JP2008260622A - 従動ローラ、搬送ローラ装置、液体噴射装置 - Google Patents

従動ローラ、搬送ローラ装置、液体噴射装置 Download PDF

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Abstract

【課題】従動ローラの貫通孔部分においてローラ軸から押し付け力を受ける領域を限定して、ニップ領域において安定したニップ力を発現させ、もって被記録媒体の搬送を安定させることができる搬送ローラ装置を提供すること。
【解決手段】駆動ローラ13と、該駆動ローラと対を成して被搬送媒体Pに対するニップ領域43を作る従動ローラ13と、前記駆動ローラと従動ローラとの間に相対的な押付け力を付与するバネ37とを備える搬送ローラ装置であって、前記従動ローラは、ローラ軸29と、該ローラ軸の貫通孔47を有するローラ45とを備え、前記従動ローラの前記ローラ軸と前記貫通孔との接触位置が前記ニップ領域内に位置すること。
【選択図】図5

Description

本発明は、駆動ローラと対を成して被搬送媒体に対するニップ領域を作る従動ローラに関する。更に、駆動ローラと、該駆動ローラと対を成して被搬送媒体に対するニップ領域を作る従動ローラと、前記駆動ローラと従動ローラとの間に相対的な押付け力を付与する押付け力付与手段とを備える搬送ローラ装置、及び該搬送ローラ装置を備える液体噴射装置に関する。
ここで液体噴射装置とは、インクジェット式記録ヘッドが用いられ、該記録ヘッドからインクを吐出して被記録媒体に記録を行うプリンタ、複写機およびファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに代えてその用途に対応する液体を前記記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから被記録媒体に相当する被噴射媒体に噴射して、前記液体を前記被噴射媒体に付着させる装置を含む意味で用いる。
液体噴射ヘッドとして、前記記録ヘッドの他に、液晶ディスプレー等のカラーフィルター製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレーや面発光ディスプレー(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等が挙げられる。
図9及び図10は、例えば特許文献1に示す従来の搬送ローラ装置の構成を示す。図9に示した従来の搬送従動ローラ100は、1本のローラ軸101に2つのローラ103が互いに軸方向に離れて配設されている。そして、図示しないバネによりローラ軸101の中間部分に矢印105で示す如く押付け力が加えられることにより、搬送従動ローラ100は搬送駆動ローラ107に押圧されている。この押圧によって作られる両ローラの強圧接触部であるニップ領域109において、被記録媒体(図示せず)はニップされ、搬送駆動ローラ107の回転により当該被記録媒体に記録部側への搬送力が付与される。
しかし、従来のローラ103では、ローラ軸101が挿通するための貫通孔111は、図10に示す如く、製造上の理由により、大径部113と小径部115を有している。そして、小径部115の内周面がローラ軸101の外表面と接触し、大径部113の内周面はローラ軸と隙間をもって対向している。2つのローラ103は、互いに近接する一端側に大径部113が位置し、離れた他端側に小径部115が位置するように組み付けられている。この組み付け構造によって、図9の矢印105で示す位置に押付け力が加わっている状態で、該押付け力はローラ軸101を伝わって矢印117で示す大径部113と小径部115との境界部分を起点にローラ103に作用し、これによりローラ103が搬送駆動ローラ107に押し付けられ、該搬送駆動ローラ107の駆動回転によって従動回転するようになっている。
しかし、小径部115はその全長においてローラ軸101と接触しているため、その接触範囲が前記ニップ領域を越えて長い範囲にわたっている。そのため、製造精度及び組み付け精度のばらつきによって、ローラ103回転時の前記押付け力の起点位置が前記矢印117で示した前記境界部分からずれ、小径部115の全長範囲内で変動する。この変動により、ローラ103の回転中における外表面の位置は、微少ではあるが波打つように変化し、ニップ領域の内でもニップ力の強い部分と弱い部分との差が大きくに生じて、被記録媒体の搬送が安定せず記録品質が低下する問題があった。
