JP2008299183A - 車載無線装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】音韻データと韻律データとからなるTTS中間言語データが入力された場合であっても、情報を取捨選択することができる車載無線装置を提供する。
【解決手段】制御処理部9は、要求コマンドからコンテンツデータを取り出して受信コンテンツ処理部10に出力し、キーワード記憶部11は、表音文字の音韻キーワードが記憶された音韻キーワードリスト14を含み、受信コンテンツ処理部10は、コンテンツデータに表音文字の音韻データ16と音韻データ16に対する韻律データ17とからなるTTS中間言語データ15が含まれる場合には、音韻データ16を対象として音韻キーワードリスト14に記憶された音韻キーワードを検索し、検索結果が第1所定条件を満たした場合に、TTS中間言語データ15を音声合成エンジン12に出力し、音声合成部は、TTS中間言語データ15から合成音声信号を合成し、スピーカ13から出力する。
【選択図】図2

Description

この発明は、路側に設置された路側無線装置から路車間通信によってTTS(Text To Speech)中間言語データを含むコンテンツデータを受信した際に、TTS中間言語データに対して情報の取捨選択を実行し、利用者が所望する情報を音声出力する車載無線装置(例えば、カーナビゲーションシステムやDSRC車載器等)に関する。
従来のテキスト情報の合成音声読み上げ装置は、まず、外部から入力されてバッファメモリにバッファリングされたテキスト情報の文字コードを対象として、キーワード・読み上げ範囲記憶部にあらかじめ記憶されたキーワードを検索する。続いて、テキスト情報の文字コードと一致するキーワードが存在する場合には、キーワード・読み上げ範囲記憶部に記憶された読み上げ範囲に対応する文字コードを音声合成部に出力し、音声合成部で合成された合成音声信号を、例えばスピーカから外部に音声出力している(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−44189号公報
従来のテキスト情報の合成音声読み上げ装置では、表意文字である漢字等や、表音文字である仮名等で記述される漢字仮名交じり文がテキスト情報として入力され、テキスト情報の文字コードを対象としてキーワード検索を実行し、情報を取捨選択している。
しかしながら、表音文字である仮名等で記述される音韻データと、音韻データを発話制御するための記号で記述される韻律データとからなるTTS中間言語データが入力される場合には、TTS中間言語データに対してキーワード検索を実行することができず、情報を取捨選択することができないという問題点があった。
この発明は、上記のような問題点を解決することを課題とするものであって、その目的は、表音文字で記述される音韻データと音韻データに対する韻律データとからなるTTS中間言語データが入力された場合であっても、情報を取捨選択することができる車載無線装置を提供することにある。
この発明に係る車載無線装置は、空中線部と、無線制御部と、制御処理部と、キーワード記憶部と、受信コンテンツ処理部と、音声合成部と、音声出力部とを備えた車載無線装置であって、空中線部は、路側無線装置との間で路車間通信によって無線信号を送受信し、無線制御部は、無線信号とベースバンド信号とを変調および復調によって互いに変換し、制御処理部は、ベースバンド信号から路側無線装置が発行する要求コマンドを取り出して、要求コマンドに応じた処理を実行するとともに、要求コマンドにコンテンツデータが含まれる場合には、コンテンツデータを取り出して受信コンテンツ処理部に出力し、キーワード記憶部は、表音文字で記述される音韻キーワードがあらかじめ記憶された音韻キーワードリストを含み、受信コンテンツ処理部は、制御処理部からのコンテンツデータに、表音文字で記述される音韻データと音韻データに対する韻律データとからなるTTS中間言語データが含まれる場合には、音韻データを対象として音韻キーワードリストに記憶された音韻キーワードを検索し、検索結果が第1所定条件を満たした場合に、TTS中間言語データを音声合成部に出力し、音声合成部は、受信コンテンツ処理部からのTTS中間言語データに基づいて合成音声信号を合成し、音声出力部は、合成音声信号に応じて合成音声を出力するものである。
この発明の車載無線装置によれば、受信コンテンツ処理部は、制御処理部からのコンテンツデータに、表音文字で記述される音韻データと音韻データに対する韻律データとからなるTTS中間言語データが含まれる場合には、音韻データを対象として音韻キーワードリストに記憶された音韻キーワードを検索し、検索結果が第1所定条件を満たした場合に、TTS中間言語データを音声合成部に出力する。
そのため、表音文字で記述される音韻データと音韻データに対する韻律データとからなるTTS中間言語データが入力された場合であっても、情報を取捨選択することができる。
以下、この発明の各実施の形態について図面を参照しながら説明するが、各図において同一、または相当する部材、部位については、同一符号を付して説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る車載無線装置1を含むシステム全体を示す構成図である。
図1において、車載無線装置1は、道路2上を走行する車両3に搭載されている。また、路側に設置された路側無線装置4には、コンテンツを管理するサーバ5が接続されており、路側無線装置4とサーバ5とで路側システム6が構成されている。車載無線装置1は、路側無線装置4との間で路車間通信を実行する。
路車間通信は、例えばDSRC(狭域通信:Dedicated Short Range Communication)等の所定のプロトコルに従って、双方向通信による手順によって実行される。
初期接続手順が完了して、車載無線装置1と路側無線装置4との間でセッションが確立すると、路側システム6は、車載無線装置1に対してサービスを提供する。
このサービスが情報提供サービスの場合、路側システム6は、サーバ5が管理するコンテンツを路側無線装置4から車載無線装置1に向けて送信させる。車載無線装置1は、受信したコンテンツの種別に応じて、利用可能な出力手段を用いてコンテンツの内容を出力する。
図2は、この発明の実施の形態1に係る車載無線装置1を詳細に示すブロック図である。
図2において、車載無線装置1は、空中線部7と、無線制御部8と、制御処理部9と、受信コンテンツ処理部10と、キーワード記憶部11と、音声合成エンジン12(音声合成部)と、スピーカ13(音声出力部)とを備えている。
ここで、制御処理部9および受信コンテンツ処理部10は、CPUとプログラムを格納したメモリとを有するマイクロプロセッサ(図示せず)で構成されている。
