JP2008304053A - 摩擦伝動ベルト - Google Patents
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Abstract
【課題】心線支持層の応力集中による歪を抑制して早期の心線のポップアウトの発生を阻止し、且つ屈曲疲労性、耐熱性に優れた高耐久性の摩擦伝動ベルトを提供することである。
【解決手段】ベルト長手方向に沿って心線2を保持した心線支持層3と、圧縮層4を積層してなる摩擦伝動ベルトにおいて、上記心線支持層3がエチレン・α−オレフィンエラストマー100質量部に対して、シリカを10〜50質量部、カーボンブラックを30〜70質量部、シリカとカーボンブラックの合計総量が55〜80質量部であるゴム組成物であり、しかも圧縮歪み率10%以下での圧縮弾性率が10MPa以上である。
【選択図】 図1
【解決手段】ベルト長手方向に沿って心線2を保持した心線支持層3と、圧縮層4を積層してなる摩擦伝動ベルトにおいて、上記心線支持層3がエチレン・α−オレフィンエラストマー100質量部に対して、シリカを10〜50質量部、カーボンブラックを30〜70質量部、シリカとカーボンブラックの合計総量が55〜80質量部であるゴム組成物であり、しかも圧縮歪み率10%以下での圧縮弾性率が10MPa以上である。
【選択図】 図1
Description
本発明は動力伝動に用いられる摩擦伝動ベルトに関する。
従来から、自動車用や2輪車用エンジンに使用される摩擦伝動ベルトとしては、天然ゴム、スチレン・ブタジエンゴム、クロロプレンゴム等のゴムが一般的に使用されていた。しかし、近年、省エネルギー化及びコンパクト化の社会的要請を背景に、自動車のエンジンルーム内の部品が密集して配置される傾向があり、それに起因してエンジンルーム内の雰囲気温度は従来に比べて上昇してきている。
このような高温雰囲気下において、動力伝動ベルトを構成する前記ゴムが硬化し、早期にクラックが生じるという問題が指摘されていた。また省エネルギー化に伴ってエンジンの回転変動が大きくなり、その影響を受けて動力伝動ベルトの張力変動が増大し、早期摩耗や発音などの問題が発生してきた。更に、クロロプレンなどのハロゲンを含んだゴムはダイオキシンの発生につながることから、環境負荷物質であるハロゲンを含有しないゴムで製造されたベルトが近年求められている。
このような要求に対して、最近ではエチレン・プロピレン系ゴム(EPM)あるいはエチレン・プロピレン・ジエン共重合体ゴム(EPDM)等のエチレン・α−オレフィンゴムが、優れた耐熱性と耐寒性を有して且つ、脱ハロゲンという要求を満たしていることからも有望視されている。しかし、エチレン−α−オレフィンエラストマーのような非極性ポリマーをベルトの各ゴム層に使用すると、ベルト側面からの心線のポップアウトが発生することがあった。
このため、特許文献1では、圧縮ゴム層としてエチレン−α−オレフィンエラストマーを使用し、少なくとも圧縮ゴム層には短繊維を含有し、そして心線周りに配置される接着ゴム層のうち、伸張ゴム層側そして圧縮ゴム層側の少なくとも一方に接着ゴム層が存在しない構成からなっている。
また、摩擦伝動ベルトのくり返し屈曲やエンジン周りの加熱条件での走行に対する動的接着性、耐熱接着性等の接着特性に優れた摩擦伝動ベルトを提供するために、接着ゴム層及び圧縮ゴム層が、共にエチレン−α−オレフィン−ジエンゴム配合物を用いて形成されるものであり、心線がカルボキシル化ビニルピリジンラテックスを含むRFL接着剤組成物を用いて接着処理を施した摩擦伝動ベルトが特許文献2に開示されている。
特開2006−29493号公報
特開2006−300104号公報
このように心線のポップアウトを抑制するために、これまで心線と接着ゴム層と接着力を高めてこれに対処していたが、近年ではエンジンの小型化に起因する多軸にわたった複雑なレイアウトや伝達効率の向上を目的として小径プーリの使用によってベルトの耐屈曲疲労性能の向上が要求されている。しかし、エチレン・α−オレフィンエラストマーはクロロプレンゴムやACSM、NBRに比べてポリマー自体の物理的性質では特に引裂き抵抗力や耐屈曲亀裂性に劣る性質がある。このために小径のプーリを使用した際には、ベルト端面から心線が飛び出す、所謂心線のポップアウト現象を低減することができなかった。
