JP2008227989A - 原稿読取装置 - Google Patents

原稿読取装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008227989A
JP2008227989A JP2007064285A JP2007064285A JP2008227989A JP 2008227989 A JP2008227989 A JP 2008227989A JP 2007064285 A JP2007064285 A JP 2007064285A JP 2007064285 A JP2007064285 A JP 2007064285A JP 2008227989 A JP2008227989 A JP 2008227989A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
document
pulse
reading
output
line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007064285A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Namikawa
浩史 並川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Machinery Ltd filed Critical Murata Machinery Ltd
Priority to JP2007064285A priority Critical patent/JP2008227989A/ja
Publication of JP2008227989A publication Critical patent/JP2008227989A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)

Abstract

【課題】 2つのラインセンサを用いて原稿の両面を読み取ることができ、製造コストがより低減された原稿読取装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 表面用CCDラインセンサ及び裏面用CCDラインセンサを用いて原稿の両面を読み取る。表面用CCDラインセンサにSHパルスを出力する第1出力期間T1と、裏面用CCDラインセンサにSHパルスを出力する第2出力期間T2とを交互に切り替えて、その切替タイミングに応じて、1つの転送パルス出力部から出力する転送パルスを表面用シフトレジスタ及び裏面用シフトレジスタに交互に切り替えて入力する。これにより、表面用シフトレジスタ及び裏面用シフトレジスタへ転送パルスを出力する転送パルス出力部を別個に設ける必要がないので、製造コストをより低減することができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、原稿読取装置に係り、さらに詳しくは、原稿の両面を読取可能な原稿読取装置に関する。
原稿の両面を読取可能な原稿読取装置としては、1つのラインセンサを用いて原稿を表裏反転させることにより表面及び裏面を順次に読み取るものの他に、原稿の表面及び裏面をそれぞれ読み取るための2つのラインセンサを用いて両面を並行して読み取ることができるものが知られている。2つのラインセンサを用いて原稿の両面を並行して読取可能な原稿読取装置では、原稿を表裏反転させるような構成と比べて、より高速で原稿を読み取ることができる。
このような2つのラインセンサを備えた原稿読取装置では、原稿の表面及び裏面に光を照射し、表面からの反射光を一方のラインセンサで1ラインごとに蓄積して光電変換するとともに、裏面からの反射光を他方のラインセンサで1ラインごとに蓄積して光電変換することにより、原稿の両面についてそれぞれラインデータを生成することができる(例えば、特許文献1)。このようにして生成された原稿の表面及び裏面の各ラインデータは、各ラインセンサから対応するシフトレジスタに入力され、これらのシフトレジスタから表面及び裏面の各ラインデータが交互に転送されて1ラインごとに合成される。そして、合成されたラインデータをA/D変換器によりデジタル値に変換し、圧縮処理などの画像処理が行われるようになっている。
図5は、従来の原稿読取装置の一例を示したブロック図である。この原稿読取装置は、原稿の表面を読み取るための表面用CCD(Charge Coupled Devices)ユニット104Aと、原稿の裏面を読み取るための裏面用CCDユニット104Bとを備え、これらのCCDユニット104A,104Bを用いて原稿の両面を並行して読み取ることができるようになっている。
表面用CCDユニット104Aには、原稿の表面からの反射光を受光する表面用CCDラインセンサ141Aと、当該表面用CCDラインセンサ141Aにより生成されたラインデータが入力される表面用シフトレジスタ142Aとが備えられている。一方、裏面用CCDユニット104Bには、原稿の裏面からの反射光を受光する裏面用CCDラインセンサ141Bと、当該裏面用CCDラインセンサ141Bにより生成されたラインデータが入力される裏面用シフトレジスタ142Bとが備えられている。
