JP2008233321A - 歌唱補助機能を備える車載用カラオケシステム - Google Patents

歌唱補助機能を備える車載用カラオケシステム Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、歌唱補助機能を備える車載用カラオケシステムに関し、カラオケ利用者に特別な操作や体勢を要求せずに、自動的に所望の搭乗者にのみ歌詞音声を聴取可能とすることを目的とする。
【解決手段】メインスピーカ16の他に、各座席に対応して指向性スピーカ16−1A,16−1B,16−2A,16−2Bが配置され、また楽曲DB25には楽曲毎に少なくとも演奏データ及び当該演奏データに同期した歌詞音声データが記憶され、入力端子検出手段32が使用されているマイク15を接続されているマイク入力端子14の入力端子を検出することで使用マイク特定手段39が使用されているマイクを特定し、当該使用マイク特定情報(M3)に基づいて出力調整手段34が指向性スピーカ16−2Aを判別して切り替え、歌詞音声出力部33からの歌詞音声信号を出力させる構成とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自動車内等に設置されてカラオケ演奏に伴うボーカルガイドの歌詞音声を出力する歌唱補助機能を備える車載用カラオケシステムに関する。
近年、カラオケシステムは、カラオケ利用者に様々な歌唱アシスト情報を提供し、利用者の歌唱をボーカルガイドによりアシストするカラオケシステムも想到されている。このようなカラオケシステムの車載用の利用において、ボーカルガイドとなる歌詞音声の出力を少なくとも歌唱者のみに聴別可能であることが望まれる。
従来、利用者が歌い慣れていない曲や歌唱が非常に難しい曲を歌う際、利用者が伴奏音楽について行けない時にガイドボーカル音声を流すようにしたカラオケ演奏装置が登場している。このようなガイドボーカル機能では、通常、歌唱アシスト情報は空気振動で音を伝達する通常のメインスピーカ(音圧式スピーカ)から発せられるため、他者にも歌唱アシスト情報が聞こえることとなることから、他者に歌唱アシスト情報を聞かれてしまうことを歌唱者が好まないこともあると共に、歌唱アシスト情報と歌唱音声とが混同し、歌唱アシスト情報と歌唱音声とが紛らわしく聞こえてしまうこととなって好ましくない。
ところで、カラオケ演奏装置のガイドボーカルやナビゲーションシステム音声ガイドの出力、あるいは聴別をエリア毎に制御することが、以下の特許文献等で知られている。
特開2005−242057号公報 特開2005−217807号公報 特開2005−241271号公報
上記特許文献1には、人の骨を介して音楽や楽音を伝達する技術である骨伝導技術を車載用のカラオケシステムに採用し、歌唱アシスト情報をカラオケ演奏に伴って所定の条件で出力し、出力された歌唱アシスト情報を利用者に伝達するための骨伝導手段を附帯させ、当該骨伝導手段を利用者が着座するシート内に組み込むことが開示されている。
また、上記特許文献2には、複数個の座席を有し、各座席に登場する搭乗者にスピーカから出力される音声を聞かせるための車載用スピーカシステムに関して、それぞれのスピーカに指向性スピーカを用い、当該指向性スピーカを各座席に異なる音場を形成させて座席毎に独立の音声を再生するように配置させることが開示されている。
また、上記特許文献3には、音声ガイド付カーナビゲーションシステムに関し、運転者の近傍に音声ガイドを出力する指向性スピーカを配置すると共に、運転者の両耳近傍の位置に運転者専用スピーカと集音マイクを配置して、指向性スピーカより音声ガイドが出力されているときに集音マイクで周辺のオーディオ信号を集音し、当該オーディオ信号と逆送成分の信号を運転者専用スピーカより出力することにより、運転者のみに音声ガイドのみを聞こえる構成とすることが開示されている。
しかしながら、上記特許文献1のものは、骨伝導手段の骨伝導スピーカが着座シートのヘッドレスト部に組み込まれ、当該ヘッドレスト部に利用者の頭部が接触しているときに当該骨伝導スピーカが機能されるものであり、当該骨伝導スピーカの機能が果たされるためには常に頭部を接触状態としなければならない。また、上記特許文献2のものは、座席毎の指向性スピーカを独立で音声再生させるためには座席毎のリモコンにより分配機を制御させるものであることから、座席毎の着座者がそれぞれリモコン制御する必要があって煩雑であるという問題がある。
