JP2008256256A - 空気調和装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】吸着熱交換器と加湿手段とを組合せて室内を加湿する空気調和装置を提供する。
【解決手段】空気調和装置1は、蒸気圧縮式冷凍サイクルの冷媒回路10と、制御部4と、加湿手段21とを備えている。冷媒回路10では、圧縮機11、室内熱交換器15、第1膨張弁14a、蒸発機構13の順で冷媒が循環する。制御部4は、冷媒回路10の冷媒温度を制御する。加湿手段21は、室内を加湿する。冷媒回路10の高圧側には、吸着熱交換器116がさらに設けられており、吸着熱交換器116には、高温時に水分を脱離する吸着剤が担持されている。蒸発機構13は、吸着熱交換器116の近傍に配置され吸着熱交換器116を通過した空気から水分を結露させる。加湿手段21は、蒸発機構13で発生した結露水を使って室内を加湿する。
【選択図】図1

Description

本発明は、空気調和装置に関し、特に、暖房運転時に室内を加湿することができる空気調和装置に関する。
近年、水分の吸着及び脱離を行なう吸着剤が、空気調和装置の加湿手段として利用されるようになった。その代表例である吸着熱交換器は、ゼオライト粒子を主成分とする吸着剤が放熱フィンの表面に担持された熱交換器である。吸着熱交換器が蒸発器となる場合は、膨張弁で減圧された冷媒が吸熱し蒸発することによって吸着剤が冷却され、空気中の水分が吸着剤に吸着される。吸着熱交換器が凝縮器となる場合は、圧縮機から吐出された冷媒が放熱し凝縮することによって吸着剤が加熱され、水分が空気中へ脱離される。
例えば、圧縮機、室内熱交換器、吸着熱交換器、膨張弁、室外熱交換器の順で冷媒が循環する冷媒回路では、暖房運転時に、圧縮機から吐出された冷媒は、室内熱交換器と吸着熱交換器とで凝縮した後、膨張弁で膨張し、室外熱交換器で蒸発して圧縮機に吸入される。このとき、吸着熱交換器を通過した空気を室内に流すことによって、吸着剤から離脱した水分が空気と共に拡散し室内が加湿される(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−114291号公報
しかしながら、吸着熱交換器自体を加湿手段として使用している場合、吸着熱交換器に対して水分を吸着させる動作と水分を脱離させる動作とが必要であり、水分を吸着させる動作の間は、空気調和装置は室内を加湿することができない。吸着熱交換器の機能を十分に発揮させるためには、他の加湿手段と組み合わせるのが好ましいが、それに関する発明は未だ開示されていない。
本発明の課題は、吸着熱交換器と加湿手段とを組合せて室内を加湿する空気調和装置を提供することである。
第1発明に係る空気調和装置は、蒸気圧縮式冷凍サイクルの冷媒回路と、制御部と、加湿手段とを備えている。冷媒回路では、圧縮機、凝縮器、第1膨張機構、蒸発機構の順で冷媒が循環する。制御部は、冷媒回路の冷媒温度を制御する。加湿手段は、室内を加湿する。冷媒回路の高圧側には、吸着熱交換器がさらに設けられており、吸着熱交換器には、高温時に水分を脱離する吸着剤が担持されている。蒸発機構は、吸着熱交換器の近傍に配置され吸着熱交換器を通過した空気から水分を結露させる。加湿手段は、蒸発機構で発生した結露水を使って室内を加湿する。
この空気調和装置では、吸着熱交換器が放熱器として高温となり、吸着剤が水分を脱離する。吸着熱交換器を通過してきた空気は、吸着剤から脱離された水分を含んでいるので、吸着熱交換器がない場合に比べて蒸発機構で発生する結露水は増加する。その結露水が加湿用の水として補充されるので、水不足による加湿能力の低下が防止される。
第2発明に係る空気調和装置は、第1発明に係る空気調和装置であって、蒸発機構が第1蒸発器と第2蒸発器とを含む。冷媒回路には、第2蒸発器に入る冷媒を減圧する第2膨張機構がさらに設けられている。
この空気調和装置では、第1膨張機構で減圧された冷媒が第2膨張機構でさらに減圧され第2蒸発器で蒸発するので、第2蒸発器の温度は第1蒸発器の温度よりも低くなる。その結果、第1蒸発器単独で発生する結露水の量よりも多くの結露水が発生するので、加湿用の水が不足することがない。
第3発明に係る空気調和装置は、第1発明又は第2発明に係る空気調和装置であって、冷媒回路には、吸着熱交換器に入る冷媒を減圧できる第3膨張機構がさらに設けられている。
この空気調和装置では、制御部は、必要に応じて第3膨張機構を制御して冷媒を減圧し吸着熱交換器の温度を低下させる。このとき、吸着剤が冷却されるので、吸着剤は水分の脱離を止めて水分の吸着を行う。その結果、次に脱離するための水分が補給される。
第4発明に係る空気調和装置は、第1発明又は第2発明に係る空気調和装置であって、冷媒回路には、圧縮機から吐出された冷媒の一部を吸着熱交換器へ流す第1開閉弁がさらに設けられている。
この空気調和装置では、制御部が、必要に応じて第1開閉弁を閉じ吸着熱交換器に向う冷媒の流れを断つので、吸着熱交換器の温度が低下し吸着剤が自然冷却され、吸着剤が水分の脱離を止めて水分の吸着を行う。その結果、次に脱離するための水分が補給される。
第5発明に係る空気調和装置は、第2発明に係る空気調和装置であって、冷媒回路には、圧縮機から吐出された冷媒の一部を第2蒸発器へ流すことができる第2開閉弁がさらに設けられている。
