JP2008285257A - エレベータドアの制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】過負荷異常の検出時に、ドアの停止に続いて、外力による移動に応答してドアを外力方向に移動させることにより、利用者が挟まれたものを容易に取り除くことのできるエレベータドアの制御装置を得る。
【解決手段】ドアの動作中の開閉速度または開閉トルクを制御するドア開閉制御手段と、ドアの動作中にドア負荷Ldを検出するドア負荷検出部16とを備えている。ドア開閉制御手段は、ドア負荷Ldが所定値以上の過負荷を示す場合に、ドアの動作を停止させるとともに、ドアの動作停止後に、外力によってドアが移動した場合に、外力による移動方向に開閉速度または開閉トルクを制御する。
【選択図】図2

Description

この発明は、エレベータのカゴまたは乗場において、利用者の手や荷物などがエレベータドアや柱に挟まれた場合に、挟まれたものを取り除くことを補助することのできるエレベータドアの制御装置に関するものである。
従来のエレベータドアの制御装置は、エレベータドアを駆動するためのモータに対して、モータ速度指令がモータ実速度に追従するようにモータトルク指令を生成するとともに、モータトルク指令を所定のモータトルク制限値と比較して、ドア開閉動作中の過負荷異常を検出することにより、エレベータドアを反転または停止させている(たとえば、特許文献1参照)。
特開平5−286674号公報(第1図)
従来のエレベータドアの制御装置では、利用者の手や荷物などがエレベータドアや柱に挟まれた場合にエレベータドアを反転させる従来装置の場合には、利用者が挟まれた手や荷物を取り除く際に、利用者の意図するタイミングおよび取り除き方向に反してエレベータドアが自動的に反転するので、利用者が意図しない力が加わり、かえって取り除きにくくなる可能性があるという課題があった。
また、過負荷異常の検出時にエレベータドアを停止させる従来装置の場合には、利用者が挟まれたものを取り除くために、エレベータドアの自重および駆動機構を手動で動かさなければならず、大きな力を要するという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、エレベータドアの動作中における過負荷異常の検出時に、エレベータドアの停止に続いて、外力による移動に応答してエレベータドアを外力方向に移動させることにより、利用者が挟まれたものを容易に取り除くことのできるエレベータドアの制御装置を得ることを目的とする。
この発明によるエレベータドアの制御装置は、エレベータドアの動作中の開閉速度または開閉トルクを制御するドア開閉制御手段と、エレベータドアの動作中にドア負荷を検出するドア負荷検出手段と、を備え、ドア開閉制御手段は、ドア負荷が所定値以上の過負荷を示す場合に、エレベータドアの動作を停止させるとともに、エレベータドアの動作停止後に、外力によってエレベータドアが移動した場合に、外力による移動方向に開閉速度または開閉トルクを制御するものである。
この発明によれば、エレベータドアの動作中における過負荷異常の検出時に、エレベータドアの停止後に、外力によってエレベータドアが移動した方向にエレベータドアを開閉制御するので、利用者の意図したタイミングおよび開閉方向でエレベータドアを開閉させることにより、利用者が大きな力を必要とせずに少量の力で挟まれたものを容易に取り除くことができる。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1が適用されるエレベータドア装置(エレベータドア1およびその駆動部)を示す構成図であり、エレベータドア1が矢印方向に開放動作中の状態を示している。
図1において、エレベータドア1(以下、単に「ドア」ともいう)の上端部には、ガイドポール3に沿って回転移動自在のガイドローラ2が設けられている。これにより、ドア1は、ガイドポール3に沿って開閉動作可能に構成されている。
また、ドア1の上端部には、連結具4の一端が固定されており、連結具4の他端は、プーリ6に巻回された突出ベルト5の各対向位置に固定されている。