特開2006−248688号公報
本発明の目的は、従動ローラの貫通孔部分においてローラ軸から押し付け力を受ける領域を限定して、ニップ領域において安定したニップ力を発現させ、もって被記録媒体の搬送を安定させることができる従動ローラ、搬送ローラ装置、液体噴射装置を提供することにある。
上記課題を達成するため、本発明の第1の態様に係る従動ローラは、駆動ローラと対を成して被搬送媒体に対するニップ領域を作る従動ローラであって、該従動ローラは、ローラ軸と、該ローラ軸の貫通孔を有するローラとを備え、前記ローラ軸と前記貫通孔との接触位置が前記ニップ領域内に位置することを特徴とするものである。
本発明の第1の態様によれば、ローラの貫通孔の内周面とローラ軸の外周面との接触位置が、該従動ローラの被搬送媒体に対するニップ領域内に位置する。すなわち、当該ローラがローラ軸から押し付け力を受ける領域である前記接触位置が、ニップ領域内に限定されるので、回転中の従動ローラの挙動が安定して該ニップ領域において安定したニップ力を発現させることができ、もって被記録媒体の搬送を安定させることができる。
本発明の第2の態様に係る従動ローラは、第1の態様の従動ローラにおいて、該従動ローラの外表面は軸方向における中央部の外周が両端部の外周より大径となる凸曲面形状であることを特徴とするものである。
本態様によれば、凸曲面形状、言い換えると外表面が所謂太鼓形状の従動ローラは、外表面における最大外径部分を中心に軸方向の一部の範囲がニップ領域になるので、そのニップ領域内に前記接触位置を位置させることで、第1の態様の作用効果が顕著に得られる。
本発明の第3の態様に係る従動ローラは、第1の態様または第2の態様の従動ローラにおいて、前記ローラ軸と前記貫通孔との接触位置が前記ローラの軸方向における中央部位であることを特徴とするものである。
本態様によれば、前記ローラ軸と前記貫通孔との接触位置が前記ローラの軸方向における中央部位であるので、第1の態様または第2の態様の作用効果が一層確実に且つ安定して得ることができる。
本発明の第4の態様に係る従動ローラは、第1の態様から第3の態様のいずれか1つの態様の従動ローラにおいて、前記貫通孔は小径部と大径部とを備え、前記小径部が前記接触位置となっていることを特徴とするものである。
本態様によれば、前記貫通孔は小径部と大径部とを備え、前記小径部が前記接触位置となっているので、前記接触位置が当該小径部の範囲に限定され、構造簡単且つ製造簡単にして、回転中の従動ローラの挙動を安定させ、ニップ領域において安定したニップ力を発現させることができ、もって被記録媒体の搬送を安定化させることができる。
本発明の第5の態様に係る従動ローラは、第4の態様の従動ローラにおいて、前記貫通孔は前記ローラの中央部に対して軸方向に対称形状に形成されていることを特徴とするものである。
本態様によれば、ニップ領域に加えられる押し付け力はニップ領域の中心の左右方向にバランス良く配分されるため、第4の態様の作用効果に加えて、被記録媒体にバランスのとれた安定したニップ力を作用させることができ、被記録媒体のスキューや皺が寄る等の問題の発生を防止できる。
本発明の第6の態様に係る搬送ローラ装置は、駆動ローラと、該駆動ローラと対を成して被搬送媒体に対するニップ領域を作る従動ローラと、前記駆動ローラと従動ローラとの間に相対的な押付け力を付与する押し付け力付与手段とを備える搬送ローラ装置であって、前記従動ローラは、ローラ軸と、該ローラ軸の貫通孔を有するローラとを備え、前記従動ローラの前記ローラ軸と前記貫通孔との接触位置が前記ニップ領域内に位置することを特徴とするものである。
本態様によれば、ローラの貫通孔の内周面とローラ軸の外周面との接触位置が、駆動ローラとの間に作られる当該従動ローラの被搬送媒体に対するニップ領域内に位置する。すなわち、前記押し付け力付与手段によって当該ローラがローラ軸から押し付け力を受ける領域である前記接触位置が、ニップ領域内に限定されるので、回転中の従動ローラの挙動が安定して該ニップ領域において安定したニップ力を発現させることができ、もって被記録媒体の搬送を安定させることができる。
また、本発明の第7の態様に係る搬送ローラ装置は、第6の態様の搬送ローラ装置において、該従動ローラの外表面は軸方向における中央部の外周が両端部の外周より大径となる凸曲面形状であることを特徴とするものである。本態様によれば、前記第2の態様と同様の作用効果が得られる。
