JP2008236219A - 情報処理方法及び情報処理装置、コンピュータプログラム - Google Patents

情報処理方法及び情報処理装置、コンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 複数種類のインクを重ねて画像を形成する場合のブロンズの発生を好適に抑制することができる情報処理方法及び情報処理装置、コンピュータプログラムを提供する。
【解決手段】 印刷装置で使用する複数種類の記録剤それぞれの金属光沢特性を示す特性データを取得する。取得した前記複数の記録剤それぞれに対応する特性データが示す刺激値に基づいて、刺激値がより小さい記録剤が刺激値の大きい記録剤の上に重なって前記印刷媒体で画像が形成されるようにするための重ね順を決定する。決定した重ね順に従って、前記印刷データを生成する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、複数種類の記録剤によって画像を印刷媒体上に印刷する印刷装置における印刷データを生成する情報処理方法及び情報処理装置、コンピュータプログラムに関するものである。
近年、ワードプロセッサ、パーソナルコンピュータ、ファクシミリ等に於ける情報出力装置として、所望される文字や画像等の情報を用紙やフィルム等のシート状の印刷媒体に記録を行う記録装置には様々な方式のものがある。その中で、印刷媒体に記録剤を付着することで印刷媒体上にテキストや画像を形成する方式が実用化されており、このような方式の代表例として、インクジェット記録装置がある。近年では、インクジェット記録装置の性能が向上し、テキストばかりでなく、カラー画像も記録されるようになってきた。
一方、カラーインクジェット記録装置の画質向上に伴い、カラーインクジェット記録装置を用いたデジタル画像の出力、いわゆる写真印刷が一般的になっている。写真印刷が一般的になるにつれ、出力された印刷媒体の保存性が重要視されている。
従来、インクジェット記録装置における記録剤には、主に染料インクが用いられてきたが、染料インクは保存性が低いため、カラーインクジェット記録装置においては、保存性の高い顔料インクが使用されることがある。特に、この顔料インクを用いたカラーインクジェット記録装置において顕著に見られる現象のひとつに、出力された印刷媒体表面に映り込んだ照明の像の色付きが観察されるブロンズ現象と呼ばれる現象がある。このブロンズ現象は、画像観察者にとって妨害要素であり、総合的な画質を低下させる要因になっている。
上述したインクジェット記録装置の中には、特許文献1及び2に開示されているように、複数種類のインクを用い、印刷媒体上に複数種類のインクドットを重ねて形成して、多色多階調の画像を再現するものがある。
特開2003−54016号公報 特開平6−171111号公報
ところで、インクを印刷媒体上に吐出して色を再現する場合には、再現された色のブロンズの発生がインクによって異なる場合がある。また、複数種類のインクを重ねて色を再現する場合には、その重ねる順序によって、再現された色のブロンズの発生が変わる場合がある。ここで、再現された色のブロンズの発生がより抑制されているほど、総合的な画質の向上を実現できる。ところが、従来は、ブロンズを考慮したインクの重ね順については、工夫されていないのが実情であった。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、複数種類のインクを重ねて画像を形成する場合のブロンズの発生を好適に抑制することができる情報処理方法及び情報処理装置、コンピュータプログラムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明による情報処理装置は以下の構成を備える。即ち、
複数種類の記録剤によって画像を印刷媒体上に印刷する印刷装置における印刷データを生成する情報処理方法であって、
前記印刷装置で使用する複数種類の記録剤それぞれの金属光沢特性を示す特性データを取得する取得工程と、
前記取得工程で取得した前記複数の記録剤それぞれに対応する特性データが示す刺激値に基づいて、刺激値がより小さい記録剤が刺激値の大きい記録剤の上に重なって前記印刷媒体で画像が形成されるようにするための重ね順を決定する決定工程と、
前記決定工程で決定した重ね順に従って、前記印刷データを生成する生成工程と
を備える。
また、好ましくは、前記印刷装置は、前記複数種類の記録剤のそれぞれを吐出する複数のノズル群を有する印刷ヘッドユニットと、
前記印刷ヘッドユニットと前記印刷媒体の少なくともいずれかを駆動して主走査を行う主走査駆動部と、
前記主走査が終わる度に前記印刷ヘッドと前記印刷媒体の少なくともいずれかを駆動して副走査を行う副走査駆動部と
を備える。
また、好ましくは、前記取得工程は、測定装置から前記特性データを取得し、
前記測定装置は、前記複数種類の記録剤を印刷媒体上に吐出して形成したパッチ画像の金属光沢特性を測定する。
また、好ましくは、前記測定装置は、測定対象の前記印刷媒体からの正反射光の色味を示す値を前記特性データとして測定する。
また、好ましくは、前記測定装置は、前記正反射光の分光強度のばらつきを測定する。
また、好ましくは、前記生成工程は、前記印刷装置において前記印刷媒体上に印刷する画像を形成する全画素において、前記重ね順が同一になるように、前記印刷データを生成する。
