JP2008217839A - 早送り再生方法と早戻し再生方法、および再生装置 - Google Patents

早送り再生方法と早戻し再生方法、および再生装置 Download PDF

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Abstract

【課題】CDなどにおいて、曲の早送り再生や早戻し再生を行う際に、再生時間の長い曲でも、再生時間の短い曲でもそれぞれに合った速度で目的の位置を検索でき、かつ操作方法が簡単でコストアップも最小限に抑える。
【解決手段】予めCD2aのTOC領域から各トラックtrの再生時間ttを取得しておき、早送り再生または早戻し再生時には各トラックtrの再生時間ttに応じて早送り再生速度または早戻し再生速度nを変更する。そして、再生速度nに応じて間欠再生セクタ数isとスキップセクタ数ssを決定し、間欠再生セクタ数is分再生してからスキップセクタ数ss分読み飛ばし、また間欠再生セクタ数is分再生するということを繰り返すことで早送り再生または早戻し再生を行う。
【選択図】図4

Description

本発明は、記録媒体に記録された記録単位の早送り再生方法と早戻し再生方法、および再生装置に関する。
CD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)などの光ディスクや、ハードディスクおよび半導体メモリには、記録単位が記録される。記録単位は、例えば音声データでは楽曲の各曲に相当し、映像データでは番組やチャプターなどが相当する。
曲や番組の目的の位置まで音声や映像を再生したまま早送りや早戻し(早送り再生や早戻し再生)する際には、例えば特許文献1に記載された再生装置が用いられる。特許文献1記載の再生装置では早送り再生または早送り再生速度は予め定めた一定速度としていた。
特開平8−180567号公報
上述したような、一定速度での早送り再生または早戻し再生では、クラシックのように記録単位の演奏時間(再生時間)が長い楽曲では、目的の位置が楽曲の末端や先頭付近にある場合は、目的の位置まで早送り再生または早戻し再生を行うのに時間がかかる。また、演奏時間が長い楽曲に合わせて早送り再生速度を速く設定すると、演奏時間が短い楽曲では早送りの速度が速すぎて目的の位置を超えてしまうことがあり使いにくくなってしまう。
そこで、早送り再生速度を可変にする方法として、早送り再生ボタンなどを押す時間や回数に応じて可変にしたり、ボタンの代わりにダイヤルを使用して、ダイヤルの回転数や角度に応じて可変にする方法などが提案されているが、操作方法が複雑になったり、コストアップになってしまうという問題があった。
従って、本発明は、早送り再生または早戻し再生時に、例えば再生時間の長短に合わせて適切な速さで目的の位置を検索でき、かつ操作方法が簡単でコストアップも最小限に抑えられるような早送り再生または早戻し再生方法および再生装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、記録媒体に記録された少なくとも一つ以上の記録単位を、早送り再生または早戻し再生する方法において、
前記記録媒体に記録された記録単位の再生時間を読み出して、前記記録単位の前記再生時間に応じて、前記早送り再生または前記早戻し再生の速度を可変にすることを特徴としている。
請求項3記載の発明は、記録媒体に記録された少なくとも1つ以上の記録単位を、早送り再生または早戻し再生可能な再生装置において、前記記録単位の再生時間を取得する再生時間取得手段と、前記再生時間取得手段が取得した再生時間に応じて前記早送り再生速度または前記早戻し再生速度を変更するとともに、前記早送り再生速度または前記早戻し再生速度を決定する速度決定手段と、前記速度決定手段が決定した再生速度に基づいて前記記録媒体の前記記録単位を読み出して再生する読み出し再生手段と、を備えたことを特徴としている。
以下、本発明の一実施形態にかかる早送り再生および早戻し再生方法を説明する。本発明の一実施形態にかかる早送り再生方法および早戻し再生方法は、記録媒体から記録単位の再生時間を読み出し、その再生時間に応じて早送り再生速度および早戻し再生速度を可変にする。このようにすることによって、記録単位ごとに適切な速度で早送り再生または早戻し再生を行えるので、目的位置の検索が行い易くなる。
また、前記記録単位の前記再生時間が長くなるのにしたがって、早送り再生速度または早戻し再生速度をより早くし、前記再生時間が短くなるのにしたがって、早送り再生速度または早戻し再生速度をより遅くしているため、前記再生時間の長さに応じた再生速度で早送り再生または早戻し再生を行うことが可能となる。
また、本発明の一実施形態にかかる再生装置は、再生時間取得手段が記録媒体から記録単位の再生時間を取得し、速度決定手段が前記再生時間に応じて前記早送り再生速度または早戻し再生速度を変更するとともに、前記早送り再生速度または早戻し再生速度を決定し、読み出し再生手段が、決定した再生速度に応じて記録媒体から記録単位を読み出し再生する。このようにすることによって、再生時間取得手段が取得した再生時間に応じて速度決定手段が再生速度を変更するとともに決定し、読み出し再生手段が記録媒体から記録単位を読み出して再生できるため、記録単位ごとに適切な速度で早送り再生または早戻し再生を行えるため、目的位置の検索が行い易くなる。
また、前記速度決定手段は、前記記録媒体に予め記録された前記記録単位ごとの再生時間を示す情報を前期記録媒体から読み出す。そのため、記録単位ごとの再生時間に応じた再生速度を決定することが可能となる。
また、前記速度判定手段は、前記記録単位の前記再生時間が長くなるのにしたがって、早送り再生速度または早戻し再生速度をより早くし、前記再生時間が短くなるのにしたがって、早送り再生速度または早戻し再生速度をより遅くしているため、前記再生時間の長さに応じた早送り再生速度または早戻し再生速度を決定することが可能となる。
また、前記速度決定手段は、早送り再生の場合に前記記録単位の末端に近づくに従って早送り再生速度を徐々に遅くするとともに、早戻し再生の場合に前記記録単位の先頭に近づくに従って早戻し再生速度が徐々に遅くする。このようにすることによって、記録単位の末端や先頭付近の目的の位置が位置している場合に行き過ぎることを防止できる。
また、前記速度決定手段が、前記読み飛ばす前記再生情報群の数を変更することで前記早送り再生または前記早戻し再生速度を変更するとともに、前記読み飛ばす前記再生情報群の数を決定することで、前記早送り再生または前記早戻し再生速度を決定しているので、前記記録単位の前記再生時間に応じた再生速度で早送り再生または早戻し再生を確実に行うことが可能となる。
本発明の第1の実施例にかかる再生装置としてのCDプレーヤ1を図1〜図7を参照して説明する。CDプレーヤ1は、図1に示すようにCDドライブ2と、サーボ信号処理部3と、ディスクメカ制御部4と、システムコントロール部5と、操作部6と、D/Aコンバータ7と、音声出力端子8とを備えている。
CDドライブ2は、CD2aをクランプして回転駆動するスピンドルモータ2bと、CD2aに格納された信号を読み出す光ピックアップ2cとを備えている。光ピックアップ2cは、図示しない半導体レーザ、光学系、光検出器などを備えており、CD2aにレーザビームを照射して格納された信号の読み出しを行う。
