JP2008236675A - 通信制御方法および無線通信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の通信波を1つのアンテナで通信する無線通信装置の上り/下りの無線リソースを別々に管理することにより、通信可能エリア拡大や柔軟な上り/下りのデータレート制御を行い得る通信制御方法および無線通信装置を提供する。
【解決手段】複数の周波数を用いて通信相手の無線通信端末と通信を行うことが可能な無線通信端末100は、複数の周波数を用いて通信相手の無線通信端末と通信を行う際に、全ての周波数での上り送信パワー合計値が最大送信パワー制限値を超えるか否かを判定し、全ての周波数での上り送信パワー合計値が最大送信パワー制限値を超える場合、全ての周波数での上りデータレートを把握し、把握した上りデータレートに基づいて、送信を停止する上り周波数を決定し、当該決定された上り周波数での上りの送信を停止する。
【選択図】図1
【解決手段】複数の周波数を用いて通信相手の無線通信端末と通信を行うことが可能な無線通信端末100は、複数の周波数を用いて通信相手の無線通信端末と通信を行う際に、全ての周波数での上り送信パワー合計値が最大送信パワー制限値を超えるか否かを判定し、全ての周波数での上り送信パワー合計値が最大送信パワー制限値を超える場合、全ての周波数での上りデータレートを把握し、把握した上りデータレートに基づいて、送信を停止する上り周波数を決定し、当該決定された上り周波数での上りの送信を停止する。
【選択図】図1
Description
本発明は、無線通信装置(端末)が複数の周波数を用いて通信相手の無線通信装置(基地局)と通信を行うことが可能な通信制御方法、および、複数の周波数を用いて通信相手の無線通信装置(基地局)と通信を行うことが可能な無線通信装置(端末)に関するものである。
近年、無線通信端末(以下、端末ともいう)が処理する情報量の増大化傾向に伴い、1つの端末が複数の周波数(キャリア周波数)を用いてデータ通信を行うマルチキャリア方式の無線通信システムが開発されている。このような無線通信システムでは、端末が使用可能な空きチャネルや空きスロットがある限り、複数の周波数を端末が使用して基地局および該基地局に接続された端末との間で通信を行うことができる。
2つの通信波を1つのアンテナで通信するTDD方式(Time Division Duplex;時分割複信)対応の従来の無線通信端末(例えば特許文献1参照)は、1つの周波数を時分割したものを交互に上り(アップリンク)チャネルおよび下り(ダウンリンク)チャネルとして使用する際に、通常、アンテナスイッチ等を使用して、上り(アップリンク)状態および下り(ダウンリンク)状態を切り換えるようにしている。そのため、TDD方式の無線通信端末は、無線通信端末に1つのチャネル(1つの通信波)を割り当てるときには上りチャネルおよび下りチャネルを同時に1つずつ割り当て、無線通信端末に2つのチャネル(2つの通信波)を割り当てるときには上りチャネルおよび下りチャネルを同時に2つずつ割り当て、上り(アップリンク)チャネルおよび下り(ダウンリンク)チャネルを1セットで管理するようにしている。その際、無線通信システムにおける基地局は、複数の無線通信端末に対して複数の通信波で送信を行うので、1つの無線通信端末と複数波で通信しても下り送信に新たな制約が追加されることはないが、無線通信端末が複数のチャネル(通信波)を1つのアンテナで上り送信するときの全ての通信波の合計送信パワーは、電波法により、最大送信パワー制限値を超えないように制限される。そのため、特許文献1に記載の従来の無線通信端末では、図14のフローチャートに示すようにして、送信パワー測定値が最大送信パワー制限値を超えるような状況になった場合、チャネルをクローズするために、上りチャネルおよび下りチャネルを同時に停止する。
