JP2008257000A - 音抑制装置およびそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

音抑制装置およびそれを備えた画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008257000A
JP2008257000A JP2007100069A JP2007100069A JP2008257000A JP 2008257000 A JP2008257000 A JP 2008257000A JP 2007100069 A JP2007100069 A JP 2007100069A JP 2007100069 A JP2007100069 A JP 2007100069A JP 2008257000 A JP2008257000 A JP 2008257000A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sound
reaction
generated
duct
noise
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007100069A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5110941B2 (ja
Inventor
Yoshimitsu Nakane
義満 中根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2007100069A priority Critical patent/JP5110941B2/ja
Publication of JP2008257000A publication Critical patent/JP2008257000A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5110941B2 publication Critical patent/JP5110941B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】複写機などの画像形成装置に装備され、その機体内で発生した各種の機械騒音や異音を低く抑制することで快適な使用環境を維持するための音抑制装置を提供する。
【解決手段】音抑制装置17は、排気ダクト15cの途中に組み込まれ、排気ダクト15c内を伝播して機外に放出される機械音などの騒音や異音を消音する。排気ダクト15cから分岐した反応音生成部31はシリンダ機能を果たす反応ダクト部31aを有し、この反応ダクト部31aの内部では天板部31bはピストンのごとき機能して矢印A,B方向に往復動してダクトの長さが可変である。また、反応ダクト部31aよりも下流側には干渉音源スピーカ24が配置され、発生音とは逆位相の干渉音を排気ダクト15c内に向けて出力する。排気ダクト15cの下流側にある音検出マイク25で検出した音に基づいて反応ダクト部31aの長さを変える。
【選択図】図4

