JP2008298913A - 表示装置の駆動装置および駆動方法 - Google Patents

表示装置の駆動装置および駆動方法 Download PDF

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Abstract

【課題】消費電力を低減できる表示装置の駆動装置を提供する。
【解決手段】ゲートドライバ5およびソースドライバ7は、表示装置1に対して行反転駆動またはドット反転駆動を行い、かつ、1つのフレームを構成する複数のサブフレームを所定のインターバルだけずらして走査する追いかけ走査を行う。駆動装置は、ゲートドライバ5およびソースドライバ7を制御する制御手段を備える。制御手段は、1画面の垂直ブランキングを含めたトータル走査期間が奇数のライン期間に相当し、サブフレームの数が奇数であり、追いかけ走査のインターバルが奇数のライン間隔に相当しており、1つのフレームを構成し、順番に書き込まれる複数のサブフレームの間で各画素の極性がサブフレーム毎に反転するように、ゲートドライバ5およびソースドライバ7を制御する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、液晶等の表示装置に関し、特に、オーバードライブなどのために追いかけ走査を行う表示装置の駆動装置および駆動方法に関する。
従来、液晶ディスプレイのような表示装置においては、複数のゲートラインと複数のソースバスが交差しており、各交差点に画素が位置しており、多数の画素によってマトリクス状の表示領域が形成されている。表示装置はゲート駆動回路およびソース駆動回路によって駆動される。ゲート駆動回路が複数のゲートラインを順次駆動させる。そして、各ゲートラインが駆動されるときに、ソース駆動回路が複数のソースバスを駆動し、表示すべき画像に応じたソースバス電圧を各ソースバスに供給する。このようにして、表示領域に画像が表示される。
従来より、表示装置では、寿命などを考慮して反転駆動が採用されている。各種の反転駆動が知られているが、本発明は主として行反転駆動(row inversion driving)およびドット反転駆動(dot inversion driving)に関連する。行反転駆動は、ゲートライン毎に画素にかける電圧の極性を反転させる。ドット反転駆動は、ゲートライン毎、ソースバス毎に極性を反転させる。
ところで、表示装置の応答速度を向上するためにオーバードライブ技術が従来より提案されている。オーバードライブ技術では、まず、各画素ごとに、オーバードライブ電圧がソースバスに供給され、それから、ラストドライブ電圧が供給される。ラストドライブ電圧が、表示すべき画像に応じた信号であり、ターゲット電圧ともいわれる。オーバードライブ電圧は、ラストドライブ電圧よりも大きい所定の値に設定されている。
上記の例は、オーバードライブ電圧とラストドライブ電圧の2ステップのオーバードライブ技術に相当する。別の例としては、3ステップのオーバードライブ技術も提案されている。この場合、プレドライブ電圧、オーバードライブ電圧、ラストドライブ電圧が順次供給される。プレドライブ電圧は、オーバードライブ電圧よりも小さく設定されている。
別の例の好適なオーバードライブ技術では、上記のプレドライブ電圧とオーバードライブ電圧が順次供給される。プレドライブ電圧はオーバードライブ電圧より小さい所定の値に設定されている。この場合は、書込時間内で必要な書込み電圧に到達できるようにオーバードライブ電圧が制御されて供給される。これにより、各画素の電圧は、表示すべき画像に応じた値になる。この技術も、2ステップのオーバードライブ技術の一つといえる。
オーバードライブ技術を実現するためには、1フレーム期間に、各画素が複数回走査される必要がある。そのための走査手法としては、順序型走査(sequence-scan)と追いかけ走査(chase-scan)とが考えられる。
順序型走査では、画面全体に対する各回の走査が完了してから、次の回の走査が画面全体に対して行われる。3ステップの場合、プレドライブ電圧の走査が完了してからオーバードライブ電圧の走査が開始し、オーバードライブ電圧の走査が完了してから、ラストドライブ電圧での走査が開始する。
一方、追いかけ走査では、各回の走査の途中で(画面の最下位置まで走査が完了する前に)、次の回の走査が開始する。3ステップの場合、プレドライブ電圧での走査の途中で、所定のインターバルだけ遅れて、オーバードライブ電圧での走査が開始する。インターバルは、所定数のラインに相当する間隔である。さらに、オーバードライブ電圧での走査から所定のインターバルだけ遅れてラストドライブ電圧での走査が開始する。
追いかけ走査は、複数のフレームデータを設定されたインターバルだけずらして走査する技術ということができる。本明細書では、追いかけ走査における複数のフレームの各々をサブフレームと呼ぶ。3ステップのオーバードライブ技術では、プレドライブ、オーバードライブ、ラストドライブの3つのサブフレームが用いられる。
このような追いかけ走査により、ドライブ間隔の自由度を増すことができる。しかしながら、従来技術においては、行反転駆動またはドット反転駆動を行う表示装置に、追いかけ走査を適用すると、以下の例のように、ソースバスの極性反転回数が多くなり、電力消費量が多くなってしまうことがある。
図1は、3ステップのオーバードライブ技術の例を示している。図1では、上から下へと順に、時間経過に沿ったゲート駆動タイミングと、ソースバス電圧波形と、ソースバス電圧極性変化とが示されている。図1において、ライン期間(line cycle time or line period)はライン駆動の周期であり、各ライン期間が1つのゲートラインGLを駆動する時間である。
図1に示すように、追いかけ走査は、プレドライブ、オーバードライブ、ラストドライブのゲート走査を行う。図の例では、プレドライブとオーバードライブのインターバルは3ライン期間であり、すなわち、3ライン間隔(3本のラインに相当する間隔)である。同様にオーバードライブとラストドライブのインターバルも3ライン間隔である。また、図示のように、プレドライブ、オーバードライブ、ラストドライブは、各ライン期間のうちの最初の1/3の期間、真中の1/3の期間、最後の1/3の期間にそれぞれ行われる。
上記の追いかけ走査が行われた場合、図示の如く、ソースバス電圧の極性が頻繁に変化する。具体的には、各ライン期間に3回ずつ極性が反転する。例えば、ライン期間1では極性が+、−、+と変化し、ライン期間2では極性が−、+、−と変化する。
このような頻繁な極性反転は、行反転駆動またはドット反転駆動に追いかけ走査を組み合わせたことによって生じている。図1の下方の極性変化を参照すると、行反転駆動またはドット反転駆動では、プレドライブの極性が、ライン期間毎に反転する。同様に、オーバードライブの極性も、ライン期間毎に反転する。さらに、ラストドライブの極性も、ライン期間毎に反転する。オーバードライブの極性変化が、他の2つの極性変化とずれている。これらが組み合わされた結果、図示の如く、1ライン期間に極性が3回反転する。
このような頻繁な極性反転は、電力消費量の増大を招いてしまう。行反転駆動またはドット反転駆動の表示装置にて追いかけ走査を行う場合であっても、電力消費を極力低減することが望まれる。
上記の説明では、オーバードライブ技術において追いかけ走査を行う場合を取り上げて本発明の背景について説明した。しかし、オーバードライブに限られず、追いかけ走査を行う場合には同様の事象が生じ得る。追いかけ走査が適用される他の例としては、黒挿入が挙げられる。黒挿入では、ターゲット電圧を書き込んだ後に、動画応答改善のための黒レベルの電圧が画素に書き込まれる。
特開2003−162256号公報
本発明は、上記背景の下でなされたものであり、その目的は、消費電力を低減できる表示装置の駆動装置および駆動方法を提供することにある。
また、本発明の一の目的は、良質な画像が得られる表示装置の駆動装置および駆動方法を提供することにある。
本発明の一態様は、表示装置を駆動する装置であって、前記表示装置の複数のソースバスを駆動するソースドライバと、前記表示装置の複数のゲートラインを駆動するゲートドライバであって、前記ソースドライバと共に前記ゲートドライバが前記表示装置に対して行反転駆動またはドット反転駆動を行い、かつ、1つのフレームを構成する複数のサブフレームを所定のインターバルだけずらして走査する追いかけ走査を行うゲートドライバと、1画面の垂直ブランキングを含めたトータル走査期間が奇数のライン期間に相当しており、前記サブフレームの数が奇数であり、前記追いかけ走査の前記インターバルが奇数のライン間隔に相当しており、1つのフレームを構成し、順番に書き込まれる複数のサブフレームの間で各画素の極性がサブフレーム毎に反転するように前記ゲートドライバおよび前記ソースドライバを制御する制御手段と、を備える。