即ち、通常ベルト屈曲によって接着ゴム層、圧縮ゴム層が受ける変形は、約10%以下であるが、心線はポリエステル繊維やアラミド繊維からなるコードを使用しているため、剛性が大きく、伸張しにくくて高弾性率を有しているため、心線との接着界面層になる接着ゴム層は心線から大きな歪み、応力を受けている。また、耐摩耗性、耐圧縮疲労性を要求される圧縮ゴムは、短繊維やハイストラクチャーカーボンブラックを配合し補強されているために圧縮歪み率10%以下における圧縮弾性率が15MPa以上になっているため、接着ゴム層より大きな圧縮弾性率になっている。
また、ベルトが大きく屈曲した場合には、圧縮ゴム層と接着ゴム層の圧縮弾性率が大きく異なるため、圧縮弾性率の小さい接着ゴム層に歪みや応力が集中して変形しやすくなり、心線のポップアウトが発生しやすくなっていた。
本発明は、このような問題点を解決するものであり、接着ゴム層(心線支持層)の応力集中による歪を抑制して早期の心線のポップアウトの発生を阻止し、且つ屈曲疲労性、耐熱性に優れた高耐久性の摩擦伝動ベルトを提供することである。
本願請求項1記載の発明は、ベルト長手方向に沿って心線を埋設した心線支持層と、圧縮層を積層してなる摩擦伝動ベルトにおいて、上記心線支持層が、エチレン・α−オレフィンエラストマー100質量部に対して、シリカを10〜50質量部、カーボンブラックを30〜70質量部、シリカとカーボンブラックの合計総量が55〜80質量部であるゴム組成物であり、しかも圧縮歪み率10%以下での圧縮弾性率が10MPa以上であることを特徴とする。
本願請求項1記載の発明では、心線はポリエステル繊維やアラミド繊維からなるコードを使用するため剛性で伸張しにくい高弾性率な特性を有しているため、心線との接着界面層である心線支持層に高い歪み、応力を与えているが、心線支持層が圧縮歪み率10%以下の圧縮弾性率を15MPa以上になると、応力集中による歪みや変形が抑制され、早期の心線のポップアウトの発生を阻止することができる。
本願請求項2記載の発明は、心線支持層の引裂き抵抗力(B型)が50N/mm以上である摩擦伝動ベルトにあり、シリカとカーボンブラック配合量の調節によって得ることができ、心線のポップアウトも少なくなりベルトの走行寿命も向上する。
本願請求項3記載の発明は、カーボンブラックとして、ヨウ素吸着量が25〜125g/kg DBP吸油量が80〜135ml/100gで、その配合量が40〜60質量部、シリカを15〜40質量部、そしてシリカとカーボンブラックの合計総量が60〜80質量部である摩擦伝動ベルトにあり、応力集中による歪みや変形が抑制され、早期の心線のポップアウトの発生を阻止することができる。
本願請求項4記載の発明は、圧縮層がエチレン・α−オレフィンエラストマーを用いたゴム組成物からなる摩擦伝動ベルトであり、脱ハロゲンという要求を満たす環境対策を配慮したベルトになる。
本願請求項5記載の発明は、摩擦伝動ベルトがVリブドベルトである。
本願請求項に記載の発明では、心線から大きな応力を受ける心線支持層がエチレン・α−オレフィンエラストマー100質量部に対して、シリカを10〜50質量部、カーボンブラックを30〜70質量部、シリカとカーボンブラックの合計総量が55〜80質量部であるゴム組成物であり、しかも圧縮歪み率10%以下での圧縮弾性率が10MPa以上であるために、応力集中による歪みや変形を抑制されることになり、ポップアウトの問題を解決できる効果がある。
即ち、ベルトが大きく屈曲された場合でも、心線支持層の圧縮弾性率を大きくして圧縮層との差を小さくすることで、心線支持層は応力集中を受けにくくなって変形しにくくなり、早期、心線のポップアウトの発生を阻止することができる。
即ち、ベルトが大きく屈曲された場合でも、心線支持層の圧縮弾性率を大きくして圧縮層との差を小さくすることで、心線支持層は応力集中を受けにくくなって変形しにくくなり、早期、心線のポップアウトの発生を阻止することができる。
