JP2008215083A - 可変容量型排気ターボ過給機における可変ノズル機構部取付構造 - Google Patents

可変容量型排気ターボ過給機における可変ノズル機構部取付構造 Download PDF

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Abstract

【課題】タービンケーシングの熱変形や該タービンケーシングに加わる外力の影響を受けることなく、ノズルマウント、ノズルベーンを含むノズル組立品を堅固な支持構造とするとともに、スクロール部の形態を解放形態に近くして簡素化することによって、前記ノズル組立品の組立を容易化しタービンケーシング鋳造時のスクロール中子数を減少してタービンケーシングの生産性を向上した可変容量型排気ターボ過給機を提供する。
【解決手段】可変ノズル機構を備えてなる可変容量型排気ターボ過給機において、前記ノズルマウントの外周に、環状に形成されたインサート部材を着脱可能に取付けるとともに、タービンケーシングのスクロールから軸受ハウジング側に開口して形成された取付穴に前記インサート部材の外周を嵌合して、該インサート部材を軸受ハウジングに取り付けたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関の排気ターボ過給機に用いられ、エンジン(内燃機関)からの排気ガスを、タービンケーシングに形成されたスクロール内及び複数のノズルベーンを通してタービンロータに作用させるとともに、前記複数のノズルベーンの翼角を変化可能に構成された可変ノズル機構を備えた可変容量型排気ターボ過給機における可変ノズル機構部取付構造に関する。
車両用内燃機関等に用いられる比較的小型の排気ターボ過給機においては、たとえば特許文献1(特開2001−207858号公報)に提供されているように、エンジンからの排気ガスを、タービンケーシングに形成されたスクロール内に充填し、該スクロールの内周側に設けられた複数のノズルベーンを通して、該ノズルベーンの内周側に設けられたタービンロータに作用させるように構成されるとともに、前記複数のノズルベーンの翼角を変化可能に構成された可変ノズル機構を備えた輻流型可変容量排気ターボ過給機が多く用いられるようになった。
また、かかる可変ノズル機構を備えた輻流型可変容量排気ターボ過給機の他の例として、特許文献2(特開2004−132367号公報)の技術が提供されている。
図12は、前記のような可変ノズル機構付き輻流型可変容量排気ターボ過給機の従来の一例を示す回転軸線に沿う断面図である。
図12において、10はタービンケーシング、11は該タービンケーシング10の外周部に渦巻状に形成されたスクロールである。12は輻流型のタービンロータで、コンプレッサ8と同軸に設けられこれのタービンシャフト12aが軸受ハウジング13に軸受16を介して回転自在に支持されている。7は前記コンプレッサ8が収納されるコンプレッサハウジング、9は該コンプレッサハウジング7の空気入口、7aは渦巻状の空気通路である。また100aは該排気ターボ過給機の回転軸心である。
2はノズルベーンで、前記スクロール11の内周側にタービンの円周方向等間隔に複数枚配置されるとともに、これの翼端部に連結されたノズル軸02が前記タービンケーシング10に固定されたノズルマウント4に回動可能に支持され、可変ノズル機構100によりその翼角を変化せしめられるようになっている。
前記可変ノズル機構100において、前記ノズルベーン2を、前記ノズルマウント4と該ノズルマウント4に複数のノズルサポート5を介して結合された環状のノズルプレート6との間に配置し、該ノズルプレート6を前記タービンケーシング10の取付部に嵌合している。
3は円盤状に形成されたドライブリングで、前記タービンケーシング10に回転可能に支持されるとともに、円周方向等間隔にドライブピン32が固着されている。1はレバープレートで、入力側の溝が該ドライブピン32に係合され、出力側が前記ノズル軸02に固定されている。
15は前記ノズルベーン2の駆動源であるアクチュエータ(図示省略)に連結されるリンク、14は該リンク15に連結されるピンで、該ピン14が前記ドライブリング3に係合されて該ドライブリング3を回動駆動している。
かかる構成からなる可変ノズル機構付き可変容量型排気ターボ過給機の作動時において、エンジン(図示省略)からの排ガスは前記スクロール11に入り、該スクロール11の渦巻きに沿って周回しながらノズルベーン2に流入する。そして、該排ガスは、前記ノズルベーン2の翼間を流過して前記タービンロータ12にその外周側から流入し、中心側に向かい半径方向に流れて該タービンロータ12に膨張仕事をなした後、軸方向に流出してガス出口10bに案内されて機外に送出される。
かかる可変容量タービンの容量を制御するにあたっては、前記アクチュエータに対し,前記ノズルベーン2を流れる排ガスの流量が所要の流量になるような該ノズルベーン2の翼角を、翼角制御手段(図示省略)により設定する。かかる翼角に対応するアクチュエータの往復変位はリンク15、ピン14を介してドライブリング3に伝達され、該ドライブリング3が回動駆動される。
該ドライブリング3の回動により、該ドライブリング3に円周方向等間隔に固着されているドライブピン32がレバープレート1を前記ノズル軸02廻りに回動させ、該ノズル軸02の回動によりノズルベーン2が回動して、前記アクチュエータにて設定された翼角に変化せしめられる。
また、かかる可変ノズル機構を備えた輻流型可変容量排気ターボ過給機の他の例として、特許文献2(特開2004−132367号公報)の技術が提供されている。
特開2001−207858号公報 特開2004−132367号公報
しかしながら、図12及び前記特許文献1(特開2001−207858号公報)、特許文献2(特開2004−132367号公報)等で提供されている従来の可変ノズル機構付き輻流型可変容量排気ターボ過給機に、次のような解決すべき課題がある。