空中線部7は、路側無線装置4との間で路車間通信によって無線信号を送受信する。
無線制御部8は、空中線部7からの無線信号をベースバンド信号に復調して制御処理部9に出力するとともに、制御処理部9からのベースバンド信号を無線信号に変調して空中線部7に出力する。
制御処理部9は、無線制御部8が出力したベースバンド信号から、路側無線装置4が発行する要求コマンドを取り出して、要求コマンドに応じた処理を実行する。また、制御処理部9は、要求コマンドに応じた処理の結果の通知情報を含む応答コマンドを路側無線装置4に向けて発行し、ベースバンド信号として無線制御部8に出力する。
また、制御処理部9は、要求コマンドにコンテンツデータが含まれる場合には、コンテンツデータを取り出して受信コンテンツ処理部10に出力する。
キーワード記憶部11は、電源を切っても記憶内容を保持することができる不揮発性メモリから構成され、表音文字である仮名等で記述される音韻キーワードがあらかじめ記憶された音韻キーワードリスト14を含んでいる。
音声合成エンジン12は、受信コンテンツ処理部10からのTTS中間言語データ15(後述する)、または加工後TTS中間言語データ19(後述する)に基づいて音声波形データ(合成音声信号)を合成する。
スピーカ13は、音声合成エンジン12からの音声波形データに応じて合成音声を出力する。
受信コンテンツ処理部10は、制御処理部9からのコンテンツデータの出力を制御する。すなわち、受信コンテンツ処理部10は、コンテンツデータにTTS中間言語データ15が含まれる場合には、入力されたままのTTS中間言語データ15を音声合成エンジン12に出力するのではなく、情報の必要性や重要性を判断し、判断結果に応じてコンテンツデータの処理方法を切り替える。
受信コンテンツ処理部10は、TTS中間言語データ15とキーワード記憶部11の音韻キーワードリスト14とを照合することにより、TTS中間言語データ15の情報に対する必要性や重要性を判断する。
なお、TTS(Text To Speech)は、テキストデータから音声波形データを合成する技術である。日本語テキストは、一般的に漢字と仮名とが交じった漢字仮名交じり文なので、テキストデータから音声波形データを合成するためには、以下に示す4つの手順を実行する必要がある。
まず、第1手順として、日本語テキストを単語に分割する。
続いて、第2手順として、数字や省略表現を読み上げ用の表現に変換する。
次に、第3手順として、単語を仮名、または発音記号等の表音文字に変換し、韻律情報を組み合わせた言語データを生成する。
最後に、第4手順として、生成した言語データから音声波形データを合成する。
また、TTS中間言語データ15は、テキストデータに対して上記第1手順から第3手順までの各手順を実行して得られるデータである。
路側無線装置4が車載無線装置1に対してテキストデータを送信し、車載無線装置1がこのテキストデータに基づいて音声波形データを合成する場合、車載無線装置1は、上記第1手順から第4手順までの各手順を実行する必要がある。
これに対して、路側無線装置4が車載無線装置1に対してTTS中間言語データ15を送信し、車載無線装置1がこのTTS中間言語データ15に基づいて音声波形データを合成する場合、路側無線装置4は、上記第1手順から第3手順までの各手順を実行し、車載無線装置1は、上記第4手順のみを実行することになる。
ここで、上記第3手順で表音文字に変換された原文テキストに組み合わされる韻律情報の精度によって、上記第4手順で合成された音声波形データを発話した際に、発話が自然になったり不自然になったりする。自然な発話を実現するためには、日本語テキストを解析して正確な韻律情報を生成するための高い処理能力が要求される。
路側無線装置4が車載無線装置1に対して、音声データとしてTTS中間言語データ15を送信する利点は、路側無線装置4が上記第1手順から第3手順までの各手順を実行することにより、車載無線装置1のコストを削減できるということである。
また、路側無線装置4が音声データとしてTTS中間言語データ15を送信することにより、サービスの提供者は、車載無線装置1の性能差による影響を低減して、均質化したサービスを提供することができる。
以下、図1および図2とともに、図3を参照しながら、上記構成の車載無線装置1における受信コンテンツ処理部10の動作について説明する。
図3は、この発明の実施の形態1に係る受信コンテンツ処理部10の動作を示す説明図である。
図3において、TTS中間言語データ15を含むコンテンツデータが、制御処理部9から受信コンテンツ処理部10に入力される。
TTS中間言語データ15は、第1〜第3音韻データ16a〜16c(以下、音韻データを総称して指す場合には、「音韻データ16」と称する)と、第1〜第4韻律データ17a〜17d(以下、韻律データを総称して指す場合には、「韻律データ17」と称する)とが互いに組み合わされて構成されている。
音韻データ16は、日本語の場合、表音文字である仮名等で記述されることが多い。また、韻律データ17は、音韻データ16を発話制御するための情報が記号で記述されたものであり、声の高さ、アクセント、抑揚、速度、音量、休止等の情報を含んでいる。
また、個々の韻律データ17には、隣接する音韻データ16のみを制御するものや、後に続く複数の音韻データ16にまで制御を及ぼすものがある。
図3の例では、TTS中間言語データ15の先頭が第1韻律データ17aとなっているが、TTS中間言語の仕様や、対象となる音韻データ16に対する韻律設定によっては、先頭が例えば第1音韻データ16aとなる場合もある。
また、図3の例では、TTS中間言語データ15の最後が第4韻律データ17dとなっているが、同様に最後が例えば第3音韻データ16cとなる場合もある。
受信コンテンツ処理部10は、制御処理部9からのコンテンツデータにTTS中間言語データ15が含まれる場合には、まず、TTS中間言語データ15から第1〜第4韻律データ17a〜17dを取り除き、第1〜第3音韻データ16a〜16cをそれぞれ連結した連結音韻データ18を構成する。
続いて、受信コンテンツ処理部10は、連結音韻データ18を対象として、音韻キーワードリスト14に記憶された音韻キーワード(音韻キーワード1〜音韻キーワードn)を検索する。
なお、TTS中間言語データ15において、第1〜第4韻律データ17a〜17dで区切られた第1〜第3音韻データ16a〜16cは、それぞれ単語、または文節毎にまとめられていることが多い。そのため、連結音韻データ18における第1〜第3音韻データ16a〜16cの区分は、音韻キーワードの検索に用いられる。