本発明の実施の形態について説明する。本実施形態は、摩擦伝動ベルトとして、ベルトの長手方向に延びる複数のリブ部を有するVリブドベルトに本発明を適用したものである。
図1に示すようにVリブドベルト1は、心線2をベルト長手方向に沿って埋設した心線支持層3と、この心線支持層3の一方の面に設けられた圧縮層4と、心線支持層3の他方の面を被覆するカバー帆布からなる伸張層5とを有する。そして圧縮層4には、ベルト長手方向に延びる断面略三角形状の複数のリブ部6が設けられている。
本発明で使用する心線2は、ポリエチレンテレフタレート(PET)繊維、ポリエチレンナフタレート(PEN)繊維、ポリトリメチレンテレフタレート(PTT)繊維、ポリブチレンテレフタレート(PBT)繊維、ポリパラフェニレンベンゾビスオキサゾール(PBO)繊維、ポリアミド繊維、ガラス繊維、またはアラミド繊維などから構成される撚糸コードが使用できる。
前記心線は接着処理を施されることが望ましく、例えば(1)未処理コードをエポキシ化合物やイソシアネート化合物から選ばれた処理液を入れたタンクに含浸してプレディップした後、(2)160〜200°Cに温度設定した乾燥炉に30〜600秒間通して乾燥し、(3)続いてRFL液からなる接着液を入れたタンクに浸漬し、(4)210〜260°Cに温度設定した延伸熱固定処理器に30〜600秒間通し−1〜3%延伸して延伸処理コードとする、ことができる。
RFL処理液はレゾルシンとホルムアルデヒドの初期縮合物をゴムラテックスと混合したものであり、この場合レゾルシンとホルムアルデヒドのモル比は1:2〜2:1にすることが接着力を高める上で好適である。モル比が1/2未満では、レゾルシン−ホルムアルデヒド樹脂の三次元化反応が進み過ぎてゲル化し、一方2/1を超えると、逆にレゾルシンとホルムアルデヒドの反応があまり進まないため、接着力が低下する。
ゴムラテックスとしては、スチレン・ブタジエン・ビニルピリジン三元共重合体、水素化ニトリルゴム、クロロプレンゴム、ニトリルゴムなどがあげられる。
また、レゾルシン・ホルムアルデヒドの初期縮合物と上記ゴムラテックスの固形分質量比は1:2〜1:8が好ましく、この範囲を維持すれば接着力を高める上で好適である。上記の比が1/2未満の場合には、レゾルシン−ホルムアルデヒドの樹脂分が多くなり、RFL皮膜が固くなり動的な接着が悪くなり、他方1/8を超えると、レゾルシン・ホルムアルデヒドの樹脂分が少なくなるため、RFL皮膜が柔らかくなり、接着力が低下する。
更に、上記RFL液には通常の加硫促進剤や加硫剤を添加してもよい。
伸張層5を構成する帆布は、織物、編物、不織布などから選択される繊維基材である。構成する繊維素材としては、公知公用のものが使用できるが、例えば綿、麻等の天然繊維や、金属繊維、ガラス繊維等の無機繊維、そしてポリアミド、ポリエステル、ポリエチレン、ポリウレタン、ポリスチレン、ポリフロルエチレン、ポリアクリル、ポリビニルアルコール、全芳香族ポリエステル、アラミド等の有機繊維が挙げられる。織物の場合は、これらの糸を平織、綾織、朱子織等することにより製織される。
上記帆布は、公知技術に従ってRFL液に浸漬することが好ましい。またRFL液に浸漬後、未加硫ゴムを帆布に擦り込むフリクションを行い、またゴムを溶剤に溶かしたソーキング液に浸漬処理することができる。尚、RFL液には適宜カーボンブラック液を混合して処理反を黒染めし、また公知の界面活性剤を0.1〜5.0質量%加えてもよい。
心線支持層3は、エチレン・α−オレフィンエラストマー100質量部に対して、シリカを10〜50質量部、カーボンブラックを30〜70質量部、シリカとカーボンブラックの合計総量が60〜80質量部であるゴム組成物であり、しかも該ゴム組成物の加硫後における圧縮歪み率10%以下(具体的には、圧縮歪み率10%あるいは5%)での圧縮弾性率が10MPa以上、好ましくは10〜20MPaであり、係る条件下において心線支持層3における応力集中による変形を抑制でき、心線のポップアウトを抑止することができる。
