JP2008245156A - 色調整装置、色調整方法、画像形成装置、色調整プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

色調整装置、色調整方法、画像形成装置、色調整プログラムおよび記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザが3次元LUTを直接変更でき、所望の色となるように3次元LUTを容易に調整することが可能な色調整装置を実現する。
【解決手段】色調整装置1は、サンプル画像の中から抽出された編集区間内の各画素について、3次元LUT上の格子点の出力データを用いた補間演算により、色成分ごとのプリンタ用色補正データを算出するプリンタ用色変換部12と、モニタ3に表示されたプリンタ用色補正データの中から特定された編集箇所に対応する出力データを補間演算により算出する際に用いられる所定数の格子点のうちのいずれかを変更格子点として選択し、当該変更格子点に対応する出力データの変更指示を受け付ける格子点データ変更部16とを備える。そして、プリンタ用色変換部12は、変更指示に基づいて変更された3次元LUTを用いて、再度色成分ごとのプリンタ用色補正データを算出し、当該プリンタ用色補正データがモニタ3に表示される。
【選択図】図1

Description

本発明は、第1表色系の色空間の中の所定の複数の格子点の各々について、当該格子点に対応する第1表色系の画像データと、色成分ごとの第2表色系の画像データとを関連付けた色補正テーブルを調整する色調整装置に関するものである。
近年、OA機器のデジタル化が急速に進展し、またカラー画像出力の需要が増してきたことにより、電子写真方式のデジタルカラー複写機やインクジェット方式・熱転写方式のカラープリンタ等が広く一般に普及してきている。例えば、デジタルカメラやスキャナ等の入力機器より入力された画像情報、あるいは、コンピュータ上で作成された画像情報がこれらの出力機器を用いて出力されている。これらの入出力機器においては、入力された画像情報に対して、常に色再現の安定した画像を出力することが必要であり、デジタル画像処理技術の色補正処理が重要な役割を果たしている。
色補正処理の方法としては、入力画像データを均等色空間データに変換するための色座標変換方法を含めて、従来から数多くの提案がなされている。このような方法として、非特許文献1・2に記載されているテーブル参照(Look Up Table :ルックアップテーブル、以下LUTと記す)法がある。本明細書において、そのままでは出力として不適切な信号になってしまう色信号の補正を行う処理、色自体を変化させるために色信号を変換する処理、および色自体が変化しなくても色信号の座標系を変換する処理を全て色補正と呼ぶことにする。
LUT法である3次元補間法は、入力画像データを上位ビットと下位ビットに分離する。また、入力画像データの上位ビットについての組合せに対する出力データを予め計算して色補正テーブルに格納しておく。色補正テーブルに出力データが格納されている入力画像データの近傍の入力画像データについては、色補正テーブルに格納されている出力データおよび入力画像データの下位ビットを用いて線形補間演算により算出する。この3次元補間法は、予め出力データを算出しておくべき入力画像データ数を限定するにも拘わらず、全ての入力画像データの組合せに対して色補正値を求めることができ、色補正テーブルのサイズを直接変換法の場合よりも小型化することができる。
一般的に、カラーディスプレイやスキャナ等により読み込まれたカラー画像データ(SrBG、AdobeRGB、scRGBなど)のもつ色再現領域は、カラープリンタなどの出力デバイスのもつ色再現領域より広いため、再現できない領域は、出力デバイスで再現できる領域内に押し込めるようにしなければならない。そのため、出力デバイスにおけるプロファイルは強い非線形性を持ってしまい、上記のようなLUT法において離散的なサンプリング点を線形補間すると、思ったような色再現するのは困難である。更に、出力デバイス用に生成されたプロファイルを、好みの色再現が実現されるように調整することは非常に困難である。
そして、これを解決するために、特許文献1には、出力装置の色再現特性を、色再現範囲の異なるディスプレイモニタ上で画像を確認しながら容易に修正を行えるようにすることが開示されている。また、色変換テーブルのデータの部分的な修正を、容易に、かつ、自然な色再現を保ちながら行う。
また、特許文献2には次のような技術が開示されている。つまり、プルーフ用の調整画像、およびチャート画像について、色変換前後の画像をそれぞれ別ウィンドウとして並列に表示し、これらウィンドウのいずれかにおいて、調整対象となる任意の色範囲を選択し、該選択された色範囲についての調整パラメータを設定し、該調整パラメータに基づいて色変換条件を調整する。
特開平10−271319(1998年10月9日公開) 特開2003−87591(2003年3月20日公開) 日本色彩学会編、「新編色彩科学ハンドブック」第2版、東京大学出版会、1998年6月10日、p.1137−1149 大根田章吾、「電子写真記録における色再現の理想と現実」、日本画像学会誌、1998年、第37巻、第4号、p.555−559
しかしながら、特許文献1・2に記載の技術では、色を調整することができても、3次元LUTを直接変更し、出力データを意図的に変更することは困難である。例えば、最も彩度の高いイエローを再現する時、イエローにわずかなマゼンタやシアンが混ざっていると、視覚的に汚く見えてしまう。このような場合、マゼンタやシアンだけを取り除き、更にイエローの濃度を上げることは特許文献1・2の技術ではできない。
一方、色の調整を行う方法として、直接3次元LUTを編集することが考えられる。しかし、画像の変更したい箇所が、3次元LUT内のどの部分であるか分かりづらい。また、仮にその部分が分かったとしても、実際の出力データは周りの格子点の出力データを用いて線形補間されることで求められるため、どの格子点の出力データをどれくらい変更すれば、意図的な出力を得られるのか分かりづらい。更に、変更した格子点の出力データは、隣り合う他の領域でも線形補間として使用されるため、他の出力にもどれだけ影響があるのか分かりづらい。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、ユーザが色補正テーブルを直接変更でき、所望の色となるように色補正テーブルを容易に調整することが可能な色調整装置を実現することにある。
本発明に係る色調整装置は、上記課題を解決するために、第1表色系の色空間の中の所定の複数の格子点の各々と、第2表色系の画像データとを関連付けた色補正テーブルを調整する色調整装置であって、表示装置に表示された複数色のグラデーションを含むサンプル画像の中から、編集対象となる編集区間を抽出する編集区間抽出部と、上記編集区間抽出部が抽出した編集区間内の各画素について、上記第1表色系の色空間における当該画素に対応する点を取り囲む所定数の格子点を特定し、上記特定された各格子点に対応する第2表色系の画像データと、上記第1表色系の色空間における当該画素に対応する点の位置から求められる、上記特定された各格子点の重み係数とを用いた補間演算により、色成分ごとの第2表色系の画像データの値を算出する色補正処理を行う色補正部と、上記色補正部によって算出された、上記編集区間内の各画素についての色成分ごとの第2表色系の画像データの値を表示装置に表示させる制御部と、表示装置に表示された色成分ごとの第2表色系の画像データの中から、編集対象の色成分と編集箇所とを特定する編集箇所抽出部と、上記編集箇所抽出部によって特定された編集箇所の画素に対応する第2表色系の画像データを上記補間演算により算出する際に用いられる所定数の格子点のうちのいずれかを変更格子点として選択し、当該変更格子点に対応する第2表色系の画像データであり、かつ、上記編集箇所抽出部によって特定された編集対象の色成分の画像データの変更指示を受け付ける格子点データ変更部と、上記格子点データ変更部が受け付けた変更指示に基づいて、上記色補正テーブルを変更するテーブル変換部とを備え、上記色補正部は、テーブル変換部によって変更された色補正テーブルを用いて、上記色補正処理を再度行い、上記制御部は、再度の当該色補正処理により得られた、上記編集区間内の各画素についての色成分ごとの第2表色系の画像データの値を表示装置に表示させる再表示処理を行うことを特徴とする。
さらに、本発明に係る色調整方法は、上記課題を解決するために、第1表色系の色空間の中の所定の複数の格子点の各々と、第2表色系の画像データとを関連付けた色補正テーブルを調整する色調整装置における色調整方法であって、表示装置に表示された複数色のグラデーションを含むサンプル画像の中から、編集対象となる編集区間を抽出する編集区間抽出ステップと、上記編集区間抽出ステップにて抽出された編集区間内の各画素について、上記第1表色系の色空間における当該画素に対応する点を取り囲む所定数の格子点を特定し、上記特定された各格子点に対応する第2表色系の画像データと、上記第1表色系の色空間における当該画素に対応する点の位置から求められる、上記特定された各格子点の重み係数とを用いた補間演算により、色成分ごとの第2表色系の画像データの値を算出する色補正処理を行う第1色補正ステップと、上記色補正処理によって算出された、上記編集区間内の各画素についての色成分ごとの第2表色系の画像データの値を表示装置に表示させる第1表示ステップと、表示装置に表示された色成分ごとの第2表色系の画像データの中から、編集対象の色成分と編集箇所とを特定する編集箇所抽出ステップと、上記編集箇所抽出ステップにて特定された編集箇所の画素に対応する第2表色系の画像データを上記補間演算により算出する際に用いられる所定数の格子点のうちのいずれかを変更格子点として選択し、当該変更格子点に対応する第2表色系の画像データであり、かつ、上記編集箇所抽出ステップによって特定された編集対象の色成分の画像データの変更指示を受け付ける格子点データ変更ステップと、受け付けられた変更指示に基づいて、上記色補正テーブルを変更するテーブル変換ステップと、変更された色補正テーブルを用いて、上記色補正処理を再度行う第2色補正ステップと、再度の色補正処理により得られた、上記編集区間内の各画素についての色成分ごとの第2表色系の画像データの値を表示装置に表示させる再表示処理を行う第2表示ステップとを含むことを特徴とする。
