JP2008228013A - アンテナ制御装置、アンテナ装置および無線装置 - Google Patents

アンテナ制御装置、アンテナ装置および無線装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008228013A
JP2008228013A JP2007064628A JP2007064628A JP2008228013A JP 2008228013 A JP2008228013 A JP 2008228013A JP 2007064628 A JP2007064628 A JP 2007064628A JP 2007064628 A JP2007064628 A JP 2007064628A JP 2008228013 A JP2008228013 A JP 2008228013A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna
beam pattern
communication quality
pattern
quality value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007064628A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Nakano
雅之 中野
Naoki Fukuya
直樹 福家
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KDDI Corp
Original Assignee
KDDI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KDDI Corp filed Critical KDDI Corp
Priority to JP2007064628A priority Critical patent/JP2008228013A/ja
Publication of JP2008228013A publication Critical patent/JP2008228013A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
  • Radio Transmission System (AREA)

Abstract

【課題】アンテナの指向性を制御する際の時間短縮を図る。
【解決手段】アレーアンテナを動作させるアンテナ回路部の動作を設定する制御部21と、アレーアンテナのビームパターンごとにアンテナ回路部12に設定される情報を格納するビームパターンテーブル22とを備え、制御部21は、特定の送信源方向を判定するためのビームパターンの組合せを格納するパターン組合せテーブルを有し、該ビームパターンの組合せでビームパターンを試行して該ビームパターンを評価する無線通信品質値を取得し、該取得された無線通信品質値に基づいて当該組合せの送信源方向を判定し、特定された送信源方向にビーム方向を有するビームパターンを作ることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、アンテナ制御装置、アンテナ装置および無線装置に関する。
従来、アンテナの指向性を制御する技術として、例えば特許文献1,2に記載の技術が知られている。特許文献1記載の技術は、複数のアンテナ素子および移相器を備え、動作させるアンテナ素子を徐々に増加させるとともに位相量を変化させる。これにより、アンテナから放射されるビームを最初の段階でビーム幅の広いビームを走査して電波の到来方向、放射方向にラフにビームを一致させ、その後、徐々にビーム幅の狭いビームにより電波の到来方向、放射方向に精度よくビームを一致させるようにしている。特許文献2記載の技術は、複数のアンテナ素子、増幅器および移相器を備え、複数のアンテナ素子に所定の励振ウェイト(振幅と位相)を与えることにより最大放射方向の異なる複数のビームを発生し、受信側装置で受信信号強度が最大となるビームの信号を選択して受信している。
特開平8−84015号公報 特開平9−74375号公報
しかし、上述した従来の技術では、アンテナの指向性を制御するのに時間がかかるという問題がある。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、その目的は、アンテナの指向性を制御する際の時間短縮を図ることのできるアンテナ制御装置、アンテナ装置および無線装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明に係るアンテナ制御装置は、3個以上のアンテナ素子が多角形の頂点の位置にそれぞれ配置されたアレーアンテナの指向性を制御するアンテナ制御装置において、前記アレーアンテナを動作させるアンテナ回路の動作を設定する制御手段と、前記アレーアンテナのビームパターンごとに、前記アンテナ回路に設定される情報を格納するビームパターンテーブルと、を備え、前記制御手段は、特定の送信源方向を判定するための前記ビームパターンの組合せを格納するパターン組合せテーブルを有し、該ビームパターンの組合せでビームパターンを試行して該ビームパターンを評価する無線通信品質値を取得し、該取得された無線通信品質値に基づいて当該組合せの送信源方向を判定し、特定された送信源方向にビーム方向を有するビームパターンを作ることを特徴とする。
