JP2008247021A - 流体噴射装置用チューブポンプ、流体噴射装置及びポンプの流体吸引調整方法 - Google Patents

流体噴射装置用チューブポンプ、流体噴射装置及びポンプの流体吸引調整方法 Download PDF

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Abstract

【課題】製造工程等における組み立てばらつき等で発生するポンプの吸引能力の個体差等をわかりやすくしたポンプ、吸引能力の違いを効率良く補正することができる流体噴射装置を提供すること。
【解決手段】流体を吐出する流体噴射ヘッドとしてのインクジェット式記録ヘッド20からキャップ部32を介して流体を吸引するチューブポンプ100と、を備え、ポンプの固有の前記吸引力を示す固有吸引能力情報を格納する固有吸引能力情報格納部としてのICチップ160を有する流体噴射装置用チューブポンプ。
【選択図】図5

Description

本発明は、対象物等に対して流体を噴射する流体噴射装置用チューブポンプ、流体噴射装置及びポンプの流体吸引調整方法に関するものである。
従来より、例えばインクジェット式記録装置は、記録用紙等にインクを吐出するためのインクジェット式記録ヘッドを有している。このインクジェット式記録ヘッドは、ノズルを介してインクを記録用紙等に吐出するため、ノズル近傍においてインクが増粘したり、ノズル内に気泡が混入したりして、インクの吐出が良好に行えなくなるおそれがあった。
このため、インクジェット式記録装置には、これらの現象を回避するためヘッドクリーニング装置が備えられている。
ヘッドクリーニング装置は、ノズルを覆うように配置されるキャッピング部と、このキャッピング部内を負圧にするためのポンプを有し、ノズル近傍等のインクをポンプで吸引することで、クリーニングする構成となっている。
ポンプとしては、比較的構造が簡単で、且つ小型化が図り易いチューブポンプが用いられている。
このようなチューブポンプには、中空のチューブが円状に配置され、このチューブを押し潰すように移動可能なローラが配置されている。このため、ローラの移動により上述のキャッピング部内のインクがチューブポンプにより吸引され、吸引されたインクが廃インクとして、廃液タンクに収納される構成となっている。
そして、このような構成を有するチューブポンプは、その累積使用によりポンプの効率が低下するため、その補正をするための機構が提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2003−39709号公報(図4等)
しかし、チューブポンプ等のポンプの吸引効率のばらつきは、上述のような累積使用だけでなく、ポンプの製造時にも発生する。つまり、製造された各々のポンプは、製造工程において部品の寸法のばらつきや組み立てばらつき等が発生するため、どうしても個々の吸引能力が相違してしまうという、いわば個体差が生じる。特にチューブポンプにおいては、チューブポンプの寸法精度はばらつきやすく、またチューブの硬度もばらつきやすい。
これでは、このようなポンプを組み込んだ装置の各々においても、インクの吸引能力が変わってしまい適正にクリーニング等を行えなかったり、無駄にインクを消費するという問題があった。
また、廃インクタンクには、チューブポンプを介して廃インクが送り込まれる構成となっているため、送り込まれる廃インクが廃インクタンクの許容量を超えてしまうおそれ等があり、チューブポンプのインクの吸引量を精度良く把握する必要がある。しかし、チューブポンプは、その組み立てばらつき等によって、吸引量がばらつくためチューブポンプのインクの吸引量を精度良く把握することは困難であるという問題があった。
そこで、本発明は、製造工程等における組み立てばらつき等で発生するポンプの吸引能力の個体差等をわかりやすくしたポンプ、吸引能力の違いを効率良く補正することができる流体噴射装置、ポンプの流体吸引量を精度良く管理等することができる流体噴射装置及びポンプの流体吸引調整方法を提供することを目的とする。
前記課題は、本発明によれば、流体を吐出する流体噴射ヘッドからキャップ部を介して流体を吸引するチューブポンプであって、前記ポンプの固有の吸引力を示す固有吸引能力情報を格納する固有吸引能力情報格納部を有することを特徴とする流体噴射装置用チューブポンプにより達成される。
前記構成によれば、流体噴射装置は、ポンプの固有の吸引力である固有吸引力を示す固有吸引能力情報を格納する固有吸引能力情報格納部を有している。したがって、この固有吸引能力情報を参照すれば、当該ポンプの製造工程での組み立てばらつきである個体差を容易に把握することができる。
好ましくは、前記固有吸引能力情報が、前記チューブポンプの一定時間における流体の流量情報若しくは流速情報であることを特徴とする流体噴射装置用チューブポンプである。
前記構成によれば、固有吸引能力情報が、チューブポンプの一定時間における流体の流量情報若しくは流速情報である。
このため、流体の吸引に必要な流量情報もしくは流速情報をポンプ毎の個体差情報として持つので容易にポンプ毎の個体差を認識することができる。
好ましくは、前記固有吸引能力情報は、前記チューブポンプを駆動する際に前記チューブポンプを駆動するモータ部に加わる負荷情報であることを特徴とする流体噴射装置用チューブポンプである。