プーリ6は、モータ9により減速機構を介して回転駆動される。減速機構は、プーリ6と同一回転中心の減速プーリ7と、減速プーリ7およびモータ9の中心軸に巻回されたベルト8とにより構成される。
モータ9の回転トルクは、ベルト8、減速プーリ7、プーリ6、突出ベルト5および連結具4を介して、ドア1に伝達され、ドア1を開閉駆動する。
なお、図1においては、代表的にエレベータドア装置を示しているが、エレベータ乗場の乗場ドア(図示せず)もカゴドアと連動して開閉駆動される。
図2はこの発明の実施の形態1に係るエレベータドアの制御装置を示す機能ブロック図である。
図2において、エレベータドアの制御装置は、ドア開閉制御手段およびドア負荷検出手段を含む制御マイコン10と、制御マイコン10の制御下でモータ9を駆動する制御基板20と、モータ9の回転速度を検出するパルスエンコーダ30とを備えている。
制御マイコン10は、通常動作時の速度指令V*を生成する速度指令発生部11と、速度指令V*に基づいてトルク指令Tr*を生成する速度アンプ12と、トルク指令Tr*を増幅する電流アンプ13と、速度指令V*およびトルク指令Tr*に基づくPWM信号を生成するPWMユニット14と、外部との間で信号を入出力する入出力ポート15と、ドア負荷Ldを検出するとともに過負荷時の速度指令(V*)を生成するドア負荷検出部(ドア負荷検出手段)16とを備えている。
制御マイコン10は、入出力ポート15を介して、ドア1の外部信号(カゴ呼びなど)およびパルスエンコーダ30からの出力パルスを取り込み、ドア1の運転状況を管理するとともに、制御基板20を介してモータ9を制御し、ドア1を開閉制御する。
制御基板20は、ゲート信号発生装置21と、直流電源を構成するコンバータ22と、ゲート信号発生装置21からのゲート信号により駆動されるインバータ23と、直流電源を安定化する平滑コンデンサ24と、U相、V相電流を検出する電流センサ25、26とを備え、インバータ23の出力電圧によりドア駆動用の3相(U、V、W)のモータ9を駆動する。
コンバータ22およびインバータ23は、ゲート信号に基づいてモータ9を駆動するためのパワー回路を構成している。
電流センサ25、26により検出されるU相、V相電流信号は、入出力ポート15を介して、制御マイコン10内の電流アンプ13およびドア負荷検出部16に入力される。
パルスエンコーダ30により検出されるモータ9の回転信号は、入出力ポート15を介して、制御マイコン10内の速度アンプ12およびドア負荷検出部16に入力される。
制御マイコン10内において、ドア負荷検出部16は、入出力ポート15を介して入力されるU相電流値およびV相電流値と、パルスエンコーダ30からのパルス信号とに基づき、ドア1の動作中にドア負荷Ldを検出する。入出力ポート15は、図示しない外部のセンサ情報も取り込む。
ドア負荷検出部16からのドア負荷Ldおよび過負荷時の速度指令(V*)は、速度指令発生部11に入力される。なお、後述する過負荷時のトルク指令(Tr*)は、破線で示すように電流アンプ13に入力される。
速度指令発生部11、速度アンプ12、電流アンプ13およびPWMユニット14からなるドア開閉制御手段は、ドア1の動作中の開閉速度Vを制御する。
PWMユニット14は、制御基板20内のゲート信号発生装置21にPWM信号を送出し、ゲート信号発生装置21を介してインバータ23をPWM駆動する。
また、ドア開閉制御手段は、ドア負荷検出部16と関連して、過負荷検出手段としても機能し、ドア負荷Ldが所定値以上の過負荷を示す場合に、ドア1の動作を停止させるとともに、ドア1の動作停止後に、外力によってドア1が移動した場合に、外力による移動方向に開閉速度Vを制御する。
なお、ドア負荷検出部16に関連する過負荷検出手段としては、公知文献(たとえば、特開平7−97167号公報)の負荷検出方法に参照されるように、モータ9に設けられたトルクリミッタ(図示せず)を用いてもよい。
次に、図3のフローチャートを参照しながら、図1および図2に示したこの発明の実施の形態1によるドア開閉時の制御動作について説明する。
図3において、まず、通常時のドア1の開閉動作を開始して(ステップS11)、ドア負荷Ldが所定値以上(過負荷)を示すか否かを判定し(ステップS12)、Ld<所定値(すなわち、NO)と判定されれば、ステップS11に戻って通常時のドア開閉動作を継続する。
