JP2008260148A - 画像形成装置及び画像形成方法ならびに画像形成方法を実行するプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 用紙切れが発生して代替用紙を選択した場合であっても、指定サイズよりも大きい同系列の用紙に収まるよう複数のページ画像をレイアウトして印刷する。
【解決手段】 複数種類のサイズの用紙を給紙可能な複数の給紙手段と、前記印刷データに対応した出力すべき第1のサイズの用紙の有無を検知する検知手段と、前記検知手段によって用紙なしを検知した際に、前記第1の用紙よりも大きくかつ同系列のサイズである第2の用紙の有無を検出する手段と、前記検出手段によって前記第2の用紙が存在する場合は、第1の用紙サイズで生成された複数のページ画像を第2の用紙サイズに適合するようにレイアウトして結合して出力する手段と、前記第2の用紙で出力したページに対して後工程を指示するジョブ記述ファイルを生成する手段とを備える。
【選択図】 図4

Description

本発明は、入力された印刷データに従って画像出力を行う画像形成装置及び画像形成方法ならびに画像形成方法を実行するプログラムに関するものであって、特に用紙切れ等のエラー発生時でも生産性を落とすことなく効率良く印刷処理が行える画像処理装置に関する。
外部より入力された印刷データに従って画像処理を実行するページプリンタ等の画像処理装置においては、所定の書式(シンタックス)にて記述されたページ記述言語(以下、PDLと記す)によって描画指示あるいは機器制御を行うよう構成されている。すなわち、ページプリンタは、受信した前記PDL形式の印刷データを予め定められた書式に従って解析し、中間形式の描画オブジェクト(以下、ディスプレイリスト、あるいは略してDLと呼ぶ)を生成した上で、前記DLをレンダリングすることによって、ページ内容を表すビットマップ画像、すなわちページ画像を生成し、前記PDLで指定されたサイズの用紙へ印字され出力される。
このようなページプリンタにおいては、複数の用紙カセットあるいは給紙トレイが備えられており、複数の用紙サイズが給紙可能なように構成されている。ここで、前記PDLにて指定されたサイズの用紙がカセットや給紙トレイに用意されていないか印刷処理中になくなってしまった場合は、前記画像処理装置に備えられたパネル等に用紙交換要求を出し、指定されたサイズの用紙が補給されるか、代替用紙を用いて印刷を継続するかをユーザに選択させるよう待機する。
指定された印刷用紙がプリンタの給紙カセット中に無かった場合、指定された印刷用紙より一段小サイズの印刷用紙の入っている前記給紙カセットを選択し、変更された給紙カセットから前記印刷用紙を二枚連続で給紙し、二枚の印刷用紙に印字ができるように感光ドラムが一回転する間に印刷用紙の二ページ分に相当する展開画像がプリンタエンジンに出力され、前記感光ドラムに現像し、前記展開画像を前記印刷用紙二枚に印刷するものがある(特許文献1参照)。
特開平11−296021号公報
しかしながら、上述した従来の技術では、用紙切れが発生した場合に代替用紙を選択すると、複数の用紙サイズが混ざった印刷物ができてしまい、また、代替する用紙サイズによっては、本来出力したかった印字結果が欠けたり余分な余白ができてしまい、用紙を無駄にしてしまうという問題があった。例えば、A4用紙へ出力したい場合に用紙切れが発生してA3を代替用紙とした場合は、A3用紙の半分にPDLで指定したA4のページ画像が印刷され、残りの半分は白紙のまま出力されてしまう。あるいは、B4用紙へ出力したい場合に用紙切れが発生してA4用紙を代替用紙とした場合は、A4用紙では不足する部分の印字結果が欠けてしまっていた。
上述した課題を解決するために、本発明は、以下の手段を備える。すなわち、外部より入力された印刷データに対応するページ画像を生成して出力する画像処理装置において、複数種類のサイズの用紙を給紙可能な複数の給紙手段と、前記印刷データに対応した出力すべき第1のサイズの用紙の有無を印刷処理中に検知する検知手段と、前記検知手段によって用紙なしを検知した際に、前記第1の用紙よりも大きくかつ同系列のサイズである第2の用紙の有無を検出する手段と、前記検出手段によって前記第2の用紙が存在する場合は、第1の用紙サイズで生成された複数のページ画像を第2の用紙サイズに適合するようにレイアウトして結合して出力する手段と、前記第2の用紙で出力したページに対して後工程を指示するジョブ記述ファイルを生成する手段とを備える。
