JP2008270325A - 静電気対策部品およびこれを用いた発光ダイオードモジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】放熱性に優れた小型で高強度の静電気対策部品およびこれを用いた発光ダイオードモジュールを提供することを目的とする。
【解決手段】セラミック基板12とこの上に形成したバリスタ部10とガラスセラミック層14とを備えたセラミック焼結体と、このセラミック焼結体の表面に設けた一対の端子電極13a、13bと、端子電極13a、13bの反対側の面に設けた一対の外部電極と、セラミック焼結体の上下を貫通する熱伝導体部15とを有する静電気対策部品であり、また、この静電気対策部品の熱伝導体部15に発光ダイオード素子を搭載実装した発光ダイオードモジュールであり、熱伝導体部15を設けることにより、搭載した部品が発する熱を効率的に放熱することができる静電気対策部品および発光ダイオードモジュールとなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、各種電子機器に用いられる静電気対策部品およびこれを用いた発光ダイオードモジュールに関するものである。
近年、携帯電話等の電子機器の小型化、低消費電力化は急速に進み、それに伴い電子機器の回路を構成する各種電子部品の耐電圧は低下してきている。
そのため、人体と電子機器の導通部が接触したときに発生する静電気パルスなどによる各種電子部品、特に半導体デバイスの破壊による電子機器の故障トラブルが増えてきている。
また、半導体デバイスの一種である発光ダイオードは、白色系の青色ダイオードの発達に伴い、ディスプレイデバイスのバックライトや小型カメラのフラッシュ等に用いられるなど、幅広い普及が見込まれている。しかしながら、これら白色系の発光ダイオードは静電気パルスに対する耐電圧が低く問題になりつつある。
従来、このような発光ダイオードの静電気パルスへの対策としては、静電気が入るラインとグランド間にバリスタやツェナーダイオードのような非直線抵抗特性を有する電子部品を介在させることによって静電気パルスをグランドにバイパスさせ、発光ダイオードに印加される高電圧を抑制する方法が行われている。
なお、発光ダイオードを静電気パルスから保護するために、バリスタやツェナーダイオードを用いた先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開2002−335012号公報
しかしながら、上記従来の発光ダイオードとバリスタやツェナーダイオードとを組み合わせた構成では、発光ダイオードとバリスタやツェナーダイオードとを基板等の他の部材を介して接続したものであり、一体化していないため小型化が困難である。
また、発光ダイオードの発光量をより大きくするためには、より大きな電流を流す必要がある。しかし、流す電流量が大きくなればなる程、発光ダイオード自体の発熱が起こる。そして、この熱によって発光ダイオードが劣化し、発光効率の低下や寿命が短くなるといった結果を招くことになる。したがって、発光ダイオードの発光効率を下げず、寿命劣化を防ぐためには、発光ダイオードが発する熱を効率よく逃がす必要がある。しかしながら、比較的小型のパッケージ形状にしたチップタイプのものは、放熱機構がなく外装に樹脂を用いているため発光ダイオード素子の発する熱を効率よく逃がすことが困難である。
本発明は上記課題を解決するもので、放熱性に優れた小型で高強度の静電気対策部品およびこれを用いた発光ダイオードモジュールを提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明は、セラミック基板とこのセラミック基板上にバリスタ層と内部電極とを交互に積層して形成したバリスタ部とさらにこのバリスタ部上に形成したガラスセラミック層とを備えたセラミック焼結体と、前記セラミック焼結体の一表面に設けた一対の端子電極と、前記セラミック焼結体の前記端子電極の反対側の面に設け前記内部電極および前記端子電極に電気的に接続した一対の外部電極と、前記セラミック焼結体を貫通する熱伝導体部とを有する静電気対策部品であり、これにより、バリスタ機能を内蔵した小型で高強度の静電気対策部品が実現できるとともに、発光ダイオードなどの電子部品素子を搭載実装した場合には、熱伝導体部を設けているので、搭載した部品が発する熱を効率的に放熱することができるという効果を有する。また、外部電極を端子電極の反対側に設けているので、配線基板等への実装面積を小さくすることができるという効果を有する。
