JP2008224557A - 赤外線吸収インキで印刷される赤外線吸収印刷領域の検査方法及び検査装置 - Google Patents

赤外線吸収インキで印刷される赤外線吸収印刷領域の検査方法及び検査装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 本発明は、基材上に赤外線吸収インキで印刷される赤外線吸収印刷領域の検査方法及び検査装置に関するものである。
【解決手段】 第1の照明手段により赤外線吸収印刷領域を含む領域に対して垂直方向から赤外線を含む光線を照射し、第2の照明手段により、第1の照明手段から光線を照射する垂直方向に対して所定の角度を有する方向から、赤外線吸収印刷領域を含む領域に対して赤外線を含む光線を照射し、撮影手段によって赤外線光領域の波長を対象に赤外線吸収印刷領域を含む領域の画像データを取得し、記憶手段により、基準となる赤外線領域の基準赤外線吸収印刷領域画像データ等をあらかじめ記憶し、画像処理手段により、画像データと基準赤外線吸収印刷領域画像データ等を比較し、その比較結果に基づいて赤外線吸収印刷領域の形状、面積及び位置の少なくとも一つの良否を判定する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、銀行券、有価証券、旅券、切手、商品券、株券、カード又はシート等(以下「貴重品」という。)の基材上に赤外線吸収インキで印刷される赤外線吸収印刷領域の検査方法及び検査装置に関するものである。
貴重品については、その性質上、偽造又は変造され難く、さらに、その貴重品が本物か否か判断できる技術要素が要求されている。
近年、カラーコピー機及びカラープリンタ等は、一般家庭で手軽に購入できる価格となり、その機器による複写物の再現性は、従来に比べて格段に優れる。したがって、カラーコピー機及びカラープリンタ等による貴重品の偽造が増加するおそれがある。
一方、貴重品は、磁性インキ、機能性インキ及びOVD等を用いてカラーコピー機又はカラープリンタ等の偽造防止を図っている。磁性インキでの偽造防止策は、磁気インキで印刷された領域の波形を抽出し、真偽判別が行われている。機能性インキの偽造防止策は、赤外線領域おいて異なる特性を有するインキで印刷された領域の波形又は画像を抽出し、真偽判別が行われている。
赤外線領域において異なる特性を有するインキとは、情報を機械に読み取る手段として、貴重品等に付与することに使用されているものである。そのインキには、特性の違いにより赤外線を透過する赤外線透過インキや赤外線を吸収する赤外線吸収インキ、赤外線を反射する赤外線反射インキが知られている。
赤外線透過インキは、そのインキ組成分に、赤外線を透過する性質を持つものが含まれている。この赤外線透過インキを紙媒体やプラスチック媒体に印刷された印刷物に赤外線を照射すると、赤外線がインキを透過してしまい、印刷物の基材の特性に応じて、照射した赤外線の反射光量が異なるが、赤外線が基材によって反射し、再び赤外線透過インキを透過し、照射した赤外線が戻ってくる。
赤外線吸収インキは、そのインキ組成分に赤外線を吸収する性質を持つものが含まれている。この赤外線吸収インキを紙媒体やプラスチック媒体に印刷された印刷物に赤外線を照射すると、赤外線をインキが吸収し、照射した赤外線は戻らない。
赤外線反射インキは、そのインキ組成分に赤外線を反射する性質を持つものが含まれている。この赤外線反射インキを紙媒体やプラスチック媒体に印刷された印刷物に赤外線を照射すると、赤外線をインキが反射し、照射した赤外線は反射される。
赤外線において異なる特性を有するインキは、このような特性をそれぞれ持っており、その特性を利用し、例えば、複数の細線から成る模様パターン、バーコードパターン、QRコード等を形成し、紙などの基材に印刷することで、その基材上のパターンが赤外線により照射されると、赤外線の反射量を検知し、それぞれの透過、吸収又は反射といった赤外線特性により、情報を再生することで、偽造防止用の機械認証手段として利用されている。
この赤外線領域において異なる特性を有するインキを用いて印刷する際には、前述した、赤外線透過インキ、赤外線吸収インキ又は赤外線反射インキ等の他に、印刷方式に応じて、オフセットインキやフレキソインキ、グラビアインキ、スクリーンインキ又は凹版インキ等から適宜選択し、複数組み合わせて模様パターン、バーコードパターン及びQRコード等を形成することで、機械認証手段として用いられているものである。
このようなインキを用いて作製された印刷物は、赤外線領域において異なる特性を有するインキを印刷した部分が、可視領域では同系統の色調であるため目視による識別が困難で、品質の検査(使用インキの特性検査含む)といった印刷物の品質管理が非常に難しいものであった。
このような印刷物の検査手段として、印刷物の品質を検査する印刷物検査装置が公知である。この印刷物の検査装置は、被検査対象物の印刷物に赤外線又は赤外線を含む光源を照射し、その反射光を光学フィルタにより可視領域の光と赤外線領域の光とに分離し、この可視領域の光と赤外線領域の光をそれぞれ電気信号に変換し、得られた電気信号を映像化させ、これを基に印刷品質を判定するものであった(特許文献1参照)。
さらに、赤外線インキを用いた印刷物の印刷工程又は検査工程における品質管理に適用することのできる装置として、赤外反射吸収インキによる印刷物の検査装置が提案されている。この赤外反射吸収インキを用いた印刷物の検査装置は、使用されるインキ特性が赤外線を反射及び吸収するインキを用いており、印刷機で印刷された証券印刷製品に対して、赤外線を照射して、密着型ラインセンサ又はエリアセンサで画像を取得し、基準画像と検査画像を演算により比較し、その結果から許容値に従い、合否判定を行うものであった(特許文献2参照)。
また、赤外線領域において異なる特性を有するインキを用い、機械読み取りが可能となる秘匿情報を埋め込んだ印刷物の観察方法とその装置が提案されている。可視領域では、同色の印刷模様として観察される印刷物であるが、赤外線領域では、赤外線透過インキ、赤外線吸収インキ及び赤外線反射インキの各インキ特性を有効に組み合わせることによって、可視領域では観察不可能な模様の印刷又は秘匿情報を隠蔽することができ、高度なセキュリティ印刷物を作製することができる。
また、印刷物ごとの検査が可能であるものに対しては、基準となる印刷物を撮影した画像情報を参照画像データ、検査する印刷物を撮影した画像情報を検査画像データとして比較演算することで、印刷物の品質状態を検査するという、印刷物検査方法及び印刷物検査装置が知られている(特許文献3参照)。
また、赤外線領域の吸収特性が異なる二種類の印刷インキによって印刷模様を形成する技術として、例えば、赤外線センサにより検出される印刷領域を施された印刷物であって、印刷物には赤外線の吸収特性が異なる印刷インキによって印刷領域が形成されていることを特徴とする赤外線吸収印刷物が開示されている(特許文献4参照)。
また、本出願人は、印刷装置による印刷物の品質状態を検査する技術に関し、特に赤外線によって読み取り可能な秘密情報の印刷物に用いられる赤外線領域において、異なる特性を有するインキで印刷された印刷物の検査方法及び検査装置について既に出願している(特許文献5参照)。
さらに本出願人は、一つの第1の領域と、前記第1の領域に隣接する一つの第2の領域とが複数組配置され、各々の前記第2の領域の周囲が、複数の前記第1の領域により囲まれ、前記第1の領域は、前記第2の領域より面積が大きく、前記第2の領域は、赤外線吸収性色素を含むブラックインキを用いて構成された第2aの領域と、赤外線吸収性色素を含まないインキを用いて構成された黒色系である第2bの領域とを有し、各々の前記第2の領域における前記第2aの領域と前記第2bの領域との比率に応じて、複数の前記第2の領域における前記第2aの領域により階調画像が構成されていることを特徴とする網点印刷物も出願している(特許文献6参照)。
また、特許文献6等に記載されている印刷物の認証システムについても、本出願人は既に出願している。そこでは、赤外線吸収性色素を含むブラックインキを用いて2次元バーコード等を埋め込んだ印刷物の認証を行う場合に、赤外線で読み取られる2次元バーコードが、照明光の全反射により、2次元バーコードの一部が読み取り不可能となりコード再生できなくなる問題を、赤外線光領域で撮影した入力画像に対して、ソフトウェアを用いてコントラストの強調やS/Nを向上させることでコード再生を可能とした。さらに、赤外線光領域で、撮影時には照明ムラ等が発生しないように拡散板又はディフューザ等の光学フィルタを印刷物設置部に設け、照明光を拡散照射して入力画像を取得することでコード再生を可能とした印刷物に埋め込まれた2次元バーコードを認証可能とした隠蔽画像又は隠蔽情報の認証方法及びその認証システムを開示している(特許文献7参照)。
次に、OVD(Optical Variable Device)とは、レリーフ状の回折格子に金属を蒸着した箔のことで、立体画像の顕出やカラーシフトといった独特な光学的変化機能を持つものであって、ホログラムや金属箔などと呼称される。シート状のものを打ち抜き付与するシートタイプと、あらかじめ付与される形状に形成されたパッチタイプと線状のスレッドタイプ等がある。これらのOVD箔は、その製造方法の高度さから、偽造防止技術の一つとして、貴重品の一部又は全面に付与され、使用されている。
OVD箔を付与した印刷物の製造は、転写や圧着によって、シートタイプやパッチタイプのホログラムシートを基材に付与することによって行われている。また、スレッドタイプのものは、基材への透き込み、転写又は圧着により、紙面内部又は表面に付与される。
さらに、OVD箔上に印刷画線等を重ね刷りして偽造防止の向上を図っている。例えば、有価書類上の所定箇所に薄片が取り付けられ、同薄片に回折光学的に作用する微細構造から成る少なくとも一つの偽造防止マークが設けられており、いずれかの偽造防止マークの少なくとも一部の面に偽造防止凹凸構造の一部が後から圧印される、有価書類の偽造安全性を向上させる構造を有する書類において、偽造防止凹凸構造が銀行券の製造に一般に用いられる印刷方法によって形成され、偽造防止凹凸構造が凹凸線とその間にあって有価書類の表面に対して、ほぼ平行に延びる間隙によって形成され、間隙の少なくとも一部が偽造防止マークの一部によって覆われており、偽造防止凹凸構造が少なくとも一部において著しく湾曲していて、偽造防止凹凸構造に光が照射されると、光の反射による輝きが視認でき、偽造防止マークを有価書類から剥すと偽造防止マークに折り目が形成されるとともに偽造防止マークの間隙を覆う部分が著しく変形し、剥した偽造防止マークを他の有価種類に取り付けたときに偽造防止マークの変形が検出されることを特徴とする有価書類の偽造安全性を向上させる構造を有する書類が開示されている(特許文献8参照)。