図12において、かかる可変ノズル機構100をそなえた可変容量排気ターボ過給機においては、前記のように、ダイヤフラムを持つアクチュエータ、あるいは電動モーター式のアクチュエータの駆動力がリンク15、ピン14を介してドライブリング3に伝達され、該ドライブリング3が回動駆動され、該ドライブリング3の回動によりドライブピン32がレバープレート1をノズル軸02廻りに回動させ、該ノズル軸02の回動によりノズルベーン2が回動して、前記アクチュエータにて設定された翼角に変化せしめるようになったいる。
かかる構造の可変ノズル機構100では、前記ノズルベーン2をスライドさせる摺動面をノズルプレート6とすることで、該ノズルプレート6のみ耐酸化性、変形を回避する強度を持たせれば良く、該可変ノズル機構100の耐久性はタービンケーシング10の強度等の影響を受けない。
一方、前記ノズルベーン2、ノズル軸02、ノズルプレート6、ノズルサポート5、ノズルマウント4等により構成されるノズル組立品は、前記ノズルマウント4の外周鍔をタービンケーシング10の内径側のフランジで支えられている。
このように、前記ノズル組立品の主たる支持部材であるノズルマウント4はタービンケーシング10に支えられているため、該タービンケーシング10が熱変形した場合、もしくは大きな外力がタービンケーシング10に加わった場合、該タービンケーシング10は大きく変形する可能性がある。
それに伴い該タービンケーシング10によって前記ノズルマウント4を支える締結力が大幅に減少し、過給機の運転中に、前記ノズルマウント4等からなるノズル組立品の本体部分のタービンケーシング10側への固定構造が崩れることとなる。
このため、エンジンからの振動によってノズル組立品が加振されて、該ノズル組立品及びこれに連結されるノズルリンク機構が摩耗して可変ノズル機構100の機能が低下して、 エンジンへのブースト圧(給気圧力)が大幅に低下する。
一方、かかる可変容量排気ターボ過給機は、タービンケーシング10のスクロール11の下部にスクロールアンダーカット部11sが存在する。このため、前記スクロール11の断面積Aを大きくする場合、該スクロール11をタービンの径方向、軸方向に拡大して前記断面積Aを大きくする必要があり、このようにすると、タービンケーシング10が大型化する。
特に、スクロール11を径方向に拡大した場合は回転軸心100aと断面中心との距離Rも大きくなる方向に移動するので、前記断面積Aと距離Rとの比A/Rはそれ程大きくならない。
一方、前記スクロール11の断面中心との距離Rを小さくする場合には、スクロール11を内径方向に移動する必要があるが 内径方向にはタービン出口ディフュ−ザー等が配置されている等の制約がありかかる移動は困難である。
また、スクロール11をタービン径方向につぶして偏平形状とすることで、前記距離Rは小さくできるが、このようにするとスクロール11自体はタービン軸方向に大きくなる。
また、前記のように、図12に示されるスクロール11は、前記断面積Aと距離Rとの比A/Rを大きくとるために、タービン出口側は軸方向内側に大きくふくらみを持たせたアンダーカット部11sが形成されている。かかるアンダーカット部11sは良好な空力性能を確保するには有利だが、実際にタービンケーシング10のスクロール中子を製作する際、難易度の高いものとなっており生産性も悪い。
この形状では前述のとおり、タービンケーシング10内径側のフランジ11tが存在し、タービンケーシング10単品でみた場合、スクロール11自体が軸方向に解放されていないためスクロール中子数が多くなり、タービンケーシング10の生産性を阻害している。
また、タービンケーシング10は通常鋳鉄で製作されるが、前記構造では、スクロール中子を分割型にする必要があり、スクロール内にバリが発生し易くなる。
本発明はかかる従来技術の課題に鑑み、タービンケーシングの熱変形や該タービンケーシングに加わる外力の影響を受けることなく、ノズルマウント、ノズルベーンを含むノズル組立品を堅固な支持構造とするとともに、スクロール部の形態を解放形態に近くして簡素化することによって、前記ノズル組立品の組立を容易化しタービンケーシング鋳造時のスクロール中子数を減少してタービンケーシングの生産性を向上した可変容量型排気ターボ過給機を提供することを目的とする。
本発明はかかる目的を達成するもので、エンジンからの排気ガスをタービンケーシングに形成されたスクロール内、及び該スクロールの内周側に配置された複数のノズルベーンを通して該ノズルベーンの内周側に設けられたタービンロータに作用させるとともに、前記複数のノズルベーンを環状のノズルマウントに回動可能に支持して該ノズルベーンの翼角を変化させることにより前記タービンロータへの排気ガス流量を調整する可変ノズル機構を備えてなる可変容量型排気ターボ過給機において、前記ノズルマウントの外周に、環状に形成されたインサート部材を着脱可能に取付けるとともに、前記タービンケーシングのスクロールから軸受ハウジング側に開口して形成された取付穴に前記インサート部材の外周を嵌合して、該インサート部材を前記軸受ハウジングに取り付けたことを特徴とする。
また、本発明は、具体的には次のような形態の構成を含む。
(1)ノズルマウントとインサート部材とを一体化してノズルマウント一体型インサート部材を構成し、前記タービンケーシングのスクロールから軸受ハウジング側に開口して形成された取付穴に前記ノズルマウント一体型インサート部材の外周を嵌合して、該ノズルマウント一体型インサート部材を前記軸受ハウジングに取り付ける。
(2)前記インサート部材に、前記ノズルマウント及びこれに装着される前記ノズルベーンを含む可変ノズル機構部材を取り付けて一体化したノズルマウント・インサート部材組立構造体を形成し、該ノズルマウント・インサート部材組立構造体を前記軸受ハウジングにボルト、取付ねじを含む締着部材により固定する。
(3)前記インサート部材の外周部に鍔部を形成し、該鍔部を前記タービンケーシング及び軸受ハウジングに形成された鍔部で挟持し、挟持部の外周をカップリングで流体蜜に接合する。
(4)前記タービンケーシングの軸受ハウジング側端部に形成されたリング溝にスナップリングを嵌挿し、該スナップリングの内側に前記軸受ハウジング及びインサート部材の外周部を挟み込み、該スナップリングの側面により前記軸受ハウジング及びインサート部材を前記タービンケーシングに固定する。
(5)前記タービンケーシングの取付穴にめねじを形成するとともに、前記インサート部材の外周におねじを形成し、前記めねじにおねじを螺合することにより前記インサート部材の外周部を前記タービンケーシングと軸受ハウジングとの間に固定する。