本発明に係るアンテナ制御装置は、3個以上のアンテナ素子が多角形の頂点の位置にそれぞれ配置されたアレーアンテナの指向性を制御するアンテナ制御装置において、前記アレーアンテナを動作させるアンテナ回路の動作を設定する制御手段と、前記アレーアンテナのビームパターンごとに、前記アンテナ回路に設定される情報を格納するビームパターンテーブルと、を備え、前記制御手段は、前記ビームパターンを試行して該ビームパターンを評価する無線通信品質値を取得し、最良の無線通信品質値が得られたビームパターンを作るものであって、無線通信品質値の閾値を設け、無線通信品質値が該閾値を越えたビームパターンのみをアンテナ指向性更新の際の試行対象とすることを特徴とする。
本発明に係るアンテナ制御装置は、複数の指向性アンテナによるアンテナ指向性を制御するアンテナ制御装置において、前記指向性アンテナを動作させるアンテナ回路の動作を設定する制御手段と、前記指向性アンテナのビームパターンごとに、前記アンテナ回路に設定される情報を格納するビームパターンテーブルと、を備え、前記制御手段は、特定の送信源方向を判定するための前記ビームパターンの組合せを格納するパターン組合せテーブルを有し、該ビームパターンの組合せでビームパターンを試行して該ビームパターンを評価する無線通信品質値を取得し、該取得された無線通信品質値に基づいて当該組合せの送信源方向を判定し、特定された送信源方向にビーム方向を有するビームパターンを作ることを特徴とする。
本発明に係るアンテナ制御装置は、複数の指向性アンテナによるアンテナ指向性を制御するアンテナ制御装置において、前記指向性アンテナを動作させるアンテナ回路の動作を設定する制御手段と、前記指向性アンテナのビームパターンごとに、前記アンテナ回路に設定される情報を格納するビームパターンテーブルと、を備え、前記制御手段は、前記ビームパターンを試行して該ビームパターンを評価する無線通信品質値を取得し、最良の無線通信品質値が得られたビームパターンを作るものであって、無線通信品質値の閾値を設け、無線通信品質値が該閾値を越えたビームパターンのみをアンテナ指向性更新の際の試行対象とすることを特徴とする。
本発明に係るアンテナ装置は、前述のアンテナ制御装置と、3個以上のアンテナ素子が多角形の頂点の位置にそれぞれ配置されたアレーアンテナと、前記アレーアンテナを動作させるアンテナ回路とを備えたことを特徴とする。
本発明に係るアンテナ装置は、前述のアンテナ制御装置と、複数の指向性アンテナと、前記指向性アンテナを動作させるアンテナ回路とを備えたことを特徴とする。
本発明に係る無線装置は、前述のアンテナ装置と、前記アンテナ装置を介して無線信号を送信および受信する無線機と、前記アンテナ装置を介して受信された無線信号の無線通信品質値を測定する無線通信品質測定手段とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、アンテナ指向性の制御にかかる時間を短縮することができる。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る無線装置の構成を示すブロック図である。図1において、アンテナ装置1は無線機2に接続されている。アンテナ装置1は、複数のアンテナ素子(本実施形態では3個のアンテナ素子)11と、アンテナ回路部12と、制御部21と、ビームパターンテーブル22を備える。3個のアンテナ素子11はアレーアンテナを構成する。アンテナ素子11は、端子101を介してアンテナ回路部12に接続される。無線機2は、端子102を介してアンテナ回路部12に接続される。
アンテナ回路部12は、制御部21からの指示に従って、動作させるアンテナ素子11を切り替える。また、アンテナ回路部12は、制御部21からの指示に従って、アンテナ素子11に係る無線信号の位相量を変化させる。
図2は、図1に示すアンテナ回路部12の構成を示すブロック図である。
図2において、スイッチSW1−a,bの組は、アンテナ素子11の各々に対応して設けられている。スイッチSW1−a,bは、アンテナ素子11の近くに設置される。アンテナ素子11は、端子101を介してスイッチSW1−aに接続されている。
スイッチSW2−a,b,cの組は、2組設けられている。スイッチSW2−a,b,cは、アンテナ素子11から離れた場所に設置される。スイッチSW1−a,bとスイッチSW2−a,b,cの間は通信ケーブルで接続される。
