JP2008304597A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像形成装置の有する複数の機能のうち、不可能な組み合わせをユーザが容易に認識することのできる画像形成装置を提供する。
【解決手段】パンチ機能とステイプル機能とが組み合わせ不可能なとき、画像形成装置は、タッチパネル上の画面P41において、パンチキーK43が押下された場合、パンチキーK43とステイプルキーK44とを同じ色で指し示すようになっている。
【選択図】図14

Description

本発明は、複数の機能を有し、これらの機能を用いて画像形成処理を行う画像形成装置に関する。
近年の画像形成装置は、多くの機能を有している。画像形成装置が有する機能としては、縮小コピーや拡大コピーを行うズームコピー機能や、用紙の両面に画像形成処理を行う両面コピー機能などが挙げられる。このような機能により、ユーザは、原稿を所望の状態にコピーすることができる。
しかし、画像形成装置が有する機能が多くなると、機能の内容や種類によっては、組み合わせて設定することができない機能も多くなる。そこで、これらの互いに組み合わせられない機能が複数設定されるのを防ぐことのできる画像形成装置が提案されている(特許文献1〜4)。
具体的には、このような技術として、互いに組み合わせられない複数の機能のうちのいずれかを優先させてそれ以外の機能の設定を解除したり、解除したことを液晶表示部によってユーザに通知したりする技術が提案されている。
特開平2‐199475号公報(1990年8月7日公開) 特開平9−179450号公報(1997年7月11日公開) 特開平11−168318号公報(1999年6月22日公開) 特開2003−11471号公報(2003年1月15日公開)
しかし、従来の画像形成装置では、設定できない機能の組み合わせを、ユーザに十分に認識させることができているとはいえない。ユーザが組み合わせを十分認識していない状態で画像形成装置への入力操作を行うと、ユーザが優先したい機能の設定が解除されてしまうことがある。設定が解除されたことにユーザが気付かないまま、画像形成装置が印刷等の処理を実行すると、仕上がりの印刷物等はユーザの希望とは異なるものとなる。また、設定が解除されたことにユーザが気付いても、ユーザは機能を設定しなおすための操作を行わなければならない。
本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、どの機能同士が組み合わせられないのかを、ユーザにより容易に認識させることのできる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、複数の機能を有する画像形成装置であって、上記複数の機能にそれぞれ対応する複数のキーを表示する表示部と、上記キーの押下に応じて、上記複数の機能から使用する機能を指定する指定部と、上記指定部により指定された機能と、上記複数の機能のうち上記指定された機能以外の機能とが組み合わせ可能か否かを判断する判断部と、指定された上記機能に対応するキーと、指定された上記機能と組み合わせられない機能に対応するキーの少なくとも1つとを、背景とは異なる同一の所定色で指し示すように、上記表示部を制御する表示制御部と、を備える。
特に、上記表示制御部の制御により、指定された機能に対応するキーと、指定された上記機能に組み合わせられない機能に対応するキーの少なくとも1つとを、背景と異なる色で指し示すことで、上記画像形成装置は、ユーザにこれらのキーを容易に認識させることができる。
さらに、指定された機能に対応するキーと、指定された上記機能に組み合わせられない機能に対応するキーの少なくとも1つとを、同一の色で指し示すことにより、上記画像形成装置は、これらのキーに対応する機能が互いに組み合わせられないことを、ユーザに容易に認識させることができる。
また、請求項2に記載するように、請求項1の画像形成装置において、上記複数のキーは複数の画面に分けて表示され、上記複数の画面のそれぞれには、同時に表示されるタブが付され、上記表示制御部は、上記タブのうち、上記所定色で指し示された上記キーを備える画面に付されたタブを上記所定色で指し示すよう、上記表示部を制御することができるようになっていることが好ましい。
上記画像形成装置は、上述のキーと共にそのキーを含む画面に付されたタブも所定色で示すことで、どの画面に指定できない機能に対応するキーがあるかをユーザに容易に認識させることができる。
また、ユーザが複数のキーを押下したときに、指定部がどのキーに対応する機能を指定するかは、適宜設定可能である。
例えば、請求項3に記載するように、請求項1又は2の画像形成装置において、上記指定部は、一のキーの押下に応じて一の機能を一旦指定すると、上記一の機能に組み合わせられない機能に対応する他のキーがさらに押下されても、上記一の機能の指定を維持することができるようになっていてもよい。
そして、請求項4に記載するように、請求項3の画像形成装置において、上記指定部は、一のキーの押下に応じて一の機能を一旦指定した後、上記一の機能に組み合わせられない機能に対応する他のキーが、所定時間以上又は所定回数以上連続して押下されると、上記一の機能の指定を解除し、上記他のキーに対応する機能を新たに指定することができるようになっていてもよい。
この画像形成装置は、一の機能について一旦なされた指定を、ユーザの希望に応じて解除し、他の機能を新たに指定しなおすことができる。よって、ユーザにとってはより利便性が高い。
さらに、請求項5に記載するように、請求項3又は4の画像形成装置において、上記表示制御部は、上記指定部により一旦指定された一の機能に対応する一のキーと、上記一の機能と組み合わせられない全ての機能に対応するキーとを、同一の所定色で指し示すよう、上記表示部を制御することができるようになっていてもよい。
さらに、請求項6に記載するように、請求項3又は4の画像形成装置において、上記表示制御部は、上記指定部により一旦指定された一の機能に対応する一のキーと、上記一の機能に組み合わせられない機能に対応するキーのうち押下されたキーとを、同一の所定色で指し示すよう、上記表示部を制御することができるようになっていてもよい。
