JP2008237473A - 警報器に連動するマスク供給装置 - Google Patents
警報器に連動するマスク供給装置 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】
本発明は、警報器が火災発生またはガス漏れ検知時に寝室の家具等の上に設置したマスク供給装置を連動させるため、居住者の手元にガスマスクがすぐに装着できる状態に準備される。従って、お年寄りや子供などが同居する住戸においても、全ての居住者が速やかにまたは有毒ガスを吸い込まずに安全に避難できるマスク供給装置を提供する。
【解決手段】
本発明の警報器に連動するマスク供給装置は、居室内に設置された火災やガス漏れを検知する警報器と、該警報器の移報端子に、移報信号線を介して接続され、前面扉を有する略箱体をなして箱内にガスマスクを収納する収納部と、通常時は前記前面扉がロックされて扉閉鎖を維持し、火災やガス漏れの検出時は前記移報端子からの出力信号により前記前面扉がロック解除されて扉開放となり、前記前面扉の箱内から前記ガスマスクが落下する落下手段と、を備えるものである。
【選択図】 図2
Description
本発明は、火災発生またはガス漏れ検知時に、避難時間を要する居住者の生命を有毒ガス等から守るマスク供給装置に関するものである。
従来のマスク供給装置としては、電気スタンドに時計および防煙マスク収納部が設けられ、火災感知器及び火災警報器付き電気スタンド等による火災検出時に居住者が防煙マスク収納部から防煙マスクを取り出して装着していた。
実用新案登録第3003857号
上記のように、従来の火災感知器及び火災警報器付き電気スタンドは、電気スタンドに時計および防煙マスク収納部が設けられ、火災検出時に居住者が防煙マスク収納部から防煙マスクを取り出して装着していた。ただし、火災感知器等が発報する程度の煙が発生した中では、居住者が冷静な判断をできず、その結果、自ら防煙マスク収納部を開けてから装着するまでに時間がかかり、避難が遅れていた。特に、お年寄りや子供などが同居する住戸では、その
傾向が強くなる。
傾向が強くなる。
本発明は、警報器が火災発生またはガス漏れ検知時に寝室の家具等の上に設置したマスク供給装置を連動させるため、居住者の手元にガスマスクがすぐに装着できる状態に準備される。従って、お年寄りや子供などが同居する住戸においても、全ての居住者が速やかにまたは有毒ガスを吸い込まずに安全に避難できるマスク供給装置を提供することを目的とする。
また、マスク供給装置は可搬式であり、警報器からの移報信号線を接続できれば住戸内のどこでも置くことができる。さらに、マスク供給装置の収納部の筐体色を居室内の壁面や家具の色と同様にすれば美感を損ねずに設置できる。これらにより、居住者が使いやすいマスク供給装置を提供することを目的とする。
本発明の警報器に連動するマスク供給装置は、居室内に設置された火災やガス漏れを検知する警報器と、該警報器の移報端子に、移報信号線を介して接続された収納部と、前記警報器が火災やガス漏れを検出すると起動される前記収納部に収納されたガスマスクの落下手段と、を備えるものである。
また、本発明の警報器に連動するマスク供給装置は、居室内に設置された火災やガス漏れを検知する警報器と、該警報器の移報端子に、移報信号線を介して接続され、前面扉を有する略箱体をなして箱内にガスマスクを収納する収納部と、通常時は前記前面扉がロックされて扉閉鎖を維持し、火災やガス漏れの検出時は前記移報端子からの出力信号により前記前面扉がロック解除されて扉開放となり、前記前面扉の箱内から前記ガスマスクが落下する落下手段と、を備えるものである。
また、本発明の警報器に連動するマスク供給装置は、ガスマスクは装着可能な状態で保護ケースにより覆われているものである。
さらに、本発明の警報器に連動するマスク供給装置は、ガスマスクは居室内で宙吊りの高さになるようにストッパー手段を設けるものである。
本発明のマスク供給装置は、警報器の移報信号出力によりマスク供給装置の前面扉がロック解除となって開放し、保護ケースに包まれたガスマスクが落ちるので、避難者がすぐに装着できるため、慌てずに居室外まで避難できる。また、居住者が好みの場所に自分でマスク供給装置を設置できるため、設置場所に合わせた使い方ができる。さらに、住戸内の美感を損なわない。
図1は、本発明の実施形態における警報器に連動するマスク供給装置30の監視時の状態を示す構成図である。警報器1は住宅の寝室や台所等に設置され、AC電源やバッテリにより駆動して、火災による煙や熱等またはガス漏れを検知するものである。また、警報器1は移報出力機能付のタイプを使用する。この状態では、警報器1は火災等を検知しないので、マスク供給装置の収納部2に設けた図示しないリレー装置に移報信号線3を介して移報信号を出力しない。また、収納部2はAC電源の電源入力部4により駆動するが、リレー装置の1次側に電流が流れない一方で、2次側は電流が流れてラッチ金具5を保持状態とすることにより、U字金具6が係止状態にあり、前面扉7はロック(閉止)状態となる。
図2は、本発明の実施形態における警報器に連動するマスク供給装置30の動作時の状態を示す構成図である。この状態では、警報器1は火災等を検知すると警報するとともに、マスク供給装置30の収納部2に設けたリレー装置に移報信号を出力する。また、収納部2はリレー装置の1次側に電流が流れる一方で、2次側は電流が流れなくなり、ラッチ金具5を非保持状態とすることにより、U字金具6が非係止状態にあり、前面扉7はアンロック(開放)状態となる。なお、前面扉7は常に全開する方向に付勢されているので、約180°開いた状態となる。
図3は、本発明の実施形態における警報器に連動するマスク供給装置30の動作時の(図2に示す)収納部2の側面図である。前面扉7の背面には軸ガイド8を介して仕切板9が取付されている。前面扉7が開放する過程において、仕切板9のピン10が軸ガイドの略90°の円弧状の長穴11を移動しながら、仕切板9は自重で回動を開始して保護ケース狭持部12が下向き状態となり、保護ケース13が落下する(落下手段)。この状態では、保護ケース13が床面まで落ちないように紐14がストッパーとして係止されている(ストッパー手段)。なお、仕切板9はヒンジを介して前面扉7に固定してもよい。また、軸ガイド8の長穴11は円弧の角度を調整することにより保護ケース13の落下方向を斜め下方としてもよい。さらに、仕切板9は複数の保護ケース13を収容できる。
保護ケース13は例えばウレタン発泡材料で構成されており、図2に示すように、ガスマスク15を装着可能な状態で上蓋16と下箱17で挟む。保護ケース13の材質は発泡材料でなく、他の弾性材料や段ボールでもよい。
このマスク供給装置30は、ガスマスク15を装着するのが困難な居住者用に図示しないペットボトル入りの水やハンドタオルなどを準備してもよい。この場合は、ペットボトルの水でハンドタオルを十分濡らしてガスマスク15の代わりとするものである。他にも避難時を想定した収容物を準備してもよい。
このマスク供給装置30は、寝室等に設置した警報器1の移報信号線3に接続し、家具20などの上に載置しておけば、警報器1の作動時にガスマスク15が手元に落ちてきて、すぐに装着可能である。予め、居住者人数分の保護ケース13を収容しておけば、居住者全員が同時に安全に避難できる。
1 警報器
2 収納部
3 移報信号線
4 電源入力部
5 ラッチ金具
6 U字金具
7 前面扉
8 軸ガイド
9 仕切板
10 ピン
11 長穴
12 保護ケース狭持部
13 保護ケース
14 紐
15 ガスマスク
16 上蓋
17 下箱
20 家具
30 マスク供給装置
2 収納部
3 移報信号線
4 電源入力部
5 ラッチ金具
6 U字金具
7 前面扉
8 軸ガイド
9 仕切板
10 ピン
11 長穴
12 保護ケース狭持部
13 保護ケース
14 紐
15 ガスマスク
16 上蓋
17 下箱
20 家具
30 マスク供給装置
Claims (4)
- 居室内に設置された火災やガス漏れを検知する警報器と、該警報器の移報端子に、移報信号線を介して接続された収納部と、前記警報器が火災やガス漏れを検出すると起動される前記収納部に収納されたガスマスクの落下手段と、を備えることを特徴とする警報器に連動するマスク供給装置。
- 居室内に設置された火災やガス漏れを検知する警報器と、該警報器の移報端子に、移報信号線を介して接続され、前面扉を有する略箱体をなして箱内にガスマスクを収納する収納部と、通常時は前記前面扉がロックされて扉閉鎖を維持し、火災やガス漏れの検出時は前記移報端子からの出力信号により前記前面扉がロック解除されて扉開放となり、前記前面扉の箱内から前記ガスマスクが落下する落下手段と、を備えることを特徴とする警報器に連動するマスク供給装置。
- 前記ガスマスクは装着可能な状態で保護ケースにより覆われていることを特徴とする請求項1または2記載の警報器に連動するマスク供給装置。
- 前記ガスマスクは居室内で宙吊りの高さになるようにストッパー手段を設けること を特徴とする請求項1乃至3記載の連動するマスク供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007081094A JP2008237473A (ja) | 2007-03-27 | 2007-03-27 | 警報器に連動するマスク供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007081094A JP2008237473A (ja) | 2007-03-27 | 2007-03-27 | 警報器に連動するマスク供給装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008237473A true JP2008237473A (ja) | 2008-10-09 |
Family
ID=39909522
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007081094A Pending JP2008237473A (ja) | 2007-03-27 | 2007-03-27 | 警報器に連動するマスク供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008237473A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2490742A (en) * | 2011-05-13 | 2012-11-14 | Richard John Wright | Wall Mounted Fire Escape Mask and Alarm |
KR101208662B1 (ko) | 2010-09-15 | 2012-12-05 | 백종태 | 재난 대처용품 보관장치 |
KR101914783B1 (ko) * | 2018-01-26 | 2018-11-02 | 김진호 | 화재 시 구호용품 천정 낙하구조 |
KR102003473B1 (ko) * | 2018-03-30 | 2019-10-17 | 김환 | 마스크 자동공급장치 |
-
2007
- 2007-03-27 JP JP2007081094A patent/JP2008237473A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101208662B1 (ko) | 2010-09-15 | 2012-12-05 | 백종태 | 재난 대처용품 보관장치 |
GB2490742A (en) * | 2011-05-13 | 2012-11-14 | Richard John Wright | Wall Mounted Fire Escape Mask and Alarm |
KR101914783B1 (ko) * | 2018-01-26 | 2018-11-02 | 김진호 | 화재 시 구호용품 천정 낙하구조 |
KR102003473B1 (ko) * | 2018-03-30 | 2019-10-17 | 김환 | 마스크 자동공급장치 |
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