また、OVD箔と印刷領域を検査する装置としては、被検査物に含まれるホログラム層を所定の傾斜角度(θ1)で入射するように光照射し、該ホログラム層に記録されたホログラム再生像を撮影カメラに与える光源と、ホログラム層以外の印刷面及び下地を前記傾斜角度とは異なる傾斜角度(θ2)で入射するように光照射し、該印刷面及び下地の反射像を撮影カメラへ与える光源とを備えるとともに、ホログラム層、印刷面及び下地の良否を同時に判定する判定手段を備える品質検査装置が開示されている(特許文献9参照)。
また、第1の同期信号が出力されたときに、ホログラムに向けて紫外線を照射する紫外線源と、第2の同期信号が出力されたときに、ホログラムに向けて可視光を照射する可視光源と、第1の同期信号が出力されると、紫外線が照射されたホログラムを撮影して第1の画像データを取得し、第2の同期信号が出力されると、可視光が照射されたホログラムを撮影して第2の画像データを取得するカメラと、紫外線源とカメラとに対し同時に出力される第1の同期信号と、可視光源とカメラとに対し同時に出力される第2の同期信号とを出力する同期信号出力部と、カメラによって取得された第1および第2の画像データを表示する表示部を備えているホログラムの検査装置及び検査方法であって、ホログラムパターンに印刷された透明パターン層の位置関係や、透明パターン層の欠陥を検出する技術が開示されている(特許文献10参照)。
OVDは高い視認性を有する偽造防止要素であり、可視光領域による観察又は撮影では、OVDの模様が著しく変化するように設計されている。つまり、OVDを構成している回折格子は、可視光領域における光の波長と入射角度の依存性によりわずかな入射角度の変化でOVDの模様が変化するため、可視光領域における用紙搬送時での撮影では安定したOVD箔上に印刷模様の品質検査の実現が困難であった。そこで、本出願人は、撮影手段の観測方向と同軸方向から可視光源を照射する照明手段と、撮影手段の観測方向に対して拡散方向からの可視光源を照射する照明手段を照射して得られたOVDの可視画像は、OVDの模様の再生を防ぎ、印刷模様のみを抽出可能とする技術を出願している(特許文献11参照)。
特開平5−162294号公報(第1−4頁、第1図) 特開平10−337935号公報(第1−5頁、第1−7図) 特開2004−195878号公報(第1−11頁、第1−8図) 特開昭63−307996号 公報(第1−12頁、第1−5図) 特開2006−226857号公報(第1−10頁、第1−9図) 特許第3544536号(第1−10頁、第1−9図) 特願2005−072412号公報 特許第3053209号公報(第1−8頁、第1−6図) 特許第3339426号公報(第1−4頁、第1−4図) 特開2004−150885号公報(第1−20頁、第1−10図) 特願2006−074922号公報
特許文献6記載の印刷物に埋め込まれた赤外線吸収印刷領域を赤外線で読み取る場合は、一般的に、紙、プラスチック又はシート等の基材によって、照明角度や光学フィルタの種類等を選択し、赤外線吸収印刷領域画像データを得るための条件を見いだすことに時間を要していた。基材自体が高い平滑性を有する光沢紙、コート紙、フィルムシート又はプラスチックカード等は、照明の強度や照明方向のわずかな違いによって、基材の一部表面上において照明ムラやちらつき等が発生し、赤外線吸収印刷領域画像データが安定して入力することが困難となり、赤外線吸収印刷領域の品質検査精度や赤外線吸収印刷領域からコード情報への読み取り精度が十分ではなかった。特許文献7は、前述の問題を解決するための技術であるが、ソフトウェア上でのコントラストの強調やS/Nを向上させる設定、拡散板又はディフューザ等の光学フィルタを設置する必要があった。
また、特許文献9、10及び11においては、赤外線吸収印刷領域と赤外線透過印刷領域を有する印刷模様の検査については、一切記載されておらず、仮に特許文献9、10及び11の検査装置等で検査した場合、印刷模様は検査可能であるが、印刷模様内に埋め込まれた赤外線吸収印刷領域の画像については検査が不可能であった。
さらに、特許文献9及び10は、OVD箔の検査方法はホログラム領域と印刷領域が別の領域に付与されている検査方法及び装置であり、OVD箔上の少なくとも一部の領域に印刷模様が重ね刷りされた媒体の印刷模様の検査方法及び検査装置ではなかった。
OVDが貼付され、OVDの少なくとも一部の領域に赤外線吸収印刷領域が重ね刷りされた媒体を赤外線領域で入力した場合、OVD箔の模様が著しく変化するため、撮影された画像は、OVD箔の再現画像と赤外線吸収印刷領域の両方が再現され、赤外線吸収印刷領域のみを安定して抽出することが困難であり、高精度に赤外線吸収印刷領域の品質を検査することができなかった。また、OVD箔の模様変化を抑える手法として、有効なOVD箔上の赤外線吸収印刷領域の品質管理手法が見あたらなかった。さらに、OVD箔が貼付された基材が柔軟媒体であり、その媒体を高速で搬送しながら検査する場合では、媒体の浮き上がり等により媒体の搬送状態が不安定になりOVD箔の模様が著しく変化するため、OVD箔上の赤外線吸収印刷領域を安定して抽出することが困難であった。
本発明は、このような従来の問題を解決することを目的としたもので、ソフトウェア上でのコントラストの強調やS/Nを向上させる設定をする必要がなく、また、拡散板又はディフューザ等の光学フィルタを設置する必要がない。さらに高い平滑性を有する基材に形成された赤外線吸収インキで印刷された赤外線吸収印刷領域の赤外線吸収印刷領域画像データを取得しようとした場合に照明ムラやちらつき等の発生を抑制し、赤外線吸収印刷領域画像データが安定して入力することが可能であり、赤外線吸収印刷領域画像データからコード情報への読み取り精度が低下することがない。また、OVD箔の照明の照射光を観察方向と同軸方向に照射する光(同軸光:撮影手段の観測方向と同軸方向の光であり、例えば、被検査体に対して撮影手段が垂直方向の位置に設置されている場合は、同軸光は垂直方向の光となる)と観察方向に対して拡散する光(拡散光:照射される位置を基準として均等に照明を配置)を同時に照射することによって、赤外線領域で撮影した場合の画像において、OVD箔の再現画像を抑えることが可能となり、OVD箔上の赤外線吸収印刷領域の赤外線吸収印刷領域画像データを安定して抽出できる。さらに、OVD箔が貼付された基材が用紙等の柔軟媒体であり、その媒体を高速で搬送しながら検査する場合において、用紙等の柔軟媒体の浮き上がりやバタツキが発生した場合でも、OVD箔の再現画像が現れることなく、OVD箔上の赤外線吸収印刷領域を安定して撮影でき、撮影された画像データをもとに正常に赤外線吸収印刷領域が印刷されているかの品質検査が可能となる赤外線吸収インキで印刷される赤外線吸収印刷領域の検査方法及び検査装置を提案することを目的とする。
本発明は、二つの照明手段と、撮影手段と、記憶手段と、画像処理手段とを備える検査装置を用いて、基材上に赤外線吸収インキで印刷された赤外線吸収印刷領域の検査方法であって、二つの照明手段のうち、第1の照明手段により赤外線吸収印刷領域を含む領域に対して垂直方向から赤外線又は赤外線を含む光線を照射し、第2の照明手段により、第1の照明手段から光線を照射する垂直方向に対して所定の角度を有する方向から、赤外線吸収印刷領域を含む領域に対して赤外線又は赤外線を含む光線を照射し、撮影手段によって赤外線光領域の波長を対象に赤外線吸収印刷領域を含む領域の赤外線吸収印刷領域画像データを取得し、記憶手段により、基準となる赤外線領域の基準赤外線吸収印刷領域画像データ又は基準赤外線吸収印刷領域画像データ及び基準となる赤外線吸収印刷領域の基準位置を示す基準位置データをあらかじめ記憶し、画像処理手段により、赤外線吸収印刷領域画像データと基準赤外線吸収印刷領域画像データを比較し、又は、赤外線吸収印刷領域画像データと基準赤外線吸収印刷領域画像データ及び基準位置データとを比較し、その比較結果に基づいて赤外線吸収印刷領域の形状、面積及び位置の少なくとも一つの良否を判定することを特徴とする赤外線吸収インキで印刷される赤外線吸収印刷領域の検査方法である。
また、本発明は、複数の照明手段と、反射手段と、撮影手段と、記憶手段と、画像処理手段とを備える検査装置を用いて、基材上に赤外線吸収インキで印刷された赤外線吸収印刷領域の検査方法であって、複数の照明手段から、反射手段を介して赤外線吸収印刷領域に対し、赤外線又は赤外線を含む光線を照射し、撮影手段によって、赤外線光領域の波長を対象に赤外線吸収印刷領域を含む領域の赤外線吸収印刷領域画像データを取得し、記憶手段により、基準となる赤外線領域の基準赤外線吸収印刷領域画像データ又は基準赤外線吸収印刷領域画像データ及び基準となる赤外線吸収印刷領域の基準位置を示す基準位置データをあらかじめ記憶し、画像処理手段により、赤外線吸収印刷領域画像データと基準赤外線吸収印刷領域画像データを比較し、又は、赤外線吸収印刷領域画像データと基準赤外線吸収印刷領域画像データ及び基準位置データとを比較し、その比較結果に基づいて赤外線吸収印刷領域の形状、面積及び位置の少なくとも一つの良否を判定することを特徴とする赤外線吸収インキで印刷される赤外線吸収印刷領域の検査方法である。
また、本発明は、二つの照明手段と、撮影手段と、記憶手段と、デコード処理手段と、画像処理手段とを備える検査装置を用いて、基材上に赤外線吸収インキで印刷された赤外線吸収印刷領域の検査方法であって、二つの照明手段のうち、第1の照明手段により赤外線吸収印刷領域を含む領域に対して垂直方向から赤外線又は赤外線を含む光線を照射し、第2の照明手段により、第1の照明手段から光線を照射する垂直方向に対して所定の角度を有する方向から、赤外線吸収印刷領域を含む領域に対して赤外線又は赤外線を含む光線を照射し、撮影手段によって赤外線光領域の波長を対象に赤外線吸収印刷領域を含む領域の赤外線吸収印刷領域画像データを取得し、記憶手段により、基準コード情報をあらかじめ記憶し、デコード処理手段により、赤外線吸収印刷領域画像データからコード情報を生成し、画像処理手段により、赤外線吸収印刷領域画像データから生成したコード情報と、基準コード情報を比較し、その比較結果に基づいて赤外線吸収印刷領域によって形成されたコード情報の良否の判定することを特徴とする赤外線吸収インキで印刷される赤外線吸収印刷領域の検査方法である。
