JP2008299734A - 現場制御・監視装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】プラント機器の操作制限に関する札掛け情報の一元管理が可能な現場制御・監視装置を提供する。
【解決手段】プラント機器の制御装置11と、運転員による監視、制御操作を行う入出力装置12と、プラント機器の作業及び操作制限情報を記録した無線ICタグ31を付加した札13と、ICタグリーダ41を備え、札13を配置することにより無線ICタグ31の情報を読み出す札掛け装置14と、無線ICタグ31の情報を更新するためのタグ情報管理装置16と、無線ICタグ31の情報を保存するタグ情報管理データベース15から構成し、札掛け装置14に配置された札13の無線ICタグ31の情報を読み出し、制御装置11へ伝送することにより制御装置11のシステム上の札掛け設定を行い、制御操作を制限する。
【選択図】図1

Description

本発明は、プラント機器の操作、監視及び機器の保守、点検などに伴う作業の管理を行う現場制御・監視装置に関する。
一般に、例えば産業プラントや発電プラントなどのプラント機器の運転は、プラント機器の監視、制御を行う制御装置を設け、運転員が中央操作室などに設置した表示装置や入力装置を備えた操作卓を用いて制御操作を行い、制御装置を介して制御指令を出力することで行う遠隔制御操作や、プラント運転用制御盤による自動制御などにより行っている。また、機器の保守、点検作業時や、異常発生時などには、中央操作室などからの遠隔制御操作に加えて、現場作業員によるプラント機器の個別直接操作を行う。従来、プラント機器の保守、点検作業時や、異常発生時などの非定常運転などのため、現場作業員がプラント機器の個別直接操作を行う場合は、プラント機器の操作制限を実施する。操作制限を行う場合は、操作制限を通知する札を現場のプラント機器の近傍に設置するとともに、中央操作室からの遠隔制御操作を制限するために、操作卓の画面を用いてシステム上の操作制限を行うための設定(札掛け設定と呼ぶ)を行っていた。
図9に従来の札掛け設定の動作例を示す。プラント機器の操作制限は、現場作業員22が当該プラント機器20の操作制限を通知する札13を現場の機器の近傍に設置すると共に、当該プラント機器20に対する中央操作室からの遠隔制御操作を制限するために、中央操作室の運転員21に連絡して現場制御・監視装置上で操作制限をするための設定操作を実施する必要があった。操作制限の設定操作は、中央操作室の入出力装置12に表示される札掛け設定画面などの画面を用いて、運転員21が対象のプラント機器の札掛け設定を入力することで行っていた。また、操作制限を行う期間や理由などの情報を人手で連絡・管理していたため、札を撤去する期限を過ぎたり、撤去可能な状態となったりした場合でも撤去されない、撤去漏れの札の認識に時間を要していた。
なお、「札掛け」はプラント機器に対する直接操作を制限する場合に、操作制限を通知する札を現場に設置する運用のことであり、「札掛け設定操作」は中央操作室などからの遠隔操作を制限する場合に、現場制御・監視装置のシステム上の札掛け機能により、操作卓などの入出力装置を用いて札掛け設定を行う操作のことである。
特許文献1には、プラント機器を操作、監視する操作用パソコンと無線LAN送受信装置を現場に設置することで、操作用パソコンを用いて、現場でのプラント機器の操作、監視を行うとともに、現場からの札掛け操作の設定/解除を可能とした現場監視・操作装置の例についての開示がある。
特開2003−216231号公報
従来のプラント機器の運転においては、現場作業員によるプラント機器の個別直接操作と、中央制御室に設置された現場制御・監視装置の操作卓を用いた画面操作などによる遠隔操作が混在していた。そのため、プラント機器の操作制限を実施する場合には、一元的に制限できず、現場機器への札掛けとともに、現場制御・監視装置への札掛け設定操作が必要になるなど、操作制限のための手順が煩雑であるという問題があった。
また、現場での実札掛け運用とシステム上での札掛け設定操作の二重管理が必要であった。上記特許文献1に示した現場監視・操作装置においても、現場での札掛け設定操作は可能であるが、実札掛け運用も行っており、二重管理が必要であった。その結果、現場での実札掛け運用とシステム上の札掛け設定操作の時間差や、札掛け・撤去漏れなどによる制限状況の不一致から誤操作が発生し、機器の損傷や原材料や製品の減損などに繋がる危険性があった。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、プラント機器の操作制限に関する札掛け情報の一元管理が可能な現場制御・監視装置を提供することを目的とする。