本発明によれば、各ソースバスに対して、1つのライン期間において、複数のソースバス信号が順次供給される。これら複数のソースバス信号は、追いかけ走査のインターバルだけずれた複数のライン(複数の画素)へとそれぞれ供給される。そして、本発明では、上記の構成を採用したことにより、1つのライン期間では、これら複数のソースバス信号の電圧極性が同じになる。例えば、3ステップのオーバードライブ技術に本発明が適用されると、プレドライブ、オーバードライブ、ラストドライブが、1つのライン期間で、インターバルずつずれたラインに対して行われる。この際、1つのライン期間では、3つのドライブの電圧極性が同じになる。このようにして、本発明によれば、ソースバス電圧の反転回数を低減して、消費電力を低減できる。
本発明の別の態様は、表示装置を駆動する装置であって、前記表示装置の複数のソースバスを駆動するソースドライバと、前記表示装置の複数のゲートラインを駆動するゲートドライバであって、前記ソースドライバと共に前記ゲートドライバが前記表示装置に対して行反転駆動またはドット反転駆動を行い、かつ、1つのフレームを構成する複数のサブフレームを所定のインターバルだけずらして走査する追いかけ走査を行うゲートドライバと、1画面の垂直ブランキングを含めたトータル走査期間が奇数のライン期間に相当しており、前記サブフレームの数が奇数であり、前記追いかけ走査の前記インターバルが偶数のライン間隔に相当しており、1つのフレームを構成し、順番に書き込まれる複数のサブフレームの間で各画素の極性がサブフレーム毎に反転しないように前記ゲートドライバおよび前記ソースドライバを制御する制御手段と、を備える。
本発明の別の態様は、表示装置を駆動する装置であって、前記表示装置の複数のソースバスを駆動するソースドライバと、前記表示装置の複数のゲートラインを駆動するゲートドライバであって、前記ソースドライバと共に前記ゲートドライバが前記表示装置に対して行反転駆動またはドット反転駆動を行い、かつ、1つのフレームを構成する複数のサブフレームを所定のインターバルだけずらして走査する追いかけ走査を行うゲートドライバと、1画面の垂直ブランキングを含めたトータル走査期間が奇数のライン期間に相当しており、前記サブフレームの数が偶数であり、前記追いかけ走査の前記インターバルが奇数または偶数のライン間隔に相当しており、1つのフレームを構成し、順番に書き込まれる複数のサブフレームの間で各画素の極性がサブフレーム毎に反転しないように前記ゲートドライバおよび前記ソースドライバを制御する制御手段と、を備える。
本発明の別の態様は、表示装置を駆動する装置であって、前記表示装置の複数のソースバスを駆動するソースドライバと、前記表示装置の複数のゲートラインを駆動するゲートドライバであって、前記ソースドライバと共に前記ゲートドライバが前記表示装置に対して行反転駆動またはドット反転駆動を行い、かつ、1つのフレームを構成する複数のサブフレームを所定のインターバルだけずらして走査する追いかけ走査を行うゲートドライバと、1画面の垂直ブランキングを含めたトータル走査期間が奇数のライン期間に相当しており、前記サブフレームの数が偶数であり、前記追いかけ走査の前記インターバルが奇数または偶数のライン間隔に相当しており、1つのフレームを構成し、順番に書き込まれる複数のサブフレームの間で各画素の極性がサブフレーム毎に反転し、かつ、1つのフレームの最後に書き込まれるサブフレームと次のフレームの最初に書き込まれるサブフレームの間で各画素の極性が反転しないように前記ゲートドライバおよび前記ソースドライバを制御する制御手段と、を備える。
本発明の別の態様は、表示装置を駆動する方法であって、前記表示装置の複数のソースバスを駆動し、前記表示装置の複数のゲートラインを駆動し、前記複数のゲートラインおよび前記複数のソースバスの駆動によって前記表示装置に対して行反転駆動またはドット反転駆動を行い、かつ、1つのフレームを構成する複数のサブフレームを所定のインターバルだけずらして走査する追いかけ走査を行い、1画面の垂直ブランキングを含めたトータル走査期間が奇数のライン期間に相当しており、前記サブフレームの数が奇数であり、前記追いかけ走査の前記インターバルが奇数のライン間隔に相当しており、1つのフレームを構成し、順番に書き込まれる複数のサブフレームの間で各画素の極性がサブフレーム毎に反転するように前記表示装置の駆動を制御する。
本発明の別の態様は、表示装置を駆動する方法であって、前記表示装置の複数のソースバスを駆動し、前記表示装置の複数のゲートラインを駆動し、前記複数のゲートラインおよび前記複数のソースバスの駆動によって前記表示装置に対して行反転駆動またはドット反転駆動を行い、かつ、1つのフレームを構成する複数のサブフレームを所定のインターバルだけずらして走査する追いかけ走査を行い、1画面の垂直ブランキングを含めたトータル走査期間が奇数のライン期間に相当しており、前記サブフレームの数が奇数であり、前記追いかけ走査の前記インターバルが偶数のライン間隔に相当しており、1つのフレームを構成し、順番に書き込まれる複数のサブフレームの間で各画素の極性がサブフレーム毎に反転しないように前記表示装置の駆動を制御する。
本発明の別の態様は、表示装置を駆動する方法であって、前記表示装置の複数のソースバスを駆動し、前記表示装置の複数のゲートラインを駆動し、前記複数のゲートラインおよび前記複数のソースバスの駆動によって前記表示装置に対して行反転駆動またはドット反転駆動を行い、かつ、1つのフレームを構成する複数のサブフレームを所定のインターバルだけずらして走査する追いかけ走査を行い、1画面の垂直ブランキングを含めたトータル走査期間が奇数のライン期間に相当しており、前記サブフレームの数が偶数であり、前記追いかけ走査の前記インターバルが奇数または偶数のライン間隔に相当しており、1つのフレームを構成し、順番に書き込まれる複数のサブフレームの間で各画素の極性がサブフレーム毎に反転しないように前記表示装置の駆動を制御する。
本発明の別の態様は、表示装置を駆動する方法であって、前記表示装置の複数のソースバスを駆動し、前記表示装置の複数のゲートラインを駆動し、前記複数のゲートラインおよび前記複数のソースバスの駆動によって前記表示装置に対して行反転駆動またはドット反転駆動を行い、かつ、1つのフレームを構成する複数のサブフレームを所定のインターバルだけずらして走査する追いかけ走査を行い、1画面の垂直ブランキングを含めたトータル走査期間が奇数のライン期間に相当しており、前記サブフレームの数が偶数であり、前記追いかけ走査の前記インターバルが奇数または偶数のライン間隔に相当しており、1つのフレームを構成し、順番に書き込まれる複数のサブフレームの間で各画素の極性がサブフレーム毎に反転し、かつ、1つのフレームの最後に書き込まれるサブフレームと次のフレームの最初に書き込まれるサブフレームの間で各画素の極性が反転しないように前記表示装置の駆動を制御する。
また、本発明の別の態様は、上述の駆動装置を有する表示装置を有する電子装置であって、携帯電話、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、ノートブックパソコン、カーナビゲーション装置、テレビ、デジタルスティルカメラ(DSC)及び液晶表示装置からなる群より選ばれる電子装置である。
本発明は、行反転駆動タイプまたはドット反転駆動タイプの表示装置にて追いかけ走査を行う場合に消費電力を低減できる。
以下に本発明の詳細な説明を述べる。ただし、以下の詳細な説明と添付の図面は発明を限定するものではない。代わりに、発明の範囲は添付の請求の範囲により規定される。
「第1の実施の形態」
図2は、本実施の形態に係る表示装置の構成を示している。本実施の形態では、表示装置1が液晶ディスプレイである。表示装置1は、表示部3、ゲートドライバ回路5、ソースドライバ回路7および制御回路9を備えている。本発明の駆動装置は表示装置1に備えられており、詳しくはゲートドライバ回路5、ソースドライバ回路7および制御回路9で構成されている。
表示部3は、互いに交差した多数のゲートラインGLと多数のソースバスSBを有している。それら多数のゲートラインGLと多数のソースバスSBの各交差点に画素が形成されており、これにより多数の画素がマトリクス状に配置されて表示領域が形成されている。各画素位置にはトランジスタが形成されており、トランジスタのゲート電極とソース電極がそれぞれゲートラインGLおよびソースバスSBに接続されている。
ゲートドライバ回路5は、複数のゲートラインGLを順次駆動していく回路である。ソースドライバ回路7は、表示すべき画像に応じたソースバス電圧を供給することによって各々のソースバスを駆動する回路である。制御回路9は、CPU11から供給される画像データに応じてデータドライバ回路5およびゲートドライバ回路7を制御して、画像を表示部3に表示させる。
上記構成において、ゲートドライバ回路5がパルス信号を供給することによって1つのゲートラインGLを駆動すると、ゲートラインGL上に位置する各画素のトランジスタがオンになる。そして、ソースドライバ回路7が、オンになった各画素へと各ソースバスSBを通してソースバス電圧を供給する。このような動作が、制御回路9の制御下で、ゲートドライバ回路5およびソースドライバ回路7によって、複数のゲートラインGLに対して順次行われる。これにより、表示部3に画像が表示される。