この例では、表面用CCDユニット104A及び裏面用CCDユニット104Bは、それぞれ異なる駆動回路によって駆動されるようになっている。すなわち、表面用CCDユニット104Aは、表面用CCD駆動回路140Aにより駆動され、裏面用CCDユニット104Bは、裏面用CCD駆動回路140Bにより駆動されるようになっている。表面用CCD駆動回路140Aには、表面用SH(Shift)パルス出力部143A及び表面用転送パルス出力部144Aが備えられている。一方、裏面用CCD駆動回路140Bには、裏面用SHパルス出力部143B及び裏面用転送パルス出力部144Bが備えられている。
表面用SHパルス出力部143Aは、表面用CCDラインセンサ141Aにおける1ライン分の光蓄積時間を規定する所定の読取周期でSHパルスを出力する。すなわち、表面用SHパルス出力部143AからSHパルスが出力されると、表面用CCDラインセンサ141Aから表面用シフトレジスタ142Aにラインデータが入力され、当該表面用CCDラインセンサ141Aの蓄積電荷がリセットされた後、上記読取周期で次のSHパルスが入力されるまで、原稿の次のラインからの反射光が表面用CCDラインセンサ141Aに蓄積されるようになっている。裏面用SHパルス出力部143Bは、表面SHパルス出力部143Aと同様の態様で、裏面用CCDラインセンサ141Bにおける1ライン分の光蓄積時間を規定する所定の読取周期でSHパルスを出力する。
表面用転送パルス出力部144Aは、表面用シフトレジスタ142Aへ転送パルスを出力することにより、表面用CCDラインセンサ141Aから表面用シフトレジスタ142Aに入力されたラインデータを合成回路145へ転送させる。一方、裏面用転送パルス出力部144Bは、裏面用シフトレジスタ142Bへ転送パルスを出力することにより、裏面用CCDラインセンサ141Bから裏面用シフトレジスタ142Bに入力されたラインデータを合成回路145へ転送させる。表面用シフトレジスタ142A及び裏面用シフトレジスタ142Bから交互にラインデータを転送させることにより、合成回路145において1ラインごとに原稿の表面及び裏面の各ラインデータを合成することができる。そして、合成回路145により合成されたラインデータはA/D変換回路149によりデジタル化され、画像処理回路147において圧縮処理などの画像処理が行われる。
図6は、図5の原稿読取装置で原稿の両面を読み取る際に出力されるSHパルス及び転送パルスの波形図である。この例では、図6(a)及び(c)に示すように、表面用SHパルス出力部143A及び裏面用SHパルス出力部143Bは、同一の読取周期TRで交互にSHパルスを出力している。
表面用SHパルス出力部143AからSHパルスが出力されると、前回のSHパルス出力時からそれまでに表面用CCDラインセンサ141Aに蓄積された光を光電変換することにより生成されたラインデータが、表面用CCDラインセンサ141Aから表面用シフトレジスタ142Aに入力される。そのため、図6(b)に示すように、表面用SHパルス出力部143AからSHパルスが出力されているときには、表面用転送パルス出力部144Aから転送パルスが出力されないようになっている。
同様に、裏面用SHパルス出力部143BからSHパルスが出力されると、前回のSHパルス出力時からそれまでに裏面用CCDラインセンサ141Bに蓄積された光を光電変換することにより生成されたラインデータが、裏面用CCDラインセンサ141Bから裏面用シフトレジスタ142Bに入力される。そのため、図6(d)に示すように、裏面用SHパルス出力部143BからSHパルスが出力されているときには、裏面用転送パルス出力部144Bから転送パルスが出力されないようになっている。
ここで、表面用SHパルス出力部143A及び裏面用SHパルス出力部143BからそれぞれSHパルスが出力される周期は、原稿の読取解像度に応じて変更することができるようになっている。すなわち、原稿の読取解像度が高く設定されるほど読取周期TRを長くすることにより、CCDラインセンサ141A,141Bによって光電変換される1ライン分のデータ量を増加させ、原稿の読取解像度が低く設定されるほど読取周期TRを短くすることにより、CCDラインセンサ141A,141Bによって光電変換される1ライン分のデータ量を減少させることができる。
特開平7−58945号公報
しかしながら、図5及び図6に示すような従来の原稿読取装置では、表面用CCDユニット104A及び裏面用CCDユニット104Bをそれぞれ駆動させるために、2つの駆動回路を設けなければならないという問題があった。すなわち、表面用SHパルス出力部143AからSHパルスが出力されていないときに表面用シフトレジスタ142Aへ転送パルスを出力する表面用転送パルス出力部144Aと、裏面用SHパルス出力部143BからSHパルスが出力されていないときに裏面用シフトレジスタ142Bへ転送パルスを出力する裏面用転送パルス出力部144Bとを別個に設けなければならないという問題があった。