本発明は、プラント機器の運転情報を収集し、制御を行う制御装置と、制御装置とネットワークを介して接続し、運転員によるプラント機器の監視や制御操作を行うための入出力装置と、プラント機器の作業及び操作制限情報を記録した無線ICタグを付加した札と、制御装置とネットワークを介して接続し、ICタグリーダを備え、札を配置することにより無線ICタグの情報を読み出し、制御装置へ伝送する札掛け装置と、札の無線ICタグの情報を更新するためのタグ情報管理装置と、札の無線ICタグの情報を保存し、制御装置とネットワークを介して接続するタグ情報管理データベースから構成する。
また、札掛け装置は、札の無線ICタグに記録されたタグ情報を読み出すために、札の配置位置に設けたICタグリーダと、ICタグリーダで読み出したタグ情報を、制御装置へ伝送する伝送処理手段と、ICタグリーダで読み出したタグ情報を保管するタグ情報保管手段と、ICタグリーダで読み出したタグ情報をタグ情報保管手段へ保存し、データを管理するタグ情報管理処理手段から構成する。
本発明によると、従来の現場札掛け運用手順を変更することなく、現場の実札掛け運用と同時に当該プラント機器への操作制限情報を制御装置へ送信することにより、操作制限情報の一元管理化が可能になる。これにより、操作卓の画面操作によるシステム上の札掛け設定操作を省略できるとともに、現場の札掛け状態や札の撤去漏れなどを中央操作室の操作卓画面に表示することができるため、運転員が容易に確認できる。更に、プラント機器の現場操作と操作卓画面からの遠隔操作を同期させて制限、解除することが可能になるため、誤操作を防止し、安全性を向上させることができる。
以下、本発明の一実施の形態を、図1〜図8を参照して説明する。
図1に、本例による現場制御・監視装置の構成例を示す。図1を参照し、本例の構成について説明する。本例による現場制御・監視装置は、プラント機器20に関する情報を収集し、制御を行う制御装置11と、制御装置11とネットワーク17を介して接続し、運転員によるプラント機器20の監視や制御操作を行うための画面を表示するモニタなどの表示装置と、キーボードやマウス、操作釦などの入力装置を備えた入出力装置12から構成する。なお、出力装置として、プラント機器の状態や異常を通知するための音声出力装置18や警報装置などを設けることもできる。本例の現場制御・監視装置は、従来と同様に、制御装置11で収集したプラント機器20の情報を入出力装置12に表示してプラント機器の監視を行うとともに、運転員が入出力装置12を用いてプラント機器の制御指令操作を行い、入力された制御指令を基に制御装置11から制御信号を出力し、プラント機器20の制御を行うことで、プラントの運用を行う。
本例では、更に、プラント機器20の操作制限情報を記録した無線ICタグ31を付加した札13と、現場のプラント機器の近傍に設置し、ネットワーク17を介して制御装置11と接続し、札13の無線ICタグ31の情報を読み出すICタグリーダ41を備え、読み出した操作制限情報を制御装置11へ伝送する札掛け装置14と、無線ICタグ31の情報を保存するタグ情報管理データベース15と、札13に付加された無線ICタグ31に情報を書き込み、タグ情報を更新するタグ情報管理装置16を備える。ここで、タグ情報管理データベース15とタグ情報管理装置16は、ネットワーク17を介して制御装置11に接続し、中央制御室などに設置する。タグ情報管理装置16は、無線ICタグ31を付加した札13に操作制限情報として対象機器、操作制限内容、操作制限期間などの情報を書き込むとともに、その情報をタグ情報管理データベース15に蓄積する。一方、制御装置11は、現場に設置された札掛け装置14から伝送された操作制限情報などを基に、タグ情報管理データベース15を参照してプラント機器の操作制限の状況を入出力装置12に表示し、運転員に提示する。
次に、札掛け装置14の構成について更に説明する。図2に、札掛け装置14の構成例を示す。本例による札掛け装置14は、現場に設置し、札を配置することにより、プラント機器の操作制限情報を読み出して表示し、管理するための装置である。