本実施の形態では、表示装置1の駆動装置が、行反転駆動またはドット反転駆動を行うように構成されている。反転駆動は制御回路9の制御下でゲートドライバ回路5およびソースドライバ回路7により行われる。図3を参照すると、行反転駆動では、ゲートラインGLごとに(行ごとに)、ソースバス電圧の極性が反転される。また、ドット反転駆動では、ゲートラインGLごと(行ごとに)、かつ、ソースバスSBごとに(列ごとに)、ソースバス電圧の極性が反転される。1本のソースバスSBに着目すると、行反転駆動とドット反転駆動の双方において、ゲートラインGLごとに、すなわち画素毎にソースバス電圧の極性が反転する。
また、本実施の形態では、表示装置1とその駆動装置は、以下に詳細に説明する通り、追いかけ走査によって3ステップのオーバードライブを行うように構成されている。追いかけ操作は、制御回路9の制御下でゲートドライバ回路5およびソースドライバ回路7により行われる。
3ステップのオーバードライブでは、各画素が、プレドライブ電圧、オーバードライブ電圧、ラストドライブ電圧で順次駆動される。ラストドライブ電圧が、表示すべき画像に応じた信号であり、ターゲット電圧ともいわれる。オーバードライブ電圧は、ラストドライブ電圧よりも大きい所定の値に設定されている。プレドライブ電圧は、オーバードライブ電圧よりも小さく設定されている。
上記のオーバードライブ技術では、1画面において各画素が3回駆動される必要がある。この複数回の駆動が、本実施の形態では、追いかけ走査で実現される。追いかけ走査では、各回の走査の途中で、次の回の走査が開始する。すなわち、まずプレドライブ電圧での走査が行われ、プレドライブ電圧での走査から所定のインターバルだけ遅れてオーバードライブ電圧での走査が行われ、オーバードライブ電圧での走査から所定のインターバルだけ遅れてラストドライブ電圧の走査が行われる。インターバルは、所定数のラインに相当する間隔(または期間)である。
追いかけ走査は、複数のフレームデータをインターバルだけずらして走査する技術ということができる。そこで、これら複数のフレームの各々をサブフレームと呼ぶ。3ステップのオーバードライブ技術では、プレドライブ、オーバードライブ、ラストドライブの3つのサブフレームの走査が行われる。
ただし、追いかけ走査を単に行うと、本発明の背景技術における図1の例に見られるように、ソースバスの極性反転回数が多くなり、電力消費量が多くなってしまうことがある。このような事態を避けるため、本実施の形態の駆動装置が、ゲートドライバ回路5およびソースドライバ回路7を制御して下記のように表示装置1を駆動するように構成され、これにより、ソースバス電圧の極性の反転回数が低減される。
第1点としては、図4に示されるように、本実施の形態では、1画面の垂直ブランキングを含めたトータル走査期間が、奇数のライン期間に相当している。すなわち、トータル走査期間が、ライン期間の奇数倍に相当している。各ライン期間は、1つのゲートラインGLを走査するための期間である。
より詳細には、図4に示されるように、1画面のトータル走査期間は、表示領域期間と垂直ブランキング期間の合計である。表示領域期間は、表示領域の走査期間であり、すなわち、水平走査線数(ゲートライン数)のライン期間に相当する。水平走査線数が一般に偶数であり、したがって、表示領域期間は偶数のライン期間に相当する。これに対して、垂直ブランキング期間は奇数ライン期間に設定される。このような設定により、トータル走査期間が奇数ライン期間になり、そして、トータル走査期間のソースバスの極性反転回数が奇数回になる。
第2点として、図5に示されるように、本実施の形態では、追いかけ走査のインターバルが奇数のライン間隔(またはライン期間)に相当している。さらに、第3点として、本実施の形態では、1つのフレームを構成し、順番に書き込まれる複数のサブフレームの間で、各画素の書込電圧の極性がサブフレーム毎に反転される。
図5は、1本のソースバスSB上での追いかけ走査の様子を時間経過に沿って示している。図中の「P」は、プレドライブ電圧で駆動される画素を示している。同様に、「O」、「L」は、オーバードライブ電圧およびラストドライブ電圧で駆動される画素を示している。「+」、「−」は、駆動時のソースバス電圧の書込極性である。図示のように、本実施の形態では、サブフレーム間のインターバルが奇数ライン間隔に相当しており、図の例では3ライン間隔に相当している。
また、図5に示されるように、同じラインnにおいては、プレドライブ電圧が「+」、オーバードライブ電圧が「−」、ラストドライブ電圧が「+」である。次のラインn+1では、プレドライブ電圧が「−」、オーバードライブ電圧が「+」、ラストドライブ電圧が「−」である。このように、プレドライブ、オーバードライブおよびラストドライブで極性が反転し、したがって、各画素の極性がサブフレーム毎に反転される。
なお、図5は、1本のソースバスSBにおける追いかけ走査の様子を示している。行反転駆動が行われる場合、隣のソースバスSBでも同じように追いかけ走査が行われる。ドット反転駆動が行われる場合、隣のソースバスSBでは、隣合う画素の極性が反対になる。ただし、極性の反転を除き、ソースバスSBの駆動原理は同様である。そこで、以下の説明では、図5と同様に、主として1本のソースバスSBに着目して、本発明について説明する。
また、上記のように表示装置1を駆動すると、1つの画素の極性が、プレドライブ、オーバードライブ、ラストドライブで順次反対になる。このことは、表示装置1を駆動する上では問題ない。液晶分子が電圧差の絶対値に応答するので、電圧差の極性が反対になっても液晶分子の応答は同じであり、したがって、サブフレーム毎に極性が反転しても画素動作への悪影響はない。本発明は、このような液晶分子の性質に着目している。そして、この性質を活用し、液晶動作への影響を与えずにソースバスの極性反転回数を低減すべく、上記の駆動制御が行われる。
次に、上述のように表示装置1が構成される場合のソースバス電圧の極性反転動作について説明する。図6は、1フレームのトータル走査期間におけるソースバス電圧の極性変化の様子を示すチャートである。以下、図6のかたちのチャートを、「極性チャート」と呼ぶ。極性チャートは、極性テーブルと呼ぶこともできる。
図6は、2つのフレーム(nフレーム、n+1フレーム)の極性チャートを示している。極性チャートの各段が、1つのライン期間に相当している。各フレームでは、極性チャート中の一部に矢印で示されるように、1段目のプレドライブ、オーバードライブ、ラストドライブが順次行われる。続いて、2段目のプレドライブ、オーバードライブ、ラストドライブが順次行われる。この動作が継続されて、極性チャート全体(1フレーム)の走査が行われる。
図6に示されるように、表示装置1が行反転駆動またはドット反転駆動を行うので、極性はライン毎に反転している。
また、本実施の形態では1フレームのトータル走査期間が奇数ライン期間に設定されるので、図6でも、チャート段数(=トータル走査期間)が奇数、具体的には13である。また、垂直ブランキング(B)も奇数ライン期間に相当しており、具体的には1ライン期間である。また、垂直ブランキング中も画質の劣化を防ぐため連続した極性反転が行われる。ただし、図6では、説明を簡単にするために、実際よりも少ないライン数で極性チャートが作られている(以降の他の極性チャートについても同様である)。
また、図6にマークXで示すように、サブフレーム間のインターバルが奇数ライン間隔、具体的には5ライン間隔に設定されている(図5の例ではインターバルが3ライン間隔であったが、図6はインターバルが5ライン間隔の例を示している)。
より詳細には、プレドライブを縦方向に見ると、1フレーム期間の開始から、ライン1、2、3・・・が順次駆動される。オーバードライブでのライン1の駆動は、プレドライブでのライン6の駆動と同じライン期間に行われる。これにより、プレドライブよりも5ライン遅れて、オーバードライブにて各ラインが駆動される。
さらに、ラストドライブでのライン1の駆動は、オーバードライブでのライン6の駆動と同じライン期間に行われる。これにより、オーバードライブよりもさらに5ライン遅れて、ラストドライブにて各ラインが駆動される。
また、図6にマークYで示すように、1つのフレームを構成し、順番に書き込まれる複数のサブフレームの間で、各画素の極性がサブフレーム毎に反転される。例えばライン1に着目すると、プレドライブではライン1の画素が「+」で駆動される。オーバードライブでは、ライン1の画素が「−」で駆動される。さらに、ラストドライブでは、ライン1の画素が「+」で駆動される。他のラインも同様であり、各画素の極性がサブフレーム毎に反転する。
なお、行反転駆動またはドット反転駆動が行われるので、既に述べたとおり、上下の画素では極性が反転する。また、各画素の極性はフレーム毎にも反転される。したがって、nフレームで、1つの画素において、プレドライブ、オーバードライブ、ラストドライブの極性が、「+、−、+」であったとする。この場合、n+1フレームでは、同画素において、プレドライブ、オーバードライブ、ラストドライブの極性が、「−、+、−」である。