Description

本発明は、複写機、ファクシミリ装置、プリンタおよび複合機、そして画像読取装置(スキャナ)などの画像形成装置において、その画像形成装置本体に装備されて装置内で発生した騒音を低減化する音抑制装置に関するものである。
複写機やスキャナなどのように画像情報を読み取って画像を形成する画像形成装置では、画像形成装置本体内の温度が上昇するのを防止し、また発生したオゾンを装置外に排出するために冷却ファンが用いられている。特に、複写機では画像形成ステーションに高温を発生する定着器やスキャナを装備しているため、機体ケースに設けた開口部から発生熱を装置外に排出している。また、転写部や分離部で発生したオゾンについては、近傍に配置した排気ファンによって装置外に排気している。冷却ファンおよび排気ファンから装置外に通ずる排気通路にはダクトが設けられている。
ところで、冷却ファンや排気ファンは装置外に臨む比較的に機体表面側に設けられることから、冷却ファンや排気ファンの回転音とか回転駆動源のモータ音など機械音がそのまま騒音として放出される。そのため、設置された機体の近辺に所在する人にとっては耳障りで不快である。また、定着器やスキャナなど複数の機器から発生する温度は一様ではなく、また機種が違えばダクトの形状も一様には設定できないために、熱を発生する複数の機器ごとに冷却効率の差が生じる。それに対処するには、発生する熱が最高温度を示すものを目安に冷却ファンの効率として風量などの性能を決めている。したがって、発生する熱が低い機器や部位に対しては冷却ファンの性能が過度となって必要以上の冷却が実行される不都合があり、それが騒音増大の一因ともなっている。オゾン排気用のファンについても同様の問題点が生じていた。なお、騒音の問題はファンの駆動音に限られるものではない。
かかる騒音問題の対策として、騒音を検出してその検出音とは逆位相の音を出力し、騒音を干渉させて低騒音化を目標とした技術(アクテイブノイズコントロール)が知られている(特許文献1および2参照)。このアクテイブノイズコントロールの採用は、例えば、複写機などにおいて機外に放出される騒音や異音を低減して快適な環境を維持するためのものである。
特開平05-142887号公報 特開2004-219783号公報
しかしながら、アクテイブノイズコントロール技術の場合、騒音を検出した最大の音圧部の周波数を探索してその最大音圧部の音だけを低減している。したがって、最大音圧部の周波数以外にも高い音圧域が存在しているような場合、その音圧域の音を低減させることはできない。特に、高周波数音に高い音圧部が存在しているような場合は耳障りな周波数の音も含まれるので、使用環境下で不快音として放出されたり、静粛な環境が保てない。
以上から、本発明の目的は装置本体に装備され、その本体内で発生した各種の機械騒音や異音を低く抑制することで快適な使用環境を維持するための音抑制装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の代表的な音抑制装置は、装置本体内で発生した発生音が経路を通じて装置外に放出されることを抑制する音抑制装置であって、前記発生音と逆位相の干渉音を前記通路内に出力する干渉音発生手段と、前記排気通路から分岐した、前記発生音を取り込んで前記発生音とは逆位相の反応音として生成して再び前記通路に戻す反応音生成部と、前記反応音生成部内の長さを変化させるためのアクチュエータと、前記発生音に前記干渉音発生手段によって出力された干渉音を干渉させた後の音を検出する音検出手段と、前記音検出装置の検出信号に基づいて前記アクチュエータに作動信号を送出する制御手段と、を有することを特徴とするものである。
また、本発明の音抑制装置は、装置本体内で発生した発生音が経路を通じて装置外に伝わることを抑制する音抑制装置であって、前記通路から分岐し、前記発生音を取り込んで干渉させた後に前記発生音とは逆位相の反応音として生成して再び前記通路に戻す反応音生成部と、前記反応音生成部内の長さを変化させるためのアクチュエータと、前記経路内の音を検出する音検出手段と、前記音検出装置の検出信号に基づいて前記アクチュエータに作動信号を送出する制御手段と、を有することを特徴とするものである。
本発明の音抑制装置によれば、装置本体に装着され、装置本体内で発生した音が通路を経て装置外に耳障りな不快音として排出されるのを有効に抑制し、低騒音化による静粛な使用環境を実現できる。
以下、本発明に係る音抑制装置と画像形成装置の好適な実施形態として複写機を具体例に、図を参照して詳細に説明する。
図1に示すように、画像形成装置の装置本体1には音抑制装置が装備され、圧板2上に載置された原稿は原稿読取部3によって読み取られる。原稿読取部3で読み取った画像情報に基づいて像担持体である感光体ドラム4上に潜像が形成され、この潜像は現像剤(以下、「トナー」という)を用いて現像部5でトナー像として顕像化される。給紙カセット6に積載して収納された転写紙などのシートPは搬送パス7を経由して転写分離部8へと搬送される。この転写分離部8では上記トナー像がシートP上に転写される。搬送部9を経てシートPは定着装置10に送られ、ここで加熱と加圧を受けて画像を永久定着する。永久定着を終えたシートPは装置本体1から排紙される。
また、図2に示すように、外部エアが装置本体1の機体前面に配置した吸気ファン11,12の回転駆動による吸引で機体内に取り込まれる。装置本体1内で発生した熱およびオゾンは、図3に示すように、排気ファン13,14の回転駆動によって排気ダクト(排気通路)15を経て機体開口部15dから機体外に排気される。
上記排気ダクト15は装置本体1の後側板16に取り付けられ、排気ダクト15a,15bが合流して二方向からのエアが合流し、排気ダクト15cによって装置本体1の下方へとエアを流している。そうした排気ダクト15a〜15cの材料にはABS樹脂など使われている。また、排気ダクト15a〜15cの板厚は排気ファン13,14の振動が伝播されない程度のたとえば最低5mm程度の厚さを有していることが好ましい。
(音抑制装置−第1実施形態)
