JP2008281058A - ローラチェーン - Google Patents

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Abstract

【課題】チェーンに衝撃荷重、高負荷が作用した場合、さらにブシュとピンとの間に潤滑油などを付与して使用した場合でも、内リンクプレートとブシュとの間にずれが生じないように、内リンクプレートに形成されたブシュ孔にブシュを強固に嵌合固定したローラチェーンを提供することを目的とする。
【解決手段】ローラチェーン1の内リンクプレート4に形成されたブシュ孔5の端縁部には、垂直環状部5bと傾斜環状部5cとからなる環状凹部5aが形成されている。ブシュ孔5に圧入されたブシュ3は、該ブシュ3の両端縁に徐々に肉薄となるように形成された環状薄肉部3aをブシュ孔5の環状凹部5a側にかしめて締鋲されていることにより、ブシュ3は内リンクプレート4のブシュ孔5に強固に嵌合固定される。
【選択図】図6

Description

本発明は、動力伝達(伝動)、搬送(コンベヤ)等に用いるローラチェーンに関し、詳しくは、内リンクプレートのブシュ孔にブシュがずれないように強固に嵌合固定されたローラチェーンに関する。
ローラチェーンは、高速伝動チェーン、高負荷伝動チェーン、コンベヤチェーン等として広く使用されている。このように使用されているローラチェーンは、走行中に高速・低速の急激な速度変更による衝撃荷重を受けたり、高負荷が作用した場合、チェーンに捩れが生じることがある。捩れが生じると、スプロケットとの噛合い時にチェーン走行方向と直交する方向に負荷が掛かるため、内リンクプレートとブシュとの固着部にずれが生じ、対向する内リンクプレート同士が外側に広がるように移動し、内リンクプレートと外リンクプレートとが面接触するようになる。この面接触により、接触抵抗が生じるため、チェーンの屈曲が円滑に行われず、チェーンとスプロケットとが噛合い不良を起こし該チェーンがスプロケットに乗り上げる等の不都合な現象を起こすと共に、チェーンが破損することがある。かかる不都合を回避するために、従来、内リンクプレートとブシュとの結合力を強くするようにしたローラチェーンが提案されている(特許文献1参照。)。
特開昭56−109941号公報
前記従来のローラチェーン(特許文献1)は、図7に示すように、ローラ11が外嵌されたブシュ12の両端部外周面に凸条13を設け、この凸条13が内リンクプレート14のブシュ孔15内周面を咬持するようにしまり嵌めしたものである。しかし、このようにしても、チェーンに衝撃荷重、高負荷が作用すると凸条13がブシュ孔15の内周面に咬持されているだけであるため、満足な結合力が得られず、内リンクプレート14とブシュ12との間にずれが生じる、という問題がある。さらに、ブシュ12とピン(図示略)との摩擦を抑制するように潤滑油などを付与すると、ブシュ孔15とブシュ12との間に潤滑油などがしみ込み結合力が低下し、内リンクプレート14とブシュ12との間にずれが生じる、という問題がある。
そこで、本発明は、前記したような従来の問題を解決し、チェーンに衝撃荷重、高負荷が作用した場合、さらにピンの摩耗によるチェーン伸びを抑制するためにブシュとピンとの間に潤滑油などを付与して使用した場合でも、内リンクプレートとブシュとの間にずれが生じないように、内リンクプレートに形成されたブシュ孔にブシュを強固に嵌合固定したローラチェーンを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、請求項1に係る本発明は、ローラが回転自在に外嵌されたブシュの両端が一対の内リンクプレートに形成されたブシュ孔に嵌合固定され、前記ブシュ内に回転自在に挿入されたピンが一対の外リンクプレートに形成されたピン孔に嵌着されてなるローラチェーンにおいて、前記ブシュ孔の端縁部には、垂直環状部と傾斜環状部とからなる環状凹部が形成され、前記ブシュ孔に圧入された前記ブシュは、該ブシュの両端縁に徐々に肉薄となるように形成された環状薄肉部を前記ブシュ孔の環状凹部側にかしめて、締鋲されているローラチェーン、としたものである。
請求項1に係る本発明のローラチェーンは、リンクプレートに形成されているブシュ孔の端縁部には、垂直環状部と傾斜環状部とからなる環状凹部が形成され、ブシュ孔に圧入されたブシュは、該ブシュの両端縁に徐々に肉薄となるように形成された環状薄肉部を前記ブシュ孔の環状凹部側にかしめて締鋲されているので、ブシュ両端が一対のリンクプレートに固定され、ブシュ孔にブシュを強固に嵌合固定することができ、チェーンに衝撃荷重、高負荷が作用した場合でも、内リンクプレートとブシュとの間にずれが生じないようにすることができる。さらに、ブシュとピンとの間に潤滑油が付与されて使用された場合でも、ブシュの両端部の環状薄肉部がブシュ孔の環状凹部側にかしめられているので、このかしめで形成された環状のかしめ部(平締鋲部)によりブシュ孔とブシュとの間への潤滑油侵入を抑制することができ、その結果、内リンクプレートとブシュとの間にずれが生じないようにすることができる。
本発明の実施例を図1〜図6を参照して説明する。ローラチェーン1は、図1、図2に示すように、ローラ2が回転自在に外嵌されたブシュ3の両端が一対の内リンクプレート4,4にそれぞれ形成された一対のブシュ孔5,5に嵌合固定され、ブシュ3内に回転自在に挿入されたピン6両端が一対の外リンクプレート7,7にそれぞれ形成された一対のピン孔8,8に嵌着されてなるものである。なお、図1、図2における符号9はクリップである。
図3、図4に示すように、内リンクプレート4に形成されたブシュ孔5の端縁部には、プレート面4a側に開口する垂直環状部5bと、該垂直環状部5bに連設された傾斜環状部5cとからなる環状凹部5aが形成され、この傾斜環状部5cはプレート面4a側に向けて徐々に内径が大きくなる末広状になっている。この場合、垂直環状部5bを設けないで傾斜環状部5cのみで環状凹部5aを形成してもよい。この環状凹部5aは、内リンクプレート4の少なくとも外リンクプレート7に対峙するプレート面4a側に形成されている。なお、環状凹部5aがブシュ孔5の両端縁部、すなわち表裏両プレート面4a,4a側に形成されている場合は、チェーン製造時に内リンクプレート4の表裏を区別する必要がないため、組み立て工程を簡略化することができる。
内リンクプレート4のブシュ孔5に固定されるブシュ3は、図5に示すように、両端縁が徐々に先端側が肉薄となるように形成された環状薄肉部3aを有する。このブシュ3を内リンクプレート4のブシュ孔5に圧入(しまり嵌め)した後、ブシュ3の内径が縮小しないように、環状薄肉部3aをかしめ工具、例えばかしめパンチ、締鋲ぱんち、かしめ金型などによりブシュ孔5の環状凹部5a側にかしめて塑性変形させ、図6に示すように、このかしめにより形成された環状かしめ部(平締鋲部)3bでブシュ3とブシュ孔5とでずれが生じないように固定する。
この場合、環状かしめ部3bは、内リンクプレート4のプレート面4aと面一になっていても、プレート面4aから突出していてもよい。環状かしめ部3bが突出している場合は、環状かしめ部(平締鋲部)3bが隣接する外リンクプレート7に接触し、内リンクプレート4と外リンクプレート7との当接面の面積が小さく摩擦抵抗が小さくなるため、屈曲抵抗を減少させることができ、チェーンを円滑に屈曲させることが可能となる。
上記構成からなるローラチェーン1によれば、両端縁が徐々に肉薄となるように形成された環状薄肉部3aを有するブシュ3を内リンクプレート4のブシュ孔5に圧入した後、環状薄肉部3aをブシュ孔5の環状凹部5a側にかしめて、このかしめにより形成された環状かしめ部3bで固定することによりブシュ3がブシュ孔5に固定されているので、内リンクプレート4のブシュ孔5にブシュ3を強固に固定することができる。
その結果、チェーンに衝撃荷重、高負荷が作用した場合でも、ブシュ3と内リンクプレート4との間にずれが生じないようにすることができる。さらに、ブシュ3内周面とピン6との摩耗を抑制するためブシュ3とピン6との間に潤滑油を付与して使用した場合でも、ブシュ3の両端部の環状薄肉部3aがブシュ孔5の環状凹部5a側に環状にかしめられているので、このかしめで形成された環状かしめ部(平締鋲部)3bによりブシュ3とブシュ孔5との間への潤滑油侵入を抑制することができ、ブシュ3と内リンクプレート4との間にずれが生じないようにすることができる。また、ブシュ3と内リンクプレート4との間にずれが生じないようにしたので、チェーンとスプロケットとの噛合い不良に起因するチェーン破損を防止することができる。
本発明実施例のローラチェーンの要部を断面で示した一部平面図である。 ローラチェーンの一部正面図である。 内リンクプレートの正面図である。 内リンクプレートの断面図である。 ブシュの断面図である。 本発明実施例のローラチェーンの要部説明図である。 従来のブシュ孔とブシュとの嵌合状態を示す説明図である。
符号の説明
1 ローラチェーン
2 ローラ
3 ブシュ
3a 環状薄肉部
3b 環状かしめ部
4 内リンクプレート
4a プレート面
5 ブシュ孔
5a 環状凹部
5b 垂直環状部
5c 傾斜環状部
6 ピン
7 外リンクプレート
8 ピン孔
9 クリップ

