JP2008296920A - プラスチックボトル容器およびプラスチックボトル容器のくびれ部 - Google Patents

プラスチックボトル容器およびプラスチックボトル容器のくびれ部 Download PDF

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Abstract

【課題】片手で容易に把持することができるとともに、把持する際にくびれ部の変形を小さくしてグリップ性を安定させることができるプラスチックボトル容器およびプラスチックボトル容器のくびれ部を提供する。
【解決手段】プラスチックボトル容器1は、四方に4つの胴面2aを有する胴部2と、胴部2上方に設けられた口部3と、胴部2下方に設けられた底部4とを有している。このプラスチックボトル容器1の胴部2中央の全周に、親指と人差し指との間の股部を密着させることができるように幅広に形成されたくびれ部5が設けられている。くびれ部5は各胴面2a間に対応する位置に4つの角部5aを有しており、この4つの角部5aは、それぞれがプラスチックボトル容器1内方へ屈曲するとともに上下方向に延びる2つの弧状の稜線5bに囲まれた曲面5cからなっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、プラスチックボトル容器およびプラスチックボトル容器のくびれ部に係り、とりわけ胴部を容易に把持することができるとともに容量の大きなプラスチックボトル容器およびこのようなプラスチックボトル容器のくびれ部に関する。
プラスチックボトル容器は、炭酸飲料、果汁飲料、ミネラルウォーター、ウーロン茶、日本茶等の飲料容器として大量に使用されている。このようなプラスチックボトル容器としては、例えば2リットル程度の大容量のプラスチックボトル容器も多く使用されている。また、プラスチックボトル容器を冷蔵庫に収納しやすくしたり、持ち運びやすくしたりするため、プラスチックボトル容器の横断面形状が長方形または正方形となるものも多く用いられている。
このような大容量のプラスチックボトル容器に液体を充填した場合、液体の重さにより、プラスチックボトル容器はかなり重くなる。そのため、プラスチックボトル容器を持ち上げる際には、相当強い力でプラスチックボトル容器の胴部を把持する必要がある。また、胴部を把持する力が強くなると、プラスチックボトル容器に変形が生じ、プラスチックボトル容器の胴部を把持した手とプラスチックボトル容器の胴部の間で滑りが生じたりすることがあるため、プラスチックボトル容器を持ち上げにくいことがあった。さらに、プラスチックボトル容器の胴部周囲が大きいため、片手でプラスチックボトル容器の胴部を把持することが困難になるという問題があった。
このような問題を解決するために、プラスチックボトル容器の胴部の全周に中央周溝を形成した容器が開示されている。すなわち、有底筒形状をした胴部(2)の略中央高さ位置の前後に対向した箇所に、指先が充分に余裕をもって侵入できる高さ幅と横幅とを有し、かつ該侵入した指先が強く引っ掛かることのできる深さを有する凹部(3)を、それぞれ陥没設して成る合成樹脂製壜体である(特許文献1参照)。
同様に、上述した問題を解決するための容器として、特許文献2に記載の容器が開示されている。すなわち、容器胴部の、縦方向ほぼ中央から下方にかけての範囲内における、少なくとも一組の対向する面に、口部側斜面と垂直面及び底部側斜面を有する溝状の把持部を設けた容器において、前記把持部の周方向中央部を第一溝とするとともに、この第一溝の周方向両側に、該第一溝より浅い第二溝を形成したことを特徴とする容器である。
特許第3059975号公報 特開2005−88973号公報
しかしながら、特許文献1および2に記載された容器は、その中央部分の凹部(把持部)に親指および人差し指(中指)を引っ掛け、この引っ掛けた指先で容器を把持することはできるものの、親指および人差し指(中指)に加え、親指と人差し指との間の股部や手のひら部を容器に密着させて把持することは難しい。通常、このような容器中央部に形成された全周溝の上下幅は、7mm乃至15mm程度である。このため、この全周溝は、容器を持ち上げて把持する際に指を掛けるのには十分な幅を有しているが、容器内の内容物を注ぐ際のホールド性に関して十分な安定感を有しているとはいい難い。
一方、全周溝の上下幅を単純に広くした場合、プラスチックボトル容器を把持する際に全周溝に加わる横方向の力に対して容器強度が不十分となり、内容物を注ぐ際に吹きこぼれ等が生じるおそれがある。
