JP2008284962A - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ステアリングシャフトの中点位置を記憶するための記憶要求ができる電動パワーステアリング装置を提供する。
【解決手段】ステアリングシャフトの中点位置を記憶することを要求する記憶要求部と、前記ステアリングシャフトの中点位置を記憶する中点位置記憶部とを具備し、前記記憶要求部は所定条件を満たすステアリング操作が行われた場合に記憶要求を行い、前記記憶要求が有ったときに前記ステアリングシャフトの中点位置を前記中点位置記憶部に記憶する。
【選択図】図1
【解決手段】ステアリングシャフトの中点位置を記憶することを要求する記憶要求部と、前記ステアリングシャフトの中点位置を記憶する中点位置記憶部とを具備し、前記記憶要求部は所定条件を満たすステアリング操作が行われた場合に記憶要求を行い、前記記憶要求が有ったときに前記ステアリングシャフトの中点位置を前記中点位置記憶部に記憶する。
【選択図】図1
Description
本発明は、所定の条件を満たすステアリング操作が行われた場合に、ステアリングシャフトの中点位置を記憶するための記憶要求を行い、中点位置を記憶する中点位置記憶部を具備した電動パワーステアリング装置に関する。
電動パワーステアリング装置の一般的な構成を図5に示して説明すると、ステアリングホイール1のコラム軸(ステアリングシャフト)2は減速ギア3、ユニバーサルジョイント4A及び4B、ピニオンラック機構5を経て操向車輪のタイロッド6に連結されている。コラム軸2には、ステアリングホイール1の操舵トルクを検出するトルクセンサ10が設けられており、ステアリングホイール1の操舵力を補助するモータ20が減速ギア3を介してコラム軸2に連結されている。電動パワーステアリング装置を制御するコントロールユニット100には、バッテリ14から電力が供給されると共に、イグニションキー11を経てイグニションキー信号が入力される。コントロールユニット100は主としてCPU(又はMPUやMCU)で構成され、トルクセンサ10で検出された操舵トルクTと車速センサ12で検出された車速Vとに基づいてアシスト(操舵補助)指令の操舵補助指令値Iの演算を行い、演算された操舵補助指令値Iに基づいてモータ20に供給する電流を制御する。
このような電動パワーステアリング装置において、ステアリングホイールの操舵角を検出するのに、舵角センサが用いられる。例えば特開2005−91137号公報(特許文献1)には、ステアリングホイールの回転に連動して作動するセンサホイールと、このセンサホイールからの舵角信号に基づいて絶対舵角を演算する絶対舵角演算手段とを備えた舵角センサが開示されている。センサホイールは、GMR(Giant Magnetic Resistance)素子と、その回りに配された着磁部とを備え、着磁部の回転に伴って磁場方向を変化させることによって得られるGMR素子の抵抗値の変化に基づいて、ステアリングシャフト2回転を1周期として回転角を検出する。更に、この舵角センサには、ステアリングホイールの旋回方向を判別する旋回方向判別手段と、ステアリングシャフトの回転角が0°である位置、すなわち中点位置を記憶し、この中点付近の特有値を検出する中点特有値検出手段が配されている。
上記中点特有値検出手段において、ステアリングシャフトの中点位置を記憶する際の中点位置記憶要求の手順は図6のフローチャートに示すようになっている。先ず、前提条件が成立するか不成立であるかの判定が行われる(ステップS301)。前提条件は、例えば、イグニションキーがONである、エンジンが停止状態である、関連する機能及び部品が正常であるの全ての条件を満たすときに成立となる。前提条件が成立する場合、ダイアグツール、開発ツール等の外部ツールからの通信によるコマンド要求が有ったか否かが確認され(ステップS302)、外部ツールからのコマンド要求が有った場合、記憶要求有りと判断され(ステップS303)、中点位置の算出及び中点位置の記憶が行われる。上記ステップS301で前提条件が不成立の場合、或いは上記ステップS302で外部ツールからのコマンド要求が無いと判定された場合、記憶要求無しと判断されて終了する(ステップS304)。
特開2005−91137号公報
上述のように、特許文献1に記載の装置では、ステアリングシャフトの中点位置を記憶する際の記憶要求は、ダイアグツールや開発ツール等の外部ツールの外部通信によって行われている。そのため、車両にダイアグツールや開発ツール等の外部ツールが接続されていないと、中点位置の記憶要求が行われないため、中点位置の記憶ができないという問題がある。中点位置が記憶できないと、例えばハンドル戻り制御が正確に働かず、運転者に違和感をもたらす可能性がある。