また、ステップS12において、Ld≧所定値(すなわち、YES)と判定されれば、ドア1の開閉動作を停止させ(ステップS13)、続いて、外力により一定速度(たとえば、5mm/sec)で開放方向に移動しているか否かを判定する(ステップS14)。
ステップS14において、外力により一定速度で開放方向に移動している(すなわち、YES)と判定されれば、速度指令発生部11は、微小速度(たとえば、10mm/sec)のドア開放指令を設定し、ドア1を微小速度で開放動作させる(ステップS15)。
続いて、モータ9のトルクTmが制限値以上であるか否かを判定し(ステップS16)、Tm≧制限値(すなわち、YES)と判定されれば、ステップS13に戻ってドア1の開閉動作を停止させる。
また、ステップS16において、Tm<制限値(すなわち、NO)と判定されれば、続いて、ドア1が全開したか否かを判定し(ステップS17)、全開した(すなわち、YES)と判定されれば、補助動作が終了しているので、ステップS11(通常時のドア開閉動作)に戻る。
また、ステップS17において、ドア1が全開していない(すなわち、NO)と判定されれば、ステップS14に戻って外力の有無を判定する。
一方、ステップS14において、外力によってドア1が開放方向に移動していない(すなわち、NO)と判定されれば、続いて、外力によってドア1が一定速度(たとえば、5mm/sec)で閉成方向に移動しているか否かを判定する(ステップS18)。
ステップS18において、外力によってドア1が一定速度で閉成方向に移動している(すなわち、YES)と判定されれば、速度指令発生部11は、微小速度(たとえば、10mm/sec)のドア閉成指令を設定し、ドア1を微小速度で閉成動作させる(ステップS19)。
続いて、モータ9のトルクTmが制限値以上であるか否かを判定し(ステップS20)、Tm≧制限値(すなわち、YES)と判定されれば、ステップS13に戻ってドア1の開閉動作を停止させる。
また、ステップS20において、Tm<制限値(すなわち、NO)と判定されれば、続いて、ドア1が全閉したか否かを判定し(ステップS21)、全閉した(すなわち、YES)と判定されれば、補助動作が終了しているので、ステップS11(通常時のドア開閉動作)に戻る。
また、ステップS21において、ドア1が全閉していない(すなわち、NO)と判定されれば、ステップS14に戻って外力の有無を判定する。
一方、ステップS18において、外力によってドア1が閉成方向に移動していない(すなわち、NO)と判定されれば、続いて、ドア1の停止時間が一定時間以上に達したか否かを判定し(ステップS22)、停止時間<一定時間(すなわち、NO)と判定されれば、ステップS14に戻って、外力の有無を判定する。
また、ステップS22において、停止時間≧一定時間(すなわち、YES)と判定されれば、ドア1の反転動作を行い(ステップS23)、ドア1が全閉または全開したか否かを判定して(ステップS24)、全閉または全開していない(すなわち、NO)と判定されれば、ステップS23に戻って反転動作を計測する。
一方、ステップS24において、全閉または全開した(すなわち、YES)と判定されれば、ステップS11に戻って通常時のドア開閉動作を行う。
以上のように、この発明の実施の形態1によれば、ドア1の動作中の開閉速度Vを制御するドア開閉制御手段(速度指令発生部11〜PWMユニット14)と、ドア1の動作中にドア負荷Ldを検出するドア負荷検出部16とを備えている。
ドア開閉制御手段は、ドア負荷Ldが所定値以上(過負荷)を示す場合に、ドア1の動作を停止させるとともに(ステップS13)、ドア1の動作停止後に、外力によってドア1が移動した場合に、外力による移動方向に開閉速度Vを制御する。
したがって、過負荷検出時のドア1の動作停止後に、利用者の動作に応答して、利用者の意図したタイミングおよび開閉方向で、ドア1を微小速度で開閉させることにより、利用者が大きな力を必要とせずに、少量の力でドア1または柱に挟まれたものを容易かつ安全に取り除くことのできるエレベータドアの制御装置を得ることができる。
実施の形態2.
