JP2008233625A - 画像形成装置 - Google Patents

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邑田拓也
Hideyuki Takemoto
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  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
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Abstract

【課題】感光体ドラム近傍に配置された各機器に省スペースで効率良く駆動力を伝達できるとともに、バンディングや位置ズレを防止して高品質な画像を得ることのできる画像形成装置を提供する。
【解決手段】保持部材114には、感光体ドラムユニット103の位置を決めるための位置決め部115と、姿勢を決めるための姿勢決め部116とが設けられる。その位置決め部115と姿勢決め部116に、ドラムユニット側の位置決め部105と姿勢決め部106とがそれぞれ嵌り込むことによって、ドラムユニット103の位置と姿勢とが同時に決められる。また、それによって、ドラムユニット103に含まれている現像スリーブの位置と姿勢も決められる。
【選択図】図4

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置における、像担持体周りの省スペース化とバンディング及び位置ズレの防止に関するものである。
特開2001−147569号公報 特許第3754923号公報
特許文献1には、駆動伝達機構をブラケットで挟み込んで一体化してモータユニットを構成し、コスト低減及び省スペース化を図るとともに、感光体への振動伝播を極力抑えて画像上にピッチムラを発生させないようにした画像形成装置が記載されている。
また、特許文献2には感光体ドラム等の位置精度を高め、画像形成精度及び転写材搬送精度の悪化等を防止するようにした画像形成装置が記載されている。
しかしながら、従来の画像形成装置においては、感光体への駆動伝達に複数のギヤあるいはベルトを用いているため、ギヤの一歯ピッチや一回転ピッチの影響が発生し易く、伝達ロスも大きくなるため、ドラム駆動や作像系の駆動においては充分な高精度を得ることが難しい。
また、ドラム周りのユニットである現像装置や転写装置は、おのずとドラム近傍に配置されるが、装置小型化の要求により近年は感光体ドラム小径化の傾向にあり、上記のユニット等は更にドラム近傍に集中して配置されるようになっている。したがって、ドラム近傍に集中配置された各機器に省スペースで効率良く駆動力を伝達するためには、感光体ドラムとその近傍に集中配置された各機器、特に駆動が必要とされる被駆動体を、感光体ドラムと共に簡単な構成で確実に位置決めして保持しなければならない。
本発明は、従来の画像形成装置における上述の問題を解決し、感光体ドラムとその近傍に配置される被駆動体を、感光体ドラムと共に簡単な構成で確実に位置決めして保持することができ、ひいては感光体ドラム近傍に配置された各機器に省スペースで効率良く駆動力を伝達できるとともに、バンディングや位置ズレを防止して高品質な画像を得ることのできる画像形成装置を提供することを課題とする。
前記の課題は、本発明により、像担持体としての感光体ドラムを有する画像形成装置において、前記感光体ドラムを保持する保持部材が感光体ドラムを位置決めするとともに姿勢も決める部材として構成され、前記感光体ドラム近傍に配置される被駆動体に駆動を伝達する駆動軸を支持する支持部材が前記保持部材と一体化されて設けられ、前記保持部材により前記駆動軸の位置決めが行なわれることにより解決される。
また、前記保持部材は、前記駆動軸を2点で支持すると好ましい。
また、前記被駆動体の軸と前記駆動軸とが同一直線状に配置され、連結部材を介して前記駆動軸が前記被駆動体の軸を直接駆動すると好ましい。
また、前記被駆動体が現像スリーブであると好ましい。
また、前記感光体ドラムが駆動源から一段変速ギヤである大口径ギヤを介して駆動され、前記被駆動体の駆動に関わる所定の駆動部品が、前記感光体ドラムの軸方向において前記大口径ギヤと前記感光体ドラムの間であって、かつ前記大口径ギヤの軸方向の投影面内に配置されていると好ましい。
