JP2008234085A - 情報表示装置、情報表示方法、情報表示プログラム及び記録媒体 - Google Patents

情報表示装置、情報表示方法、情報表示プログラム及び記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】容易な操作をもって規格化乃至整形されたマーキングを行うことを可能にし、マーキングの作業を楽しいものにする。
【解決手段】表示画面を有し、所定の記録媒体に記録された文章を表示画面に表示させる表示装置と、ユーザーが表示画面上における指示点を指定入力するためのポインティング装置とを備える情報表示装置10において、指示点の移動に合わせて指示点の軌跡を表示し、軌跡に基づいて文章中の1又は複数の文字を指定文字として特定する。指定文字の指定入力の完了が検出された場合には、軌跡を消去し、マーキングを表示することが好ましい。
【選択図】図5

Description

本発明は、いわゆる電子書籍などの情報表示装置、情報表示方法、情報表示プログラム及びその記録媒体に関し、特に、小説などを始めとする文章を表示することができる情報表示装置、情報表示方法、情報表示プログラム及びその記録媒体に関する。
情報表示装置は、所定の記録媒体に記録された文章などの情報を読み込んで表示画面上に表示させる電子機器であり、紙に情報を印刷して表示する等の従来の方式に代わる新たな情報の伝達手段、取得手段として普及、拡大が見込まれている。情報表示装置の中でも、小説などの文章を表示させる電子書籍は、紙の書籍を読むのと同じような感覚で読書をすることが可能であるとともに、大量の情報をコンパクトに持ち運ぶことができ、検索や編集等を容易に行うことができるなど、文章データの電子化による種々の利便性をも享受することができる。
ところで、紙の書籍においては、文字や図表にカラーペンや蛍光ペンなどの筆記具で、傍線や丸囲みなどのマーキングを施すことが可能であり、同様の機能を情報表示装置において実現することが検討されている(特許文献1)。
しかしながら、情報表示装置では、紙の上でマーキングを行う場合と異なり、スタイラスなどのペン型指示器具やマウスなどを用いた操作によりマーキングが行われるため、定規で引いたようなきれいなマーキングを行うことは容易ではない。また、文字の表示サイズなどによっては、マーキングを施したいと思った文字からはみ出して線が引かれたり、線が短くなったりして、ユーザーの思い通りのマーキングを行うことが難しい。更に、ユーザーによっては、紙の書籍上でマーキングを行う場合との感覚の違いから、情報表示装置上においてマーキングを行う行為に違和感や味気なさを覚える場合がある。
特開2006−039783号公報
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、下記のいずれか1以上を達成することをその目的とする。
即ち、本発明の目的は、容易な操作をもって、きれいな直線や楕円などの規格化乃至整形されたマーキングを行うことが可能な情報表示装置、情報表示方法、情報表示プログラム及びこれを記録した記録媒体を提供することにある。
本発明の他の目的は、ユーザーがマーキングを施したいと思った文字を適切に修飾することが容易な情報表示装置、情報表示方法、情報表示プログラム及びこれを記録した記録媒体を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、マーキングの作業を楽しいものにし、マーキングをすることによって、面白み、爽快感或いは気持ち良さを感じることができる情報表示装置、情報表示方法、情報表示プログラム及びこれを記録した記録媒体を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、マーキングの作業を楽しいものにすることによって、電子的な装置上でマーキングをすることに対してユーザーが覚える場合のある違和感や味気なさを軽減することができる情報表示装置、情報表示方法、情報表示プログラム及びこれを記録した記録媒体を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、クイズの問題が出題され、その問題に対して容易な態様で解答を行うことができる情報表示装置、情報表示方法、情報表示プログラム及びこれを記録した記録媒体を提供することにある。
本発明は、上記課題を解決したものであり、
表示画面を有し、所定の記録媒体に記録された文章を前記表示画面に表示させる表示装置と、
ユーザーが前記表示画面上における指示点を指定入力するためのポインティング装置とを備える情報表示装置であって、
前記指示点の移動に合わせて前記指示点の軌跡を前記表示装置に表示させる軌跡表示手段と、
前記軌跡に基づいて前記文章中の1又は複数の文字を指定文字として特定する指定文字特定手段とを備えることを特徴とする情報表示装置(請求項1)、或いは、
表示画面を有し、所定の記録媒体に記録された文章を前記表示画面に表示させる表示装置と、ユーザーが前記表示画面上における指示点を指定入力するためのポインティング装置とを備える情報表示装置を用いた情報表示方法であって、
前記指示点の移動に合わせて前記指示点の軌跡を前記表示装置に表示させる軌跡表示手順と、
前記軌跡に基づいて前記文章中の1又は複数の文字を指定文字として特定する指定文字特定手順とを備えることを特徴とする情報表示方法(請求項11)、或いは、
表示画面を有し、所定の記録媒体に記録された文章を前記表示画面に表示させる表示装置と、ユーザーが前記表示画面上における指示点を指定入力するためのポインティング装置とを備える情報表示装置に実装されるコンピュータにおいて実行される情報表示プログラムであって、
前記指示点の移動に合わせて前記指示点の軌跡を前記表示装置に表示させる軌跡表示手順と、
前記軌跡に基づいて前記文章中の1又は複数の文字を指定文字として特定する指定文字特定手順とを前記コンピュータに実行させることを特徴とする情報表示プログラム(請求項12)、或いはこれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体(請求項13)である。
本発明のポインティング装置は、タッチパネルやデジタイザ、マウスなど、ユーザーにより指定される表示画面上の位置の検出を可能とすることができる任意の装置であり、非接触で表示画面上の位置を指示可能なポインティング装置であっても良い。
本発明の指定文字特定手段は、ユーザーにより指定される表示画面上の指示点が移動したときの当該指示点の軌跡に基づいて指定文字を特定するものであり、具体的な指定文字の特定方法としては、(1)表示画面に表示される文字のうちで、軌跡と交差又は接触する全ての文字を指定文字として特定する方法、(2)表示画面を複数の矩形の文字表示領域に区画し、各文字表示領域内に1文字を表示する場合において、軌跡が通過した文字表示領域に表示される文字の全てを指定文字として特定する方法、(3)上記の文字表示領域のうち、一定長以上の軌跡を含む文字表示領域に表示される文字を指定文字として特定する方法など種々の方法を例示することができ、指定文字特定手段は、そのような任意の方法により指定文字を特定するものとすることができる。
本発明によれば、ユーザーは、指示点の軌跡を視認しつつ指定文字の指定を行うことができるため、指定文字の指定作業を容易化することが可能である。
本発明では、所定の条件が満たされた場合に指定入力の完了を検出する入力完了検出手段と、前記表示画面上において前記指定文字に対するマーキングを行うマーキング手段とを更に備え、前記入力完了検出手段が指定入力の完了を検出した場合に、前記軌跡表示手段が前記軌跡を消去させ、前記マーキング手段が前記指定文字に対するマーキングを前記表示装置に表示させること(請求項2)が好ましい。
かかる発明では、ポインティング装置を用いて表示画面に表示される文章上に指示点の軌跡を描くことにより指定した指定文字にマーキングが表示されるため、ユーザーは、紙に印刷された文章を読む場合と同じように、文章中における印象に残った部分、面白く感じた部分、重要であると思った部分などにマーキングを施しながら文章を読むことが可能になる。
