JP2008254564A - サンバイザ支持構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】車室内の物体がサンバイザに衝突しサンバイザ支持構造の構成部材が破断した場合、その構成部材の破断部が車室内に露出することを防止する。
【解決手段】車室1内へ入射する光を遮るサンバイザ3を、天井パネル5に取付けられるシャフト部材4によって支持するサンバイザ支持構造において、弾性を有し短縮状態で設けられるとともにシャフト部材4が挿入されたパイプ部材8を備え、シャフト部材4が破断した場合、パイプ部材8が短縮状態から伸長してシャフト部材4の破断部を覆う。
【選択図】図7
【解決手段】車室1内へ入射する光を遮るサンバイザ3を、天井パネル5に取付けられるシャフト部材4によって支持するサンバイザ支持構造において、弾性を有し短縮状態で設けられるとともにシャフト部材4が挿入されたパイプ部材8を備え、シャフト部材4が破断した場合、パイプ部材8が短縮状態から伸長してシャフト部材4の破断部を覆う。
【選択図】図7
Description
本発明は、車室内へ入射する光を遮るサンバイザを支持するサンバイザ支持構造に関する。
この種の従来技術として、サンバイザを支持するシャフト部材を介して車室の天井パネルに取り付けるサンバイザ支持構造が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開2000−16079号公報(段落番号0008、図3)
ところで、例えば車両が障害物と衝突し、車室内の物体がサンバイザに衝突した場合、物体に作用する反力は小さい方が良い。この反力を小さくするには、サンバイザと物体との衝突時にサンバイザ支持構造の構成部材が破断しその衝撃を吸収すればよい。
しかしながら、サンバイザ支持構造の構成部材として例えば前述のシャフト部材が破断した場合、シャフト部材の破断部が車室内に露出するおそれがある。
本発明の目的は、車室内の物体がサンバイザに衝突しサンバイザ支持構造の構成部材が破断した場合、その構成部材の破断部が車室内に露出することを防止することである。
本発明の一つは、車室内へ入射する光を遮るサンバイザを、車体部材に取付けられるシャフト部材によって支持するサンバイザ支持構造において、弾性を有し短縮状態で設けられるとともに前記シャフト部材が挿入されたパイプ部材を備え、前記シャフト部材が破断した場合、前記パイプ部材が短縮状態から伸長して前記シャフト部材の破断部を覆うことを特徴とする。
本発明の別の一つは、車室内へ入射する光を遮るサンバイザを、取付部材を介して車体パネルが支持するサンバイザ支持構造において、前記車体パネルには、開裂ラインが設けられており、前記サンバイザから前記取付部材を介して前記車体パネルに押圧力が入力された場合、前記車体パネルが前記開裂ラインに沿って開裂し、前記車体パネルにおける前記開裂ラインで区画された部分が、前記車体パネルにおける車室側とは反対側へ反ることを特徴とする。
本発明によれば、車室内の物体がサンバイザに衝突しサンバイザ支持構造の構成部材(シャフト部材や車体パネル)が破断した場合、その構成部材の破断部が車室内に露出することを防止することができる。
[第1の実施形態]
本発明の第1の実施形態に係るサンバイザ支持構造を図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態に係るサンバイザ支持構造を示す斜視図、図2は、サンバイザ支持構造を上方から見て示す斜視図、図3は、サンバイザ支持構造を示す断面側面図、図4は、サンバイザ支持構造を示す正面図、図5は、サンバイザ支持構造を示す分解図、図6は、パイプ部材を示す断面図、図7は、シャフト部材が破断した状態を示す正面図である。なお、図2では説明のためカバーなどが省略さている。
本発明の第1の実施形態に係るサンバイザ支持構造を図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態に係るサンバイザ支持構造を示す斜視図、図2は、サンバイザ支持構造を上方から見て示す斜視図、図3は、サンバイザ支持構造を示す断面側面図、図4は、サンバイザ支持構造を示す正面図、図5は、サンバイザ支持構造を示す分解図、図6は、パイプ部材を示す断面図、図7は、シャフト部材が破断した状態を示す正面図である。なお、図2では説明のためカバーなどが省略さている。
図1〜図5に示すように本実施形態のサンバイザ支持構造は、車室1内へフロントガラス2などより入射する光を遮るサンバイザ3を、取付部材であるシャフト部材4(図5)、車体部材(車体パネル)である天井パネル5(図2)などによって支持している。
シャフト部材4の一端は、取付部材である三角板状の取付ブラケット6により車室1上部の天井パネル5に連結されている。シャフト部材4の他端は、サンバイザ3に連結されている。ここで、天井パネル5の車室1側の面は、カバー7によって覆われている。そして、本実施形態では、シャフト部材4は、パイプ部材8に挿通されている。
