JP2008256285A - 空気調和装置 - Google Patents

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Shizuyo Takaishi
静代 高石
Kenkichi Kagawa
謙吉 香川
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Abstract

【課題】結露水をフィルタで浄化し室内加湿に利用する空気調和装置であって、フィルタの洗浄を自動で行い使用者の負荷を軽減することができる空気調和装置を提供する。
【解決手段】空気調和装置1では、結露熱交換器117で採取された結露水が浄水フィルタ323で浄化され、ポンプ25によって加湿ユニット21へ搬送される。加湿ユニット21とポンプ25とを連絡する配管の途中に三方弁36が設けられている。三方弁36と浄水フィルタ323の下流側である第2槽322とは戻し配管22cによって連絡されている。制御部4は、浄水フィルタ323の洗浄が必要なときに、三方弁36を制御して加湿ユニット21へ向う水を戻し配管22cへ流す。
【選択図】図1

Description

本発明は、空気調和装置に関し、特に、暖房運転時に室内を加湿することができる空気調和装置に関する。
近年、暖房運転時に室外熱交換器で発生する結露水を室内加湿に利用する空気調和装置が広く普及している(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の空気調和装置は、圧縮機、室内熱交換器、第1膨張弁、第1室外熱交換器、第2膨張弁および第2室外熱交換器の順に冷媒が循環する冷媒回路を備えている。冷媒が第1膨張弁で減圧された後さらに第2膨張弁で減圧されることによって、第2室外熱交換器の温度が常に氷点下となり結露水が発生する。外気の露点温度が高い場合には第1室外熱交換器でも結露する。第1室外熱交換器および第2室外熱交換器で発生した結露水は、加湿用の水として貯留され、浄化された後にポンプによって加湿手段へ搬送される。
特開2002−213780号公報
しかしながら、加湿用の水は外気から水分を結露させて採取されているため、塵埃など空気中の浮遊物が混入し、水を浄化するためのフィルタが汚れ易い。このため、フィルタの洗浄を頻繁に行なう必要があり、使用者に余分な手間を強いることとなる。
本発明の課題は、フィルタの洗浄を自動で行い使用者の負荷を軽減することができる空気調和装置を提供することにある。
第1発明に係る空気調和装置は、結露手段と、加湿手段と、浄化手段とを備えている。結露手段は、外気に含まれる水分を結露させる。加湿手段は、結露手段で採取された水を使用して室内を加湿する。浄化手段は、水を加湿手段へ搬送する際にフィルタで浄化する。浄化手段は、フィルタの洗浄が必要なとき、加湿手段に搬送される水をフィルタの下流側に戻す。
この空気調和装置では、浄化手段が、水をフィルタの下流側から上流側に向って逆流させるので、フィルタに付着していた不純物が解離しフィルタが洗浄される。
第2発明に係る空気調和装置は、第1発明に係る空気調和装置であって、浄化手段には、ポンプと、三方弁と、戻し配管と、制御部とが含まれている。ポンプは、フィルタで浄化された浄化水を加湿手段へ搬送する。三方弁は、加湿手段とポンプとを連絡する配管の途中に設けられる。戻し配管は、三方弁とフィルタの下流側とを連絡する。制御部は、三方弁を制御して戻し配管側へ浄化水を流入させる。
この空気調和装置では、ポンプによって、水がフィルタを通過する際の水圧が確保されるので、フィルタから不純物が解離しフィルタの目詰まりが解消され性能が再生される。
第3発明に係る空気調和装置は、第2発明に係る空気調和装置であって、浄化手段には、第1開閉弁と、第2開閉弁とがさらに含まれている。第1開閉弁は、フィルタの上流側の水を排出する。第2開閉弁は、フィルタの下流側の水をポンプ側へ流す。制御部は、フィルタの洗浄時に、第1開閉弁を開動作させ、第2開閉弁を閉動作させる。