また、本発明は、発光ダイオードを、上記の静電気対策部品の熱伝導体部に搭載し前記発光ダイオードの端子と前記静電気対策部品の端子電極とを電気的に接続して実装した発光ダイオードモジュールであり、これにより、静電気対策部品のバリスタ部で発光ダイオードが静電気パルスから保護されるので耐静電気パルス性に優れ、熱伝導体部で発光ダイオードが発する熱を効率的に放熱することができるので放熱性に優れ発光効率が良く、小型で実用的な発光ダイオードモジュールが実現できるという効果を有する。
本発明の静電気対策部品によれば、バリスタ機能を内蔵した小型で高強度の静電気対策部品が実現できるとともに、発光ダイオードなどの電子部品素子を搭載実装した場合には、搭載した部品が発する熱を効率的に放熱することができる静電気対策部品となる。そして、配線基板等への実装面積を小さくすることができる。
また、本発明の発光ダイオードモジュールによれば、耐静電気パルス性に優れ、放熱性に優れ発光効率が良く、小型で実用的な発光ダイオードモジュールが実現できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面に基づき詳細に説明する。
(実施の形態)
以下、一実施の形態を用いて、本発明の静電気対策部品および発光ダイオードモジュールについて説明する。図1は本発明の一実施の形態における静電気対策部品の外観斜視図、図2は本発明の一実施の形態における静電気対策部品の図1のA−A´での断面図、図3は本発明の一実施の形態における静電気対策部品の図1のB−B´での断面図、図4は本発明の一実施の形態における静電気対策部品の模式的分解斜視図である。図5は本発明の一実施の形態における発光ダイオードモジュールの断面図、図6は本発明の一実施の形態における発光ダイオードモジュールの等価回路図である。
図1、図2、図3、図4および図5において、10はバリスタ部、10a、10bおよび10cはバリスタ層、11aおよび11bは内部電極、12はセラミック基板、13aおよび13bは端子電極、14はガラスセラミック層、15は熱伝導体部、16aおよび16bは外部電極、17は外部熱伝導体部、19aおよび19bは接続用ビア導体、20は発光ダイオード素子である。
図1、図2、図3および図4に示すように、本実施の形態における静電気対策部品は、セラミック基板12と、このセラミック基板12の上にバリスタ層10a、10bおよび10cと内部電極11aおよび11bとを交互に積層して形成したバリスタ部10と、さらにこの上に積層して形成したガラスセラミック層14とを備えたセラミック焼結体を有し、このセラミック焼結体のガラスセラミック層14の表面に一対の端子電極13aおよび13bを設け、このセラミック焼結体の端子電極13aおよび13bの反対側の面に一対の外部電極16aおよび16bを設けるとともに、セラミック焼結体の上下を貫通する熱伝導体部15を設け、さらにセラミック焼結体の下面に熱伝導体部15に接続する外部熱伝導体部17を設けたもので、内部電極11aは接続用ビア導体19aを介して外部電極16aおよび端子電極13aと電気的に接続し、内部電極11bは接続用ビア導体19bを介して外部電極16bおよび端子電極13bと電気的に接続する構成としている。そして、本実施の形態における静電気対策部品に発光ダイオードなどの電子部品素子を搭載実装する場合には、セラミック焼結体の上面側の熱伝導体部15が電子部品素子の搭載部分となり、端子電極13aおよび13bが電子部品素子との電気的接続部分となる。