また、本発明の第8の態様に係る搬送ローラ装置は、第6の態様または第7の態様の搬送ローラ装置において、前記ローラ軸と前記貫通孔との接触位置が前記ローラの軸方向における中央部位であることを特徴とするものである。本態様によれば、前記第3の態様と同様の作用効果が得られる。
また、本発明の第9の態様に係る液体噴射装置は、被搬送媒体を搬送する搬送部と、搬送される被搬送媒体に液体噴射を行う液体噴射部と、液体噴射後の被搬送媒体を排出する排出部と、を備える液体噴射装置であって、前記搬送部は前記第6の態様から第8の態様のいずれか1つの搬送ローラ装置を備えていることを特徴とするものである。本態様によれば、被搬送媒体を液体噴射部に対して安定して供給できるから、高品質の液体噴射や記録を行うことができる。
以下、本願発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明に係る搬送ローラ装置を備えるインクジェット式記録装置の側断面図であり、図2は本発明の搬送ローラ装置の周辺を示す斜視図であり、図3は本発明の搬送ローラ装置の周辺を示す平面図であり、図4は搬送従動ローラのローラ軸の状態を示す側面説明図である。そして、図5は本発明の実施例1に係る搬送ローラ装置の一部を断面で示した要部正面図である。
先ず、図1から図4に基づいて本発明の液体噴射装置の一例であるインクジェット式記録装置1(以下、単に記録装置という)の概略構成を説明する。被搬送媒体の一例である被記録媒体Pを給送するための給送装置3を備えている。該給送装置3内の最上位の被記録媒体Pは、給送ローラ7側へ揺動するホッパ9により該給送ローラ7の外周面に押圧され、当該給送ローラ7の駆動回転によって搬送ローラ装置11へ向けて1枚ずつ自動給送される。搬送ローラ装置11は、下側に位置する搬送駆動ローラ13と上側に位置する搬送従動ローラ15とから構成されている。
搬送ローラ装置11の下流側には、被記録媒体Pにインクを噴射して記録を行う記録ヘッド17を被記録媒体Pに対して媒体幅方向に往復移動させるためのキャリッジ19を備えている。該キャリッジ19には、各色のインクが充填されたインクカートリッジ(図示せず)が着脱可能に搭載され、該インクカートリッジから記録ヘッド17へ各色のインクが供給される。記録ヘッド17は、プラテン21と対向する位置で前記媒体幅方向へ往復移動し、ヘッド面には多数のノズル(図示せず)が配列形成されている。
そして、搬送ローラ装置11の駆動力により、高精度のピッチで被記録媒体Pがプラテン21上を搬送される過程で、前記ノズルから被記録媒体Pへインクが噴射され、所望の記録が実行される。記録が完了した被記録媒体Pは、排出駆動ローラ25と排出従動ローラ27とから構成される排出ローラ23によって排出される。
[実施例1]
次に、本発明の特徴的構成を備えた搬送ローラ装置11について具体的に説明する。本実施例1では図2、図3に示す如く、1本の長い搬送駆動ローラ13に対して4つの搬送従動ローラ15が設けられ、これらは2つずつの搬送従動ローラ15の対が2組直列に配置される構成となっている。2つずつの搬送従動ローラ15の対は、1本のローラ軸29に対して中間部分31に間隔を開けて配置されている。ローラ軸29の両端は、軸受33上に位置するが、図4に示す如く、搬送従動ローラ15の外周面が搬送駆動ローラ13の外周面上で支持されているため、軸受33は実際には、ローラ軸29の両端は支持せずに前後方向への移動を規制する機能を果たしている。
2つずつの搬送従動ローラ15の対の中間部分31には捻りコイルバネ35の一端37が上側からローラ軸29を押圧しており、捻りコイルバネ35の他端39は記録装置1の構造部材に固定されている。中間部分31にも軸受41が設けられているが、この軸受41は、ローラ軸29の両端の前記軸受33同様、ローラ軸29の前後方向での移動を規制している。
図5に示す如く、各搬送従動ローラ15は、そのローラ中央部の外周が両端部の外周よりも若干外径が大きくなる凸曲面形状、言い換えると外表面が所謂太鼓形状に形成され、搬送駆動ローラ13との間には、両者の間に被記録媒体Pをニップすることができるニップ領域43が形成されている。すなわち、搬送駆動ローラ13の外表面における最大外径部分を中心に軸方向の一部の範囲がニップ領域43になる。被記録媒体Pはニップ領域43において搬送駆動ローラ13と搬送従動ローラ15との間に挟持されることにより、搬送駆動ローラ13から駆動力を得て記録ヘッド17側へ搬送される。