上記のエチレン・α−オレフィンエラストマーは、エチレンとα−オレフィン(プロピレン、ブテン、ヘキセン、あるいはオクテン)の共重合体、あるいは、エチレンと上記α−オレフィンと非共役ジエンの共重合体などであり、具体的にはEPRやEPDMなどのゴムをいう。上記ジエン成分としては、エチリデンノルボルネン、ジシクロペンタジエン、1,4−ヘキサジエン、シクロオクタジエン、メチレンノルボルネンなどの炭素原子数5〜15の非共役ジエンが挙げられる。
上記シリカは特に限定されず、従来のものを使用することができ、例えば乾式シリカ、湿式シリカ、表面処理したシリカ等を挙げることができる。このシリカは、通常その一次粒径が10〜50nmの微細子珪酸または珪酸塩であって、超微細な嵩高い白色粉末である。シリカの製法は、例えば、乾式法ホワイトカーボン、湿式法ホワイトカーボン、コロイダルシリカ 、沈降シリカなどが挙げられる。これらの中でも、含水ケイ酸を主成分とする湿式法ホワイトカーボンが特に好ましい。これらのシリカは、それぞれ単独で、または2種以上を組み合わせて用いることができる。
シリカの比表面積は、窒素吸着比表面積(BET法)が50〜400m2/gである。特に本発明においては、CTAB吸着比表面積が50〜250m2/gであって、窒素吸着比表面積(BET法)とCTAB吸着比表面積との比が1.00〜1.30のものを用いると良好で且つバランスのとれた押し出し特性と強度特性を有する加硫性ゴム組成物が得られるので好ましい。
上記シリカの配合量は、エチレン・α−オレフィンエラストマー100質量部に対して、シリカを10〜50質量部、より好ましくは15〜40質量部であることが好ましい。配合量が10質量部未満になると圧縮弾性率が低下し、逆に配合量が50質量部を超えると圧縮弾性率が上昇し、混練りが困難になる。
カーボンブラックは、カーボンブラックをエチレン・α−オレフィンエラストマー100質量部に対して30〜70質量部、より好ましくは40〜60質量部添加する。該カーボンブラックとしては、ヨウ素吸着量が25〜125g/kg DBP吸油量が80〜135ml/100gであり、例えばHAF、MAF、GPF、ISAF、FEF、EPCなどがあるが、この種に特定されるものではない。カーボンブラックの添加量が30質量部未満の場合には、カーボンブラックの量が不足して心線支持層の圧縮弾性率が低下し、心線から応力集中を受けて歪の抑制効果が働かず心線のポップアウトの発生を起す。一方、70質量部を越えると、カーボンブラックの量が多くなって圧縮弾性率が上昇し、混練りが困難になる。
なる。
なる。
シリカとカーボンブラックの合計総量がエチレン・α−オレフィンエラストマー100質量部に対して55〜80質量部、より好ましくは60〜80質量部であり、55質量部未満になると圧縮弾性率も10%未満になり、心線のポップアウトも短時間で起こる。一方、80質量部を越えるとゴム組成物のムーニー粘度が高くなって心線周りへの心線支持層の流れが不十分で極微小な空隙が生じ、これが起点となってポップアウトが発生する問題がある。
前記ゴム組成物には架橋剤として硫黄、有機過酸化物が使用される。この有機過酸化物としては、例えばジクミルパーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオキサイド、t−ブチルクミルパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイド、1,3−ビス(t−ブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキシン−3、2,5−ジメチル−2,5−(ベンゾイルパーオキシ)ヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−モノ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン等を挙げることができる。この有機過酸化物は、単独もしくは混合物として、ポリマー成分100質量部に対して0.5〜8質量部の範囲で好ましく使用される。