さらに、上記特許文献3のものは、基本的には音声ガイドのみを運転者のみに聞こえるようにしたものであり、オーディオ信号及び音声ガイド信号の何れかの音源を、運転者及び同乗者の何れかに聞かせるために他方を打ち消すものであることから、例えばカラオケにおける演奏とガイドボーカルの両方を同時に聞かせる必要性があるときには適用できないという問題がある。
そこで、本発明は上記課題に鑑みなされたもので、カラオケ利用者に特別な操作や体勢を要求せずに、自動的に所望の搭乗者にのみ歌詞音声を聴取可能とする歌唱補助機能を備える車載用カラオケシステムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1の発明では、利用者が選曲したカラオケ楽曲の演奏データに基づきカラオケ演奏を行うに際して歌詞音声信号を出力させる歌唱補助機能を備える車載用カラオケシステムであって、演奏信号及び歌唱音声信号を出力するメインスピーカの他に、各座席に対応して指向性スピーカが配置されるものであり、楽曲データ記憶部、使用マイク特定手段、歌詞音声出力部及び出力切替手段を有し、前記楽曲データ記憶部は、楽曲毎に、少なくとも演奏データ及び当該演奏データに同期した歌詞音声データを記憶し、前記使用マイク特定手段は、使用されているマイクを特定して当該使用マイク特定情報を前記出力切替手段に送出し、前記歌詞音声出力部は、演奏対象の楽曲の前記歌詞音声データに基づく歌詞音声信号を前記演奏信号に同期させて前記出力切替手段に出力させ、前記出力切替手段は、前記使用マイク特定情報から前記指向性スピーカを判別して切り替え、前記歌詞音声出力部からの歌詞音声信号を出力させる、構成とする。
請求項2、3の発明では、「記出力切替手段は、マイクが車内に配置されたマイク入力端子の何れかに接続されることによる前記使用マイク特定情報により前記歌詞音声信号を出力させる指向性スピーカを判別して切り替える」構成であり、
「前記出力切替手段は、車内にマイクIDを送信するマイクがそれぞれ配置され、送信されるマイクIDを受信することによる前記使用マイク特定情報により前記歌詞音声信号を出力させる指向性スピーカを判別して切り替える」構成である。
本発明によれば、メインスピーカの他に、各座席に対応してそれぞれ指向性スピーカが配置され、また、楽曲データ記憶部には楽曲毎に、少なくとも演奏データ及び当該演奏データに同期した歌詞音声データが記憶され、演奏信号に同期した歌詞音声信号の出力先の指向性スピーカを、対応する使用マイク特定情報に基づいて切り替えさせて当該歌詞音声信号を出力させる構成とすることにより、カラオケ利用者に特別な操作や体勢を要求せずに、自動的に所望の搭乗者にのみ歌詞音声を聴取可能とすることができるものである。
以下、本発明の最良の実施形態を図により説明する。
図1に、本発明に係る歌唱補助機能を備える車載用カラオケシステムの第1実施形態のブロック構成図を示す。図1において、歌唱補助機能を備える車載用カラオケシステム11は、利用者が選曲したカラオケ楽曲の演奏データに基づきカラオケ演奏を行うもので、演奏に際して歌詞音声を出力させる機能を備えるものとして、カラオケ演奏装置12と、当該カラオケ演奏装置12に接続される表示部13、マイク入力端子14、メインスピーカ16、指向性スピーカ16−1A,16−1B,16−2A,16−2B及びリモコン装置17が接続される。当該マイク入力端子14の何れかの入力端子(M1〜M4)にマイク15が接続される。
ここで、上記表示部13は、楽曲選曲表示やカラオケ演奏時の映像、歌詞テロップを表示するもので、後述の操作パネル37と連動するユーザインタフェース機能を備える。上記ユーザインタフェース機能としては、例えば液晶ディスプレイ(LCD)とタッチセンサとを積層して入出力用とし、表示されるアイコン等に対応して当該タッチセンサにより楽曲の選択などのデータを入力することができるGUIである。