図2にCD2aのデータ構造を示す。CD2aは、各曲の再生時間などを含むTOC(Table Of Contents)などが記録されているリードイン領域2aaと、音楽データなどを記録するデータ領域2abと、データの記録終了位置を示すリードアウト領域2acを備えている。リードイン領域2aaおよびデータ領域2abおよびリードアウト領域2acは、セクタscと呼ばれる領域に分割されている。音楽データの各曲はトラックtrと呼ばれる単位で格納され、1曲は1つのトラックtrに対応し、1つのトラックtrは1つ以上のセクタscで構成されている。すなわち、本実施例ではセクタscが特許請求の範囲に記載した再生情報群に相当し、トラックtrが特許請求の範囲に記載した記録単位に相当する。
読み出し再生手段としてのサーボ信号処理部3は、スピンドルモータ2bの回転速度の調整や光ピックアップ2cの位置の制御などを行うサーボ制御部3aと、光ピックアップ2cが読み出した信号を復調、エラー訂正などをしてデジタル信号に変換する信号処理部3bとを備えている。
ディスクメカ制御部4は、システムコントロール部5から指示された再生、早送り再生、早戻し再生などの指示に基づいて、サーボ信号処理部3に対してCD2a上のセクタscの読み取りまたは読み飛ばし指示などを行う。これらの処理は制御プログラムにより行われ、ディスクメカ制御部4には、制御プログラムを実行するための図示しないCPUと、制御プログラムおよびデータを格納するためのROMと、作業用データなどを一時保存するためのRAMとを備えている。
システムコントロール部5は、操作部6からの再生、早送り再生、早戻し再生、停止、ディスク取り出しなどの各種操作に対応してCDプレーヤ1全体の制御を行う。これらの処理はシステムプログラムにより行われ、システムコントロール部5には、システムプログラムを実行するための図示しないCPUと、システムプログラムおよびデータを格納するためのROMと、作業用データなどを一時保存するためのRAMとを備えている。
操作部6は、再生、早送り再生、早戻し再生、停止、ディスク取り出しなどのCDプレーヤ1の各種動作をユーザがボタンなどを操作することによりシステムコントロール部5へ指示する。
D/Aコンバータ7は、サーボ信号処理部3から出力されたデジタル信号をアナログ信号に変換して音声出力端子8より出力する。
次に、このような構成からなるCDプレーヤ1において、早送り再生および早戻し再生を行う際の動作を図3〜図7を参照して説明する。
第1の実施例における早送り再生および早戻し再生は、一定時間の再生を行った後に、再生速度に応じて求めた一定時間だけ読み飛ばす。この一定時間の再生と一定時間の読み飛ばしを交互に行うことにより早送り再生または早戻し再生を実現している。なお、以降の説明において、再生を行う予め定められた一定時間を間欠再生時間it、間欠再生時間itをセクタ数に換算したパラメータを間欠再生セクタ数is、再生速度に応じて求められ読み飛ばす一定時間をスキップ時間st、スキップ時間stをセクタ数に換算したパラメータをスキップセクタ数ssと呼称する。間欠再生時間itは予め設定した値がディスクメカ制御部4のROMに格納されている。
図3は、第1の実施例のCDプレーヤ1における早送り再生および早戻し再生の手順を示すフローチャートである。早送り再生および早戻し再生は、ディスクメカ制御部4のCPUが、システムコントロール部5からの指示を受け、制御プログラムを実行することにより実現される。
まず、再生時間取得手段としてのステップS101で、CPUがCD2aのリードイン領域2aaにあるTOCから各トラックtrの再生時間ttを読み込み、ディスクメカ制御部4内のRAMに書き込みステップS102に進む。そして、ステップS102で通常再生動作を始めてステップS103に進む。すなわち、このステップにおいて記録媒体に予め記録された再生時間を示す情報を読み出している。
次に、ステップS103で、システムコントロール部5から早送り再生を指示されたか否か判断する。システムコントロール部5から早送り再生を指示された場合(Yesの場合)は、ステップS104に進み早送り再生を行う。
早送り再生(ステップS104)は、図4に示したフローチャートに基づいて行われる。まず、ステップS201において、CPUが間欠再生時間itに応じた間欠再生セクタ数isの算出を行う。間欠再生セクタ数isは、1秒当たりのセクタ数s1に間欠再生時間itを乗じて求められてステップS202に進む。1秒当たりのセクタ数s1は、CDの規格により予め定まる値であり、ディスクメカ制御部4のROMに格納されている。例えば、CD−DA(Compact Disc Digital Audio)の場合75セクタとなる。この場合の間欠再生セクタ数isは、間欠再生時間が1秒の場合とすると75×1で75セクタとなる。
次に、ステップS202において早送り再生を指示された現トラックtrの再生時間ttをディスクメカ制御部4のCPUがディスクメカ制御部4のRAMから読み出してステップS203に進む。
次に、S203において、現在再生位置がトラックtrの先頭に位置しているか否かと、前のトラックtrから引き続いて早送り再生を行っているか否かの双方を判断し、このうち少なくとも一方がYesの場合は、ステップS205に進みトラックtrの再生時間ttに応じた早送り再生速度nを求める。
次に、S203において、現在再生位置がトラックtrの先頭に位置しているか否かと、前のトラックtrから引き続いて早送り再生を行っているか否かとの両方がNoの場合、すなわちトラックtrの途中から早送り再生を行う場合は、ステップS204に進みトラックtrの残再生時間rtを求める。トラックtrの残再生時間rtは、トラックtrの再生時間ttから現在の再生時刻tを減算することにより求められる。ステップS204においてトラックtrの残再生時間rtを求めた後、ステップS205に進みトラックtrの残再生時間rtに応じた早送り再生速度nを求める。
速度決定手段としてのステップS205では、トラックtrの再生時間ttまたはステップS204で求めたトラックtrの残再生時間rtに応じて早送り再生速度nを求めてステップS206に進む。早送り再生速度nは、図5に示した表に基づいて求める。図5は、トラックtrの再生時間ttまたはトラックtrの残再生時間rtと、早送り再生速度nとの対応関係を示した表である。例えば、トラックtrの先頭から早送り再生を行い、トラックtrの再生時間ttが12分の場合は、早送り再生速度nは通常再生時の10倍速となる。また、トラックtrの途中から早送り再生を行い、トラックtrの残再生時間rtが3分30秒の場合は、早送り再生速度nは通常再生時の5倍速となる。すなわち、図5のような表を用いて再生速度を求めることにより、記録単位の再生時間が長くなるのにしたがって早送り再生速度をより早くし、前記再生時間が短くなるのにしたがって早送り再生速度をより遅くすることができる。したがって、再生時間の長さに応じた早送り再生速度を決定できる。
次にステップS206において、早送り再生速度nに応じたスキップ時間stの算出を行ってステップS207に進む。スキップ時間stは、間欠再生時間itに、早送り再生速度nから1を減算した値を乗じて求める。例えば間欠再生時間itが1秒で、早送り再生速度nが10倍速の場合は、スキップ時間stは1×(10−1)で9秒となる。
次にステップS207において、スキップ時間stに応じたスキップセクタ数ssの算出を行ってステップS208に進む。スキップセクタ数ssは、1秒当たりのセクタ数s1にスキップ時間stを乗じて求める。例えば、1秒当たりのセクタ数s1が75セクタで、スキップ時間が9秒の場合は、スキップセクタ数ssは75×9で675セクタとなる。