本実施の形態では、上記のようにして表示装置1が駆動される。その結果、図6に現れているように、各ライン期間では、ソースバスSBの極性が同じになる。したがって、ソースバスSBの極性反転回数を低減することができる。
図7は、本実施の形態における表示装置1の動作を示している。図7は、図1の従来技術と同じ形式で、本発明の表示装置1の動作を示している。図7では、上から下へと順に、時間経過に沿ったゲート駆動タイミングと、ソースバス電圧波形と、ソースバス電圧極性変化とが示されている。ライン期間(line cycle time or line period)はライン駆動の周期であり、各ライン期間が1つのゲートラインGLを駆動する時間である。
ゲート駆動タイミングのチャートに示されるように、追いかけ走査としては、プレドライブ、オーバードライブ、ラストドライブの走査が行われる。図の例では、インターバルは3ライン間隔である(図6の例ではサブフレーム間のインターバルが5ライン間隔であったが、図7はインターバルが3ライン間隔の例を示して図面を分かりやすくしている)。また、図示のように、プレドライブ、オーバードライブ、ラストドライブは、各ライン期間のうちの最初の1/3の期間、真中の1/3の期間、最後の1/3の期間にそれぞれ行われる。
上記の追いかけ走査のタイミングは、従来技術の図1と本実施の形態の図7にて同様である。しかし、図1と図7を比較すると分かるように、従来技術では1ライン期間にソースバス電圧の極性が3回反転するが、本実施の形態では1ライン期間のソースバス電圧極性が同じに維持される。
このような相違は、上述したサブフレーム毎のソースバス電圧極性の反転によって実現されている。ライン1は、プレドライブにて「+」、オーバードライブにて「−」、ラストドライブにて「+」である。ライン2は、プレドライブにて「−」、オーバードライブにて「+」、ラストドライブにて「−」である。このようなソースバス毎の極性反転の結果、図7に示されるように、各々のライン期間では、ソースバス電圧の極性が同じになっている。
次に、本実施の形態と従来技術とを、極性チャートを使って比較する。図8は、図1の従来技術に相当する極性チャートである。従来技術でも、トータル走査期間は奇数ライン期間(13ライン期間)に相当する。また、サブフレーム間のインターバルは奇数ライン間隔(5ライン間隔)である。
しかし、本実施の形態と従来技術の相違点として、従来技術では、サブフレーム毎の極性反転は行われない。nフレームでは、ライン1が、プレドライブにて「+」、オーバードライブにて「+」、ラストドライブにて「+」である。ライン2は、プレドライブにて「−」、オーバードライブにて「−」、ラストドライブにて「−」である。その結果、図8では、各ライン期間にて、ソースバス電圧の極性が3回反転する。これに対して、本発明では、図6に示したように、ソースバス電圧の極性反転回数を大幅に低減することができる。
また、本実施の形態のさらなる利点として、以下に説明するように、画質の改善を挙げることができる。図9は、別の仕様の極性チャートを示している。図6の本実施の形態の構成と同様に、図9では、サブフレーム間のインターバルが奇数ライン間隔である。また、本実施の形態と同様に、サブフレーム毎に極性が反転される。
ただし、本実施の形態との相違点として、図9では、ブランキング期間が偶数ライン期間であり、1フレームのトータル走査期間も偶数ライン期間である。その結果、図示のように、最初の5ライン期間(1番目から5番目)では、オーバードライブとラストドライブの極性が同じであり、プレドライブの極性は異なっている。次の5ライン期間(6番目から10番目)では、プレドライブとオーバードライブの極性が同じであり、ラストドライブの極性が異なっている。このように、極性パターンが途中で変化する。このようなパターンの不連続性、不均一性は、画質劣化の要因になる。本発明によれば、極性パターンが全ラインで同じであり、パターンの連続性が得られ、これにより、上記のような画質劣化を回避できる。
以上に本発明の第1の実施の形態について説明した。上述の例に示されるように、本発明に係る表示装置の駆動装置では、ゲートドライバおよびソースドライバが、表示装置に対して行反転駆動またはドット反転駆動を行い、かつ、1つのフレームを構成する複数のサブフレームを所定のインターバルだけずらして走査する追いかけ走査を行う。そして、本発明の駆動装置は、ゲートドライバおよびソースドライバを制御する。この制御は、1画面の垂直ブランキングを含めたトータル走査期間が奇数のライン期間に相当し、サブフレームの数が奇数であり、追いかけ走査のインターバルが奇数のライン間隔に相当しており、1つのフレームを構成し、順番に書き込まれる複数のサブフレームの間で各画素の極性がサブフレーム毎に反転するように、行われる。
上記のように、本発明では、(1)1画面の垂直ブランキングを含めたトータル走査期間が奇数のライン期間に相当しており、(2)サブフレームの数が奇数であり(上記の例では、3ステップ)、(3)追いかけ走査のインターバルが奇数のライン間隔に相当しており、(4)1つのフレームを構成し、順番に書き込まれる複数のサブフレームの間で各画素の極性がサブフレーム毎に反転する。このような構成により、各ソースバスに対して、1つのライン期間において、複数のサブフレームにそれぞれ対応する複数のソースバス信号が順次供給される。これら複数のソースバス信号は、追いかけ走査のインターバルだけずれた複数のライン(複数の画素)へとそれぞれ供給される。そして、本発明では、1つのライン期間では、これら複数のソースバス信号の電圧極性が同じになる。したがって、ソースバス電圧の反転回数を低減して、消費電力を低減できる。
そして、本実施の形態によれば、ソースバス信号またはコモン電極信号の極性反転回数を低減でき、ソース信号またはコモン信号発生回路アンプの小型化が可能になる。また、ソースバスまたはコモン信号の極性反転反転パターンの連続性(均一性)が維持され、したがって、画質劣化も回避することができ、良好な画質が得られる。
「第2の実施の形態」
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。以下では、主として第1の実施の形態との相違点について説明し、第1の実施の形態と共通する事項の説明は省略する。
本実施の形態において、表示装置とその駆動装置の全体構成は、第1の実施の形態と同様であり、図2に示される通りである。また、第1の実施の形態と第2の実施の形態とは以下の点で同様である。すなわち、行反転駆動またはドット反転駆動が行われる。3ステップのオーバードライブが追いかけ走査によって行われる。1画面の垂直ブランキングを含めたトータル走査期間が、奇数のライン期間に相当している。
ただし、第1の実施の形態と第2の実施の形態の相違点として、第1の実施の形態ではサブフレーム間のインターバルが奇数ライン間隔に相当していたのに対して、第2の実施の形態ではサブフレーム間のインターバルが偶数ライン間隔に相当する。また、第1の実施の形態では、1つのフレームを構成し、順番に書き込まれる複数のサブフレームの間で、各画素の極性がサブフレーム毎に反転された。しかし、第2の実施の形態では、1つのフレームを構成し、順番に書き込まれる複数のサブフレームの間で、サブフレーム毎の極性反転は行われない。
図10は、本実施の形態の表示装置に対応する極性チャートを示している。図示のように、本実施の形態では、サブフレーム間のインターバルが、偶数ライン間隔、具体的には4ライン間隔である。
また、同じフレームの同じラインの極性は、プレドライブ、オーバードライブ、ラストドライブで同じである(反転しない)。例えば、nフレームのライン1について見ると、プレドライブが「+」、(4ライン期間後の)オーバードライブも「+」、(4ライン期間後の)ラストドライブも「+」である。同様に、ライン2について見ると、プレドライブが「−」、オーバードライブも「−」、ラストドライブも「−」である。
そして、図10の例でも、各ライン期間では、ソースバスSBの極性が同じになる。したがって、ソースバスSBの極性反転回数を低減することができる。
以上に説明したように、本発明の第2の実施の形態によれば、表示装置の駆動装置は、行反転駆動またはドット反転駆動を行うように構成され、かつ、1つのフレームを構成する複数のサブフレームを所定のインターバルだけずらして走査する追いかけ走査を行う。そして、本発明の駆動装置では、(1)1画面の垂直ブランキングを含めたトータル走査期間が奇数のライン期間に相当しており、(2)サブフレームの数が奇数であり、(3)追いかけ走査のインターバルが偶数のライン間隔に相当しており、(4)1つのフレームを構成し、順番に書き込まれる複数のサブフレームの間で各画素の極性がサブフレーム毎に反転しない。このような構成によっても、1つのライン期間では、複数のソースバス信号の電圧極性が同じになる。その結果、ソースバス電圧の反転回数を低減して、消費電力を低減できる。
