JP2008277905A - 符号記録装置及び符号記録方法並びに符号送出装置及び符号送出方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】連続する信号を表す符号を複数の記録媒体に分割して記録したときの複数の記録媒体に渡る符号の連続再生と記録媒体ごとの符号の単独再生とを両立し得るようにする。
【解決手段】制御部10は、長時間の動画像を撮像する際、オーディオデータDA及びビデオデータDVを格納するデータファイルFの記録先をリムーバブルメディアRM又は内蔵メモリ23に交互に切り替え、データファイルFごとにSCR、AudioPTS及びVideoPTSをリセットし、さらに記録先の切り替え時に打替タイムスタンプ情報等を格納した接続情報ファイルCを生成して内蔵メモリ23に記録しておき、当該動画像を再生し転送する際、接続情報ファイルCの打替タイムスタンプ情報を基に、タイムスタンプを打ち替えながら再生することにより、当該タイムスタンプが適切にカウントアップするMPEG1ストリームを生成することができる。
【選択図】 図6
【解決手段】制御部10は、長時間の動画像を撮像する際、オーディオデータDA及びビデオデータDVを格納するデータファイルFの記録先をリムーバブルメディアRM又は内蔵メモリ23に交互に切り替え、データファイルFごとにSCR、AudioPTS及びVideoPTSをリセットし、さらに記録先の切り替え時に打替タイムスタンプ情報等を格納した接続情報ファイルCを生成して内蔵メモリ23に記録しておき、当該動画像を再生し転送する際、接続情報ファイルCの打替タイムスタンプ情報を基に、タイムスタンプを打ち替えながら再生することにより、当該タイムスタンプが適切にカウントアップするMPEG1ストリームを生成することができる。
【選択図】 図6
Description
本発明は、符号記録装置及び符号記録方法並びに符号送出装置及び符号送出方法に関し、例えばディジタルカメラに適用して好適なものである。
従来、ディジタルカメラにおいては、レンズを通して撮像した静止画像を符号化し、JPEG(Joint Photographic Coding Experts Group)形式等の静止画像データとしてメモリカード等の記録媒体に記録するようになされたものが広く利用されている。
また近年では、静止画像に加えて、動画像を撮像しMPEG1(Motion Pictures Expert Group 1)形式等の動画像データとして記録媒体に記録するようになされたディジタルカメラも提案されている。
しかしながら、メモリカード等の記録媒体は、本来、1枚ごとのサイズが比較的小さい静止画像データを記録することを前提としている。このためメモリカード等の記録媒体は、静止画像データと比較してサイズが非常に大きくなる動画像データが記録される場合、比較的短い時間の動画像データしか記録し得ないという問題があった。
そこで、ディジタルカメラのなかには、内蔵メモリを一時的に利用しながら、複数の記録媒体をユーザに交換させることにより、当該複数の記録媒体にまたがって長時間に渡り動画像を記録し得るようになされたものも提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−310214公報(第7頁、第3図及び第4図)
ところで、MPEG1形式等の動画像データは、所定時間(例えば1/30秒)ごとの静止画像データにより構成されており、各静止画像データには、元の進行時間に沿って再生するためのタイムスタンプが付されている。このタイムスタンプは、一般に、値「0」から開始し、順次カウントアップするようになされている。
一方、動画像データを再生する再生機器のなかには、タイムスタンプが値「0」から開始していないと正しく再生できないものや、途中でタイムスタンプが不連続になった場合に再生できなくなってしまうものがある。
このため、ディジタルカメラにより複数の記録媒体間に渡って連続したタイムスタンプを付与した場合、再生機器に複数の記録媒体を差し替えながら連続して動画像データを再生し得るものの、2番目以降の記録媒体に記録した動画像データを単体で再生するときに、当該動画像データが「0」以外のタイムスタンプから開始するために正しく再生できない可能性がある、という問題があった。
一方、記憶媒体ごとにタイムスタンプを値「0」にリセットする場合、再生装置により記録媒体ごとの動画像データを単独で再生することはできるものの、動画像データを編集等してそのまま結合すると、編集箇所においてタイムスタンプが不連続となるため、再生機器において再生不可能となり得る、という問題があった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、連続する信号を表す符号を複数の記録媒体に分割して記録したときの複数の記録媒体に渡る符号の連続再生と記録媒体ごとの符号の単独再生とを両立し得る符号記録装置及び符号記録方法並びに符号送出装置及び符号送出方法を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明の符号記録装置及び符号記録方法においては、連続する信号を順次符号化し、生成された符号を所定時間相当分ごとに区切って記録単位とし各記録単位の再生すべきタイミングを示すタイムスタンプを付与して所定のパケットにそれぞれ格納すると共に、各パケットを複数の記録媒体に分配して記録する際、2番目以降の記録媒体に分配するパケットのタイムスタンプを記録媒体ごとに所定の初期値から開始するよう変更して記録し、2番目以降の記録媒体における先頭パケットの本来再生すべきタイミングを、各記録媒体に対応する接続情報として所定の記録部に記録することにより、符号を読み出し所定の送出先へ送出する際に、1番目の記録媒体に記録した各パケットの符号をタイムスタンプに従ったタイミングで送出させた後、2番目以降の記録媒体に記録した各パケットのタイムスタンプを各記録媒体に対応する接続情報の本来再生すべきタイミングに従ってそれぞれ打ち替えさせてから各パケットを送出させるようにした。
これにより、各記録媒体のタイムスタンプをいずれも初期値から開始させ再生互換性を維持できると共に、接続情報を記録することにより、各記録媒体のパケットを接続して送出する際に、各記録媒体における先頭パケットの本来再生すべきタイミングを基に、各パケットのタイムスタンプを打ち替えさせることができる。
また本発明の符号送出装置及び符号送出方法においては、連続する信号を基に生成された符号が所定時間相当分ごとにパケット化され、各パケットに再生すべきタイミングを示すタイムスタンプが付与され複数の記録媒体に分配されて記録される際、2番目以降の記録媒体に分配するパケットのタイムスタンプを当該記録媒体ごとに所定の初期値から開始するよう変更されて記録された記録媒体から、当該パケットを順次読み出し、2番目以降の記録媒体に記録されたパケットの本来再生すべきタイミングが格納された接続情報を所定の記録部から取得し、2番目以降の記録媒体から読み出したパケットに付与されているタイムスタンプを、各記録媒体に対応する接続情報の本来再生すべきタイミングを基にそれぞれ打ち替え、1番目の記録媒体から読み出されたパケット、及び2番目以降の記録媒体から読み出されタイムスタンプが打ち替えられたパケットを所定の送出先へ順次送出するようにした。
これにより、タイムスタンプがいずれも初期値から開始する各記録媒体のパケットを接続して送出する際に、接続情報を参照することにより、各パケットのタイムスタンプを一連のパケットとしての本来のタイムスタンプに打ち替えて送出することができる。
本発明によれば、各記録媒体のタイムスタンプをいずれも初期値から開始させ再生互換性を維持できると共に、接続情報を記録することにより、各記録媒体のパケットを接続して送出する際に、各記録媒体における先頭パケットの本来再生すべきタイミングを基に、各パケットのタイムスタンプを打ち替えさせることができ、かくして連続する信号を表す符号を複数の記録媒体に分割して記録したときの複数の記録媒体に渡る符号の連続再生と記録媒体ごとの符号の単独再生とを両立し得る符号記録装置及び符号記録方法を実現できる。
また本発明によれば、タイムスタンプがいずれも初期値から開始する各記録媒体のパケットを接続して送出する際に、接続情報を参照することにより、各パケットのタイムスタンプを一連のパケットとしての本来のタイムスタンプに打ち替えて送出することができ、かくして連続する信号を表す符号を複数の記録媒体に分割して記録したときの複数の記録媒体に渡る符号の連続再生と記録媒体ごとの符号の単独再生とを両立し得る符号送出装置及び符号送出方法を実現できる。
以下、図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