次にステップS208とステップS209において、上述のようにして求めたスキップセクタ数ssと、間欠再生セクタ数isを用いて早送り再生を行う。まず、ステップS208で間欠再生セクタ数is分通常再生を行うようにサーボ信号処理部3に指示を与える。そうすると、サーボ信号処理部3のサーボ制御部3aがCD2aから間欠再生セクタ数is分のセクタscに記録された信号を読み出し、信号処理部3bで、復調、エラー訂正などを行いデジタル信号に再生して、D/Aコンバータ7へ出力する。D/Aコンバータ7では、サーボ信号処理部3から入力されたデジタル信号をアナログ信号に変換して音声出力端子8より出力する。
間欠再生セクタ数is分再生した後、ステップS209に進み、該ステップS209においてスキップセクタ数ss分のセクタscを時間的に順方向に飛ばすようにサーボ信号処理部3に指示を与える。そうすると、サーボ信号処理部3のサーボ制御部3aがCD2aからスキップセクタ数ss分読み飛ばす。
そして、ステップS210に進み、該ステップS210においてスキップセクタ数ss分読み飛ばした場所が次のトラックtrに入っているか否か判断する。次のトラックtrに入っていない場合(Noの場合)は、ステップS211に進みシステムコントロール部5より通常再生の指示がされているか否か判断する。通常再生の指示がされていない場合(Noの場合)は、ステップS208に戻り間欠再生セクタ数is分再生を行い、ステップS209でスキップセクタ数ss分のセクタscを読み飛ばす。
このステップS208〜ステップS211を繰り返すことで図6(a)に示すように早送り再生を行える。図6(a)は10倍速の例である。is1、is2、is3はいずれも間欠再生セクタ数isであり75セクタとしている。ss1、ss2はいずれもスキップセクタ数ssであり、例は10倍速なので上述した算出方法より675セクタとなる。まず、is1の再生を行った後にss1を読み飛ばし、次にis2の再生を行った後にss2を読み飛ばしis3の再生を行う。このように、間欠再生セクタ数isの再生とスキップセクタ数ssの読み飛ばしを交互に行い繰り返すことで早送り再生を行っている。
ステップS210で、スキップセクタ数ss分スキップした場所が次のトラックtrに入っていた場合(Yesの場合)は、ステップS202まで戻り、次のトラックtrの再生時間ttをディスクメカ制御部4のCPUがディスクメカ制御部4内のRAMより読み出しステップS203に進む。そしてステップS203では前トラックtrから引き続き早送り再生を行っているのでステップS205に進み早送り再生速度nを求め、以降スキップ時間st(ステップS206)、スキップセクタ数ss(ステップS207)を求めて、ステップS208〜ステップS211のループにおいてそのトラックtrの再生時間ttに対応した速度で早送り再生を行う。また、次のトラックの早送り再生速度n、スキップ時間st、スキップセクタ数ssが求まるまでは、次のトラックtrの早送り再生速度は現トラックtrの早送り再生速度が維持される。
ステップS211でシステムコントロール部5より通常再生の指示がされている場合(Yesの場合)は、早送り再生を終了し通常再生に戻る。
次に、早戻し再生を行う手順の説明を行う。図3のステップS103で早送り再生をシステムコントロール部5から指示されていない場合(Noの場合)は、ステップS105に進み、早戻し再生をシステムコントロール部5から指示されたか否か判断する。早戻し再生をシステムコントロール部5から指示された場合(Yesの場合)は、ステップS106に進み早戻し再生を行う。
早戻し再生(ステップS106)は、図7に示したフローチャートに基づいて行われる。まず、ステップS301において、間欠再生時間itに応じた間欠再生セクタ数isの算出を行う。間欠再生セクタ数isは、第1の実施例と同様にして算出し、ステップS302に進む。
次に、ステップS302において早戻し再生を指示されたトラックtrの再生時間ttをディスクメカ制御部4のRAMから読み出してステップS303に進む。
次に、速度決定手段としてのステップS303で、トラックtrの再生時間ttまたは現在再生時刻tに応じて早戻し再生速度nを求めてステップS304に進む。トラックtrの途中から早戻し再生を行う場合は、現在再生時刻tが逆方向の残再生時間に相当するため、早送り再生のように残再生時間rtを計算により算出する必要はなく現在再生時刻tを用いて早戻し再生速度nを求める。早戻し再生速度nは、早送り再生と同様に図5に示した表に基づいて算出する。例えば、トラックtrの最後から早戻し再生を行い、トラック再生時間ttが12分の場合は、早戻し再生速度nは通常再生時の10倍速となる。また、トラックtrの途中から早戻し再生を行い、トラックtrの現在再生時刻tが3分30秒の場合は、早戻し再生速度nは通常再生時の5倍速となる。すなわち、図5のような表を用いることにより、記録単位の再生時間が長くなるのにしたがって早戻し再生速度をより早くし、前記再生時間が短くなるのにしたがって早戻し再生速度をより遅くすることができる。したがって、再生時間の長さに応じた早戻し再生速度を決定できる。
次にステップS304において、早戻し再生速度nに応じたスキップ時間stの算出を行ってステップS305に進む。スキップ時間stは、間欠再生時間itに、早戻し再生速度nから1を加算した値を乗じて求める。例えば間欠再生時間itが1秒で、早戻し再生速度nが10倍速の場合は、スキップ時間stは1×(10+1)で11秒となる。
次にステップS305において、スキップ時間stに応じたスキップセクタ数ssの算出を行ってステップS306に進む。スキップセクタ数ssは、第1の実施例と同様に1秒当たりのセクタ数s1にスキップ時間stを乗じて求める。例えば、1秒当たりのセクタ数s1が75セクタで、スキップ時間が11秒の場合は、スキップセクタ数ssは75×11で825セクタとなる。
次にステップS306とステップS307において、上述のようにして求めたスキップセクタ数ssと、間欠再生セクタ数isを用いて早戻し再生を行う。まず、ステップS306で間欠再生セクタ数is分通常再生を行うようにサーボ信号処理部3に指示を与える。そうすると、サーボ信号処理部3のサーボ制御部3aがCD2aから間欠再生セクタ数is分のセクタscに記録された信号を読み出し、信号処理部3bで、復調、エラー訂正などを行いデジタル信号に再生し、D/Aコンバータ7へ出力する。D/Aコンバータ7では、サーボ信号処理部3から入力されたデジタル信号をアナログ信号に変換して音声出力端子8より出力する。
間欠再生セクタ数is分再生した後、ステップS307に進みスキップセクタ数ss分のセクタscを時間的に逆方向に飛ばすようにサーボ信号処理部3に指示を与える。そうすると、サーボ信号処理部3のサーボ制御部3aがCD2aからスキップセクタ数ss分時間的に逆方向に読み飛ばす。
そして、ステップS308に進み、スキップセクタ数ss分読み飛ばした場所が前のトラックtrに入っているか否か判断する。前のトラックtrに入っていない場合(Noの場合)は、ステップS309に進みシステムコントロール部5より通常再生の指示がされているか否か判断する。通常再生の指示がされていない場合(Noの場合)は、ステップS306に戻り間欠再生セクタ数is分再生を行い、ステップS307でスキップセクタ数ss分のセクタscを読み飛ばす。
このステップS306〜ステップS309を繰り返すことで図6(b)に示すように早戻し再生を行える。図6(b)は10倍速の例である。is1、is2、is3はいずれも間欠再生セクタ数isであり75セクタとしている。ss4、ss5はいずれもスキップセクタ数ssであり、例は10倍速なので上述した算出方法より825セクタとなる。まず、is3の再生を行った後にss5の分逆方向に読み飛ばし、次にis2の再生を行った後にss4の分逆方向に読み飛ばし、is1の再生を行う。このように、間欠再生セクタ数isの再生とスキップセクタ数ssのスキップを繰り返すことで早戻し再生を行っている。