また、図5に示すように、本実施の形態における発光ダイオードモジュールは、本実施の形態における静電気対策部品の熱伝導体部15の上に発光ダイオード素子20を搭載し、金属線21により、その一方の端子を端子電極13aに電気的に接続し、もう一方の端子を端子電極13bに電気的に接続する構成としている。
そして、本実施の形態における発光ダイオードモジュールの回路は、図6に示す等価回路となる。図6において、201は内部電極11aおよび11bとバリスタ層10bとにより形成されたバリスタ、202および203は外部電極、204は発光ダイオードである。
上記したように、本実施の形態における静電気対策部品は、バリスタ部10とガラスセラミック層14とをセラミック基板12上に積層し焼結して一体化したセラミック焼結体に、このセラミック焼結体を貫通する熱伝導体部15を設けたものであり、本実施の形態における発光ダイオードモジュールは、セラミック焼結体の上面側の熱伝導体部15に発光ダイオード素子20を搭載したものであり、熱伝導体部15を設けこれを熱伝導率の大きいものとすることにより、搭載した部品が発する熱を効率的に放熱することができる静電気対策部品および発光ダイオードモジュールとなる。また、セラミック焼結体の下面に熱伝導体部15に接続する突出した外部熱伝導体部17を設けることにより、外部の放熱板などに搭載接続した際に接続部の密着性を上げることができ、搭載した部品が発する熱をより効率的に放熱することができる。
続いて、本発明の一実施の形態における静電気対策部品の製造方法について、図4を用いて説明する。
まず、酸化亜鉛を主成分とするセラミック粉末と有機バインダからなる酸化亜鉛生シートを作製し準備した。また、アルミナおよびホウ珪酸ガラスを主成分とするガラス−セラミック粉末と有機バインダからなるガラス−セラミック生シートを作製し準備した。この時、これらの生シートの厚みはそれぞれ約30μmとした。なお、これらの生シートはそれぞれ焼成後に、酸化亜鉛生シートはバリスタ部10となり、ガラス−セラミック生シートはガラスセラミック層14となるものである。
図4に示すように、まず、バリスタ層10a、10b、10cとなる酸化亜鉛生シートおよびガラスセラミック層14となるガラス−セラミック生シートのそれぞれの接続用ビア導体19aおよび19bとなる位置に、パンチャーなどでスルーホールを設け、このスルーホールに銀ペーストを充填した。次に、バリスタ層10aとなる酸化亜鉛生シートに銀ペーストを用いスクリーン印刷法によって内部電極11aとなる導体層を形成した。その上に、銀ペーストを用いスクリーン印刷法で内部電極11bとなる導体層を形成したバリスタ層10bとなる酸化亜鉛生シートを積層した。さらに、その上に、バリスタ層10cとなる酸化亜鉛生シートを積層してバリスタ部10となる積層体を作製した。さらに、その上に、銀ペーストを用いスクリーン印刷法で端子電極13aおよび13bとなる導体層を形成したガラスセラミック層14となるガラス−セラミック生シートを積層し、バリスタ部10およびガラスセラミック層14となる積層体を作製した。この時、内部電極11a、11bとなる導体層および端子電極13a、13bとなる導体層は、図4に示すように、この後に形成する熱伝導体部15aとなる部分を避けて形成した。また、接続用ビア導体19aとなるスルーホールは、内部電極11aとなる導体層と端子電極13aとなる導体層とを接続する位置に設け、接続用ビア導体19bとなるスルーホールは、内部電極11bとなる導体層と端子電極13bとなる導体層とを接続する位置に設けた。
次に、この積層体のバリスタ部10とガラスセラミック層14を貫くようにパンチャーなどでスルーホールを設けた後、このスルーホールに銀ペーストを充填した。このスルーホールに充填した銀ペーストが、焼成後に熱伝導体部15aとなるものである。