(6)前記インサート部材の外周部を前記軸受ハウジング及びタービンケーシングに溶接にて固着する。
(7)前記インサート部材の外周と前記タービンケーシングの取付穴の内周との間に流体シール用のピストンリングを嵌挿して、該ピストンリングの外周面を前記タービンケーシングの取付穴の内周面に摺接させる。
(8)前記インサート部材の内周面と該内周面に対向する前記ノズルマウントの外周面との間に流体シール用のピストンリングを嵌挿する。
また本発明は、前記可変ノズル機構を備えてなる可変容量型排気ターボ過給機において、タービンケーシングの前記スクロール内周部を外周側への突出部を有しない軸方向に直状の開口部に形成するとともに、該開口部に外周側への突出部がスクロールの内面の一部を構成するインサートシュラウドを取付け、ノズルマウントにノズルサポートを介して連結される環状のノズルプレートの支持部を前記インサートシュラウドの内部に形成したことを特徴とする。
また本発明は、前記可変ノズル機構を備えてなる可変容量型排気ターボ過給機において、ノズルマウントの外周に、環状に形成されたインサート部材を着脱可能に取付けるとともに、タービンケーシングのスクロールから軸受ハウジング側に開口して形成された取付穴に前記インサート部材の外周を嵌合して、該インサート部材を軸受ハウジングに取り付け、さらに、タービンケーシングのスクロール内周部を外周側への突出部を有しない軸方向に直状の開口部に形成するとともに、該開口部に外周側への突出部が前記スクロールの内面の一部を構成するインサートシュラウドを取付け、ノズルマウントにノズルサポートを介して連結される環状のノズルプレートの支持部を前記インサートシュラウドの内部に形成したことを特徴とする。
本発明によれば、前記ノズルマウントの外周に、環状に形成されたインサート部材を着脱可能に取付けるとともに、前記タービンケーシングのスクロールから軸受ハウジング側に開口して形成された取付穴に前記インサート部材の外周を嵌合して、該インサート部材を前記軸受ハウジングに取り付けたので、次の効果が得られる。
(1)ノズル組立品をインサート部材を介して軸受ハウジング側に締着することで、ノズル組立品がタービンケーシングの熱変形及び該タービンケーシングに加わる外力の影響を受けることがなく、これらによるノズル組立品の変形を回避できる。これにより、前記ノズル組立品をインサート部材を介してタービンケーシング側に締結力を減少することなく堅固に固定することができて、前記従来技術で問題となっていたエンジン側からの振動によってノズル組立品が加振され該ノズル組立品及びこれに連結されるノズルリンク機構が摩耗して可変ノズル機構100の機能が低下しエンジンへのブースト圧(給気圧力)が大幅に低下するという不具合の発生を防止できる。
(2)ノズル組立品を安定して固定できるタービンケーシング内径側のフランジを不要として、該フランジが設けられていた部位にインサート部材をはめ込む構造とすることが可能となって、タービンケーシング単品ではスクロールが外周部で軸方向において軸受ハウジング側に解放されたレイアウトとなり、タービンケーシング鋳造時の中子の形状が簡単になり中子数の少なくて済み、タービンケーシングの製作を簡素化できる。また、該タービンケーシングは、通常、鋳造品で構成されているため、軸受ハウジング側の解放部からスクロール内におけるバリの発見が容易になる。
(3)アンダーカット付きスクロールをそなえたタービンケーシングでは、前記インサート部材を設けることによって、スクロールの外周部を軸方向に解放した形状とすることで、中子を分割してもその管理が容易になり、前記従来よりも中子の数を大幅に低減できる。
(4)前記従来技術ではスクロールエンド(舌部)がタービンケーシング内で拘束されているため、通常、熱応力が高くなるが、本発明においては、インサート部材でスクロールエンドを分割して拘束を緩和することで、スクロールエンド(舌部)のクラックを回避できる。
また、ノズルマウントとインサート部材とを一体化してノズルマウント一体型インサート部材を構成し、タービンケーシングのスクロールから軸受ハウジング側に開口して形成された取付穴に前記ノズルマウント一体型インサート部材の外周を嵌合して、該ノズルマウント一体型インサート部材を、取付ねじを含む締着部材により軸受ハウジングに取り付けるように構成すれば、ノズルマウントとインサート部材とを一体化してノズルマウント一体型インサート部材とすることにより、ノズルマウント一体型インサート部材の軸受ハウジングへの締着をより確実なすことができるとともに、更に部品点数の低減を図ることができる。
また、前記のような、ノズルマウント外径側フランジとインサート部材のタービン内径側フランジのシール面が無いためガス漏れの懸念がなく、厳密な寸法管理も不要となって、インサート部材の製作も簡素化できる。
また、前記インサート部材に外周部に鍔部を形成し、該鍔部を前記タービンケーシング及び軸受ハウジングに形成された鍔部で挟持し、挟持部の外周をカップリングで流体蜜に接合するように構成すれば、前記インサート部材を1つのカップリングのみで流体蜜に連結できるので、部品点数を低減できる。
また、インサート部材、タービンケーシング、及び軸受ハウジングの3点の部品の最外周側つばをカップリングで締結しているので、温度の比較的低い部位で締結でき、比較的安価な材料でカップリングを製作しても締結機能を満足させることができる。
また、前記タービンケーシングの軸受ハウジング側端部に形成されたリング溝にスナップリングを嵌挿し、該スナップリングの内側に軸受ハウジング及びインサート部材の外周部を挟み込み、該スナップリングの側面により前記軸受ハウジング及びインサート部材を前記タービンケーシングに固定するように構成すれば、インサート部材とタービンケーシングと軸受ハウジン締結部にスナップリングを採用することで、前記各実施例に比べて締結部の緩みなどの懸念がなく、エンジンからの振動に対する締結強度が大きくなる。
また、スナップリング1点のみで締結部材を構成できるので、部品点数を低減できる。
さらに、前記スナップリングはタービンケーシングの内径側にはめ込むため、締結部の外径方向のサイズ拡大を回避できる。