また、本実施の形態でも、第1の実施の形態で説明した極性パターンの連続性(均一性)が維持される。したがって、画質劣化も回避することができ、良好な画質が得られる。
「第3の実施の形態」
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。以下では、主として第1の実施の形態との相違点について説明し、第1の実施の形態と共通する事項の説明は省略する。
本実施の形態において、表示装置とその駆動装置の全体構成は、第1の実施の形態と同様であり、図2に示される通りである。また、第1の実施の形態と第3の実施の形態とは以下の点で同様である。すなわち、行反転駆動またはドット反転駆動が行われる。1画面の垂直ブランキングを含めたトータル走査期間が、奇数のライン期間に相当している。
ただし、第1の実施の形態と第3の実施の形態の相違点として、第1の実施の形態では3ステップのオーバードライブが追いかけ走査によって行われたのに対して、第3の実施の形態では2ステップのオーバードライブが追いかけ走査によって行われる。より詳細には、各画素がオーバードライブ電圧で駆動され、それから、ラストドライブ電圧で駆動される。
また、第1の実施の形態では、サブフレーム間のインターバルが奇数ライン間隔に相当していた。しかし、第3の実施の形態では、サブフレーム間のインターバルが任意であり、偶数ライン間隔でもよく、奇数ライン間隔でもよい。
また、第1の実施の形態では、1つのフレームを構成し、順番に書き込まれる複数のサブフレームの間で、各画素の極性がサブフレーム毎に反転された。これに対して、第3の実施の形態では、1つのフレームを構成し、順番に書き込まれる複数のサブフレームの間で、サブフレーム毎の極性反転は行われない。
本実施の形態の表示装置とその駆動装置は、上記の条件を満たすように構成されている。上記の条件を満たすためには、図11および図12の2つの極性チャートが適用可能である。これら2つの極性チャートのいずれが適用されてもよい。
図11では、トータル走査期間が奇数のライン期間(13ライン)に相当している。サブフレームの数が偶数(オーバードライブとラストドライブの2つ)である。追いかけ走査(オーバードライブとラストドライブ)のインターバルが偶数ライン間隔であり、具体的には4ライン間隔である。例えば、ラストドライブでライン1が駆動されるとき、オーバードライブではライン5が駆動される。
また、同じフレームの同じラインの極性は、オーバードライブ、ラストドライブで同じである(反転しない)。例えば、nフレームのライン1について見ると、オーバードライブも「+」、(4ライン期間後の)ラストドライブも「+」である。同様に、ライン2について見ると、オーバードライブも「−」、ラストドライブも「−」である。
そして、図11の例でも、各ライン期間では、ソースバスSBの極性が同じになる。したがって、ソースバスSBの極性反転回数を低減することができる。
図12では、サブフレーム間のインターバルが奇数ライン間隔、具体的には5ライン間隔である。例えば、ラストドライブでライン1が駆動されるとき、オーバードライブではライン6が駆動される。
また、同じフレームの同じラインの極性は、オーバードライブ、ラストドライブで同じである(反転しない)。例えば、nフレームのライン1について見ると、オーバードライブも「+」、(5ライン期間後の)ラストドライブも「+」である。同様に、ライン2について見ると、オーバードライブも「−」、ラストドライブも「−」である。
図12の例では、各ライン期間では、ソースバス電圧の極性が反転する。しかし、各ライン期間の後半の極性が、次のライン期間の前半の極性と同じになる。したがって、極性反転の回数は、図11の例と同程度に少なく抑えることができる。
以上に説明したように、本発明の第3の実施の形態によれば、表示装置の駆動装置は、行反転駆動またはドット反転駆動を行うように構成され、かつ、1つのフレームを構成する複数のサブフレームを所定のインターバルだけずらして走査する追いかけ走査を行う。そして、本発明の駆動装置では、(1)1画面の垂直ブランキングを含めたトータル走査期間が奇数のライン期間に相当しており、(2)サブフレームの数が偶数であり(上記の例では、2ステップ)、(3)追いかけ走査のインターバルが奇数または偶数のライン間隔に相当しており(任意であり)、(4)1つのフレームを構成し、順番に書き込まれる複数のサブフレームの間で各画素の極性がサブフレーム毎に反転しない。このような構成によっても、ソースバス電圧の反転回数を低減して、消費電力を低減できる。
また、本実施の形態でも、第1の実施の形態で説明した極性パターンの連続性(均一性)が維持される。したがって、画質劣化も回避することができ、良好な画質が得られる。
なお、本実施の形態では、2ステップのオーバードライブ技術において、オーバードライブ電圧とラストドライブ電圧が各画素に供給された。別の例では、プレドライブ電圧とオーバードライブ電圧が順次供給されてよい。プレドライブ電圧はオーバードライブ電圧より小さい所定の値に設定されている。この場合は、書込時間内で必要な書込み電圧に到達できるようにオーバードライブ電圧が制御されて供給される。これにより、各画素の電圧は、表示すべき画像に応じた値になる(オーバードライブ電圧より低い値)。この技術も、2ステップのオーバードライブ技術の一つといえる。この点は、下記の第4の実施の形態においても同様である。
「第4の実施の形態」
次に、本発明の第4の実施の形態について説明する。以下では、主として第1、第3の実施の形態との相違点について説明し、第1、第3の実施の形態と共通する事項の説明は省略する。
本実施の形態において、表示装置とその駆動装置の全体構成は、第1の実施の形態と同様であり、図2に示される通りである。また、第3の実施の形態と第4の実施の形態とは以下の点で同様である。すなわち、行反転駆動またはドット反転駆動が行われる。1画面の垂直ブランキングを含めたトータル走査期間が、奇数のライン期間に相当している。2ステップのオーバードライブが追いかけ走査によって行われる。サブフレーム間のインターバルが任意であり、偶数ライン間隔でもよく、奇数ライン間隔でもよい。
ただし、第3の実施の形態と第4の実施の形態の相違点として、第3の実施の形態では、1つのフレームを構成し、順番に書き込まれる複数のサブフレームの間では各画素の極性がサブフレーム毎に反転されなかった。これに対して、第4の実施の形態では、1つのフレームを構成し、順番に書き込まれる複数のサブフレームの間で各画素の極性がサブフレーム毎に反転される。その代わり、第4の実施の形態では、連続する別々のフレーム間ではサブフレーム毎の極性反転が行われない。すなわち、1つのフレームの最後のサブフレームと次のフレームの初めのサブフレームの間で各画素の極性が反転しない。
本実施の形態の表示装置とその駆動装置は、上記の条件を満たすように構成されている。上記の条件を満たすためには、図13および図14の2つの極性チャートが適用可能である。これら2つの極性チャートのいずれが適用されてもよい。
図13では、図11と同様に、トータル走査期間が奇数のライン期間(13ライン)に相当している。サブフレームの数が偶数(オーバードライブとラストドライブの2つ)である。追いかけ走査(オーバードライブとラストドライブ)のインターバルが偶数ライン間隔であり、具体的には4ライン間隔である。
ただし、図13と図11の相違点として、図11では、1つのフレーム内で、オーバードライブとラストドライブの間で各画素の極性が同じであった。これに対して、図13では、1つのフレームを構成するオーバードライブとサブフレームの間で(すなわち1つのフレームを構成し、最初に書き込まれるサブフレームと、最後に書き込まれるサブフレームの間で)、各画素の極性が反転される。その代わりに、1つのフレームを構成するラストドライブと次のフレームを構成するオーバードライブの間で(すなわち、1つのフレームの最後に書き込まれるサブフレームと、次のフレームの最初に書き込まれるサブフレームとの間で)、各画素の極性が同じである。具体的には、nフレームのライン1についてはオーバードライブの極性が「+」、ラストドライブの極性が「−」であり、そして、n+1フレームではオーバードライブの極性が「−」、ラストドライブの極性が「+」である。したがって、nフレームのラストドライブとn+1フレームのオーバードライブの間で、極性が反転せず、維持される。
このようにして、図13では、サブフレーム毎の極性は反転されるが、フレーム間では極性が維持される。図11のパターンを「++−−」と表現し、図13のパターンを「+−−+」と表現することができる。
以上に、図13の極性チャートについて説明した。図13の例でも、図12の例と同様に、各ライン期間の後半の極性が、次のライン期間の前半の極性と同じになる。したがって、極性反転の回数は、図11および図12の例と同程度に少なく抑えることができる。