また、従来の全周溝を有するプラスチックボトル容器は、製造工程や出荷工程等で縦荷重が加えられた場合、プラスチックボトル容器中央部に形成された全周溝に応力が集中しやすい。すなわち、この全周溝が座屈ポイントとなるため、仮にプラスチックボトル容器に大荷重が加わると、荷重の除去後にも不可逆的な変形が残り、プラスチックボトル容器の商品価値を下げるおそれがある。
さらに近年、省資源化を図るため、プラスチックボトル容器が軽量化される傾向にあり、プラスチックボトル容器の肉厚が薄くなっている。このため、プラスチックボトル容器の強度は全体的に低下する傾向にある。
本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、くびれ部により手のひら全体をフィットさせて片手で容易にプラスチックボトル容器を把持することができ、かつ、プラスチックボトル容器を把持する際におけるくびれ部の変形を小さくしてグリップ性を安定させることができるプラスチックボトル容器およびこのようなプラスチックボトル容器のくびれ部を提供することを目的とする。
本発明は、四方に4つの胴面を有する胴部と、胴部上方に設けられた口部と、胴部下方に設けられた底部とを有するプラスチックボトル容器において、胴部中央の全周に、親指と人差し指との間の股部を密着させることができるように幅広に形成されたくびれ部を設け、くびれ部は各胴面間に対応する位置に4つの角部を有し、この4つの角部は、それぞれがプラスチックボトル容器内方へ屈曲するとともに上下方向に延びる2つの弧状の稜線に囲まれた曲面からなることを特徴とするプラスチックボトル容器である。
本発明は、各角部の弧状の稜線の曲率半径が、35mm乃至50mmであることを特徴とするプラスチックボトル容器である。
本発明は、くびれ部の高さ方向の幅が、15mm乃至70mmであることを特徴とするプラスチックボトル容器である。
本発明は、くびれ部の正面および背面に、プラスチックボトル容器内方に窪むとともに親指と人差し指または中指とに対応する第1把持部を各々設けたことを特徴とするプラスチックボトル容器である。
本発明は、第1把持部は、水平な天辺と、天辺の両端部に接続された横長の楕円弧状曲線とにより囲まれた底面と、底面の天辺において底面と連接され、底面に対して傾斜する台形状のひさしと、ひさしの左右辺においてひさしと連接されるとともに、底面の楕円弧状曲線において底面と連接され、左右方向より中央縦方向の幅が広い擂鉢状の曲面部と、からなることを特徴とするプラスチックボトル容器である。
本発明は、第1把持部の底面の面積は3.5cm2乃至5.0cm2であり、第1把持部の体積は8cm3乃至13cm3であることを特徴とするプラスチックボトル容器である。
本発明は、第1把持部の底面と台形状のひさしとのなす角が、90°乃至130°となることを特徴とするプラスチックボトル容器である。
本発明は、くびれ部の両側面に、プラスチックボトル容器の内方に窪むとともに親指と人差し指との間の股部に対応する第2把持部を各々設けたことを特徴とするプラスチックボトル容器である。
本発明は、第2把持部は、側面側から見て横長の楕円形状からなることを特徴とするプラスチックボトル容器である。
本発明は、くびれ部の両側面に、プラスチックボトル容器の内方または外方に突出する縦長の突起部を各々設けたことを特徴とするプラスチックボトル容器である。
本発明は、胴部は、くびれ部上方に設けられた胴上部と、くびれ部下方に設けられた胴下部とを有し、胴上部および胴下部には、それぞれ全周に形成された蛇腹状のリブ構造を有することを特徴とするプラスチックボトル容器である。
本発明は、胴部は、くびれ部上方に設けられた胴上部を有し、胴上部の四方の面のうち少なくとも対向する二つの面に、プラスチックボトル容器の内方に窪む減圧吸収凹部が設けられていることを特徴とするプラスチックボトル容器である。
本発明は、胴部は、くびれ部下方に設けられた胴下部を有し、胴下部の四方の面のうち少なくとも対向する二つの面に、プラスチックボトル容器の内方に窪む減圧吸収凹部が設けられていることを特徴とするプラスチックボトル容器である。
本発明は、くびれ部の重量が、プラスチックボトル容器の全体重量の15%乃至22%となることを特徴とするプラスチックボトル容器である。
本発明は、プラスチックボトル容器に設けられ、容器胴部中央の全周に、親指と人差し指との間の股部を密着させることができるように幅広に形成されたプラスチックボトル容器のくびれ部において、容器の各胴面間に対応する位置に4つの角部を有し、この4つの角部は、それぞれがプラスチックボトル容器内方へ屈曲するとともに上下方向に延びる2つの弧状の稜線に囲まれた曲面からなることを特徴とするくびれ部である。
本発明は、各角部の弧状の稜線の曲率半径が、35mm乃至50mmであることを特徴とするくびれ部である。
本発明は、高さ方向の幅が、15mm乃至70mmであることを特徴とするくびれ部である。