また、前記大口径ギヤの減速比が1/18以下であると好ましい。
また、前記大口径ギヤの歯先円直径が感光体ドラム直径以上であると好ましい。
また、前記大口径ギヤの歯先円直径が感光体ドラム直径と現像スリーブ直径の和以上であると好ましい。
また、前記駆動源は前記感光体ドラムのみを駆動すると好ましい。
また、前記感光体ドラムと前記被駆動体が一つのユニット内に組み込まれていると好ましい。
また、前記ユニットが電気的接続端子を備え、該ユニット側接続端子が接続される本体側電気的接続端子が前記保持部材に設けられていると好ましい。
また、前記本体側電気的接続端子が、前記大口径ギヤの軸方向投影面内に配置されていると好ましい。
また、前記ユニットが画像形成装置本体に脱着可能に設けられていると好ましい。
また、前記被駆動体以外の他の被駆動体が前記感光体ドラム近傍に配置されると好ましい。
また、前記他の被駆動体が感光体クリーニング装置の構成要素であると好ましい。
また、前記他の被駆動体が帯電部材であると好ましい。
また、前記他の被駆動体が転写装置であると好ましい。
また、前記感光体ドラムが駆動源から一段変速ギヤである大口径ギヤを介して駆動され、前記他の被駆動体の駆動に関わる所定の駆動部品が、前記感光体ドラムの軸方向において前記大口径ギヤの投影面内であって、かつ前記大口径ギヤと前記感光体ドラムの間に配置されていると好ましい。
また、前記感光体ドラムを複数個備えると好ましい。
本発明の画像形成装置によれば、感光体ドラムの位置決めと姿勢決めを行なう保持部材が被駆動体に駆動を伝達する駆動軸の支持部材と一体化されて設けられ、その保持部材により駆動軸の位置決めが行なわれるので、感光体とその近傍に配置される被駆動体の駆動軸を簡単な構成でかつ確実に位置決めすることができ、ドラム近傍に集中配置された各機器に省スペースで効率良く駆動力を伝達することが可能となる。
請求項2の構成により、保持部材が駆動軸を2点で支持することにより、駆動軸が傾くことなく確実に支持することができる。したがって、駆動軸に連結される被駆動体の感光体への位置関係に悪影響を与えず、画像不良等の発生を未然に防ぐことができる。
請求項3の構成により、アイドラギヤなどを用いることなく被駆動体の軸を直接駆動することができ、被駆動体への高精度な駆動伝達と省スペース化を実現することができる。
請求項4の構成により、ドラム近傍に配置する必要のある現像スリーブを感光体ドラムと共に確実に位置決め支持することができ、画像品質を向上させることができる。
請求項5の構成により、被駆動体の駆動部品を感光体ドラム近傍のスペースを活用して配置することができ、被駆動体に省スペースで効率良く駆動力を伝達できるとともに、バンディングや位置ズレを防止して高品質な画像を得ることができる。
請求項6の構成により、減速比の大きな大口径ギヤを用いる場合でも、感光体ドラム近傍のスペースを活用して駆動部品を配置し、被駆動体に省スペースで効率良く駆動力を伝達することができる。
請求項7の構成により、歯先円直径が感光体ドラム直径以上である大口径ギヤを用いる場合でも、感光体ドラム近傍のスペースを活用して駆動部品を配置し、被駆動体に省スペースで効率良く駆動力を伝達することができる。
請求項8の構成により、大口径ギヤの歯先円直径が感光体ドラム直径と現像スリーブ直径の和以上である場合でも、被駆動体に省スペースで効率良く駆動力を伝達することができる。
請求項9の構成により、感光体ドラムの駆動源が感光体ドラムのみを駆動することで、他の被駆動体や他のユニットを駆動することによる、ギヤ1歯やギヤ1回転のピッチの影響をなくし、バンディングや位置ズレを防止して高品質な画像を得ることができる。
請求項10の構成により、感光体ドラムと被駆動体が一つのユニット内に組み込まれていることにより、感光体ドラムと被駆動体の関係が常に適正に保たれ、良好な画像を得ることができる。
請求項11の構成により、感光体ドラムと被駆動体の位置決めとともに本体側との電気的接続を容易に行なうことができる。
請求項12の構成により、感光体ドラム近傍のスペースを活用してユニットと本体側とを電気的に接続することができる。