前記構成によれば、固有吸引能力情報は、前記チューブポンプを駆動する際に前記チューブポンプを駆動するモータ部に加わる負荷情報である。
このため、ポンプ毎の個体差情報が負荷情報で示されるので、駆動するモータを負荷に応じて選定することができる。
好ましくは、前記固定吸引能力情報がコード情報で構成されていることを特徴とする流体噴射装置用チューブポンプである。
前記構成によれば、固定吸引能力情報がコード情報で構成されているので、固定吸引能力情報の取扱いが容易となる。
好ましくは、前記固有吸引能力情報格納部が、前記ポンプに配置されていることを特徴とする流体噴射装置用チューブポンプである。
前記構成によれば、固有吸引能力情報格納部が、ポンプに配置されているので、ポンプを交換した場合、新しいポンプの固有吸引能力情報を容易に取得することができる。
このため、ポンプを変えても、常に新しいポンプの組み立てばらつき等を考慮した補正が可能となっている。
好ましくは、流体を吐出する流体噴射ヘッドと、流体噴射ヘッドからキャップ部を介して流体を吸引するチューブポンプと、を備える流体噴射装置であって、前記各流体噴射装置用チューブポンプ構成のいずれかを有することを特徴とする流体噴射装置である。
好ましくは、固有吸引能力情報に基づき固有吸引力を補正する補正情報を格納する補正情報格納部と、補正情報に基づいて固有吸引力を補正する固有吸引力補正部と、を有することを特徴とする流体噴射装置である。
前記構成によれば、流体噴射装置は、固有吸引能力情報に基づき固有吸引力を補正する補正情報を格納する補正情報格納部と、補正情報に基づいて固有吸引力を補正する固有吸引力補正部とを有している。
このため、固有吸引能力情報に基づき、その補正情報を参照し、この補正情報で固有吸引力がポンプの固有吸引力を補正するので、製造工程におけるポンプの組み立て等のばらつき等を均一化することができ、適正な流体を吸引できるポンプを備えた流体噴射装置となる。
好ましくは、固有吸引能力情報に基づきチューブポンプにより吸引される吸引流量を特定し、特定された吸引流量を用いてチューブポンプによる流体吸引量を算出することを特徴とする流体噴射装置である。
このため、チューブポンプによる流体の吸引能力にばらつきがあっても、そのばらつきに基づき吸引流量を特定し、特定された吸引流量にポンプ回転数を乗じることで吸引量を求めるので、チューブポンプの正確な流体の吸引量を把握することができる。
前記課題は、本発明によれば、流体を吐出する流体噴射ヘッドに対して配置されるキャップ部内の流体を吸引する吸引力を有するポンプの流体吸引調整方法であって、吸引力測定部で、前記ポンプの固有の前記吸引力である固有吸引力を示す固有吸引能力情報を測定する固有吸引能力情報測定工程と、前記測定された固有吸引能力情報を固有吸引能力情報格納部に格納する固有吸引能力情報格納工程と、前記固有吸引能力情報と、補正情報格納部に格納されている前記固有吸引力を補正する補正情報とに基づいて、固有吸引力補正部が前記固有吸引力を補正する固有吸引力補正工程と、を有することを特徴とするポンプの流体吸引調整方法により達成される。
以下、この発明の好適な実施の形態を添付図面等を参照しながら、詳細に説明する。
尚、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明のチューブポンプを有する流体噴射装置の実施の形態にかかるインクジェット式記録装置(以下「記録装置」という)10を示す概略斜視図である。
図1に示すように、記録装置10は、フレーム18を有し、フレーム18にはプラテン12が配置されている。このプラテン12上には、図示しない紙送り機構により用紙Pが給送される構成となっている。
また、記録装置10は、キャリッジ13を有し、キャリッジ13は、ガイド部材14を介してプラテン12の長手方向へ移動可能に支持され、キャリッジモータ15によりタイミングベルト16を介して往復運動される構成となっている。
キャリッジ13には、その下部に、流体噴射ヘッドとしてのインクジェット式記録ヘッド(以下「記録ヘッド」という)20を搭載している。記録ヘッド20は、用紙Pに対して流体である例えば、インク等の液体を吐出する構成となっている。
具体的には、記録ヘッド20は、インクを吐出するノズルを有し、圧電振動子の伸縮等によりノズルからインク滴が吐出される構成となっている。
キャリッジ13上には、インクを収容するインクカートリッジ17が着脱可能に搭載され、インクカートリッジ17から記録ヘッド20へインクが供給される構成となっている。
すなわち、キャリッジ13がプラテン12に沿って移動しながら、印刷データに基づいて、圧電振動子が伸縮されること等により、記録ヘッド20から用紙Pにインクが吐出され、印刷が行われる構成となっている。
図1のフレーム18には、用紙Pが配置され、用紙Pに対して印字が行われる印刷領域Tを有している。また、フレーム18は、その一端側に非印刷領域であるホームポジションHを有している。
キャリッジ13は、プラテン12に沿って移動することで、印刷領域TとホームポジションHとの間を移動可能な構成となっている。
ホームポジションHには、図1に示すように、ヘッドクリーニング機構30が配置されている。ヘッドクリーニング機構30には、キャップホルダ34とチューブポンプ100を有している。キャップホルダ34は、図示しない公知の昇降手段により上下動可能にフレーム18に設置されている。