この空気調和装置では、制御部が、必要に応じて第2開閉弁を開けて第2蒸発器へ冷媒を流す。第2蒸発器が着霜、凍結した場合、冷媒回路の循環方向を変更することなく、圧縮機から出た高温冷媒が第2蒸発器に流されるので、素早く除霜、融解することができる。
第6発明に係る空気調和装置は、第2発明に係る空気調和装置であって、冷媒回路には、四路切換弁がさらに設けられている。四路切換弁は、流路を切換えることによって圧縮機から出た冷媒を凝縮器又は第1蒸発器及び前記第2蒸発器へ流すことができる。制御部は、第1蒸発器及び第2蒸発器の少なくとも一方が着霜した際、四路切換弁を制御して冷媒流路を切換え、第1蒸発器及び第2蒸発器に冷媒を流す。
この空気調和装置では、第1蒸発器および第2蒸発器が着霜、凍結した場合、圧縮機から出た高温冷媒が第1蒸発器および第2蒸発器に流されるので、素早く除霜、融解することができる。
第7発明に係る空気調和装置は、蒸気圧縮式冷凍サイクルの冷媒回路と、制御部と、加湿手段とを備えている。冷媒回路では、圧縮機、吸着熱交換器、膨張機構、蒸発器の順で冷媒が循環する。吸着熱交換器の表面には、高温時に水分を脱離する吸着剤が担持されている。蒸発器は、吸着熱交換器を通過した空気から水分を結露させる。制御部は、冷媒回路の冷媒温度を制御する。加湿手段は、室内を加湿する。蒸発器は、吸着熱交換器の近傍に配置されている。加湿手段は、蒸発器で発生した結露水を使って室内を加湿する。
この空気調和装置では、吸着熱交換器が凝縮器として高温となり、吸着剤が水分を脱離する。蒸発器は低温となり空気中の水分を結露させる。吸着熱交換器を通過した空気は、吸着剤から脱離された水分を含んでいるので、吸着熱交換器がない場合に比べて蒸発器で発生する結露水は増加する。その結露水が加湿手段の加湿用の水として補充されるので、水不足による加湿能力の低下が防止される。
第8発明に係る空気調和装置は、第7発明に係る空気調和装置であって、冷媒回路には、四路切換弁がさらに設けられている。四路切換弁は、流路を切換えることによって圧縮機から出た冷媒を吸着熱交換器又は蒸発器へ流すことができる。制御部は、蒸発器が着霜した際、四路切換弁を制御して冷媒流路を切換え、蒸発器に冷媒を流す。
この空気調和装置では、蒸発器が着霜、凍結した場合、圧縮機から出た高温冷媒が蒸発器に流されるので、素早く除霜、融解することができる。
第1発明に係る空気調和装置では、吸着熱交換器がない場合に比べて蒸発機構で発生する結露水は増加する。その結露水が加湿手段の加湿用の水として補充されるので、水不足による加湿能力の低下が防止される。
第2発明に係る空気調和装置では、第2蒸発器の温度は第1蒸発器の温度よりも低くなる。その結果、第1蒸発器単独で発生する結露水の量よりも多くの結露水が発生するので、加湿用の水が不足することがない。
第3発明に係る空気調和装置では、必要に応じて吸着剤が冷却されるので、吸着剤は水分の脱離を止めて水分の吸着を行う。その結果、次に脱離するための水分が補給される。
第4発明に係る空気調和装置では、必要に応じて吸着剤が自然冷却され、吸着剤が水分の脱離を止めて水分の吸着を行う。その結果、次に脱離するための水分が補給される。
第5発明に係る空気調和装置では、第2蒸発器が着霜、凍結した場合、冷媒回路の循環方向を変更することなく、圧縮機から出た高温冷媒が第2蒸発器に流されるので、素早く除霜、融解することができる。
第6発明に係る空気調和装置では、第1蒸発器および第2蒸発器が着霜、凍結した場合、圧縮機から出た高温冷媒が第1蒸発器および第2蒸発器に流されるので、素早く除霜、融解することができる。
第7発明に係る空気調和装置では、吸着熱交換器がない場合に比べて蒸発器で発生する結露水は増加する。その結露水が加湿手段の加湿用の水として補充されるので、水不足による加湿能力の低下が防止される。
第8発明に係る空気調和装置では、蒸発器が着霜、凍結した場合、圧縮機から出た高温冷媒が蒸発器に流されるので、素早く除霜、融解することができる。
以下図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明の具体例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
〔第1実施形態〕
<空気調和装置の概略構成>
図1は、本発明の第1実施形態に係る空気調和装置の構成図である。図1において、空気調和装置1は、冷媒が流通する冷媒回路10を備えている。冷媒回路10は、圧縮機11、四路切換弁12、蒸発機構13、第1膨張弁14a、室内熱交換器15及びアキュームレータ20などが接続されることによって形成されている。圧縮機11を出た冷媒は、四路切換弁12によって蒸発機構13又は室内熱交換器15のいずれか一方に流れる。
たとえば、暖房運転時、制御部4は四路切換弁12に図1の実線で示した流路を選択させて冷媒を室内熱交換器15へ流す。一方、冷房運転時には、制御部4は四路切換弁12に図1の点線で示した流路を選択させて冷媒を蒸発機構13へ流す。第1膨張弁14aは、冷媒の流路を絞って冷媒を減圧する。アキュームレータ20は、余分な液冷媒を溜めて圧縮機11にガス冷媒だけを戻す。