スイッチSW2−a,b,cの一方の組は、スイッチSW3−a,bの組に接続される。スイッチSW3−a,b間は、通過する無線信号の位相量を「0度」にする遅延線と「+90度」にする遅延線とを有する。スイッチSW3−a,b間の接続の仕方によって、スイッチSW3−a,b間を通る無線信号の位相量が「0度」又は「+90度」になる。
スイッチSW2−a,b,cのもう一方の組は、スイッチSW4−a,bの組に接続される。スイッチSW4−a,b間は、通過する無線信号の位相量を「−90度」にする遅延線と「0度」にする遅延線とを有する。スイッチSW4−a,b間の接続の仕方によって、スイッチSW4−a,b間を通る無線信号の位相量が「−90度」又は「0度」になる。
スイッチSW3−a,bの組およびスイッチSW4−a,bの組は、ともにハイブリッド回路110に接続される。また、ハイブリッド回路110は、端子102を介して無線機2に接続されている。ハイブリッド回路110は、無線機2から入力される無線信号をスイッチSW3−a,bの組とスイッチSW4−a,bの組の双方に出力する。また、ハイブリッド回路110は、スイッチSW3−a,bの組およびスイッチSW4−a,bの組から入力される無線信号を結合し無線機2に出力する。
アンテナ素子11は、スイッチSW1−a,bを介して、いずれかのスイッチSW2−a,b,cの組に接続されるか、又は、いずれのスイッチSW2−a,b,cの組にも接続されない。スイッチSW2−a,b,cの組に接続されないアンテナ素子11は、スイッチSW1−aにより接地される。
スイッチSW3−a,b側のスイッチSW2−a,b,cの組は、いずれか一つのアンテナ素子11をスイッチSW3−a,bの組に接続するか、又は、いずれのアンテナ素子11もスイッチSW3−a,bの組に接続しない。いずれのアンテナ素子11もスイッチSW3−a,bの組に接続しないときは、スイッチSW2−aにより接地する。
スイッチSW4−a,b側のスイッチSW2−a,b,cの組は、いずれか一つのアンテナ素子11をスイッチSW4−a,bの組に接続するか、又は、いずれのアンテナ素子11もスイッチSW4−a,bの組に接続しない。いずれのアンテナ素子11もスイッチSW4−a,bの組に接続しないときは、スイッチSW2−aにより接地する。
上述の図2の構成により、アンテナ回路12は、最大で2個のアンテナ素子11を同時に動作させることができる。また、アンテナ回路12は、動作させる2つのアンテナ素子11間の位相量の差を「0度」、「90度」、「180度」又は「270度」に変化させることができる。
制御部21はアンテナ回路部12を制御する。制御部21は、CPU(中央処理装置)およびメモリ等から構成される。ビームパターンテーブル22は、アンテナビームのパターン(ビームパターン)ごとに、アンテナ回路部12に設定される情報を格納する。そのビームパターンは、3個のアンテナ素子11のうち、最大2個のアンテナ素子11を動作させて作られるものである。ビームパターンテーブル22は、メモリ等の記憶装置に記憶されている。
無線機2は、アンテナ装置1を介して無線信号の送信および受信を行う。無線機2は、無線信号の受信信号強度(Received Signal Strength Indicator:RSSI)を測定し、その測定値(RSSI値)を制御部21に通知する。
図3は、本実施形態に係るアレーアンテナの構成例を示す説明図である。本実施形態では、3個のアンテナ素子11を正三角形の頂点の位置にそれぞれ配置する。アンテナ素子間の距離Dは、周波数fに応じて設定される。図3の例では、周波数fは2.3ギガヘルツ(GHz)であり、アンテナ素子間の距離Dは0.04メートル(m)である。このアレーアンテナによって作られるビームパターンの例が図3に示されている。図3の例は、図3中のアンテナ素子A,Bの2個を動作させ、アンテナ素子A,B間の無線信号の位相差を90度にした場合である。この例のビームパターンは、ビーム幅が180度、フロントバック比(F/B)が15デシベル(dB)以上を実現する。
このように本実施形態では、アンテナ装置1に備えるアンテナ素子が3個という非常に限られたアンテナ素子数であって、しかもその3個を全て使うのではなく、2個のみを使うことにより、ビームパターンを作成する際の制御を簡単にしている。また、アンテナ素子数が少ないので装置構成も簡単になる。
図4は、本実施形態に係るビームパターンテーブル22の構成例である。図4において、3個のアンテナ素子にそれぞれアンテナ番号1,2,3が付与されている。図4のビームパターンテーブル22は、ビームパターンの番号(パターン番号)ごとに、アンテナ番号1,2,3に対応する振幅および位相の情報を格納している。振幅および位相の番号(振幅1,2,3、位相1,2,3)は、アンテナ番号1,2,3に対応する。
振幅情報(0)は当該アンテナ素子を動作させないことを示す。振幅情報(1)は当該アンテナ素子を動作させることを示す。位相情報(0)は当該アンテナ素子を位相差の基準にすることを示す。位相情報(90)は当該アンテナ素子と基準のアンテナ素子間の位相差を90度にすることを示す。位相情報(180)は当該アンテナ素子と基準のアンテナ素子間の位相差を180度にすることを示す。位相情報(270)は当該アンテナ素子と基準のアンテナ素子間の位相差を270度にすることを示す。