一方、セラミック基板12として、3ヶ所の所定の位置にスルーホールを設けたアルミナ基板を用い、このアルミナ基板のスルーホールに銀ペーストを充填し、さらに、その一方の面の上に銀ペーストを用いスクリーン印刷法で外部熱伝導体部17と外部電極16aおよび16bとなる導体層を形成した。上記の3ヶ所のスルーホールに充填した銀ペーストが、焼成後に熱伝導体部15b、接続用ビア導体19aおよび19bとなるものである。そして、熱伝導体部15bは焼成後に上記積層体の熱伝導体部15aと一体化され熱伝導体部15となり、接続用ビア導体19aは焼成後に上記積層体の接続用ビア導体19aと一体化され、接続用ビア導体19bは焼成後に上記積層体の接続用ビア導体19bと一体化されるものである。
次に、上記のスルーホールに銀ペーストを充填し導体層を形成したアルミナ基板上に、上記のスルーホールに銀ペーストを充填したバリスタ部10およびガラスセラミック層14となる積層体を貼りつけ、積層体ブロックとした。なお、上記のアルミナ基板の厚みは約180μm、導体層の厚みは約2.5μmとし、熱伝導体部に使用した銀ペーストの銀のコンテントは85wt%で、熱伝導体部の径は300ミクロン、接続用ビア導体の径は100ミクロンとした。また、印刷した導体層のパターンは、切断した後に図4に示した形状となるよう図示した形状を多数個縦横に配列したパターン形状とした。
次に、上記の積層体ブロックを大気中で加熱して脱バインダ処理した後、大気中で930℃まで加熱して焼成し、一体化した焼結体とした。続いて、外部電極および端子電極の部位にニッケル、金のめっきを施し、この積層体ブロックの焼結体を所定の寸法で切断分離し、個片として、図1、図2および図3に示した本実施の形態における静電気対策部品を得た。
作製した本実施の形態における静電気対策部品は、長手方向寸法が約2.0mm、幅方向寸法が約1.25mm、厚み方向寸法が約0.3mmであった。そして、外部電極16aと16b間のバリスタ電圧V1mAすなわち1mAの電流が流れる時の電圧は27Vであった。
なお、上記の本実施の形態における製造方法においては、端子電極13a、13b、外部電極6a、16bおよび外部熱伝導体部17を形成する方法として、アルミナ基板上にバリスタ部10およびガラスセラミック層14を設ける際に、これと同時に焼成して形成する方法を説明したが、アルミナ基板上にバリスタ部10、ガラスセラミック層14、熱伝導体部15、接続用ビア導体19aおよび19bを設けた焼結体とした後に、ガラスセラミック層14上に端子電極13a、13bとなる銀ペーストの導体層を、アルミナ基板12の一方の面の上に外部電極16a、16bおよび外部熱伝導体部17となる銀ペーストの導体層を形成し、これらを焼付けして、端子電極13a、13b、外部電極16a、16bおよび外部熱伝導体部17を形成してもよい。また、この場合の焼結体は、多数個縦横に配列したブロックの焼結体でも個片の焼結体でもよいが、生産性の面からブロックの焼結体の段階で行うことが好ましい。
また、比較のために、図7にその模式的分解斜視図を、図8にその外観斜視図を示すような比較例の静電気対策部品を作製した。比較例の静電気対策部品が本実施の形態における静電気対策部品と異なる点は、熱伝導体部15および外部熱伝導体部17を設けていない点、および、外部電極を側面に設けている点である。
次に、本発明の一実施の形態における発光ダイオードモジュールの製造方法について、図5を用いて説明する。
上記の本実施の形態における静電気対策部品の熱伝導体部15の上に、青色発光ダイオード素子20を導電性接着剤によりダイボンドして搭載した後、ワイヤボンディング法により、青色発光ダイオード素子20の一方の端子と端子電極13aとを金属線21により接続し、青色発光ダイオード素子20のもう一方の端子と端子電極13bとを金属線21により接続し、その後青色発光ダイオード素子20を覆うように樹脂モールド(図示せず)して、図5に示す本実施の形態における発光ダイオードモジュールを作製した。
また、比較のために、上記の比較例の静電気対策部品を用い、上記と同様にして、比較例の静電気対策部品の上に青色発光ダイオード素子を実装して、比較例の発光ダイオードモジュールを作製した。なお、比較例の発光ダイオードモジュールの断面図は図9に示す。