また、ヘッドクリーニング機構30は、キャップ部としてのキャップ32を有している。キャップ32は、その上端縁が記録ヘッド20のノズルプレート等に当接して、記録ヘッド20のノズルを封止することが可能な構成となっている。
ところで、図1に示すように、記録装置10には、ブレード19が備わっている。このブレード19は、記録ヘッド20のノズルプレートに当接し、インクを拭き取ることでワイピング動作を行う構成となっている。
図2は、図1のヘッドクリーニング機構30等を示す概略図である。
キャップ32には、その底部に図2に示すように、シート状のスポンジ32aが配置されている。このスポンジ32aは、キャップ32が記録ヘッド20に当接した状態で、記録ヘッド20のノズルと所定間隔をおいて対向し、記録ヘッド20のノズルから吐出されるインクを吸収する構成となっている。
さらに、図2に示すように、キャップ32には、その底面を貫通するように排出口32bが形成されている。
チューブポンプ100は、キャップ32が記録ヘッド20のノズルを封止した状態で、キャップ32内を減圧し、負圧にし、記録ヘッド20のノズルからインクを吸引し、フレーム18内に設けられている廃インクタンク33にインクを排出する構成となっている。
このように、チューブポンプ100は、キャップ32内のインクを吸引する吸引力を有するポンプの一例となっている。
また、本実施の形態では、ポンプとしてチューブポンプ100を例に以下説明するが、本発明では、チューブポンプ100に限らず、ピストンポンプ等であってもよい。
図3は、チューブポンプ100の主な構成を示す概略図である。図3に示すように、チューブポンプ100には、インクを吸引するチューブ部である例えば、チューブ110を有している。
チューブ110は、ゴムや樹脂等で一体的に形成され、単一の長尺状となっている。また、チューブ110の両端側には、それぞれインクを吸引するキャップ側開口111と、インクを排出する廃インクタンク側開口112が形成されている。
また、図3に示すように、チューブポンプ100は、チューブ110を円環状に配置するためのポンプフレーム120を有している。具体的には、ポンプフレーム120上において、チューブ110が配置される。
また、チューブ110の内側には、チューブ110に沿って回動するポンプホイル140が形成されている。ポンプホイル140は、モータ部である例えば、ステッピングモータ150により、図3の矢印L方向又は矢印R方向に回動するように構成されている。
また、チューブポンプ100は、図3に示すように、チューブ110に当接するように配置されるローラ部である例えば、ローラ130を有している。ローラ130は、ローラ軸131を中心に回動可能に配置されている。
以下、ローラ130の移動について説明する。図3のポンプホイル140には、チューブ110を押し潰す方向にローラ130を配置させるための吸引部141aと、チューブ110から離間する方向にローラ130を配置させるためのレリース部141bとを有している。
また、ポンプホイル140は、この吸引部141aとレリース部141bとを連結する連結部141cを有している。
そして、これら吸引部141a、レリース部141b及び連結部141cにより貫通孔であるローラ軸溝141が形成されている。
すなわち、図3のローラ130は、ローラ軸131を介してローラ軸溝141内を移動可能な構成となっている。
ローラ130の動きを、例えば、ローラ130が図3のレリース部141bに配置された場合を例に以下、説明する。
ローラ130がレリース部141bに配置されたときは、ローラ130がチューブ110を押し潰さない状態であるため、ローラ130がポンプホイル140と共にチューブ110に沿って、矢印R方向に移動しても、適度な負圧が発生せず、インクを吸引することはない。
具体的には、ローラ軸131は、図3に示すようにローラ軸溝141のレリース部141bである端部に配置されているので、ポンプホイル140の回転で、ローラ軸溝141が矢印R方向に移動しても、ローラ軸131は、依然としてレリース部141bの端部に押し付けられる状態となるからである。
しかし、ポンプホイル140が逆回転し、ローラ軸溝141が、矢印L方向に移動すると、ローラ軸131は、レリース部141bの端部側に押し付けられる状態から開放される。
また、ローラ130は、チューブ110に当接している。このため、ローラ軸溝141が、図3の矢印L方向に移動しても、ローラ130は、チューブ110との摩擦力によって移動せず、その場に止まる。
したがって、ローラ130は、ローラ軸溝141の矢印L方向の移動によって、相対的に、連結部141c内を吸引部141a側へ移動し、吸引部141aに達する。
吸引部141aに達したローラ130のローラ軸131は、吸引部141aの端部側に押し付けられて、ローラ軸溝141と共に矢印L方向に移動を開始する。
このとき、吸引部141aに配置されたローラ130は、チューブ110を押し潰す状態となっているので、チューブ110に適度の負圧を発生させながら、インクをキャップ側開口111から廃インクタンク側開口112に導くことになる。以上のようにして、インクはキャップ32から廃インクタンク33に導かれる。
すなわち、ローラ130はチューブ110に対して押し潰すように当接すると共に、チューブ110に沿って移動することで、チューブ110に、インク吸引用の負圧を発生させる構成となっている。
