JP2008241129A - 建設機械用熱交換器の防塵ネット - Google Patents
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Abstract
【課題】 運搬、組立て、清掃の作業性が良好な軽量の樹脂製の防塵ネットを使用しても、部分的な補修が容易であり、熱交換器の大きさに合わせて防塵ネットの大きさを設定可能で、冷却風の圧力に耐え得る適度な剛性のある樹脂製の防塵ネットを作業環境に合わせて提供できるようにすることを課題とする。
【解決手段】 小型で定型の樹脂製防塵ネットを単位要素として同一平面状に複数個組み合わせた大型の組合せネットが、建設機械用熱交換器の前面側に複数枚を前後方向に重ねて配置されるように構成する。
【選択図】 図1
【解決手段】 小型で定型の樹脂製防塵ネットを単位要素として同一平面状に複数個組み合わせた大型の組合せネットが、建設機械用熱交換器の前面側に複数枚を前後方向に重ねて配置されるように構成する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、建設機械用熱交換器の防塵ネット、詳しくは、複数の熱交換器を直列または並列に配置した建設機械用熱交換器の粉塵防止用に用いられる防塵ネットに関するものである。
建築、土木作業等で使用される建設機械は、多くの粉塵の中での作業であり、多くの粉塵が混じった冷却風により、直列または並列に配置されたラジエータ、オイルクーラ、インタークーラ等の熱交換器のフィンを目詰まりしづらくするために、熱交換器の冷却風吸い込み側に防塵ネットを設置している(特許文献1,2,3)。
防塵ネットは、図5の直列配置の図に示すように、オイルクーラ、ラジエータ、インタークーラ等の熱交換器1を直列に並べてフレーム2で囲み、そのフレーム2の大きさの鉄枠に鉄製の網3を取り付け、また、図6の並列配置の図に示すように、オイルクーラ、ラジエータ、インタークーラ等の熱交換器1を並列に並べてフレーム2で囲み、そのフレーム2の大きさの鉄枠に鉄製の網3を取り付け、取付部およびファンカバー4の中に設置されたファン(図示せず)による冷却風の圧力に耐え得る剛性を持たせた構造となっており、清掃時に取り外しができるように、フレーム2にボルト、クリップ、蝶ねじ等の着脱可能な締結部品5により固定され、粉塵の混じった冷却風による熱交換器1の目詰まりを防止していた。
また、防塵ネットのネットをスポンジ状フィルタにより形成して、冷却風を積極的に清浄化するようにしたものもあった(特許文献4)。
防塵ネットは、図5の直列配置の図に示すように、オイルクーラ、ラジエータ、インタークーラ等の熱交換器1を直列に並べてフレーム2で囲み、そのフレーム2の大きさの鉄枠に鉄製の網3を取り付け、また、図6の並列配置の図に示すように、オイルクーラ、ラジエータ、インタークーラ等の熱交換器1を並列に並べてフレーム2で囲み、そのフレーム2の大きさの鉄枠に鉄製の網3を取り付け、取付部およびファンカバー4の中に設置されたファン(図示せず)による冷却風の圧力に耐え得る剛性を持たせた構造となっており、清掃時に取り外しができるように、フレーム2にボルト、クリップ、蝶ねじ等の着脱可能な締結部品5により固定され、粉塵の混じった冷却風による熱交換器1の目詰まりを防止していた。
また、防塵ネットのネットをスポンジ状フィルタにより形成して、冷却風を積極的に清浄化するようにしたものもあった(特許文献4)。
〔従来技術の問題点〕
しかしながら、通常の建設機械用熱交換器の防塵ネットは、大型の鉄製で一枚ものであるため重いものであり、運搬や熱交換器の組立て作業に加え、粉塵を取り除くため頻繁に行なわれる清掃作業も、作業効率を低下させていた。
また、何らかの原因で破壊した場合、補修が困難で、防塵ネットを丸ごと交換することになっていた。