上記従来の無線通信端末は、「1波上り送信/1波下り受信」を行う際には、図15に示すように、無線通信ソフトウエアが2つの無線信号処理回路の一方のみを動作させ、RF回路の送信回路の送信パワー設定を行ってアンテナスイッチおよびアンテナ経由で上り送信信号の1波の送信処理を行うとともに、アンテナおよびアンテナスイッチ経由で受信した下り受信信号をRF回路の受信回路から無線信号処理回路の一方に入力して1波の受信処理を行う。また、上記従来の無線通信端末は、「2波上り送信/2波下り受信」を行う際には、図16に示すように、無線通信ソフトウエアが2つの無線信号処理回路の両方を動作させ、RF回路の送信回路の送信パワー設定を行ってアンテナスイッチおよびアンテナ経由で2波の上り送信信号の送信処理を行うとともに、アンテナおよびアンテナスイッチ経由で受信した下り受信信号をRF回路の受信回路から無線信号処理回路の両方に入力して2波の受信処理を行う。したがって、上記従来の無線通信端末においては、2つの上りチャネルで送信するときは、2波使用時の合計送信パワーが最大送信パワー制限値を超えないように、1つの上りチャネルで送信するときよりも、それぞれの上り送信パワーを下げなければならず、例えば半分の送信パワーで送信する場合には、それぞれの受信信号の信号品質(SINR)が約3dB下がってしまう。
無線通信システムの仕様や無線通信端末の通信状態によっては、低い送信パワーで2つのチャネルで上り送信するよりも、高い送信パワーで1つのチャネルで上り送信する方が上りのデータレートが高くなることがある。しかし、上記従来のTDD方式対応の無線通信端末は、2つの下り受信時には、必ず2つの上り送信を行う必要があるため、最高の上りデータレートで送信できないことがある。
また、2つの上り送信よりも、高い送信パワーで1つの上り送信する方が、通信可能エリアが広くなるが、上記従来のTDD方式対応の無線通信端末は、2つの下り受信時には、必ず2つの上り送信を行う必要があり、2つの通信波を1つのアンテナで上り送信するとき、上りは下りに比べて高出力で送信できないので、上りおよび下りを同時に1つに減らさない限り、通信可能エリアが狭くなってしまう。
また、2つの上り送信よりも、高い送信パワーで1つの上り送信する方が、通信可能エリアが広くなるが、上記従来のTDD方式対応の無線通信端末は、2つの下り受信時には、必ず2つの上り送信を行う必要があり、2つの通信波を1つのアンテナで上り送信するとき、上りは下りに比べて高出力で送信できないので、上りおよび下りを同時に1つに減らさない限り、通信可能エリアが狭くなってしまう。
無線通信端末のユーザが必要とする上りデータレートが低く、かつ、下りデータレートが高いときは、上り1つと下り2つで通信するのが最も効率が良くなり、空いた上りチャネルを他の高い上りデータレートを必要とする無線通信端末に割り当てることができればさらに効率が良くなる。しかし、上記従来のTDD方式対応の無線通信端末は、2つの下り受信時には、必ず2つの上り送信を行う必要があるため、効率良く上りチャネル/下りチャネルを割り当てることができない。また、高レートの下り送信を必要とする無線通信端末と、高レートの上り送信を必要とする無線通信端末とが存在するとき、従来のTDD方式の無線通信システムでは、各無線通信端末に同数の上りチャネルおよび下りチャネルを割り当てるため、無駄が発生する。
また、通信可能エリア境界にいる無線通信端末が複数の上り送信を行うと、その送信パワーは他の無線通信端末にとって大きい妨害波になるので、必要とする上りデータレートが低い場合には、上りの波数を減らした方が無線通信システム全体にとって好ましい。
また、通信可能エリア境界にいる無線通信装置が、複数のトラフィックチャネルで強く送信することによって、隣接エリアへの妨害波を発生させることがある。
また、通信可能エリア境界にいる無線通信端末が複数の上り送信を行うと、その送信パワーは他の無線通信端末にとって大きい妨害波になるので、必要とする上りデータレートが低い場合には、上りの波数を減らした方が無線通信システム全体にとって好ましい。
また、通信可能エリア境界にいる無線通信装置が、複数のトラフィックチャネルで強く送信することによって、隣接エリアへの妨害波を発生させることがある。