また、本発明は、複数の照明手段と、反射手段と、撮影手段と、記憶手段と、デコード処理手段と、画像処理手段とを備える検査装置を用いて、基材上に赤外線吸収インキで印刷された赤外線吸収印刷領域の検査方法であって、複数の照明手段から、反射手段を介して赤外線吸収印刷領域に対し、赤外線又は赤外線を含む光線を照射し、撮影手段によって、赤外線光領域の波長を対象に赤外線吸収印刷領域を含む領域の赤外線吸収印刷領域画像データを取得し、記憶手段により、基準コード情報をあらかじめ記憶し、デコード処理手段により、赤外線吸収印刷領域画像データからコード情報を生成し、画像処理手段により、赤外線吸収印刷領域画像データから生成したコード情報と、基準コード情報を比較し、その比較結果に基づいて赤外線吸収印刷領域によって形成されたコード情報の良否の判定することを特徴とする赤外線吸収インキで印刷される赤外線吸収印刷領域の検査方法である。
また、本発明は、第2の照明手段を、第1の照明手段により赤外線吸収印刷領域を含む領域に対して垂直方向から赤外線又は赤外線を含む光線を照射する位置を中心に、垂直方向に対して所定の角度を有して均等に複数配置し、複数配置された第2の照明手段から赤外線吸収印刷領域を含む領域に対して赤外線又は赤外線を含む光線を照射することを特徴とする赤外線吸収インキで印刷される赤外線吸収印刷領域の検査方法である。
また、本発明は、画像処理手段により、取得した赤外線吸収印刷領域画像データを2値化処理することを特徴とする赤外線吸収インキで印刷される赤外線吸収印刷領域の検査方法である。
また、本発明は、記憶手段により、2値化処理された基準赤外線吸収印刷領域画像データをあらかじめ記憶することを特徴とする赤外線吸収インキで印刷される赤外線吸収印刷領域の検査方法である。
また、本発明は、基材上に赤外線吸収インキにより印刷された赤外線吸収印刷領域の検査装置であって、赤外線吸収印刷領域を含む領域に対し、垂直方向から赤外線又は赤外線を含む光線を照射する第1の照射手段と、第1の照明手段から光線を照射する垂直方向に対して所定の角度を有する方向から、赤外線吸収印刷領域を含む領域に対して赤外線又は赤外線を含む光線を照射する第2の照射手段とを有する照明手段と、赤外線光領域の波長を対象に赤外線吸収印刷領域を含む領域の赤外線吸収印刷領域画像データを取得する撮影手段と、基準となる赤外線領域の基準赤外線吸収印刷領域画像データ又は基準赤外線吸収印刷領域画像データ及び基準となる赤外線吸収印刷領域の基準位置を示す基準位置データをあらかじめ記憶する記憶手段と、赤外線吸収印刷領域画像データと基準赤外線吸収印刷領域画像データを比較し、又は、赤外線吸収印刷領域画像データと基準赤外線吸収印刷領域画像データ及び基準位置データとを比較し、その比較結果に基づいて赤外線吸収印刷領域の形状、面積及び位置の少なくとも一つの良否を判定する画像処理手段から成ることを特徴とする赤外線吸収インキで印刷される赤外線吸収印刷領域の検査装置である。
また、本発明は、基材上に赤外線吸収インキにより印刷された赤外線吸収印刷領域の検査装置であって、赤外線吸収印刷領域に対し、赤外線又は赤外線を含む光線を間接的に照射する複数の照射手段と、複数の照射手段からの赤外線又は赤外線を含む光線を反射して赤外線吸収印刷領域に照射する一つ又は複数の反射手段と、赤外線光領域の波長を対象に赤外線吸収印刷領域を含む領域の赤外線吸収印刷領域画像データを取得する撮影手段と、基準となる赤外線領域の基準赤外線吸収印刷領域画像データ又は基準赤外線吸収印刷領域画像データ及び基準となる赤外線吸収印刷領域の基準位置を示す基準位置データをあらかじめ記憶する記憶手段と、赤外線吸収印刷領域画像データと基準赤外線吸収印刷領域画像データを比較し、又は、赤外線吸収印刷領域画像データと基準赤外線吸収印刷領域画像データ及び基準位置データとを比較し、その比較結果に基づいて赤外線吸収印刷領域の形状、面積及び位置の少なくとも一つの良否を判定する画像処理手段から成る赤外線吸収インキで印刷される赤外線吸収印刷領域の検査装置である。
また、本発明は、基材上に赤外線吸収インキにより印刷された赤外線吸収印刷領域の検査装置であって、赤外線吸収印刷領域を含む領域に対し、垂直方向から赤外線又は赤外線を含む光線を照射する第1の照射手段と、第1の照明手段から光線を照射する垂直方向に対して所定の角度を有する方向から、赤外線吸収印刷領域を含む領域に対して赤外線又は赤外線を含む光線を照射する第2の照射手段とを有する照明手段と、赤外線光領域の波長を対象に赤外線吸収印刷領域を含む領域の赤外線吸収印刷領域画像データを取得する撮影手段と、基準コード情報をあらかじめ記憶する記憶手段と、赤外線吸収印刷領域画像データからコード情報を生成するデコード処理手段と、赤外線吸収印刷領域画像データから生成したコード情報と、基準コード情報を比較し、その比較結果に基づいて赤外線吸収印刷領域によって形成されたコード情報の良否を判定する画像処理手段から成ることを特徴とする赤外線吸収インキで印刷される赤外線吸収印刷領域の検査装置である。
また、本発明は、基材上に赤外線吸収インキにより印刷された赤外線吸収印刷領域の検査装置であって、赤外線吸収印刷領域に対し、赤外線又は赤外線を含む光線を間接的に照射する複数の照射手段と、複数の照射手段からの赤外線又は赤外線を含む光線を反射して赤外線吸収印刷領域に照射する一つ又は複数の反射手段と、赤外線光領域の波長を対象に赤外線吸収印刷領域を含む領域の赤外線吸収印刷領域画像データを取得する撮影手段と、基準コード情報をあらかじめ記憶する記憶手段と、赤外線吸収印刷領域画像データからコード情報を生成するデコード処理手段と、赤外線吸収印刷領域画像データから生成したコード情報と、基準コード情報を比較し、その比較結果に基づいて前記赤外線吸収印刷領域によって形成されたコード情報の良否を判定する画像処理手段から成ることを特徴とする赤外線吸収インキで印刷される赤外線吸収印刷領域の検査装置である。
また、本発明の第2の照明手段は、第1の照明手段により赤外線吸収印刷領域を含む領域に対して垂直方向から赤外線又は赤外線を含む光線を照射する位置を中心に、垂直方向に対して所定の角度を有して均等に複数配置して成る赤外線吸収インキで印刷される赤外線吸収印刷領域の検査装置である。
また、本発明の画像処理手段は、撮影手段により取得された赤外線吸収印刷領域画像データを2値化処理することを特徴とする赤外線吸収インキで印刷される赤外線吸収印刷領域の検査装置である。
また、本発明の画像処理手段は、撮影手段により取得された赤外線吸収印刷領域画像データとあらかじめ記憶されている基準赤外線吸収印刷領域画像データとの比較又は撮影手段により取得された赤外線吸収印刷領域画像データとあらかじめ記憶されている基準赤外線吸収印刷領域画像データ及び基準位置データとを比較する演算部と、その比較結果に基づき赤外線吸収印刷領域の形状、面積及び位置の少なくとも一つの良否を判定する判定部を有して成る赤外線吸収インキで印刷される赤外線吸収印刷領域の検査装置である。
また、本発明の記憶手段は、2値化処理された基準赤外線吸収印刷領域画像データを記憶することを特徴とする赤外線吸収インキで印刷される赤外線吸収印刷領域の検査装置である。
本発明の赤外線吸収印刷領域の検査方法及び検査装置は、印刷機械の搬送過程における状態や静止状態での赤外線吸収印刷領域の画像の品質検査はもちろんのこと、赤外線吸収印刷領域の画像からコード情報への変換適正の品質検査も可能である。また、貴重品の流通段階においては、簡易的な真偽判別装置としても用いることができる。
また、本発明の赤外線吸収印刷領域の検査方法及び検査装置は、基材自体が高い平滑性を有する光沢紙、コート紙、フィルムシート又はプラスチックカード等に印刷された赤外線吸収印刷領域の画像が、照明ムラやちらつき等を抑制でき、鮮明な入力画像を得ることができる。
また、本発明の赤外線吸収印刷領域の検査方法及び検査装置は、検査処理においても再現性のある安定した入力画像が得られるためコントラスト及び強調等といった画像処理の一部を省略でき、検査アルゴリズムの簡略化、赤外線吸収印刷領域の画像の品質検査及び読み取り精度が向上する。したがって、これら各媒体類の印刷工程における品質状態の確認やさらに高精度な印刷品質検査及び赤外線吸収印刷領域の画像からコード情報への変換の認証ができる。
また、OVD箔の少なくとも一部の領域に赤外線吸収印刷領域の画像が重ね刷りされた媒体を赤外線領域で撮影した場合において、OVD箔の模様変化がなく、又は変化し難くなり、撮影された画像には、OVDの再現画像が撮影されることなく、又は撮影され難くなって赤外線吸収印刷領域の画像が撮影されるため、OVD箔上の赤外線吸収印刷領域の画像を安定して撮影し、撮影された画像データをもとに正常に赤外線吸収印刷領域の画像が基材上に印刷されているかを検査することができる。
さらに、OVDが貼付された基材が用紙等の柔軟媒体で、その媒体を高速機械により搬送しながら検査する場合において、柔軟媒体の浮き上がりによるバタツキが発生した場合でも、撮影された画像にはOVD箔の再現画像が撮影されることなく、赤外線吸収印刷領域の画像のみが撮影されるため、OVD箔上の赤外線吸収印刷領域の画像を安定して撮影し、撮影された赤外線吸収印刷領域画像データをもとに、正常に赤外線吸収印刷領域の画像が基材上に印刷されているかを品質検査することができる。よって、機上における全数検査が可能となる。また、静止状態の場合でも、同様に安定した画像を取得し、品質検査が可能となるため、印刷工程においてOVD箔上の赤外線吸収印刷領域の画像の品質確認及び高精度な印刷の品質検査ができる。
さらに、赤外線光領域における入力方式のため、赤外線透過特性を有する基材部分に印刷された赤外線吸収印刷領域は、赤外線吸収印刷領域のデザインや色彩による特性に影響を受けることなく、赤外線吸収インキで基材上に印刷された領域の検査が可能である。
本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。しかしながら、本発明は以下に述べる実施するための最良の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲記載における技術的思想の範囲内であれば、その他のいろいろな実施の形態が含まれる。
本発明の実施の形態について説明する。まず、本発明の赤外線吸収インキにより基材上に印刷された印刷物等の赤外線吸収印刷領域の検査方法及び検査装置において検査対象となる印刷媒体の一例を、図1、図2及び図3を用いて説明する。