さらにまた、建設機械用熱交換器の大型で一枚ものの防塵ネットを成形するための型作成費用や、熱交換器の大きさごとに防塵ネットの型を用意しなければならなったため、コストが高くなっていた。
これらの点を考慮して、大型で一枚ものの防塵ネットを樹脂製にした場合には、メッシュ部分は面積が大きいため中心部が冷却風の圧力によりたわみが発生するようになるから、鉄製のメッシュに比べ剛性が不足しており、採用が難しかった。
しかしながら、通常の建設機械用熱交換器の防塵ネットは、大型の鉄製で一枚ものであるため重いものであり、運搬や熱交換器の組立て作業に加え、粉塵を取り除くため頻繁に行なわれる清掃作業も、作業効率を低下させていた。
また、何らかの原因で破壊した場合、補修が困難で、防塵ネットを丸ごと交換することになっていた。
さらにまた、建設機械用熱交換器の大型で一枚ものの防塵ネットを成形するための型作成費用や、熱交換器の大きさごとに防塵ネットの型を用意しなければならなったため、コストが高くなっていた。
これらの点を考慮して、大型で一枚ものの防塵ネットを樹脂製にした場合には、メッシュ部分は面積が大きいため中心部が冷却風の圧力によりたわみが発生するようになるから、鉄製のメッシュに比べ剛性が不足しており、採用が難しかった。
また、鉄製の防塵ネットは冷却風の通気抵抗が少ないため、メッシュのピッチが約1mm程度に設定されていた。一方、樹脂製の防塵ネットでは、製造上の都合により、メッシュの柱が太く、同じ面積で鉄製の防塵ネットと同等の通気抵抗を得るにはピッチを鉄製より大きく設定する必要があり、本来の役割である粉塵吸込み防止の点で不利となっていた。
このため、樹脂製の防塵ネットでは、粉塵の少ない市街地での作業では問題ないが、廃棄物処理等の粉塵の多く発生する場所での作業時には、粉塵が容易にメッシュを通り抜けることによる熱交換器の目詰まりが懸念されていた。
このため、樹脂製の防塵ネットでは、粉塵の少ない市街地での作業では問題ないが、廃棄物処理等の粉塵の多く発生する場所での作業時には、粉塵が容易にメッシュを通り抜けることによる熱交換器の目詰まりが懸念されていた。
本発明は、従来の技術における前記問題点に鑑みて成されたものであり、これを解決するため具体的に設定した技術的な課題は、運搬、組立て、清掃の作業性が良好な軽量の樹脂製の防塵ネットを使用しても、部分的な補修が容易であり、熱交換器の大きさに合わせて防塵ネットの大きさを設定可能で、冷却風の圧力に耐え得る適度な剛性のある樹脂製の防塵ネットを作業環境に合わせて提供できるようにすることにある。
本発明における前記課題が効果的に解決される熱交換器の冷却水入口構造を特定するために、必要と認める事項の全てが網羅され、具体的に構成された、課題解決手段を以下に示す。
建設機械用熱交換器の防塵ネットに係る第1の課題解決手段は、小型で定型の樹脂製防塵ネットを単位要素として同一平面状に複数個組み合わせた大型の組合せネットが、建設機械用熱交換器の前面側に複数枚を前後方向に重ねて配置されたことを特徴とするものである。
建設機械用熱交換器の防塵ネットに係る第1の課題解決手段は、小型で定型の樹脂製防塵ネットを単位要素として同一平面状に複数個組み合わせた大型の組合せネットが、建設機械用熱交換器の前面側に複数枚を前後方向に重ねて配置されたことを特徴とするものである。
建設機械用熱交換器の防塵ネットに係る第2の課題解決手段は、前記組合せネットは、前記樹脂製防塵ネットをボルトやねじ等の締結部品により着脱自在に締結して組み合わせてあることを特徴とする。
建設機械用熱交換器の防塵ネットに係る第3の課題解決手段は、前記組合せネットを構成する各樹脂製防塵ネットが、配置場所によりメッシュが異なることを特徴とする。
建設機械用熱交換器の防塵ネットに係る第3の課題解決手段は、前記組合せネットを構成する各樹脂製防塵ネットが、配置場所によりメッシュが異なることを特徴とする。
建設機械用熱交換器の防塵ネットに係る第4の課題解決手段は、前記各組合せネットは、前後に位置する各樹脂製防塵ネットのメッシュが互いに異なることを特徴とする。