また、前記タービンケーシングの取付穴にめねじを形成するとともに、前記インサート部材の外周におねじを形成し、前記めねじにおねじを螺合することにより前記インサート部材の外周部を前記タービンケーシングと軸受ハウジングとの間に固定するように構成すれば、インサート部材とタービンケーシングとの締結部位を広くとることが可能となって該インサート部材の安定した締結が可能となる。また、インサート部材のみでタービンケーシングに締結でき、格別な取付用ねじ部材が不要となって、インサート部材そのものを小型化できる。
また、前記インサート部材の外周部を前記軸受ハウジング及びタービンケーシングに溶接にて固着するように構成すれば、インサート部材を軸受ハウジングあるいはタービンケーシングに締結するための格別な取付用ねじ部材等が不要となり、部品点数を低減できる。また、溶接による締結であるので、シール面付近を溶接可能となって、ガス漏れを最小限とすることが可能である。
また、前記インサート部材の外周と前記タービンケーシングの取付穴の内周との間に流体シール用のピストンリングを嵌挿して、該ピストンリングの外周面を前記タービンケーシングの取付穴の内周面に摺接させるように構成すれば、インサート部材とタービンケーシングとの嵌合部のガス漏れを、この嵌合部に嵌挿したピストンリングによって防止できる。
また、前記インサート部材の内周面と該内周面に対向する前記ノズルマウントの外周面との間に流体シール用のピストンリングを嵌挿するように構成すれば、前記ピストンリングによって、インサート部材の内周とノズルマウントの外周との嵌合部におけるガス漏れを防止できる。また、ピストンリングは相手部品にそれ程大きな力を発生させないため、ピストンリングの嵌挿によるノズルマウントの変形等を懸念する必要がない。
また、従来技術では、鋳造製のタービンケーシングのスクロールを鋳物のみで形成しているため、図12のようにスクロールにアンダーカット部11sを設けた場合には、スクロール中子を分割構造にする必要がある。
然るに本発明において、タービンケーシングのスクロール内周部を外周側への突出部を有しない軸方向に直状の開口部に形成するとともに、該開口部に外周側への突出部がスクロールの内面の一部を構成するインサートシュラウドを取付け、ノズルマウントにノズルサポートを介して連結される環状のノズルプレートの支持部を前記インサートシュラウドの内部に形成する構成とすれば、スクロールを一部分割として、スクロール内周部を外周側への突出部を有しない軸方向に直状の開口部に形成し、該開口部に外周側への突出部がスクロールの内面の一部を構成するインサートシュラウドを取付けことで、スクロールが軸方向によりオープンになる。
こうすることで、インサートシュラウドによって従来のようなアンダーカット部を形成して良好な空力性能を維持しつつ、スクロール中子を分割構造としない安価な鋳物形状でタービンケーシングを製作できる。
また、前記インサートシュラウドは複数のねじ部材(スクリューキャップ等)によってタービンケーシングに締着しているが、締着用の穴加工もタービンケーシングの他のボルト穴等と同一方向であることから、穴加工の方向を変更する段取りは不要であり前記穴加工の加工工数の増加を最小限にできる。
また、前記インサートシュラウドの締結部はノズルプレートに相対しているため、ねじ部材(スクリューキャップ等)はガス流路内には露出されず、該ねじ部材はガスに直接晒されない。従って、前記ねじ部材(スクリューキャップ等)自体を安価な材料で製作できる。さらに、仮に前記ねじ部材が緩んでも、該ねじ部材はこれに隣接して配置されたノズルプレートに押さえられるため、その締結を維持できる。
尚、前記インサートシュラウドを、前記のような複数のねじ部材(スクリューキャップ等)を用いることなく、直接タービンケーシングに焼き嵌めなどによって固定しても良い。このように構成すれば、インサートシュラウド及びタービンケーシング双方のインロー部を長く取ることで、安定した締結が確保できる。
また、本発明は、前記請求項1の構成と前記請求項10の構成とを組み合わせた構成も含む。かかる構成によれば、前記のような請求項1の構成及び請求項10の構成との相乗効果が得られ、より実用性に秀でた可変容量型排気ターボ過給機における可変ノズル機構部取付構造が得られる。
以下、本発明を図に示した実施例を用いて詳細に説明する。但し、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
図1は、本発明の第1実施例に係る可変ノズル機構を備えた可変容量型排気ターボ過給機におけるタービン側の要部縦断面図、図2は前記第1実施例における図1のZ部拡大図である。
図1〜2において、10はタービンケーシング、11は該タービンケーシング10の外周部に渦巻状に形成されたスクロールである。12は輻流型のタービンロータで、コンプレッサ8(図12参照)と同軸に設けられ、これのタービンシャフト12aが軸受ハウジング13に軸受16を介して回転自在に支持されている。また100aは該排気ターボ過給機の回転軸心である。
2はノズルベーンで、前記スクロール11の内周側にタービンの円周方向等間隔に複数枚配置されるとともに、これの翼端部に連結されたノズル軸02が前記タービンケーシング10に固定されたノズルマウント4に回動可能に支持され、可変ノズル機構100によりその翼角を変化せしめられるようになっている。
前記可変ノズル機構100において、前記ノズルベーン2を、前記ノズルマウント4と該ノズルマウント4に複数のノズルサポート5を介して結合された環状のノズルプレート6との間に配置し、該ノズルプレート6を前記タービンケーシング10の取付部に嵌合している。
3は円盤状に形成されたドライブリングで、前記タービンケーシング10に回転可能に支持されるとともに、円周方向等間隔にドライブピン32が固着されている。1はレバープレートで、入力側の溝が該ドライブピン32に係合され、出力側が前記ノズル軸02に固定されている。
15は前記ノズルベーン2の駆動源であるアクチュエータ(図示省略)に連結されるリンク、14は該リンク15に連結されるピンで、該ピン14が前記ドライブリング3に係合されて該ドライブリング3を回動駆動している。
