JP2008256281A - ヒートポンプ式給湯機 - Google Patents
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Abstract
【課題】 圧縮機から吐出する冷媒の吐出ガス域での水の温度上昇を大きくでき、その分凝縮温度を下げて高効率の運転を可能とする。
【解決手段】 インジェクションポート1aを有した圧縮機1に、冷媒管2を介して順次、第1の水熱交換器3、第2の水熱交換器4、膨張弁5、及び空気熱交換器7を接続して構成される冷凍サイクルと、第1及び第2の水熱交換器3,4に送水して給湯する給湯管10と、第1の水熱交換器3の冷媒流出側と圧縮機1のインジェクションポート1aとを接続するインジェクション回路8とを具備し、第1の水熱交換器3ではガス冷媒を冷却させ、第2の水熱交換器4ではガス冷媒を凝縮させ、インジェクション回路8は、第1の水熱交換器3から流出される冷媒ガスの一部を圧縮機1にインジェクションする。
【選択図】 図1
【解決手段】 インジェクションポート1aを有した圧縮機1に、冷媒管2を介して順次、第1の水熱交換器3、第2の水熱交換器4、膨張弁5、及び空気熱交換器7を接続して構成される冷凍サイクルと、第1及び第2の水熱交換器3,4に送水して給湯する給湯管10と、第1の水熱交換器3の冷媒流出側と圧縮機1のインジェクションポート1aとを接続するインジェクション回路8とを具備し、第1の水熱交換器3ではガス冷媒を冷却させ、第2の水熱交換器4ではガス冷媒を凝縮させ、インジェクション回路8は、第1の水熱交換器3から流出される冷媒ガスの一部を圧縮機1にインジェクションする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、水の加熱構造を改良したヒートポンプ式給湯機に関する。
この種のヒートポンプ式給湯機としては、例えば、図5に示すようなものが知られている。
このヒートポンプ式給湯機は、冷凍サイクルを備え、この冷凍サイクルを流れる冷媒は、空気熱交換器101で蒸発して外気から熱を取り入れる。そして、この熱を水熱交換器102で凝縮することにより放出して水熱交換器102を流れる水を加熱し給湯するようになっている。
水熱交換器102において冷媒と水は対向流で流され、熱交換により冷媒は120℃から20℃に低下し、水は10℃〜90℃に加熱される(例えば、特許文献1参照。)。
図6はこの冷凍サイクルの動きをモリエル線図上に表したものである。
圧縮機104で圧縮された冷媒は高温高圧のガスとなって吐出され、水熱交換器102に流入する。水熱交換器102でガス冷媒は、水と熱交換してまず温度が下がり、その後、凝縮域に入り完全に液化されて過冷却の状態で水熱交換器102から流出される。この後、液冷媒は膨張弁105で減圧されてから空気熱交換器101に流入されて蒸発しガス冷媒となって圧縮機104に吸い込まれる。
図7は水熱交換器102内における冷媒と水の状態変化をTH線図上に表したもので、主に水熱交換器102内での温度変化を示す。
横軸はエンタルピであり、水は冷媒から熱を得て左から右ヘエンタルピを増加しそれに連れ温度もほぼ直線的に上昇(比熱がほぼ一定のため)している。一方、冷媒は右から熱を水に放出し、エンタルピが減少してそれに連れ温度が下がっている。
ところで、水熱交換器102内で冷媒が凝縮域に入ると、エンタルピは低下するが温度は一定となり図では横線になる。そして、冷媒が完全に液化すると、その後はエンタルピの低下と共に温度も下がる。
特開2007−71426号公報
しかしながら、従来においては、図7からも分かるように水と冷媒の温度差が最少となるところがあり、ここがネックとなり熱交換器をいくら大きくしても凝縮温度が下げられない。熱交換器を大きくすると凝縮温度が下がるが、水の線とぶつかったところが最低の凝縮温度になり、それ以上凝縮温度を下げられない。即ち、貯湯運転の効率をそれ以上上げられないという問題点がある。