上述した課題を解決するために、さらに本発明では、以下の手段を備える。すなわち、前記画像処理装置において、前記後工程は、裁断であることを特徴とするよう構成する。
上述した課題を解決するために、さらに本発明では、以下の手段を備える。すなわち、前記画像処理装置は、前記検知手段によって用紙なしを検知した際に、ユーザに対して用紙の補給あるいは給紙手段に備えられていた代替用紙の選択を促す手段を更に備え、前記代替用紙の選択肢の一つとして、結合したページ画像を印刷する前記第2の用紙サイズを表記する。
上述した課題を解決するために、さらに本発明では、以下の手段を備える。すなわち、前記ジョブ記述ファイルは、JDF(Job Description File)にて記述されることを特徴とする。
上述した課題を解決するために、さらに本発明では、以下の手段を備える。すなわち、前記第1のサイズで生成された複数のページ画像を第2の用紙サイズにレイアウトして出力する手段は、綴じ方向が用紙の外側となるよう、一方のページ画像を180°回転してレイアウトする。
本発明によって、用紙切れが発生して代替用紙を選択した場合であっても、指定サイズよりも大きい同系列の用紙に収まるよう複数のページ画像をレイアウトして印刷することで、得られた出力結果に後工程を施すのみ、すなわち裁断処理を行うだけで意図した通りの出力を得ることができる。さらに、画像処理装置は前記後工程の指示を行うジョブ記述ファイルを生成することで、ニアラインフィニッシャを想定した後続の印刷工程を確実に行うことができる。
また、面揃えを行う際に一方のページ画像を180°回転してレイアウトすることによって、裁断面が綴じ位置にならないようにすることができるため、綴じ指定がなされていた場合であっても、裁断による影響を受けずに綴じ処理を行える画像処理装置を提供することが可能となる。
以下に添付の図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
<本実施の形態の画像処理装置の構成例>
まず、図1、図2を参照しながら、本発明を適用するに好適な本実施の形態の画像処理システムの構成について説明する。
図1は、本実施の形態の画像処理装置の概略を示すブロック図であり、例えば、レーザビームプリンタの場合を示す。なお、本発明を適用可能な画像処理装置はレーザビームプリンタに限られるものではなく、他のプリント方式のプリンタ装置であっても良いし、モノクロ/カラープリンタといった機器構成の違いにも関係なく適用可能である。
図1において、101はホストコンピュータ等の外部機器、102は本実施の形態のレーザビームプリンタ本体である。
レーザビームプリンタ102は、前記外部機器101上で動作するプリンタドライバによって生成されたページ記述言語(PDL)形式の印刷データ(文字コードや図形データ、イメージデータ等)を受け取り、それらの情報に従って対応する文字パターンや図形パターンなどを作成し、記録媒体である記録紙上に像を形成するよう構成されている。また、このレーザビームプリンタ102では、不図示のデータ記憶部に対して文字パターンの登録やフォームデータ、マクロデータなどの登録も行えるよう構成されており、ホストコンピュータ101から受信した印刷データと同様に、前記記憶部の印字データに応じてページ画像を生成する。
レーザビームプリンタ102において、103はプリンタ制御ユニット(コントローラ部)であって、レーザビームプリンタ102全体の制御、およびホストコンピュータ101から供給される印刷データ(文字情報など)を解析する。この制御ユニット103は、プリンタエンジン部105と接続され、前記印刷データに基づいたドットデータからなるページ画像を生成し、プリンタエンジン部105に対して順次ドットデータ(ビデオ信号)を送信する。
また、105はプリンタエンジン部であって、前記ドットデータ(ビデオ信号)に従って実際に感光ドラムに潜像を形成し、用紙に熱定着させることによって印字を行う。104は、操作のためのスイッチ及びLED表示器などが配されている操作パネルであって、オペレータ(使用者)は、パネル部104を操作することによって、レーザビームプリンタ102に所定の動作の指定、あるいは印刷環境の設定等を行うことができる。
ここで、前記レーザビームプリンタ106とホストコンピュータ101とは、TCP/IP等の所定のプロトコルによって通信可能なネットワークで接続されており、同ネットワークには複数台のホストコンピュータが接続されているのが一般的である。なお、接続形態としては、セントロニクスやUSB等の他のインターフェイスによって1対1で接続されていても構わない。