この空気調和装置では、第1開閉弁が開くことによって汚れた水が排出されて上流側の水位が低下し、第2開閉弁が閉じることによって浄化された水が流出せず下流側の水位が上昇する。その結果、ポンプの圧力が弱くても、水位差によってフィルタに付着した不純物が上流側へ戻されるので、フィルタから不純物が容易に解離する。さらに、フィルタから解離した不純物は、第1開閉弁を通過して排出されるので残留することはく、フィルタが清浄な状態に維持される。
第4発明に係る空気調和装置は、第2発明に係る空気調和装置であって、制御部が、計時部と、演算部と、記憶部とを有している。計時部は、ポンプの稼働時間を計数する。演算部は、稼働時間を積算して積算値を求める。記憶部は、積算値を記憶する。制御部は、積算値が所定時間に達したときに、フィルタの下流側へ浄化水を戻す制御を行なう。
この空気調和装置では、フィルタの汚れの程度がフィルタを通過した水量にほぼ比例し、その水量はポンプの稼動時間から推定することができる。ポンプの稼働時間の積算値が所定時間に達したときがフィルタの洗浄の時期と推定することができるので、フィルタの汚れを検出するための装置が不要となり、コスト増大が抑制される。
第1発明に係る空気調和装置では、浄化手段が、水をフィルタの下流側から上流側に向って逆流させるので、フィルタに付着していた不純物が解離しフィルタが洗浄される。
第2発明に係る空気調和装置では、ポンプによって、水がフィルタを通過する際の水圧が確保されるので、フィルタから不純物が解離しフィルタの目詰まりが解消され性能が再生される。
第3発明に係る空気調和装置では、水位差によってフィルタに付着した不純物が解離し、解離した不純物は第1開閉弁を通過して排出されるので、フィルタが清浄な状態に維持される。
第4発明に係る空気調和装置では、ポンプの稼働時間の積算値が所定時間に達したときがフィルタの洗浄の時期と推定することができるので、フィルタの汚れを検出するための装置が不要となり、コスト増大が抑制される。
以下図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明の具体例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
<空気調和装置の概略構成>
図1は、本発明の第1実施形態に係る空気調和装置の構成図である。図1において、空気調和装置1は、冷媒が流通する冷媒回路10を備えている。冷媒回路10は、圧縮機11、四路切換弁12、室外熱交換器13、第1膨張弁14a、室内熱交換器15及びアキュームレータ20などが接続されることによって形成されている。圧縮機11を出た冷媒は、四路切換弁12によって室外熱交換器13又は室内熱交換器15のいずれか一方に流れる。
たとえば、暖房運転時、制御部4は四路切換弁12に図1の実線で示した流路を選択させて冷媒を室内熱交換器15へ流す。一方、冷房運転時には、制御部4は四路切換弁12に図1の点線で示した流路を選択させて冷媒を室外熱交換器13へ流す。第1膨張弁14aは、冷媒の流路を絞って冷媒を減圧する。アキュームレータ20は、余分な液冷媒を溜めて圧縮機11にガス冷媒だけを戻す。
冷媒回路10は、吸着熱交換器116と結露熱交換器117とをさらに有している。吸着熱交換器116は、室内熱交換器15と第1膨張弁14aとの間に接続されている。結露熱交換器117は、室外熱交換器13と並列に接続されている。室外熱交換器13と結露熱交換器117は共に蒸発器として機能し、特に、結露熱交換器117は外気の水分を結露させることを目的とする。
吸着熱交換器116の表面には、ゼオライトを主成分とする吸着剤が担持されている。吸着剤は、ゼオライトに限定されるものではなく、シリカゲル、活性炭、親水性又は吸水性を有する有機高分子ポリマー系材料、カルボン酸基又はスルホン酸基を有するイオン交換樹脂系材料、感温性高分子等の機能性高分子材料などから選択される。