図1は、基材1に赤外線吸収インキにより印刷された赤外線吸収印刷領域2が形成されている。図1(a)の赤外線吸収印刷領域2は、文字が形成された印刷媒体A1であり、図1(b)の赤外線吸収印刷領域2は、万線画線が形成された印刷媒体A2であり、図1(c)の赤外線吸収印刷領域2は円形であり、赤外線吸収印刷領域2の周辺に赤外線透過インキにより印刷された赤外線透過印刷領域2bが形成されている印刷媒体A3である。印刷媒体A3の赤外線吸収印刷領域2と赤外線透過印刷領域2bは、可視光領域で色彩が同一、略同一又は異なった色彩でも良い。また、赤外線吸収印刷領域2と赤外線透過印刷領域2bは、互いに隣接された形態、赤外線吸収印刷領域2が赤外線透過印刷領域2bを囲んだ形態又は赤外線透過印刷領域2bは赤外線吸収印刷領域2を囲んだ形態の毛抜き合せであってもよい。図1(c)に示す赤外線透過インキで印刷された赤外線透過印刷領域2bの代わりに、赤外線反射インキで印刷された赤外線反射印刷領域を用いても良い。本発明は、図1に示す赤外線吸収印刷領域2の検査方法及び検査装置である。赤外線吸収印刷領域2、赤外線透過印刷領域2b及び赤外線反射印刷領域の形状は特に限定されるものではない。
次に赤外線吸収印刷領域2が肉眼で認識できない印刷媒体の一例を示す。図2は、赤外線透過印刷領域である一つの第1の領域3aと、第1の領域3aに隣接する一つの第2の領域3bとが複数組配置され、第2の領域3bの周囲が、複数の第1の領域3aにより囲まれ、第1の領域3aは、第2の領域3bより面積が大きく、さらに、第2の領域3b内には第3の領域3cが毛抜き合せで形成されている印刷媒体A4である。第1の領域3aは、例えば、シアン、マゼンタ及びイエロー等の赤外線透過インキで印刷され、第2の領域3bはシアン、マゼンタ及びイエローの混色の赤外線透過インキからなるブラックで印刷され、第3の領域3cは赤外線吸収インキから成るブラックで印刷される。第3の領域3cは赤外線吸収印刷領域2となる。図2に示す印刷模様P内には、肉眼では認識できない第3の領域3cから成る赤外線吸収インキで印刷された赤外線吸収印刷領域2(2次元バーコード)が埋め込まれている。本発明は、図2に示す赤外線吸収印刷領域2の検査方法及び検査装置である。また、赤外線吸収印刷領域2で形成した周波数解析で確認可能な電子透かしの情報も検査可能である。赤外線吸収印刷領域2の形状は特に限定されるものではない。また、赤外線吸収印刷領域2が2次元バーコード等のコード情報の場合は、赤外線吸収印刷領域2を読み取った後、デコード処理によってコード化ができるか否か検査が可能である。
次に赤外線吸収印刷領域2がOVD4上に印刷された印刷媒体の例を示す。図3(a)に示すようなスレッドタイプのOVD箔4上に赤外線吸収印刷領域2が印刷された印刷媒体A5、図3(b)に示すような窓開きスレッドタイプのOVD箔4上に赤外線吸収印刷領域2が印刷された印刷媒体A6、図3(c)に示すように、基材1上に付与されたパッチタイプのOVD箔4上に赤外線吸収印刷領域2と赤外線透過印刷領域2bが印刷された印刷媒体A7である。図3(c)に示す赤外線透過インキで印刷された赤外線透過印刷領域2bの代わりに、赤外線反射インキで印刷された赤外線反射印刷領域を用いても良い。本発明は、図3に示す赤外線吸収印刷領域2の検査方法及び検査装置である。赤外線吸収印刷領域2、赤外線透過印刷領域2b、赤外線反射印刷領域及びOVD箔の形状については特に限定されるものではない。また、OVD箔上に図2に示した印刷物を重ね刷りした赤外線吸収印刷領域2の検査も可能である。
赤外線吸収印刷領域2は、文字、数字、記号、図柄及び模様等が挙げられ、特に限定されるものではない。また、赤外線吸収インキは、オフセット印刷インキ、グラビア印刷インキ、スクリーン印刷インキ、凹版印刷インキ、インクジェット印刷インキ又はトナー等、特に限定されるものではない。基材1は、高い平滑性を有する光沢紙、コート紙、合成紙、フィルムシート、プラスチックカード等、特に限定されるものではなく、銀行券用紙、一般用紙、光沢紙、塗光紙、カード、フィルムシート又はプラスチックシート等を用いることができる。
図1及び図2に示した印刷媒体A1乃至A4の赤外線吸収印刷領域2の検査装置について説明する。図4に示すように、基材1に印刷された赤外線吸収印刷領域2を検査するための検査装置11aは、照明手段12と、撮影手段13と入力部14を含む画像入力手段15、記憶手段16、画像処理手段17及び報知手段22とを備える。
照明手段12は、基材1に付与された赤外線吸収印刷領域2を含む領域に対し、撮影手段13の観測方向と同軸方向からの赤外光線を含む光線18aを照射する。同軸方向からの赤外光線を含む光線18aは、撮影手段の観測方向と同軸方向の光であり、図4では印刷媒体A3に対して撮影手段13が垂直方向の位置に設置されているため、同軸光は垂直方向の光となる。基材1に付与された赤外線吸収印刷領域2を含む領域に対し、撮影手段13の観測方向と同軸方向からの赤外光線を含む光線18aを照射することで、基材1が高い平滑性を有する光沢紙、コート紙、合成紙、フィルムシート又はプラスチックカード紙であっても、照明ムラ及びちらつき等が発生することなく、赤外線吸収印刷領域2のみが撮影されるため、赤外線吸収印刷領域2を安定して撮影することができる。照明手段12の光源として、赤外線ランプ、ハロゲンランプ、白熱灯又は赤外LED等の光を照射すれば良い。前述した赤外線吸収印刷領域を含む領域とは、赤外線吸収印刷領域のみの領域、さらに後述する赤外線吸収印刷領域と、赤外線吸収印刷領域に近接又は隣接されている赤外線透過印刷領域又は赤外線反射印刷領域を含む領域、更に赤外線吸収印刷領域と、基準マークを含む領域のことをいう。
さらに、本実施の形態による赤外線吸収印刷領域2の検査装置11bは、図5(a)に示すように、第1の照明手段12a、第2の照明手段12bと、撮影手段13と入力部14を含む画像入力手段15、記憶手段16、画像処理手段17及び報知手段22とを備える。
第1の照明手段12aは、基材1に付与された赤外線吸収印刷領域2を含む領域に対し、撮影手段13の観測方向と同軸方向からの赤外線を含む光線18aを照射し、第2の照明手段12bは、撮影手段13に観測方向に対して拡散方向からの赤外線を含む光線18bを照射する。第1の照明手段12aは、撮影手段の観測方向と同軸方向の光であり、図5(a)では印刷媒体A3に対して撮影手段13が垂直方向の位置に設置されているため、同軸光は垂直方向の光となる。第1の照明手段12a及び第2の照明手段12bは、局所的に撮影手段13に対して同軸及び拡散照射が同時に均一照射できる無影照明であることが好ましい。基材1に印刷された赤外線吸収印刷領域2を含む領域に対し、撮影手段13の観測方向と同軸方向からの赤外線を含む光線18aと、撮影手段13に観測方向に対して拡散方向からの赤外線を含む光線18bを照射することで、基材1が高い平滑性を有する光沢紙、コート紙、合成紙、フィルムシート又はプラスチックカード紙であっても照明ムラ及びちらつき等が発生することなく、赤外線吸収印刷領域2のみが撮影されるため、赤外線吸収印刷領域2を安定して撮影することができる。照明手段12の光源として、赤外線ランプ、ハロゲンランプ、白熱灯又は赤外LED等の光を照射すれば良い。
第2の照明手段12bは、少なくとも二つの照明を有し、例えば照明が二つの場合は、図5(b)に示すように、照射される位置を基準として2方向から照射できるように互いに均等に配置する必要がある。第2の照明手段12bの照射方向の数は、2方向に限定されることなく、3方向、4方向等、適宜選択できる。
さらに、下記に示す照明手段によって、赤外線吸収印刷領域が安定して抽出することができる。
反射手段20及び拡散手段21は、少なくとも二つ以上の複数の反射手段及び拡散手段を有し、照明手段では、基材1に付与された赤外線吸収印刷領域2を含む領域に対し、撮影手段13の観測方向と同軸方向からの赤外光線を含む光線18aと、撮影手段13に対して拡散方向からの赤外線を含む光線18bを照射するが、図6に示す検査装置11cのように、第2の照明手段12bが二つの場合、反射手段20と拡散手段21を設ける。照明手段12bは、直接、反射手段20に赤外線を含む光線を照射して、赤外線を含む光線を反射させる。反射された赤外線を含む光線は、拡散手段21に照射して赤外線を含む光線を拡散させる。また、第1の照明手段12aは、撮影手段と同軸方向からの赤外線を含む光線を照射する。第1の照明手段12aは、撮影手段の観測方向と同軸方向の光であり、図6では印刷媒体A3に対して撮影手段13が垂直方向の位置に設置されているため、同軸光は垂直方向の光となる。撮影手段13に対して同軸方向からの赤外線を含む光線18aと拡散された赤外線を含む光線は、撮影手段13に対して拡散方向からの赤外線を含む光線18bとなり、少なくとも赤外線吸収印刷領域2を含む領域に照射し、撮影手段13によって赤外線領域の波長を対象に、少なくとも赤外線吸収印刷領域2を含む領域の赤外線吸収印刷領域撮影データを取得する。反射手段20の素材はニッケル又はクロム等の金属層によって形成されており、図6では板型になっているが、湾曲又はドーム型等の形であっても良い。反射手段の表面形状は鏡面体だけではなく、凹凸形状や不均一な形状であってもかまわない。また、反射手段20の数は照明の個数と同じである必要はなく、照明一つに対して複数の反射手段を配置しても良い。拡散手段21は、拡散光学ガラス又は拡散光学フィルタ等により形成されており、図6では板型になっているが、湾曲又はドーム型等の形であっても良い。以上、このような形態であっても、照明手段12は、撮影手段13に対して同軸及び拡散照射が同時に均一照射できる無影照明であることが好ましい。
例えば、図1(c)に示した印刷媒体A3を検査する場合は、撮影手段から得られた図7(a)に示す赤外線吸収印刷領域撮影データ5から図7(b)に示す赤外線吸収印刷領域画像データ6に変換される。
しかしながら、基材1が高い平滑性を有する光沢紙、コート紙、合成紙、フィルムシート又はプラスチックカード紙の場合に、基材1に印刷された赤外線吸収印刷領域を含む領域に対し、撮影手段13に観測方向に対して拡散方向からの赤外線を含む光線18bのみを照射する照明位置で、基材1に印刷された赤外線吸収印刷領域2の赤外線吸収印刷領域撮影データ5及び赤外線吸収印刷領域画像データ6を取得しようとした場合、図8のように、基材1によって照明ムラ及びちらつき等が発生し、赤外線吸収印刷領域が抽出できなくなる。
撮影手段は、赤外線を含む光線領域下の撮影データを取得し、その種類は特に限定されるものではないが、例えば、CCDラインセンサカメラ、CCDエリアセンサカメラ又はCMOSカメラ等が挙げられる。図9に示すように、CCDラインセンサカメラは、印刷媒体A8が検査胴によって搬送されてくる際に、赤外線吸収印刷領域2の撮影データを取得するのに適しており、検査装置11dの撮影手段に用いられる。一方、図10に示すように、CCDエリアセンサカメラ及びCMOSカメラは、印刷媒体A3が静止した状態で赤外線吸収印刷領域2の撮影データを取得するのに適しており、検査装置11eの撮影手段に用いられる。
撮影手段のカメラは、基材1の反射率が高くならないように、印刷媒体の搬送方向に対して直交する方向に配置することが望ましい。