建設機械用熱交換器の防塵ネットに係る第5の課題解決手段は、前記組合せネットは、前後各組合せネットの中で同じ位置になる樹脂製防塵ネットの組が、異なるメッシュを有するネットの組と、同じメッシュを有するネットの組とが存在していることを特徴とする。
建設機械用熱交換器の防塵ネットに係る第5の課題解決手段は、前記組合せネットは、前後各組合せネットの中で同じ位置になる樹脂製防塵ネットの組が、異なるメッシュを有するネットの組と、同じメッシュを有するネットの組とが存在していることを特徴とする。
建設機械用熱交換器の防塵ネットに係る第1の課題解決手段では、小型で定型な樹脂製防塵ネットを単位要素として同一平面状に複数個組み合わせた大型の組合せネットを建設機械用熱交換器の前面側に複数枚前後方向に重ねて配置したことにより、使用場所や作業内容に合わせて、適切な網目の細かさと粗さとを有するネットを用いることができ、建設機械用熱交換器の防塵性能を効果的に向上することができる。
建設機械用熱交換器の防塵ネットに係る第2の課題解決手段では、組合せネットはボルトやねじ等の締結部品により着脱自在に組み合わせたことにより、組合せネットを形成する各樹脂製防塵ネットを個別に選択または交換することができて、網目の選択や異なる網目の組合せ等の設計や補修における選択幅を広げることができるとともに樹脂製防塵ネットの補修、交換、使用環境に合わせたネットの選択が容易にできる。
建設機械用熱交換器の防塵ネットに係る第3の課題解決手段では、樹脂製防塵ネットの配置場所により網目の粗密を異なるものにすることができ、使用ネットの組合せを容易にして、防塵効果を向上することができる。
建設機械用熱交換器の防塵ネットに係る第3の課題解決手段では、樹脂製防塵ネットの配置場所により網目の粗密を異なるものにすることができ、使用ネットの組合せを容易にして、防塵効果を向上することができる。
建設機械用熱交換器の防塵ネットに係る第4の課題解決手段では、重ねた組合せネットが異なる網目の樹脂製防塵ネットを配置することにより、粉塵捕集量と冷却風通過量との増加を両方ともに効果的に実現することができる。
建設機械用熱交換器の防塵ネットに係る第5の課題解決手段では、重ねられた組合せネットの、前後に位置する樹脂製防塵ネットが、異なるメッシュのネットを使用しているものと、同じメッシュのネットを使用しているものとが、存在できることにより、熱交換器の前面側の風量分布に合わせた樹脂製防塵ネットの組合せができ、熱交換器の目詰まりの均一化、熱交換効率の向上等を実現することができるとともに使用環境に適合するように組合せネットを調整することができる。
建設機械用熱交換器の防塵ネットに係る第5の課題解決手段では、重ねられた組合せネットの、前後に位置する樹脂製防塵ネットが、異なるメッシュのネットを使用しているものと、同じメッシュのネットを使用しているものとが、存在できることにより、熱交換器の前面側の風量分布に合わせた樹脂製防塵ネットの組合せができ、熱交換器の目詰まりの均一化、熱交換効率の向上等を実現することができるとともに使用環境に適合するように組合せネットを調整することができる。
以下、本発明による最良の実施形態を具体的に説明する。
ただし、この実施形態は、発明の趣旨をより良く理解させるため具体的に説明するものであり、特に指定のない限り、発明内容を限定するものではない。
また、従来の技術で説明したものと同じものは同じ符号を付して具体的な説明を省略する。
ただし、この実施形態は、発明の趣旨をより良く理解させるため具体的に説明するものであり、特に指定のない限り、発明内容を限定するものではない。
また、従来の技術で説明したものと同じものは同じ符号を付して具体的な説明を省略する。
〔構成〕