かかる構成からなる可変ノズル機構付き可変容量型排気ターボ過給機の作動時において、エンジン(図示省略)からの排ガスは前記スクロール11に入り、該スクロール11の渦巻きに沿って周回しながらノズルベーン2に流入する。そして、該排ガスは、前記ノズルベーン2の翼間を流過して前記タービンロータ12にその外周側から流入し、中心側に向かい半径方向に流れて該タービンロータ12に膨張仕事をなした後、軸方向に流出してガス出口10bに案内されて機外に送出される。
かかる可変容量タービンの容量を制御するにあたっては、前記アクチュエータに対し,前記ノズルベーン2を流れる排ガスの流量が所要の流量になるような該ノズルベーン2の翼角を、翼角制御手段(図示省略)により設定する。かかる翼角に対応するアクチュエータの往復変位はリンク15、ピン14を介してドライブリング3に伝達され、該ドライブリング3が回動駆動される。
該ドライブリング3の回動により、該ドライブリング3に円周方向等間隔に固着されているドライブピン32がレバープレート1を前記ノズル軸02廻りに回動させ、該ノズル軸02の回動によりノズルベーン2が回動して、前記アクチュエータにて設定された翼角に変化せしめられる。
本発明は、以上のように構成された可変ノズル機構100を備えた可変容量型排気ターボ過給機における可変ノズル機構部100の取付構造に係るものである。
図1〜2において、前記ノズルマウント4の外周には、環状に形成されたインサート部材20が、円周方向に沿って配置された複数の固定用ねじ(スクリューキャップ)21によって、前記軸受ハウジング13の側面に着脱可能に取付けられている。このように、前記インサート部材20を低温の軸受ハウジング13に締結することにより、高温のタービンケーシング10からの伝熱量を低減している。また、前記固定用ねじ21を前記ノズルマウント4に至近な位置に設けることによって、ノズル組立品の変形や移動を極力抑制している。
前記タービンケーシング10の、前記スクロール11から軸受ハウジング13側に、該スクロール11の外周径とほぼ同一径に開口して形成された取付穴10aが形成され、該取付穴10aの内周に、インロー形態にて前記インサート部材20の外周面が嵌合されている。そして、該インサート部材20は、段付き部10cによって軸方向の位置決めがなされ、ボルト25によって、前記軸受ハウジング13外周の鍔部と共締めにてタービンケーシング10に固定されている。また、前記インサート部材20の内周面はインロー形態にて前記ノズルマウント4の外周面が嵌合され、段付き部4cによって軸方向の位置決めがなされている。
22は、前記ノズルマウント4の廻り止め用のネイルピンで、前記ノズルマウント4の嵌合部から、前記レバーププレート1を円周方向複数個所を切欠いて形成された切欠きを通して、前記軸受ハウジング13に圧入されて、該ノズルマウント4の廻り止めをなしている。
かかる第1実施例によれば、ノズルベーン2、ノズル軸02、ノズルプレート6、ノズルサポート5、ノズルマウント4等により構成されるノズル組立品をインサート部材20を介して軸受ハウジング13側に締着することで、該ノズル組立品がタービンケーシング10の熱変形及び該タービンケーシング10に加わる外力の影響を受けることがなく、これらによるノズル組立品の変形を回避できる。
これにより、前記ノズル組立品をインサート部材20を介してタービンケーシング10側に締結力を減少することなく堅固に固定することができて、前記従来技術で問題となっていたエンジン側からの振動によってノズル組立品が加振され該ノズル組立品及びこれに連結されるノズルリンク機構が摩耗して可変ノズル機構100の機能が低下しエンジンへのブースト圧(給気圧力)が大幅に低下するという不具合の発生を防止できる。
また、前記ノズル組立品を安定して固定できるタービンケーシング10内径側のフランジを不要として、該フランジが設けられていた部位にインサート部材20をはめ込む構造とすることが可能となって、タービンケーシング10単品ではスクロール11が外周部で軸方向において軸受ハウジング13側に解放されたレイアウトとなる。
これにより、タービンケーシング10鋳造時の中子の形状が簡単になり中子数が少なくて済み、タービンケーシング10の製作を簡素化できる。また、該タービンケーシング10は、通常、前記のように鋳造品で構成されているため、軸受ハウジング13側の解放部からスクロール11内におけるバリの発見が容易になる。
また、アンダーカット部11sが形成されたスクロール11をそなえたタービンケーシング10では、前記インサート部材20を設けることによってスクロール11の外周部を軸方向に解放した形状とすることで、中子を分割してもその管理が容易になり、前記従来よりも中子の数を大幅に低減できる。
また、前記従来技術ではスクロールエンド(舌部)がタービンケーシング10内で拘束されているため、通常、熱応力が高くなるが、本発明のかかる実施例においては、インサート部材20でスクロールエンドを分割して拘束を緩和することで、スクロールエンド(舌部)のクラックを回避できる。
図3は、本発明の第2実施例を示すタービン側の上半分の要部縦断面図である。
この第2実施例においては、前記第1実施例に対して、前記ノズルマウント4とインサート部材20とを一体化してノズルマウント一体型インサート部材26を構成し、前記タービンケーシング10のスクロー11ルから軸受ハウジング13側に開口して形成された取付穴10aに、前記ノズルマウント一体型インサート部材26の外周を嵌合して、該ノズルマウント一体型インサート部材26を前記第1実施例と同様に複数の固定用ねじ(スクリューキャップ)21で軸受ハウジング13に取り付けるように構成している。
前記ノズルマウント一体型インサート部材26は、ボルト25によってリングロック27を介して、前記軸受ハウジング13の外周の鍔部と共締めにてタービンケーシング10に固定されている。
その他の構成は図1〜2に示す第1実施例と同様であり、これと同一の部材は同一の符号で示す。
かかる第2実施例によれば、ノズルマウント4とインサート部材20とを一体化してノズルマウント一体型インサート部材26とすることにより、該ノズルマウント一体型インサート部材26の軸受ハウジング13への締着を、前記第1実施例よりもさらに確実になすことができるとともに、部品点数の低減を図ることができる。