また、請求項7に記載するように、請求項1又は2の画像形成装置において、上記指定部は、一のキーの押下に応じて一の機能を一旦指定した後、上記一の機能に組み合わせられない機能に対応する他のキーが押下されると、上記一の機能の指定を解除し、上記他のキーに対応する機能を新たに指定することができるようになっていてもよい。
さらに、請求項8に記載するように、請求項7の画像形成装置において、上記表示制御部は、上記指定部により一旦指定された後指定を解除された一の機能に対応する一のキーと、上記指定部が上記一の機能に代えて新たに指定した他の機能に対応する他のキーとを、同一の所定色で指し示すように、上記表示部を制御することができるようになっていてもよい。
本発明の画像形成装置は、上記表示制御部の制御により、指定された機能に対応するキーと、指定された上記機能に組み合わせられない機能に対応するキーの少なくとも1つとを、背景と異なる色で指し示すことで、上記画像形成装置は、ユーザにこれらのキーを容易に認識させることができる。
その上、上記画像形成装置は、指定された機能に対応するキーと、指定された上記機能に組み合わせられない機能に対応するキーの少なくとも1つとを、同一の色で指し示すことにより、これらのキーに対応する機能が互いに組み合わせられないことをユーザに容易に認識させることができる。
以下、本発明の実施の一形態である画像形成装置1について、説明する。
(1)画像形成装置1の概要
図1は、本実施形態に係る画像形成装置1の外観図である。画像形成装置1は、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置及びスキャナ装置としての機能を併せ持つ複合機である。また、上述した各機能は、さらに集約機能や両面コピー機能等の複数の機能を含む。
画像形成装置1は、具体的には、原稿カバー3、本体部4、操作パネル5、給紙カセット6及び排出トレイ7を備えている。
本体部4の上面には、原稿載置台2が設けられている。原稿カバー3は、原稿載置台2上に載置された原稿を押さえるためのものであって、原稿載置台2に対して開閉自在に、本体部4に装着されている。
図2は、画像形成装置1の要部構成を示すブロック図である。
図2に示すように、画像形成装置1は、本体部4内に、通信部41、原稿読み取り部42、画像形成部43、及び制御部44(指定部、判断部、及び表示制御部の一例)を含む。
通信部41は、通信ネットワークを介して接続されたPC等の外部装置と通信を行うようになっている。通信部41は特に、外部装置から画像データ等を取得することができる。
原稿読み取り部42は、原稿載置台2に載置された原稿を読み取って画像データを取得するためのものであって、図示しない光学系を有している。
画像形成部43は、通信部41や原稿読み取り部42から取得された画像データに基づいてトナー像を形成する。特に、画像形成部43は、画像形成装置1が有している複数の機能のうち、ユーザにより操作パネル5を介して各種機能が設定された場合には、設定された機能を用いて画像形成処理を行う。尚、画像形成部43により形成されたトナー像は、転写装置(図示せず)により用紙に転写された後、定着装置(図示せず)により定着される。
制御部44は、通信部41、原稿読み取り部42、画像形成部43、原稿カバー3及び操作パネル5と接続されており、接続された各機能部の制御等を行う。尚、制御部44については、「(2)制御部の構成」で詳述する。
操作パネル5は、図1に示すように、本体部4において原稿載置台2の手前側部分に設けられ、タッチパネル(表示部の一例)5a及び操作キー群5b等を有している。
タッチパネル5aは、各種画面を表示する液晶ディスプレイ、及びユーザが液晶ディスプレイへ触れたことを検知するマトリクススイッチ等で構成されている。タッチパネル5aは、この構成により、ユーザに種々の情報を提示すると共に、ユーザからの指示入力を受け付けることができる。例えば、タッチパネル5aは、画像形成装置1が有する複数の機能から所望の機能の指定を行うことができる。
操作キー群5bは、印刷ジョブの開始を指示するためのスタートキーや、コピー、プリンタ、スキャナ及びFAXの機能を設定するための設定キー及びテンキー等を有している。
給紙カセット6は、画像形成部43で用いられる用紙を収納可能であって、図1に示すように本体部4の下方に三段設けられている。
排出トレイ7は、本体部4の側面に側方に突出するように設けられており、画像形成処理が行われた用紙を受け取る。
(2)制御部の構成
図3は、本実施形態に係る制御部44を示すブロック図である。制御部44は、図3に示すように、ROM51、RAM52、及びCPU53等を備える。
CPU53は各種プログラムを実行し、ROM51はCPU53により読み出されて実行されるプログラム等を記憶し、RAM52は、CPU53がプログラムの実行及び演算を行う場合のワークメモリとして機能する。
具体的には、ROM51は、組み合わせ判断プログラム51a、操作パネル制御プログラム51b、画像形成制御プログラム51c及び組み合わせ情報テーブル51dを記憶している。
組み合わせ判断プログラム51aは、操作パネル5を介して画像形成装置1が有する複数の機能の中から任意の機能が指定された場合、CPU53が、指定された機能同士の組み合わせが可能か否かを判断する際に用いられるプログラムである。尚、以下では、説明の便宜上、指定された機能を第1機能及び第2機能という。
操作パネル制御プログラム51bは、CPU53が、操作パネル5を制御する際に用いられるプログラムである。
画像形成制御プログラム51cは、CPU53が、本体部4内の原稿読み取り部42や画像形成部43等に、操作パネル5により指定された機能を実行させるためのプログラムである。