本例の札掛け装置14は、札13に付加した無線ICタグ31の情報を読み込むICタグリーダ41を備え、ICタグリーダ41の無線通信手段42と無線ICタグ31の無線通信手段32との間で無線通信を行うことにより、ICタグに書き込まれた情報を読み書きする。また、札掛け装置14には、ICタグリーダ41により読み込んだタグ情報を保管するタグ情報保管手段44を設け、読み込んだタグ情報をタグ情報保管データとして保存する。ICタグリーダ41により読み込んだタグ情報は、タグ情報管理処理手段43によりタグ情報保管手段44へ保存するとともに、伝送処理手段45へ受け渡す。伝送処理手段45は、タグ情報管理処理手段43から入力されたタグ情報を制御装置11へ伝送する。更に、本例の札掛け装置14には、表示装置48と入力装置49を備え、タグ情報表示処理手段46によりタグ情報保管手段44を参照し、表示装置48へタグ情報保管データを基にした操作制限情報を表示するとともに、タグ情報編集処理手段47により入力装置49から入力された情報を基に、タグ情報保管手段44の情報を書き換えるように構成する。なお、書き換えたタグ情報は、タグ情報管理処理手段43により伝送処理手段45を介して制御装置11へ送信する。
次に、本例による札掛け装置14の構造について説明する。図3は、札掛け装置14の構造例を示す説明図である。図3において、図3(A)は、札掛け装置14の正面図であり、図3(B)は、図3(A)の線分a、a´における線示断面図である。本例による札掛け装置14は、基盤板50の前面に札13を配置固定するためのホルダ51と、表示装置48、入力装置49を備え、基盤板50の背面にICタグリーダ41を備える。表示装置48は、ICタグの情報を表示することができるものであればよく、液晶ディスプレイや、電子ペーパなどがある。また、入力装置49は、表示されたICタグの情報を参照し、現場運転員が情報を修正したり、追加したりするためのものであり、キーボードやタッチパネルなどがある。
なお、図3では、ホルダ51、表示装置48、入力装置49、ICタグリーダ41の組み合わせを3式構成した例を示しているが、札掛け装置14を設置する現場の位置や、対象とする機器などの状況に合わせた台数で構成すればよい。また、本例では、入力装置49を他の装置に合わせて複数台設けているが、札掛け装置1台に対して入力装置を1台とし、複数のホルダに配置された札の情報を1台の入力装置で書き換えるように構成することもできる。
次に、本例による現場制御・監視装置により、現場で札掛けを実施した場合の動作例について説明する。図4は、点検、修理などのために操作制限を実施するプラント機器に対し、現場で札掛けを実施した場合の中央操作室との連携について示した説明図である。
はじめに、現場運転員22は、対象となるプラント機器の操作制限内容、期間などの操作制限情報を書き込んだ無線ICタグ31を付加した札13を、現場に設置されている当該プラント機器に関する札掛け装置14のホルダに配置する。なお、本例では、札掛け装置14のホルダに札を配置する行為が「札掛け」に相当する。次に、札掛け装置14のICタグリーダ41は、無線通信手段により札13の無線ICタグ31の情報を読み取り、札掛け装置14のタグ情報保管手段44へ保存するとともに、伝送処理手段45により、ネットワーク17を経由して制御装置11へ送信する。制御装置11は、当該機器の操作制限情報をタグ情報管理データベース15へ蓄積するとともに、当該機器に札掛け状態を設定し、画面からの制御操作を禁止するなどのシステム上の制限を行う。また、当該機器に札掛けが設定されたことを入出力装置12の札掛け表示画面上に表示する。更に、札掛けが設定されたことを告知するメッセージを入出力装置の画面上に自動表示したり、音声出力装置18に札掛けが設定されたことを通知し、スピーカ19から札掛け設定されたことを音声通報したりしてもよい。
また、札掛け解除を行う場合には、現場運転員22が現場の札掛け装置14のホルダから札13を取り出す。これにより、札掛け装置14のICタグリーダ41は札が撤去されたことを認識し、タグ情報管理処理手段43によりタグ情報保管手段44から当該情報を削除するともに、伝送処理手段45により札掛け解除要求を制御装置11へ送信する。制御装置11は、当該機器の操作制限情報をタグ情報管理データベース15から削除するとともに、当該機器の札掛け状態を解除し、画面からの制御操作の禁止などのシステム上の制限を解除する。これにより、当該プラント機器の画面からの制御操作が可能となる。また、入出力装置12の札掛け表示画面上の当該機器の札掛け表示を解除する。更に、札掛けが解除されたことを告知するメッセージを入出力装置の画面上に自動表示したり、音声出力装置18に札掛け解除されたことを通知し、スピーカ19から札掛け解除設定があったことを音声通報したりしてもよい。