また、本発明では、文章上において指示点の軌跡が描画されるため、ユーザーは、文章中のどの部分を指定したかを視覚的に確認しながらマーキングを行うことが可能である。
更に、本発明では、入力完了検知手段により指定入力の完了が検知された場合には、表示画面上において、指示点の軌跡が消去されて指定文字に対するマーキングが行われる。ここで、指示点の軌跡は、ユーザーがポインティング装置を用いて入力するものであるために、蛇行や折れ曲がりなどが含まれるフリーハンド的なラインとなるのに対して、マーキング手段によるマーキングは、直線度、曲率、線幅、色彩、指定文字の表示位置に対する相対的な位置関係などにおいて規格化乃至整形された表示とすることが可能である。従って、フリーハンド的なラインが規格化され、整形されたマーキングに変換される様によって、ユーザーは、面白み、爽快感、或いは気持ち良さをなどを感じつつ文章へのマーキングを行うことが可能になる。
本発明における入力完了検出手段は、所定の条件が満たされた場合に指示点の移動の完了を検出するものであるが、ここでの所定の条件としては、例えば、(1)ポインティング装置がスタイラス等の接触により指示点を検出するタッチパネルである場合には、タッチパネルからスタイラスが離れたことを所定の条件とし、(2)表示画面に複数行の文章が表示される場合には、軌跡の開始点が位置する行の外に指示点が移動したことを所定の条件にするなどを例示することができる。接触により指示点を検出しない、マウスなどの場合は、ボタン操作などを条件としてもよい。
本発明におけるマーキングは、指定文字に付される視覚的に認識可能な目印、標識又は修飾であり、具体的なマーキングの態様としては、指定文字に対して所定の位置関係をもって表示される無彩色の又は各種色彩が付された傍線、傍点、下線、消し線、丸囲み、四角囲み等の線図、指定文字の文字色や背景色の変更などを例示することができる。
本発明では、個々の前記指定文字について、前記マーキングの態様の指定を受け付けるマーキング態様指定手段を更に備え、前記マーキング手段は、それぞれの前記指定文字に対して、マーキング態様指定手段により受け付けられた態様で前記指定文字に対するマーキングを行うこと(請求項3)が好ましく、これにより、文章中における印象に残った部分、面白く感じた部分、重要であると思った部分などにそれぞれ異なる態様のマーキングを施すことが可能となり、文章の内容の整理や文章に対する理解を深めるなどに役立てることが可能になる。
本発明では、それぞれが1又は複数の前記指定文字を記録する複数の指定文字記録手段と、一の前記指定文字記録手段に記録された前記指定文字に対するマーキングと、他の前記指定文字記録手段に記録された前記指定文字に対するマーキングとを対比して表示させる対比モードの指定を受け付ける対比モード選択手段とを更に備え、前記対比モードが指定された場合には、前記マーキング手段は、一の前記指定文字記録手段に記録された前記指定文字に対するマーキングと、他の前記指定文字記録手段に記録された前記指定文字に対するマーキングとを同時に表示させること(請求項4)が好ましい。
かかる発明では、本発明の情報表示装置を用いて2人(又は3人以上)のユーザーが、文章中における印象に残った部分、面白く感じた部分、重要であると思った部分などにマーキングを施しつつ読書を行った場合に、それぞれのユーザーがマーキングを施した部分(指定文字)やマーキングの種類を対比し、他のユーザーの読書感を楽しんだり、参考にしながら読書を行うなど、従来にない新たな読書の形態を提供することができる。
或いは、期間を置いて同じ文章を2度読んだ場合に、過去に読んだときのマーキングと、今回読んだときのマーキングを対比し、その文章に対する自身の理解の仕方や読書感の変化を楽しみながら読書を行うなど、従来にない新たな読書の形態を提供することができる。
この場合、前記対比モード選択手段により前記対比モードの指定が受け付けられたときに、前記マーキング手段は、一の前記指定文字記録手段に記録された前記指定文字に対するマーキングと、他の前記指定文字記録手段に記録された前記指定文字に対するマーキングとをそれぞれ異なる態様で表示させること(請求項5)が好ましく、これにより、他のユーザーが施したマーキングとの対比や、過去に読んだときと今回読んだときのマーキングの対比などを分かり易くすることができる。
本発明では、前記指定文字特定手段は、所定の構文単位で前記指定文字の特定を行うこと(請求項6)が好ましい。
本発明における構文単位とは、単語、文節、句、段落などの文章を構成する何らかの意味での纏まりを形成する一塊りの文字(1又は複数の文字の集合)である。
一般には、文章中の特定の一部分を指定する作業は、その部分を編集したり、マーキングを施すなどを目的として行われる場合が多いが、そのような目的の下では、意味上や文法上など、何らかの意味での纏まりのある一塊りの文字(単語、文節、句、段落など)単位で指定することが便宜であると考えられる。
本発明の指定文字特定手段は、そのような纏まりのある一塊りの文字(単語、文節、句、段落など)を単位として指定文字を特定するため、上記のような目的をもって文章の一部分を指定する作業を容易化することができる。
なお、本発明の指定文字特定手段は、文章のある部分では単語単位で指定文字を特定し、他の部分では段落単位で指定文字を特定するなど、単一の文章中において複数種類の構文単位で指定文字を特定するよう構成しても構わない。
本発明では、前記文章は、前記構文単位で前記文章を区切る区切り情報が設定された状態で前記所定の記録媒体に記録されていること(請求項7)が好ましい。
即ち、指定文字特定手段が構文単位で指定文字の特定を行うに際しては、例えば、「http://chasen.naist.jp/hiki/ChaSen/」において入手できる「茶筅」などの適当な構文解析ツールを用いて文章を分解することにより得られる所定の構文単位毎に指定文字を特定することも可能であるが、情報表示装置において上記のようなツールによる構文解析と、指定文字の特定やマーキングの表示などの処理とを並行して実行すると、計算負荷が過大となる場合が考えられる。また、上記のようなツールによる自動解析では、必ずしもユーザーの使用目的に適合した適切な構文単位に文章を分解できない場合がある。従って、小説のような、予め用意された文章であれば、構文単位で文章を区切る区切り情報を予め設定した文章を使用することにより、情報処理装置における計算負荷を軽減することが可能となり、或いはユーザーの使用目的に適合した適切な構文単位での指定文字の特定を確実に行うことが可能となる。
なお、本発明における区切り情報は、全てマニュアル操作により設定することも可能であり、或いは何らかの構文解析ツールを用いた自動解析により各構文単位に区切り情報を設定することも可能であり、或いは上記のような構文解析ツールを用いた自動解析により各構文単位に区切り情報を設定した後に、マニュアル操作での手直しを行う態様で区切り情報を追加、削除することで区切り情報を整備することも可能である。
本発明では、前記表示画面において前記文章は複数行で表示され、前記指定文字特定手段は、前記軌跡の開始点が位置する行内において前記指定文字を特定すること(請求項8)が好ましく、これにより、指定文字の指定作業を容易にすることができる。
本発明では、前記文章がクイズの問題の少なくとも一部であり、前記指定文字の指定により前記問題に対する解答の受け付けが行われるもの(請求項9)とし、或いは更に、前記指定文字を前記表示画面か、別途設けられた他の表示画面に表示させる指定文字表示手段を更に備えるもの(請求項10)とすることができ、これにより、クイズの解答の入力を容易にし、新鮮かつ面白みのある態様でのクイズに対する解答の入力が可能になる。
以下、添付図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。