記憶手段16では、図11に示すように、コンピュータのハードディスク等によって基準となる赤外線吸収印刷領域の基準赤外線吸収印刷領域画像データ31又は基準となる赤外線吸収印刷領域の基準赤外線吸収印刷領域画像データ31及び基準となる赤外線吸収印刷領域の基準位置を示す基準位置データ33があらかじめ記憶される。基準となる赤外線吸収印刷領域の基準赤外線吸収印刷領域画像データ31は、2値化処理して得られた基準赤外線吸収印刷領域画像データ32として用いてもよい。この場合、比較する段階で演算速度が向上する。
入力した赤外線吸収印刷領域画像データ6は、記憶手段16にいったん記憶される。
画像処理手段17では、赤外線吸収印刷領域画像データ6に2値化処理を行うことが可能である。図12は図7(b)の赤外線吸収印刷領域画像データ6を2値化処理して得られた赤外線吸収印刷領域画像データ7である。2値化とは、画像の特徴を解析するために画像から対象物を切り出し、背景と図形を分離するものであり、濃度値を持った濃淡画像から、0と1の二つの値で表す画像に変換することである。この2値化処理により、明るい部分を白、暗い部分を黒とすると図12のようになる。
さらに、画像処理手段17の演算部によって、赤外線吸収印刷領域2の形状、面積及び位置の少なくとも一つの良否を判定する。なお、判定に必要となる比較の方法は次のとおりであり、適宜選択すればよい。(1)入力された赤外線吸収印刷領域画像データ6と基準赤外線吸収印刷領域画像データ31とを比較する。(2)赤外線吸収印刷領域画像データ6と基準赤外線吸収印刷領域画像データ31及び基準位置データ33とを比較する。(3)赤外線吸収印刷領域画像データ6を画像処理手段で2値化処理して得られた赤外線吸収印刷領域画像データ7と2値化処理して得られた基準赤外線吸収印刷領域画像データ32と比較する。(4)赤外線吸収印刷領域画像データ6を画像処理手段で2値化処理して得られた赤外線吸収印刷領域画像データ7と、2値化処理して得られた基準赤外線吸収印刷領域画像データ32及び基準位置データ33を比較する。
また、記憶手段16では、図11に示すように、基準となる赤外線吸収印刷領域の輪郭を示す基準輪郭データ34をあらかじめ記憶し、画像処理手段17では、入力した赤外線吸収印刷領域画像データ6に2値化処理を行って、2値化処理された赤外線吸収印刷領域画像データ7から赤外線吸収印刷領域の輪郭データ8を抽出し、赤外線吸収印刷領域の輪郭データ8と基準輪郭データ34を比較し、その比較結果に基づいて赤外線吸収印刷領域2の形状の良否を判定することも可能である。
また、記憶手段16では、図11に示すように、基準となる赤外線吸収印刷領域の面積値を示す基準面積データ35をあらかじめ記憶し、画像処理手段17では、入力した赤外線吸収印刷領域画像データ6に2値化処理を行って、2値化処理された赤外線吸収印刷領域画像データ7から赤外線吸収印刷領域の面積値9を算出し、赤外線吸収印刷領域の面積値9と基準面積データ35を比較し、その比較結果に基づいて赤外線吸収印刷領域2の印刷状態の良否を判定することも可能である。
また、記憶手段16では、図11に示すように、赤外線吸収印刷領域を基材に印刷したときの基準となる赤外線吸収印刷領域の位置を代表とする座標36及び基準となる赤外線吸収印刷領域の位置検出のための基準位置を示す座標37をあらかじめ記憶し、画像処理手段では、入力した赤外線吸収印刷領域画像データ6に2値化処理を行って、2値化処理された赤外線吸収印刷領域画像データ7から基材に印刷された赤外線吸収印刷領域の位置を代表とする座標及び赤外線吸収印刷領域の位置検出のための基準位置を示す座標を算出し、基材に印刷された赤外線吸収印刷領域の位置を代表とする座標及び赤外線吸収印刷領域の位置検出のための基準位置を示す座標と、基準となる赤外線吸収印刷領域の位置を代表とする座標36及び基準となる赤外線吸収印刷領域の位置検出のための基準位置を示す座標37を比較し、その比較結果に基づいて赤外線吸収印刷領域2の位置の良否を判定することも可能である。
基準となる赤外線吸収印刷領域の位置検出のための基準位置を示す座標37は、基準マークや基材を代表する座標であって、基準マークは印刷又はすき入れ等によって形成され、基材を代表する座標は、基材の端部の座標が挙げられる。よって、この場合は、撮影手段で少なくとも赤外線吸収印刷領域を含む領域と基準マークを撮影する必要がある。また、撮影手段で少なくとも赤外線吸収印刷領域を含む領域と基材の端部を撮影する必要がある。
画像処理手段17の演算部は、パターンマッチング又は画像処理に代表される比較判定方法や特徴点抽出法等によって赤外線吸収印刷領域画像データと基準赤外線吸収印刷領域画像データ等とを比較する。
赤外線吸収印刷領域の検査により、許容値の範囲内であれば正常と判定され、通常製品として扱われ、許容値の範囲外であれば欠陥と判定され、異常製品として処分される。さらに、比較結果を報知手段によって画像表示、判定表示、音声及び印刷等によって報知することができる。表示は、ディスプレイ又は液晶画面等で表示可能であり、出力としては、異常製品への記号等による印刷を行ってもよい。
図1及び図2に示した印刷媒体A1乃至A4等の赤外線吸収印刷領域2の検査方法について説明する。図25に示すように第1のステップで照明手段から少なくとも赤外線吸収印刷領域を含む領域に対し、撮影手段の観測方向と同軸方向からの赤外線を含む光線を照射する。
第2のステップで、赤外線を含む光線を照射された赤外線吸収印刷領域を含む領域は、撮影手段を含む画像入力手段によって、基材に付与された赤外線吸収印刷領域を含む領域に対して赤外線領域の波長を対象に撮影され、撮影された赤外線吸収印刷領域撮影データから赤外線吸収印刷領域画像データに変換されて入力される。
第3のステップで画像処理手段の演算部によって、赤外線吸収印刷領域の形状、面積及び位置の少なくとも一つの良否を判定する。なお、判定に必要となる比較の方法は次のとおりであり、適宜選択すればよい。(1)あらかじめコンピュータの記憶手段に記憶された基準赤外線吸収印刷領域画像データを取得し、ステップ4で入力された赤外線吸収印刷領域画像データと読み出された基準赤外線吸収印刷領域画像データを比較する。(2)赤外線吸収印刷領域画像データと基準赤外線吸収印刷領域画像データ及び基準位置データとを比較する。(3)赤外線吸収印刷領域画像データを画像処理手段で2値化処理して得られた赤外線吸収印刷領域画像データと2値化処理して得られた基準赤外線吸収印刷領域画像データと比較する。(4)赤外線吸収印刷領域画像データを画像処理手段で2値化処理して得られた赤外線吸収印刷領域画像データと、2値化処理して得られた基準赤外線吸収印刷領域画像データ及び基準位置データを比較する。
また、第3、4のステップにおいて、記憶手段は基準となる赤外線吸収印刷領域の輪郭を示す基準輪郭データをあらかじめ記憶し、画像処理手段では、入力した赤外線吸収印刷領域画像データ6に2値化処理を行って、2値化処理された赤外線吸収印刷領域画像データから赤外線吸収印刷領域の輪郭データを抽出し、赤外線吸収印刷領域の輪郭データと基準輪郭データを比較し、その比較結果に基づいて赤外線吸収印刷領域の形状の良否を判定することも可能である。
また、第3、4のステップにおいて、記憶手段は基準となる赤外線吸収印刷領域の面積値を示す基準面積データをあらかじめ記憶し、画像処理手段では、入力した赤外線吸収印刷領域画像データに2値化処理を行って、2値化処理された赤外線吸収印刷領域画像データから赤外線吸収印刷領域の面積値を算出し、赤外線吸収印刷領域の面積値と基準面積データを比較し、その比較結果に基づいて赤外線吸収印刷領域の印刷状態の良否を判定することも可能である。
さらに、第3、4のステップにおいて、記憶手段は、赤外線吸収印刷領域を基材に印刷したときの基準となる赤外線吸収印刷領域の位置を代表とする座標及び基準となる赤外線吸収印刷領域の位置検出のための基準位置を示す座標をあらかじめ記憶し、画像処理手段では、入力した赤外線吸収印刷領域画像データに2値化処理を行って、2値化処理された赤外線吸収印刷領域画像データから基材に印刷された赤外線吸収印刷領域の位置を代表とする座標及び赤外線吸収印刷領域の位置検出のための基準位置を示す座標を算出し、基材に印刷された赤外線吸収印刷領域の位置を代表とする座標及び赤外線吸収印刷領域の位置検出のための基準位置を示す座標と、基準となる赤外線吸収印刷領域の位置を代表とする座標及び基準となる赤外線吸収印刷領域の位置検出のための基準位置を示す座標を比較し、その比較結果に基づいて赤外線吸収印刷領域の位置の良否を判定することも可能である。
基準となる赤外線吸収印刷領域の位置検出のための基準位置を示す座標は、基準マークや基材を代表する座標であって、基準マークは印刷又はすき入れ等によって形成され、基材を代表する座標は、基材の端部の座標が挙げられる。よって、この場合は、撮影手段で少なくとも赤外線吸収印刷領域を含む領域と基準マークを撮影する必要がある。また、撮影手段で少なくとも赤外線吸収印刷領域を含む領域と基材の端部を撮影する必要もある。
画像処理手段の演算部は、パターンマッチング、画像処理に代表される比較判定方法及び特徴点抽出法等によって赤外線吸収印刷領域画像データと基準赤外線吸収印刷領域画像データ等とを比較する。
さらに可視光化における品質検査が不可能な感光フィルムシートにおいても本手法では、赤外線領域下におけるフィルムの傷や汚れ検査にも利用可能である。
図2のような2次元バーコード等のコード情報が赤外線吸収印刷領域として印刷媒体A4に埋め込まれた場合に、2次元バーコードからコード情報に正常に変換できるか否かの検査については、赤外線吸収印刷領域画像データの取得まで工程、処理装置については、図25に示した印刷媒体A1乃至A4の赤外線吸収印刷領域(画像)の検査方法のステップ1、ステップ2と同様である。
赤外線吸収印刷領域画像データの取得後は、図26に示すように、ステップ3のデコード処理手段により、赤外線吸収印刷領域画像データからコード情報を生成し、ステップ4において記憶手段により、基準コード情報があらかじめ記憶された基準コード情報を取得し、ステップ5では画像処理手段により、赤外線吸収印刷領域画像データから生成したコード情報と、記憶手段から読み出された基準コード情報を比較し、比較結果に基づいて赤外線吸収印刷領域によって形成されたコード情報の良否を判定する。
図3に示した印刷媒体A5乃至A7等のOVD箔上に印刷された赤外線吸収印刷領域2の検査装置について説明する。基材1に付与されたOVD箔2上の赤外線吸収印刷領域2を検査するための検査装置は、前述した印刷媒体A1乃至A4の赤外線吸収印刷領域(画像)の検査装置(図4、図5、図6、図9又は図10)と同様の検査装置で検査可能である。