本発明は、正面および背面に、プラスチックボトル容器内方に窪むとともに親指と人差し指または中指とに対応する第1把持部を各々設けたことを特徴とするくびれ部である。
本発明は、第1把持部は、水平な天辺と、天辺の両端部に接続された横長の楕円弧状曲線とにより囲まれた底面と、底面の天辺において底面と連接され、底面に対して傾斜する台形状のひさしと、ひさしの左右辺においてひさしと連接されるとともに、底面の楕円弧状曲線において底面と連接され、左右方向より中央縦方向の幅が広い擂鉢状の曲面部と、からなることを特徴とするくびれ部である。
本発明は、第1把持部の底面の面積は3.5cm2乃至5.0cm2であり、第1把持部の体積は8cm3乃至13cm3であることを特徴とするくびれ部である。
本発明は、第1把持部の底面と台形状のひさしとのなす角が、90°乃至130°となることを特徴とするくびれ部である。
本発明は、両側面に、プラスチックボトル容器の内方に窪むとともに親指と人差し指との間の股部に対応する第2把持部を各々設けたことを特徴とするくびれ部である。
本発明は、第2把持部は、側面側から見て横長の楕円形状からなることを特徴とするくびれ部である。
本発明は、両側面に、プラスチックボトル容器の内方または外方に突出する縦長の突起部を各々設けたことを特徴とするくびれ部である。
本発明によれば、プラスチックボトル容器の胴部中央の全周に設けられたくびれ部に親指と人差し指との間の股部を密着させ、親指の腹部から手のひら全体をくびれ部にフィットさせてプラスチックボトル容器をしっかりと把持することができる。
また、本発明によれば、プラスチックボトル容器の胴部中央の全周に設けられた幅広のくびれ部により、縦(座屈)荷重が加わった際にくびれ部がたわんで荷重を分散させ、プラスチックボトル容器の不可逆的な変形を防止することができる。
さらに、本発明によれば、くびれ部は各胴面間に対応する位置に4つの角部を有し、この4つの角部が上下方向に延びる2つの弧状の稜線に囲まれた曲面からなることにより、プラスチックボトル容器を把持する際にくびれ部に力が加わっても、くびれ部の変形を小さくしてプラスチックボトル容器を把持するグリップ性を安定させることができる。
さらにまた、本発明によれば、くびれ部の正面および背面に設けられた第1把持部により、プラスチックボトル容器を把持する際に親指、人差し指および中指の指先を第1把持部に引っ掛けることができ、プラスチックボトル容器をしっかりと把持することができる。
さらにまた、本発明によれば、くびれ部の両側面に各々設けられた第2把持部により、くびれ部の強度を向上させることができる。
さらにまた、本発明によれば、くびれ部の両側面に各々設けられた横長楕円形状の第2把持部に指を引っかけて、プラスチックボトル容器を容易に把持することができる。
さらにまた、本発明によれば、くびれ部の両側面に各々設けられた縦長の突起部により、くびれ部の強度を向上させることができる。
さらにまた、本発明によれば、くびれ部の両側面に各々設けられた縦長の突起部に指を引っかけて、プラスチックボトル容器を容易に把持することができる。
さらにまた、本発明によれば、胴上部および胴下部の全周に形成された蛇腹状のリブ構造により、縦(座屈)荷重が加わった際にリブ構造がたわんで荷重を吸収し、プラスチックボトル容器の不可逆的な変形を防止することができる。
さらにまた、本発明によれば、胴上部または胴下部に減圧吸収凹部が設けられていることにより、プラスチックボトル容器内の内容物の酸化によりプラスチックボトル容器内部の圧力が減少しても、プラスチックボトル容器の変形を小さくすることができる。
さらにまた、本発明によれば、くびれ部の重量が、プラスチックボトル容器の全体重量の15%乃至22%となり、くびれ部の肉厚がプラスチックボトル容器の平均肉厚より厚くなっているので、くびれ部の強度を増大させることができる。
第1の実施の形態
以下、本発明の第1の実施の形態について、図1乃至図9を参照して説明する。
ここで、図1は、本発明の第1の実施の形態を示す斜視図であり、図2は、本発明の第1の実施の形態を示す正面図である。また、図3は、本発明の第1の実施の形態を示す側面図であり、図4は、図2のA−A線断面図である。さらに、図5(a)は梁構造(後述)を有しないプラスチックボトル容器を把持した際におけるくびれ部の変形を示す断面図であり、図5(b)は梁構造を有するプラスチックボトル容器を把持した際におけるくびれ部の変形を示す断面図であり、図6は第1把持部の拡大正面図である。また図7は、くびれ部を示す拡大斜視図であり、図8は第1把持部を示す断面図であり、図9(a)(b)は、本発明の比較例を示す正面図である。