ステップS308で、スキップセクタ数ss分スキップした場所が前のトラックtrに入っていた場合(Yesの場合)は、ステップS302まで戻り、前のトラックtrのトラック再生時間ttをディスクメカ制御部4のCPUがディスクメカ制御部4内のRAMより読み出しステップS303に進む。そしてステップS303で早戻し再生速度nを求め、以降スキップ時間st(ステップS304)、スキップセクタ数ss(ステップS305)を求めて、ステップS306〜ステップS309のループにおいてそのトラックtrの再生時間ttに対応した速度で早戻し再生を行う。また、このとき次のトラックtrの早戻し再生速度n、スキップ時間st、スキップセクタ数ssが求まるまでは、前のトラックtrの早戻し再生速度は現トラックtrの早戻し再生速度が維持される。
ステップS309でシステムコントロール部5より通常再生の指示がされている場合(Yesの場合)は、早戻し再生を終了し通常再生に戻る。
図3のステップS105で、システムコントロール部5から早戻し再生の指示がされていない場合は、ステップS107に進み、システムコントロール部5から停止の指示がされているか判断し、停止指示の場合(Yesの場合)は、再生を停止する。停止指示がされていない場合(Noの場合)は、ステップS102に戻り引き続き通常再生を行う。
本実施例によれば、複数の情報再生群であるセクタscからなる記録単位であるトラックtrごとの再生時間ttを取得し、その再生時間ttに応じた速度を算出して、間欠再生セクタ数is分の再生した後、スキップセクタ数ss分読み飛ばした後、間欠再生セクタ数is分の再生を行う。これを繰り返すことで早送り再生または早戻し再生を行うことができる。スキップセクタ数ssは、ディスクメカ制御部4の制御プログラムにおいて、トラックtrの再生時間ttがより長いときは再生速度nをより速くして、トラックtrの再生時間ttがより短いときは再生速度nをより遅くすることができるのでトラックtrの再生時間に応じて変更し決定することができる。このようにすることにより、各トラックtrに対応した適切な速度で各トラックtrの早送り再生または早戻し再生が行えるので、トラックtrの目的位置の検索が行い易くなる。また、ダイヤルなどを使用する必要がないため、複雑な操作も不用でコストアップも最小限に抑えることができる。
次に、本発明の第2の実施例にかかるCDプレーヤ1を図8および図9を参照して説明する。なお、前述した第1の実施例と同一部分には、同一符号を付して説明を省略する。
本実施例のCDプレーヤ1の構成は第1の実施例で示した図1と同一であるが、ディスクメカ制御部4における早送り再生および早戻し再生を行う制御プログラムが異なる。具体的には図3におけるステップS104およびステップS106の内容が異なる。
早送り再生(ステップS104)は、図8に示したフローチャートに基づいて行われる。本実施例は、トラックtrの残再生時間rtに応じて早送り再生速度が徐々に遅くなっていくところが第1の実施例との違いである。以降、早送り再生速度が徐々に遅くなっていくところを中心に説明する。一例としてトラックtrの再生時間ttが12分で、現在再生時刻tが1分53秒のところで早送り再生を始め、間欠再生時間itは1秒とする。
まず、ステップS201で間欠再生セクタ数isを求める。1秒当たりのセクタ数s1を75セクタとすると、間欠再生セクタ数is=75×1で75セクタとなる。
次に、ステップS202に進みトラックtrの再生時間ttをディスクメカ制御部4のCPUがディスクメカ制御部4内のRAMより読み出してステップS203へ進む。ステップS203では現在再生位置がトラックtrの先頭に位置しているか否かと、前のトラックtrから引き続いて早送り再生を行っているか否かを判断する。この判断は、トラックtrの途中から早送り再生を行うためNoとなりステップS204に進む。ステップS204ではトラックtrの残再生時間rtを算出する。トラックtrの残再生時間rtは、トラックtrの再生時間ttが12分で、現在再生時刻tが1分53秒であるため、12分−1分53秒で10分7秒となる。
次に、速度決定手段としてのステップS205に進みトラックの残再生時間rtに応じた早送り再生速度nを求める。トラックtrの残再生時間rtは10分7秒なので、図5より早送り再生速度nは通常の10倍速となる。
次に、ステップS206に進みスキップ時間stの算出を行う。間欠再生時間itは1秒、早送り再生速度nは10なので、スキップ時間stは1×(10−1)で9秒となる。そしてステップS207に進みスキップセクタ数ssの算出を行う。1秒当たりのセクタ数は75セクタ、スキップ時間stは9秒なので、スキップセクタ数ssは75×9で675セクタとなる。
次に、ステップS208に進み間欠再生セクタ数is分(75セクタ)再生するようサーボ信号処理部3へ指示する。ステップS208が終了した時点で現在再生時刻tは、1分43秒から1秒進んで1分54秒とる。そしてステップS209に進みスキップセクタ数ss分(675セクタ)セクタを読み飛ばすようサーボ信号処理部3へ指示する。ステップS209が終了した時点で現在再生時刻tは、9秒進んで2分3秒となる。
次に、ステップS210に進み、スキップセクタ数ss分読み飛ばした場所が次のトラックに入ったか否かの判断を行う。現在は12分のトラックtrの2分3秒が現在再生時刻tであるためNoとなりステップS211に進む。そしてステップS211でシステムコントロール部5より通常再生の指示がされているか否かの判断を行う。ここは引き続き早送り再生を行うためNoとなりステップS204に戻る。
ステップS204では再度残再生時間rtの算出を行う。現在再生時刻tは2分3秒なので、残再生時間rt=12分−2分3秒で9分57秒となる。そして、ステップS205に進み早送り再生速度nを求める。残再生時間rtは9分57秒なので図5より早送り再生速度nは5となる。
次に、ステップS206に進みスキップ時間stの再算出を行う。間欠再生時間itは1秒、早送り再生速度nは5なので、スキップ時間stは1×(5−1)で4秒となる。そしてステップS207に進みスキップセクタ数ssの再算出を行う。1秒当たりのセクタ数は75セクタ、スキップ時間stは4秒なので、スキップセクタ数ssは75×4で300セクタとなる。
次に、ステップS208に進み間欠再生セクタ数is分(75セクタ)再生するようサーボ信号処理部3へ指示する。ステップS208が終了した時点で現在再生時刻tは、2分3秒から1秒進んで2分4秒となる。そしてステップS209に進みスキップセクタ数ss分(300セクタ)のセクタscを読み飛ばすようサーボ信号処理部3へ指示する。ステップS209が終了した時点で現在再生時刻tは、4秒進んで2分8秒となる。
このように、ステップS204〜ステップS211を繰り返すこと、すなわちステップS205を繰り返すことで、早送り再生速度を、例えば残再生時間rtに応じて10倍速から5倍速へ遅くするなど、残再生時間rtに基づいて徐々に遅くすることができる。
早戻し再生(ステップS106)は、図9に示したフローチャートに基づいて行われる。早戻し再生についても早戻し再生速度が徐々に遅くなっていくところを中心に説明する。一例としてトラックtrの再生時間ttが12分で、現在再生時刻tが10分3秒のところで早戻し再生を始め、間欠再生時間itは1秒とする。