また、原稿の表面と裏面とで異なる読取解像度が設定された場合には、表面用SHパルス出力部143A及び裏面用SHパルス出力部143BからそれぞれSHパルスを出力する周期を異ならせる必要がある。そのため、表面用SHパルス出力部143Aと裏面用SHパルス出力部143Bとを別個に設けなければならないという問題があった。
このように、表面用CCDユニット104A及び裏面用CCDユニット104Bをそれぞれ駆動させるために2つの駆動回路を設けた場合には、原稿読取装置の製造コストが高くなるといった問題がある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、2つのラインセンサを用いて原稿の両面を読み取ることができ、製造コストがより低減された原稿読取装置を提供することを目的とする。
第1の本発明による原稿読取装置は、原稿の表面及び裏面に光を照射し、上記表面からの反射光を第1ラインセンサにより1ラインごとに蓄積して光電変換し、当該光電変換により生成されたラインデータを第1シフトレジスタに入力するとともに、上記裏面からの反射光を第2ラインセンサにより1ラインごとに蓄積して光電変換し、当該光電変換により生成されたラインデータを第2シフトレジスタに入力し、そのラインデータをデジタル値に変換することにより原稿の両面の画像データを生成する原稿読取装置であって、上記第1及び第2ラインセンサに対してそれぞれ同一の読取周期でSHパルスを出力するSHパルス出力手段と、上記第1及び第2シフトレジスタに入力されたラインデータを転送させるための転送パルスを出力する転送パルス出力手段とを備え、上記SHパルス出力手段が、それぞれ上記読取周期の半分の期間からなる第1出力期間及び第2出力期間を交互に切り替えて、上記第1出力期間をパルス幅とする第1SHパルスを上記第1ラインセンサに出力するとともに、上記第2出力期間をパルス幅とする第2SHパルスを上記第2ラインセンサに出力し、上記転送パルス出力手段が、上記第1出力期間中に上記第2シフトレジスタに転送パルスを出力するとともに、上記第2出力期間中に上記第1シフトレジスタに転送パルスを出力するように構成される。
このような構成によれば、第1ラインセンサに第1SHパルスを出力する第1出力期間と、第2ラインセンサに第2SHパルスを出力する第2出力期間とを交互に切り替えて、その切替タイミングに応じて、1つの転送パルス出力手段から出力する転送パルスを第1及び第2シフトレジスタに交互に切り替えて入力することができる。このようにして、第1及び第2シフトレジスタに入力された原稿の表面及び裏面の各ラインデータを転送パルスに基づいて転送することにより、2つのラインセンサを用いて原稿の両面を読み取ることができる。また、第1及び第2シフトレジスタへ転送パルスを出力する転送パルス出力手段を別個に設ける必要がないので、製造コストをより低減することができる。
第2の本発明による原稿読取装置は、上記構成に加えて、原稿の表面及び裏面の読取解像度を設定する読取解像度設定手段と、上記読取解像度設定手段により原稿の表面と裏面とで異なる読取解像度が設定された場合に、上記第1及び第2シフトレジスタから転送されデジタル化された原稿の表面及び裏面の各画像データのうち、読取解像度がより低く設定されている読取面の画像データの副走査方向の解像度を低下させる解像度変換手段とを備えて構成される。
このような構成によれば、原稿の表面と裏面とで異なる読取解像度が設定された場合であっても、第1及び第2ラインセンサにSHパルスを出力する周期を変更することなく、第1及び第2シフトレジスタから転送されデジタル化された原稿の表面及び裏面の各画像データのうち、読取解像度がより低く設定されている読取面の画像データの副走査方向の解像度を低下させることができる。したがって、第1及び第2ラインセンサにSHパルスを出力する周期を変更するような構成とは異なり、1つのSHパルス出力手段を用いて一定の周期でSHパルスを出力することができるので、製造コストをさらに低減することができる。
本発明によれば、第1ラインセンサに第1SHパルスを出力する第1出力期間と、第2ラインセンサに第2SHパルスを出力する第2出力期間とを交互に切り替えて、その切替タイミングに応じて、1つの転送パルス出力手段から出力する転送パルスを第1及び第2シフトレジスタに交互に切り替えて入力することができる。これにより、2つのラインセンサを用いて原稿の両面を読み取ることができるとともに、第1及び第2シフトレジスタへ転送パルスを出力する転送パルス出力手段を別個に設ける必要がないので、製造コストをより低減することができる。
図1は、本発明の実施の形態による原稿読取装置1の内部構成の一例を示した概略図である。この原稿読取装置1では、原稿トレイ2上に複数枚の原稿をセットすることができるようになっており、この原稿トレイ2上の原稿を原稿搬送機構3によって1枚ずつ順次に搬送し、各原稿の表面及び裏面の画像を2つのCCDユニット4A,4Bで並行して読み取ることにより、各原稿の両面の画像データを生成することができる。この原稿読取装置1で読取可能な原稿には、紙に限らず、その他の薄いシート状の原稿が含まれるものとする。