(1)ディジタルカメラの構成
(1−1)外観構成
図1(A)〜(C)に示すように、ディジタルカメラ1は、カメラレンズ2を通して撮像した静止画像又は動画像を符号化し、符号化後の静止画像データ又は動画像データをメモリースティック(ソニー株式会社の登録商標)等でなる記録媒体としてのリムーバブルメディアRMに記録し得るようになされている。
(1−1)外観構成
図1(A)〜(C)に示すように、ディジタルカメラ1は、カメラレンズ2を通して撮像した静止画像又は動画像を符号化し、符号化後の静止画像データ又は動画像データをメモリースティック(ソニー株式会社の登録商標)等でなる記録媒体としてのリムーバブルメディアRMに記録し得るようになされている。
ディジタルカメラ1は、全体として略直方体状に構成されており、一般的なカメラと同様、ユーザに把持されて使用されることを想定している。図1(A)に示すように、ディジタルカメラ1は、被写体からの光を集光するカメラレンズ2が正面に設けられ、またユーザからの撮像指示を受け付けるためのシャッターボタン3Aが上面に設けられている。
またディジタルカメラ1には、図1(B)に示すように、カメラレンズ2を介して撮像した画像を表示するための表示部4に加えて、各種操作を受け付けるためのカーソルキー等でなる操作ボタン群3Bが背面に設けられている。
さらにディジタルカメラ1には、図1(A)に示したように周囲の音を集音するマイクロフォン5及び再生音を放音するためのスピーカ8が正面に設けられ、さらにリムーバブルメディアRMを挿入するためのメディアスロット7及びUSB(Universal Serial Bus)ケーブル等を介してコンピュータ等と接続しデータ転送等を行うための外部インタフェース(I/F)端子8が側面に設けられている。
(1−2)回路構成
図2に示すように、ディジタルカメラ1は、制御部10により全体を統括制御するようになされている。この制御部10は、各種演算処理を行うCPU(Central Processing Unit)、動画像記録プログラム等の各種プログラムが格納されたROM(Read Only Memory)及びCPUのワークエリアとして使用されるRAM(Random Access Memory、いずれも図示せず)を内部に有しており、CPUによりROMから読み出した動画像記録プログラム等をRAMに展開し実行することにより、動画像記録処理等の各種処理を実行するようになされている。
図2に示すように、ディジタルカメラ1は、制御部10により全体を統括制御するようになされている。この制御部10は、各種演算処理を行うCPU(Central Processing Unit)、動画像記録プログラム等の各種プログラムが格納されたROM(Read Only Memory)及びCPUのワークエリアとして使用されるRAM(Random Access Memory、いずれも図示せず)を内部に有しており、CPUによりROMから読み出した動画像記録プログラム等をRAMに展開し実行することにより、動画像記録処理等の各種処理を実行するようになされている。
また制御部10やカメラブロック13等の各処理ブロックは、電源ブロック11からの電源供給を受けて動作するようになされている。
ところで制御部10は、静止画像を撮像する静止画像撮像モード、動画像を撮像する動画像撮像モード及び撮像した動画像データを再生する動画像再生モード等の複数の動作モードを有しており、ユーザによる操作部3を介したモード切換操作により当該動作モードを切り換え得るようになされている。
実際上、制御部10は、操作部3を介したモード切換操作により動画像撮像モードに切り換えられた状態で、シャッターボタン3A(図1(A))が押下操作されることにより、動画像の撮像を開始するようになされている。
このとき制御部10は、バス12を介してカメラブロック13のカメラコントローラ14を制御することにより、所定のフォーカス調整等がなされたカメラレンズ2により被写体(図示せず)からの光を集光させ、これをCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサやCMOS(Complementary Metal Oxide Semicondactor)イメージセンサ等でなる撮像素子15上に結像させる。
撮像素子15は、結像した光に応じた映像信号SV1を生成し、これをアナログ信号処理回路16へ供給する。アナログ信号処理回路16は、当該映像信号SV1に対して所定の信号処理を施すことにより映像信号SV2を生成し、これをA/D(Analog/Digital)変換回路17によりディジタル映像信号SDVに変換させ、バス12を介してこれをバッファメモリ18へ供給することにより一時蓄積する。
制御部10は、バッファメモリ18からディジタル映像信号SDVを順次読み出して画像圧縮・伸張回路19へ供給することにより、当該ディジタル映像信号SDVをMPEG1(Motion Pictures Expert Group 1)方式のビデオデータDVに順次圧縮符号化させ、再度バッファメモリ18へ順次格納させる。
一方、制御部10は、マイクロフォン5により音声を集音させると共に当該集音した音声に基づく音声信号SAを順次生成させ、これをA/D変換回路20によりディジタル音声信号SDAに変換させて、音声圧縮・伸張回路21へ供給させる。
制御部10は、音声圧縮・伸張回路21によりディジタル音声信号SDAをMP3(Motion Pictures Expert Group-1 Layer-3)方式のオーディオデータDAに順次変換させ、これをバッファメモリ18へ順次格納させる。
制御部10は、バッファメモリ18から所定量のビデオデータDVを読み出し、再生時に参照するタイムスタンプ(以下、これをPTS(Presentation Time Stamp)とも呼ぶ)等が格納されたヘッダデータTHVを付加してビデオパケットTVを順次生成すると共に、当該バッファメモリ18から所定量のオーディオデータDAを読み出し、タイムスタンプ(PTS)等が格納されたヘッダデータTHAを付加してオーディオパケットTAを順次生成して、これらをMPEG1ストリームとしてメディアインタフェース22を介しリムーバブルメディアRMに順次記録していく。因みにこのMPEG1ストリームのビットレートは、約1M[Byte/Sec]となる。
このとき制御部10は、図3に示すように再生時に参照するタイムスタンプ(以下、SCR(System Clock Reference)とも呼ぶ)等の所定形式のパックヘッダPHを有するパックPを構成し、当該パックP内に所定数以下のオーディオパケットTA(以下、これらをオーディオパケット群PAと呼ぶ)及び所定数以下のビデオパケットTV(以下、これらをビデオパケット群PVと呼ぶ)を順次パックPに格納していく。
因みに制御部10は、1又は複数のパックPにより1つのデータファイルFを構成し、当該データファイルFごとにリムーバブルメディアRM内に記録し、また再生等し得るようになされている。
また制御部10は、リムーバブルメディアRMに代えて、パックPを不揮発性の内蔵メモリ23(図2)にも記録し得るようになされている。すなわち図4に示すように、制御部10は、メディアインタフェース22を制御することにより、バッファメモリ18に記憶しているビデオデータDV及びオーディオデータDAの記録先を内蔵メモリ23に切り替えさせる。
このとき制御部10は、内蔵メモリ23内にもパックPを1又は2以上有するデータファイルFを構成することにより、リムーバブルメディアRMの場合と同様に、ビデオデータDV及びオーディオデータDAがパックPに格納されたデータファイルFを記録し得るようになされている。
因みに内蔵メモリ23は、1G[Byte]以上の容量を有しており、約16分以上の動画像データを記録し得るようになされている。
一方、制御部10は、操作部3を介したモード切換操作により動画像再生モードに切り換えられると、所定のGUI(Graphical User Interface)メニューを表示部4(図1(B))に表示し、操作ボタン群3B(図1(B))を介してユーザに再生すべき動画像データを選択させるようになされている。
このとき制御部10は、選択された動画像データに対応するリムーバブルメディアRMからパックPを読み出し、メディアインタフェース22及びバス12を介してバッファメモリ18に一時記憶しながら、当該パックPからビデオデータDV及びオーディオデータDAを順次取り出し、それぞれ画像圧縮・伸張回路19及び音声圧縮・伸張回路21へ順次送出される。