図1は本発明の1実施形態に係る情報表示装置10、又は本発明の1実施形態に係る情報表示プログラムにより動作する情報表示装置10、又は本発明の1実施形態に係る情報表示方法を実行することができる情報表示装置10の外観構成を示す斜視説明図である。
図示されるように、情報表示装置10は、上側筐体11a及び下側筐体11bを有している。
上側筐体11aには、表示画面12aを有する第1表示装置12が取り付けられている。
下側筐体11bには、表示画面13aと、当該表示画面13aを覆うタッチパネル13bを有する第2表示装置13が取り付けられており、表示画面13aの表面に指先やスタイラス17などを接触させたときに、表示画面13a上における接触位置(XY座標)が指示点としてタッチパネル13bにより検出される。
上記表示画面12a、13aの画像表示の解像度や、タッチパネル13bにおける接触位置の解像度(検出精度)はいずれも任意とすることができるが、本実施形態においては、表示画面12a、13aの解像度はともに256dot×192dotであり、タッチパネル13bは、表示画面13aの解像度と同じ256dot×192dotの解像度で表示画面13a上の接触位置を検出できる仕様とされている。
表示装置12、13は、液晶ディスプレイやCRTなどの任意の表示装置により構成することが可能であり、タッチパネル13bには、抵抗膜方式や静電容量方式など任意のタイプのものを使用することが可能である。
下側筐体11bは更に、電源スイッチ14a、十字キー14b、スタートボタン14c、セレクトボタン14d、Aボタン14e、Bボタン14f、Xボタン14g、Yボタン14h、Lボタン14iおよびRボタン14jなどの操作部材を備え、上側筐体11aには、左右のスピーカ15a、15bの音声を出力するためのスピーカ口15が形成されている。
下側筐体11bの背面には、本発明に係る情報表示プログラムPや表示画面13aにおいて表示される文章のためのデータDa〜Dnを記録した記録媒体であるメモリーカード16やスタイラス17を収納するための挿入口が設けられている。
図2は、上記情報表示装置10のハードウェア構成を示す説明図である。
図示のように、この情報表示装置10には、制御手段としてのCPU(Central Processing Unit、中央処理装置)21が搭載され、当該CPU21にはシステムバス22を介してROM23、RAM24、第1GPU25a、第2GPU25b、記録媒体ドライブ26、入出力回路27が接続されている。
ここで、CPU21は、情報表示装置10の制御動作の中枢となり、システムバス22を介して他の構成要素と制御信号やデータ信号等の受け渡しを行って装置全体を統括的に制御する中央演算処理装置であり、メモリーカード16上の複数の文章データDa〜Dnから選択されてRAM24上に読み込まれたいずれかの文章データDを表示画面13aにおいて表示させ、本発明に係る情報表示プログラムPやタッチパネル13bなどからの信号に従って、表示画面13a上に表示される文章に対するマーキングを行うなどの処理を実行するものである。
ROM23は、装置の起動時に使用する起動用プログラムや装置を動かすための基本的なシステムプログラム等を格納する読み出し用のメモリである。
RAM24は、メモリーカード16から読み出した情報表示プログラムPを展開する領域、メモリーカード16から読み込まれた文章データDを記録する領域、作業中のデータを一時記録するための領域などをCPU21に提供する書き換え可能な揮発性又は不揮発性のメモリである。
第1GPU25aは、情報表示プログラムPにより指定される所定のアルゴリズムに従って参考画面などを表示するための画像データを生成し、これを第1VRAM28aに描画する処理を実行する。第2GPU25bは、同様に、情報表示プログラムPにより指定される所定のアルゴリズムに従って、RAM24に記録される文章データDに所定の処理を施して後述の文章画面60などの画像データを生成し、これを第2VRAM28bに描画する処理を実行する。
第1、第2VRAM28a、28bにはLCDコントローラ29が接続されており、LCDコントローラ29は、CPU21からの指示に応じて、第1、第2VRAM28a、28bに描画された画像データを所定のフレームレートで第1、第2表示装置12、13に出力する。
記録媒体ドライブ26は、メモリーカード16のROM領域16aに記録される情報表示プログラムPや文章データDa〜Dnの読み込みを行う他、指定文字記録手段42に記録されたマーキングデータMDやしおりデータなどをメモリーカード16のRAM領域16bに書き込むなどの処理を行うものである。
入出力回路27は、タッチパネル13bやその他の操作部材14a〜14jからの操作信号を受信してCPU21に送信し、CPU21において生成された音声信号をスピーカ15a、15bに出力するなどの処理を実行する。
なお、上記のような情報表示装置10の構成は単なる一例に過ぎず、本発明は、タッチパネルやマウス等のポインティング装置と少なくとも1つの表示装置とを有する任意のコンピュータシステムに適用することができる。また、本発明のゲームプログラムPや文章データDなどは、メモリーカード16などの外部記憶媒体を通じてコンピュータシステムに供給されるだけでなく、有線または無線の通信回線を通じてコンピュータシステムに供給されても良いし、コンピュータシステム内部の不揮発性記憶装置に予め記録されていても良い。
図3は、上記情報表示装置10と組み合わせて好適に使用することができるメモリーカード16に記録されるデータ構成を示す説明図である。
図示のように、メモリーカード16は、ROM領域16a及びRAM領域16bを備えており、ROM領域16aには、本発明に係る情報表示プログラムP、複数の文章データDa〜Dn及び複数のクイズ問題及びその解答よりなるクイズデータQが記録されている。
また、RAM領域16bには、指定文字記録手段42に記録されたマーキングデータMDやしおりデータなどを記録できる3つのユーザーファイルUFa〜UFcと、マーキングの手本となる手本マーキングデータGMDや、各手本マーキングデータGMDについての解説を表示するための解説データGCが記録される手本ファイルGFのための記録領域が確保されている。
図4は、RAM24に記録される文章データDa〜Dnの例示的なデータ形式を概念的に示す説明図である。
図4に例示される文章データは、太宰治作の小説「走れメロス」の文章データDaであり、当該小説を構成する日本語の文章がテキスト形式で記録されている。また、当該テキストの文章中に挿入された「/」とこれに続く数字よりなる符号D1は、文章を所定の構文単位で区切る区切り情報であり、符号D1中の数字の部分は各構文単位を一意に識別するための識別番号である。即ち、文章データDa冒頭の「メロス」の3文字は識別番号が「1」の構文単位であり、これに続く「は」の1文字及び「激怒」の2文字は、それぞれ識別番号が「2」及び「3」の構文単位である。なお、本実施形態では、構文単位として単語に近い概念が使用されており、構文解析ツールである「茶筅」によって「走れメロス」の文章を単語毎に分解し、更に、一般のユーザーがこの文章にマーキングを施す場合に、一括してマーキングできれば便利に感じるであろう単位(何らかの纏まりのある意味を読み取ることができる単位)に文章が区切られるように、マニュアル操作(手作業)により適宜、区切り情報D1の追加、削除が行われている。また、文章データDa中の「/r」の符号D2はルビを示している。
図5は、CPU21が本発明に係る情報表示プログラムPをRAM24上において展開、実行することにより実現される機能構成を示す説明図である。
図示のように、情報表示装置10は、動作選択手段30、文章表示手段31、メニュー処理手段32、指示点検出手段33、軌跡表示手段34、入力完了検出手段35、指定文字特定手段36、マーキング手段37、マーキング消去手段38、マーキング対比手段39及びクイズ手段40と、RAM24において所定のデータ記録を行う文章記録手段41、指定文字記録手段42及び対比指定文字記録手段43とを備えている。