原稿搬送機構3は、ピックアップローラ5、給紙ローラ6、分離ローラ7、複数の搬送ローラ8及び排出ローラ9を含む原稿搬送手段である。原稿トレイ2上の原稿は、回転するピックアップローラ5によって1枚ずつ順次に搬送路10へ送り出される。このとき、互いに重なり合う原稿間に生じる静電気等に起因して、2枚以上の原稿が重なった状態で搬送路10へ送り出されることにより、いわゆる重送が発生する場合がある。このような重送が発生した場合には、分離ローラ7によって2枚目以降の原稿が分離されて原稿トレイ2に送り返されることにより、1枚目の原稿のみが搬送路10へと搬送されるようになっている。
ここで、給紙ローラ6及び分離ローラ7は、搬送路10を挟んで互いに対向するように配置されている。給紙ローラ6は、ピックアップローラ5と同様に、搬送路10内の用紙を下流側へ搬送する方向に回転する。一方、分離ローラ7は、搬送路10内の用紙を上流側へ送り返す方向に回転する。これにより、ピックアップローラ5によって2枚以上の原稿が重なった状態で搬送路10へ送り出された場合でも、1枚目の原稿を給紙ローラ6により下流側へ搬送しつつ、2枚目以降の原稿を分離ローラ7により原稿トレイ2に送り返すことができる。
給紙ローラ6から搬送路10の下流側へ送り出された原稿は、搬送路10に設けられた複数の搬送ローラ8によってさらに下流側へと搬送され、排出ローラ9を通って外部へ排出される。搬送路10内を搬送される原稿は、搬送路10の途中に設けられた2つのCCDユニット4A,4Bによって表面及び裏面の画像が読み取られ、当該原稿の両面の画像データが生成される。
2つのCCDユニット4A,4Bは、それぞれ原稿の画像を光学的に読み取る原稿読取手段であり、原稿の表面を読み取るための表面用CCDユニット4Aと、原稿の裏面を読み取るための裏面用CCDユニット4Bとからなる。これらのCCDユニット4A,4Bは、搬送路10を挟んで互いに対向するように配置され、搬送路10内の共通の読取位置に向けて互いに逆方向に光を照射し、当該読取位置を通過する原稿からの反射光を受光することにより、その受光量に応じた電気信号を出力する。
より具体的には、表面用CCDユニット4Aには、搬送路10内の原稿の表面に向けて光を照射する光源や、原稿の表面からの反射光を1ラインごとに蓄積して光電変換する表面用CCDラインセンサなどが備えられている。一方、裏面用CCDユニット4Bには、搬送路10内の原稿の裏面に向けて光を照射する光源や、原稿の裏面からの反射光を1ラインごとに蓄積して光電変換する裏面用CCDラインセンサなどが備えられている。
表面用CCDユニット4A及び裏面用CCDユニット4Bに備えられた各CCDラインセンサは、受光素子としてのCCDがライン状に複数配置されることにより構成されている。原稿の両面読取時には、表面用CCDユニット4A及び裏面用CCDユニット4Bの各CCDラインセンサの複数のCCDから受光量に応じた信号が出力されることにより主走査が実現され、1回の主走査につき1ライン分のラインデータが生成される。一方、各CCDラインセンサの複数のCCDが並ぶ方向に対して直交方向に原稿が搬送されることにより、副走査が実現されるようになっている。
搬送路10の途中には、搬送路10内を通過する原稿を検知するための複数の原稿検知センサ11,12,13が設けられている。この例では、給紙ローラ6の下流側に第1原稿検知センサ11が設けられ、第1原稿検知センサ11の下流側かつCCDユニット4A,4Bの読取位置の上流側に第2原稿検知センサ12が設けられ、CCDユニット4A,4Bの読取位置の下流側に第3原稿検知センサ13が設けられている。これらの原稿検知センサ11,12,13は、例えば光学センサからなり、搬送路10に向かって光を照射し、搬送路10内を通過する原稿からの反射光を受光することによって原稿を検知することができる。
第1原稿検知センサ11は、給紙ローラ6を通って搬送路10内へ送り込まれた原稿を検知する。この第1原稿検知センサ11からの出力信号に基づいて、原稿の有無を判定することができる。第2原稿検知センサ12は、搬送路10内を搬送される原稿の先端及び後端を検知する。この第2原稿検知センサ12からの出力信号に基づいて原稿の先端位置及び後端位置を特定し、それらの各位置に応じたタイミングで読取開始及び読取終了の制御を行うことにより、原稿の先端から後端まで正確に読み取ることができ、原稿の読取範囲がずれるのを防止できる。第3原稿検知センサ13は、CCDユニット4A,4Bの読取位置を通過した原稿を検知する。この第3原稿検知センサ13からの出力信号に基づいて、後続の原稿を搬送路10に送り出すタイミングを決定することができる。
