するマークイメージ上でのイメージを示す表示手段である。
ステップS304において、編集するパラメータを選択すると、選択しているパラメータが表示手段421により太枠で囲むことで強調表示される。また、選択しているパラメータに対応するマークイメージ131上でのイメージが表示手段431により太枠で囲むことで強調表示される。このように、現在編集中のパラメータをマークイメージ上で強調表示させることで、パラメータ編集部分の視認性を高めることができ、人為的ミスの発生の抑制および操作性の向上などに寄与することができる。なお、上述の相違点の強調表示の方法としては、上述の太枠で囲む方法だけでなく、数値等を表示色やフォントを異ならせて表示させるようにしてもよい。また、パラメータとマークイメージとの対応を表すものとして、表示手段421と表示手段431を線で結んだり、表示色を揃えたりしてもよい。
図5の画面は、マークイメージ131上で直接イメージを操作し、パラメータを編集する様子を示す。図5(1)は、マークデザイン設定エディタの全体を示す図、図5(2)は、パラメータ編集前のマークイメージ131の編集部分503を拡大した図、図5(3)は、パラメータ編集後のマークイメージ131の編集部分503を拡大した図である。図5において、501はマウスポインタ、502はマウスポインタを移動する軌跡、503はマークイメージ131の編集部分である。また、521は操作するイメージに対応するパラメータ、531はマークイメージ上での操作可能なイメージ、532はパラメータの情報や寸法を表す補助イメージである。
パラメータを編集するときは、
(1)図3のステップS304において、マークイメージ131上で操作可能なイメージ531を選択する。すると対応するパラメータ521を選択することができる。
(2)次に、ステップS305において、操作可能なイメージ531にマウスポインタ501を合わせマウスボタンを押したままにし、マウス装置を破線502に沿って移動する。すると、イメージ531に対応するパラメータ値が破線502の移動距離に応じて編集される。
(3)この後、ステップS306において、編集後のパラメータ値が制約条件を満たしていれば、531のマークイメージ及び/又は521及び/又は532に表示されるパラメータの値が変更される。
(1)図3のステップS304において、マークイメージ131上で操作可能なイメージ531を選択する。すると対応するパラメータ521を選択することができる。
(2)次に、ステップS305において、操作可能なイメージ531にマウスポインタ501を合わせマウスボタンを押したままにし、マウス装置を破線502に沿って移動する。すると、イメージ531に対応するパラメータ値が破線502の移動距離に応じて編集される。
(3)この後、ステップS306において、編集後のパラメータ値が制約条件を満たしていれば、531のマークイメージ及び/又は521及び/又は532に表示されるパラメータの値が変更される。
このように、マークイメージ上のイメージを直接操作し、パラメータの編集を行うことで、パラメータ編集操作の認識性を高め、人為的ミスの発生の抑制および操作性の向上などに寄与することができる。なお、前述のパラメータ編集のためのイメージの操作方法としては、単一のパラメータ編集だけでなく、パラメータをグループ化し、1度の操作で複数のパラメータを編集するようにしてもよい。
図6の画面は、パラメータ編集手段及び/又はマークイメージ表示手段により、パラメータの制約条件を画面上で表示する様子を示す。同図において、621はパラメータの制約条件を表す文字列、631はパラメータの制約条件を表すイメージである。
ステップS303(図3)において、パラメータグループ切り替えタブ121により編集するパラメータグループを切り替える。すると、パラメータ入力領域120及び/またはマークイメージ表示部130にパラメータの制約条件を表す文字列621及び/又はパラメータの制約条件を表すイメージ631が表示される。次に、ステップS305において、パラメータ値入力部124を編集、又はマークイメージ131上で直接イメージを操作しパラメータを編集しようとする。この場合、ステップS306において、編集後のパラメータ値が制約条件を満たさなければ、ステップS311によりエラーを表示した後、ステップS305へ戻り、編集をやり直すことができる。これにより、パラメータの制約条件を確認しながら編集することができる。また、編集時に制約条件を満たさない値の入力を防ぐことができる。なお、上述の制約条件を表示するタイミングとしては、上述のパラメータグループの選択時S303だけでなく、マークの読み込み時S301やパラメータの選択時S303に表示させるようにしても良い。
