JP2008300617A - レーザアニール方法及びレーザアニール装置 - Google Patents

レーザアニール方法及びレーザアニール装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008300617A
JP2008300617A JP2007144871A JP2007144871A JP2008300617A JP 2008300617 A JP2008300617 A JP 2008300617A JP 2007144871 A JP2007144871 A JP 2007144871A JP 2007144871 A JP2007144871 A JP 2007144871A JP 2008300617 A JP2008300617 A JP 2008300617A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
laser
semiconductor film
laser annealing
gas
substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007144871A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5210549B2 (ja
JP2008300617A5 (ja
Inventor
Norihito Kawaguchi
紀仁 河口
Ryusuke Kawakami
隆介 川上
Kenichiro Nishida
健一郎 西田
Miyuki Masaki
みゆき 正木
Atsushi Yoshinouchi
淳 芳之内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
Priority to JP2007144871A priority Critical patent/JP5210549B2/ja
Publication of JP2008300617A publication Critical patent/JP2008300617A/ja
Publication of JP2008300617A5 publication Critical patent/JP2008300617A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5210549B2 publication Critical patent/JP5210549B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Recrystallisation Techniques (AREA)

Abstract

【課題】製造コストの上昇を抑制しつつ、基板を溶融させることなく、表面が平滑化した多結晶半導体膜を形成する。
【解決手段】水素ガス31を含み且つ非酸化性の処理雰囲気中で基板2上に形成された半導体膜3にレーザ光1を照射し、基板2の温度を融点以下に保持したまま、半導体膜3を1000℃以上に加熱して溶融させその後凝固させることにより、半導体膜3を結晶化させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体膜にレーザ光を照射することにより半導体膜を結晶化させるレーザアニール方法及びレーザアニール装置に関する。
レーザアニールは、低融点ガラス(通常、無アルカリガラス)からなる基板上に形成されたアモルファスシリコン膜などの非晶質半導体膜にレーザ光を照射し、溶融及び凝固させて再結晶化させることにより多結晶半導体膜を形成する技術である。以下、アモルファスシリコン膜をa−Si膜という。結晶化したシリコン膜はa−Si膜に比べ電気的特性に優れているため、携帯電話やデジタルスチルカメラなどの高精細な表示が要求される液晶ディスプレイを駆動する薄膜トランジスタ(:Thin Film Transistor:TFT)に採用されている。
図4に、レーザアニールを実施した半導体膜の断面模式図を示す。図4において、ガラス基板101上に多結晶化した半導体膜102(多結晶シリコンなど)が形成されている。レーザアニールは、半導体膜102の溶融、凝固を伴うプロセスであるため、半導体膜102の表面に、溶融時と凝固時の体積密度の違いに起因したリッジ103と呼ばれる突起(凹凸)が形成される。このようなリッジ103は、下記非特許文献1によれば、表面粗さがRaで約10nm程度であるが、その上に形成する絶縁膜のステップカバレッジを悪化させ、層間ショートや層間電流リークの一因となり、製造歩留まりや製品の信頼性を劣化させる大きな問題となっている。また、ガラス基板101上に、TFTを駆動するための集積回路(マイクロプロセッサ)を形成する研究がなされているが、現状の粗さのままでは到底実現できない。
このような問題に鑑み、下記特許文献1では、レーザアニールで形成されたリッジを除去する技術が提案されている。この技術はガスクラスタービームを多結晶シリコン膜に照射してリッジを除去し、シリコン薄膜の表面を平坦化するというものである。
しかしながら、この技術によれば、リッジを除去するためのクラスタービーム装置が必要であり、トランジスタの製造コストを上昇させる要因となる。