請求項13の構成により、感光体ドラムと被駆動体を搭載するユニットが本体に脱着可能な場合でも、感光体ドラムと被駆動体の位置決め及び本体側との電気的接続を容易に行なうことができる。
請求項14の構成により、他の被駆動体が感光体ドラム近傍に配置される場合でも、感光体と被駆動体を簡単な構成でかつ確実に位置決めすることができ、ドラム近傍に集中配置された各機器に省スペースで効率良く駆動力を伝達することが可能となる。
請求項15の構成により、感光体クリーニング装置の構成要素に効率良く駆動力を伝達することが可能となる。
請求項16の構成により、帯電部材に効率良く駆動力を伝達することが可能となる。
請求項17の構成により、転写装置に効率良く駆動力を伝達することが可能となる。
請求項18の構成により、他の被駆動体の駆動部品を感光体ドラム近傍のスペースを活用して配置することができ、他の被駆動体に省スペースで効率良く駆動力を伝達することができる。
請求項19の構成により、複数の感光体ドラムを備える装置構成においても各感光体とその近傍に配置される被駆動体を簡単な構成でかつ確実に位置決めすることができ、ドラム近傍に集中配置された各機器に省スペースで効率良く駆動力を伝達することが可能となる。また、各感光体におけるバンディングや位置ズレを防止して高品質な画像を得ることができ、特に、カラー画像における色ズレの防止に効果がある。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る画像形成装置の一例であるプリンタの概略を示す断面構成図である。この図に示すプリンタは、装置下部に2段の給紙カセット11,12を備える給紙部を配し、その給紙部の上に感光体ドラム1を中心とする作像部を配して、給紙部から給送した用紙に作像部で画像を記録し、装置上面の排紙トレイ13に排出する、縦搬送型のモノクロプリンタである。
作像部には、像担持体としての感光体ドラム1の周囲に帯電装置2,現像装置3,転写装置としての転写搬送ベルト4等が配置されている。現像装置4の図において左側方には、光書込み装置であるレーザ書込みユニット5が配設されている。また、感光体ドラム1の上方には定着装置6が設けられている。さらに、これら各機器の図において右側に位置して、両面ユニット10が配設されている。
上記のように構成された本例のプリンタにおける画像形成動作について簡単に説明する。
感光体ドラム1が図示しない駆動手段によって図中反時計方向に回転駆動され、その感光体ドラム1の表面が帯電装置2によって所定の極性に一様に帯電される。帯電された感光体表面には、レーザ書込みユニット5からのレーザ光が照射され、これによって感光体ドラム1表面に静電潜像が形成される。形成された静電潜像に現像装置3からトナーが付与され、トナー像として可視化される。
一方、給紙カセット11又は12から給紙手段7によって用紙が給送され、レジストローラ8によって、感光体ドラム1上に形成されたトナー像とのタイミングを取って転写位置に向けて送出される。トナー像が転写された用紙は、転写搬送ベルト4によって上方に送られ、定着装置6を通過するとき、熱と圧力によってトナー像が用紙に熔融定着される。定着された用紙は、排紙ローラ9により装置本体の上面に構成された排紙トレイ13に排出される。
用紙両面にプリントを行う場合は、用紙片面にトナー像を定着した用紙を、両面ユニット10に送り込み、用紙の表裏を反転させてレジストローラ8へと再給紙する。再給紙された用紙裏面にトナー像を転写し、その裏面画像を定着装置6で定着することにより、表裏両面に画像を担持する用紙を、排紙トレイ13に排出することで、両面プリントが完成する。
図2は、作像部の駆動系の構成を示す斜視図である。
この図に示すように、駆動源である第1モータ111の出力軸111a(出力軸に形成されたギヤ)には、大口径ギヤ112が噛合されており、大口径ギヤ112に組み付けられたドラム駆動軸113により感光体ドラム1に駆動を伝達している。大口径ギヤ112は、本例では減速比1/18以下の一段減速ギヤを用いている。