本発明は、複数の通信波を1つのアンテナで通信する無線通信装置の上り/下りの無線リソースを別々に管理することにより、通信可能エリア拡大や柔軟な上り/下りのデータレート制御を行い得る通信制御方法を提供することを第1の目的とする。
本発明は、複数の通信波を1つのアンテナで通信する無線通信装置の上り/下りの無線リソースを別々に管理することにより、通信可能エリア拡大や柔軟な上り/下りのデータレート制御を行い得る無線通信装置を提供することを第2の目的とする。
本発明は、複数の通信波を1つのアンテナで通信する無線通信装置の上り/下りの無線リソースを別々に管理することにより、通信可能エリア拡大や柔軟な上り/下りのデータレート制御を行い得る無線通信装置を提供することを第2の目的とする。
上記第1の目的を達成するため、請求項1に係る通信制御方法は、無線通信装置(端末)が複数の周波数を用いて通信相手の無線通信装置(基地局)と通信を行う際に、全ての周波数での上り送信パワー合計値が最大送信パワー制限値を超えるか否かを判定する第1ステップと、全ての周波数での上り送信パワー合計値が最大送信パワー制限値を超える場合、全ての周波数での上りデータレートを把握する第2ステップと、把握した上りデータレートに基づいて、送信を停止する上り周波数を決定する第3ステップと、当該決定された上り周波数での上りの送信を停止する第4ステップと、を含むことを特徴とする。
前記第3ステップにおいて送信を停止する上り周波数を、最もデータレートが低い上り周波数とすることが、通信可能エリア拡大や柔軟な上り/下りのデータレート制御を行い得る通信制御方法を提供する上で好ましい。
任意のタイミングで、使用中の上り周波数における次のフレームの上りのデータレート予測値と、使用中の上り周波数を1つ停止した場合における次のフレームの上りのデータレート予測値との大小比較を行い、前記データレート予測値よりも前記データレート予測値が大きいときに、前記第3ステップによって決定した上り周波数の送信を前記第4ステップで停止することが、通信可能エリア拡大や柔軟な上り/下りのデータレート制御を行い得る通信制御方法を提供する上で好ましい。
上りデータレートの下限値で送信中の場合には、前記第3ステップにおいて送信を停止する上り周波数を最も送信パワーが高い上り周波数とすることが、通信可能エリア拡大や柔軟な上り/下りのデータレート制御を行い得る通信制御方法を提供する上で好ましい。
通信中の無線通信装置において上りデータレートが不足した場合、接続中の基地局に上り周波数の空きがある場合には、当該上り周波数の空きの獲得処理を行うことが、通信可能エリア拡大や柔軟な上り/下りのデータレート制御を行い得る通信制御方法を提供する上で好ましい。
上記第2の目的を達成するため、請求項1に係る無線通信装置は、複数の周波数を用いて通信相手の無線通信装置と通信を行うことが可能な無線通信装置であって、全ての周波数での上り送信パワー合計値が最大送信パワー制限値を超えるか否かを判定する送信パワー超過判定手段と、全ての周波数での上り送信パワー合計値が最大送信パワー制限値を超える場合、全ての周波数での上りデータレートを把握する上りデータレート把握手段と、把握した上りデータレートに基づいて、送信を停止する上り周波数を決定する周波数決定手段と、当該決定された上り周波数での上りの送信を停止する送信停止手段と、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、複数の通信波を1つのアンテナで通信する無線通信装置の上り/下りの無線リソースを別々に管理するので、通信可能エリア拡大や柔軟な上り/下りのデータレート制御を行い得る通信制御方法および無線通信装置を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づき詳細に説明する。
図1は本発明の第1実施形態の通信制御方法を適用する無線通信システムの無線通信装置(端末、以下、無線通信端末とも称する)の構成を示すブロック図である。本実施形態の無線通信端末100は、図1に示すように、アンテナ110と、アンテナスイッチ120と、2つのRF回路130−1,130−2と、2つの無線信号処理回路140−1,140−2と、無線通信ソフトウエア150とから成る。