画像圧縮・伸張回路19は、ビデオデータDVを順次復号化することにより復号映像信号DV2を生成し、D/A(Digital/Analog)変換回路24へ供給することによりアナログの復号映像信号SV2に変換させ、これを表示コントローラ25へ供給する。
表示コントローラ25は、復号映像信号SV2を基に表示用映像信号SV3を生成し、これを表示部4へ供給することにより、動画像データを構成する各画像を順次表示する。
これと並行して音声圧縮・伸張回路21は、オーディオデータDAを順次復号化することにより復号音声信号DA2を生成し、これをD/A変換回路26へ供給する。D/A変換回路26は、復号音声信号DA2をアナログの音声信号SA2に変換し、これをスピーカ6へ供給することにより、動画像の音声を順次出力する。
かくして制御部10は、リムーバブルメディアRMにデータファイルFとして格納されユーザに選択された動画像データ、すなわちMPEG1ストリームを再生することができる。
因みに制御部10は、動画像データの再生を行う際、内部でカウンタを動作させ所定単位時間ごとに当該カウンタをカウントアップすると共に、データファイルFにおけるパックP(図3)のパックヘッダPに格納されたSCR、ビデオパケットTVのヘッダデータTHVに格納されたVideoPTS及びオーディオパケットTAのヘッダデータTHAに格納されたVideoPTS(以下、これらをまとめて単にPTSと呼ぶ)と照合するようになされている。
制御部10は、パックヘッダPに格納されたSCRがカウンタの値と一致したタイミングで各パックPをリムーバブルメディアRMから読み出し、またヘッダデータTHV及びTHAにそれぞれ格納されたPTSがカウンタの値と一致したタイミングで各ビデオパケットTV及び各オーディオパケットTAをそれぞれ画像圧縮・伸張回路19及び音声圧縮・伸張回路21へ送出することにより、映像と音声の同期をとりながら、記録時と同様に時間が推移するよう動画像を再生し得るようになされている。
さらに制御部10は、外部インタフェース端子8にUSBケーブル(図示せず)を介して外部のコンピュータ(図示せず)等が接続されている場合、外部インタフェース27によって所定のデータ変換処理等を行うことにより、リムーバブルメディアRMから読み出したデータファイルFをMPEG1ストリームの形式で当該コンピュータに対して転送し得るようにもなされている。
因みに制御部10は、操作部3を介したモード切換操作により静止画像撮像モードに切り換えられると、シャッターボタン3Aが押下操作されたタイミングで静止画像を取り込むようになされている。この場合、制御部10は、カメラブロック13により1フレーム分の映像信号SV1を生成し、これを画像圧縮・伸張回路19によりJPEG(Joint Photographic Coding Experts Group)方式の静止画像データDSに符号化し、これを1つのファイルとしてリムーバブルメディアRMに記録する。
また制御部10は、操作部3を介したモード切換操作により静止画像再生モードに切り換えられると、リムーバブルメディアRMから所定数(例えば9枚)の静止画像データDSを読み出してサムネイル画像THMを作成すると共に表示部4に並べて表示し、操作ボタン群3B(図1(B))を介してユーザに再生すべき(すなわち表示部4全体に表示すべき)静止画像を選択させるようになされている。ここでユーザにいずれかのサムネイル画像THMが選択されると、制御部10は、当該サムネイル画像THMに対応した静止画像データDSを表示部4の画素数等に合わせて拡大又は縮小し、当該表示部4に表示するようになされている。
このようにディジタルカメラ1は、制御部10の制御の下で、動画像を撮像しビデオデータDV及びオーディオデータDAを生成してMPEG1形式のパックPに格納し、これをリムーバブルメディアRM又は内蔵メモリ23(以下、これらをまとめてメディアとも呼ぶ)にデータファイルFとして記録し、また再生し得るようになされている。
(2)動画像の記録
(2−1)記録先の切替
ところでディジタルカメラ1では、動画像の撮像時間に応じて撮像データ(すなわちビデオデータDV及びオーディオデータDA)が増加することになるが、リムーバブルメディアRMの記録容量は有限である。すなわちディジタルカメラ1では、その記録容量により、当該リムーバブルメディアRMへ記録し得る動画像の記録時間が制限されることになる。
(2−1)記録先の切替
ところでディジタルカメラ1では、動画像の撮像時間に応じて撮像データ(すなわちビデオデータDV及びオーディオデータDA)が増加することになるが、リムーバブルメディアRMの記録容量は有限である。すなわちディジタルカメラ1では、その記録容量により、当該リムーバブルメディアRMへ記録し得る動画像の記録時間が制限されることになる。
そこでディジタルカメラ1の制御部10は、当該記録時間の制限を超えて動画像を記録し続けたい場合、記録先をリムーバブルメディアRMと内蔵メモリ23との間で適宜切り換えることにより、メディア上限時間を超える長時間の動画像を記録し続け得るようになされている。
すなわち制御部10は、図5に示すように、まず1番目のリムーバブルメディアRM1にデータファイルF1を構成し、動画像データとしてビデオデータDV及びオーディオデータDAを当該データファイルF1のパックP11に格納していく。
このとき制御部10は、例えば図6(A)に示すように、リムーバブルメディアRM1のデータファイルF1において、1番目のパックP11におけるパックヘッダPHのSCRを値「00000000」とし、最初のオーディオパケットTAのヘッダデータTHA及びビデオパケットTVのヘッダデータTHVにおけるPTSをいずれも値「00003000」として、SCRの値及びPTSの値をそれぞれ所定数ずつ増加させていく。
また制御部10は、かかる動画像データの記録中に現在の記録先であるリムーバブルメディアRMの空容量を監視するようになされている。制御部10は、当該空容量が所定の閾値以下になった場合、図7(A)に示すように、表示部4にメディア交換予告メッセージMSG1を表示することにより、ユーザに他のリムーバブルメディアRMを準備するよう促すようになされている。
因みにこの閾値は、例えば動画像データの記録時間に換算したときに約60秒に相当する記録容量に設定されている。また制御部10は、リムーバブルメディアRMの空容量を動画像データの記録可能時間に換算し、表示部4に当該記録可能時間を併せて表示することにより、当該リムーバブルメディアRMの交換が必要となるまでの時間をユーザに認識させ得るようになされている。また制御部10は、この記録可能時間を随時更新することによりいわゆるカウントダウンを行うようになされている。
制御部10は、そのままリムーバブルメディアRMに対する動画像データの記録を継続し、図6(A)の例では、2番目の(すなわち最後の)パックP12におけるSCRを値「00027000」とし、最後のオーディオパケットTA及び最後のビデオパケットTVにおけるPTSをいずれも値「00060000」としている。
その後制御部10は、リムーバブルメディアRMの空容量が無くなると、動画像データの記録先を内蔵メモリ23に切り替える。具体的に制御部10は、内蔵メモリ23にデータファイルF2を構成し、動画像データとしてビデオデータDV及びオーディオデータDAを当該データファイルF2のパックP21に格納していく。
このとき制御部10は、パックP21におけるSCRをリセットしてパックP11の場合と同様に値「00000000」とし、またオーディオパケットTA及びビデオパケットTVにおけるPTSをいずれもリセットしてパックP11の場合と同様の値「00003000」から開始する。
さらに制御部10は、データファイルF1及びF2を接続するための情報として、図6(B)に示すような接続情報ファイルCを作成する。この接続情報ファイルCは、接続前後のデータファイルFにおけるメディアの種類(すなわちリムーバブルメディアRM又は内蔵メモリ23のいずれか)及びファイル名をそれぞれ表す前ファイル情報ci1及び後ファイル情報ci2、タイムスタンプ打替(詳しくは後述する)の要否を表すタイムスタンプ打替フラグci3、タイムスタンプ打替後のSCR、AudioPTS及びVideoPTSをそれぞれ表す接続SCR情報ci4、接続AudioPTS情報ci5及び接続VideoPTS情報ci6が格納されるようになされている。
制御部10は、パックP21のSCR、AudioPTS及びVideoPTSをいずれもリセットした場合、タイムスタンプ打替フラグci3に値「1」を設定することにより、データファイルF2内のSCR、AudioPTS及びVideoPTSをリセットしたことを記録する。