まず、ステップS301で間欠再生セクタ数isを求める。1秒当たりのセクタ数s1を75セクタとすると、間欠再生セクタ数isは75×1で75セクタとなる。
次に、ステップS302に進みトラックtrの再生時間ttをディスクメカ制御部4のCPUがディスクメカ制御部4内のRAMより読み出す。そして、速度決定手段としてのステップS303に進みトラックtrの現在再生時刻tに応じた早戻し再生速度nの算出を行う。トラックtrの現在再生時刻tは10分3秒なので、図5より早戻し再生速度nは通常の10倍速となる。
次に、ステップS304に進みスキップ時間stの算出を行う。間欠再生時間itは1秒、早戻し再生速度nは10なので、スキップ時間stは1×(10+1)で11秒となる。そしてステップS305に進みスキップセクタ数ssの算出を行う。1秒当たりのセクタ数は75セクタ、スキップ時間stは11秒なので、スキップセクタ数ssは75×11で825セクタとなる。
次に、ステップS306に進み間欠再生セクタ数is分(75セクタ)再生するようサーボ信号処理部3へ指示する。ステップS306が終了した時点で現在再生時刻tは、10分3秒から1秒進んで10分4秒となる。そしてステップS307に進みスキップセクタ数ss分(825セクタ)のセクタscを戻るようサーボ信号処理部3へ指示する。ステップS307が終了した時点で現在再生時刻tは、11秒戻って9分53秒となる。
次に、ステップS308に進み前のトラックtrに入ったか否かの判断を行う。現在は12分のトラックtrの9分53秒が現在再生時刻tであるためNoとなる。そしてステップS309に進みシステムコントロール部5より通常再生の指示がされているかの判断を行う。ここは引き続き早戻し再生を行うためNoとなりステップS303に戻る。
ステップS303では再度早戻し再生速度nを算出する。現在再生時刻tは9分53秒なので図5より早戻し再生速度nは5となる。
次に、ステップS304に進みスキップ時間stの再算出を行う。間欠再生時間itは1秒、早戻し再生速度nは5なので、スキップ時間st=1×(5+1)で6秒となる。そしてステップS305に進みスキップセクタ数ssの再算出を行う。1秒当たりのセクタ数は75セクタ、スキップ時間stは6秒なので、スキップセクタ数ss=75×6で450セクタとなる。
次に、ステップS306に進み間欠再生セクタ数is分(75セクタ)再生するようサーボ信号処理部3へ指示する。ステップS306が終了した時点で現在再生時刻tは、9分53秒から1秒進んで9分54秒となる。そしてステップS307に進みスキップセクタ数ss(450セクタ)分のセクタscを戻るようサーボ信号処理部3へ指示する。ステップS307が終了した時点で現在再生時刻tは、6秒戻って9分48秒となる。
このように、ステップS303〜ステップS309を繰り返すこと、すなわちステップS303を繰り返すことで、早戻し再生速度nを、例えば現在再生時刻tに応じて10倍速から5倍速へ遅くするなど、現在再生時刻tに基づいて徐々に遅くすることができる。
本実施例によれば、トラックtrごとの再生時間ttを取得し、その再生時間ttに応じた速度で早送り再生や早戻し再生を行い、さらにトラックtrの残り時間に合わせて早送り再生速度や早戻し再生速度を徐々に遅くすることができるため、目的位置がトラックtrの末端や先頭にある場合に目的位置を行き過ぎることを防止できる。また、ダイヤルなどを使用する必要がないため、複雑な操作も不用でコストアップも最小限に抑えることができる。
なお、上述した実施例1および2ではCDの再生装置について説明したが、DVDなど他の光ディスクの再生装置に適用することも可能である。
次に、本発明の第3の実施例にかかるハードディスクオーディオプレーヤ10を図10〜図13を参照して説明する。なお、前述した第1の実施例と同一部分には、同一符号を付して説明を省略する。
第3の実施例にかかる再生装置としてのハードディスクオーディオプレーヤ10は、図10に示すようにハードディスクドライブ11と、システムコントロール部5´と、デコーダ部12と、D/Aコンバータ部7と、音声出力端子8と、操作部6とを備えている。
ハードディスクオーディオプレーヤとは、記録媒体としてハードディスクドライブを用い、そのハードディスクドライブの中に非圧縮またはMP3(MPEG1 audio layer3)方式などで圧縮符号化されたデジタル音声データを記録している。本実施例ではMP3方式に圧縮符号化されたデジタル音声データを記録している。また、デジタル音声データとしての楽曲などは、曲ごとにファイルflとしてハードディスクドライブに記録されている。すなわち、本実施例ではファイルflが特許請求の範囲に記載された記録単位に相当する。
MP3において、1曲(1つのファイルfl)は、1以上のフレームfrにより構成される。1フレームはフレームヘッダとCRCエラーチェックとオーディオデータからなる。すなわち、本実施例ではフレームfrが特許請求の範囲に記載された再生情報群に相当する。
記録媒体としてのハードディスクドライブ11は、磁性体を塗布したアルミニウムやガラスのディスクを一定の間隔で1枚または複数枚重ね合わせた構造になっており、これをモータで高速に回転させて磁気ヘッドを近づけてデータを読み書きする。
システムコントロール部5´は、操作部6からの再生、早送り再生、早戻し再生、停止、などの各種操作に対応してデコーダ部12へのデコードの指示などハードディスクオーディオプレーヤ10全体の制御を行う。これらの処理はシステムプログラムにより行われ、システムコントロール部5´には、システムプログラムを実行するための図示しないCPUと、システムプログラムおよびデータを格納するためのROMと、作業用データなどを一時保存するためのRAMとを備えている。
読み出し再生手段としてのデコーダ部12は、システムコントロール部5´の指示に基づいてハードディスクドライブ11からファイルflを読み出し、ファイルfl内のMP3方式で圧縮符号化されたデジタル音声データのデコードを行う。デコードして再生されたデジタル信号はD/Aコンバータ部7へ出力する。また、デコードして得られた情報の一部はシステムコントロール部5´に出力する。
次にこのような構成からなるハードディスクオーディオプレーヤ10において、早送り再生および早戻し再生を行う際の動作を図11〜図13を参照して説明する。
本実施例における早送り再生および早戻し再生方法は、第1の実施例、第2の実施例と同様に、一定時間の再生を行った後に、再生速度に応じて求めた一定時間だけ読み飛ばす。この一定時間の再生と一定時間の読み飛ばしを交互に行うことにより早送り再生または早戻し再生を実現している。ただし、本実施例では再生時間(セクタ数)や読み飛ばし時間(セクタ数)の指定をフレーム数で行うことが異なる。したがって、本実施例では、予め定められた再生を行う一定時間を間欠再生フレーム数if、再生速度に応じて読み飛ばす一定時間をスキップフレーム数sfと呼称する。間欠再生フレーム数ifは予め設定した値がディスクメカ制御部4のROMに格納されている。
まず、図11のステップS401で再生する曲のファイルサイズfsを取得してステップS402に進む。ファイルサイズfsは、デコーダ部12がハードディスクドライブ11から当該ファイルflのヘッダを読み出してシステムコントロール部5´に出力されたものを読み込むことで取得する。そして、ステップS402で再生する曲のビットレートbrを取得してステップS403に進む。ビットレートbrは、デコーダ部12がハードディスクドライブ11から当該ファイルflのMP3のヘッダをデコードしてシステムコントロール部5´に出力されたものを読み込むことで取得する。