組み合わせ情報テーブル51dは、CPU53が、組み合わせ判断プログラム51aに基づいて第1機能と第2機能との組み合わせを判断する際の判断基準として用いられる。図4は、ROM51が記憶している組み合わせ情報テーブル51dの一例を説明するための図である。図4に示すように、組み合わせ情報テーブル51dは、画像形成装置1が搭載している各機能間の組み合わせが可能か不可能かを示している。尚、図4中では、組み合わせ可能なものを“○”、組み合わせ不可能なものを“×”として表している。例えば、図4の組み合わせ情報テーブル51dは、集約機能と用紙にページ番号を付すページ付け機能とは組み合わせが可能であることを示しており、集約機能とイメージ合成機能とは組み合わせが不可能であることを示している。
(3)機能設定
以下、機能の設定における画像形成装置1の動作について述べる。
(3-1)初期設定
図5は、初期設定時の画像形成装置1の処理を示すフローチャートであり、図6〜図8は、この処理動作中にタッチパネル5aに表示される画面の具体例を示す図面である。
ユーザにより操作キー群5b中の初期設定キー(図示せず)が押下されると、以下の動作が開始される。
まず、制御部44は、タッチパネル5aにパスワード受付画面P1を表示させる(S1)。を表示させる。図6に示すように、パスワード受付画面P1には、「管理パスワードを入力して下さい」等、現在の入力者にパスワードの入力を促すメッセージが表示されると共に、入力された文字列が伏字で表示される。制御部44は、パスワード受付画面P1を介して入力された文字列とパスワードとが一致すれば、タッチパネル5aに選択画面P2を表示させる(S2でYes→S3)。一致しなければ再び上述のステップS1に戻る(S2でNo→S1)。
選択画面P2は、種々の機能のうち、どの機能の初期設定値を変更するかを、ユーザに選択させるための画面である。選択画面P2は、図7に示すように複数のキーを備え、特に優先モード設定キーK21を備える。ユーザによりこの優先モード設定キーK21が押下されると、制御部44は、タッチパネル5aに優先モード設定画面P3を表示させる(S4でYes→S5)。一方、選択画面P2の他のキーが押下された場合は、制御部44は押下されたキーに応じて各初期設定値の変更を行う(S4でNo→S10)。
優先モード設定画面P3は、図8に示すように、先優先モードキーK31、後優先モードキーK32、及び自動モードキーK33等を備える。制御部44は、ユーザに押下されたキーに応じて、これら3つの優先モードの中から1つを選択する(S6〜S9)。これらの3つのモードの詳細については後述する。
(3-2)機能指定
次に、図9〜図22を参照して、機能指定について説明する。図9は機能指定時の画像形成装置1の処理動作を示すフローチャートであり、図10は先優先モードによる機能指定時の処理動作の詳細を示すフローチャートであり、図11は後優先モードによる機能指定時の処理動作の詳細を示すフローチャートであり、図12は自動優先モードによる機能指定時の処理動作の詳細を示すフローチャートであり、図13は図9の処理でタッチパネル5aに表示される画面の例であり、図14〜図17は図10の処理にて表示される画面の例であり、図18は図10又は図11の処理にて表示される画面の例であり、図19〜図22は図11のフローにて表示される画面の例である。
この動作は、CPU53が、判断部、指定部、及び表示制御部として機能して画像形成装置1内の各部を制御することにより、実現される。CPU53は、組合せ判断プログラム51a、操作パネル制御プログラム51b、及び画像形成制御プログラム51cを実行することで、判断部、指定部、表示制御部として機能する。
以下では、機能指定について、特にコピー実行時を例に挙げて説明するが、画像形成装置1はコピー以外にも、プリンタ、ファクシミリ、又はスキャナ等として機能する際にも同様の処理によって機能指定を行うことができる。
コピー可能な状態であるとき、制御部44は待機画面P4をタッチパネル5aに表示させる。待機画面P4は、タブT1〜T5と、各タブに対応する設定画面とを含む。タブT1〜T5はそれぞれ、“簡易設定”、“原稿/用紙/仕上げ”、“画質”、“レイアウト/編集”、“応用/その他”の5種の設定画面に対応する。いずれかのタブが押下されると、タッチパネル5aはその押下されたタブに対応する設定画面を表示するようになっている。また、各設定画面には、図4に示す組み合わせ情報テーブル51dに挙げられた機能等にそれぞれ対応する機能選択キーが表示される。
図13に、タブT2が押下されたときの待機画面P4を示す。この待機画面P4上では、“原稿/用紙/仕上げ”設定画面P41が開かれている。この“原稿/用紙/仕上げ”設定画面P41は、用紙選択、原稿サイズ混載、パンチ、及びステイプルの各機能にそれぞれ対応する機能選択キー(K41〜K44)を含む。他のタブ(T1、T3〜T5)に対応する画面にはそれぞれ別の機能選択キーが設けられる。各タブ(T1〜T5)、各タブに対応する設定画面の背景G1及び、機能選択キー等は、通常はモノクロで表される。
そして、機能選択キーが押下されると(S12でYes)、制御部44は、HDD45に記憶されたそのユーザに応じた優先モードにより、機能指定を行う(S13〜S14、A〜C)。機能指定とは、機能選択キーの押下に応じて、今回のジョブで用いる機能を指定することである。制御部44はまた、機能選択キーの押下に応じて、機能選択キー及びタブT1〜T5を所定の色で指し示すように、タッチパネル5aを制御することができる。
そして、操作キー群5bに含まれるスタートキーが押下されると、その時点で指定されている機能を用いて、ジョブが実行される(図9のS11でYes)。
ここで、先優先モード、後優先モード、及び自動優先モードについて簡単に説明する。先優先モードは、先に押下された機能選択キーに対応する機能を、後に押下された機能選択キーに対応する機能より優先的に指定するモードである。また、後優先モードは、先優先モードとは逆に、より後に押下された機能選択キーに対応する機能を優先的に指定するモードであり、自動優先モードは、種々の動作条件に応じて優先させる機能が設計者(メーカー)によって予め設定されており、この設定に従って機能を指定するモード。以下に、これらの優先モードによる機能指定について、より詳細に説明する。
(3-2-a)先優先モード
上述の初期設定で先優先モードが選択された場合、図9のフローチャートでステップS13はYesとなるので、制御部44は図10のフローに沿った制御を行う。