ここで、図4は、本実施形態の要部をなす音抑制装置17の構成を示す機能ブロック図である。音抑制装置17は、図3に示す排気ダクト(通路)15cの途中から分岐して連通する反応音生成部31に組み込まれ、排気ダクト15c内を伝播して装置本体1の装置外に放出されるファンによる回転駆動音などの騒音や異音を消音するための装置である。
反応音生成部31は、図3および図4に示すように、排気ダクト15cから突出した筐体で恰もシリンダ機能を果たすシリンダ状の反応ダクト部31aを有し、この反応ダクト31aの内部は図5に示す構造となっている。反応ダクト部31aの天板部(可動部材)31bは恰もピストン状のごとき機能して図4中の矢印A,B方向への往復動が可能となっている。その往復動の駆動源にはたとえばステッピングモータ(アクチュエータ)33が使用されている。断面構造を示す図5において、図中斜線部で示す天板部31bはガイド部32に支持されて、このガイド部32と一緒に移動が可能となっている。図4に示すように、天板部31bの移動によって反応ダクト部31aの内部空間長さLと内部容積を変化させる。そのように反応ダクト部31aの内部容積を変化させることで取り込んだ音を反応させて波長を変えることができる。
図5においてさらに、ステッピングモータ33の出力軸に同じくアクチュエータを構成するピニオンギア34が結合され、反応ダクト部31aの壁面31cの全域全長にわたって形成したラック部35のギア35aにそのピニオンギア34が噛合してモータ回転を減速伝達して天板部31bを往復動させる。また、天板部31bは図示のようにコ字形状に形成され、その下部と上部は反応ダクト壁部31dで仕切られている。すなわち、ピストン移動する天板部31bで仕切られた反応ダクト部31内に取り込んだ音が機外に漏出しない遮音構造となっている。
再び図3および図4において、排気ダクト15cから分岐した上記反応ダクト31aよりも上流側に発生音検出マイク(発生音検出手段)18が配置されている。装置本体内で発生した機械音などの音は排気ダクト15c内を通過して機外に排音されるが、その発生音を発生音検出マイク18で集音して検出するようになっている。検出された発生音の信号に基づいて制御手段は以下各種の作動制御を行うべく作動信号を送出する。発生音信号は電圧増幅器であるAMP19で増幅され、AD変換器(A.D.C)20でもってデジタル信号化される。そして、反応フィルタ21によって信号の位相を反転し、DA変換器(D.A.C)22によってアナログ化した信号をAMP23によって増幅する。
また、反応ダクト部31aよりも下流側には、排気ダクト15cの内部に臨んで干渉音源スピーカ(干渉音発生手段)24が配置され、この干渉音源スピーカ24から出力した上記発生音とは逆位相の干渉音を排気ダクト15c内に向けて放つようになっている。干渉音源スピーカ24の周囲にこれを取り囲んでスピーカカバー24aが取り付けられ、出力された干渉音を排気ダクト15c内に有効に放たれるようにしている。すなわち、上記発生音検出マイク18で検出した発生音とは逆位相の干渉音が干渉音源スピーカ24から排気ダクト15cの通路内に出力されることで、発生音と干渉音とを重ね、音の干渉作用で相殺することで消音する。
前述のように、反応ダクト部31aには発生音と干渉音が取り込まれて音の干渉作用によって反応音が生成され、この生成された反応音は再び反応ダクト部31a内からリターンして排気ダクト15cに戻される。なお、反応ダクト部31a内からリターンして排気ダクト15cに戻された反応音(反射音)は発生音とは逆位相となっている。さらに、干渉音源スピーカ24よりも下流側の排気ダクト15cに音検出マイク(音検出手段)25が配置されている。音検出マイク25は、発生音に干渉音源スピーカ24によって出力された干渉音が干渉した後の音を拾って検出する
そこで、図4の機能ブロック図と図6の動作フローチャートを参照して上記音検出マイク25が検出した逆位相の反応音の信号に基づき、以下の消音制御が行われる。
ファン回転による機械騒音として発生した音は排気ダクト内15cの上流側で発生音検出マイク18によって検出され、その発生音は音抑制装置の反応ダクト部31a内に取り込まれる。その一方で、発生音とは逆位相の干渉音が干渉音源スピーカ24から排気ダクト15c内へ出力される。排気ダクト15c内では、発生音と干渉音が重なって反応して干渉する。
反応ダクト部31aで生成された反応音は再び排気ダクト15cに戻される。排気ダクト15c内音を下流側に位置する音検出マイク25で拾って検出する。検出された音はAMP26によって増幅され、増幅後にAD変換器27でデジタル信号化してLMS演算部28に入力される。LMS演算部28では音検出マイク25で検出した音が最小化するように演算処理される。その演算処理された最小化反応音を反応フィルタ21に入力し、干渉音源スピーカ24から出力する逆位相の干渉音に反映させるべくフィードバックさせる。つまり、制御手段は音検出マイク25で拾った反応音が最小化するようにフードバック制御を行い、制御結果として最小化の音を決定する。
また、誤差経路補償フィルタ29を有しており、ここでは上記発生音検出マイク18で拾って検出した排気ダクト15c内の発生音の検出信号と、音検出マイク25で拾って検出した反応音の検出信号との検出タイミングを合わせるためにLMS演算部28にて演算を行う。その演算結果から干渉音源スピーカ24から出力する干渉音を調整するのである。結果的に、そうした調整を繰り返すことで発生音に干渉させてその発生音を消音し、発生音がそのまま機外に放音されないように制御する。
また、ハウリング補償フィルタ30を有し、干渉音源スピーカ24から出力した干渉音が発生音検出マイク18にフィードバックする経路であるためにハウリングの原因となる。このハウリング防止にハウリング補償フィルタ30が装備されている。
それを考慮して発生音検出マイク18はつぎの好適位置に配置される。発生音検出マイク18としては排気ダクト15c内で音圧の高い部分にセットされるのが好ましい。図7は、排気ダクト15cの内部の音圧レベルを模式的な音響モードで示している。排気ダクト15c内の音圧レベルは場所によって異なり、腹の位置は音圧レベルが大きくなり、節の部分は音圧レベルが小さくなる。この音響モードは音の周波数によっても異なるが、この場合はたとえば500Hz〜3000Hzまでの音圧レベルのオーバオールで音響モードが形成されていると考えられる。