上記の構成によれば、編集箇所の画素に対応する第2表色系の画像データを補間演算により算出する際に用いられる所定数の格子点のいずれかについて、当該格子点に対応する第2表色系の画像データであり、かつ、編集箇所抽出部によって特定された編集対象の色成分の画像データの変更指示を受け付ける。これにより、ユーザは、編集箇所の第2表色系の画像データを求める際に用いられる格子点に対応する第2表色系の画像データの変更指示を入力することができる。すなわち、色補正テーブルを直接編集することができる。
そして、変更された色補正テーブルを用いて、上記色補正処理を再度行い、再度の色補正処理により得られた、編集区間内の各画素についての色成分ごとの第2表色系の画像データの値を表示装置に表示させる。その結果、ユーザは、上記変更指示によって、編集区間内の画素の第2表色系の画像データがどのように遷移するのか容易に認識することができる。編集箇所だけではなく、編集箇所の周囲の画素に対応する第2表色系の画像データの遷移も確認することができる。
その結果、所望の第2表色系の画像データが表示されるまで、ユーザは、上記変更指示を入力することにより、所望の色が出力されるように色補正テーブルを容易に調整することができる。
このように、本発明によれば、ユーザが色補正テーブルを直接変更でき、所望の色となるように色補正テーブルを容易に調整することが可能となる。
さらに、本発明の色調整装置において、上記制御部は、上記編集区間内の画素を、上記色補正部が上記補間演算を行う際に用いる格子点の組み合わせが同一か否かに応じてグループ分けし、隣接するグループに対応する上記第2表色系の画像データの値の表示形式を当該グループごとに異なるようにすることが好ましい。
上記の構成によれば、補間演算で使用する格子点の組み合わせが同一のグループを容易に把握することができる。その結果、ユーザは、あるグループ内の画素を編集箇所として選択した場合、当該グループ内の画素に対応する第2表色系の画像データに影響が生じることを認識することができる。すなわち、変更指示によってどの範囲まで影響があるかを容易に認識することができる。
さらに、本発明の色調整装置において、上記制御部は、上記格子点データ変更部が選択した上記変更格子点を用いて上記補間演算が行われる画素に対応する第2表色系の画像データを、その他の画素に対応する第2表色系の画像データと異なる表示形式にすることが好ましい。
上記の構成によれば、ユーザが入力した変更指示によってどの範囲の画素まで影響があるかを容易に認識することができる。
また、本発明の画像形成装置は、上記の記載の色調整装置を備え、当該色調整装置で調整可能な色補正テーブルを用いて色補正された画像データにより画像形成を行う。
これにより、画像形成装置において、ユーザは、容易に色補正テーブルを直接変更でき、所望の色が形成された用紙を出力されるように色補正テーブルを容易に調整することができる。
ところで、上記色調整装置の各部は、ハードウェアで実現してもよいし、プログラムをコンピュータに実行させることによって実現してもよい。具体的には、本発明に係る色調整プログラムは、上記色調整装置の各部としてコンピュータを動作させるプログラムであり、本発明に係る記録媒体には、当該色調整プログラムが記録されている。
本発明に係る色調整装置は、複数色のグラデーションを含むサンプル画像を表示装置に表示させ、当該サンプル画像の中から、編集対象となる編集区間を抽出する編集区間抽出部と、上記編集区間抽出部が抽出した編集区間内の各画素について、当該画素に対応する上記第1表色系の画像データを取り囲む、上記第1表色系の色空間内の所定数の格子点を特定し、上記特定された各格子点に対応する第2表色系の画像データと、上記第1表色系の色空間における当該画素に対応する点の位置から求められる、上記特定された各格子点の重み係数とを用いた補間演算により、色成分ごとの第2表色系の画像データの値を算出する色補正処理を行う色補正部と、上記色補正部によって算出された、上記編集区間内の各画素についての色成分ごとの第2表色系の画像データの値を表示装置に表示させる制御部と、表示装置に表示された色成分ごとの第2表色系の画像データの中から、編集対象の色成分と編集箇所とを特定する編集箇所抽出部と、上記編集箇所抽出部によって特定された編集箇所の画素に対応する第2表色系の画像データを上記補間演算により算出する際に用いられる所定数の格子点のうちのいずれかを変更格子点として選択し、当該変更格子点に対応する第2表色系の画像データであり、かつ、上記編集箇所抽出部によって特定された編集対象の色成分の画像データの変更指示を受け付ける格子点データ変更部と、上記格子点データ変更部が受け付けた変更指示に基づいて、上記色補正テーブルを変更するテーブル変換部とを備え、上記色補正部は、テーブル変換部によって変更された色補正テーブルを用いて、上記色補正処理を再度行い、上記制御部は、再度の当該色補正処理により得られた、上記編集区間内の各画素についての色成分ごとの第2表色系の画像データの値を表示装置に表示させる再表示処理を行う。
それゆえ、ユーザが色補正テーブルを直接変更でき、所望の色となるように色補正テーブルを容易に調整することが可能となる。
本発明の色変換装置に関する実施の一形態について図1〜図16に基づいて説明すれば以下のとおりである。
図1は、本実施形態に係る色調整装置1を含むプロファイル編集システムの構成を示すブロック図である。図1に示されるように、プロファイル編集システムは、外部入力装置2、モニタ3、ROM4、RAM5、不揮発性メモリ6、および色調整装置1を備えている。
外部入力装置(入力装置)2は、外部からの入力を受け付け可能な装置であり、タッチパネルや、キーボード及びマウスなどである。
モニタ(表示装置)3は、カラー(例えば16色や256色以上)表示が可能な表示装置であり、例えば、液晶ディスプレイなどである。なお、外部入力装置2とモニタ3とが一体となったタッチパネルにより構成されてもよい。
ROM4は、読み出し専用の記憶部である。本実施形態では、ROM4は、グラデーションが含まれるサンプル画像データ、当該サンプル画像データをモニタ3で処理可能な色空間の画像データに色補正するためのモニタ用プロファイル、入力された画像データをプリンタ(図示しない)で処理可能な色空間(CMYK)の画像データに変換するプリンタ用プロファイルを記憶している。なお、ROM4は、プリンタ用プロファイルとして初期状態のもの(変更されていないもの)を記憶している。
RAM5は、一時的にデータを格納するための記憶部である。
不揮発性メモリ6は、読み書き可能であるとともに、電源がオフにされても格納されたデータが消去されないメモリであり、例えば、フラッシュメモリやEEPROMである。本実施形態では、予めROM4に格納されているプリント用プロファイルが不揮発性メモリ6に書き込まれる。
そして、不揮発性メモリ6に格納されたプリント用プロファイルに基づいて、図示しない色補正部が色補正を実行する。なお、色補正部は、入力された画像データをデバイス(機器)に独立した色空間の画像データに変換し、当該画像データを不揮発性メモリ6に格納されたプリント用プロファイルを用いて、プリンタ用の色空間(CMYK)の画像データに変換するものである。また、プリンタ用プロファイルを編集する場合にも不揮発性メモリ6に格納されたプリンタ用プロファイルに対して行われる。
ここで、プロファイルとは、ICC(International Color Consortium)の定義に従うICCプロファイルである。また、プリンタ用プロファイルは、デバイスに独立した色空間(表色系)の画像データを、プリンタにて使用されるCMYKの画像データに変換するためのプロファイルである。
プリンタ用プロファイルには、行列パラメータと、入力1次元LUTと、3次元LUTと、出力1次元LUTとが含まれている。
行列パラメータは、例えば3×3行列であり、異なる色空間の線形座標変換を行うためのものである。
入力1次元LUTは、後段の3次元LUTの色空間の非線形性を取り除くためのものである。
3次元LUT(色補正テーブル)は、デバイスに独立な色空間(第1表色系の色空間)内の複数の格子点の各々と、CMYK(第2表色系)の各色成分の画像データ(以下、出力データという)とを関連付けた色補正テーブルである。
出力1次元LUTは、出力画像データが明度リニアなどになるようにするためのLUTである。
色調整装置1は、色調整用画面をモニタ3に表示することにより、ユーザに対して色調整に関する入力情報の入力を促し、外部入力装置2が受け付けた入力情報に基づいて、プリンタ用プロファイルの調整を行うものである。色調整装置1は、図6に示されるような色調整用画面30をモニタ3に表示させる。