これにより、現場運転員が現場で札掛け装置への札の設置または撤去を実施することにより、制御装置におけるシステム上の札掛け設定または解除を自動的に実施することができる。その結果、現場運転員から中央操作室の運転員への連絡は不要となり、中央操作室の運転員は、入出力装置の画面の表示や音声通報などにより札掛け設定や解除などの状態を認識し、確認することができる。
更に、札掛け装置14から送信された操作制限情報は、タグ情報管理データベース15に蓄積されるため、制御装置11にて札掛けの期限超過や撤去条件を満たしても現場に札が残存しているかを判定することができる。制御装置11において、札掛けの期限超過などの撤去漏れを検出した場合には、表示装置12に札の撤去漏れを通知するメッセージを出力することができる。また、制御装置11から撤去漏れの札を配置している現場の札掛け装置14に対して、ネットワーク17を介して撤去漏れの通知を送信することにより、札掛け装置14の当該札を配置している場所の表示装置48に、当該札の撤去漏れを通知するメッセージを表示することもできる。
このように、本発明においては、現場運転員がいつどこのプラント機器で何をしているのかを、現場の札掛け運用により中央操作室の運転員に自動的に認識させることができるため、誤操作、誤出力を防ぎ、機器操作の安全性をより向上させることができる。
次に、本例の無線ICタグを付加した札に書き込むタグ情報の管理方法および運用方法の例について更に説明する。図5は、本例によるタグ情報の管理方法および運用方法について示した説明図である。
まず、本例におけるタグ情報の管理方法について説明する。本例では、ICタグに書き込む情報は、制御装置11とネットワーク17を介して接続するタグ情報管理装置16にて管理し、札に付加した無線ICタグへ情報を書き込む処理は、タグ情報管理装置16のタグ情報更新手段61により実施する。なお、タグ情報管理装置16は、無線ICタグの情報の読み出し/書き込み手段を備えたパーソナルコンピュータなどの計算機に、タグ情報更新やタグ情報管理データベースのデータ管理などを行う機能を実装したものである。また、タグ情報管理装置16にて管理するタグ情報は、ネットワーク17を介して接続するタグ情報管理データベース15に保管する。タグ情報管理データベース15には、タグ情報管理データ71と、タグ情報コードテーブル72と、札掛けタグ情報保管データ73から構成する。タグ情報管理データ71は、札に付加した無線ICタグへ書き込む情報を定義したもので、無線ICタグに識別番号を付与し、その識別番号をキーとして操作制限情報などのデータを定義したものである。タグ情報コードテーブル72は、タグ情報管理データ71に定義するタグ情報の内容をコード化し、そのコードとコードに対応したデータの内容を定義したテーブルである。タグ情報管理データ71には、データ項目毎に該当するコードを定義する。これは、無線ICタグに書き込むデータ量を削減するため、データをコード化して管理するためである。札掛けタグ情報保管データ73は、制御装置11が、現場の札掛け装置14から受信した札掛けされた無線ICタグの情報を、各札掛け装置の配置位置に対応して保存したものであり、実際の札掛け状態を管理するためのものである。
次に、本例におけるタグ情報の運用方法について説明する。最初に、現場運転員は、対象のプラント機器に関する札13をタグ情報管理装置16に配置し、タグ情報更新手段61を用いて無線ICタグに書き込まれている情報を読み出す。読み出した情報を基に、これから行う作業の内容、操作制限期間、操作制限内容などの情報を編集し、タグ情報管理データ71の所定のタグNo.のレコードのデータを書き換える(図5の(a))。次に、タグ情報更新手段61により、更新したデータを当該札13の無線ICタグ31へ書き込む(図5の(b))。
現場運転員は、データを更新した札13を現場へ持参し(図5の(c))、現場の札掛け装置14のホルダへ配置する。すると、札掛け装置14のICタグリーダ41がタグ情報を読み出し、タグ情報保管手段44へ保存する(図5の(d))とともに、ネットワーク17を介して制御装置11へ送信し、タグ情報管理データベース15の札掛けタグ情報保管データ73へ保存する(図5の(e))。現場の札掛け装置14の表示装置には、タグ情報保管手段44に保存された情報を表示する。現場運転員は、表示された情報を参照し、追加、変更が必要と判断した場合は、入力装置49にてタグ情報の追加、変更を行う(図5の(f))。現場にて変更された内容は、札掛け装置14のタグ情報保管手段44に保存するとともに、制御装置11へ送信し、タグ情報管理データベース15の札掛けタグ情報保管データ73へ保存する。これにより、現場で変更された情報はタグ情報管理データベース15へも反映され、情報の一元管理を行うことができる。