冷媒回路10では、室内熱交換器15と第1膨張弁14aとの間に吸着熱交換器116がさらに設けられている。蒸発機構13では、室外熱交換器13aと結露熱交換器13bとが並列に接続され共に蒸発器として機能する。特に、結露熱交換器13bは空気中の水分を結露させることを目的とする。
吸着熱交換器116の表面には、ゼオライトを主成分とする吸着剤が担持されている。吸着剤は、ゼオライトに限定されるものではなく、シリカゲル、活性炭、親水性又は吸水性を有する有機高分子ポリマー系材料、カルボン酸基又はスルホン酸基を有するイオン交換樹脂系材料、感温性高分子等の機能性高分子材料などから選択される。
冷媒回路10では、第1膨張弁14aと結露熱交換器13bとの間に第2膨張弁14bが設けられ、室内熱交換器15と吸着熱交換器116との間に第3膨張弁14cが設けられている。第2膨張弁14bは、第1膨張弁14aで減圧された冷媒をさらに減圧するので、結露熱交換器13bでの冷媒の蒸発温度は、室外熱交換器13aでの冷媒の蒸発温度よりも低く、結露熱交換器13bの温度は室外熱交換器13aの温度よりも低くなる。第3膨張弁14cは、室内熱交換器15から吸着熱交換器116へ流れてくる冷媒を減圧するものであるが、通常は開いている。
室内熱交換器15の近傍には加湿手段21が配置されている。加湿手段21は、室内熱交換器15を通過して室内に吹出される空気に適度の水分を与える。加湿手段21に供給される水は、タンク23に貯留されている。タンク23内の水は、室外熱交換器13a及び結露熱交換器13bで発生した結露水を浄化した水であり、その水はポンプ25でくみ上げられホース22を通って加湿手段21に搬送される。加湿手段21は、超音波式加湿器、加熱式加湿器および噴霧式加湿器などから選定される。
本実施形態では、室内熱交換器15と加湿手段21とは室内ユニット3側にあり、その他は、室外ユニット2側にある。制御部4は、CPU及びメモリを内蔵しており、空気調和装置1の各機器を制御している。
<室外ユニット2>
図2は空気調和装置の室外ユニット及び捕水ユニットの構造を示す斜視図である。図2において、室外ユニット2の上方には、空気中から水分を結露させて集める捕水ユニット7が配置されている。捕水ユニット7は、吸着熱交換器116、結露熱交換器13b及びドレンパン31bを含んでいる。ドレンパン31bは、結露熱交換器13bの下方に位置し、結露熱交換器13bで発生した結露水を下方に流す。捕水ユニット7の壁面には通気口102が設けられており、そこから外気が吸込まれる。吸い込まれた外気は空気流Aとなって、吸着熱交換器116、結露熱交換器13bを通過して、内部通気口103から室外ユニット2に入る。
室外ユニット2には、図1で示した圧縮機11、四路切換弁12、室外熱交換器13a及びドレンパン31aが配置されている。また、室外ファン81も配置されており、回転することによって外気を吸込み、室外熱交換器13aに外気を当てて冷媒との熱交換を活発にする。室外ユニット2の壁面には吹出口105が設けられており、室外熱交換器13aで熱交換された空気が吹出される。内部通気口103から室外ユニット2に入った外気も室外熱交換器13aで熱交換されて吹出口105から吹出される。
室外ユニット2の下方には、水供給ユニット26が配置されている。水供給ユニット26は、ホース22、タンク23及びポンプ25を含む。タンク23内の水は、ポンプ25によって汲み上げられホース22を通って加湿手段21に搬送される。図3は、タンクの斜視図である。図3において、結露水は入口32aから浄水槽32の内部に流入する。浄水槽32で浄化された水は、第2電磁弁34を通ってタンク23に流入する。タンク23内の水は、タンク23の底面側からポンプ25によって汲み上げられる。
浄水槽32の下方には、第1電磁弁33と第2電磁弁34が接続されている。第1電磁弁33を通過した水は排水口51から排出される。第2電磁弁34を通過した水はタンク23に入る。タンク23の底面側には第3電磁弁35が接続されており、第3電磁弁35を通過した水は排水口51から排出される。ポンプ25は、タンク23の底面側から水をくみ上げて三方弁36に送り、三方弁36から水が加湿手段21へ供給される。
タンク23内の水は、殺菌のために紫外線ランプ37から紫外線が照射されている。紫外線ランプ37は、タンク23の上部に取付けられるが、設置が容易であるので作業性がよい。殺菌手段は、紫外線ランプ37に限定されるものではなく、例えば、オゾン発生器でもよい。
また、空気調和装置1が寒冷地に設置される場合は、タンク23内の水の凍結を防止するために、ヒーターがタンク23の近傍、或いはタンク23内に配置される。ヒーターは常時作動している必要はなく、外気温が氷点下に達したときに作動すればよい。
なお、ヒーターは、タンク23内の水の凍結を防止することができる加熱手段であればよい。例えば、電気式ヒーターの場合は、ニクロム線、シーズヒーター、カーボンヒーター、セラミックヒーター、シートヒーターなどから選択される。また、冷凍サイクル内の高圧側(圧縮機出口、凝縮器出口など)の配管をタンク23下部又は近傍へ引き回して加熱するヒートポンプ式を選択することも可能である。さらに、2つの圧縮機を並列に接続し、一方の圧縮機をタンク23近傍に配置して、その圧縮機の放熱でタンク23内の水を加熱することもできる。