動作選択手段30は、情報表示装置10の電源スイッチ14aが投入された時点で表示画面13aに表示されるメインメニュー画面50でのスタイラス17による操作に従って、情報表示装置10において実行される処理の選択を受け付けるものである。
図6(A)は、上記メインメニュー画面50の例示的な構成を示す説明図である。
図示のように、メインメニュー画面50には、「名作を読む」及び「日本語ドリル」2つの選択項目50a、50bが表示されており、スタイラス17でいずれかの選択項目50a、50bをタッチすることにより、動作選択手段30は、それぞれに割り当てられた動作を実行する。
即ち、「名作を読む」の選択項目50aがタッチされた場合には、動作選択手段30は、表示画面13aの表示を図6(B)に示す文章選択画面51に切り替え、当該文章選択画面51に表示される文章選択肢51a〜51nのいずれかがスタイラス17により指定された場合には、指定された文章選択肢51a〜51nに対応する文章データDa〜Dnをメモリーカード16から文章記録手段41に複写する処理を実行し、表示画面13aにおいて当該複写された文章データDa〜Dnの表示を実行させるべく、所定の文章表示信号を文章表示手段31に送信する。なお、図6(B)の文章選択画面51では、5つの文章選択肢51a〜51eのみが表示されているが、上下方向ボタン52a、52bをスタイラス17で操作することにより、1画面で表示できない他の文章選択肢51f〜51nをスクロール表示させることが可能である。
また、メインメニュー画面50において「日本語ドリル」の選択項目50bがタッチされた場合には、動作選択手段30は、表示画面13a上でのクイズの問題の出題とユーザーにより入力されるその問題に対する解答の受け付けを実行させるべく、所定のクイズ信号をクイズ手段40に送信する。
文章表示手段31は、動作選択手段30からの上記文章表示信号を受信することにより起動し、文章記録手段41に記録されるいずれかの文章データDa〜Dnに基づいて、表示画面13aに文章画面60を表示するための画像データを生成する処理を実行するものである。なお、以下の説明では、文章記録手段41には文章データDaが記録されているものとして説明する。
図7(A)は、文章表示手段31により表示される文章画面60の例示的な態様を示す説明図であり、文章画面60は、文章記録手段41に記録された文章データDaにおける特定ページの文章が複数行L1〜L9に渡って表示される文章表示部61と、複数のメニュータブ62a〜62c及び頁ボタン62dが表示されるメニュー部62から構成されている。
なお、本実施形態では、文章表示手段31、メニュー処理手段32、軌跡表示手段34、マーキング手段37などにより生成される画像データは、それぞれ異なるレイヤーデータとして第2VRAM28bに記録され、LCDコントローラ29はその複数のレイヤーデータが重ね合わされた画像データを表示画面13aに出力するものとされており、第2VRAM28bにおいては、上記文章表示部61の画像は文章レイヤーのデータとして、上記メニュー部62の画像はメニューレイヤーの画像として記録される。
また、図7(A)では、マトリクス状に区画された9行12段計108個の矩形のマス目Rが破線で示されているが、このマス目Rは、1文字が表示される表示画面13a上の領域である文字表示領域を示すための説明線であり、表示画面13aに当該文字表示領域Rを示すための表示が現実になされる訳ではない。
文章画面60のメニュー部62において、頁ボタン62dがスタイラス17により操作された場合、文章表示手段31は、文章データDaにおける前ページ又は次ページの部分の文章を文章表示部61に表示させる処理を実行する。
メニュー処理手段32は、文章画面60におけるメニュー部62でのスタイラス17による操作に従って各種メニュー操作を受け付けるものであり、マーキング態様指定手段32a、補助機能処理手段32b及び表示設定手段32cを有している。
マーキング態様指定手段32aは、指定文字に対して行われるマーキングMの表示態様の指定を受け付けるものである。具体的には、マーキング態様指定手段32aは、メニュー部62のペンタブ62aがスタイラス17で操作されると、図7(B)に示すように、ペンタブ62aからメニューパレット63を展開させ、当該パレット63において、赤ボタン63a、青ボタン63b及び緑ボタン63cのいずれかがタッチされると、以降の指定入力によって特定される指定文字についてのマーキングMの表示色をそれぞれ、「赤」、「青」及び「緑」に設定し、線種ボタン63dがタッチされる毎に、以降のマーキングMの形状を「直線」と「丸囲み」の間で変更する処理を実行する。また、消しゴムボタン63eがタッチされた場合には、マーキング態様指定手段32aは、マーキングの消去を実行させるべく、所定の消去信号をマーキング消去手段38に送信する。メニューパレット63において閉ボタン63fがタッチされると、マーキング態様指定手段32aはメニューパレット63を閉じ、表示画面13aの表示を図7(A)の状態に復帰させる。
補助機能処理手段32bは、しおりの設定、マーキングデータのメモリーカード16への記録、用語解説の表示、対比モードの指定などの各種機能の受け付けを実行するものである。具体的には、メニュー部62の補助機能タブ62bがスタイラス17で操作されると、補助機能処理手段32bは、図7(C)に示すように、メニュー部62からメニューパレット64を展開させ、当該パレット64において、しおりボタン64aがタッチされると、その時点で表示されているページにしおりを設定する処理を実行する。
パレット64においてファイルボタン64bがタッチされると、補助機能処理手段32bは、ファイルボタン64bからサブメニュー65を展開させ、それまでの操作により入力されたユーザーデータのメモリーカード16への記録処理を実行する。
図8(A)は、上記サブメニュー65の例示的な態様を示す説明図である。
図示のように、サブメニュー65には、保存先のファイル65a〜65cが3種類表示されており、スタイラス17でいずれかのファイル65a〜65cが選択されると、補助機能処理手段32bは、メモリーカード16における対応するユーザーファイルUFa〜UFcに指定文字記録手段42に記録されたマーキングデータMDやしおりデータなどのユーザーデータを記録する処理を実行する。
従って、本実施形態の情報表示装置10を複数のユーザーが使用する場合には、それぞれのユーザーにより設定されたマーキングデータMDをそれぞれ別々のユーザーファイルUFa〜UFcに記録することができる。有線または無線の通信回線を通じて、もしくは外部記憶媒体を介して、他のユーザーにより設定されたマーキングデータMDを取得するようにしてもよい。また、本実施形態の情報表示装置10を一人で使用する場合において、ある時期に文章データDaの文章を読書した際のマーキングデータMDを例えばユーザーファイルUFaに記録し、その時期から期間を置いて再度文章データDaの文章を読書した際のマーキングデータMDを例えばユーザーファイルUFbに記録するなど、読書をした時期毎のマーキングデータMDをそれぞれ別々のユーザーファイルUFa〜UFcに記録することも可能である。
パレット64において解説ボタン64cがタッチされると、補助機能処理手段32bは、文章中の用語の解説などを例えば表示装置12において表示させるなどの処理を実行する。
パレット64において対比ボタン64dがタッチされると、補助機能処理手段32bは、当該対比ボタン64dからサブメニュー66を展開させ、マーキングMの対比表示を行う相手方のデータ指定を受け付ける処理を実行する。
図8(B)は、上記サブメニュー66の例示的な態様を示す説明図である。