まず、図1乃至図4、図7、および図8により、本実施の形態によるプラスチックボトル容器の概略について説明する。
図1乃至図4に示すように、プラスチックボトル容器1は、容量が2リットル程度の比較的大容量の容器であり、四方に4つの胴面2aを有する胴部2と、胴部2上方に設けられた口部3と、胴部2下方に設けられた底部4とを有している。
またプラスチックボトル容器1の胴部2中央の全周に、親指と人差し指との間の股部を密着させることができるように幅広に形成されたくびれ部5が設けられている。このくびれ部5の高さ方向の幅は(図6の符号L)15mm乃至70mmであり、好ましくは、40mm乃至60mmである。くびれ部5の高さ方向の幅が長すぎると、くびれ部5の剛性が不足するため、くびれ部5を把持した際にくびれ部5が変形して持ちにくい。一方、くびれ部5の高さ方向の幅が短すぎると、親指と人差し指との間の股部を密着させてくびれ部5を把持することがむずかしい。
くびれ部5は、各胴面2a間に対応する位置に4つの角部5aを有しており、この4つの角部5aは、それぞれがプラスチックボトル容器1内方へ屈曲するとともに上下方向に延びる2つの弧状の稜線5bに囲まれた曲面5c(以下、梁構造ともいう)からなっている。各角部5aの弧状の稜線5bの曲率半径は35mm乃至50mmとなっている。稜線5bの曲率半径が35mmより短いと、くびれ部5を把持した際親指のフィット感に欠け、またくびれ部5が座屈ポイントとなってしまう。一方、稜線5bの曲率半径が50mmより長いと、くびれ部5の剛性が不足するため、くびれ部5を把持した際にくびれ部5が変形して持ちにくい。
なお、内容物を注ぐ際に不安定とならないようにするため、くびれ部5は、プラスチックボトル容器1の重心位置付近または重心位置より上方に形成されているのが好ましい。また、くびれ部5の肉厚は、プラスチックボトル容器1の平均肉厚より厚くなっていることが好ましい。さらに、くびれ部5の重量、すなわち図7においてリブ8Aとリブ8Bとで囲まれる部分の重量は、プラスチックボトル容器1の全体重量の15%乃至22%となることが好ましい。なお、くびれ部5の重量が重すぎると、後述する胴下部21が肉薄となり、胴下部21の強度が低下する。他方くびれ部5の重量が軽すぎると、くびれ部5の肉厚が薄くなりくびれ部5の強度が不足する。
また、くびれ部5の正面5Aおよび背面5Bには、プラスチックボトル容器1内方に窪むとともに親指と人差し指(または中指)とに対応する第1把持部6が各々設けられている。
この第1把持部6は、図6に示すように、水平な天辺60と、天辺60の両端部61、61に接続された横長の楕円弧状曲線62とにより囲まれた底面63を有している。また、底面63に対して傾斜する台形状のひさし64が、底面63の天辺60において底面63と連接されている。また、左右方向より中央縦方向の幅が広い擂鉢状の曲面部66が、ひさし64の左右辺65においてひさし64と連接されるとともに、底面63の楕円弧状曲線62において底面63と連接されている。
この第1把持部6の底面63の面積は3.5cm2乃至5.0cm2となっている。また第1把持部6の体積、すなわち図8に示すように、第1把持部6のひさし64、底面63、曲面部66、および仮想面67で囲まれる部分の体積は、8cm3乃至13cm3となっている。この第1把持部6の底面63の面積および第1把持部6の体積は、成人の親指第1関節の大きさに基づく数値であり、成人が第1把持部6に親指を入れてプラスチックボトル容器1を把持しやすいようになっている。
他方、くびれ部5の両側面5Cには、プラスチックボトル容器1の内方に突出する縦長の突起部7が各々2個ずつ設けられている。なお、縦長の突起部7は、プラスチックボトル容器1の外方に突出する構造であっても良い。また、突起部7の個数は2個に限られず、少なくとも1個以上であればよい。
ところで、胴部2は、くびれ部5上方に設けられた胴上部20と、くびれ部5下方に設けられた胴下部21とを有しており、これら胴上部20および胴下部21には、それぞれ全周に形成された蛇腹状のリブ構造8が設けられている。なお、リブ構造8の各リブは、水平状のものに限られず、波線状のものであっても良い。
また、胴上部20の四方の面のうち正面20Aおよび背面20Bには、プラスチックボトル容器1の内方に窪む減圧吸収凹部9が設けられており、胴下部21の四方の面のうち正面21Aおよび背面21Bには、プラスチックボトル容器1の内方に窪む減圧吸収凹部10が設けられている。
図2、図3、および図7に示すように、応力集中を緩和するため胴上部20とくびれ部5との間の稜線20aは曲線形状からなることが好ましい。なお、稜線20aの第1把持部6上部における曲率半径は、R50mm乃至R300mmとなるのが好ましく、R80mm乃至R250mmとなるのが更に好ましい。これと異なり、稜線20aが直線状であると、くびれ部5を把持した際稜線20aが容易に変形してしまう。