図7の画面は、マークの保存、読み込み時にマークイメージをサムネイル表示する様子を示す。この画面はタイトル表示領域710とマークパラメータ表示領域720とマーク一覧表示領域730とツールバー740から構成される。721はマークパラメータ、731はマークイメージ縮小表示、732はマーク名、741は開くボタン、742はキャンセルボタン、743は選択マークのマーク名表示部である。
図3のステップS301において、開くボタン143を選ぶと図6の画面が表示される。このとき、図7のマーク一覧表示領域730に読み込み可能なマークの情報がマークイメージ縮小表示721、マーク名722、マークパラメータ723で表示される。これにより開きたいマークを選択し、開くボタン731を押下することで、マークを開くことができる。また、ステップS309においても同様の操作で保存先マークの選択を行うことができる。このとき、既存のマークに上書きする際には注意を促すメッセージなどを表示する。これにより、意図しないマークへの上書きなどを防ぐことができる。
なお、本発明のアライメントマークおよびアライメントマーク編集手段は半導体露光装置のファインアライメント工程に限定されたものではなく、プリアライメントの工程でも適応することができる。
また、本発明のアライメントマークおよびアライメントマーク編集手段は半導体露光以外にも、液晶素子やTFT基板製造にも活用できることは言うまでもない。
また、本発明のアライメントマークおよびアライメントマーク編集手段は半導体露光以外にも、液晶素子やTFT基板製造にも活用できることは言うまでもない。
[デバイス製造方法の実施例]
次に、図13および図14を参照して、上述の露光装置を利用したデバイス製造方法の実施例を説明する。図13は、デバイス(ICやLSIなどの半導体チップ、LCD、CCD等)の製造を説明するためのフローチャートである。ここでは、半導体チップの製造方法を例に説明する。
ステップ1(回路設計)では半導体デバイスの回路設計を行う。ステップ2(マスク製作)では設計した回路パターンに基づいてマスク(原版またはレチクルともいう)を製作する。ステップ3(ウエハ製造)ではシリコン等の材料を用いてウエハ(基板ともいう)を製造する。ステップ4(ウエハプロセス)は前工程と呼ばれ、マスクとウエハを用いて、上記の露光装置によりリソグラフィ技術を利用してウエハ上に実際の回路を形成する。ステップ5(組立)は、後工程と呼ばれ、ステップ4によって作製されたウエハを用いて半導体チップ化する工程であり、アッセンブリ工程(ダイシング、ボンディング)、パッケージング工程(チップ封入)等の組立工程を含む。ステップ6(検査)では、ステップ5で作製された半導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テスト等の検査を行う。こうした工程を経て半導体デバイスが完成し、それが出荷(ステップ7)される。
次に、図13および図14を参照して、上述の露光装置を利用したデバイス製造方法の実施例を説明する。図13は、デバイス(ICやLSIなどの半導体チップ、LCD、CCD等)の製造を説明するためのフローチャートである。ここでは、半導体チップの製造方法を例に説明する。
ステップ1(回路設計)では半導体デバイスの回路設計を行う。ステップ2(マスク製作)では設計した回路パターンに基づいてマスク(原版またはレチクルともいう)を製作する。ステップ3(ウエハ製造)ではシリコン等の材料を用いてウエハ(基板ともいう)を製造する。ステップ4(ウエハプロセス)は前工程と呼ばれ、マスクとウエハを用いて、上記の露光装置によりリソグラフィ技術を利用してウエハ上に実際の回路を形成する。ステップ5(組立)は、後工程と呼ばれ、ステップ4によって作製されたウエハを用いて半導体チップ化する工程であり、アッセンブリ工程(ダイシング、ボンディング)、パッケージング工程(チップ封入)等の組立工程を含む。ステップ6(検査)では、ステップ5で作製された半導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テスト等の検査を行う。こうした工程を経て半導体デバイスが完成し、それが出荷(ステップ7)される。
図14は、ステップ4のウエハプロセスの詳細なフローチャートである。ステップ11(酸化)では、ウエハの表面を酸化させる。ステップ12(CVD)では、ウエハの表面に絶縁膜を形成する。ステップ13(電極形成)では、ウエハ上に電極を蒸着によって形成する。ステップ14(イオン打込み)では、ウエハにイオンを打ち込む。ステップ15(レジスト処理)では、ウエハに感光剤を塗布する。ステップ16(露光)では、露光装置によってマスクの回路パターンをウエハに露光する。ステップ17(現像)では、露光したウエハを現像する。ステップ18(エッチング)では、現像したレジスト像以外の部分を削り取る。ステップ19(レジスト剥離)では、エッチングが済んで不要となったレジストを取り除く。これらのステップを繰り返し行うことによってウエハ上に多重に回路パターンが形成される。
