JP2008220256A - コンバイン - Google Patents
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Abstract
【課題】フィードチェンを機体外側へ回動可能に構成するコンバインにおいて、簡易な構成で、前記出力軸と前記駆動スプロケット軸の芯ズレを防止する技術を提供する。
【解決手段】係止部材91には、クラッチ軸65の軸心から放射状に、かつ、等間隔に3つの係止爪92・92・92を突設し、かつ、係止部材93には、駆動スプロケット軸74の軸心から放射状に、かつ、等間隔に3つの係止爪94・94・94を突設し、係止部材91の3つの係止爪92・92・92と、係止部材93の3つの係止爪94・94・94が係合する構成とする。
【選択図】図5
【解決手段】係止部材91には、クラッチ軸65の軸心から放射状に、かつ、等間隔に3つの係止爪92・92・92を突設し、かつ、係止部材93には、駆動スプロケット軸74の軸心から放射状に、かつ、等間隔に3つの係止爪94・94・94を突設し、係止部材91の3つの係止爪92・92・92と、係止部材93の3つの係止爪94・94・94が係合する構成とする。
【選択図】図5
Description
本発明は、コンバインの技術に関し、より詳しくは、フィードチェンを機体外側に回動可能に構成したコンバインにおける、フィードチェン駆動部の構造に関する。
従来、刈取装置により圃場の未刈穀稈を刈り取り、刈り取った穀稈をフィードチェンにより脱穀装置へと搬送して、該脱穀装置により脱穀して穀粒を収穫するコンバインにおいて、前記フィードチェンを機体外側へと回動可能に構成し、フィードチェンの周辺部を開放することにより、脱穀装置内のメンテナンスを容易にする技術が公知となっている(特許文献1参照)。
特開平10−304746号公報
従来技術においては、エンジンからの駆動力を伝達する機体側の出力軸と、フィードチェン側の駆動スプロケット軸とが係脱可能に構成されているが、係合時に出力軸と駆動スプロケット軸の軸心にズレが生じやすく、駆動力の伝達ロスや、芯ズレによりフィードチェン駆動時に振動が発生する等の問題が発生していた。従来は、この問題点を解決するために、例えば、位置決め用部材等の調芯機構を係脱部に別途配設する構成としており、このため、部品点数が増加して、組立性の低下や製造コストの増加を招いていた。
そこで本発明では、このような現状を鑑み、フィードチェンを機体外側へ回動可能に構成するコンバインにおいて、簡易な構成で、前記出力軸と前記駆動スプロケット軸の芯ズレを防止する技術を提供することを課題としている。
そこで本発明では、このような現状を鑑み、フィードチェンを機体外側へ回動可能に構成するコンバインにおいて、簡易な構成で、前記出力軸と前記駆動スプロケット軸の芯ズレを防止する技術を提供することを課題としている。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、刈取穀稈を脱穀装置の扱胴に供給するフィードチェンを備え、該フィードチェンを回転自在に支持するフィードチェンユニットを、前記脱穀装置側から機体外側へと回動可能に構成し、機体側に回転自在に支持するフィードチェン駆動軸には機体側係止部材を固設し、かつ、前記フィードチェンユニット側に回転自在に支持する駆動スプロケット軸にはフィードチェン側係止部材を固設して、前記フィードチェンユニットを閉止位置とすると、前記機体側係止部材と前記フィードチェン側係止部材が係合する構成のコンバインであって、前記機体側係止部材には、前記フィードチェン駆動軸の軸心から放射状に、かつ、等間隔に3つの係止爪を突設し、かつ、フィードチェン側係止部材には、前記駆動スプロケット軸の軸心から放射状に、かつ、等間隔に3つの係止爪を突設し、前記機体側係止部材の3つの係止爪と、前記フィードチェン側係止部材の3つの係止爪が係合する、ことを特徴としたものである。
請求項2においては、前記フィードチェンユニットに対する前記駆動スプロケット軸の支持部材の取付位置を調整可能に構成した、ことを特徴としたものである。
請求項3においては、前記係止爪には、任意の駆動側係止爪と、それに対応する従動側係止爪が互いに接する係止面が形成され、かつ、前記係止爪のうち、任意の駆動側係止爪に対応する従動側係止爪には、該任意の駆動側係止爪の駆動回転方向に対して下手側に隣接する駆動側係止爪の位置決めをする傾斜面と、前記任意の駆動側係止爪には、該任意の駆動側係止爪と対応する従動側係止爪の駆動回転方向に対して上手側に隣接する従動側係止爪の位置決めをする傾斜面が形成される、ことを特徴としたものである。
請求項4においては、前記係止面と、前記フィードチェン駆動軸の軸線に対して垂直な平面あるいは前記駆動スプロケット軸の軸線に対して垂直な平面が成す角度を、90度未満とする、ことを特徴としたものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、フィードチェン駆動軸の軸心と、駆動スプロケット軸の軸心を、位置決め部材を設けること無く、確実に一致させることができる。
これにより、フィードチェンへの動力伝達ロスを低減するとともに、芯ズレによる振動の発生を防止することができる。