<水の循環経路>
図4は、水の循環経路を示す回路図である。図4に示すように、浄水槽32の内部は、浄水フィルタ323によって第1槽321と第2槽322とに仕切られており、浄水槽32に入った水は、先ず、第1槽321に貯留され、その後、浄水フィルタ323を通過して第2槽322に貯留される。水が浄水フィルタ323を通過する際には、水中に含まれる不純物が浄水フィルタ323によって除去される。このような浄水手段は、大型化せず設置し易い。
第1槽321内が満水状態になったときは、第1電磁弁33が流路を開き排水する。第2槽322内の水は、第2電磁弁34が流路を開いたときにタンク23内へ流れる。タンク23が満水状態になったときは、第2電磁弁34が流路を閉じる。タンク23内の水が不要になったときは、第3電磁弁35が流路を開けて排水する。
三方弁36は、ポンプ25から送られてくる水を加湿手段21に供給するだけでなく、必要に応じてその水を浄水槽32の第2槽322へ戻している。水が第2槽322に戻されることによって、浄水後の水が浄水フィルタ323を通して浄水前の水側へ強制的に流され、浄水フィルタ323が清掃される。即ち、第2槽322から第1槽321へ水が逆流し、浄水フィルタ323の表面に堆積した不純物が第1槽321に戻される。このとき、第1電磁弁33が流路を開けることによって、浄水フィルタ323に堆積した不純物を除去しながら第1槽321内の水を排出することができる。
<空気調和装置の動作>
空気調和装置1は、四路切換弁12で冷媒の流路を変更することによって冷房運転と暖房運転とを切り替えることができる。本実施形態では、冷媒回路が暖房運転用の回路になっている場合について説明する。
暖房運転時において、制御部4は、四路切換弁12を制御して図1の実線で示す流路を選択させ、圧縮機11と室内熱交換器15とを連通させる。通常、第3膨張弁14cは開いているので、室内熱交換器15と吸着熱交換器116は凝縮器として機能する。室外熱交換器13aと結露熱交換器13bとは蒸発器として機能する。すなわち、圧縮機11より吐出された高温・高圧の冷媒が室内熱交換器15に導入され、室内熱交換器15内の冷媒は室内空気と熱交換した後、吸着熱交換器116に導入され、吸着熱交換器116内の冷媒もまた外気と熱交換する。その結果、冷媒の温度が低下し、中温・高圧の状態になる。
吸着熱交換器116を出た冷媒は、第1膨張弁14aで減圧され、一部は室外熱交換器13aに導入され、その他は第2膨張弁14bでさらに減圧されて結露熱交換器13bに導入される。制御部4は、第2膨張弁14bを制御して結露熱交換器13bの冷媒の蒸発温度が外気の露点温度以下となるように設定するので、結露熱交換器13bの温度は室外熱交換器13aの温度よりも低くなる。その結果、外気の露点温度が低く室外熱交換器13aで結露しないときでも、結露熱交換器13bでは常に結露する。
さらに、吸着熱交換器116では、冷媒が吸着剤を加温して吸着剤に含まれる水分を空気中へ脱離させているので、吸着熱交換器116を通過する空気には吸着剤から脱離された水分が含まれている。その水分も結露熱交換器13bを通過するときに結露するので、結露熱交換器13bで発生する結露水は、吸着熱交換器116がない場合よりも多くなる。室外熱交換器13aを出た冷媒および結露熱交換器13bを出た冷媒は、再び圧縮機11に吸入される。
吸着熱交換器116の吸着剤に吸着されている水分は、加温時間の増加に伴って減少していくので、定期的に水分を吸着させることが好ましい。本実施形態では、制御部4は定期的に第3膨張弁14cで冷媒流路を絞って冷媒を減圧し、吸着熱交換器116で冷媒を蒸発させ、吸着剤の冷却を行なう。その結果、吸着剤に空気中の水分が吸着される。
<第1実施形態の変形例>
図5は、本発明の第1実施形態の変形例に係る空気調和装置の構成図である。第1実施形態と同じ部品については同様の符号を付与して説明は省略する。図5において、空気調和装置101は冷媒回路110を備えている。冷媒回路110の蒸発機構13では、室外熱交換器13a、第2膨張弁14b及び結露熱交換器13bが直列に接続されている。
吸着熱交換器116を出た冷媒は、第1膨張弁14aで減圧され室外熱交換器13aに導入されて吸熱する。室外熱交換器13aを出た冷媒は、第2膨張弁14bでさらに減圧されて結露熱交換器13bに導入される。制御部4は、第2膨張弁14bを制御して結露熱交換器13bの冷媒の蒸発温度が外気の露点温度以下となるように設定するので、結露熱交換器13bの温度は室外熱交換器13aの温度よりも低くなる。その結果、外気の露点温度が低く室外熱交換器13aで結露しないときでも、結露熱交換器13bでは常に結露する。
<第1実施形態の特徴>
(1)
空気調和装置1(又は101)の冷媒回路10(又は110)では、圧縮機11、室内熱交換器15、吸着熱交換器116、第1膨張弁14a、蒸発機構13の順で冷媒が循環する。吸着熱交換器116には、高温時に水分を脱離する吸着剤が担持されている。蒸発機構13は、吸着熱交換器116の近傍に配置され吸着熱交換器116を通過した空気から水分を結露させる。加湿手段21は、蒸発機構13で発生した結露水を使って室内を加湿する。