一方、下記特許文献2、非特許文献2及び非特許文献3では、水素雰囲気中で1000℃以上の熱処理をすることにより、シリコン基板の表面のシリコン原子のマイグレーションが促進されることが報告されている。
この方法は、基板がシリコンなど1000℃以上の温度に耐えうる材料からなる場合では有効であるが、液晶用に用いられるガラス基板など融点が600℃以下の基板に対しては使用することができない。
特開2003−218028号公報 特表2002−542622号公報 Proceedings of The 13th International Display,Workshops,Volume 2,Dec.7,2006,pp.869−873 "シリコントレンチ構造微視変形の解析",富士時報,Vol.75,No.9 2002,pp497−500 "Structual Modification of a Trench by Hydorogen Annealing",journal of the Korean Physical Society,Vol.37,No.6,December 2000,pp.1034−1039
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、製造コストの上昇を抑制しつつ、基板を溶融させることなく、表面が平滑化した多結晶半導体膜を形成することができるレーザアニール方法及びレーザアニール装置を提供することを課題とする。
上記の課題を解決するため、本発明のレーザアニール方法及びレーザアニール装置は、以下の手段を採用する。
本発明のレーザアニール方法は、水素ガスを含み且つ非酸化性の処理雰囲気中で基板上に形成された半導体膜にレーザ光を照射し、前記基板の温度を融点以下に保持したまま、該半導体膜を1000℃以上に加熱して溶融させその後凝固させることにより、前記半導体膜を結晶化させることを特徴とする。
また、上記のレーザアニール方法において、前記処理雰囲気は、前記半導体膜をエッチングする半導体エッチングガスを含む。
また、上記のレーザアニール方法において、前記半導体エッチングガスは、フッ素系、塩素系又は臭素系のガスである。
また、上記のレーザアニール方法において、前記処理雰囲気は、前記半導体膜の融点における平衡蒸気圧を大気圧以下にする低蒸気圧ガスを含む。
また、上記のレーザアニール方法において、前記レーザ光は、エキシマレーザ、YAGレーザ、YLFレーザ、YVOレーザ、ガラスレーザ、半導体レーザ又はCOレーザの基本波又は高調波である。
また、上記のレーザアニール方法において、前記レーザ光は、パルス光又は連続光である。
また、上記のレーザアニール方法において、前記処理雰囲気における水素含有量は、0<H≦100%である。
また、本発明は、基板上に形成された半導体膜にレーザ光を照射し、該半導体膜を溶融及び凝固させることにより結晶化させるレーザアニール装置において、少なくとも前記半導体膜におけるレーザ光の照射部分を覆う範囲に、水素ガスを含み且つ非酸化性の処理雰囲気を供給するガス供給装置を備え、前記処理雰囲気中で前記半導体膜にレーザ光を照射し、前記基板の温度を融点以下に保持したまま、該半導体膜を1000℃以上に加熱して溶融させその後凝固させることにより、前記半導体膜を結晶化させる、ことを特徴とする。
また、上記のレーザアニール装置において、前記処理雰囲気は、前記半導体膜をエッチングする半導体エッチングガスを含む。
また、上記のレーザアニール装置において、前記処理雰囲気は、前記半導体膜の融点における平衡蒸気圧を大気圧以下にする低蒸気圧ガスを含む。
また、上記のレーザアニール装置において、前記ガス供給装置は、前記半導体膜が形成された基板を内部に収容し基板の収容空間を前記処理雰囲気で満たすチャンバーである。
また、上記のレーザアニール装置において、前記ガス供給装置は、前記収容空間内の処理雰囲気を強制対流させるファンを有する。
また、上記のレーザアニール装置において、前記ガス供給装置は、前記半導体膜におけるレーザ光の照射部分及びその周囲の限定的な範囲にのみ前記処理雰囲気を供給するガス吹き付け装置である。
また、上記のレーザアニール装置において、前記レーザ光の光路上に、前記レーザ光を線状ビームに整形するビーム整形光学系を備え、該ビーム整形光学系は、前記線状ビームの長軸方向及び/又は短軸方向のエネルギー分布を均一化するホモジナイザを含む。
また、上記のレーザアニール装置において、前記ホモジナイザは、前記レーザ光を前記線状ビームの長軸方向及び/又は短軸方向に対応した方向に複数に分割するシリンドリカルレンズアレイ又は導波路と、該シリンドリカルレンズアレイ又は導波路によって分割されたレーザ光を重ね合わせるコンデンサレンズとを有する。
また、上記のレーザアニール装置において、前記ホモジナイザは、回折光学素子を含む光学系である。
本発明のレーザアニール方法及びレーザアニール装置によれば、半導体膜を1000℃以上に加熱することにより半導体膜に接触する水素ガスによる表面エネルギーの増大作用が発揮され、半導体原子のマイグレーションが促進される。特にリッジが形成される部分は表面積が大きいため、他の部分より表面エネルギーが大きくなることにより、半導体原子の拡散(移動)が促進されて表面積を小さくする方向に作用する。したがって、表面のリッジの形成を抑制することができる。
また、上述した特許文献1の方法と異なり、クラスタービーム装置を必要としないので、製造コストの上昇を抑制することができる。
