JP2008223959A - 流体圧アクチュエータ - Google Patents

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Tetsuro Muraji
哲朗 連
Mitsuhiro Shibata
光洋 柴田
Yoshitomo Fukushima
義友 福島
Takushi Hatakeyama
拓史 畠山
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Abstract

【課題】流体圧アクチュエータにおいてロータを、簡単な構造にて、3箇所以上の角度位置に停止させ得るようにする。
【解決手段】ロータ20、ロータにより可変的に二分される第1流体室C1及び第2流体室C2を画定する収容室C,ロータを両回転端にそれぞれ停止させるべく第1流体室及び第2流体室に連通する第1ポート16及び第2ポート17を有するハウジング10、第1ポート及び第2ポートに接続された方向切換弁30を備え、ハウジング10は、回動範囲の途中においてロータを停止させるべく、収容室に連通しかつロータにより開閉され得る中間ポート18を有する。これにより、構造の簡素化、小型化、低コスト化を達成しつつ、ロータを中間ポートに対応する途中位置に高精度に位置決めして停止させ得る。
【選択図】図2

Description

本発明は、流体の圧力を受けて所定の回動範囲を往復動するベーン状のロータを含む流体圧アクチュエータに関し、特に、回動範囲の両端以外においてもロータを停止させることができる流体圧アクチュエータに関する。
従来の流体圧アクチュエータとしては、扇状(ベーン状)のロータ、ロータを所定の角度範囲で回動自在に収容する収容室を画定するハウジング、ハウジングにおいてロータの回動範囲を規制する2つの当接壁の近傍に形成された2つの主通路、ハウジングにおいて各々の主通路と当接壁の間の角度範囲において形成された複数の絞り通路、各々の主通路及び複数の絞り通路に接続された方向切換弁等を備えた油圧アクチュエータが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この油圧アクチュエータにおいては、ロータの一方側の回転端又は他方側の回転端に停止させる際に、複数の絞り通路を流れる流体を制御して、ロータが当接壁に衝突する衝撃力等を緩和できるようにしたものである。
しかしながら、この油圧アクチュエータにおいて、ロータは、回動範囲の両端(二箇所の角度位置)において停止(位置決め)できるのみであり、回動範囲の途中位置(その他の角度位置)において停止(位置決め)できるものではない。
したがって、ロータに連結される被回転体を、回動範囲の両端以外の角度位置に停止(位置決め)させる必要がある場合、この被回転体を回転駆動するアクチュエータとして、上記の油圧アクチュエータを適用することはできない。
特開昭64−6504号公報
本発明は、上記従来の装置の事情に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、構造の簡素化、小型化、低コスト化等を図りつつ、回動範囲の両端以外の角度位置においても、ロータを高精度に停止させる(位置決めする)ことができる流体圧アクチュエータを提供することにある。
本発明の流体圧アクチュエータは、ベーン状のロータと、ロータを所定角度範囲で回動自在に密接して収容すると共にロータにより可変的に二分される第1流体室及び第2流体室を画定する収容室,ロータを所定角度範囲の一方側及び他方側の回転端にそれぞれ停止させるべく第1流体室及び第2流体室に対してそれぞれ流体の流入及び流出を許容する第1ポート及び第2ポートを有するハウジングと、第1ポート及び第2ポートに接続されて第1流体室及び第2流体室に対する流体の流入及び流出を制御する方向切換弁を備えた流体圧アクチュエータであって、上記ハウジングは、所定角度範囲の途中においてロータを停止させるべく、方向切換弁に接続されて収容室に連通すると共にロータにより開閉され得る中間ポートを有する、構成となっている。
この構成によれば、中間ポートを遮断した状態で方向切換弁を駆動して、第2ポートから流体を流入させかつ第1ポートから流体を流出させると、第2流体室の圧力が第1流体室の圧力よりも大きくなり、ロータは一方側の回転端に停止して位置決めされ、一方、第1ポートから流体を流入させかつ第2ポートから流体を流出させると、第1流体室の圧力が第2流体室の圧力よりも大きくなり、ロータは他方側の回転端に停止して位置決めされる。また、中間ポートをドレーンに接続した状態で方向切換弁を駆動して、第1ポート及び第2ポートから流体を流入させると、中間ポートと連通した状態にある第1流体室及び第2流体室の一方から中間ポートを通して流体が流出し、第1流体室と第2流体室の圧力がバランスした時点でロータが中間ポートを閉塞する。これにより、ロータはこの中間ポートに対応する所定角度範囲の途中位置に停止して位置決めされる。
このように、第1ポート及び第2ポートの他に中間ポートを設けるだけで、構造の簡素化、小型化、低コスト化を達成しつつ、ロータを回動範囲の両端以外の途中位置において、高精度に位置決めして停止させることができる。
上記構成において、中間ポートは、ハウジングに対して複数設けられている、構成を採用することができる。
この構成によれば、複数の中間ポートに対応する複数の途中位置において、ロータを高精度に位置決めして停止させることができる。
上記構成において、ロータは、回動自在に支持される円筒部と、円筒部から径方向の一方に延出する1つのベーン部を含む、構成を採用することができる。
この構成によれば、ロータを円筒部及びベーン部により形成することで、ロータの形状及び輪郭を簡素化して小型化でき、アクチュエータ全体を小型化することができる。
上記構成において、ロータは、回動自在に支持される円筒部と、円筒部から径方向の両方に延出する2つのベーン部を含み、ハウジングは、ロータを所定角度範囲で点対称的に回動自在に密接して収容すると共に第1流体室及び第2流体室をそれぞれ画定する2つの収容室を有し、第1ポート、第2ポート、及び中間ポートは、2つの収容室の一方に対して連通するように形成され、ロータは、2つの収容室の第1流体室同士を連通させる第1連通路と、2つの収容室の第2流体室同士を連通させる第2連通路を有する、構成を採用することができる。
