JP2008293604A - 半導体記憶装置の出力回路、および半導体記憶装置の出力回路のデータ出力方法 - Google Patents

半導体記憶装置の出力回路、および半導体記憶装置の出力回路のデータ出力方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2008293604A
JP2008293604A JP2007139104A JP2007139104A JP2008293604A JP 2008293604 A JP2008293604 A JP 2008293604A JP 2007139104 A JP2007139104 A JP 2007139104A JP 2007139104 A JP2007139104 A JP 2007139104A JP 2008293604 A JP2008293604 A JP 2008293604A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output
power supply
pmos transistor
gate
nmos transistor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Ceased
Application number
JP2007139104A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinori Matsui
義徳 松井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Micron Memory Japan Ltd
Original Assignee
Elpida Memory Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Elpida Memory Inc filed Critical Elpida Memory Inc
Priority to JP2007139104A priority Critical patent/JP2008293604A/ja
Priority to US12/114,034 priority patent/US7688645B2/en
Publication of JP2008293604A publication Critical patent/JP2008293604A/ja
Priority to US12/707,140 priority patent/US8149632B2/en
Ceased legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C7/00Arrangements for writing information into, or reading information out from, a digital store
    • G11C7/10Input/output [I/O] data interface arrangements, e.g. I/O data control circuits, I/O data buffers
    • G11C7/1051Data output circuits, e.g. read-out amplifiers, data output buffers, data output registers, data output level conversion circuits
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C7/00Arrangements for writing information into, or reading information out from, a digital store
    • G11C7/10Input/output [I/O] data interface arrangements, e.g. I/O data control circuits, I/O data buffers
    • G11C7/1051Data output circuits, e.g. read-out amplifiers, data output buffers, data output registers, data output level conversion circuits
    • G11C7/1057Data output buffers, e.g. comprising level conversion circuits, circuits for adapting load

Landscapes

  • Dram (AREA)
  • Static Random-Access Memory (AREA)
  • Logic Circuits (AREA)