インクの吸引が終了すると、ポンプホイル140は、逆回転、すなわち矢印R方向に回転する。すると、ローラ軸溝141も矢印R方向に移動する。しかし、ローラ130はチューブ110との摩擦力で、上述のようにその場に止まり、ローラ130はレリース部141bに配置され、チューブポンプ100はインクの非吸引状態となる。
このように、チューブポンプ100は、ローラ130をチューブ110との摩擦力を利用して吸引部141aとレリース部141bとの間で移動させ、インクの吸引状態又は非吸引状態に切り替えている。
以上のように、チューブポンプ100がインクを吸引する際には、ステッピングモータ150が動作し、ローラ130がチューブ110を押し潰すように移動することとなる。
すなわち、ローラ130がステッピングモータ150により駆動される構成となっている。
そして、チューブポンプ100の部品が同一であれば、チューブポンプ100のインクの吸引力は同一となるはずである。つまり、図3のローラ130がチューブ110に沿って移動し周回(回転)する回数をカウントし、ローラが1回転(周回)したときのインクの吸引量を乗じれば、チューブポンプ100のインクの吸引量を把握できるはずである。
しかし、実際は、チューブポンプ100を構成する部品寸法のばらつきや、製造工程における組み立てバラつき等により、チューブポンプ100の吸引能力に個体差が生じる。
そのため、同じように、図3に示すようにローラ130が動作しても、インクの吸引量等が異なり、記録装置10のヘッドクリーニング機構30等の能力にばらつきが生じるという問題があった。
本実施の形態では、このようなチューブポンプ100の吸引能力にばらつきが生じないように以下のような構成と有している。
図4は、図1の記録装置10の主な構成を示す概略ブロック図である。図4に示すように、記録装置10は、記録装置本体11とホストコンピュータ23とを有している。また、記録装置本体11は、制御装置24を備え、この制御装置24がチューブポンプ100及び記録ヘッド20等と接続され、これらを制御する構成となっている。
また、チューブポンプ100には、ステッピングモータ150及び記憶素子である例えば、ICチップ160を有している。
このICチップ160には、当該チューブポンプ100のインクの吸引能力のデータがコード情報で格納されている。このコード情報については、後述する。
また、制御装置24には、チューブポンプ100のローラ130がチューブ110沿って周回する周回速度を制御するポンプ速度制御部24a(例えば、ポンプ制御プログラム等)を有している。
また、制御装置24は、ローカルプリンタケーブル又は通信ネットワークを介してホストコンピュータ23に接続されている。
ホストコンピュータ23は、プリンタドライバ25を有し、プリンタドライバ25は、ポンプ駆動補正データ格納部26を有している。
図5は、ポンプ駆動補正データ格納部26内のポンプ駆動補正データ26aを示す概略説明図である。
図5に示すように、ポンプ駆動補正データ26aは、チューブポンプ100のインクの吸引能力を大、中、小の3つのタイプに分けている。
このインクの吸引能力は、検査時の流量で区分している。つまり、図5に示すように、検査時の流量が0.44g/s超以上の場合を「大」としている。この検査時の流量は、図示しない吸引力測定機(吸引力測定部の一例)で、当該チューブポンプ100のインクの吸引力を測定したときの流量となっている。
すなわち、この吸引力測定機で測定した当該チューブポンプ100のインクの吸引力を1秒単位の流量で示したのが、図5の検査時流量データである。
また、この検査時流量データが、0.36g/s以上0.44g/s以下の場合は、「中」となり、0.36g/s以下の未満の場合は「小」となっている。
そして、図5のポンプ駆動補正データ26aでは、これらの検査時流量データ「大」「中」「小」に、それぞれ、コードを当てはめ、コード1、コード2及びコード3としている。
さらに、ポンプ駆動補正データ26aには、これらコード1等に対応するチューブポンプ100の駆動の補正値、本実施の形態では、ポンプ回転数(ローラ130がチューブ110を図3に示すように周回する周回数)も含まれている。
すなわち、図5に示すように、「中」を1回転とした場合、「大」が0.9回転、「小」が1.1回転とされている。
すなわち、チューブポンプ100の吸引能力が普通量である「中」より大きい場合は、チューブポンプ100のポンプ回転数を抑えて、普通量に近づけるように構成されている。
また、逆にチューブポンプ100の吸引能力が「中」より小さい場合は、ポンプ回転数を増やして、普通量に近づけるように構成されている。
具体的には、図4の制御装置24のポンプ速度制御部24aが、チューブポンプ100のステッピングモータ150の回転を制御することにより行われる。
ところで、図5のコード1等は、それぞれチューブポンプ100の固有のインクの吸引能力を示すため、それぞれのチューブポンプ100が吸引力測定機でインクの吸引力を測定した際に、その吸引能力に応じてコード1乃至コード3が付与される。
そして、このように付与されてコード1等は、図4のICチップ160内に格納される。
つまり、チューブポンプ100の吸引能力のデータであるコードデータ(コード情報の一例)が、固有吸引能力情報の一例であり、ICチップ160が、固有吸引能力情報格納部の一例である。また、コードデータが示す図5の検査時流量データが、チューブポンプ100の一定時間における流体の流量情報の一例となっている。