なお、上記実施の形態1では、制御マイコン10において、外力によるドア1の移動方向に、ドア駆動用のモータ9に対する速度指令V*を制御したが、制御マイコン10は、ドア1の開閉速度Vまたは開閉トルクTrを制御することができるので、外力によるドア1の移動方向にモータ9に対するトルク指令Tr*を制御してもよい。
以下、図1および図2とともに、図4のフローチャートを参照しながら、この発明の実施の形態2によるドア開閉時の制御動作について説明する。
この場合、過負荷時において、制御マイコン10内の速度指令発生部11および速度アンプ12は無効となり、ドア負荷検出部16内のトルク指令発生部(図示せず)からのトルク指令(Tr*)が有効となる。
図4において、前述(図3参照)と同様の処理(ステップS11〜S14、S17、S18、S21〜S24)については、前述と同一符号を付して詳述を省略する。また、ステップS15A、S19Aは、前述のステップS15、S19にそれぞれ対応しており、前述のステップS16、S20は不要となる。
まず、制御マイコン10内のドア開閉制御手段は、ドア負荷Ldが所定値以上の過負荷を示す場合に(ステップS12)、ドア1の動作を停止させる(ステップS13)。
続いて、ドア1の動作停止後に、外力によってドア1が一定速度で開放方向に移動した場合には(ステップS14)、ドア負荷検出部16内のトルク指令発生部は、微小トルクのドア開放指令を設定し(ステップS15A)、制御基板20を介して、外力による移動方向に微小トルクでドア1を開放駆動させる。
以下、ステップS17において、ドア1の全開が判定されなければ、ステップS14に戻って外力の有無を判定し、ドア1の全開が判定された時点で、ステップS11(通常時のドア開閉動作)に戻る。
同様に、ドア1の動作停止後に、外力によってドア1が一定速度で閉成方向に移動した場合には(ステップS18)、トルク指令発生部は、微小トルクのドア閉成指令を設定し(ステップS15A)、制御基板20を介して、外力による移動方向に微小トルクでドア1を閉成駆動させる。
以下、ステップS21において、ドア1の全閉が判定されなければ、ステップS14に戻って外力の有無を判定し、ドア1の全閉が判定された時点で、ステップS11(通常時のドア開閉動作)に戻る。
以上のように、この発明の実施の形態2によれば、ドア1の動作中の開閉トルクTrを制御するドア開閉制御手段と、ドア1の動作中にドア負荷Ldを検出するドア負荷検出部16とを備え、ドア開閉制御手段は、ドア負荷Ldが所定値以上(過負荷)を示す場合に、ドア1の動作を停止させるとともに、ドア1の動作停止後に、外力によってドア1が移動した場合に、外力による移動方向に開閉トルクTrを制御するので、前述と同等の作用効果を奏する。
実施の形態3.
なお、上記実施の形態1(図3参照)では、ドア停止後の外力による移動速度とは無関係に微小速度のドア開閉指令を設定したが、ドア停止後の外力による移動速度に応じてドア開閉指令の速度値を可変設定してもよい。
以下、図1および図2とともに、図5のフローチャートを参照しながら、この発明の実施の形態3によるドア開閉時の制御動作について説明する。
この場合、制御マイコン10(図2参照)内の速度指令発生部11は、ドア1の動作停止後の外力による移動方向への移動速度に応じた速度指令V*を生成して、ドア1の開閉速度を変更する。
図5において、前述(図3参照)と同様の処理(ステップS11〜S13、S16、S17、S20〜S24)については、前述と同一符号を付して詳述を省略する。また、ステップS14B、S15B、S18B、S19Bは、前述のステップS14、S15、S18、S19にそれぞれ対応する。
まず、制御マイコン10内のドア開閉制御手段は、ドア負荷Ldが所定値以上の過負荷を示す場合に(ステップS12)、ドア1の動作を停止させる(ステップS13)。
続いて、ドア1の動作停止後に、外力によってドア1が開放方向に移動したか否かを判定し(ステップS14B)、開放方向に移動した(すなわち、YES)と判定されれば、速度指令発生部11は、外力による移動速度に応じた速度のドア開放指令を設定し(ステップS15B)、制御基板20を介して、外力による移動方向に最適な設定速度でドア1を開放駆動させる。
一方、ステップS14Bにおいて、ドア1が開放方向に移動していない(すなわち、NO)と判定されれば、続いて、外力によってドア1が閉成方向に移動したか否かを判定し(ステップS18B)、閉成方向に移動した(すなわち、YES)と判定されれば、速度指令発生部11は、外力による移動速度に応じた速度のドア閉成指令を設定し(ステップS19B)、制御基板20を介して、外力による移動方向に最適な設定速度でドア1を閉成駆動させる。
また、ステップS18Bにおいて、ドア1が閉成方向に移動していない(すなわち、NO)と判定されれば、停止時間の判定処理(ステップS22)に進む。
以上のように、この発明の実施の形態3によれば、制御マイコン10内のドア開閉制御手段は、ドア1の動作停止後の外力による移動方向への移動速度に応じて、開閉速度を変更するので、利用者の意図した速度でドア1を補助開閉動作させることができ、ドア1に挟まれたものをさらに容易にかつ確実に取り除くことのできるエレベータドアの制御装置を得ることができる。
実施の形態4.