図4、図5、図6、図9又は図10に示した照明手段によって、OVD箔の模様変化をすることがなく、撮影された画像にはOVD箔の再現画像が撮影されることなく、赤外線吸収印刷領域のみが撮影されるため、OVD箔上の赤外線吸収印刷領域を安定して撮影することができる。
図9の検査装置11dの場合は、OVD箔の再現画像が再現されないように印刷媒体の搬送方向に対して直交する方向に撮影手段(カメラ)を配置することが望ましい。
画像処理手段17では、赤外線吸収印刷領域画像データ6に2値化処理を行うことが可能である。図13(a)のようにOVD箔の画像及びOVD箔の輪郭部の画像が赤外線吸収印刷領域画像データ6に多少残っていても、ある閾値を定めて2値化処理によって、OVD箔の画像及びOVD箔の輪郭部の画像を除去の画像を除去することができ、図13(b)のようなOVD箔の画像及びOVD箔の輪郭部が再現されない2値化処理された赤外線吸収印刷領域画像データ7が得られる。
図3に示した印刷媒体A5乃至A7等のOVD箔上に印刷された赤外線吸収印刷領域2の検査方法についても、前述した印刷媒体A1乃至A4の赤外線吸収印刷領域(画像)の検査方法と同様のステップで検査可能である。
以下、本発明の赤外線吸収インキで印刷される赤外線吸収印刷領域の検査方法及び検査装置の実施例について図面を用いて詳細に説明するが、本発明の内容は、これらの実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
図14に示すような枚葉紙であるコード紙1に、赤外線吸収凹版インキ(色彩:黒)を用いて星型の赤外線吸収印刷領域2を凹版印刷機で印刷し、印刷媒体B1を作製した。さらに、赤外線吸収印刷領域2の近くに基準マーク10aを赤外線吸収凹版インキ(色彩:黒)で印刷した。
印刷媒体B1の赤外線吸収印刷領域を静止状態において、オフラインにおける赤外線吸収印刷領域の印刷模様の品質検査は、図15に示すように、印刷媒体B1に印刷された赤外線吸収印刷領域2を検査するための検査装置11fは、照明手段12である赤外LEDの照明手段を備えた面発光フラット型ドーム照明、撮影手段13と入力部14を含む画像入力手段15、記憶手段16、演算部を含む画像処理手段17及び報知手段22とを備える。
照明手段12からの赤外線を含む光線は、撮影手段13の観測方向と同軸方向からの赤外線を含む光線18aと、撮影手段13に対して拡散方向からの赤外線を含む光線18bを基材1に付与された基準マーク10aを含んだ赤外線吸収印刷領域2の領域に対して照射した。画像入力手段15では、撮影手段13により赤外線領域の波長を対象に基準マークを含んだ赤外線吸収印刷領域撮影データを取得し、赤外線吸収印刷領域撮影データから基材に付与された赤外線吸収印刷領域2を含む領域に対し、赤外線領域の波長を対象に2次元画像の基準マークを含んだ赤外線吸収印刷領域画像データとして入力部14で取得した。
入力された基準マークを含んだ赤外線吸収印刷領域画像データは、画像処理手段17により、入力した赤外線吸収印刷領域画像データを2値化処理し、2値化処理された基準マークを含んだ赤外線吸収印刷領域画像データを生成した。
2値化処理された赤外線吸収印刷領域画像データは、画像処理手段の演算部によって、あらかじめコンピュータの記憶手段に記憶された2値化処理された基準赤外線吸収印刷領域画像データと比較した。
この比較処理は、基準赤外線吸収印刷領域画像データと、検査する2値化処理された赤外線吸収印刷領域画像データ7の二つの画像データをそれぞれn×mピクセル(n、mは1以上の整数)で分割して比較し、パターンマッチングにより、形状確認の検査を行った。対象ピクセルごとに判定し、一致率90パーセント以上を合格とし、判定した。この一致率とピクセル単位当りの面積は、適宜定めれば良い。
さらに、2値化処理された基準マークを含んだ赤外線吸収印刷領域画像データは、画像処理手段の演算部によって、基準マークに対して基準マークを代表する座標及び赤外線吸収印刷領域の重心点の座標を求めた。基準マークに対して基準マークを代表する座標及び赤外線吸収印刷領域の重心点の座標は、あらかじめコンピュータの記憶手段に記憶された、基準となる赤外線吸収印刷領域の位置を代表とする座標及び基準となる赤外線吸収印刷領域の位置検出のための基準マークを代表する座標と比較した。
赤外線吸収印刷領域の位置測定には、図16に示す2値化処理された基準マークを含んだ赤外線吸収印刷領域画像データから、基準マーク10aに対して基準マーク10aを代表的な座標tを求める。ここで、基準マーク10aを代表する座標とは、基準マーク10aを特定することができる座標であればよく、特に限定されるものではないため、重心でも良く、図16では特定座標tとなっている。続いて、赤外線吸収印刷領域を前述のように抽出した基準マークを含んだ赤外線吸収印刷領域画像データから割り出し、その重心点Oを同様に演算して求める。この演算により求められた基準マーク10aを代表する座標t(X0、Y0)を基点とし、同じく演算により算出した赤外線吸収印刷領域の重心点O(X1、Y1)を抽出した後、その基準マーク10aを代表する座標tと赤外線吸収印刷領域の重心点Oの座標値からX1−X0及びY1−Y0を求め、演算し、その数値から位置測定を行う。赤外線吸収印刷領域の有無測定については、赤外線吸収印刷領域を抽出した画像データから、重心演算を行い、対象となる赤外線吸収印刷領域の面積を算出し、赤外線吸収印刷領域の有無の測定を実行する。このように、赤外線吸収印刷領域の検査は、その印刷状態の品質と位置について実施される。なお、基準マークの形状又は大きさは、特に限定されるものではない。また、印刷以外にも基材の角部を基準としても良い。
このように、パターンマッチングにより赤外線吸収印刷領域の形状検査及び位置検査等の品質検査を行い、その結果に応じて、画像処理手段で、正損の判定を下す。この二つの判定結果により、形状検査の結果が損の場合は、報知手段22の液晶モニタに表示及びスピーカーによる警報が鳴るようにした。さらに損の印刷物の付近に損の印字(損の理由:位置ずれ等)の印刷を印字しても良い。
(実施例2)
図17に示すような巻取紙であるコート紙1に赤外線吸収インキ(黒色)で星型の赤外線吸収印刷領域2をオフセット印刷機で印刷し印刷媒体B2を作製した。さらに、赤外線吸収印刷領域2の近くに基準マーク10bを赤外線吸収インキで印刷した。この場合は、製造ライン上の検査であって、印刷媒体B2の搬送状態におけるオンラインによる赤外線吸収印刷領域2の品質検査である。図17に示すように、印刷媒体B2は、検査胴により搬送されている。このときの検査胴の搬送形式は、グリッパや吸引式等の公知のものを適宜用いれば良い。本実施例では、コート紙1をグリッパで咥えて吸引式で用紙の(搬送方向に対して)後部を固定した。また、検査胴によらない場合は、ベルト搬送やチェーングリッパ等のシート搬送方式を用いることにより被検査対象物の赤外線吸収印刷領域2を製造ライン上の搬送途中においてオンラインで検査できる。この場合、用紙の浮き上がり等を極力抑えることが望ましい。
印刷媒体B2の赤外線吸収印刷領域を搬送状態において、オンラインによる赤外線吸収印刷領域の品質検査は、図17に示す検査装置11gのように、印刷媒体B2に印刷された赤外線吸収印刷領域2を検査するため、照明手段12である赤外LEDの照明手段を備えた面発光フラット型ドーム照明、撮影手段13と入力部14を含む画像入力手段15、記憶手段16、演算部を含む画像処理手段17及び報知手段22とを備える。
照明手段12からの赤外線光源は、撮影手段13の観測方向と同軸方向からの赤外線を含む光線18aと、撮影手段13に対して拡散方向からの赤外線を含む光線18bを基材1に付与された基準マーク10bを含んだ赤外線吸収印刷領域2の領域に対して照射した。画像入力手段15では、撮影手段13で赤外線領域の波長を対象に基準マークを含んだ赤外線吸収印刷領域撮影データを取得し、赤外線吸収印刷領域撮影データから基材に付与された赤外線吸収印刷領域2を含む領域に対し、赤外線領域の波長を対象に2次元画像の基準マークを含んだ赤外線吸収印刷領域画像データとして入力部14で取得した。
入力された基準マークを含んだ赤外線吸収印刷領域画像データは、画像処理手段17により、入力した赤外線吸収印刷領域画像データを2値化処理し、2値化処理された基準マークを含んだ赤外線吸収印刷領域画像データを生成した。
2値化処理された赤外線吸収印刷領域画像データは、画像処理手段の演算部によって、あらかじめコンピュータの記憶手段に記憶された2値化処理された基準赤外線吸収印刷領域画像データと比較した。
この比較処理は、基準赤外線吸収印刷領域画像データと、検査する2値化処理された赤外線吸収印刷領域画像データの二つの画像データをそれぞれn×mピクセル(n、mは1以上の整数)で分割して比較し、パターンマッチングにより、形状確認の検査を行った。対象ピクセルごとに判定し、一致率90パーセント以上を合格とし、判定した。この一致率とピクセル単位当たりの面積は、適宜定めれば良い。
赤外線吸収印刷領域の位置測定には、図18に示す2値化処理された基準マークを含んだ赤外線吸収印刷領域画像データから、基準マーク10bに対して基準マーク10bを代表する座標tを求める。ここで、基準マーク10bを代表する座標とは、基準マーク10bを特定することができる座標であればよく、特に限定されるものではなく、図18では、重心t座標である。続いて、赤外線吸収印刷領域2を前述のように抽出した基準マークを含んだ赤外線吸収印刷領域画像データから割り出し、その重心点Oを同様に演算して求める。この演算により求められた基準マーク10bを代表する座標t(X0、Y0)を基点とし、同じく演算により算出した赤外線吸収印刷領域の重心点O(X1、Y1)を抽出した後、その基準マーク10bを代表する座標tと赤外線吸収印刷領域の重心点Oの座標値からX1−X0及びY1−Y0を求め、演算し、その数値から位置測定を行う。赤外線吸収印刷領域の有無測定については、赤外線吸収印刷領域を抽出した画像データから、重心演算を行い、対象となる赤外線吸収印刷領域の面積を算出し、赤外線吸収印刷領域の有無の測定を実行する。このように、赤外線吸収印刷領域の検査は、その印刷状態の品質と位置について実施される。なお、基準マークの形状及び大きさは、特に限定されるものではない。また、印刷以外にも基材の角部を基準としても良い。
このように、パターンマッチングにより赤外線吸収印刷領域の形状検査及び位置検査等の品質検査を行い、その結果に応じて、画像処理手段で、正損の判定を下す。この二つの判定結果により、形状検査の結果が損の場合は、報知手段22の液晶モニタに表示及びスピーカーによる警報が鳴るようにした。さらに損の印刷物の付近に損の印字(損の理由:位置ずれ等)の印刷を印字しても良い。