図5〜図8には、図4の例のパターン番号2〜16の15個のビームパターンが示されている。なお、パターン番号1は、3個のアンテナ素子を全て動作させない場合(つまりビームパターンなし)である。制御部21は、ビームパターンテーブル22の設定情報を用いてアンテナ回路部12の設定を行うことにより、各ビームパターンを作成する。
次に、本実施形態に係る制御部21の動作を説明する。
図9、図10は、本実施形態に係るアンテナ指向性の制御フロー図である。なお、ここでの説明では、具体的なビームパターンとして図4の例(図5〜図8のビームパターン)を用いる。
図9において、まず、ステップS1では、制御部21は、無指向性のビームパターン(パターン番号2、3又は8)を作成する。これにより、無線機2は、自局以外の他の無線局から送信された無線信号を全方位から受信する。無線機2は、そのRSSI値を測定し、制御部21に通知する。
ステップS2では、制御部21は、制御部21から通知されたRSSI値が最小RSSI閾値(RSSImin)を超えたか否かを判断する。最小RSSI閾値を超えた場合にはステップS3に進み、超えない場合には無指向性のビームパターンによる無線受信信号の監視を継続する。
ステップS3では、制御部21は、更新周期タイマーを起動し、ステップS4でタイムアップ(タイマー値T=T0)を判断する。タイムアップしたらステップS5に進む。
ステップS5では、制御部21は、強制更新法を適用するか否かをその設定値から判断する。強制更新法を適用する場合にはステップS6に進む。強制更新法を適用しない場合には、自動更新法を適用し、ステップS7で、無通信時間が所定値T1であるか否かを判断する。無通信時間は、例えば、制御部21から通知されたRSSI値が最小RSSI閾値以下の連続する期間として計測すればよい。無通信時間が所定値T1になったら、ステップS6に進む。なお、強制更新法は、通信トラヒックの有無に関わらず、ステップS6〜S10を実行する手順である。一方、自動更新法は、通信トラヒックなしと判断できる場合に、ステップS6〜S10を実行する手順である。本実施形態では無通信時間が所定値T1に達した場合を通信トラヒックなしの状態としている。
ステップS6では、制御部21は、通常モードの動作を開始し、作成するビームパターンの番号Nを0に初期化する。ステップS8〜S10では、制御部21は、作成するビームパターンの番号Nを1ずつ増やしながら、パターン番号1から最大値(パターン番号16)までの各ビームパターンを作成し、各ビームパターンにおける無線信号のRSSI値の測定を行う。制御部21は、ビームパターンごとのRSSI値をそのパターン番号Nとともに記録する。このとき、RSSI値の大きい順にテーブル化しておく。これにより、RSSI値の大きい順に、パターン番号NおよびRSSI値が記録されたRSSIテーブルが作成される。
制御部21は、パターン番号の最大のビームパターン(パターン番号16)までのRSSI測定が終了したら、ステップS11に進む。ステップS11では、制御部21は、RSSIテーブルから最大のRSSI値が得られたビームパターンを選択し、その選択したビームパターンを作成する。これにより、制御部21は、通常モードの動作を終了し、ステップS12で、更新周期タイマーをリセットし(タイマー値T=0)、ステップS3に戻る。
図10は、図9のステップS9におけるRSSI測定処理のフロー図である。図10において、ステップS21では、制御部21は、RSSI測定時間タイマー(タイマー値Tmed)を起動する。ステップS22では、制御部21は、RSSI測定間隔タイマー(タイマー値Trssi)を起動する。ステップS23では、制御部21は、RSSI測定間隔タイマーのタイムアップ(Trssi=T2)を判断する。タイムアップしたらステップS24に進む。ステップS24では、制御部21は、RSSI測定処理およびその測定値の記録(テーブル化)を行う。ステップS25では、制御部21は、RSSI測定時間タイマーのタイムアップ(Tmed=T3)を判断する。RSSI測定時間タイマーがタイムアップしたら、RSSI測定処理を終了する。RSSI測定時間タイマーがタイムアップするまでは、ステップS22〜S25を繰り返す。
なお、ステップS24において、RSSI測定処理では、無線機2からRSSI値を取得するが、RSSI測定時間タイマーがタイムアップするまでの期間に制御部21から通知されたRSSI値の統計演算を行うようにしてもよい。例えば、平均値、最大値、中央値、最頻値など、RSSI値の統計値を算出する。この場合、その算出された統計値がテーブル化される。
上述の図9のアンテナ指向性制御フローでは、全てのビームパターン(パターン番号1〜16)を試したが、アンテナ指向性の更新の度に、毎回、全てのビームパターンを試していては、アンテナ指向性を制御するのに時間がかかる。そこで、本実施形態では、上述の通常モードの他に、各種の動作モードを用意する。以下、通常モード以外の他の動作モードについて順次説明する。