そして、これら本実施の形態における発光ダイオードモジュールと比較例の発光ダイオードモジュールについて、以下のようにして放熱性を評価した。それぞれの発光ダイオードモジュールについて、本実施の形態における発光ダイオードモジュールは図10に示すように、比較例については図11に示すように、放熱板30の上に実装した。なお、図示していないが、放熱板30の表面には、外部電極16aおよび16bが接触する部分のうち、少なくともグランド側の部分以外は絶縁処理し、電力を供給する配線を施している。そして、それぞれの青色発光ダイオード素子20に対し、1Wの電力を印加しダイオードを発光させ、青色発光ダイオード素子20の温度が飽和するまで電力を与え続けた。その時の青色発光ダイオード素子20の温度は、比較例の発光ダイオードモジュールの場合が約100℃であったのに対して、本実施の形態における発光ダイオードモジュールの場合は約85℃であった。以上のように、本実施の形態1における発光ダイオードモジュールは、比較例の発光ダイオードモジュールに比べて放熱性が優れていることが判る。
また、青色発光ダイオード素子20の温度が飽和した時における、それぞれの光強度を測定したところ、比較例の発光ダイオードモジュールの光強度比を100とした時、本実施の形態における発光ダイオードモジュールの光強度比は約110であった。この結果から、本実施の形態における発光ダイオードモジュールは放熱性が優れているため、発光ダイオードの発光効率が低下するのを防止できていることが判る。
また、本実施の形態における静電気対策部品および発光ダイオードモジュールは、外部電極を端子電極の反対側に設けているので、比較例の静電気対策部品および発光ダイオードモジュールと比べて配線基板等への実装面積を小さくすることができる。
また、比較例の静電気対策部品は、外部電極を側面に設けているため、製造上、素子を個片に切断後、外部電極を付ける必要があり、外部電極のめっきや、発光ダイオード素子の実装を個片で行わねばならない。これに対し、本実施の形態における静電気対策部品は、内部電極、外部電極、端子電極をすべてスクリーン印刷法によって形成することができ、素子を個片に切断する前に外部電極を形成しているので、個片に切断する前に外部電極のめっきを行うことが可能となり、製造工法が単純化でき低コスト化できる。さらに、個片に切断する前に発光ダイオードなどの電子部品素子を搭載実装し、その後に個片に切断して発光ダイオードモジュールを製造することも可能となるので、発光ダイオードモジュールの製造工法が単純化でき低コスト化できる。
以上説明したように、本発明の静電気対策部品は、バリスタ機能を内蔵した小型で高強度の静電気対策部品が実現できるとともに、熱伝導体部を設けているので、搭載した部品が発する熱を効率的に放熱することができる。また、外部電極を端子電極の反対側に設けているので、配線基板等への実装面積を小さくすることができ、製造工法が単純化でき低コスト化することができる。
また、本発明の発光ダイオードモジュールは、バリスタ部で発光ダイオードが静電気パルスから保護されるので耐静電気パルス性に優れ、熱伝導体部で発光ダイオードが発する熱を効率的に放熱することができるので放熱性に優れ発光効率が良く、小型で実用的な発光ダイオードモジュールとなる。
なお、上記一実施の形態における静電気対策部品においては、端子電極はセラミック焼結体のガラスセラミック層の表面に設けたが、第二の例の静電気対策部品としては、図12に示すように、端子電極はセラミック焼結体のガラスセラミック層の反対側の表面に設けても良い。そして、この第二の例の静電気対策部品を用いた発光ダイオードモジュールの断面図は、図13である。この第二の例の静電気対策部品および発光ダイオードモジュールにおいても、上記一実施の形態と同様の効果が得られる。これに加えて、セラミック基板としてアルミナなど白色の基板を用いれば、発光ダイオードを実装した際、発光ダイオードの周りが反射率の高い白色であるため、発光ダイオードの発光効率をより高めることができる。