また、オンライン検査における検査胴において搬送されている印刷媒体B2が、検査胴から少し浮き上がった状態又は用紙のバタツキ及びうねり等が発生する場合もあるが、本発明を実施するにおいては、常に安定した赤外線吸収印刷領域画像データを撮影入力することができ、赤外線吸収印刷領域の品質検査が正確に抽出できた。
(実施例3)
図19に示すような枚葉紙であるコート紙1に赤外線吸収インキ(黒色)で赤外線吸収印刷領域2をオフセット印刷機で印刷し、さらに、赤外線吸収印刷領域2と隣接して赤外線透過インキ(シアン、マゼンタ、イエローの混色)で赤外線透過印刷領域2bをオフセット印刷機で印刷して印刷媒体B3を作製した。さらに、赤外線吸収印刷領域2の近くに基準マーク10cを赤外線吸収インキで印刷した。印刷媒体B3は、実施例1の検査装置11fによって検査した。赤外線吸収印刷領域2の品質検査が正確に抽出することができた。
(実施例4)
図20に示すような巻取紙であるコート紙1に赤外線吸収インキ(黒色)で赤外線吸収印刷領域2をオフセット印刷機で印刷し、さらに、赤外線吸収印刷領域2と隣接して赤外線透過インキ(シアン、マゼンタ、イエローの混色)で赤外線透過印刷領域2bをオフセット印刷機で印刷し、印刷媒体B4を作製した。さらに、赤外線吸収印刷領域2の近くに基準マーク10dを赤外線吸収インキで印刷した。印刷媒体B4は、実施例2の検査装置11gによって検査した。赤外線吸収印刷領域2の品質検査が正確に抽出することができた。
(実施例5)
図21に示すような枚葉紙であるコート紙1にOVD4を貼付し、OVD4上に赤外線吸収インキ(黒色)で赤外線吸収印刷領域2をオフセット印刷機で印刷し、さらに、赤外線吸収印刷領域2と隣接して赤外線透過インキ(シアン、マゼンタ、イエローの混色)で赤外線透過印刷領域2bをオフセット印刷機で印刷して印刷媒体B5を作製した。さらに、赤外線吸収印刷領域2の近くに基準マーク10eを赤外線吸収インキで印刷した。印刷媒体B5は、実施例1の検査装置11fによって検査した。赤外線吸収印刷領域2の品質検査が正確に抽出することができた。
(実施例6)
図22に示すような巻取紙であるコート紙1にOVD4を貼付し、OVD4上に赤外線吸収インキ(黒色)で赤外線吸収印刷領域2をオフセット印刷機で印刷し、さらに、赤外線吸収印刷領域2と隣接して赤外線透過インキ(シアン、マゼンタ、イエローの混色)で赤外線透過印刷領域2bをオフセット印刷機で印刷して印刷媒体B6を作製した。さらに、赤外線吸収印刷領域2の近くに基準マーク10fを赤外線吸収インキで印刷した。印刷媒体B6は、実施例2の検査装置11gによって検査した。赤外線吸収印刷領域2の品質検査が正確に抽出することができた。
(実施例7)
図23に示すような枚葉紙であるコート紙1に赤外線透過印刷領域である一つの第1の領域3aと、第1の領域3aに隣接する一つの第2の領域3bとが複数組配置され、第2の領域3bの周囲が、複数の第1の領域3aにより囲まれ、第1の領域3aは、第2の領域3bより面積が大きく、さらに、第2の領域3b内には第3の領域3cが毛抜き合せで形成され、第1の領域3aはシアン、マゼンタ、イエローのインクジェットインキで女性の図柄を印刷し、第2の領域3bはシアン、マゼンタ及びイエローの混色(ブラック)のインクジェットインキで2次元バーコードのカムフラージュ模様を印刷し、第3の領域3cはブラックのインクジェットインキで2次元バーコードを印刷し、印刷媒体B7を得た。第3の領域3cは赤外線吸収印刷領域2であり、2次元バーコードを埋め込んだ。そして、赤外線吸収印刷領域2である2次元バーコードからのコード情報読取適正について検査した。印刷媒体B7における赤外線吸収印刷領域画像データの取得までの工程及び処理装置については、前述した印刷媒体B1の検査と同様である。
赤外線吸収印刷領域画像データの取得後は、記憶手段により、基準コード情報をあらかじめ記憶し、デコード処理手段により、赤外線吸収印刷領域画像データからコード情報を生成し、画像処理手段により、赤外線吸収印刷領域画像データから生成したコード情報と、基準コード情報を比較し、比較結果に基づいて赤外線吸収印刷領域によって形成されたコード情報の良否を判定した。赤外線吸収印刷領域2の2次元バーコードからコード情報を読み取ることができた。
(実施例8)
図24に示すような枚葉紙であるコート紙1にOVD4を貼付し、OVD4上に赤外線透過印刷領域である一つの第1の領域3aと、第1の領域3aに隣接する一つの第2の領域3bとが複数組配置され、第2の領域3bの周囲が、複数の第1の領域3aにより囲まれ、第1の領域3aは、第2の領域3bより面積が大きく、さらに、第2の領域3b内には第3の領域3cが毛抜き合せで形成され、第1の領域3aは、シアン、マゼンタ、イエローのインクジェットインキで女性の図柄を印刷し、第2の領域3bは、シアン、マゼンタ及びイエローの混色(ブラック)のインクジェットインキで2次元バーコードのカムフラージュ模様を印刷し、第3の領域3cは、ブラックのインクジェットインキで2次元バーコードを印刷し、印刷媒体B8を得た。第3の領域3cは赤外線吸収印刷領域2であり、2次元バーコードを埋め込んだ。赤外線吸収印刷領域2である2次元バーコードからのコード情報読取適正について検査した。印刷媒体B8における赤外線吸収印刷領域画像データの取得までの工程及び処理装置については、前述した印刷媒体B1の検査と同様である。
赤外線吸収印刷領域画像データの取得後は、記憶手段により、基準コード情報をあらかじめ記憶し、デコード処理手段により、赤外線吸収印刷領域画像データからコード情報を生成し、画像処理手段により、赤外線吸収印刷領域画像データから生成したコード情報と、基準コード情報を比較し、比較結果に基づいて赤外線吸収印刷領域によって形成されたコード情報の良否を判定した。赤外線吸収印刷領域2の2次元バーコードからコード情報を読み取ることができた。
本発明の赤外線吸収インキで印刷された領域の検査方法及び検査装置での検査対象となる印刷媒体の一例を示す図である。 本発明の赤外線吸収インキで印刷された領域の検査方法及び検査装置での検査対象となる別の印刷媒体を示す図である。 本発明の赤外線吸収インキで印刷された領域の検査方法及び検査装置での検査対象となる別の印刷媒体を示す図である。 本発明における赤外線吸収印刷領域2の検査装置において、照明手段が基材1に対して垂直方向に一つ備えられた構成を説明する図である。 本発明における赤外線吸収印刷領域2の検査装置において、照明手段が基材1に対して垂直方向及び拡散方向に備えられた構成を説明する図である。 本発明における赤外線吸収印刷領域2の検査装置において、照明手段が基材1に対して垂直方向と反射手段を介して拡散方向に備えられた構成を説明する図である。 赤外線吸収印刷領域撮影データ5から赤外線吸収印刷領域画像データ6に変換される例を示す図である。 照明ムラやちらつき等が発生し、赤外線吸収印刷領域の一部が抽出できなくなる例を示す図である。 印刷媒体が検査胴によって搬送されてくる際に赤外線吸収印刷領域2を検査する検査装置の説明図である。 印刷媒体A3が静止した状態で赤外線吸収印刷領域2を検査する検査装置である。 記憶手段の説明図である。 赤外線吸収印刷領域画像データ6を2値化処理して得られる赤外線吸収印刷領域画像データ7を示す図である。 赤外線吸収印刷領域画像データ6を2値化処理して得られる赤外線吸収印刷領域画像データ7の説明図である。 実施例1の印刷媒体B1を示す図である。 実施例1の印刷媒体B1と検査装置11fを示す図である。 基準マークの特定座標から赤外線吸収印刷領域の位置を検出する説明図である。 実施例2の印刷媒体B2と検査装置11gを示す図である。 基準マークの重心座標から赤外線吸収印刷領域の位置を検出する説明図である。 実施例3の印刷媒体B3を示す図である。 実施例4の印刷媒体B4を示す図である。 実施例5の印刷媒体B5を示す図である。 実施例6の印刷媒体B6を示す図である。 実施例7の印刷媒体B7を示す図である。 実施例8の印刷媒体B8を示す図である。 赤外線吸収印刷領域の第1の検査方法におけるフローチャートを示す図である。 赤外線吸収印刷領域の第2の検査方法におけるフローチャートを示す図である。
符号の説明
1 基材
2 赤外線吸収印刷領域
2b 赤外線透過印刷領域
3a 第1の領域
3b 第2の領域
3c 第3の領域
4 OVD
5 赤外線吸収印刷領域撮影データ
6 赤外線吸収印刷領域画像データ
7 2値化処理された赤外線吸収印刷領域画像データ
8 赤外線吸収印刷領域の輪郭データ
9 赤外線吸収印刷領域の面積値
10a、10b 基準マーク
11、11a、11b、11c、11d 検査装置
12 照明手段
12a 第1の照明手段
12b 第2の照明手段
13 撮影手段
14 入力部
15 画像入力手段
16 記憶手段
17 画像処理手段
18、18a、18b 赤外線光源
19 透明基材
20 反射手段
21 拡散手段
22 報知手段
31 基準となる赤外線吸収印刷領域の基準赤外線吸収印刷領域画像データ
32 2値化処理して得られた基準赤外線吸収印刷領域画像データ
33 基準となる赤外線吸収印刷領域の基準位置を示す基準位置データ
34 基準となる赤外線吸収印刷領域の輪郭を示す基準輪郭データ
35 基準となる赤外線吸収印刷領域の面積値を示す基準面積データ
36 基準となる赤外線吸収印刷領域の位置を代表とする座標
37 基準となる赤外線吸収印刷領域の位置検出のための基準位置を示す座標
A1、A2、A3、A4、A5、A6、A7、A8、B1、B2、B3、B4、B5、B6、B7、B8 印刷媒体
P 印刷模様
t 座標
O 重心点

Claims (15)

  1. 二つの照明手段と、撮影手段と、記憶手段と、画像処理手段とを備える検査装置を用いて、基材上に赤外線吸収インキで印刷された赤外線吸収印刷領域の検査方法であって、
    前記二つの照明手段のうち、第1の照明手段により前記赤外線吸収印刷領域を含む領域に対して垂直方向から赤外線又は赤外線を含む光線を照射し、第2の照明手段により、前記第1の照明手段から光線を照射する垂直方向に対して所定の角度を有する方向から、前記赤外線吸収印刷領域を含む領域に対して赤外線又は赤外線を含む光線を照射し、
    前記撮影手段によって赤外線光領域の波長を対象に前記赤外線吸収印刷領域を含む領域の赤外線吸収印刷領域画像データを取得し、
    前記記憶手段により、基準となる赤外線領域の基準赤外線吸収印刷領域画像データ又は前記基準赤外線吸収印刷領域画像データ及び前記基準となる赤外線吸収印刷領域の基準位置を示す基準位置データをあらかじめ記憶し、
    前記画像処理手段により、前記赤外線吸収印刷領域画像データと前記基準赤外線吸収印刷領域画像データを比較し、又は、前記赤外線吸収印刷領域画像データと前記基準赤外線吸収印刷領域画像データ及び前記基準位置データとを比較し、その比較結果に基づいて前記赤外線吸収印刷領域の形状、面積及び位置の少なくとも一つの良否を判定することを特徴とする赤外線吸収インキで印刷される赤外線吸収印刷領域の検査方法。