図2は、この原稿読取装置1の電気的構成を示したブロック図である。表面用CCDユニット4Aには、上述の表面用CCDラインセンサ41Aの他、当該表面用CCDラインセンサ41Aの光電変換により生成されたラインデータが入力される表面用シフトレジスタ42Aが備えられている。一方、裏面用CCDユニット4Bには、上述の裏面用CCDラインセンサ41Bの他、当該裏面用CCDラインセンサ41Bの光電変換により生成されたラインデータが入力される裏面用シフトレジスタ42Bが備えられている。
本実施の形態では、表面用CCDユニット4A及び裏面用CCDユニット4Bが、それぞれ共通のCCD駆動回路40により駆動されるようになっている。このCCD駆動回路40には、SHパルス出力部43及び転送パルス出力部44が備えられている。SHパルス出力部43は、表面用CCDラインセンサ41A及び裏面用CCDラインセンサ41Bに対してそれぞれ同一の読取周期でSHパルスを出力するSHパルス出力手段である。表面用CCDラインセンサ41Aは、SHパルス出力部43から入力されたSHパルスに基づいて、表面用シフトレジスタ42Aにラインデータを入力する。一方、裏面用CCDラインセンサ41Bは、SHパルス出力部43から入力されたSHパルスに基づいて、裏面用シフトレジスタ42Bにラインデータを入力する。
SHパルス出力部43からSHパルスが出力される周期は、表面用CCDラインセンサ41A及び裏面用CCDラインセンサ41Bにおける1ライン分の光蓄積時間を規定している。すなわち、SHパルス出力部43から表面用CCDラインセンサ41AへSHパルスが出力されると、表面用CCDラインセンサ41Aから表面用シフトレジスタ42Aにラインデータが入力され、当該表面用CCDラインセンサ41Aの蓄積電荷がリセットされた後、上記読取周期で次のSHパルスが入力されるまで、原稿の表面における次のラインからの反射光が表面用CCDラインセンサ41Aに蓄積されるようになっている。
同様に、SHパルス出力部43から裏面用CCDラインセンサ41BへSHパルスが出力されると、裏面用CCDラインセンサ41Bから裏面用シフトレジスタ42Bにラインデータが入力され、当該裏面用CCDラインセンサ41Bの蓄積電荷がリセットされた後、上記読取周期で次のSHパルスが入力されるまで、原稿の裏面における次のラインからの反射光が裏面用CCDラインセンサ41Bに蓄積されるようになっている。
転送パルス出力部44は、表面用シフトレジスタ42A及び裏面用シフトレジスタ42Bへ転送パルスを出力する転送パルス出力手段である。表面用シフトレジスタ42Aは、転送パルス出力部44からの転送パルスに基づいて、表面用CCDラインセンサ41Aから入力された原稿の表面のラインデータを合成回路45へ転送する。一方、裏面用シフトレジスタ42Bは、転送パルス出力部44からの転送パルスに基づいて、裏面用CCDラインセンサ41Bから入力された原稿の裏面のラインデータを合成回路45へ転送する。
転送パルス出力部44は、表面用シフトレジスタ42A及び裏面用シフトレジスタ42Bに対して、所定の周期で交互に転送パルス出力している。これにより、表面用シフトレジスタ42A及び裏面用シフトレジスタ42Bから合成回路45へ交互にラインデータが転送され、合成回路45において1ラインごとに原稿の表面及び裏面の各ラインデータが1つの連続したラインデータに合成される。そして、そのラインデータがA/D変換回路49でデジタル値に変換されることにより、原稿の両面の画像データが生成されるようになっている。
合成回路45において合成されA/D変換回路49によりデジタル化された原稿の表面及び裏面の各画像データは、必要に応じて解像度変換回路46により副走査方向の解像度が変換された後、画像処理回路47において所定の画像処理が行われ、メモリ(図示せず)に格納される。画像処理回路47により行われる画像処理には、主走査方向の解像度変換やシェーディング補正、圧縮処理の他、2値化処理などの各種画像処理が含まれていてもよい。
読取解像度設定部48は、原稿の表面及び裏面の読取解像度を設定する読取解像度設定手段であり、原稿の表面と裏面とで別々に読取解像度を設定することができる。原稿の読取解像度は、ユーザが数値を直接入力することにより設定されるような構成であってもよいし、変倍率などの他の数値をユーザが設定した場合に、その数値に対応する読取解像度が設定されるような構成であってもよい。
本実施の形態では、ユーザ操作に基づいて読取解像度設定部48により設定された原稿の読取解像度に応じて、原稿搬送機構3による原稿の搬送速度が変更されるようになっている。すなわち、原稿の読取解像度が高く設定されるほど原稿の搬送速度を遅くすることにより、原稿を読み取る際の単位面積当たりの画素数を増加させ、原稿の読取解像度が低く設定されるほど原稿の搬送速度を速くすることにより、原稿を読み取る際の単位面積当たりの画素数を減少させるようになっている。より具体的には、読取解像度設定部48により設定された原稿の表面及び裏面の読取解像度のうち、より高く設定されている読取解像度に対応する搬送速度で原稿が搬送されるようになっている。