ここで、音韻キーワードリスト14は、制御処理部9が出力したコンテンツデータから関心のある情報を抽出するため、またはコンテンツデータを不要と判断して破棄するために用いられる。
また、音韻キーワードリスト14は、例えば、車載無線装置1に設けられる入力手段(図示せず)から入力されて生成されるか、または外部の機器で生成された後に車載無線装置1に登録される。
また、音韻キーワードリスト14に記憶された個々の音韻キーワードは、取り扱うTTS中間言語の音韻データ16と同じ形式とする。すなわち、音韻データ16が仮名で記述されている場合には、音韻キーワードも仮名で記述される。
また、音韻キーワードリスト14に記憶された個々の音韻キーワードは、互いに関連性のないものであってもよいし、統一された特定分野(所定分野)のものであってもよい。
互いに関連性のない音韻キーワードが記憶された音韻キーワードリスト14は、分野によらず、個々の音韻キーワード自体に関心がある場合に用いられる。
これに対して、統一された特定分野の音韻キーワードが記憶された音韻キーワードリスト14は、個々の音韻キーワードを検索するだけでなく、コンテンツデータ自体が関心分野に属するか否か、または不要分野に属するか否かを判定するために用いられる。
特定分野の音韻キーワードとして、安全・交通情報分野では、例えば「安全」、「危険」、「注意」、「速度」、「スピード」、「規制」、「事故」、「渋滞」、「工事」、「通行」、「落下物」、「故障車」、「霧」、「路面」、「凍結」等のキーワードが考えられる。
これらのキーワードは、通常のテキスト表記であり、音韻キーワード化されると表音文字である仮名等に置き換えられる。
なお、音韻キーワードは、表音文字である仮名等で記述されるので、表意文字である漢字等で記述される場合よりもキーワードとしての曖昧度が大きくなる。
そこで、特定分野の音韻キーワードが記憶された音韻キーワードリスト14を用いて、コンテンツデータ自体が特定分野(関心分野または不要分野)に属するか否かを判定する場合には、判定精度を向上させるために、個々の音韻キーワードを検索する際の曖昧度を取り除く必要がある。
判定精度を向上させるための手段として、例えば連結音韻データ18と一致した音韻キーワードの数を閾値として設定する方法が考えられる。
受信コンテンツ処理部10は、連結音韻データ18を対象として音韻キーワードを検索し、連結音韻データ18と一致した音韻キーワードの数が閾値である第1所定値以上になった場合に、コンテンツデータが特定分野に属すると判定し、第1所定値よりも小さい場合に、コンテンツデータが特定分野外であると判定する。
受信コンテンツ処理部10は、コンテンツデータが特定分野に属すると判定した場合には、検索目的に応じて、例えば以下に示す3つの処理のうち、何れかの処理を実行する。
第1処理として、コンテンツデータが不要分野に属すると判定し、制御処理部9からのコンテンツデータに含まれるTTS中間言語データ15を破棄する。
また、第2処理として、コンテンツデータが関心分野に属すると判定し、制御処理部9からのコンテンツデータに含まれるTTS中間言語データ15をそのまま音声合成エンジン12に出力する。
また、第3処理として、コンテンツデータが関心分野に属すると判定し、制御処理部9からのコンテンツデータに含まれるTTS中間言語データ15を、例えば音声が強調されるように加工して(音声の表現効果を変化させて)、音声合成エンジン12に出力する。
図3の例は、コンテンツデータが関心分野に属すると判定され、TTS中間言語データ15が加工されて音声合成エンジン12に出力される上記第3処理を示している。
受信コンテンツ処理部10は、TTS中間言語データ15を強調するために、第1韻律データ17aを第5韻律データ17eに置き換えて(変化させて)加工後TTS中間言語データ19を構成し、加工後TTS中間言語データ19を音声合成エンジン12に出力する。第5韻律データ17eは、第1韻律データ17aと比較して、後に続く第1〜第3音韻データ16a〜16cの音声を強調するための情報をさらに含んでいる。
なお、音声を強調するための手段として、例えば声の高さを変化させたり、音量を上げたり、同じ音声を繰り返し読み上げたりすること等が考えられる。
TTS中間言語の仕様によって韻律データ17の記述方法はそれぞれ異なるが、図3の例では、先頭に配置された第5韻律データ17eによって声の高さや音量を設定することにより、後に続く第1〜第3音韻データ16a〜16cの全てに制御を及ぼすこととした。
しかしながら、音韻データ16を発話させる際に、どのように音声の表現効果を変化させるか、またはTTS中間言語の仕様によっては、変化させる韻律データ17の位置が変わることや、複数箇所に及ぶことがある。
このように、受信コンテンツ処理部10は、制御処理部9からのコンテンツデータにTTS中間言語データ15が含まれる場合には、第1〜第3音韻データ16a〜16cをそれぞれ連結した連結音韻データ18を構成するとともに、連結音韻データ18を対象として、音韻キーワードリスト14に記憶された音韻キーワードを検索する。
そのため、TTS中間言語データ15に対してもキーワード検索を実行することができる。
また、音韻キーワードリスト14には、特定分野の音韻キーワードが記憶され、受信コンテンツ処理部10は、連結音韻データ18と一致した音韻キーワードの数が第1所定値以上になった場合に、コンテンツデータが特定分野に属すると判定し、第1所定値よりも小さい場合に、コンテンツデータが特定分野外であると判定する。
そのため、コンテンツデータが特定分野に属するか否かを高精度に判定することができる。
また、受信コンテンツ処理部10は、コンテンツデータが特定分野に属すると判定した場合には、検索目的に応じて、前述した第1処理から第3処理までのうち、何れかの処理を実行する。
具体的には、受信コンテンツ処理部10は、コンテンツデータが関心分野に属すると判定した場合に、例えばTTS中間言語データ15を強調するために、第1韻律データ17aを第5韻律データ17eに置き換えて加工後TTS中間言語データ19を構成し、加工後TTS中間言語データ19を音声合成エンジン12に出力する。
そのため、音声の表現効果を変化させることができるとともに、利用者の関心に応じて音声を出力することができる。
以上のように、この発明の実施の形態1に係る車載無線装置1によれば、表音文字で記述される音韻データ16と音韻データ16に対する韻律データ17とからなるTTS中間言語データ15が入力された場合であっても、情報を取捨選択することができる。
なお、上記実施の形態1では、受信コンテンツ処理部10は、連結音韻データ18を対象として、音韻キーワードリスト14に記憶された特定分野の音韻キーワードを検索し、コンテンツデータが特定分野に属するか否かを判定するとしたが、これに限定されない。