吸着熱交換器116は放熱器として高温となり、吸着剤が水分を脱離する。吸着熱交換器116を通過してきた空気は、吸着剤から脱離された水分を含んでいるので、吸着熱交換器116がない場合に比べて蒸発機構13で発生する結露水は増加する。その結露水が加湿用の水として補充されるので、水不足による加湿能力の低下が防止される。
(2)
蒸発機構13は、室外熱交換器13aと結露熱交換器13bとから成る。結露熱交換器13bの冷媒流れの上流側には、結露熱交換器13bに入る冷媒を減圧する第2膨張弁14bがさらに設けられている。第1膨張弁14aで減圧された冷媒が第2膨張弁14bでさらに減圧されるので、結露熱交換器13bの温度は室外熱交換器13aの温度よりも低くなる。その結果、室外熱交換器13a単独で発生する結露水の量よりも多くの結露水が発生するので、加湿用の水が不足することがない。
(3)
吸着熱交換器116の冷媒流れの上流側には、吸着熱交換器116に入る冷媒を減圧できる第3膨張弁14cがさらに設けられている。制御部4は、必要に応じて第3膨張弁14cを制御して冷媒を減圧し吸着熱交換器116の温度を低下させる。このとき、吸着剤が冷却されるので、吸着剤は水分の脱離を止めて水分の吸着を行う。その結果、次に脱離するための水分が補給される。
(4)
冷媒回路10(又は110)には、四路切換弁12がさらに設けられている。四路切換弁12は、流路を切換えることによって圧縮機11から出た冷媒を室内熱交換器15又は室外熱交換器13a、結露熱交換器13bへ流すことができる。制御部4は、室外熱交換器13a及び結露熱交換器13bの少なくとも一方が着霜した際、四路切換弁12を制御して冷媒流路を切換え、室外熱交換器13a及び結露熱交換器13bに冷媒を流す。室外熱交換器13a及び結露熱交換器13bが着霜、凍結した場合、圧縮機から出た高温冷媒が室外熱交換器13a及び結露熱交換器13bに流されるので、素早く除霜、融解することができる。
〔第2実施形態〕
図6は、本発明の第2実施形態に係る空気調和装置の構成図である。第1実施形態と同じ部品については同様の符号を付与して説明を省略する。
<空気調和装置の概略構成>
図6は、本発明の第2実施形態に係る空気調和装置の構成図である。図6において、空気調和装置201は、冷媒が流通する冷媒回路210を備えている。冷媒回路210は、圧縮機11、四路切換弁12、蒸発機構13、第1膨張弁14a、室内熱交換器15及びアキュームレータ20などが接続されて形成されている。制御部204は、CPU及びメモリを内蔵しており、空気調和装置201の各機器を制御している。
圧縮機11を出た冷媒は、四路切換弁12によって蒸発機構13又は室内熱交換器15のいずれか一方に流れる。例えば、暖房運転時、制御部204は四路切換弁12を制御して図6の実線で示した流路を選択させて冷媒を室内熱交換器15側へ流す。一方、冷房運転時には、制御部204は四路切換弁12を制御して図6の点線で示した流路を選択させて冷媒を蒸発機構13へ流す。第1膨張弁14aは、冷媒の流路を絞って冷媒を減圧する。アキュームレータ20は、余分な液冷媒を溜めて圧縮機11にガス冷媒だけを戻している。
冷媒回路210の蒸発機構13は、室外熱交換器13a、第2膨張弁14b及び結露熱交換器13bが直列に接続されている。室外熱交換器13aと結露熱交換器13bは共に蒸発器として機能し、特に、結露熱交換器13bは空気中の水分を結露させることを目的とする。
さらに、冷媒回路210には、圧縮機11から吐出された冷媒の一部を分流させる第1分流回路250及び第2分流回路260が形成されている。第1分流回路250では、圧縮機11、第1電磁開閉弁251、吸着熱交換器116、キャピラリチューブ252、アキュームレータ20の順で冷媒が流れる。第2分流回路260では、圧縮機11、第2電磁開閉弁261、逆止弁262、結露熱交換器13bの順で冷媒が流れる。
<空気調和装置の動作>
暖房運転時において、制御部204は、四路切換弁12を制御し図6の実線で示す流路を選択させて圧縮機11と室内熱交換器15とを連通させる。このとき、室内熱交換器15は凝縮器として機能し、室外熱交換器13aと結露熱交換器13bとは蒸発器として機能する。すなわち、圧縮機11より吐出された高温・高圧の冷媒が室内熱交換器15に導入され、室内熱交換器15内で冷媒は放熱し凝縮する。その結果、冷媒の温度が低下し中温・高圧の状態になる。
室内熱交換器15を出た冷媒は、第1膨張弁14aで減圧され、室外熱交換器13aに導入され吸熱し蒸発する。室外熱交換器13aを出た冷媒は、第2膨張弁14bでさらに減圧されて結露熱交換器13bに導入される。制御部204は、第2膨張弁14bを制御して結露熱交換器13bの冷媒の蒸発温度が外気の露点温度以下となるように設定するので、結露熱交換器13bの温度は室外熱交換器13aの温度よりも低くなる。その結果、外気の露点温度が低く室外熱交換器13aで結露しないときでも、結露熱交換器13bでは常に結露する。
第1分流回路250では、圧縮機11を出た高温冷媒の一部が吸着熱交換器116に流れる。吸着熱交換器116の下流にはキャピラリチューブ252があるので、吸着熱交換器116内の冷媒は、高圧のまま維持され放熱器として機能する。その結果、吸着剤が加温され、吸着剤に含まれる水分が空気中に脱離するので、吸着熱交換器116を通過する空気流Aには吸着剤から脱離された水分が含まれる。