また、第1モータ111と並ぶように第2モータ121が配置されており、その出力軸121a(出力軸に形成されたギヤ)にはギヤ122が噛合されている。ギヤ122と同軸に2段プーリ123が設けられており、その2段プーリ123の大径側プーリからベルト124,プーリ125を介して駆動軸126に駆動を伝達し、さらに、ジョイント127及び101を介して被駆動体102(本例のプリンタでは上記現像装置3の現像スリーブである)を駆動している。2段プーリ123の小径側プーリからはベルト131,ギヤプーリ132を介して2段ギヤ133を駆動し、この図には示されていない他の被駆動体へ駆動を伝達している。
なお、被駆動体(現像スリーブ)102は、後述するドラムユニット103内に組み込まれており、現像スリーブ102の軸がジョイント101,127により駆動軸126に連結される。
このような感光体ドラム周りの駆動系において、本例では、ベルト124,プーリ125,駆動軸126,ジョイント127,ベルト131,ギヤプーリ132,2段ギヤ133の各駆動部品が、図3に示すように感光体ドラム1の軸方向において大口径ギヤ112と感光体ドラム1の間に配置されている。さらに、図4に示すように、感光体ドラム1の軸方向から見た場合に、上記各駆動部品の全部又は一部が大口径ギヤ112の投影面の範囲内に入るように配置されている。大口径ギヤ112の投影面の範囲は、図4に破線で示すギヤ歯先円の円内である。図4から判るように、大口径ギヤ112の歯先円直径は感光体ドラム1の直径以上であり、本例では、大口径ギヤ112の歯先円直径が感光体ドラム1の直径と現像スリーブ102の直径の和以上となっている。
従来の画像形成装置では、大口径ギヤにより感光体ドラムを駆動する構成の場合、感光体ドラムの近傍に配置された被駆動体(例えば、現像装置、クリーニング装置など)を駆動する機構を設けようとすると、これらの被駆動体は感光体ドラムの軸方向から見た場合に大口径ギヤの投影面の範囲内に位置することになる。その結果当然のことながら、それら被駆動体の駆動軸も大口径ギヤの投影面の範囲内に位置することになるため、被駆動体の駆動軸とその駆動源を直接的に駆動連結しようとしても大口径ギヤが邪魔になって不可能である。そのため被駆動体への駆動列を大口径ギヤを迂回するような形で構成する必要がある。また、被駆動体が複数ある場合にはその迂回経路が複雑となり、それを避けるためにはそれぞれの被駆動体ごとに駆動源を設ける必要が生じる。その結果、感光体ドラム近傍に配置される被駆動体の駆動系の構成が複雑化してしまうため感光体周りの省スペース化、ひいては画像形成装置の小型化が困難であった。
しかし、本例では、上記した各駆動部品が感光体ドラム1の軸方向において大口径ギヤ112と感光体ドラム1の間であって、かつ大口径ギヤ112の投影面の範囲内に配置されるため、現像装置やクリーニング装置など、感光体ドラム周りに配置されて駆動が必要な各ユニットに対して、簡潔な構成の駆動列により駆動を伝達することができ、感光体周りの省スペース化が可能となる。
図5は、被駆動体102へ駆動を伝達するためのジョイント127付近を詳しく示す、図2とは異なる角度からの斜視図である。なお、本斜視図ではジョイント127付近を見やすくするために保持部材114の一部を切り取った態様で表している。
この図に示すように、プーリ125が装着された駆動軸126は、感光体ドラム1を回転自在に支持するための保持部材114に、ベアリング129,130によって2点支持されている。駆動軸126には、プーリ125のほかジョイント127も同軸に装着されている。現像スリーブの軸102(図2)と駆動軸126は同一直線上に配置されており、ジョイント101(図2),127を介して駆動軸126から直接駆動されている。
感光体ドラム1を支持する保持部材114は、支持部材であると同時に、感光体ドラム1の位置を決める位置決め部品(ドラムユニット位置決め部品)である。また、上記のように、そのドラムユニット位置決め部品である保持部材114が駆動軸126と駆動軸126に装着された各部品を支持しており、感光体ドラム1を駆動するための駆動部品以外の駆動部品の保持部材としての役目も果たしている。