  2. 複数の照明手段と、反射手段と、撮影手段と、記憶手段と、画像処理手段とを備える検査装置を用いて、基材上に赤外線吸収インキで印刷された赤外線吸収印刷領域の検査方法であって、
    前記複数の照明手段から、前記反射手段を介して前記赤外線吸収印刷領域に対し、赤外線又は赤外線を含む光線を照射し、
    前記撮影手段によって、赤外線光領域の波長を対象に前記赤外線吸収印刷領域を含む領域の赤外線吸収印刷領域画像データを取得し、
    前記記憶手段により、基準となる赤外線領域の基準赤外線吸収印刷領域画像データ又は前記基準赤外線吸収印刷領域画像データ及び前記基準となる赤外線吸収印刷領域の基準位置を示す基準位置データをあらかじめ記憶し、
    前記画像処理手段により、前記赤外線吸収印刷領域画像データと前記基準赤外線吸収印刷領域画像データを比較し、又は、前記赤外線吸収印刷領域画像データと前記基準赤外線吸収印刷領域画像データ及び前記基準位置データとを比較し、その比較結果に基づいて前記赤外線吸収印刷領域の形状、面積及び位置の少なくとも一つの良否を判定することを特徴とする赤外線吸収インキで印刷される赤外線吸収印刷領域の検査方法。
  3. 二つの照明手段と、撮影手段と、記憶手段と、デコード処理手段と、画像処理手段とを備える検査装置を用いて、基材上に赤外線吸収インキで印刷された赤外線吸収印刷領域の検査方法であって、
    前記二つの照明手段のうち、第1の照明手段により前記赤外線吸収印刷領域を含む領域に対して垂直方向から赤外線又は赤外線を含む光線を照射し、第2の照明手段により、前記第1の照明手段から光線を照射する垂直方向に対して所定の角度を有する方向から、前記赤外線吸収印刷領域を含む領域に対して赤外線又は赤外線を含む光線を照射し、
    前記撮影手段によって赤外線光領域の波長を対象に前記赤外線吸収印刷領域を含む領域の赤外線吸収印刷領域画像データを取得し、
    前記記憶手段により、基準コード情報をあらかじめ記憶し、
    前記デコード処理手段により、前記赤外線吸収印刷領域画像データからコード情報を生成し、
    前記画像処理手段により、前記赤外線吸収印刷領域画像データから生成したコード情報と、前記基準コード情報を比較し、
    その比較結果に基づいて前記赤外線吸収印刷領域によって形成されたコード情報の良否の判定することを特徴とする赤外線吸収インキで印刷される赤外線吸収印刷領域の検査方法。
  4. 複数の照明手段と、反射手段と、撮影手段と、記憶手段と、デコード処理手段と、画像処理手段とを備える検査装置を用いて、基材上に赤外線吸収インキで印刷された赤外線吸収印刷領域の検査方法であって、
    前記複数の照明手段から、前記反射手段を介して前記赤外線吸収印刷領域に対し、赤外線又は赤外線を含む光線を照射し、
    前記撮影手段によって、赤外線光領域の波長を対象に前記赤外線吸収印刷領域を含む領域の赤外線吸収印刷領域画像データを取得し、
    前記記憶手段により、基準コード情報をあらかじめ記憶し、
    前記デコード処理手段により、前記赤外線吸収印刷領域画像データからコード情報を生成し、
    前記画像処理手段により、前記赤外線吸収印刷領域画像データから生成したコード情報と、前記基準コード情報を比較し、
    その比較結果に基づいて前記赤外線吸収印刷領域によって形成されたコード情報の良否の判定することを特徴とする赤外線吸収インキで印刷される赤外線吸収印刷領域の検査方法。
  5. 前記第2の照明手段を、前記第1の照明手段により前記赤外線吸収印刷領域を含む領域に対して垂直方向から赤外線又は赤外線を含む光線を照射する位置を中心に、前記垂直方向に対して所定の角度を有して均等に複数配置し、前記複数配置された第2の照明手段から前記赤外線吸収印刷領域を含む領域に対して赤外線又は赤外線を含む光線を照射することを特徴とする請求項1又は3記載の赤外線吸収インキで印刷される赤外線吸収印刷領域の検査方法。
  6. 前記画像処理手段により、前記取得した赤外線吸収印刷領域画像データを2値化処理することを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載の赤外線吸収インキで印刷される赤外線吸収印刷領域の検査方法。
  7. 前記記憶手段により、2値化処理された前記基準赤外線吸収印刷領域画像データをあらかじめ記憶することを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6記載の赤外線吸収インキで印刷される赤外線吸収印刷領域の検査方法。
  8. 基材上に赤外線吸収インキにより印刷された赤外線吸収印刷領域の検査装置であって、
    前記赤外線吸収印刷領域を含む領域に対し、垂直方向から赤外線又は赤外線を含む光線を照射する第1の照射手段と、前記第1の照明手段から光線を照射する垂直方向に対して所定の角度を有する方向から、前記赤外線吸収印刷領域を含む領域に対して赤外線又は赤外線を含む光線を照射する第2の照射手段とを有する照明手段と、
    赤外線光領域の波長を対象に前記赤外線吸収印刷領域を含む領域の赤外線吸収印刷領域画像データを取得する撮影手段と、
    基準となる赤外線領域の基準赤外線吸収印刷領域画像データ又は前記基準赤外線吸収印刷領域画像データ及び前記基準となる赤外線吸収印刷領域の基準位置を示す基準位置データをあらかじめ記憶する記憶手段と、
    前記赤外線吸収印刷領域画像データと前記基準赤外線吸収印刷領域画像データを比較し、又は、前記赤外線吸収印刷領域画像データと前記基準赤外線吸収印刷領域画像データ及び前記基準位置データとを比較し、その比較結果に基づいて前記赤外線吸収印刷領域の形状、面積及び位置の少なくとも一つの良否を判定する画像処理手段から成ることを特徴とする赤外線吸収インキで印刷される赤外線吸収印刷領域の検査装置。
  9. 基材上に赤外線吸収インキにより印刷された赤外線吸収印刷領域の検査装置であって、
    前記赤外線吸収印刷領域に対し、赤外線又は赤外線を含む光線を間接的に照射する複数の照射手段と、
    前記複数の照射手段からの赤外線又は赤外線を含む光線を反射して前記赤外線吸収印刷領域に照射する一つ又は複数の反射手段と、
    赤外線光領域の波長を対象に前記赤外線吸収印刷領域を含む領域の赤外線吸収印刷領域画像データを取得する撮影手段と、
    基準となる赤外線領域の基準赤外線吸収印刷領域画像データ又は前記基準赤外線吸収印刷領域画像データ及び前記基準となる赤外線吸収印刷領域の基準位置を示す基準位置データをあらかじめ記憶する記憶手段と、
    前記赤外線吸収印刷領域画像データと前記基準赤外線吸収印刷領域画像データを比較し、又は、前記赤外線吸収印刷領域画像データと前記基準赤外線吸収印刷領域画像データ及び前記基準位置データとを比較し、その比較結果に基づいて前記赤外線吸収印刷領域の形状、面積及び位置の少なくとも一つの良否を判定する画像処理手段から成る赤外線吸収インキで印刷される赤外線吸収印刷領域の検査装置。
  10. 基材上に赤外線吸収インキにより印刷された赤外線吸収印刷領域の検査装置であって、
    前記赤外線吸収印刷領域を含む領域に対し、垂直方向から赤外線又は赤外線を含む光線を照射する第1の照射手段と、前記第1の照明手段から光線を照射する垂直方向に対して所定の角度を有する方向から、前記赤外線吸収印刷領域を含む領域に対して赤外線又は赤外線を含む光線を照射する第2の照射手段とを有する照明手段と、
    赤外線光領域の波長を対象に前記赤外線吸収印刷領域を含む領域の赤外線吸収印刷領域画像データを取得する撮影手段と、
    基準コード情報をあらかじめ記憶する記憶手段と、
    前記赤外線吸収印刷領域画像データからコード情報を生成するデコード処理手段と、
    前記赤外線吸収印刷領域画像データから生成したコード情報と、前記基準コード情報を比較し、その比較結果に基づいて前記赤外線吸収印刷領域によって形成されたコード情報の良否の判定する画像処理手段から成ることを特徴とする赤外線吸収インキで印刷される赤外線吸収印刷領域の検査装置。
  11. 基材上に赤外線吸収インキにより印刷された赤外線吸収印刷領域の検査装置であって、
    前記赤外線吸収印刷領域に対し、赤外線又は赤外線を含む光線を間接的に照射する複数の照射手段と、
    前記複数の照射手段からの赤外線又は赤外線を含む光線を反射して前記赤外線吸収印刷領域に照射する一つ又は複数の反射手段と、
    赤外線光領域の波長を対象に前記赤外線吸収印刷領域を含む領域の赤外線吸収印刷領域画像データを取得する撮影手段と、
    基準コード情報をあらかじめ記憶する記憶手段と、
    前記赤外線吸収印刷領域画像データからコード情報を生成するデコード処理手段と、
    前記赤外線吸収印刷領域画像データから生成したコード情報と、前記基準コード情報を比較し、その比較結果に基づいて前記赤外線吸収印刷領域によって形成されたコード情報の良否の判定する画像処理手段から成ることを特徴とする赤外線吸収インキで印刷される赤外線吸収印刷領域の検査装置。
  12. 前記第2の照明手段は、前記第1の照明手段により前記赤外線吸収印刷領域を含む領域に対して垂直方向から赤外線又は赤外線を含む光線を照射する位置を中心に、前記垂直方向に対して所定の角度を有して均等に複数配置して成る請求項8又は10記載の赤外線吸収インキで印刷される赤外線吸収印刷領域の検査装置。
  13. 前記画像処理手段は、前記撮影手段により取得された赤外線吸収印刷領域画像データを2値化処理することを特徴とする請求項8、9、10、11又は12記載の赤外線吸収インキで印刷される赤外線吸収印刷領域の検査装置。
  14. 前記画像処理手段は、前記撮影手段により取得された赤外線吸収印刷領域画像データと前記あらかじめ記憶されている基準赤外線吸収印刷領域画像データとの比較又は前記撮影手段により取得された赤外線吸収印刷領域画像データと前記あらかじめ記憶されている基準赤外線吸収印刷領域画像データ及び基準位置データとの比較する演算部と、その比較結果に基づき前記赤外線吸収印刷領域の形状、面積及び位置の少なくとも一つの良否を判定する判定部を有して成る請求項8又は9記載の赤外線吸収インキで印刷される赤外線吸収印刷領域の検査装置。
  15. 前記記憶手段は、2値化処理された基準赤外線吸収印刷領域画像データを記憶することを特徴とする請求項8又は9記載の赤外線吸収インキで印刷される赤外線吸収印刷領域の検査装置。
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