JP2008211618A - 通信制御方法および無線通信装置 - Google Patents

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【課題】低変調クラスにおいて通信品質が劣化した場合であっても通信路切断を回避するとともに、余計な妨害波の低減を図ることができ、基地局の無線リソースの有効利用を図ることができる通信制御方法および無線通信装置を提供する。
【解決手段】他の無線通信装置である基地局との間で無線通信を行う本発明の無線通信装置は、前記基地局との間の通信品質に応じて変調クラスを制御する変調クラス制御手段と、前記変調クラスが所定の変調クラス以下になった場合には、現在使用しているキャリア周波数の割当数を減少させ、前記変調クラスが前記所定の変調クラスを超えた場合には、現在使用しているキャリア周波数の割当数を増加させるように制御するキャリア周波数制御手段と、前記キャリア周波数制御手段により制御されたキャリア周波数の割当数情報を前記基地局へ通知する通知手段とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、ワイヤレス・ブロードバンド・システム等の無線通信システムに適用可能な通信制御方法および、該無線通信システムの構成要素である無線通信端末や基地局等の無線通信装置に関するものである。
近年、無線通信端末(以下、端末ともいう)が処理する情報量の増大化傾向に伴い、1つの端末が複数のキャリア周波数を用いてデータ通信を行うマルチキャリア方式の無線通信システムが開発されている。このような無線通信システムでは、端末が使用可能な空きチャネルや空きスロットがある限り、複数のキャリア周波数を端末が使用して基地局との間で通信を行うことができる。
そして、上記無線通信システムにおいては、適応変調方式技術(リンクアダプテーション)を用いた通信も考えられている。上記適応変調方式技術は、基地局および端末が送受信する電波の品質(通信品質)に応じて、最適な符号化変調方式を選択する技術であり、この適応変調方式技術の採用により、通信品質が良いときには、高速のデータレートを維持するために高速の変調方式を適用し、通信品質が悪いときには、通信回線の切断を避けるために低速の変調方式を適用することができる。
なお、適応変調方式技術を用いる無線通信システムの従来例としては、例えば特許文献1に記載のものがある。
特開2000−324081号公報
上記従来例の適応変調方式技術を用いる無線通信システムは、無線通信端末におけるデータ転送レートを上げる場合には、単にキャリア周波数の割当数を増加させることにより多重可能な最大数のキャリア周波数を用いてデータ通信を行うとともに、無線通信端末が1スロット〜3スロットを使用して基地局と送受信を行なう際に使用可能になる最大の変調クラスを用いるようにしているため、以下のような問題が生じる。
例えば、上記従来例の無線通信システムにおいて、端末と基地局との間で通信可能なキャリア周波数の全てを用いて通信が行われているときに、端末が基地局のセルエッジに向かって移動した場合には、当該端末および基地局間の通信品質(Carrier vs. Noise Ratio ;以下、CNRという)が劣化していくため、変調クラスが低下していき、低下した変調クラスに応じてデータレートも低速になる。さらに、当該端末がセルエッジまで移動した場合には、低変調クラスで、かつ、基地局から送信される電力が弱まるため、通信品質の劣化に伴いデータレートが急激に低下してしまう。
また、このような通信状況下においても、端末および基地局間では通信可能なキャリア周波数の全てを用いて通信が行われるため、端末においては、1キャリア当たりの送信電力の低下を招き、通話断となる可能性も生じる。また、基地局においては無線リソースの浪費を招いてしまう。
本発明は、低変調クラスにおいて通信品質が劣化した場合であっても、通信路の確保を図ることができ、基地局の無線リソースの有効利用も併せて図ることができる通信制御方法を提供することを第1の目的とする。
本発明は、低変調クラスにおいて通信品質が劣化した場合であっても、通信路の確保を図ることができ、基地局の無線リソースの有効利用も併せて図ることができる無線通信装置を提供することを第2の目的とする。