また図8に示すように、第1把持部6の底面63と台形状のひさし64とのなす角θは、90°乃至130°となっている。角θが90°未満であると、プラスチックボトル容器1をブロー成形するのが難しく、また第1把持部6内へ親指を引っ掛かけにくい。一方、角θが130°を超えると、第1把持部6内へ親指を引っ掛かける際に不安定となるおそれがある。
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用について述べる。
本実施の形態において、例えば右手でプラスチックボトル容器1を持ち上げる場合、一方の側面5C側からくびれ部5を把持する。この際右手の親指を、正面5A側に設けられたくびれ部5の第1把持部6に引っ掛け、右手の人差し指および中指を、背面5B側に設けられたくびれ部5の第1把持部6に引っ掛ける。
すなわち、第1把持部6の底面63は、親指の第1関節に類似した楕円形状となっており、プラスチックボトル容器1を把持する際、第1把持部6の底面63が親指を引っ掛ける位置決め箇所となって、親指が固定される。また、第1把持部6の底面63および擂鉢状の曲面部66は、人差し指および中指(または中指および薬指)を引っ掛ける位置決め箇所ともなっている。
また、右側面5C側のくびれ部5は上下に幅広な構造となっており、親指と人差し指との間の股部を密着させることができる。したがって、親指、人差し指、中指のみならず右の手のひら全体を用いて、容易にプラスチックボトル容器1を把持し、持上げ、傾けることができる。なお、プラスチックボトル容器1が上述した構造を有していることにより、手のひらサイズの小さなユーザーが片手でプラスチックボトル容器1を把持する際にも、安定したグリップ感が得られる。
一方、本実施の形態において、くびれ部5の正面5A側(または背面5B側)からプラスチックボトル容器1を片手で把持することもできる。この場合、例えば右手の親指を左側面5C側の突起部7内部に引っ掛け、右手の人差し指および中指をくびれ部5の右側面5C側の突起部7内部に引っ掛ける。また、右手親指と人差し指との間の股部を正面5A側のくびれ部5内に密着させる。このようにして、右手のひら全体でプラスチックボトル容器1を容易に把持することができる。
次に、図5(a)(b)を用いてくびれ部5の4つの角部5aにそれぞれ形成された梁構造の役割について簡単に説明する。
まず図5(a)に示すように、梁構造を有しないくびれ部5の周方向からプラスチックボトル容器1を把持する力Fが加わった場合、くびれ部5は図5(a)の仮想線のように変形する(符号50)。一方、図5(b)に示すように、梁構造を有するくびれ部5に対して同様な力Fが加わると、図5(b)の仮想線のようにくびれ部5が変形する(符号51)。ここで図5(b)のように、くびれ部5が梁構造を有する場合、くびれ部5の断面は各稜線5bにより変形の自由度が制限される。このため、くびれ部5の曲げ剛性が増大され、梁構造を有するくびれ部5の変形量はくびれ部5に梁構造を有しない場合と比べて少なくなる。したがって、プラスチックボトル容器1を把持する際のグリップ性が安定する。なお、梁構造を有するくびれ部5の曲げ剛性が増大することは、一般に多角筒の曲げ剛性が円筒の曲げ剛性よりも大きくなることからも説明できる。
これと同様に、内方に突出する縦長の突起部7は、プラスチックボトル容器1を把持する際、くびれ部5に生じる横変形を抑制する役割を果たす。
次に、プラスチックボトル容器1の製造工程や出荷工程において、プラスチックボトル容器1に縦荷重が加わる場合について述べる。
プラスチックボトル容器1は、製造工程や出荷工程において、内容物が充填された後に多段に積載されて縦荷重が加えられる場合がある。本実施の形態において、くびれ部5は、上下に幅広な面からなっており、縦(座屈)荷重によりプラスチックボトル容器1に不可逆的な変形が起こりにくくなっている。すなわち、プラスチックボトル容器1に縦荷重が加わった際、くびれ部5の幅広な面がたわむことにより縦荷重を分散させ、縦荷重除去後にプラスチックボトル容器1はもとの形状に戻る。また、胴上部20および胴下部21の全周にそれぞれ形成された蛇腹状のリブ構造8がたわむことにより、プラスチックボトル容器1へ加えられる縦荷重が吸収されるようになっている。さらに、内方に突出する縦長の突起部7は、くびれ部5を補強する役割を果たしており、プラスチックボトル容器1へ縦荷重が加えられる際にくびれ部5の変形を減少させる。