また、107はニアラインフィニッシャであって、前記レーザビームプリンタが生成したジョブ記述ファイルの記載内容に従って裁断処理を行う。
図2は、本実施の形態のレーザビームプリンタ102の内部構造を示す断面図であり、主にプリンタエンジン部105の構成を示している。ここでは、図1と同じ構成に対しては同一番号を付け、説明を省略する。
同図において、レーザドライバ201は半導体レーザ202を駆動するための回路であり、制御ユニット103が出力する前記ビデオ信号に応じて、半導体レーザ202から発射されるレーザ光203をオン/オフ切り替えする。レーザ203は回転多面鏡204で左右方向に振られ、静電ドラム205上を走査する。これにより、静電ドラム205上には帯電されたトナーによる文字パターン等の静電潜像が形成される。この潜像は、静電ドラム205周囲の現像ユニット206により現像された後、記録紙に転送される。この記録紙にはカットシートを用い、カットシート記録紙はレーザビームプリンタ102に装着した用紙カセット207に収納されており、給紙ローラ208及び搬送ローラ209と210とにより装置内に取り込まれて、静電ドラム205に供給される。
図3は、本実施の形態における画像処理システムの基本構成部を説明するブロック図であり、図1に示した画像処理装置の制御ユニット103の内部構成と、プリンタドライバ312の主要構成とを示している。なお、本発明の機能が実行されるのであれば、単体の機器であっても、LAN等のネットワークを介して配置された複数の機器で処理が行われるシステムであっても良い。
同図において、レーザビームプリンタの制御ユニット103は、所定のインターフェイス308(106)を介して外部機器であるホストコンピュータ101と接続されており、ホストコンピュータ101上で動作するプリンタドライバが送出する印刷データに従って所定の印刷処理を実行するように構成されている。ここで、ホストコンピュータ101から受信した印刷データは、まず受信バッファ305aに受信データとして一時的に蓄えられる。
301はプリンタCPUであり、読み出し専用メモリであるROM302内のプログラムROM303に記憶された制御プログラムに基づいて、システムバス306に接続された各種デバイスとのアクセスや、ハードウェア回路によって構成されるASIC309を統括的に制御している。ここで、前記制御プログラムは、以下に示すプログラムから構成されている。すなわち、受信バッファ305aに蓄えられた印刷データを解析し、少なくとも1ページ分の描画オブジェクト(Display List:DL)を生成するDL生成部303a、続いて前記描画オブジェクトを元に1ページ分のラスタイメージ(すなわちページ画像)を生成し、前記ページ画像をハードディスク311へ格納するDL描画部303b、印刷部I/F310を介して印刷部(プリンタエンジン)105に対して、前記ページ画像を表すビットのON/OFFによるビデオ信号の出力を行うエンジン制御部(不図示)などから構成されている。
加えて、レーザビームプリンタ102は図示しない電源部から電力の供給を受けている。
また、制御プログラム303は、上記構成以外に、以下の機能を実現するためのプログラムを含んでいる。すなわち、紙なし検知や給紙部に備えられた用紙サイズの検知など用紙の各種制御を行う紙なし検知部303cや、前記紙なし検知部によって紙なしを検知した後、指定された用紙サイズより大きくかつ同系列の用紙に対して、複数のページ画像を面付けして張り合わせるページ画像レイアウト部303d、複数のページ画像を張り合わせて出力した用紙に対して、後工程によって裁断することを指示するためのジョブ記述ファイルを生成するジョブ記述ファイル生成部303e、操作パネル104からの入力に従って各種印刷環境を設定する印刷環境制御部(不図示)などから構成されている。
また、このROM302は、文字出力に用いるドットフォントやアウトライン形式のスケーラブルフォントから構成されるフォントデータを格納するメモリとしても用いられている(フォントROM304)。
305は、CPU301の主メモリ、ワークメモリ等として機能するRAMであり、図示しない増設ポートに接続されるオプションRAMによりメモリ容量を拡張できるように構成されている。RAM305は、前記DL生成部303aが生成した描画オブジェクトを格納するDL格納部305aや、制御プログラム303によって各種描画処理において一時的に使用されるワークメモリ305d、1ページのページ画像に相当するページメモリ305cの他、前記フォントメモリ304内のスケーラブルデータに基づいて展開された文字パターンをキャッシュするフォントキャッシュメモリ(不図示)等に用いられる。