上記第1の目的を達成するため、請求項1に係る通信制御方法は、通信品質に応じて変調クラスを制御する第1ステップと、前記変調クラスが所定の変調クラス以下になった場合には、現在使用しているキャリア周波数の割当数を減少させ、前記変調クラスが前記所定の変調クラスを超えた場合には、現在使用しているキャリア周波数の割当数を増加させる第2ステップと、を含むことを特徴とする。
前記所定の変調クラスにおいて、現在使用しているキャリア周波数の割当数を通信品質に応じて制御することが、低変調クラスにおいて通信品質が劣化した場合であっても通信路切断を回避するとともに、余計な妨害波の低減を図ることができ、基地局の無線リソースの有効利用を図ることができる通信制御方法を提供する上で好ましい。
前記所定の変調クラスにおいて、通信品質に応じて予め設定されたキャリア周波数の割当数と所要の通信品質との対応付けに基づいて、現在使用しているキャリア周波数の割当数を制御することが、低変調クラスにおいて通信品質が劣化した場合であっても通信路切断を回避するとともに、余計な妨害波の低減を図ることができ、基地局の無線リソースの有効利用を図ることができる通信制御方法を提供する上で好ましい。
上記第2の目的を達成するため、請求項1に係る無線通信装置は、他の無線通信装置との間で無線通信を行う無線通信装置において、前記他の無線通信装置との間の通信品質に応じて変調クラスを制御する変調クラス制御手段と、前記変調クラスが所定の変調クラス以下になった場合には、現在使用しているキャリア周波数の割当数を減少させ、前記変調クラスが前記所定の変調クラスを超えた場合には、現在使用しているキャリア周波数の割当数を増加させるように制御するキャリア周波数制御手段と、前記キャリア周波数制御手段により制御されたキャリア周波数の割当数情報を前記他の無線通信装置へ通知する通知手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、変調クラスが所定の変調クラス以下になった場合には、現在使用しているキャリア周波数の割当数を減少させ、前記変調クラスが前記所定の変調クラスを超えた場合には、現在使用しているキャリア周波数の割当数を増加させるので、低変調クラスにおいて通信品質が劣化した場合であっても通信路切断を回避するとともに、余計な妨害波の低減を図ることができ、基地局の無線リソースの有効利用を図ることができる通信制御方法および無線通信装置を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づき詳細に説明する。
図1は本発明の第1実施形態の通信制御方法を適用する無線通信システムにおいて無線通信端末が複数のキャリア周波数を使用して基地局とデータ通信を行う際の、キャリア周波数の割当数毎のデータ転送レートの例を示すグラフである。図1において、縦軸はデータ転送レート(kbps)を示し、横軸は基地局と無線通信端末(端末)との距離を示している。また、図1には、キャリア周波数の割当数が1,2,3,4の場合(以下、1キャリア、2キャリア、3キャリア、4キャリアともいう)に対応する4本の折れ線が記載されており、各折れ線上にプロットされた11点はそれぞれ、左から右に向かって変調クラス10〜変調クラス0を示す「mod10」、「mod9」、「mod8」、・・・、「mod0」に対応するデータ転送レートを示しているが、グラフを見やすくするために「mod4」、・・・、「mod0」の記載を省略している。
この図1のグラフは、基地局と端末との距離が近い場合には、パスロスが小さいため、高い変調クラス(高い変調方式)に設定され、端末に対するキャリア周波数の割当数が多いほどデータ転送レートが高くなるが、基地局と端末との距離が遠くなるにつれてパスロスが大きくなるため、「mod3」、「mod2」辺りでは、端末に対するキャリア周波数の割当数を増減させてもデータ転送レートの差は小さくなる。また、折れ線同士が交差している点は2つの折れ線におけるデータ転送レートの大小関係が逆転する境界点となっており、「Th_3−4(4C←→3C)」は4キャリアの折れ線と3キャリアの折れ線とにおけるデータ転送レートの大小関係が逆転する境界点を示し、「Th_2−3(3C←→2C)」は3キャリアの折れ線と2キャリアの折れ線とにおけるデータ転送レートの大小関係が逆転する境界点を示し、「Th_1−2(2C←→1C)」は2キャリアの折れ線と1キャリアの折れ線とにおけるデータ転送レートの大小関係が逆転する境界点を示している。