Abstract

【課題】待機時の漏れ電流の抑制と動作時の低消費電流化をともに実現することができる、半導体記憶装置の出力回路を提供する。
【解決手段】PMOSトランジスタQ11とNMOSトランジスタQ21とが直列に接続されて構成され、メモリセルからの読み出しデータOUTHBを論理反転して、出力用PMOSトランジスタQ51のゲート信号を出力するインバータINV(1)を設ける。そして、待機時には、PMOSトランジスタQ81をONし、インバータINV(1)の回路電源として電源VDD(1.8V)を選択し、出力用PMOSトランジスタQ51のゲートレベルをVDDレベルに設定する。動作時には、NMOSトランジスタQ71をONし、電源VDDQ(1.2V)を選択し、PMOSトランジスタQ51のゲートレベルをVDDQレベルに設定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)などの半導体記憶装置に関し、特に、半導体記憶装置の出力回路において、待機時の漏れ電流の抑制と動作時の低消費電流化をともに実現することができる、半導体記憶装置の出力回路、および半導体記憶装置の出力回路のデータ出力方法に関する。
システムの消費電流を削減するため、特にASIC(Application Specific Integrated Circuit)チップは動作電圧を低電圧化したものが開発されている。 一方DRAMはメモリセル部の動作保証のため論理回路のみのASICに比べ低電圧化が難しく開発時期が同じ場合一般にASICチップより高い動作電圧を必要としている。
図8は、近年のDRAMを搭載した携帯用システム1のブロックダイアグラムを示しており、本発明に関係する部分についてのみ示したものである。図8に示す携帯用システム(DRAM搭載システム)1においては、ASICチップ10と、該ASICチップ10の記憶部として使用されるDRAM(DRAMチップ)20を有しており、ASICチップ10とDRAM20内のDRAMコア回路部21とが、データ入出力回路部30を介して、双方向性のデータ線DQ0〜DQnにより接続されている。
各データ線DQ0〜DQnとASICチップ10とは、ASIC側ドライバ(ラインドライバ)11とASIC側レシーバ(ラインレシーバ)12により接続されており、各データ線DQ0〜DQnとDRAMチップ20内のデータ入出力回路部30とは、出力回路31と入力回路32により接続されている。
上記構成により、ASICチップ10はDRAM20に対して、双方向性のデータ線DQ0〜DQnを通して、データの書き込み、および読み出しを行う。
ところで、図8に示すように、ASICチップ10に対しては,1.2V(VDDA)の電源が供給されているのに対してDRAMチップ20には1.8V(VDD)の電源電圧が供給されている。このため、DRAMチップ20とASICチップ10との間のインターフェイスに使用される電圧は以下の理由から1.2Vであることが必要とされる。このインターフェイスとは、データ入出力回路部30のことである。
一つはASICチップ10で使用されるトランジスタが1.2V動作に最適化されているためゲート耐圧の観点から1.2V以下であることが必要となるためである。もう一つはASICチップ10とDRAM20間のインターフェイスも1.2Vに低電圧化することでシステムの消費電流を削減できることである。したがって本システムではDRAMの出力回路31に供給される電圧VDDQは、DRAMコアに供給される電圧VDD1.8Vより低電圧である1.2Vが供給される。すなわち、DRAMの出力回路31のみは1.2Vで動作することが要求される。ここで、回路の動作電圧を下げるためには回路内のトランジスタの閾値電圧を下げる必要があるが閾値電圧をさげるとトランジスタのOFF時の漏れ電流が増加し待機時(Standby)の消費電流が増加するという問題がある。以下、この問題について出力回路31の具体的な例を示して説明する。
図9は、図8に示す従来のDRAMの出力回路の回路構成を示す図である。図9に示す出力回路において、メモリセルからのデータ読み出し信号OUHBは、PMOSトランジスタQ101とNMOSトランジスタQ201とで構成されるインバータを通して、信号OUTHに変換される。この信号OUTHはHigh信号出力用のPMOSトランジスタQ501のゲート信号となる。また、メモリセルからのデータ読み出し信号OUTLBは、PMOSトランジスタQ301とNMOSトランジスタQ401とで構成されるインバータを通して、信号OUTLに変換される。この信号OUTLはlow信号出力用のNMOSトランジスタQ601のゲート信号となる。出力用のPMOSトランジスタQ501のソース端は電源VDDQに接続され、ドレイン端はNMOSトランジスタQ601のドレイン端に接続されており、NMOSトランジスタQ601のソース端はVSSに接続されている。そして、NMOSトランジスタQ501とNMOSトランジスタQ601の接続点から出力信号DQが出力される。なお、図9において、点線で囲んだPMOSトランジスタQ101、Q301、Q501は、PMOSトランジスタであり、かつ低閾値(Low Vt)タイプのものである。
上記構成のDRAMの出力回路31において、電源VDDQ(1.2V)の低電圧での動作を可能とするため、出力回路31内のPMOSトランジスタQ101,Q301、Q501の閾値電圧(Vt)は1.8Vで使用されるPMOSトランジスタよりも0.4V程度下げたものを使用する必要がある。一般に閾値電圧を0.1V下げるとOFF時の漏れ電流は1桁増加するため、出力回路31内のPMOSトランジスタQ101,Q301、Q501は、約4桁OFF電流の増加したトランジスタとなっている。一方NMOSトランジスタの閾値電圧は、PMOSトランジスタより元々0.3V〜0.4V低くまたOFF電流も抑えられているため1.2Vの低電圧でも動作可能であり漏れ電流も問題にならない。漏れ電流が問題になるのは待機時にOFFとなるPMOSトランジスタのみである。
この漏れ電流の問題について、以下、図10のタイミングチャートを参照して回路動作を説明する。なお、説明においては、例えば、PMOSトランジスタQ101をQ101と称して説明する。
待機時(Standby)において出力回路に入力する信号OUTHB、OUTLBはそれぞれVSS、VDDのレベルとなっている。したがってQ101がONしOUTHはVDDQレベルとなっておりQ501はOFFとなっている。また、Q301はOFF、Q401がONでOUTLはVSSのレベルとなっており、Q601もOFFとなっている。したがって本出力回路の出力はHi−z(ハイインピーダンス)状態にある。
次に、DRAMに対してコマンド(CMD)入力よりアクティブコマンド(ACT)がクロック信号CLKに同期して入力されるとDRAMコア回路部21は動作状態(Active)になり、リードコマンド(RED)によりデータの読み出し可能な状態となる。
続いてリードコマンド(RED)がクロック信号CLKに同期して入力されると2クロック後より出力回路に接続する出力端子DQにデータが出力される。
次に、OUTHB、OUTLBがともにVDDとなると、OUTH、OUTLはともにVSSとなり、Q501がONし、Q601がOFFし、DQ端子にVDDQレベルを出力する。
次に、OUTHB、OUTLBがともにVSSとなると、OUTH,OUTLはともにVDDQとなり、Q501がOFFし、Q601がONとなり、DQ端子にVSSレベルを出力する。
続いてプリチャージコマンド(PRE)がクロック信号CLKに同期して入力されると、DRAMコア回路部は再び待機状態(Standby)となり、OUTHB、OUTLBはそれぞれVSS、VDDのレベル、Q501、Q601はともにOFFとなり、出力回路の出力はHi−z状態となる。
動作時にはトランジスタの漏れ電流は動作電流の方がはるかに大きいため問題にはならない。待機時にOFFとなっているPMOSトランジスタはQ301および出力用のQ501であるが、Q301のゲートレベルはDRAMコアのVDDレベル1.8Vでソースレベル1.2Vに対して0.6V高くなっている。PMOSトランジスタOFF時の漏れ電流はソース電圧よりゲート電圧を高くすると抑えられるためOFF電流は問題にならないレベルとなっている。
待機時に漏れ電流が問題となるのは出力用PMOSトランジスタQ501のみであるが、出力用トランジスタQ501はDRAMチップとASICチップ間のワイヤ配線ないし基板配線を駆動するため比較的サイズの大きなトランジスタが使用され、数μA以上の漏れ電流が発生する。一般に、DRAMにおいては、出力DQ端子の数は36から72個であるため、DRAM全体としては数100μA〜1mAの漏れ電流となる。
漏れ電流は、図8に示すようにDRAM出力回路31からASIC側のドライバ回路11、12に流れ、DRAM待機時のシステム消費電流となる。一般に携帯用途に使用されるDRAMには待機時の消費電流がより少ないものが要求されるため、この出力回路におけるトランジスタの待機時の漏れ電流は無視できないものとなる。
ここで、PMOSトランジスタの漏れ電流はゲートレベルをソースレベルより高くすることでより深くOFFさせて抑えることができる。図11は、出力用トランジスタのゲートを駆動するインバータ部の電源をVDDQからVDDに変更した回路である。また、図12は、図11に示すDRAMの出力回路のタイミングチャートを示している。
図11に示す回路は、図9に示す回路におけるQ101のドレインの電圧をVDD(1.8V)に変更しただけのものであり、基本的な回路構成および動作は同じである。また、図12に示すタイミングチャートについても、図10に示すタイミングチャートにおいて、OUTHの出力電圧VDDQ(1.2V)がVDD(1.8V)に変わった点だけが異なり、基本的には同じであり、重複した説明は省略する。
図11に示す出力回路に変更した場合は、待機時の出力用PMOSトランジスタQ501のゲートレベルはVDD=1.8Vとなるため漏れ電流が抑えられ、前述した待機時のシステム電流増加の問題は解決される。しかしながら前述したように出力用PMOSトランジスタのサイズは大きいためゲートの充放電が電源VDD(VDD=1.8V)のレベルで行われることによりDRAM全体で動作電流が数10mA程度増加してしまうことが問題になる。