受信コンテンツ処理部10は、連結音韻データ18を対象として、音韻キーワードリスト14に記憶された関連性のない音韻キーワードを検索してもよい。
このとき、受信コンテンツ処理部10は、連結音韻データ18と一致する音韻キーワードが存在する場合(第1所定条件を満たした場合)、または、連結音韻データ18と一致した音韻キーワードの数が第1所定値以上になった場合(第1所定条件を満たした場合)に、コンテンツデータに含まれるTTS中間言語データ15を音声合成エンジン12に出力する。
この場合も、上記実施の形態1と同様に、TTS中間言語データ15に対してキーワード検索を実行し、情報を取捨選択することができる。
また、上記実施の形態1では、図2において車載無線装置1を単体で示したが、これに限定されず、車載無線装置1は、別の要素が接続されて構成されるものであってもよい。
また、上記実施の形態1では、路車間通信として双方向通信を実行する例を示したが、路側無線装置4から車載無線装置1への片側通信による同報通信であってもよい。
これらの場合も、上記実施の形態1と同様の効果を奏することができる。
実施の形態2.
上記実施の形態1では、特定分野の音韻キーワードが記憶された音韻キーワードリスト14を用いてコンテンツデータが特定分野に属するか否かを判定する場合に、判定精度を向上させるために、連結音韻データ18と一致した音韻キーワードの数を閾値として設定している。
しかしながら、これに限定されず、判定精度を向上させるための手段として、例えばそれぞれの音韻キーワードに対応付けられた検索信頼値が記憶された検索信頼値リスト20を、音韻キーワードリスト14とともにキーワード記憶部11に登録し、検索信頼値に応じてコンテンツデータが特定分野に属するか否かを判定する方法も考えられる。
以下に、検索信頼値に応じてコンテンツデータが特定分野に属するか否かを判定する処理について説明する。
図4は、この発明の実施の形態2に係る音韻キーワードリスト14および検索信頼値リスト20を示す説明図である。
図4において、特定分野の各音韻キーワード(音韻キーワード1〜音韻キーワードn)には、それぞれ検索信頼値(検索信頼値1〜検索信頼値n)が対応付けられている。
また、検索信頼値リスト20は、音韻キーワードリスト14と同様に、車載無線装置1に設けられる入力手段から入力されて生成されるか、または外部の機器で生成された後に車載無線装置1に登録される。
ここで、一般的に、短い音韻キーワードは、同音異義語が多いので、曖昧度が高くなる。例えば「ハナ」という音韻キーワードについては、「花」、「鼻」、「華」、「洟」、「端」等の可能性があり、単独の情報のみではこれらのキーワードを区別することができない。
しかしながら、音韻キーワードが長くなるにつれて、曖昧度は次第に小さくなる。すなわち、「アンゼン」という音韻キーワードについては、「安全」、「暗然」等の可能性に絞られる。さらに、例えば「コウツウアンゼン」のように複合語になった場合には、「交通安全」の1語に絞られる。
このような傾向を考慮して、文字数が少なく曖昧度が高い音韻キーワードに対応付けられる検索信頼値は、小さな値に設定される。また、文字数が多く曖昧度が低い音韻キーワード、または複合語で曖昧度が低い音韻キーワードに対応付けられる検索信頼値は、大きな値に設定される。
その他の構成については、前述した実施の形態1と同様の構成なので、その説明を省略する。
以下、図1〜図4を参照しながら、上記構成の車載無線装置1における受信コンテンツ処理部10の動作について説明する
なお、実施の形態1と同様の動作については、その説明を省略する。
まず、受信コンテンツ処理部10は、図3に示した連結音韻データ18を対象として、音韻キーワードリスト14に記憶された音韻キーワード(音韻キーワード1〜音韻キーワードn)を検索する。
続いて、受信コンテンツ処理部10は、連結音韻データ18と一致した音韻キーワードについて、対応した検索信頼値を読み出す。このとき、連結音韻データ18に同じ音韻キーワードが複数回含まれる場合であっても、当該音韻キーワードに対応する検索信頼値は、1回分として扱う。
次に、受信コンテンツ処理部10は、音韻キーワードリスト14に記憶された全ての音韻キーワードについてキーワード検索が終了したときに、読み出した検索信頼値を合計して検索信頼合計値を演算する。
続いて、受信コンテンツ処理部10は、検索信頼合計値が第2所定値以上になった場合に、コンテンツデータが特定分野に属すると判定し、第2所定値よりも小さい場合に、コンテンツデータが特定分野外であると判定する。
すなわち、文字数が少なく曖昧度が高い音韻キーワードであっても、特定分野の音韻キーワードとして記憶されたものが、連結音韻データ18と複数種類で一致した場合には、コンテンツデータが特定分野に属する可能性が高くなる。
そこで、連結音韻データ18と一致した音韻キーワードに対応付けられた検索信頼値を合計して検索信頼合計値を演算し、検索信頼合計値と第2所定値とを比較することにより、コンテンツデータが特定分野に属するか否かを判定することができる。
この発明の実施の形態2に係る車載無線装置1によれば、キーワード記憶部11は、特定分野の音韻キーワードが記憶された音韻キーワードリスト14と、それぞれの音韻キーワードに対応付けられた検索信頼値が記憶された検索信頼値リスト20とを含む。また、受信コンテンツ処理部10は、連結音韻データ18と一致した音韻キーワードに対応付けられた検索信頼値を合計して検索信頼合計値を演算し、検索信頼合計値が第2所定値以上になった場合に、コンテンツデータが特定分野に属すると判定し、第2所定値よりも小さい場合に、コンテンツデータが特定分野外であると判定する。
そのため、コンテンツデータが特定分野に属するか否かを高精度に判定することができる。
なお、上記実施の形態2では、受信コンテンツ処理部10は、連結音韻データ18を対象として、音韻キーワードリスト14に記憶された特定分野の音韻キーワードを検索し、コンテンツデータが特定分野に属するか否かを判定するとしたが、これに限定されない。
受信コンテンツ処理部10は、連結音韻データ18を対象として、音韻キーワードリスト14に記憶された関連性のない音韻キーワードを検索してもよい。
このとき、受信コンテンツ処理部10は、連結音韻データ18と一致した音韻キーワードに対応付けられた検索信頼値を合計して検索信頼合計値を演算し、検索信頼合計値が第2所定値以上になった場合(第1所定条件を満たした場合)に、コンテンツデータに含まれるTTS中間言語データ15を音声合成エンジン12に出力する。
この場合も、上記実施の形態2と同様に、TTS中間言語データ15に対してキーワード検索を実行し、情報を取捨選択することができる。
実施の形態3.