さらに、レーザ光の照射により半導体膜のみを加熱・溶融させる一方で、基板の温度は融点以下に保持されるので、基板を溶融させることなく、水素によるマイグレーションの効果を得ることができる。
また、半導体膜をエッチングする半導体エッチングガスを含む雰囲気中で、レーザアニールを実施すると、リッジが形成される部分は表面積が大きく表面エネルギーが大きいため、他の部分よりエッチングガスによる反応速度が高くなる、すなわちエッチング速度が高くなるので、全体として平滑化されるようにエッチングが進行する。したがって、エッチングガスを用いることにより、表面の平滑化がより促進される。
したがって、本発明によれば、製造コストの上昇を抑制しつつ、基板を溶融させることなく、表面が平滑化した多結晶半導体膜を形成することができる。
以下、本発明の好ましい実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、各図において共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
[第1実施形態]
図1に、本発明の第1実施形態にかかるレーザアニール装置10の概略構成を示す。
このレーザアニール装置10は、基板2上に形成された半導体膜3にレーザ光1を照射し、この半導体膜3を溶融及び凝固させることにより結晶化させるものである。本実施形態のレーザアニール装置もそうであるが、レーザアニールでは、通常、レーザ光1を線状ビームに整形し、この線状ビームを、基板2(半導体膜3)に対して線状ビームの短軸方向に相対的に移動させることにより、基板2上の半導体膜3に対してレーザ光1を走査する。
図1(A)において紙面に平行かつ光軸に垂直な方向が、線状ビームの長軸方向であり、図1(B)において紙面に平行かつ光軸に垂直な方向が、線状ビームの短軸方向である。
図1(A)では、短軸方向のみに作用する光学系は想像線(破線)で示されている。図1(B)では、長軸方向のみに作用する光学系は想像線で示されている。
このレーザアニール装置10は、レーザ光1を発振するレーザ光源12と、レーザ光源12からのレーザ光1を整形して半導体膜3の表面において線状ビームに集光するビーム整形光学系13と、基板2を載せる基板ステージ4とを備える。
本実施形態において、基板2はガラス基板(例えば無アルカリガラス)であり、プラズマCVD法、スパッタ法などの成膜法により上記ガラス基板上にSiO膜が成膜され、その上に非晶質の半導体膜3として例えばa−Si膜が成膜される。
レーザ光源12の種類は特に限定されず、エキシマレーザ、YAGレーザ、YLFレーザ、YVOレーザ、ガラスレーザ、半導体レーザ、COレーザ等を適用することができる。特に、YAGレーザ、YLFレーザ、YVOレーザなどの固体レーザは信頼性が高く、安定したレーザエネルギーの利用を高い効率で実現することができる。また、シリコン膜に対しては、330nm〜800nmの可視光領域において吸収係数が高いため、エキシマレーザの場合は基本波でよいが、上記のYAGレーザ、YLFレーザ、YVOレーザ、ガラスレーザの場合、第2又は第3高調波を用いるのがよい。またレーザ光1は、パルス光、連続光のいずれであってもよい。
ビーム整形光学系13は、レーザ光源12からのレーザ光1を長軸方向及び短軸方向に拡大するビームエキスパンダ14、線状ビームの長軸方向のエネルギー分布を均一化する長軸用ホモジナイザ19、及び線状ビームの短軸方向のエネルギー分布を均一化する短軸用ホモジナイザ25を備えている。
一構成例として示したビームエキスパンダ14は、凸球面レンズ15と、短軸方向に作用する短軸用シリンドリカルレンズ16と、長軸方向に作用する長軸用シリンドリカルレンズ17とからなる。この構成のビームエキスパンダ14では、長軸方向と短軸方向の拡大率を別々に設定することができる。なお、ビームエキスパンダ14は他の構成であってもよく、例えば、凹球面レンズと凸球面レンズとを組み合わせたものであってもよい。
図1(A)に示すように、長軸用ホモジナイザ19は、入射するレーザ光1を長軸方向に複数に分割する長軸用シリンドリカルレンズアレイ20と、長軸方向に複数に分割されたレーザ光1を長軸方向に重ね合わせる長軸用コンデンサレンズ22とからなる。なお、長軸用コンデンサレンズ22と基板2との間の光路には反射ミラー23が配置されており、長軸用コンデンサレンズ22からの出射光が基板2の方向へ反射されるようになっている。
短軸用ホモジナイザ25は、入射するレーザ光1を短軸方向に複数に分割する短軸用シリンドリカルレンズアレイ26と、短軸方向に複数に分割されたレーザ光1を短軸方向に重ね合わせる短軸用コンデンサレンズ29と、短軸用コンデンサレンズ29からの出射光を半導体膜3の表面に投影する投影レンズ30とを有する。
上記のように構成されたビーム整形光学系13により、レーザ光源から出射されたレーザ光1が線状ビームに整形されて半導体膜3に照射される。
半導体膜3に照射される線状ビームの長軸方向の長さは、例えば数10mmとすることができ、短軸方向の長さは、例えば数10μmとすることができる。
また、レーザ光1は、長軸用ホモジナイザ19により線状ビームの長軸方向のエネルギー分布が均一化され、短軸用ホモジナイザ25により線状ビームの短軸方向のエネルギー分布が均一化される。なお、短軸用シリンドリカルレンズアレイ26を省略し、長軸方向のエネルギー分布のみを均一化する構成であってもよい。