シャフト部材4は、折曲部4aで直角に折り曲げられてL字形に形成されている。このシャフト部材4の材料としては、コストや質量を抑制するため、樹脂が好適である。このL字状のシャフト部材4は、車室1内の物体がサンバイザ3に衝突し、当該シャフト部材4にサンバイザ3から荷重が入力されると、折曲部4aよりも上の部分で破断し、2つに***する(図7)。
パイプ部材8は、弾性を有し短縮状態で設けられている。このパイプ部材8は、シャフト部材4が破断した場合、短縮状態から伸長してシャフト部材4の破断部を覆うようになっている。
詳しくは、パイプ部材8は、ショアAコード50以上の弾性材またはPP材等からなり、図6に示すように蛇腹状に形成されている。パイプ部材8は、上側パイプ8aおよび下側パイプ8bの2部品構成であり、上側パイプ8aおよび下側パイプ8bに二分割可能である。上側パイプ8aの上端部は、シャフト部材4の上端部に固定されている一方、下側パイプ8bの下端部は、シャフト部材4の下側の端部に固定されている。上側パイプ8aの長さは、シャフト部材4の上端から折曲部4aまでの寸法より大きく設定されている一方、下側パイプ8bは、シャフト部材4の下側の端部から折曲部4aまでの寸法よりも大きく形成されている。なお、上側パイプ8aおよび下側パイプ8bは、それぞれがシャフト部材4よりも長く形成されていても良い。
このような構成において、車室1内の物体がサンバイザ3に衝突し、サンバイザ3からシャフト部材4に荷重が入力されると、図8に示すように、シャフト部材4が折曲部4aより上の部分で破断して、シャフト部材4の一部(下側部分)がサンバイザ3とともに脱落するとともに、パイプ部材8の下側パイプ8bが上側パイプ8aから分離してサンバイザ3とともに脱落する。このとき、上側パイプ8aおよび下側パイプ8bがともに、短縮状態から伸長して、シャフト部材4における天井パネル5に残った部分の破断部を上側パイプ8aが覆い、シャフト部材4における脱落した部分(サンバイザ3側の部分)の破断部を下側パイプ8bが覆う。
以上説明したように、本実施形態によれば、シャフト部材4が破断した場合、パイプ部材8が短縮状態から伸長してシャフト部材4の破断部を覆うので、シャフト部材4の破断部が車室1内に露出することを防止できる。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態を図面に基づいて説明する。図8は、本実施形態に係るサンバイザ支持構造を上方から見て示す斜視図、図9は、取付ブラケットが天井パネル内に没入した状態を示す断面図である。なお、前述した実施形態と同じ部分は同一符号で示し説明も省略する。
次に、本発明の第2の実施形態を図面に基づいて説明する。図8は、本実施形態に係るサンバイザ支持構造を上方から見て示す斜視図、図9は、取付ブラケットが天井パネル内に没入した状態を示す断面図である。なお、前述した実施形態と同じ部分は同一符号で示し説明も省略する。
本実施形態のサンバイザ支持構造は、サンバイザ3を、シャフト部材4、天井パネル25などによって支持している点は、第1の実施形態と同じであるが、パイプ部材8が設けられていない点と、天井パネル25の形状とが第1の実施形態に対して異なる。
図8に示すように、天井パネル25には、開裂ライン9が設けられている。開裂ライン9は、シャフト部材4における天井パネル25に連結された一端の前方に、少なくとも一部が形成された略V字状の第1の開裂ライン9aと、この第1の開裂ライン9aと略直交する方向に延在した複数の直線状の第2の開裂ライン9bと、を有する。
第1の開裂ライン9aは、複数のスリット9cを有して構成されている。この第1の開裂ライン9aは、シャフト部材4の中心軸回りに配置されている。一方、第2の開裂ライン9bは、それぞれ単一のスリットである。
このような構成において、車室1内の物体がサンバイザ3に衝突した場合、サンバイザ3からシャフト部材4、取付ブラケット6を介して天井パネル25に押圧力が入力される。その結果、図9に示すように、天井パネル25が開裂ライン9(9a、9b)に沿って開裂し、天井パネル25における開裂ライン9(9a、9b)で区画された部分(以後
、区画部ともいう)25aが、天井パネル25における車室1側とは反対側へ反る。詳しくは、第1の開裂ライン9aの開裂によって、第1の開裂ライン9aの後側の区画部25aが車室1側とは反対側へ反り、取付ブラケット6が天井パネル25内に陥入して、サンバイザ3が車室1の上方へ逃げる。そして、第2の開裂ライン9bの開裂によって、第1の開裂ライン9aの前側の区画部25aが車室1側とは反対側へ反る。
、区画部ともいう)25aが、天井パネル25における車室1側とは反対側へ反る。詳しくは、第1の開裂ライン9aの開裂によって、第1の開裂ライン9aの後側の区画部25aが車室1側とは反対側へ反り、取付ブラケット6が天井パネル25内に陥入して、サンバイザ3が車室1の上方へ逃げる。そして、第2の開裂ライン9bの開裂によって、第1の開裂ライン9aの前側の区画部25aが車室1側とは反対側へ反る。