図示のように、サブメニュー66には、マーキングの対比表示を行う相手方のデータとして、手本ファイル66a及び3つのユーザーファイル66b〜66dが表示されており、スタイラス17による操作で手本ファイル66aが選択された場合には、補助機能処理手段32bは、メモリーカード16の手本ファイルGFにおける手本マーキングデータGMD及び解説データGCを対比指定文字記録手段43に複写し、ユーザーファイル66b〜66dのいずれかが選択された場合には、メモリーカード16の対応するユーザーファイルUFa〜UFcにおけるマーキングデータMDを対比指定文字記録手段43に複写する処理を実行する。
補助機能処理手段32bは、上記のデータ複写を行った後、文章表示部61におけるマーキングの対比表示を実行させるべく、所定の対比信号をマーキング対比手段39に送信する。
表示設定手段32cは、メニュー部62の設定タブ62cがスタイラス17で操作された場合に動作し、文章表示部61に表示される文章の文字フォントの種類やサイズ等の指定を受け付けるものである。
指示点検出手段33は、タッチパネル13bから出力される信号に基づいて、スタイラス17が接触した表示画面13a上の指示点の位置座標を導出し、これを軌跡表示手段34、入力完了検出手段35、指定文字特定手段36及びマーキング消去手段38に通知するものである。
軌跡表示手段34は、指示点検出手段33から時々刻々通知される指示点の位置座標に基づいて指示点の軌跡の画像を描画する処理を実行し、入力完了検出手段35から所定の入力完了信号を受信する毎に、それまでに描画した軌跡を消去する処理を実行する。
入力完了検出手段35は、所定の条件が成立した場合に上記入力完了信号を軌跡表示手段34及び指定文字特定手段36に送信するものである。
本発明における上記所定の条件は、1つの指定文字を指定するためのユーザーによる指定入力の完了を合理的に推認できる任意の条件とすることができるが、本実施形態の入力完了検出手段35は、指示点検出手段33から最初の位置座標の通知があった以降に、位置座標の通知が無くなった時点で上記所定の条件の成立を判定するものとされている。
指定文字特定手段36は、入力完了検出手段35からの入力完了信号の受信により動作し、軌跡表示手段34により描画された軌跡(入力完了信号を受信するまでに指示点検出手段33から通知された全ての位置座標)に基づいて指定文字の特定を行い、特定した指定文字についてのマーキングデータMDを指定文字記録手段42に記録するものである。
本発明における軌跡に基づく指定文字の特定方法は、軌跡と特定される指定文字との対応にユーザーが大きな違和感を感じない方法である限り任意とすることができるが、本実施形態の指定文字特定手段36は、表示画面13aを各構文単位が表示される矩形の構文単位領域K1〜Knに区画し、軌跡Tの始点が位置する行L1〜L9内にある構文単位領域K1〜Knであって、構文単位領域K1〜Kn内における軌跡Tの字送り方向(行方向に垂直な方向)の寸法が、構文単位領域K1〜Knの字送り方向寸法の所定割合以上である場合に、その構文単位領域K1〜Kn内の構文単位を指定文字として特定するものとされている。なお、上記構文単位領域K1〜Knは、各構文単位を構成する文字についての文字表示領域Rを併せた領域である。ユーザーの意図した文字を適切に指定文字として特定することを可能とするためには、上記所定割合は、30〜80%程度とすることが好ましく、本実施形態では40%されている。
図9(A)は、指定文字特定手段36による指定文字の特定の態様を示す説明図であり、この図では、文章表示部61において、文章データDa中の区切り情報D1、D2・・・により規定される構文単位のいくつか(「メロス」、「は」、「かの」、「邪智暴虐」及び「除かなければ」の5つの構文単位)についての構文単位領域K1〜K5が枠線により示されている。
図中、Ta〜Tcは、軌跡表示手段34により描画された軌跡であり、その上端及び下端の黒丸は、それぞれ軌跡Ta〜Tcの始点及び終点である。
軌跡Taに関しては、始点が位置する行L1内において、軌跡Taが通過する構文単位領域はK1及びK2の2つである。構文単位領域K1内における軌跡Taの字送り方向(図中の矢印X方向)の寸法は、当該構文単位領域K1の字送り方向寸法の40%以上であるが、構文単位領域K2内における軌跡Taの字送り方向寸法は、構文単位領域K2内の字送り方向寸法の40%に満たない。このため、軌跡表示手段34により軌跡Taが描画された場合には、指定文字特定手段36は、構文単位領域K1内の構文単位である「メロス」のみを指定文字として特定する。
軌跡Tbに関しては、軌跡Tbが蛇行して、始点が位置する行L2の隣の行L1における構文単位領域K2を通過しているが、指定文字特定手段36は、軌跡の始点が位置する行内においてのみ指定文字の特定を行うため、構文単位領域K2内の構文単位である「は」は指定文字としては特定されない。軌跡Tbの始点が位置する行L2においては、2つの構文単位領域K3及びK4内における軌跡Tbの字送り方向寸法が、それぞれの構文単位領域K3及びK4の字送り方向寸法の40%以上であるため、指定文字特定手段36は、これらの構文単位領域K3及びK4内の構文単位である「かの」及び「邪智暴虐」を指定文字として特定する。
軌跡Tcに関しては、始点が位置する行L2内において軌跡Tcが通過する構文単位領域はK5のみである。ここで、構文単位領域K5内の構文単位である「除かなければ」は、行L2及び行L3の2行に渡って表示されているが、構文単位領域K5内における軌跡Tcの字送り方向寸法は、当該構文単位領域K5の字送り方向寸法の40%以上であるため、指定文字特定手段36は、構文単位領域K5内の構文単位である「除かなければ」を指定文字として特定する。
図9(B)は、指定文字特定手段36により指定文字記録手段42に記録されるマーキングデータMDのデータ内容を概念的に示す説明図である。
図示のように、マーキングデータMDは、「データ番号」、「開始識別番号」、「終了識別番号」、「色情報」及び「形状情報」の5つのデータ要素から構成されている。
ここで、「データ番号」は、各マーキングデータMDに付される連番である。
「開始識別番号」及び「終了識別番号」は、指定文字を構成する構文単位のうちの最初の構文単位及び最後の構文単位の識別番号であり、例えば、「データ番号」が「3」のマーキングデータMDでは、識別番号が「9」の構文単位から識別番号が「10」の構文単位までの「かの暴虐那智」の6文字が指定文字であることが示されており、「データ番号」が「6」のマーキングデータMDでは、識別番号が「57」の構文単位から識別番号が「62」の構文単位までの「人一倍に敏感であった」の10文字が指定文字であることが示されている。従って、「開始識別番号」及び「終了識別番号」が同一であるマーキングデータMD(例えば、「データ番号」が「1」、「2」、「4」のマーキングデータMD)では、単一の構文単位が指定文字として特定されていることになる。
「色情報」及び「形状情報」は、マーキング態様指定手段32aにより受け付けられたマーキングMの表示色及び形状を示している。
指定文字特定手段36は、図9(A)について上記した態様で指定文字を特定する毎に、図9(B)の態様のマーキングデータMDを指定文字記録手段42に記録する処理を実行する。
なお、指定文字特定手段36は、新たに指定文字記録手段42に記録するマーキングデータMDにおける指定文字が、既に指定文字記録手段42に記録されたマーキングデータMDにおける指定文字と同一であるか、或いはその前後の構文単位を含んでおり、両マーキングデータMDの「色情報」及び「形状情報」が同一である場合には、その2つのマーキングデータMDを単一のマーキングデータMDに書き替える処理を実行する。例えば、図9(B)における「データ番号」が「1」のマーキングデータMDが既に指定文字記録手段42に記録されている状態で、「色情報」を「赤」、「形状情報」を「直線」として識別番号が「2」である構文単位「は」が新たに指定文字として特定された場合には、「データ番号」が「1」のマーキングデータMDにおける「終了識別番号」を「2」に書き替える処理が実行される。