冷媒回路10は、第2膨張弁14bと第3膨張弁14cとをさらに有している。第2膨張弁14bは、結露熱交換器117の冷媒流れの上流に接続されている。第2膨張弁14bは、第1膨張弁14aで減圧された冷媒をさらに減圧するので、結露熱交換器117での冷媒の蒸発温度は、室外熱交換器13での冷媒の蒸発温度よりも低く、結露熱交換器117の温度は室外熱交換器13の温度よりも低くなる。第3膨張弁14cは、室内熱交換器15と吸着熱交換器116との間に接続されている。第3膨張弁14cは、室内熱交換器15から吸着熱交換器116へ流れてくる冷媒を減圧するものであるが、通常は開いている。
室内熱交換器15の近傍には加湿ユニット21が配置されている。加湿ユニット21は、室内熱交換器15を通過して室内に吹出される空気に適度の水分を与える。加湿ユニット21に供給される水は、タンク23に貯留されている。タンク23内の水は、室外熱交換器13及び結露熱交換器117で発生した結露水を浄化した水であり、その水はポンプ25でくみ上げられ配管22bを通って加湿ユニット21に搬送される。加湿ユニット21は、超音波式加湿器、加熱式加湿器および噴霧式加湿器などから選定される。
本実施形態では、室内熱交換器15と加湿ユニット21とは室内ユニット3側にあり、その他は、室外ユニット2側にある。制御部4は、CPU41、メモリ42及びタイマ43を内蔵しており、空気調和装置1の各機器を制御している。
<室外ユニット及び捕水ユニット>
図2は空気調和装置の室外ユニット及び捕水ユニットの構造を示す斜視図である。図2において、室外ユニット2の上方には、外気から水分を結露させて集める捕水ユニット7が配置されている。捕水ユニット7は、吸着熱交換器116、結露熱交換器117、ドレンパン31bおよびファン118を含んでいる。ドレンパン31bは、結露熱交換器117の下方に位置し、結露熱交換器117で発生した結露水をさらに下方へ流す。
捕水ユニット7の壁面には通気口102が設けられ、通気口102から所定距離は離れた位置には吹出口119が設けられている。ファン118は、静圧の高いシロッコファンであり、ファン118が回転することによって通気口102から外気が吸込まれ、その外気は、空気流Aとなって吸着熱交換器116、結露熱交換器117を通過して、吹出口119から吹出される。ファン118が設けられることによって、吸着熱交換器116および結露熱交換器117を通過する風量の調節が自由になり、結露水の発生量が制御し易くなる。
室外ユニット2には、図1で示した圧縮機11、四路切換弁12、室外熱交換器13及びドレンパン31aが配置されている。また、室外ファン81も配置されており、回転することによって外気を吸込み、室外熱交換器13に外気を当てて冷媒との熱交換を活発にする。室外ユニット2の壁面には吹出口105が設けられており、室外熱交換器13で熱交換された空気が吹出される。
室外ユニット2の下方には、浄化ユニット29が配置されている。浄化ユニット29は、戻し配管22c、タンク23、ポンプ25、浄水槽32、第1電磁開閉弁33、第2電磁開閉弁34、第3電磁開閉弁35、及び三方弁36を含む。
図3は、タンクの斜視図である。図3において、結露水は入口32aから浄水槽32の内部に流入する。浄水槽32の下方には、第1電磁開閉弁33と第2電磁開閉弁34が接続されている。第1電磁開閉弁33を通過した水は排水口51から排出される。第2電磁開閉弁34を通過した水はタンク23に入る。タンク23の底面側には第3電磁開閉弁35が接続されており、第3電磁開閉弁35を通過した水は排水口51から排出される。ポンプ25は、タンク23の底面側から水をくみ上げて三方弁36に送り、三方弁36から適量の水が加湿ユニット21へ供給される。