以上説明したように、本実施形態では、天井パネル25には、開裂ライン9(9a、9b)が設けられていることにより、車室1内の物体がサンバイザ3に衝突し天井パネル25が開裂ライン9(9a、9b)に沿って開裂した場合、天井パネル25における開裂ライン9(9a、9b)で区画された部分25aが、天井パネル25における車室1側とは反対側へ反るので、天井パネル25の破断部が車室1内に露出することを防止することができる。また、このように開裂ライン9(9a、9b)に沿って天井パネル25が開裂することで、サンバイザ3と衝突した物体へのサンバイザ3からの反力を小さくすることができる。
また、本実施形態では、取付部材は、一端が天井パネル25に連結されたシャフト部材4を含み、開裂ライン9は、シャフト部材4における天井パネル25に連結された一端の前方に、少なくとも一部が形成された第1の開裂ライン9aと、この第1の開裂ライン9aと略直交する方向に延在した第2の開裂ライン9bと、を有することにより、比較的簡素な構成で、天井パネル25の開裂縁部が車室1内に露出するのを防止することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限ることなく本発明の要旨を逸脱しない範囲で他の実施形態を各種採用することができる。例えば、第1の実施形態では、パイプ部材として2部品構成のものを例に説明したが、これに限るものではない。例えば、パイプ部材は、単一部品構成であっても良く、この場合には、該パイプ部材の所定箇所にスリットを設け、シャフト部材4の破断に応じてそのスリットを起点としてパイプ部材が上下2つの部分に分離されるようにすれば良い。
また、第2の実施形態で説明した開裂ラインとしては、例えば、他の部位よりも薄肉な薄肉部であってもよい。
1 車室
3 サンバイザ
4 シャフト部材(取付部材)
5,25 天井パネル(車体部材、車体パネル)
6 取付ブラケット(取付部材)
8 パイプ部材
9 開裂ライン
9a 第1の開裂ライン
9b 第2の開裂ライン
3 サンバイザ
4 シャフト部材(取付部材)
5,25 天井パネル(車体部材、車体パネル)
6 取付ブラケット(取付部材)
8 パイプ部材
9 開裂ライン
9a 第1の開裂ライン
9b 第2の開裂ライン
Claims (3)
- 車室内へ入射する光を遮るサンバイザを、車体部材に取付けられるシャフト部材によって支持するサンバイザ支持構造において、
弾性を有し短縮状態で設けられるとともに前記シャフト部材が挿入されたパイプ部材を備え、
前記シャフト部材が破断した場合、前記パイプ部材が短縮状態から伸長して前記シャフト部材の破断部を覆うことを特徴とするサンバイザ支持構造。 - 車室内へ入射する光を遮るサンバイザを、取付部材を介して車体パネルが支持するサンバイザ支持構造において、
前記車体パネルには、開裂ラインが設けられており、
前記サンバイザから前記取付部材を介して前記車体パネルに押圧力が入力された場合、前記車体パネルが前記開裂ラインに沿って開裂し、前記車体パネルにおける前記開裂ラインで区画された部分が、前記車体パネルにおける車室側とは反対側へ反ることを特徴とするサンバイザ支持構造。 - 前記取付部材は、一端が前記車体パネルに連結されたシャフト部材を含み、
前記開裂ラインは、少なくとも一部が前記シャフト部材の前記一端の前方に形成された第1の開裂ラインと、この第1の開裂ラインと略直交する方向に延在した第2の開裂ラインと、を有することを特徴とする請求項2に記載のサンバイザ支持構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007098377A JP2008254564A (ja) | 2007-04-04 | 2007-04-04 | サンバイザ支持構造 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2008254564A true JP2008254564A (ja) | 2008-10-23 |
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JP (1) | JP2008254564A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106335347A (zh) * | 2015-07-07 | 2017-01-18 | 丰田纺织株式会社 | 车辆用遮阳板 |
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2007
- 2007-04-04 JP JP2007098377A patent/JP2008254564A/ja active Pending
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