基板2は、基板ステージ4により保持され線状ビームの短軸方向に搬送される。基板ステージ4の移動により基板2上の半導体膜3に対して線状ビームを短軸方向に相対的に走査することができる。
なお、上記とは逆に、基板2の位置を固定し、レーザ光1の照射位置を移動させることにより、上記のレーザ光1の走査を行なうようにしてもよい。
基板ステージ4は、図示しない加熱手段により所定温度に加熱される。このとき、基板2の融点を超えない温度で加熱される。こうすることで、基板2が溶融することなく安定してレーザアニールを行うことができる。例えば、基板2が無アルカリガラスの場合、融点は約600℃であるので、基板ステージ5は600℃を超えない温度に加熱される。
図1に示すように、レーザアニール装置10は、さらに、少なくとも半導体膜3におけるレーザ光1の照射部分を覆う範囲に、水素ガス31を含み且つ非酸化性の処理雰囲気を供給するガス供給装置40を備える。
本実施形態において、上記のガス供給装置40は、半導体膜3が形成された基板2を内部に収容し基板2の収容空間を上記の処理雰囲気で満たすチャンバー40Aである。したがって、図示しない水素ガス導入手段によって、チャンバー40Aの内部に水素ガス31が導入されるようになっている。
なお、チャンバー40Aには、レーザ光1を透過させるための透過窓41が設けられている。また、チャンバー40Aには、内部のガスを排気する排気ポンプ43が接続されている。
上記の処理雰囲気における水素含有量は、0<H≦100%の範囲とすることができる。ただし、水素含有量を爆発限界(5%)以上とした場合、チャンバー40Aを外部からの空気の侵入をほぼ完全に遮断するよう気密性の高い構造とする必要がある。そこで、爆発限界(5%)未満とするために、図1に示すように、チャンバー40Aの内部に不活性ガス32(窒素ガス、アルゴンガス、ヘリウムガス、ネオンガスなど)を導入することが好ましい。この不活性ガス32は、アニール中における半導体膜3の表面の酸化を防止する役割もある。
ここで、上記の「水素ガスを含み且つ非酸化性の処理雰囲気」は、水素を不活性ガス32で希釈した雰囲気のみならず、水素含有量100%の雰囲気をも含む概念である。
本発明のレーザアニール方法は、上記の如き構成されたレーザアニール装置10を用いて実施することができる。すなわち本発明のレーザアニール方法は、上記の処理雰囲気中で半導体膜3にレーザ光1を照射し、基板2の温度を融点以下に保持したまま、半導体膜3を1000℃以上に加熱して溶融させその後凝固させることにより、半導体膜3を結晶化させる、ことを特徴とする。
このように、半導体膜3を1000℃以上に加熱することにより半導体膜3に接触する水素ガス31による表面エネルギーの増大作用が発揮され、半導体原子のマイグレーションが促進される。特にリッジが形成される部分は表面積が大きいため、他の部分より表面エネルギーが大きくなることにより、半導体原子の拡散(移動)が促進されて表面積を小さくする方向に作用する。したがって、表面のリッジの形成を抑制することができる。
また、上述した特許文献1の方法と異なり、クラスタービーム装置を必要としないので、製造コストの上昇を抑制することができる。
さらに、レーザ光1の照射により半導体膜3のみを加熱・溶融させる一方で、基板2の温度は融点以下に保持されるので、基板2を溶融させることなく、水素によるマイグレーションの効果を得ることができる。
上記の処理雰囲気は、図1に示すように、半導体膜3をエッチングする半導体エッチングガス33を含むことが好ましい。半導体エッチングガス33は、図示しないエッチングガス導入手段により、チャンバー40Aの内部に導入される。半導体エッチングガス33は、フッ素系、塩素系又は臭素系のものを使用することができる。
半導体エッチングガス33を含む雰囲気中で、レーザアニールを実施すると、リッジが形成される部分は表面積が大きく表面エネルギーが大きいため、他の部分よりエッチングガスによる反応速度が高くなる、すなわちエッチング速度が高くなるので、全体として平滑化されるようにエッチングが進行する。したがって、半導体エッチングガス33を用いることにより、表面の平滑化がより促進される。
上記の半導体膜3は、GaN(窒化ガリウム)などの化合物半導体からなるものであってもよいが、例えば大気圧下でのGaNの融点は約2220℃以上であり、不活性ガス32として通常用いられる窒素ガス中での平衡蒸気圧は約6GPa(約6万気圧)以上に達するため、低圧の窒素雰囲気下ではGaNは溶融状態ではGa金属と窒素ガスに分解してしまう。これに対し、アンモニア雰囲気中でのGaNの平衡蒸気圧は1気圧以下であるので、大気圧下で溶融する温度まで加熱しても、GaNが分解することがない。
したがって、半導体膜3が、不活性ガス32雰囲気中での融点における平衡蒸気圧が高い化合物半導体の場合、図1に示すように、上記の処理雰囲気は、平衡蒸気圧を大気圧以下にする低蒸気圧ガス34を含むことが好ましい。低蒸気圧ガス34は、図示しない低蒸気圧ガス導入手段により、チャンバー40Aの内部に導入される。
このように処理雰囲気に低蒸気圧ガス34を添加することにより、半導体膜3を分解させること無く溶融させることができる。低蒸気圧ガス34としては、化合物半導体がGaNの場合はアンモニアやヒドラジン、GaAs(ガリウムヒ素)の場合はAsH、InP(インジウムリン)の場合はPHを用いることができる。