同様に、上記実施の形態2(図4参照)では、ドア停止後の外力による移動トルクとは無関係に微小トルクのドア開閉指令を設定したが、ドア停止後の外力による移動トルクに応じてドア開閉指令のトルク値を可変設定してもよい。
以下、図1および図2とともに、図6のフローチャートを参照しながら、この発明の実施の形態4によるドア開閉時の制御動作について説明する。
この場合、制御マイコン10(図2参照)内のドア負荷検出部16は、トルク指令発生部(図示せず)を有し、ドア1の動作停止後の外力による移動方向への移動トルクに応じたトルク指令Tr*を生成して、ドア1の開閉トルクを変更する。
図6において、前述(図4、図5参照)と同様の処理(ステップS11〜S13、S14B、S17、S18B、S21〜S24)については、前述と同一符号を付して詳述を省略する。また、ステップS15C、S19Cは、前述のステップS15A、S19Aにそれぞれ対応する。
まず、制御マイコン10内のドア開閉制御手段は、ドア負荷Ldが所定値以上の過負荷を示す場合に(ステップS12)、ドア1の動作を停止させる(ステップS13)。
続いて、ドア1の動作停止後に、外力によってドア1が開放方向に移動した場合には(ステップS14B)、速度指令発生部11は、外力による移動トルクに応じたトルクのドア開放指令を設定し(ステップS15C)、制御基板20を介して、外力による移動方向に最適な設定トルクでドア1を開放駆動させる。
同様に、ドア1の動作停止後に、外力によってドア1が閉成方向に移動した場合には(ステップS18B)、速度指令発生部11は、外力による移動トルクに応じたトルクのドア閉成指令を設定し(ステップS19C)、制御基板20を介して、外力による移動方向に最適な設定トルクでドア1を閉成駆動させる。
以上のように、この発明の実施の形態4によれば、制御マイコン10内のドア開閉制御手段は、ドア1の動作停止後の外力による移動方向への移動トルクに応じて、開閉トルクTrを変更するので、利用者の意図したトルクでドア1を補助開閉動作させることができ、ドア1に挟まれたものをさらに容易にかつ確実に取り除くことのできるエレベータドアの制御装置を得ることができる。
この発明の実施の形態1が適用されるエレベータドア装置を示す側面図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータドアの制御装置を示す機能ブロック図である。 この発明の実施の形態1によるエレベータドアの制御動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2によるエレベータドアの制御動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態3によるエレベータドアの制御動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態4によるエレベータドアの制御動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 エレベータドア、9 モータ、10 制御マイコン、11 速度指令発生部、14 PWMユニット、16 ドア負荷検出部、20 制御基板、25、26 電流センサ、30 パルスエンコーダ、Tr* トルク指令、V* 速度指令。

Claims (3)

  1. エレベータドアの動作中の開閉速度または開閉トルクを制御するドア開閉制御手段と、
    前記エレベータドアの動作中にドア負荷を検出するドア負荷検出手段と、を備え、
    前記ドア開閉制御手段は、
    前記ドア負荷が所定値以上の過負荷を示す場合に、前記エレベータドアの動作を停止させるとともに、
    前記エレベータドアの動作停止後に、外力によって前記エレベータドアが移動した場合に、前記外力による移動方向に前記開閉速度または前記開閉トルクを制御することを特徴とするエレベータドアの制御装置。
  2. 前記ドア開閉制御手段は、前記エレベータドアの動作停止後の前記外力による移動方向への移動速度に応じて、前記開閉速度を変更することを特徴とする請求項1に記載のエレベータドアの制御装置。
  3. 前記ドア開閉制御手段は、前記エレベータドアの動作停止後の前記外力による移動方向への移動トルクに応じて、前記開閉トルクを変更することを特徴とする請求項1に記載のエレベータドアの制御装置。
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