そして、ポンプ駆動補正データ格納部26が、補正情報格納部の一例となっている。さらに、ポンプ回転数データが、回転数情報の一例となっている。
なお、本実施の形態では、図5に示すように流量データを用いたが、これに限らず、流速データを用いても構わない。
さて、このように、自己のインク吸引能力のコードデータを有するチューブポンプ100を有する記録装置10は、以下のようにして、チューブポンプ100のインクの吸引能力を補正する。
図6は、本実施の形態にかかる記録装置10のチューブポンプ100のインク吸引力の補正工程を示す概略フローチャートである。
先ず、図6のステップST1に示すように、記録装置10の製造工程において、チューブポンプ100を記録装置10に組み込む前に、チューブポンプ100のインクの流量を吸引力測定機で測定し、当該チューブポンプ100の流量データを取得し、流量データを図5のコードデータとして、図4のICチップ160に格納する(固有吸引能力情報測定工程及び固有吸引能力情報格納工程の一例)。
このようにチューブポンプ100のインクの吸引力を吸引測定機で正確に測定するため、チューブポンプ100ごとのばらつき(個体差)のデータを正確に取得することができる。
次に、ステップST2で、チューブポンプ100を記録装置10に組み込む。なお、本実施の形態では、チューブポンプ100のインクの吸引力の測定を記録装置10に組み込む前に行う例で説明したが、これに限らず、チューブポンプ100を記録装置10に組み込んだ後に、チューブポンプ100のインクの吸引力を測定しても構わない。
この状態で、記録装置10へのチューブポンプ100の組み込みは、終了し、ステップST3以下は、実際に、記録装置10が、図1の用紙P等に印刷等を行うと共に、ヘッドクリーニング等を行う工程を示す。
すなわち、実際に記録装置10がヘッドクリーニング工程を行う場合は、ステップST3に示すように、記録装置10のプリンタドライバ25に配置されているポンプ駆動補正プログラム27が動作し、図4のチューブポンプ100のICチップ160から流量データであるコードデータ(コード1、コード2又コード3等)を取得する。
このように、本実施の形態では、チューブポンプ100毎のデータがICチップ160に格納されているので、チューブポンプ100自体を取り替えた場合でも、取り替えた新しいチューブポンプ100のデータをそのICチップ160から取得することができる。
すなわち、たとえチューブポンプ100を交換しても、常に、最適なデータが記録装置10に提供できる構成となっている。
また、ICチップ160のデータは、図5に示すような簡単なコードデータであるため、データの格納や取得に際し、複雑な構成が求められず、低コストで且つ簡単な構成で、必要なデータを配置することができる。
次に、ステップST4で、ポンプ駆動補正プログラム27が、図5に示すポンプ駆動補正データ26aを参照して、ポンプ回転数データを取得し、このポンプ回転数データに従ってポンプ速度制御部24a及びステッピングモータ150を介して、図3のローラ130のチューブ110に対する回転数(周回数)を制御する(固有吸引力補正工程の一例)。
具体的には、取得したコードデータが「コード1」の場合は、インクの吸引能力が「大」と判断し、ポンプ回転数を0.9回転して、ローラ130の移動を制御する。
すなわち、ポンプ駆動補正プログラム27が、固有吸引力補正部の一例となっている。
以上のように、本実施の形態では、記録装置10に組み込まれたチューブポンプ100のインクの吸引能力にばらつき(個体差)があっても、そのチューブポンプ100の動作を補正することで、そのばらつきを解消し、インクの吸引力を均一化できる。したがって、適正なインク量を吸引できるチューブポンプ100を備えた記録装置10とすることができる。
(第2の実施の形態)
図7は、本発明の第2の実施の形態にかかる記録装置10の主な構成を示す概略ブロック図である。
本実施の形態の多くの構成は、上述の第1の実施の形態と共通しているため、共通の構成は、同一符号等として説明を省略し、以下、相違点を中心に説明する。
図7に示すように、本実施の形態では、チューブポンプ100のインクの吸引能力の補正は、上述の第1の実施の形態と異なり、ポンプ電流値制御部124a(例えば、ポンプ電流値制御プログラム等)で制御される。
このため、図7に示すポンプ駆動補正データ格納部126内のデータも上述の第1の実施の形態と異なる。
図8は、第2の実施の形態にかかるポンプ駆動補正データ126aを示す概略説明図である。
図8に示すように、各チューブポンプ100の固有のインクの吸引力である吸引能力は、ステッピングモータ150に対する負荷データとなっている。すなわち、図3のローラ130がチューブ110に沿って1回転する際に、ステッピングモータ150に加わる最大の負荷データを基準としている。
したがって、図8に示すように、その負荷が小さければチューブポンプ100のインクの吸引力が「大」と判断し、モータ電流値を小さくし、ローラ130の動きを遅くする。
逆に、その負荷が大きければ、チューブポンプ100のインクの吸引力が「小」であると判断し、モータ電流値を大きくし、ローラ130の動きを早くする構成となっている。
したがって、図7のポンプ駆動補正プログラム127は、図8のデータに従い、図7のポンプ電流値制御部124aに制御を指示し、その電流値を制御することでステッピングモータ150の動作を制御し、最終的には、ローラ130の動きを制御する構成となっている。