この構成によれば、第1ポートから一方の収容室の第1流体室に流入した流体は、一方の収容室にあるベーン部の一側面に圧力を及ぼしてロータを一方向に回転付勢すると共に、第1連通路を通して他方の収容室の第1流体室に流入して、他方の収容室にあるベーン部の一側部に圧力を及ぼしてロータを同一方向(一方向)に回転付勢する。また、第2ポートから一方の収容室の第2流体室に流入した流体は、一方の収容室にあるベーン部の他側部に圧力を及ぼしてロータを他方向に回転付勢すると共に、第2連通路を通して他方の収容室にある第2流体室に流入して、他方の収容室にあるベーン部の他側部に圧力を及ぼしてロータを同一方向(他方向)に回転付勢する。したがって、ベーン部に加わる圧力が増加し、より大きな回転付勢力(回転トルク)を得ることができる。
上記構成において、ハウジングは、ロータが摺動する内周面及びスラスト面を有し、中間ポートは、内周面又はスラスト面に開口部をもつように形成され、ロータは、そのベーン部が中間ポートの開口部を開閉し得るように形成されている、構成を採用することができる。
この構成によれば、ロータの一部をなすベーン部が、ハウジングの内周面又はスラスト面を摺動して、中間ポートの開口部に臨む(重なる)位置に達すると中間ポートを閉塞し、中間ポートの開口部から外れる(離れる)と中間ポートを開放する。これにより、ロータの小型化を達成しつつ、ロータにより中間ポートを開閉させることができる。
上記構成において、第1連通路及び第2連通路は、ロータの回転軸方向において離隔したねじれの位置に設けられている、構成を採用することができる。
この構成によれば、2つの連通路を設けつつも、ロータの小型化を達成することができる。
上記構成において、第1ポート及び第2ポートには、通路を所定の口径に絞るオリフィスが設けられている、構成を採用することができる。
この構成によれば、第1ポート及び第2ポートにオリフィスを設けることで、相対的に中間ポートの流路抵抗を減らすことができ、中間ポートから流体を効率よく排出することができる。これにより、第1流体室と第2流体室の圧力差により生じるロータの回転力を大きくすることができる。
上記構成において、ロータには、ハウジングから突出する出力軸が直結されている、構成を採用することができる。
この構成によれば、ロータに直結された出力軸に対して、例えばカム部材等の被回転体を連結することでカム作用を発生させることができ、又、回動範囲の途中の角度位置で被回転体を位置決めして停止させることができる。
また、本発明の流体圧アクチュエータは、ベーン状のロータと、ロータを所定角度範囲で回動自在に密接して収容すると共にロータにより可変的に二分される第1流体室及び第2流体室を画定する収容室,ロータを所定角度範囲の一方側及び他方側の回転端にそれぞれ停止させるべく第1流体室及び第2流体室に対してそれぞれ流体の流入及び流出を許容する第1ポート及び第2ポートを有するハウジングと、第1ポート及び第2ポートに接続されて第1流体室及び第2流体室に対する流体の流入及び流出を制御する方向切換弁を備えた流体圧アクチュエータであって、上記ハウジングは、所定角度範囲の途中においてロータを停止させるべく、方向切換弁に接続されて収容室に連通すると共にロータにより開閉され得る中間ポートを有し、ハウジング及びロータは、方向切換弁に接続され、ロータが中間ポートを閉塞した状態で遮断されかつロータが中間ポートを開放した状態で第1流体室及び第2流体室の一方に連通し得る流体導入通路を有する、構成となっている。
この構成によれば、中間ポート及び流体導入通路を遮断した状態で方向切換弁を駆動して、第2ポートから流体を流入させかつ第1ポートから流体を流出させると、第2流体室の圧力が第1流体室の圧力よりも大きくなり、ロータは一方側の回転端に停止して位置決めされ、一方、第1ポートから流体を流入させかつ第2ポートから流体を流出させると、第1流体室の圧力が第2流体室の圧力よりも大きくなり、ロータは他方側の回転端に停止して位置決めされる。また、第1ポート及び第2ポートを遮断すると共に中間ポートをドレーンに接続した状態で方向切換弁を駆動して、流体導入通路から流体を流入させると、流体導入通路と連通した状態にある第1流体室及び第2流体室の一方の流体室に流体が流入すると共に他方の流体室から中間ポートを通して流体が流出し、ロータが中間ポートを閉塞した時点で、流体導入通路が遮断されると共にロータはこの中間ポートに対応する所定角度範囲の途中位置に停止して位置決めされる。
この途中位置への位置決め過程において、流体導入通路と連通していない流体室(第1流体室又は第2流体室)においては、流体が流れ込まず中間ポートから排出されるだけであるため、ロータの位置決めが素早くかつ高精度に行われる。
このように、第1ポート及び第2ポートの他に中間ポート及び流体導入通路を設けるだけで、構造の簡素化、小型化、低コスト化を達成しつつ、ロータを回動範囲の両端以外の途中位置において、高精度にかつ素早く位置決めして停止させることができる。
上記構成において、ハウジングは、ロータの回転軸方向の一方向において開口する円形の開口部を有し、ロータは、回動自在に支持される円筒部と、円筒部から径方向の一方に延出する1つのベーン部と、開口部を閉塞して回動自在に嵌合された円板状の蓋部を有し、流体導入通路は、ハウジングの内周面に円弧状に形成されて方向切換弁に接続される溝通路と、蓋部の外周面に開口して溝通路に連通し得ると共に蓋部の内壁面においてベーン部を挟む両側にそれぞれ開口して第1流体室及び第2流体室にそれぞれ連通し得る第1蓋通路及び第2蓋通路を含む、構成を採用することができる。
この構成によれば、流体導入通路をハウジング及びロータの蓋部に形成することで、構造の簡素化を達成しつつ、流体導入通路を容易に形成することができる。
上記構成において、ハウジングは、ロータが摺動する内周面及びスラスト面を有し、中間ポートは、内周面に開口部をもつように形成され、ロータは、中間ポートの開口部を開閉し得るように形成されている、構成を採用することができる。
この構成によれば、ロータの一部をなすベーン部が、ハウジングの内周面又はスラスト面を摺動して、中間ポートの開口部に臨む(重なる)位置に達すると中間ポートを閉塞し、中間ポートの開口部から外れる(離れる)と中間ポートを開放する。これにより、ロータの小型化を達成しつつ、ロータにより中間ポートを開閉させることができる。
上記構成において、第1蓋通路及び第2蓋通路は、ロータが中間ポートを閉塞した状態で、溝通路との連通が遮断されるように形成されている、構成を採用することができる。
この構成によれば、ロータ(蓋部)がハウジングに対して所定の角度位置に位置するだけで、流体導入通路を遮断できるため、専用の遮断機構を用いる必要がなく、構造をより簡素化することができる。