[優先モード]
優先モードは、最初のアンテナ指向性制御が通常モードで行われた後のアンテナ指向性更新の際に適用されるものである。図11は、本実施形態に係る優先モードを説明するための説明図である。図11には、通常モードで作成されたRSSIテーブルが示されている。優先モードでは、RSSI値の閾値を設け、該閾値を越えたビームパターンのみをアンテナ指向性更新の際の試行対象とする。図11の例では、RSSI値の閾値は−60dBmに設定されている。従って、RSSI値が−60dBmを超えているパターン番号3,5,6,2のビームパターンだけが試行対象として作成され、RSSI測定が行われる。これにより、パターン番号3,5,6,2のビームパターンのみの新たなRSSI測定結果がRSSIテーブルに反映されてRSSIテーブルが更新される。制御部21は、その更新後のRSSIテーブルから最大のRSSI値が得られたビームパターンを選択し、その選択したビームパターンを作成する。
この優先モードによれば、RSSI値が閾値を超えたビームパターンのみを試行し、アンテナ指向性の更新を行うので、アンテナ指向性の制御にかかる時間を短縮することができる。なお、RSSI値が閾値を越えたビームパターンが存在しない場合には、通常モードによりアンテナ指向性の更新を行う。
[第1の高速モード]
第1の高速モードは、予め試行するビームパターンを限定しておくものである。図12は、本実施形態に係る第1の高速モードを説明するための説明図である。図12には、第1の高速モードのRSSIテーブルと、その比較のための通常モードで作成されたRSSIテーブルとが示されている。図12の例では、パターン番号1,3,6,16のビームパターンだけが試行対象に指定されている。従って、パターン番号1,3,6,16のビームパターンだけが試行対象として作成され、RSSI測定が行われる。これにより、パターン番号1,3,6,16のビームパターンのみのRSSI測定結果からRSSIテーブルが作成される。制御部21は、そのRSSIテーブルから最大のRSSI値が得られたビームパターンを選択し、その選択したビームパターンを作成する。
この第1の高速モードによれば、アンテナ指向性を制御する際に試行するビームパターンが限定されるので、アンテナ指向性の制御にかかる時間を短縮することができる。
[第2の高速モード]
第2の高速モードは、第1の高速モードと同様に予め試行するビームパターンを限定し、さらに、ビーム方向を特定する処理を行うものである。図13は、本実施形態に係る第2の高速モードの動作フロー図である。図14は、第2の高速モードで試行するビームパターンの組合せの例である。図14の例では、6個のビームパターンの組A〜Fが予め指定される。図15,図16には、図14の例のパターン番号1〜6の6個のビームパターンが示されている。また、図14において、各組には、送信源があると特定する方向が規定される。同じ組の各ビームパターンのビーム方向の中間の方向が当該組の送信源方向として規定される。例えば、A組(パターン番号1,2)は、送信源が45度の方向にあると特定するためのビームパターンの組合せである。図14に示されるパターン組合せテーブル30は、特定の送信源方向を判定するためのビームパターンの組合せを格納している。
なお、図14に示されるパターン組合せテーブル30は予めアンテナ装置1の記憶装置に記憶される。制御部21は、そのパターン組合せテーブル30を用いて第2の高速モードの動作を行う。
図13において、ステップS41では、制御部21は、試行するパターン番号Nを0に初期化する。ステップS42〜S45では、制御部21は、試行するビームパターンの番号Nを1ずつ増やしながら、パターン番号Nのビームパターンを作成し、該ビームパターンにおける無線信号のRSSI値の測定を行う。RSSI測定処理は、図9のステップS9と同じである。制御部21は、同じ組の各ビームパターンのRSSI値が、その差が所定値以内であり同等である組が発見されるまで、ステップS42〜S45を繰り返す。
つまり、同じ組の各ビームパターンのRSSI値が同等であるときは、該各ビームパターンのビーム方向の中間の方向(当該組の送信源方向)に送信源があると推定できる。これにより、ビームパターンの試行を終了する。一方、同じ組の各ビームパターンのRSSI値に差があるときは、当該組で規定される送信源方向とは異なる方向に送信源が存在すると判断し、次の組を試す。
制御部21は、同じ組の各ビームパターンのRSSI値が同等である場合に(ステップS45、YES)、ビームパターンの試行を終了し、ステップS46に進む。ステップS46では、制御部21は、同じ組の各ビームパターンのRSSI値が同等である組において規定される送信源方向にビーム方向を有するビームパターンを作成する。