また、好ましくは、前記決定工程は、前記重ね順として、前記取得工程で取得した前記複数の記録剤それぞれに対応する特性データが示す刺激値の内、少なくとも最小の刺激値の記録剤が最上層となるような重ね順を決定する。
また、好ましくは、前記印刷装置で使用する印刷媒体を指定する選択部と、前記決定工程の処理の実行の可否を選択するための処理選択部を少なくとも有する、印刷条件を設定するための印刷設定画面を表示する表示工程と、
前記印刷設定画面を介して設定された印刷条件を入力する入力工程と、
前記印刷条件に従って、前記決定工程の実行を制御する制御工程と
を更に備える。
上記の目的を達成するための本発明による情報処理装置は以下の構成を備える。即ち、
複数種類の記録剤によって画像を印刷媒体上に印刷する印刷装置における印刷データを生成する情報処理装置であって、
前記印刷装置で使用する複数種類の記録剤それぞれの金属光沢特性を示す特性データを取得する取得手段と、
前記取得手段で取得した前記複数の記録剤それぞれに対応する特性データが示す刺激値に基づいて、刺激値がより小さい記録剤が刺激値の大きい記録剤の上に重なって前記印刷媒体で画像が形成されるようにするための重ね順を決定する決定手段と、
前記決定手段で決定した重ね順に従って、前記印刷データを生成する生成手段と
を備える。
上記の目的を達成するための本発明によるコンピュータプログラムは以下の構成を備える。即ち、
複数種類の記録剤によって画像を印刷媒体上に印刷する印刷装置における印刷データを生成する情報処理方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムであって、
前記印刷装置で使用する複数種類の記録剤それぞれの金属光沢特性を示す特性データを取得する取得工程と、
前記取得工程で取得した前記複数の記録剤それぞれに対応する特性データが示す刺激値に基づいて、刺激値がより小さい記録剤が刺激値の大きい記録剤の上に重なって前記印刷媒体で画像が形成されるようにするための重ね順を決定する決定工程と、
前記決定工程で決定した重ね順に従って、前記印刷データを生成する生成工程と
をコンピュータに実行させる。
本発明によれば、複数種類のインクを重ねて画像を形成する場合のブロンズの発生を好適に抑制することができる情報処理方法及び情報処理装置、コンピュータプログラムを提供できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。
尚、以下の実施形態は、特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また、実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
<装置構成概要>
図1Aは本発明の実施形態の画像形成システムの構成を示すブロック図である。
この画像形成システムは、画像形成制御装置(情報処理装置)としてのコンピュータ1020と、画像形成部としてのプリンタ1040とで構成されている。尚、プリンタ1040とコンピュータ1020の組み合わせを、広義の「画像形成装置(あるいは印刷装置)」と呼ぶことができる。
ここで、プリンタ1040は、例えば、インクジェット方式のプリンタや複合機、または、電子写真方式のプリンタや複写機等であるが、例えば、熱転写方式のプリンタ等でも良く、画像形成装置の種類は限定されるものではない。また、プリンタ1040が画像を形成する印刷媒体は、光沢紙、普通紙、アート紙等の印刷用紙が考えられるが、本発明はこれに限定されるものではない。また、プリンタ1040が記録に用いる記録剤は、染料インク、顔料インク、トナー等が考えられるが、これに限定されるものではない。
コンピュータ1020では、所定のオペレーティングシステムの下で、アプリケーションプログラム1021が動作している。オペレーティングシステムには、ビデオドライバ1022やプリンタドライバ1030が組み込まれている。アプリケーションプログラム1021からは、これらのプリンタドライバ1030を介して、プリンタ1040に転送するための印刷(画像形成)データが出力される。アプリケーションプログラム1021は、処理対処の画像に対して所望の処理を行い、また、ビデオドライバ1022を介して表示部1010に画像を表示する。
ここでは、入力画像としてRGB画像を扱う場合の例を説明する。プリンタドライバUI(ユーザインタフェース)1023を介してアプリケーションプログラム1021が印刷命令を発行すると、コンピュータ1020のプリンタドライバ1030が、画像データをアプリケーションプログラム1021から受信する。そして、プリンタドライバ1030は、この画像データをプリンタ1040に供給するための印刷データに変換する。
図1Aの例では、プリンタドライバ1030の内部には、解像度変換モジュール1031と、色変換モジュール1032と、HT(ハーフトーン)作成モジュール1033と、印刷データ生成モジュール1034とを備えている。
印刷データ生成モジュール1034は、本発明における印刷データ生成部として機能する。印刷データ生成モジュール1034では、ブロンズ特性(金属光沢特性)DB(データベース)を参照して、後述するプリンタ1040で用いる記録剤の印刷媒体に対する重ね順を決定する重ね順決定処理を実行する。