図14は、図12の変形例ということができる。図14では、図12と同様、サブフレーム間のインターバルが奇数ライン間隔、具体的には5ライン間隔である。
ただし、図12では、図11と同様に、上述した「++−−」のパターンが採用されており、1つのフレームを構成し、順番に書き込まれる複数のサブフレームの間では、サブフレーム毎の極性反転は行われない。これに対して、図14では、図13と同様に、「+−−+」のパターンが採用されている。そして、1つのフレームを構成し、順番に書き込まれる複数のサブフレームの間でサブフレーム毎に極性反転が行われるが、1つのフレームのラストドライブ(すなわち1つのフレームの最後に書き込まれるサブフレーム)と次のフレームのオーバードライブ(すなわち次のフレームの最初に書き込まれるサブフレーム)の間で、極性が維持される。
その結果、図14の例では、各ライン期間において、ソースバスSBの極性が同じになる。したがって、図14の例でも、ソースバスSBの極性反転回数を低減することができる。
以上に説明したように、本発明の第4の実施の形態によれば、表示装置の駆動装置は、行反転駆動またはドット反転駆動を行うように構成され、かつ、1つのフレームを構成する複数のサブフレームを所定のインターバルだけずらして走査する追いかけ走査を行う。そして、本発明の駆動装置では、(1)1画面の垂直ブランキングを含めたトータル走査期間が奇数のライン期間に相当しており、(2)サブフレームの数が偶数であり(上記の例では、2ステップ)、(3)追いかけ走査のインターバルが奇数または偶数のライン間隔に相当しており(任意であり)、(4)1つのフレームを構成し、順番に書き込まれる複数のサブフレームの間で各画素の極性がサブフレーム毎に反転し、かつ、1つのフレームの最後に書き込まれるサブフレームと次のフレームの最初に書き込まれるのサブフレームの間で各画素の極性が反転しない。このような構成によっても、ソースバス電圧の反転回数を低減して、消費電力を低減できる。
また、本実施の形態でも、第1の実施の形態で説明した極性パターンの連続性(均一性)が維持される。したがって、画質劣化も回避することができ、良好な画質が得られる。
なお、本発明は、第1〜第4の実施の形態で説明したようにオーバードライブ技術に適している。しかし、本発明は、オーバードライブ技術に限定されなくてよい。行反転駆動またはドット反転駆動が行われ、かつ、追いかけ走査が行われる表示装置の駆動装置では、本発明を適用可能である。例えば、他の目的の予備ドライブのために追いかけ走査が利用される場合にも、本発明を適用可能である。追いかけ走査が適用される他の例としては、黒挿入が挙げられる。黒挿入は、ターゲット電圧を書き込んだ後に、動画応答改善のため黒レベル電圧を画素に書き込む処理である。本発明がオーバードライブ技術に限定されないことは、以下の他の実施の形態においても同様である。
「ゲートドライバの構成」
次に、本実施の形態に係る表示装置を駆動するのに適したゲートドライバ回路5の構成について説明する。ゲートドライバ回路5については、以下に説明するように、(1)ブロック制御を行う場合と、(2)ブロック制御を行わない場合とが考えられる。
(1)ブロック制御を行う場合
この場合、図15の例に示されるように、ゲートドライバ回路5は、複数のゲートドライバブロックで構成される。図15では、各ゲートドライバブロックがICチップである。
各ゲートドライバブロックは、複数のゲートラインを含むブロックを駆動する。図15では、3つのブロックA、B、Cが示されており、そして、3つのICチップが示されている。これら3つのブロックA、B、Cでは、スタートパルスSTVは共通である。スタートパルスSTVは走査開始のトリガーのパルスであり、制御回路からブロックA、B、Cに供給される。また、各ブロック間は、動作の連続性を保つための受け渡しパルス信号線で接続されている。一方、イネーブル信号は3つのブロックA、B、Cで異なっている。図示のように、3つのブロックA、B、Cには、制御回路から別々のゲートイネーブル信号GOE1、GOE2、GOE3が供給され、こうしてブロック毎にイネーブル制御が行われる。
各ブロックのライン数は、追いかけ走査のインターバルに相当するライン数に設定されている。追いかけ走査のインターバルがnライン間隔であれば、ブロックのライン数もnである。
上記の例に示されるように、本発明では、ゲートドライバ回路5は、複数のゲートドライバブロックで構成され、各ゲートドライバブロックは複数のゲートラインGLを駆動する。複数のゲートドライバブロックは、別々のイネーブル信号によって制御され、これによりゲートドライバブロック毎にイネーブル制御が行われる。
さらに、本発明では、ゲートドライバブロックの境界が、1つのフレームを構成する最後のサブフレームの走査が開始される時に、最後のサブフレーム以外の1以上のサブフレームの走査位置と1以上のブロック境界がそれぞれ一致するように設定される。上記の例では、各ブロックのライン数がインターバルのライン数に等しく設定されており、これにより、ゲートドライバブロックの境界がインターバルのライン数毎に設けられ、そして、上記の要求を満たす境界設定が実現されている。
上記の境界設定について更に詳しく説明すると、複数のサブフレームにより追いかけ走査を行う場合、最後のサブフレームの走査が開始するとき、他のサブフレームの走査が、インターバルに相当するライン数だけ先に既に進んでいる。本実施の形態では、上述したように、1つのフレームを構成する最後のサブフレームの走査が開始される時に、最後のサブフレーム以外の1以上のサブフレームの走査位置と1以上のブロック境界がそれぞれ一致するように、ブロック境界が設定される。より詳細には、最後のサブフレームにおける最初のラインが走査されるときに、他のサブフレームの走査ラインとその直前のラインの境界と一致するように、ブロック境界が設定される。例えば、2ステップのオーバードライブを行う表示装置において、インターバルがnライン間隔であったとする。この場合、ブロック境界がn番目のラインとn+1番目のラインの間に設定される。また、3ステップの場合、ブロック境界が、さらに、2n番目のラインと2n+1番目のラインの間に設定される。
なお、本発明の範囲で、上記の要件(1つのフレームを構成する最後のサブフレームの走査が開始される時に、最後のサブフレーム以外の1以上のサブフレームの走査位置と1以上のブロック境界がそれぞれ一致する)が満たされていれば、他のブロック境界の位置は任意である。より多くのブロック境界が設けられてよい。例えば、図15の変形例として、各ブロックのライン数が半分に設定され、各ブロックがさらに2つに別れてもよい。
図16は、ゲートドライバ回路の別の構成例を示している。この例では、ゲートドライバ回路は、ガラス基板上に表示部と共に形成され、例えば、ガラス基板状に形成されたLTPS(低温ポリシリコン)回路またはa−Si(アモルファスシリコン)回路であり、あるいは、ゲートドライバ回路は1チップのIC回路である。ゲートドライバ回路は、複数の機能ブロックで構成されており、各機能ブロックが図15のドライバICと同様にゲートドライバブロックの機能を有する。
図17は、上記のブロック制御を行う場合の動作例を示している。スタートパルスSTV、ゲートクロックGLKは、全ブロックA、B、Cで共通である。これら信号STV、GLKに応じてパルスPが作られる。そして、各ブロックでは、パルスPがゲートイネーブル信号と合成されて、その結果、図示のように、各パルスPのうちの斜線部分にて各ラインが駆動される。
ここで、図示のように、ブロックA、B、Cにそれぞれ供給されるゲートイネーブル信号GOE1、GOE2、GOE3が互いにずれている。その結果、ブロックによって駆動タイミングがずれて、プレドライブ、オーバードライブ、ラストドライブを順次行う追いかけ走査が好適に実現される。
図18は、ブロック制御を行う場合の別の動作例を示している。この例でも、ブロック毎に個別にイネーブル制御が行われ、その結果、プレドライブ、オーバードライブ、ラストドライブを順次行う追いかけ走査が好適に実現される。
なお、図18の例では、ブロックAでは、プレドライブ、オーバードライブ、ラストドライブのすべてが、1ライン期間のうちの最初の1/3の期間に行われる。同様に、ブロックBでは、3つのドライブがすべて、1ライン期間のうちの中央の1/3の期間に行われる。さらに、ブロックCでは、3つのドライブがすべて、1ライン期間のうちの最後の1/3の期間に行われる。
以上のように、本実施の形態では、ゲートドライバ回路が複数のゲートドライバブロックを含み、各ゲートドライバブロックは複数のゲートラインを駆動し、複数のゲートドライバブロックは別々のイネーブル信号によって制御され、さらに、ゲートドライバブロックの境界は、1つのフレームを構成する最後のサブフレームの走査が開始される時に、最後のサブフレーム以外の1以上のサブフレームの走査位置と1以上のブロック境界がそれぞれ一致するように設定されている。