311はハードディスクであって、DL描画部303bによって生成されたページ画像に加え、フォントデータやPDL形式で記述されたオーバレイデータ等のリソースの登録や、該画像処理装置内で生成される各種印刷ログの他、保存ジョブや機密印刷等の機能を実現するために一時的に印刷データを格納するために用いられる。なお、前記印刷データはハードディスク311に格納されると説明したが、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリ(不図示)やRAM305、あるいは他の構成による記憶装置に格納しても構わない。
また、本発明を構成する装置がROMに格納されたプログラムとして供給されるよう説明したが、これに限らず、フレキシブルディスクやハードディスク等の媒体によって供給され、実行前にRAM等へロードされた後、実行されるよう構成されていても構わない。また、CD−ROM、CD−R、メモリカード、DVD等のような記憶媒体から図示省略したドライブを解して、該制御プログラムをインストールして制御しても本発明を実施することが可能であり、本発明はこれを含むものである。
続いて、312はホストコンピュータ上で動作するプリンタドライバであって、アプリケーションソフトからの印刷指示をOSを通して受け取り、前記画像処理装置103が解釈可能なPDL形式の印刷データを生成する描画処理部312aと、前記印刷データを画像処理装置へ出力する出力制御部312bとから構成されている。
<本実施の形態の画像処理システムにおける印刷ジョブ動作例>
(印刷データの構成例)
続いて図11を用いて、ホストコンピュータから本画像処理装置に対して出力される印刷データの形式例を説明する。
印刷ジョブの最初と最後、および部数の指定個所はJL(Job Language)という言語で構成されており、印刷ジョブ内で一律な各種環境(ジョブ環境)を指定する以下の命令群を含む。
・印刷ジョブの開始を示すジョブ開始命令(パラメータとしてジョブID=JOBIDが指定される。)
・後続のPDLデータ形式の印刷命令を処理すべき印字解像度を設定する印字解像度指定命令(本実施の形態では600dpi)
・印刷を用紙の片面に行うか両面に行うかを指定する印刷面指定命令(両面)
・部数指定(1部)
・排紙口選択命令(カセット1)
・ 印刷データを処理するためにPDL解析処理プログラムの起動を指示するPDL移行命令(Aを起動)
ここで、AとはLIPSLXである(LIPSは登録商標)。
なお、本実施例では簡単のために省略したが、JLには上記に示した印刷環境のほかに、操作パネル104から設定可能な各種印刷環境をリモートで設定可能な各種命令が含まれている。また、JLによって設定される内容は、操作パネルにて設定される印刷環境を一時的に上書きし、当該JLジョブ内でのみ有効となるよう構成されている。
ここまでがJLコマンド(以下、ジョブ環境設定命令と記す)であって、これからはPDLで書かれる。
・PDLデータの開始を示すPDLジョブ開始命令(パラメータとして、描画命令で用いられた解像度を指定するデータ解像度(600dpi))
・ページ開始命令(用紙サイズA4、画像の向き等のパラメータを伴う)
・登録文字パターンを処理するための文字セット登録命令(各種パラメータと文字パターンデータが続く)
・描画色を決定するブラシ指定命令(R=128,G=128,B=128)
・文字セット登録命令で登録したパターンを印字する登録文字印字命令(フォントID,文字ID)
続いて、同図に示したようなデータ構成により、各種の描画命令が指示される。

・ページ終了命令(排紙命令)

・PDLジョブの終了を定義するPDLジョブ終了命令
ここまでがPDLによって記述され、印刷ジョブの最後に、
・JLによる、印刷ジョブの終了を定義するジョブ終了命令
が記述されている。
(印刷ジョブ処理手順)
続いて、本実施の形態の画像処理装置における印刷データの処理手順を、図4および図5のフローチャートを用いて以下に説明する。
図4は、用紙サイズとしてA4を指定した印刷ジョブを出力中に用紙切れが発生した場合に、本実施例において出力される印字結果と生成されるジョブ記述ファイルの内容を示しており、図5は本処理の手順を示したフローチャートである。