上記実施の形態1では、制御処理部9から、TTS中間言語データ15を含むコンテンツデータが入力される場合について説明したが、これに限定されず、制御処理部9から、TTS中間言語データ15と表示コンテンツデータ22(後述する)とからなる複合コンテンツ23(後述する)を含むコンテンツデータが入力されてもよい。
以下に、受信コンテンツ処理部10Aが、制御処理部9からの複合コンテンツ23を処理する場合について説明する。
図5は、この発明の実施の形態3に係る車載無線装置1Aを詳細に示すブロック図である。
図5において、車載無線装置1Aは、受信コンテンツ処理部10Aに接続されたディスプレイ21(表示部)を備えている。
ディスプレイ21は、受信コンテンツ処理部10Aからの表示コンテンツデータ22、または加工後表示コンテンツデータ(後述する)に基づいて、テキスト、図形、画像等を用いて利用者に対する報知を実行する。
また、音韻キーワードリスト14には、特定分野の音韻キーワードとして、交通情報分野の音韻キーワード「ジュータイ」および「チューイ」が記憶されている。
その他の構成については、前述した実施の形態1と同様の構成なので、その説明を省略する。
以下、図5とともに、図6を参照しながら、上記構成の車載無線装置1Aにおける受信コンテンツ処理部10Aの動作について説明する。
なお、実施の形態1と同様の動作については、詳述を省略する。
図6は、この発明の実施の形態3に係る受信コンテンツ処理部10Aの動作を示す説明図である。
図6において、複合コンテンツ23を含むコンテンツデータが、制御処理部9から受信コンテンツ処理部10Aに入力される。複合コンテンツ23は、TTS中間言語データ15と、表示用の表示コンテンツデータ22とが互いに組み合わされて構成されている。
ここで、TTS中間言語データ15は、渋滞を報知する第4〜第8音韻データ16d〜16hと、第6〜第10韻律データ17f〜17jとが互いに組み合わされて構成されている。また、表示コンテンツデータ22は、渋滞の状況を報知する画像データで構成されている。
受信コンテンツ処理部10Aは、制御処理部9からのコンテンツデータに複合コンテンツ23が含まれる場合には、まず、前述した実施の形態1と同様にして、TTS中間言語データ15から取り出した第4〜第8音韻データ16d〜16hを連結して連結音韻データ18を構成し、連結音韻データ18を対象として、音韻キーワードリスト14に記憶された音韻キーワードを検索する。
続いて、受信コンテンツ処理部10Aは、連結音韻データ18と一致した音韻キーワードの数が閾値である第1所定値以上になった場合に、コンテンツデータが特定分野に属すると判定し、第1所定値よりも小さい場合に、コンテンツデータが特定分野外であると判定する。
具体的には、受信コンテンツ処理部10Aは、連結音韻データ18に含まれる「ジュータイ」および「チューイ」が、音韻キーワードリスト14に記憶された音韻キーワードと一致することを検出し、コンテンツデータが関心分野である交通情報分野に属すると判定する。
受信コンテンツ処理部10Aは、コンテンツデータが特定分野に属すると判定した場合には、検索目的に応じて、前述した第1処理から第3処理までの何れかの処理とともに、例えば以下に示す3つの処理のうち、何れかの処理を実行する。
第4処理として、コンテンツデータが不要分野に属すると判定し、制御処理部9からのコンテンツデータに含まれる表示コンテンツデータ22を破棄する。
また、第5処理として、コンテンツデータが関心分野に属すると判定し、制御処理部9からのコンテンツデータに含まれる表示コンテンツデータ22をそのままディスプレイ21に出力する。
また、第6処理として、コンテンツデータが関心分野に属すると判定し、制御処理部9からのコンテンツデータに含まれる表示コンテンツデータ22を、例えば強調されるように加工して(表示効果を変化させて)、ディスプレイ21に出力する。
すなわち、受信コンテンツ処理部10Aは、コンテンツデータが不要分野に属すると判定した場合には、コンテンツデータに含まれるTTS中間言語データ15を破棄する(第1処理)とともに、表示コンテンツデータ22を破棄する(第4処理)。
また、受信コンテンツ処理部10Aは、コンテンツデータが関心分野に属すると判定した場合には、コンテンツデータに含まれるTTS中間言語データ15をそのままあるいは加工して音声合成エンジン12に出力する(第2処理または第3処理)とともに、表示コンテンツデータ22をそのままあるいは加工してディスプレイ21に出力する(第5処理または第6処理)。
ここで、表示コンテンツデータ22を強調するための手段として、例えば拡大して表示したり、色を変えて表示したり、注意を喚起する図形や文字を挿入したりすること等が考えられる。
図6の例は、コンテンツデータが関心分野に属すると判定され、TTS中間言語データ15および表示コンテンツデータ22が加工されて音声合成エンジン12およびディスプレイ21にそれぞれ出力される上記第3処理および第6処理を示している。
受信コンテンツ処理部10Aは、TTS中間言語データ15を強調するために、音量を増大するように変化させた韻律データ17を用いて加工後TTS中間言語データ19を構成し、加工後TTS中間言語データ19を音声合成エンジン12に出力する。
また、受信コンテンツ処理部10Aは、表示コンテンツデータ22を強調するために、関心分野である「交通情報」の文字を付加した加工後表示コンテンツデータを構成し、加工後表示コンテンツデータをディスプレイ21に出力する。
この発明の実施の形態3に係る車載無線装置1Aによれば、受信コンテンツ処理部10Aは、コンテンツデータが特定分野に属すると判定した場合には、検索目的に応じて、前述した第1処理から第3処理までの何れかの処理とともに、前述した第4処理から第6処理まで何れかの処理を実行する。