まず、制御部44は、機能選択キーが押下されたときに、他の機能が既に指定されているかどうかを判断する(S21)。他の機能が指定されていなければ、ステップS12で押下された機能選択キーに対応する機能が、今回のジョブで使用される機能として指定される(S21でNo→S23)。そして、指定された機能の機能選択キーは所定の色で表示される(S24)。
このように指定された機能の機能選択キーを所定の色で表示することで、画像形成装置1は、ユーザにどの機能が指定されているかを容易に視認させることができるという効果を奏する。
なお、「所定の色」とは、上記効果を実現できるものであればよく、特定の色に限定されるものではない。本形態では、背景G1及び機能選択キーが通常はモノクロ表示されるので、白及び黒(グレーを含む)以外の色が「所定の色」として使用可能である。つまり、本実施形態において、「所定の色で表示する」、又は「所定の色を付す」等の文言は、「カラー表示を行う」ことを意味する。
ステップS24後、制御部44はさらに、指定された機能に組み合わせ不可能な機能が有るかどうかを判断する(S25)。
組み合わせ不可能な機能が有れば(S25でYes)、制御部44の制御の下、この組み合わせ不可能な機能の機能選択キーはグレーアウト表示され(S26)、このグレーアウト表示された機能選択キーの周囲にはステップS24で用いられた所定の色が付される(S27)。さらに、タブT1〜T5のうち、グレーアウト又はカラー表示された機能選択キーが含まれる設定画面に対応するタブにも、上記所定の色が付される(S28)。
一方、指定された機能がいずれの機能とも組み合わせ可能であれば(S25でNo)、ステップS26〜S28の処理は行われないので、指定された機能の機能選択キー以外に色は付されない。
以上の処理が終了すると、制御部44は再びステップS11の判断に戻る(S25でNo又はS28→D→S11)。
ところで、ステップS21でYesとなる場合、すなわち他の機能が既に指定されている場合には、制御部44は組み合わせ情報テーブル51dを参照して、ステップS12で押下された機能選択キーに対応する機能と既に指定された機能とが組み合わせ可能か否かを判断する(S22)。
ステップS22で組み合わせ可能と判断されれば(S22でYes)、制御部44は、ステップS12で押下された機能選択キーに対応する機能を、今回のジョブで使用される機能として指定する(S23)。指定された機能の機能選択キーには、上述したように所定の色が付される(S24)。但し、このときこの機能選択キーには、既に指定されている機能の機能選択キーとは異なる色が付される。つまり、互いに組み合わせ可能な機能が複数指定される場合は、これらの機能にそれぞれ対応する機能選択キーには、互いに異なる色が付される。
一方、ステップS22で組み合わせ可能でないと判断されれば(S22でNo)、制御部44はステップS12で押下された機能選択キーに対応する機能を指定せず、既になされている指定を維持する(S29でNo→D)。
但し、所定の指定解除操作が行われれば(S29でYes)、制御部44はこの既に指定されている機能についてその指定を解除すると共に、ステップS12で押下された機能選択キーに対応する機能を新たに指定する(S30→S23)。ステップS23以後の処理については既に述べた通りである。なお、本形態では特に、指定解除操作はキーの長押しであるとする。
このように、指定された機能の機能選択キーとそれに組み合わせられない機能の機能選択キーの周囲とをカラーで表示することによって、これらの機能選択キーが強調されるので、本形態の画像形成装置1は、どの機能を指定することのできないかを、ユーザに容易に認識させることができる。
さらに、指定された機能の機能選択キーとそれに組み合わせられない機能の機能選択キーの周囲とは同一の色で表示することによって、本形態の画像形成装置1は、指定できない機能の組み合わせも、ユーザに容易に認識させることができる。
さらに、指定された機能の機能選択キー又はそれに組み合わせられない機能の機能選択キーを備える画面のタブにも、これらの機能選択キーと同一の色を付すことによって、本形態の画像形成装置1は、これらの機能選択キーがどの画面に存在するかを、ユーザに容易に認識させることができる。
ここで、さらに具体的な例を挙げて。本形態について説明する。
未だ機能が指定されていない状態、すなわち“原稿/用紙/仕上げ”設定画面P41が図13に示すように表示されているときに、パンチキーK43が押下されたとする(S12及びS13でYes→S21でNo)。すると、パンチ機能が指定され、パンチキーK43が緑色で表示される(S23→S24)。図4に示すように、パンチ機能とステイプル機能とは組み合わせ不可能である(S25でYes)。よって、ステイプルキーK44はグレーアウト表示されると共に、その周囲の領域R1がパンチキーK43と同じ緑色で表示される(S26→S27)。また、“原稿/用紙/仕上げ”設定画面P41に対応するタブT2も緑色で表示されるので、“原稿/用紙/仕上げ”設定画面P41は図14に示す通りに表示される。
また、図14に示す状態からさらに用紙選択キーK41が押下されたとすると、用紙選択機能に組み合わせ不可能な機能はないので、用紙選択キーK41のみに青色が追加されて用紙選択機能が指定される(S25でNo、図15)。
また、例えばパンチ機能が選択されている状態(図14)において、原稿サイズ混載キーK42が押下されたとする(S21でYes)。図4に示すように、原稿サイズ混載機能は、パンチ機能とは組み合わせ可能であるが、集約、枠消し、イメージ合成、小冊子は、互いに組み合わせ不可能である(S22でYes→・・・→S25でYes)。このとき制御部44は、図16に示すように、原稿サイズ混載キーK42の黄色表示を追加し、タブT2に既に付されている緑色に加えて黄色を付すように、タッチパネル5aを制御する。本形態では特に、タブT2は上下に分割されて、分割されて生じたそれぞれの領域に、黄色及び緑色が付されるものとする。