次に、タグ情報管理データベース15の各データの構成例について説明する。
図6に、タグ情報管理データ71のデータ構成の例を示す。タグ情報管理データ71は、札に付加した無線ICタグに付与した識別番号であるタグNo.711をキーとし、タグNo.711毎に機器名称712、作業内容713、作業期間714、作業責任者715などの作業の内容や、操作制限内容716、操作制限期間717、補足情報718などの操作制限情報を定義する。機器名称や作業内容などの情報はコード化し、タグ情報管理データ71に定義するデータとしては該当のコードを定義する。無線ICタグには、ここで定義されたデータをタグ情報として書き込む。
図7に、タグ情報コードテーブル72のデータ構成の例を示す。本例では、タグ情報コードテーブル72を複数のテーブルに分けて定義した例を示しているが、これらのデータを1つのデータベースとして定義してもよい。図7の(A)は、プラント機器を識別するための機器コードの定義例721、図7の(B)は、作業内容を示す作業コードの定義例722、図7の(C)は、操作制限内容を示す操作制限コードの定義例723、図7の(D)は、作業責任者を示す作業責任者コードの定義例724を示している。このように、札に付加した無線ICタグに書き込む作業の情報や操作制限情報をコードとして定義し、ICタグへ書き込むタグ情報は、コードで管理する。
図8に、札掛けタグ情報保管データ73のデータ構成の例を示す。札掛けタグ情報保管データ73は、現場に設置された全ての札掛け装置に配置される札の情報を管理するためのデータで、札掛け装置に付与した識別番号である札掛け装置No.731と、札掛け位置732により管理する。札掛け位置732は、札掛け装置に備えたホルダの位置を示すものであり、ホルダの数に合わせて、札掛け位置を1、2、3・・・と表し、識別する。現場の札掛け装置に札が配置された場合、配置された札から読み出した情報が札掛け装置から制御装置11へ伝送され、制御装置11が該当する札掛け装置No.731、札掛け位置732にデータを保存する。ここでは、配置された札のICタグを識別するタグNo.733と、札掛け開始日時734を保存するようなデータ構成としている。タグNo.が分かれば、タグ情報管理データ71を参照することにより、当該タグに書き込まれたタグ情報が分かるため、札掛け装置から伝送する情報としては、タグNo.と札が配置されたことを検出した日時のみで識別が可能である。
また、ICタグに書き込まれたタグ情報のうち、変更が可能なデータと変更できないデータを定義しておき、現場運転員により札掛け装置14の入力装置49から変更できる情報を制限することもできる。例えば、操作制限内容は変更できないが、操作制限期間や補足情報は変更できるようにした場合、現場運転員が入力装置49からデータ変更した場合、札掛け装置14は変更したデータを制御装置11へ送信し、制御装置11が札掛けタグ情報保管データ73に保存することで、情報を更新する。図8では、変更可能なデータ項目として、操作制限期間変更欄735と補足情報欄736を設け、現場で変更された情報を保存できるようにした例を示している。
なお、本例では、現場の札掛け装置に、予めどのプラント機器の札が配置されるかを定義しておき、誤ったプラント機器の札が配置された場合、札掛け装置の表示装置に札の誤掲示を通知するメッセージを表示することで、現場運転員へ知らせることができる。産業プラントや発電プラントなどの大規模プラントでは、類似の機器が多数存在し、また、同様の機器構成の設備が複数系統並列している場合もあるため、対象の機器を容易に識別できないこともある。そのため、作業対象機器を誤って札を配置してしまうこともある。本例では、札掛け装置が配置された札のタグ情報を読み出すことができるため、札の誤掲示を検出することができ、誤操作を防止し、作業を安全に行うことができる。