本発明は上述のような事情によりなされたものであり、本発明の目的は、ダイアグツールや開発ツール等の外部ツールが接続されていなくても、ステアリングシャフトの中点位置が記憶されていない場合又はステアリングシャフトの中点位置を再度記憶したい場合に、ステアリングシャフトの中点位置を記憶するための記憶要求ができる電動パワーステアリング装置を提供することにある。
本発明は、操舵角を検出する舵角センサを具備し、操舵トルク及び車速に基づいて電流指令値を演算し、前記電流指令値に基づいてステアリング機構に操舵捕助力を付与するモータを制御するようになっている電動パワーステアリング装置に関し、本発明の上記目的は、ステアリングシャフトの中点位置を記憶することを要求する記憶要求部と、前記ステアリングシャフトの中点位置を記憶する中点位置記憶部とを具備し、前記記憶要求部は所定条件を満たすステアリング操作が行われた場合に記憶要求を行い、前記記憶要求が有ったときに前記ステアリングシャフトの中点位置を前記中点位置記憶部に記憶することによって達成される。
本発明の上記目的は、前記所定条件を満たすステアリング操作は、操舵パターン記憶部に記憶された前記操舵トルクによる操舵パターンであることによって、或いは前記中点位置記憶部が不揮発性メモリであることによって、より効果的に達成される。
本発明に係る電動パワーステアリング装置によれば、所定の条件を満たすステアリング操作が行われた場合にステアリングシャフトの中点位置の記憶要求が行われ、中点位置を記憶するようになっているので、ダイアグツールや開発ツール等の外部ツールが不要で、ダイアグツールや開発ツール等が準備できていない試作イベント等に車両を供給する場合に非常に有効である。
また、市場での車両の経年劣化により、中点位置の再記憶が必要な場合にも、容易に中点位置の記憶ができる利点がある。
本発明では、所定の条件を満たすステアリング操作が行われた場合に、ステアリングシャフトの中点位置(回転角0°の位置)を記憶することを要求する記憶要求を行い、記憶要求が行われると、ステアリングシャフトの中点位置を記憶部に記憶する。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
図1は本発明に係る電動パワーステアリング装置の構成図である。コントロールユニット100内に、トルクセンサ10で検出された操舵トルクTの操舵パターンを記憶する操舵パターン記憶部101と、所定の操舵パターンが検出された場合にステアリングシャフトの中点位置を記憶する要求を行う記憶要求部102と、ステアリングシャフトの中点位置を記憶する中点位置記憶部103とを具備している。電動パワーステアリング装置の上記以外の構成は、図1に限定されるものではない。
このような構成において、ステアリングシャフトの中点位置を記憶する手順を図2のフローチャートに示して説明する。中点位置の記憶要求が有ると(ステップS101)、記憶要求が有ったか否かが確認される(ステップS102)。ステップS102で記憶要求が有ることが確認された場合、中点位置の算出が行われ(ステップS103)、中点位置は中点位置記憶部103に記憶される(ステップS104)。上記ステップS102で記憶要求が無いことが確認された場合は、中点位置の算出及び中点位置の記憶は行われずに終了する。中点位置記憶部103は不揮発性メモリであり、一旦イグニションキーをOFFにしても中点位置の記憶が保持されるようになっている。
本発明では、所定の条件を満たすステアリング操作が行われた場合に、中点位置の記憶要求を行うようにしている。図3に、ステアリングシャフトの中点位置の記憶要求の手順の例を示して説明する。
先ず、前提条件が成立するか不成立であるか否かの判定を行う(ステップS201)。前提条件は、例えば、イグニションキーがONである、エンジンが停止状態である、関連する機能及び部品が正常であるの全ての条件を満たすときに成立となる。前提条件が成立すると判定された場合、所定の条件を満たすステアリング操作が行われたか否かの判定を行い(ステップS202)、所定の条件を満たすステアリング操作が行われていると判定された場合、コントロールユニット100内に備えられた記憶要求部102によって記憶要求を行う(ステップS203)。上記ステップS201で前提条件が不成立と判定された場合、或いは上記ステップS202で所定の条件を満たすステアリング操作が行われていないと判定された場合、記憶要求を行わない(ステップS204)。