解像度変換モジュール1031は、アプリケーションプログラム1021が扱っているカラー画像データの解像度(即ち、単位長さあたりの画素数)を、プリンタドライバ1030が扱うことのできる解像度に変換する。解像度が変換された画像データは、ここでは、まだ、RGBの3色からなる画像情報である。
色変換モジュール1032は、ルックアップテーブル(LUT)1035を参照しつつ、画素毎に、RGB画像データ(第1画像データ)を、プリンタ1040が利用可能な複数のインク色の多階調データ(第2画像データ)に変換する。変換された多階調データは、例えば、256階調の階調値を有している。
HT(ハーフトーン)作成モジュール1033は、プリンタ1040で出力するインクドットを印刷媒体上に分散して形成することにより、多階調データの階調値を表現するためのハーフトーン処理を画像データに対して実行する。印刷データ生成モジュール1034は、このハーフトーン処理された画像データをプリンタ1040に転送すべきデータ順に並び替え、最終的な印刷データとしてプリンタ1040に出力する。尚、この印刷データは、各主走査時のドットの記録状態を示すラスタデータと、プリンタ1040が搬送する印刷媒体に対する副走査送り量を示すデータとを含んでいる。
ここで、プリンタドライバ1030は、印刷データを生成する機能(情報処理方法)を実現するためのプログラムに相当する。プリンタドライバ1030の機能を実現するためのプログラムは、コンピュータ読取可能な記録媒体に記録された形態で供給される。
このような記録媒体としては、コンピュータが読み取り可能な種々の媒体を利用できる。この媒体としては、フレキシブルディスクやCD−ROM、光磁気ディスク、ICカード、ROMカートリッジ、パンチカード、バーコード等の符号が印刷された印刷物がある。また、別の媒体としては、コンピュータの内部記憶装置(RAMやROM等のメモリ)及び外部記憶装置等がある。
もちろん装置構成はこれに限定されるものではなく、例えば、プリンタドライバ1030を構成する各モジュール1031〜1036(LUT1035を含む)は、プリンタドライバ1030と別のアプリケーションプログラムとして実装されていても良い。
ブロンズ測定装置1050は、プリンタ1040によって印刷された印刷媒体上のインクの単色ベタパッチ画像のブロンズ(金属光沢)特性を測定し、その測定結果(特性データ)を、コンピュータ1020のブロンズ特性DB1036へ出力する。尚、コンピュータ1020はブロンズ測定装置1050における測定処理を制御して、得られる測定結果を取得することが可能である。
次に、コンピュータ1020のハードウェア構成について、図1Bを用いて説明する。
図1Bは本発明の実施形態のコンピュータのハードウェア構成を示すブロック図である。
図1Bにおいて、CPU1201は、RAM1202及びROM1203に記憶されたプログラムに従って、画像形成制御装置であるコンピュータ1020全体の動作を制御する。RAM1202は、CPU1201のメインメモリとして使用され、CPU1201により実行されるプログラムがロードされる。また、このRAM1202は、CPU1201による制御動作時に各種データを一時的に保存するワークエリアを提供している。ROM1203は、ブートプログラムや各種データを不揮発に記憶している。
表示部1010は、CRTや液晶等の表示ユニットを有し、処理対象のデータや後述するUI画面等の表示に使用する。入力部1205は、キーボード、マウス等のポインティングデバイスを有し、ユーザの操作により各種データやコマンドを入力するのに使用される。
外部記憶装置1206は、ハードディスク等の大容量の記憶装置である。この外部記憶装置1206には、OS、各種アプリケーションプログラムやプリンタドライバ、及びデータ等が予めインストールされている。そして、そのプログラムの起動が指示されると、プログラムはRAM1202にロードされて実行される。
ネットワークインタフェース(I/F)1207は、LAN等のネットワーク1209とのインタフェースを制御している。このネットワーク1209には、プリンタ1040や各種入出力機器が接続されている。入出力ポート1208は、例えば、USBやIEEE1394等のインタフェースである。
<UI部>
次に、プリンタドライバUI1023の一例を、図2を参照して説明する。
図2は本発明の実施形態のプリンタドライバUIの一例を示す図である。
図2では、プリンタドライバUI1023における印刷設定画面201を示している。202は入力テキストボックスであり、印刷対象とする所望の画像データを指定/入力するためのコントロールである。ここには、画像データのファイル名等の情報が入力される。203はコンボボックスであり、印刷する際に使用する印刷媒体を選択するためのコントロール(選択部)である。コンボボックス203は、プリンタ1040において使用可能な全ての種類の印刷媒体から任意の印刷媒体を選択可能にする。
204はグループボックスであり、ラジオボタン205及び206を二者択一で選択するためのコントロール(処理選択部)である。このグループボックス204は、ラジオボタン205と206のどちらか一方のみ選択されるような機能を有する。ラジオボタン205は、ブロンズ抑制処理を実行しない(禁止する)モードを選択するためのコントロールである。ラジオボタン206は、ブロンズ抑制処理を実行するモードを選択するためのコントロールである。つまり、ラジオボタン205及び206は、ブロンズ抑制処理の実行の可否を実現するコントロールとして機能する。