また制御部10は、仮にパックP21のSCR、AudioPTS及びVideoPTSをリセットしなかった場合に、パックP12に続けて当該パックP21のSCR、AudioPTS及びVideoPTSに設定すべき値を、接続SCR情報ci4、接続AudioPTS情報ci5及び接続VideoPTS情報ci6(以下、これらをまとめて打替タイムスタンプ情報と呼ぶ)としてそれぞれ格納する。図6(B)の例では、それぞれ、データファイルF1の最後のパックP12におけるSCRの値「00027000」の次に設定すべき値「00057000」、データファイルF1における最後のオーディオパケットTA及び最後のビデオパケットTVにおけるPTSの値「00060000」の次に設定すべき値「00063000」としている。
因みに接続情報ファイルC1には、後ろ側のデータファイルF(すなわちデータファイルF2)におけるビデオデータDVの先頭フレームのサムネイル画像THM、ユーザが任意に設定し得るユーザメモYM、撮像日時やシャッタスピード等の撮像情報に関して規定されたExif(Exchangeable Image File Format)情報等も格納し得るようになされている。
この接続情報ファイルC1は、内蔵メモリ23に記録され、前ファイル情報ci1として格納されているデータファイルF(図6(B)の場合は「FILE001」、すなわちデータファイルF1)と対応付けて管理されるようになされている。
また制御部10は、動画像データの記録先が内蔵メモリ23に切り替わると、図7(B)に示すように、表示部4にメディア交換メッセージMSG2を表示することにより、ユーザにリムーバブルメディアRMを交換するよう促すようになされている。このとき制御部10は、内蔵メモリ23の空容量に応じた記録可能時間を併せて表示することにより、リムーバブルメディアRMの早期交換を促すようになされている。
制御部10は、メディアインタフェース22(図2)を介してリムーバブルメディアRMが交換されたか否か、及び交換後の空容量を監視するようになされている。制御部10は、当該リムーバブルメディアRMが充分な空容量を有するリムーバブルメディアRMに交換されたことを検出すると、動画像データの記録先を内蔵メモリ23からリムーバブルメディアRMに再び切り替え、2番目のリムーバブルメディアRM2(図5)にデータファイルF3を構成し、SCR、AudioPTS及びVideoPTSをいずれもリセットして、動画像データとしてビデオデータDV及びオーディオデータDAを当該データファイルF3に格納していく。
このとき制御部10は、データファイルF2及びF3を接続するための情報として、接続情報ファイルC1と同形式の接続情報ファイルC2(図示せず)を作成して内蔵メモリ23に記録する。
その後、制御部10は、同様の処理を繰り返すことにより、内蔵メモリ23にデータファイルF4を作成し、3番目のリムーバブルメディアRM3にデータファイルF5を作成して動画像データとしてビデオデータDV及びオーディオデータDAをそれぞれ格納していくと共に、データファイルF3及びF4を接続するための情報並びにデータファイルF4及びF5を接続するための情報として、接続情報ファイルC3及びC4(図示せず)を作成し、内蔵メモリ23に記録する。
因みに制御部10は、操作部3を介して所定の停止操作を受け付けると、動画像データの記録処理を終了するようになされている。
また制御部10は、記録先となっているリムーバブルメディアRM又は内蔵メモリ23に静止画像や他のデータ等が記録されている場合、動画像データをできるだけ長時間記録する観点からこれらを不要ファイルと見なすようになされている。
この場合、制御部10は、図7(C)に示すように不要ファイルの削除の可否についてユーザに確認するメッセージMSG3を表示部4にし、削除の指示を受けた場合には、当該不要ファイルを削除して空容量を増やすようになされている。
このように制御部10は、長時間の動画像を撮像する際、動画像データの記録先としてリムーバブルメディアRMと内蔵メモリ23とを交互に切り替えながら、複数のデータファイルFに分割しSCR、AudioPTS及びVideoPTSをその都度リセットしてビデオデータDV及びオーディオデータDAを格納すると共に、記録先の切り替え時に接続情報ファイルCを生成して内蔵メモリ23に記録するようになされている。
(2−2)動画像記録処理
次に、ディジタルカメラ1による動画像の記録における詳細な処理手順について、図8のフローチャートを用いて説明する。すなわちディジタルカメラ1の制御部10は、操作部3(図2)を介して動画像の撮像を開始する指示を受け付けると、動画像記録処理手順RT1を開始し、ステップSP1へ移る。
次に、ディジタルカメラ1による動画像の記録における詳細な処理手順について、図8のフローチャートを用いて説明する。すなわちディジタルカメラ1の制御部10は、操作部3(図2)を介して動画像の撮像を開始する指示を受け付けると、動画像記録処理手順RT1を開始し、ステップSP1へ移る。
ステップSP1において制御部10は、リムーバブルメディアRMの空容量が閾値以下であるか否かを判定する。ここで否定結果が得られると、このことはもう暫くの間、当該リムーバブルメディアRMに動画像データとしてオーディオパケットTA及びビデオパケットTVを記録し続け得ることを表しており、このとき制御部10はステップSP14へ移る。
一方、ステップSP1において肯定結果が得られると、このことは、間もなくリムーバブルメディアRMに動画像データを記録し得なくなることを表しており、このとき制御部10は次のステップSP2へ移る。
ステップSP2において制御部10は、表示部4にメディア交換予告メッセージMSG1(図7(A))を表示し、また動画像データの記録先をリムーバブルメディアRMから内蔵メモリ23へ切り替えるための準備として、ビデオデータDV及びオーディオデータDAを格納しているデータファイルFのクローズ処理を開始し、また後の処理で使用するループカウンタを初期化して、次のステップSP3へ移る。
ステップSP3において制御部10は、内蔵メモリ23の容量が所定値以上であるか否かを判定する。ここで肯定結果が得られると、このことは内蔵メモリ23にある程度の動画像データを記録し得ることを表しており、このとき制御部10は次のステップSP4へ移る。
ステップSP4において制御部10は、ループカウンタが初期値のままであるか否か、すなわちループ処理が初回であるか否かを判定する。ここで肯定結果が得られると、このことは動画像データの記録先が内蔵メモリ23に切り替わった直後であるためにデータファイルFが未作成であることを表しており、このとき制御部10は次のステップSP5へ移る。
ステップSP5において制御部10は、内蔵メモリ23に接続情報ファイルCを作成すると共に前ファイル情報ci1や接続SCR情報ci4等の各情報を格納し、次のステップSP6へ移る。因みにこのときの接続情報ファイルCは、リムーバブルメディアRMのデータファイルFに内蔵メモリ23のデータファイルFを接続するための情報が格納される。
ステップSP6において制御部10は、次にパックPを記録する際にパックヘッダPHに格納するSCRの値、並びに次にオーディオパケットTAのパケットヘッダTHA及びビデオパケットTVのパケットヘッダTHVに格納するPTSの値をいずれもリセットし、次のステップSP7へ移る。
ステップSP7において制御部10は、内蔵メモリ23にデータファイルFを作成すると共に、当該データファイルFのパックP内へのビデオデータDV及びオーディオデータDAの格納を開始して、次のステップSP8へ移る。
ステップSP8において制御部10は、表示コントローラ25を介して表示部4にメディア交換メッセージMSG2を表示させ、次のステップSP9へ移る。
一方、ステップSP4において否定結果が得られると、このことは一連のループ処理が2回目以降であることを表しており、このとき制御部10は上述したステップSP5〜SP8の処理を省略して次のステップSP9へ移る。
ステップSP9において制御部10は、内蔵メモリ23の空容量を算出すると共に当該空き容量を動画像データの記録可能時間に換算し、当該記録可能時間を表示部4に表示(又は更新)して、次のステップSP10へ移る。
ステップSP10において制御部10は、ループカウンタをインクリメントすると共に、メディアインタフェース22を介して、ユーザによりリムーバブルメディアRMが交換されたか否かを判定する。ここで否定結果が得られると、このことは引き続き動画像データを内蔵メモリ23に記録し続ける必要があることを表しており、このとき制御部10は再度ステップSP4へ戻る。
一方、ステップSP10において肯定結果が得られると、このことは動画像データの記録先を内蔵メモリ23から交換後のリムーバブルメディアRMに切り替えるべきであることを表しており、このとき制御部10は次のステップSP11へ移る。