ところで、プラスチックボトル容器1の内容物が緑茶などの酸化されやすい液体である場合、内容物の酸化によりプラスチックボトル容器1内の酸素が吸収され、これによりプラスチックボトル容器1内部が減圧される場合がある。本実施の形態において胴上部20の減圧吸収凹部9および胴下部21の減圧吸収凹部10は、このような減圧を吸収してプラスチックボトル容器1の他の部分が変形するのを防止する役割を果たす。
また、本実施の形態において、プラスチックボトル容器1を形成する材料としては、例えばポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリカーボネート、ポリアリレート、又はこれらの共重合体等の熱可塑性ポリエステル、これらの樹脂をブレンドしたもの、或いはこれらの樹脂と他の樹脂とブレンドしたものが好適であり、特にポリエチレンテレフタレート等のエチレンテレフタレート系ポリエステルを最も好適に使用することができる。また、アクリロニトリル樹脂、ポリプロピレン、プロピレンーエチレン共重合体、ポリエチレン等を使用することもできる。
このように、本実施の形態によれば、プラスチックボトル容器1のくびれ部5により、親指と人差し指との間の股部をプラスチックボトル容器1に密着させることができ、親指の腹部から手のひら全体を使ってプラスチックボトル容器1をしっかりと把持することができる。
また、本実施の形態によれば、プラスチックボトル容器1の幅広のくびれ部5により、縦(座屈)荷重が加わった際、くびれ部5がたわんで荷重を分散させ、プラスチックボトル容器1の不可逆的な変形を防止することができる。
さらに、本実施の形態によれば、くびれ部5は各胴面2a間に対応する位置に4つの角部5aを有し、この4つの角部5aが上下方向に延びる2つの弧状の稜線5bに囲まれた曲面5cからなることにより、プラスチックボトル容器1を把持する際にくびれ部5に力が加わっても、くびれ部5の変形を小さくしてプラスチックボトル容器1を把持するグリップ性を安定させることができる。
さらにまた、本実施の形態によれば、くびれ部5の正面5Aおよび背面5Bに設けられた第1把持部6により、プラスチックボトル容器1を把持する際に親指および人差し指(中指)の指先を第1把持部6に引っ掛けることができ、プラスチックボトル容器1をしっかりと把持することができる。
さらにまた、本実施の形態によれば、くびれ部5の両側面5Cに各々設けられた縦長の突起部7により、くびれ部5の強度を向上させることができる。
さらにまた、本実施の形態によれば、くびれ部5の両側面5Cに各々設けられた縦長の突起部7に指を引っ掛けて、プラスチックボトル容器1を容易に把持することができる。
さらにまた、本実施の形態によれば、胴上部20および胴下部21の全周に形成された蛇腹状のリブ構造8により、縦(座屈)荷重が加わった際にリブ構造8がたわんで荷重を吸収し、プラスチックボトル容器1の不可逆的な変形を防止することができる。
さらにまた、本実施の形態によれば、胴上部20および胴下部21に減圧吸収凹部9、10が設けられていることにより、プラスチックボトル容器1の内容物の酸化によりプラスチックボトル容器1内部の圧力が減少しても、プラスチックボトル容器1の変形を小さくすることができる。
さらにまた、本実施の形態によれば、くびれ部の重量が、プラスチックボトル容器の全体重量の15%乃至22%となり、くびれ部5の肉厚がプラスチックボトル容器1の平均肉厚より厚くなっているので、くびれ部5の強度を増大させることができる。
(実施例)
次に、本発明の具体的実施例を説明する。まず、図1乃至図8に示すプラスチックボトル容器1を作製した。この場合、プラスチックボトル容器1の重量は45gであり、垂直荷重強度は622Nであった。またくびれ部5の幅L(図7参照)は55mmであった。
(比較例1)
次に、本発明の比較例1として、図9(a)に示す従来のプラスチックボトル容器30を準備した。図9(a)に示すプラスチックボトル容器30は、容量が2リットルのものであり、その全体重量は45g、垂直荷重強度は384Nであった。またプラスチックボトル容器30のくびれ部31の幅は10mmであった。
(比較例2)
次に、本発明の比較例2として、図9(b)に示す従来のプラスチックボトル容器40を準備した。図9(b)に示すプラスチックボトル容器40は、容量が2リットルのものであり、その全体重量は48g、垂直荷重強度は218Nであった。またプラスチックボトル容器40のくびれ部41の幅は7mmであった。
(調査内容)
次に、これら3つのプラスチックボトル容器を用いて複数の成人男女(20代〜50代)に実際に水を注いでもらい、このうち最も注ぎやすい(安定感がある)容器1つを回答してもらった。
Figure 2008296920