この第2の高速モードによれば、アンテナ指向性を制御する際に試行するビームパターンが限定されると共にビーム方向を特定する処理が行われるので、ビーム方向が特定され次第、ビームパターンの試行が終了する。これにより、アンテナ指向性の制御にかかる時間を短縮することができる。
以上、本発明の実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
例えば、上述の実施形態では、3個のアンテナ素子を正三角形の頂点の位置にそれぞれ配置したアレーアンテナを用いたが、3個以上のアンテナ素子を多角形の頂点の位置にそれぞれ配置したアレーアンテナを用いてもよい。なお、多角形の形状は、正多角形であってもよく、或いは、正多角形でなくてもよい。
また、アレーアンテナではなく、指向性を持ったアンテナを複数組み合わせてもよい。例えば、図17に示されるように、無指向性アンテナ41と、ビーム方向に指向性を有する複数の指向性アンテナ42を組み合わせることにより、指向性のないビームパターンと、各ビーム方向に指向性を有するビームパターンとを作るようにしてもよい。また、図18に示されるように、指向性アンテナ42のみで構成し、指向性アンテナ42を順番に1つずつ動作させることにより、指向性のないビームパターンを擬似するようにしてもよい。なお、図17、図18の例では、3個の指向性アンテナ42をそれぞれビーム方向が120度ずつずれるように(例えば、0度、120度、240度)配置している。
また、他局から送信されるビーコンを判別し、ビーコンのみを対象としてアンテナ指向性を制御するようにしてもよい。例えば、ビーコンが一定周期(例えば100ミリ秒ごと)で送信される場合に、該ビーコン送信周期に基づいてビーコンを判別すればよい。このようにビーコンを利用すれば、いつ送信されるのか分からないトラヒックチャネルとは異なり、ビーコンは定期的に送信されるので、アンテナ指向性の更新を定期的に行うことができ、アンテナ指向性の精度が向上する。
また、ビーコンの判別結果から各他局のRSSI値を認識し、最大のRSSI値が得られる第1の他局にビーム方向を向け、2番目に大きなRSSI値が得られる第2の他局にはヌル方向を向けるように、ビームパターンを選択するようにしてもよい。なお、異なる他局からは、それぞれ異なるタイミングでビーコンが送信されるので、ビーコンを用いたアンテナ指向性制御を他局ごとに分離して行うようにする。
また、予め他局の組合せに適したビームパターンがデータベース化されている場合には、アンテナ指向性制御処理によって把握した各他局の方向に対応するビームパターンをデータベースから選択するようにしてもよい。例えば、最大のRSSI値が得られる第1の他局が0度方向にあり、2番目に大きなRSSI値が得られる第2の他局が180度方向にある場合は、図5のパターン番号5のビームパターンを採用する。他方、最大のRSSI値が得られる第1の他局が0度方向にあり、2番目に大きなRSSI値が得られる第2の他局が90度方向にある場合は、図6のパターン番号6のビームパターンを採用する。
また、上述の実施形態では、RSSIで無線通信品質を評価したが、他の無線通信品質値を用いてもよい。無線通信品質値としては、例えば、RSSI、CINR(Carrier to Interference and Noise power Ratio:搬送波対干渉波及び雑音電力比)などが利用可能である。
本発明の一実施形態に係る無線装置の構成を示すブロック図である。 図1に示すアンテナ回路部12の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係るアレーアンテナの構成例を示す説明図である。 図1に示すビームパターンテーブル22の構成例である。 図4に示すビームパターンテーブル22に係るビームパターンを示す図である。 図4に示すビームパターンテーブル22に係るビームパターンを示す図である。 図4に示すビームパターンテーブル22に係るビームパターンを示す図である。 図4に示すビームパターンテーブル22に係るビームパターンを示す図である。 本発明の一実施形態に係るアンテナ指向性の制御フロー図である。 本発明の一実施形態に係るアンテナ指向性の制御フロー図である。 本発明の一実施形態に係る優先モードを説明するための説明図である。 本発明の一実施形態に係る第1の高速モードを説明するための説明図である。 本発明の一実施形態に係る第2の高速モードの動作フロー図である。 同実施形態に係る第2の高速モードで試行するビームパターンの組合せを格納するパターン組合せテーブル30の構成例である。 図14に示す組合せに係るビームパターンを示す図である。 図14に示す組合せに係るビームパターンを示す図である。 本発明に係るアンテナの他の実施例である。 本発明に係るアンテナの他の実施例である。
符号の説明
1…アンテナ装置、2…無線機、11…アンテナ素子、12…アンテナ回路部、21…制御部、22…ビームパターンテーブル、30…パターン組合せテーブル、41…無指向性アンテナ、42…指向性アンテナ

