JP2008275953A - 消音構造 - Google Patents
消音構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008275953A JP2008275953A JP2007120392A JP2007120392A JP2008275953A JP 2008275953 A JP2008275953 A JP 2008275953A JP 2007120392 A JP2007120392 A JP 2007120392A JP 2007120392 A JP2007120392 A JP 2007120392A JP 2008275953 A JP2008275953 A JP 2008275953A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fiber
- sound
- nonwoven fabric
- silencer according
- silencer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Exhaust Silencers (AREA)
- Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
Abstract
【解決手段】同一或いは異種の不織布を筒状に一重以上多層に加工した吸音筒を複数個用い、騒音源に対向して複数列に千鳥状、平行状あるいはそれらを組み合わせて配したことを特徴とした消音装置にかかるもので、消音装置を構成する不織布の例としては、合成繊維、無機繊維、パルプ繊維、金属繊維であり、中でも、合成繊維としてはポリエステル、ポリプロピレン、無機繊維としてはガラス繊維、炭素繊維、金属繊維としてはアルミ繊維が挙げられる。1‥不織布、3‥点融着、5‥吸音筒、10‥消音装置。
【選択図】図3
Description
TL=κ・P/S・L〔dB〕
ただし、P:ダクトの周長(m) P=2(a+b)
S:ダクトの断面積(m2 ) S=a×b
L:ダクトの長さ(m)
1)断面の小さいほうの辺の寸法が15〜45cmの間であること。
2)ダクト断面の辺長比は1/2〜1の間であること。
3)αの値が0.8を超える場合はα=0.8として計算する。
本発明の消音装置10における吸音筒を構成する不織布1は、ポリエステル繊維系不織布(厚さ0.5mm、目付け100g/cm2 のスパンボンド)である。これを多層とするに当たっては、不織布1にパウダ−状熱融着材料(ポリアミド樹脂)2を万遍なく振り掛け、これを所定の径に筒状に丸め、その後熱処理を行って点融着3したものである。得られた吸音筒5は、図3に示すように、不織布1を5重に巻き付けた構造のものであり、外径の直径は70mmであった。又、当該吸音筒5の流れ抵抗は4×104 N・sec/m4 であった。そして、図4は得られた吸音筒5の中空部5a内に上記したと同様のポリエステル繊維系多孔質材4を充填した例である。尚、図5は図3の拡大展開図である。
図6〜8は本発明の消音装置10における吸音筒5の配置例を示すものであり、図6は千鳥配置、図7は平行配置、図8は両者の組み合わせ配置の例である。図6にあっては、音源からの音波が吸音筒5によって直進が遮られた例、図7は音波が遮られない例、図8はその併用である。尚、これらの例では隣合う吸音筒5、5の離間距離が吸音筒5の直径と同じとしたものであり、具体的には吸音筒5の外径(直径)が70mm、離間距離が70mmである。
本発明の騒音装置10の効果を確認するために、図9に示すようなボックス20の中にスピーカー21を入れて、ピンクノイズを発生させ、11本の吸音筒5或いは同直径の塩ビパイプ5bの有り無しでの1/3オクタ−ブバンド中心周波数に対する音圧レベルで比較し、消音性能を評価した。使用した吸音筒5は図3に示す吸音筒(外径:70mm)であり、吸音筒5の配置は図6に示す千鳥配置である。塩ビパイプ5bの外径も同様のものを用いた。尚、ボックス20内のスピ−カ−21、吸音筒5及びマイクロフォン22の配置の概略を図に数値にて示した。
図10は吸音効果を示すグラフである。図中、×印のラインは吸音筒5を置かない場合、△印のラインは塩ビパイプ5bを用いた場合、○印のラインは本発明の吸音筒5を用いた場合の夫々音圧レベル(dBA)を示すグラフである。この結果から、塩ビパイプ5b(△印)の場合には全周波数帯域でほとんど減音していないか逆に増加しているのに対して、本発明の吸音筒5を用いた消音装置10(○印)にあっては、全周波数帯域で効果的に減音することが分かる。これは、本発明の消音性能が遮音が主体でなく、吸音が主体であることが分かる。
本発明の消音装置10の効果を確認するために、図11に示すように平行配置をした12本の吸音筒5、同直径の塩ビパイプ5bの音圧レベルを測定し、消音性能を評価した。使用した吸音筒5は図3に示す吸音筒(外径:70mm)である。
図12は吸音効果を示すグラフである。図中、×印のラインは吸音筒を置かない場合、△印のラインは塩ビパイプ5bを用いた場合、○印のラインは本発明の吸音筒5を用いた場合の夫々音圧レベル(dBA)を示すグラフである。この結果から、塩ビパイプ(△印)の場合には全周波数帯域でほとんど減音していないか逆に増加しているのに対して、本発明の消音装置10(○印)は、全周波数帯域で効果的に減音することが分かる。これは本発明の消音性能が遮音が主体でなく、吸音が主体であることが分かる。