解像度変換回路46は、読取解像度設定部48により設定された原稿の表面及び裏面の読取解像度に基づいて、画像処理回路47へ出力する画像データの副走査方向の解像度(出力解像度)を変換する解像度変換手段である。上記の通り、読取解像度設定部48により原稿の表面と裏面とで異なる読取解像度が設定されている場合でも、より高く設定されている読取解像度に対応する搬送速度で原稿が搬送されるようになっているため、A/D変換回路49から出力されるデジタル化された原稿の表面及び裏面の各画像データの解像度は同一である。
そこで、本実施の形態では、合成回路45から出力されデジタル化された原稿の表面及び裏面の各画像データのうち、読取解像度がより低く設定されている読取面の画像データの副走査方向の解像度を低下させる処理を解像度変換回路46で行うことにより、画像処理回路47へ出力される画像データの副走査方向の解像度を原稿の表面と裏面とで異ならせている。解像度変換回路46により行われる原稿の表面又は裏面の画像データの副走査方向の解像度を低下させる処理は、当該画像データのライン数を減少させるような処理であれば、例えば一部のラインを間引く処理などであってもよい。
図3は、図2の原稿読取装置1で原稿の両面を読み取る際に出力されるSHパルス及び転送パルスの波形図である。図3(a)及び(b)に示すように、SHパルス出力部43は、表面用CCDラインセンサ41A及び裏面用CCDラインセンサ41Bに対して、同一の読取周期TRで交互にSHパルスを出力している。
SHパルス出力部43から表面用CCDラインセンサ41Aに出力されるSHパルス(以下、「表面SHパルス」と呼ぶ。)のパルス幅は、読取周期TRの半分の期間からなる第1出力期間T1に対応している。一方、SHパルス出力部43から裏面用CCDラインセンサ41Bに出力されるSHパルス(以下、「裏面SHパルス」と呼ぶ。)のパルス幅は、読取周期TRの半分の期間からなる第2出力期間T2に対応している。すなわち、SHパルス出力部43は、それぞれ読取周期TRの半分の周期からなる第1出力期間T1及び第2出力期間T2を交互に切り替えて、第1出力期間T1をパルス幅とする表面SHパルスを表面用CCDラインセンサ41Aに出力するとともに、第2出力期間T2をパルス幅とする裏面SHパルスを裏面用CCDラインセンサ41Bに出力する。
転送パルス出力部44は、第1出力期間T1及び第2出力期間T2よりも短い一定周期で転送パルスを出力しており、転送パルスの出力先を一定時間ごとに表面用シフトレジスタ42Aと裏面用シフトレジスタ42Bとで交互に切り替えている。より具体的には、表面用CCDラインセンサ41Aに表面SHパルスが出力されている第1出力期間T1は、裏面用シフトレジスタ42Bに転送パルスが出力される裏面転送期間とされ、裏面用CCDラインセンサ41Bに裏面SHパルスが出力されている第2出力期間T2は、表面用シフトレジスタ42Aに転送パルスが出力される表面転送期間とされている。
すなわち、表面用CCDラインセンサ41Aに表面SHパルスが出力され、当該表面用CCDラインセンサ41Aから表面用シフトレジスタ42Aにラインデータが入力される第1出力期間T1中は、表面用シフトレジスタ42Aに転送パルスが入力されないようになっている。また、裏面用CCDラインセンサ41Bに裏面SHパルスが出力され、当該裏面用CCDラインセンサ41Bから裏面用シフトレジスタ42Bにラインデータが入力される第2出力期間T2中は、裏面用シフトレジスタ42Bに転送パルスが入力されないようになっている。
図4は、解像度変換回路46により行われる処理の一例を示したフローチャートである。解像度変換回路46は、読取解像度設定部48により設定された原稿の表面及び裏面の読取解像度が同じである場合には(ステップS101でYes)、合成回路45から出力されデジタル化された原稿の表面及び裏面の各画像データを解像度を変換することなく画像処理回路47に入力する。
一方、読取解像度設定部48により設定された原稿の表面及び裏面の読取解像度が異なる場合であって(ステップS101でNo)、表面の読取解像度の方が裏面よりも低く設定されている場合には(ステップS102でYes)、解像度変換回路46は、合成回路45から出力されデジタル化された原稿の表面及び裏面の各画像データのうち、表面の画像データの解像度を低下させる処理を行う(ステップS103)。
これに対し、読取解像度設定部48により設定された原稿の表面及び裏面の読取解像度が異なる場合であって(ステップS101でNo)、裏面の読取解像度の方が表面よりも低く設定されている場合には(ステップS102でNo)、解像度変換回路46は、合成回路45から出力されデジタル化された原稿の表面及び裏面の各画像データのうち、裏面の画像データの解像度を低下させる処理を行う(ステップS104)。