搬送従動ローラ15は、ローラ軸29の周囲で回転するローラ45を備えている。該ローラ45にはローラ軸29が貫通するための貫通孔47が形成されている。この貫通孔47は、ローラ45の両端側に大径部49を有し、その間に小径部51を有する。すなわち、ローラ軸29と貫通孔47との接触位置となる小径部51が前記ローラ45の軸方向における中央部位に位置する。小径部51は、その内側に貫通するローラ軸29の周囲でローラ45が接触して回転できる程度に該ローラ軸29の外径(直径)が設定されている。すなわち、搬送従動ローラ15が搬送駆動ローラ13に対して押圧されている状態では、小径部51の部分においてのみ、ローラ軸29はローラ45に接触するようになっている。従って、捻りコイルバネ35によりローラ軸29に加えられた押し付け力Nは、搬送従動ローラ15の中央に位置する小径部51を介してローラ45に伝えられる。
小径部51の長さは、図5に示されているように、ニップ領域43の長さより短くなっており、小径部51はニップ領域43内に位置している。従って、小径部51を介してローラ45に伝えられる押し付け力は、全てニップ領域43内で作用する。このように、捻りコイルバネ35によりローラ軸29に加えられる力は、ローラ軸29の小径部51以外の部分に掛かることはないから、従来のようにローラ103(図9)の回転中に外表面の位置が波打つように変化して被記録媒体の送りを不安定にすることはない。
また、本実施例では、貫通孔47は前記ローラ45の中央部に対して軸方向に対称形状に形成されている。従って、小径部51を介してニップ領域43に加えられる力は、ニップ領域43の中央の左右でバランス良く配分されるため、被記録媒体Pに安定したニップ力が作用し、被記録媒体Pがスキューしたり被記録媒体Pに皺が寄るなどの問題を生じない。
次に、本発明に係る搬送ローラ装置の作用効果について図8(a)(b)を参照しながら説明する。図8(a)(b)は、搬送従動ローラ15が回転するときに、被記録媒体Pに掛かる圧力分布を濃淡でしたもので、濃い部分ほど圧力が掛かっていることを示している。図8(a)に示す如く、従来の搬送従動ローラ100では、該搬送従動ローラ100の回転時に周期的に濃い部分と薄い部分とが明確に分かれており、搬送従動ローラ100の軸線方向で圧力の掛かる部分が移動して一定ではないことがわかる。
これに対して、図8(b)に示す如く、本発明の搬送従動ローラ15では、搬送従動ローラ15の回転時に濃い部分と薄い部分との差が図8(a)の場合ほどに分かれてはおらず、搬送従動ローラ15の周方向および軸線方向で圧力分布が比較的平均化して安定していることがわかる。従って、本発明の搬送ローラ装置11では、周方向および軸線方向でニップ力に変化がほとんどなく、被記録媒体を安定して搬送することができる。
[製造方法]
次に、本発明の一実施例に係る搬送従動ローラ15の製造方法の一例について簡単に説明する。本実施例の搬送従動ローラ15は、図7に示す2色成形法で製造する。即ちまず図7(a)に示す如く、第1型53と第2型54を組み合わせ、両型の隙間部分に1色目のゲート55から第1樹脂61を注入し、硬化させる。
次に、第1型53を固定状態にして第2型54を抜き、図7(b)に示す如く、代わりに第3型56をセットし、2色目のゲート57から第2樹脂65を注入して硬化させる。最後に、図7(c)に示す如く、第1型53と第3型56とを無理抜き離型することにより、大径部49の間に小径部51が形成された搬送従動ローラ15が形成される。
[他の実施例]
図6は本発明の他の実施例に係る搬送ローラ装置の一部を断面で示した要部正面図である。この搬送ローラ装置11は3カ所に押し付け力が掛かった構造である。
すなわち、上記実施例1では、2つの搬送従動ローラ15の間の中間部分31の1カ所に捻りコイルバネ35から押し付け力が掛かるようになっているが、この実施例では、押し付け力Nの掛かる位置は図6に示す如く中間部分31の他、ローラ軸29の両端にも掛かるようになっている。その他の構成は実施例1と同様なので、同一部分に同一符号を付して説明は省略する。この構造においても、実施例1と同様の作用効果が得られる。
また、上記各実施例では、1本のローラ軸29に2つの搬送従動ローラ15が設けられているが、1本のローラ軸29に3以上の搬送従動ローラ15が設けられている構造でのよい。この場合、各搬送従動ローラ15の小径部51の位置、即ちローラ軸29と貫通孔47との接触位置が各々、各搬送従動ローラ15におけるニップ領域43内に位置する構成となる。