尚、本発明の消音装置10は吸音が主体になっているため、図4に示すように吸音筒5の中空部5aに同様の吸音材料4を充填した構成とすることにより、図13に示すように中低周波数帯域に消音性能の主要減衰帯域を移すこともできる。尚、吸音試験は、吸音試験・1に準じて行った。
更に、本発明の消音装置10の吸音筒5の一部の不織布1に膜体(図示せず)を形成した場合には、図14に示すように吸音性能が中低音周波数帯域に消音性能の減衰帯域を移すこともできることも判明した。吸音試験は、吸音試験・1に準じて行った。
2‥熱融着材料、
3‥点融着、
4‥多孔質材、
5‥吸音筒、
5a‥吸音筒の中空部、
10‥消音装置。
Claims (16)
- 不織布を筒状に一重以上多層に加工した吸音筒を複数個用い、騒音源に対向して複数列に千鳥状、平行状あるいはそれらを組み合わせて配したことを特徴とした消音装置。
- 同一或いは異種の不織布で筒状に加工した請求項1記載の消音装置。
- 前記不織布が、合成繊維、無機繊維、パルプ繊維、金属繊維である請求項1又は2記載の消音装置。
- 不織布を構成する合成繊維が、ポリエステル、ポリプロピレンから選択される請求項3記載の消音装置。
- 不織布を構成する無機繊維が、ガラス繊維、炭素繊維から選択される請求項3記載の消音装置。
- 不織布を構成する金属繊維が、アルミ繊維である請求項3記載の消音装置。
- 不織布を多層に加工して筒体を形成するに際し、熱融着材料で通気性を保持しつつ固着する請求項1乃至6いずれか1記載の消音装置。
- 熱融着材料が、くもの巣状或いはパウダ−状にて融着に供される請求項7記載の消音装置。
- 不織布を多層に加工して筒体を形成するに際し、シ−ト状の熱融着材料で膜のある状態で固着する請求項7記載の消音装置。
- 不織布を多層に加工して筒体を形成するに際し、請求項8及び請求項9を組み合わせて固着する請求項1又は2記載の消音装置。
- 筒体中に、合成繊維、無機繊維、金属繊維、樹脂系発泡体、金属系発泡体の少なくとも一種を充填した請求項1乃至10いずれか1記載の消音装置。
- 筒体中に充填される合成繊維が、ポリエステル、ポリプロピレンから選択される請求項11記載の消音装置。
- 筒体中に充填される無機繊維が、ガラス繊維、炭素繊維から選択される請求項11記載の消音装置。
- 筒体中に充填される金属繊維が、アルミ繊維である請求項11記載の消音装置。
- 筒体中に充填される樹脂系発泡体が、ポリウレタン発泡体である請求項11記載の消音装置。
- 筒体中に充填される金属系発泡体が、アルミ発泡体である請求項11記載の消音装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007120392A JP2008275953A (ja) | 2007-04-29 | 2007-04-29 | 消音構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007120392A JP2008275953A (ja) | 2007-04-29 | 2007-04-29 | 消音構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008275953A true JP2008275953A (ja) | 2008-11-13 |
Family
ID=40053977
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007120392A Pending JP2008275953A (ja) | 2007-04-29 | 2007-04-29 | 消音構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008275953A (ja) |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02298619A (ja) * | 1989-05-11 | 1990-12-11 | Fumihiro Nakagawa | 消音装置 |
JPH0546180A (ja) * | 1991-08-13 | 1993-02-26 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 吸音体 |
JP2004107605A (ja) * | 2002-09-20 | 2004-04-08 | Jfe Chemical Corp | 吸音材用粉末接着剤、これを含む接着性表皮、吸音材および自動車内装材 |
WO2005019783A1 (ja) * | 2003-08-25 | 2005-03-03 | Takayasu Co., Ltd. | 吸音材 |
JP2006017984A (ja) * | 2004-07-01 | 2006-01-19 | Arupatec Kk | 消音エレメントの連結構造 |
JP2006138935A (ja) * | 2004-11-10 | 2006-06-01 | Takayasu Co Ltd | 耐熱性吸音材 |