ここで、集約機能及び小冊子機能にそれぞれ対応する集約キーK51及び小冊子キーK54は、タブT4に対応する“レイアウト/編集”設定画面P42に表示される(図17)。また、枠消し機能及びイメージ合成機能にそれぞれ対応する枠消しキー及びイメージ合成キーは、タブT5に対応する“応用/その他”設定画面に設けられる(図示せず)。そこで、制御部44の制御により、図17に示すように、集約キーK51の周囲R2及び小冊子キーK54の周囲R3に黄色が付されると共に、図示しない枠消しキー及びイメージ合成キーの周囲にも同様に黄色が付される。また、タブT4及びタブT5にも黄色が付される。
また、例えば、パンチ機能が指定され、図14の表示状態にあるときにステイプルキーK44が長押しされたとする。すると、ステイプル機能が指定されてパンチ機能の指定は解除される(S22でNo→S29でYes→S30)。そして、ステイプルキーK44とパンチキーK43の周囲R4とが緑色で表示される(図18)。このときパンチキーK43自体はモノクロに戻され、かつグレーアウト表示される。
(3-2-b)後優先モード
上述の初期設定で後優先モードが選択された場合、図9のフローチャートでステップS14がYesとなり、制御部44は図11のフローに沿った制御を行う。
上記(3-2-a)欄の先優先モードと同様に、ステップS12で機能選択キーが押下されると、まず既に指定されている機能が有るかどうかが制御部44によって判断される(S31)。
機能が未だ指定されていない場合(S31でNo)、ステップS12で押下された機能選択キーに応じた機能が指定される(S33)。そして、指定された機能に対応する機能選択キーが所定の色で表示される(S34)。上述の処理を全て終えると、処理フローはステップS11に戻る(D→S11)。
一方、既に機能が指定されている場合(S31でYes)、押下された機能選択キーに対応する機能が、既に指定されている機能と組み合わせ可能であるかが、制御部44により判断される(S32)。
可能であれば、上述のステップS33以降の処理が実行される(S32でYes→S33→S34→D)。
可能でなければ、既に指定されている機能は解除されて(S32でNo→S35)、ステップS12で押下された機能選択キーに応じた機能が使用される機能として指定される(S36)。そして、ステップS36で指定を解除された機能の機能選択キーはグレーアウト表示される(S37)。そして、指定された機能の機能選択キーつまりS12で押下された機能選択キーと、ステップS35で指定を解除された機能の機能選択キーの周囲と、これらの機能選択キーのいずれかを含む設定画面のタブと、が所定の色で表示される(S38→D)。
なお、本形態では、ステップS38における「所定の色」は、ステップS35で指定を解除された機能の機能選択キーに付されていた色と同一とされる。
例えば、後優先モードが設定され、かつ未だ機能が指定されていない状態(図13の状態)で、パンチキーK43が押下されたとする(S12でYes→S13でNo→S14でYes→S31でNo)。この場合、パンチ機能が指定され(S33)、図19に示すようにパンチキーK43のみが緑色で表示される(S34)。
その後ステイプルキーK44が押下されると(S31でYes→S32でNo)、パンチ機能の指定は解除され、ステイプル機能が指定される(S35→S36)。そして、図18に示すように、パンチキーK43はモノクロのグレーアウト表示とされると共に(S37)、ステイプルキーK44とパンチキーK43の周囲とが、緑色で表示される(S38)。このとき、タブT2にも緑色が付される。
なお、ステップS37では、「指定を解除された機能の」機能選択キーの周囲がカラー表示されるので、指定されたことのない機能の機能選択キーの周囲はカラー表示されない。
例えば、パンチキーK43の後にステイプルキーK44が押下されると共に、集約キーK51の後に小冊子キーK54が押下された場合、パンチキーK43の周囲R4、ステイプルキーK44、及びタブT2が緑色で表示されると共に、集約キーK51の周囲R2、小冊子キーK54、及びタブT4の黄色表示が画面P4に追加される。このときの画面P4のうち、“レイアウト/編集”設定画面P42を図20に示し、原稿/用紙/仕上げ”設定画面P41については図示を省略する。このとき、先優先モードとは異なり、原稿サイズ混載キーK42並びにタブT2及びT3等、小冊子機能と組み合わせ不可能であるものの指定されていなかった機能の機能選択キーの周囲、及びこれらの機能選択キーを含む画面に付されたタブには、黄色は付されない。
一方、パンチキーK43の後にステイプルキーK44が押下されると共に、集約キーK51の後に小冊子キーK54、さらに後に原稿サイズ混載キーK42が押下されたとする。この場合は、パンチキーK43の周囲R4、ステイプルキーK44、及びタブT2が緑色で表示されると共に、原稿サイズ混載キーK42、集約キーK51の周囲R2、小冊子キーK54の周囲R3、タブT4の黄色が画面P4に追加される。そして、タブT2の下半分は緑色が維持され、上半分には黄色で表示される(図21及び図22)。
(3-2-c)自動優先モード
上述の初期設定で自動優先モードが選択された場合、制御部44は、図12のフローに沿った制御を行う。
本モードでは、機能が指定された(S43)ときに、他のモードと同様、指定された機能の機能選択キーが所定の色で表示される(S44)。そして、本モードでは特に、指定された機能に組み合わせ不可能であって、かつ優先順位のより低い機能の機能選択キーがグレーアウト表示され(S45でYes→S46)、かつグレーアウト表示された上記機能選択キーの周囲が所定の色で表示される(S47)。そして、他のモードと同様、こうしてグレーアウト表示された機能選択キー又はステップS44で色表示された機能選択キーを含む画面のタブに、上記所定の色が付される(S48)
また、押下された機能選択キーに対応する機能を、既に指定された機能より優先すべきであれば、(S42でNo→S49でYes)、既に指定された機能を解除し(S50)、ステップS43以降の処理が行われる。一方、押下された機能選択キーに対応する機能が、既に指定された機能より優先すべきでなければ、既になされた指定は維持される(SS49でNo)。