図1に示されるように、色調整装置1は、モニタ用色変換部11、プリンタ用色変換部12、編集区間抽出部13、編集箇所抽出部14、格子点情報抽出部15および格子点データ変更部16を含む色調整部10と、CPU(制御部)7とを備えている。をCPU7は、色調整装置1内のブロック間、および、色調整装置1とプロファイル編集システムの各デバイスとの間のデータのやり取りの制御を行うものである。
モニタ用色変換部11は、グラデーション(色の段階的な変化や、色の濃淡の段階的な変化)が含まれる、sRGBのサンプル画像データをROM4から読み出し、モニタ用プロファイルを用いて、当該サンプル画像データをモニタ3に依存した色空間の画像データに色変換する処理を行う。モニタ用色変換部11は、色補正処理後のサンプル画像データをモニタ3に出力する。そして、CPU7は、サンプル画像を、モニタ3上の色調整用画面30のサンプル画像表示エリア31(図6参照)に表示させる。
なお、サンプル画像としては特定限定されるものではないが、階調性の編集を行うため、グラデーションが含まれる。
編集区間抽出部13は、外部入力装置2に入力された入力情報に基づいて、モニタ3に表示されているサンプル画像の中から編集区間を抽出するものである。本実施形態では、編集区間は、サンプル画像の中で選択された始点および終点を結ぶ線上の画素からなる区間である。編集区間抽出部13は、編集区間内の各画素について、始点から当該画素までの距離と、当該画素のサンプル画像データ(以下、編集区間データという)とを関連付けて出力する。
プリンタ用色変換部12は、プリンタ用プロファイルに基づいて、編集区間抽出部13から出力された編集区間データを、プリンタ(図示しない)に依存した色空間(CMYK)の画像データに色変換するものである。このとき、プリンタ用色変換部12は、プリンタ用プロファイルに含まれる3次元LUTを用いて補間演算により色補正を行う。補間演算では、入力された画像データを取り囲む3次元LUT上の複数の格子点の出力データと、当該画像データに応じて決定される各格子点の重み係数とが用いられる。プリンタ用色変換部12は、編集区間内の各画素について、補間演算の際に用いる所定数の格子点のアドレス、当該所定数の格子点の各々にユニークに割り振られた番号(以下、格子点番号という)、重み係数及び出力データを含む格子点情報を出力する。当該格子点情報はRAM5に格納される。さらに、プリンタ用色変換部12は、色補正されたCMYKの各色の画像データ(以下、プリンタ用色補正データという)を、色調整用画面30の出力データ遷移状態表示エリア32に表示させる。プリンタ用色変換部12の詳細な構成については後述する。
編集箇所抽出部14は、外部入力装置2に入力された入力情報に基づいて、編集区間内の編集箇所および編集対象となる色成分(CMYKのいずれか)を特定するものである。なお、編集箇所抽出部14は、編集箇所を、編集区間における始点からの距離により特定する。
格子点情報抽出部15は、編集箇所抽出部14により抽出された編集箇所の画素に対応するとともに、編集対象となる色成分の格子点情報をRAM5から読み出し、色調整用画面30の格子点情報表示エリア33に表示させるものである。
格子点データ変更部16は、外部入力装置2に入力された入力情報に基づいて、出力データが変更された格子点のアドレスと、変更された色成分の出力データとを含む変更情報を生成し、当該変更情報を出力する。そして、出力された変更情報に基づいて、不揮発性メモリ6のプリンタ用プロファイルが書き換えられる。
(プリンタ用色変換部の構成)
次に、上記プリンタ用色変換部12の詳細な内部構成について説明する。図2は、プリンタ用色変換部12の構成を示すブロック図である。図2に示されるように、プリンタ用色変換部12は、プリンタ用入力色変換部121と、プロファイルテーブル変換部(テーブル変換部)122と、プリンタ用色補正部(色補正部)123とを備えている。
プリンタ用入力色変換部121は、編集区間抽出部13によって抽出された編集区間データを、デバイスに独立した(依存しない)色空間の画像データ(XYZ(反射による物体色の三刺激値)やCIEL)に色変換するものである。プリンタ用入力色変換部121は、編集区間内の各画素について、始点から当該画素までの距離と、当該画素の編集区間データを変換した、デバイスに独立した色空間の画像データとを関連付けて出力する。
プロファイルテーブル変換部122は、不揮発性メモリ6から読み出したプリンタ用プロファイルをプリンタ用色補正部123に出力するものである。ただし、プロファイルテーブル変換部122は、プリンタ用プロファイルに含まれる3次元LUTを、格子点データ変更部16から出力された変更情報に基づいて変更した後に、プリンタ用色補正部123に出力する。また、プロファイルテーブル変換部122は、変更後の3次元LUTを不揮発性メモリ6に上書きする。
プリンタ用色補正部123は、プロファイルテーブル変換部122から出力されたプリンタ用プロファイルを用いて、プリンタ用入力色変換部121から出力されたデバイスに独立な色空間の画像データを、CMYKの画像データ(以下、プリンタ用色補正データという)に変換する。プリンタ用色補正部123は、編集区間内の各画素について、始点から当該画素までの距離と、当該画素に対応するプリンタ用色補正データと、当該画素に対応する格子点情報とを出力する。
図3は、プリンタ用色補正部123の内部構成を示すブロック図である。プリンタ用色補正部123は、行列演算部1231と、入力1次元LUT演算部1232と、3次元LUT演算部1233と、出力1次元LUT演算部1234とを備えている。なお、図3において、入力データは、プリンタ用入力色変換部121が出力する、デバイスに独立な色空間データ(XYZやCIEL)である。また、行列パラメータ、入力1次元LUT、3次元LUT、出力1次元LUTは、上記したようにプリンタ用プロファイルに含まれているものである。ただし、3次元LUTについては、プロファイルテーブル変換部122によって変換されたものである。なお、図3は、デバイスに独立した色空間の画像データをデバイスに依存する色空間の画像データに色補正する場合の構成を表している。そして、必要なテーブルデータがプロファイルからロードされる。
行列演算部1231は、行列パラメータに基づいて、異なる色空間の線形座標変換を行うものである。
入力1次元LUT演算部1232は、入力1次元LUTを用いて、後段の3次元LUT演算部1233での線形補間を行う際の3次元LUTの色空間の非線形性を取り除くものである。
3次元LUT演算部1233は、3次元LUTから読み出された出力データ値と、入力データの下位4ビットデータを用いて線形補間演算を行うものである。補間演算の方法は限定されない。例えば、特公昭58−16180に開示されているような4点補間演算や、8点補間演算、6点補間演算などが挙げられる。
図5は、8点補間演算の例を示す図である。3次元LUTの色空間内の点pの入力画像データに対応する出力データf(p)は、点pを内部に含む単位格子(ここでは、立方体)の頂点である8つの格子点に予め設定されている出力データと、各格子点の重み係数とを用いた補間演算により求められる。
重み係数は、点pの位置によって決定される。例えば、図5に示されるように、点pを含む単位格子の格子点がp0、p1、p2、p3、p4、p5、p6、p7であり、辺p0p1と平行ではない格子面が点p0・p4・p3・p7を含む面(面Aとする)、辺p0p3と平行ではない格子面が点p0・p1・p5・p4を含む面(面Bとする)、辺p0p4と平行ではない格子面が点p0・p1・p2・p3を含む面(面Cとする)であり、面Aに平行であり且つ点pを含む面と辺p0p1との交点をp8、面Bに平行であり且つ点pを含む面と辺p0p3との交点をp9、面Cに平行であり且つ点pを含む面と辺p0p4との交点をp10であるとする。このとき、辺p0p1の長さ(格子幅)に対する格子点p0と点p8との距離の比a、辺p0p3の長さ(格子幅)に対する格子点p0と点p9との距離の比b、辺p0p4の長さ(格子幅)に対する格子点p0と点p10との距離の比cにより、点p0の重み係数が(1−a)*(1−b)*(1−c)に決定される。同様にして、他の格子点についても重み係数が決定される。
そして、3次元LUT演算部1233は、下記の式1に従って、点pの入力画像データに対する出力データf(p)を求める。なお、式1において、f(pi)は、格子点piにおける出力データである。
Figure 2008245156
出力1次元LUT演算部1234は、出力1次元LUTを用いて、出力データが明度リニアなどになるように演算する。
(3次元LUTの調整処理の手順について)
次に、色調整装置1における3次元LUTの調整処理の手順について図4を参照しながら説明する。図4は、色調整装置1における3次元LUTの調整処理の手順を示すフローチャートである。なお、以下に示す処理手順において、ROM4、RAM5、不揮発性メモリ6などのメモリと、各ブロックとの間でデータのやり取りを行う場合、アドレスとリードライト制御信号とに基づいてデータのやり取りが行われる。各ブロックには、メモリにアクセスするためのアドレスと、リードライト制御信号を発行する処理部を含んでいるものとする。
また、予め、プリンタ用プロファイルは、ROM4から不揮発性メモリ6にコピーされている。編集されたプリンタ用プロファイルも不揮発性メモリ6に書き込まれる。