また、本例では、札をプラント機器毎に管理する例で説明しているが、その場合、札の数が多量となり、管理が煩雑となる。そのため、札を機器毎ではなく作業内容毎に管理することもできる。その場合、タグ情報には、予め作業内容や操作制限内容を記録しておき、実際に札を使用する前に対象機器や作業期間などの情報のみ更新するようにしてもよい。
本発明の一実施の形態による構成例を示す構成図である。 本発明の一実施の形態による札掛け装置の構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施の形態による札掛け装置の構造例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態による札掛けを実施した場合の動作例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態によるタグ情報の管理方法および運用方法例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態によるタグ情報管理データのデータ構成例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態によるタグ情報コードテーブルのデータ構成例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態による札掛けタグ情報保管データのデータ構成例を示す説明図である。 従来の形態による札掛けを実施した場合の動作例を示す説明図である。
符号の説明
11…制御装置、12…入出力装置、13…札、14…札掛け装置、15…タグ情報管理データベース、16…タグ情報管理装置、17…ネットワーク、18…音声出力装置、19…スピーカ、20…プラント機器、21…運転員、22…現場運転員、31…無線ICタグ、32…無線通信手段、41…ICタグリーダ、42…無線通信手段、43…タグ情報管理処理手段、44…タグ情報保管手段、45…伝送処理手段、46…タグ情報表示処理手段、47…タグ情報編集処理手段、48…表示装置、49…入力装置、50…基盤板、51…ホルダ、61…タグ情報更新手段、71…タグ情報管理データ、72…タグ情報コードテーブル、73…札掛けタグ情報保管データ

Claims (5)

  1. プラント機器の運転情報を収集し、制御を行う制御装置と、
    前記制御装置とネットワークを介して接続し、運転員によるプラント機器の監視や制御操作を行うための入出力装置と、
    プラント機器の作業及び操作制限情報を記録した無線ICタグを付加した札と、
    前記制御装置とネットワークを介して接続し、ICタグリーダを備え、前記札を配置することにより前記無線ICタグの情報を読み出し、前記制御装置へ伝送する札掛け装置と、
    前記札の無線ICタグの情報を更新するためのタグ情報管理装置と、
    前記札の無線ICタグの情報を保存し、前記制御装置とネットワークを介して接続するタグ情報管理データベースから構成する現場制御・監視装置。
  2. 請求項1記載の現場制御・監視装置において、
    前記札掛け装置に配置された札の無線ICタグの情報を前記制御装置へ伝送することにより、前記制御装置のシステム上の札掛け設定を行い、制御操作を制限することを特徴とする現場制御・監視装置。
  3. 請求項1記載の現場制御・監視装置において、
    前記札掛け装置は、
    前記札の無線ICタグに記録されたタグ情報を読み出すために、札の配置位置に設けたICタグリーダと、
    前記ICタグリーダで読み出したタグ情報を、前記制御装置へ伝送する伝送処理手段と、
    前記ICタグリーダで読み出したタグ情報を保管するタグ情報保管手段と、
    前記ICタグリーダで読み出したタグ情報を前記タグ情報保管手段へ保存し、データを管理するタグ情報管理処理手段から構成する現場制御・監視装置。
  4. 請求項3記載の現場制御・監視装置において、
    前記札掛け装置に表示装置を設け、前記ICタグリーダで読み出したタグ情報を表示するタグ情報表示処理手段により、配置された札の作業及び操作制限情報を表示することを特徴とする現場制御・監視装置。
  5. 請求項3記載の現場制御・監視装置において、
    前記札掛け装置に入力装置を設け、前記ICタグリーダで読み出したタグ情報を編集するタグ情報編集処理手段により、前記入力装置から入力された情報を基に配置された札の作業及び操作制限情報を追加・修正することを特徴とする現場制御・監視装置。
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