具体的には、受信コンテンツ処理部10Aは、コンテンツデータが特定分野に属すると判定した場合に、例えばTTS中間言語データ15を強調するために、加工後TTS中間言語データ19を構成して音声合成エンジン12に出力するとともに、表示コンテンツデータ22を強調するために、加工後表示コンテンツデータを構成してディスプレイ21に出力する。
そのため、音声の表現効果、および表示効果を変化させることができるとともに、利用者の関心に応じて音声および画像を出力することができる。
なお、上記実施の形態3では、図5において車載無線装置1Aを単体で示したが、これに限定されず、車載無線装置1Aは、別の要素が接続されて構成されるものであってもよい。
また、上記実施の形態3では、路車間通信として双方向通信を実行する例を示したが、路側無線装置4から車載無線装置1Aへの片側通信による同報通信であってもよい。
これらの場合も、上記実施の形態3と同様の効果を奏することができる。
実施の形態4.
上記実施の形態1〜3では言及しなかったが、路側無線装置4から送信されるコンテンツの必要性は、車両3の走行状況等に応じて変化することが考えられる。また、キーワード記憶部11に登録される音韻キーワードリスト14は1つに限定されず、キーワード記憶部11には、分野ごとの音韻キーワードが記憶された複数の音韻キーワードリスト14が登録されてもよい。
そこで、以下に、あらかじめ判別すべき分野ごとに設定された複数の音韻キーワードリスト14をキーワード記憶部11に登録し、受信コンテンツ処理部10が、車両3の走行状況等に応じてそれぞれの音韻キーワードリスト14を有効化または無効化する処理について説明する。
ここで、複数の音韻キーワードリスト14を車両3の走行状況等に応じて使い分けるために、それぞれの音韻キーワードリスト14に必要度属性および有効化条件(第2所定条件)を設定する。
必要度属性としては、例えば重要属性、必要属性および不要属性に区分される。
まず、重要属性の音韻キーワードリスト14には、常に必要な(関心がある)コンテンツデータに関する特定分野の音韻キーワードが記憶されており、この音韻キーワードリスト14は、常時有効である。
また、必要属性の音韻キーワードリスト14には、車両3の走行状況等によって必要となるコンテンツデータに関する特定分野の音韻キーワードが記憶されており、この音韻キーワードリスト14は、有効化条件を満たした場合に有効となり、それ以外の場合に無効となる。
また、不要属性の音韻キーワードリスト14には、常に不要なコンテンツデータに関する特定分野の音韻キーワードが記憶されており、この音韻キーワードリスト14は、コンテンツデータを不要と判定して破棄するために常時有効である。
また、有効化条件としては、例えば高速道路走行時、一般道路走行時、目的地付近走行時等の位置情報が考えられる。また、有効化条件には、音韻キーワードリスト14を常時有効とする場合も含まれる。
また、受信コンテンツ処理部10は、制御処理部9からのコンテンツデータについて、音韻キーワードリスト14の必要度属性および有効化条件に応じて、例えば以下に示すように出力方法を切り替える。
まず、受信コンテンツ処理部10は、重要属性の音韻キーワードリスト14によって、コンテンツデータが特定分野に属すると判定した場合には、コンテンツデータに含まれるTTS中間言語データ15を最も強調させた表現方法で出力する。
また、受信コンテンツ処理部10は、有効状態にある必要属性の音韻キーワードリスト14によって、コンテンツデータが特定分野に属すると判定した場合には、コンテンツデータに含まれるTTS中間言語データ15を少し強調させた表現方法で出力する。
また、受信コンテンツ処理部10は、不要属性の音韻キーワードリスト14によって、コンテンツデータが特定分野に属すると判定した場合には、コンテンツデータに含まれるTTS中間言語データ15を破棄する。
また、受信コンテンツ処理部10は、重要属性の音韻キーワードリスト14、有効状態にある必要属性の音韻キーワードリスト14、および不要属性の音韻キーワードリスト14のいずれによってもコンテンツデータが特定分野に属すると判定されない場合には、コンテンツデータに含まれるTTS中間言語データ15をそのまま出力する。
その他の構成については、前述した実施の形態1と同様の構成なので、その説明を省略する。
図7は、この発明の実施の形態4に係る受信コンテンツ処理部10の動作を示すタイミングチャートである。
図7の例では、状況設定として、一般道路から高速道路を経由して目的地まで走行するときに、途中で高速道路上のサービスエリアのレストランで食事をし、目的地で駐車場を探して駐車する場合について説明する。なお、走行中に安全・交通情報分野の情報は得たいが、不要な広告情報は得たくないとする。
ここで、前提条件として、車載無線装置1には、ETC(Electronic Toll Collection)車載器機能およびカーナビゲーション機能が一体化されているか、別体構成であるが接続されて連携動作することとする。
図7において、キーワード記憶部11には、分野ごとの音韻キーワードが記憶された4つの音韻キーワードリスト14a〜14dが登録されている。音韻キーワードリスト14a〜14dは、それぞれ出発前に以下に示すように設定されているとする。
音韻キーワードリスト14aには、安全・交通情報分野の音韻キーワードが記憶され、重要度属性は重要属性に設定され、有効化条件は常時有効に設定されている。
また、音韻キーワードリスト14bには、レストラン分野の音韻キーワードが記憶され、重要度属性は必要属性に設定され、有効化条件は、高速道路で有効、一般道路で無効に設定されている。
また、音韻キーワードリスト14cには、駐車場分野の音韻キーワードが記憶され、重要度属性は必要属性に設定され、有効化条件は、目的地付近で有効、その他で無効に設定されている。