そして、それ以外に必要に応じて、短繊維、老化防止剤、安定剤、加工助剤、着色剤のような通常のゴム配合物に使用されるものが使用される。これらの配合成分をゴム組成物に混合させる方法としては特に制限はなく、例えば、バンバリーミキサー、ニーダー等を用い、適宜公知の手段、方法によって混練することができる。
このように所定量のシリカとカーボンブラック、そしてシリカとカーボンブラックの合計総量を調節して得られた心線支持層3のゴム組成物は、加硫後における圧縮歪み率10%以下での圧縮弾性率が10MPa以上の特性を有しているが、これ以外にもムーニー粘度(ML1+4)が60〜120であり、この範囲に設定することで心線の落ち込みを防止して均一に配列したベルトを得ることができ、そして引裂き抵抗力(A型)が50N/mm以上、好ましくは50〜60N/mmになり、これによって更に心線支持層3の応力集中による歪みが抑制され、早期、心線のポップアウトの問題を解決できる。
圧縮層4は、エチレン・α−オレフィンエラストマーを用いるが、エチレン・α−オレフィンエラストマーとしては、エチレンとα−オレフィン(プロピレン、ブテン、ヘキセン、あるいはオクテン)の共重合体、あるいは、エチレンと上記α−オレフィンと非共役ジエンの共重合体などであり、具体的にはEPRやEPDMなどのゴムをいう。上記ジエン成分としては、エチリデンノルボルネン、ジシクロペンタジエン、1,4−ヘキサジエン、シクロオクタジエン、メチレンノルボルネンなどの炭素原子数5〜15の非共役ジエンが挙げられる。
無機充填剤は、カーボンブラック、金属炭酸塩、金属珪酸塩などを挙げることができる。尚、補強性を考慮すると、少なくともカーボンブラックが含有されることが望ましい。
上記無機充填剤の平均一次粒径は、0.01〜3.00μmのものが好ましい。3.00μmを超えるとベルトの耐久性に悪影響があるといった不具合があり、0.01μm未満のものは分散性が悪くゴム物性が不均一になる。
上記無機充填剤の含有量はエチレン・α−オレフィンエラストマー100質量部に対して60〜110質量部である。60質量部未満の場合は、可塑剤をブリードさせる効果が小さく、また耐粘着摩耗性が充分ではない。一方で、110質量部を超えると、耐屈曲性が低下するといった不具合がある。また無機充填剤として、カーボンブラックと金属炭酸塩及び/又は金属珪酸塩を配合する場合、強度、耐摩耗性及び耐発音性を考慮すると、エチレン・α−オレフィンエラストマー100質量部に対してカーボンブラックを30〜100質量部、金属炭酸塩及び/又は金属珪酸塩を10〜80質量部とすることが望ましい。
前記ゴム組成物には架橋剤として硫黄、有機過酸化物を配合することができる。有機過酸化物としては、例えばジクミルパーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオキサイド、t−ブチルクミルパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイド、1,3−ビス(t−ブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキシン−3、2,5−ジメチル−2,5−(ベンゾイルパーオキシ)ヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−モノ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン等を挙げることができる。この有機過酸化物は、単独もしくは混合物として、ポリマー成分100質量部に対して0.5〜8質量部の範囲で好ましく使用される。
そして、それ以外に必要に応じて、短繊維、老化防止剤、安定剤、加工助剤、着色剤のような通常のゴム配合物に使用されるものが使用される。これらの配合成分をゴム組成物に混合させる方法としては特に制限はなく、例えば、バンバリーミキサー、ニーダー等を用い、適宜公知の手段、方法によって混練することができる。