本実施の形態では、表面用CCDラインセンサ41Aに表面SHパルスを出力する第1出力期間T1と、裏面用CCDラインセンサ41Bに裏面SHパルスを出力する第2出力期間T2とを交互に切り替えて、その切替タイミングに応じて、1つの転送パルス出力部44から出力する転送パルスを表面用シフトレジスタ42A及び裏面用シフトレジスタ42Bに交互に切り替えて入力することができる。このようにして、表面用シフトレジスタ42A及び裏面用シフトレジスタ42Bに入力された原稿の表面及び裏面の各ラインデータを転送パルスに基づいて転送することにより、2つのCCDラインセンサ41A,41Bを用いて原稿の両面を読み取ることができる。また、表面用シフトレジスタ42A及び裏面用シフトレジスタ42Bへ転送パルスを出力する転送パルス出力部を別個に設ける必要がないので、製造コストをより低減することができる。
また、本実施の形態では、原稿の表面と裏面とで異なる読取解像度が設定された場合であっても、表面用CCDラインセンサ41A及び裏面用CCDラインセンサ41BにSHパルスを出力する周期を変更することなく、解像度変換回路46において、表面用シフトレジスタ42A及び裏面用シフトレジスタ42Bから転送されデジタル化された原稿の表面及び裏面の各画像データのうち、読取解像度がより低く設定されている読取面の画像データの副走査方向の解像度を低下させることができる。したがって、表面用CCDラインセンサ41A及び裏面用CCDラインセンサ41BにSHパルスを出力する周期を変更するような構成とは異なり、1つのSHパルス出力部43を用いて一定の周期でSHパルスを出力することができるので、製造コストをさらに低減することができる。
以上の実施の形態では、原稿読取装置1の一例として、原稿の両面を表面用CCDユニット4A及び裏面用CCDユニット4Bで読み取り、生成した原稿の両面の画像データをメモリに格納する構成について説明したが、このような原稿読取装置1が複写機などの画像形成装置に組み込まれることにより、生成された原稿の両面の画像データに基づく画像が用紙に印刷されるような構成であってもよい。
本発明の実施の形態による原稿読取装置の内部構成の一例を示した概略図である。 この原稿読取装置の電気的構成を示したブロック図である。 図2の原稿読取装置で原稿の両面を読み取る際に出力されるSHパルス及び転送パルスの波形図である。 解像度変換回路により行われる処理の一例を示したフローチャートである。 従来の原稿読取装置の一例を示したブロック図である。 図5の原稿読取装置で原稿の両面を読み取る際に出力されるSHパルス及び転送パルスの波形図である。
符号の説明
1 原稿読取装置
3 原稿搬送機構
4A 表面用CCDユニット
4B 裏面用CCDユニット
40 CCD駆動回路
41A 表面用CCDラインセンサ
41B 裏面用CCDラインセンサ
42A 表面用シフトレジスタ
42B 裏面用シフトレジスタ
43 SHパルス出力部
44 転送パルス出力部
45 合成回路
46 解像度変換回路
47 画像処理回路
48 読取解像度設定部
49 A/D変換回路

Claims (2)

  1. 原稿の表面及び裏面に光を照射し、上記表面からの反射光を第1ラインセンサにより1ラインごとに蓄積して光電変換し、当該光電変換により生成されたラインデータを第1シフトレジスタに入力するとともに、上記裏面からの反射光を第2ラインセンサにより1ラインごとに蓄積して光電変換し、当該光電変換により生成されたラインデータを第2シフトレジスタに入力し、そのラインデータをデジタル値に変換することにより原稿の両面の画像データを生成する原稿読取装置であって、
    上記第1及び第2ラインセンサに対してそれぞれ同一の読取周期でSHパルスを出力するSHパルス出力手段と、
    上記第1及び第2シフトレジスタに入力されたラインデータを転送させるための転送パルスを出力する転送パルス出力手段とを備え、
    上記SHパルス出力手段は、それぞれ上記読取周期の半分の期間からなる第1出力期間及び第2出力期間を交互に切り替えて、上記第1出力期間をパルス幅とする第1SHパルスを上記第1ラインセンサに出力するとともに、上記第2出力期間をパルス幅とする第2SHパルスを上記第2ラインセンサに出力し、
    上記転送パルス出力手段は、上記第1出力期間中に上記第2シフトレジスタに転送パルスを出力するとともに、上記第2出力期間中に上記第1シフトレジスタに転送パルスを出力することを特徴とする原稿読取装置。
  2. 原稿の表面及び裏面の読取解像度を設定する読取解像度設定手段と、
    上記読取解像度設定手段により原稿の表面と裏面とで異なる読取解像度が設定された場合に、上記第1及び第2シフトレジスタから転送されデジタル化された原稿の表面及び裏面の各画像データのうち、読取解像度がより低く設定されている読取面の画像データの副走査方向の解像度を低下させる解像度変換手段とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の原稿読取装置。