図6は、保持部材(ドラムユニット位置決め部品)114が、感光体ドラム1及び被駆動体102(現像スリーブ)を含むドラムユニット103を位置決め保持する様子を示す斜視図である。この図は、図5とは反対側から保持部材114を見た状態で示してある。ドラムユニット位置決め部品である保持部材114には、感光体ドラム1の位置を決めるための位置決め部(位置決め穴)115と、感光体ドラム1の姿勢を決めるための姿勢決め部(姿勢決め穴)116とが設けられている。そして、その位置決め部115と姿勢決め部116に、ドラムユニット側の位置決め部105と姿勢決め部106とがそれぞれ嵌り込むことによって、ドラムユニット103の位置と姿勢とが同時に決められる。また、ドラムユニット103の位置と姿勢とが決まることによって、ドラムユニット103に含まれている感光体ドラム1及び被駆動体102(現像スリーブ)の位置と姿勢とが決められる。なお、図6には、感光体ドラム1の駆動軸113は省略されている。
図7は、図2に示した駆動系に対し、2段ギヤ133に噛合させたギヤ134を介して更に他の被駆動体104を駆動する構成を付加して示した斜視図である。この図において、本例の駆動系の構成においては、ドラムユニット103(図6参照)内に組み込まれた被駆動体(感光体ドラム1及び被駆動体102)以外の被駆動体104を駆動するための駆動部品、すなわち、ベルト131,ギヤプーリ132,2段ギヤ133,ギヤ134の各駆動部品が、感光体ドラム1の軸方向において大口径ギヤ112と感光体ドラム1の間に配置されている様子が示されている。なお、それらの各駆動部品を支持・保持するためのブラケット135及び前述の保持部材114も、感光体ドラム1の軸方向において大口径ギヤ112と感光体ドラム1の間に配置されている。被駆動体104は、例えば、転写ベルトの駆動ローラ、クリーニング装置の構成要素であるクリーニングブラシやクリーニングローラ、あるいは帯電装置の帯電ローラや帯電ブラシなどが考えられる。
図8は、保持部材114に電気的端子(コネクタ)を設けた構成を示す斜視図であり、図6とは反対側から保持部材114を見た様子を示している。
図8に示すように、保持部材114には電気的端子(コネクタ)117が設けられている。このコネクタ117に、図8には示していないドラムユニット103(図6参照)に設けられた通電部材107が差し込まれることによって、ドラムユニット103と保持部材114(が支持される画像形成装置本体)とが電気的に接続される。なお、図6には、コネクタ117に通電部材107が差し込まれた様子が示されている。また、図4に示されるように、コネクタ117を大口径ギヤ112の投影面の範囲内に入るように設けても良い。
上述したように、本実施形態においては、感光体周りに配置された被駆動体を駆動するための駆動部品を、感光体ドラム1の軸方向において大口径ギヤ112と感光体ドラム1の間に配置可能としたことにより、現像装置やクリーニング装置、転写装置など、感光体ドラム周りに配置されて駆動が必要な各ユニットに対して、簡潔な構成の駆動列により駆動を伝達することが可能となり、感光体周りの省スペース化が達成できた。
また、大口径ギヤを迂回するための複雑な構成の駆動系が必要ないため、装置構成を簡単にしてコストを低減させるとともに、伝達効率の低下及び信頼性の低下を防ぐことができ、感光体周囲に配置された被駆動体の駆動系の信頼性を向上させることができる。
また、感光体を駆動するギヤとして大口径ギヤ(本例では減速比1/18以下の一段減速ギヤ)を用いることにより、感光体ドラムを駆動源から1個の減速ギヤで駆動することが可能となり、ドラム駆動モータ111が他の被駆動体を駆動しないことと合わせて、バンディングや色ズレ(画像の位置ズレ)を効果的に防止することができる。また、感光体駆動のための部品点数が少なくて済むことによるコストダウン及び信頼性向上の効果もある。
さらに、ドラムユニット103を保持する保持部材114によって感光体ドラム1が位置決めされると同時に姿勢も決められるので、感光体の位置及び姿勢を高精度に決めることができる。
また、本例ではドラムユニット103に他の被駆動部品としての現像スリーブ102を組み込むことにより、感光体の位置決めと同時に現像スリーブの位置決めを行なうことができる。これにより、感光体ドラムとの位置関係が決められている(感光体の位置関係に精度が要求される)現像スリーブを感光体に対して高精度に位置決めすることが可能となり、感光体との位置ズレによる現像品質の低下を防止することができる。