この実施形態における建設機械用熱交換器の防塵ネットを熱交換器の前面に重ねて設ける場合は、図1に示すように、熱交換器1,1,1が並列に配置された場合では、それらの熱交換器1,1,1の外周を取り巻くフレーム2の前面側に、組合せネット30を2枚分重ねて配置するための凹形に形成されたネット取付枠31を取り付ける。
このネット取付枠31の開放された上端部から組合せネット30を差し込むことができるように、ネット取付枠31の垂直枠31a,31aの内側に全長に亘る溝31b,31bを組合せネット30の2枚分刻設して、各組合せネット30,30が水平枠31bに当接するまで押し下げることができるように形成する。
そして、ネット取付枠31に組合せネット30を1枚ずつ上方から溝31bに差し込み、2枚の組合せネット30,30を重ねた状態で、並列に設けられた熱交換器1,1,1の前面に防塵用として配設する。
この実施形態における建設機械用熱交換器の防塵ネットを熱交換器の前面に重ねて設ける場合は、図1に示すように、熱交換器1,1,1が並列に配置された場合では、それらの熱交換器1,1,1の外周を取り巻くフレーム2の前面側に、組合せネット30を2枚分重ねて配置するための凹形に形成されたネット取付枠31を取り付ける。
このネット取付枠31の開放された上端部から組合せネット30を差し込むことができるように、ネット取付枠31の垂直枠31a,31aの内側に全長に亘る溝31b,31bを組合せネット30の2枚分刻設して、各組合せネット30,30が水平枠31bに当接するまで押し下げることができるように形成する。
そして、ネット取付枠31に組合せネット30を1枚ずつ上方から溝31bに差し込み、2枚の組合せネット30,30を重ねた状態で、並列に設けられた熱交換器1,1,1の前面に防塵用として配設する。
熱交換器1,1,1の前面に前後へ重ねて配設する組合せネット30は、小型で定型な樹脂製防塵ネット10を単位要素として複数同一平面状に組み合わせて固着した大型の防塵ネットとする。組合せネット30を形成するには、ボルトやねじ等の着脱自在な締結部品5を使用して、小型で定型な樹脂製防塵ネット10を複数枚隣合せのネットを固着することにより行なう。
この組合せネット30は、各樹脂製防塵ネット10,…,10がそれぞれ同一の網目(メッシュ)を有するネット部11を使用するものばかりでなく、各樹脂製防塵ネット10,…,10が任意に異なる網目のネット部11,…,11を使用したり、熱交換器1,1,1の前面側に2枚重ねて配置される組合せネット30,30の前後に位置する各樹脂製防塵ネット10,10が互いに異なる網目のネットを使用するようにしたり、また、熱交換器1,1,1の前面側に複数枚重ねて配置された組合せネット30,30の、前後に位置する樹脂製防塵ネット10,10が、異なる網目のネット部11,11を使用しているものと、同じ網目のネット部11,11を使用しているものとが、混在しても良い。
この組合せネット30は、各樹脂製防塵ネット10,…,10がそれぞれ同一の網目(メッシュ)を有するネット部11を使用するものばかりでなく、各樹脂製防塵ネット10,…,10が任意に異なる網目のネット部11,…,11を使用したり、熱交換器1,1,1の前面側に2枚重ねて配置される組合せネット30,30の前後に位置する各樹脂製防塵ネット10,10が互いに異なる網目のネットを使用するようにしたり、また、熱交換器1,1,1の前面側に複数枚重ねて配置された組合せネット30,30の、前後に位置する樹脂製防塵ネット10,10が、異なる網目のネット部11,11を使用しているものと、同じ網目のネット部11,11を使用しているものとが、混在しても良い。
図2に示すように、組合せネット30は、PP(ポリプロピレン)等の樹脂製の縦横300〜350mmの正方形に形成された小型で定型な樹脂製防塵ネット10を、熱交換器の大きさに応じて必要な枚数を並べて広い面積の組合せネット30になるように固着する。