このように、本実施の形態では、追いかけ走査をブロック制御で行う場合に、ブロック境界が適切に設定されており、これにより、1つのフレームを構成する最後のサブフレームの走査が開始するとき、他のサブフレームの走査位置とその直前位置の境界が、ゲートドライバブロックの境界と一致する。このような構成により、各ブロック毎に1つのイネーブル信号で制御できる。
(2)ブロック制御を行わない場合
次に、上記のようなゲートドライバブロックによるブロック毎のイネーブル制御を行わない場合について説明する。
図19は、ゲートドライバ回路5の構成例を示している。図19の例では、ゲートラインが3つのグループA、B、Cに別れている。これらグループA、B、Cの全ゲートラインが、1つのゲートドライバ回路により制御される。ゲートドライバ回路はICチップでもよい。また、ゲートドライバ回路は、ガラス上に形成されたLTPSやa−Si等の回路でもよい。ゲートドライバ回路は、制御回路から入力されるスタートパルスSTVと、ゲートイネーブル信号GOE1、GOE2、GOE3を使って、これらグループA、B、Cを駆動する。
上述の実施の形態では、ブロック毎に1つのイネーブル信号が使われた。このようなブロック制御は図19の構成では行われない。図19では、1つのゲートドライバ回路が、全部のイネーブル信号GOE1、GOE2、GOE3を使って、全部のグループA、B、Cを駆動する(各グループが、全部のイネーブル信号を使って駆動される)。
本実施の形態の制御を行う場合の好適な条件として、ゲートイネーブル相の数が、サブフレームの数以上に設定される。具体的には、3ステップのオーバードライブを行う場合、サブフレームの数が3であり、ゲートイネーブル相の数は3以上に設定される。
また、本実施の形態では、サブフレーム間の割り込み位相が、インターバル毎に異なるイネーブル相に割り当てられる。例えば、1つのインターバルの開始時の割り込み位相が1つのゲートイネーブル相に割り当てられると、次のインターバルの開始時の割り込み位相が別のゲートイネーブル相に割り当てられ、さらに次の割り込み位相も別のイネーブル相に割り当てられる。
また、本実施の形態を実現する場合、ゲートドライバの回路構成としては、少なくとも2相以上のクロックまたはイネーブルなどの制御信号を用いたn相回路が繰り返される。そして、全回路は、繰り返し回路の整数倍に設定されることが好ましい。
また、本実施の形態では、繰り返し回路の単位を奇数ラインに設定することが好ましい。より詳細には、本実施の形態では、垂直ブランキングを含めたトータル走査期間が、奇数ラインに相当している。このような奇数ライン相当のトータル走査期間に適合するために、1単位の繰返し回路が奇数ラインに相当する構成を有することが求められる。
図20および図21は、表示装置の動作例を示すタイミングチャートである。この例では、各グループのゲートライン数が“3n+2”である(nは正の整数)。
図20は、グループ毎のイネーブル信号GOE1、GOE2、GOE3と、3グループから合成されたイネーブル信号GOE1、GOE2、GOE3を示している。制御回路からゲートドライバ回路(図19のICチップ)には、図中の合成されたイネーブル信号GOE1、GOE2、GOE3が供給される。この合成イネーブル信号GOE1、GOE2、GOE3が、図20に示すように、各グループA、B、Cの駆動のために振り分けられる。
図20において、インターバル1、2、3は、追いかけ走査のインターバルに相当している。インターバル1の開始時には、イネーブル信号GOE1のパルスが位置している。したがって、インターバル1では、サブフレームの割り込み位相が、イネーブル信号GOE1に与えられている。同様に、インターバル2では、サブフレームの割り込み位相が、イネーブル信号GOE3に割り当てられている。さらに、インターバル3では、サブフレームの割り込み信号が、イネーブル信号GOE2に割り当てられている。
このようにして、図20では、サブフレーム間の割り込み位相が、インターバル毎に異なるイネーブル相に割り当てられる。その結果、図21に示されるように、プレドライブ、オーバードライブ、ラストドライブのサブフレームが、インターバルだけずれて走査され、追いかけ走査が好適に実現される。
図22は、表示装置の別の動作例を示している。この例は、各グループのライン数が“3n+1”の場合に対応している(nは正の整数)。この例でも、サブフレーム間の割り込み位相が、インターバル毎に異なるイネーブル相に割り当てられる。そして、図21に示したように、3つのサブフレームの追いかけ走査が好適に実現される。
以上のように、本実施の形態によれば、ブロック毎のイネーブル制御を行わなくても追いかけ走査を実現できる。繰り返し回路に対するインターバル位相を固定することができ、タイミング設計の自由度が大きく、画質の観点で最適なタイミングを選択できる。また、ソースバスおよびコモン信号の連続性を保つことができ、画質の低下を回避することができる。
また、上述の実施の形態は、駆動装置を備えた表示装置であった。本発明は駆動装置の態様に限定されない。本発明の別の態様は例えば表示装置である。また、本発明の別の態様は、上記の駆動装置を有する表示装置を有する電子装置である。この電子装置は、携帯電話、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、ノートブックパソコン、カーナビゲーション装置、テレビ、デジタルスティルカメラ(DSC)及び液晶表示装置からなる群より選ばれる電子装置であってよい。
以上に現時点で考えられる本発明の好適な実施の形態を説明したが、本実施の形態に対して多様な変形が可能なことが理解され、そして、本発明の真実の精神と範囲内にあるそのようなすべての変形を添付の請求の範囲が含むことが意図されている。
本発明にかかる表示装置は、コンピュータやその他の電子機器のディスプレイとして有用である。
従来の表示装置にてオーバードライブ技術に追いかけ走査が適用された例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における表示装置を示す図である。 行反転駆動およびドット反転駆動を示す図である。 1画面の垂直ブランキングを含めたトータル走査期間を示す図である。 本実施の形態の追いかけ走査を示す図である。 本発明の追いかけ走査が行われる場合における、1フレームのトータル走査期間でのソースバスの極性変化の様子を表す極性チャートを示す図である。 本実施の形態の表示装置の動作を示すタイミングチャートである。 従来技術における表示装置の駆動技術に対応する極性チャートを示す図である。 極性変化パターンの非継続、非均一によるブロック状の画質劣化が生じる場合の極性チャートの例を示す図である。 第2の実施の形態に係る表示装置を駆動する場合の極性チャートを示す図である。 第3の実施の形態における極性チャートの第1の例を示す図である。 第3の実施の形態における極性チャートの第2の例を示す図である。 第4の実施の形態における極性チャートの第1の例を示す図である。 第4の実施の形態における極性チャートの第2の例を示す図である。 ブロック毎のイネーブル制御を行う場合のゲートドライバ回路の例を示す図である。 ブロック毎のイネーブル制御を行う場合のゲートドライバ回路の例を示す図である。 ブロック毎のイネーブル制御を行う場合の表示装置の動作例を示す図である。 ブロック毎のイネーブル制御を行う場合の表示装置の動作例を示す図である。 ブロック毎のイネーブル制御を行わない場合のゲートドライバ回路の例を示す図である。 ブロック毎のイネーブル制御を行わない場合の表示装置の動作例を示す図である。 ブロック毎のイネーブル制御を行わない場合の表示装置の動作例を示す図である。 ブロック毎のイネーブル制御を行わない場合の表示装置の動作例を示す図である。
符号の説明
1 表示装置
3 表示部
5 ゲートドライバ回路
7 ソースドライバ回路
9 制御回路
GL ゲートライン
SB ソースバス

Claims (13)

  1. 表示装置を駆動する駆動装置であって、
    前記表示装置の複数のソースバスを駆動するソースドライバと、
    前記表示装置の複数のゲートラインを駆動するゲートドライバであって、前記ソースドライバと共に前記ゲートドライバが前記表示装置に対して行反転駆動またはドット反転駆動を行い、かつ、1つのフレームを構成する複数のサブフレームを所定のインターバルだけずらして走査する追いかけ走査を行うゲートドライバと、
    1画面の垂直ブランキングを含めたトータル走査期間が奇数のライン期間に相当しており、前記サブフレームの数が奇数であり、前記追いかけ走査の前記インターバルが奇数のライン間隔に相当しており、1つのフレームを構成し、順番に書き込まれる複数のサブフレームの間で各画素の極性がサブフレーム毎に反転するように前記ゲートドライバおよび前記ソースドライバを制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする表示装置の駆動装置。
  2. 表示装置を駆動する駆動装置であって、
    前記表示装置の複数のソースバスを駆動するソースドライバと、