その一方で、指定文字特定手段36は、新たに指定文字記録手段42に記録するマーキングデータMDにおける指定文字が、既に指定文字記録手段42に記録されたマーキングデータMDにおける指定文字と同一であっても、「色情報」又は「形状情報」が相違している場合には、当該新たなマーキングデータMDは、既に指定文字記録手段42に記録されたマーキングデータMDとは独立のデータとして指定文字記録手段42に記録される。例えば、図9(B)における「データ番号」が「1」及び「2」のマーキングデータMDが既に指定文字記録手段42に記録されている状態で、識別番号1の「メロス」の構文単位が新たに指定文字として特定された場合でも、「色情報」が「青」、或いは「形状情報」が「丸囲み」である場合には、そのマーキングデータMDは、「データ番号」が「1」及び「2」のマーキングデータMDとは独立のデータとして指定文字記録手段42に記録される。
また、補助機能処理手段32bにより対比指定文字記録手段43に記録される手本マーキングデータGMD及びマーキングデータMDは、図9(B)について上記したマーキングデータMDと同様のデータ形式を有している。解説データGCは、各手本マーキングデータGMDについてのマーキングを行った理由などを説明する文章よりなるテキストデータであり、各解説データGCは、それぞれの手本マーキングデータGMDのデータ番号と関連付けて対比指定文字記録手段43に記録される。
マーキング手段37は、指定文字記録手段42に記録されたマーキングデータMDに従って文章表示部61においてマーキングMを表示する処理を実行するものである。
図10(A)は、図9(B)のマーキングデータMDが指定文字記録手段42に記録されている場合の文章表示部61におけるマーキングの表示態様を示す説明図であり、図中のマーキングM1〜M6は、それぞれ図9(B)における「データ番号」が「1」〜「6」のマーキングデータMDに対応する。図10(A)中の符号M1〜M6の下部に示した(r)、(b)及び(g)の符号は、それぞれ、マーキングM1〜M6の表示色が「赤」、「青」及び「緑」であることを示している。マーキング手段37により表示されるマーキングM1〜M6は、文字表示領域Rにおける位置(例えば、文字表示領域Rの右端からのポイント数)、線幅、形状が「丸囲み」のマーキングM(例えば、マーキングM5)の場合における上下の曲率などが規格化されている。
このように、本実施形態の情報表示装置10では、表示画面13a上でのスタイラス17による指示点の移動軌跡(例えばTa)が軌跡表示手段34により描画され、スタイラス17が表示画面13aから離間した時点で入力完了検出手段35が指定入力の完了を検知し、軌跡表示手段34により描画された軌跡(例えばTa)が消去されるとともに、マーキング手段37によるマーキング(例えばM1)が新たに表示される。従って、フリーハンド的なラインである軌跡が、整形され、或いは規格化されたマーキングに変換される様によって、ユーザーはマーキングを楽しく行うことができ、或いはマーキングを行うことに爽快感或いは気持ち良さを感じることができる。
マーキング消去手段38は、マーキング態様指定手段32aから消去信号を受信することにより起動し、当該信号を受信した以降にスタイラス17により指定されたマーキングMについてのマーキングデータMDを指定文字記録手段42から消去する処理を実行する。これにより、文章表示部61における当該マーキングMの表示が消去されることになる。なお、どのような態様の操作が行われた場合に、消去対象のマーキングMの指定がなされたものとするかは任意であるが、本実施形態におけるマーキング消去手段38は、表示画面13a上におけるマーキングMの表示部位の1点にでもスタイラス17がタッチしたこと場合には、そのマーキングMを消去するものとされており、例えば、マーキング消去手段38が消去信号を受信した後に、スタイラス17で図10(A)に示す軌跡Tdが描かれた場合には、マーキング消去手段38により、マーキングM1〜M3及びM5についてのマーキングデータMDを指定文字記録手段42から消去する処理が実行され、それまでマーキング手段37により表示されていたこれらのマーキングM1〜M3及びM5が表示画面13a上で消去される。
マーキング対比手段39は、補助機能処理手段32bからの対比信号を受信した場合に起動し、対比モードでの文章画面60の表示を実行するものである。即ち、マーキング対比手段39は、補助機能処理手段32bにより対比指定文字記録手段43に記録された手本マーキングデータGMD又はマーキングデータMDに基づいて、文章画面60において対比マーキングCMを表示させる処理を実行する。
図10(B)は、マーキング対比手段39により対比マーキングCM1〜CM4が表示された状態の文章画面60の例示的な態様を示す説明図である。
図示のように、対比モードにおける文章画面60では、指定文字記録手段42に記録されたマーキングデータMDに基づくマーキングM1〜M6が、図10(A)について上記したと同様の態様でマーキング手段37により表示されるとともに、対比指定文字記録手段43に記録された手本マーキングデータGMD又はマーキングデータMDに基づく対比マーキングCM1〜CM4がマーキング対比手段39により表示されている。
ここで、対比マーキングCMをどのような表示態様で表示するかは任意であるが、本実施形態のマーキング対比手段39は、紙上に印刷された文章上の蛍光ペンでのマーキングのような雰囲気で、手本マーキングデータGMD又はマーキングデータMDにおける指定文字の背景色を変更させる態様のマーキングを表示するものとされている。図10(B)中の符号CM1〜CM4の下部に示した(r)、(b)及び(g)は、それぞれ、対比マーキングM1〜M6における上記背景色がそれぞれ「赤」、「青」及び「緑」であることを示している。
このように、対比指定文字記録手段43に記録された手本マーキングデータGMD又はマーキングデータMDについての対比マーキングCMが、指定文字記録手段42に記録されたマーキングデータMDについてのマーキングMとは異なる態様で表示されるために、ユーザーは、自身が行ったマーキングMを他のユーザーが行った対比マーキングCM(又は手本となるマーキングCM)と対比しながら読書を行うことができ、或いは以前にこの文章を読んだときに行った対比マーキングCMと今回行ったマーキングMとを対比しながら読書を行うことが可能である。
なお、対比指定文字記録手段43に記録されたデータがマーキングデータMDである場合には、当該各マーキングデータMDは「形状情報」も有しているが、本実施形態のマーキング対比手段39は、文章画面60の表示が煩雑になることを防止するために、各マーキングデータMDの「形状情報」の如何に関わらず、上記の統一された形状の対比マーキングCMを表示するものとされている。
また、各対比マーキングCM1〜CM4の左肩位置に表示される「i」のマークは、対比指定文字記録手段43に記録されたデータが手本マーキングデータGMDであった場合に各対比マーキングCM1〜CM4についての解説を表示させるためのアイコンであり、このアイコン「i」がスタイラス17によりタッチされた場合には、マーキング対比手段39は、対応する手本マーキングデータGMDの「データ番号」に対応付けられた解説データGCを、例えば表示画面12a上においてテキスト表示させる処理を実行する。
クイズ手段40は、動作選択手段30からのクイズ信号を受信した場合に表示画面13a上においてクイズの出題を表示する処理を実行するものであり、クイズ記録手段40a、クイズ出題手段40b、指示点検出手段40c、軌跡表示手段40d、解答入力完了検出手段40e、解答特定手段40f、解答表示手段40g及び正否判定手段40hを備えている。
ここで、クイズ記録手段40aには、複数種類のクイズ問題と、それぞれのクイズ問題に対応する解答がテキスト形式で記録されており、クイズ出題手段40bは、当該クイズ記録手段40aに記録されるクイズ問題が表示されるクイズ画面70を表示画面13aに表示させる処理を実行する。
図11(A)は、例示的なクイズ画面70を示す説明図である。