このように、図8の検査時負荷データが、負荷情報の一例であり、モータ電流値データが、電流値情報の一例となっている。
(第3の実施の形態)
本実施の形態では、吸引能力がばらつくチューブポンプ100であっても、その吸引したインク量を精度良く把握できるように以下のような構成と有している。本実施の形態の多くの構成は、上述の第1の実施の形態および第2の実施の形態と共通しているため、共通の構成は、同一符号等として説明を省略し、以下、相違点を中心に説明する。
図9は、本発明の第3の実施の形態にかかる記録装置10の主な構成を示す概略ブロック図である。図9に示すように、ICチップ160には、当該チューブポンプ100のインクの吸引能力のデータがコード情報で格納されている。このコード情報については、後述する。
制御装置24は、ローカルプリンタケーブル又は通信ネットワークを介してホストコンピュータ23に接続されている。
ホストコンピュータ23は、プリンタドライバ25を有し、プリンタドライバ25は、コード対応インク吸引量データ格納部226を有している。
図10は、コード対応インク吸引量データ格納部226内のコード対応インク吸引量データ226aを示す概略説明図である。
図10に示すように、コード対応インク吸引量データ226aは、チューブポンプ100のインクの吸引能力をコード1乃至コード3の3つのタイプに分けている。
このインクの吸引能力は、検査時の流量で区分している。つまり、図10に示すように、検査時の流量が0.44g/s超以上の場合を「コード1」としている。この検査時の流量は、図示しない吸引力測定機(吸引力測定部の一例)で、当該チューブポンプ100のインクの吸引力を測定したときの流量となっている。
すなわち、この吸引力測定機で測定した当該チューブポンプ100のインクの吸引力を1秒単位の流量で示したのが、図10の検査時流量データである。
また、この検査時流量データが、0.36g/s以上0.44g/s以下の場合は、「コード2」となり、0.36g/s以下の未満の場合は「コード3」となっている。
そして、図10のポンプ駆動補正データ26aでは、これらの検査時流量データ「コード1」乃至「コード3」に、それぞれ、擬制流量を当てはめ、「0.44g」、「0.40g」及び「0.36g」としている。
すなわち、検査時流量データが、0.44g以上の場合は、当該チューブポンプ100のローラ130がチューブ110に沿って1回転した際のインク吸引量を「0.44g」と擬制している。
このため、このコード1のチューブポンプ100の場合のインクの吸引量は、「0.44g」に上述のローラ130の回転数を乗じることで算出できる構成となっている。
同様に、コード2及びコード3は、それぞれ「0.40g」及び「0.36g」と擬制されている。
ところで、図10のコード1等は、それぞれチューブポンプ100の固有のインクの吸引能力を示すため、それぞれのチューブポンプ100が吸引力測定機でインクの吸引力を測定した際に、その吸引能力に応じてコード1乃至コード3が付与される。
そして、このように付与されてコード1等は、図9のICチップ160内に格納される。
つまり、チューブポンプ100の吸引能力のデータであるコードデータ(コード情報の一例)が、固有吸引能力情報の一例であり、ICチップ160が、固有吸引能力情報格納部の一例である。また、コードデータが示す図10の検査時流量データが、チューブポンプ100の一定時間における流体の流量情報の一例となっている。
そして、コード対応インク吸引量データ格納部226が、コード対応情報格納部の一例となり、図10の擬制流量のデータが具体的な固有吸引能力情報の一例となっている。さらに、ポンプ回転数データが、回転情報の一例となっている。
なお、本実施の形態では、図10に示すように流量データを用いたが、これに限らず、流速データを用いても構わない。
さて、このように、自己のインク吸引能力のコードデータを有するチューブポンプ100を有する記録装置10は、以下のようにして、チューブポンプ100のインクの吸引量データを取得する。
図11は、本実施の形態にかかる記録装置10のチューブポンプ100のインク吸引量の測定工程を示す概略フローチャートである。
先ず、図11のステップST11に示すように、記録装置10の製造工程において、チューブポンプ100を記録装置10に組み込む前に、チューブポンプ100のインクの流量を吸引力測定機で測定し、当該チューブポンプ100の流量データを取得し、流量データを図10のコードデータとして、図9のICチップ160に格納する(固有吸引能力情報測定工程及び固有吸引能力情報格納工程の一例)。
このようにチューブポンプ100のインクの吸引力を吸引測定機で正確に測定するため、チューブポンプ100ごとのばらつき(個体差)のデータを正確に取得することができる。
次に、ステップST12で、チューブポンプ100を記録装置10に組み込む。なお、本実施の形態では、チューブポンプ100のインクの吸引力の測定を記録装置10に組み込む前に行う例で説明したが、これに限らず、チューブポンプ100を記録装置10に組み込んだ後に、チューブポンプ100のインクの吸引力を測定しても構わない。
この状態で、記録装置10へのチューブポンプ100の組み込みは、終了し、ステップST13以下は、実際に、記録装置10が、インクの吸引量を測定する工程を示す。