また、前記従来技術のような、ノズルマウント4外径側フランジとインサート部材20のタービン内径側フランジのシール面が無いためガス漏れの懸念がなく、厳密な寸法管理も不要となって、インサート部材20の製作も簡素化できる。
図4は本発明の第3実施例を示す図2対応図である。
この第3実施例においては、前記インサート部材20の外周部に鍔部20sを形成し、該鍔部20sを前記タービンケーシング10及び軸受ハウジング13の外周に形成された鍔部で挟持し、該挟持部の外周を環状のカップリング28で流体蜜に接合している。
その他の構成は図1に示す第1実施例と同様であり、これと同一の部材は同一の符号で示す。
かかる第3実施例によれば、前記インサート部材20を1つのカップリング28のみで流体蜜に連結できるので、部品点数を低減できる。 また、インサート部材20、タービンケーシング10、及び軸受ハウジング13の3点の部品の最外周側つばをカップリング28で締結しているので、温度の比較的低い部位で締結でき、比較的安価な材料でカップリング28を製作しても締結機能を満足させることができる。
図5は本発明の第4実施例を示す図2対応図である。
この第4実施例においては、前記タービンケーシング10の軸受ハウジング13側端部に形成されたリング溝30にスナップリング29を嵌挿し、該スナップリング29の内側に前記軸受ハウジング13及びインサート部材20の外周部を挟み込み、該スナップリング29の傾斜した側面29aにより前記軸受ハウジング13及びインサート部材20を前記タービンケーシング10に押し付け固定している。この場合、前記スナップリング29が傾斜した側面29aを形成しているので、該スナップリング29をリング溝30に押し込むことにより、軸方向の力が発生し、この軸方向力によって前記インサート部材20の外周部を軸受ハウジング13とタービンケーシング10との間に堅固に保持できる。
その他の構成は図1に示す第1実施例と同様であり、これと同一の部材は同一の符号で示す。
かかる第4実施例によれば、インサート部材20とタービンケーシング10と軸受ハウジング13の締結部にスナップリング29を採用することで、前記各実施例に比べて締結部の緩みなどの懸念が少なく、エンジンからの振動に対する締結強度が大きくなる。 また、スナップリング291点のみで締結部材を構成できるので、部品点数を低減できる。
さらに、前記スナップリング29はタービンケーシング10の取付穴10bの内径側にはめ込むため、インサート部材20締結部の外径方向のサイズ拡大を回避できる。
図6は本発明の第5実施例を示す図2対応図である。
この第5実施例においては、前記タービンケーシング10の取付穴10b(図1参照)にめねじを形成するとともに、前記インサート部材20の外周におねじを形成し、前記めねじにおねじを螺合するねじ部30sによって、前記インサート部材20の外周部を前記タービンケーシング10と軸受ハウジング13との間に固定している。
その他の構成は図1に示す第1実施例と同様であり、これと同一の部材は同一の符号で示す。
かかる第5実施例によれば、インサート部材20とタービンケーシング10との締結部位を広くとることが可能となって、該インサート部材20の安定した締結が可能となる。また、該インサート部材20のおねじをタービンケーシング10のねじ穴にねじ込むのみでタービンケーシング10に締結でき、格別な取付用ねじ部材が不要となって、インサート部材20そのものを小型化できる。
図7は本発明の第6実施例を示す図2対応図である。
この第6実施例においては、前記インサート部材20の外周部を前記軸受ハウジング13の外周部及びタービンケーシング10の外周部に溶接にて固着している。33は溶接部である。
その他の構成は図1に示す第1実施例と同様であり、これと同一の部材は同一の符号で示す。
かかる第6実施例によれば、インサート部材20を軸受ハウジング13あるいはタービンケーシング10に締結するための格別な取付用のねじ部材等が不要となり、部品点数を低減できる。また、溶接33による締結であるので、シール面付近を溶接可能となって、ガス漏れを最小限とすることが可能である。
図8は本発明の第7実施例を示す図2対応図である。
この第7実施例においては、前記インサート部材20の外周に形成した溝内に流体シール用のピストンリング34を嵌挿し、該ピストンリング34の外周面を前記タービンケーシング10の取付穴10bの内周面に摺接させている。あるいは前記タービンケーシング10の取付穴10bの内周面に形成した溝内にピストンリング34を嵌挿し、該ピストンリング34の内周面を前記インサート部材20の外周面に摺接させてもよい。
その他の構成は図1に示す第1実施例と同様であり、これと同一の部材は同一の符号で示す。
かかる第7実施例によれば、インサート部材20とタービンケーシング10との嵌合部のガス漏れを、この嵌合部に嵌挿したピストンリング34によって確実に防止できる。
図9は本発明の第8実施例を示す図2対応図である。
この第8実施例においては、前記インサート部材20の内周面に形成した溝内にピストンリング35を嵌挿し、該ピストンリング35の内周面を前記ノズルマウント4の外周面に摺接させている。あるいは、前記ノズルマウント4の外周面に形成した溝内にピストンリング35を嵌挿し、該ピストンリング35の外周面を前記インサート部材20の内周面に摺接させてもよい。
その他の構成は図1に示す第1実施例と同様であり、これと同一の部材は同一の符号で示す。
かかる第8実施例によれば、前記ピストンリング35によって、インサート部材20の内周とノズルマウント4の外周との嵌合部におけるガス漏れを確実に防止できる。また、ピストンリング35は相手部品にそれ程大きな力を発生させないため、該ピストンリング35の嵌挿によるノズルマウント4の変形等を懸念する必要がない。
図10は本発明の第9実施例を示すタービンケーシング部の要部縦断面図である。
この第9実施例においては、タービンケーシング10の前記スクロール11内周部を、従来のタービンケーシングのように外周側への突出部を有しない軸方向に直状の開口部に形成するとともに、該開口部に外周側への突出部36yがスクロール11の内面の一部を構成するインサートシュラウド36を取付け、ノズルマウント4にノズルサポート5を介して連結される環状のノズルプレート6の支持部36zを前記インサートシュラウド36の内部に形成している。該インサートシュラウド36は、内周のインロー部36aにて前記タービンケーシング10と位置決めされている。