JP2007064285A 2007-03-14 2007-03-14 原稿読取装置 Pending JP2008227989A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007064285A JP2008227989A (ja) 2007-03-14 2007-03-14 原稿読取装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007064285A JP2008227989A (ja) 2007-03-14 2007-03-14 原稿読取装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008227989A true JP2008227989A (ja) 2008-09-25

Family

ID=39846051

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007064285A Pending JP2008227989A (ja) 2007-03-14 2007-03-14 原稿読取装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008227989A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011114973A1 (en) * 2010-03-16 2011-09-22 Ricoh Company, Limited Image reader and image forming apparatus
JP2011217034A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Brother Industries Ltd 画像読取装置
JP2013123193A (ja) * 2011-12-12 2013-06-20 Ricoh Co Ltd 読取画像処理装置、画像読取装置及び読取画像処理方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011114973A1 (en) * 2010-03-16 2011-09-22 Ricoh Company, Limited Image reader and image forming apparatus
JP2011193368A (ja) * 2010-03-16 2011-09-29 Ricoh Co Ltd 画像読取装置及び画像形成装置
US9300832B2 (en) 2010-03-16 2016-03-29 Ricoh Company, Limited Image reader and image forming apparatus
JP2011217034A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Brother Industries Ltd 画像読取装置
JP2013123193A (ja) * 2011-12-12 2013-06-20 Ricoh Co Ltd 読取画像処理装置、画像読取装置及び読取画像処理方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6432332B2 (ja) 光電変換素子、画像読取装置及び画像形成装置
JP2008118269A (ja) 画像読取装置、画像蓄積装置、及びデジタル複合機
US8400689B2 (en) Image reading apparatus
JP4979445B2 (ja) 原稿読取装置及びそのデータ転送方法
JP2011182088A (ja) 画像読取装置
JP2011003956A (ja) 画像読取装置およびイメージセンサチップ
JP2008227989A (ja) 原稿読取装置
JP7399329B2 (ja) 画像形成装置、画像形成システム、画像形成方法及び制御プログラム
JP2007281718A (ja) 画像読み取り装置
JP2008125029A (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JP2012151631A (ja) 画像読取装置および画像形成装置
JP2006279112A (ja) 両面読み取り機能付スキャナ装置及び画像形成装置
JP2011182089A (ja) 画像読取装置
JP4872369B2 (ja) 画像読み取り装置
JP5387969B2 (ja) 画像読取装置、画像形成装置、及び、画像読取方法
JP2006013924A (ja) 画像読み取り装置
JP2004214834A (ja) 画像読取装置
JP2007166207A (ja) 原稿読取装置
JP2009010507A (ja) 画像読取装置及び画像形成装置
JP2011254356A (ja) 画像読取装置、画像形成装置および画像読取方法
JP5652058B2 (ja) 画像読取装置およびそれを備えた画像形成装置
JP2006217030A (ja) 画像読み取り装置
JP4320568B2 (ja) 画像読み取り装置、および画像処理装置
JP2006254003A (ja) 画像読み取り装置
JP2006217031A (ja) 画像読み取り装置