また、音韻キーワードリスト14dには、広告分野の音韻キーワードが記憶され、重要度属性は不要属性に設定され、有効化条件は常時有効に設定されている。
このとき、高速道路であるか一般道路であるかの切り替え判定は、ETC車載器がETC料金所の通過を検出することによって実行される。また、目的地付近であるか否かの判定は、カーナビゲーションからの情報によって実行される。
図7において、まず車両3が一般道路を出発した時刻t1において、音韻キーワードリスト14aおよび音韻キーワードリスト14dは有効に設定され、音韻キーワードリスト14bおよび音韻キーワードリスト14cは無効に設定されている。
続いて、車両3が高速道路に入る時刻t2において、ETC車載器がETC料金所の通過を検出し、高速道路に入ったことを検出する。
このとき、音韻キーワードリスト14bの有効化条件が、高速道路で有効と設定されているので、受信コンテンツ処理部10は、時刻t2において音韻キーワードリスト14bを有効化する。
これにより、高速道路走行中またはサービスエリア内で路側無線装置4からレストラン分野のコンテンツが配信された場合には、受信コンテンツ処理部10によってコンテンツデータが特定分野に属すると判定され、コンテンツデータに含まれるTTS中間言語データ15が出力される。
次に、車両3が高速道路から出る時刻t3において、ETC車載器がETC料金所の通過を検出し、高速道路から出て一般道路に入ったことを検出する。
このとき、受信コンテンツ処理部10は、音韻キーワードリスト14bを無効化し、レストラン分野のコンテンツは出力されなくなる。
続いて、車両3が一般道路を走行して目的地付近に入る時刻t4において、カーナビゲーションがこのことを検出する。
このとき、音韻キーワードリスト14cの有効化条件が、目的地付近で有効と設定されているので、受信コンテンツ処理部10は、時刻t4において音韻キーワードリスト14cを有効化する。
これにより、目的地付近で路側無線装置4から駐車場分野のコンテンツが配信された場合には、受信コンテンツ処理部10によってコンテンツデータが特定分野に属すると判定され、コンテンツデータに含まれるTTS中間言語データ15が出力される。
次に、車両3が目的地に到着した時刻t5において、受信コンテンツ処理部10の動作が終了する。
この発明の実施の形態4に係る車載無線装置1によれば、キーワード記憶部11には、分野ごとの音韻キーワードが記憶された4つの音韻キーワードリスト14a〜14dが登録されている。また、音韻キーワードリスト14a〜14dの各々は、有効化条件を満たした場合に受信コンテンツ処理部10によって有効化または無効化される。
そのため、車両3の走行状況等によって情報を取捨選択することができる。
また、車両3の走行中等、利用者の操作が困難な場合であっても、選択する情報を切り替えることができる。
なお、上記実施の形態4では、キーワード記憶部11に音韻キーワードリスト14a〜14dのみが登録されているが、これに限定されない。キーワード記憶部11には、音韻キーワードリスト14a〜14dと、音韻キーワードリスト14a〜14dのそれぞれに対応した検索信頼値リスト20a〜20d(図示せず)とが登録されてもよい。
また、制御処理部9からのコンテンツデータが、TTS中間言語データ15と表示コンテンツデータ22とからなる複合コンテンツ23を含んでいてもよい。
これらの場合も、上記実施の形態4と同様の効果を奏することができる。
この発明の実施の形態1に係る車載無線装置を含むシステム全体を示す構成図である。 この発明の実施の形態1に係る車載無線装置を詳細に示すブロック図である。 この発明の実施の形態1に係る受信コンテンツ処理部の動作を示す説明図である。 この発明の実施の形態2に係る音韻キーワードリストおよび検索信頼値リストを示す説明図である。 この発明の実施の形態3に係る車載無線装置を詳細に示すブロック図である。 この発明の実施の形態3に係る受信コンテンツ処理部の動作を示す説明図である。 この発明の実施の形態4に係る受信コンテンツ処理部の動作を示すタイミングチャートである。
符号の説明
1、1A 車載無線装置、4 路側無線装置、7 空中線部、8 無線制御部、9 制御処理部、10、10A 受信コンテンツ処理部、11 キーワード記憶部、12 音声合成エンジン(音声合成部)、13 スピーカ(音声出力部)、14、14a〜14d 音韻キーワードリスト、15 TTS中間言語データ、16、16a〜16h 音韻データ、17、17a〜17j 韻律データ、19 加工後TTS中間言語データ、20、20a〜20d 検索信頼値リスト、21 ディスプレイ(表示部)、22 表示コンテンツデータ、23 複合コンテンツ。

Claims (9)

  1. 空中線部と、無線制御部と、制御処理部と、キーワード記憶部と、受信コンテンツ処理部と、音声合成部と、音声出力部とを備えた車載無線装置であって、
    前記空中線部は、路側無線装置との間で路車間通信によって無線信号を送受信し、
    前記無線制御部は、前記無線信号とベースバンド信号とを変調および復調によって互いに変換し、
    前記制御処理部は、前記ベースバンド信号から前記路側無線装置が発行する要求コマンドを取り出して、前記要求コマンドに応じた処理を実行するとともに、前記要求コマンドにコンテンツデータが含まれる場合には、前記コンテンツデータを取り出して前記受信コンテンツ処理部に出力し、
    前記キーワード記憶部は、表音文字で記述される音韻キーワードがあらかじめ記憶された音韻キーワードリストを含み、
    前記受信コンテンツ処理部は、