例えば、本モードにおいて、パンチキーK43及びステイプルキーK44がこの順に押下されたとする。
パンチ機能の優先度よりステイプル機能の方が優先すべきときは、一旦はパンチ機能が指定され、上述の図19と同様に、パンチキーK43が緑色で表示される(S43→S44→S45でNo)。そして、次いでステイプルキーK44が押下されることで、パンチ機能の指定が解除されてステイプル機能が指定される(S42でNo→S49でYes→S50→S43)。さらに、ステップS44以降の処理により、図18に示すように、ステイプルキーK44、パンチキーK43の周囲R4、及びタブT2が緑色で表示される(S44→S45でYes→S46〜S48)。
一方、ステイプル機能の優先度よりパンチ機能の優先度の方が高く設定されている場合は、まず、パンチキーK43が押下されることによりパンチ機能が指定される(S43)。そして、図14と同様に、パンチキーK43、ステイプルキーK44の周囲R1、及びタブT2が緑色で表示される(S44→S45でYes→S46〜S48)。次いでステイプルキーK44が押下されても、パンチ機能の指定及び図14の表示は維持される。
(4)先優先モードの他の形態
制御部44は、上記(3-2-a)欄で説明した処理に代えて以下で説明する処理を行うようになっていてもよい。以下で特に言及しない処理については、既に述べた通りである。
図23は本形態における先優先モードによる機能設定のフローチャート、図24〜図28は図23のフローでタッチパネル5aに表示される画面の例である。
本形態では、単に一の機能が指定されただけでは、仮にこの一の機能に組み合わせ不可能な機能が存在しても、カラー表示は行われずに、ステップS103で指定された機能に組み合わせられない機能の機能選択キーがグレーアウト表示されるだけである(S101でNo又はS102でYes→S103→S104→S105→D)。
一方、既に機能が指定された状態で(S101でYes)、この指定された機能に組み合わせられない機能の機能選択キーが押下されたときには(S102でNo)、指定された機能の機能選択キーの周囲、ステップS12で新たに押下された機能選択キーの周囲、及びこれらの機能選択キーのいずれかを含む設定画面に付されたタブに所定の色が付される(S106)。そして、新たに押下された機能選択キーがさらに長押しされると(S107でYes)、既に指定されている機能の指定が解除され(S108)、機能選択キーの周囲のカラー表示が背景G1と同一の色に戻されると共に、タブの色も元のモノクロ表示に戻される(S109)。機能選択キーが長押しされなければ、既になされている指定が維持される(S107でNo→D)。
本モードによると、例えば、図13の状態においてパンチキーK43が押下されたときには、パンチ機能が指定され、図24に示すようにステイプルキーK44がグレーアウト表示される(S101でNo→S103→S104→S105→D)。さらにステイプルキーK34が押下されると、パンチキーK33の周囲R4及びステイプルキーK34の周囲R1が緑色で表示される(S101でYes→S102でNo→S106、図25)。
図25に示す状態から、さらに原稿サイズ混載キーK42及び集約キーK51がこの順に押下されたとする。このとき、上述の処理により、図26及び図27に示すように、集約キーK51及び小冊子キーK54はグレーアウト表示され、集約キーK51の周囲R2、原稿サイズ混載キーK42の周囲R5、タブT2の上半分、及びタブT4が、黄色で表示される。
その後、ステイプルキーK44が長押しされると(S107でYes)、パンチ機能の指定は解除され(S108)、ステイプル機能が指定される(S103)。図28に示すように、パンチキーK43の周囲及びステイプルキーK44の周囲の色は元の背景色に戻される(S109)、タブT2からは黄色が除かれて緑色のみが付される。
(5)カラー表示の形態
本発明における機能選択キー及びタブの表示は、上記(3)欄及び(4)欄で述べた表示に限定されるものではない。すなわち、画像形成装置1は、不可能な組み合わせをユーザに容易に認識させることができるという上述の効果を実現できればよく、この効果を実現できる範囲で、タッチパネル5aにおける表示の形態は適宜変更可能である。
下記(5-1)欄にて、図29を参照して機能選択キー他の表示形態について、下記(5-2)欄にて、図30を参照してタブの他の表示形態について説明する。
(5-1)機能選択キーの表示形態
上述の図14のステイプルキーK44等は、その周囲が色の付された領域(カラー領域)で囲まれている。
しかし、機能選択キーの周囲が完全にカラー領域で囲まれている必要はない。例えば、図29(a‐1)又は(a‐2)に示すように、カラー領域は、機能選択キーの右方又は下方にのみ設けられ、機能選択キーの周囲にカラー領域に囲まれていない領域が存在してもよい。また、一の機能選択キー自体の一部に色が付されるようになっていてもよい(図29(a‐3))。
他にも、カラー領域は、色が付された状態(図29(a‐4))と色が消された状態(図29(a‐5))とが交互に表示される点滅表示とされてもよい。
さらに、組み合わせられない機能の機能選択キーの表示形態だけでなく、指定された機能の機能選択キーの表示形態として図29(a‐1)〜(a‐5)のいずれかが選択されてなる表示形態も、本発明の実施形態に含まれる。例えば、図14に示す画面において、パンチキーK43の表示が図29(a‐3)の形態となり、ステイプルキーK44の表示を図29(a‐2)の形態となってもよい。
また、機能選択キーの近傍にその機能を表すアイコンが表示されるようになっている場合も、以上に述べた表示形態を適用することができる。このとき、機能選択キーとそのアイコンとを含む領域全体を、以上に述べた表示形態における機能選択キーと置き換えることができる。つまり、例えば、上記領域全体に色が付されたり(図29(b‐1))、上記領域の周囲に色が付されたり(図29(b‐2))することがある。