上記マイク入力端子14は、車内の指向性スピーカ16−1A,16−1B,16−2A,16−2Bに対応した位置にそれぞれ配置した入力端子M1〜M4で構成される(図2で説明する)。マイク15が接続される当該入力端子M1〜M4が使用マイク特定情報となり、マイク15が接続されたマイク入力端子14は、後述の入力端子検出手段32において、例えば通電状態で検出される。図では、マイク15がマイク入力端子14の入力端子M3に接続されたものとして示している。
上記メインスピーカ16は、演奏信号及び有線式若しくは無線式(ハンドフリー方式を含む)のマイク15から入力される歌唱音声信号が出力される。図では有線式のマイク15が用いられるものとしている。上記指向性スピーカ16−1A,16−1B,16−2A,16−2Bは、ガイドボーカルとしての歌詞音声の出力専用のもので、座席に対応して配置される(図2で説明する)。上記リモコン装置17は、その構成は公知のもので十分であり、専ら歌唱楽曲を選曲や、歌唱中のキー設定、エコー設定等を行うためのものである。
上記カラオケ演奏装置12は、バス21、中央制御部22、ROM23、RAM24、楽曲データ記憶部である楽曲DB(楽曲データベース)25、楽曲検索手段27、予約管理手段28、再生制御部29、音楽曲出力部30、ミキシングアンプ31、入力端子検出手段32、歌詞音声出力部33、出力切替手段34、アンプ35、操作入力IF(インタフェース)36、操作パネル37及び受信部38を適宜備える。上記入力端子検出手段32は使用マイク特定手段39を備える。
上記中央制御部22は、このシステムを統括的に処理制御する物理的なCPUであり、ROM23に記憶されているプログラムに基づくアルゴリズム処理を行う。上記RAM24は、種々のプログラムを展開、実行させるための作業領域としての役割をなすもので、例えば半導体メモリで構成され、仮想的にハードディスク上に構築される場合をも含む概念である。
上記楽曲DB25は、楽曲コードで管理される所定数の楽曲データファイルを記憶しておくデータベースであり、詳細は図3で説明する。上記楽曲選択手段27は、上記表示部13(操作パネル37)からの入力やリモコン装置17からの入力によって利用者に楽曲を検索させて選曲するためのプログラムであり、RAM24に展開されて実行される。上記予約管理手段28は、利用者がリモコン装置17(又は操作パネル37(表示部13))を用いて選曲した楽曲を予約管理するものであって、選曲された楽曲に、選曲者の選択による歌詞音声出力の有無を関連付けて楽曲コード及び楽曲名をRAM24に形成されるメモリ領域の予約待ち行列に記憶して管理するプログラムであり、RAM24に展開されて実行される(図4で説明する)。
上記再生制御部29は、演奏時に、楽曲DB25より抽出された楽曲データのうちの背景映像データ及び歌詞テロップデータ(歌詞文字データ)を当該楽曲の演奏データに同期させて表示部13に出力する電子回路である。上記音楽曲出力部30は、楽曲コードで楽曲DB25より抽出された演奏データをデジタル再生し、アナログ変換してミキシングアンプ31に出力する電子回路である。当該ミキシングアンプ31は、入力端子検出手段32を介して送られてくるマイク15からの入力した歌唱者の歌唱音声信号と、当該音楽曲出力部30より送られてくる演奏信号とをミキシングし、増幅してメインスピーカ16より出力させるものである。
上記入力端子検出手段32は、使用マイク特定手段を備え、所定の入力端子M1〜M4より送られてくるマイク15からの歌唱音声信号をメインスピーカ16より出力させるためにミキシングアンプ30に送出すると共に、当該マイク15が接続された入力端子M1〜M4を検出し、使用マイク特定手段39が検出された入力端子からマイク15が接続された使用マイク特定情報として出力切替手段34に送出するプログラム乃至電子回路である。
上記歌詞音声出力部33は、選曲楽曲に対応した歌詞音声データをデコードした歌詞音声信号を演奏データに同期させてアンプ35に送出するプログラムないし電子回路である。ここで、同期とは、完全同期はもちろん、所定のタイムラグを含む概念である。当該アンプ35は歌詞音声出力部33からの歌詞音声信号を増幅して出力調整手段34に出力する。上記出力切替手段34は、マイク15が車内に配置されたマイク入力端子14の何れかの入力端子M1〜M4に接続されることによる使用マイク特定手段39からの使用マイク特定情報(M3)により歌詞音声信号を出力させる指向性スピーカ16−1A,16−1B,16−2A,16−2Bを判別して切り替え、歌詞音声出力部33からの歌詞音声信号を出力させるプログラム乃至電子回路である。
上記操作入力IF36は、操作パネル37及びリモコン装置17からの送信信号を受信する受信部38からの入力信号に対して整合性をとるためのプログラムないし電子回路である。当該操作パネル37は、上記表示部13のユーザインタフェース機能と連動して、エコーや左右バランス、メインスピーカ16からの出力音量のボリウムの他、歌唱楽曲を選曲する操作ボタン等を含んだものである。
ここで、図2に、図1における車載用カラオケシステムの車内配置の説明図を示す。図2(A)において、例えば乗用車41には4つの座席があるものとして、ハンドル42のある位置が運転者の座席となる。この乗用車41の前方に、例えばカラオケ演奏装置12が設けられ、その近傍に表示部13が配置される。また、前方(後方又は前方と後方)にメインスピーカ16が配置される。さらに、車内には、有線式のマイク15とリモコン装置17とが持ち運び自在に置かれる。
そして、各座席に対応したものであって、側面側に指向性スピーカ16−1A,16−1B,16−2A,16−2Bが設けられている。また、指向性スピーカ16−1A,16−1B,16−2A,16−2Bに対応したものであって、例えば並びでマイク入力端子14を構成する入力端子M1〜M4がそれぞれ配置される。なお、各指向性スピーカ16−1A,16−1B,16−2A,16−2B及び各入力端子M1〜M4の配置を、例えば天井や座席シート部分(背もたれ、ヘッドレスト、アームレスト、前席にあってはダッシュボード、後席にあっては前席の背もたれやヘッドレスト)としてもよい。すなわち、各搭乗者それぞれのみに歌詞音声が聞こえる配置とされるものである。
例えば、前部右座席(運転席)に対して第1指向性スピーカ16−1A及び入力端子M1、前部左座席(助手席)に対して第2指向性スピーカ16−1B及び入力端子M2、後部右座席に対して第3指向性スピーカ16−2A及び入力端子M3、後部左座席に対して第4指向性スピーカ16−2B及び入力端子M4が配置される。
例えば、図2(B)に示すように、第3指向性スピーカ16−2A対応する入力端子M3にマイク15が接続された場合、メインスピーカ15より演奏信号が出力され、第3指向性スピーカ15−2Aより歌詞音声信号が出力されることとなる。すなわち、演奏及び歌唱音声は搭乗者全員に聴取され、後部右座席に着座した歌唱者に対してのみ歌詞音声が聴取可能となるものである。
また、図3に、図1の楽曲DBに記憶されている楽曲データファイルの説明図を示す。図3において、楽曲DB25に記憶されている各楽曲の楽曲データファイルは、トラック1〜3に同期された演奏データ、歌詞音声データ及び背景映像データで構成される。演奏データは、例えばMIDI(登録商標)データやMP3データのもので、音楽曲出力部30でデコードされてメインスピーカ16より出力される。
また、歌詞音声データは、演奏データに同期して歌唱される上記演奏データと同形式の音声データであり、歌詞音声出力部33でデコードされて所定の指向性スピーカ15−Nより出力される。そして、背景映像データは、映像データと歌詞テロップデータより構成されるもので、当該映像データは例えばMPEGデータであり、当該歌詞テロップデータは演奏データに同期された楽曲の歌詞文字データである。
続いて、図4に、図1の楽曲予約表示画面及び予約管理手段における予約待ち行列の説明図を示す。図4(A)は、楽曲予約のための画面が表示部13上に表示された場合を示しており、所定の搭乗者が例えばリモコン装置17を用いて楽曲検索手段27の機能により所定の楽曲を検索し、又は他の同乗者に検索させて歌唱楽曲が選曲される際、例えば歌手名、曲名等で表示されると共に、当該画面において、ガイドボーカル(歌詞音声)の出力の有無が選択される。図では、ガイドボーカルの出力をオン状態として示している。当該選曲された楽曲は、予約管理手段28がRAM24に形成した予約待ち行列のメモリ領域に、図4(B)に示すように、当該予約される曲名、楽曲コードに歌詞音声(ガイドボーカル)出力の状態(ここではオン状態)を関連付けて登録管理するものである。
そこで、図5に、本発明における歌詞音声出力のフローチャートを示す。図5(A)において、選択楽曲が演奏される際、中央制御部22が予約管理手段28の予約待ち行列より演奏対象の楽曲を特定する(ステップ(S1))。特定された楽曲に、付随情報として歌詞音声(ガイドボーカル)出力の情報が含まれていれば(S2)、当該中央制御部22は、演奏対象の楽曲のデータファイルを楽曲DB25より抽出し、トラック1の演奏データを音楽曲出力部30に送出すると共に、トラック3の背景映像データを再生制御部29に送出し、また、トラック2の歌詞音声データを歌詞音声出力部33に送出する(S3)。
一方、特定された楽曲に、付随情報として歌詞音声(ガイドボーカル)出力の情報が含まれていない場合には(S2)、演奏対象の楽曲のデータファイルを楽曲DB25より抽出し、トラック1の演奏データを音楽曲出力部30に送出すると共に、トラック3の背景映像データを再生制御部29に送出する(S4)。
続いて、図5(B)において、入力端子検出手段32ではマイク15からの歌唱音声信号をミキシングアンプ31に送出すると共に、歌詞音声出力部33が歌詞音声データをデコードした歌詞音声信号をアンプ35に送出し、また、入力端子検出手段32においてマイク15が接続された入力端子M3を検出することで使用マイク特定手段39が使用されているマイクの入力端子M3を特定し、使用マイク特定情報M3として出力切替手段34に送出する(S11)。また、出力切替手段34が使用マイク特定情報M3に基づいて歌詞音声信号を出力させる第3指向性スピーカ(16−2A)を判別し、出力先を当該第3指向性スピーカ16−2Aに切り替える(S12)。そして、歌詞音声出力部33からの歌詞音声信号がアンプ35により増幅され、出力切替手段34により切り替えられた第3指向性スピーカ15−2Aより出力されるものである(S13)。
このように、カラオケ利用者(各搭乗者)に特別な操作や体勢を要求せずに、自動的に所望の搭乗者にのみ歌詞音声を聴取可能とすることができるものである。
次に、図6に本発明に係る歌唱補助機能を備える車載用カラオケシステムの第2実施形態のブロック構成図を示すと共に、図7に図6の車載用カラオケシステムにおける指向性スピーカの車内配置の説明図を示す。図6に示す歌唱補助機能を備える車載用カラオケシステム11は、上述のマイク入力端子14及び入力端子検出手段32に代えてマイク受信部40を設けたもので、当該マイク受信部40は使用マイク特定手段39を備えたものである。使用されるマイクとして指向性スピーカ16−1A,16−1B,16−2A,16−2Bに対応する使用マイク特定情報としてのマイクID(A〜D)を送信する無線式のマイク15A〜15Dが配置されたものである。他の構成は図1と同様であり、説明を省略する。
すなわち上記マイク15A〜15Dは、図7に示すように、指向性スピーカ16−1A,16−1B,16−2A,16−2Bに対応して4本用意され、例えば利用者の着座した座席において専用となり、それぞれは指向性スピーカ16−1A,16−1B,16−2A,16−2Bに応じた使用マイク特定情報としてのマイクID(A〜D)がマイク受信部40に対して使用時(例えば、マイクスイッチのオン、オフ)に発信される。例えば、マイク15A〜15Dから送信される搬送波の周波数に対応した所定の識別信号をマイクIDとして認識することができる。
上記マイク受信部40は、歌唱音声信号を受信してミキシングアンプ31に送出すると共に、所定のマイク15A〜15DよりマイクIDを受信することで使用されているマイクを特定し、当該マイクIDを使用マイク特定情報として出力切替手段34に送出する電子回路である。この場合、出力切替手段34は、上記マイク受信部40がマイクIDを受信することによる使用マイク特定情報により歌詞音声信号を出力させる指向性スピーカを判別して切り替えるものである。
そこで、図8に、図6の歌詞音声信号の出力処理のフローチャートを示す。ここでは、楽曲演奏に際してマイク15Cがスイッチオンされて歌唱音声信号が入力される場合として説明する。図8において、マイク受信部40がマイク15Cから送信された歌唱音声信号をミキシングアンプ31に送出すると共に、歌詞音声出力部33では、歌詞音声データをデコードした歌詞音声信号をアンプ35に送出し、また、マイク受信部40が、当該マイク15Cから送信されたマイクIDを受信することで使用マイク特定手段39が使用されているマイク15Cを特定し、使用マイク特定情報M3として出力切替手段34に送出する(S21)。