なお、低電圧動作に適するように構成された出力回路の先行技術として、従来技術の電源ドライバ装置がある(特許文献1参照)。しかしながら、この従来技術の電源ドライバ装置は、動作電流の増加なく待機時の漏れ電流を抑制するものではない。
特開2005−304218号公報
上述したように、従来の半導体記憶装置の出力回路においては、出力用PMOSトランジスタのゲートレベルを、出力回路に供給される電源VDDQより高い電圧レベルの電源VDDの電圧レベルとし、待機時の漏れ電流を抑制していたが、反面、動作時の電流が増加するという問題が生じていた。
本発明は、斯かる実情に鑑みなされたものであり、本発明の目的は、待機時の漏れ電流の抑制と動作時の低消費電流化をともに実現することができる、半導体記憶装置の出力回路、および半導体記憶装置の出力回路のデータ出力方法を提供することにある。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、本発明の半導体記憶装置の出力回路は、出力用PMOSトランジスタのドレイン端と出力用NMOSトランジスタのドレイン端とが直列に接続されたプッシュプル構成の出力トランジスタ回路を有すると共に、前記出力用PMOSトランジスタのソース端子が第1の電源VDDQに接続され、前記出力用NMOSトランジスタのソース端が電源VSSに接続され、前記出力用PMOSトランジスタと出力用NMOSトランジスタとの接続点から信号が出力される半導体記憶装置の出力回路であって、待機時には、前記出力用PMOSトランジスタと前記出力用NMOSトランジスタの両方をOFFにし、動作時には、メモリセルからのデータ読み出し信号に応じて、前記出力用PMOSトランジスタまたは前記出力用NMOSトランジスタのいずれか一方をONにすることにより信号を出力する半導体記憶装置の出力回路において、待機時に、前記出力用PMOSトランジスタのゲートレベルを、前記第1の電源VDDQの電圧レベルよりも高い第2の電源VDDの電圧レベル(VDD>VDDQ)に設定する待機時ゲートレベル設定手段と、動作時には、半導体記憶装置に対するアクティブコマンドないしリードコマンドに応答して、あるいは半導体記憶装置の状態が動作状態ないしリード状態に遷移したのに応答して、前記出力用PMOSトランジスタのゲートレベルを、前記第1の電源VDDQの電圧レベルに遷移させる動作時ゲートレベル設定手段と、を備えることを特徴とする。
上記構成からなる本発明の半導体記憶装置の出力回路では、待機時には、出力用PMOSトランジスタのゲートの電圧レベルを、出力回路用電源VDDQの電圧レベル(VDDQレベル)よりも高い電源VDDの電圧レベル(VDDレベル)とし、動作時には、アクティブコマンドないしリードコマンドに応答して、あるいはDRAMの状態が動作状態(Active)ないしリード状態に遷移したのに応答して、ゲートの電圧レベルをVDDレベルからVDDQレベルに遷移させ、VDDQレベルで出力回路を動作させる。
これにより、待機時の漏れ電流抑制と動作時の低消費電流をともに実現することができる。
また、本発明の半導体記憶装置の出力回路は、PMOSトランジスタQ11のドレイン端とNMOSトランジスタQ21のドレイン端とが直列に接続されると共に、各ゲート端に共通の信号が入力されるように構成され、メモリセルからの第1の読み出しデータOUTHBを論理反転して、前記出力用PMOSトランジスタのゲート信号OUTHを出力する第1のインバータINV(1)と、前記第1の電源VDDQを入力電源とし、PMOSトランジスタQ31のドレイン端とNMOSトランジスタQ41のドレイン端とが直列に接続されると共に、各ゲート端に共通の信号が入力されるように構成され、前記第1の読み出しデータOUTHBの反転信号である第2の読み出しデータOUTLBを論理反転して前記出力用NMOSトランジスタのゲート信号OUTLを出力する第2のインバータINV(2)と、前記第1の電源VDDQにドレイン端が接続され、ソース端が前記第1のインバータINV(1)を構成するPMOSトランジスタQ11のソース端に接続される第1のゲートレベル設定用NMOSトランジスタQ71と、前記第2の電源VDDにソース端が接続され、ドレイン端が前記第1のインバータINV(1)を構成するPMOSトランジスタQ11のソース端に接続される第2のゲートレベル設定用PMOSトランジスタQ81と、待機時には、前記第2のゲートレベル設定用PMOSトランジスタQ81をONさせるための第2のゲートレベル設定信号G02を生成し、動作時には、半導体記憶装置に対するアクティブコマンドないしリードコマンドに応答して、あるいは半導体記憶装置の状態が動作状態ないしリード状態に遷移したのに応答して、前記第1のゲートレベル設定用NMOSトランジスタQ71をONさせるために第1のゲートレベル設定信号G01を生成して出力するゲートレベル設定信号生成回路とを備えることを特徴とする。
上記構成からなる本発明の半導体記憶装置の出力回路では、PMOSトランジスタQ11とNMOSトランジスタQ21とが直列に構成され、メモリセルからの第1の読み出しデータOUTHBを論理反転して、出力用PMOSトランジスタのゲート信号OUTHを出力する第1のインバータINV(1)に対して電源を供給するために、第1のゲートレベル設定用NMOSトランジスタQ71と、第2のゲートレベル設定用PMOSトランジスタQ81とを設ける。そして、待機時には、前記第2のゲートレベル設定用PMOSトランジスタQ81をONし、第1のインバータINV(1)の回路電源を第2の電源VDDとし、出力用PMOSトランジスタのゲートレベルを電源VDDの電圧レベルにする。また、動作時には、第1のゲートレベル設定用NMOSトランジスタQ71をONし、第1のインバータINV(1)の回路電源を第1の電源VDDQとし、出力用PMOSトランジスタのゲートレベルを電源VDDQの電圧レベルに設定する。
これにより、待機時の漏れ電流抑制と動作時の低消費電流をともに実現することができる。
また、本発明の半導体記憶装置の出力回路は、前記第2の電源VDDの電圧を昇圧した第3の電源VPP(VPP>VDD)を生成するVPP昇圧回路を備え、前記第1のゲートレベル設定信号G01は前記第3の電源VPPの電圧レベルの信号であることを特徴とする。
上記構成からなる本発明の半導体記憶装置の出力回路では、第1のゲートレベル設定用のNMOSトランジスタQ71をONさせる第1のゲートレベル設定信号G01の電圧レベルを、第2の電源VDDの電圧レベルよりも高い電源電圧VPPの電圧レベルにする。なお、このVPPレベルは、「VDDレベル+NMOSトランジスタの閾値Vt」以上にする。
これにより、第1のゲートレベル設定用NMOSトランジスタQ71がONし、かつ当該NMOSトランジスタQ71のソース端の電圧レベルがVDDQレベルである場合に、このNMOSトランジスタQ71を確実にON状態に維持することができる。
また、本発明の半導体記憶装置の出力回路は、前記第3の電源VPPの電圧レベルは、前記第2の電源VDDの電圧レベルに前記NMOSトランジスタQ71の閾値電圧Vtを加算した電圧レベル以上(VPP>VDD+Vt)であることを特徴とする。
これにより、半導体記憶装置の出力回路の電源VDDQ(例えば、1.2V)、半導体記憶装置の内部回路の電源VDD(例えば、1.8V)、および電源VDDから生成した電源VPP(例えば、2.7V)の電源を利用して、待機時の漏れ電流抑制と動作時の低消費電流をともに実現することができる。
また、本発明の半導体記憶装置の出力回路は、前記第2のゲートレベル設定用PMOSトランジスタQ81のドレイン端と、前記第1のインバータINV(1)を構成するPMOSトランジスタQ11のソース端との間に、抵抗器が挿入されたことを特徴とする。
これにより、電源投入時に、第1のゲートレベル設定用NMOSトランジスタQ71と、第2のゲートレベル設定用PMOSトランジスタQ82のゲートに入力する信号が論理的に確定しない不定のレベルになった場合、異電位の電源VDD、VDDQがショートすることにより大電流が流れることを抑制できる。
また、本発明の半導体記憶装置の出力回路は、前記第1の電源VDDQを入力電源とし、PMOSトランジスタQ12のドレイン端と、第3のゲートレベル設定用NMOSトランジスタQ72のドレイン端とが直列に接続され、さらに第3のゲートレベル設定NMOSトランジスタQ72のソース端にNMOSトランジスタQ22のドレイン端が直列に接続されると共に、前記PMOSトランジスタQ12と前記NMOSトランジスタQ22に共通のゲート信号が入力されるように構成され、メモリセルからの第1の読み出しデータOUTHBを論理反転し、前記第3のゲートレベル設定用NMOSトランジスタQ72のソース端から前記出力用PMOSトランジスタのゲート信号OUTHを出力する第3のインバータINV(3)と、前記第1の電源VDDQを入力電源とし、PMOSトランジスタQ31のドレイン端とNMOSトランジスタQ41のドレイン端とが直列に接続されて構成され、メモリセルからの第2の読み出しデータOUTLBを論理反転して前記出力用NMOSトランジスタのゲート信号OUTLを出力する第4のインバータINV(4)と、前記第2の電源VDDにソース端が接続され、ドレイン端が前記出力用PMOSトランジスタのゲート端に接続される第4のゲートレベル設定用PMOSトランジスタQ82と、待機時には、前記第4のゲートレベル設定用PMOSトランジスタQ82をONさせるために第2のゲートレベル設定信号G02を生成し、動作時には、半導体記憶装置に対するアクティブコマンドないしリードコマンドに応答して、あるいは半導体記憶装置の状態が動作状態ないしリード状態に遷移したのに応答して、前記第3のゲートレベル設定用NPMOSトランジスタQ72をONさせるために第1のゲートレベル設定用信号G01を生成して出力するゲートレベル設定用信号生成回路とを備えることを特徴とする。