    前記制御処理部からの前記コンテンツデータに、表音文字で記述される音韻データと前記音韻データに対する韻律データとからなるTTS中間言語データが含まれる場合には、前記音韻データを対象として前記音韻キーワードリストに記憶された前記音韻キーワードを検索し、
    検索結果が第1所定条件を満たした場合に、前記TTS中間言語データを前記音声合成部に出力し、
    前記音声合成部は、前記受信コンテンツ処理部からの前記TTS中間言語データに基づいて合成音声信号を合成し、
    前記音声出力部は、前記合成音声信号に応じて合成音声を出力することを特徴とする車載無線装置。
  2. 前記受信コンテンツ処理部は、前記音韻データと一致する音韻キーワードが存在する場合に、前記第1所定条件を満たすと判定することを特徴とする請求項1に記載の車載無線装置。
  3. 前記受信コンテンツ処理部は、前記音韻データと一致した音韻キーワードの数が第1所定値以上になった場合に、前記第1所定条件を満たすと判定することを特徴とする請求項1に記載の車載無線装置。
  4. 前記キーワード記憶部は、前記音韻キーワードに対応付けられた検索信頼値が記憶された検索信頼値リストを含み、
    前記受信コンテンツ処理部は、
    前記音韻データと一致した音韻キーワードに対応した検索信頼値を読み出して、前記音韻キーワードリストの全ての音韻キーワードについて前記検索が終了したときに、読み出した検索信頼値を合計して検索信頼合計値を演算し、
    前記検索信頼合計値が第2所定値以上になった場合に、前記第1所定条件を満たすと判定することを特徴とする請求項1に記載の車載無線装置。
  5. 空中線部と、無線制御部と、制御処理部と、キーワード記憶部と、受信コンテンツ処理部と、音声合成部と、音声出力部とを備えた車載無線装置であって、
    前記空中線部は、路側無線装置との間で路車間通信によって無線信号を送受信し、
    前記無線制御部は、前記無線信号とベースバンド信号とを変調および復調によって互いに変換し、
    前記制御処理部は、前記ベースバンド信号から前記路側無線装置が発行する要求コマンドを取り出して、前記要求コマンドに応じた処理を実行するとともに、前記要求コマンドにコンテンツデータが含まれる場合には、前記コンテンツデータを取り出して前記受信コンテンツ処理部に出力し、
    前記受信コンテンツ処理部は、
    前記制御処理部からの前記コンテンツデータに、表音文字で記述される音韻データと前記音韻データに対する韻律データとからなるTTS中間言語データが含まれる場合には、前記音韻データと前記キーワード記憶部にあらかじめ登録された音韻キーワードリストとを照合し、
    照合結果に応じて、
    前記TTS中間言語データを破棄する第1処理、
    入力されたままの前記TTS中間言語データを前記音声合成部に出力する第2処理、および
    入力されたままの前記音韻データと、入力された内容から変化させた韻律データとを組み合わせて、音声の表現効果を変化させた加工後TTS中間言語データを再構成するとともに、前記加工後TTS中間言語データを前記音声合成部に出力する第3処理
    の何れかの処理を実行し、
    前記音声合成部は、前記受信コンテンツ処理部からの前記TTS中間言語データ、または前記加工後TTS中間言語データに基づいて合成音声信号を合成し、
    前記音声出力部は、前記合成音声信号に応じて合成音声を出力することを特徴とする車載無線装置。
  6. 前記キーワード記憶部は、表音文字で記述された所定分野の音韻キーワードがあらかじめ記憶された音韻キーワードリストを含み、
    前記受信コンテンツ処理部は、前記音韻データと一致した音韻キーワードの数が第1所定値以上になった場合に、前記コンテンツデータが前記所定分野に属すると判定することを特徴とする請求項5に記載の車載無線装置。
  7. 前記キーワード記憶部は、表音文字で記述された所定分野の音韻キーワードがあらかじめ記憶された音韻キーワードリストと、前記音韻キーワードに対応付けられた検索信頼値が記憶された検索信頼値リストとを含み、
    前記受信コンテンツ処理部は、
    前記音韻データと一致した音韻キーワードに対応した検索信頼値を読み出して、前記音韻キーワードリストの全ての音韻キーワードについて前記照合が終了したときに、読み出した検索信頼値を合計して検索信頼合計値を演算し、
    前記検索信頼合計値が第2所定値以上になった場合に、前記コンテンツデータが前記所定分野に属すると判定することを特徴とする請求項5に記載の車載無線装置。
  8. 表示によって報知を実行する表示部を備え、
    前記受信コンテンツ処理部は、
    前記制御処理部からの前記コンテンツデータに、表示用の表示コンテンツデータが含まれる場合には、前記照合結果に応じて、
    前記表示コンテンツデータを破棄する第4処理、
    入力されたままの前記表示コンテンツデータを前記表示部に出力する第5処理、および
    入力された内容から表示効果を変化させた加工後表示コンテンツデータを再構成するとともに、前記加工後表示コンテンツデータを前記表示部に出力する第6処理
    の何れかの処理を実行し、
    前記表示部は、前記受信コンテンツ処理部からの前記表示コンテンツデータ、または前記加工後表示コンテンツデータの情報を表示することを特徴とする請求項5から請求項7までの何れか1項に記載の車載無線装置。
  9. 前記キーワード記憶部は、複数の音韻キーワードリストを含み、
    前記複数の音韻キーワードリストの各々は、第2所定条件を満たした場合に前記受信コンテンツ処理部によって有効化または無効化されることを特徴とする請求項1から請求項8までの何れか1項に記載の車載無線装置。
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