JP2007102028A (ja) * | 2005-10-06 | 2007-04-19 | Bridgestone Kbg Co Ltd | 消音構造体 |
-
2007
- 2007-04-29 JP JP2007120392A patent/JP2008275953A/ja active Pending
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02298619A (ja) * | 1989-05-11 | 1990-12-11 | Fumihiro Nakagawa | 消音装置 |
JPH0546180A (ja) * | 1991-08-13 | 1993-02-26 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 吸音体 |
JP2004107605A (ja) * | 2002-09-20 | 2004-04-08 | Jfe Chemical Corp | 吸音材用粉末接着剤、これを含む接着性表皮、吸音材および自動車内装材 |
WO2005019783A1 (ja) * | 2003-08-25 | 2005-03-03 | Takayasu Co., Ltd. | 吸音材 |
JP2006017984A (ja) * | 2004-07-01 | 2006-01-19 | Arupatec Kk | 消音エレメントの連結構造 |
JP2006138935A (ja) * | 2004-11-10 | 2006-06-01 | Takayasu Co Ltd | 耐熱性吸音材 |
JP2007102028A (ja) * | 2005-10-06 | 2007-04-19 | Bridgestone Kbg Co Ltd | 消音構造体 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA3018165C (en) | Acoustic metamaterial noise control method and apparatus for ducted systems | |
US10508828B2 (en) | Splitter and sound attenuator including the same | |
JP6625118B2 (ja) | 音響デバイス | |
KR100924958B1 (ko) | 공명형 스플릿터를 구비한 공조용 덕트 소음기 | |
US20090197044A1 (en) | Absorptive Heat Shield | |
JP5501959B2 (ja) | 複合吸音構造体 | |
JP2006199276A (ja) | 吸音構造 | |
JPS6046311B2 (ja) | 消音装置 | |
SE460062B (sv) | Anordning foer vibrationsisolering och/eller vaermeisolering | |
JP2016052817A (ja) | 車両用防音体及び車両用サイレンサー | |
JP2008281276A (ja) | 空調ダクト又は空調ダクト用部品 | |
CN106089518A (zh) | 通气管道和通气*** | |
US3132717A (en) | Acoustically absorbent conduit | |
JP2007334285A (ja) | 吸音構造体及びそれを用いた軌条車両 | |
JP2007034254A (ja) | 吸音性能を向上した多孔質材料系吸音材 | |
JP2007102028A (ja) | 消音構造体 | |
JP2006313043A (ja) | 吸音ダクト | |
JP2008275953A (ja) | 消音構造 | |
US3286784A (en) | Acoustical material | |
KR100918700B1 (ko) | 스플리터 내부에 공기층과 진동판을 구비한 소음기 | |
JP2004044592A (ja) | 薄膜と共に形成した多孔性ダクト | |
JP4864470B2 (ja) | ダクト部品 | |
JP3391664B2 (ja) | 給水配管又は給湯配管の防音構造 | |
JP2000028083A (ja) | 圧縮性ダクト | |
US20040099477A1 (en) | Sound absorbent |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100406 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20100406 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110920 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110927 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20120228 |