上述の図14等においては、指定されている機能の機能選択キーと、それに組み合わせられない機能の機能選択キーとが、一方はキー自体に、他方はキーの周囲に色が付されるという、互いに異なる表示形態とされている。これによって、ユーザにとってはこれらの機能を互いに識別することが容易となる。
但し、本発明はこれに限定されず、指定されている機能の機能選択キーと、それに組み合わせられない機能の機能選択キーとが同一の表示形態とされていてもよい。つまり、これらの機能選択キーの両方に図14のパンチキーK43のように色を付すこともできるし、逆に両方の周囲に同様に色を付すこともできる。より具体的には、これらの機能選択キーの両方の表示形態が、図29の各図に示すいずれかの表示形態のうちの同一の表示形態となっていてもよい。
以上に述べたように機能選択キー自体に色を付したり、機能選択キーの周囲に色を付したりすることを、総括して「色で指し示す」と表現することができる。つまり、図29の各図に示すように、色が付される領域は異なっても、付される色が同一であれば、同一の色で指し示されたものに含まれる。
なお、ここでいう「同一の色」には、完全に同一である色だけでなく、略同一の色も含まれる。一の色を付された機能選択キーと他の色の付された機能選択キーとを見たユーザが、これらの機能選択キーが互いに関連していると認識することができるとき、上記一の色と他の色とは、略同一の色であるといえる。
また、以上に述べた表示に使用される色は、機能によって決められていてもよいし、色の優先度が予め決められていてもよい。前者であれば、原稿サイズ混載キーK42は例えば黄色で指し示され、パンチキーK43は例えば緑色で指し示されるというように、機能毎に使用される色は常に同じである。後者であれば、例えば緑色及び黄色がこの順に使用されることが予め決められる。つまり、原稿サイズ混載キーK42、パンチキーK43の順に色が付される場合には、原稿混載キーK42には緑色が、パンチキーK43には黄色が付される。色の付される順序が逆になれば、付される色も逆になる。
(5-2)タブの表示形態
図21及び図26に示すように、一のタブが付された一の画面に、互いに異なる色で指し示された複数の機能選択キーが表示されるとき、上記一のタブには、互いに異なるこれらの色が付される。このとき、図21及び図26等では、タブT2は上下2つの領域に分割され、この分割された各領域に複数の機能選択キーに付された色と同一の色がそれぞれ付されている。図30(a)に、このような表示形態のタブTを拡大して示す。タブT上には、互いに異なる色が付される領域I及びIIが設けられる。
但し、本発明はこれに限定されるものではなく、一のタブ上に1又は複数の色が適宜付されるようになっていれば、色の付される領域の形、大きさ等は、変更可能である。
例えば、図30(b)に示すように、一のタブTが左右に分割され、この分割された各領域I及びIIにそれぞれ色が付されるようになっていてもよい。
また、より多くの色が付される可能性がある場合は、色を付す領域をタブ上に市松状に設けてもよい。この場合の例として、図30(c)に、市松状に領域I〜IVが設けられたタブTを示す。
また、タブ上で色が付される領域の大きさは、付される色の数に応じて変更可能であってもよいし、付される色の数に関わらず一定であってもよい。
すなわち前者であれば、例えば、一のタブに付される色が1色であるときは一のタブの全面にこの色が付され、2色であればタブが2つに分割されてなる領域にそれぞれ色が付され、3色であればタブが3つに分割され、4色であればタブが4つに分割されるようになっていれば、複数の色がタブに付され得る。
また、後者であれば、予め付される可能性のある色の数だけ、タブ上にこれらの色を付す領域を設定しておく。例えば、タブに最大で4色付される場合、図30(c)の通り、タブT上の領域I〜IVがそれぞれ所定の機能又は色と対応づけられていれば、或る機能選択キーに色が付されたら領域IIIに色を付す、また他の機能が付されたら領域Iに色を付す、というように、タブ上に複数の色が付され得る。
(6)指定解除操作
上記ステップS29又はS105では、機能選択キーが長押しされたときに、この機能選択キーに対応する機能と組み合わせ不可能であって、かつ既に指定されている機能への指定が解除される。つまり、上述の形態では、「長押し」が指定解除操作として設定されている。「長押し」とは、所定時間以上連続してキーが押下されることである。
しかし、指定解除操作は、この長押しに限定されるものではなく、指定解除操作としては、他の操作が適宜設定され得る。他の指定解除操作として、例えば「連続押し」、すなわち禁則のかけられた機能に対応するキーを所定回数連続して押下する等が挙げられる。
本発明は、以上に述べた実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に示す範囲で、種々の変更が可能である。
本発明の実施形態に係る画像形成装置1の外観を示す斜視図である。 画像形成装置1の要部構成を示すブロック図である。 制御部44の要部構成を示すブロック図である。 組み合わせ情報テーブル51dの概念を具体的に表す図面である。 初期設定時の画像形成装置1の処理動作を示すフローチャートである。 図5の処理動作中にタッチパネル5aに表示されるパスワード受付画面P1を表す図面である。 図5の処理動作中にタッチパネル5aに表示される選択画面P2を示す図面である。 図5の処理動作中にタッチパネル5aに表示される優先モード設定画面P3を示す図面である。 機能指定時の画像形成装置1の処理動作を示すフローチャートである。 先優先モードによる機能指定時の画像形成装置1の処理動作の詳細を示すフローチャートである。 後優先モードによる機能指定時の画像形成装置1の処理動作の詳細を示すフローチャートであるである。 自動優先モードによる機能指定時の画像形成装置1の処理動作の詳細を示すフローチャートである。 図9のフローによる処理の具体例において、タッチパネル5aに表示される“原稿/用紙/仕上げ”設定画面P41を示す図面。 図10又は図12のフローによる処理の具体例において、タッチパネル5aに表示される“原稿/用紙/仕上げ”設定画面P41を示す図面である。 