まず、ユーザは、外部入力装置2に色調整装置1の起動指示を入力する。これにより、色調整装置1は、図6に示されるような色調整用画面30をモニタ3に表示させる。このとき、色調整装置1は、不揮発性メモリ6に格納されている1つのプリンタ用プロファイルを編集対象のプロファイルとして特定する(S2101)。ただし、不揮発性メモリ6に格納されているプリンタ用プロファイルが複数ある場合、色調整装置1は、プロファイルの選択を促す画面をモニタ3に表示する。そして、外部入力装置2に入力された選択指示に従い、色調整装置1は、編集対象となるプリンタ用プロファイルを特定する。
次に、CPU7は、ROM4に格納されているサンプル画像データをモニタ用色変換部11に入力する。モニタ用色変換部11は、モニタ用プロファイルに基づいて、入力されたサンプル画像データを、モニタ3に依存する色空間のモニタ用サンプル画像データに色補正し、当該モニタ用サンプル画像データをモニタ3に出力する(S2102)。そして、モニタ3は、当該モニタ用サンプル画像データに基づいて、サンプル画像を色調整用画面30のサンプル画像表示エリア31に表示する(S2103)。
図7は、サンプル画像が表示されている色調整用画面30の一例を示している。図7において、サンプル画像は、帯状の部分画像311〜324を含んでいる。部分画像311は白からシアンへのグラデーションを、部分画像312は白からマゼンタへのグラデーションを、部分画像313は白からイエローへのグラデーションを、部分画像314は白からレッドへのグラデーションを、部分画像315は白からグリーンへのグラデーションを、部分画像316は白からブルーへのグラデーションを、部分画像317は白からブラックへのグラデーションを、部分画像318はブラックからシアンへのグラデーションを、部分画像319はブラックからマゼンタへのグラデーションを、部分画像320はブラックからイエローへのグラデーションを、部分画像321はブラックからレッドへのグラデーションを、部分画像322はブラックからグリーンへのグラデーションを、部分画像323はブラックからブルーへのグラデーションを、部分画像324は有彩色のグラデーションを示している。
なお、サンプル画像データが複数ある場合には、CPU7は、外部入力装置2に入力されたサンプル画像の選択指示に従ってサンプル画像データを選択し、当該サンプル画像データをモニタ用色変換部11に入力する。
続いて、ユーザは、サンプル画像上の編集を希望する区間の始点および終点を、マウスやキーボードである外部入力装置2を用いて指定する。CPU7は、外部入力装置2に入力された始点および終点の2次元座標データを、編集区間抽出部13に入力する。そして、編集区間抽出部13は、入力された始点および終点の座標データに基づいて、サンプル画像データの中から当該2点間の画素の画像データを編集区間データとして抽出する(S2104)。
例えば、水平座標をx、垂直座標をyとしたとき、始点の座標データが(x、y)=(10,10)であり、終点の座標データが(x、y)=(100,10)とすると、編集区間抽出部13は、x=10〜100、y=10の画像データを編集区間データとして抽出する。なお、編集区間抽出部13は、抽出した編集区間内の各画素の編集区間データを、編集区間の始点から当該画素までの距離と関連付けて出力する。これにより、編集区間内の画素について、始点からの距離を指定することにより、当該画素の編集区間データを容易に取り出すことができる。
図7では、白からイエローへのグラデーションを示す部分画像313において編集区間325(始点326が白に近く、終点327がイエローに近い)が設定されている。
また、編集区間は直線でなくてもよい。編集区間を曲線とする場合には、曲線の変化点を指定し(例えば、マウスでクリックする)、ベジェやスプライン曲線などを描くようにする。終点はダブルクリックにより認識される。
抽出された編集区間データは、CPU7により、プリンタ用入力色変換部121に入力される。また、編集区間データは、CPU7により、編集区間演算結果データ群(後述する)の一部としてRAM5に書き込まれる。
次に、プリンタ用入力色変換部121は、後段のプリンタ用色補正部123で処理可能なように、入力された編集区間データをデバイスに独立な色空間の画像データに変換し、当該画像データを出力する。
例えば、編集区間データがsRGBデータであり、デバイスに独立な色空間がCIELである場合、プリンタ用入力色変換部121は、下記の式2に従って、sRGBデータをXYZデータに変換する。その後、式3に従って、XYZデータをCIELデータに変換する。なお、式3において、Xγ,Yγ,Zγは、白色点を表している。
Figure 2008245156
Figure 2008245156
なお、プリンタ用入力色変換部121は、編集区間325内の各画素について、編集区間325の始点326から当該画素までの距離と、デバイスに独立な色空間の画像データとを関連付けて出力する。これにより、編集区間325内の画素について、始点326からの距離を指定することにより、当該画素のデバイスに独立な色空間の画像データを容易に取り出すことができる。
そして、デバイスに独立な色空間の画像データは、CPU7により、プリンタ用色補正部123に入力される。また、デバイスに独立な色空間の画像データは、CPU7により、編集区間演算結果データ群(後述する)の一部としてRAM5に書き込まれる。
一方、プロファイルテーブル変換部122は、S2101で特定したプリンタ用プロファイルを不揮発性メモリ6から読み出す。プロファイルテーブル変換部122は、格子点データ変更部16から出力される変更情報に基づいて、プリンタ用プロファイルの中の3次元LUTを変更する機能を有している。しかしながら、ここでは、色調整装置1が起動した直後であり、格子点データ変更部16が変更情報を出力していないので、プロファイルテーブル変換部122は、不揮発性メモリ6から読み出したプリンタ用プロファイルの3次元LUTの変更を行わない。すなわち、不揮発性メモリ6から読み出されたプリンタ用プロファイルは、そのままの状態でプリンタ用色補正部123に入力される。
続いて、プリンタ用色補正部123は、プロファイルテーブル変換部122から出力されたプロファイルに基づいて、編集区間データの色補正処理を行う。
色補正処理としては、8点補間演算、4点補間演算などの線形補間があるが、ここでは、8点補間演算を行うものとする。
プリンタ用色補正部123は、編集区間データに含まれる画素毎の画像データを上位4ビットと下位4ビットとに分離する。そして、プリンタ用色補正部123は、上位4ビットに基づいて、当該画像データを取り囲む8つの格子点の3次元LUTのアドレスを求め、当該アドレスに該当する格子点の出力データを3次元LUTから得る。ここでは、プリンタ用色補正部123が求めたアドレスがプロファイルテーブル変換部122に出力され、プロファイルテーブル変換部122が当該アドレスに該当する格子点の出力データをプリンタ用色補正部123に出力する。
さらに、下位4ビットは、上位4ビットから求められた格子点からの距離を示している。そこで、プリンタ用色補正部123は、下位ビットを参照して、各格子点の重み係数を求める。重み係数の算出方法については上述したとおりである。
そして、プリンタ用色補正部123は、編集区間325内の画素毎のデバイスに独立な画像データについて、当該画像データを取り囲む格子点の出力データおよび重み係数を用いて、上記式1によりCMYKのプリンタ用色補正データを求める(S2105)。なお、プリンタ用色補正データは、色成分(C,M,Y,K)ごとのデジタルカウント値(0〜255)として表される。そして、プリンタ用色補正部123は、編集区間325内の各画素の始点326からの距離と、当該画素の画像データを色補正したプリンタ用色補正データとを関連付けて出力する。
さらに、プリンタ用色補正部123は、編集区間325内の各画素について、当該画素の始点326からの距離と、当該画素のデバイスに独立な色空間の画像データを取り囲む8つの格子点の3次元LUT上のアドレス、当該格子点の各々に対してユニークに割り与えられた格子点番号、当該格子点の出力データおよび重い係数を含む格子点情報とを関連付けて出力する。
プリンタ用色補正部123から出力されたプリンタ用色補正データに基づいて、CPU7は、図7の出力データ遷移状態表示エリア32に示されるように、編集区間325における始点326からの距離と、プリンタ用色補正データのデジタルカウント値との対応関係を示す出力遷移状態グラフをモニタ3に表示させる(S2105)。なお、当該出力遷移状態グラフにおいて、横軸が編集区間325における始点326からの距離を示し、縦軸がプリンタ用色補正データのデジタルカウント値を示している。当該グラフを見ることで、出力データの遷移状態を確認することができる。
図7の例では、出力データ遷移状態表示エリア32において、C,M,Yのプリンタ用色補正データが示されている。なお、白からイエローへのグラデーションを示す部分画像において編集区間325(始点326が白に近く、終点327がイエローに近い)が設定されているため、始点326からの距離が大きくなるにつれて、Yのデジタルカウント値が大きくなっている。一方、M,Cのデジタルカウント値は小さい値のままである。
ここで、CPU7は、C,M,Y,Kの各色成分のプリンタ用色補正データを色分けして、出力データ遷移状態表示エリア32に表示させる。これにより、ユーザは、どの曲線がどの色成分に対応しているのかを容易に認識することができる。