図2は図1のグラフにおけるアップリンク時の変調クラスと所要CNRとデータ転送レートとの関係の一例をキャリア周波数の割当数毎に示す図である。図2はキャリア周波数の割当数が1キャリアのときの所要CNRとデータ転送レートとを基本として、キャリア周波数の割当数を2キャリア、3キャリア、4キャリアと増やしていったときの所要CNRとデータ転送レートとを示しており、変調クラス0(mod0)に関しては、1キャリアの場合は、所要CNRが−0.8dBで、1キャリア当たりのデータ転送レートが19.2kbpsであり、2キャリアの場合は、所要CNRが2.2dBで、2キャリア当たりのデータ転送レートが38.4kbpsであり、3キャリアの場合は、所要CNRが4.0dBで、3キャリア当たりのデータ転送レートが57.6kbpsであり、4キャリアの場合は、所要CNRが5.2dBで、4キャリア当たりのデータ転送レートが76.8kbpsであり、変調クラス1(mod1)に関しては、1キャリアの場合は、所要CNRが0.8dBで、1キャリア当たりのデータ転送レートが38.4kbpsであり、2キャリアの場合は、所要CNRが3.8dBで、2キャリア当たりのデータ転送レートが76.8kbpsであり、3キャリアの場合は、所要CNRが5.6dBで、3キャリア当たりのデータ転送レートが115.2kbpsであり、4キャリアの場合は、所要CNRが6.8dBで、4キャリア当たりのデータ転送レートが153.6kbpsであり、変調クラス2(mod2)に関しては、1キャリアの場合は、所要CNRが2.5dBで、1キャリア当たりのデータ転送レートが76.8kbpsであり、2キャリアの場合は、所要CNRが5.5dBで、2キャリア当たりのデータ転送レートが153.6kbpsであり、3キャリアの場合は、所要CNRが7.3dBで、3キャリア当たりのデータ転送レートが230.4kbpsであり、4キャリアの場合は、所要CNRが8.5dBで、4キャリア当たりのデータ転送レートが307.2kbpsであり、変調クラス3(mod3)に関しては、1キャリアの場合は、所要CNRが5.4dBで、1キャリア当たりのデータ転送レートが129.6kbpsであり、2キャリアの場合は、所要CNRが8.4dBで、2キャリア当たりのデータ転送レートが259.2kbpsであり、3キャリアの場合は、所要CNRが10.2dBで、3キャリア当たりのデータ転送レートが388.8kbpsであり、4キャリアの場合は、所要CNRが11.4dBで、4キャリア当たりのデータ転送レートが518.4kbpsであり、変調クラス4(mod4)に関しては、1キャリアの場合は、所要CNRが7.5dBで、1キャリア当たりのデータ転送レートが172.8kbpsであり、2キャリアの場合は、所要CNRが10.5dBで、2キャリア当たりのデータ転送レートが345.6kbpsであり、3キャリアの場合は、所要CNRが2.3dBで、3キャリア当たりのデータ転送レートが518.4kbpsであり、4キャリアの場合は、所要CNRが13.5dBで、4キャリア当たりのデータ転送レートが691.2kbpsであり、変調クラス5(mod5)に関しては、1キャリアの場合は、所要CNRが9.8dBで、1キャリア当たりのデータ転送レートが216.0kbpsであり、2キャリアの場合は、所要CNRが12.8dBで、2キャリア当たりのデータ転送レートが432.0kbpsであり、3キャリアの場合は、所要CNRが14.6dBで、3キャリア当たりのデータ転送レートが648.0kbpsであり、4キャリアの場合は、所要CNRが15.8dBで、4キャリア当たりのデータ転送レートが864.0kbpsであり、変調クラス6(mod6)に関しては、1キャリアの場合は、所要CNRが11.9dBで、1キャリア当たりのデータ転送レートが292.8kbpsであり、2キャリアの場合は、所要CNRが14.9dBで、2キャリア当たりのデータ転送レートが585.6kbpsであり、であり、3