結露熱交換器13bは、吸着熱交換器116から流れてくる空気流Aの下流に位置するので、吸着剤から脱離した水分も結露熱交換器13bで結露する。その結果、結露熱交換器13bで発生する結露水は、吸着熱交換器116がない場合よりも多くなる。
吸着熱交換器116の吸着剤に吸着されている水分は、加温時間の増加に伴って減少していくので、定期的に水分を吸着させることが好ましい。本実施形態では、必要に応じて第1電磁開閉弁251を制御して冷媒流路を閉じ吸着熱交換器116へ高温冷媒が流入しないようにして、吸着剤の自然冷却を行なっている。その結果、吸着剤に空気中の水分が吸着される。
第2分流回路260では、常時、第2電磁開閉弁261が閉じているので結露熱交換器13bへ圧縮機11からの高温冷媒が流れ込むことはない。しかし、結露熱交換器13bが着霜したときは、制御部204は、第2電磁開閉弁261を制御して冷媒流路を開放させて結露熱交換器13bに高温冷媒を流す。高温冷媒の放熱によって結露熱交換器13bは除霜される。
<第2実施形態の変形例>
図7は、本発明の第2実施形態の変形例に係る空気調和装置の構成図である。第2実施形態と同じ部品については同様の符号を付与して説明は省略する。図7において、空気調和装置301は、冷媒が流れる冷媒回路310を備えている。冷媒回路310の蒸発機構13では、室外熱交換器13aと結露熱交換器13bとが並列に接続され、結露熱交換器13bの冷媒流れの上流には、第2膨張弁14bが直列に接続されている。第1膨張弁14aを出た冷媒の一部は室外熱交換器13aに導入され、残りの冷媒は第2膨張弁14bで再び減圧されて結露熱交換器13bに導入される。制御部204は、第2膨張弁14bを制御して結露熱交換器13bの冷媒の蒸発温度が外気の露点温度以下となるように設定するので、結露熱交換器13bの温度は室外熱交換器13aの温度よりも低くなる。その結果、外気の露点温度が低く室外熱交換器13aで結露しないときでも、結露熱交換器13bでは常に結露する。
<第2実施形態の特徴>
(1)
空気調和装置201(又は301)の冷媒回路210(又は310)では、圧縮機11、室内熱交換器15、第1膨張弁14a、蒸発機構13の順で冷媒が循環する。蒸発機構13は、室外熱交換器13aと結露熱交換器13bとから成る。結露熱交換器13bの冷媒流れの上流側には、結露熱交換器13bに入る冷媒を減圧する第2膨張弁14bがさらに設けられている。
冷媒回路210(又は310)には、第1分流回路250と第2分流回路260とが形成されている。第1分流回路250では、圧縮機11、第1電磁開閉弁251、吸着熱交換器116、キャピラリチューブ252の順で冷媒が循環する。第2分流回路260では、圧縮機11、第2電磁開閉弁261、結露熱交換器13bの順で冷媒が循環する。
制御部204は、必要に応じて第1電磁開閉弁251を閉じ吸着熱交換器116に向う冷媒の流れを断つので、吸着熱交換器116の温度が低下し吸着剤が自然冷却され、吸着剤が水分の脱離を止めて水分の吸着を行う。その結果、次に脱離するための水分が補給される。また、制御部204は、必要に応じて第2電磁開閉弁261を開けて結露熱交換器13bへ冷媒を流す。結露熱交換器13bが着霜、凍結した場合、冷媒回路の循環方向を変更することなく圧縮機から出た高温冷媒を結露熱交換器13bに流すことができるので、素早く除霜、融解することができる。
(2)
冷媒回路210(又は310)には、四路切換弁12がさらに設けられている。四路切換弁12は、流路を切換えることによって圧縮機11から出た冷媒を室内熱交換器15又は室外熱交換器13a及び結露熱交換器13bへ流すことができる。制御部204は、室外熱交換器13a及び結露熱交換器13bの少なくとも一方が着霜した際、四路切換弁12を制御して冷媒流路を切換え、室外熱交換器13a及び結露熱交換器13bに冷媒を流す。室外熱交換器13a及び結露熱交換器13bが着霜、凍結した場合、圧縮機から出た高温冷媒を室外熱交換器13a及び結露熱交換器13bに流すことができるので、素早く除霜、融解することができる。
〔第3実施形態〕
<空気調和機の概略構成>
図8は、本発明の第3実施形態に係る空気調和装置の構成図である。第1実施形態と同じ部品については同様の符号を付与して説明を省略する。図8において、空気調和装置401は、2つの独立した冷媒回路410,510を備えている。第1冷媒回路410は、圧縮機11、四路切換弁12、室外熱交換器13a、第1膨張弁14a、室内熱交換器15及びアキュームレータ20などの機器が接続されて形成されている。
第2冷媒回路510は、圧縮機111、四路切換弁112、吸着熱交換器116、第2膨張弁14b、結露熱交換器13b及びアキュームレータ120などの機器が接続さて形成されている。第1冷媒回路410は室内空調用として使用され、第2冷媒回路510は結露水生成用として使用される。制御部404は、CPU及びメモリを内蔵しており、空気調和装置401の各機器を制御している。
<空気調和装置の動作>