すなわち、実際に記録装置10がインクの吸引量を測定する工程を行う場合は、先ず、ステップST13でチューブポンプ100が駆動したか否かを判断する。
次に、ステップST14に進む。ステップST14では、記録装置10のプリンタドライバ25に配置されている廃インク蓄積データ演算プログラム227が動作し、図9のチューブポンプ100のICチップ160から流量データであるコードデータ(コード1、コード2又コード3等)を取得する。
本実施の形態では、チューブポンプ100毎のデータがICチップ160に格納されているので、チューブポンプ100自体を取り替えた場合でも、取替えた新しいチューブポンプ100のデータをそのICチップ160から取得することができる。
すなわち、たとえチューブポンプ100を交換しても、交換後のチューブポンプ100のデータが提供されるので、常に、最適なデータが記録装置10に提供できる構成となっている。
また、ICチップ160のデータは、図10に示すような簡単なコードデータであるため、データの格納や取得に際し、複雑な構成が求められず、低コストで且つ簡単な構成で、必要なデータを配置することができる。
また、ステップST14では、廃インク蓄積データ演算プログラム227が、図10に示すコード対応インク吸引量データ226aを参照して、当該コードデータ(コード1等)に対応する擬制流量(0.44g等)を参照し、当該擬制流量(0.44g等)を特定する。
一方、廃インク蓄積データ演算プログラム227は、ポンプ回転数データも取得し、このポンプ回転数データと当該擬制流量を乗じて、今回のチューブポンプ100の駆動におけるインクの吸引量を演算して求める。
このようにして求められたインクの吸引量は、図9の廃インク蓄積データ格納部228に廃インク蓄積データ228aとして蓄積される。
すなわち、前回までの廃インク蓄積データ228aに今回のインクの吸引量を加え、新たな廃インク蓄積データ228aとする(固有吸引量情報生成工程の一例)。
以上のように、本実施の形態では、記録装置10に組み込まれたチューブポンプ100のインクの吸引能力にばらつき(個体差)があっても、その個体差を精度良く把握できるので、チューブポンプ100の正確なインクの吸引量を把握することができる。
また、廃インク蓄積データ演算プログラム227が、固有吸引結果情報生成部の一例であり、廃インク蓄積データ格納部が、廃インクタンクの廃液量情報及び固有吸引結果情報格納部の一例である。
以上で、ステップST14が終了し、ステップST15へ進む。ステップST15では、図2の廃インクタンク33内に蓄積した廃インク量が、廃インクタンク33の許容量を超えたか否かを判断する。
すなわち、図9の廃インク蓄積データ228aに示される廃インク量が、廃インクタンク33の許容量を超えたか否かが判断される。
この廃インク蓄積データ228aは、精度の高いデータであるため、この許容量を超えたか否かの判断も精度高く行うことができる。したがって、従来のように、未だ余裕がありながら廃インクタンク33を交換等する必要がなく、無駄なく廃インクタンク33を利用することができる。
ステップST15で、廃インクが廃インクタンク33の許容量を超えたと判断した場合は、ステップST16に進み、廃インクタンク33の交換が利用者に表示される。
一方、図11のステップST17では、図9のインク消費累積データ演算プログラム229が動作して、図9のチューブポンプ100のICチップ160内のコードデータ(コード1等)、図10の擬制流量データ及びチューブポンプ100の回転(周回)数に基づいて、今回のチューブポンプ100のインクの吸引量(消費量)のデータを演算する。
そして、図9のポンプインク消費累積データ格納部230に、ポンプインク消費累積データ230aとして格納する。
すなわち、すなわち、前回までのポンプインク消費累積データ230aに今回のインクの吸引量を加え、新たなポンプインク消費累積データ230aとする。
以上の工程により、記録装置10は、チューブポンプ100のインク消費量を精度良く管理等することができる。
なお、ポンプインク消費累積データ230aは、ポンプ累積吸引量情報の一例となっている。
本発明は廃インクタンク33のみならずインクカートリッジ17内のインク量を精度良く管理することにも応用できる。
本発明は、上述の実施の形態に限定されない。上述の実施形態では、流体噴射装置をインクジェット式記録装置に具体化したが、この限りではなく、インク以外の他の流体(液体や、機能材料の粒子が分散されている液状体、ジェルのような流状体、流体として流して噴射できる固体を含む)を噴射したり吐出したりする流体噴射装置に具体化することもできる。
例えば、液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ及び面発光ディスプレイの製造などに用いられる電極材や色材などの材料を分散または溶解のかたちで含む液状体を噴射する液状体噴射装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体噴射装置、精密ピペットとして用いられ試料となる液体を噴射する液体噴射装置であってもよい。さらに、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する液体噴射装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に噴射する液体噴射装置、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を噴射する液体噴射装置、カプセル等に医薬品、健康食品の抽出物、調味料やゼラチン等のジェル(ゲル)を内包するために、これらのゲルをカプセル内に適量を噴射する流状体噴射装置、トナーなどの粉体を例とする固体を噴射するトナージェット式記録装置であってもよい。そして、これらのうちいずれか一種の流体噴射装置に本発明を適用することができる。