図4において、画像処理装置が紙なしを検知した後に、PDLによって指定された用紙サイズA4(図中401)よりも大きくかつ同系列、例えばA3用紙が他の給紙段にセットされているかどうかを調べ、A3用紙が給紙可能であれば、A4の用紙サイズで生成した複数のページ画像を図中402に示したように複数ページ印刷のレイアウトとなるよう結合し出力を行うと共に、前記ページ画像を結合して出力したA3用紙を裁断する指示を後工程に指定するためのジョブ定義ファイル403を生成する。
ジョブ定義ファイル(JDF)403は、まずヘッダ部分に、前記ファイルがJDFであることを示すコメント“%%JobDescriptionFile”が記入される。続いてTitleの欄にドキュメント名が記述され、JobID欄には、このジョブ記述ファイルを特定するためのジョブIDが記述される。ここで、前記ドキュメント名およびジョブIDは、JLによってプリンタドライバから指定された内容が参照されて記述される。続くMedia欄には、出力された用紙サイズが記述される。Plexの欄には両面印刷を行ったか片面印刷を行ったかの情報が記述される。さらに、cutの欄には、本ジョブ記述ファイルで指定される用紙を裁断する指定がなされ(本実施例では用紙中央にて裁断することを示す“center”を記述)、最後に、印刷ジョブの何ページ目以降が裁断処理を要しているか(用紙切れとなったページ位置)をstartPageの欄に記述する。
続いて、図5のフローチャートを用いて、本実施例の画像処理装置が用紙切れを検知した際に行う処理手順について説明する。
まず同図のステップ501において、受信したPDLの解析結果に基づいてページ画像を生成し、続くステップ502において全ページが排紙されたか否かを調べ、ここで全ページの排紙が完了していれば本印刷ジョブの処理を終了する。一方、未排紙のページが残っている場合は、排紙処理を行うために出力すべき用紙サイズの用紙が給紙段に残っているか確認するために紙なし検知を行う(ステップS503)。ここで所定の用紙が検知された場合は、該印刷ジョブにおいて出力用紙サイズが変更されたか否か、すなわち一度紙なしを検知したか否かを調べる(ステップS504)。この判定処理においては、当該印刷ジョブに対するジョブ記述ファイルが生成済みか否かでもって判定しても良いし、印刷ジョブ開始時に初期化し紙なし検知後のレイアウト変更時にセットされるフラグでもって判定しても構わない。ここで出力サイズが変更されていない場合は、当該印刷ジョブにおいてまだ一度も紙なしを検知していない状態であり、PDLによって指定された通りの用紙サイズで排紙を行い(ステップS505)、印刷ジョブ開始時に初期化した出力ページカウントをインクリメントする(ステップS506)。このように1ページの排紙が完了した後、後続のページ画像を生成するためにS501へ戻る。
一方、S503にて紙なしを検知した場合は、ステップS508において、指定用紙サイズより大きくかつ同系列の用紙サイズに適合するよう複数のページ画像を合成し、出力サイズを変更して排紙を行う(ステップS509)。続くステップS510において、図4に示したようなジョブ記述ファイルを生成する。この際、S506にてインクリメントしていたページカウントをJDFのstartPage欄として記述することで、前記JDFを参照して後行程を行うページ位置を特定する。
また、S503において一度紙なしを検知しS508〜S510の処理ステップを行った後は、S504の判定結果がYesとなり、複数のページ画像を合成することによって、S508およびS509の処理と同様に変更後の用紙を用いて排紙を行う(S507)。
以上説明した処理手順によって、紙なしを検知した後に、レイアウトを変更しより用紙サイズの大きな同系列用紙に印刷を行うと共に、レイアウト変更後の用紙を裁断する指定を行うためのJDFを生成することで、用紙を無駄にすることなく、かつ後行程に対して的確なフィニッシング指示を行うことが可能となる。
(描画オブジェクト及び描画情報の構成例)
本実施の形態における画像処理装置が生成する描画オブジェクト及び描画情報の構成について、図8、図9、図10を参照しながら説明する。図8は、本実施の形態における1ページ分のDL格納部305aのメモリマップを示す図、図9は描画オブジェクト、図10は描画情報の構成例の概略を示す図である。