上記構成において、ロータには、ハウジングから突出する出力軸が直結されている、構成を採用することができる。
この構成によれば、ロータに直結された出力軸に対して、例えばカム部材等の被回転体を連結することでカム作用を発生させることができ、又、回動範囲の途中の角度位置で被回転体を位置決めして停止させることができる。
上記構成をなす流体圧アクチュエータによれば、構造の簡素化、小型化、低コスト化等を達成しつつ、回動範囲の両端以外の角度位置、すなわち3箇所以上の角度位置においても、ロータを高精度に停止させる(位置決めする)ことができる。
以下、本発明の最良の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
図1ないし図5は、本発明に係る流体圧アクチュエータの一実施形態を示すものであり、図1はその分解斜視図、図2はその断面を含む概略構成図、図3ないし図5は動作を説明する動作図である。
この流体圧アクチュエータは、図1及び図2に示すように、ハウジング10、ハウジング10内に回動自在に収容されるロータ20、ハウジング10に接続される方向切換弁30等を備えている。
ハウジング10は、ロータ20を所定角度範囲において回動自在に収容すると共にロータ20により可変的に二分される第1流体室C1及び第2流体室C2を画定する収容室C、ロータ20を回動自在に支持する支軸11、ロータ20を密接させて摺動させる内周面12及びスラスト面13、ロータ20の一方側の回転端を規定する当接壁14、ロータ20の他方側の回転端を規定する当接壁15、当接壁14の近傍において内周面12に開口部16aをもつように形成された第1ポート16、当接壁15の近傍において内周面12に開口部17aをもつように形成された第2ポート17、ロータ20の回動範囲(所定角度範囲)の略中間位置において内周面12に開口部18aをもつように形成された中間ポート18、収容室Cを覆うように形成されると共にロータ20に直結される出力軸19aを突出させるカバー19等を備えている。
第1ポート16は、図2に示すように、方向切換弁30に接続されて、第1流体室C1に対する流体の流入及び流出を許容するようになっている。
第2ポート17は、図2に示すように、方向切換弁30に接続されて、第2流体室C2に対する流体の流入及び流出を許容するようになっている。
中間ポート18は、図2に示すように、方向切換弁30に接続されて、第1流体室C1又は第2流体室C2からの流体の流出を許容すると共に、両側の回転端にロータ20を回転させる際には閉塞され、又、ロータ20が中間位置に停止する際には、ベーン部22の端部22aにより開口部18aが閉塞され、それ以外の角度位置でベーン部22の端部22aにより開口部18aが開放されるようになっている。
カバー19は、ハウジング10の一部をなすものであり、スラスト面13と平行に対向するスラスト面19bを画定し、収容室C内にロータ20を密接して回動自在に収容するように形成されている。
ロータ20は、図1及び図2に示すように、回動角度に応じて収容室Cを可変的に二分して第1流体室C1及び第2流体室C2を画定するように形成され、支軸11に回動自在に支持される円筒部21、円筒部21から径方向の一方に延出する1つのベーン部22等を備えている。
円筒部21は、支軸11を摺動自在に嵌合させる貫通孔21aを画定している。
ベーン部22は、回転軸方向Sに延在する略矩形平板状に形成され、ハウジング10の内周面12に密接して摺動すると共に中間ポート18の開口部18aを開閉し得る端部22a、第1流体室C1側に面する一側部22b、第2流体室C2側に面する他側部22c等を画定している。尚、端部22aには、シール部材(不図示)を設けてもよい。
すなわち、ロータ20が回動して、ベーン部22が、ハウジング10の内周面12を摺動し、中間ポート18の開口部18aに臨む(重なる)位置に達すると中間ポート18を閉塞し、中間ポート18の開口部18aから外れる(離れる)と中間ポート18を開放するようになっている。
したがって、ロータ20の小型化を達成しつつ、ロータ20により中間ポート18を開閉させることができ、又、ロータ20を円筒部21及びベーン部22により形成することで、ロータ20の形状及び輪郭を簡素化して小型化でき、アクチュエータ全体を小型化することができる。
方向切換弁30は、流体圧として例えば空気圧を用いる場合は空気圧回路を備えたものであり、流体圧として例えば油圧を用いる場合は油圧回路を備えたものである。
そして、方向切換弁30は、第1ポート16、第2ポート17、中間ポート18にそれぞれ接続されて、第1ポート16を通して第1流体室C1内への流体の流入(ポンプへ接続)又は第1流体室C1からの流体の流出(ドレーンへ接続)、第2ポート17を通して第2流体室C2内への流体の流入(ポンプへ接続)又は第2流体室C2からの流体の流出(ドレーンへ接続)、さらに、中間ポート18からの流体の流出(ドレーンへ接続)又は流体の流れ遮断(クローズ)をそれぞれ制御するようになっている。
次に、上記流体圧アクチュエータの動作について、図3ないし図5を参照しつつ説明する。
先ず、ロータ20を一方側(反時計回り)の回転端に回転させて位置決めするには、図3に示すように、中間ポート18を閉塞(クローズ)した状態で、第1ポート16をドレーンに接続して第1流体室C1内の流体を排出すると同時に、第2ポート17をポンプに接続して第2流体室C2内に流体を流入させる。
これにより、第2流体室C2内の流体圧力が第1流体室C1内の流体圧力よりも大きくなり、ロータ20は反時計回りに回転付勢力を受けて回転し、当接壁14に当接して一方側(反時計回り)の回転端に位置決めされる。
続いて、ロータ20を他方側(時計回り)の回転端に回転させて位置決めするには、図4に示すように、中間ポート18を閉塞(クローズ)した状態で、第2ポート17をドレーンに接続して第2流体室C2内の流体を排出すると同時に、第1ポート16をポンプに接続して第1流体室C1内に流体を流入させる。
これにより、第1流体室C1内の流体圧力が第2流体室C2内の流体圧力よりも大きくなり、ロータ20は時計回りに回転付勢力を受けて回転し、当接壁15に当接して他方側(時計回り)の回転端に位置決めされる。
続いて、ロータ20を回動範囲の途中位置(中間位置)に回転させて位置決めするには、図5(a)に示すように、中間ポート18をドレーンに接続した状態で、第1ポート16をポンプに接続して第1流体室C1内に流体を流入させると同時に、第2ポート17をポンプに接続して第2流体室C2内に流体を流入させる。
ロータ20が、例えば図5(a)に示すように、一方側の回転端寄りの角度位置にある場合、第2流体室C2内の流体は中間ポート18を通して排出され、第1流体室C1は流入する流体で圧力が上昇する。そして、第1流体室C1と第2流体室C2の差圧により、ロータ20は時計回りに回転付勢力を受けて回転し始め、図5(b)に示すように、その端部22aが中間ポート18の開口部18aに臨む位置に至った(重なった)時点で中間ポート18を閉塞する。
これにより、中間ポート18からの流体の流出は止まり、第2流体室C2内の圧力は上昇して、第1流体室C1の圧力と釣り合ったところで、第2ポート17及び第1ポート16からの流体の流入が止まる。この中間位置(途中位置)に停止した状態において、第1流体室C1には、第1ポート16を介して方向切換弁30からの流体圧が作用しており、又、第2流体室C2には、第2ポート17を介して方向切換弁30からの流体圧が作用している。
ここで、仮にロータ20を中間位置から移動させるような外乱が加わっても、第1流体室C1及び第2流体室C2の圧力が自動的にバランスするように作動して、ロータ20は素早く中間位置に戻されて位置決めされる。
上記のように、第1ポート16及び第2ポート17の他に中間ポート18を設けるだけで、構造の簡素化、小型化、低コスト化を達成しつつ、ロータ20を回動範囲の両端以外の途中位置(中間位置)において、高精度に位置決めして停止させることができる。
尚、上記実施形態において、第1ポート16及び第2ポート17に対して、通路を所定の口径に絞るオリフィスを設けてもよい。この場合、相対的に中間ポート18の流路抵抗を減らすことができ、中間ポート18から流体を効率よく排出することができる。これにより、第1流体室C1と第2流体室C2の圧力差により生じるロータ20の回転力を大きくすることができる。
図6は、本発明に係る流体圧アクチュエータの他の実施形態を示すものであり、ここでは、3つの中間ポート18,18´,18´´を設けている。尚、前述の実施形態と同一の構成については同一の符号を付してその説明を省略する。
すなわち、この実施形態において、ハウジング10には、内周面12に開口部18a,18a´,18a´´をもつように3つの中間ポート18,18´,18´´が形成されている。
そして、3つの中間ポート18,18´,18´´のうち2つの中間ポート(例えば、中間ポート18,18´´)を閉塞(クローズ)しかつ1つの中間ポート(例えば、中間ポート18´)をドレーンに接続した状態で、第1ポート16及び第2ポート17をポンプに接続すると、ドレーンに接続された中間ポート(例えば、中間ポート18´)に対応する途中位置(中間位置)にロータ20を停止させて位置決めすることができる。
このように、3つの中間ポート18,18´,18´´に対応する3つの途中位置において、ロータ20を高精度に位置決めして停止させることができる。尚、中間ポートの個数は、3つに限らず、4つ以上であってもよい。
図7ないし図12は、本発明に係る流体圧アクチュエータのさらに他の実施形態を示すものであり、ここではロータ20´に2つのベーン部22を設け、ハウジング10´に2つの収容室Cを設けている。尚、前述の実施形態と同一の構成については同一の符号を付してその説明を省略する。
すなわち、この実施形態において、ハウジング10´は、図7及び図9に示すように、ロータ20´を所定角度範囲で点対称的に回動自在に密接して収容すると共に第1流体室C1及び第2流体室C2をそれぞれ画定する2つの収容室C,C、支軸11、内周面12、スラスト面13、2つの当接壁14,14、2つの当接壁15,15、一方の収容室Cに連通する第1ポート16,第2ポート17,及び中間ポート18等を備えている。
ロータ20´は、図7ないし図9に示すように、回動角度に応じて2つの収容室C,Cを可変的に二分して第1流体室C1及び第2流体室C2を画定するように形成され、支軸11に回動自在に支持される円筒部21、円筒部21から径方向の両方に延出する2つのベーン部22、円筒部21の領域に形成された第1連通路23及び第2連通路24等を備えている。
2つのベーン部22,22は、回転軸Sを中心として点対称的な形状をなすように形成されている。
第1連通路23は、図7及び図8(a)に示すように、一方の収容室Cにあるベーン部22の一側部22bと他方の収容室Cにあるベーン部22の一側部22bに開口するように形成された直通路23aと、支軸11の周りにおいて貫通孔21aに環状に形成された環状溝23bにより形成されている。
そして、第1連通路23は、一方の収容室Cの第1流体室C1と他方の収容室Cの第1流体室C1とを連通させるようになっている。
第2連通路24は、図7及び図8(b)に示すように、一方の収容室Cにあるベーン部22の他側部22cと他方の収容室Cにあるベーン部22の他側部22cに開口するように形成された直通路24aと、支軸11の周りにおいて貫通孔21aに環状に形成された環状溝24bにより形成されている。
そして、第2連通路24は、一方の収容室Cの第2流体室C2と他方の収容室Cの第2流体室C2とを連通させるようになっている。
ここで、第1連通路23と第2連通路24は、図7及び図8に示すように、ロータ20´の回転軸方向Sにおいて離隔した位置でかつねじれの位置に設けられている。これにより、2つの連通路23,24を設けつつも、ロータ20´の小型化を達成することができる。
上記構成によれば、第1ポート16から一方の収容室Cの第1流体室C1に流入した流体は、一方の収容室Cにあるベーン部22の一側面22bに圧力を及ぼしてロータ20´を時計回りに回転付勢すると共に、第1連通路23を通して他方の収容室Cの第1流体室C1に流入して、他方の収容室Cにあるベーン部22の一側部22bに圧力を及ぼしてロータ20´を同一方向(時計回りに)に回転付勢する。
また、第2ポート17から一方の収容室Cの第2流体室C2に流入した流体は、一方の収容室Cにあるベーン部22の他側面22cに圧力を及ぼしてロータ20´を反時計回りに回転付勢すると共に、第2連通路24を通して他方の収容室Cにある第2流体室C2に流入して、他方の収容室Cにあるベーン部22の他側部22cに圧力を及ぼしてロータ20´を同一方向(反時計回りに)に回転付勢する。
したがって、ベーン部22に加わる圧力が増加し、より大きな回転付勢力(回転トルク)を得ることができる。
次に、上記流体圧アクチュエータの動作について、図10ないし図12を参照しつつ説明する。
先ず、ロータ20´を一方側(反時計回り)の回転端に回転させて位置決めするには、図10に示すように、中間ポート18を閉塞(クローズ)した状態で、第1ポート16をドレーンに接続して第1流体室C1内の流体を排出すると同時に、第2ポート17をポンプに接続して第2流体室C2内に流体を流入させる。
これにより、2つの第2流体室C2内の流体圧力が2つの第1流体室C1内の流体圧力よりも大きくなり、ロータ20´は反時計回りに回転付勢力を受けて回転し、当接壁14に当接して一方側(反時計回り)の回転端に位置決めされる。ここで、ロータ20´は、2つのベーン部22の他側部22cで圧力を受けるため、より大きな回転付勢力(回転トルク)により付勢されて素早く回転し、一方側(反時計回り)の回転端に位置決めされる。
続いて、ロータ20´を他方側(時計回り)の回転端に回転させて位置決めするには、図11に示すように、中間ポート18を閉塞(クローズ)した状態で、第2ポート17をドレーンに接続して第2流体室C2内の流体を排出すると同時に、第1ポート16をポンプに接続して第1流体室C1内に流体を流入させる。
これにより、2つの第1流体室C1内の流体圧力が2つの第2流体室C2内の流体圧力よりも大きくなり、ロータ20´は時計回りに回転付勢力を受けて回転し、当接壁15に当接して他方側(時計回り)の回転端に位置決めされる。ここで、ロータ20´は、2つのベーン部22の他側部22bで圧力を受けるため、より大きな回転付勢力(回転トルク)により付勢されて素早く回転し、他方側(時計回り)の回転端に位置決めされる。
続いて、ロータ20´を回動範囲の途中位置(中間位置)に回転させて位置決めするには、図12(a)に示すように、中間ポート18をドレーンした状態で、第1ポート16をポンプに接続して第1流体室C1内に流体を流入させると同時に、第2ポート17をポンプに接続して第2流体室C2内に流体を流入させる。
ロータ20´が、例えば図12(a)に示すように、一方側の回転端寄りの角度位置にある場合、2つの第2流体室C2内の流体は中間ポート18を通して排出され、2つの第1流体室C1は流入する流体で圧力が上昇する。そして、2つの第1流体室C1と2つの第2流体室C2の差圧により、ロータ20´は時計回りに回転付勢力を受けて回転し始め、図12(b)に示すように、一方の収容室Cにあるベーン部22の端部22aが中間ポート18の開口部18aに臨む位置に至った(重なった)時点で中間ポート18を閉塞する。
これにより、中間ポート18からの流体の流出は止まり、2つの第2流体室C2内の圧力は上昇して、2つの第1流体室C1の圧力と釣り合ったところで、第2ポート17及び第1ポート16からの流体の流入が止まる。この中間位置(途中位置)に停止した状態において、2つの第1流体室C1には、第1ポート16を介して方向切換弁30からの流体圧が作用しており、又、2つの第2流体室C2には、第2ポート17を介して方向切換弁30からの流体圧が作用している。
ここで、仮にロータ20´を中間位置から移動させるような外乱が加わっても、第1流体室C1及び第2流体室C2の圧力が自動的にバランスするように作動して、ロータ20´は素早く中間位置に戻されて位置決めされる。
上記のように、第1ポート16及び第2ポート17の他に中間ポート18を設けるだけで、構造の簡素化、小型化、低コスト化を達成しつつ、ロータ20´を回動範囲の両端以外の途中位置(中間位置)において、高精度に位置決めして停止させることができる。
また、2つの収容室Cにそれぞれ配置される2つのベーン部22,22を設けたことにより、ベーン部22に加わる圧力が増加し、より大きな回転付勢力(回転トルク)を得ることができる。
尚、上記実施形態において、第1ポート16及び第2ポート17に対して、通路を所定の口径に絞るオリフィスを設けてもよい。この場合、相対的に中間ポート18の流路抵抗を減らすことができ、中間ポート18から流体を効率よくは排出することができる。これにより、第1流体室C1と第2流体室C2の圧力差により生じるロータ20´の回転力を大きくすることができる。
上記実施形態に係る流体圧アクチュエータは、例えば、図13に示すように、出力軸19a´の先端側に被回転体としての円板状のカム部材100を直結することで、ロータ20´を回転させることによりカム作用を発生させることができ、又、回動範囲の途中の角度位置でカム部材100を位置決めして停止させることができる。
図14及び図15は、前述の図7ないし図12に示す実施形態の一部を変更したさらに他の実施形態を示すものであり、前述の実施形態と同一の構成については同一の符号を付してその説明を省略する。
すなわち、この実施形態において、ハウジング10´は、図14に示すように、第1流体室C1及び第2流体室C2をそれぞれ画定する2つの収容室C,C、軸受穴11´、内周面12、スラスト面13、2つの当接壁14,14、2つの当接壁15,15、一方の収容室Cに連通する第1ポート16,第2ポート17,及び中間ポート18等を備えている。
ロータ20´は、図14及び図15に示すように、軸受穴11´に挿入されて回動自在に支持される回転軸21bを中心に画定する円柱部21´、円柱部21´から径方向の両方に延出する2つのベーン部22、円柱部21´の領域に形成された第1連通路23´及び第2連通路24´等を備えている。
第1連通路23´は、図14及び図15(a)に示すように、一方の収容室Cにあるベーン部22の一側部22bと他方の収容室Cにあるベーン部22の一側部22bに開口するように直通路として形成されている。
そして、第1連通路23´は、一方の収容室Cの第1流体室C1と他方の収容室Cの第1流体室C1とを連通させるようになっている。
第2連通路24´は、図14及び図15(b)に示すように、一方の収容室Cにあるベーン部22の他側部22cと他方の収容室Cにあるベーン部22の他側部22cに開口するように直通路として形成されている。
そして、第2連通路24´は、一方の収容室Cの第2流体室C2と他方の収容室Cの第2流体室C2とを連通させるようになっている。
ここで、第1連通路23´と第2連通路24´は、図14及び図15に示すように、ロータ20´の回転軸方向Sにおいて離隔した位置でかつねじれの位置に設けられている。これにより、2つの連通路23´,24´を設けつつも、ロータ20´の小型化を達成することができる。また、第1連通路23´と第2連通路24´は、円柱部21´に対して直通路として形成されているため、流体の流れ抵抗を低減でき、一方の収容室Cから他方の収容室Cへ流体を円滑に流すことができ、ロータ20´の回転応答性を高めることができる。
図16ないし図21は、本発明に係る流体圧アクチュエータのさらに他の実施形態を示すものである。
この実施形態においては、前述のハウジング10,10´の一部をなすカバー19(不図示)の内側に隣接して配置されるようにロータ20´´と一体的に回動する蓋部25を設け、ハウジング10´´及び蓋部25に流体導入通路(溝通路12a,12b,第1蓋通路25c,第2蓋通路25d)を設けた以外は、前述の図1ないし図5に示す実施形態と同一である。したがって、同一の構成については同一の符号を付してその説明を省略する。また、図16ないし図21においては、ハウジング10´´の一部をなすカバー19を省略している。
すなわち、ハウジング10´´は、図16及び図17に示すように、ロータ20´´を所定角度範囲において回動自在に収容すると共にロータ20´´により可変的に二分される第1流体室C1及び第2流体室C2を画定する収容室C、ロータ20´´を回動自在に支持する支軸11、ロータ20´´を密接させて摺動させる内周面12及びスラスト面13、ロータ20´´の一方側の回転端を規定する当接壁14、ロータ20´´の他方側の回転端を規定する当接壁15、当接壁14の近傍において内周面12に開口部16aをもつように形成された第1ポート16、当接壁15の近傍において内周面12に開口部17aをもつように形成された第2ポート17、ロータ20´´の回動範囲(所定角度範囲)の略中間位置において内周面12に開口部18aをもつように形成された中間ポート18、ロータ20´´の回転軸方向Sの一方向において開口する円形の開口部12´、開口部12´の近傍において内周面12を径方向に貫通するように形成されて方向切換弁30に接続される溝通路12a、溝通路12aに連通すると共に内周面12に対して円弧状に形成された溝通路12b、ロータ20´´を収容した状態で収容室Cを覆うように形成されると共にロータ20´´に直結される出力軸19aを突出させるカバー19(不図示)等を備えている。
ロータ20´´は、図16及び図17に示すように、回動角度に応じて収容室Cを可変的に二分して第1流体室C1及び第2流体室C2を画定するように形成され、支軸11に回動自在に支持される円筒部21、円筒部21から径方向の一方に延出する1つのベーン部22、ハウジング10´´の開口部12´を閉塞して回動自在に嵌合される円板状の蓋部25等を備えている。
円筒部21は、支軸11が嵌合される嵌合穴21a´を画定している。
蓋部25は、図16及び図17(b)に示すように、ハウジング10´´の内周面12に密接して摺動する外周面25a、スラスト面13に対向する内壁面25b、第1蓋通路25c、第2蓋通路25d等を画定している。
第1蓋通路25cは、図16及び図17(b)に示すように、一端25c´が外周面25aに開口し、他端25c´´がベーン部22の一側部22bの近傍において内壁面25bに開口して第1流体室C1に連通するように形成されている。
第2蓋通路25dは、図16及び図17(b)に示すように、一端25d´が外周面25aに開口し、他端25d´´がベーン部22の他側部22cの近傍において内壁面25bに開口して第2流体室C2に連通するように形成されている。
すなわち、第1蓋通路25c及び第2蓋通路25dは、蓋部25の外周面25aに開口して溝通路12bに連通し得ると共に、蓋部25の内壁面25bにおいてベーン部22を挟む両側にそれぞれ開口して、第1流体室C1及び第2流体室C2にそれぞれ連通し得るように形成されている。
また、第1蓋通路25c及び第2蓋通路25dは、図17(a),(b)に示すように、ロータ20´´のベーン部22が中間ポート18(の開口部18a)を閉塞した状態で、ハウジング10´´の溝通路12bとの連通が遮断される(すなわち一端25c´,25d´が内周面12と対向して閉塞される)ように形成されている。
上記溝通路12a,12b及び第1蓋通路25cにより、ロータ20´´のベーン部22が中間ポート18を閉塞した状態で遮断され、かつ、ロータ20´´のベーン部22が反時計回りに回転して中間ポート18を開放した状態で、第1流体室C1に連通して流体を導入する流体導入通路が形成されている。
また、上記溝通路12a,12b及び第2蓋通路25dにより、ロータ20´´のベーン部22が中間ポート18を閉塞した状態で遮断され、かつ、ロータ20´´のベーン部22が時計回りに回転して中間ポート18を開放した状態で、第2流体室C2に連通して流体を導入する流体導入通路が形成されている。
このように、流体導入通路(溝通路12a,溝通路12b,第1蓋通路25c,第2蓋通路25d)をハウジング10´´及びロータ20´´の蓋部25に形成することで、構造の簡素化を達成しつつ、流体導入通路を容易に形成することができる。
また、第1蓋通路25c及び第2蓋通路25dは、ロータ20´´のベーン部22が中間ポート18を閉塞した状態で、溝通路12bとの連通が遮断されるように形成されているため、ロータ20´´(蓋部25)がハウジング10´´に対して所定の角度位置に位置するだけで流体導入通路を遮断できるため、専用の遮断機構を用いる必要がなく、構造をより簡素化することができる。
上記構成の流体アクチュエータによれば、中間ポート18及び流体導入通路(12a,12b,25c,25d)を遮断した状態で方向切換弁30を駆動して、第2ポート17から流体を流入させかつ第1ポート16から流体を流出させると、第2流体室C2の圧力が第1流体室C1の圧力よりも大きくなり、ロータ20´´は一方側(反時計回り)の回転端に停止して位置決めされ、一方、第1ポート16から流体を流入させかつ第2ポート17から流体を流出させると、第1流体室C1の圧力が第2流体室C2の圧力よりも大きくなり、ロータ20´´は他方側(時計回り)の回転端に停止して位置決めされる。
また、第1ポート16及び第2ポート17を遮断すると共に中間ポート18をドレーンに接続した状態で方向切換弁30を駆動して、流体導入通路(溝通路12a,12b)から流体を流入させると、流体導入通路と連通した状態にある(第1蓋通路25c又は第2蓋通路25dを通して、溝通路12a,12bと連通した状態にある)第1流体室C1及び第2流体室C2の一方の流体室に流体が流入すると共に他方の流体室から中間ポート18を通して流体が流出し、ロータ20´´が中間ポート18を閉塞した時点で、流体導入通路が遮断されると共にロータ20´´はこの中間ポート18に対応する所定角度範囲の途中位置に停止して位置決めされるようになっている。
次に、上記流体圧アクチュエータの動作について、図18ないし図21を参照しつつ説明する。
先ず、ロータ20´´を一方側(反時計回り)の回転端に回転させて位置決めするには、図18(a),(b)に示すように、中間ポート18及び流体導入通路(12a,12b,25c,25d)を閉塞(クローズ)した状態で、第1ポート16をドレーンに接続して第1流体室C1内の流体を排出すると同時に、第2ポート17をポンプに接続して第2流体室C2内に流体を流入させる。
これにより、第2流体室C2内の流体圧力が第1流体室C1内の流体圧力よりも大きくなり、ロータ20´´は反時計回りに回転付勢力を受けて回転し、当接壁14に当接して一方側(反時計回り)の回転端に位置決めされる。
続いて、ロータ20´´を他方側(時計回り)の回転端に回転させて位置決めするには、図19(a),(b)に示すように、中間ポート18及び流体導入通路(12a,12b,25c,25d)を閉塞(クローズ)した状態で、第2ポート17をドレーンに接続して第2流体室C2内の流体を排出すると同時に、第1ポート16をポンプに接続して第1流体室C1内に流体を流入させる。
これにより、第1流体室C1内の流体圧力が第2流体室C2内の流体圧力よりも大きくなり、ロータ20´´は時計回りに回転付勢力を受けて回転し、当接壁15に当接して他方側(時計回り)の回転端に位置決めされる。
続いて、ロータ20´´を回動範囲の途中位置(中間位置)に回転させて位置決めするには、図20(a),(b)に示すように、第1ポート16及び第2ポート17を閉塞した状態で、中間ポート18をドレーンに接続し、流体導入通路(12a,12b)をポンプに接続して流体を流入させる。
ロータ20´´が、例えば図20(a)に示すように、一方側の回転端寄りの角度位置にある場合、第2流体室C2内の流体は中間ポート18を通して排出され、流体導入通路(12a,12b,25c)を通して第1流体室C1に流体が流入し、第1流体室C1の圧力が上昇する。そして、第1流体室C1と第2流体室C2の差圧により、ロータ20´´は時計回りに回転付勢力を受けて回転し始め、図21(a)に示すように、ベーン部22の端部22aが中間ポート18の開口部18aに臨む位置に至った(重なった)時点で中間ポート18を閉塞する。と同時に、中間ポート18からの流体の流出は止まり、第2流体室C2内の圧力と第1流体室C1の圧力は釣り合った状態となり、図21(b)に示すように、流体導入通路(12a,12b,25c)は遮断され、ロータ20´´はこの中間ポート18に対応する所定角度範囲の中間位置(途中位置)に停止して位置決めされる。
この中間位置(途中位置)への位置決め過程において、流体導入通路と連通していない第2流体室C2には、流体が流れ込まず中間ポート18から排出されるだけであるため、ロータ20´´の位置決めが素早くかつ高精度に行われる。
このように、第1ポート16及び第2ポート17の他に中間ポート18及び流体導入通路(12a,12b,25c,25d)を設けるだけで、構造の簡素化、小型化、低コスト化を達成しつつ、ロータ20´´を回動範囲の両端以外の途中位置において、高精度にかつ素早く位置決めして停止させることができる。
上記実施形態においては、第1ポート16、第2ポート17、及び中間ポート18,18´,18´´を、ハウジング10,10´,10´´の内周面12に開口部18a,18a´,18a´´をもつように形成した場合を示したが、これに限定されるものではなく、スラスト面13に開口部をもつように形成し、スラスト面13と対向するベーン部22の側面でこの開口部を開閉させるように形成してもよい。
上記図7ないし図21に示す実施形態においては、1つの中間ポート18を設けた場合を示したが、これに限定されるものではなく、2つ以上の複数の中間ポートを設けてもよい。
以上述べたように、本発明の流体圧アクチュエータは、構造の簡素化、小型化、低コスト化等を達成しつつ、回動範囲の両端以外の角度位置、すなわち3箇所以上の角度位置においてロータを高精度に停止させる(位置決めする)ことができるため、被回転体を多段的な角度位置において停止及び位置決めする必要のある分野であれば、機械用の駆動源として適用できるのは勿論のこと、電子機器等その他の駆動源としても有用である。
本発明に係る流体圧アクチュエータの一実施形態を示す分解斜視図である。 図1に示す流体圧アクチュエータの断面を含む構成図である。 図1に示す流体圧アクチュエータの動作を示す断面図である。 図1に示す流体圧アクチュエータの動作を示す断面図である。 (a),(b)は、図1に示す流体圧アクチュエータの動作を示す断面図である。 本発明に係る流体圧アクチュエータの他の実施形態を示す断面を含む構成図である。 本発明に係る流体圧アクチュエータのさらに他の実施形態を示す分解斜視図である。 図7に示す流体圧アクチュエータの一部なすロータを示すものであり、(a)は図7中のE1−E1における断面図、(b)は図7中のE2−E2における断面図である。 図7に示す流体圧アクチュエータの断面を含む構成図である。 図7に示す流体圧アクチュエータの動作を示す断面図である。 図7に示す流体圧アクチュエータの動作を示す断面図である。 (a),(b)は、図7に示す流体圧アクチュエータの動作を示す断面図である。 図7に示す流体圧アクチュエータをカム部材の駆動源として適用した実施形態を示す分解斜視図である。 本発明に係る流体圧アクチュエータのさらに他の実施形態を示す分解斜視図である。 図14に示す流体圧アクチュエータの一部なすロータを示すものであり、(a)は図14中のE1−E1における断面図、(b)は図14中のE2−E2における断面図である。 本発明に係る流体圧アクチュエータのさらに他の実施形態を示す分解斜視図である。 図16に示す流体圧アクチュエータの一部をなすロータを示すものであり、(a)はロータの円筒部及びベーン部を示す断面図、(b)はロータの蓋部を示す断面図である。 図16に示す流体圧アクチュエータの動作を示すものであり、(a)はロータの円筒部及びベーン部を示す断面図、(b)はロータの蓋部を示す断面図である。 図16に示す流体圧アクチュエータの動作を示すものであり、(a)はロータの円筒部及びベーン部を示す断面図、(b)はロータの蓋部を示す断面図である。 図16に示す流体圧アクチュエータの動作を示すものであり、(a)はロータの円筒部及びベーン部を示す断面図、(b)はロータの蓋部を示す断面図である。 図16に示す流体圧アクチュエータの動作を示すものであり、(a)はロータの円筒部及びベーン部を示す断面図、(b)はロータの蓋部を示す断面図である。
符号の説明
10,10´,10´´ ハウジング
C 収容室
C1 第1流体室
C2 第2流体室
11 支軸
11´ 軸受穴
S 回転軸(回転軸方向)
12 内周面
12a,12b 溝通路(流体導入通路)
13 スラスト面
14,15 内壁面
16 第1ポート
16a 開口部
17 第2ポート
17a 開口部
18,18´,18´´ 中間ポート
18a,18a´,18a´´ 開口部
19 カバー
19a 出力軸
19b スラスト面
20,20´,20´´ ロータ
21 円筒部
21´ 円柱部
21a 貫通孔
21a´ 嵌合穴
21b 回転軸
22 ベーン部
22a 端部
22b 一側部
22c 他側部
23,23´ 第1連通路
23a 直通路
23b 環状溝
24,24´ 第2連通路
24a 直通路
24b 環状溝
25 蓋部
25a 外周面
25b 内壁面
25c 第1蓋通路(流体導入通路)
25d 第2蓋通路(流体導入通路)
30 方向切換弁
100 カム部材

Claims (13)

  1. ベーン状のロータと、前記ロータを所定角度範囲で回動自在に密接して収容すると共に前記ロータにより可変的に二分される第1流体室及び第2流体室を画定する収容室,前記ロータを所定角度範囲の一方側及び他方側の回転端にそれぞれ停止させるべく前記第1流体室及び第2流体室に対してそれぞれ流体の流入及び流出を許容する第1ポート及び第2ポートを有するハウジングと、前記第1ポート及び第2ポートに接続されて前記第1流体室及び第2流体室に対する流体の流入及び流出を制御する方向切換弁と、を備えた流体圧アクチュエータであって、
    前記ハウジングは、前記所定角度範囲の途中において前記ロータを停止させるべく、前記方向切換弁に接続されて前記収容室に連通すると共に前記ロータにより開閉され得る中間ポートを有する、
    ことを特徴とする流体圧アクチュエータ。
  2. 前記中間ポートは、前記ハウジングに対して複数設けられている、
    ことを特徴とする請求項1記載の流体圧アクチュエータ。
  3. 前記ロータは、回動自在に支持される円筒部と、前記円筒部から径方向の一方に延出する1つのベーン部を含む、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の流体圧アクチュエータ。
  4. 前記ロータは、回動自在に支持される円筒部と、前記円筒部から径方向の両方に延出する2つのベーン部を含み、
    前記ハウジングは、前記ロータを所定角度範囲で点対称的に回動自在に密接して収容すると共に前記第1流体室及び第2流体室をそれぞれ画定する2つの収容室を有し、
    前記第1ポート、前記第2ポート、及び前記中間ポートは、前記2つの収容室の一方に対して連通するように形成され、
    前記ロータは、前記2つの収容室の第1流体室同士を連通させる第1連通路と、前記2つの収容室の第2流体室同士を連通させる第2連通路を有する、
    ことを特徴とする請求項1ないし3いずれかに記載の流体圧アクチュエータ。
  5. 前記ハウジングは、前記ロータが摺動する内周面及びスラスト面を有し、
    前記中間ポートは、前記内周面又はスラスト面に開口部をもつように形成され、
    前記ロータは、前記ベーン部が前記中間ポートの開口部を開閉し得るように形成されている、
    ことを特徴とする請求項3又は4に記載の流体圧アクチュエータ。
  6. 前記第1連通路及び第2連通路は、前記ロータの回転軸方向において離隔したねじれの位置に設けられている、
    ことを特徴とする請求項4記載の流体圧アクチュエータ。
  7. 前記第1ポート及び第2ポートには、通路を所定の口径に絞るオリフィスが設けられている、
    ことを特徴とする請求項1ないし6いずれかに記載の流体圧アクチュエータ。
  8. 前記ロータには、前記ハウジングから突出する出力軸が直結されている、
    ことを特徴とする請求項1ない7いずれかに記載の流体圧アクチュエータ。
  9. ベーン状のロータと、前記ロータを所定角度範囲で回動自在に密接して収容すると共に前記ロータにより可変的に二分される第1流体室及び第2流体室を画定する収容室,前記ロータを所定角度範囲の一方側及び他方側の回転端にそれぞれ停止させるべく前記第1流体室及び第2流体室に対してそれぞれ流体の流入及び流出を許容する第1ポート及び第2ポートを有するハウジングと、前記第1ポート及び第2ポートに接続されて前記第1流体室及び第2流体室に対する流体の流入及び流出を制御する方向切換弁と、を備えた流体圧アクチュエータであって、
    前記ハウジングは、前記所定角度範囲の途中において前記ロータを停止させるべく、前記方向切換弁に接続されて前記収容室に連通すると共に前記ロータにより開閉され得る中間ポートを有し、
    前記ハウジング及びロータは、前記方向切換弁に接続され、前記ロータが前記中間ポートを閉塞した状態で遮断されかつ前記ロータが前記中間ポートを開放した状態で前記第1流体室及び第2流体室の一方に連通し得る流体導入通路を有する、
    ことを特徴とする流体圧アクチュエータ。
  10. 前記ハウジングは、前記ロータの回転軸方向の一方向において開口する円形の開口部を有し、
    前記ロータは、回動自在に支持される円筒部と、前記円筒部から径方向の一方に延出する1つのベーン部と、前記開口部を閉塞して回動自在に嵌合された円板状の蓋部を有し、
    前記流体導入通路は、前記ハウジングの内周面に円弧状に形成されて前記方向切換弁に接続される溝通路と、前記蓋部の外周面に開口して前記溝通路に連通し得ると共に前記蓋部の内壁面において前記ベーン部を挟む両側にそれぞれ開口して前記第1流体室及び第2流体室にそれぞれ連通し得る第1蓋通路及び第2蓋通路を含む、
    ことを特徴とする請求項9記載の流体圧アクチュエータ。
  11. 前記ハウジングは、前記ロータが摺動する内周面及びスラスト面を有し、
    前記中間ポートは、前記内周面又はスラスト面に開口部をもつように形成され、
    前記ロータは、前記ベーン部が前記中間ポートの開口部を開閉し得るように形成されている、
    ことを特徴とする請求項10記載の流体圧アクチュエータ。
  12. 前記第1蓋通路及び第2蓋通路は、前記ロータが前記中間ポートを閉塞した状態で、前記溝通路との連通が遮断されるように形成されている、
    ことを特徴とする請求項10又は11に記載の流体圧アクチュエータ。
  13. 前記ロータには、前記ハウジングから突出する出力軸が直結されている、
    ことを特徴とする請求項9ない12いずれかに記載の流体圧アクチュエータ。
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