Claims (7)

  1. 3個以上のアンテナ素子が多角形の頂点の位置にそれぞれ配置されたアレーアンテナの指向性を制御するアンテナ制御装置において、
    前記アレーアンテナを動作させるアンテナ回路の動作を設定する制御手段と、
    前記アレーアンテナのビームパターンごとに、前記アンテナ回路に設定される情報を格納するビームパターンテーブルと、を備え、
    前記制御手段は、
    特定の送信源方向を判定するための前記ビームパターンの組合せを格納するパターン組合せテーブルを有し、
    該ビームパターンの組合せでビームパターンを試行して該ビームパターンを評価する無線通信品質値を取得し、該取得された無線通信品質値に基づいて当該組合せの送信源方向を判定し、特定された送信源方向にビーム方向を有するビームパターンを作る、
    ことを特徴とするアンテナ制御装置。
  2. 3個以上のアンテナ素子が多角形の頂点の位置にそれぞれ配置されたアレーアンテナの指向性を制御するアンテナ制御装置において、
    前記アレーアンテナを動作させるアンテナ回路の動作を設定する制御手段と、
    前記アレーアンテナのビームパターンごとに、前記アンテナ回路に設定される情報を格納するビームパターンテーブルと、を備え、
    前記制御手段は、前記ビームパターンを試行して該ビームパターンを評価する無線通信品質値を取得し、最良の無線通信品質値が得られたビームパターンを作るものであって、無線通信品質値の閾値を設け、無線通信品質値が該閾値を越えたビームパターンのみをアンテナ指向性更新の際の試行対象とする、
    ことを特徴とするアンテナ制御装置。
  3. 複数の指向性アンテナによるアンテナ指向性を制御するアンテナ制御装置において、
    前記指向性アンテナを動作させるアンテナ回路の動作を設定する制御手段と、
    前記指向性アンテナのビームパターンごとに、前記アンテナ回路に設定される情報を格納するビームパターンテーブルと、を備え、
    前記制御手段は、
    特定の送信源方向を判定するための前記ビームパターンの組合せを格納するパターン組合せテーブルを有し、
    該ビームパターンの組合せでビームパターンを試行して該ビームパターンを評価する無線通信品質値を取得し、該取得された無線通信品質値に基づいて当該組合せの送信源方向を判定し、特定された送信源方向にビーム方向を有するビームパターンを作る、
    ことを特徴とするアンテナ制御装置。
  4. 複数の指向性アンテナによるアンテナ指向性を制御するアンテナ制御装置において、
    前記指向性アンテナを動作させるアンテナ回路の動作を設定する制御手段と、
    前記指向性アンテナのビームパターンごとに、前記アンテナ回路に設定される情報を格納するビームパターンテーブルと、を備え、
    前記制御手段は、前記ビームパターンを試行して該ビームパターンを評価する無線通信品質値を取得し、最良の無線通信品質値が得られたビームパターンを作るものであって、無線通信品質値の閾値を設け、無線通信品質値が該閾値を越えたビームパターンのみをアンテナ指向性更新の際の試行対象とする、
    ことを特徴とするアンテナ制御装置。
  5. 請求項1又は請求項2に記載のアンテナ制御装置と、
    3個以上のアンテナ素子が多角形の頂点の位置にそれぞれ配置されたアレーアンテナと、
    前記アレーアンテナを動作させるアンテナ回路と、
    を備えたことを特徴とするアンテナ装置。
  6. 請求項3又は請求項4に記載のアンテナ制御装置と、
    複数の指向性アンテナと、
    前記指向性アンテナを動作させるアンテナ回路と、
    を備えたことを特徴とするアンテナ装置。
  7. 請求項5又は請求項6に記載のアンテナ装置と、
    前記アンテナ装置を介して無線信号を送信および受信する無線機と、
    前記アンテナ装置を介して受信された無線信号の無線通信品質値を測定する無線通信品質測定手段と、
    を備えたことを特徴とする無線装置。
JP2007064628A 2007-03-14 2007-03-14 アンテナ制御装置、アンテナ装置および無線装置 Pending JP2008228013A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007064628A JP2008228013A (ja) 2007-03-14 2007-03-14 アンテナ制御装置、アンテナ装置および無線装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007064628A JP2008228013A (ja) 2007-03-14 2007-03-14 アンテナ制御装置、アンテナ装置および無線装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008228013A true JP2008228013A (ja) 2008-09-25