上記構成からなる本発明の半導体記憶装置の出力回路では、第1の電源VDDQを入力電源とし、PMOSトランジスタQ12と、第3のゲートレベル設定用NMOSトランジスタQ72と、NMOSトランジスタQ22とが直列に接続されて構成されると共に、メモリセルからの第1の読み出しデータOUTHBを論理反転し、前記第3のゲートレベル設定用NMOSトランジスタQ72のソース端から出力用PMOSトランジスタのゲート信号OUTHを出力する第3のインバータINV(3)を設ける。また、第2の電源VDDにソース端が接続され、ドレイン端が出力用PMOSトランジスタのゲート端に接続される第4のゲートレベル設定用PMOSトランジスタQ82を設ける。そして、待機時には、第4のゲートレベル設定用PMOSトランジスタQ82をONさせ、出力用PMOSトランジスタのゲートの電圧レベルをVDDレベル(VDD>VDDQ)にする。また、動作時には、前記第3のゲートレベル設定用NPMOSトランジスタQ72をONさせ、出力用PMOSトランジスタのゲートレベルの電圧レベルをVDDQレベルにする。
これにより、OUTHの立ち上がりタイミングの遅れが生じることを回避でき、出力用PMOSトランジスタと出力用NMOSトランジスタの間で貫通電流が発生することを回避できる。
また、本発明の半導体記憶装置の出力回路は、前記第2の電源VDDの電圧を昇圧した第3の電源VPP(VPP>VDD)を生成するVPP昇圧回路を備え、前記第1のゲートレベル設定信号G01は前記第3の電源VPPの電圧レベルの信号であることを特徴とする。
上記構成からなる本発明の半導体記憶装置の出力回路では、第3のゲートレベル設定用のNMOSトランジスタQ72をONさせる第1のゲートレベル設定信号G01の電圧レベルを、第2の電源VDDの電圧レベルよりも高い第3の電源電圧VPPの電圧レベルとする。なお、このVPPレベルは、「VDDレベル+NMOSトランジスタの閾値Vt」以上にする。
これにより、第3のゲートレベル設定用のNMOSトランジスタQ72がONし、かつ当該NMOSトランジスタQ72のソース端の電圧レベルがVDDQレベルである場合に、このNMOSトランジスタQ72を確実にON状態に維持することができる。
また、本発明の半導体記憶装置の出力回路は、前記第3の電源VPPの電圧レベルは、前記第2の電源VDDの電圧レベルに前記NMOSトランジスタQ72の閾値電圧Vtを加算した電圧レベル以上(VPP>VDD+Vt)であることを特徴とする。
これにより、半導体記憶装置の出力回路の電源VDDQ(例えば、1.2V)、半導体記憶装置の内部回路の電源VDD(例えば、1.8V)、および電源VDDから生成した電源VPP(例えば、2.7V)の電源を利用して、待機時の漏れ電流抑制と動作時の低消費電流をともに実現することができる。
また、本発明の半導体記憶装置の出力回路は、前記第4のゲートレベル設定用PMOSトランジスタQ82のドレイン端と、前記出力用PMOSトランジスタのゲート端の間に抵抗器が挿入されたことを特徴とする。
これにより、電源投入時に、第3のゲートレベル設定用NMOSトランジスタQ72と、第4のゲートレベル設定用のPMOSトランジスタQ82のゲートに入力する信号が論理的に確定しない不定のレベルになった場合、異電位の電源VDD、VDDQがショートすることにより大電流が流れることを抑制できる。
また、本発明の半導体記憶装置の出力回路は、前記第4のインバータINV(4)に代えて使用される第5のインバータINV(5)であって、前記第1の電源VDDQを入力電源とし、PMOSトランジスタQ32のドレイン端と第5のゲートレベル設定用NMOSトランジスタQ142のドレイン端とが直列に接続され、さらに前記第5のゲートレベル設定NMOSトランジスタQ142のソース端にNMOSトランジスタQ42のドレイン端が直列に接続されて構成されるとともに、前記第5のゲートレベル設定用NMOSトランジスタQ142のゲート端が前記第3の電源VPPに接続され、前記PMOSトランジスタQ32と前記NMOSトランジスタQ42に共通のゲート信号として入力されるメモリセルからの第2の読み出しデータOUTLBを論理反転し、前記第5のゲートレベル設定用NMOSトランジスタQ142のソース端から前記出力用PMOSトランジスタのゲート信号OUTLを出力する第5のインバータINV(5)と、ドレイン端が前記第1の電源VDDQに接続され、ソース端が前記出力用PMOSトランジスタのゲート端に接続される第6のゲートレベル設定用NMOSトランジスタQ92と、ドレイン端が前記出力用NMOSトランジスタのゲート端に接続され、ソース端が電源VSSに接続される第7のゲートレベル設定用NMOSトランジスタQ102と、前記第1の電源VDDQを入力電源とし、PMOSトランジスタQ112のドレイン端とNMOSトランジスタQ132のドレインとが直列に接続されて構成されると共に、前記第2の電源VDDを共通のゲート入力信号とし、前記第6のゲートレベル設定用NMOSトランジスタQ92および前記第7のゲートレベル設定用NMOSトランジスタQ102のゲート信号を生成する第6のインバータINV(6)と、を備えることを特徴とする。
上記構成からなる本発明の半導体記憶装置の出力回路では、電源投入時にVDDQのみが先行して立ち上がりVDDが立ち上がっていない状態になった場合に、出力用PMOSトランジスタと出力用NMOSトランジスタがともにONし大電流が発生することを回避する。
この問題を解決するために、VDDQのみが先行して立ち上がりVDDが立ち上がっていない状態になった場合に、出力用PMOSトランジスタのゲート電圧を電源VDDQより充電するために、第6のゲートレベル設定用NMOSトランジスタQ92を出力用PMOSトランジスタのゲート端に接続し、また、出力用NMOSトランジスタのゲート電圧のレベルをVSSに抑えるために、第7のNMOSトランジスタQ102のドレイン端を出力用NMOSトランジスタのゲート端に接続する。また、PMOSトランジスタQ112、Q132で構成され、電源VDDを入力信号とする第6のインバータINV(6)を設け、このINV(6)の出力信号を、前記第6のゲートレベル設定用NMOSトランジスタQ92、および第7のNMOSトランジスタQ102のゲート信号とする。
さらに、PMOSトランジスタQ32とNMOSトランジスタQ42との間に第5のゲートレベル設定用のNMOSトランジスタQ142を挿入した第5のインバータINV(5)を設ける。このインバータINV(5)の第5のゲートレベル設定用NMOSトランジスタQ142のゲートを第3の電源VPPに接続する。そして、この第5のゲートレベル設定用NMOSトランジスタQ142のソース端により出力用NMOSトランジスタのゲート端を駆動する。このインバータINV(5)により、電源投入時に電源VDDが立ち上がっていない場合には、電源VPPは電源VDDより生成されるため第5のゲートレベル設定用NMOSトランジスタQ142のゲートはVSSとなり、このNMOSトランジスタQ142がOFFすることで、出力用NMOSトランジスタのゲート信号線がVDDQレベルに充電されるのを防ぐことができる。
これにより、電源投入時に電源VDDQのみが立ち上がっている状態でも出力用PMOSトランジスタと出力用NMOSトランジスタがともにONし大電流が発生することを回避できる。
また、本発明の半導体記憶装置の出力回路のデータ出力方法は、出力用PMOSトランジスタのドレイン端と出力用NMOSトランジスタのドレイン端とが直列に接続されたプッシュプル構成の出力トランジスタ回路を有すると共に、前記出力用PMOSトランジスタのソース端子が第1の電源VDDQに接続され、前記出力用NMOSトランジスタのソース端が電源VSSに接続され、前記出力用PMOSトランジスタと出力用NMOSトランジスタとの接続点から信号が出力される半導体記憶装置の出力回路であって、待機時には、前記出力用PMOSトランジスタと前記出力用NMOSトランジスタの両方をOFFにし、動作時には、メモリセルからのデータ読み出し信号に応じて、前記出力用PMOSトランジスタまたは前記出力用NMOSトランジスタのいずれか一方をONにすることにより信号を出力する半導体記憶装置の出力回路のデータ出力方法であって、待機時に、前記出力用PMOSトランジスタのゲートレベルを、前記第1の電源VDDQの電圧レベルよりも高い第2の電源VDDの電圧レベル(VDD>VDDQ)に設定する待機時ゲートレベル設定手順と、動作時に、半導体記憶装置に対するアクティブコマンドないしリードコマンドに応答して、あるいは半導体記憶装置の状態が動作状態ないしリード状態に遷移したのに応答して、前記出力用PMOSトランジスタのゲートレベルを、前記第1の電源VDDQの電圧レベルに遷移させる動作時ゲートレベル設定手順と、を含むことを特徴とする。
上記手順を含む本発明の半導体記憶装置の出力回路のデータ出力方法では、待機時には、出力用PMOSトランジスタのゲートの電圧レベルを、出力回路用電源VDDQの電圧レベル(VDDQレベル)よりも高い電源VDDの電圧レベル(VDDレベル)とし、動作時には、アクティブコマンドないしリードコマンドに応答して、あるいはDRAMの状態が動作状態(Active)ないしリード状態に遷移したのに応答して、ゲートの電圧レベルをVDDレベルからVDDQレベルに遷移させ、VDDQレベルで出力回路を動作させる。
これにより、待機時の漏れ電流抑制と動作時の低消費電流をともに実現することができる。
本発明においては、出力用PMOSトランジスタのゲートレベルを待機時には出力回路に供給されるVDDQ電圧より高い電圧とすることで待機時の漏れ電流を抑制し、また、動作時には、アクティブコマンドないしリードコマンドに応答して、あるいはDRAMの状態が動作状態(Active)ないしリード状態に遷移したのに応答して、VDDQレベルに遷移させVDDQレベルで出力回路を動作させることで動作時の低消費電流化を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