これにより、フィードチェンへの動力伝達ロスを低減するとともに、芯ズレによる振動の発生を防止することができる。
請求項2においては、駆動スプロケット軸を機体に取り付ける際の位置決めを容易にすることができる。
請求項3においては、位置決め用の部材を別途設けることなく、確実かつ容易に係脱部の位置決めをすることができる。
請求項4においては、係止部材同士が係合している状態において、係止部材にトルクが作用した場合に、係止部材同士がより強固に係止しあう構成とすることができる。
次に、発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明に一実施例に係るコンバインの全体構成を示す左側面図、図2は同じく平面図、図3は本発明の一実施例に係るコンバインの動力伝達系統図、図4は脱穀装置側のフィードチェン駆動機構および係脱部を示す左前方斜視図、図5は係脱部周辺を示す平面断面図、図6は本発明の一実施例に係るフィードチェンの全体構成を示す右側方斜視図、図7はフィードチェン側のフィードチェン駆動機構および係脱部を示す右側方斜視図、図8はフィードチェン側の係脱部および駆動スプロケット軸を示す右前方拡大斜視図、図9は従来の係脱部の構成を示す模式図、図10は本発明に一実施例に係る係脱部の構成を示す模式図、図11は同じく係止部材を示す(a)平面図および(b)側面図、図12は同じく係止部材を示す斜視図、図13は同じく係止部材の係合状況を示す模式図である。
図1は本発明に一実施例に係るコンバインの全体構成を示す左側面図、図2は同じく平面図、図3は本発明の一実施例に係るコンバインの動力伝達系統図、図4は脱穀装置側のフィードチェン駆動機構および係脱部を示す左前方斜視図、図5は係脱部周辺を示す平面断面図、図6は本発明の一実施例に係るフィードチェンの全体構成を示す右側方斜視図、図7はフィードチェン側のフィードチェン駆動機構および係脱部を示す右側方斜視図、図8はフィードチェン側の係脱部および駆動スプロケット軸を示す右前方拡大斜視図、図9は従来の係脱部の構成を示す模式図、図10は本発明に一実施例に係る係脱部の構成を示す模式図、図11は同じく係止部材を示す(a)平面図および(b)側面図、図12は同じく係止部材を示す斜視図、図13は同じく係止部材の係合状況を示す模式図である。
まず、本発明の一実施例に係るコンバイン100の全体構成について説明をする。
尚、以下の説明では、走行機体1の進行方向に向かって左側を単に左側と称し、同じく進行方向に向かって右側を単に右側と称する。
尚、以下の説明では、走行機体1の進行方向に向かって左側を単に左側と称し、同じく進行方向に向かって右側を単に右側と称する。
図1及び図2に示すように、本実施例のコンバイン100は、左右一対の走行クローラ2によって走行機体1が支持されており、該走行機体1の前部には穀稈を刈り取りながら取り込む刈取装置3が昇降調節可能に装着されている。走行機体1には、フィードチェン6を有する脱穀装置5と、脱穀後の穀粒を貯留する穀粒タンク7とが横並び状に搭載されている。本実施例においては、脱穀装置5が走行機体1の進行方向左側に、穀粒タンク7が走行機体1の進行方向右側に配置されている。
走行機体1の後部には、排出オーガ8が旋回可能に設けられており、穀粒タンク7の内部の穀粒が、排出オーガ8の籾投げ口9からトラックの荷台またはコンテナ等に排出されるように構成されている。
該穀粒タンク7の前方には、運転部10が設けられている。
走行機体1の後部には、排出オーガ8が旋回可能に設けられており、穀粒タンク7の内部の穀粒が、排出オーガ8の籾投げ口9からトラックの荷台またはコンテナ等に排出されるように構成されている。
該穀粒タンク7の前方には、運転部10が設けられている。
運転部10には、オペレータが搭乗するステップ11と、該ステップ11上のハンドルコラム12に設けた略U形の操縦ハンドル13と、該操縦ハンドル13の後方に設けた運転座席14と、該運転座席14の左側方のサイドコラム15に設けた主変速レバー16と副変速レバー17と刈取クラッチレバー18と刈取変速レバー19とが配設されている。該運転座席14の下方には、コンバイン100自体の走行や後述するフィードチェン6を駆動するための動力源となるエンジン20が配置されている。
刈取装置3下部の刈取フレーム21の下方には、圃場の未刈り穀稈の株元を切断する図示しない刈刃装置が設けられている。該刈取フレーム21の前方には、圃場の未刈り穀稈を引き起こす2条分の穀稈引起装置23が配設されている。該穀稈引起装置23とフィードチェン6の前端部(送り始端側)との間には、刈刃装置22によって刈取られた刈取り穀稈をフィードチェン6へと搬送する穀稈搬送装置24が設けられている。そして、該穀稈引起装置23の下部前方には、圃場の未刈り穀稈を分草する分草体25が突設されている。
このような構成として、コンバイン100は、エンジン20にて走行クローラ2を駆動して圃場内を移動しながら、刈取装置3を駆動して圃場の未刈り穀稈を連続的に刈り取ることができる。
このような構成として、コンバイン100は、エンジン20にて走行クローラ2を駆動して圃場内を移動しながら、刈取装置3を駆動して圃場の未刈り穀稈を連続的に刈り取ることができる。
脱穀装置5には、穀稈脱穀用の扱胴26と、扱胴26の下方に落下する脱粒物を選別する揺動選別盤27及び唐箕ファン28と、扱胴26の後部から取出される脱穀排出物を再処理する処理胴29と、揺動選別盤27後部の藁くずや塵埃等を排出する排塵ファン30とを備えている。尚、扱胴26の回転軸はフィードチェン6による穀稈の搬送方向、換言すれば走行機体1の進行方向に沿って延びている。刈取装置3から穀稈搬送装置24によって搬送された穀稈の株元側は、フィードチェン6に受け継がれて後方へと挟持搬送される。そして、該穀稈の穂先側が扱胴26内に搬入されて扱胴26にて脱穀されるのである。
揺動選別盤27の下方側には、揺動選別盤27によって選別された穀粒(一番物)を取り出す一番コンベア31と、枝梗付き穀粒等(二番物)を取り出す二番コンベア32とが設けられている。本実施例における両コンベア31・32は、走行機体1の進行方向前側から一番コンベア31、二番コンベア32の順で、側面視において走行クローラ2・2の後部上方の走行機体1上面側に横設されている。
該揺動選別盤27は、扱胴26の下方に張設された受網から漏下した脱穀物が、図示しないフィードパン及びチャフシーブ等によって揺動選別(比重選別)されるように構成している。そして、揺動選別盤27のグレンシーブ(図示省略)から落下した穀粒等は、唐箕ファン28からの選別風によって粉塵が除去され、一番コンベア31と二番コンベア32上へと落下する。
該揺動選別盤27は、扱胴26の下方に張設された受網から漏下した脱穀物が、図示しないフィードパン及びチャフシーブ等によって揺動選別(比重選別)されるように構成している。そして、揺動選別盤27のグレンシーブ(図示省略)から落下した穀粒等は、唐箕ファン28からの選別風によって粉塵が除去され、一番コンベア31と二番コンベア32上へと落下する。
一番コンベア31の右側端には上下方向に延びる揚穀コンベア33の下端が連通接続されており、該一番コンベア31から取り出された穀粒が、該揚穀コンベア33を介して穀粒タンク7へと搬入される。一方、二番コンベア32の一側は、前記揚穀コンベア33と交差して前後方向に延びる還元筒(図示省略)を介して、揺動選別盤27のフィードパンの上面側に連通接続されており、二番物を揺動選別盤27のフィードパンの上面側に戻して再選別できるように構成している。
フィードチェン6の後端側(送り終端側)には、排藁チェン34が配置されている。フィードチェン6の後端側から排藁チェン34に受け継がれた排藁(穀粒が脱粒された稈)は、長い状態のまま走行機体1の後方に排出されるか、又は脱穀装置5の後方側に設けた排藁カッタ35にて適宜長さに短く切断されたのち、走行機体1の後方下方に排出される構成になっている。
次に、本実施例に係るコンバイン100の動力伝達系統について説明をする。
図3に示す如く、前記エンジン20の駆動力は、該エンジン20に突設された出力軸41を介して、左右両走行クローラ2を駆動させる走行ミッション装置42と、脱穀装置5、揺動選別盤27(図示せず)及び刈取装置3と、排出オーガ8との3つの方向に分岐して伝達される。
図3に示す如く、前記エンジン20の駆動力は、該エンジン20に突設された出力軸41を介して、左右両走行クローラ2を駆動させる走行ミッション装置42と、脱穀装置5、揺動選別盤27(図示せず)及び刈取装置3と、排出オーガ8との3つの方向に分岐して伝達される。
まず、走行ミッション装置42は、油圧ポンプ及び油圧モータからなる走行用油圧無段変速機(図示せず)と、同じく油圧ポンプ及び油圧モータからなる旋回用油圧無段変速機(図示せず)とを備えており、エンジン20の出力軸41から走行ミッション装置42に向かう分岐動力は、該走行用油圧無段変速機の走行用ポンプの入力側へと伝達され、該入力側から旋回用油圧無段変速機の旋回用ポンプの入力側へと伝達される。
そして、運転部10に設けられた操縦ハンドル13の操作量に応じて前記油圧無段変速機の油圧ポンプ側回転斜板の傾斜角度を調節することによって、油圧モータ(図示せず)への圧油の吐出方向及び吐出量が変更され、走行用又は旋回用油圧無段変速機の出力側の回転方向及び回転数(左右の走行クローラ2の駆動速度及び駆動方向)が任意に調節される。
そして、運転部10に設けられた操縦ハンドル13の操作量に応じて前記油圧無段変速機の油圧ポンプ側回転斜板の傾斜角度を調節することによって、油圧モータ(図示せず)への圧油の吐出方向及び吐出量が変更され、走行用又は旋回用油圧無段変速機の出力側の回転方向及び回転数(左右の走行クローラ2の駆動速度及び駆動方向)が任意に調節される。
エンジン20の出力軸41から排出オーガ8への分岐動力は、タンク入力軸43を介して、穀粒タンク7内の底コンベア44及び排出オーガ8における縦コンベア45へと伝達され、次いで、受け継ぎスクリューを介して排出オーガ8における横オーガ筒内の排出コンベア46へと伝達される。そして、前述したように、各コンベア44・45・46によって穀粒タンク7内の穀粒がトラックの荷台等に搬出されることになる。
エンジン20の出力軸41から脱穀装置5及び刈取装置3へと向かう分岐動力は、脱穀クラッチ47を介して唐箕ファン28の唐箕軸48へと伝達され、この唐箕軸48から2つの方向に分岐して動力伝達される。即ち、唐箕軸48の動力の一方は一番コンベア31・二番コンベア32・排塵ファン30・排藁カッタ35へと分岐して伝達され、他方は脱穀入力軸49を介して刈取装置3・扱胴26・処理胴29へと分岐して伝達される。
前記脱穀入力軸49から刈取装置3への分岐動力は刈取変速機構50へと伝達され、その一部の駆動力が揺動駆動軸51及びフィードチェン6の駆動スプロケット52を経てフィードチェン6の前端部へと伝達され、残りの駆動力は揺動駆動軸51上の刈取変速出力プーリ51aから刈取クラッチ53を介して刈取入力軸54へと伝達されて、該刈取入力軸54から刈取装置3の各部へと伝達される。
本実施例においては、刈取入力軸54に伝達された動力は、縦伝動用の刈取入力軸55を介して横伝動用の刈取入力軸56へと伝達され、刈刃装置22と穀稈引起装置23とが刈取入力軸56によって駆動される構成になっている。また、刈取入力軸54に伝達された動力は、縦搬送支点軸57を経由して、穀稈搬送装置24の縦搬送チェン・上部搬送タイン・穂先搬送タイン(共に図示せず)へと伝達される。
一方、脱穀入力軸49から扱胴26に伝達された分岐動力は、扱胴26を軸支した扱胴軸58に伝達され、該扱胴軸58後端側の動力は排藁駆動軸59を介して排藁チェン34へと伝達される。つまり、該脱穀入力軸49からの動力によって、扱胴26及び排藁チェン34が駆動されることになる。
次に、フィードチェン6の全体構成について、さらに詳細に説明をする。
図3乃至図5に示す如く、揺動駆動軸51の一側端部(左側端部)には減速ギヤ61を固設しており、該減速ギア61と噛合する減速ギア62を介して減速軸63を連結している。また、減速軸63上にはフィードチェンクラッチ64を固設しており、該フィードチェンクラッチ64を介してクラッチ軸65を連結している。さらに、クラッチ軸65には、後述する係脱部66を介してフィードチェン6を駆動する駆動スプロケット軸74を連結する構成としている。
図3乃至図5に示す如く、揺動駆動軸51の一側端部(左側端部)には減速ギヤ61を固設しており、該減速ギア61と噛合する減速ギア62を介して減速軸63を連結している。また、減速軸63上にはフィードチェンクラッチ64を固設しており、該フィードチェンクラッチ64を介してクラッチ軸65を連結している。さらに、クラッチ軸65には、後述する係脱部66を介してフィードチェン6を駆動する駆動スプロケット軸74を連結する構成としている。
図4または図5に示す如く、フィードチェンクラッチ64は、クラッチケース67に内蔵されており、該クラッチケース67には、電動型のクラッチモータ68と、フィードチェンクラッチ64を入り切り操作するクラッチ操作体69とが配置されている。そして、クラッチモータ68の正転または逆転操作によって、クラッチ操作体69をクラッチケース67内に挿入してフィードチェンクラッチ64の爪体64aの係合を解除し、または、クラッチ操作体69をクラッチケース67より引き抜いて爪体64aを係合させて、フィードチェンクラッチ64を入切作動し、フィードチェン6の駆動または停止が可能な構成としている。
即ち、揺動駆動軸51に伝達された駆動力が各軸63・65・74および係脱部66を介して駆動スプロケット軸74上に固設された駆動スプロケット52へと伝達されることによってフィードチェン6を駆動する構成としている。
図2または図6に示す如く、フィードチェン6は、フィードチェン支持体60に回動可能に支持されている複数の従動スプロケット81・82・83と、フィードチェン支持体60の前方側中途部に固設される駆動スプロケット支持体84に回動可能に支持されている駆動スプロケット52に巻回されて回動可能に支持されている。
また、フィードチェン支持体60の後方側端部には、パイプ状の支持部60aを上下方向に延設しており、さらに、該支持部60aを上下方向に貫通する支持軸84を機体側に固定する構成としている。これにより、フィードチェン支持体60(即ち、フィードチェン6)を機体側から機体左方に向けて回動可能とする構成としている。そして、フィードチェン6を機体側の固定位置まで回動させたときには、係脱部66により機体側の係止部材91とフィードチェン6側の係止部材93が係合する構成としている。
また、フィードチェン支持体60の後方側端部には、パイプ状の支持部60aを上下方向に延設しており、さらに、該支持部60aを上下方向に貫通する支持軸84を機体側に固定する構成としている。これにより、フィードチェン支持体60(即ち、フィードチェン6)を機体側から機体左方に向けて回動可能とする構成としている。そして、フィードチェン6を機体側の固定位置まで回動させたときには、係脱部66により機体側の係止部材91とフィードチェン6側の係止部材93が係合する構成としている。
図6または図7に示す如く、駆動スプロケット軸74は、駆動スプロケット支持体84に回動可能に支持されている。
さらに詳述すると、図5乃至図8に示す如く、駆動スプロケット軸74は、駆動スプロケット支持体84に固設される支持部材87に設けられたパイプ状の凸部87bに内挿されており、支持部材87の凸部87bに対してベアリング等を介して回動自在に支持する構成としている。尚、凸部87bは駆動スプロケット支持体84に形成される孔84aから機体内側へ臨ませて固設している。また、該駆動スプロケット軸74の一側端部には係止部材93を固設している。
そして、支持部材87は、該支持部材87に形成するボルト孔87a・87a・・・を利用して、ボルト89およびナット90により駆動スプロケット支持体84に固設している。尚、ボルト孔87a・87a・・・は、走行機体2の前後方向に延長する長孔として形成しており、支持部材87の固設位置をこの長孔の範囲で前後方向に調整可能な構成としている。
さらに詳述すると、図5乃至図8に示す如く、駆動スプロケット軸74は、駆動スプロケット支持体84に固設される支持部材87に設けられたパイプ状の凸部87bに内挿されており、支持部材87の凸部87bに対してベアリング等を介して回動自在に支持する構成としている。尚、凸部87bは駆動スプロケット支持体84に形成される孔84aから機体内側へ臨ませて固設している。また、該駆動スプロケット軸74の一側端部には係止部材93を固設している。
そして、支持部材87は、該支持部材87に形成するボルト孔87a・87a・・・を利用して、ボルト89およびナット90により駆動スプロケット支持体84に固設している。尚、ボルト孔87a・87a・・・は、走行機体2の前後方向に延長する長孔として形成しており、支持部材87の固設位置をこの長孔の範囲で前後方向に調整可能な構成としている。
次に、本発明の要部である係脱部66について説明する。
前述の如く、フィードチェン6を機体左方に向けて回動可能に構成する場合には、フィードチェン6と該フィードチェン6の駆動機構を容易に係脱可能な構成とすることが望ましく、従来継手等を用いて係脱可能な構成とする技術が採用されている。
従来の構成における係脱部86は、図9に模式的に示すような係止部材86aおよび86bにより構成しており、係止部材86a・86bが係合することにより、機体側の前記クラッチ軸65に伝達された駆動力をフィードチェン側の前記駆動スプロケット軸74へと伝達する構成としている。
前述の如く、フィードチェン6を機体左方に向けて回動可能に構成する場合には、フィードチェン6と該フィードチェン6の駆動機構を容易に係脱可能な構成とすることが望ましく、従来継手等を用いて係脱可能な構成とする技術が採用されている。
従来の構成における係脱部86は、図9に模式的に示すような係止部材86aおよび86bにより構成しており、係止部材86a・86bが係合することにより、機体側の前記クラッチ軸65に伝達された駆動力をフィードチェン側の前記駆動スプロケット軸74へと伝達する構成としている。
係止部材86aには2本の係止爪86c・86cを突設しており、同様に係止部材86bにも2本の係止爪86d・86dを突設する構成としている。そして、係止部材86a・86bを、係止爪86c・86cおよび86d・86dが互いに対向するように配置する構成とすることにより、係止爪86c・86cと係止爪86d・86dを係合させて係止部材86aから係止部材86bに駆動力を伝達する構成としている(図9(a)参照)。
このような従来の構成においては、係止部材86aの軸心(即ち、クラッチ軸65の軸心)と、係止部材86bの軸心(即ち、駆動スプロケット軸74の軸心)が必ずしも一致していない場合であっても、係止爪86c・86cと係止爪86d・86dを係合させることが可能である(図9(b)参照)。このため、係止部材86aの軸心(即ち、クラッチ軸65の軸心)と、係止部材86bの軸心(即ち、駆動スプロケット軸74の軸心)が一致していない状態で運用されることがあり、クラッチ軸65に対して駆動スプロケット軸74が偏心した状態で駆動力が伝達されてしまい、伝達ロスが生じたり、不要な振動が発生するという問題点を有していた。
本発明に係る係脱部66は、図4乃至図10に示すような係止部材91および93により構成しており、係止部材91・93が係合することにより、機体側の前記クラッチ軸65に伝達された駆動力をフィードチェン側の前記駆動スプロケット軸74へと伝達する構成としている。
係止部材91には3本の係止爪92・92・92をクラッチ軸65の軸心から放射状にかつ等間隔に突設している。また、同様に係止部材93にも3本の係止爪94・94・94を駆動スプロケット軸74の軸心から放射状にかつ等間隔に突設する構成としている。そして、係止部材91・93を、係止爪92・92・92および94・94・94が互いに対向するように配置する構成とすることにより、係止爪92・92・92と係止爪94・94・94を係合させて係止部材91から係止部材93に駆動力を伝達する構成としている(図10(a)参照)。
このような本発明に係る構成においては、係止部材91の軸心(即ち、クラッチ軸65の軸心)と、係止部材93の軸心(即ち、駆動スプロケット軸74の軸心)が一致していない場合には、係止爪92・92・92と係止爪94・94・94を係合させることができない(図10(b)参照)。換言すれば、係止部材91と係止部材93の係止爪92・92・92および係止爪94・94・94を係合させるときには、係止部材91の軸心(即ち、クラッチ軸65の軸心)と、係止部材93の軸心(即ち、駆動スプロケット軸74の軸心)は必ず一致する構成としている(図10(a)参照)。
具体的には、例えば一つの係止爪の軸心を中心とした角度を30度以上60度未満とし、爪の半径方向の長さと外側円弧の長さを略同等長さとすることで、軸心が不一致の場合には、フィードチェン6を閉止位置まで回動したときに、爪と爪が当たり係合させることができないのである。また、フィードチェン6を閉止位置まで回動したときに、多少軸心がずれて係合できたとしても、クラッチ軸65を回動したときに、係止爪92・92・92と係止爪94・94・94が当接したときに、爪の面を合わせようとする、つまり、回転力がかかった時に平面で当接しようとするため、自動的に軸がズレて回転中心が合うようになるのである。
さらに、係止部材91および93の構造について、詳細に説明をする。
図11または図12に示す如く、駆動側の係止部材91には、係止爪92・92・92が形成されている。また、係止爪92・92・92の突設方向に対する側面部には、係止爪92・92・92と対応する係止爪94・94・94が接する係止面95・95・95が形成されている。
さらに、係止面95・95・95に対して反対側の側面部には、傾斜面96・96・96が形成されている。
図11または図12に示す如く、駆動側の係止部材91には、係止爪92・92・92が形成されている。また、係止爪92・92・92の突設方向に対する側面部には、係止爪92・92・92と対応する係止爪94・94・94が接する係止面95・95・95が形成されている。
さらに、係止面95・95・95に対して反対側の側面部には、傾斜面96・96・96が形成されている。
図11に示す如く、係止面95はクラッチ軸65の軸線に対して垂直な面(図11中の面X)に対して、角度θを成すように形成しており、その角度θは、(θ<90°)としている。
即ち、係止面95と、クラッチ軸65の軸線に対して垂直な平面(面X、あるいは駆動スプロケット軸75の軸線に対して垂直な平面)が成す角度を、90度未満としている。
なお、本実施例においては、駆動側の係止部材91と従動側の係止部材93は同一部材を使用する構成としているため、駆動側の係止部材91についてのみ説明を行うこととし、従動側の係止部材93の説明は割愛するが、係止部材93についても係止部材91と同様に係止面97・97・97および傾斜面98・98・98が形成される構成としている。
即ち、係止面95と、クラッチ軸65の軸線に対して垂直な平面(面X、あるいは駆動スプロケット軸75の軸線に対して垂直な平面)が成す角度を、90度未満としている。
なお、本実施例においては、駆動側の係止部材91と従動側の係止部材93は同一部材を使用する構成としているため、駆動側の係止部材91についてのみ説明を行うこととし、従動側の係止部材93の説明は割愛するが、係止部材93についても係止部材91と同様に係止面97・97・97および傾斜面98・98・98が形成される構成としている。
次に、係止爪の係止状況について説明をする。
なお、本説明においては、各係止爪、係止面および傾斜面を識別するために、説明の便宜上、係止爪、係止面および傾斜面の記号に(i)、(ii)、(iii)の記号を付与して説明を行うものとする。
図13に示す如く、係止部材91および93が係合する場合、係止部材91と係止部材93が近接してくると(図13(a)参照)、駆動側の各係止爪92(92(i)・92(ii)・92(iii))および従動側の各係止爪94(94(i)・94(ii)・94(iii))は、まず最初に係止爪92(i)と傾斜面98(i)と、係止爪92(ii)と傾斜面98(ii)と、係止爪92(iii)と傾斜面98(iii)と、係止爪94(i)と傾斜面96(i)と、係止爪94(ii)と傾斜面96(ii)と、係止爪94(iii)と傾斜面96(iii)とが当接する構成としている(図13(b)参照)。
この状態から、さらに係止部材91および93を近接させると、各係止爪92・92・92および94・94・94は傾斜面98・98・98および96・96・96に沿って移動しようとするため、各係止部材91・93同士が接線方向に押圧しあって、各軸65・75回りに回転する構成としている(図13(c)参照)。
なお、本説明においては、各係止爪、係止面および傾斜面を識別するために、説明の便宜上、係止爪、係止面および傾斜面の記号に(i)、(ii)、(iii)の記号を付与して説明を行うものとする。
図13に示す如く、係止部材91および93が係合する場合、係止部材91と係止部材93が近接してくると(図13(a)参照)、駆動側の各係止爪92(92(i)・92(ii)・92(iii))および従動側の各係止爪94(94(i)・94(ii)・94(iii))は、まず最初に係止爪92(i)と傾斜面98(i)と、係止爪92(ii)と傾斜面98(ii)と、係止爪92(iii)と傾斜面98(iii)と、係止爪94(i)と傾斜面96(i)と、係止爪94(ii)と傾斜面96(ii)と、係止爪94(iii)と傾斜面96(iii)とが当接する構成としている(図13(b)参照)。
この状態から、さらに係止部材91および93を近接させると、各係止爪92・92・92および94・94・94は傾斜面98・98・98および96・96・96に沿って移動しようとするため、各係止部材91・93同士が接線方向に押圧しあって、各軸65・75回りに回転する構成としている(図13(c)参照)。
そして、さらに係止部材91および93を近接させると、係止面95・95・95と係止面97・97・97が接する状態となり、係止爪92・92・92および94・94・94が互いに係止されて、係止部材91および93が係合された状態となるように構成している。
より具体的に説明をすると、駆動側の係止爪92(ii)は、該係止爪92(ii)に形成される傾斜面96(ii)により、該係止爪92(ii)に対応する従動側の係止爪94(i)に対して回転駆動方向の上手側に配置される係止爪94(ii)の位置決めする構成としている。
また、従動側の係止爪94(ii)は、該係止爪94(ii)に形成される傾斜面98(ii)により、該係止爪94(ii)に対応する駆動側の係止爪92(iii)に対して回転駆動方向の下手側に配置される係止爪92(ii)の位置決めする構成としている。
このように、係止部材91および93を近接させるに従って、傾斜面98・98・98および96・96・96に沿って各係止部材91・93が回転されて、係合状態に至ると同時に、各係止部材91・93が自然に所定の位置に位置決めされる構成としている。
また、従動側の係止爪94(ii)は、該係止爪94(ii)に形成される傾斜面98(ii)により、該係止爪94(ii)に対応する駆動側の係止爪92(iii)に対して回転駆動方向の下手側に配置される係止爪92(ii)の位置決めする構成としている。
このように、係止部材91および93を近接させるに従って、傾斜面98・98・98および96・96・96に沿って各係止部材91・93が回転されて、係合状態に至ると同時に、各係止部材91・93が自然に所定の位置に位置決めされる構成としている。
即ち、係止爪92および94には、任意の駆動側の係止爪92と、それに対応する従動側の係止爪94が互いに接する係止面95および97が形成され、かつ、前記係止爪92および94のうち、任意の駆動側の係止爪92(ii)に対応する従動側の係止爪94(ii)には、該任意の駆動側の係止爪92(ii)の駆動回転方向に対して下手側に隣接する駆動側の係止爪92(i)の位置決めをする傾斜面98(ii)と、任意の駆動側の係止爪92(ii)には、該任意の駆動側の係止爪92(ii)と対応する従動側の係止爪94(i)の駆動回転方向に対して上手側に隣接する従動側の係止爪94(ii)の位置決めをする傾斜面96(ii)が形成される構成としている。
これにより、位置決め用の部材を別途設けることなく、確実かつ容易に係脱部66(即ち、係止部材91および93)の位置決めをすることができるのである。
これにより、位置決め用の部材を別途設けることなく、確実かつ容易に係脱部66(即ち、係止部材91および93)の位置決めをすることができるのである。
また、このような構成とすることにより、係止部材91および93が係合している状態で、係止部材91または93が回転すると、係止面95・95・95および97・97・97が押圧しあうことにより生じる応力が、係止部材91および93を引き付けあう方向に作用するため、より強固に係止しあう構成とすることができるのである。
さらに、係止部材91および93の係合が浅く不完全である状態であっても、係止部材91または92が回転すると、係止面95・95・95および97・97・97が押圧しあうことにより生じる応力が、係止部材91および93を引き付けあう方向に作用するため、完全な係合状態に自然と修正がなされる構成としている。
さらに、係止部材91および93の係合が浅く不完全である状態であっても、係止部材91または92が回転すると、係止面95・95・95および97・97・97が押圧しあうことにより生じる応力が、係止部材91および93を引き付けあう方向に作用するため、完全な係合状態に自然と修正がなされる構成としている。
このように、本実施例においては、クラッチ軸65に対して駆動スプロケット軸74が偏心した状態で駆動力が伝達されることがなく、伝達ロスが生じたり、不要な振動が発生するという従来構成における問題点を解消することができるものである。
即ち、刈取穀稈を脱穀装置3の扱胴26に供給するフィードチェン6を備え、フィードチェン6を回転自在に支持するフィードチェン支持体60を、脱穀装置6側から機体外側へと回動可能に構成し、機体側に回転自在に支持するクラッチ軸65には機体側の係止部材91を固設し、かつ、フィードチェン支持体60側に回転自在に支持する駆動スプロケット軸74にはフィードチェン側の係止部材93を固設して、フィードチェン支持体60を閉止位置とすると、係止部材91と係止部材93が係合する構成のコンバイン100であって、係止部材91には、クラッチ軸65の軸心から放射状に、かつ、等間隔に3つの係止爪92・92・92を突設し、かつ、係止部材93には、駆動スプロケット軸74の軸心から放射状に、かつ、等間隔に3つの係止爪94・94・94を突設し、係止部材91の3つの係止爪92・92・92と、係止部材93の3つの係止爪94・94・94が係合する構成としている。
このような構成とすることにより、クラッチ軸65の軸心と、駆動スプロケット軸74の軸心を、位置決め部材を設けること無く、確実に一致させることができるのである。
またこれにより、フィードチェン6への動力伝達ロスを低減するとともに、芯ズレによる振動の発生を防止することができるのである。
このような構成とすることにより、クラッチ軸65の軸心と、駆動スプロケット軸74の軸心を、位置決め部材を設けること無く、確実に一致させることができるのである。
またこれにより、フィードチェン6への動力伝達ロスを低減するとともに、芯ズレによる振動の発生を防止することができるのである。
次に、駆動スプロケット軸74の取付構造について説明をする。
従来、フィードチェン支持体60の支持軸84と係脱部66の距離が離れている(即ち、係止部材93の回転半径が大きい)ために、機体の組立作業時において、係止部材91と係止部材93の位置合わせが困難であった。
本発明に係る支持部材87は、ボルト孔87a・87a・・・を長孔に形成し、支持部材87の固設位置を調整可能としており、これにより、係止部材91と係止部材93の位置合わせを容易に行うことができる構成としている。
従来、フィードチェン支持体60の支持軸84と係脱部66の距離が離れている(即ち、係止部材93の回転半径が大きい)ために、機体の組立作業時において、係止部材91と係止部材93の位置合わせが困難であった。
本発明に係る支持部材87は、ボルト孔87a・87a・・・を長孔に形成し、支持部材87の固設位置を調整可能としており、これにより、係止部材91と係止部材93の位置合わせを容易に行うことができる構成としている。
さらに、係止部材91と係止部材93の3つの係止爪92・92・92および係止爪94・94・94を係合させるときには、係止部材91の軸心(即ち、クラッチ軸65の軸心)と、係止部材93の軸心(即ち、駆動スプロケット軸74の軸心)は必ず一致する構成としている(図10(a)参照)ため、支持部材87の取付作業時において、係止部材91と係止部材93の3つの係止爪92・92・92および係止爪94・94・94を係合させることにより、容易に支持部材87の取付位置の位置決めをすることができる構成としている。
つまり、支持部材87が長孔の範囲で自由に位置が調整できる程度にボルト89およびナット90を緩めた状態で締付けておき、この状態で係止部材91と係止部材93の3つの係止爪92・92・92および係止爪94・94・94を係合させて位置決めをする。そして、この状態でインパクトレンチ等でボルト89を締め上げれば、容易に支持部材87を適切な位置に固設することができる。
即ち、フィードチェン支持体60に対して、駆動スプロケット軸74の支持部材87の取付位置を調整可能に構成しており、これにより、駆動スプロケット軸74を機体に取り付ける際の位置決めを容易にすることができるのである。
即ち、フィードチェン支持体60に対して、駆動スプロケット軸74の支持部材87の取付位置を調整可能に構成しており、これにより、駆動スプロケット軸74を機体に取り付ける際の位置決めを容易にすることができるのである。
3 脱穀装置
6 フィードチェン
60 フィードチェン支持体
65 クラッチ軸
91 係止部材
92 係止爪
93 係止部材
94 係止爪
74 駆動スプロケット軸
6 フィードチェン
60 フィードチェン支持体
65 クラッチ軸
91 係止部材
92 係止爪
93 係止部材
94 係止爪
74 駆動スプロケット軸
Claims (4)
- 刈取穀稈を脱穀装置の扱胴に供給するフィードチェンを備え、
該フィードチェンを回転自在に支持するフィードチェンユニットを、
前記脱穀装置側から機体外側へと回動可能に構成し、
機体側に回転自在に支持するフィードチェン駆動軸には機体側係止部材を固設し、
かつ、前記フィードチェンユニット側に回転自在に支持する駆動スプロケット軸にはフィードチェン側係止部材を固設して、
前記フィードチェンユニットを閉止位置とすると、
前記機体側係止部材と前記フィードチェン側係止部材が係合する構成のコンバインであって、
前記機体側係止部材には、
前記フィードチェン駆動軸の軸心から放射状に、かつ、
等間隔に3つの係止爪を突設し、かつ、
フィードチェン側係止部材には、
前記駆動スプロケット軸の軸心から放射状に、かつ、
等間隔に3つの係止爪を突設し、
前記機体側係止部材の3つの係止爪と、
前記フィードチェン側係止部材の3つの係止爪が係合する、
ことを特徴とするコンバイン。 - 前記フィードチェンユニットに対する前記駆動スプロケット軸の支持部材の取付位置を調整可能に構成した、
ことを特徴とする請求項1記載のコンバイン。 - 前記係止爪には、
任意の駆動側係止爪と、それに対応する従動側係止爪が互いに接する係止面が形成され、かつ、
前記係止爪のうち、任意の駆動側係止爪に対応する従動側係止爪には、該任意の駆動側係止爪の駆動回転方向に対して下手側に隣接する駆動側係止爪の位置決めをする傾斜面と、
前記任意の駆動側係止爪には、該任意の駆動側係止爪と対応する従動側係止爪の駆動回転方向に対して上手側に隣接する従動側係止爪の位置決めをする傾斜面が形成される、
ことを特徴とする請求項1または請求項2記載のコンバイン。 - 前記係止面と、
前記フィードチェン駆動軸の軸線に対して垂直な平面あるいは前記駆動スプロケット軸の軸線に対して垂直な平面が成す角度を、
90度未満とする、
ことを特徴とする請求項3記載のコンバイン。
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- 2007-03-12 JP JP2007062643A patent/JP2008220256A/ja active Pending
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