Family

ID=39846072

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007064628A Pending JP2008228013A (ja) 2007-03-14 2007-03-14 アンテナ制御装置、アンテナ装置および無線装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008228013A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8508409B2 (en) 2008-11-04 2013-08-13 Nec Corporation Control method of wireless communication system, wireless communication system, adjustment method of array weight vector, and wireless communication device
US8933840B2 (en) 2009-06-08 2015-01-13 Nec Corporation Control method of wireless communication system, wireless communication system, wireless communication apparatus, and adjustment method of array weight vector
JP2015092736A (ja) * 2010-02-24 2015-05-14 インターデイジタル パテント ホールディングス インコーポレイテッド 指向性アンテナを使用する通信
JP2017108230A (ja) * 2015-12-08 2017-06-15 富士通株式会社 無線通信システム、無線通信方法、送信装置、及び、送信方法
WO2017135305A1 (ja) * 2016-02-05 2017-08-10 株式会社Nttドコモ ユーザ装置および基地局

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08167807A (ja) * 1994-12-13 1996-06-25 Canon Inc 移動体通信用ダイバーシティアンテナ装置
JP2005318139A (ja) * 2004-04-28 2005-11-10 Funai Electric Co Ltd ディジタルテレビジョン放送信号受信装置
JP2006025322A (ja) * 2004-07-09 2006-01-26 Funai Electric Co Ltd 放送受信機
JP2006173935A (ja) * 2004-12-15 2006-06-29 Funai Electric Co Ltd アナログテレビジョン放送受信装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08167807A (ja) * 1994-12-13 1996-06-25 Canon Inc 移動体通信用ダイバーシティアンテナ装置
JP2005318139A (ja) * 2004-04-28 2005-11-10 Funai Electric Co Ltd ディジタルテレビジョン放送信号受信装置
JP2006025322A (ja) * 2004-07-09 2006-01-26 Funai Electric Co Ltd 放送受信機
JP2006173935A (ja) * 2004-12-15 2006-06-29 Funai Electric Co Ltd アナログテレビジョン放送受信装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8508409B2 (en) 2008-11-04 2013-08-13 Nec Corporation Control method of wireless communication system, wireless communication system, adjustment method of array weight vector, and wireless communication device
US8933840B2 (en) 2009-06-08 2015-01-13 Nec Corporation Control method of wireless communication system, wireless communication system, wireless communication apparatus, and adjustment method of array weight vector
JP2015092736A (ja) * 2010-02-24 2015-05-14 インターデイジタル パテント ホールディングス インコーポレイテッド 指向性アンテナを使用する通信
JP2017108230A (ja) * 2015-12-08 2017-06-15 富士通株式会社 無線通信システム、無線通信方法、送信装置、及び、送信方法
WO2017135305A1 (ja) * 2016-02-05 2017-08-10 株式会社Nttドコモ ユーザ装置および基地局
JPWO2017135305A1 (ja) * 2016-02-05 2018-11-29 株式会社Nttドコモ ユーザ装置および基地局

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10285015B2 (en) Location estimation system, location estimation method, and base station control device
JP4227009B2 (ja) 測位システム、測位方法及び測位サーバ
JP3204111B2 (ja) 指向性制御アンテナ装置
US9577737B2 (en) Antenna apparatus and method for beam forming thereof
US20210105052A1 (en) Wireless communication apparatus and display method for use in wireless communication apparatus
JP6813386B2 (ja) 基地局制御装置及び位置推定方法
JP2002152108A (ja) 移動通信方法及びその装置
CN107196683B (zh) 通信***、通信方法、基站装置和终端装置
JP2012519443A (ja) 移動局のハンドオーバを機能強化する方法およびその方法を実行する基地局
US10097256B2 (en) Communication apparatus, communication method, and computer-readable storage medium
CN109936402A (zh) 具备混合式波束成型的无线通信装置及其控制方法
US20220077905A1 (en) Wireless communication node adapted to radiate antenna beams of different types
JP2008228013A (ja) アンテナ制御装置、アンテナ装置および無線装置
US11888215B2 (en) Antenna system and method of operating an antenna system
US11689265B2 (en) Antenna system and method of operating an antenna system
US20180254808A1 (en) Terminal device, base station device, and wireless communication system
JP2010171648A (ja) ビームフォーミング技術を利用した無線通信方法及び無線通信システム
JP3899062B2 (ja) アンテナ装置及びその制御方法
JP5294170B2 (ja) 無線通信可能なデバイス,無線通信方法,プログラム,及び情報記録媒体
TW202143670A (zh) 通訊方法及無線終端裝置
US11543516B2 (en) Radio frequency (RF)-based ranging and imaging in a wireless communications circuit, particularly for a wireless communications system (WCS)
Park et al. Dynamic beam steering using directional antennas in mmwave wireless networks
JP5403588B2 (ja) 無線通信時のトラッキング方法,無線通信方法,無線通信プログラム,及び情報記憶媒体
JP5263740B2 (ja) 無線通信システム及び無線通信方法
JP2002232341A (ja) 無線通信システム、スマートアンテナを有する無線基地局装置及び無線基地局装置と無線で通信する無線端末

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20090710

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090710

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100903

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101012

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101213

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20101215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110405

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20111011