そして、該インサートシュラウド36は、前記ノズルプレート6の内側に配置され、円周方向に沿って複数個設けられたスクリューキャップ37によってタービンケーシング10の開口部端面に固定されている。
かかる第9実施例によれば、従来技術では、鋳造製のタービンケーシングのスクロールを鋳物のみで形成しているため、図12のようにスクロールにアンダーカット部11sを設けた場合には、スクロール中子を分割構造にする必要があるのに対し、スクロール11を一部分割として、該スクロール11内周部を外周側への突出部を有しない軸方向に直状の開口部に形成し、該開口部に外周側への突出部36yがスクロール11の内面の一部を構成するインサートシュラウド36を取付けたことで、スクロール11が軸方向に、よりオープンになる。
このように構成することで、インサートシュラウド36によって、従来のようなアンダーカット部11sを形成して良好な空力性能を維持しつつ、スクロール11の中子を分割構造としない安価な鋳物形状でタービンケーシング10を製作できる。
また、前記インサートシュラウド36は複数のスクリューキャップ37によってタービンケーシング10に締着しているが、締着用の穴加工もタービンケーシング10の他のボルト穴等と同一方向であることから、穴加工の方向を変更する段取りは不要であり、前記穴加工の加工工数の増加を最小限にできる。
また、前記インサートシュラウド36の締結部はノズルプレート6の内側に相対しているため、スクリューキャップ37はガス流路内には露出されず、該スクリューキャップ37はガスに直接晒されない。従って、前記スクリューキャップ37自体を安価な材料で製作できる。さらに、仮に前記スクリューキャップ37が緩んでも、該スクリューキャップ37はこれに隣接して配置されたノズルプレート6に押さえられるため、その締結を維持できる。
尚、前記インサートシュラウド36を、前記のような複数のスクリューキャップ37を用いることなく、直接タービンケーシング10に焼き嵌めなどによって固定しても良い。このように構成すれば、インサートシュラウド36及びタービンケーシング10双方のインロー部を長く取ることで、安定した締結が確保できる。
図11は本発明の第10実施例を示す図1対応図である。
この第10実施例は、図1〜2に示す第1実施例と図10に示す第9実施例とを組合せたもので、ノズルマウント4の外周に、環状に形成されたインサート部材20を複数の固定用ねじ21によって着脱可能に取付けるとともに、タービンケーシング10のスクロール11から軸受ハウジング13側に開口して形成された取付穴10aに前記インサート部材20の外周を嵌合して、該インサート部材20を軸受ハウジング13に取り付けた前記第1実施例の構成、及び、タービンケーシング10のスクロール11内周部を外周側への突出部を有しない軸方向に直状の開口部に形成するとともに、該開口部に外周側への突出部36yが前記スクロール11の内面の一部を構成するインサートシュラウド36を取付け、ノズルマウント4にノズルサポート5を介して連結される環状のノズルプレート6の支持部36zを前記インサートシュラウド36の内部に形成した第9実施例の構成を組み合わせている。
かかる第10実施例によれば、前記のような第1実施例の構成及び第9実施例の構成との相乗効果が得られ、より実用性に秀でた可変容量型排気ターボ過給機における可変ノズル機構部取付構造が得られる。
本発明によれば、タービンケーシングの熱変形や該タービンケーシングに加わる外力の影響を受けることなく、ノズルマウント、ノズルベーンを含むノズル組立品を堅固な支持構造とするとともに、スクロール部の形態を解放形態に近くして簡素化することによって、前記ノズル組立品の組立を容易化しタービンケーシング鋳造時のスクロール中子数を減少してタービンケーシングの生産性を向上した可変容量型排気ターボ過給機を提供できる。
本発明の第1実施例に係る可変ノズル機構を備えた可変容量型排気ターボ過給機におけるタービン側の要部縦断面図である。 前記第1実施例における図1のZ部拡大図である。 本発明の第2実施例を示すタービン側の上半分の要部縦断面図である。 本発明の第3実施例を示す図2対応図である。 本発明の第4実施例を示す図2対応図である。 本発明の第5実施例を示す図2対応図である。 本発明の第6実施例を示す図2対応図である。 本発明の第7実施例を示す図2対応図である。 本発明の第8実施例を示す図2対応図である。 本発明の第9実施例を示すタービンケーシング部の要部縦断面図である。 本発明の第10実施例を示す図1対応図である。 従来の可変ノズル機構付き可変容量型排気ターボ過給機の縦断面図である。
符号の説明
1 レバープレート
2 ノズルベーン
02 ノズル軸
3 ドライブリング
4 ノズルマウント
5 ノズルサポート
6 ノズルプレート
10 タービンケーシング
10a 取付穴
11 スクロール
12 タービンロータ
13 軸受ハウジング
20 インサート部材
21 固定用ねじ
22 ネイルピン
26 ノズルマウント一体型インサート部材
28 カップリング
29 スナップリング
30s ねじ部
32 ドライブピン
33 溶接部
34,35 ピストンリング
36 インサートシュラウド
37 スクリューキャップ
100 可変ノズル機構

Claims (11)

  1. エンジンからの排気ガスをタービンケーシングに形成されたスクロール内、及び該スクロールの内周側に配置された複数のノズルベーンを通して該ノズルベーンの内周側に設けられたタービンロータに作用させるとともに、前記複数のノズルベーンを環状のノズルマウントに回動可能に支持して該ノズルベーンの翼角を変化させることにより前記タービンロータへの排気ガス流量を調整する可変ノズル機構を備えてなる可変容量型排気ターボ過給機において、前記ノズルマウントの外周に、環状に形成されたインサート部材を着脱可能に取付けるとともに、前記タービンケーシングのスクロールから軸受ハウジング側に開口して形成された取付穴に前記インサート部材の外周を嵌合して、該インサート部材を前記軸受ハウジングに取り付けたことを特徴とする可変容量型排気ターボ過給機における可変ノズル機構部取付構造。