110:ウィンドウタイトル表示領域、120:パラメータ入力領域、121:パラメータグループ切り替えタブ、122:パラメータグループ表示部、123:パラメータ名表示部、124:パラメータ値入力部、130:マークイメージ表示部、131:マークイメージ、140:ツールバー、141:保存ボタン、142:編集のやり直しボタン、143:開くボタン、144:終了ボタン、421:選択しているパラメータを示す表示手段、431:選択しているパラメータに対応するマークイメージ上でのイメージを示す表示手段、501:マウスポインタ、502:マウスポインタを移動する軌跡、531:マークイメージ上での操作可能なイメージ、532:パラメータの情報や寸法を表す補助イメージ、621:パラメータの制約条件を表す文字列、631:パラメータの制約条件を表すイメージ、710:タイトル表示領域、720:マークパラメータ表示領域、721:マークパラメータ、730:マーク一覧表示領域、731:マークイメージ縮小表示、732:マーク名、741:開くボタン、742:キャンセルボタン、743:選択マークのマーク名表示部。
Claims (8)
- 基板上に形成され且つ位置検出装置によって検出されるマークを設計するマーク設計装置であって、
前記マークの構成を決定するパラメータを編集する編集手段と、
前記パラメータにより決定されるマークのイメージを形成するイメージ形成手段と、
前記パラメータを編集するための要素と前記形成されたマークのイメージとを1つの画面でGUI表示する表示手段と、
を有することを特徴とするマーク設計装置。 - 前記編集手段により編集されたパラメータが前記マークのイメージに与える影響を前記表示手段に強調して表示することを特徴とする請求項1に記載のマーク設計装置。
- 前記編集手段は、前記表示手段におけるマークのイメージ上で直接イメージを操作することにより対応するパラメータを編集する手段を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載のマーク設計装置。
- 前記編集手段は、前記パラメータの制約条件を前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のマーク設計装置。
- 前記編集手段は、前記マークのインポート時にそのマークのイメージを前記表示手段にサムネイル表示させることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のマーク設計装置。
- 請求項1乃至請求項5のいずれかのマーク設計装置を有し、該設計装置により設定したマークが形成された基板上の当該マークを検出する検出光学系を備えたことを特徴とする位置検出装置。
- 請求項6に記載の位置検出装置を備え、該位置検出装置による位置検出の結果に基づいて、原版に対して基板を位置合わせし、該原版に形成されたパターンを基板に形成されたパターン上に重ね合わせて露光することを特徴とする露光装置。
- 請求項6に記載の露光装置を用いて基板を露光するステップと、該露光した基板を現像するステップとを有することを特徴とするデバイス製造方法。
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JP2007152510A JP2008306030A (ja) | 2007-06-08 | 2007-06-08 | マーク設計装置および位置検出装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2017502339A (ja) * | 2013-12-30 | 2017-01-19 | エーエスエムエル ネザーランズ ビー.ブイ. | メトロロジーターゲットの設計のための方法及び装置 |
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2007
- 2007-06-08 JP JP2007152510A patent/JP2008306030A/ja active Pending
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US10296692B2 (en) | 2013-12-30 | 2019-05-21 | Asml Netherlands B.V. | Method and apparatus for design of a metrology target |
JP7433861B2 (ja) | 2019-11-27 | 2024-02-20 | キヤノン株式会社 | インプリント装置、インプリント方法、物品の製造方法、基板、および、型 |
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