また、ドラムユニット103(感光体ドラム1)の保持部材114によって感光体以外の被駆動体102を支持する構成のため、感光体の保持部材と他の被駆動体の保持部材とが一体化されていることになり、部品点数を削減できるとともに、省スペース化を図ることができる。
また、現像スリーブである被駆動体102の駆動軸126をベアリング129,130により2点支持する構成により、駆動軸の傾きを効果的に防止することができる。また、そのベアリング129,130を保持する部材を、保持部材114として感光体の保持部材と一体化することで、被駆動体駆動軸の支持部の剛性を高め、高精度な位置決め支持を実現することができる。また、被駆動体102の駆動軸126が被駆動体102と同軸上(同一直線状)にあるため、アイドラギヤなどを用いることなく高精度な駆動伝達と省スペース化を実現することができる。
さらに、ドラムユニット103(感光体ドラム1)の保持部材114に電気的接続端子を設けることにより、感光体の位置決めを行なう部材によって感光体側の電気コネクタを接続することになるため、電気的接続端子における位置ズレを低減し、確実な接続が実現できる。
以上、本発明を図示例により説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図示例の画像形成装置はモノクロ画像形成装置であるが、複数色あるいはフルカラーの画像形成装置にも本発明を適用可能である。また、複数の感光体を備える画像形成装置にも本発明を適用できることは言うまでもない。
また、感光体ドラムの周囲に配置する機器の種類及び構成も一例であり、適宜設定できるものである。さらに、それらの各機器に駆動を伝達する駆動系の構成も一例であり、本発明の範囲内で適宜な構成を採用可能である。したがって、その駆動系により駆動される被駆動体も、図示例における現像スリーブに限らず、その他の感光体近傍に配置される駆動が必要な部材とすることができるものである。また、被駆動体の数も一例であり、任意の数の被駆動体を駆動するように構成することもできる。
感光体ドラムを含むドラムユニットの構成も一例であり、適宜な構成を採用可能であるし、画像形成装置本体に着脱可能なユニットとして構成することもできる。また、ドラムユニットに組み込む被駆動体も現像スリーブに限らず、適宜設定可能である。
感光体駆動に用いる大口径ギヤの変速比なども一例であり、限定されるものではない。また、感光体ドラムの位置決めあるいは姿勢を決めるための構成も一例であり、適宜な構成を採用可能である。他の被駆動体へ駆動を伝達する駆動系の構成も適宜な構成を採用可能である。
また、プリンタ構成の装置に必要に応じてスキャナやADFを搭載することも可能であるし、もちろん、画像形成装置としてはプリンタに限らず、複写機やファクシミリ、あるいは複数の機能を備える複合機であっても良い。
本発明に係る画像形成装置の一例であるプリンタの概略を示す断面構成図である。 作像部の駆動系の構成を示す斜視図である。 作像部の駆動系の構成を示す透視図である。 駆動部品の配置を示す正面図である。 感光体以外の被駆動体へ駆動を伝達する部分を詳しく示す斜視図である。 感光体ドラムの位置及び姿勢を決める構成を示す斜視図である。 さらに他の被駆動体への駆動部品を含む駆動系の斜視図である。 感光体の保持部材に電気的端子を設けた構成を示す斜視図である。
符号の説明
1 感光体ドラム
3 現像装置
5 レーザ書込みユニット
6 定着装置
101,127 ジョイント(連結部材)
102 被駆動体(現像スリーブ)
103 ドラムユニット
104 他の被駆動体
111 モータ
112 大口径ギヤ
113 ドラム駆動軸
114 保持部材(被駆動体支持部材)
115 位置決め部(位置決め穴)
116 姿勢決め部(姿勢決め穴)
117 電気的端子(コネクタ)
122,134 ギヤ
123 2段プーリ
124,131 ベルト
125 プーリ
126 被駆動体の駆動軸
132 ギヤプーリ
133 2段ギヤ

Claims (19)

  1. 像担持体としての感光体ドラムを有する画像形成装置において、
    前記感光体ドラムを保持する保持部材が感光体ドラムを位置決めするとともに姿勢も決める部材として構成され、