図示のように、クイズ画面70には、クイズ記録手段40aに記録されるいずれかのクイズ問題の少なくとも一部がテキストで表示される問題表示欄70aと、ユーザーにより入力される解答を表示する解答表示欄70bとを有している。
指示点検出手段40c、軌跡表示手段40d、解答入力完了検出手段40e及び解答特定手段40fは、表示画面13aに上記クイズ画面70が表示されている状態で動作し、それぞれ、指示点検出手段33、軌跡表示手段34、入力完了検出手段35及び指定文字特定手段36と同様の処理を実行することにより、ユーザーによる解答を受け付けるものである。即ち、クイズ記録手段40aのクイズ問題は、文章データDa〜Dnと同様、所定の構文単位毎に区切り情報が設定された状態で記録されており、指示点検出手段40cが表示画面13a上でのスタイラス17による指示点を検出し、軌跡表示手段40dが当該指示点の移動軌跡Teをクイズ画面70a上に表示し、スタイラス17が表示画面13aから離間したなどを条件として解答入力完了検出手段40eが解答入力の完了を検出し、解答特定手段40fは、指定文字特定手段36と同様の態様でユーザーにより指定された1又は複数の文字を上記構文単位で特定する処理を実行する。
そして、解答表示手段40gは、解答特定手段40fにより特定された文字を解答表示欄70bに表示し、正否判定手段40hは、解答特定手段40fにより特定された文字をクイズ記録手段40aに記録される解答と照らし合わせることにより、ユーザーの解答の正否を判定し、その正否に応じた「正解」、「間違い」などの表示をクイズ画面70に表示させる処理を実行する。
図12は、マーキング態様指定手段32aによりマーキングMの表示色及び形状の指定がなされた状態におけるマーキング表示処理の流れを示すフローチャートである。
処理が開始されると、ステップS1において入力中フラグFをオフにセットし、カウンタNをゼロにセットするなどの初期化処理が実行され、続くステップS2では、入力中フラグFの検査が実行される。
ステップS2における検査の結果、入力中フラグFがオフである場合には、処理はステップS3に移行し、指示点検出手段33が、タッチパネル13bからの信号に基づいてスタイラス17による表示画面13aへの接触の有無の検査を実行する。
そして、ステップS3においてスタイラス17の接触が検出された場合には、ステップS4において入力中フラグFをオンにセットする処理を実行し、スタイラス17の接触が検出されなかった場合には、ステップS4を実行することなく、処理をステップS17に移行させる。
また、ステップS2において、入力中フラグFがオンであった場合には、処理はステップS5に移行し、指示点検出手段33が、タッチパネル13bからの信号に基づいてスタイラス17による表示画面13aへの接触の有無の検査を実行する。
そして、ステップS5においてスタイラス17の接触が検出された場合には、処理はステップS6に移行し、上記タッチパネル13bからの信号に基づいて、指示点検出手段33が指示点のXY座標値を導出し、ステップS7において当該指示点(の座標値)が軌跡表示手段34及び指定文字特定手段36に通知される。続くステップS8では、軌跡表示手段34が動作し、ステップS7において通知された指示点に所定のポイントサイズで所定色のドットを描画する処理を実行することにより、軌跡Tの描画が行われる。
一方、ステップS5においてスタイラス17の接触が検出されなかった場合には、処理はステップS9に移行してカウンタNを「1」増分する処理が実行され、ステップS10では入力完了検出手段35が動作して、当該カウンタNが所定の閾値Nth(例えば「5」)と対比する処理が実行される。
そして、カウンタNが閾値Nth以上である場合には、ユーザーによる指定入力が完了したものと判断できるため、ステップS11において入力中フラグF及びカウンタNの初期化が行われた後に、ステップS12において入力完了信号が軌跡表示手段34及び指定文字特定手段36に送信される。
ステップS13では、軌跡表示手段34が動作し、ステップS4において入力中フラグFがオンにセットされた以降の各フレーム時間におけるステップS8において描画された全てのドットを消去する軌跡Tの消去処理が実行される。
続くステップS14では、指定文字特定手段36が動作し、図9(A)について上記した態様で指定文字の特定処理を実行し、ステップS15では、特定された指定文字についてのマーキングデータMDが指定文字記録手段42に記録される。
ステップS16では、マーキング手段37が動作し、指定文字記録手段42に記録される各マーキングデータMDについてのマーキングMを文章表示部61に表示させる処理が実行される。
ステップS17では、所定のフレーム時間(例えば、1/60秒)の待受処理が実行された後、次のフレーム時間におけるマーキング表示処理を実行すべく処理をステップS2に復帰させる。
以上、例示的な実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は上記実施形態により限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載内において種々の変更、改変を行うことが可能である。
例えば、上記実施形態では、ゲーム装置として使用可能な携帯型端末に本発明を適用する場合について説明したが、表示装置と、当該表示装置の表示画面上の指示点を指定するためのポインティング装置とを有する限り、PDAやパームトップ型パソコンなど他の携帯型端末や、据え置き型のパソコン、家庭用ゲーム装置、業務用ゲーム装置などに本発明を適用することも可能である。
また、上記実施形態では、表示装置において日本語の文章が示される場合を例として説明したが、表示装置に表示される文章は日本語以外でも良く、表示装置において日本語又は他の言語の文章に加えて、図表などのグラフィックデータが表示される情報表示装置、方法、プログラム又はその媒体に本発明を適用することも可能である。この場合、所定の操作に応答して図表を指定可能とし、当該指定した図表に対して整形され、或いは規格化された態様のマーキングを表示するよう構成することも可能である。また、上記実施形態に示したように、文章は縦書き表示であっても、横書き表示であってもよい。
また、上記実施形態では、指示点の指定入力が、タッチパネルに対するスタイラスの操作により行われる場合について説明したが、マウスなどの他のポインティング装置を用いて指示点の指定入力が行われるようにしても構わない。また、指示点の指定入力以外の操作に関しては、ポインティング装置以外の操作部材から入力されるものとすることも可能である。
また、上記実施形態では、記録媒体としてROMとRAMを使用したが、これらに限らず、フラッシュメモリなどの他の半導体メモリや、ハードディスクなどの磁気記憶装置や、光記憶装置など、他の記憶装置であってもよい。
また、上記実施形態では、マーキングの表示又はクイズへの解答を目的として指定文字の特定がなされる場合について説明したが、本発明を、上記以外の目的のために指定文字の特定を行うものとすることも可能である。
また、上記実施形態では、指定文字の特定が単語や文節などの構文単位で行われる場合について説明したが、どのような単位で指定文字の特定を行うかは任意である。
その他、上記した実施形態におけるマーキングの形態(形状や表示色)、装置構成や機能構成、具体的な処理の内容、表示装置における画面構成等は単なる例として記載したものであり、本発明はこれらにより限定されない。
本発明の1実施形態に係る情報表示装置の外観構成を示す説明図。 本発明の1実施形態に係る情報表示装置のハードウェア構成を示す説明図。 本発明において使用できるメモリーカードに記録されるデータ構成を示す説明図。 本発明の1実施形態に係る情報表示装置における文章データの例示的なデータ形式を示す説明図。 本発明の1実施形態に係る情報表示装置の機能構成を示す説明図。 本発明の1実施形態に係る情報表示装置に表示される例示的な画像構成を示す説明図。 本発明の1実施形態に係る情報表示装置に表示される例示的な画像構成を示す説明図。 本発明の1実施形態に係る情報表示装置に表示される例示的な画像構成を示す説明図。 (A)は、本発明における指定文字の特定の態様を示す説明図。(B)は、本発明の指定文字記録手段に記録されるマーキングデータのデータ内容を示す説明図。 本発明の1実施形態に係る情報表示装置に表示される例示的な画像構成を示す説明図。 本発明の1実施形態に係る情報表示装置に表示される例示的な画像構成を示す説明図。 本発明におけるマーキング表示処理の流れを示すフローチャート。