このように、本実施例に示すプラスチックボトル容器1が最も注ぎやすいと回答した人が44%となり、3つのプラスチックボトル容器の中で最多となった。また、本実施例に示すプラスチックボトル容器1の垂直荷重強度は、3つのプラスチックボトル容器の中で最も高かった。
第2の実施の形態
次に、本発明によるプラスチックボトル容器の第2の実施の形態について図10を参照して説明する。
ここで、図10は、本発明の第2の実施の形態を示す側面図である。図10に示す第2の実施の形態は、くびれ部5の側面5Cに突起部7を設ける代わりにくびれ部5の側面5Cに第2把持部11を設けた点が異なるものであり、他の構成は上述した第1の実施の形態と同一である。図10において、図1乃至図9に示す第1の実施の形態と同一部分には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
まず、図10により本実施の形態によるプラスチックボトル容器の概略について説明する。
図10に示すように、くびれ部5の両側面5Cに、プラスチックボトル容器1の内方に窪むとともに親指と人差し指との間の股部に対応する第2把持部11が各々設けられている。この第2把持部11は、側面側から見て横長の楕円形状からなっている。
本実施の形態において、第2把持部11は、くびれ部5の正面5A側(または背面5B側)からプラスチックボトル容器1を片手で把持する場合に用いられる。すなわち、例えば右手の親指をくびれ部5の左側面5C側の第2把持部11内部に引っ掛け、右手の中指を右側面5C側の第2把持部11内部に引っ掛ける。また、右手親指と人差し指との間の股部を正面5A側のくびれ部5内に密着させる。このようにして、右手のひら全体を用いてプラスチックボトル容器1を容易に把持することができる。
なお、本実施の形態において、第2把持部11は、プラスチックボトル容器1を把持する際やプラスチックボトル容器1に縦荷重が加わる際、くびれ部5に生じる変形を抑制する役割も果たす。
このように、本実施の形態によれば、くびれ部5の両側面5Cに各々設けられた第2把持部11に指を引っかけて、プラスチックボトル容器1を容易に把持することができる。
また、本実施の形態によれば、くびれ部5の両側面5Cに各々設けられた第2把持部11により、くびれ部5の強度を向上させることができる。
本発明によるプラスチックボトル容器の第1の実施の形態を示す斜視図。 本発明によるプラスチックボトル容器の第1の実施の形態を示す正面図。 本発明によるプラスチックボトル容器の第1の実施の形態を示す側面図。 図2のA−A線断面図。 プラスチックボトル容器を把持した際のくびれ部の変形を示す断面図。 第1把持部の拡大正面図。 くびれ部を示す拡大斜視図。 第1把持部を示す断面図。 本発明の比較例を示す正面図。 本発明によるプラスチックボトル容器の第2の実施の形態を示す側面図。
符号の説明
1 プラスチックボトル容器
2 胴部
2a 胴面
3 口部
4 底部
5 くびれ部
5A 正面
5B 背面
5C 側面
5a 角部
5b 稜線
5c 曲面
6 第1把持部
7 突起部
8 リブ構造
9 減圧吸収凹部
10 減圧吸収凹部
11 第2把持部
20 胴上部
20A 正面
20B 背面
20a 稜線
21 胴下部
21A 正面
21B 背面
60 天辺
61 端部
62 楕円弧状曲線
63 底面
64 ひさし
65 辺
66 曲面部

Claims (24)

  1. 四方に4つの胴面を有する胴部と、胴部上方に設けられた口部と、胴部下方に設けられた底部とを有するプラスチックボトル容器において、
    胴部中央の全周に、親指と人差し指との間の股部を密着させることができるように幅広に形成されたくびれ部を設け、
    くびれ部は各胴面間に対応する位置に4つの角部を有し、この4つの角部は、それぞれがプラスチックボトル容器内方へ屈曲するとともに上下方向に延びる2つの弧状の稜線に囲まれた曲面からなることを特徴とするプラスチックボトル容器。
  2. 各角部の弧状の稜線の曲率半径が、35mm乃至50mmであることを特徴とする請求項1に記載のプラスチックボトル容器。
  3. くびれ部の高さ方向の幅が、15mm乃至70mmであることを特徴とする請求項1または2に記載のプラスチックボトル容器。
  4. くびれ部の正面および背面に、プラスチックボトル容器内方に窪むとともに親指と人差し指または中指とに対応する第1把持部を各々設けたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のプラスチックボトル容器。
  5. 第1把持部は、
    水平な天辺と、天辺の両端部に接続された横長の楕円弧状曲線とにより囲まれた底面と、
    底面の天辺において底面と連接され、底面に対して傾斜する台形状のひさしと、