図3に示すように、単一の樹脂製防塵ネット10は、ネット部11の外周部に、長さ300〜350mm、厚み約2mmで、隣合う2辺を幅約15mmに形成された太枠12aと、残り2辺を太枠12aの半分の幅に形成された細枠12bとの、2種の枠の組合せにより形成した枠体12を設ける。この枠体12は、ネット部11の表と裏とをそれぞれ枠体12を1枚ずつ配設し、互いに太枠12aと細枠12bとを組み合わせるように重ね合わせて、ネット部11の外周部を挟持してネット部11とともに接着する。
これにより、太枠12aと細枠12bとが組み合わされた部位(以下、重合せ部位という)は、太枠12aの半分の幅だけ表側または裏側のいずれか一方の枠体12が外方に突出するようになる。このため、重合せ部位の突出部12cは接合された枠体12,12のほぼ半分の厚みを有する部位に形成される。
これにより、太枠12aと細枠12bとが組み合わされた部位(以下、重合せ部位という)は、太枠12aの半分の幅だけ表側または裏側のいずれか一方の枠体12が外方に突出するようになる。このため、重合せ部位の突出部12cは接合された枠体12,12のほぼ半分の厚みを有する部位に形成される。
組合せネット30を形成するためには、樹脂製防塵ネット10の枠体12の重合せ部位の突出部12cと隣合う樹脂製防塵ネット10の枠体12の重合せ部位の突出部12cとを重ねて接着または着脱自在な締結部品により固着して、所定の大きさに広げていく。このようにして形成された組合せネット30では、各枠体12,12の重合せ部位の突出部12c,12cが固着された状態でほぼ枠体12の重合せ部位の突出部12c,12c以外の箇所の厚みに等しくなり、全体としてほぼ一様で大きな樹脂製の防塵ネットが形成され、熱交換器のサイズに合う大型の防塵ネットが形成される。
組合せネット30を形成するための固着方法には、ボルト、ねじ、リベットのいずれかの固着方法が適用される。例えば、図4に示すように、ボルト13・ナット14による締結の場合では、各枠体12,12の重合せ部位の突出部12c,12cを互いに重ね合わせ、穿設されたボルト孔12d,12dに座金13aを同心的に設けた上で両方にボルト13のねじ部を挿通し、枠体12から突き出したボルト13のねじ部の先端に座金14aを嵌めるとともにナット14を螺合して締め込むことにより、各枠体12,12が一体に固着される。
また組合せネット30は、交換や入替えの必要がない場合には、溶着や接着により固着したものを用いても良い。
また組合せネット30は、交換や入替えの必要がない場合には、溶着や接着により固着したものを用いても良い。
〔作用効果〕
このような実施形態における建設機械用熱交換器の防塵ネットでは、小型で定型な樹脂製防塵ネット10を組み合わせた大型の組合せネット30を建設機械用の熱交換器1,1,1の前面側に複数枚重ねて配置したことにより、使用場所や作業内容に合わせて、適切な網目のネット部11,…,11を用いることができ、各建設機械用の熱交換器1,1,1の防塵性能を効果的に向上することができる。
組合せネット30が樹脂製防塵ネット10を組み合わせて形成する場合、ボルトやねじ等の着脱自在な締結部品を使用することにより、組合せネット30を形成する各樹脂製防塵ネット10を個別に選択または交換することができて、網目の選択や異なる網目の組合せ等の設計や補修における選択幅を広げることができるとともに樹脂製防塵ネット10の補修、交換、使用環境に合わせたネットの選択が容易にできる。
樹脂製防塵ネット10の網目を任意のメッシュにすることができ、使用ネットの組合せを容易にして、防塵効果を向上することができる。
このような実施形態における建設機械用熱交換器の防塵ネットでは、小型で定型な樹脂製防塵ネット10を組み合わせた大型の組合せネット30を建設機械用の熱交換器1,1,1の前面側に複数枚重ねて配置したことにより、使用場所や作業内容に合わせて、適切な網目のネット部11,…,11を用いることができ、各建設機械用の熱交換器1,1,1の防塵性能を効果的に向上することができる。