ステアリング操作が所定の条件を満たすか否かは、コントロールユニット100内に備えられた操舵パターン記憶部101に記憶されている操舵トルクTの操舵パターンが、所定の条件を満たすか否かで判断する。所定の条件を満たす操舵パターンは、例えば図4に示すように、中立状態からの操舵トルクTがT>T2となる右回りのトルクが1回、T<−T2となる左回りのトルクが2回、T>T2となる右回りのトルクが2回、T<−T2となる左回りのトルクが1回の操舵を時間t1内で順番に行い、その後時間t2の間、操舵トルクTを中立範囲−T2<T<T2に保つといった所定の操舵パターンである。
以上、本発明の実施形態について具体的に説明してきたが、本発明はこれに限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
1 ステアリングホイール
2 コラム軸(ステアリングシャフト)
3 減速ギア
10 トルクセンサ
11 イグニションキー
12 車速センサ
14 バッテリ
20 モータ
100 コントロールユニット
101 操舵パターン記憶部
102 記憶要求部
103 中点位置記憶部
2 コラム軸(ステアリングシャフト)
3 減速ギア
10 トルクセンサ
11 イグニションキー
12 車速センサ
14 バッテリ
20 モータ
100 コントロールユニット
101 操舵パターン記憶部
102 記憶要求部
103 中点位置記憶部
Claims (3)
- 操舵角を検出する舵角センサを具備し、操舵トルク及び車速に基づいて電流指令値を演算し、前記電流指令値に基づいてステアリング機構に操舵捕助力を付与するモータを制御するようになっている電動パワーステアリング装置において、ステアリングシャフトの中点位置を記憶することを要求する記憶要求部と、前記ステアリングシャフトの中点位置を記憶する中点位置記憶部とを具備し、前記記憶要求部は所定条件を満たすステアリング操作が行われた場合に記憶要求を行い、前記記憶要求が有ったときに前記ステアリングシャフトの中点位置を前記中点位置記憶部に記憶することを特徴とする電動パワーステアリング装置。
- 前記所定条件を満たすステアリング操作は、操舵パターン記憶部に記憶された前記操舵トルクによる操舵パターンである請求項1に記載の電動パワーステアリング装置。
- 前記中点位置記憶部が不揮発性メモリである請求項1又は2に記載の電動パワーステアリング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007130652A JP2008284962A (ja) | 2007-05-16 | 2007-05-16 | 電動パワーステアリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007130652A JP2008284962A (ja) | 2007-05-16 | 2007-05-16 | 電動パワーステアリング装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008284962A true JP2008284962A (ja) | 2008-11-27 |
Family
ID=40145131
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007130652A Pending JP2008284962A (ja) | 2007-05-16 | 2007-05-16 | 電動パワーステアリング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008284962A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019209809A (ja) * | 2018-06-04 | 2019-12-12 | ケイズ技研株式会社 | 多輪式車両 |
-
2007
- 2007-05-16 JP JP2007130652A patent/JP2008284962A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2019209809A (ja) * | 2018-06-04 | 2019-12-12 | ケイズ技研株式会社 | 多輪式車両 |
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