ステップSP11において制御部10は、内蔵メモリ23に接続情報ファイルCを作成すると共に前ファイル情報ci1や接続SCR情報ci4等の各情報を格納し、次のステップSP12へ移る。因みにこのときの接続情報ファイルCは、ステップSP5において作成した接続情報ファイルCとは異なるものとなり、内蔵メモリ23のデータファイルFにリムーバブルメディアRMのデータファイルFを接続するための情報が格納される。
ステップSP12において制御部10は、次にパックPを記録する際にパックヘッダPHに格納するSCRの値、並びに次にオーディオパケットTAのパケットヘッダTHA及びビデオパケットTVのパケットヘッダTHVに格納するPTSの値をいずれもリセットし、次のステップSP13へ移る。
ステップSP13において制御部10は、リムーバブルメディアRMにデータファイルFを作成すると共に、当該データファイルFのパックP内へのビデオデータDV及びオーディオデータDAの格納を開始して、次のステップSP14へ移る。
ステップSP14において制御部10は、リムーバブルメディアRMにビデオデータDV及びオーディオデータDAを記録し、次のステップSP17へ移って動画像記録処理手順RT1を終了する。
一方、ステップSP3において否定結果が得られると、このことはユーザがリムーバブルメディアRMを交換し得る程度の充分な時間の動画像データを内蔵メモリ23に記録し得ないことを表しており、このとき制御部10は次のステップSP15へ移る。
ステップSP15において制御部10は、内蔵メモリ23に動画像データを記録し得るような充分な空容量が無い旨のメッセージを表示し、次のステップSP16へ移る。
ステップSP16において制御部10は、リムーバブルメディアRMのデータファイルFへの動画像データの記録を終了した時点で動画像の記録を終了し、次のステップSP17へ移って動画像記録処理手順RT1を終了する。
因みに制御部10は、ユーザから動画像の記録を停止する指示を受け付けるまでの間、定期的に(例えば1秒ごとに)動画像記録処理手順RT1を実行するようになされている。
(3)動画像の接続再生
(3−1)タイムスタンプの打替
ところでディジタルカメラ1は、図5に示したように動画像データをリムーバブルメディアRM及び内蔵メモリ23に分割して記録した際に生成したデータファイルFを再生する場合、外部インタフェース端子8にUSBケーブル(図示せず)を介して外部のコンピュータ(図示せず)等が接続されていれば、各データファイルFの動画像を撮影順に接続しながら再生し(以下、これを接続再生と呼ぶ)、バス12(図2)上を流れるMPEG1ストリームを当該コンピュータに転送し得るようにもなされている。
(3−1)タイムスタンプの打替
ところでディジタルカメラ1は、図5に示したように動画像データをリムーバブルメディアRM及び内蔵メモリ23に分割して記録した際に生成したデータファイルFを再生する場合、外部インタフェース端子8にUSBケーブル(図示せず)を介して外部のコンピュータ(図示せず)等が接続されていれば、各データファイルFの動画像を撮影順に接続しながら再生し(以下、これを接続再生と呼ぶ)、バス12(図2)上を流れるMPEG1ストリームを当該コンピュータに転送し得るようにもなされている。
例えばディジタルカメラ1の制御部10は、1番目のリムーバブルメディアRM1からデータファイルF1を読み出し動画像データを再生するとき、当該動画像データ(すなわちオーディオパケットTA及びビデオパケットTV)を外部インタフェース端子8を介してコンピュータへ転送する。
この場合制御部10は、動画像データをMPEG1ストリームの形式、すなわち図3に示したパックPの形式で転送するため、当該パックPのパックヘッダPHに格納されているSCR、並びにオーディオパケットTA及びビデオパケットTVにそれぞれ格納されているパケットヘッダTHA及びTHVの各PTSも転送する。
このとき制御部10は、データファイルF1に対応した接続情報ファイルC1(図6(B))を内蔵メモリ23から読み出し、さらに当該接続情報ファイルC1から後ファイル情報ci2、すなわちデータファイルF2を表す「FILE002」を取得することにより、現在再生中のデータファイルF1に続くデータファイルFが内蔵メモリ23に格納された当該データファイルF2であることを認識する。
その後制御部10は、リムーバブルメディアRM1のデータファイルF1から動画像データ、すなわちパックP11及びP12を再生し、残り再生時間が所定時間(例えば60秒)以下となったときに、所定の確認画面を表示部4に表示することにより次のデータファイルF2を連続して再生するか否かを問い合わせる。ここで連続再生する旨の指示を受けた場合、制御部10は、データファイルF1の再生を終えると、引き続き内蔵メモリ23からデータファイルF2を読み出し動画像データの再生を継続する。
このとき制御部10は、タイムスタンプ打替フラグci3に値「1」が設定されていた場合、接続情報ファイルC1の打替タイムスタンプ情報(すなわち接続SCR情報ci4、接続AudioPTS情報ci5及び接続VideoPTS情報ci6)を基に、データファイルF2の動画像データにおけるパックP21のSCR及びPTSを打ち替えることにより、データファイルF1にデータファイルF2を接続するようになされている。
具体的に制御部10は、図6(C)に示すように、パックP21のSCRを値「00000000」から接続SCR情報ci4の値「00057000」に打ち替え、最初のオーディオパケットTAのAudioPTSを値「00003000」から接続AudioPTS情報ci5の値「00063000」に打ち替え、さらに最初のビデオパケットTVのVideoPTSを値「00003000」から接続VideoPTS情報ci6の値「00063000」に打ち替える。
その後制御部10は、以降のSCR及びPTSについても、適宜カウントアップしながら順次打ち替えていくことにより、内蔵メモリ23のデータファイルF2に記録されたパックP並びにオーディオパケットTA及びビデオパケットTVについて、リムーバブルメディアRM1のデータファイルF1のパックP並びにオーディオパケットTA及びビデオパケットTVから連続的にカウントアップするようなSCR及びPTSが付されたMPEG1ストリームをコンピュータへ転送するようになされている。
因みに制御部10は、内蔵メモリ23のデータファイルF2を再生し始めると同時に、ユーザにリムーバブルメディアRM1をリムーバブルメディアRM2に交換すべき旨を表す交換メッセージ(図示せず)を表示部4に表示することにより、当該リムーバブルメディアRM2への交換作業を促すようになされている。さらに制御部10は、このときデータファイルF2を再生し終えるまでの残り時間を算出して表示部4に併せて表示することにより、当該残り時間以内にリムーバブルメディアRM2への交換作業を完了すれば動画像データを中断せず連続的に再生し得ることをユーザに認識させ得るようにもなされている。
また制御部10は、その後に続く動画像データ、すなわちリムーバブルメディアRM2のデータファイルF3、内蔵メモリ23のデータファイルF4、及びリムーバブルメディアRM3のデータファイルF5についても同様に順次接続し、各接続情報ファイルCに格納された接続SCR情報ci4、接続AudioPTS情報ci5及び接続VideoPTS情報ci6を基に、各SCR及び各PTSを打ち替えながらMPEG1ストリームをコンピュータへ転送するようになされている。
この結果、MPEG1ストリームを受信したコンピュータでは、図6(C)に示したように、SCR、AudioPTS及びVideoPTSが途中でリセットされることなく適切にカウントアップされた接続ファイルFJ1を生成することができる。
ところで、ユーザが実際にディジタルカメラ1を使用する場合、リムーバブルメディアRMを紛失してしまい、またデータファイルFを誤って消去する等の理由により、動画像の一部を構成するデータファイルFを接続し得ない可能性がある。また、ユーザの意思により、敢えて特定のデータファイルFを飛ばしてその次のデータファイルFを接続したいと考える可能性もある。
このため制御部10は、現在再生中のデータファイルFの残り時間が所定時間(例えば60秒)以下となったときに所定の確認画面を表示部4に表示することにより、次のデータファイルFを連続して再生するか否かをユーザに問い合わせ、連続再生する旨の指示を受け付けたときのみ次のデータファイルFを再生して接続するようになされている。
このとき制御部10は、接続情報ファイルCに格納されたサムネイル画像THMやユーザメモYM等の各種情報を表示部4に表示することにより、これらを次のデータファイルFを接続するか否かの判断材料として利用させ得るようにもなされている。