そして、ラジオボタン205が選択状態(チェック)になっていれば、ブロンズ抑制処理を実行しない記録剤の重ね順で画像がプリンタ1040から印刷媒体上に印刷される。一方、ラジオボタン206が選択状態(チェック)になっていれば、ブロンズ抑制処理(重ね順決定処理)を実行する記録剤の重ね順で画像がプリンタ1040から印刷媒体上に印刷される。
尚、このブロンズ抑制処理は、プリンタドライバ1030(印刷データ生成モジュール1034)によって実行する。この処理の詳細については後述する。
207は印刷ボタンであり、印刷設定画面201上で設定される各種設定を印刷条件として設定し、RAM1202に記憶するとともに、その印刷条件に基づいて印刷の実行を指示するためのコントロールである。即ち、画像データとブロンズ抑制処理に関する印刷条件を、プリンタドライバ1030に送信する。208はキャンセルボタンであり、印刷設定画面201における各種設定を取り消すためのコントロールである。
尚、印刷設定画面201におけるテキストボックス、コンボボックス、ラジオボタン、グループボックス等の各種コントロールは、あくまでも一例である。従って、同様の機能を具備するものであれば、その他のオブジェクトであっても何ら問題ない。
<ブロンズ測定部>
次に、ブロンズ特性DB(データベース)1036に格納される、各色材のブロンズ特性の測定方法を、図3〜図6を参照して説明する。この測定は、ブロンズ測定装置1050によって実現される。
図3は本発明の実施形態のブロンズ測定装置の幾何光学系を示す概念図である。
301は、評価対象となる印刷媒体303を照明する照明部(光源)である。この照明部301としては、ハロゲン電球、キセノンランプ、超高圧水銀ランプ、重水素ランプ、LED、あるいは、これらのいずれか複数を組み合わせたものでも良い。
302は、評価対象となる印刷媒体303からの正反射光を検出する光検出部(受光器)である。この光検出部302に利用する検出器としては、単受光面形のフォトダイオード、光電管、光電子増倍管や、多素子受光面形のSiフォトダイオードアレイ、CCD等を利用して良い。また、光検出部302は、回折格子やプリズム等の分光する分光部も備える。更に、光検出部302は、印刷媒体303の法線方向に対して、照明部301と反対側に同一角度θ傾いた箇所、即ち、正反射方向に位置する。照明部301及び光検出部302には、それぞれ光学(レンズ等)系を備える構成でも良い。
303は、評価対象となる印刷媒体である。評価対象となる印刷媒体303は、例えば静電吸着やエアポンプによる吸引等の固定手段により、できるだけ平らに保つことが望ましい。
304は、照明部301の光を検出する光検出部である。光検出部304は、光検出部302と同一のものであり、ブロンズ発生量を算出するために、特に、照明部301の分光強度を測定する。尚、この照明部301の分光強度は、完全拡散反射体等の白色板、または、鏡面を測定対象としてその正反射光の分光強度を、光検出部302で測定しても良い。あるいは、照明光をビームスプリット等で分離して、光検出部302とは別の光検出部によって測定しても良い。
次に、測定した印刷媒体の正反射光からブロンズ特性(ブロンズ発生量)を算出する方法(ブロンズ算出処理)について、図4を用いて説明する。
図4は本発明の実施形態のブロンズ特性を算出する方法を説明するための図である。
尚、このブロンズ特性を算出するブロンズ算出処理は、ブロンズ測定装置1050から得られる測定結果に基づいて、例えば、コンピュータ1020のプリンタドライバ1030の印刷データ生成モジュール1034の重ね順決定処理の一部として実行する。但し、このブロンズ算出処理を実現するための機能をブロンズ測定装置1050に実装することで、ブロンズ測定装置1050でブロンズ算出処理を実行するようにしても良い。
図4では、ある2種類の試料A、Bの分光強度の測定例を示している。401は、比較的ブロンズ発生が閾値より大きい試料Aの分光強度である。402は、比較的ブロンズ発生が閾値より小さい試料Bの分光強度である。
光検出部302によって測定される印刷媒体303からの正反射光の分光強度Rx(λ)から、以下の(1)式によって、正反射光の三刺激値XxYxZxを算出する。
Figure 2008236219
但し、上記(1)式において、図3の光学系では正反射光を測定するため、例えば、光沢紙のように艶の度合いが大きいものは、その正反射光の測定値のレンジは光源の測定値のレンジに近くなる。つまり、光源からの光を直接測光する測定系に類似している。
従って、通常の反射による物体色の三刺激値の算出とは異なり、正反射光の分光強度を光源の相対分光分布とみなし、光源色の三刺激値の算出方法に従う。式(1)のx ̄(λ)、y ̄(λ)、z ̄(λ)はJIS Z 8782の等色関数である。また、本実施形態では、比例定数の乗算による正規化を行わないが、以下の(2)式によって、
Figure 2008236219
を乗算する等の正規化を行って良い。
光検出部304によって測定される照明の分光強度s(λ)から、以下の(3)式によって、照明の三刺激値XsYsZsを算出する。式(3)は、光源色の三刺激値の算出方法に基づいており、上記照明の分光データから三刺激値XsYsZsを算出する変換式である。
Figure 2008236219