水素ガス31を不活性ガス32で希釈する場合、水素ガス31は不活性ガス32より軽いため、チャンバー40Aの上部に滞留し、水素を半導体膜3の表面にうまく供給できない可能性がある。したがって、図1に示すように、チャンバー40Aの内部に、処理雰囲気を強制対流させるファン35を設けることが好ましい。この構成により、水素ガス31を半導体膜3の表面に効果的に供給することができる。
また、ガス供給装置40は、図2に示すガス吹き付け装置40Bであってもよい。このガス吹き付け装置40Bは、半導体膜3におけるレーザ光1の照射部分及びその周囲の限定的な範囲にのみ処理雰囲気47を供給するものであり、基板2に平行に近接対向する下面44を有しこの下面44と基板2との間に処理雰囲気47の流路を形成するとともにレーザ光1を透過させる透過窓45を有する平行対向体46と、線状ビームの長軸方向に流量が均一化された処理雰囲気47をレーザ光1の照射部分からビーム短軸方向に所定間隔を置いた位置において基板2の表面に向けて噴射するガス噴射手段48と、を備える。上記の処理雰囲気47は、(1)水素100%ガス、(2)水素ガス31を不活性ガス32で希釈したガス、(3)水素ガス31を不活性ガス32で希釈しさらに半導体エッチングガス33を添加したガス、又は(4)前記(1)〜(3)のガスにさらに上記の低蒸気圧ガス34を添加したガス、のいずれかである。
上記のガス吹き付け装置40Bにより、レーザ光1の照射部分に雰囲気ガスを供給することができるので、図1に示したようなチャンバー40Aを設ける必要が無く、チャンバー40A内の排気や処理雰囲気に置換する時間が不要となるので、装置の稼働率を向上させることができる。また、処理雰囲気47を効率的かつ確実に半導体膜3上のレーザ光1の照射部分に供給することができる。
なお、ガス吹き付け装置40Bは、図2に示した構成に限定されず、レーザ光1の照射部分及びその周囲の限定的な範囲にのみ不活性ガスを供給する機能を有する範囲で他の構成であってもよい。例えば、特許第3502981号公報の図2や図4に示された構成であってもよい。
[第2実施形態]
図3に、本発明の第2実施形態にかかるレーザアニール装置10の概略構成を示す。
この第2実施形態において、長軸用ホモジナイザ19は、入射するレーザ光1を長軸方向に複数に分割する長軸用導波路38と、長軸方向に複数に分割されたレーザ光1を長軸方向に重ね合わせる長軸用コンデンサレンズ22とからなる。また、長軸用導波路38の入側には、レーザ光1を長軸用導波路38に導く導波路導入用レンズ37が配置されている。本実施形態の長軸用ホモジナイザ19によっても線状ビームの長軸方向のエネルギー分布を均一化することができる。なお、短軸用ホモジナイザ25についても、導波路を用いて短軸方向のエネルギー分布を均一化する構成としてもよい。本実施形態の他の部分の構成は、第1実施形態と同様である。
本実施形態によっても、水素ガス31を含み且つ非酸化性の処理雰囲気中で半導体膜3にレーザ光1を照射し、基板2の温度を融点以下に保持したまま、半導体膜3を1000℃以上に加熱して溶融させその後凝固させることにより、半導体膜3を結晶化させるレーザアニール方法を実施することができる。
したがって、製造コストの上昇を抑制しつつ、基板2を溶融させることなく、表面が平滑化した多結晶半導体膜を形成することができる。
なお、長軸用ホモジナイザ19と短軸用ホモジナイザ25は、上述した第1実施形態及び第2実施形態において説明したものに限られず、その他周知の光学系を用いてエネルギー分布を均一化する手段であってもよい。例えば、長軸用ホモジナイザ19/及び又は短軸用ホモジナイザ25は、回折光学素子を含む光学系であってもよい。回折光学素子についての詳細な説明は省略するが、例えば、特開2005−217209号公報などに開示されている。回折光学素子は、石英などの基板にフォトエッチング工程などにより微細な段差を形成し、それぞれの段差部分を透過するレーザ光が形成する回折パターンを結像面(基板表面)で所望のエネルギー分布が得られるように作製する。
なお、上記において、本発明の実施形態について説明を行ったが、上記に開示された本発明の実施の形態は、あくまで例示であって、本発明の範囲はこれら発明の実施の形態に限定されない。本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むものである。
本発明の第1実施形態にかかるレーザアニール装置の概略構成を示す図である。 ガス供給装置の別の構成例を示す図である。 本発明の第2実施形態にかかるレーザアニール装置の概略構成を示す図である。 半導体膜の表面に形成されるリッジについて説明する図である。
符号の説明
1 レーザ光
2 基板
3 半導体膜
4 基板ステージ
10 レーザアニール装置
12 レーザ光源
13 ビーム整形光学系
14 ビームエキスパンダ
15 凸球面レンズ
16 短軸用シリンドリカルレンズ
17 長軸用シリンドリカルレンズ
19 長軸用ホモジナイザ
20 長軸用シリンドリカルレンズアレイ
22 長軸用コンデンサレンズ
25 短軸用ホモジナイザ
26 短軸用シリンドリカルレンズアレイ
29 短軸用コンデンサレンズ
30 投影レンズ
31 水素ガス
32 不活性ガス
33 半導体エッチングガス
34 低蒸気圧ガス
35 ファン
40 ガス供給装置
40A チャンバー
40B ガス吹き付け装置
41 透過窓
43 排気ポンプ
44 下面
45 透過窓
46 平行対向体
47 処理雰囲気
48 ガス噴射手段