(第1の実施の形態の構成の説明)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係わる半導体記憶装置の出力回路の構成を示す図である。
図1に示す出力回路は、出力回路用の電源VDD(1.2V)と、DRAM内の内部回路用の電源VDD(1.8V)で駆動される。
そして、図1に示すように、メモリセルからのデータ読み出し信号OUHBは、PMOSトランジスタQ11とNMOSトランジスタQ21とで構成されるインバータINV(1)を通して、信号OUTHに変換される。この信号OUTHはHigh信号を出力する出力用PMOSトランジスタQ51のゲート信号となる。
また、メモリセルからのデータ読み出し信号OUTLBは、PMOSトランジスタQ31とNMOSトランジスタQ41とで構成されるインバータINV(2)を通して、信号OUTLに変換される。この信号OUTLはlow信号を出力する出力用NMOSトランジスタQ61のゲート信号となる。
出力用PMOSトランジスタQ51のソース端は出力回路用の電源VDDQに接続され、ドレイン端は出力用NMOSトランジスタQ61のドレイン端に接続されており、出力用NMOSトランジスタQ61のソース端はVSSに接続されている。この出力用NMOSトランジスタQ51と出力用NMOSトランジスタQ61の接続点から出力信号DQが出力される。なお、点線で囲んだPMOSトランジスタQ11、Q31、Q61は、PMOSトランジスタであり、かつ低閾値(Low Vt)タイプのものである。
そして、インバータINV(1)のPMOSトランジスタQ11のソース接点N01にソース端を接続し、ドレイン端をVDDQに接続したNMOSトランジスタQ71を付与する。また、PMOSトランジスタQ11のソース接点N01にドレイン端を接続し、ソース端をDRAMコア回路部に供給される内部回路電源VDDに接続したPMOSトランジスタQ81を付与する。
なお、NMOSトランジスタQ71のゲート信号G01、PMOSトランジスタQ81のゲート信号G02は、ゲートレベル設定信号生成回路23により生成されるゲートレベル設定信号である。また、VPP昇圧回路22は、電源VDDを昇圧した電源VPPを生成する回路である。ゲートレベル設定信号生成回路23では、後述するコマンド(CMD)、例えば、アクティブコマンド(ACT)等に応答して、動作時のゲートレベル設定信号G01と、待機時のゲートレベル設定信号G02を生成して出力する。この場合に、ゲートレベル設定信号G01は電源VPPの電圧レベル(VPPレベル)の信号として出力され、ゲートレベル設定信号G02は電源VDDの電圧レベル(VDD)の信号として出力される(詳細については後述する)。
このNMOSトランジスタQ71とPMOSトランジスタQ81により、待機時および動作時に接点N01の電圧レベルをそれぞれVDDレベル、DDQレベルに変化させることにより出力用PMOSトランジスタQ51のゲートレベルを待機時および動作時に最適なレベルに設定できる構成となっている。
なお、NMOSトランジスタQ71には以下の理由でPMOSトランジスタでなくNMOSトランジスタを使用する。
PMOSトランジスタの場合ソースおよびNウエルの電位はVDDQとなる。接点N01のレベルは待機時にVDDQより高いレベルであるVDDとするためPMOSトランジスタであるとVDDレベルのドレイン端とVDDQレベルであるNウエルに順方向電流が発生してしまう。またNウエル電圧をVDDとするとこの問題が解決するが電源投入時にVDDQがVDDより早く立ち上がった場合にはやはりソース端とNウエルに順方向電流が発生する危険がある。したがってNMOSトランジスタとすることで順方向電流発生の問題を回避しなければならない。NMOSトランジスタの場合にはON時のゲートレベルを「VDD+Vt(NMOSトランジスタ閾値)」以上のレベルにする必要があるがDRAM内のVPP昇圧回路22によって電源VDDからレベル昇圧された電源VPPの電圧レベル(VPP=2.7V)を使用する。
なお、電源VPPの電圧レベル(2.7V)は、電源VDDの電圧レベル(本例では、1.8V)にNMOSトランジスタQ71の閾値電圧Vtを加算した電圧レベル以上(VPP>VDD+Vt)であればよく、2.7Vに限定されない。
なお、前述した第1の電源は電源VDDQが、第2の電源は電源VDDが、第3の電源は電源VPPがそれぞれ相当する。また、前述した出力用PMOSトランジスタはQ51が、出力用NMOSトランジスタはQ61が、第1のインバータはPMOSトランジスタQ11とNMOSトランジスタQ21が、第2のインバータはPMOSトランジスタQ31とNMOSトランジスタQ41がそれぞれ相当する。また、第1のゲートレベル設定用NMOSトランジスタはNMOSトランジスタQ71が、第2のゲートレベル設定用PMOSトランジスタはPMOSトランジスタQ81がそれぞれ相当する。また、第1のゲートレベル設定信号は信号G01が、第2のゲートレベル設定信号は信号G02が、それぞれ相当する。また、前述の待機時ゲートレベル設手段は、主にインバータINV(1)(Q11、Q12)とPMOSトランジスタQ81とゲートレベル設定信号生成回路23とが相当し、前述の動作時ゲートレベル設定手段は、主にインバータINV(1)(Q11、Q12)とNMOSトランジスタQ71とゲートレベル設定信号生成回路23とが相当する。
(第1の実施の形態における動作の説明)
図2は、図1に示す回路の動作を説明するためのタイミングチャートである。以下、図2のタイミングチャートを参照して、図1に示す回路の動作を説明する。なお、説明においては、例えば、NMOSトランジスタQ71をQ71と称して説明する。
待機時(Standby)において出力回路に入力する信号OUTHB、OUTLBはそれぞれVSS、VDDのレベルとなっている。ゲートレベル設定信号G01、G02はともにVSSとなっており、Q71はOFF、Q81はONしており、接点N01はVDDレベルとなっている。Q11はONしており、OUTHのレベルはVDD=1.8Vとなっている。Q51はOFFしているが、ソース電圧はVDDQ=1.2Vに対してゲート電圧1.8Vとなっているので、漏れ電流は無視できるレベルに抑えられている。従って待機時の消費電流が問題になることはない。また、Q31はOFF、Q41がONで、OUTLはVSSのレベルとなっており、Q61もOFFとなっている。したがって本出力回路の出力はHi−z(ハイインピーダンス)状態にある。
次に、DRAMに対してコマンド(CMD)入力よりアクティブコマンド(ACT)がクロック信号CLKに同期して入力されると、DRAMコア回路部は動作状態(Active)になり、リードコマンド(RED)によりデータの読み出し可能な状態となる。このときアクティブコマンド(ACT)に応答してG01のレベルはVDDからVPP昇圧回路22によって昇圧された電圧レベル(VPP=2.7V)に遷移する。またG02もアクティブコマンド(ACT)に応答してはVDDレベルに遷移する。これによりQ81がOFF、Q71がONし、接点N01のレベルはVDDQレベルとなる。
続いてリードコマンド(RED)がクロック信号CLKに同期して入力されると、2クロック後より出力回路に接続する出力端子DQにデータが出力される。OUTHB、OUTLBがともにVDDとなると、OUTH、OUTLはともにVSSとなり、Q51がON、Q61がOFFし、DQ端子にVDDQレベルを出力する。
OUTHB、OUTLBがともにVSSとなると、OUTH、OUTLはともにVDDQとなりQ51がOFF、Q61がONし、DQ端子にVSSレベルを出力する。ここで出力回路動作時には出力用PMOSトランジスタQ51のゲート端子OUTHはVDDQ=1.2Vに充電され放電されるため動作時の低消費電流化が可能である。
続いてプリチャージコマンド(PRE)がクロック信号CLKに同期して入力されるとDRAMコア回路部は再び待機状態(Styanby)となり、OUTHB、OUTLBはそれぞれVSS、VDDのレベルとなる。このときプリチャージコマンド(PRE)に応答してG01のレベルはVPPからVSSに、G02のレベルはVDDからVSSに遷移する。したがってQ71はOFF、Q81はONし、接点N01はVDDレベルとなる。Q11はONしておりOUTHのレベルはVDD=1.8Vとなる。トランジスタQ51、Q61はともにOFFし出力回路の出力はHi−z状態に戻る。
また、図3は、信号G01、G02の出力動作のための遷移タイミングをアクティブコマンド(ACT)からではなく、リードコマンド(RED)に応答して遷移するようにした場合のタイミングチャートである。図3に示す例では、DRAMが動作状態(Active)でリードコマンド(RED)の入力を待機している状態が続く場合の漏れ電流を抑制することが可能である。
[第2の実施の形態]
図4に示す例では、メモリセルからの読み出しデータOUTHBを入力するインバータINV(3)を、PMOSトランジスタQ12と、NMOSトランジスタQ72と、NMOSトランジスタQ22とで構成する。そして、ゲートレベル設定信号G01を入力するNMOSトランジスタQ72を電源VDDQをソースとするPMOSトランジスタQ12のドレイン側に接続し、ゲートレベル設定信号G02を入力するPMOSトランジスタQ82のドレイン端は直接出力用PMOSトランジスタQ51のゲート端に接続する。なお、出力用PMOSトランジスタQ51と出力用NMOSトランジスタQ61との接続構成は、図1に示す例と同じであり、インバータ(4)の構成についても図1に示すインバータINV(2)と同じで構成である。
なお、前述の第3のインバータは、PMOSトランジスタQ12と、NMOSトランジスタQ72と、NMOSトランジスタQ22とで構成されるインバータINV(3)が相当する。また、前述の第4のインバータは、PMOSトランジスタQ31と、NMOSトランジスタQ41とで構成されるインバータINV(4)が相当する。
次に、待機時(Standby)および動作状態(Active)の説明を以下に行う。