図10のフローによる処理の具体例において、タッチパネル5aに表示される“原稿/用紙/仕上げ”設定画面P41を示す図面である。 図10のフローによる処理の具体例において、タッチパネル5aに表示される“原稿/用紙/仕上げ”設定画面P41を示す図面である。 図10のフローによる処理の具体例において、“レイアウト/編集”画面P42を示す図面である。 図10、図11又は図12のフローによる処理の具体例において、タッチパネル5aに表示される“原稿/用紙/仕上げ”設定画面P41を示す図面。 図11又は図12の処理の具体例において、タッチパネル5aに表示される“原稿/用紙/仕上げ”設定画面P41を示す図面である。 図11のフローによる処理の具体例において、タッチパネル5aに表示される“レイアウト/編集”設定画面P42を示す図面である。 図11のフローによる処理の具体例において、タッチパネル5aに表示される “原稿/用紙/仕上げ”設定画面P41を示す図面である。 図11のフローによる処理の具体例において、タッチパネル5aに表示される “レイアウト/編集”画面P42を示す図面である。 先優先モードによる機能指定の他の形態を示すフローチャートである。 図23のフローによる処理の具体例において、タッチパネル5aに表示される“原稿/用紙/仕上げ”設定画面P41の例である。 図23のフローによる処理の具体例において、タッチパネル5aに表示される“原稿/用紙/仕上げ”設定画面P41の例である。 図23のフローによる処理の具体例において、タッチパネル5aに表示される“原稿/用紙/仕上げ”設定画面P41の例である。 図23のフローによる処理の具体例において、タッチパネル5aに表示される“レイアウト/編集”設定画面P42の例である。 図23のフローによる処理の具体例において、タッチパネル5aに表示される“原稿/用紙/仕上げ”設定画面P41の例である。 (a‐1)〜(a‐5)、(b‐1)〜(b‐2)は、機能選択キーの表示形態を示す図面である。 (a)〜(c)は、タブのカラー表示の形態を示す図面である。
符号の説明
1 画像形成装置
2 原稿載置台
3 原稿カバー
4 本体部
5 操作パネル
5a タッチパネル(表示部の一例)
5b 操作キー群5b
6 給紙カセット
41 通信部
42 原稿読み取り部
43 画像形成部
44 制御部(指定部、判断部、及び表示制御部の一例)
51 ROM
52 RAM
53 CPU
51a 組み合わせ判断プログラム
51b 操作パネル制御プログラム
51c 画像形成制御プログラム
51d 組み合わせ情報テーブル
P4 待機画面
P41 “原稿/用紙/仕上げ”設定画面
P42 “レイアウト/編集”設定画面
K41〜K44、K51〜K54 機能選択キー
T1〜T5 タブ

Claims (8)

  1. 互いに組み合わせられない複数の機能を有する画像形成装置であって、
    上記複数の機能にそれぞれ対応する複数のキーを表示する表示部と、
    上記キーの押下に応じて、上記複数の機能から使用する機能を指定する指定部と、
    上記指定部により指定された機能と、上記複数の機能のうち上記指定された機能以外の機能とが組み合わせ可能か否かを判断する判断部と、
    指定された上記機能に対応するキーと、指定された上記機能と組み合わせられない機能に対応するキーの少なくとも1つとを、背景とは異なる同一の所定色で指し示すように、上記表示部を制御する表示制御部と、
    を備える画像形成装置。
  2. 上記複数のキーは複数の画面に分けて表示され、上記複数の画面のそれぞれには、同時に表示されるタブが付され、
    上記表示制御部は、上記タブのうち、上記所定色で指し示されたキーを備える画面に付されたタブを上記所定色で指し示すよう、上記表示部を制御することができるようになっている請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 上記指定部は、一のキーの押下に応じて一の機能を一旦指定すると、上記一の機能に組み合わせられない機能に対応する他のキーがさらに押下されても、上記一の機能の指定を維持することができるようになっている請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 上記指定部は、一のキーの押下に応じて一の機能を一旦指定した後、上記一の機能に組み合わせられない機能に対応する他のキーが、所定時間以上又は所定回数以上連続して押下されると、上記一の機能の指定を解除し、上記他のキーに対応する機能を新たに指定することができるようになっている請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 上記表示制御部は、上記指定部により一旦指定された一の機能に対応する一のキーと、上記一の機能と組み合わせられない機能に対応する全てのキーとを、同一の所定色で指し示すよう、上記表示部を制御することができるようになっている請求項3又は4に記載の画像形成装置。
  6. 上記表示制御部は、上記指定部により一旦指定された一の機能に対応する一のキーと、上記一の機能に組み合わせられない機能に対応するキーのうち押下されたキーとを、同一の所定色で指し示すよう、上記表示部を制御することができるようになっている請求項3又は4に記載の画像形成装置。
  7. 上記指定部は、一のキーの押下に応じて一の機能を一旦指定した後、上記一の機能に組み合わせられない機能に対応する他のキーが押下されると、上記一の機能の指定を解除し、上記他のキーに対応する機能を新たに指定することができるようになっている請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  8. 上記表示制御部は、上記指定部により一旦指定された後指定を解除された一の機能に対応する一のキーと、上記指定部が上記一の機能に代えて新たに指定した他の機能に対応する他のキーとを、同一の所定色で指し示すように、上記表示部を制御することができるようになっている請求項7に記載の画像形成装置。
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