    ひさしの左右辺においてひさしと連接されるとともに、底面の楕円弧状曲線において底面と連接され、左右方向より中央縦方向の幅が広い擂鉢状の曲面部と、からなることを特徴とする請求項4に記載のプラスチックボトル容器。
  6. 第1把持部の底面の面積は3.5cm2乃至5.0cm2であり、第1把持部の体積は8cm3乃至13cm3であることを特徴とする請求項5に記載のプラスチックボトル容器。
  7. 第1把持部の底面と台形状のひさしとのなす角が、90°乃至130°となることを特徴とする請求項5または6に記載のプラスチックボトル容器。
  8. くびれ部の両側面に、プラスチックボトル容器の内方に窪むとともに親指と人差し指との間の股部に対応する第2把持部を各々設けたことを特徴とする請求項4乃至7のいずれかに記載のプラスチックボトル容器。
  9. 第2把持部は、側面側から見て横長の楕円形状からなることを特徴とする請求項8に記載のプラスチックボトル容器。
  10. くびれ部の両側面に、プラスチックボトル容器の内方または外方に突出する縦長の突起部を各々設けたことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のプラスチックボトル容器。
  11. 胴部は、くびれ部上方に設けられた胴上部と、くびれ部下方に設けられた胴下部とを有し、
    胴上部および胴下部には、それぞれ全周に形成された蛇腹状のリブ構造を有することを特徴とする請求項1に記載のプラスチックボトル容器。
  12. 胴部は、くびれ部上方に設けられた胴上部を有し、
    胴上部の四方の面のうち少なくとも対向する二つの面に、プラスチックボトル容器の内方に窪む減圧吸収凹部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のプラスチックボトル容器。
  13. 胴部は、くびれ部下方に設けられた胴下部を有し、
    胴下部の四方の面のうち少なくとも対向する二つの面に、プラスチックボトル容器の内方に窪む減圧吸収凹部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のプラスチックボトル容器。
  14. くびれ部の重量が、プラスチックボトル容器の全体重量の15%乃至22%となることを特徴とする請求項1に記載のプラスチックボトル容器。
  15. プラスチックボトル容器に設けられ、容器胴部中央の全周に、親指と人差し指との間の股部を密着させることができるように幅広に形成されたプラスチックボトル容器のくびれ部において、
    容器の各胴面間に対応する位置に4つの角部を有し、この4つの角部は、それぞれがプラスチックボトル容器内方へ屈曲するとともに上下方向に延びる2つの弧状の稜線に囲まれた曲面からなることを特徴とするくびれ部。
  16. 各角部の弧状の稜線の曲率半径が、35mm乃至50mmであることを特徴とする請求項15に記載のくびれ部。
  17. 高さ方向の幅が、15mm乃至70mmであることを特徴とする請求項15または16に記載のくびれ部。
  18. 正面および背面に、プラスチックボトル容器内方に窪むとともに親指と人差し指または中指とに対応する第1把持部を各々設けたことを特徴とする請求項15乃至17のいずれかに記載のくびれ部。
  19. 第1把持部は、
    水平な天辺と、天辺の両端部に接続された横長の楕円弧状曲線とにより囲まれた底面と、
    底面の天辺において底面と連接され、底面に対して傾斜する台形状のひさしと、
    ひさしの左右辺においてひさしと連接されるとともに、底面の楕円弧状曲線において底面と連接され、左右方向より中央縦方向の幅が広い擂鉢状の曲面部と、からなることを特徴とする請求項18に記載のくびれ部。
  20. 第1把持部の底面の面積は3.5cm2乃至5.0cm2であり、第1把持部の体積は8cm3乃至13cm3であることを特徴とする請求項19に記載のくびれ部。
  21. 第1把持部の底面と台形状のひさしとのなす角が、90°乃至130°となることを特徴とする請求項19または20に記載のくびれ部。
  22. 両側面に、プラスチックボトル容器の内方に窪むとともに親指と人差し指との間の股部に対応する第2把持部を各々設けたことを特徴とする請求項18乃至21のいずれかに記載のくびれ部。
  23. 第2把持部は、側面側から見て横長の楕円形状からなることを特徴とする請求項22に記載のくびれ部。
  24. 両側面に、プラスチックボトル容器の内方または外方に突出する縦長の突起部を各々設けたことを特徴とする請求項15乃至21のいずれかに記載のくびれ部。
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