タンク23内の水は、殺菌のために紫外線ランプ37から紫外線が照射されている。紫外線ランプ37は、タンク23の上部に取付けられるが、設置が容易であるので作業性がよい。殺菌手段は、紫外線ランプ37に限定されるものではなく、例えば、オゾン発生器でもよい。
また、空気調和装置1が寒冷地に設置される場合は、タンク23内の水の凍結を防止するために、ヒーターがタンク23の近傍、或いはタンク23内に配置される。ヒーターは常時作動している必要はなく、外気温が氷点下に達したときに作動すればよい。
なお、ヒーターは、タンク23内の水の凍結を防止することができる加熱手段であればよい。例えば、電気式ヒーターの場合は、ニクロム線、シーズヒーター、カーボンヒーター、セラミックヒーター、シートヒーターなどから選択される。また、冷凍サイクル内の高圧側(圧縮機出口、凝縮器出口など)の配管をタンク23下部又は近傍へ引き回して加熱するヒートポンプ式を選択することも可能である。さらに、2つの圧縮機を並列に接続し、一方の圧縮機をタンク23近傍に配置して、その圧縮機の放熱でタンク23内の水を加熱することもできる。
<水の循環経路>
図4は、水の循環経路を示す回路図である。図4に示すように、浄水槽32の内部は、浄水フィルタ323によって第1槽321と第2槽322とに仕切られており、ドレンパン31a及びドレンパン31bから浄水槽32に入った水は、先ず、第1槽321に貯留され、その後、浄水フィルタ323を通過して第2槽322に貯留される。水が浄水フィルタ323を通過する際には、水中に含まれる塵埃などの不純物が浄水フィルタ323によって除去される。
第1槽321内が満水状態になったときは、第1電磁開閉弁33が流路を開き排水する。第2槽322内の水は、第2電磁開閉弁34が流路を開いたときにタンク23内へ流れる。タンク23が満水状態になったときは、第2電磁開閉弁34が流路を閉じる。タンク23内の水が不要になったときは、第3電磁開閉弁35が流路を開けて排水する。
タンク23内の水は、ポンプ25で汲み上げられ配管22aを介して三方弁36に送られる。三方弁36は、ポンプ25から送られてきた水を配管22bに流して加湿ユニット21に供給する。しかし、制御部4の判断で浄水フィルタ323の洗浄が必要となったときは、ポンプ25から送られてきた水を戻し配管22cに流して浄水槽32の第2槽322へ戻している。
水が第2槽322に戻されることによって、浄水後の水が浄水フィルタ323を通して浄水前の水側へ強制的に流されるので、浄水フィルタ323が清掃される。即ち、第2槽322から第1槽321へ水が逆流し、浄水フィルタ323の表面に堆積した不純物が第1槽321に戻される。このとき、第1電磁開閉弁33が流路を開けることによって、浄水フィルタ323に堆積した不純物を除去しながら第1槽321内の水を排出することができる。
本実施形態では、水を第2槽322へ戻す制御が行なわれるとき、制御部4が第1電磁開閉弁33を開け、第2電磁開閉弁34を閉じる。このとき、第1槽321内の水が排出されて水位が低下し、第2槽322の水位が上昇する。浄水フィルタ323に付着した不純物は、第1槽321と第2槽322との水位差によって第1槽321へ勢いよく戻される。その結果、浄水フィルタ323の洗浄効果が向上する。浄水フィルタ323から解離した不純物は、第1電磁開閉弁33を通過して排出されるので、第1槽321に残留することはない。
制御部4は、ポンプ25の稼動時間の積算値が所定時間に達したときに、水を第2槽322へ戻す制御を行なっている。浄水フィルタ323の汚れの程度は、浄水フィルタ323を通過した水量にほぼ比例するので、所定水量が通過したときに浄水フィルタ323の洗浄を行う必要がある。所定水量を搬送するために必要なポンプ25の運転時間を所定時間とすれば、ポンプ25の稼働時間の積算値が所定時間に達したときが、浄水フィルタ323の洗浄の時期である。この制御によれば、浄水フィルタ323の汚れを検出するための装置が不要となる。