  2. エンジンからの排気ガスをタービンケーシングに形成されたスクロール内、及び該スクロールの内周側に配置された複数のノズルベーンを通して該ノズルベーンの内周側に設けられたタービンロータに作用させるとともに、前記複数のノズルベーンを環状のノズルマウントに回動可能に支持して該ノズルベーンの翼角を変化させることにより前記タービンロータへの排気ガス流量を調整する可変ノズル機構を備えてなる可変容量型排気ターボ過給機において、前記ノズルマウントとインサート部材とを一体化してノズルマウント一体型インサート部材を構成し、前記タービンケーシングのスクロールから軸受ハウジング側に開口して形成された取付穴に前記ノズルマウント一体型インサート部材の外周を嵌合して、該ノズルマウント一体型インサート部材を前記軸受ハウジングに取り付けたことを特徴とする可変容量型排気ターボ過給機における可変ノズル機構部取付構造。
  3. 前記インサート部材に、前記ノズルマウント及びこれに装着される前記ノズルベーンを含む可変ノズル機構部材を取り付けて一体化したノズルマウント・インサート部材組立構造体を形成し、該ノズルマウント・インサート部材組立構造体を前記軸受ハウジングにボルト、取付ねじを含む締着部材により固定したことを特徴とする請求項2に記載の可変容量型排気ターボ過給機における可変ノズル機構部取付構造。
  4. 前記インサート部材の外周部に鍔部を形成し、該鍔部を前記タービンケーシング及び軸受ハウジングに形成された鍔部で挟持し、挟持部の外周をカップリングで流体蜜に接合したことを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の可変容量型排気ターボ過給機における可変ノズル機構部取付構造。
  5. 前記タービンケーシングの軸受ハウジング側端部に形成されたリング溝にスナップリングを嵌挿し、該スナップリングの内側に前記軸受ハウジング及びインサート部材の外周部を挟み込み、該スナップリングの側面により前記軸受ハウジング及びインサート部材を前記タービンケーシングに固定したことを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の可変容量型排気ターボ過給機における可変ノズル機構部取付構造。
  6. 前記タービンケーシングの取付穴にめねじを形成するとともに、前記インサート部材の外周におねじを形成し、前記めねじにおねじを螺合することにより前記インサート部材の外周部を前記タービンケーシングと軸受ハウジングとの間に固定したことを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の可変容量型排気ターボ過給機における可変ノズル機構部取付構造。
  7. 前記インサート部材の外周部を前記軸受ハウジング及びタービンケーシングに溶接にて固着したことを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の可変容量型排気ターボ過給機における可変ノズル機構部取付構造。
  8. 前記インサート部材の外周と前記タービンケーシングの取付穴の内周との間に流体シール用のピストンリングを嵌挿して、該ピストンリングの外周面を前記タービンケーシングの取付穴の内周面に摺接させたことを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の可変容量型排気ターボ過給機における可変ノズル機構部取付構造。
  9. 前記インサート部材の内周面と該内周面に対向する前記ノズルマウントの外周面との
    間に流体シール用のピストンリングを嵌挿したことを特徴とする請求項1に記載の可変容量型排気ターボ過給機における可変ノズル機構部取付構造。
  10. エンジンからの排気ガスをタービンケーシングに形成されたスクロール内、及び該スクロールの内周側に配置された複数のノズルベーンを通して該ノズルベーンの内周側に設けられたタービンロータに作用させるとともに、前記複数のノズルベーンを環状のノズルマウントに回動可能に支持して該ノズルベーンの翼角を変化させることにより前記タービンロータへの排気ガス流量を調整する可変ノズル機構を備えてなる可変容量型排気ターボ過給機において、前記タービンケーシングの前記スクロール内周部を外周側への突出部を有しない軸方向に直状の開口部に形成するとともに、該開口部に外周側への突出部が前記スクロールの内面の一部を構成するインサートシュラウドを取付け、前記ノズルマウントにノズルサポートを介して連結される環状のノズルプレートの支持部を前記インサートシュラウドの内部に形成したことを特徴とする可変容量型排気ターボ過給機における可変ノズル機構部取付構造。
  11. エンジンからの排気ガスをタービンケーシングに形成されたスクロール内、及び該スクロールの内周側に配置された複数のノズルベーンを通して該ノズルベーンの内周側に設けられたタービンロータに作用させるとともに、前記複数のノズルベーンを環状のノズルマウントに回動可能に支持して該ノズルベーンの翼角を変化させることにより前記タービンロータへの排気ガス流量を調整する可変ノズル機構を備えてなる可変容量型排気ターボ過給機において、前記ノズルマウントの外周に、環状に形成されたインサート部材を着脱可能に取付けるとともに、前記タービンケーシングのスクロールから軸受ハウジング側に開口して形成された取付穴に前記インサート部材の外周を嵌合して、該インサート部材を前記軸受ハウジングに取り付け、さらに、前記タービンケーシングの前記スクロール内周部を外周側への突出部を有しない軸方向に直状の開口部に形成するとともに、該開口部に外周側への突出部が前記スクロールの内面の一部を構成するインサートシュラウドを取付け、前記ノズルマウントにノズルサポートを介して連結される環状のノズルプレートの支持部を前記インサートシュラウドの内部に形成したことを特徴とする可変容量型排気ターボ過給機における可変ノズル機構部取付構造。
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