なお、CPU7は、編集区間抽出部13から出力された編集区間データ、プリンタ用入力色変換部121から出力されたデバイスに独立な色空間の画像データ、プリンタ用色補正部123から出力されたプリンタ用色補正データおよび格子点情報をまとめて、「編集区間演算結果データ群」としてRAM5に書き込む。なお、編集区間演算結果データ群に含まれるデータは、編集区間325における始点326からの距離と関連付けられている。これにより、編集区間325内の各画素について、始点326からの距離を指定することにより、当該画素に対応する各種のデータを容易に取り出すことができる。
次に、ユーザは、出力データ遷移状態表示エリア32に表示されている何れかの色成分のプリンタ用色補正データの中から編集を希望する箇所(編集箇所)を外部入力装置2を用いて指定する。例えば、ユーザは、外部入力装置2であるマウスを用いて、編集を希望する色成分の箇所をクリックする。そして、クリックされた箇所の2次元座標情報が編集箇所抽出部14に入力される。
例えば、図7の出力データ遷移状態表示エリア32には、イエローに近い編集区間325において、マゼンタの出力データが僅かに混じっていることが示されている。イエローにマゼンタが混じると汚れたように見えてしまう。そこで、ユーザは、編集を希望する色成分として「M(マゼンタ)」を選択し、編集箇所としてイエローに近い箇所(図7では終点327に近い箇所)を選択する。
その後、編集箇所抽出部14は、2次元座標情報に基づいて、編集する色成分(編集対象色成分)と、始点326から編集箇所までの距離とを求め、出力する(S2106)。編集箇所抽出部14から出力された始点326から編集箇所までの距離に基づいて、図8に示されるように、モニタ3は、サンプル画像表示エリア31の編集区間325内に、編集箇所を示す点328を表示させる。また、編集箇所抽出部14から出力された編集対象色成分および始点326から編集箇所までの距離に基づいて、図8に示されるように、CPU7は、出力データ遷移状態表示エリア32において、編集対象色成分(ここでは、M(マゼンタ))のプリンタ用色補正データの曲線を太線にハイライトされるとともに、当該曲線上の編集箇所に点329を表示させる。
次に、格子点情報抽出部15は、編集箇所抽出部14から出力された始点326から編集箇所までの距離に対応する格子点情報をRAM5から読み出す。すなわち、格子点情報抽出部15は、編集箇所の画像データを取り囲む複数の格子点の各々の格子点番号、CMYKの各色成分の出力データ及び重み係数を読み出し、出力する。そして、図8に示すように、CPU7は、格子点情報抽出部15から出力された格子点情報を、色調整用画面30の格子点情報表示エリア33に表示させる(S2107)。ただし、格子点情報抽出部15は、RAM5から読み出した格子点の出力データのうちの、編集箇所抽出部14から出力された編集対象色成分に対応する出力データのみを出力する。そのため、編集対象色成分の出力データが格子点情報表示エリア33に表示されることとなる。
なお、図8の格子点情報表示エリア33において、「Grid No.」が格子点番号、「Initial Value」が出力データ、「Weight」が重み係数を示している。また、CPU7は、編集箇所抽出部14から出力された始点326から編集箇所までの距離に対応し、かつ、編集箇所抽出部14から出力された編集対象色成分に対応する、プリンタ用色補正データをRAM5から読み出す。そして、CPU7は、読み出したプリンタ用色補正データの値を、色調整用画面30の出力データ表示エリア35に表示させる。すなわち、出力データ表示エリア35は、編集箇所における編集対象色成分のプリンタ用色補正データを表示するエリアである。図8では、編集箇所における編集対象色成分(ここでは、マゼンタ)のプリンタ用色補正データの値として「9.16」が表示されている。
続いて、ユーザは、外部入力装置2を用いて、格子点情報表示エリア33に表示された各格子点の出力データ値の変更する。すなわち、ユーザは、マウスにより変更を希望する格子点番号の格子点(以下、変更格子点という)の編集欄(図では「Edit Value」と表記)にカーソルを移動させ(S2108)、キーボードにより変更後の出力データの値を入力する(S2109)。
例えば、イエローに近い画素については、マゼンタが混じらない方が綺麗に視認できる。そのため、例えば図9に示すように、ユーザは、重み係数が最も大きい格子点(格子点番号「6」の格子点)を変更格子点とし、当該変更格子点の編集欄331において、出力データ「9.81」を「0.00」に変更している。
外部入力装置2が受け付けた変更対象の格子点番号および変更後の出力データは、変更情報として格子点データ変更部16に入力される。そして、格子点データ変更部16は、RAM5に格納された編集区間演算結果データ群において、編集箇所抽出部14から出力された始点326から編集箇所までの距離に対応する格子点情報の中の、外部入力装置2から出力された格子点番号に対応する格子点の出力データを、変更後の出力データに書き換える。さらに、格子点データ変更部16は、当該格子点情報の中から、変更格子点の3次元LUT上のアドレスを抽出する。
次に、CPU7は、RAM5に格納された編集区間演算結果データ群の編集区間データを読み出し、プリンタ用入力色変換部121に入力する。プリンタ用入力色変換部121は、入力された編集区間データを、デバイスに独立な色空間の画像データに色変換する。そして、色変換されたデバイスに独立な色空間の画像データは、プリンタ用色補正部123に入力される。
なお、CPU7は、RAM5に格納された編集区間演算結果データ群の編集区間データを読み出す代わりに、編集区間演算結果データ群のデバイスに独立な色空間の画像データを読み出しても良い。当該画像データは、編集区間データからプリンタ用入力色変換部121によって色変換されたものである。この場合、CPU7は、デバイスに独立な色空間の画像データをプリンタ用色補正部123に入力する。
また、CPU7は、格子点データ変更部16で抽出された変更格子点の3次元LUTのアドレスと、変更格子点の変更後の出力データとを、プロファイルテーブル変換部122に入力する。
そして、プロファイルテーブル変換部122は、不揮発性メモリ6に格納されているプリンタ用プロファイルの3次元LUTについて、格子点データ変更部16で抽出されたアドレスの格子点の出力データを、格子点データ変更部16から出力された変更後の出力データに書き換える。そして、プロファイルテーブル変換部122は、書き換えた3次元LUTをプリンタ用色補正部123に出力する。なお、プリンタ用プロファイルの3次元LUT以外のものについてはそのままプリンタ用色補正部123に出力する。
その後、プリンタ用色補正部123は、プリンタ用入力色変換部121から出力されたデバイスに独立な色空間の画像データに対して、プロファイルテーブル変換部122から出力されたプリンタ用プロファイルを用いて色補正を行う(S2110)。このときの処理手順は、S2105と同様である。
そして、CPU7は、プリンタ用色補正部123から新たに出力されたプリンタ用色補正データを出力データ遷移状態表示エリア32に表示する。ここで、編集箇所の画像データを取り囲む格子点番号「6」の格子点の出力データが変更されているために、編集箇所におけるマゼンタの出力データも変化する。すなわち、図9に示されるように、始点326からの距離が大きい領域において、マゼンタの出力データが小さくなっていることがわかる。また、CPU7は、プリンタ用色補正部123から新たに出力された格子点情報を格子点情報表示エリア33に表示させる。すなわち、格子点情報が更新される。
さらに、CPU7は、プリンタ用色補正部123から新たに出力されたプリンタ用色補正データに基づいて、編集箇所における編集対象色成分(ここでは、マゼンタ)の出力データを出力データ表示エリア35に表示させる。編集箇所におけるマゼンタの出力データは、S2109の編集の前には図8に示されるように「9.16」(出力データ表示エリア35を参照)であるのに対し、S2109の編集の後には図9に示されるように「4.66」(出力データ表示エリア35を参照)と小さくなっている。
その後、CPU7により、プリンタ用色補正部123から出力された格子点情報およびプリンタ用色補正データは、RAM5に格納された編集区間演算結果データ群の対応する箇所に上書きされる。
ユーザは、プリンタ用色補正データが所望の状態になるまで、編集指示を繰り返し入力する。すなわち、S2108〜S2110の処理が繰り返して行われる。
例えば、図10に示されるように、ユーザは、格子点番号「1」「2」の格子点の編集欄332・333において、出力データの値の変更指示を入力する。このとき、イエローに近い領域においてマゼンタの出力データが「0.27」(図10の出力データ表示エリア35を参照)と0に近くなっていることがわかる。これにより、印刷された画像上のイエローに濁りが目立たなくなる。
(表示方法の変形形態)
図5に示されるように、3次元LUTの入力色空間内の画像データによって、補間演算で使用される格子点が変化する。すなわち、2つの画像データが同じ単位格子内に含まれるとき、補間演算で使用する格子点は同じである。一方、2つの画像データが異なる単位格子内に含まれるとき、補間演算で使用する格子点も異なる。
図11に示されるように、入力画像データa・bに対しては、格子点A・B・C・D・E・F・G・Hを用いて補間演算が行われ、入力画像データc・dに対しては、格子点C・D・I・J・G・H・K・Lを用いて補間演算が行われる。
ここで、同じ格子点を用いて補間演算を行う入力画像データを有する画素の領域を補間領域という。
上記実施形態の説明では、CPU7は、各色成分のプリンタ用色補正データのデジタルカウント値と始点326からの距離との関係を示す曲線を補間領域を区別せずに表示させるものとした。本変形形態は、ユーザが補間領域を認識できるように上記曲線が表示されるものである。