待機時において、ゲートレベル設定用の信号G01、G02はともにVSSとなっておりQ72はOFF、Q82はONしているため信号OUTHのレベルは電源VDDの電圧レベル(1.8V)となっている。従って図1に示す例と同様に、Q51はOFFしているがソース電圧は電源VDDQの電圧レベル(1.2V)に対してゲート電圧1.8Vとなっており漏れ電流は抑えられ待機時の消費電流が問題になることはない。
次にDRAMコア回路部が動作状態(Active)ではG01のレベルはVPP=2.7Vに、G02はVDDレベルに遷移する。これによりQ82はOFF、Q72はONし、OUTHのレベルはVDDQレベルとなる。ここでPMOSトランジスタQ12のソースはVDDQに直接接続されているため出力動作時にもソースレベルの低下がない。そのため、例えば、PMOSトランジスタQ51とNMOSトランジスタQ61とで貫通電流が発生するような場合があったとしても、その貫通電流の発生を抑えることができるという効果を奏する。また、PMOSトランジスタQ51のソースレベルは1.2Vの低電圧となっている場合においても、ソースレベルの低下がないため、信号の動作波形劣化を抑えることで出来るという効果を奏する。
[第3の実施の形態]
図5に示す第3の実施の形態の出力回路では、図1に示す第1の実施の形態の出力回路に対し、VDDを供給するPMOSトランジスタQ81のドレイン端に100K〜1MΩ程度の抵抗R01を挿入する。これにより、トランジスタQ81、Q71が、ともにONする状態が発生すると異電位の電源VDD、VDDQがショートすることにより、大電流が流れる可能性もあるが、このショート電流を抑制することが可能となる。また、所望の場合には、コンデンサC01を付加したCR積分回路を使用してもよい。
この場合は、信号OUTHのVDD(1.8V)への遷移が1μs程度に遅れることもあるが、待機時の漏れ電流の抑制が目的なため問題にはならない。なお、図5に示す出力回路における信号OUTH波形を図2および図3のタイミングチャートにおいて点線aで示している。また、図5に示す例のように、抵抗R01を挿入することにより待機状態への遷移時にOUTHをVDDQからVDDに充電する時のピーク電流を抑えられるという他の効果も得られる。
[第4の実施の形態]
図6に示す第4の実施の形態の出力回路は、図4に示す第2の実施の形態の出力に対して、第3の実施の形態と同様に、VDDを供給するPMOSトランジスタQ82のドレイン端に100K〜1MΩ程度の抵抗R01を挿入した例であり、他の構成部分は、図4に示す例と同じである。
図6に示す構成とすることにより、第3の実施の形態の場合と同様の効果が得られる。すなわち、電源投入時に、ゲートレベル設定用のNMOSトランジスタQ72と、ゲートレベル設定用のPMOSトランジスタQ82のゲートに入力する信号が論理的に確定しない不定のレベルになった場合、異電位の電源VDD、VDDQがショートすることにより大電流が流れることを抑制できる。
[第5の実施の形態]
図7に示す第5の実施の形態では、図6に示す回路を基本として、これに改良を加えたものであり、以下、その改良点について説明する。
電源VDDQのみが先行して立ち上がり電源VDDが立ち上がっていない状態になった場合に、OUTH接点を電源VDDQより充電するために、電源VDDQをソースとするNMOSトランジスタQ92のドレイン端をOUTH接点に接続し、接点OUTLのレベルをVSSに抑えるためにNMOSトランジスタQ102のドレイン端をOUTL接点に接続する。
Q92およびQ102のゲート端には、PMOSトランジスタQ112およびNMOSトランジスタQ132よりなるインバータINV(6)の出力を接続する。PMOSトランジスタQ112のソースは電源VDDQ、インバータINV(6)のゲートには電源VDDが接続されている。
従って、電源VDDQのみが立ち上がっている状態では、インバータINV(6)の出力はVDDQレベルとなりQ92、Q102がONし、OUTH接点がVDDQに充電され、OUTL接点はVSSに押さえられる。
また、図6に示すインバータINV(4)に改良を加え、PMOSトランジスタQ32と、NMOSトランジスタQ142と、NMOSトランジスタQ42とを直列に接続したインバータINV(5)を設ける。このインバータINV(5)内のPMOSトランジスタQ32のソース端は電源VDDQに接続され、ドレイン端はNMOSトランジスタQ142のドレイン端に接続され、NMOSトランジスタQ142のソース端はNMOSトランジスタQ42のドレイン端に接続され、NMOSトランジスタQ42のソース端はVSSに接続される。また、PMOSトランジスタQ32とNMOSトランジスタQ42のゲート端にはメモリセルからの読み出しデータOUTLBが入力され、NMOSトランジスタQ142のゲート端は電源VPPに接続される。そして、NMOSトランジスタQ142のソース端によりOUTL接点を駆動する。
このインバータINV(5)において、電源投入時に電源VDDが立ち上がっていない場合には、電源VPPは電源VDDより生成されるためQ142のゲートはVSSとなりOFFすることで、Q32によりOUTL接点がVDDQレベルに充電されるのを防ぐことができる。これらにより電源投入時に電源VDDQのみが立ち上がっている状態でも出力用PMOSトランジスタQ51と出力用NMOSトランジスタQ61はともにONし大電流が発生することを防げる。
電源VDD、VDDQが正常に立ち上がった後は、Q92、Q102のゲートレベルはVSSとなりOFFするため正常動作を妨げることはない。またQ142のゲートレベルもVPPレベルとなるためOUTLの信号動作も問題ない。また、図7に示す例では、OUTH、OUTLのVDDQレベルへの遷移はともにゲート端をVPPレベルとするNMOSトランジスタを介して行われるためOUTH、OUTL信号間のタイミングスキューが整合されるという効果もある。
なお、前述の第5のインバータは、PMOSトランジスタQ32と、NMOSトランジスタQ142と、NMOSトランジスタQ42とで構成されるインバータINV(5)が相当する。また、前述の第6のインバータは、PMOSトランジスタQ112と、NMOSトランジスタQ132とで構成されるインバータINV(6)が相当する。また、第5のゲートレベル設定用NMOSトランジスタはNMOSトランジスタQ142が、第6のゲートレベル設定用NMOSトランジスタはNMOSトランジスタQ92が、第7のゲートレベル設定用NMOSトランジスタはNMOSトランジスタQ102がそれぞれ相当する。
以上の説明では、出力用PMOSトランジスタのゲートレベルを待機時にはDRAMコア回路部に供給される電源のVDDレベルとする例で説明してきたが、出力回路に供給されるVDDQレベルよりも高い電圧レベルであれば待機時の漏れ電流抑制の効果が得られるため、電源VDDより生成される内部電源を使用してもよい。また、出力用PMOSトランジスタのゲートレベルをアクティブコマンド、リードコマンドないしプリチャージコマンド(PRE)に直接応答して遷移するようにして説明しているが、かならずしも外部コマンドに直接応答して遷移させる必要はなくDRAM内部の動作状態(Active)ないしリード状態を示す信号によりに遷移させてもよい。
以上説明したように、本発明においては、出力用PMOSトランジスタのゲートレベルを、待機時には、出力回路に供給される電源VDDQの電圧レベルよりも高い電圧レベル(VDDレベル)とすることで待機時の漏れ電流を抑制し、動作時には、アクティブコマンドないしリードコマンドに応答して、あるいはDRAMの状態が動作状態(Active)ないしリード状態に遷移したのに応答してVDDQレベルに遷移させVDDQレベルで出力回路を動作させることにより動作時の低消費電流を可能とする効果がある。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の半導体記憶装置の出力回路は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加えることが可能である。
本発明の第1の実施の形態に係わる半導体記憶装置の出力回路の構成を示す図である。 図1に示す回路の動作を説明するためのタイミングチャートである。 図1に示す回路の他の動作を説明するためのタイミングチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係わる半導体記憶装置の出力回路の構成を示す図である。 本発明の第3の実施の形態に係わる半導体記憶装置の出力回路の構成を示す図である。 本発明の第4の実施の形態に係わる半導体記憶装置の出力回路の構成を示す図である。 本発明の第5の実施の形態に係わる半導体記憶装置の出力回路の構成を示す図である。 DRAMを搭載した携帯用システムのブロックダイアグラムを示す図である。 図8に示す従来のDRAMの出力回路の回路構成を示す図である。 図9示すDRAMの出力回路の動作を説明するためのタイミングチャートである。 出力用トランジスタのゲートを駆動するインバータ部の電源をVDDQからVDDに変更した回路を示す図である。 図11に示すDRAMの出力回路の動作を説明するためのタイミングチャートである。
符号の説明
1・・・携帯用システム、10・・・ASICチップ、11・・・ASIC側ドライバ、12・・・ASIC側レシーバ、20・・・DRAM、21・・・DRAMコア回路部、22・・・VPPV昇圧回路、23・・・ゲートレベル設定信号生成回路、30・・・データ入出力回路部、31・・・出力回路、32・・・入力回路、DQ0〜DQn・・・データ線、VDDQ・・・出力回路用電源(第1の電源)、VDD・・・DRAMの内部回路電源(第2電源)、VPP・・・昇圧された電源(第3の電源)、Q11、Q51、Q31・・・PMOSトランジスタ(Low Vtタイプ)、Q21、Q41、Q61・・・NMOSトランジスタ、Q71・・・NMOSトランジスタ、Q81・・・PMOSトランジスタ、Q12、Q32・・・PMOSトランジスタ(Low Vtタイプ)、Q22、Q42、Q72・・・NMOSトランジスタ、Q82、Q112・・・PMOSトランジスタ、Q92、Q102、Q132,Q142・・・NMOSトランジスタ、