キャリアの場合は、所要CNRが16.7dBで、3キャリア当たりのデータ転送レートが878.4kbpsであり、4キャリアの場合は、所要CNRが17.9dBで、4キャリア当たりのデータ転送レートが1171.2kbpsであり、変調クラス7(mod07に関しては、1キャリアの場合は、所要CNRが13.2dBで、1キャリア当たりのデータ転送レートが345.6kbpsであり、2キャリアの場合は、所要CNRが16.2dBで、2キャリア当たりのデータ転送レートが691.2kbpsであり、3キャリアの場合は、所要CNRが18.0dBで、3キャリア当たりのデータ転送レートが1036.8kbpsであり、4キャリアの場合は、所要CNRが19.2dBで、4キャリア当たりのデータ転送レートが1382.4kbpsである。
上記図1および図2においては、変調クラスが高い領域(基地局と端末との距離が近い領域)では、キャリア周波数の割当数が多いほどデータ転送レートが高くなる傾向が顕著になるが、変調クラス3付近の領域では、キャリア周波数の割当数を増やしてもデータ転送レートは増加せず、変調クラス2以下の領域では、キャリア周波数の割当数が例えば4キャリアの場合の方が1キャリアの場合よりもデータ転送レートが減少する傾向がある。この傾向は、無線通信端末において送信に使用できる全送信パワーは一定であることに起因しており、当該無線通信端末において使用できるキャリア周波数のキャリア数が増加すると1キャリア当たりの送信パワーは減少し、1キャリア当たりの送信パワーが減少することによって、電波の到達距離が短くなる。そこで、本実施形態では、当該無線通信端末の現在位置と基地局とのパスロス(距離)を考慮して、当該無線通信端末に割り当てるキャリア周波数のキャリア数に制限を設けるようにしている。
上記本実施形態の通信制御方法を適用する無線通信システムとしては、ワイヤレス・ブロードバンド・システムが好ましいが、特に、本願出願人らが提唱している「アイ・バースト(iBurst(登録商標))システム」と称せられるワイヤレス・ブロードバンド・システムに適用することが好ましい。「アイ・バースト(iBurst(登録商標)))システム」は、マルチキャリアを採用したTDMA/TDDのシステムであり、上り(アップリンク)および下り(ダウンリンク)のタイム・スロット数は、各3タイム・スロットの合計6タイム・スロットで構成されており、上りおよび下りのタイム・スロット長が異なる非対称構成となっており、下りのデータ転送レートに重きをおいた構成である。iBurst(登録商標))システムのシンボル・レートは500kシンボル/secであり、1キャリアの場合3タイム・スロットの全てを1ユーザが使用した最大データ転送レートは、下りは1061kbpsになり、上りは346kbpsになる。また、iBurst(登録商標))システムで使用する周波数帯域は5MHzであり、1キャリア当たりの帯域は625kHzであり、iBurst(登録商標))システムの1フレームは5msecである。
次に、本実施形態の通信制御方法を適用する無線通信システムにおいて無線通信端末に割り当てるキャリア周波数のキャリア数の制限について説明する。
本実施形態の通信制御方法を適用する無線通信システムのようなマルチキャリア方式を採用した無線通信システムの端末装置は、基地局との距離(パスロス)に応じてサービスを享受できる変調クラスが制限を受けるが、送受信に用いるキャリア数を増やすことによって、データ転送レートを上げることも可能であり、また、キャリア数を減らして1キャリア当たりの送信パワーを増やすることによって、セルエッジまでのロングディスタンス・サービスを受けることも可能になる。その際の基地局のキャリア周波数リソースは、限られたキャリア周波数リソースであるので、最適なキャリア数および変調クラスを割り当てる制御を行うようにする。なお、本実施形態の通信制御方法を適用する無線通信システムは、基地局が無線通信端末に1キャリア〜4キャリアを割り当てる際には、基地局から無線通信端末へキャリア周波数の割当数情報を通知するように構成されている。