まず図8において、801は各ページ毎の種々の情報を格納するページ情報ヘッダ部であって、該ページの印字解像度、用紙サイズ、カラーモード、バンド数、該ページに属する描画オブジェクトの総容量(メモリ使用量)、ページ状態(描画済み/シップ中等)、電源投入時からシーケンシャルにカウントされ該ページを識別するためのページ番号など、ページ毎に管理すべき情報から構成されている。なお、前記印字解像度等は、ジョブ開始時点にJLにて指示される印字解像度から決められ、前記バンド数は、各バンドの高さを所定の固定値とし、用紙サイズと印字解像度から求められる。802はバンドテーブルであって、前記バンド数だけ領域が用意され、各バンドテーブルには該バンドに属する描画情報群803がリンクされている(図9参照)。以下説明する通り、各描画情報は、個々の描画オブジェクトを各バンド内のどの位置に、どのように印字するかを示している。続いて、DL格納部305aには、印字すべき文字パターンやイメージデータ、矩形やランレングス等の図形データから生成されるDLが格納される描画オブジェクト群804が含まれる。
ここで、前記描画情報のことを、図中では“appl”(略語)と呼ぶことにする。なお、本実施の形態では、個々の描画情報901、描画オブジェクト902はそれぞれ、DL記憶部305b内の描画情報群803と描画オブジェクト群804とに分けて保持されるとしたが、混在して保持されるように構成されていても構わない。
図10は、1つの描画情報の構成を示す概略図であり、描画オブジェクトを描画するための情報として以下の情報を含むよう構成されている。すなわち、バンド内の印字位置(バンド左上端からのビットオフセット値)1001、描画オブジェクトの描画高さ1002、バンドラスタとの描画論理(AND/OR等)1003、描画オブジェクトの背景に描画すべき情報が示されたバックグラウンド情報(BG情報)1004、対応する描画オブジェクトの先頭アドレス1005、描画オブジェクトの途中部分以降をバント先頭から描画する場合に該描画オブジェクトをどれだけ読み飛ばすべきかを示したオフセット(ライン数)1006、次の描画情報の先頭アドレス(リンク最後はNULLとする)1007等を含む。ここで、前記BG情報は、グレーレベルから構成されているものとし、描画時には該グレーレベルに相当するディザパターンが各描画オブジェクトの背景として貼り付けられる。
ここで、描画オブジェクトが複数のバンドにまたがって描画される場合は、1つの描画オブジェクトに複数の描画情報が対応することになる。また、フォントオブジェクトによって同一の文字を印字する場合は、一つのフォントオブジェクトに対して複数の描画情報が対応する。つまり描画回数だけ描画情報が割り当てられるのである。図9の例では、appl1とappl3によって、文字“A”がバンド0とバンド1にまたがって描画され、更にappl5によってバンドn内に描画される様子を示している。
なお、前述した描画情報内の各情報は、少なくとも指定用紙を指定解像度で表現可能なだけのビット数があれば良いし、各描画情報間や描画オブジェクトとのリンクはRAM内のアドレスに限らず、IDによるリンクとしても良い(この場合は、予め用意したIDテーブルを介してアドレスに変換する)。
上記の構成によって、各描画オブジェクトをバンド毎に描画してバンド画像を生成するためには、上記バンドテーブルからリンクされている各描画情報を順次読み出し、各描画情報内に記憶された印字位置情報に応じて描画オブジェクトを描画すれば良い。この処理を次の描画情報アドレスがNULLとなるところまで繰り返すことで、1バンド分のレンダリング処理が終了し、前記処理をバンドテーブル0からnまで続けて読み出して処理することによって、1ページ分のレンダリング処理が終了する。
第1の実施例では、片面印刷の場合を示したが、本発明はこれに限らず、例えば両面印字が指定されている場合でも構わない。
図6は、本発明を両面印字に適応した場合の出力結果を示した図である。同図に示したように、両面印刷が指示された印刷ジョブにおいて紙なしを検知した後にページレイアウトを変更して出力する際は、裁断によって正しい印字結果が得られるようにページ画像の合成を行う。すなわち、A4用紙からA3用紙に変更した場合は、ページ1とページ3、ページ2とページ4のページ画像をそれぞれ結合し、A3用紙の両面に結合した各ページ画像を出力する。
本発明を適用することで、紙なしとなった場合であっても、複数ページにレイアウトされた用紙を裁断することで所望の出力結果を得ることができるが、裁断によって切断面がきれいに揃わない場合がありえる。そこで、印刷ジョブのJLにおいて綴じしろが指定されている場合においても、後行程の裁断処理によって綴じ処理が影響を受けないよう、結合するページ画像の向きを180°回転させて結合するように構成しても良い。