式(3)のx ̄(λ)、y ̄(λ)、z ̄(λ)は、JIS Z 8782の等色関数である。また、式(3)のkは比例定数で、三刺激値のYsの値が測光量に一致するように定める。
次に、光検出部302で検出された評価対象となる印刷媒体303の正反射の三刺激値XxYxZxと、光検出部304で検出された照明の三刺激値XsYsZsを取得する。そして、これらの三刺激値XxYxZxと三刺激値XsYsZsから、JIS Z 8729規格で規定される式(1)乃至式(4)に基づいて、印刷媒体303の正反射光のCIE−Lab色空間におけるL*a*b*値を算出する。
ここで、JIS Z 8729規格で規定される式(1)乃至式(4)とは、例えば、JISハンドブック 色彩(2001年1月31日、日本規格協会発行)で示されている。
但し、JIS Z 8729の式(1)乃至式(4)におけるX、Y、Zの値には、印刷媒体303の正反射光の三刺激値(Xx,Yx,Zx)を使用する。また、Xn、Yn、Znの値には、光源の三刺激値(Xs,Ys,Zx)を使用する。即ち、a*、b*の値は、以下の(4)式によって算出される。
Figure 2008236219
ブロンズは、映り込んだ照明の像の明るさではなくその色味(色味を示す値)に関係するため、本実施形態において明るさを示す値であるL*の値は評価に用いない。本実施形態では、回折格子等を利用した分光強度を用いてL*a*b*値を算出する例を示したが、光検出部302には、カラーフィルタ等を用いて三刺激値XYZを光電的に直接読み取る方法を用いても良い。尚、分光強度は、分光放射輝度等の他の分光特性値(色味を示す値)を用いても同一の議論が成立する。
次に、ブロンズ特性の測定結果の一例について、図5を用いて説明する。
図5は本発明の実施形態のブロンズ特性の測定結果の一例を示す図である。
501は、図4の分光強度401で示される試料Aのブロンズ特性である。502は、図4の分光強度402で示される試料Bのブロンズ特性である。503は、照明部(光源)301を、a*b*平面上にプロットしたものである。ブロンズ発生量は、abクロマの大きさ(つまり、a*b*平面における原点からの距離)で評価する。
ここでは、abクロマの大きさでブロンズ発生量を評価する方法を示しているが、これに限定されるものではない。例えば、図4に示す分光強度の最大値と最小値の差、あるいは、分光強度の強度方向へのばらつき(標準偏差等)等、正反射光の色付きの大きさを示すものであれば、何ら問題はない。
<重ね順決定部>
次に、図1のプリンタ1040の印刷に用いるインクドットの印刷媒体への重ね順を決定する、印刷データ生成モジュール1034による重ね順決定処理について、図6を用いて説明する。
図6は本発明の実施形態の印刷データ生成モジュールによる重ね順決定処理を示すフローチャートである。
ステップS61で、コンピュータ1020はプリンタ1040を制御することで、プリンタ1040に搭載する全てのインクの単色ベタパッチ画像を印刷媒体上に印刷して作成する。この際の印刷媒体は、所定のOHPシートや、PETシート等を用いて良い。その他にも、実際の印刷に用いる印刷用紙を用いても良い。また、パッチ画像を印刷する印刷媒体は、印刷設定画面201のコンボボックス203で指定された印刷媒体である。
次に、ステップS62で、コンピュータ1020はブロンズ測定装置1050を制御することで、ブロンズ測定装置1050によって、ステップS61にて印刷した全色の単色ベタパッチ画像について正反射光の分光強度を測定する。
ステップS63で、コンピュータ1020は、ブロンズ測定装置1050から、プリンタ1040に搭載されている全種類のインクについて、正反射光の分光強度を取得したか否かを判定する。ここで、プリンタ1040に搭載されている全種類のインクについて、正反射光の分光強度の測定が行われていない場合(ステップS63でNO)、ステップS61、ステップS62の処理を繰り返す。
プリンタ1040に搭載されている全種類のインクについて、正反射光の分光強度の測定が行われている場合(ステップS63でYES)、ステップS64で、この全種類のインクについて、ブロンズ発生量を算出する。このブロンズ発生量は、図4及び図5で説明したブロンズ算出処理によって算出する。
尚、このブロンズ算出処理は、上述のように、コンピュータ1020のプリンタドライバ1030の印刷データ生成モジュール1034によって実行する。
ステップS65で、コンピュータ1020は、算出したブロンズ発生量を特性データとして、図1に示すブロンズ特性DB1036に格納する。
そして、ステップS66で、プリンタドライバ1030(印刷データ生成モジュール1034)は、ブロンズ抑制処理(重ね順決定処理)として、得られるブロンズ発生量を用いて、ブロンズが発生しにくい順にインクを重ねて印刷するための重ね順を決定する。つまり、印刷データ生成モジュール1034は、画像を構成する一画素のブロンズ発生量が一番少ないインクが印刷媒体に対して一番上に重なるような印刷データを生成する。これにより、印刷媒体上に形成される出力画像のブロンズの発生を抑制することができる。
また、図6の処理を印刷設定画面201のコンボボックス203で指定された印刷媒体毎に実行することで、ブロンズ特性DB1036には、印刷媒体毎のブロンズ特性データを管理することが可能となる。
<ヘッドユニット部>
次に、プリンタ1040の記録剤(インク)を吐出して、印刷媒体上に画像を形成するための印刷ヘッドユニットの例について、図7を用いて説明する。