短繊維としては、アラミド繊維、ポリアミド繊維、ポリエステル繊維、綿等の繊維からなり繊維の長さは繊維の種類によって異なるが、1〜10mm程度の短繊維が用いられ、例えばアラミド繊維であると3〜5mm程度、ポリアミド繊維、ポリエステル繊維、綿であると5〜10mm程度のものが用いられる。その添加量はゴム100質量部に対して10〜40質量部である。
尚、Vリブドベルトは、図1のような構成に限定されず、例えば背面に帆布を貼着せずゴムを露出させたVリブドベルトなども本発明の技術範囲に属する。以下、これらの実施形態を図面をもとに説明する。
図2に示すVリブドベルト21は、背面28が植毛層24を設けたゴム組成物で形成された伸張層25と、該伸張層25の下層に心線支持層22が配設され、更にその下層に圧縮層26を配置した構成を有する。心線23は、ベルト長手方向に沿って本体内に埋設されてなり、その一部が伸張層25に接し、残部が心線支持層22に接した状態となっている。そして前記圧縮層26はベルト長手方向に伸びる断面略三角形の複数のリブ27が設けられている。ここで、圧縮層26に含有される短繊維はリブ形状に沿った流動状態を呈し、表面近傍の短繊維はリブ形状に沿って配向している。
尚、図2では伸張層25を、短繊維を含有しないゴム組成物表面に植毛層24を設けた構成としているが、短繊維を含有するゴム組成物表面に植毛層を設けた構成とすることも可能である。
また図2では、圧縮層26に含有される短繊維はリブ形状に沿った流動状態を呈しているが、短繊維が幅方向に配向した構成としてもかまわない。
尚、Vリブドベルトが背面伝動を行う場合は、伸張層の表面も摩擦伝動面となりうる。よって、伸張層を本発明のゴム組成物で構成してもかまわない。
次に、これらVリブドベルトの製造方法を説明する。製造方法としては限定されるものではないが例えば以下のような方法がある。
第1の方法としては、まず円筒状の成形ドラムの周面に伸張層を構成する部材と心線支持層を構成する接着ゴムシートとを巻き付けた後、この上にコードからなる心線を螺旋状にスピニングし、更に圧縮層を構成する圧縮ゴムシートを順次巻き付けて未加硫スリーブを形成した後、加硫して加硫スリーブを得る。次に、加硫スリーブを駆動ロールと従動ロールに掛架され所定の張力下で走行させ、更に回転させた研削ホイールを走行中の該加硫スリーブに当接するように移動してスリーブの圧縮層表面に3〜100個の複数の溝状部を一度に研磨して摩擦伝動面を形成する。このようにして得られたスリーブを駆動ロールと従動ロールから取り外し、該スリーブを他の駆動ロールと従動ロールに掛架して走行させ、カッターによって所定に幅に切断して個々のVリブドベルトに仕上げる。
第2の方法としては、周面にリブ刻印を設けた円筒状の成形ドラムに、圧縮層を構成する圧縮ゴムシート、心線支持層を構成する接着ゴムシートを巻き付けた後、心線をスピニングし、伸張層を構成する部材を巻き付けて未加硫スリーブを配置する。その後、該未加硫スリーブを成形ドラムに押圧しながら加硫することで、圧縮層にリブを型付けする。得られた加硫スリーブにはリブが形成されてなるが、必要に応じてリブ表面を研磨し、所定幅に切断して個々のVリブドベルトとする。
第3の方法としては、円筒状の成形ドラムに装着された可撓性ジャケットの上に伸張層を構成する部材、心線支持層を構成する接着ゴムシートを巻き、その上に心線をスピニングした後、さらに圧縮層を構成する圧縮ゴムシートを順次無端状に捲き付けて未加硫スリーブを形成する。そして、可撓性ジャケットを膨張させて、未加硫スリーブをリブ部に対応した刻印を有する外型に押圧して加硫成形する。得られた加硫スリーブにはリブが形成されてなるが、必要に応じてリブ表面を研磨し、所定幅に切断して個々のVリブドベルトとする。
第4の方法としては、円筒状の成形ドラムに装着された可撓性ジャケットの上に圧縮層を構成する圧縮ゴムシートを配置した第1未加硫スリーブを形成した後、可撓性ジャケットを膨張させて、該第1未加硫スリーブをリブ部に対応した刻印を有する外型に押圧して、リブ部を有する予備成型体を作製する。そして、前記予備成型体を密着させた外型から、内型を離間させ、次いで、内型に伸張層を構成する部材、心線支持層を構成する接着ゴムシートを配置し、心線をスピニングして第2未加硫スリーブを形成する。そして、可撓性ジャケットを膨張させて、前記予備成型体を密着させた外型に、該第2未加硫スリーブを内周側から押圧して予備成型体と一体的に加硫する。得られた加硫ベルトスリーブにはリブが形成されてなるが、必要に応じてリブ表面を研磨し、所定幅に切断して個々のVリブドベルトとする。