組合せネット30が樹脂製防塵ネット10を組み合わせて形成する場合、ボルトやねじ等の着脱自在な締結部品を使用することにより、組合せネット30を形成する各樹脂製防塵ネット10を個別に選択または交換することができて、網目の選択や異なる網目の組合せ等の設計や補修における選択幅を広げることができるとともに樹脂製防塵ネット10の補修、交換、使用環境に合わせたネットの選択が容易にできる。
樹脂製防塵ネット10の網目を任意のメッシュにすることができ、使用ネットの組合せを容易にして、防塵効果を向上することができる。
配置する樹脂製防塵ネット10を建設機械用の熱交換器1,1,1の前面側に重ねた組合せネット30により異なる網目の樹脂製防塵ネットを配置することにより、粉塵捕集量と冷却風通過量との増加を両方ともに効果的に実現することができる。
建設機械用の熱交換器1,1,1の前面側に重ねられた組合せネット30の、前後に位置する樹脂製防塵ネット10,10が、異なる網目のネットを使用しているものと、同じ網目のネットを使用しているものとを、混在するように配置できることにより、各熱交換器1,1,1の前面側の風量分布に合わせた樹脂製防塵ネット10の組合せができ、熱交換器1の目詰まりの均一化、熱交換効率の向上等を実現することができるとともに使用環境に適合するように組合せネット30を調整することができる。
建設機械用の熱交換器1,1,1の前面側に重ねられた組合せネット30の、前後に位置する樹脂製防塵ネット10,10が、異なる網目のネットを使用しているものと、同じ網目のネットを使用しているものとを、混在するように配置できることにより、各熱交換器1,1,1の前面側の風量分布に合わせた樹脂製防塵ネット10の組合せができ、熱交換器1の目詰まりの均一化、熱交換効率の向上等を実現することができるとともに使用環境に適合するように組合せネット30を調整することができる。
1 熱交換器
2 フレーム
3 網
4 ファンカバー
5 締結部品
10 (小型で定型な)樹脂製防塵ネット
11 ネット部
12 枠体
12a 太枠
12b 細枠
12c 重合せ部位の突出部
12d ボルト孔
13 ボルト
13a,14a 座金
14 ナット
30 組合せネット
2 フレーム
3 網
4 ファンカバー
5 締結部品
10 (小型で定型な)樹脂製防塵ネット
11 ネット部
12 枠体
12a 太枠
12b 細枠
12c 重合せ部位の突出部
12d ボルト孔
13 ボルト
13a,14a 座金
14 ナット
30 組合せネット
Claims (5)
- 小型で定型の樹脂製防塵ネットを単位要素として同一平面状に複数個組み合わせた大型の組合せネットが、建設機械用熱交換器の前面側に複数枚を前後方向に重ねて配置されたことを特徴とする建設機械用熱交換器の防塵ネット。
- 前記組合せネットは、前記樹脂製防塵ネットをボルトやねじ等の締結部品により着脱自在に締結して組み合わせてあることを特徴とする請求項1記載の建設機械用熱交換器の防塵ネット。
- 前記組合せネットを構成する各樹脂製防塵ネットが、配置場所によりメッシュが異なることを特徴とする請求項1記載の建設機械用熱交換器の防塵ネット。
- 前記各組合せネットは、前後に位置する各樹脂製防塵ネットのメッシュが互いに異なることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の建設機械用熱交換器の防塵ネット。
- 前記組合せネットは、前後各組合せネットの中で同じ位置になる樹脂製防塵ネットの組が、異なるメッシュを有するネットの組と、同じメッシュを有するネットの組とが存在していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の建設機械用熱交換器の防塵ネット。
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