Claims (16)

  1. 水素ガスを含み且つ非酸化性の処理雰囲気中で基板上に形成された半導体膜にレーザ光を照射し、前記基板の温度を融点以下に保持したまま、該半導体膜を1000℃以上に加熱して溶融させその後凝固させることにより、前記半導体膜を結晶化させることを特徴とするレーザアニール方法。
  2. 前記処理雰囲気は、前記半導体膜をエッチングする半導体エッチングガスを含む請求項1記載のレーザアニール方法。
  3. 前記半導体エッチングガスは、フッ素系、塩素系又は臭素系のガスである請求項2記載のレーザアニール方法。
  4. 前記処理雰囲気は、前記半導体膜の融点における平衡蒸気圧を大気圧以下にする低蒸気圧ガスを含む請求項1記載のレーザアニール方法。
  5. 前記レーザ光は、エキシマレーザ、YAGレーザ、YLFレーザ、YVOレーザ、ガラスレーザ、半導体レーザ又はCOレーザの基本波又は高調波である、請求項1記載のレーザアニール方法。
  6. 前記レーザ光は、パルス光又は連続光である請求項1記載のレーザアニール方法。
  7. 前記処理雰囲気における水素含有量は、0<H≦100%である請求項1記載のレーザアニール方法。
  8. 基板上に形成された半導体膜にレーザ光を照射し、該半導体膜を溶融及び凝固させることにより結晶化させるレーザアニール装置において、
    少なくとも前記半導体膜におけるレーザ光の照射部分を覆う範囲に、水素ガスを含み且つ非酸化性の処理雰囲気を供給するガス供給装置を備え、
    前記処理雰囲気中で前記半導体膜にレーザ光を照射し、前記基板の温度を融点以下に保持したまま、該半導体膜を1000℃以上に加熱して溶融させその後凝固させることにより、前記半導体膜を結晶化させる、ことを特徴とするレーザアニール装置。
  9. 前記処理雰囲気は、前記半導体膜をエッチングする半導体エッチングガスを含む請求項8記載のレーザアニール装置。
  10. 前記処理雰囲気は、前記半導体膜の融点における平衡蒸気圧を大気圧以下にする低蒸気圧ガスを含む請求項8記載のレーザアニール装置。
  11. 前記ガス供給装置は、前記半導体膜が形成された基板を内部に収容し基板の収容空間を前記処理雰囲気で満たすチャンバーである請求項8記載のレーザアニール装置。
  12. 前記ガス供給装置は、前記収容空間内の処理雰囲気を強制対流させるファンを有する請求項11記載のレーザアニール装置。
  13. 前記ガス供給装置は、前記半導体膜におけるレーザ光の照射部分及びその周囲の限定的な範囲にのみ前記処理雰囲気を供給するガス吹き付け装置である請求項8記載のレーザアニール装置。
  14. 前記レーザ光の光路上に、前記レーザ光を線状ビームに整形するビーム整形光学系を備え、該ビーム整形光学系は、前記線状ビームの長軸方向及び/又は短軸方向のエネルギー分布を均一化するホモジナイザを含む、請求項8記載のレーザアニール装置。
  15. 前記ホモジナイザは、前記レーザ光を前記線状ビームの長軸方向及び/又は短軸方向に対応した方向に複数に分割するシリンドリカルレンズアレイ又は導波路と、該シリンドリカルレンズアレイ又は導波路によって分割されたレーザ光を重ね合わせるコンデンサレンズとを有する、請求項14記載のレーザアニール装置。
  16. 前記ホモジナイザは、回折光学素子を含む光学系である、請求項14記載のレーザアニール装置。
JP2007144871A 2007-05-31 2007-05-31 レーザアニール方法 Expired - Fee Related JP5210549B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007144871A JP5210549B2 (ja) 2007-05-31 2007-05-31 レーザアニール方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007144871A JP5210549B2 (ja) 2007-05-31 2007-05-31 レーザアニール方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2008300617A true JP2008300617A (ja) 2008-12-11
JP2008300617A5 JP2008300617A5 (ja) 2010-07-01
JP5210549B2 JP5210549B2 (ja) 2013-06-12