本発明のチューブポンプを有する流体噴射装置の実施の形態にかかるインクジェット式記録装置を示す概略斜視図。 図1のヘッドクリーニング機構等を示す概略図。 チューブポンプの主な構成を示す概略図。 図1の記録装置の主な構成を示す概略ブロック図。 ポンプ駆動補正データ格納部内のポンプ駆動補正データを示す概略説明図。 本実施の形態にかかる記録装置のチューブポンプのインク吸引力の補正工程を示す概略フローチャート。 本発明の第2の実施の形態にかかる記録装置の主な構成を示す概略ブロック図。 第2の実施の形態にかかるポンプ駆動補正データを示す概略説明図。 本発明の第3の実施の形態にかかる記録装置の主な構成を示す概略ブロック図。 第3の実施の形態にかかるインク吸引量データ格納部内のコード対応インク吸引量正データを示す概略説明図。 第3の実施形態にかかる記録装置のチューブポンプのインク吸引量の測定工程を示す概略フローチャート。
符号の説明
10…インクジェット式記録装置、11…記録装置本体、12…プラテン、13…キャリッジ、14…ガイド部材、15…キャリッジモータ、16…タイミングベルト、17…インクカートリッジ、18…フレーム、19…ブレード、20…流体噴射ヘッドとしてのインクジェット式記録ヘッド、23…ホストコンピュータ、24…制御装置、24a…ポンプ速度制御部、25…プリンタドライバ、26…ポンプ駆動補正データ格納部、27…ポンプ駆動補正プログラム、30…ヘッドクリーニング機構、32…キャップ部としてのキャップ、32a…スポンジ、32b…排出口、34…キャップホルダ、100…チューブポンプ、110…チューブ、120…ポンプフレーム、124a…ポンプ電流値制御部、130…ローラ、140…ポンプホイル、150…ステッピングモータ、160…固有吸引能力情報格納部としてのICチップ、226…コード対応インク吸引量データ格納部、227…廃インク蓄積データ演算プログラム、228…廃インク蓄積データ格納部、229…インク消費累積データ演算プログラム、230…ポンプインク消費累積データ格納部。

Claims (9)

  1. 流体を吐出する流体噴射ヘッドからキャップ部を介して流体を吸引するチューブポンプであって、
    前記ポンプの固有の吸引力を示す固有吸引能力情報を格納する固有吸引能力情報格納部を有することを特徴とする流体噴射装置用チューブポンプ。
  2. 前記固有吸引能力情報が、前記チューブポンプの一定時間における流体の流量情報若しくは流速情報であることを特徴とする請求項1に記載の流体噴射装置用チューブポンプ。
  3. 前記固有吸引能力情報は、前記チューブポンプを駆動する際に前記チューブポンプを駆動するモータ部に加わる負荷情報であることを特徴とする請求項1に記載の流体噴射装置用チューブポンプ。
  4. 前記固定吸引能力情報がコード情報で構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の流体噴射装置用チューブポンプ。
  5. 前記固有吸引能力情報格納部が、前記チューブポンプに配置されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の流体噴射装置用チューブポンプ。
  6. 流体を吐出する流体噴射ヘッドと、
    前記流体噴射ヘッドからキャップ部を介して流体を吸引するチューブポンプと、を備える流体噴射装置であって、
    請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の流体噴射装置用チューブポンプを備えていることを特徴とする流体噴射装置。
  7. 前記固有吸引能力情報に基づき前記固有吸引力を補正する補正情報を格納する補正情報格納部と、
    前記補正情報に基づいて前記固有吸引力を補正する固有吸引力補正部と、を有することを特徴とする請求項6に記載の流体噴射装置。
  8. 前記固有吸引能力情報に基づき前記チューブポンプにより吸引される吸引流量を特定し、特定された前記吸引流量を用いて前記チューブポンプによる流体吸引量を算出することを特徴とする請求項6に記載の流体噴射装置。
  9. 流体を吐出する流体噴射ヘッドに対して配置されるキャップ部内の流体を吸引する吸引力を有するポンプの流体吸引調整方法であって、
    吸引力測定部で、前記ポンプの固有の前記吸引力である固有吸引力を示す固有吸引能力情報を測定する固有吸引能力情報測定工程と、
    前記測定された固有吸引能力情報を固有吸引能力情報格納部に格納する固有吸引能力情報格納工程と、
    前記固有吸引能力情報と、補正情報格納部に格納されている前記固有吸引力を補正する補正情報とに基づいて、固有吸引力補正部が前記固有吸引力を補正する固有吸引力補正工程と、
    を有することを特徴とするポンプの流体吸引調整方法。
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