Claims (11)

  1. 出力用PMOSトランジスタのドレイン端と出力用NMOSトランジスタのドレイン端とが直列に接続されたプッシュプル構成の出力トランジスタ回路を有すると共に、前記出力用PMOSトランジスタのソース端子が第1の電源VDDQに接続され、前記出力用NMOSトランジスタのソース端が電源VSSに接続され、前記出力用PMOSトランジスタと出力用NMOSトランジスタとの接続点から信号が出力される半導体記憶装置の出力回路であって、待機時には、前記出力用PMOSトランジスタと前記出力用NMOSトランジスタの両方をOFFにし、動作時には、メモリセルからのデータ読み出し信号に応じて、前記出力用PMOSトランジスタまたは前記出力用NMOSトランジスタのいずれか一方をONにすることにより信号を出力する半導体記憶装置の出力回路において、
    待機時に、前記出力用PMOSトランジスタのゲートレベルを、前記第1の電源VDDQの電圧レベルよりも高い第2の電源VDDの電圧レベル(VDD>VDDQ)に設定する待機時ゲートレベル設定手段と、
    動作時には、半導体記憶装置に対するアクティブコマンドないしリードコマンドに応答して、あるいは半導体記憶装置の状態が動作状態ないしリード状態に遷移したのに応答して、前記出力用PMOSトランジスタのゲートレベルを、前記第1の電源VDDQの電圧レベルに遷移させる動作時ゲートレベル設定手段と、
    を備えることを特徴とする半導体記憶装置の出力回路。
  2. PMOSトランジスタQ11のドレイン端とNMOSトランジスタQ21のドレイン端とが直列に接続されると共に、各ゲート端に共通の信号が入力されるように構成され、メモリセルからの第1の読み出しデータOUTHBを論理反転して、前記出力用PMOSトランジスタのゲート信号OUTHを出力する第1のインバータINV(1)と、
    前記第1の電源VDDQを入力電源とし、PMOSトランジスタQ31のドレイン端とNMOSトランジスタQ41のドレイン端とが直列に接続されると共に、各ゲート端に共通の信号が入力されるように構成され、前記第1の読み出しデータOUTHBの反転信号である第2の読み出しデータOUTLBを論理反転して前記出力用NMOSトランジスタのゲート信号OUTLを出力する第2のインバータINV(2)と、
    前記第1の電源VDDQにドレイン端が接続され、ソース端が前記第1のインバータINV(1)を構成するPMOSトランジスタQ11のソース端に接続される第1のゲートレベル設定用NMOSトランジスタQ71と、
    前記第2の電源VDDにソース端が接続され、ドレイン端が前記第1のインバータINV(1)を構成するPMOSトランジスタQ11のソース端に接続される第2のゲートレベル設定用PMOSトランジスタQ81と、
    待機時には、前記第2のゲートレベル設定用PMOSトランジスタQ81をONさせるための第2のゲートレベル設定信号G02を生成し、動作時には、半導体記憶装置に対するアクティブコマンドないしリードコマンドに応答して、あるいは半導体記憶装置の状態が動作状態ないしリード状態に遷移したのに応答して、前記第1のゲートレベル設定用NMOSトランジスタQ71をONさせるために第1のゲートレベル設定信号G01を生成して出力するゲートレベル設定信号生成回路と
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置の出力回路。
  3. 前記第2の電源VDDの電圧を昇圧した第3の電源VPP(VPP>VDD)を生成するVPP昇圧回路を備え、
    前記第1のゲートレベル設定信号G01は前記第3の電源VPPの電圧レベルの信号であること
    を特徴とする請求項2に記載の半導体記憶装置の出力回路。
  4. 前記第3の電源VPPの電圧レベルは、前記第2の電源VDDの電圧レベルに前記NMOSトランジスタQ71の閾値電圧Vtを加算した電圧レベル以上(VPP>VDD+Vt)であること
    を特徴とする請求項3に記載の半導体記憶装置の出力回路。
  5. 前記第2のゲートレベル設定用PMOSトランジスタQ81のドレイン端と、前記第1のインバータINV(1)を構成するPMOSトランジスタQ11のソース端との間に、抵抗器が挿入されたことを
    特徴とする請求項2から請求項4のいずれかに記載の半導体記憶装置の出力回路。
  6. 前記第1の電源VDDQを入力電源とし、PMOSトランジスタQ12のドレイン端と、第3のゲートレベル設定用NMOSトランジスタQ72のドレイン端とが直列に接続され、さらに第3のゲートレベル設定NMOSトランジスタQ72のソース端にNMOSトランジスタQ22のドレイン端が直列に接続されると共に、前記PMOSトランジスタQ12と前記NMOSトランジスタQ22に共通のゲート信号が入力されるように構成され、メモリセルからの第1の読み出しデータOUTHBを論理反転し、前記第3のゲートレベル設定用NMOSトランジスタQ72のソース端から前記出力用PMOSトランジスタのゲート信号OUTHを出力する第3のインバータINV(3)と、
    前記第1の電源VDDQを入力電源とし、PMOSトランジスタQ31のドレイン端とNMOSトランジスタQ41のドレイン端とが直列に接続されて構成され、メモリセルからの第2の読み出しデータOUTLBを論理反転して前記出力用NMOSトランジスタのゲート信号OUTLを出力する第4のインバータINV(4)と、
    前記第2の電源VDDにソース端が接続され、ドレイン端が前記出力用PMOSトランジスタのゲート端に接続される第4のゲートレベル設定用PMOSトランジスタQ82と、
    待機時には、前記第4のゲートレベル設定用PMOSトランジスタQ82をONさせるために第2のゲートレベル設定信号G02を生成し、動作時には、半導体記憶装置に対するアクティブコマンドないしリードコマンドに応答して、あるいは半導体記憶装置の状態が動作状態ないしリード状態に遷移したのに応答して、前記第3のゲートレベル設定用NPMOSトランジスタQ72をONさせるために第1のゲートレレベル設定用信号G01を生成して出力するゲートレベル設定用信号生成回路と
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置の出力回路。
  7. 前記第2の電源VDDの電圧を昇圧した第3の電源VPP(VPP>VDD)を生成するVPP昇圧回路を備え、
    前記第1のゲートレベル設定信号G01は前記第3の電源VPPの電圧レベルの信号であること
    を特徴とする請求項6に記載の半導体記憶装置の出力回路。
  8. 前記第3の電源VPPの電圧レベルは、前記第2の電源VDDの電圧レベルに前記NMOSトランジスタQ72の閾値電圧Vtを加算した電圧レベル以上(VPP>VDD+Vt)であること
    を特徴とする請求項7に記載の半導体記憶装置の出力回路。
  9. 前記第4のゲートレベル設定用PMOSトランジスタQ82のドレイン端と、前記出力用PMOSトランジスタのゲート端の間に抵抗器が挿入されたこと
    を特徴とする請求項6から請求項8のいずれかに記載の半導体記憶装置の出力回路。
  10. 前記第4のインバータINV(4)に代えて使用される第5のインバータINV(5)であって、前記第1の電源VDDQを入力電源とし、PMOSトランジスタQ32のドレイン端と第5のゲートレベル設定用NMOSトランジスタQ142のドレイン端とが直列に接続され、さらに前記第5のゲートレベル設定NMOSトランジスタQ142のソース端にNMOSトランジスタQ42のドレイン端が直列に接続されて構成されるとともに、前記第5のゲートレベル設定用NMOSトランジスタQ142のゲート端が前記第3の電源VPPに接続され、前記PMOSトランジスタQ32と前記NMOSトランジスタQ42に共通のゲート信号として入力されるメモリセルからの第2の読み出しデータOUTLBを論理反転し、前記第5のゲートレベル設定用NMOSトランジスタQ142のソース端から前記出力用PMOSトランジスタのゲート信号OUTLを出力する第5のインバータINV(5)と、
    ドレイン端が前記第1の電源VDDQに接続され、ソース端が前記出力用PMOSトランジスタのゲート端に接続される第6のゲートレベル設定用NMOSトランジスタQ92と、
    ドレイン端が前記出力用NMOSトランジスタのゲート端に接続され、ソース端が電源VSSに接続される第7のゲートレベル設定用NMOSトランジスタQ102と、
    前記第1の電源VDDQを入力電源とし、PMOSトランジスタQ112のドレイン端とNMOSトランジスタQ132のドレインとが直列に接続されて構成されると共に、前記第2の電源VDDを共通のゲート入力信号とし、前記第6のゲートレベル設定用NMOSトランジスタQ92および前記第7のゲートレベル設定用NMOSトランジスタQ102のゲート信号を生成する第6のインバータINV(6)と、
    を備えることを特徴とする請求項9に記載の半導体記憶装置の出力回路。
  11. 出力用PMOSトランジスタのドレイン端と出力用NMOSトランジスタのドレイン端とが直列に接続されたプッシュプル構成の出力トランジスタ回路を有すると共に、前記出力用PMOSトランジスタのソース端子が第1の電源VDDQに接続され、前記出力用NMOSトランジスタのソース端が電源VSSに接続され、前記出力用PMOSトランジスタと出力用NMOSトランジスタとの接続点から信号が出力される半導体記憶装置の出力回路であって、待機時には、前記出力用PMOSトランジスタと前記出力用NMOSトランジスタの両方をOFFにし、動作時には、メモリセルからのデータ読み出し信号に応じて、前記出力用PMOSトランジスタまたは前記出力用NMOSトランジスタのいずれか一方をONにすることにより信号を出力する半導体記憶装置の出力回路のデータ出力方法であって、
    待機時に、前記出力用PMOSトランジスタのゲートレベルを、前記第1の電源VDDQの電圧レベルよりも高い第2の電源VDDの電圧レベル(VDD>VDDQ)に設定する待機時ゲートレベル設定手順と、
    動作時に、半導体記憶装置に対するアクティブコマンドないしリードコマンドに応答して、あるいは半導体記憶装置の状態が動作状態ないしリード状態に遷移したのに応答して、前記出力用PMOSトランジスタのゲートレベルを、前記第1の電源VDDQの電圧レベルに遷移させる動作時ゲートレベル設定手順と、
    を含むことを特徴とする半導体記憶装置の出力回路のデータ出力方法。
JP2007139104A 2007-05-25 2007-05-25 半導体記憶装置の出力回路、および半導体記憶装置の出力回路のデータ出力方法 Ceased JP2008293604A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007139104A JP2008293604A (ja) 2007-05-25 2007-05-25 半導体記憶装置の出力回路、および半導体記憶装置の出力回路のデータ出力方法
US12/114,034 US7688645B2 (en) 2007-05-25 2008-05-02 Output circuit for a semiconductor memory device and data output method
US12/707,140 US8149632B2 (en) 2007-05-25 2010-02-17 Output circuit for a semiconductor memory device and data output method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007139104A JP2008293604A (ja) 2007-05-25 2007-05-25 半導体記憶装置の出力回路、および半導体記憶装置の出力回路のデータ出力方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008293604A true JP2008293604A (ja) 2008-12-04