Family

ID=40173837

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007144871A Expired - Fee Related JP5210549B2 (ja) 2007-05-31 2007-05-31 レーザアニール方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5210549B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016064035A1 (ko) * 2014-10-20 2016-04-28 중앙대학교 산학협력단 Co2 레이저와 근적외선을 이용한 고전도성 투명전극 및 이의 제조 방법

Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56131934A (en) * 1980-03-19 1981-10-15 Fujitsu Ltd Manufacture of semiconductor device
JPS6027117A (ja) * 1983-07-25 1985-02-12 Mitsubishi Electric Corp 半導体装置の製造方法
JPS6190419A (ja) * 1984-10-11 1986-05-08 Canon Inc 膜堆積装置
JPH04146620A (ja) * 1990-10-09 1992-05-20 Fujitsu Ltd シリコン半導体基板の平坦化方法
JPH11162868A (ja) * 1997-12-02 1999-06-18 Toshiba Corp レ−ザ照射装置
JP2000357798A (ja) * 1998-06-30 2000-12-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 薄膜トランジスタ及びその製造方法
JP2001244272A (ja) * 1999-12-16 2001-09-07 Wacker Siltronic G Fuer Halbleitermaterialien Ag 半導体デイスク、その製法及びその使用
JP2002542622A (ja) * 1999-04-21 2002-12-10 シリコン ジェネシス コーポレイション エピプロセスを用いたsoi基板の表面仕上げ
JP2003007621A (ja) * 2001-06-21 2003-01-10 Nikko Materials Co Ltd GaN系化合物半導体結晶の製造方法
JP2003017411A (ja) * 2001-04-20 2003-01-17 Semiconductor Energy Lab Co Ltd レーザ照射装置、並びに半導体装置の作製方法
JP2006156676A (ja) * 2004-11-29 2006-06-15 Sumitomo Heavy Ind Ltd レーザアニール方法
JP2007227629A (ja) * 2006-02-23 2007-09-06 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 化合物半導体の活性化方法及び装置