図7は本発明の実施形態のプリンタの印刷ヘッドユニットの一例を示す図である。
尚、印刷装置であるプリンタ1040は、複数種類の記録剤のそれぞれを吐出する複数のノズル群を有する印刷ヘッドユニットを備える。また、印刷ヘッドユニットと印刷媒体の少なくともいずれかを駆動して主走査を行う主走査駆動部と、その主走査が終了する度に印刷ヘッドユニットと印刷媒体の少なくともいずれかを駆動して副走査を行う副走査駆動部を備える。
本実施形態では、印刷ヘッドユニットを走査する方向である主走査方向は、印刷媒体を搬送する方向である副走査方向に対して垂直であるとする。また、印刷ヘッドユニット70に配置されている、3つの混色用ノズル群71、72、73は、副走査方向に沿って1列に配列されている。従って、3つの混色用ノズル群71、72、73は、主走査方向に垂直な方向(副走査方向)については、互いに重ならない位置に配置されることになる。
ここで、例えば、ノズル群71はシアンインクを吐出するノズル群であり、ノズル群72はマゼンタインクを吐出するノズル群であり、ノズル群73はイエローインクを吐出するノズル群である。
図7の左側には、繰り返し行われる主走査における、印刷ヘッドユニット70の副走査方向の位置が示されている。印刷ヘッドユニット70の下部に示す「パス」という文字は、主走査の回数を示す番号を意味している。例えば、「パスm+1」は(m+1)回目の主走査(mは整数)を意味し、「パスm+1」で示される印刷ヘッドユニット70は、m+1回目の主走査における、印刷ヘッドユニット70の副走査方向の位置を示している。
図中の2つの印刷ヘッド(例えば、パスm+1とパスm+2)をつなぐ矢印に添えられた「F」という文字は、2つの主走査の間に行われる、印刷媒体の副走査送りの送り量(搬送量)を意味する。その単位はドット(副走査方向の印刷解像度に相当するドットピッチ)である。図7の例では、各主走査が終了する度に、3ドットの送り量Fで副走査送りが実行される。
図7の例では、印刷ヘッドユニット70は、一定の走査範囲(主走査方向における最大印刷可能範囲)内で、その範囲の端部である一方のホームポジションから他方の端部までの間を往復走査することができる。本実施形態では、特に、主走査方向において、ホームポジションを起点に往方向(片方向)の走査のみ印刷する場合を片方向印刷と呼び、往復方向の両方向で印刷する場合を双方向印刷と呼ぶ。
図7では、この2種類の印刷の内、双方向印刷を行っている例を示している。ここで、双方向印刷は、上述のように、印刷ヘッドユニット70が印刷媒体に対し往復運動する主走査の内、往動時のみならず復動時にもインクドットを形成する印刷を意味する。また、各ノズルは、1回の走査において、各ラスタライン上の全画素位置の画素を記録対象としている。
図7の右側には、また、各主走査において、ラスタライン(主走査ラインとも呼ぶ)の記録に使用されるノズルとラスタライン番号とが点線でつながれている。例えば、ラスタライン番号がn+2(n:整数)であるラスタラインは、イエローノズル群73によるパスm(往動)、マゼンタノズル群72によるパスm+1(復動)、シアンノズル群71によるパスm+2(往動)の3回の走査で記録される。
他のラスタラインも、同様に、3回の走査によって、3つのインク(ここでは、イエロー、マゼンタ、シアン)のインクドットが、イエロー、マゼンタ、シアンの順に重ねて形成される。全ラスタラインのインクの重ね順は、主走査方向の上流側から下流側に向かう(印刷媒体の搬送方向に沿う)ノズル群の順序(イエローノズル群73、マゼンタノズル群72、シアンノズル群71の順)と同じ、イエロー、マゼンタ、シアンの順で記録される。
次に、インクドットの重なりの様子について、ブロンズ発生量が顕著な顔料インクの場合の例を、図8を用いて説明する。ここでは、ブロンズ発生量が、イエロー、マゼンタ、シアンの順で小さい場合の例を説明する。
図8は本発明の実施形態のインクドットの重なりの様子について、ブロンズ発生量が顕著な顔料インクの場合の例を示す図である。
図8では、印刷媒体801上に、図7に示す印刷ヘッドユニット70の上流側から下流側に向かうノズル群の順序に従い、イエロードット802、マゼンタドット803、シアンドット804が重なり、印刷媒体801面上に付着する。この場合、もっともブロンズ発生に関係するのは最表層のシアンドット804である。換言すれば、少なくともブロンズ発生量が最小の記録剤であるシアンが最上層となるように、各記録剤の重ね順が決定されている。
このように、印刷ヘッドユニット70において、全ての混色用ノズル群を副走査方向に沿って互いに重ならないように配置することで、双方向印刷を行いつつ、全てのラスタラインにおいてインクの重ね順を同一とすることができる。本構成によれば、ブロンズ発生量の大きいインクの上に、ブロンズ発生量の小さいインクを重ねることが可能である。また、色ムラの発生も抑えることができる。
ここでは、3つの混色用インクの場合で説明したが、これに限らず、特色インク、淡インク等が使われる場合、即ち、4種類以上の混色インクの場合でも同様の議論が成り立つ。
また、例えば、採用されるインクの種類に変更があった場合は、同様にブロンズ発生の大小を考慮してインクの差込位置を変更すれば良い。
また、重ね順を一意に決定できる印刷方法であれば、印刷方法は上述した方法に限らない。