図12は、本変形形態の色調整装置1における3次元LUTの調整処理の手順を示すフローチャートである。図4に示すフローチャートと比較して、S2105の代わりにS2205の処理が行われ、さらに、S2209の処理が追加されている点で異なる。
S2205では、CPU7は、プリンタ用色補正部123から出力された格子点情報に基づいて、編集区間325内の画素を補間領域ごとに分離する。すなわち、同じ格子点情報を有する画素ごとに分離する。そして、CPU7は、プリンタ用色補正部123から出力されたプリンタ用色補正データを表示する際、隣接する補間領域のプリンタ用色補正データの曲線を異なる表示形式とする。
例えば、図13に示されるように、隣接する補間領域のプリンタ用色補正データが、実線、長破線、短破線と異なるように表示されている。また、補間領域ごとにプリンタ用色補正データの曲線の色を変更してもよい。
これにより、ユーザは、補間領域の範囲を容易に認識することができる。図13では、始点326からの距離2500の点から終点までは、同じ表示形式の曲線となっている。そのため、ユーザは、この区間の全ての画像データ(プリンタ用入力色変換部121によって変換された編集区間データ)が、同一の8つの格子点で形成される格子内に含まれていることを認識することができる。そして、モニタ3上で隣り合う曲線の表示形式が異なるということは、補間演算で用いる格子点が異なることを表している。
また、S2209では、ユーザーが選択した格子点を選択すると、CPU7は、補間演算結果データ群の中から、当該格子点のアドレスを含む格子点情報に関連付けられた画素を抽出する。そして、当該画素に対応するプリンタ用色補正データを他の画素に対応するプリンタ用色補正データと異なる表示形式で表示させる。例えば、CPU7は、図14のように、選択された格子点を格子点情報の中に含む画素に対応するプリンタ用色補正データを、太線に変更し、強調させる。なお、図14では、格子点番号「5」の格子点に対応する出力データの編集欄にカーソルが移動されたことにより、CPU7は、当該格子点が変更格子点としてユーザにより選択されたものと認識する。そして、当該変更格子点を補間演算で用いる2つの補間領域(図14における、始点326からの距離が1900〜2500の補間領域と、2500から終点までの補間領域)が太線で表示される。なお、2つの補間領域は、上述したように、異なる表示形式(長破線と実線)で表示されている。
図11を用いて、分かりやすく説明する。仮に、格子点Gが変更格子点として選択されたとすると、格子点Gは、補間演算を行う場合、立方格子ABCDEFGHでも立方格子CDIJGHKLでも使用される。よって、格子点Gの変更は、入力画像データ1〜4のすべての最終出力データを求める際に影響することになる。このような場合、入力画像データ1〜4を含む補間領域に対応する曲線が太線でハイライトされる。
このように表示することで、選択した格子点が出力データ遷移状態内のどの補間領域に影響しているのか視覚的に分かり易くなり、調整が容易になる。
なお、S2205及びS2209を含む処理(図12)(補間領域分割モードという)と、これらの処理を含まない処理(図4)(標準モードという)とを、CPU7は、ユーザからの指示により切り替えても良い。例えば、図14に示されるように、色調整用画面30の中に補間領域分割モードと標準モードとの切替ボタン34を表示しておき、外部入力装置2に入力された指示に応じて、CPU7は、どちらかのモードにより処理を実行してもよい。
(その他の変形形態)
上記説明では、編集区間抽出部13は、外部入力装置2に入力された始点および終点の座標により、始点と終点とを結ぶ線上の画素の画像データを編集区間データとして抽出するものとした。しかしながら、編集区間抽出部13は、始点と終点との結ぶ線に幅を持たせることもできる。例えば、線分幅を11とすれば、編集区間抽出部13は、まず始点(10、10)を中心とする直径11の円を描き、その中に含まれる画像データの平均をその始点の画像データとする。もしくは、編集区間抽出部13は、円内のデータを一様に平均して求める他に、図15のように中心からの距離に応じてデータに重み付けを与えた後、平均する方法により始点の画像データを求めてもよい。そして、yを10にし、xを10から100で変化させながら、上記の方法で、始点から終点までの各々の画素における画像データを求める。
また、上記説明では、編集対象のプロファイルとして、デバイスに独立な色空間の画像データをCMYKの画像データに変換するプリンタ用プロファイルを例とした。しかしながら、編集対象のプロファイルはこれに限定されるものではなく、色補正を行うプロファイルであればよい。例えば、デバイスに独立な色空間の画像データをRGBの画像データに変換するモニタ用プロファイルであってもよい。
また、モニタ用色変換部11は、ユーザが選択したプリンタ用プロファイルに基づいてサンプル画像データの色補正を行い、色補正された画像データをモニタ用プロファイルを用いてモニタ3に表示するようにしてもよい。これにより、ユーザは、紙に印刷されたときの色の状態をモニタ3で確認することができる。
(適用例)
上記実施形態の色調整装置1の適用例について説明する。
本実施形態の色調整装置1は、色調整部10を備えた情報処理装置(例えば、ノートパソコンなどのコンピュータ)であってもよい。そして、メーカから提供されたICCプロファイルを不揮発性メモリ6に格納し、当該ICCプロファイルの編集を行う。情報処理装置は、メーカから通信ネットワークや記録媒体を用いて、編集対象のICCプロファイルを取得すればよい。
また、プリンタ用プロファイルが既に組み込まれている装置(例えば、プリンタなどの画像形成装置)に、上記色調整装置1をケーブル等で接続させてもよい。そして、色調整装置1は、画像形成装置が記憶しているプリンタ用プロファイルを編集対象として、編集を行ってもよい。この場合、画像形成装置のサービスマンや管理者が色調整装置1を持参して、画像形成装置に組み込まれたプリンタ用プロファイルをユーザの所望の状態に変更することができる。
さらに、図16に示されるように、上記色調整装置1が画像形成装置に備えられていてもよい。この場合、色調整装置1は、画像形成装置が備える操作パネルに色調整指示が入力されたときに起動し、操作パネルに色調整画面を表示させる。そして、色調整装置1は、画像形成装置が予め記憶しているプリンタ用プロファイルを編集対象として編集処理を行う。これにより、画像形成装置から出力される記録用紙の色をユーザ所望の状態に変更させることができる。
ここで、図16に示される画像形成装置について説明する。図16は、上記実施形態の色調整装置1が適用されたカラー画像処理装置60を備える、実施の一形態であるデジタルカラー複写機の構成を示すブロック図である。
図16に示すように、カラー画像処理装置60は、A/D変換部61、シェーディング補正部62、入力階調補正部63、領域分離処理部64、色補正部65、黒生成下色除去部66、空間フィルタ処理部67、出力階調補正部68、及び階調再現処理部69とを備えるとともに、上記色調整装置1を備えている。これに、カラー画像入力装置50とカラー画像出力装置70とが接続され、全体としてデジタルカラー複写機を構成している。
操作パネル80は、デジタル複写機の動作モードを設定する設定ボタンやテンキー、あるいはマウスやキーボード、液晶ディスプレイやタッチ式の液晶パネルなどで構成される表示部より構成されるものである。操作パネル80は上記外部入力装置2に相当するものである。
カラー画像入力装置(画像読取手段)50は、例えばCCD(Charge Coupled Device )を備えたスキャナ部より構成され、原稿からの反射光像を、RGB(R:赤・G:緑・B:青)のアナログ信号としてCCDにて読み取って、カラー画像処理装置60に入力するものである。
カラー画像入力装置50にて読み取られたアナログ信号は、カラー画像処理装置60内を、A/D変換部61、シェーディング補正部62、入力階調補正部63、領域分離処理部64、色補正部65、黒生成下色除去部66、空間フィルタ処理部67、出力階調補正部68、及び階調再現処理部69の順で送られ、CMYKのデジタルカラー信号として、カラー画像出力装置70へ出力される。
A/D(アナログ/デジタル)変換部61は、RGBのアナログ信号をデジタル信号に変換するもので、シェーディング補正部62は、A/D変換部61より送られてきたデジタルのRGB信号に対して、カラー画像入力装置50の照明系、結像系、撮像系で生じる各種の歪みを取り除く処理を施すものである。
入力階調補正部63は、シェーディング補正部62にて各種の歪みが取り除かれたRGB信号(RGBの反射率信号)に対して、カラーバランスを整えると同時に、濃度信号などカラー画像処理装置60に採用されている画像処理システムの扱い易い信号に変換する処理を施すものである。
領域分離処理部64は、RGB信号より、入力画像中の各画素を文字領域、網点領域、写真領域の何れかに分離するものである。領域分離処理部64は、分離結果に基づき、画素がどの領域に属しているかを示す領域識別信号を、黒生成下色除去部66、空間フィルタ処理部67、及び階調再現処理部69へと出力すると共に、入力階調補正部63より出力された入力信号をそのまま後段の色補正部65に出力する。
色補正部65は、色再現の忠実化実現のために、不要吸収成分を含むCMY(C:シアン・M:マゼンタ・Y:イエロー)色材の分光特性に基づいた色濁りを取り除く処理を行うものである。色補正部65は、プリンタ用プロファイルを用いて、領域分離処理部64から得られたRGB信号を、CMYの色空間の画像データに色補正を行う。当該色補正部65には色調整装置1が接続されており、色調整装置1は色補正部65が記憶しているプリンタ用プロファイルを編集対象として編集を行う。