尚、Vリブドベルトの圧縮層を表層と内層の2層からなる構成とする場合、表層と内層の2層構成を有する圧縮ゴムシートを巻き付ける、もしくは表層用圧縮ゴムシートと内層用圧縮ゴムシートを順次巻き付けるなどにより、表層と内層の2層構成を有する圧縮層を配置した未加硫スリーブを形成する必要がある。このとき、第1の方法では研磨によりリブを形成するため、得られたVリブドベルトのリブ山には表層が存在するがリブ側面やリブ底には内層が露出することが考えられる。そのため、表層と内層の2層からなるVリブドベルトは、第2の方法、第3の方法、もしくは第4の方法で製造することが望ましい。
尚、本実施形態は、Vリブドベルトに本発明を適用した一例であるが、Vリブドベルトに限らず、他の種類の摩擦伝動ベルトにも本発明を適用することは可能である。
以下、本発明を具体的な実施例を伴って説明する。
実施例1〜6、比較例1〜3
以下の実施例1〜6、比較例1〜3のVリブドベルトは、ポリエステル繊維のロープからなる心線を心線支持層内に埋設し、心線支持層の一方の面にゴム付綿帆布を2プライ積層し、心線支持層の他方の面側に設けられた圧縮ゴム層に3個のリブ部をベルトの長手方向に配したものである。
以下の実施例1〜6、比較例1〜3のVリブドベルトは、ポリエステル繊維のロープからなる心線を心線支持層内に埋設し、心線支持層の一方の面にゴム付綿帆布を2プライ積層し、心線支持層の他方の面側に設けられた圧縮ゴム層に3個のリブ部をベルトの長手方向に配したものである。
ここで、圧縮層として表1に示すゴム組成物から調整し、バンバリーミキサーで混練後、カレンダーロールで圧延したものを用いた。ここで、HAFカーボンブラックは、窒素吸着比表面積が83m2/gかつジブチルフタレート吸油量が102cm3/100である。圧縮層には短繊維が含まれており、該短繊維はベルト幅方向に配向している。
一方、心線支持層は表2に示すゴム配合となり、実施例3、比較例3ではナイロンフロックを配合している。
表2に示す配合のゴム組成物のムーニー粘度はJIS K6300−1に準じて測定した。また、圧縮弾性率はJIS K6254の低変形圧縮試験で行い、試験片は165℃で30分間プレス架橋した円筒状(厚さ12.5±0.5mm×直径29.0±0.5mm)であり、圧縮速度が10±1mmであり、測定方法として25%の圧縮歪を3回連続して与え、4回目の圧縮曲線から5%、10%の圧縮力を測定した。そして、n数を3とした。
また、引張試験(100%モジュラス、引張り強さ、伸び)では、165℃で30分間プレス架橋したJIS K6251記載のダンベル形状5号使用し、JIS K6251に準じて行った。また、硬度は165℃で30分間プレス架橋したサンプルを用いて、JIS K6253に準じて行った。そして、引裂き試験では、165℃で30分間プレス架橋したサンプルを用いたJIS K6252記載のクレセント形であり、JIS K6252に準じて行った。
ベルトの製造方法としては、以下のような公知の方法を用いた。まず、フラットな円筒状の成形モールドに2プライのゴム付綿帆布及び心線支持層を巻きつけ、心線をスピニングし、更に圧縮層を巻きつけた後、圧縮層の上に加硫用ジャケットを挿入する。次いで、成形モールドを加硫缶内に入れて加硫した後、筒状の加硫スリーブを成形モールドから取り出す。そして、加硫スリーブの圧縮層をグラインダーにより研削して複数のリブ部を形成してから、カッターにより個々のベルトに切断して、Vリブドベルトを得た。
また、得られたVリブドベルトの高温屈曲疲労試験の評価を行った。これに用いた走行試験機は以下に示す。
また、得られたVリブドベルトの高温屈曲疲労試験の評価を行った。これに用いた走行試験機は以下に示す。