    前記感光体ドラム近傍に配置される被駆動体に駆動を伝達する駆動軸を支持する支持部材が前記保持部材と一体化されて設けられ、前記保持部材により前記駆動軸の位置決めが行なわれることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記保持部材は、前記駆動軸を2点で支持することを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記被駆動体の軸と前記駆動軸とが同一直線状に配置され、連結部材を介して前記駆動軸が前記被駆動体の軸を直接駆動することを特徴とする、請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記被駆動体が現像スリーブであることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記感光体ドラムが駆動源から一段変速ギヤである大口径ギヤを介して駆動され、前記被駆動体の駆動に関わる所定の駆動部品が、前記感光体ドラムの軸方向において前記大口径ギヤと前記感光体ドラムの間であって、かつ前記大口径ギヤの軸方向投影面内に配置されていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記大口径ギヤの減速比が1/18以下であることを特徴とする、請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記大口径ギヤの歯先円直径が感光体ドラム直径以上であることを特徴とする、請求項5又は6に記載の画像形成装置。
  8. 前記大口径ギヤの歯先円直径が感光体ドラム直径と現像スリーブ直径の和以上であることを特徴とする、請求項5又は6に記載の画像形成装置。
  9. 前記駆動源は前記感光体ドラムのみを駆動することを特徴とする、請求項5〜8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記感光体ドラムと前記被駆動体が一つのユニット内に組み込まれていることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 前記ユニットが電気的接続端子を備え、該ユニット側接続端子が接続される本体側電気的接続端子が前記保持部材に設けられていることを特徴とする、請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 前記本体側電気的接続端子が、前記大口径ギヤの軸方向投影面内に配置されていることを特徴とする、請求項11に記載の画像形成装置。
  13. 前記ユニットが画像形成装置本体に脱着可能に設けられていることを特徴とする、請求項10〜12のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  14. 前記被駆動体以外の他の被駆動体が前記感光体ドラム近傍に配置されることを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
  15. 前記他の被駆動体が感光体クリーニング装置の構成要素であることを特徴とする、請求項14に記載の画像形成装置。
  16. 前記他の被駆動体が帯電部材であることを特徴とする、請求項14に記載の画像形成装置。
  17. 前記他の被駆動体が転写装置であることを特徴とする、請求項14に記載の画像形成装置。
  18. 前記感光体ドラムが駆動源から一段変速ギヤである大口径ギヤを介して駆動され、前記他の被駆動体の駆動に関わる所定の駆動部品が、前記感光体ドラムの軸方向において前記大口径ギヤの投影面内であって、かつ前記大口径ギヤと前記感光体ドラムの間に配置されていることを特徴とする、請求項14〜17のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  19. 前記感光体ドラムを複数個備えることを特徴とする、請求項11〜18のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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