なお、浄水フィルタ323の汚れを推定する方法は、ポンプ25の稼働時間から推定する方法に限定されるものではなく、ポンプ25の吸込圧力から推定する方法もある。浄水フィルタ323の目詰まりが進行すると、ポンプ25の吸込圧力が低下するので、ポンプ25の吸込側に圧力センサを設け、その圧力センサが所定圧力以下の吸込圧力を検出したときが、浄水フィルタ323の洗浄の時期であると推定することができる。
或いは、浄水フィルタ323の目詰まりが進行すると、ポンプ25の吐出圧力も低下するので、ポンプ25の吐出側に圧力センサを設け、その圧力センサが所定圧力以下の吐出圧力を検出したときが、浄水フィルタ323の洗浄の時期であると推定することもできる。
また、浄水フィルタ323の目詰まりが進行すると、ポンプ25の負荷が増加しポンプ25のモータ電流が増加するので、モータ電流が所定値を超えたときが浄水フィルタ323の洗浄の時期であると推定することもできる。
<空気調和装置の動作>
空気調和装置1は、四路切換弁12で冷媒の流路を変更することによって冷房運転と暖房運転とを切り替えることができる。本実施形態では、冷媒回路10が暖房運転用の回路になっている場合について説明する。
暖房運転時において、制御部4は、四路切換弁12を制御して図1の実線で示す流路を選択させ、圧縮機11と室内熱交換器15とを連通させる。通常、第3膨張弁14cは開いているので、室内熱交換器15と吸着熱交換器116は凝縮器として機能する。室外熱交換器13と結露熱交換器117とは蒸発器として機能する。すなわち、圧縮機11より吐出された高温・高圧の冷媒が室内熱交換器15に導入され、室内熱交換器15内の冷媒は室内空気と熱交換した後、吸着熱交換器116に導入され、吸着熱交換器116内の冷媒は外気と熱交換する。その結果、冷媒の温度が低下し、中温・高圧の状態になる。
吸着熱交換器116を出た冷媒は、第1膨張弁14aで減圧され、一部は室外熱交換器13に導入され、その他は第2膨張弁14bでさらに減圧されて結露熱交換器117に導入される。制御部4は、第2膨張弁14bを制御して結露熱交換器117の冷媒の蒸発温度が外気の露点温度以下となるように設定するので、結露熱交換器117の温度は室外熱交換器13の温度よりも低くなる。その結果、外気の露点温度が低く室外熱交換器13で結露しないときでも、結露熱交換器117では常に結露する。
さらに、吸着熱交換器116では、冷媒が吸着剤を加温して吸着剤に含まれる水分を空気中へ脱離させているので、吸着熱交換器116を通過する空気には吸着剤から脱離された水分が含まれている。その水分も結露熱交換器117を通過するときに結露するので、結露熱交換器117で発生する結露水は、吸着熱交換器116がない場合よりも多くなる。室外熱交換器13を出た冷媒および結露熱交換器117を出た冷媒は、再び圧縮機11に吸入される。
吸着熱交換器116の吸着剤に吸着されている水分は、加温時間の増加に伴って減少していくので、定期的に水分を吸着させることが好ましい。本実施形態では、定期的に第3膨張弁14cで冷媒流路を絞って冷媒を減圧して、吸着熱交換器116で冷媒を蒸発させ、吸着剤の冷却を行なう。その結果、吸着剤に空気中の水分が吸着される。
<特徴>
(1)
空気調和装置1では、結露熱交換器117で採取された結露水が浄水フィルタ323で浄化され、ポンプ25によって加湿ユニット21へ搬送される。加湿ユニット21とポンプ25とを連絡する配管の途中に三方弁36が設けられている。三方弁36と浄水フィルタ323の下流側である第2槽322とは戻し配管22cによって連絡されている。制御部4は、浄水フィルタ323の洗浄が必要なときに、三方弁36を制御して加湿ユニット21へ向う水を戻し配管22cへ流す。このとき、水が第2槽322から浄水フィルタ323を通過して上流側の第1槽321へ逆流するので、浄水フィルタ323から不純物が解離し浄水フィルタ323の目詰まりが解消され性能が再生される。
(2)