以上の動作および作用が図6の動作フローチャートの各ステップに示す手順で実行される。
音検出マイク25で排気ダクト15c内の音が検出される(ステップ:S40)。その際、検出によって採取されたダクト内発生音はFFT変換をかけて(ステップ:S41)、図8に示す周波数特性のデータとして保存する。S40で音検出マイク25が検出する排気ダクト15c内の音は、装置本体での発生音に干渉音源スピーカ24によって出力された干渉音を干渉させた後の音であってよい。続いて、たとえば音の周波数が2kHz以上の周波数特性で図8中で音圧レベルの最大個所を探索し、このときの周波数をakHzとする。反応音生成部31における反応ダクト部31aの天板部31bの高さ寸法(反応音生成部31の長さ)Lは次式で算出することができる。
L(mm)=346×10/(4×a) ・・・(1)
この(1)式で346×10は音速(mm/s)、a(Hz)は前述した低減を望むべき周波数である。反応音生成部31による消音原理は、反応ダクト部31aからの反応音(反射音)が発生音を逆位相となっていることで発生音を消音化することにある。よって排気ダクト15c内を下流側に進行する発生音が反応ダクト部31aに入り、天板部31bに反射した反射音が逆位相になっている必要がある。したがって、天板部31bの高さ寸法Lは排気ダクト15c内を下方に進行する音の1/4波長の長さに同等とすれば、反射音は1/2波長になる。
天板部31bをステッピングモータ33の回転駆動によって高さ寸法Lの長さ距離を移動させる(ステップ:S42)。つぎに、発生音検出マイク18と音検出マイク25で採取した音の最大部分(図8中の符号bで示す部分)の音をすべて検出できるよう、図4中のAMP19,26を調整する。さらに、図4中の干渉音源スピーカ24によって全周波数帯の音がすべて入っている音(いわゆるホワイトノイズ)を出力し、音検出マイク25の検出が最大になるように干渉音源スピーカ24のAMP23を調整する(ステップ:S43)。その状態で、ホワイトノイズを干渉音源スピーカ24からいわゆる同定44として出力する(ステップ:S44)。同定終了後(ステップ:S45)、前述の誤差経路補償フィルタ29に同定値Cを入れて保存する(ステップ:S46)。以上、一連の動作終了後、音抑制装置(ANC)17の適応を開始する(ステップ:S47)。
以上のように音抑制装置17を作動させることにより、図8および図9に示す騒音低減特性による効果が得られる。図9は、横軸に時間(S)、縦軸に騒音波形(図4の音検出マイク25で検出した電圧波形(V))を示す。また、図8は、前述した図9の騒音波形を高速フーリエ変換アルゴリズム(以降FFT)処理して、横軸に周波数(Hz)縦軸に音圧レベル(dB)を示したグラフである。
以上から明らかなように、画像形成装置本体1に備わる第1実施形態の音抑制装置17によれば、図9に示すように、本装置の作動後、時間の経過とともに騒音波形(V)は小さくなる。また、図8に示すように、反応音生成部31を設けることでakHzの音を低減に有効であり、b部に示すような騒音低減の効果も得ることができる。このように高周波数の音は反応音生成部31で消音するとともに、低周波の音は音抑制装置17で消音させることで、周波数全域の音の騒音低減に有効である。すなわち、排気ダクト15cを伝播されて画像形成装置本体1の機外に放射される吸引ファン11,12および排気ファン13,14から発生する回転音および画像形成装置本体1内で発生する駆動音などを有効に消音することで、使用環境の静寂性が保たれる。
(第2実施形態−音抑制装置)
つぎに、第2実施形態について説明をする。この第2実施形態を示す動作フローチャートの図10は、上記第1実施形態で示された図7の動作フローチャートを基本にしており、異なる部分の動作制御を説明し、共通するステップの説明は省く。
すなわち、音検出マイク25によって反応ダクト部31aから出た反応音を採取し(ステップ:S40)、周波数を算出するステップまでは図7と同一である。その後、天板部31bを所定位置まで移動させて(ステップ:S42)、さらにもう一回音検出マイク25で音の採取を行うことで周波数の演算を実施する。このルーチンを繰り返すことでにより高精度の目標とする周波数の音を低減させること可能となる。加えて、排気ダクト15c内を通過する音は時間の経過とともに変化している可能性があるため、定期的に図10のステップS40〜S42を繰り返すことで、さらに一層高精度の騒音低減を実現できる。
以上、本発明について数例の実施形態が説明されたが、それら実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲内でその他の実施形態、応用例および変形例、そしてそれらの組み合わせも可能である。
本発明による音抑制装置が装備された画像形成装置の具体例である複写機を示す図。 画像形成装置本体に設けられた冷却ファンおよび排気ファンの外観を示す斜視図。 同冷却ファンと排気ファンに設けられたダクト構造を示す斜視図。 第1実施形態による音抑制装置の構成ならびに電気回路を示す機能ブロック図。 第1実施形態において排気ダクト内の音圧レベルを模式的に示す音響モード図。 第1実施形態において天井部の移動機構の説明図。 第1実施形態の音抑制装置においてその動作を示すフローチャート。 第1実施形態における合成音検出マイクの騒音波形をFFT処理して横軸に周波数(Hz)縦軸に音圧レベル(dB)を示すグラフ。 第1実施形態における合成音検出マイクで検出した騒音波形と電圧波形との相関を示すグラフ。 本発明による第2実施形態の動作を示すフローチャート。
符号の説明
1 画像形成装置本体
4 感光体ドラム
10 定着装置
15a,15b 排気ダクト(排気通路)
15c 排気ダクト
17 音抑制装置
18 発生音検出マイク(発生音検出手段)
21 反応フィルタ
24 干渉音源スピーカ(干渉音発生手段)
25 音検出マイク(音検出手段)
−以下、音抑制装置−
31 反応音生成部
31a シリンダ状の反応ダクト部
31b ピストン状の天板部(可動部材)