高温屈曲疲労試験の評価に用いた走行試験機は、駆動プーリ(直径120mm)、アイドラープーリ(直径85mm)、従動プーリ(直径120mm)、テンションプーリ(直径45mm)を順に配置して構成したものである。そして、試験機の各プーリにVリブドベルトを掛架し、Vリブドベルトのテンションプーリへの巻き付け角度を90度に、アイドラープーリへの巻き付け角度を120度にして雰囲気温度120℃、駆動プーリの回転数4900rpm、従動プーリに8.8kwの負荷、テンションプーリにベルト荷重50〜90kgf/3リブの試験条件で走行させる。走行200時間を打ち切りとし、ポップアウト発生までの時間を調べた。その結果を表3に示す。
表3の結果によると、実施例1〜7では10%圧縮時の圧縮弾性率が10MPa以上であり、高温屈曲試験においても200時間ポップアウトすることなく走行した。
これに対して比較例1ではシリカとカーボンブラックの合計量が50質量部と少ないために、圧縮弾性率も低く、またゴム配合のムーニー粘度が低くなって心線並びが凸凹になり早期にポップアウトが発生した。
比較例2では、シリカとカーボンブラックの合計量が85質量部と多いために、圧縮弾性率は満足しているが、ゴム組成物のムーニー粘度が高く心線周りへの心線支持層の流れが不十分で、極微小な空隙が生じている。これが起点となってポップアウトが発生した。
比較例3では、シリカとカーボンブラックの合計量が45質量部と少なく高い圧縮弾性率を得るためにナイロンフロックを多量に配合した。しかし、引裂き力が低下し、また心線支持層のナイロンフロックと心線が繰り返しのベルト屈曲によって摩擦しあうことで互いに疲労し、結果ポップアウト発生となった。
比較例2では、シリカとカーボンブラックの合計量が85質量部と多いために、圧縮弾性率は満足しているが、ゴム組成物のムーニー粘度が高く心線周りへの心線支持層の流れが不十分で、極微小な空隙が生じている。これが起点となってポップアウトが発生した。
比較例3では、シリカとカーボンブラックの合計量が45質量部と少なく高い圧縮弾性率を得るためにナイロンフロックを多量に配合した。しかし、引裂き力が低下し、また心線支持層のナイロンフロックと心線が繰り返しのベルト屈曲によって摩擦しあうことで互いに疲労し、結果ポップアウト発生となった。
本発明にかかる摩擦伝動ベルトは自動車用あるいは一般産業用の駆動装置などに装着できる。
1 Vリブドベルト
2 心線
3 心線支持層
4 圧縮層
5 伸張層
6 リブ部
2 心線
3 心線支持層
4 圧縮層
5 伸張層
6 リブ部
Claims (5)
- ベルト長手方向に沿って心線を埋設した心線支持層と、圧縮層を積層してなる摩擦伝動ベルトにおいて、上記心線支持層がエチレン・α−オレフィンエラストマー100質量部に対して、シリカを10〜50質量部、カーボンブラックを30〜70質量部、シリカとカーボンブラックの合計総量が55〜80質量部であるゴム組成物であり、しかも圧縮歪み率10%以下での圧縮弾性率が10MPa以上であることを特徴とする摩擦伝動ベルト。
- 心線支持層の引裂き抵抗力(B型)が50N/mm以上である請求項1記載の摩擦伝動ベルト。
- カーボンブラックとして、ヨウ素吸着量が25〜125g/kg DBP吸油量が80〜135ml/100gで、その配合量が40〜60質量部、シリカを15〜40質量部、そしてシリカとカーボンブラックの合計総量が60〜80質量部である請求項1または2に記載の摩擦伝動ベルト。
- 圧縮層がエチレン・α−オレフィンエラストマーを用いたゴム組成物からなる請求項1乃至3の何れかに記載の摩擦伝動ベルト。
- 摩擦伝動ベルトがVリブドベルトである請求項1乃至4の何れかに記載の摩擦伝動ベルト。
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- 2008-03-27 JP JP2008082366A patent/JP2008304053A/ja active Pending
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