第1槽321の下方には第1電磁開閉弁33が接続され、第2槽322の下方には第2電磁開閉弁34が接続されている。制御部4は、浄水フィルタ323の洗浄時に、第1電磁開閉弁33に開動作させて汚れた水を排出させ、第2電磁開閉弁34に閉動作させて第2槽322の水位を上昇させる。その結果、水位差によって浄水フィルタ323に付着した不純物が第1槽321へ戻されるので、浄水フィルタ323から不純物が容易に解離する。浄水フィルタ323から解離した不純物は、第1電磁開閉弁33を通過して排出されるので、浄水フィルタ323が清浄な状態に維持される。
(3)
制御部4では、タイマ43がポンプ25の稼働時間を計数し、CPU41がその稼働時間を積算して積算値を求め、メモリ42がその積算値を記憶する。制御部4は、その積算値が所定時間に達したときに、加湿ユニット21へ向う水を第2槽322へ戻す制御を行なう。制御部4は、ポンプ25の稼働時間から浄水フィルタ323の洗浄時期を推定することができるので、浄水フィルタ323の汚れを検出するための装置が不要となり、コスト増大が抑制される。
以上のように、本発明によれば、結露水を浄化し加湿用の水として貯えるので、使用者による給水を必要としない無給水の加湿手段を備えた空気調和装置に有用である。
本発明の実施形態に係る空気調和装置の構成図。 空気調和装置の室外ユニット及び捕水ユニットの構造を示す斜視図。 タンクの斜視図。 水の循環経路を示す回路図。
符号の説明
1 空気調和装置
4 制御部
13 室外熱交換器(結露手段)
21 加湿手段
22c 戻し配管
25 ポンプ
29 浄化ユニット(浄化手段)
33 第1電磁開閉弁
34 第2電磁開閉弁
36 三方弁
41 CPU(演算部)
42 メモリ(記憶部)
43 タイマ(計時部)
117 結露熱交換器(結露手段)
323 浄水フィルタ

Claims (4)

  1. 外気に含まれる水分を結露させる結露手段(117)と、
    前記結露手段(117)で採取された水を使用して室内を加湿する加湿手段(21)と、
    前記水を前記加湿手段(21)へ搬送する際にフィルタ(323)で浄水する浄化手段(29)と、
    を備え、
    前記浄化手段(29)は、前記フィルタ(323)の洗浄が必要なとき、前記加湿手段(21)に搬送される水を前記フィルタ(323)の下流側に戻す、
    空気調和装置(1)。
  2. 前記浄化手段(29)は、
    前記フィルタ(323)で浄水された浄化水を前記加湿手段(21)へ搬送するポンプ(25)と、
    前記加湿手段(21)と前記ポンプ(25)とを連絡する配管の途中に設けられる三方弁(36)と、
    前記三方弁(36)と前記フィルタ(323)の下流側とを連絡する戻し配管(22c)と、
    前記三方弁(36)を制御して前記戻し配管(22c)側へ前記浄化水を流入させる制御部(4)と、
    を含む、
    請求項1に記載の空気調和装置(1)。
  3. 前記浄化手段(29)は、
    前記フィルタ(323)の上流側の水を排出する第1開閉弁(33)と、
    前記フィルタ(323)の下流側の水を前記ポンプ(25)側へ流す第2開閉弁(34)と、
    をさらに含み、
    前記制御部(4)は、前記フィルタ(323)の洗浄時に、前記第1開閉弁(33)を開動作させ、前記第2開閉弁(34)を閉動作させる、
    請求項2に記載の空気調和装置(1)。
  4. 前記制御部(4)は、
    前記ポンプ(25)の稼働時間を計数する計時部(43)と、
    前記稼働時間を積算して積算値を求める演算部(41)と、
    前記積算値を記憶する記憶部(42)と、
    を有し、
    前記積算値が所定時間に達したときに、前記フィルタ(323)の下流側へ前記浄化水を戻す制御を行なう、
    請求項2に記載の空気調和装置(1)。
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