図1は本発明の第1実施形態の通信制御方法を適用する無線通信システムの無線通信装置(端末、以下、無線通信端末とも称する)の構成を示すブロック図である。本実施形態の無線通信端末100は、図1に示すように、アンテナ110と、アンテナスイッチ120と、2つのRF回路130−1,130−2と、2つの無線信号処理回路140−1,140−2と、無線通信ソフトウエア150とから成る。
本実施形態の通信制御方法を適用する無線通信システムとしては、TDD方式の無線通信システムが好ましいが、特に、本願出願人らが提唱している「アイ・バースト(iBurst(登録商標))システム」と称せられるワイヤレス・ブロードバンド・システムに適用することが好ましい。「アイ・バースト(iBurst(登録商標)))システム」は、マルチキャリアを採用したTDMA/TDDのシステムであり、上り(アップリンク)および下り(ダウンリンク)のタイム・スロット数は、各3タイム・スロットの合計6タイム・スロットで構成されており、上りおよび下りのタイム・スロット長が異なる非対称構成となっており、下りのデータ転送レートに重きをおいた構成である。iBurst(登録商標))システムのシンボル・レートは500kシンボル/secであり、1キャリアの場合3タイム・スロットの全てを1ユーザが使用した最大データ転送レートは、下りは1061kbpsになり、上りは346kbpsになる。また、iBurst(登録商標))システムで使用する周波数帯域は5MHzであり、1キャリア当たりの帯域は625kHzであり、iBurst(登録商標))システムの1フレームは5msecである。
なお、本実施形態の通信制御方法は、TDD方式の無線通信システム以外にも適用可能であり、例えば、異なる通信システムの通信波を1つのアンテナで通信する無線通信装置や、上り/下り1組で管理される無線通信システムに対しても適用することができる。
なお、本実施形態の通信制御方法は、TDD方式の無線通信システム以外にも適用可能であり、例えば、異なる通信システムの通信波を1つのアンテナで通信する無線通信装置や、上り/下り1組で管理される無線通信システムに対しても適用することができる。
上記無線通信端末100において「2波上り送信/2波下り受信」を行う際には、図1に示すように、無線通信ソフトウエア150は、2つの無線信号処理回路140−1,140−2の両方の送信処理を動作させるとともに2つのRF回路130−1,130−2の送信回路の送信パワー設定を別々に行い、アンテナスイッチ120およびアンテナ110経由で上り送信信号の2波の送信処理を行うとともに、図1に示すように、アンテナ110およびアンテナスイッチ120経由で受信した下り送信信号を2つのRF回路130−1,130−2の受信回路から2つの無線信号処理回路140−1,140−2のそれぞれに入力して2波の受信処理を行う。
上記無線通信端末100において「1波上り送信/2波下り受信」を行う際には、図2に示すように、無線通信ソフトウエア150は、2つの無線信号処理回路140−1,140−2の両方を動作させるとともに2つのRF回路130−1,130−2の送信回路の送信パワー設定を別々に行い(図示例では、一方の送信パワー設定を0にして当該1波を停止させている)、アンテナスイッチ120およびアンテナ110経由で上り送信信号の1波の送信処理を行うとともに、図1に示すように、アンテナ110およびアンテナスイッチ120経由で受信した下り送信信号を2つのRF回路130−1,130−2の受信回路から2つの無線信号処理回路140−1,140−2のそれぞれに入力して2波の受信処理を行う。