以上本発明をインクジェット式記録装置を例にとって説明したが、本発明の搬送ローラ装置は、インクに代えてその用途に対応する液体を記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから被記録媒体に相当する被噴射媒体(被搬送媒体)に噴射して、液体を被噴射媒体に付着させる液体噴射装置にも適用することができる。
本発明の搬送ローラ装置を備えるインクジェット式記録装置の側断面図。 本発明の搬送ローラ装置の周辺を示す斜視図。 本発明の搬送ローラ装置の周辺を示す平面図。 搬送従動ローラのローラ軸の状態を示す側面説明図。 本発明の実施例1に係る搬送ローラ装置の一部を断面で示した要部正面図。 本発明の他の実施例に係る搬送ローラ装置の一部を断面で示した要部正面図。 (a)〜(c)は搬送従動ローラの製造方法を説明する工程説明図。 (a)(b)は従来の搬送ローラと本発明の搬送ローラの効果の差を示す図。 従来の搬送ローラ装置の問題を説明するための一部を断面で示した要部正面図。 従来の搬送従動ローラの拡大断面図。
符号の説明
1 インクジェット式記録装置、3 給送用カセット、7 給送ローラ、9 ホッパ、11 搬送ローラ装置、13 搬送駆動ローラ、15 搬送従動ローラ、17 記録ヘッド、19 キャリッジ、21 プラテン、23 排出ローラ、25 排出駆動ローラ、27 排出従動ローラ、29 ローラ軸、31 中間部分、33 軸受、35 捻りコイルバネ、37 捻りコイルバネの一端、39 捻りコイルバネの他端、41 軸受、43 ニップ領域、45 ローラ、47 貫通孔、49 大径部、51 小径部、53 第1型、54 第2型、55 1色目のゲート、56 第3型、57 2色目のゲート、61 第1樹脂、65 第2樹脂、P 被記録媒体

Claims (9)

  1. 駆動ローラと対を成して被搬送媒体に対するニップ領域を作る従動ローラであって、
    該従動ローラは、
    ローラ軸と、
    該ローラ軸の貫通孔を有するローラとを備え、
    前記ローラ軸と前記貫通孔との接触位置が前記ニップ領域内に位置することを特徴とする従動ローラ。
  2. 請求項1に記載の従動ローラにおいて、該従動ローラの外表面は軸方向における中央部の外周が両端部の外周より大径となる凸曲面形状であることを特徴とする従動ローラ。
  3. 請求項1または2に記載の従動ローラにおいて、前記ローラ軸と前記貫通孔との接触位置が前記ローラの軸方向における中央部位であることを特徴とする従動ローラ。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の従動ローラにおいて、前記貫通孔は小径部と大径部とを備え、前記小径部が前記接触位置となっていることを特徴とする従動ローラ。
  5. 請求項4に記載の従動ローラにおいて、前記貫通孔は前記ローラの中央部に対して軸方向に対称形状に形成されていることを特徴とする従動ローラ。
  6. 駆動ローラと、
    該駆動ローラと対を成して被搬送媒体に対するニップ領域を作る従動ローラと、
    前記駆動ローラと従動ローラとの間に相対的な押付け力を付与する押し付け力付与手段と、を備える搬送ローラ装置であって、
    前記従動ローラは、
    ローラ軸と、
    該ローラ軸の貫通孔を有するローラとを備え、
    前記従動ローラの前記ローラ軸と前記貫通孔との接触位置が前記ニップ領域内に位置することを特徴とする搬送ローラ装置。
  7. 請求項6に記載の搬送ローラ装置において、該従動ローラの外表面は軸方向における中央部の外周が両端部の外周より大となる凸曲面形状であることを特徴とする搬送ローラ装置。
  8. 請求項6または7に記載の搬送ローラ装置において、前記ローラ軸と前記貫通孔との接触位置が前記ローラの軸方向における中央部位であることを特徴とする搬送ローラ装置。
  9. 被搬送媒体を搬送する搬送部と、
    搬送される被搬送媒体に液体噴射を行う液体噴射部と、
    液体噴射後の被搬送媒体を排出する排出部と、を備える液体噴射装置であって、
    前記搬送部は請求項6から8のいずれか1項に記載の搬送ローラ装置を備えていることを特徴とする液体噴射装置。
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