また、上記一実施の形態における静電気対策部品においては、バリスタ層およびガラスセラミック層は、セラミック基板のどちらかの面だけに設けたが、第三の例の静電気対策部品として図14に示すように、バリスタ層およびガラスセラミック層は、セラミック基板の両面に設けても良い。そして、この第三の例の静電気対策部品を用いた発光ダイオードモジュールの断面図は、図15である。この第三の例の静電気対策部品および発光ダイオードモジュールにおいても、前記一実施の形態と同様の効果が得られる。これに加えて、セラミック基板の両面にバリスタ層を設けることで、静電容量を大きくすることができ、その容量特性を利用したパスコンなどノイズフィルタとしての機能を付加することが容易となり、また、上下対称な材料構成になるため構成材料の熱収縮率の違いによる微妙な反りやゆがみがほとんど生じないため、放熱板との密着性が上がり、より放熱効率が向上し発光ダイオードの発光効率をより高めることができる。
本発明に係る静電気対策部品は、バリスタ機能を内蔵した小型で高強度の静電気対策部品が実現できるとともに、発光ダイオードなどの電子部品素子を搭載実装した場合には、搭載した部品が発する熱を効率的に放熱することができるので、これを用いた発光ダイオードモジュールは、耐静電気パルス性に優れ、放熱性に優れ発光効率が良く、小型で実用的な発光ダイオードモジュールとして特に有用である。
本発明の一実施の形態における静電気対策部品の外観斜視図 同静電気対策部品のA−A´での断面図 同静電気対策部品のB−B´での断面図 同静電気対策部品の模式的分解斜視図 本発明の一実施の形態における発光ダイオードモジュールの断面図 同発光ダイオードモジュールの等価回路図 比較例の静電気対策部品の模式的分解斜視図 比較例の静電気対策部品の外観斜視図 比較例の発光ダイオードモジュールの断面図 本発明の一実施の形態における発光ダイオードモジュールの放熱性を評価する方法を説明するための断面図 比較例の発光ダイオードモジュールの放熱性を評価する方法を説明するための断面図 本発明の実施の形態における第二の例の静電気対策部品の断面図 本発明の実施の形態における第二の例の発光ダイオードモジュールの断面図 本発明の実施の形態における第三の例の静電気対策部品の断面図 本発明の実施の形態における第三の例の発光ダイオードモジュールの断面図
符号の説明
10 バリスタ部
10a、10b、10c バリスタ層
11a、11b 内部電極
12 セラミック基板
13a、13b 端子電極
14 ガラスセラミック層
15、15a、15b 熱伝導体部
16a、16b 外部電極
17 外部熱伝導体部
19a、19b 接続用ビア導体
20 発光ダイオード素子
21 金属線
30 放熱板
201 バリスタ
202、203 外部電極
204 発光ダイオード

Claims (6)

  1. セラミック基板とこのセラミック基板上にバリスタ層と内部電極とを交互に積層して形成したバリスタ部とさらにこのバリスタ部上に形成したガラスセラミック層とを備えたセラミック焼結体と、前記セラミック焼結体の一表面に設けた一対の端子電極と、前記セラミック焼結体の前記端子電極の反対側の面に設け前記内部電極および前記端子電極に電気的に接続した一対の外部電極と、前記セラミック焼結体を貫通する熱伝導体部とを有する静電気対策部品。
  2. 端子電極は、セラミック焼結体のガラスセラミック層の表面に設けた請求項1に記載の静電気対策部品。
  3. 端子電極は、セラミック焼結体のガラスセラミック層の反対側の面に設けた請求項1に記載の静電気対策部品。
  4. セラミック焼結体の端子電極の反対側の面に熱伝導体部に接続する外部熱伝導体部を設けた請求項1に記載の静電気対策部品。
  5. バリスタ部をセラミック基板の両面に備えた請求項1に記載の静電気対策部品。
  6. 発光ダイオードを、請求項1に記載の静電気対策部品の熱伝導体部に搭載し前記発光ダイオードの端子と前記静電気対策部品の端子電極とを電気的に接続して実装した発光ダイオードモジュール。
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