黒生成下色除去部66は、色補正後のCMYの3色信号から黒(K)信号を生成する黒生成、元のCMY信号から黒生成で得たK信号を差し引いて新たなCMY信号を生成する処理を行うものであって、CMYの3色信号はCMYKの4色信号に変換される。
黒生成処理の一例として、スケルトンブラックによる黒生成を行なう方法(一般的方法)がある。この方法では、スケルトンカーブの入出力特性をy=f(x)、入力されるデータをC,M,Y,出力されるデータをC',M',Y',K'、UCR(Under Color Removal)率をα(0<α<1)とすると、黒生成/下色除去処理は以下の式4で表わされる。
Figure 2008245156
空間フィルタ処理部67は、黒生成下色除去部66より入力されるCMYK信号の画像データに対して、領域識別信号を基にデジタルフィルタによる空間フィルタ処理を行い、空間周波数特性を補正することによって出力画像のぼやけや粒状性劣化を防ぐように処理するものであって、階調再現処理部69も、空間フィルタ処理部と同様に、CMYK信号の画像データに対して、領域識別信号を基に所定の処理を施すものである。
例えば、領域分離処理部64にて文字に分離された領域は、特に黒文字或いは色文字の再現性を高めるために、空間フィルタ処理部67による空間フィルタ処理における鮮鋭強調処理で高周波数の強調量が大きくされる。同時に、階調再現処理部69においては、高域周波数の再現に適した高解像度のスクリーンでの二値化または多値化処理が選択される。
また、領域分離処理部64にて網点に分離された領域に関しては、空間フィルタ処理部67において、入力網点成分を除去するためのローパス・フィルタ処理が施される。そして、出力階調補正部68では、濃度信号などの信号をカラー画像出力装置70の特性値である網点面積率に変換する出力階調補正処理を行った後、階調再現処理部69で、最終的に画像を画素に分離してそれぞれの階調を再現できるように処理する階調再現処理(中間調生成)が施される。領域分離処理部64にて写真に分離された領域に関しては、階調再現性を重視したスクリーンでの二値化または多値化処理が行われる。
上述した各処理が施された画像データは、一旦記憶手段に記憶され、所定のタイミングで読み出されてカラー画像出力装置70に入力される。
このカラー画像出力装置70は、画像データを記録媒体(例えば紙等)上に出力するもので、例えば、電子写真方式やインクジェット方式を用いたカラー画像形成装置等を挙げることができるが特に限定されるものではない。尚、以上の処理は不図示のCPU(Central Processing Unit)により制御される。
以上のように、色調整装置1は、デバイスに独立な色空間(第1表色系の色空間)の中の所定の複数の格子点の各々と、CMYK(第2表色系)の画像データとを関連付けた3次元LUT(色補正テーブル)を調整するものである。そして、色調整装置1は、モニタ(表示装置)3に表示された複数色のグラデーションを含むサンプル画像の中から、編集対象となる編集区間を抽出する編集区間抽出部13と、編集区間抽出部13が抽出した編集区間内の各画素について、上記デバイスに独立な色空間における当該画素に対応する点を取り囲む所定数(8点補間演算の場合は8)の格子点を特定し、上記特定された各格子点に対応する出力データと、上記デバイスに独立な色空間における当該画素に対応する点の位置から求められる、特定された各格子点の重み係数とを用いた補間演算により、色成分ごとのプリンタ用色補正データ(CMYKの画像データ)の値を算出する色補正処理を行うプリンタ用色補正部(色補正部)123と、プリンタ用色補正部123によって算出された、編集区間内の各画素についての色成分ごとのプリンタ用色補正データのデジタルカウント値をモニタ3に表示させるCPU(制御部)7と、モニタ3に表示された色成分ごとのプリンタ用色補正データの中から、編集対象の色成分と編集箇所とを特定する編集箇所抽出部14と、編集箇所抽出部14によって特定された編集箇所の画素に対応する出力データ(CMYKの画像データ)を補間演算により算出する際に用いられる所定数の格子点のうちのいずれかを変更格子点として選択し、当該変更格子点に対応する出力データであり、かつ、編集箇所抽出部14によって特定された編集対象の色成分の出力データの変更指示を受け付ける格子点データ変更部16と、格子点データ変更部16が受け付けた変更指示に基づいて、3次元LUTを変更するプロファイルテーブル変換部(テーブル変換部)122とを備える。
そして、プリンタ用色補正部123は、プロファイルテーブル変換部122によって変更された3次元LUTを用いて、上記色補正処理を再度行う。さらに、CPU7は、再度の当該色補正処理により得られた、編集区間内の各画素についての色成分ごとのプリンタ用色補正データのデジタルカウント値をモニタ3に表示させる再表示処理を行う。
これにより、ユーザは、編集箇所のプリンタ用色補正データを求める際に用いられる格子点に対応する出力データの変更指示を入力することができる。すなわち、3次元LUTを直接編集することができる。
そして、変更された3次元LUTを用いて色補正処理を再度行われ、再度の色補正処理により得られた、編集区間内の各画素についての色成分ごとのプリンタ用色補正データのデジタルカウント値がモニタ3に表示される。その結果、ユーザは、入力した変更指示によって、編集区間内の画素のプリンタ用色補正データがどのように遷移するのか容易に認識することができる。編集箇所だけではなく、編集箇所の周囲の画素に対応するプリンタ用色補正データの遷移も確認することができる。
その結果、ユーザは、所望のプリンタ用色補正データが表示されるまで変更指示を入力することにより、所望の色が出力されるように3次元LUTを容易に調整することができる。
このように、ユーザが3次元LUTを直接変更でき、所望の色となるように3次元LUTを容易に調整することが可能となる。
さらに、CPU7は、編集区間内の画素を、プリンタ用色補正部123が補間演算を行う際に用いる格子点の組み合わせが同一か否かに応じてグループ(補間領域)分けし、隣接する補間領域に対応するプリンタ用色補正データのデジタルカウント値の表示形式を当該補間領域ごとに異なるようにすることが好ましい。
これにより、補間演算で使用する格子点の組み合わせが同一の補間領域を容易に把握することができる。その結果、ユーザは、ある補間領域内の画素を編集箇所として選択した場合、当該補間領域内の画素に対応するプリンタ用色補正データに影響が生じることを認識することができる。すなわち、変更指示によってどの範囲まで影響があるかを容易に認識することができる。
さらに、CPU7は、格子点データ変更部16が選択した上記変更格子点を用いて上記補間演算が行われる画素に対応するプリンタ用色補正データを、その他の画素に対応するプリンタ用色補正データと異なる表示形式にすることが好ましい。
これにより、ユーザが入力した変更指示によってどの範囲の画素まで影響があるかを容易に認識することができる。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
最後に、本発明はコンピュータに実行させるためのプログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に、色調整装置1が行う処理方法(色調整方法)を記録するものとすることもできる。この結果、色調整方法を行うプログラムを記録した記録媒体を持ち運び自在に提供することができる。
なお、本実施の形態では、この記録媒体としては、マイクロコンピュータで処理が行われるために図示していないメモリ、例えばROMのようなものそのものがプログラムメディアであっても良いし、また、図示していないが外部記憶装置としてプログラム読み取り装置が設けられ、そこに記録媒体を挿入することで読み取り可能なプログラムメディアであっても良い。
いずれの場合においても、格納されているプログラムコードはマイクロプロセッサがアクセスして実行させる構成であっても良いし、あるいは、いずれの場合もプログラムコードを読み出し、読み出されたプログラムコードは、マイクロコンピュータの図示されていないプログラム記憶エリアにダウンロードされて、そのプログラムコードが実行される方式であってもよい。このダウンロード用のプログラムは予め本体装置に格納されているものとする。
ここで、上記プログラムメディアは、本体と分離可能に構成される記録媒体であり、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスクやハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD等の光ディスクのディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、フラッシュROM等による半導体メモリを含めた固定的にプログラムを担持する媒体であっても良い。
また、本実施の形態においては、インターネットを含む通信ネットワークを接続可能なシステム構成であることから、通信ネットワークからプログラムコードをダウンロードするように流動的にプログラムを担持する媒体であっても良い。なお、このように通信ネットワークからプログラムコードをダウンロードする場合には、そのダウンロード用のプログラムは予め本体装置に格納しておくか、あるいは別な記録媒体からインストールされるものであっても良い。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