本実施形態の通信制御方法を適用する無線通信システムにおいて、基地局が端末に割り当てるキャリア周波数の割当数(キャリア数)をいくつにするかを決定する際には、まず、図1を見れば明らかなように、基地局と端末との距離(パスロスもしくは基地局での端末送信波の受信電波強度に対応する)から、必要とするデータ転送レートが分かり、当該必要とするデータ転送レートから、キャリア数をいくつにすべきかが分るので、基地局が端末に割り当てるキャリア数の最適な上限値が判明することとなる。例えば、所要CNRが15dBポイントで新たなユーザからのキャリア周波数の使用要求(1キャリアもしくは複数キャリアの使用要求)が発生した場合、1人のユーザによる2キャリア占有時は、基地局におけるデータ転送レートは200kbpsしか向上しないが、新たなユーザが1キャリアを使用した場合には、基地局として500kbpsもデータ転送レートが向上するため、当該基地局のキャリア周波数リソースが不足している場合には、基地局のトータルのデータ転送レートの方を重視して、基地局が端末に割り当てるキャリア数の上限値を1キャリアに制限する。なお、当該基地局のキャリア周波数リソースに十分な余裕がある場合には、上記キャリア数の上限値の制限を行う必要はない。
また、図2を見れば明らかなように、キャリア数の上限値を4キャリア、3キャリア、2キャリア、1キャリアというように、基地局と端末との距離(パスロス)に応じて区分しておくことにより、端末の現在位置において効率の悪いキャリア数の割り当てを回避することができる。
図3は第1実施形態の通信制御方法を実施する無線通信システムにおいて、無線通信装置である基地局が無線通信装置である無線通信端末に割り当てるキャリア周波数の割当数の制限値の設定例を示す図である。図3において、縦軸はデータ転送レート(kbps)を示し、横軸は基地局と無線通信端末(端末)との距離を示し、「mod10」、「mod9」、「mod8」、・・・はそれぞれ、変調クラスを示している。
また、図4は第1実施形態の通信制御方法を実施する無線通信システムにおいて、無線通信装置である基地局が無線通信装置である無線通信端末に割り当てるキャリア周波数の割当数の制限値の決定に用いる、キャリア周波数の割当数の切換ポイントを示す図である。図4において、Th_3−4は、3キャリアでのデータ転送レートと4キャリアでのデータ転送レートとが一致する切換ポイントであり、Th_2−3は、2キャリアでのデータ転送レートと3キャリアでのデータ転送レートとが一致する切換ポイントであり、Th_1−2は、1キャリアでのデータ転送レートと2キャリアでのデータ転送レートとが一致する切換ポイントである。なお、図4に示すように、各切換ポイントでの変調クラスの切り換えには、全てにおいて変調クラス2(mod2)を用ていいる。その理由は、Th_3−4とTh_2−3との間では、3キャリアを割り当てることも可能であるが、3キャリアを割り当ても所要CNRの差が極めて小さくなるため、3キャリアを除外することにした。
よって、本実施形態の通信制御方法を実施する無線通信システムにおいてキャリア周波数の割当数を制限する際には、図3に示すように、基地局が端末に割り当てるキャリア数の上限値(Max carrier)を、4キャリア、2キャリア、1キャリアに設定し、キャリア数上限値=4とキャリア数上限値=2との切換ポイントに設定したTh_3−4の図示左側ではキャリア数上限値を4に設定するとともにTh_3−4の図示右側ではキャリア数上限値を2に設定し、キャリア数上限値=2とキャリア数上限値=1との切換ポイントに設定したTh_1−2の図示左側ではキャリア数上限値を2に設定するとともにTh_1−2の図示右側ではキャリア数上限値を1に設定している。このようにすることにより、基地局のセルエッジに近い領域において生じる可能性がある煩雑な制御を簡素化することができる。また、必要なデータ転送レートを確保するためのキャリア周波数の割当数を、フェージング等のマージンを含めて、所要CNRおよびパスロスを考慮して、求めることができる。