符号の説明
10・・・情報表示装置、11a・・・上側筐体、11b・・・下側筐体、12・・・表示装置、12a・・・表示画面、13・・・表示装置、13a・・・表示画面、13b・・・タッチパネル、14a〜14j・・・操作部材、15・・・スピーカ口、15a、15b・・・スピーカ、16・・・メモリーカード、17・・・スタイラス、21・・・CPU、22・・・システムバス、23・・・ROM、24・・・RAM、25a・・・第1GPU、25b・・・第2GPU、26・・・記録媒体ドライブ、27・・・入出力回路、28a・・・第1VRAM、28b・・・第2VRAM、29・・・入出力コントローラ、30・・・動作選択手段、31・・・文章表示手段、32・・・メニュー処理手段、32a・・・マーキング態様指定手段、32b・・・補助機能処理手段、32c・・・表示設定手段、33・・・指示点検出手段、34・・・軌跡表示手段、35・・・入力完了検出手段、36・・・指定文字記録手段、37・・・マーキング手段、38・・・マーキング消去手段、39・・・マーキング対比手段、40・・・クイズ手段、40a・・・クイズ記録手段、40b・・・クイズ出題手段、40c・・・指示点検出手段、40d・・・軌跡表示手段、40e・・・解答入力完了検出手段、40f・・・解答特定手段、40g・・・解答表示手段、40h・・・正否判定手段、41・・・文章記録手段、42・・・指定文字記録手段、43・・・対比指定文字記録手段、50・・・メインメニュー画面、51・・・文章選択画面、60・・・文章画面、61・・・文章表示部、62・・・メニュー部、63、64・・・メニューパレット、65、66・・・サブメニュー、70・・・クイズ画面、M、M1〜M6・・・マーキング、CM、CM1〜CM4・・・対比マーキング、T、Ta〜Td・・・軌跡、K1〜K5・・・構文単位領域、P・・・情報表示プログラム

Claims (13)

  1. 表示画面を有し、所定の記録媒体に記録された文章を前記表示画面に表示させる表示装置と、
    ユーザーが前記表示画面上における指示点を指定入力するためのポインティング装置とを備える情報表示装置であって、
    前記指示点の移動に合わせて前記指示点の軌跡を前記表示画面に表示させる軌跡表示手段と、
    前記軌跡に基づいて前記文章中の1又は複数の文字を指定文字として特定する指定文字特定手段とを備えることを特徴とする情報表示装置。
  2. 所定の条件が満たされた場合に指定入力の完了を検出する入力完了検出手段と、
    前記表示画面上において前記指定文字に対するマーキングを前記表示装置に表示させるマーキング手段とを更に備え、
    前記入力完了検出手段が指定入力の完了を検出した場合に、前記軌跡表示手段が前記軌跡を消去させ、前記マーキング手段が前記指定文字に対するマーキングを前記表示画面に表示させることを特徴とする請求項1に記載の情報表示装置。
  3. 個々の前記指定文字について、前記マーキングの態様の指定を受け付けるマーキング態様指定手段を更に備え、
    前記マーキング手段は、それぞれの前記指定文字に対して、マーキング態様指定手段により受け付けられた態様で前記指定文字に対するマーキングを行うことを特徴とする請求項2に記載の情報表示装置。
  4. それぞれが1又は複数の前記指定文字を記録する複数の指定文字記録手段と、
    一の前記指定文字記録手段に記録された前記指定文字に対するマーキングと、他の前記指定文字記録手段に記録された前記指定文字に対するマーキングとを対比して表示させる対比モードの指定を受け付ける対比モード選択手段とを更に備え、
    前記対比モードが指定された場合には、前記マーキング手段は、一の前記指定文字記録手段に記録された前記指定文字に対するマーキングと、他の前記指定文字記録手段に記録された前記指定文字に対するマーキングとを同時に表示させることを特徴とする請求項2又は3に記載の情報表示装置。
  5. 前記対比モード選択手段により前記対比モードの指定が受け付けられた場合には、前記マーキング手段は、一の前記指定文字記録手段に記録された前記指定文字に対するマーキングと、他の前記指定文字記録手段に記録された前記指定文字に対するマーキングとをそれぞれ異なる態様で表示させることを特徴とする請求項4に記載の情報表示装置。
  6. 前記指定文字特定手段は、所定の構文単位で前記指定文字の特定を行うことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の情報表示装置。
  7. 前記文章は、前記構文単位で前記文章を区切る区切り情報が設定された状態で前記所定の記録媒体に記録されていることを特徴とする請求項6に記載の情報表示装置。
  8. 前記表示画面において前記文章は複数行で表示され、
    前記指定文字特定手段は、前記軌跡の開始点が位置する行内において前記指定文字を特定することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の情報表示装置。
  9. 前記文章がクイズの問題の少なくとも一部であり、前記指定文字の指定により前記問題に対する解答の受け付けが行われることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の情報表示装置。
  10. 前記指定文字を前記表示画面か、別途設けられた他の表示画面に表示させる指定文字表示手段を更に備えることを特徴とする請求項1〜9に記載の情報表示装置。
  11. 表示画面を有し、所定の記録媒体に記録された文章を前記表示画面に表示させる表示装置と、ユーザーが前記表示画面上における指示点を指定入力するためのポインティング装置とを備える情報表示装置を用いた情報表示方法であって、
    前記指示点の移動に合わせて前記指示点の軌跡を前記表示画面に表示させる軌跡表示手順と、
    前記軌跡に基づいて前記文章中の1又は複数の文字を指定文字として特定する指定文字特定手順とを備えることを特徴とする情報表示方法。
  12. 表示画面を有し、所定の記録媒体に記録された文章を前記表示画面に表示させる表示装置と、ユーザーが前記表示画面上における指示点を指定入力するためのポインティング装置とを備える情報表示装置に実装されるコンピュータにおいて実行される情報表示プログラムであって、
    前記指示点の移動に合わせて前記指示点の軌跡を前記表示装置に表示させる軌跡表示手順と、
    前記軌跡に基づいて前記文章中の1又は複数の文字を指定文字として特定する指定文字特定手順とを前記コンピュータに実行させることを特徴とする情報表示プログラム。
  13. 表示画面を有し、所定の記録媒体に記録された文章を前記表示画面に表示させる表示装置と、ユーザーが前記表示画面上における指示点を指定入力するためのポインティング装置とを備える情報表示装置に実装されるコンピュータにおいて実行される情報表示プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
    前記指示点の移動に合わせて前記指示点の軌跡を前記表示装置に表示させる軌跡表示手順と、
    前記軌跡に基づいて前記文章中の1又は複数の文字を指定文字として特定する指定文字特定手順とを前記コンピュータに実行させることを特徴とする情報表示プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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