上記記録媒体は、デジタルカラー画像形成装置やコンピュータシステムに備えられるプログラム読み取り装置により読み取られることで上述した画像処理方法が実行される。
コンピュータシステムは、フラットベッドスキャナ・フィルムスキャナ・デジタルカメラなどの画像入力装置、所定のプログラムがロードされることにより上記画像処理方法など様々な処理が行われるコンピュータ、コンピュータの処理結果を表示するCRTディスプレイ・液晶ディスプレイなどの画像表示装置およびコンピュータの処理結果を紙などに出力するプリンタより構成される。さらには、ネットワークを介してサーバーなどに接続するための通信手段としてのネットワークカードやモデムなどが備えられる。
本発明は、異なる表色系の画像データに変換する際に用いる色補正テーブルの調整を行う色調整装置に適用でき、例えば、画像形成装置や表示装置で使用される色補正テーブルの調整のために利用される。
本発明の一実施形態に係る色調整装置を含むプロファイル編集システムの構成を示すブロック図である。 色調整装置が備えるプリンタ用色変換部の構成を示すブロック図である。 プリンタ用色変換部が備えるプリンタ用色補正部の内部構成を示すブロック図である。 色調整装置における3次元LUTの調整処理の手順を示すフローチャートである。 8点補間演算の例を示す図である。 色調整用画面の一例を示す図である。 サンプル画像およびプリンタ用色補正データが表示されている色調整用画面の一例を示す図である。 格子点情報が表示されている色調整画面の一例を示す図である。 格子点番号「6」の格子点の出力データが変更されたときの色調整画面の一例を示す図である。 格子点番号「1」「2」「6」の格子点の出力データが変更されたときの色調整画面の一例を示す図である。 格子点と入力画像データとの関係を示す図である。 色調整装置における3次元LUTの調整処理の変形例の手順を示すフローチャートである。 補間領域ごとにプリンタ用色補正データを異なる表示形式で表示させたときの色調整用画面の一例を示す図である。 出力データが変更された格子点を用いる補間領域を強調表示させたときの色調整用画面の一例を示す図である。 編集区間の線に幅を持たせる場合に使用される、中心からの距離と、重み付けとの関係を示す図である。 本実施形態の色調整装置を含む画像形成装置の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 色調整装置
3 モニタ(表示装置)
6 不揮発性メモリ
7 CPU(制御部)
12 プリンタ用色変換部(色補正部、テーブル変換部)
13 編集区間抽出部
14 編集箇所抽出部
16 格子点データ変更部
30 色調整用画面
31 サンプル画像表示エリア
32 出力データ遷移状態表示エリア
33 格子点情報表示エリア
121 プリンタ用入力色変換部
122 プロファイルテーブル変換部(テーブル変換部)
123 プリンタ用色補正部(色補正部)
311〜324 部分画像
325 編集区間

Claims (9)

  1. 第1表色系の色空間の中の所定の複数の格子点の各々と、第2表色系の画像データとを関連付けた色補正テーブルを調整する色調整装置であって、
    表示装置に表示された複数色のグラデーションを含むサンプル画像の中から、編集対象となる編集区間を抽出する編集区間抽出部と、
    上記編集区間抽出部が抽出した編集区間内の各画素について、上記第1表色系の色空間における当該画素に対応する点を取り囲む所定数の格子点を特定し、上記特定された各格子点に対応する第2表色系の画像データと、上記第1表色系の色空間における当該画素に対応する点の位置から求められる、上記特定された各格子点の重み係数とを用いた補間演算により、色成分ごとの第2表色系の画像データの値を算出する色補正処理を行う色補正部と、
    上記色補正部によって算出された、上記編集区間内の各画素についての色成分ごとの第2表色系の画像データの値を表示装置に表示させる制御部と、
    表示装置に表示された色成分ごとの第2表色系の画像データの中から、編集対象の色成分と編集箇所とを特定する編集箇所抽出部と、
    上記編集箇所抽出部によって特定された編集箇所の画素に対応する第2表色系の画像データを上記補間演算により算出する際に用いられる所定数の格子点のうちのいずれかを変更格子点として選択し、当該変更格子点に対応する第2表色系の画像データであり、かつ、上記編集箇所抽出部によって特定された編集対象の色成分の画像データの変更指示を受け付ける格子点データ変更部と、
    上記格子点データ変更部が受け付けた変更指示に基づいて、上記色補正テーブルを変更するテーブル変換部とを備え、
    上記色補正部は、テーブル変換部によって変更された色補正テーブルを用いて、上記色補正処理を再度行い、上記制御部は、再度の当該色補正処理により得られた、上記編集区間内の各画素についての色成分ごとの第2表色系の画像データの値を表示装置に表示させる再表示処理を行うことを特徴とする色調整装置。
  2. 上記制御部は、上記編集区間内の画素を、上記色補正部が上記補間演算を行う際に用いる格子点の組み合わせが同一か否かに応じてグループ分けし、隣接するグループに対応する上記第2表色系の画像データの値の表示形式を当該グループごとに異なるようにすることを特徴とする請求項1に記載の色調整装置。
  3. 上記制御部は、上記格子点データ変更部が選択した上記変更格子点を用いて上記補間演算が行われる画素に対応する第2表色系の画像データを、その他の画素に対応する第2表色系の画像データと異なる表示形式にすることを特徴とする請求項1に記載の色調整装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の色調整装置を備え、
    当該色調整装置で調整可能な色補正テーブルを用いて色補正された画像データにより画像形成を行う画像形成装置。
  5. 第1表色系の色空間の中の所定の複数の格子点の各々と、第2表色系の画像データとを関連付けた色補正テーブルを調整する色調整装置における色調整方法であって、
    表示装置に表示された複数色のグラデーションを含むサンプル画像の中から、編集対象となる編集区間を抽出する編集区間抽出ステップと、
    上記編集区間抽出ステップにて抽出された編集区間内の各画素について、上記第1表色系の色空間における当該画素に対応する点を取り囲む所定数の格子点を特定し、上記特定された各格子点に対応する第2表色系の画像データと、上記第1表色系の色空間における当該画素に対応する点の位置から求められる、上記特定された各格子点の重み係数とを用いた補間演算により、色成分ごとの第2表色系の画像データの値を算出する色補正処理を行う第1色補正ステップと、
    上記色補正処理によって算出された、上記編集区間内の各画素についての色成分ごとの第2表色系の画像データの値を表示装置に表示させる第1表示ステップと、
    表示装置に表示された色成分ごとの第2表色系の画像データの中から、編集対象の色成分と編集箇所とを特定する編集箇所抽出ステップと、
    上記編集箇所抽出ステップにて特定された編集箇所の画素に対応する第2表色系の画像データを上記補間演算により算出する際に用いられる所定数の格子点のうちのいずれかを変更格子点として選択し、当該変更格子点に対応する第2表色系の画像データであり、かつ、上記編集箇所抽出ステップによって特定された編集対象の色成分の画像データの変更指示を受け付ける格子点データ変更ステップと、
    受け付けられた変更指示に基づいて、上記色補正テーブルを変更するテーブル変換ステップと、
    変更された色補正テーブルを用いて、上記色補正処理を再度行う第2色補正ステップと、
    再度の色補正処理により得られた、上記編集区間内の各画素についての色成分ごとの第2表色系の画像データの値を表示装置に表示させる再表示処理を行う第2表示ステップとを含むことを特徴とする色調整方法。
  6. 上記編集区間内の画素を、上記色補正部が上記補間演算を行う際に用いる格子点の組み合わせが同一か否かに応じてグループ分けし、隣接するグループに対応する上記第2表色系の画像データの値の表示形式を当該グループごとに異なるようにすることを特徴とする請求項5に記載の色調整方法。
  7. 上記格子点データ変更ステップにおいて選択された上記変更格子点を用いて上記補間演算が行われる画素に対応する第2表色系の画像データを、その他の画素に対応する第2表色系の画像データと異なる表示形式にすることを特徴とする請求項5に記載の色調整方法。
  8. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の色調整装置を動作させるための色調整プログラムであって、コンピュータを上記色調整装置の各部として機能させるための色調整プログラム。
  9. 請求項8に記載の色調整プログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109756649A (zh) * 2017-11-06 2019-05-14 精工爱普生株式会社 配置文件调节***、装置以及配置文件调节方法
CN118071773A (zh) * 2024-04-17 2024-05-24 四川省每文环保科技有限公司 一种基于数据分析的智慧水务灾害监测方法

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