図7は本実施例における印字結果例を説明した図である。図7−1に示したように、ページ画像701と702とを結合する際に、ページ画像702を180°回転して結合することで、長手方向の綴じ位置が指定されていた場合、裁断後の綴じ位置は図中の太線にて示した位置となり、裁断の影響を受けない。また、A5用紙からA3用紙へ変更した場合など、4ページを結合して出力する際は、図7−2に示したようにページを結合すれば、裁断の影響を受けずに綴じ処理を行うことができる。
なお、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
本発明を上記記憶媒体に適用する場合、その記憶媒体には、先に説明した(図5に示す)フローチャートに対応するプログラムコードが格納されることになる。
本発明を適用可能なレーザビームプリンタとプリンタドライバが動作するホストコンピュータおよび後行程処理装置の概略構成を説明するブロック図である。 本実施の形態に示すレーザビームプリンタの内部構造を示す断面図である。 本実施の形態に示す画像処理装置の制御ユニット(コントローラ部)の基本構成と、プリンタドライバの基本構成を説明するブロック図である。 第1の実施例における印字結果と生成されるジョブ記述ファイルの内容を示した図である。 第1の実施の形態のプリンタにおける印刷データの処理手順を示したフローチャートである。 第2の実施例における印字結果例を説明した図である。 第3の実施例における印字結果例を説明した図である。 1ページ分のDL格納部305aの内容を示すメモリマップを示す図である。 描画情報/描画オブジェクト間のリンク構成の概略を示すブロック図である。 描画情報の構成を示す図である。 印刷データの形式例を示した図である。
符号の説明
101 ホストコンピュータ
102 画像処理装置
103 コントローラ部
105 プリンタエンジン部
301 CPU
303 プログラムROM
303a DL生成部
303c 紙なし検知部
303d ページ画像レイアウト部
303e ジョブ記述ファイル生成部
305 RAM
305b DL格納部
312 プリンタドライバ
312a 描画処理部
803 描画情報部
804 描画オブジェクト(DL)群
901 描画情報(appl)

Claims (5)

  1. 外部より入力された印刷データに対応するページ画像を生成して出力する画像処理装置において、
    複数種類のサイズの用紙を給紙可能な複数の給紙手段と、
    前記印刷データに対応した出力すべき第1のサイズの用紙の有無を印刷処理中に検知する検知手段と、
    前記検知手段によって用紙なしを検知した際に、前記第1の用紙よりも大きくかつ同系列のサイズである第2の用紙の有無を検出する手段と、
    前記検出手段によって前記第2の用紙が存在する場合は、第1の用紙サイズで生成された複数のページ画像を第2の用紙サイズに適合するようにレイアウトして結合して出力する手段と、
    前記第2の用紙で出力したページに対して後工程を指示するジョブ記述ファイルを生成する手段、
    とを備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記後工程は、裁断であることを特徴とする、請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記画像処理装置は、前記検知手段によって用紙なしを検知した際に、ユーザに対して用紙の補給あるいは給紙手段に備えられていた代替用紙の選択を促す手段を更に備え、前記代替用紙の選択肢の一つとして、結合したページ画像を印刷する前記第2の用紙サイズを表記することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記ジョブ記述ファイルは、JDF(Job Description File)にて記述されることを特徴とする、請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 前記第1のサイズで生成された複数のページ画像を第2の用紙サイズにレイアウトして出力する手段は、綴じ方向が用紙の外側となるよう、一方のページ画像を180°回転してレイアウトすることを特徴とする、請求項1に記載の画像処理装置。
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