    前記表示装置の複数のゲートラインを駆動するゲートドライバであって、前記ソースドライバと共に前記ゲートドライバが前記表示装置に対して行反転駆動またはドット反転駆動を行い、かつ、1つのフレームを構成する複数のサブフレームを所定のインターバルだけずらして走査する追いかけ走査を行うゲートドライバと、
    1画面の垂直ブランキングを含めたトータル走査期間が奇数のライン期間に相当しており、前記サブフレームの数が奇数であり、前記追いかけ走査の前記インターバルが偶数のライン間隔に相当しており、1つのフレームを構成し、順番に書き込まれる複数のサブフレームの間で各画素の極性がサブフレーム毎に反転しないように前記ゲートドライバおよび前記ソースドライバを制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする表示装置の駆動装置。
  3. 表示装置を駆動する駆動装置であって、
    前記表示装置の複数のソースバスを駆動するソースドライバと、
    前記表示装置の複数のゲートラインを駆動するゲートドライバであって、前記ソースドライバと共に前記ゲートドライバが前記表示装置に対して行反転駆動またはドット反転駆動を行い、かつ、1つのフレームを構成する複数のサブフレームを所定のインターバルだけずらして走査する追いかけ走査を行うゲートドライバと、
    1画面の垂直ブランキングを含めたトータル走査期間が奇数のライン期間に相当しており、前記サブフレームの数が偶数であり、前記追いかけ走査の前記インターバルが奇数または偶数のライン間隔に相当しており、1つのフレームを構成し、順番に書き込まれる複数のサブフレームの間で各画素の極性がサブフレーム毎に反転しないように前記ゲートドライバおよび前記ソースドライバを制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする表示装置の駆動装置。
  4. 表示装置を駆動する駆動装置であって、
    前記表示装置の複数のソースバスを駆動するソースドライバと、
    前記表示装置の複数のゲートラインを駆動するゲートドライバであって、前記ソースドライバと共に前記ゲートドライバが前記表示装置に対して行反転駆動またはドット反転駆動を行い、かつ、1つのフレームを構成する複数のサブフレームを所定のインターバルだけずらして走査する追いかけ走査を行うゲートドライバと、
    1画面の垂直ブランキングを含めたトータル走査期間が奇数のライン期間に相当しており、前記サブフレームの数が偶数であり、前記追いかけ走査の前記インターバルが奇数または偶数のライン間隔に相当しており、1つのフレームを構成し、順番に書き込まれる複数のサブフレームの間で各画素の極性がサブフレーム毎に反転し、かつ、1つのフレームの最後に書き込まれるサブフレームと次のフレームの最初に書き込まれるサブフレームの間で各画素の極性が反転しないように前記ゲートドライバおよび前記ソースドライバを制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする表示装置の駆動装置。
  5. ゲートドライバ回路が複数のゲートドライバブロックを含み、各ゲートドライバブロックは複数のゲートラインを駆動し、複数のゲートドライバブロックは別々のイネーブル信号によって制御され、さらに、ゲートドライバブロックの境界は、1つのフレームを構成する最後のサブフレームの走査が開始される時に、前記最後のサブフレーム以外の1以上のサブフレームの走査位置と1以上のブロック境界がそれぞれ一致するように設定されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の表示装置の駆動装置。
  6. ゲートドライバ回路におけるゲートイネーブル相の数が追いかけ走査のサブフレームの数以上に設定されており、サブフレーム間の割り込み位相がインターバル毎に異なるイネーブル相に割り当てられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の表示装置の駆動装置。
  7. 表示装置を駆動する駆動方法であって、
    前記表示装置の複数のソースバスを駆動し、
    前記表示装置の複数のゲートラインを駆動し、前記複数のゲートラインおよび前記複数のソースバスの駆動によって前記表示装置に対して行反転駆動またはドット反転駆動を行い、かつ、1つのフレームを構成する複数のサブフレームを所定のインターバルだけずらして走査する追いかけ走査を行い、
    1画面の垂直ブランキングを含めたトータル走査期間が奇数のライン期間に相当しており、前記サブフレームの数が奇数であり、前記追いかけ走査の前記インターバルが奇数のライン間隔に相当しており、1つのフレームを構成し、順番に書き込まれる複数のサブフレームの間で各画素の極性がサブフレーム毎に反転するように前記表示装置の駆動を制御する、
    ことを特徴とする表示装置の駆動方法。
  8. 表示装置を駆動する駆動方法であって、
    前記表示装置の複数のソースバスを駆動し、
    前記表示装置の複数のゲートラインを駆動し、前記複数のゲートラインおよび前記複数のソースバスの駆動によって前記表示装置に対して行反転駆動またはドット反転駆動を行い、かつ、1つのフレームを構成する複数のサブフレームを所定のインターバルだけずらして走査する追いかけ走査を行い、
    1画面の垂直ブランキングを含めたトータル走査期間が奇数のライン期間に相当しており、前記サブフレームの数が奇数であり、前記追いかけ走査の前記インターバルが偶数のライン間隔に相当しており、1つのフレームを構成し、順番に書き込まれる複数のサブフレームの間で各画素の極性がサブフレーム毎に反転しないように前記表示装置の駆動を制御する、
    ことを特徴とする表示装置の駆動方法。
  9. 表示装置を駆動する駆動方法であって、
    前記表示装置の複数のソースバスを駆動し、
    前記表示装置の複数のゲートラインを駆動し、前記複数のゲートラインおよび前記複数のソースバスの駆動によって前記表示装置に対して行反転駆動またはドット反転駆動を行い、かつ、1つのフレームを構成する複数のサブフレームを所定のインターバルだけずらして走査する追いかけ走査を行い、
    1画面の垂直ブランキングを含めたトータル走査期間が奇数のライン期間に相当しており、前記サブフレームの数が偶数であり、前記追いかけ走査の前記インターバルが奇数または偶数のライン間隔に相当しており、1つのフレームを構成し、順番に書き込まれる複数のサブフレームの間で各画素の極性がサブフレーム毎に反転しないように前記表示装置の駆動を制御する、
    ことを特徴とする表示装置の駆動方法。
  10. 表示装置を駆動する駆動方法であって、
    前記表示装置の複数のソースバスを駆動し、
    前記表示装置の複数のゲートラインを駆動し、前記複数のゲートラインおよび前記複数のソースバスの駆動によって前記表示装置に対して行反転駆動またはドット反転駆動を行い、かつ、1つのフレームを構成する複数のサブフレームを所定のインターバルだけずらして走査する追いかけ走査を行い、
    1画面の垂直ブランキングを含めたトータル走査期間が奇数のライン期間に相当しており、前記サブフレームの数が偶数であり、前記追いかけ走査の前記インターバルが奇数または偶数のライン間隔に相当しており、1つのフレームを構成し、順番に書き込まれる複数のサブフレームの間で各画素の極性がサブフレーム毎に反転し、かつ、1つのフレームの最後に書き込まれるサブフレームと次のフレームの最初に書き込まれるサブフレームの間で各画素の極性が反転しないように前記表示装置の駆動を制御する、
    ことを特徴とする表示装置の駆動方法。
  11. ゲートドライバ回路の複数のゲートドライバブロックの各々が複数のゲートラインを駆動し、複数のゲートドライバブロックは別々のイネーブル信号によって制御され、さらに、ゲートドライバブロックの境界は、1つのフレームを構成する最後のサブフレームの走査が開始される時に、前記最後のサブフレーム以外の1以上のサブフレームの走査位置と1以上のブロック境界がそれぞれ一致するように設定されていることを特徴とする請求項7〜10のいずれかに記載の表示装置の駆動方法。
  12. ゲートドライバ回路におけるゲートイネーブル相の数が追いかけ走査のサブフレームの数以上に設定されており、サブフレーム間の割り込み位相がインターバル毎に異なるイネーブル相に割り当てられていることを特徴とする請求項7〜10のいずれかに記載の表示装置の駆動方法。
  13. 請求項1ないし6のいずれかに記載の駆動装置を有する表示装置を有する電子装置であって、携帯電話、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、ノートブックパソコン、カーナビゲーション装置、テレビ、デジタルスティルカメラ(DSC)及び液晶表示装置からなる群より選ばれる電子装置。
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