Family

ID=40072258

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007139104A Ceased JP2008293604A (ja) 2007-05-25 2007-05-25 半導体記憶装置の出力回路、および半導体記憶装置の出力回路のデータ出力方法

Country Status (2)

Country Link
US (2) US7688645B2 (ja)
JP (1) JP2008293604A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010182393A (ja) * 2009-02-03 2010-08-19 Hynix Semiconductor Inc プリドライバ及びこれを用いた出力ドライバ回路

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008293604A (ja) * 2007-05-25 2008-12-04 Elpida Memory Inc 半導体記憶装置の出力回路、および半導体記憶装置の出力回路のデータ出力方法
KR20120079739A (ko) * 2011-01-05 2012-07-13 에스케이하이닉스 주식회사 반도체 메모리 장치
US8837244B2 (en) * 2011-07-06 2014-09-16 Mediatek Inc. Memory output circuit
CA2985741C (en) 2015-05-15 2023-10-03 Paul D. Manos Process of making alkaline and acidic water
JP6434870B2 (ja) * 2015-07-28 2018-12-05 ルネサスエレクトロニクス株式会社 電子装置
JP7031369B2 (ja) * 2018-02-28 2022-03-08 セイコーエプソン株式会社 出力回路、発振器及び電子機器

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09214316A (ja) * 1996-01-30 1997-08-15 Hitachi Ltd 出力回路、リーク電流を減少させるための回路、トランジスタを選択的にスイッチするための方法および半導体メモリ
JPH113157A (ja) * 1997-06-11 1999-01-06 Mitsubishi Electric Corp バスドライバ回路
WO2008078549A1 (ja) * 2006-12-26 2008-07-03 Renesas Technology Corp. Cmos回路及び半導体装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TW333698B (en) 1996-01-30 1998-06-11 Hitachi Ltd The method for output circuit to select switch transistor & semiconductor memory
KR100308792B1 (ko) * 1999-09-28 2001-11-02 윤종용 레벨시프터를 가지는 반도체 장치의 데이터 출력회로 및 데이터 출력방법
JP2003133938A (ja) * 2001-10-26 2003-05-09 Mitsubishi Electric Corp 出力回路
JP3914933B2 (ja) * 2004-03-24 2007-05-16 エルピーダメモリ株式会社 レベル変換回路
JP2005304218A (ja) 2004-04-14 2005-10-27 Renesas Technology Corp 電源ドライバ装置及びスイッチング電源装置
JP2008293604A (ja) * 2007-05-25 2008-12-04 Elpida Memory Inc 半導体記憶装置の出力回路、および半導体記憶装置の出力回路のデータ出力方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09214316A (ja) * 1996-01-30 1997-08-15 Hitachi Ltd 出力回路、リーク電流を減少させるための回路、トランジスタを選択的にスイッチするための方法および半導体メモリ
JPH113157A (ja) * 1997-06-11 1999-01-06 Mitsubishi Electric Corp バスドライバ回路
WO2008078549A1 (ja) * 2006-12-26 2008-07-03 Renesas Technology Corp. Cmos回路及び半導体装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010182393A (ja) * 2009-02-03 2010-08-19 Hynix Semiconductor Inc プリドライバ及びこれを用いた出力ドライバ回路

Also Published As

Publication number Publication date
US8149632B2 (en) 2012-04-03
US20100142290A1 (en) 2010-06-10
US20080291755A1 (en) 2008-11-27
US7688645B2 (en) 2010-03-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7288965B2 (en) Semiconductor device and level conversion circuit
US7420835B2 (en) Single-port SRAM with improved read and write margins
US8804446B2 (en) Semiconductor device having equalizing circuit equalizing pair of bit lines
JP6195393B1 (ja) 出力回路
JP5209083B2 (ja) 半導体装置
JP2002015574A (ja) 半導体装置
JP2007213637A (ja) 内部電源生成回路及びこれらを備えた半導体装置
JP2008293604A (ja) 半導体記憶装置の出力回路、および半導体記憶装置の出力回路のデータ出力方法
US6791894B2 (en) DRAM power-source controller that reduces current consumption during standby
US8085614B2 (en) Source control circuit and semiconductor memory device using the same
US7768340B2 (en) Voltage pumping device
US8362827B2 (en) Semiconductor device including transistors that exercise control to reduce standby current
US7804326B1 (en) Voltage level shifter
JPH11250665A (ja) 半導体集積回路
US9136844B2 (en) Semiconductor device having level shifter
KR19980087084A (ko) 반도체 메모리 장치
KR20070109221A (ko) 반도체 장치의 내부전압 생성회로
JP2011159914A (ja) Esd保護回路及び半導体装置
JP2006252718A (ja) 半導体記憶装置
US6069837A (en) Row decoder circuit for an electronic memory device, particularly for low voltage applications
KR100299192B1 (ko) 반도체집적회로
KR100774459B1 (ko) 레벨 쉬프터
US20080159047A1 (en) Internal voltage generation circuit
KR20040005236A (ko) 반도체 메모리 소자의 초기화 제어 회로
JP4543349B2 (ja) 半導体記憶装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100312

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20130731

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20130801

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130905

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130917

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20131030

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20131210

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20131213

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20131213

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140304

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140729

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20150327

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20150331

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20151208

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160307

A045 Written measure of dismissal of application [lapsed due to lack of payment]

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A045

Effective date: 20160927