本実施形態の通信制御方法、ならびに、該通信制御方法を実施するための無線通信端末および基地局を含む無線通信システムによれば、(1)変調クラスが所定の変調クラス(mod2)以下になった場合には、現在使用しているキャリア周波数の割当数を減少させ、前記変調クラスが前記所定の変調クラス(mod2)を超えた場合には、現在使用しているキャリア周波数の割当数を増加させ、(2)前記所定の変調クラスにおいて、現在使用しているキャリア周波数の割当数を通信品質に応じて制御し、(3)前記所定の変調クラス(mod2)において、通信品質に応じて予め設定されたキャリア周波数の割当数と所要の通信品質(CNR)との対応付け(図2参照)に基づいて、現在使用しているキャリア周波数の割当数を制御するようにしたから、端末側で適用されるキャリア数および変調クラスが最適化されることになり、低変調クラスにおいて通信品質が劣化した場合であっても通信路切断を回避し、余計な妨害波の低減を図り、基地局の無線リソース(キャリア周波数リソース)の有効利用を図るとともに、基地局および端末を含む無線通信システム全体としてのデータ転送レートの向上を図ることができるマルチキャリア対応の通信制御方法および無線通信装置を提供することができる。
また、本実施形態の通信制御方法および該通信制御方法を実施するための無線通信端末および基地局を含む無線通信システムによれば、3キャリアはキャリア数上限値として設定可能であるが、3キャリアを使用しても効果が低いことを考慮して3キャリアを除外している。すなわち、キャリアの上限値としては、1,2,4,8,16,・・と設定できるようにしたことにより、制御の複雑化を緩和している。
本発明の第1実施形態の通信制御方法を適用する無線通信システムにおいて無線通信端末が複数のキャリア周波数を使用して基地局とデータ通信を行う際の、キャリア周波数の割当数毎のデータ転送レートの例を示すグラフである。 図1のグラフにおけるアップリンク時の変調クラスと所要CNRとデータ転送レートとの関係の一例をキャリア周波数の割当数毎に示す図である。 第1実施形態の通信制御方法を実施する無線通信システムにおいて、無線通信装置である基地局が無線通信装置である無線通信端末に割り当てるキャリア周波数の割当数の制限値の設定例を示す図である。 第1実施形態の通信制御方法を実施する無線通信システムにおいて、無線通信装置である基地局が無線通信装置である無線通信端末に割り当てるキャリア周波数の割当数の制限値の決定に用いる、キャリア周波数の割当数の切換ポイントを示す図である。
符号の説明
mod0〜mod7 変調クラス0〜変調クラス7
Th_3−4 3キャリアでのデータ転送レートと4キャリアでのデータ転送レートとが一致する切換ポイント
Th_2−3 2キャリアでのデータ転送レートと3キャリアでのデータ転送レートとが一致する切換ポイント
Th_1−2 1キャリアでのデータ転送レートと2キャリアでのデータ転送レートとが一致する切換ポイント

Claims (4)

  1. 通信品質に応じて変調クラスを制御する第1ステップと、
    前記変調クラスが所定の変調クラス以下になった場合には、現在使用しているキャリア周波数の割当数を減少させ、前記変調クラスが前記所定の変調クラスを超えた場合には、現在使用しているキャリア周波数の割当数を増加させる第2ステップと、を含むことを特徴とする通信制御方法。
  2. 前記所定の変調クラスにおいて、現在使用しているキャリア周波数の割当数を通信品質に応じて制御することを特徴とする請求項1に記載の通信制御方法。
  3. 前記所定の変調クラスにおいて、通信品質に応じて予め設定されたキャリア周波数の割当数と所要の通信品質との対応付けに基づいて、現在使用しているキャリア周波数の割当数を制御することを特徴とする請求項1に記載の通信制御方法。
  4. 他の無線通信装置との間で無線通信を行う無線通信装置において、
    前記他の無線通信装置との間の通信品質に応じて変調クラスを制御する変調クラス制御手段と、
    前記変調クラスが所定の変調クラス以下になった場合には、現在使用しているキャリア周波数の割当数を減少させ、前記変調クラスが前記所定の変調クラスを超えた場合には、現在使用しているキャリア周波数の割当数を増加させるように制御するキャリア周波数制御手段と、
    前記キャリア周波数制御手段により制御されたキャリア周波数の割当数情報を前記他の無線通信装置へ通知する通知手段と、を備えることを特徴とする無線通信装置。
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