次にステップS403で再生する曲の再生時間mtを算出してステップS404に進む。再生時間mtは、ファイルサイズfsをビットレートbrで除することで求める。例えばファイルサイズfsが4.8Mバイトで、ビットレートbrが128kbpsの場合は、再生時間mtは(4.8M×8)÷128kで300秒(5分)となる。すなわち、ステップS401〜ステップS403を合わせて、記録媒体に予め記録された再生時間を示す情報を読み出す再生時間取得手段を構成している。
次にステップS404で曲の再生を始める。そしてステップS405に進み早送り再生を操作部6から指示されたか否かを判断する。早送り再生を操作部6から指示された場合(Yesの場合)は、ステップS406に進み早送り再生を行う。
早送り再生(ステップS406)は、図12に示したフローチャートに基づいて行われる。まず、ステップS501において、現在再生位置が、曲の先頭か否か判断する。曲の先頭の場合(Yesの場合)は、ステップS503に進み前の曲から引き続き早送り再生か否かを判断する。
ステップS501において、現在再生位置が曲の先頭でない場合、すなわち曲の途中から早送り再生を行う場合(Noの場合)は、ステップS502に進み残再生時間rtを求める。残再生時間rtは、再生時間mtから現在再生時刻tを減算することにより求められる。その後ステップS503に進み前の曲から引き続き早送り再生か否か判断する。
ステップS503では前の曲から引き続き早送り再生か否か判断する。前の曲から引き続き早送り再生でない場合(Noの場合)、すなわち現在の曲から早送り再生を行う場合はステップS507に進み再生時間mtまたは残再生時間rtに応じた早送り再生速度nを求める。
ステップS503において、前の曲から引き続き早送り再生の場合(Yesの場合)は、ステップS504に進みファイルサイズfsを取得してステップS505に進み、ステップS505でビットレートbrを取得してステップS506に進み、ステップS506で再生時間mtの算出を行いステップS507に進む。なお、ファイルサイズfs、ビットレートbrの取得方法は、それぞれステップS401、ステップS402と同様であり、再生時間mtの算出方法はステップS403と同様である。その後ステップS507で再生時間mtまたは残再生時間rtに応じた早送り再生速度nの求める。すなわち、ステップS502〜ステップS504で記録媒体に予め記録された再生時間を示す情報を読み出す再生時間取得手段を構成している。
速度決定手段としてのステップS507では、再生時間mtまたはステップS502で求めた残再生時間rtに応じた早送り再生速度nを算出する。早送り再生速度nは、第1、第2の実施例と同様に図5に示した表に基づいて算出する。例えば、曲の先頭から早送り再生を行い、再生時間mtが12分の場合は、早送り再生速度nは通常再生時の10倍速となる。また、曲の途中から早送り再生を行い、残再生時間rtが3分30秒の場合は、早送り再生速度nは通常再生時の5倍速となる。すなわち、図5のような表を用いることにより、記録単位の再生時間が長くなるのにしたがって早送り再生速度をより早くし、前記再生時間が短くなるのにしたがって早送り再生速度をより遅くすることができる。したがって、再生時間の長さに応じた早送り再生速度を決定できる。
次にステップS508に進み、早送り再生速度nに応じたスキップフレーム数sfの算出を行いステップS509に進む。スキップフレーム数sfは、間欠再生フレーム数ifに、早送り再生速度nから1を減算した値を乗じて求める。例えば早送り再生速度nが10倍速で、間欠再生フレーム数ifが5フレームの場合は、スキップフレーム数sfは5×(10−1)で45フレームとなる。
次にステップS509とステップS510において、上述のようにして求めたスキップフレーム数sfと、間欠再生フレーム数ifを用いて早送り再生を行う。まず、ステップS509で間欠再生フレーム数if分のデコードをデコーダ部12に指示する。そうすると、デコーダ部12がハードディスクドライブ11から間欠再生フレーム数if分読み出し、デコードしてデジタル信号に再生し、D/Aコンバータ7へ出力する。D/Aコンバータ7では、デコーダ部12から入力されたデジタル信号をアナログ信号に変換して音声出力端子8より出力する。
次に、ステップS510に進みスキップフレーム数sf分の読み飛ばしをデコーダ部12に指示する。そうすると、デコーダ部12がハードディスクドライブ11からスキップフレーム数sf分読み出す。この際オーディオデータのデコードは行わずヘッダのみデコードして次の曲の先頭の検出を行う。
そして、ステップS511に進み、スキップしたフレームfr中に次の曲の先頭が検出されたか否か判断する。次の曲の先頭検出はデコーダ部12が行いシステムコントロール部5´に通知する。デコーダ部12から通知がない場合、すなわち、次の曲の先頭が検出されない場合(Noの場合)は、ステップS512に進み操作部6より通常再生の指示がされているか否か判断する。通常再生の指示がされていない場合(Noの場合)は、ステップS509に戻り間欠再生フレーム数if分のデコードをデコーダ部12に指示し、ステップS510でスキップフレーム数sf分のスキップをデコーダ部12に指示する。このステップS509〜ステップS512を繰り返すことで早送り再生を行っている。
ステップS511で、スキップフレーム数sf分読み出したデータ中に次の曲の先頭が検出された場合(Yesの場合)は、ステップS503まで戻り、前の曲から引き続き早送り再生を行っているか否か判断する。この判断は、引き続き再生を行っているのでYesとなり、ステップS504に進み曲のファイルサイズfsを取得し、ステップS505に進み曲のビットレートbrを取得し、ステップS506に進み再生時間mtの算出を行う。そしてステップS507に進み早送り再生速度nを求め、ステップS508に進みスキップフレーム数sfを求めて、その曲の再生時間に対応した速度で早送り再生を行う。また、このとき次の曲の早送り再生速度n、スキップフレーム数sfが求まるまでは、次の曲の早送り再生速度は現在の曲の早送り再生速度が維持される。
ステップS512で操作部6より通常再生の指示がされている場合(Yesの場合)は、早送り再生を終了し通常再生に戻る。
次に、早戻し再生を行う手順の説明を行う。図11のステップS405で早送り再生を操作部6から指示されていない場合(Noの場合)は、ステップS407に進み、早戻し再生を操作部6から指示されたか判断する。早戻し再生を操作部6から指示された場合(Yesの場合)は、ステップS408に進み早戻し再生を行う。
早戻し再生(ステップS408)は、図13に示したフローチャートに基づいて行われる。まず、ステップS601において、次の曲から引き続き早戻し再生を行っているか否か判断する。次の曲から引き続き早戻し再生でない場合(Noの場合)、すなわち現在の曲から早戻し再生を行う場合は、ステップS605に進み再生時間mtまたは現在再生時刻tに応じた早戻し再生速度nを求める。次の曲から引き続き早戻し再生の場合(Yesの場合)は、ステップS602に進みファイルサイズfsを取得してステップS603に進み、ステップS603でビットレートbrを取得してステップS604に進み、ステップS604で再生時間mtを算出を行いステップS605に進む。ファイルサイズfs、ビットレートbrの取得方法および再生時間mtの算出方法はステップS401、S402、S403と同様である。その後ステップS605で再生時間mtに応じた早戻し再生速度nを算出する。すなわち、ステップS602〜ステップS604で記録媒体に予め記録された再生時間を示す情報を読み出す再生時間取得手段を構成している。