このようにディジタルカメラ1の制御部10は、複数のメディアに分割されて記録された動画像データを接続再生し外部へ転送する際、接続情報ファイルCに格納した打替タイムスタンプ情報を基に複数のデータファイルFを接続し、後続のデータファイルFにおけるパックPのSCR並びにオーディオパケットTAのAudioPTS及びビデオパケットTVのVideoPTSを打ち替えることにより、連続したMPEG1ストリームを生成するようになされている。
(3−2)動画像接続再生処理
次に、ディジタルカメラ1による動画像の接続における詳細な処理手順について、図9のフローチャートを用いて説明する。すなわちディジタルカメラ1の制御部10は、操作部3(図2)を介して動画像を接続して再生する指示を受け付けると、動画像接続再生処理手順RT2を開始し、ステップSP21へ移る。
次に、ディジタルカメラ1による動画像の接続における詳細な処理手順について、図9のフローチャートを用いて説明する。すなわちディジタルカメラ1の制御部10は、操作部3(図2)を介して動画像を接続して再生する指示を受け付けると、動画像接続再生処理手順RT2を開始し、ステップSP21へ移る。
ステップSP21において制御部10は、データファイルFの順序を表す変数nを値「1」に初期化し、次のステップSP22へ移る。ステップSP22において制御部10は、n番目のデータファイルFnの再生及び転送を開始し、次のステップSP23へ移る。
ステップSP23において制御部10は、データファイルFnに対応した接続情報ファイルCnが内蔵メモリ23に記録されているか否かを判定する。ここで肯定結果が得られると、このことは当該接続情報ファイルCnを基に次のデータファイルF(n+1)を連続して再生し得ることを表しており、このとき制御部10は次のステップSP24へ移る。
ステップSP24において制御部10は、内蔵メモリ23から接続情報ファイルCnを読み出すと共に後ファイル情報ci2を取得することにより、次に再生すべきデータファイルF(n+1)のファイル名等を認識し、次のステップSP25へ移る。
ステップSP25において制御部10は、データファイルFnの残り時間が所定時間以下となったときに確認画面を表示部4に表示することにより、現在再生中のデータファイルFnに連続してデータファイルF(n+1)を再生するか否かをユーザに問い合わせる。ここで肯定結果が得られると、このことは現在再生中のデータファイルFnに次のデータファイルF(n+1)を接続して再生すべきであることを表しており、このとき制御部10は次のステップSP26へ移る。
ステップSP26において制御部10は、データファイルF(n+1)が内蔵メモリ23に記録されているか否かを判定する。ここで否定結果が得られると、このことはデータファイルF(n+1)がリムーバブルメディアRMに記録されていることを表しており、このとき制御部10は、次のステップSP27へ移る。
ステップSP27において制御部10は、メディア交換メッセージMSG2(図7(B))を表示部4に表示することによりユーザにリムーバブルメディアRMの交換を要求し、次のステップSP28へ移る。
ステップSP28において制御部10は、データファイルFnの再生を終えるまでにデータファイルF(n+1)が記録されたリムーバブルメディアRMに交換されたか否かを判定する。ここで肯定結果が得られると、制御部10は次のステップSP29へ移る。
一方、ステップSP26において肯定結果が得られると、このことはこの時点では特にリムーバブルメディアRMの交換が必要ないことを表しており、このとき制御部10は次のステップSP29へ移る。
ステップSP29において制御部10は、接続情報ファイルCnのタイムスタンプ打替フラグci3が値「1」に設定されているか否か、すなわちタイムスタンプの打替が必要であるか否かを判定する。ここで肯定結果が得られると、制御部10は次のステップSP30へ移る。
ステップSP30において制御部10は、接続情報ファイルCnの打替タイムスタンプ情報(すなわち接続SCR情報ci4、接続AudioPTS情報ci5及び接続VideoPTS情報ci6)を基に、再生中にSCR、AudioPTS及びVideoPTSを打ち替えるためのオフセット変数oSC、oPA及びoPVを設定し、次のステップSP31へ移る。
ステップSP31において制御部10は、SCR、AudioPTS及びVideoPTSを次の(1)〜(3)式に従って打ち替えながら、データファイルF(n+1)の再生及び転送を開始し、次のステップSP32へ移る。
SCR=SCR+oSC ……(1)
AudioPTS=AudioPTS+oPA ……(2)
VideoPTS=VideoPTS+oPV ……(3)
AudioPTS=AudioPTS+oPA ……(2)
VideoPTS=VideoPTS+oPV ……(3)
ステップSP32において制御部10は、変数nをインクリメントすることによりその次のデータファイルF(n+2)をさらに接続して再生するべく、再度ステップSP23へ戻る。
一方、ステップSP25において否定結果が得られると、このことはユーザが(n+1)番目のデータファイルF(n+1)を連続的に再生する意思を有していないことを表しており、このとき制御部10はステップSP33へ移る。
ステップSP33において制御部10は、所定の確認画面を表示部4に表示することにより、引き続きデータファイルFの再生を行うか否かを判定する。ここで肯定結果が得られると、このことは例えばユーザがデータファイルF(n+1)を飛ばしその次のデータファイルF(n+2)をデータファイルFnに接続して再生したいと考えている可能性があることを表しており、このとき制御部10は次のステップSP34へ移る。
ステップSP34において制御部10は、この時点で内部に保持しているタイムスタンプ(すなわちSCR、AudioPTS及びVideoPTS)の各値を以降の接続処理で用いるために内蔵メモリ23に保存し、次のステップSP35へ移る。
ステップSP35において制御部10は、変数nをインクリメントすることによりその次のデータファイルF(n+2)をさらに接続して再生するべく、再度ステップSP23へ戻る。
一方、ステップSP23において否定結果が得られると、このことは現在再生中のデータファイルFnに他のデータファイルFを接続して再生し得ないことを表しており、このとき制御部10はステップSP36へ移る。
また、ステップSP28において否定結果が得られると、このことはデータファイルF(n+1)が記録されたリムーバブルメディアRMをユーザが用意し得なかった等の理由により、データファイルFnにデータファイルF(n+1)を接続して再生し得ないことを表しており、このとき制御部10はステップSP36へ移る。
さらにステップSP33において否定結果が得られると、このことはユーザが現在再生中のデータファイルFnに他のデータファイルFを接続して再生する意思を有していないことを表しており、このとき制御部10はステップSP36へ移る。
ステップSP36において制御部10は、データファイルFnの再生を終了した時点で動画像の再生及び転送の処理を終了し、次のステップSP37へ移ってこの動画像接続再生処理手順RT2を終了する。
(4)動作及び効果
以上の構成において、ディジタルカメラ1の制御部10は、長時間の動画像を撮像する際、オーディオデータDA及びビデオデータDVを格納するデータファイルFの記録先をリムーバブルメディアRM又は内蔵メモリ23に交互に切り替えることにより、当該動画像データを途切れることなく連続的に記録する。
以上の構成において、ディジタルカメラ1の制御部10は、長時間の動画像を撮像する際、オーディオデータDA及びビデオデータDVを格納するデータファイルFの記録先をリムーバブルメディアRM又は内蔵メモリ23に交互に切り替えることにより、当該動画像データを途切れることなく連続的に記録する。
このとき制御部10は、当該データファイルFごとにSCR、AudioPTS及びVideoPTSをリセットし、さらに記録先の切り替え時に打替タイムスタンプ情報等を格納した接続情報ファイルCを生成し、内蔵メモリ23に記録する。
また制御部10は、複数の記録先に分割されて記録された動画像データを再生し外部のコンピュータ等への転送する際、接続情報ファイルCの打替タイムスタンプ情報を基に、SCR、AudioPTS及びVideoPTSを打ち替えながら再生することにより、当該SCR、AudioPTS及びVideoPTSが適切にカウントアップするMPEG1ストリームを生成して転送する。