本発明は上記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、冷媒の凝縮温度を下げて運転効率を向上できるようにしたヒートポンプ式給湯機を提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1記載のものは、インジェクションポートを有した圧縮機に、冷媒管を介して順次、第1の水熱交換器、第2の水熱交換器、膨張弁、及び空気熱交換器を接続して構成される冷凍サイクルと、前記第1及び第2の水熱交換器に送水して給湯する給湯管と、前記第1の水熱交換器の冷媒流出側と前記圧縮機の前記インジェクションポートとを接続するインジェクション回路とを具備し、前記第1の水熱交換器ではガス冷媒を冷却させ、前記第2の水熱交換器ではガス冷媒を凝縮させ、前記インジェクション回路は、前記第1の水熱交換器から流出される冷媒ガスの一部を前記圧縮機にインジェクションすることを特徴とする。
本発明によれば、圧縮機から吐出する冷媒の吐出ガス域での水の温度上昇を大きくでき、その分、凝縮温度を下げて高効率の運転を可能とする。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の一実施の形態であるヒートポンプ式給湯機を示すものである。
図1は本発明の一実施の形態であるヒートポンプ式給湯機を示すものである。
このヒートポンプ式給湯機は、冷媒としてR410Aを用いる冷凍サイクルを備えている。この冷凍サイクルは、圧縮機1に冷媒管2を介して順次、第1の水熱交換器3、第2の水熱交換器4、膨張弁5、空気熱交換器7、及び冷媒熱交換器9を接続することにより構成されている。
圧縮機1はインジェクションポート1aを有し、インジェクション可能に構成されている。第1の水熱交換器3は冷媒のガス域の冷却を担当し、第2の水熱交換器4は、凝縮域と液域の冷却を担当するようになっている。
第1の水熱交換器3の冷媒出ロ側と圧縮機1のインジェクションポート1aとは、インジェクション回路8を介して接続されている。第2の水熱交換器4と膨張弁5とを接続する冷媒管2の中途部は冷媒熱交換器9に接続されている。
一方、第1の水熱交換器3と第2の水熱交換器4とには、給湯管10が冷媒管2と平行に挿通されている。給湯管10の一端部側にはポンプ11が接続され、他端部側は図示しない貯湯タンクに接続されている。
上記した構成において、圧縮機1から吐出された吐出冷媒ガスは第1の水熱交換器3に流入して水と熱交換し、温度が低下した状態で凝縮温度近くになり第1の水熱交換器3から流出する。第1の水熱交換器3から流出するガス冷媒の一部は、インジェクション回路8を介して圧縮機1にインジェクションポート1aから注入される。ここで、圧縮機1に注入される冷媒のインジェクション量をg、圧縮機1の冷媒吸入量をGとすると、圧縮機1から吐出される吐出冷媒量はG+gとなり、通常の吐出冷媒量より多くなる。従って、第1の水熱交換器3を流れる冷媒の循環量は従来機器よりgだけ多くなる。第2の水熱交換器4に入る冷媒は、従来機器と同じ冷媒循環量となり、第2の水熱交換器4での作用は従来機器と同じである。
第2の水熱交換器4から流出した液冷媒は、冷媒熱交換器9に流入し、この冷媒熱交換器9で空気熱交換器7から出たガス冷媒と熱交換する。これにより、液冷媒は20℃から5℃に温度低下するが、圧縮機1に吸い込まれるガス冷媒は20℃に上昇される。
このように圧縮機1に吸い込まれるガス冷媒の温度を上昇させるのは、圧縮機1から吐出されるガス冷媒の温度を120℃に保つためである。即ち、上記したように圧縮機1にインジェクション回路8を介して60℃のガス冷媒が圧縮の最終段階で注入されると、吸込み温度が従来機器と同じ5℃であれば吐出温度が120℃まで上がらず低下する。この低下を補うため、上記したように圧縮機1のガス冷媒吸込温度を従来よりも15℃上昇させている。
一方、冷媒熱交換器9で熱交換されて温度が20℃から5℃に低下された液冷媒は膨張弁5を介して空気熱交換器7に流入されて蒸発したのち、冷媒熱交換器9を介して圧縮機1に吸い込まれる。以後、順次同様に冷媒が流されて給湯運転が継続される。
図2は、上記した冷凍サイクルのモリエル線図上の動きを表したものである。