次に、速度決定手段としてのステップS605では、再生時間mtまたは曲の途中から早戻し再生を行う場合は現在再生時刻tに応じた早戻し再生速度nを求める。早戻し再生速度nは、第1、第2の実施例および本実施例の早送り再生と同様に図5に示した表に基づいて求める。例えば、曲の最後から早戻し再生を行い、再生時間mtが12分の場合は、早戻し再生速度nは通常再生時の10倍速となる。また、曲の途中から早戻し再生を行い、現在再生時刻tが3分30秒の場合は、早戻し再生速度nは通常再生時の5倍速となる。すなわち、図5のような表を用いることにより、記録単位の再生時間が長くなるのにしたがって早戻し再生速度をより早くし、前記再生時間が短くなるのにしたがって早戻し再生速度をより遅くすることができる。したがって、再生時間の長さに応じた早戻し再生速度を決定できる。
次にステップS606に進み、早戻し再生速度nに応じたスキップフレーム数sfの算出を行いステップS607に進む。スキップフレーム数sfは、間欠再生フレーム数ifに、早戻し再生速度nから1を加算した値を乗じて求める。例えば間欠再生フレーム数ifが5フレームで、早戻し再生速度nが10倍速の場合は、スキップフレーム数sfは5×(10+1)で55フレームとなる。
次にステップS607とステップS608において、上述のようにして求めたスキップフレーム数sfと、間欠再生フレーム数ifを用いて早戻し再生を行う。まず、ステップS607で間欠再生フレーム数if分のデコードをデコーダ部12に指示する。そうすると、デコーダ部12がハードディスクドライブ11から間欠再生フレーム数if分読み出し、デコードしてデジタル信号に再生し、D/Aコンバータ7へ出力する。D/Aコンバータ7では、デコーダ部12から入力されたデジタル信号をアナログ信号に変換して音声出力端子8より出力する。
次に、ステップS608に進みスキップフレーム数sf分の読み飛ばしをデコーダ部12に指示する。そうすると、デコーダ部12がハードディスクドライブ11からスキップフレーム数sf分読み出す。この際オーディオデータのデコードは行わずヘッダのみデコードして前の曲の最後の検出を行う。
そして、ステップS609に進み、読み飛ばしたフレームfr中に前の曲の最後が検出されたか否か判断する。前の曲の最後の検出はデコーダ部12が行いシステムコントロール部5´に通知する。デコーダ部12から通知がない場合、すなわち、前の曲の最後が検出されない場合(Noの場合)は、ステップS610に進み操作部6より通常再生の指示がされているか判断する。通常再生の指示がされていない場合(Noの場合)は、ステップS607に戻り間欠再生フレーム数if分のデコードをデコーダ部12に指示し、ステップS608でスキップフレーム数sf分のスキップをデコーダ部12に指示する。このステップS607〜ステップS610を繰り返すことで早戻し再生を行っている。
ステップS609で、スキップフレーム数sf分読み出したデータ中に前の曲の最後が検出された場合(Yesの場合)は、ステップS601まで戻り、前の曲から引き続き早戻し再生を行っているか否かの判断を行う。この判断は、引き続き再生を行うのでYesとなり、ステップS602に進みファイルサイズfsを取得し、ステップS603に進みビットレートbrを取得し、ステップS604に進み再生時間mtの算出を行う。そしてステップS605に進み早戻し再生速度nを求め、ステップS606に進みスキップフレーム数sfを求めて、その曲の再生時間に対応した速度で早戻し再生を行う。また、このとき前の曲の早戻し再生速度n、スキップフレーム数sfが求まるまでは、前の曲の早戻し再生速度は現在の曲の早戻し再生速度を維持する。
ステップS610で操作部6より通常再生の指示がされている場合(Yesの場合)は、早戻し再生を終了し通常再生に戻る。
図11のステップS407で早戻し再生を行うか否かの判断がNoの場合、ステップS409に進み、通常再生で次の曲の先頭を検出したか否か判断する。次の曲の先頭を検出した場合(Yesの場合)は、S401に戻ってファイルサイズfs、ビットレートbrの取得を行う。次の曲の先頭を検出していない場合(Noの場合)は、ステップS410に進み操作部6より停止の指示がされているか判断する。操作部6から停止の指示がされている場合(Yesの場合)は、再生を停止する。停止指示がされていない場合(Noの場合)は、ステップS404に戻り引き続き通常再生を行う。
本実施例によれば、情報再生群であるフレームfrからなる記録単位であるファイルfl(曲)ごとのファイルサイズfsとビットレートbrから再生時間mtを算出し、その再生時間mtに応じた再生速度nを算出して、間欠再生フレーム数if分の再生した後、スキップフレーム数sf分読み飛ばした後、間欠再生フレーム数if分の再生を行う。これを繰り返すことで早送り再生または早戻し再生を行うことができる。スキップフレーム数sfは、システムコントロール部5´のシステムプログラムにおいて、ファイルfl(曲)の再生時間に応じて変更し決定することができる。このようにすることにより、各ファイルflに対応した適切な速度で各ファイルflの早送り再生または早戻し再生が行えるので、ファイルflの目的位置の検索が行い易くなる。また、ダイヤルなどを使用する必要がないため、複雑な操作も不用でコストアップも最小限に抑えることができる。
なお、本実施例において第2の実施例のように早送り再生速度または早戻し再生速度を徐々に遅くすることも可能である。方法は第2の実施例と同様に速度決定手段を繰り返し行う。早送り再生の場合は、通常再生の指示がされているか否かの判定(ステップS512)においてNoでステップS502に戻り、残再生時間rtを再算出し、速度決定手段であるステップS507で残再生時間rtから再生速度nを求め直して、スキップフレーム数sfを再算出する。すなわち、ステップS502〜ステップS512を繰り返す。早戻し再生の場合は、通常再生の指示がされているか否かの判定(ステップS610)においてNoの判定で、速度決定手段であるステップS605に戻り、現在再生時刻tから再生速度nを求め直して、スキップフレーム数sfを再算出する。すなわち、ステップS605〜ステップS610を繰り返す。
なお、本実施例では記録媒体としてハードディスクドライブを使用したが、半導体メモリを用いてもよい。この場合は不揮発性の半導体メモリを用いると好適である。
また、上述した実施例では、再生時間から再生速度を決定する際に表を用いたが、表は実施例で示したものに限らないことは言うまでもなく、再生時間と再生速度の関係を関数に表して、その関数式を演算するような方法を用いてもよい。
また、上述した実施例では、間欠再生時間や間欠再生フレーム数は予め設定する固定値としていたが、再生時間などのパラメータにより自動的に、あるいはユーザが任意に変更できるようにしてもよい。
また、上述した実施例1や実施例2のような光ディスクを使用する早送り再生または早戻し再生を行う方法として、各記録単位の再生時間に対応した速度に合わせて、CDドライブのスピンドルモータの回転速度を通常再生時よりも速く回転させ、CDからのデータの転送レートを上げることにより早送り再生または早戻し再生を行うようにしてもよい。
さらに、上述した実施例3のように圧縮符号化した記録単位の場合も、各記録単位の再生時間に対応した速度に合わせて、記録単位に設定されているビットレートよりも早いビットレートで再生することにより早送り再生または早戻し再生を行うようにしてもよい。