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56131934A (en) * 1980-03-19 1981-10-15 Fujitsu Ltd Manufacture of semiconductor device
JPS6027117A (ja) * 1983-07-25 1985-02-12 Mitsubishi Electric Corp 半導体装置の製造方法
JPS6190419A (ja) * 1984-10-11 1986-05-08 Canon Inc 膜堆積装置
JPH04146620A (ja) * 1990-10-09 1992-05-20 Fujitsu Ltd シリコン半導体基板の平坦化方法
JPH11162868A (ja) * 1997-12-02 1999-06-18 Toshiba Corp レ−ザ照射装置
JP2000357798A (ja) * 1998-06-30 2000-12-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 薄膜トランジスタ及びその製造方法
JP2002542622A (ja) * 1999-04-21 2002-12-10 シリコン ジェネシス コーポレイション エピプロセスを用いたsoi基板の表面仕上げ
JP2001244272A (ja) * 1999-12-16 2001-09-07 Wacker Siltronic G Fuer Halbleitermaterialien Ag 半導体デイスク、その製法及びその使用
JP2003017411A (ja) * 2001-04-20 2003-01-17 Semiconductor Energy Lab Co Ltd レーザ照射装置、並びに半導体装置の作製方法
JP2003007621A (ja) * 2001-06-21 2003-01-10 Nikko Materials Co Ltd GaN系化合物半導体結晶の製造方法
JP2006156676A (ja) * 2004-11-29 2006-06-15 Sumitomo Heavy Ind Ltd レーザアニール方法
JP2007227629A (ja) * 2006-02-23 2007-09-06 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 化合物半導体の活性化方法及び装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016064035A1 (ko) * 2014-10-20 2016-04-28 중앙대학교 산학협력단 Co2 레이저와 근적외선을 이용한 고전도성 투명전극 및 이의 제조 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP5210549B2 (ja) 2013-06-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101019137B1 (ko) 레이저 조사방법 및 레이저 조사장치, 및 반도체장치의제조방법
US8106330B2 (en) Method for fabricating semiconductor film and semiconductor device and laser processing apparatus
US7422987B2 (en) Method for manufacturing semiconductor device
US7629235B2 (en) Method for manufacturing a semiconductor device that includes adding noble gas to a semiconductor film and then irradiating the semiconductor film with laser light in the presence of a magnetic field
US7737054B2 (en) Laser irradiation apparatus, laser irradiation method, and method for manufacturing a semiconductor device
KR101188356B1 (ko) 레이저 조사장치, 레이저 조사방법 및 반도체장치의제조방법
JP4610178B2 (ja) 半導体装置の作製方法
KR20090079178A (ko) 레이저 처리 장치 및 반도체 기판의 제작 방법
KR20040077537A (ko) 레이저 조사방법 및 레이저 조사장치, 및 반도체장치의제조방법
JP5210549B2 (ja) レーザアニール方法
JP2009016541A (ja) レーザアニール装置及びレーザアニール方法
KR20040068022A (ko) 레이저 조사 방법, 반도체 장치를 제조하는 방법, 및레이저 조사 시스템
JP5244832B2 (ja) 半導体装置の作製方法
US7524712B2 (en) Method for manufacturing a semiconductor device and laser irradiation method and laser irradiation apparatus
JP4481040B2 (ja) 半導体装置の作製方法
US9613828B2 (en) Method of laser annealing a semiconductor wafer with localized control of ambient oxygen
JP2004039660A (ja) 多結晶半導体膜の製造方法、薄膜トランジスタの製造方法、表示装置、およびパルスレーザアニール装置
JP4969024B2 (ja) 半導体装置の作製方法
US20060121659A1 (en) Fabricating method of thin film transistor and poly-silicon layer
JP5068975B2 (ja) レーザアニール技術、半導体膜、半導体装置、及び電気光学装置
JPH1022569A (ja) 化合物半導体レーザ素子およびその光出力端面の劣化防止方法

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20080905

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100519

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100519

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130108

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130125

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130219

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130225

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160301

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5210549

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160301

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees