JP2008232386A - 配管継手構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、異なる径の配管と容易にロウ付け接続することが可能であると共に、低コストで製造可能な配管継手構造を提供することを目的とする。
【解決手段】空調用の室内機と室外機との間を、連絡配管により接続するために前記室外機Xに設けられた配管継手構造1である。当該配管継手構造1は、前記室外機Xから延びるとともに、延出方向における端部に拡径部21aを有する補助配管2と、当該拡径部21aに一端を挿入された配管であって、配管軸方向における他端側に、配管径が小さくなるように変化する縮径部73a、73b(図3参照)が形成された異径継手配管73と、を備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は、空調用の室内機と室外機との間を連絡配管により接続するために前記室外機に設けられた配管継手構造に関する。
従来、空調用の室内機と室外機との間を接続する配管構造として、例えば、特許文献1に記載された空気調和装置が有する配管接続構造が知られている。この配管接続構造は、特許文献1の図1に記載されているように、室外機から延びる主冷媒配管42・43に冷媒分岐管40・41が接続された構成となっている。そして、特許文献1の図2に記載されているように、冷媒分岐管40における主冷媒配管42と接続する主流通路40aの端部には異径部40sが形成されている。また、冷媒分岐管40における分岐流通路40c〜40e、40f〜40hの端部には、異径部が形成されている。これにより、接続する配管径に応じて異径部を切断することで、配管のロウ付け接続を容易に可能とし、施工費の削減や冷媒漏れに対する信頼性の向上を図ることができる。
特許2682500号公報
しかしながら、特許文献1に記載の配管継手構造においては、室外ユニットと複数の室内ユニットを接続する複数の配管における一の配管の径が冷媒分岐管40の異径部に対応せず、冷媒分岐管40に接続できないような場合は、当該冷媒分岐管40を全て取り換える必要が生じてしまう。特に、冷媒分岐管40は主流通路及び複数の分岐配管が一体化されて構成されているため、通常の配管に比べて成形コストが増加するため問題となる。
本発明は、上記実情に鑑みることにより、異なる径の配管と容易にロウ付け接続することが可能であると共に、低コストで製造可能な配管継手構造を提供することを目的とする。
第1の発明に係る配管継手構造は、空調用の室内機と室外機との間を、連絡配管により接続するために前記室外機に設けられた配管継手構造であって、前記室外機から延びるとともに、延出方向における端部に拡径部を有する補助配管と、当該拡径部に一端を挿入された配管であって、配管軸方向における他端側に、配管径が小さくなるように変化する縮径部が形成された異径継手配管と、を備えることである。
この配管継手構造では、補助配管の端部に拡径部が形成されているため、異径継手配管を容易に挿入して接続することができると共に、接続部における冷媒の流路抵抗が増加することを防ぎ、配管内を通過する冷媒の圧力損失を低減することができる。また、異径継手配管には、補助配管との接続する側の端部から他端側に向かって配管径が小さくなる縮径部が形成されているため、縮径部の前後において異なる配管径の部分を有している。したがって、異径継手配管に接続する連絡配管の径に適した配管径の部分で当該異径継手配管を切断することで、当該連絡配管を挿入してロウ付けすることが可能となる。また、異径継手配管の縮径部においては、連絡配管から補助配管へ向かう方向の流路は拡径することになるため、当該方向への冷媒の流れを妨げることはなく、冷媒の圧力損失を抑えることが可能となる。また、異径継手配管を簡易な形状として構成できるため、低コストで配管継手構造を形成することが可能となる。
第2の発明に係る配管継手構造は、第1の発明に係る配管継手構造において、前記補助配管は、前記室外機から延びる配管から分岐した複数の分岐配管を有し、前記異径継手配管は、当該複数の分岐配管における端部に挿設されていることである。
この配管継手構造では、室外機に対して室内機側から延びる複数の連絡配管を接続することが可能となる。この場合、一の異径継手配管に対して、一の連絡配管が接続される構成であるため、複数の分岐配管のそれぞれに適した異径継手配管を選択して用いることが可能となる。
第3の発明に係る配管継手構造は、第1又は第2の発明に係る配管継手構造において、前記異径継手配管は、前記縮径部を配管軸方向において複数有することである。
この配管継手構造では、異径継手配管は、軸方向において少なくとも3種類の配管径を有するため、切断部の径を少なくとも3種類から選択することが可能となる。これにより、異径継手配管に接続しようとする連絡配管の径に合わせて、よりロウ付け接続し易いように異径継手配管を切断することが可能となる。
第4の発明に係る配管継手構造は、第1〜第3の発明のいずれかに係る配管継手構造において、前記異径継手配管には、内壁の一部が当該異径継手配管の内側に向かって突出するように突出部が形成されていることである。
この配管継手構造では、異径継手配管に対してロウ付け接続する連絡配管を、当該異径継手配管に挿入するときに、当該連絡配管の挿入長さは、異径継手配管に形成された突出部に当該連絡配管が当接することにより規制される。これにより、ロウ付け時に適切な挿入寸法を確保することが容易に可能となる。
第5の発明に係る配管継手構造は、第1〜4の発明のいずれかに係る配管継手構造において、前記異径継手配管は、配管の軸が屈曲するように形成されていることである。
この配管継手構造では、異径継手配管に接続する連絡配管を、補助配管の延出方向とは異なる方向に延びるように配置することが可能となる。したがって、例えば、補助配管の延出方向に連絡配管の配置するスペースがない場合であっても、連絡配管を屈曲させることなく、又は、軸方向における屈曲回数を増加させることなく、当該連絡配管の配置位置をより適切な位置とすることが可能となる。
以上の説明に述べたように、本発明によれば、以下の効果が得られる。
第1の発明では、補助配管の端部に異径継手配管を容易に挿入して接続することができると共に、接続部における冷媒の流路抵抗が増加することを防ぎ、配管内を通過する冷媒の圧力損失を低減することができる。また、異径継手配管に接続する連絡配管の径に適した配管径の部分で当該異径継手配管を切断することで、当該連絡配管を挿入してロウ付けすることが可能となる。縮径部においては、連絡配管から補助配管へ向かう方向への冷媒の流れを妨げることはなく、冷媒の圧力損失を抑えることが可能となる。また、低コストで配管継手構造を形成することが可能となる。
第2の発明では、室外機に対して室内機側から延びる複数の連絡配管を接続することが可能となるとともに、複数の分岐配管のそれぞれに適した異径継手配管を選択して用いることが可能となる。
第3の発明では、異径継手配管を切断したときの径を少なくとも3種類から選択することが可能となる。これより、異径継手配管に接続しようとする連絡配管の径に合わせて、よりロウ付け接続し易いように異径継手配管を切断することが可能となる。
第4の発明では、ロウ付け時に適切な挿入寸法を確保することが容易に可能となる。
第5の発明では、異径継手配管に接続する連絡配管を、補助配管の延出方向とは異なる方向に延びるように配置することが可能となる。これにより、接続する連絡配管の配置位置をより適切な位置とすることが可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の配管継手構造1を有する多室用の空気調和機100の冷媒回路を示す図である。この空気調和機100は、室外ユニットXと室内ユニットYとが連絡配管51〜54を介して接続されたものである。
室外ユニットXは、圧縮能力可変型の圧縮機10と、室外熱交換器11と、を備えている。圧縮機10の吐出配管10aと吸込配管10bとは四路切替弁12を介して、冷媒配管13と冷媒配管14と、に接続している。また、吸込配管10bにはアキュムレータ30が介設されている。
冷媒配管13は、室外熱交換器11、閉鎖弁15、が圧縮機10側から順次介設されており、配管経路における閉鎖弁15よりも室内ユニットYに近い位置において、分岐配管16と分岐配管17とに分岐している。分岐配管16・17には、それぞれ、電動膨張弁18・19が設置されている。尚、後述するように、分岐配管16・17における室内ユニットY側の端部には、拡管加工された配管部分である拡径部16a・17aが形成されており、当該拡径部16a・17aに異径継手配管71・72が挿入されてロウ付けにより接続される。
冷媒配管14には、閉鎖弁20が介設されており、配管経路における閉鎖弁20よりも室内ユニットYに近い位置において、分岐配管21と分岐配管22とに分岐している。分岐配管21・22は、室内ユニットY側の端部に、拡管加工された配管部分である拡径部21a・22aが形成されており、当該拡径部21a・22aに室内ユニットYと接続するための異径継手配管73・74が挿入されてロウ付けにより接続される。
室内ユニットYは、2台の室内熱交換器41・42を備えている。当該室内熱交換器41・42は、冷媒配管43・44にそれぞれ介設されている。そして、冷媒配管43の一端43aは、室外ユニットXの異径継手配管71と連絡配管51を介して接続され、他端43bは、室外ユニットXの異径継手配管73と連絡配管53を介して接続される。また、冷媒配管44の一端44aは、室外ユニットXの異径継手配管72と連絡配管52を介して接続され、他端44bは、室外ユニットXの異径継手配管74と連絡配管54を介して接続される。
空気調和機100の冷媒回路は上記のように構成されており、圧縮機10を駆動することで配管内の冷媒を室内ユニットYと室外ユニットXとの間で循環させ、電動膨張弁18・19を適宜調整することにより、冷房又は暖房の機能を発揮することが可能となる。尚、冷房・暖房の切換は四路切換弁12の切り換えにより行われる。
次に、本発明の配管継手構造1を備える室外ユニットXから延びる配管部分(補助配管)の具体的な構成について図2を用いて説明する。図2は、室外ユニットXの外観斜視図である。尚、図2は、室外ユニットXに対して連絡配管51〜54をロウ付け接続する前の状態を示しており、連絡配管51〜54との接続部近傍の配管構造を説明するため、室外ユニットXの周囲を覆うケーシング60を一部取り除いた構成を示している。
室外ユニットXは、ケーシング60(ケース部材)に周囲四面、上面、及び底面を覆われた略直方体形状に形成されている。ケーシング60には、側板61がケーシング60の底面と略垂直な面をなすように当該ケーシング60に固定されている。これにより側板61は、ケーシング60内の空間を、室外熱交換器11(図1参照)等が配置される側と、連絡配管51〜54を接続する異径継手配管71〜74側と、を部分的に区画している。そして、冷媒配管13・14は、側板61における上端部に近い位置を、側板61と略直交するように貫通した状態で、側板61に対してねじ等の固定具により配置位置を固定されている。閉鎖弁15・20は、側板61を挟んで室外熱交換器11と逆側に配置されており、側板61における冷媒配管13・14の貫通位置近傍に設置されている。したがって、側板61を取り外すことなく閉鎖弁15・20を外部から開閉することが可能となっている。また、閉鎖弁15、20は、ケーシング60の上面に近い位置に配置されているため、開閉操作を容易に行うことが可能となっている。
冷媒配管14は、側板61の表面と略垂直方向に当該側板61に貫通して延出した後、閉鎖弁20を介して下方に延びている。そして、冷媒配管14は、冷媒配管13の側板61の貫通位置と略同じ高さまで下方に向かって延びた後、側板61の表面と略垂直方向に延びるように屈曲し、ケーシング60の角部60aに近づくように延びている。そして当該角部60a近傍において、更に下方に向かうように屈曲し、ケーシング60の底面に近い高さまで下方に延出した位置において、U字状に屈曲し、逆に上方に向かってケーシング60の角部60aに沿って配管部14aが延びている。冷媒配管14は、上方に延びる配管部14aの途中で、閉鎖弁20よりも低い位置において分岐配管21と分岐配管22とに分岐する。
分岐配管21は、分岐点から略水平方向にケーシング60の側面に沿って延びており、延出方向の端部近傍において拡管加工された拡径部21aを備えている。拡径部21aは、例えば、接続に使用されることが想定される複数種類の連絡配管のうち、最も配管径の太い配管が挿入可能な径となるように予め拡管加工されている。
異径継手配管73は、一端が当該拡径部21aに挿入可能な最大の径となるように、例えば外径が約15.9mmとして形成されており、当該一端を拡径部21aに挿入された状態で、ロウ付けにより接続されている。図3に異径継手配管73を拡大して示すように、異径継手配管73は、配管軸方向(図中Cで示す一点鎖線の方向)の2箇所に、他端側に向かって配管径が小さくなるように変化する部分である縮径部73a・73bを備えている。これにより、異径継手配管73は、軸方向において3種類の異なる径を有する配管であり、拡径部21a側の端部から他端に向かって段階的に径が小さくなるように形成されている。そして、当該異径継手配管73に対して、連絡配管53がロウ付け接続される。
分岐配管22は、分岐点から分岐配管21と平行に延びており、延出方向の端部には拡径部22aが形成され、当該拡径部22aに対して異径継手配管74が挿入されてロウ付け接続される。そして、当該異径継手配管74に対して、連絡配管54がロウ付け接続される。
このように、冷媒配管14の一部と分岐配管21・22とにより室外ユニットXから延びる補助配管2が構成され、当該補助配管2の端部の拡径部21a・22aに対して異径継手配管73・74が挿入されている。
冷媒配管13は、側板61の表面と略垂直方向に当該側板61に貫通して延出した後、閉鎖弁15を介して下方に延びている。そして、冷媒配管13は、冷媒配管14の最下端部よりもケーシング60の底面に近い高さまで下方に延出した位置において、U字状に屈曲し、逆に上方に向かって延びている。冷媒配管13は、上方に延びる配管部13aにおいて閉鎖弁15よりも低い位置において、分岐配管16と分岐配管17とに分岐する。
分岐配管16は、分岐位置から電動膨張弁18に連通するまで略U字状に屈曲して形成されており、電動膨張弁18の位置から端部までは、分岐配管21と略平行に延びている。電動膨張弁18は、側板61に対して図示しない固定部材により固定されている。分岐配管16は、延出方向の端部において拡径するように形成された拡径部16aを備えており、当該拡径部16aに異径継手配管71が挿入されてロウ付けされる。分岐配管17は、分岐配管16と略同形状に形成され、側板61に対して図示しない固定部材により固定された電動膨張弁19が介設されている。そして、分岐配管17の端部には拡径部17aが形成されており、ロウ付けにより異径継手配管72が接続される。
このように、冷媒配管13の一部と分岐配管16・17とにより室外ユニットXから延びる補助配管3が構成され、当該補助配管3の端部の拡径部16a・17aに対して異径継手配管71・72が挿入されることにより構成されている。
次に、異径継手配管と連絡配管との接続について、異径継手配管73と連絡配管53を接続する場合を例に挙げて説明する。図4は、連絡配管と異径継手配管73を接続した状態における異径継手配管73の中心軸Cを通る断面を模式的に示す図である。図4における(a)、(b)、(c)には、異径継手配管73に接続する連絡配管53として、それぞれ径の異なる連絡配管53a、53b、53cが選択された場合を示している。
異径継手配管73の最も配管径の小さい部分(以下、第1配管部A1と称する。)の内径は例えば約9.5mmとして形成されている。図4(a)に示すように、第1配管部A1の内径(9.5mm)以下の外径を有する連絡配管53aを接続する場合は、当該第1配管部A1に対して挿入されてロウ付け接続することになる。この場合、異径継手配管73を切断する必要はなく、容易にロウ付け接続を行うことができる。
また、異径継手配管73の縮径部73aと縮径部73bとの間の配管部分(以下、第2配管部A2と称する。)における内径は例えば約12.7mmとして形成されている。図4(b)に示すように、外径が、第1配管部の内径(9.5mm)よりも大きく、第2配管部A2の内径(12.7mm)以下である連絡配管53bを接続する場合は、異径継手配管73を第2配管部A2で切断して、当該第2配管部A2に挿入してロウ付け接続を行うことになる。
また、図4(c)に示すように、外径が、第2配管部の内径(12.7mm)よりも大きい連絡配管53cを接続する場合は、異径継手配管73を、縮径部73aよりも分岐配管21側に位置する配管部分(以下、第3配管部A3と称する)で切断して、当該第3配管部A3に挿入してロウ付け接続を行うこともできる。尚、異径継手配管73の第3配管部A3の外径(15.9mm)と同程度の外径を有する連絡配管を接続する場合は、異径継手配管73を取り除いて、直接、分岐配管21の拡径部21aに挿入してロウ付け接続することもできる。
尚、異径継手配管74と連絡配管54との接続、異径継手配管71と連絡配管51との接続及び異径継手配管72と連絡配管52との接続についても同様にして、異径継手配管を切断等することにより行われる。
以上説明したように、本発明の実施形態に係る配管継手構造1は、空調用の室内ユニットYと室外ユニットXとの間を、連絡配管53により接続するために前記室外ユニットXに設けられた配管継手構造であって、前記室外ユニットXから延びるとともに、延出方向における端部に拡径部21aを有する補助配管2(分岐配管21)と、当該拡径部21aに一端を挿入された配管であって、配管軸方向における他端側に、配管径が小さくなるように変化する縮径部73a・73bが形成された異径継手配管73と、を備えることである。
この配管継手構造1では、分岐配管21の端部に拡径部21aが形成されているため、異径継手配管73を容易に挿入して接続することができると共に、接続部における冷媒の流路抵抗が増加することを防ぎ、配管内を通過する冷媒の圧力損失を低減することができる。また、異径継手配管73には、分岐配管21との接続する側の端部から他端側に向かって配管径が小さくなる縮径部73a・73bが形成されているため、縮径部の前後において異なる配管径の部分(第1配管部A1、第2配管部A2、第3配管部A3)を有している。したがって、異径継手配管73に接続する連絡配管53の径に適した配管径の部分で当該異径継手配管73を切断することで、当該連絡配管53を挿入してロウ付けすることが可能となる。また、異径継手配管73の縮径部73a、73bにおいては、連絡配管53から分岐配管21へ向かう方向の流路は拡径することになるため、当該方向への冷媒の流れを妨げることはなく、冷媒の圧力損失を抑えることが可能となる。また、異径継手配管73を簡易な形状として構成できるため、低コストで配管継手構造を形成することが可能となる。
また、前記補助配管2は、前記室外ユニットXから延びる冷媒配管14から分岐した分岐配管21と分岐配管22とを有し、前記異径継手配管73は、当該分岐配管21における端部の拡径部21aに挿設されている。
この配管継手構造1では、室外ユニットXに対して室内ユニットY側から延びる連絡配管53と連絡配管54とを接続することが可能となる。この場合、一の異径継手配管に対して、一の連絡配管が接続される構成であるため、複数の連絡配管のそれぞれに適した形状の異径継手配管を選択して用いることが可能となる。本実施形態においては、異径継手配管74は、異径継手配管73と同形状に形成されているがこの場合に限らず、想定される連絡配管の配管径を考慮して、他の分岐配管に接続される異径継手配管とは異なる形状の異径継手配管を接続しても良い。この場合、異径継手配管を予め複数パターン製造しておくことで、現地配管により対応し易い配管継手構造を分岐配管21・22側に加工を施すことなく容易に製造可能となる。
また、前記異径継手配管73は、複数の縮径部73a、73bを配管軸方向において有し、軸方向において少なくとも3種類の配管径(第1配管部A1の径、第2配管部A2の径、第3配管部A3の径)を有する。そのため、切断部の径を少なくとも3種類から選択することが可能となる。これより、異径継手配管73に接続しようとする連絡配管53の径に合わせて、よりロウ付け接続し易いように異径継手配管73を切断することが可能となる。
また、図5(a)〜(c)に異径継手配管73の変形例を示すように、異径継手配管73の内壁の一部が当該異径継手配管の内側に向かって突出するように、当該異径継手配管73にディンプル73c、73d、73e(突出部)を形成した構成とすることも可能である。
ディンプル73c、73d、73eは、異径継手配管73の外周壁の一部に、径方向内側への力を付勢して、塑性変形させることにより形成可能な突出部であり、異径継手配管73における当該突出部の位置においては、挿入される連絡配管53の外径よりも、異径継手配管73の内径が小さくなるように異径継手配管73の内側に向かって突出している。
ディンプル73c、73d、73eは、それぞれ、異径継手配管73おける第1配管部A1、第2配管部A2、第3配管部A3、に形成されている。また、ディンプル73cは、第1配管部A1における軸方向中央よりも分岐配管21側に近接した位置に形成されている。同様に、ディンプル73dは、第2配管部A2における軸方向中央よりも分岐配管21側に近接した位置に形成され、ディンプル73eは、第2配管部A3における軸方向中央よりも分岐配管21側に近接した位置に形成されている。
尚、当該ディンプル73c、73d、73eは、配管内周壁における円周方向において連続して突出するように突条として形成してもよいし、当該円周方向において部分的に突出する突起として形成してもよい。
図5(a)に示すように、異径継手配管73の第1配管部A1の内径に対応する外径を有する連絡配管53aを接続する場合は、当該連絡配管53aを異径継手配管73の軸方向における分岐配管21側に付勢することにより、連絡配管53aの挿入方向端部がディンプル73cに当接するため、当接位置で容易に位置決めすることが可能となる。
図5(b)に示すように、異径継手配管73の第2配管部A2の内径に対応する外径を有する連絡配管53bを接続する場合は、異径継手配管73を第2配管部A2で切断した後、連絡配管53bを挿入し、当該連絡配管53bを異径継手配管73の軸方向における分岐配管21側に付勢することにより、連絡配管53bの挿入方向端部がディンプル73dに当接するため、当接位置で容易に位置決めすることが可能となる。また、図5(c)に示すように、異径継手配管73の第3配管部A3の内径に対応する外径を有する連絡配管53cを接続する場合は、異径継手配管73を第3配管部A3で切断した後、連絡配管53cを挿入し、当該連絡配管53cを異径継手配管73の軸方向における分岐配管21側に付勢することにより、連絡配管53cの挿入方向端部がディンプル73eに当接するため、当接位置で容易に位置決めすることが可能となる。
以上説明したように、異径継手配管73には、内壁の一部が当該異径継手配管の内側に向かって突出するようにディンプル73c、73d、73eが形成されているため、異径継手配管73に対してロウ付け接続する連絡配管53を、当該異径継手配管73に挿入するときに、当該連絡配管53の挿入長さは、異径継手配管73に形成されたディンプルに当該連絡配管53が当接することにより規制される。これより、ロウ付け時に適切な挿入寸法を確保することが容易に可能となる。
また、図6に示すように、配管の軸が屈曲するように形成された異径継手配管75を異径継手配管73の代わりに用いることも可能である。この異径継手配管73は、異径継手配管73の第3配管部A3の長さを延長し、当該第3配管部A3の途中で軸方向において略90度屈曲して形成されたものであり、配管径が大きい側の端部を分岐配管21の拡径部21a(図6において二点鎖線で示す)に挿入してロウ付け接続される。
この異径継手配管75を用いた場合、異径継手配管75に接続する連絡配管53を、分岐配管21の端部近傍における延出方向(図6におけるD1方向)とは異なる方向(図6におけるD2方向)に延びるように配置することが可能となる。したがって、例えば、分岐配管21の延出方向に連絡配管53を延ばしての配置するスペースがない場合であっても、連絡配管53を屈曲させることなく、又は、軸方向における屈曲回数を増加させることなく、当該連絡配管53の配置位置をより適切な位置とすることが可能となる。これにより、連絡配管53に対して要する曲げ加工を減らすことが可能となり、ロウ付け作業の作業性を向上させることが可能となる。また、異径継手配管75の屈曲部分は、当該配管両端におけるロウ付け接続される配管部分から離れた位置に形成されているため、配管のロウ付け接続にも支障を来たすことはない。
以上、本発明の実施形態及びその変形例について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいてさらに様々に変更して実施することができるものである。
実施形態においては、補助配管2が有する分岐配管21・22の端部及び補助配管3が有する分岐配管16・17の端部の全てに異径継手配管71〜74が挿設された構成であるが、この場合に限定されず、補助配管2及び補助配管3が有する配管延出方向の端部のうち、少なくとも一の端部に異径継手配管が取り付けられた構成であってもよい。
本発明を利用すれば、異なる径の配管と容易にロウ付け接続することが可能であると共に、低コストで配管継手構造を製造することが可能となる。
本発明の配管継手構造を有する多室用の空気調和機の冷媒回路を示す図である。 室外ユニットの外観斜視図である。 図2に示す異径継手配管73の拡大図である。 異径継手配管の中心軸を通る断面を模式的に示す断面図である。 図4に示す異径継手配管の変形例を示す図である。 図4に示す異径継手配管の変形例を示す図である。
符号の説明
1 配管継手構造
2、3 補助配管
13、14 冷媒配管
16、17、21、22 分岐配管
16a、17a、21a、22a 拡径部
51〜54 連絡配管
71〜74 異径継手配管
73a、73b 縮径部
X 室外ユニット(室外機)
Y 室内ユニット(室内機)

Claims (5)

  1. 空調用の室内機(Y)と室外機(X)との間を、連絡配管(51〜54)により接続するために前記室外機に設けられた配管継手構造(1)であって、
    前記室外機から延びるとともに、延出方向における端部に拡径部(16a、17a、21a、22a)を有する補助配管(2、3)と、
    当該拡径部に一端を挿入された配管であって、配管軸方向における他端側に、配管径が小さくなるように変化する縮径部(73a、73b)が形成された異径継手配管(71〜74)と、
    を備えることを特徴とする配管継手構造。
  2. 前記補助配管(2、3)は、前記室外機から延びる配管から分岐した複数の分岐配管(16、17、21、22)を有し、
    前記異径継手配管(71〜74)は、当該複数の分岐配管における端部に挿設されていることを特徴とする請求項1に記載の配管継手構造。
  3. 前記異径継手配管(71〜74)は、前記縮径部を配管軸方向において複数有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の配管継手構造。
  4. 前記異径継手配管(71〜74)には、内壁の一部が当該異径継手配管の内側に向かって突出するように突出部(73c、73d、73e)が形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の配管継手構造。
  5. 前記異径継手配管は、配管の軸が屈曲するように形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の配管継手構造。
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