出力切替手段34では、使用マイク特定情報M3に基づいて歌詞音声信号を出力させる第3指向性スピーカ(16−2A)を判別し、出力先を当該第3指向性スピーカ16−2Aに切り替える(S22)。そして、歌詞音声出力部33からの歌詞音声信号がアンプ35により増幅され、出力切替手段34により切り替えられた第3指向性スピーカ16−2Aより出力されるものである(S23)。
このように、使用されるマイクが無線式であっても、上記同様に、マイクから発信されるマイクIDより歌詞音声を出力させる指向性スピーカ16−1A,16−1B,16−2A,16−2Bを判別、特定することができることから、カラオケ利用者(各搭乗者)に特別な操作や体勢を要求せずに、自動的に所望の搭乗者にのみ歌詞音声を聴取可能とすることができるものである。
なお、上記第1実施形態及び第2実施形態において、使用されるマイクが複数として、マイク入力端子14に接続され、また、マイク受信部40に送信させる場合であっても適用することができるものである。
本発明の歌唱補助機能を備える車載用カラオケシステムは、自家用車や商用車(トラック、バスなど)の自動車、列車、飛行機、船舶内で設置されるカラオケシステムに利用可能である。
本発明に係る歌唱補助機能を備える車載用カラオケシステムの第1実施形態のブロック構成図である。 図1における車載用カラオケシステムの車内配置の説明図である。 図1の楽曲DBに記憶されている楽曲データファイルの説明図である。 図1の楽曲予約表示画面及び予約管理手段における予約待ち行列の説明図である。 図1の歌詞音声信号の出力処理のフローチャートである。 本発明に係る歌唱補助機能を備える車載用カラオケシステムの第2実施形態のブロック構成図である。 図6の車載用カラオケシステムにおける指向性スピーカの車内配置の説明図である。 図6の歌詞音声信号の出力処理のフローチャートである。
11 車載用カラオケシステム
12 カラオケ演奏装置
13 表示部
14 マイク入力端子
15,15N マイク
16 メインスピーカ
16−N 指向性スピーカ
32 入力端子検出手段
33 歌詞音声出力部
34 出力切替手段
39 紙葉マイク特定手段
40 マイク受信部
41 乗用車

Claims (3)

  1. 利用者が選曲したカラオケ楽曲の演奏データに基づきカラオケ演奏を行うに際して歌詞音声信号を出力させる歌唱補助機能を備える車載用カラオケシステムであって、
    演奏信号及び歌唱音声信号を出力するメインスピーカの他に、各座席に対応して指向性スピーカが配置されるものであり、
    楽曲データ記憶部、使用マイク特定手段、歌詞音声出力部及び出力切替手段を有し、
    前記楽曲データ記憶部は、楽曲毎に、少なくとも演奏データ及び当該演奏データに同期した歌詞音声データを記憶し、
    前記使用マイク特定手段は、使用されているマイクを特定して当該使用マイク特定情報を前記出力切替手段に送出し、
    前記歌詞音声出力部は、演奏対象の楽曲の前記歌詞音声データに基づく歌詞音声信号を前記演奏信号に同期させて前記出力切替手段に出力させ、
    前記出力切替手段は、前記使用マイク特定情報から前記指向性スピーカを判別して切り替え、前記歌詞音声出力部からの歌詞音声信号を出力させる、
    ことを特徴とする歌唱補助機能を備える車載用カラオケシステム。
  2. 請求項1記載の歌唱補助機能を備える車載用カラオケシステムであって、前記出力切替手段は、マイクが車内に配置されたマイク入力端子の何れかに接続されることによる前記使用マイク特定情報により前記歌詞音声信号を出力させる指向性スピーカを判別して切り替えることを特徴とする歌唱補助機能を備える車載用カラオケシステム。
  3. 請求項1記載の歌唱補助機能を備える車載用カラオケシステムであって、前記出力切替手段は、車内にマイクIDを送信するマイクがそれぞれ配置され、送信されるマイクIDを受信することによる前記使用マイク特定情報により前記歌詞音声信号を出力させる指向性スピーカを判別して切り替えることを特徴とする歌唱補助機能を備える車載用カラオケシステム。
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