また、図7では、双方向印刷の例で説明しているが、片方向印刷を行う場合にも、同様に、本発明を適用することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、複数種類の特定の混色用インクに関し、印刷媒体上で、ブロンズ発生量がより小さいインクが、ブロンズ発生量の大きいインクの上に重ねられるようにして印刷制御することができる。これにより、印刷媒体上で再現された色のブロンズ発生量をより抑制することができる。
以上、実施形態例を詳述したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施態様をとることが可能である。具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
尚、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラム(実施形態では図に示すフローチャートに対応したプログラム)を、システムあるいは装置に直接あるいは遠隔から供給する。そして、そのシステムあるいは装置のコンピュータが該供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合を含む。
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であっても良い。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスクがある。また、更に、記録媒体としては、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などがある。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続する。そして、その接続先のホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせる。そして、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される。また、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
本発明の実施形態の画像形成システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態のコンピュータのハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態のプリンタドライバUIの一例を示す図である。 本発明の実施形態のブロンズ測定装置の幾何光学系を示す概念図である。 本発明の実施形態のブロンズ特性を算出する方法を説明するための図である。 本発明の実施形態のブロンズ特性の測定結果の一例を示す図である。 本発明の実施形態の印刷データ生成モジュールによる重ね順決定処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態のプリンタの印刷ヘッドユニットの一例を示す図である。 本発明の実施形態のインクドットの重なりの様子について、ブロンズ発生量が顕著な顔料インクの場合の例を示す図である。
符号の説明
1010 表示部
1020 コンピュータ
1021 アプリケーションプログラム
1022 ビデオドライバ
1023 プリンタドライバUI
1030 プリンタドライバ
1031 解像度変換モジュール
1032 色変換モジュール
1033 HT作成モジュール
1034 印刷データ生成モジュール
1035 ルックアップテーブル
1036 ブロンズ特性DB
1040 プリンタ
1050 ブロンズ測定装置

Claims (17)

  1. 複数種類の記録剤によって画像を印刷媒体上に印刷する印刷装置における印刷データを生成する情報処理方法であって、
    前記印刷装置で使用する複数種類の記録剤それぞれの金属光沢特性を示す特性データを取得する取得工程と、
    前記取得工程で取得した前記複数の記録剤それぞれに対応する特性データが示す刺激値に基づいて、刺激値がより小さい記録剤が刺激値の大きい記録剤の上に重なって前記印刷媒体で画像が形成されるようにするための重ね順を決定する決定工程と、
    前記決定工程で決定した重ね順に従って、前記印刷データを生成する生成工程と
    を備えることを特徴とする情報処理方法。
  2. 前記印刷装置は、前記複数種類の記録剤のそれぞれを吐出する複数のノズル群を有する印刷ヘッドユニットと、
    前記印刷ヘッドユニットと前記印刷媒体の少なくともいずれかを駆動して主走査を行う主走査駆動部と、
    前記主走査が終わる度に前記印刷ヘッドと前記印刷媒体の少なくともいずれかを駆動して副走査を行う副走査駆動部と
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の情報処理方法。
  3. 前記取得工程は、測定装置から前記特性データを取得し、
    前記測定装置は、前記複数種類の記録剤を印刷媒体上に吐出して形成したパッチ画像の金属光沢特性を測定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理方法。
  4. 前記測定装置は、測定対象の前記印刷媒体からの正反射光の色味を示す値を前記特性データとして測定する
    ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理方法。
  5. 前記測定装置は、前記正反射光の分光強度のばらつきを測定する
    ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理方法。
  6. 前記生成工程は、前記印刷装置において前記印刷媒体上に印刷する画像を形成する全画素において、前記重ね順が同一になるように、前記印刷データを生成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理方法。
  7. 前記決定工程は、前記重ね順として、前記取得工程で取得した前記複数の記録剤それぞれに対応する特性データが示す刺激値の内、少なくとも最小の刺激値の記録剤が最上層となるような重ね順を決定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理方法。
  8. 前記印刷装置で使用する印刷媒体を指定する選択部と、前記決定工程の処理の実行の可否を選択するための処理選択部を少なくとも有する、印刷条件を設定するための印刷設定画面を表示する表示工程と、
    前記印刷設定画面を介して設定された印刷条件を入力する入力工程と、
    前記印刷条件に従って、前記決定工程の実行を制御する制御工程と
    を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の情報処理方法。
  9. 複数種類の記録剤によって画像を印刷媒体上に印刷する印刷装置における印刷データを生成する情報処理装置であって、
    前記印刷装置で使用する複数種類の記録剤それぞれの金属光沢特性を示す特性データを取得する取得手段と、
    前記取得手段で取得した前記複数の記録剤それぞれに対応する特性データが示す刺激値に基づいて、刺激値がより小さい記録剤が刺激値の大きい記録剤の上に重なって前記印刷媒体で画像が形成されるようにするための重ね順を決定する決定手段と、
    前記決定手段で決定した重ね順に従って、前記印刷データを生成する生成手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  10. 前記印刷装置は、前記複数種類の記録剤のそれぞれを吐出する複数のノズル群を有する印刷ヘッドユニットと、
    前記印刷ヘッドユニットと前記印刷媒体の少なくともいずれかを駆動して主走査を行う主走査駆動部と、
    前記主走査が終わる度に前記印刷ヘッドと前記印刷媒体の少なくともいずれかを駆動して副走査を行う副走査駆動部と
    を備えることを特徴とする請求項9に記載の情報処理装置。
  11. 前記取得手段は、測定装置から前記特性データを取得し、
    前記測定装置は、前記複数種類の記録剤を印刷媒体上に吐出して形成したパッチ画像の金属光沢特性を測定する
    ことを特徴とする請求項9に記載の情報処理装置。
  12. 前記測定装置は、測定対象の前記印刷媒体からの正反射光の色味を示す値を前記特性データとして測定する
    ことを特徴とする請求項11に記載の情報処理装置。
  13. 前記測定装置は、前記正反射光の分光強度のばらつきを測定する
    ことを特徴とする請求項12に記載の情報処理装置。
  14. 前記生成手段は、前記印刷装置において前記印刷媒体上に印刷する画像を形成する全画素において、前記重ね順が同一になるように、前記印刷データを生成する
    ことを特徴とする請求項9に記載の情報処理装置。
  15. 前記決定手段は、前記重ね順として、前記取得手段で取得した前記複数の記録剤それぞれに対応する特性データが示す刺激値の内、少なくとも最小の刺激値の記録剤が最上層となるような重ね順を決定する
    ことを特徴とする請求項9に記載の情報処理装置。
  16. 前記印刷装置で使用する印刷媒体を指定する選択部と、前記決定手段の処理の実行の可否を選択するための処理選択部を少なくとも有する、印刷条件を設定するための印刷設定画面を表示する表示手段と、
    前記印刷設定画面を介して設定された印刷条件を入力する入力手段と、
    前記印刷条件に従って、前記決定手段の実行を制御する制御手段と
    を更に備えることを特徴とする請求項9に記載の情報処理装置。
  17. 複数種類の記録剤によって画像を印刷媒体上に印刷する印刷装置における印刷データを生成する情報処理方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムであって、
    前記印刷装置で使用する複数種類の記録剤それぞれの金属光沢特性を示す特性データを取得する取得工程と、
    前記取得工程で取得した前記複数の記録剤それぞれに対応する特性データが示す刺激値に基づいて、刺激値がより小さい記録剤が刺激値の大きい記録剤の上に重なって前記印刷媒体で画像が形成されるようにするための重ね順を決定する決定工程と、
    前記決定工程で決定した重ね順に従って、前記印刷データを生成する生成工程と
    をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム。
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