また、上述した実施例では、音声データ(音楽データ)について説明したが、音声データに限らず映像データにおいても適用可能である。
前述した実施例によれば、以下の早送りおよび早戻し再生方法および再生装置1が得られる。
(付記1)CD2aに記録された少なくとも一つ以上のトラックtrを、早送り再生または早戻し再生する方法において、
前記CD2aに記録されたトラックtrの再生時間ttを読み出して、前記トラックtrの前記再生時間ttに応じて、前記早送り再生または前記早戻し再生の速度を可変にすることを特徴とする早送り再生および早戻し再生方法。
この早送り再生または早戻し再生方法によれば、トラックtrごとに適切な速度で早送り再生または早戻し再生を行えるので、目的位置の検索が行い易くなる。
(付記2)CD2aに記録された少なくとも1つ以上のトラックtrを、早送り再生または早戻し再生可能なCDプレーヤ1において、前記トラックtrの再生時間ttを取得するディスクメカ制御部4と、ディスクメカ制御部4が取得した再生時間ttに応じて前記早送り再生速度または前記早戻し再生速度nを変更するとともに、前記早送り再生速度または前記早戻し再生速度nを決定するディスクメカ制御部4と、前記ディスクメカ制御部4が決定した再生速度nに基づいて前記CD2aの前記トラックtrを読み出して再生するサーボ信号処理部3と、を備えたことを特徴とするCDプレーヤ1。
このCDプレーヤ1によれば、ディスクメカ制御部4が取得した再生時間ttに応じてディスクメカ制御部4が再生速度nを変更するとともに決定し、サーボ信号処理部3がCD2aからトラックtrを読み出して再生できるため、トラックtrごとに適切な速度で早送り再生または早戻し再生を行えるため、目的位置の検索が行い易くなる。
なお、前述した実施例は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施例に限定されるものではない。すなわち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
本発明の第1の実施例にかかる再生装置としてCDプレーヤのブロック図である。 図1で示されたCDプレーヤで再生されるCDに記録された情報の構造の説明図である。 図1に示されたCDプレーヤの再生動作を示したフローチャートである。 図1に示されたCDプレーヤの早送り再生動作を示したフローチャートである。 図1に示されたCDプレーヤの再生時間と再生速度の対応表である。 図1に示されたCDプレーヤの早送り再生および早戻し再生方法の説明図である。 図1に示されたCDプレーヤの早戻し再生動作を示したフローチャートである。 本発明の第2の実施例にかかる再生装置としてのCDプレーヤの早送り再生動作を示したフローチャートである。 本発明の第2の実施例にかかる再生装置としてのCDプレーヤの早戻し再生動作を示したフローチャートである。 本発明の第3の実施例にかかる再生装置としてのハードディスクオーディオプレーヤのブロック図である。 図10に示されたハードディスクオーディオプレーヤの再生動作を示したフローチャートである。 図10に示されたハードディスクオーディオプレーヤの早送り再生動作を示したフローチャートである。 図10に示されたハードディスクオーディオプレーヤの早戻し再生動作を示したフローチャートである。
符号の説明
1 CDプレーヤ(再生装置)
2a CD(記録媒体)
3 サーボ信号処理制御部(読み出し再生手段)
4 ディスクメカ制御部(再生時間取得手段、速度決定手段)
5 システムコートロール部
5´ システムコントロール部(再生時間取得手段、速度決定手段)
7 D/Aコンバータ
10 ハードディスクオーディオプレーヤ(再生装置)
11 ハードディスクドライブ(記録媒体)
12 デコーダ部(読み出し再生手段)
tr トラック(記録単位)
sc セクタ(再生情報群)
fl ファイル(記録単位)
fr フレーム(再生情報群)
S101 再生時間取得(再生時間取得手段)
S205 再生速度決定(速度決定手段)
S303 再生速度決定(速度決定手段)
S401 ファイルサイズ取得(再生時間取得手段)
S402 ビットレート取得(再生時間取得手段)
S403 再生時間算出(再生時間取得手段)
S504 ファイルサイズ取得(再生時間取得手段)
S505 ビットレート取得(再生時間取得手段)
S506 再生時間算出(再生時間取得手段)
S507 再生速度決定(速度決定手段)
S602 ファイルサイズ取得(再生時間取得手段)
S603 ビットレート取得(再生時間取得手段)
S604 再生時間算出(再生時間取得手段)
S605 再生速度決定(速度決定手段)

Claims (7)

  1. 記録媒体に記録された少なくとも一つ以上の記録単位を、早送り再生または早戻し再生する方法において、
    前記記録媒体に記録された記録単位の再生時間を読み出して、前記記録単位の前記再生時間に応じて、前記早送り再生または前記早戻し再生の速度を可変にすることを特徴とする早送り再生および早戻し再生方法。
  2. 前記記録単位の前記再生時間が長くなるのにしたがって、早送り再生速度または早戻し再生速度をより早くし、前記再生時間が短くなるのにしたがって、早送り再生速度または早戻し再生速度をより遅くすることを特徴とする請求項1記載の早送り再生および早戻し再生方法。
  3. 記録媒体に記録された少なくとも1つ以上の記録単位を、早送り再生または早戻し再生可能な再生装置において、
    前記記録単位の再生時間を取得する再生時間取得手段と、
    前記再生時間取得手段が取得した再生時間に応じて前記早送り再生速度または前記早戻し再生速度を変更するとともに、前記早送り再生速度または前記早戻し再生速度を決定する速度決定手段と、
    前記速度決定手段が決定した再生速度に基づいて前記記録媒体の前記記録単位を読み出して再生する読み出し再生手段と、を備えたことを特徴とする再生装置。
  4. 前記再生時間取得手段は、前記記録媒体に予め記録された前記記録単位の再生時間を示す情報を前記記録媒体から読み出すことを特徴とする請求項3記載の再生装置。
  5. 前記速度決定手段は、前記記録単位の前記再生時間が長くなるのにしたがって早送り再生速度または早戻し再生速度をより早くし、前記再生時間が短くなるのにしたがって早送り再生速度または早戻し再生速度をより遅くすることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の再生装置。
  6. 前記速度決定手段は、早送り再生の場合に前記記録単位の末端に近づくに従って早送り再生速度を徐々に遅くするとともに、早戻し再生の場合に前記記録単位の先頭に近づくに従って早戻し再生速度が徐々に遅くすることを特徴とする請求項3ないし請求項5のうちいずれか1項記載の再生装置。
  7. 前記記録単位が、該記録単位が再生される際に時系列で順に再生される複数の再生情報群を備え、
    前記読み出し再生手段が、前記早送り再生又は早戻し再生する際に、少なくとも一つの前記再生情報群を再生した後、少なくとも一以上の前記再生情報群を読み飛ばした後、他の少なくとも一つの前記再生情報群を再生するとともに、
    前記速度決定手段が、前記読み飛ばす前記再生情報群の数を変更することで前記早送り再生または前記早戻し再生速度を変更するとともに、前記読み飛ばす前記再生情報群の数を決定することで、前記早送り再生速度または前記早戻し再生速度を決定することを特徴とする請求項3ないし請求項6のうちいずれか1項記載の再生装置。
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