従ってディジタルカメラ1の制御部10は、動画像データが複数のデータファイルFに分割され複数の記録先(すなわちリムーバブルメディアRM及び内蔵メモリ23)に分散して記録されていたとしても、大容量の記憶媒体を有する外部のコンピュータ等においてタイムスタンプ(すなわちSCR、AudioPTS及びVideoPTS)が適切にカウントアップする1本のMPEG1ストリームでなる接続ファイルFJ1(図6(C))を作成させることができる。
このとき制御部10は、打ち替えるべきタイムスタンプを接続情報ファイルCから取得することができるため、接続元となるデータファイルFの最後のタイムスタンプから類推する場合と比較して、正確なタイムスタンプに打ち替えることができる。これにより制御部10は、類推等により誤ったタイムスタンプに打ち替えてしまう可能性を排除し最適なタイムスタンプに打ち替えることができるので、接続後の動画像データを他の再生機器により再生する際に、タイムスタンプに起因したエラーが発生して停止するといった問題を生じさせることがない。
また制御部10は、リムーバブルメディアRM又は内蔵メモリ23に分割して記録されたデータファイルFのタイムスタンプをそれぞれ正しい初期値から付与することができるため、各データファイルFが他の再生機器等により単独で再生される際に、「タイムスタンプが初期値以外の値から開始しているために再生し得ない」といった問題を引き起こさせることなく、正しく再生させることができる。
さらに制御部10は、接続情報ファイルCを内蔵メモリ23に全て記録しているため、当該接続情報ファイルCを対応するデータファイルFと共にリムーバブルメディアRMに記録した場合に起こり得る、「当該リムーバブルメディアRMを紛失したためにその次のデータファイルFを特定できず、当該データファイルFを飛ばして他のデータファイルFを接続することができない」といった問題を未然に防止することができる。
そのうえ制御部10は、内蔵メモリ23のデータファイルF2に動画像データを記録する時にも、リムーバブルメディアRMのデータファイルF1に動画像データを記録する場合と同等のビットレートを維持するため、当該ビットレートを変化させて記録した場合に起こり得る、再生時に画質が急激に変化しユーザに違和感を覚えさせるといった問題を生じさせることがない。
以上の構成によれば、ディジタルカメラ1の制御部10は、長時間の動画像を撮像する際、オーディオデータDA及びビデオデータDVを格納するデータファイルFの記録先をリムーバブルメディアRM又は内蔵メモリ23に交互に切り替え、データファイルFごとにSCR、AudioPTS及びVideoPTSをリセットし、さらに記録先の切り替え時に打替タイムスタンプ情報等を格納した接続情報ファイルCを生成して内蔵メモリ23に記録しておき、当該動画像を再生し転送する際、接続情報ファイルCの打替タイムスタンプ情報を基に、タイムスタンプを打ち替えながら再生することにより、当該タイムスタンプが適切にカウントアップするMPEG1ストリームを生成することができる。
(5)他の実施の形態
なお上述した実施の形態においては、動画像データを再生しながら外部のコンピュータ等へ転送する際に、タイムスタンプ(すなわちSCR、AudioPTS及びVideoPTS)を打ち替えるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば動画像データの再生のみを行いコンピュータ等へ転送しない場合等に、当該タイムスタンプの打ち換えを行わず、接続情報ファイルCを基にデータファイルFを記録順に連続して再生するようにしても良い。
なお上述した実施の形態においては、動画像データを再生しながら外部のコンピュータ等へ転送する際に、タイムスタンプ(すなわちSCR、AudioPTS及びVideoPTS)を打ち替えるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば動画像データの再生のみを行いコンピュータ等へ転送しない場合等に、当該タイムスタンプの打ち換えを行わず、接続情報ファイルCを基にデータファイルFを記録順に連続して再生するようにしても良い。
また上述した実施の形態においては、動画像接続再生処理手順RT2(図9)のステップSP25において、次のデータファイルFを接続するか否かをユーザに問い合わせるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、ユーザに問い合わせることなく無条件に次のデータファイルFを接続するようにしても良い。
さらに上述した実施の形態においては、動画像接続再生処理手順RT2(図9)のステップSP31において、データファイルFの再生とタイムスタンプの打ち替えとを並行して行うようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えばタイムスタンプの打ち替えを先行して行い、その後データファイルFを再生する等しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、動画像データを再生しながら転送するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば動画像データを再生せずに、すなわちオーディオデータDA及びビデオデータDVの復号化及び表示部4への表示を行わず、タイムスタンプを打ち替えながらデータファイルFの転送のみを行う等しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、内蔵メモリ23に複数の接続情報ファイルCを生成するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えばデータベース形式で各種情報を一括管理する接続情報データベースを用いて、打替タイムスタンプ情報等を管理するようにしても良い。
さらに上述した実施の形態においては、メディアスロット7を1つのみ有し、動画像データの記録先をリムーバブルメディアRM又は内蔵メモリ23に切り替えるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えばメディアスロットを2つ以上有する場合に、動画像データの記録先を各メディアスロットのリムーバブルメディアRMに切り替える等しても良い。この場合、接続情報ファイルCのみを内蔵メモリ23に記録するようにすればよい。
さらに上述した実施の形態においては、ディジタルカメラ1により動画像データを再生するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば内蔵メモリ23の全ての接続情報ファイルC及びデータファイルFを外部のコンピュータ等へ転送し、当該コンピュータで動画像接続再生処理手順RT2(図9)を実行することによりデータファイルFを連続的に再生して1本のMPEG1ストリームを生成するようにしても良い。
さらに上述した実施の形態においては、動画像データをMPEG1方式により符号化しデータファイルFとして記録するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えばMotion JPEGやMPEG2、H.264/MPEG4 AVC(Advanced Video Codec)等の他の符号化方式であっても良く、要は連続するデータが比較的短い時間ごとに区切られタイムスタンプが付与されて符号化されるものであればよい。
さらに上述した実施の形態においては、ディジタルカメラ1により動画像を撮像及び再生する際に本発明を適用するようにした場合について述べたが、これに限らず、例えばいわゆるICレコーダ等のオーディオ録音機器において音声を連続的に録音及び再生する場合など、時間的に連続する信号を符号化し複数の記録先に切り替えながら記録し、また再生する場合に、本発明を適用するようにしても良い。
さらに上述した実施の形態においては、本発明をディジタルカメラ1に適用するようにした場合について述べたが、これに限らず、例えば動画像の撮像機能を有するディジタルビデオカメラや携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)等の種々の電子機器に本発明を適用するようにしても良い。
さらに上述した実施の形態においては、符号化手段としての画像圧縮・伸張回路19及び音声圧縮・伸張回路21と、記録手段としての制御部10、リムーバブルメディアRM及び内蔵メモリ23と、接続情報記録手段としての制御部10及び内蔵メモリ23とによって符号記録装置としてのディジタルカメラ1を構成する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、その他種々の回路構成でなる符号化手段と、記録手段と、接続情報記録手段とによって符号記録装置を構成するようにしても良い。