Claims (7)

  1. 装置本体内で発生した発生音が通路を通じて装置外に放出されることを抑制する音抑制装置であって、
    前記発生音と逆位相の干渉音を前記通路内に出力する干渉音発生手段と、
    前記排気通路から分岐した、前記発生音を取り込んで前記発生音とは逆位相の反応音として生成して再び前記通路に戻す反応音生成部と、
    前記反応音生成部の内部の長さを変化させるためのアクチュエータと、
    前記発生音に前記干渉音発生手段によって出力された干渉音を干渉させた後の音を検出する音検出手段と、
    前記音検出手段の検出信号に基づいて前記アクチュエータに作動信号を送出する制御手段と、
    を有することを特徴とする音抑制装置。
  2. 前記発生音を検出する発生音検出手段を更に有し、
    前記干渉音発生手段は、前記発生音検出手段が検出した結果に基づいて干渉音を発生することを特徴とする請求項1に記載の音抑制装置。
  3. 前記通路において上流側から下流側へ順に前記発生音検出手段、前記反応音生成部、前記干渉音発生手段および前記音検出手段が配置されてなっていることを特徴とする請求項2に記載の音抑制装置。
  4. 前記反応音生成部は、
    前記通路に分岐して連通するシリンダ状の反応ダクト部と、
    前記アクチュエータの作動で前記反応ダクト部内を移動してダクトの長さを変えることによって、前記反応ダクト部の内部で前記反応音の波長を変化させるピストン状の可動部材と、
    を含んでなっていることを特徴とする請求項1または2に記載の音抑制装置。
  5. 前記通路および前記反応音生成部のそれぞれ内面に遮音手段を施してなっていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の音抑制装置。
  6. 装置本体内で発生した発生音が経路を通じて装置外に伝わることを抑制する音抑制装置であって、
    前記通路から分岐し、前記発生音を取り込んで干渉させた後に前記発生音とは逆位相の反応音として生成して再び前記通路に戻す反応音生成部と、
    前記反応音生成部の内部の長さを変化させるためのアクチュエータと、
    前記経路の内部の音を検出する音検出手段と、
    前記音検出装置の検出信号に基づいて前記アクチュエータに作動信号を送出する制御手段と、を有することを特徴とする音抑制装置。
  7. 画像形成ステーションで発生した熱を装置外に排出する通路を形成する排気ダクトと、前記請求項1乃至6のいずれか1項に記載の音抑制装置と、を有する画像形成装置であって、
    画像形成装置本体内の吸気ファンおよび排気ファンから発生した回転駆動音が前記排気ダクトに伝播されて装置外に放出されるのを前記音抑制装置によって抑制することを特徴とする画像形成装置。
JP2007100069A 2007-04-06 2007-04-06 音抑制装置およびそれを備えた画像形成装置 Expired - Fee Related JP5110941B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007100069A JP5110941B2 (ja) 2007-04-06 2007-04-06 音抑制装置およびそれを備えた画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007100069A JP5110941B2 (ja) 2007-04-06 2007-04-06 音抑制装置およびそれを備えた画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008257000A true JP2008257000A (ja) 2008-10-23
JP5110941B2 JP5110941B2 (ja) 2012-12-26