空気調和装置401は、四路切換弁12で冷媒の流路を変更することによって冷房運転と暖房運転とを切り替えることができる。本実施形態では、冷媒回路が暖房運転用の回路になっている場合について説明する。
暖房運転時の第1冷媒回路410において、制御部404は四路切換弁12を制御して図1の実線で示す流路を選択させ、圧縮機11と室内熱交換器15とを連通させる。室内熱交換器15および室外熱交換器13aはそれぞれ凝縮器および蒸発器として機能する。すなわち、圧縮機11より吐出された高温・高圧の冷媒が室内熱交換器15に導入され、室内空気と熱交換して温度が低下し、中温・高圧の状態になる。室内熱交換器15を出た冷媒は、第1膨張弁14aで減圧されて室外熱交換器13aに導入される。ここで室外空気と熱交換が行われ、再び圧縮機11に吸入される。
第2冷媒回路510おいて、制御部404は四路切換弁112を制御して図1の実線で示す流路を選択させ、圧縮機111と吸着熱交換器116とを連通させる。すなわち、圧縮機111より吐出された高温・高圧の冷媒が吸着熱交換器116に導入され、室外空気と熱交換して温度が低下し、中温・高圧の状態になる。
吸着熱交換器116を出た冷媒は、第2膨張弁14bで減圧されて結露熱交換器13bに導入される。結露熱交換器13bの蒸発温度は、外気から水分を結露させるために外気の露点温度以下となるように設定されている。結露熱交換器13bは、吸着熱交換器116を通過した空気流Aの下流に配置されている。吸着熱交換器116では、冷媒が吸着剤を加温して吸着剤に含まれる水分を脱離させているので、吸着熱交換器116を通過する空気には吸着剤から脱離された水分が含まれている。その水分も結露熱交換器13bを通過するときに結露するので、結露熱交換器13bで発生する結露水は、吸着熱交換器116がない場合よりも多くなる。
吸着熱交換器116の吸着剤に吸着されている水分は、加温時間の増加に伴って減少していくので、定期的に水分を吸着させることが好ましい。本実施形態では、制御部404が定期的に四路切換弁112を制御して図8の点線で示す流路を選択させ吸着熱交換器116を蒸発器として機能させ、吸着剤の冷却を行なっている。その結果、吸着剤に空気中の水分が吸着される。
結露熱交換器13bが着霜したとき、制御部404が四路切換弁112を制御して図8の点線で示す流路を選択させ結露熱交換器13bを凝縮器として機能させ、結露熱交換器13bに高温冷媒を流す。高温冷媒の放熱によって結露熱交換器13bは除霜される。このときも、吸着熱交換器116は蒸発器として機能しているので、吸着剤が冷却され、吸着剤に空気中の水分が吸着される。
<第3実施形態の特徴>
(1)
空気調和装置401は、室内空調に使用される第1冷媒回路410と、結露水を発生させるために使用される第2冷媒回路510とを備えている。第2冷媒回路510は、凝縮器である吸着熱交換器116と、蒸発器である結露熱交換器13bとを有している。吸着熱交換器116を通過した空気は、吸着剤から脱離された水分を含んでおり、その水分は結露熱交換器13bを通過するときに結露する。このため、結露熱交換器13bで発生する結露水は、凝縮器に吸着熱交換器116を採用していない場合よりも多い。その結露水は加湿手段21へ搬送されて加湿用の水として使用される。第2冷媒回路510は、室内空調に使用される第1冷媒回路410から独立しており、暖房性能を低下させることなく加湿用の水が充足される。
(2)
第2冷媒回路510には、四路切換弁112がさらに設けられている。四路切換弁112は、流路を切換えることによって圧縮機111から出た冷媒を吸着熱交換器116又は結露熱交換器13bへ流すことができる。制御部404は、結露熱交換器13bが着霜した際、四路切換弁12を制御して冷媒流路を切換え結露熱交換器13bに冷媒を流す。圧縮機111から出た高温冷媒を結露熱交換器13bに流すことができるので、素早く除霜、融解することができる。
〔第4実施形態〕
第1実施形態、第2実施形態および第3実施形態では、吸着熱交換器116を通過する空気は、結露熱交換器13bを通過した後、室外熱交換器13aを通過するようにしているが、専用のファンを設けて、空気流Aが吸着熱交換器116から結露熱交換器13bを通過して外へ吹出すように風路を形成してもよい。図9は、第4実施形態に係る空気調和装置の室外ユニット及び捕水ユニットの構造を示す斜視図である。第1実施形態と同じ部品については同様の符号を付与して説明を省略する。
図9において、捕水ユニット7には、吸着熱交換器116、結露熱交換器13b、ドレンパン31bおよびファン118が配置されている。ドレンパン31bは、結露熱交換器13bの下方に位置し、結露熱交換器13bで発生した結露水をさらに下方へ流す。壁面には通気口102と、通気口102から所定距離は離れた位置に吹出口119が設けられている。ファン118には、静圧の高いシロッコファンが採用されており、ファン118が回転することによって通気口102から外気が吸込まれ、その外気は、吸着熱交換器116、結露熱交換器13bを通過して吹出口119から吹出される。ファン118が設けられることによって、吸着熱交換器116および結露熱交換器13bを通過する風量の調節が自由になり、結露水の発生量が制御し易くなる。
以上のように、本発明によれば、吸着熱交換器と結露熱交換器を組み合わせることによって、結露水が常に採取されるので、結露水を加湿用の水として使用する加湿手段を備えた空気調和装置に有用である。
本発明の第1実施形態に係る空気調和装置の構成図。 空気調和装置の室外ユニット及び捕水ユニットの構造を示す斜視図。 タンクの斜視図。 水の循環経路を示す回路図。 本発明の第1実施形態の変形例に係る空気調和装置の構成図。 本発明の第2実施形態に係る空気調和装置の構成図。 本発明の第2実施形態の変形例に係る空気調和装置の構成図。 本発明の第3実施形態に係る空気調和装置の構成図。 本発明の第4実施形態に係る空気調和装置の室外ユニット及び捕水ユニットの構造を示す斜視図。
符号の説明
1,101,201,301,401 空気調和装置
4,204,404 制御部
10,110,210,310 冷媒回路
11,111 圧縮機
12,112 四路切換弁
13 蒸発機構
13a 室外熱交換器(第1蒸発器)
13b 結露熱交換器(第2蒸発器)
14a 第1膨張弁(第1膨張機構)
14b 第2膨張弁(第2膨張機構)
14c 第3膨張弁(第3膨張機構)
15 室内熱交換器(凝縮器)
21 加湿手段
116 吸着熱交換器
251 第1電磁開閉弁
261 第2電磁開閉弁
410 第1冷媒回路
510 第2冷媒回路

Claims (8)

  1. 圧縮機(11)、凝縮器(15)、第1膨張機構(14a)、蒸発機構(13)の順で冷媒が循環する蒸気圧縮式冷凍サイクルの冷媒回路(10,110,210,310)と、
    前記冷媒回路の冷媒温度を制御する制御部(4,204)と、
    室内を加湿する加湿手段(21)と、
    を備え、
    前記冷媒回路の高圧側には、高温時に水分を脱離する吸着剤が担持された吸着熱交換器(116)がさらに設けられており、
    前記蒸発機構(13)は、前記吸着熱交換器(116)の近傍に配置され前記吸着熱交換器(116)を通過した空気から水分を結露させ、
    前記加湿手段(21)は、前記蒸発機構(13)で発生した結露水を使って前記室内を加湿する、
    空気調和装置(1,101,201,301)。
  2. 前記蒸発機構(13)は、第1蒸発器(13a)と第2蒸発器(13b)とを含み、
    前記冷媒回路には、前記第2蒸発器(13b)に入る冷媒を減圧する第2膨張機構(14b)がさらに設けられている、
    請求項1に記載の空気調和装置(1,101,201,301)。
  3. 前記冷媒回路(10,110)には、前記吸着熱交換器(116)に入る冷媒を減圧できる第3膨張機構(14c)がさらに設けられている、
    請求項1又は請求項2に記載の空気調和装置(1,101)。
  4. 前記冷媒回路(210,310)には、前記圧縮機(11)から吐出された冷媒の一部を前記吸着熱交換器(116)へ流す第1開閉弁(251)がさらに設けられている、
    請求項1又は請求項2に記載の空気調和装置(201,301)。
  5. 前記冷媒回路(210,310)には、前記圧縮機(11)から吐出された冷媒の一部を前記第2蒸発器(13b)へ流すことができる第2開閉弁(261)がさらに設けられている、
    請求項2に記載の空気調和装置(201,301)。
  6. 前記冷媒回路(10,110,210,310)には、流路を切換えることによって前記圧縮機(11)から出た冷媒を前記凝縮器(15)又は前記第1蒸発器(13a)及び前記第2蒸発器(13b)へ流すことができる四路切換弁(12)がさらに設けられており、
    前記制御部(4,204)は、前記第1蒸発器(13a)及び前記第2蒸発器(13b)の少なくとも一方が着霜した際、前記四路切換弁(12)を制御して冷媒流路を切換え、前記第1蒸発器(13a)及び前記第2蒸発器(13b)に冷媒を流す、
    請求項2に記載の空気調和装置(1,101,201,301)。
  7. 圧縮機(111)、
    高温時に水分を脱離する吸着剤が表面に担持された吸着熱交換器(116)、
    膨張機構(14b)、
    前記吸着熱交換器(116)を通過した空気から水分を結露させる蒸発器(13b)、
    の順で冷媒が循環する蒸気圧縮式冷凍サイクルの冷媒回路(510)と、
    前記冷媒回路(510)の冷媒温度を制御する制御部(404)と、
    室内を加湿する加湿手段(21)と、
    を備え、
    前記蒸発器(13b)は、前記吸着熱交換器(116)の近傍に配置され、
    前記加湿手段(21)は、前記蒸発器(13b)で発生した結露水を使って前記室内を加湿する、
    空気調和装置(401)。
  8. 前記冷媒回路(510)には、流路を切換えることによって前記圧縮機(111)から出た冷媒を前記吸着熱交換器(116)又は前記蒸発器(13b)へ流すことができる四路切換弁(112)がさらに設けられており、
    前記制御部(404)は、前記蒸発器(13b)が着霜した際、前記四路切換弁(112)を制御して冷媒流路を切換え、前記蒸発器(13b)に冷媒を流す、
    請求項7に記載の空気調和装置(1)。
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