さらに上述した実施の形態においては、読出手段としてのメディアインタフェース22及び制御部10と、接続情報取得手段としての内蔵メモリ23、メディアインタフェース22及び制御部10と、打替手段としての制御部10と、送出手段としてのバス12及び外部インタフェース27とによって符号送出装置としてのディジタルカメラ1を構成する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、その他種々の回路構成でなる読出手段と、接続情報取得手段と、打替手段と、送出手段とによって符号送出装置を構成するようにしても良い。
本発明は、ディジタルカメラやICレコーダ等の電子機器でも利用できる。
1……ディジタルカメラ、3……操作部、4……表示部、10……制御部、12……バス、19……画像圧縮・伸張回路、21……音声圧縮・伸張回路、22……メディアインタフェース、23……内蔵メモリ、27……外部インタフェース、RM……リムーバブルメディア、DA……オーディオデータ、DV……ビデオデータ、THA、THV……パケットヘッダ、TA……オーディオパケット、TV……ビデオパケット、P……パック、PH……パックヘッダ、F……データファイル、C……接続情報ファイル、FJ1……接続ファイル。
Claims (12)
- 連続する信号を順次符号化する符号化手段と、
上記符号化手段により生成された符号を所定時間相当分ごとに区切って記録単位とし各記録単位の再生すべきタイミングを示すタイムスタンプを付与して所定のパケットにそれぞれ格納すると共に、各パケットを複数の記録媒体に分配して記録する際、2番目以降の記録媒体に分配するパケットのタイムスタンプを上記記録媒体ごとに所定の初期値から開始するよう変更して記録する記録手段と、
上記2番目以降の記録媒体における先頭パケットの本来再生すべきタイミングを、各記録媒体に対応する接続情報として所定の記録部に記録することにより、上記符号を読み出し所定の送出先へ送出する際に、1番目の記録媒体に記録した各パケットの上記符号を上記タイムスタンプに従ったタイミングで送出させた後、上記2番目以降の記録媒体に記録した各パケットのタイムスタンプを各記録媒体に対応する接続情報の上記本来再生すべきタイミングに従ってそれぞれ打ち替えさせてから各パケットを送出させる接続情報記録手段と
を具えることを特徴とする符号記録装置。 - 上記記録媒体の空容量を検出する検出手段
を具え、
上記記録手段は、
上記記録媒体に上記パケットを記録する際に上記空容量が所定値以下となった場合、次の記録媒体に対する上記パケットの記録の可否をユーザに確認し、許可された場合にのみ当該次の記録媒体に上記パケットを記録する
ことを特徴とする請求項1に記載の符号記録装置。 - 上記記録媒体に他のデータが記録されていた場合、上記パケットの記録前又は記録中に当該他のデータについて削除の可否をユーザに確認し、許可された場合に当該他のデータを削除する削除手段
を具えることを特徴とする請求項1に記載の符号記録装置。 - 上記接続情報は、
対応する上記接続情報に記録された上記符号の内容を表す内容情報がそれぞれ記録されている
ことを特徴とする請求項1に記載の符号記録装置。 - 連続する信号を順次符号化する符号化ステップと、
上記符号化ステップにより生成された符号を所定時間相当分ごとに区切って記録単位とし各記録単位の再生すべきタイミングを示すタイムスタンプを付与して所定のパケットにそれぞれ格納すると共に、各パケットを複数の記録媒体に分配して記録する際、2番目以降の記録媒体に分配するパケットのタイムスタンプを上記記録媒体ごとに所定の初期値から開始するよう変更して記録する記録ステップと、
上記2番目以降の記録媒体における先頭パケットの本来再生すべきタイミングを、各記録媒体に対応する接続情報として所定の記録部に記録することにより、上記符号を読み出し所定の送出先へ送出する際に、1番目の記録媒体に記録した各パケットの上記符号を上記タイムスタンプに従ったタイミングで送出させた後、上記2番目以降の記録媒体に記録した各パケットのタイムスタンプを各記録媒体に対応する接続情報の上記本来再生すべきタイミングに従ってそれぞれ打ち替えさせてから各パケットを送出させる接続情報記録ステップと
を具えることを特徴とする符号記録方法。 - 連続する信号を基に生成された符号が所定時間相当分ごとにパケット化され、各パケットに再生すべきタイミングを示すタイムスタンプが付与され複数の記録媒体に分配されて記録される際、2番目以降の記録媒体に分配するパケットのタイムスタンプを当該記録媒体ごとに所定の初期値から開始するよう変更されて記録された記録媒体から、当該パケットを順次読み出す読出手段と、
上記2番目以降の記録媒体に記録されたパケットの本来再生すべきタイミングが格納された接続情報を所定の記録部から取得する接続情報取得手段と、
上記2番目以降の記録媒体から読み出した上記パケットに付与されている上記タイムスタンプを、各記録媒体に対応する上記接続情報の上記本来再生すべきタイミングを基にそれぞれ打ち替える打替手段と、
上記読出手段により1番目の上記記録媒体から読み出された上記パケット、及び上記読出手段により上記2番目以降の記録媒体から読み出され上記打替手段により上記タイムスタンプが打ち替えられた上記パケットを所定の送出先へ順次送出する送出手段と
を具えることを特徴とする符号送出装置。 - 上記読出手段は、
上記記録媒体から上記パケットを読み出す際、上記接続情報を基に、次に上記パケットを読み出すべき次の記録媒体が存在することを認識した場合、当該次の記録媒体から継続して上記パケットを読み出すか否かをユーザに問い合わせ、肯定された場合に当該次の記録媒体から上記パケットを読み出す
ことを特徴とする請求項6に記載の符号送出装置。 - 上記読出手段は、
上記次の記録媒体から継続して上記パケットを読み出すか否かをユーザに問い合わせ、否定された場合に、上記次の記録媒体を飛ばしてその次の上記記録媒体から上記パケットを読み出すか否かを上記ユーザに問い合わせ、肯定された場合に当該その次の記録媒体から上記パケットを読み出す
ことを特徴とする請求項7に記載の符号送出装置。 - 上記接続情報は、
対応する上記接続情報に記録された上記符号の内容を表す内容情報がそれぞれ記録され、
上記読出手段は、
上記次の記録媒体から継続して上記パケットを読み出すか否かをユーザに問い合わせる際、所定の表示手段に上記内容情報を表示する
ことを特徴とする請求項7に記載の符号送出装置。 - 上記複数の記録媒体の一部又は全部は、交換可能な記録媒体であり、
上記読出手段は、
上記記録媒体から上記パケットを読み出す際、上記接続情報に基づき、次に上記パケットを読み出すべき上記記録媒体が上記交換可能な記録媒体であることを認識した場合、当該交換可能な記録媒体に交換するようユーザに要求する
ことを特徴とする請求項6に記載の符号送出装置。 - 上記送出手段は、
上記複数の記録媒体に記録された全ての上記パケットを記録し得る大容量記録手段を有する外部装置に対して上記パケットを送出することにより、当該外部装置により全てのパケットを接続した状態で上記大容量記録手段に記録させる
ことを特徴とする請求項6に記載の符号送出装置。 - 連続する信号を基に生成された符号が所定時間相当分ごとにパケット化され、各パケットに再生すべきタイミングを示すタイムスタンプが付与され複数の記録媒体に分配されて記録される際、2番目以降の記録媒体に分配するパケットのタイムスタンプを当該記録媒体ごとに所定の初期値から開始するよう変更されて記録された記録媒体から、当該パケットを順次読み出す読出ステップと、
上記2番目以降の記録媒体に記録されたパケットの本来再生すべきタイミングが格納された接続情報を所定の記録部から取得する接続情報取得ステップと、
上記2番目以降の記録媒体から読み出した上記パケットに付与されている上記タイムスタンプを、各記録媒体に対応する上記接続情報の上記本来再生すべきタイミングを基にそれぞれ打ち替える打替ステップと、
上記読出ステップにより1番目の上記記録媒体から読み出された上記パケット、及び上記読出ステップにより上記2番目以降の記録媒体から読み出され上記打替ステップにより上記タイムスタンプが打ち替えられた上記パケットを所定の送出先へ順次送出する送出ステップと
を具えることを特徴とする符号送出方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007115880A JP2008277905A (ja) | 2007-04-25 | 2007-04-25 | 符号記録装置及び符号記録方法並びに符号送出装置及び符号送出方法 |
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