Claims (1)

  1. ローラが回転自在に外嵌されたブシュの両端が一対の内リンクプレートに形成されたブシュ孔に嵌合固定され、前記ブシュ内に回転自在に挿入されたピンが一対の外リンクプレートに形成されたピン孔に嵌着されてなるローラチェーンにおいて、
    前記ブシュ孔の端縁部には、垂直環状部と傾斜環状部とからなる環状凹部が形成され、
    前記ブシュ孔に圧入された前記ブシュは、該ブシュの両端縁に徐々に肉薄となるように形成された環状薄肉部を前記ブシュ孔の環状凹部側にかしめて締鋲されていることを特徴とするローラチェーン。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105221663A (zh) * 2015-11-12 2016-01-06 浙江神龙链传动有限公司 一种适用于高温工况的专用链条
CN108506420A (zh) * 2017-02-24 2018-09-07 东莞超汇链条有限公司 一种新型套筒链套筒
JP2018179121A (ja) * 2017-04-12 2018-11-15 株式会社江沼チヱン製作所 ローラチェーン
WO2019138585A1 (ja) * 2018-01-15 2019-07-18 大同工業株式会社 シールチェーン
JP2021004615A (ja) * 2019-06-25 2021-01-14 株式会社椿本チエイン チェーン及びチェーンの製造方法

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