Family

ID=39980628

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007100069A Expired - Fee Related JP5110941B2 (ja) 2007-04-06 2007-04-06 音抑制装置およびそれを備えた画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5110941B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016051111A (ja) * 2014-09-01 2016-04-11 三菱電機株式会社 音環境制御装置、およびそれを用いた音環境制御システム

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05142887A (ja) * 1991-11-20 1993-06-11 Ricoh Co Ltd 複写機の消音装置
JPH09212175A (ja) * 1996-01-30 1997-08-15 Ricoh Co Ltd 消音装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05142887A (ja) * 1991-11-20 1993-06-11 Ricoh Co Ltd 複写機の消音装置
JPH09212175A (ja) * 1996-01-30 1997-08-15 Ricoh Co Ltd 消音装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016051111A (ja) * 2014-09-01 2016-04-11 三菱電機株式会社 音環境制御装置、およびそれを用いた音環境制御システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP5110941B2 (ja) 2012-12-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7995769B2 (en) Sound control apparatus of image forming apparatus
JPH05249983A (ja) 画像形成装置
US5245385A (en) Image forming apparatus which reduces noise generated therefrom
JP5110941B2 (ja) 音抑制装置およびそれを備えた画像形成装置
JP2007127245A (ja) 騒音抑制装置および画像形成装置
JPH068581A (ja) 画像形成装置の騒音防止機構
JP2006118422A (ja) 電子機器内のファン音低減装置
JP6191041B2 (ja) 画像形成装置
JPH09197921A (ja) 画像形成装置の消音装置および消音方法
JP5388744B2 (ja) 消音装置及び画像形成装置
JP2007079125A (ja) 消音装置及び画像形成装置
JP2005316452A (ja) 能動消音装置
JP2007121827A (ja) アクティブ消音装置
JP2003307890A (ja) 消音手段を有する給紙装置または、再給紙装置または、画像形成装置
JP5131217B2 (ja) 消音装置及びそれを用いた電子機器
JPH04332673A (ja) 騒音除去装置
JPH04221965A (ja) 騒音除去装置付画像形成装置
JP3621406B2 (ja) 画像形成装置
JPH08160687A (ja) 画像形成装置
JP2009118996A (ja) 電気掃除機
JP2004219783A (ja) 画像形成装置
JPH09193505A (ja) 画像形成装置
JP2002244380A (ja) 像担持体駆動ユニット及びこれを用いた画像形成装置
JP2007231930A (ja) エアクリーナボックス及び吸気音制御装置及び吸気音制御方法
JP2000098828A (ja) 画像形成装置の能動型騒音制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100405

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120306

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120427

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120911

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121009

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151019

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5110941

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151019

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees