JP2008219482A - 無線パケット通信システムにおける情報配信システム、情報配信方法及び情報配信装置 - Google Patents

無線パケット通信システムにおける情報配信システム、情報配信方法及び情報配信装置 Download PDF

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Abstract

【課題】既存の端末を変更することなく、SSIDフィールドを用いて情報を配信できる仕組みを提供する。
【解決手段】情報配信システムは、無線端末と、アクセスポイントとを備える。アクセスポイントは、同報パケットと同一形式の送信パケットを生成し、SSIDフィールドに情報を管理するSSID送信情報管理手段と、情報を分割し、各情報の送信パケットを生成する情報分割パケット生成手段と、その送信パケットを送信する送信パケット送信手段と、接続要求フレームを受信する接続要求受信手段と、接続要求フレームの端末側情報に基づいて、無線端末に対して接続の許可を判別する接続応答判別手段と、接続を許可する場合には接続許可応答フレームを無線端末へ送信する接続許可応答フレーム送信手段とを備える。無線端末は、送信パケットを受信する情報に基づいて、接続要求フレームを作成すると共に、送信する接続要求送信手段を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、無線パケット通信システムにおける情報配信システム、情報配信方法、情報配信装置、情報配信装置における情報配信方法及び情報配信プログラムに関し、特に、無線LANのビーコンフレーム内のSSIDフィールドを用いて同報を配信する情報配信システム、情報配信方法、情報配信装置、情報配信装置における情報配信方法及び情報配信プログラムに関する。
従来、無線パケット通信システムとして、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11で規定されている無線LAN(Local Area Network)が知られている(非特許文献1)。
ここで、この無線LANを構成する従来技術について、図15に示す無線LANシステムを参照しながら、代表的な構成について説明する。
図15に示す無線LANシステムは、アクセスポイント501と、アクセスポイント501Aと、アクセスポイント501Bと、端末502Aと、端末502Bとを備えている。
アクセスポイント501は、有線LANに接続されており、有線LAN側に接続されている図示しない端末と、無線LANを用いて接続されている端末502A及び502Bのブリッジの役割を果たしている。
この場合、1台のアクセスポイント501が管理する無線LANの範囲は、ネットワーク識別子(以下、これをSSID(Service Set Identifier)という。)と呼ばれる論理的なID(identifier)を用いることによって、互いに区別される。
また、IEEE802.11で規定されている無線LANは、パケットに相当する情報の伝送単位のことをフレームと呼ぶ。
図15に示すアクセスポイント501は、図16に示すように、ビーコンと呼ばれるフレーム(以下、これをビーコンフレームという。)を、一定周期で端末502A及び502Bに同報しており(ステップS161)、このビーコンフレームによって複数台の端末を管理している。
なお、図15に示す端末502A及び502Bは、2台に限定されるものではく、複数台あってもよく、また1台であってもよい。また、端末502A又は502Bを特に限定する必要がない場合には、単に端末502と記載することとする。
ここで、図15に示したアクセスポイント501が送信するビーコンフレームのフォーマットを図17に示す。
図17に示すビーコンフレームフォーマットは、ビーコンフレームのデータ部(606から611を指す。)を有しており、その中に上記SSIDを格納するSSIDフィールド609を有している。
従って、アクセスポイント501は、ビーコンフレームを一定周期、端末502A及び502Bに同報することによって、その無線LANシステムのSSIDを知らせることができる。
また無線LANの端末502は、アクセスポイント501が送信するビーコンフレームを受信することによって、無線LANのネットワークの存在とそのSSIDを検知し、適切な接続処理を行う。
SSIDは接続処理の目的で使用されるので、ビーコンフレーム内のフィールドの1つであるSSIDフィールド609は、MAC層のフレームフォーマットの中にありながら、より上位の端末内のアプリケーションから利用可能な情報となっている。
具体的には例えば、SSIDの異なる複数のアクセスポイントが存在するネットワークの場合には、SSIDの異なる複数のビーコンフレームを端末502が受信する。
そして、受信したビーコンフレーム内のSSIDフィールド609からSSIDを抽出し、図18に示すように、端末502の画面上に取得したSSID701から703を表示する。
そして、端末502がネットワークに接続するときは、まず、端末502を使用するユーザが、端末502に表示された複数のSSID701から703の中から、接続先のネットワークを選択するか、又は端末502内部の無線LAN接続用ソフトウェアが、自動的に予め設定されたSSIDを、受信したビーコンフレームのSSID701から703の中から選択する。
次に、端末502は、接続すべきSSIDを含む接続要求フレームを、そのSSIDを送信したアクセスポイント501を宛先として送信する。
次に、アクセスポイント501は、図19に示すように、端末502からのSSIDを含む接続要求(ステップS182(SSID:X))に対し、SSID:Xのネットワークによる接続許可(ステップS183)、又は接続不許可フレームで応答する。
端末502は、アクセスポイント501から接続許可フレームで応答を得た場合には(ステップS183)、その時点からアクセスポイント501を経由することにより、同じアクセスポイント501に接続する他の端末(図示せず)や、アクセスポイント501に接続されている有線LAN側の端末と通信を行うことが可能となる(ステップS184、ステップS185)。
ここで、IEEE802.11で規定されているビーコンフレーム内のSSIDフィールドの長さの最大値は、32バイトであり、かつ、電波の届く範囲内において、ネットワークが異なる場合には、異なるSSIDを割り当てるように予め調整する必要があった。
また、従来の情報配信システムの一例が、特許文献1に記載されている。この特許文献1に記載された情報配信システムを、図20に示す。
図20に示すように、従来の情報配信システムでは、企業端末101と、イベント情報配信システム102と、無線LANアクセスポイント103A及び103B(無線LANアクセスポイント103Aと103Bとを特定しない場合には、単に無線LANアクセスポイント103という。)と、イベント情報受信端末104A及び104B(イベント情報受信端末104Aと104Bとを特定しない場合には、単にイベント情報受信端末104という。)とを備えている。
また、この情報配信システムは、イベント情報配信システム102と、無線LANアクセスポイント103及びイベント情報受信端末104とが、インターネット106を介して接続されている。
また、この情報配信システムでは、無線LANアクセスポイント103Aと、無線LANアクセスポイント103Bと、イベント情報受信端末104Aと、イベント情報受信端末104Bとから、ホットスポット105を構成している。
このような構成を備える従来の無線LANを用いた特許文献1に記載の広告配信システムは、次のように動作する。
図21に示すように、イベント情報配信システム102内のイベント情報配信サーバ102−2から配信される情報は、図22に示す無線LANアクセスポイント103のイベント情報受信部103−1によって受信され、電波ビーコン送信部103−2によって各種制御信号にイベント情報が付加された後、ビーコンフレームとして送信される。
そして、図23に示すイベント情報受信端末104の電波ビーコン受信部104−1が、無線LANアクセスポイント103から送信されたビーコンフレームを受信し、イベント情報表示部104−2が電波ビーコン受信部104−1からイベント情報を取り出し、イベント情報受信端末104の表示画面に出力する。
図24は、無線LANアクセスポイント103の電波ビーコン送信部103−2が、ビーコンフレームを送信し、そのビーコンフレームを複数のイベント情報受信端末104内の電波ビーコン受信部104−1(電波ビーコン受信部104A−1から電波ビーコン受信部104C−1の全てを意味する。)が受信することによって、イベント情報が同報されていることを示している。
図25は、図22の無線LANアクセスポイント103に、イベント情報配信サーバ102−2が接続されており、その中に蓄積されている配信コンテンツ102−2−1が、無線LANアクセスポイント801内のイベント情報受信部103−1によって受信されると共に、電波ビーコン送信部103−2によって、イベント情報受信端末104へ送信されている状態を示している。
上記の情報配信システムによって、イベント情報受信端末104は、イベント情報配信サーバ102−2に直接、接続されていなくても、無線LANアクセスポイント103を介して、イベント情報配信サーバ102−2が有する配信コンテンツ102−2−1の配信を実現している。
特開2006−245906号公報 ‘Wireless LAN Medium Access Control (MAC) and Physical Layer (PHY) specifications’,IEEE std 802.11,1999
しかしながら、特許文献1に記載された情報配信システムでは、無線LANの規格のビーコンフレームフォーマットに、制御・管理用以外の情報を入れてイベント情報受信端末に送信する仕組みが存在しないので、ビーコンフレームに制御・管理用以外の情報を入れた場合には、イベント情報受信端末も制御・管理用以外の情報の送受信前に予めその情報の挿入について既知である必要があった。
従って、非特許文献1のフィールドを用いた特許文献1に記載の情報配信システムでは、既存のフレームフォーマットや端末機能を変更せずに制御・管理用以外の情報を、端末へ配信する仕組みが存在しないので、既存のフレームフォーマットや端末機能を変更しなくてはならないという問題があった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、既存の端末を変更することなく、SSIDフィールドを用いて情報を配信する仕組みを提供する情報配信システム、情報配信方法、情報配信装置、情報配信装置における情報配信方法及び情報配信プログラムを実現することを目的とする。
本発明に係る情報配信システムは、無線端末と、前記無線端末に一定周期で同報パケットを送信するアクセスポイントとを備える無線パケット通信システムにおける情報配信システムであって、前記アクセスポイントは、前記同報パケットと同一形式の送信パケットを生成し、当該送信パケットのネットワーク識別子を格納するSSIDフィールドに、情報を格納すると共に、当該情報を管理するSSID送信情報管理手段と、前記SSID送信情報管理手段によって、前記情報のフィールド長が前記SSIDフィールドより大きい場合には、当該情報を分割し、分割された各情報を前記SSIDフィールドに各々格納すると共に、複数の送信パケットを生成する情報分割パケット生成手段と、前記情報が格納された前記送信パケットを、前記無線端末に送信する送信パケット送信手段と、前記無線端末の接続要求送信手段によって送信される接続要求フレームを受信する接続要求受信手段と、受信した前記接続要求フレームから、格納されている端末側情報を取得し、取得した当該端末側情報に基づいて、当該無線端末に対して接続の許可を判別する接続応答判別手段と、前記接続応答判別手段によって前記無線端末に接続を許可する場合には、接続許可応答フレームを当該無線端末へ送信する接続許可応答フレーム送信手段と、を備え、前記無線端末は、前記送信パケットを受信し、当該送信パケットに含まれる前記情報に基づいて、前記アクセスポイントに接続を要求する前記接続要求フレームを作成すると共に、当該アクセスポイントに前記接続要求フレームを送信する接続要求送信手段、を備えることを特徴とする。
また本発明に係る情報配信システムは、前記無線端末が、仮想ネットワーク識別子に対応可能な端末であって、前記接続要求送信手段において、前記ネットワーク識別子であるか、又は前記仮想ネットワーク識別子に基づいて、前記接続要求フレームを作成し、前記アクセスポイントは、前記SSID送信情報管理手段において格納する前記情報が、前記送信パケットのネットワーク識別子であるか、又は当該ネットワーク識別子とは異なる前記仮想ネットワーク識別子であって、前記接続応答判別手段において取得する前記端末側情報が、前記ネットワーク識別子であるか、又は前記仮想ネットワーク識別子によって、前記無線端末に対して接続の許可を判別するようにしてもよい。
また本発明に係る情報配信システムは、前記接続応答判別手段が、前記端末側情報が前記仮想ネットワーク識別子である場合には、前記無線端末に対する接続を不許可と判別し、当該仮想ネットワーク識別子である旨の情報を含む接続不許可パケットを送信する接続不許可パケット送信手段を更に備えるようにしてもよい。
また本発明に係る情報配信システムは、前記接続応答判別手段が、前記端末側情報が前記仮想ネットワーク識別子である場合には、正規の前記ネットワーク識別子のネットワークへのハンドオーバを要求する接続不許可と判別し、前記無線端末へハンドオーバ要求情報を含む接続不許可パケットを送信するハンドオーバ要求接続不許可パケット送信手段を更に備えるようにしてもよい。
また本発明に係る情報配信システムは、前記接続応答判別手段が、前記端末側情報が前記仮想ネットワーク識別子である場合には、当該仮想ネットワーク識別子のネットワークへの一時的な接続を許可すると共に、前記接続許可パケットを送信する一時的接続許可パケット送信手段と、前記一時的な接続を許可する接続パケットを送信した後、正規の前記ネットワーク識別子のネットワークへのハンドオーバを要求する、ハンドオーバ要求情報を含む接続変更パケットを送信する接続変更パケット送信手段を更に備えるようにしてもよい。
本発明によれば、SSIDフィールドの内容のみを変更することによって情報の同報を実現しているので、既存の無線LANの端末を変更することなく、アクセスポイントのみを変更するだけで、情報の同報を実現することができる。
また、送付すべき情報を任意の長さに分割し、複数のビーコンに入れて送信した場合には、その本来用いられるべき正規のSSID以外のビーコンフレームに対する接続要求に対し、接続応答判別手段によって適切な接続処理を行うことができるので、規格上長さが固定されているビーコンフレームのSSIDフィールドを用いて、規格値を超える任意の長さの情報を送信することができる。
かくして、既存の端末を変更することなく、SSIDフィールドを用いて情報を配信する仕組みを提供する情報配信システム、情報配信方法、情報配信装置、情報配信装置の情報配信方法及び情報配信プログラムを実現できる。
次に、本発明の実施の形態の構成について図面を参照して詳細に説明する。
(1)第1の実施の形態による情報配信システム
(1−1)情報配信システムの構成
図1は、本発明に係る第1の実施の形態による情報配信システムの構成を示す模式図である。
図1に示す情報配信システムは、アクセスポイント801と、端末802と、端末803と、端末804とを備えている。
また図1に示す情報配信システムの模式図では、最も単純な構成であるアクセスポイント801が1つの場合であって、そのアクセスポイント801が複数の同報フレームを送信する場合を示したものである。
図1に示す情報配信システムは、システムの形態としては背景技術の非特許文献1と同様であり、アクセスポイント801が有線LANに接続されており、その配下に複数の端末802から804が存在する。
アクセスポイント801の配下の端末802から804は、必ずしもアクセスポイント801に接続されて通信可能状態になっている必要はなく、アクセスポイント801からの電波が到達できる距離であってビーコンを受信できる範囲内に配置されればよい。
また、必ずしもアクセスポイント801が必要なわけではなく、IEEE802.11無線LANの規格のIBSS(Independent Basic Service Set)等のアドホックなネットワークで、ビーコンを交互に送信し合う場合も本発明による実施が適用可能である。
ところで、先に示した図17は、アクセスポイント801が端末へ向けてブロードキャストするビーコンフレームのフォーマットであり、その中のSSIDフィールドの例を示したものである。
アクセスポイント801は、外部から設定されるSSIDを、ビーコン内のSSIDフィールド609(図17)に含めてアクセスポイント801の周囲に同報する。
なお、ここでは、非特許文献1のフォーマットを改変しないで用いることにする。
また、もし規格上の長さの上限である32Byteより長い情報がSSIDとして設定された場合には、その情報を元のSSIDフィールドの最大長以下の複数の情報に分割し、SSIDフィールド609に設定する。
この場合、例えば、分割後の長さを全く同一にしてもよいし、情報で使用されている言語の文法上、より分割しやすい分割方法でもよい。
なお、この分割方法については、後述することにする。
次に、図2は、本実施の形態に対応したアクセスポイント801の電波の到達範囲にある端末804(端末802から804のうち何れでもよく、何れの端末も同様に動作する。)が、アクセスポイント801からSSIDに同報情報を含むビーコンフレームを受信した場合に、その端末804に表示される端末画面の画面表示例を示したものである。
この端末画面の画面表示例では、アクセスポイント801が送るべき情報(A+B+C)が、ビーコンフレームのSSIDフィールドの最大長に入らない場合に、アクセスポイント801において、図2に示すようにその送るべき情報を「A」と、「B」と、「C」とに分割し、ビーコン内のSSIDフィールドに格納する。
また、分割された1つのSSIDを実際にネットワークで用いる正規のSSIDとし、それ以外のSSIDを仮想ネットワーク識別子(仮想SSID)と呼び、正規SSIDと仮想SSIDとをそれぞれビーコンフレーム格納して、連続して送信する。
なお、図2では、送信すべき情報はA+B+Cであり、それをSSID:A1202と、SSID:B1203と、SSID:C1204とに3分割し、それぞれ別のビーコンフレームのSSIDフィールドに格納し、連続して送信する。
また、受信側の端末804では、それぞれ別のSSIDとして一覧表示されるので、端末804を使用するユーザには、アクセスポイント801に格納されている情報がすべて表示されることになる。
また、ビーコンフレームを受信した端末804は、連続して受信したビーコンフレーム順に端末804の画面上に表示するようになっているが、必ずしも受信した順でなくてもよい。
また、受信側の端末804は、形状や端末の形態に限定されるものではないので、端末802から804の何れの端末であっても、同様に端末画面に表示される。
次に、端末804の構成について図3及び図4を用いて説明する。
なお、この端末804は、端末802から804のうち、何れの端末も同様な構成を備えているので、例示として端末804を用いて説明する。
図3を参照すると、端末804は、通信装置901であって、アンテナを備えた物理層904と、MAC(media access control)層903と、アプリケーション902とを備えている。
図4を参照すると、端末804は、フレーム解析部1004が、物理層904で受信したフレームの種類を判別し、ビーコンフレームを受信した場合には、ビーコンフレーム内のデータをSSIDフィールド抽出部1003へ渡す。
SSIDフィールド抽出部1003は、フレーム解析部1004から受信したビーコンフレームのデータからSSIDフィールドを抽出し、アプリケーション902が有するSSIDデータ処理部1002に渡す。
SSIDデータ処理部1002は、受信時には、SSIDフィールド抽出部1003から渡されたSSIDデータをSSID表示部1001に渡す。
もし仮に、規格上は通常用いられない言語が格納されていた場合には、元の言語にデコードした上で、表示してもよい。
具体的には例えば、SJISコードでエンコードされている日本語をデコードして表示するようにしても良い。
またSSID処理部1002は、送信時には、SSID表示部1001からSSID情報をSSIDデータ処理部1002のメモリ等に格納して、接続処理部1005に渡す。
もし、SSIDが規格上は通常用いられない言語で構成されている場合には、適切な文字コード等を用いてエンコードを行ってもよい。
具体的には例えば、送信すべきデータがアスキーコードの場合には、何も処理せずに接続処理部に渡し、送信すべきデータが日本語等のアスキーコード以外のデータの場合には、SJISコードやEUCコード等の日本語コードや、UTF−8等の多言語コードを用いるようにしても良い。
端末804は、SSID表示部1001及びSSIDデータ処理部1002から得たSSID情報を端末804の画面上に表示する。しかし、必ずしも端末804の画面上に表示する必要はなく、他の例としては例えば、音声等で読み上げてもよいし、別の端末にSSID情報を送信し、別の画面上で表示するようにしても良い。
更に、端末804を使用するユーザが選択したSSID情報を、SSIDデータ処理部1002に渡す。
接続処理部1005は、SSIDデータ処理部1002から接続先SSID情報を取得し、接続要求パケット内のSSIDフィールドに入れて接続要求フレームを生成し、物理層904に渡す。
次に、アクセスポイント801の構成について図5を用いて示す。
フレーム解析部1102は、物理層9040で受信したフレームを、標準のフレームフォーマットを基に解析を行うことによりフレームタイプを認識し、フレームタイプ毎処理振り分け部1101に渡す。
フレームタイプ毎処理振り分け部1101は、フレーム解析部1102で判別されたフレームタイプ毎に個々の処理を振り分ける。このうち接続要求フレームに関しては、接続処理部1103にデータを渡す。
接続処理部1103では、フレームタイプ毎処理振り分け部1101で振り分けられたデータに関して、まず接続要求フレーム内のSSIDフィールドを抽出し、仮想SSID処理部1104に渡す。
ここで、もし正規のSSIDであると判断された場合には、接続要求を送信した端末804に対して接続許可フレームで応答する。
一方、もし正規のSSIDではないSSIDであると認識された場合であって、かつ仮想SSIDであると認識された場合には、応答を返さない。
または、接続要求を送信した端末804が仮想SSIDに対応した端末である場合には、仮想SSIDである旨の理由を含めた接続不許可フレームを送信する。
または、接続要求を送信した端末804が仮想SSIDに対応した端末である場合には、仮想SSIDである旨と、正規のSSIDを含めた接続不許可フレーム、またはハンドオーバ要求フレームを送信する。
または、仮想SSIDに対しても正常に接続許可を応答し、その代わりに仮想SSIDを含むビーコンフレームのSSIDフィールド以外のフィールドは、タイムスタンプ以外に正規の値を入れる。
これに対し、もし正規のSSIDではない場合であって、かつ仮想SSIDでもないSSIDであると認識された場合には、接続不許可フレームを送信する。
ここで、ハンドオーバ要求フレームにおけるハンドオーバとは、携帯電話やPHS(personal handy phone system)の端末が、接続される基地局やアクセスポイントのネットワークを切り替えることをいい、ハンドオーバ要求フレームとは、そのネットワークの切替要求を行うフレームを送信することをいう。
SSID送信情報管理部1107は、ビーコンフレームのSSIDフィールドの中に含めてするべき情報を管理し、ビーコンフレーム生成部1106に渡す。
ビーコンフレーム生成部1106は、SSID送信情報管理部1107から渡されたSSID情報を、ビーコンフレーム内のSSIDフィールドに含めてビーコンフレームを送信する。
このとき、送信すべき情報が、SSIDフィールドの規格上の長さの最大値を超えていた場合には、その送付すべきSSID情報は、仮想SSID処理部1104に渡される。
仮想SSID処理部1104は、送信すべき情報がビーコンフレーム内のSSIDフィールドの最大値に入るようにSSID情報を分割し、分割された個々の情報をビーコンフレームのSSIDフィールドに入れて送信する。
この場合の送付すべき情報について、図6に示す。
図6に示された送付すべき情報1201は、A1202と、B1203と、C1204との3つに分割され、それぞれ、SSID:A、SSID:B(仮想SSID)、SSID:C(仮想SSID)として送信される。
このとき、分割された情報は、規定のビーコン送信タイミングで連続して送信されることが望ましいが、必ずしも連続して送信する必要はなく、各ビーコン送信タイミングで独立に送信されるようにしても良い。
また、必ずしも仮想SSID処理部1104によって分割された送付すべき情報は、ビーコンフレームのような同報フレームでなくてもよく、ある単一の宛先、またはマルチキャストフレームに含めるようにしても良い。
(1−2)情報配信システムにおける端末の全体動作
次に、図7のフローチャートを参照しながら、第1の実施の形態における情報配信システムの端末802の全体動作について詳細に説明する。
なお、図2において、端末804を例示していたので、構成については端末804を用いて説明したが、動作については端末802を用いて説明する。
まず図7には、本発明の第1の実施の形態における情報配信システムを構成する端末802の動作であるビーコン受信、及びビーコン受信に基づいた接続要求フレームの生成・送信に関する動作を示したフローチャートである。
なお、端末803及び端末804は、端末802の動作と同様であるので、何れの端末を用いても良く、同一の動作なので説明を省略する。
図7におけるフローチャートの開始を示すステップS1は、端末802の物理層904が、図1で示した無線LANシステムを用いた情報配信システムにおいて、アクセスポイント801からのフレームを受信できる状態になった時点を示す。
ステップS1の後、まず、端末802が動的にアクセスポイント801を探索するか否かを判断する(ステップS15)。
ここで、動的にアクセスポイント801を探索する場合には、ステップS16へ進み、アクセスポイント探索フレームを生成し、送信する。
そして、周辺のアクセスポイント801からの探索フレームに対する探索応答フレームを受信する(ステップS17)。
ここで、ステップS17において受信した探索応答フレームは、ビーコンフレームと同じ形式であるので、ビーコンフレームと同様に、探索応答フレームのSSIDフィールドからSSIDデータを抽出し(ステップS4)、端末802の画面上にSSID情報を表示することができる(ステップS5)。
一方、ステップS1の後、端末802が動的にアクセスポイント801を探索しない場合には、ステップS2へ進み、端末802は、周辺のアクセスポイントが送信するビーコンフレームを受信し(ステップS2)、ビーコン受信時間がタイムアウトになるか否かを検査する(ステップS3)。
そして、ビーコン受信時間がタイムアウトした場合には、ステップS4へ進み、受信したビーコンフレームのSSIDフィールドからSSIDデータを抽出し、アプリケーションが端末802の画面上にSSID情報を表示する(ステップS5)。
一方、ステップ3においてビーコン受信時間がタイムアウトにならない場合には、ステップ2に戻り、ビーコンフレームを受信する。
端末802の画面表示されたSSID情報の中から、ユーザがSSID情報を選択、または内部的にすでに設定された条件に従って自動的に選択され(ステップS6)、端末802は接続要求フレームを生成し、それをアクセスポイント801へ送信する(ステップS7)。
もし画面上に表示されたSSIDの一覧からSSIDの選択が行われない場合は、ステップS6に帰還し、SSIDの選択が行われるまで待機する。
アクセスポイント801は、ステップS6において選択されたSSIDを基に生成された接続要求フレームを受信すると、接続許可する場合には接続許可フレームを生成し、端末802へ送信する。
ここで、端末802は、接続要求フレームに対する接続許可フレームを待ち受けており、アクセスポイント801から接続許可フレームを受信するか否か検査する(ステップS8)。
すなわち、端末802は、接続要求フレームの送信の結果、アクセスポイント801から接続許可フレームを受信した場合には、接続が完了し、そのアクセスポイント801とデータフレームとの送受信が開始される(ステップS9)。
一方、端末802は、アクセスポイント801から接続許可フレームを受信しない場合には、ステップS10に進み、保持しているSSIDのリスト中に同じBSSID(basic service set identification:通常のアクセスポイントのMACアドレスが入る)又は送信者アドレスのSSIDがある場合には、そのSSIDを含む接続要求フレームを生成し、送信する(ステップS10)。
この場合、端末802は、再度送信した接続要求フレームに対する接続許可フレームを待ち受けており、再び、接続許可フレームを受信するか否か検査する(ステップS11)。
そして、端末802は、接続要求フレームの再送信の結果、接続許可フレームを受信した場合には、ステップ9へ進み、接続が完了する。
一方、端末802は、接続要求フレームの再送信の結果、接続許可フレームを受信しなかった場合、又は接続不許可フレームを受信した場合には、ステップS12へ進み、まだ端末802内に保持しているSSIDのリスト中に、再送信した接続要求フレームと同じBSSID又は送信者アドレスを含むSSIDがあるかどうかを検査する。
ここで、もし、再送信した接続要求フレームと同じBSSID又は送信者アドレスを含むSSIDがある場合には、ステップSS10に戻り同一の処理を繰り返す。
これに対し、再送信した接続要求フレームと同じBSSID又は送信者アドレスを含むSSIDに該当するSSIDが存在しない場合は、接続失敗として処理される(ステップS13)。
(1−3)情報配信システムにおけるアクセスポイントのビーコン送信動作
次に、アクセスポイント801におけるビーコン送信動作に関して、図8のフローチャートを参照しながら説明する。
図8において、フローチャートの開始を示すステップS21は、まだSSID送信情報管理部1107(図5)に、ビーコンフレーム内のSSIDフィールドに送信すべき情報が設定されていない時点であることを示す。
そして、アクセスポイント801は、送信すべき情報をSSID送信情報管理部1107に格納すると(ステップS22)、ビーコンフレーム生成部1106が、ビーコンフレームのSSIDフィールドに格納できる情報か否かを判断する(ステップS23)。
ここで、ビーコンフレームのSSIDフィールドに、送信すべき情報が格納可能な長さである場合には、ステップS26へ進み、SSIDフィールドに送信すべき情報を入れて送信する。
一方、送信すべき情報が、ビーコンフレームのSSIDフィールドに格納可能な大きさより大きい場合には、仮想SSID処理部1104が送信すべき情報をSSIDフィールドに格納可能な長さに分割する(ステップS24)。
そして、各分割された送信すべき情報を、異なるビーコンフレームのSSIDフィールドに入れて送信する(ステップS25)。
(1−4)情報配信システムにおける端末からの帰属要求フレームに対する応答動作
次に、アクセスポイント801において、端末802からの帰属要求フレームに対する応答動作に関し、図9を参照しながら説明する。
図9において、フローチャートの開始を示すステップS41は、既に送信すべき情報がSSID送信情報格納部1107に設定されており、送信すべき情報をSSIDフィールドに含めてビーコンフレームを送信しており、端末802からの接続要求フレームの受信を待機している状態を示している。
まず、アクセスポイント801が送信したビーコンフレーム、又は端末802からのアクセスポイント探索フレームに対する応答フレームに基づいて、端末802が送信する接続要求フレームをアクセスポイント801が受信すると(ステップS42)、接続要求フレーム内のSSIDフィールド内の情報を抽出する(ステップS43)。
抽出したSSIDが、アクセスポイント801自身が生成し、送信したSSIDか否かを検査し(ステップS48)、アクセスポイント801が生成したSSIDのうち、正規のSSIDの場合には、ステップS49へ進み、接続許可フレームを端末802に送信する。
一方、SSIDが正規のSSIDでは無い場合には、ステップS44へ進み、アクセスポイント801の仮想SSID処理部1104が生成した仮想SSIDか否かを検査する。
このステップS44において、アクセスポイント801の仮想SSID処理部1104が生成した仮想SSIDで無い場合には、接続不許可フレームを端末に送信する(ステップS46)。
一方、アクセスポイント801の仮想SSID処理部1104が生成した仮想SSIDの場合には、その接続要求に対して応答しないか、又は仮想SSIDに対応している端末802に対して、仮想SSIDであるために接続不許可である理由コードを含めた接続不許可フレームを端末802に対して応答する(ステップS45)。
(1−5)情報配信システムによるアクセスポイントと端末間の動作
次に、図10のシーケンス図を参照して、本実施の形態におけるアクセスポイント801と端末802間のフレームの応答を示している。
まず始めに、ステップS81、ステップS82、ステップS83では、アクセスポイント801が、端末802に向けてビーコンフレームを送信する。
この3つのビーコンの各SSIDフィールドには、アクセスポイント801が端末802に向けて送信すべきデータが格納されている。
なお、一般的には、送信すべき情報を分割したSSIDの順番でビーコンフレームが連続して送信されるが、必ずしもそのように送信する必要はない。
次に、ステップS84では、端末802が、SSID:Cのビーコンフレームから接続要求フレームを生成し、その接続要求フレームをアクスポイント801に送信する。
ステップS85では、SSID:Cが、アクセスポイント801によって仮想SSIDとして管理されており、端末802からの接続要求に対して応答フレームを送信しない。
このため端末802側では、タイムアウト処理が行われ、SSID:Cには接続不可であることを認識する。
ステップS86では、SSID:Cと同様に、端末802が、アクセスポイント801によってSSID:Bの格納されたビーコンフレームから接続要求フレームを生成し、その接続要求フレームをアクセスポイント801に送信する。
このフレームも、ステップS85と同様に、アクセスポイント801によって仮想SSIDとして管理されているので、アクセスポイント801は端末802に対して応答を返さない(ステップS87)。
これにより、端末802側では、タイムアウト処理が行われ、SSID:Bには接続不可であることを認識する。
ステップS88では、端末802が、アクセスポイント801からの残りのSSID:Aの格納されたビーコンフレームから接続要求フレームを生成し、その接続要求フレームをアクセスポイント801に送信する。
この場合、アクセスポイント801では、SSID:Aがアクセスポイント801によって正規のSSIDとして管理されているので、アクセスポイント801は、端末802に対して接続許可応答を返す。
(1−6)第1の実施の形態における情報配信システムの効果
本実施の形態によれば、アクセスポイント801が端末802に送信する情報に対し、管理するSSIDの種別が異なっているので、そのSSIDの種別により、端末802の送信する接続要求が正規のSSIDであれば接続が許可され、正規のSSIDではなく仮想SSIDである場合には接続が許可されない。
これにより、アクセスポイント801は、端末802からの仮想SSIDを含む接続要求に対して応答フレームを送信しないことにより、正規のSSIDの場合のみ端末802を正規のSSIDのネットワークに接続させることができる。
(2)第2の実施の形態による情報配信システム
(2−1)情報配信システムによるアクセスポイントと端末間の動作
次に、第2の実施の形態による情報配信システムについて、図面を参照しながら詳細に説明する。
図11のシーケンス図では、第2の実施の形態による情報配信システムのアクセスポイント801と端末802間のフレームの応答を示す。
なお、この第2の実施の形態では、端末802は、仮想SSIDに対応している端末であるものとする。
まず始めに、ステップS101、ステップS102、ステップS103では、アクセスポイント801が、端末802に向けてビーコンフレームを送信する。
この3つのビーコンの各SSIDフィールドには、アクセスポイント801が端末802に向けて送信すべきデータが格納されている。
ステップS104では、端末802が、SSID:Cのビーコンフレームから接続要求フレームを生成し、その接続要求フレームをアクセスポイント801に送信する。
ステップS105では、SSID:Cが、アクセスポイント801によって仮想SSIDとして管理されているので、アクセスポイント801は、端末802からの接続要求に対し、仮想SSIDである旨の理由を含む接続不許可応答を送信する。
ここで、アクセスポイント801が、仮想SSIDである旨の理由を含む接続不許可応答フレームを端末802に返すことにより、仮想SSIDに対応している端末802は、別のSSIDによる接続を自動的に試みる(ステップS106)。
これは、必ずしも仮想SSIDである旨を含む必要はなく、端末802で自動的に別のSSIDによる接続を試みるような理由が含まれていればよい。
この場合、第1の実施の形態と異なり、アクセスポイント801と端末802間のシーケンスにタイムアウト処理がないので、より高速な再接続処理が行われることが期待できる。
また、ステップS106及びステップS017では、第1の実施の形態と同様に、仮想SSIDによる接続要求に対して、アクセスポイント801が端末802に送信する仮想SSIDである旨の理由を含む接続不許可応答フレームを送信する。
ステップS108では、端末802が、アクセスポイント801からの残りのSSID:Aの格納されたビーコンフレームから接続要求フレームを生成し、その接続要求フレームをアクセスポイント801に送信する。
この場合、アクセスポイント801では、SSID:Aがアクセスポイント801において正規のSSIDとして管理されている。
従って、アクセスポイント801は、端末802に対して接続許可応答を返す。
(2−2)第2の実施の形態における情報配信システムの効果
第2の実施の形態によれば、アクセスポイント801は、端末802からの仮想SSIDを含む接続要求に対して、仮想SSIDである旨の理由を含む接続不許可応答フレームを端末802に送信することにより、端末802に対して正規のSSIDの接続要求を、アクセスポイント801に送信させることができる。
これにより、アクセスポイント801は、端末802と正規のSSIDにて接続許可することができる。
(3)第3の実施の形態による情報配信システム
(3−1)情報配信システムによるアクセスポイントと端末間の動作
次に、第3の実施の形態による情報配信システムについて、図面を参照しながら詳細に説明する。
図12のシーケンス図では、第3の実施の形態による情報配信システムのアクセスポイント801と端末802間のフレームの応答を示す。
まず始めに、ステップS121、ステップS122、ステップS123では、アクセスポイント801が、端末802に向けてビーコンフレームを送信する。
この3つのビーコンの各SSIDフィールドには、アクセスポイント801が端末802に向けて送信すべきデータが格納されている。
ステップS124では、端末802が、SSID:Cのビーコンフレームから接続要求フレームを生成し、その接続要求フレームをアクセスポイント801に送信する。
ステップS125では、アクセスポイント801は、端末802からの接続要求フレームS124に対して、別のSSID(正規のSSID、SSID:A)へのハンドオーバ要求を行うと共に、アクセスポイント801から端末802に接続不許可フレームを送信する。
ステップS126では、端末802が、アクセスポイント801からのハンドオーバ要求(ステップS125)に対して、その中に含まれて提案されているハンドオーバ先SSID:Aを含む接続要求フレームをアクセスポイント801へ送信する。
ステップS127では、アクセスポイント801は、端末802からの正規のSSIDによる接続要求(ステップS126)に対して、接続許可応答フレームを端末802へ送信する。
(3−2)第3の実施の形態における情報配信システムの効果
第3の実施の形態によれば、アクセスポイント801は、端末802からの仮想SSIDを含む接続要求に対し、ハンドオーバ先のSSIDとして正規のSSIDの提案を含むハンドオーバ要求を端末802に送信して応答することにより、端末802に対して正規のSSIDの接続要求をアクセスポイント801に送信させると共に、接続許可することができる。
(4)第4の実施の形態による情報配信システム
(4−1)情報配信システムによるアクセスポイントと端末間の動作
次に、第4の実施の形態による情報配信システムについて、図面を参照しながら詳細に説明する。
図13のシーケンス図では、第4の実施の形態における情報配信システムのアクセスポイント801と端末802間のフレームの応答を示す。
まず始めに、ステップS141、ステップS142、ステップS143では、アクセスポイント801が、端末802にビーコンフレームを送信する。
この3つのビーコンの各SSIDフィールドには、アクセスポイント801が端末802に向けて送信すべきデータが格納されている。
ステップS144では、端末802が、SSID:Cのビーコンフレームから接続要求フレームを生成し、その接続要求フレームをアクセスポイント801に送信する。
ステップS145では、アクセスポイント801は、端末802からの仮想SSIDを含む接続要求に対し、アクセスポイント801から端末802へ一時的な接続許可応答フレームを送信する。
ステップS146では、アクセスポイント801は、アクセスポイント801から端末802へ一時的な接続許可応答の後に、アクセスポイント801から端末802に対して正規のSSIDをハンドオーバ先SSID:Aを含むハンドオーバ要求を送信する。
ステップS147では、端末802が、アクセスポイント801からのハンドオーバ要求(ステップS146)に対して、その中に含まれて提案されているハンドオーバ先の正規のSSID:Aを含む接続要求フレームをアクセスポイント801へ送信する。
ステップS148では、アクセスポイント801は、端末802から正規のSSIDによる接続要求(ステップS147)に対して、接続許可応答フレームを端末802へ送信する。
(4−2)第4の実施の形態における情報配信システムの効果
本実施の形態によれば、アクセスポイント801は、端末802に一時的な接続許可を送信すると共に、正規のSSIDであるハンドオーバ先を含むハンドオーバ要求を送信するので、端末802は、アクセスポイント802に対して正規のSSIDを含む接続要求フレームを送信することができる。
これにより、アクセスポイント801は、端末802と正規のSSIDにて接続許可することができる。
(5)実施例
次に、具体的な実施例を用いて、本発明のおける実施の形態に対応する動作を説明する。
図14は、具体的な実施例として、アクセスポイント801が端末804に情報を送信する場合について、具体的に示したものである。
ここで、端末は、端末802から804の何れであってもよいが、表示する端末画面の形状から、端末804を用いて説明する。
図14に示す端末802の端末画面には、アクセスポイント801が送信すべき情報が、「NEC、変えていくチカラ、それがNECのユビキタス」1301である場合について、示したものである。
まず、仮想SSID処理部1104(図5)は、送付すべき情報である「NEC、変えていくチカラ、それがNECのユビキタス」を、32Byteより小さい単位であって、かつ人間が読みやすい単位に分割する。
この場合、仮想SSID処理部1104は、「NEC」1302と、「変えていくチカラ」1303と、「それがNECのユビキタス」1304との3つの部分に分割する。
分割された各情報は、それぞれ別のSSIDとして、アクセスポイント801から送信されるビーコンフレームに格納されて、端末804へ送信される。
この場合、正規のSSIDは「NEC」1302であり、仮想SSIDは「変えていくチカラ」1302と、「それがNECのユビキタス」1304である。
上記SSIDを含むビーコンフレームを受信した端末804は、ビーコンフレームからSSIDを抽出し、端末804の画面に表示する。
これにより、正規のSSIDである「NEC」を用いて接続要求をアクセスポイント801に送信した場合でも、それ以外のSSIDを用いて接続要求を送信した場合でも、端末804は、最終的に正規のSSID「NEC」で表されるネットワークに接続され、接続処理が終了する。
本発明によれば、無線LANのビーコンフレーム内のSSIDフィールドを利用した、局所的な広告と無線LAN接続サービスといった用途に適用することができる。
本発明に係る第1の実施の形態による情報配信システムの構成を示す模式図である。 本発明に係る第1の実施の形態による情報配信システムの端末が複数のSSIDと複数のビーコンフレームを受信した場合の画面表示例を示す図である。 本発明に係る第1の実施の形態による端末を構成する通信装置の構成図である。 本発明に係る第1の実施の形態による端末の構成を説明するブロック図である。 本発明に係る第1の実施の形態によるアクセスポイントの構成を説明するブロック図である。 本発明に係る第1の実施の形態において、ビーコンフレーム内のSSIDフィールドの送信すべき情報が、SSIDフィールドの長さの最大長を超えた場合に、複数のSSIDに分割されて送信される図である。 本発明に係る第1の実施の形態において、端末がアクセスポイントへ接続動作を行う際の全体動作を示すフローチャートである。 本発明に係る第1の実施の形態において、アクセスポイントが送信すべき情報を送信するビーコン送信動作を示すフローチャートである。 本発明に係る第1の実施の形態において、端末からの帰属要求フレームに対する応答動作を示すフローチャートである。 本発明に係る第1の実施の形態において、アクセスポイントが仮想SSIDによる端末からの接続要求に対して応答しないことにより、正規のSSIDに接続させる仕組みを示すシーケンス図である。 本発明に係る第2の実施の形態において、アクセスポイントが仮想SSIDによる端末からの接続要求に対して理由付きで不許可応答をすることにより、正規SSIDに接続させる仕組みを示すシーケンス図である。 本発明に係る第3の実施の形態において、アクセスポイントが仮想SSIDによる端末からの接続要求に対して正規のSSIDへのハンドオーバの要求を含む不許可応答を返すことにより、正規SSIDに接続させる仕組みを示すシーケンス図である。 本発明に係る第4の実施の形態において、アクセスポイントが仮想SSIDによる端末からの接続要求に対して一時的に接続を許可した上で、正規のSSIDへのハンドオーバ要求を端末へ送信することにより、正規SSIDに接続させる仕組みを示すシーケンス図である。 本発明に係る具体的な実施例におけるアクセスポイントから端末へ複数のSSIDと複数のビーコンフレームを利用した情報を送信した送信状態及び端末画面に表示した状態を示した図である。 非特許文献1において、アクセスポイントと端末との関係、及びアクセスポイントのSSIDの関係を示した模式図である。 非特許文献1において、アクセスポイントから端末に向けて一定周期でビーコンフレームが送信されることを示すシーケンス図である。 非特許文献1において、アクセスポイントから端末に向けて一定周期で送信されるビーコンフレームのフレームフォーマット(ビーコンフレームフォーマット)を示す模式図である。 非特許文献1において、アクセスポイントから端末に向けて一定周期で送信されるビーコンフレームを端末が受信し、その中のSSIDを抽出して端末画面に表示する表示例を示す模式図である。 非特許文献1において、端末が受信したビーコンフレームを基に、端末からアクセスポイントへ接続要求フレームを送信する状態と、それに伴うデータフレームとACKフレームの送受信を示すシーケンス図である。 特許文献1における無線LANホットスポットを備えた情報配信システムを示す模式図である。 特許文献1における情報配信システムのイベント情報配信システムの構成を示すブロック図である。 特許文献1における情報配信システムの無線LANアクセスポイントの構成を示すブロック図である。 特許文献1における情報配信システムのイベント情報受信端末の構成を示すブロック図である。 特許文献1における情報配信システムの無線LANアクセスポイントとイベント情報受信端末間の電波ビーコンの送受信を示す模式図である。 特許文献1における情報配信システムのイベント情報配信サーバ、無線LANアクセスポイント、イベント情報受信端末間の情報の送受信を示す模式図である。
符号の説明
101 企業端末
102 イベント情報配信システム
102−1 イベント情報収集サーバ
102−2 イベント情報配信サーバ
102−2−1 配信コンテンツ
103 無線LANアクセスポイント
103A、103B 無線LANアクセスポイント
103−1 イベント情報受信部
103−2 電波ビーコン送信部
104 イベント情報受信端末
104A、104B、104C イベント情報受信端末
104−1 電波ビーコン受信部
104A−1 電波ビーコン受信部
104B−1 電波ビーコン受信部
104C−1 電波ビーコン受信部
104−2 イベント情報表示部
105 ホットスポット
106 インターネット
501、501A、501B アクセスポイント
502A、502B 端末
701、702、703 SSID
801 アクセスポイント
802、803、804 端末
901 通信装置
902 アプリケーション
903 MAC
904 物理層
9030 MAC
9040 物理層
1001 SSID表示部
1002 SSIDデータ処理部
1003 SSIDフィールド抽出部
1004 フレーム解析部
1005 接続処理部
1101 フレームタイプ毎処理振り分け部
1102 フレーム解析部
1103 接続処理部
1104 仮想SSID処理部
1105 SSIDフィールド抽出部
1106 ビーコンフレーム生成部
1107 SSID送信情報管理部
1201 送るべき情報
1202 正規SSID
1203、1204 仮想SSID
1301 送るべき情報
1302 正規SSID
1303、1304 仮想SSID

Claims (18)

  1. 無線端末と、前記無線端末に一定周期で同報パケットを送信するアクセスポイントとを備える無線パケット通信システムにおける情報配信システムであって、
    前記アクセスポイントは、
    前記同報パケットと同一形式の送信パケットを生成し、当該送信パケットのネットワーク識別子を格納するSSIDフィールドに、情報を格納すると共に、当該情報を管理するSSID送信情報管理手段と、
    前記SSID送信情報管理手段によって、前記情報のフィールド長が前記SSIDフィールドより大きい場合には、当該情報を分割し、分割された各情報を前記SSIDフィールドに各々格納すると共に、複数の送信パケットを生成する情報分割パケット生成手段と、
    前記情報が格納された前記送信パケットを、前記無線端末に送信する送信パケット送信手段と、
    前記無線端末の接続要求送信手段によって送信される接続要求フレームを受信する接続要求受信手段と、
    受信した前記接続要求フレームから、格納されている端末側情報を取得し、取得した当該端末側情報に基づいて、当該無線端末に対して接続の許可を判別する接続応答判別手段と、
    前記接続応答判別手段によって前記無線端末に接続を許可する場合には、接続許可応答フレームを当該無線端末へ送信する接続許可応答フレーム送信手段と、を備え、
    前記無線端末は、
    前記送信パケットを受信し、当該送信パケットに含まれる前記情報に基づいて、前記アクセスポイントに接続を要求する前記接続要求フレームを作成すると共に、当該アクセスポイントに前記接続要求フレームを送信する接続要求送信手段、
    を備えることを特徴とする情報配信システム。
  2. 前記無線端末は、
    仮想ネットワーク識別子に対応可能な端末であって、
    前記接続要求送信手段において、前記ネットワーク識別子であるか、又は前記仮想ネットワーク識別子に基づいて、前記接続要求フレームを作成し、
    前記アクセスポイントは、
    前記SSID送信情報管理手段において格納する前記情報が、前記送信パケットのネットワーク識別子であるか、又は当該ネットワーク識別子とは異なる前記仮想ネットワーク識別子であって、
    前記接続応答判別手段において取得する前記端末側情報が、前記ネットワーク識別子であるか、又は前記仮想ネットワーク識別子によって、前記無線端末に対して接続の許可を判別する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報配信システム。
  3. 前記接続応答判別手段は、
    前記端末側情報が、前記仮想ネットワーク識別子である場合には、前記無線端末に対する接続を不許可と判別し、当該仮想ネットワーク識別子である旨の情報を含む接続不許可パケットを送信する接続不許可パケット送信手段を
    更に備えることを特徴とする請求項2に記載の情報配信システム。
  4. 前記接続応答判別手段は、
    前記端末側情報が、前記仮想ネットワーク識別子である場合には、正規の前記ネットワーク識別子のネットワークへのハンドオーバを要求する接続不許可と判別し、前記無線端末へハンドオーバ要求情報を含む接続不許可パケットを送信するハンドオーバ要求接続不許可パケット送信手段を
    更に備えることを特徴とする請求項2に記載の情報配信システム。
  5. 前記接続応答判別手段は、
    前記端末側情報が、前記仮想ネットワーク識別子である場合には、当該仮想ネットワーク識別子のネットワークへの一時的な接続を許可すると共に、前記接続許可パケットを送信する一時的接続許可パケット送信手段と、
    前記一時的な接続を許可する接続パケットを送信した後、正規の前記ネットワーク識別子のネットワークへのハンドオーバを要求する、ハンドオーバ要求情報を含む接続変更パケットを送信する接続変更パケット送信手段を
    更に備えることを特徴とする請求項2に記載の情報配信システム。
  6. 無線端末と、前記無線端末に一定周期で同報パケットを送信するアクセスポイントとを備える無線パケット通信システムにおける情報配信方法であって、
    前記アクセスポイントが、前記同報パケットと同一形式の送信パケットを生成し、当該送信パケットのネットワーク識別子を格納するSSIDフィールドに、情報を格納すると共に、当該情報を管理するSSID送信情報管理ステップと、
    前記アクセスポイントが、前記SSID送信情報管理ステップにおいて、前記情報のフィールド長が前記SSIDフィールドより大きい場合には、当該情報を分割し、分割された各情報を前記SSIDフィールドに各々格納すると共に、複数の送信パケットを生成する情報分割パケット生成ステップと、
    前記アクセスポイントが、前記情報が格納された前記送信パケットを、前記無線端末に送信する送信パケット送信ステップと、
    前記無線端末が、前記送信パケットを受信し、当該送信パケットに含まれる前記情報に基づいて、前記アクセスポイントに接続を要求する接続要求フレームを作成すると共に、前記アクセスポイントに当該接続要求フレームを送信する接続要求送信ステップと、
    前記アクセスポイントが、前記接続要求送信ステップにおいて送信される前記接続要求フレームを受信する接続要求受信ステップと、
    前記アクセスポイントが、受信した前記接続要求フレームから、格納されている端末側情報を取得し、取得した当該端末側情報に基づいて、当該無線端末に対して接続の許可を判別する接続応答判別ステップと、
    前記アクセスポイントが、前記接続応答判別ステップにおいて前記無線端末に接続を許可する場合には、接続許可応答フレームを当該無線端末へ送信する接続許可応答フレーム送信ステップと、
    を備えることを特徴とする情報配信方法。
  7. 前記無線端末は、仮想ネットワーク識別子に対応可能な端末であって、
    前記アクセスポイントは、前記SSID送信情報管理ステップにおいて格納する前記情報が、前記送信パケットのネットワーク識別子であるか、又は当該ネットワーク識別子とは異なる前記仮想ネットワーク識別子であって、
    前記無線端末は、前記接続要求送信ステップにおいて、前記ネットワーク識別子であるか、又は前記仮想ネットワーク識別子に基づいて、前記接続要求フレームを作成し、
    前記アクセスポイントは、前記接続応答判別ステップにおいて取得する前記端末側情報が、前記ネットワーク識別子であるか、又は前記仮想ネットワーク識別子によって、前記無線端末に対して接続の許可を判別する
    ことを特徴とする請求項6に記載の情報配信方法。
  8. 前記接続応答判別ステップは、
    前記端末側情報が、前記仮想ネットワーク識別子である場合には、前記無線端末に対する接続を不許可と判別し、当該仮想ネットワーク識別子である旨の情報を含む接続不許可パケットを送信する接続不許可パケット送信ステップを
    更に備えることを特徴とする請求項7に記載の情報配信方法。
  9. 前記接続応答判別ステップは、
    前記端末側情報が、前記仮想ネットワーク識別子である場合には、正規の前記ネットワーク識別子のネットワークへのハンドオーバを要求する接続不許可と判別し、ハンドオーバ要求情報を含む接続不許可パケットを送信するハンドオーバ要求接続不許可パケット送信ステップを
    更に備えることを特徴とする請求項7に記載の情報配信方法。
  10. 前記接続応答判別ステップは、
    前記端末側情報が、前記仮想ネットワーク識別子である場合には、当該仮想ネットワーク識別子のネットワークへの一時的な接続を許可すると共に、前記接続許可パケットを送信する一時的接続許可パケット送信ステップと、
    前記一時的な接続を許可する接続パケットを送信した後、正規の前記ネットワーク識別子のネットワークへのハンドオーバを要求する、ハンドオーバ要求情報を含む接続変更パケットを送信する接続変更パケット送信ステップを
    更に備えることを特徴とする請求項7に記載の情報配信方法。
  11. 無線端末に一定周期で同報パケットを送信する情報配信装置において、
    前記同報パケットと同一形式の送信パケットを生成し、当該送信パケットのネットワーク識別子を格納するSSIDフィールドに、情報を格納すると共に、当該情報を管理するSSID送信情報管理手段と、
    前記情報のフィールド長が前記SSIDフィールドより大きい場合には、当該情報を分割し、分割された各情報を前記SSIDフィールドに各々格納すると共に、複数の送信パケットを生成する情報分割パケット生成手段と、
    前記情報が格納された前記送信パケットを、前記無線端末に送信する送信パケット送信手段と、
    前記無線端末から送信される接続要求フレームを受信する接続要求受信手段と、
    受信した前記接続要求フレームから、格納されている端末側情報を取得し、取得した当該端末側情報に基づいて、当該無線端末に対して接続の許可を判別する接続応答判別手段と、
    前記接続応答判別手段によって前記無線端末に接続を許可する場合には、接続許可応答フレームを当該無線端末へ送信する接続許可応答フレーム送信手段と、
    を備えることを特徴とする情報配信装置。
  12. 前記SSID送信情報管理手段において格納する前記情報が、前記送信パケットのネットワーク識別子であるか、又は当該ネットワーク識別子とは異なる仮想ネットワーク識別子であって、
    前記接続応答判別手段において取得する前記端末側情報が、前記ネットワーク識別子であるか、又は前記仮想ネットワーク識別子によって、前記無線端末に対して接続の許可を判別する
    ことを特徴とする請求項11に記載の情報配信装置。
  13. 無線端末に一定周期で同報パケットを送信する情報配信装置における情報配信方法であって、
    前記同報パケットと同一形式の送信パケットを生成し、当該送信パケットのネットワーク識別子を格納するSSIDフィールドに、情報を格納すると共に、当該情報を管理するSSID送信情報管理ステップと、
    前記情報のフィールド長が前記SSIDフィールドより大きい場合には、当該情報を分割し、分割された各情報を前記SSIDフィールドに各々格納すると共に、複数の送信パケットを生成する情報分割パケット生成ステップと、
    前記情報が格納された前記送信パケットを、前記無線端末に送信する送信パケット送信ステップと、
    前記無線端末から送信される接続要求フレームを受信する接続要求受信ステップと、
    受信した前記接続要求フレームから、格納されている端末側情報を取得し、取得した当該端末側情報に基づいて、当該無線端末に対して接続の許可を判別する接続応答判別ステップと、
    前記接続応答判別ステップにおいて前記無線端末に接続を許可する場合には、接続許可応答フレームを当該無線端末へ送信する接続許可応答フレーム送信ステップと、
    を備えることを特徴とする情報配信方法。
  14. 前記SSID送信情報管理ステップにおいて格納する前記情報が、前記送信パケットのネットワーク識別子であるか、又は当該ネットワーク識別子とは異なる仮想ネットワーク識別子であって、
    前記接続応答判別ステップにおいて取得する前記端末側情報が、前記ネットワーク識別子であるか、又は前記仮想ネットワーク識別子によって、前記無線端末に対して接続の許可を判別する
    ことを特徴とする請求項13に記載の情報配信方法。
  15. 無線端末に一定周期で同報パケットを送信する情報配信装置における情報配信プログラムであって、
    前記同報パケットと同一形式の送信パケットを生成し、当該送信パケットのネットワーク識別子を格納するSSIDフィールドに、情報を格納すると共に、当該情報を管理するSSID送信情報管理手順と、
    前記情報のフィールド長が前記SSIDフィールドより大きい場合には、当該情報を分割し、分割された各情報を前記SSIDフィールドに各々格納すると共に、複数の送信パケットを生成する情報分割パケット生成手順と、
    前記情報が格納された前記送信パケットを、前記無線端末に送信する送信パケット送信手順と、
    前記無線端末から送信される接続要求フレームを受信する接続要求受信手順と、
    受信した前記接続要求フレームから、格納されている端末側情報を取得し、取得した当該端末側情報に基づいて、当該無線端末に対して接続の許可を判別する接続応答判別手順と、
    前記接続応答判別手順によって前記無線端末に接続を許可する場合には、接続許可応答フレームを当該無線端末へ送信する接続許可応答フレーム送信手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする情報配信プログラム。
  16. 前記SSID送信情報管理手順において格納する前記情報が、前記送信パケットのネットワーク識別子であるか、又は当該ネットワーク識別子とは異なる仮想ネットワーク識別子であって、
    前記接続応答判別手順において取得する前記端末側情報が、前記ネットワーク識別子であるか、又は前記仮想ネットワーク識別子によって、前記無線端末に対して接続の許可を判別する
    ことをコンピュータに実行させることを特徴とする請求項15に記載の情報配信プログラム。
  17. 請求項11又は12に記載の情報配信装置は、
    前記情報に対して、言語コードでコード化し、前記SSIDフィールドに格納可能に変換する言語コード変換格納手段を
    更に備えることを特徴とする情報配信装置。
  18. 請求項1又は2に記載の無線端末は、
    前記送信パケットに含まれる前記情報が、言語コードによってコード化されていると認識し、コード化された前記情報をデコードする言語コード復元手段を
    更に備えることを特徴とする無線端末。
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