圧縮機1のガス冷媒吸込温度を上昇させることにより、インジェクション前の圧縮機1内のガス冷媒温度を高めることができ、第1の水熱交換器3からのガス冷媒のインジェクションによる冷却があっても圧縮機1の吐出温度を120℃に保っことができる。
図3は、出湯温度を100℃にした場合における第1及び第2の水熱交換器3,4での冷媒と水の温度変化(TH線図上の冷媒と水の状態変化)を示すものである。
圧縮機1からの吐出ガスの冷媒循環量が従来機器よりgだけ増えているため、第1の水熱交換器3での水の温度上昇が従来機器より大きくなり、従来機器より高温に加熱できる。
図4は、従来機器と同じ出湯温度を90℃にした場合における第1及び第2の水熱交換器3,4での冷媒と水の温度変化(TH線図上の冷媒と水の状態変化)を示すものである。
出湯温度を90℃まで下げた場合には、第2の水熱交換器4の出ロ水温が下がり、これにつれ凝縮温度も下がって(熱交換量は同じため水と冷媒の温度差は従来機器と同じになる)高効率運転が可能となる。
なお、上記した第1の実施の形態では、冷凍サイクルの構成要素として冷媒熱交換器9を備えたが、これに限られることなく、膨張弁5の開度を小さくして空気熱交換器7の出口側のスーパーヒートを大きくとって圧縮機1の吸込み温度を高くしても、効果の程度は少なくなるが高効率化は可能である。
また、冷媒としてはR410Aを用いたが、高圧で凝縮しないCO2を用いても同様の効果が得られる。
なお、この発明は、上述した実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上述した実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。例えば、上述した実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除しても良い。更に、異なる実施の形態に亘る構成要素を適宜組み合わせても良い。
1…圧縮機、1a…インジェクションポート、2…冷媒管、3…第1の水冷媒熱交換器、4…第2の水冷媒熱交換器、5…膨張弁、7…空気熱交換器、8…インジェクション回路、9…冷媒熱交換器、10…送水管。
Claims (2)
- インジェクションポートを有した圧縮機に、冷媒管を介して順次、第1の水熱交換器、第2の水熱交換器、膨張弁、及び空気熱交換器を接続して構成される冷凍サイクルと、
前記第1及び第2の水熱交換器に送水して給湯する給湯管と、
前記第1の水熱交換器の冷媒流出側と前記圧縮機の前記インジェクションポートとを接続するインジェクション回路とを具備し、
前記第1の水熱交換器ではガス冷媒を冷却させ、前記第2の水熱交換器ではガス冷媒を凝縮させ、前記インジェクション回路は、前記第1の水熱交換器から流出されるガス冷媒の一部を前記圧縮機にインジェクションすることを特徴とするヒートポンプ式給湯機。 - 前記圧縮機の吸込み側と前記空気熱交換器との間に前記第2の水熱交換器から流出される液冷媒と前記空気熱交換器から流出されるガス冷媒とを熱交換させる熱交換器を設けたことを特徴とする請求項1記載のヒートポンプ式給湯機。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011163672A (ja) * | 2010-02-10 | 2011-08-25 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 給湯器 |
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JP2013185741A (ja) * | 2012-03-07 | 2013-09-19 | Rinnai Corp | ヒートポンプ式給湯装置 |
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CN105674609A (zh) * | 2014-11-21 | 2016-06-15 | 青岛海尔空调电子有限公司 | 一种热回收器结构及风冷热泵机组 |
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