上記無線通信端末100が図3に示すように構成されている場合、無線通信端末100において「無線通信システム1での1波上り送信/1波下り受信および無線通信システム2での1波下り受信」を行う際には、図3に示すように、無線通信ソフトウエア150は、2つの無線システム処理部である無線システム1処理部145−1,無線システム2処理部145−2の一方である無線システム1処理部145−1の送信処理を動作させるとともに2つのRF回路130−1,130−2の送信回路の送信パワー設定を別々に行って一方の送信パワー設定を0にして当該1波を停止させ、2システム共通アンテナスイッチ125および共通アンテナ115経由で上り送信信号の1波の送信処理を行うとともに、図3に示すように、共通アンテナ115および2システム共通アンテナスイッチ125経由で受信した下り送信信号を2つのRF回路130−1,130−2の受信回路から無線システム1処理部145−1,無線システム2処理部145−2のそれぞれに入力して2波の受信処理を行う。
本実施形態の無線通信端末100は、次の条件を満たすとき、一部のチャネルで上り送信を停止する。
(1)一部チャネルの上り送信を停止させることによって、上りデータレートが向上する状況である。
(2)一部チャネルの上り送信を停止させることによって、通信可能エリアが広くなる状況である。
(3)一部チャネルの上り送信を停止させても、無線通信端末のユーザが必要とする上りデータレートが得られる状況である。
本実施形態の無線通信端末100およびそれを用いる無線通信システムは、停止された上りチャネルを次のように使用する。
(a)当該上りチャネルと対応する下りチャネルを維持するために、たまに最低限の上り送信を実行する。
(b)他の無線通信端末に当該上りチャネルを割り当てる。
(c)何にも使わないで、空けたままにしておく。
以上により、本実施形態の無線通信端末100は、通信状態や必要とするデータレートに応じて、最適な上りチャネル数/下りチャネル数で通信するようになるため、常に最適なデータレートおよび広い通信可能エリアで、データ通信を行うことができる。
(1)一部チャネルの上り送信を停止させることによって、上りデータレートが向上する状況である。
(2)一部チャネルの上り送信を停止させることによって、通信可能エリアが広くなる状況である。
(3)一部チャネルの上り送信を停止させても、無線通信端末のユーザが必要とする上りデータレートが得られる状況である。
本実施形態の無線通信端末100およびそれを用いる無線通信システムは、停止された上りチャネルを次のように使用する。
(a)当該上りチャネルと対応する下りチャネルを維持するために、たまに最低限の上り送信を実行する。
(b)他の無線通信端末に当該上りチャネルを割り当てる。
(c)何にも使わないで、空けたままにしておく。
以上により、本実施形態の無線通信端末100は、通信状態や必要とするデータレートに応じて、最適な上りチャネル数/下りチャネル数で通信するようになるため、常に最適なデータレートおよび広い通信可能エリアで、データ通信を行うことができる。
次に、本実施形態の通信制御方法を適用する無線通信システムにおける無線通信端末の動作を具体例に基づいて説明する。
[無線通信システムの具体例]
(イ)上り送信データレートは、変調方法によって、19.2kbps,38.4kbps,76.8kbps,129.6kbps,172.8kbps,216.0kbps,292.9kbps,345.6kbpsの何れかを選択可能である(図4参照)。
(ロ)FER1%以下で19.2kbps,38.4kbps,76.8kbps,129.6kbps,172.8kbps,216.0kbps,292.9kbps,345.6kbpsの送信を行うために必要な受信信号の信号品質(SINR)はそれぞれ、−0.1dB,1.4dB,2.9dB,5.8dB,7.6dB,10.6dB,14.0dB,15.7dBである(図4参照)。
(ハ)下り受信データレートは、変調方法によって、105.6kbps,148.8kbps,244.8bps,379.2kbps,484.8kbps,595.2kbps,787.2kbps,921.6kbps,1060.8kbpsの何れかを選択可能である(図5参照)。
(ニ)FER1%以下で105.6kbps,148.8kbps,244.8bps,379.2kbps,484.8kbps,595.2kbps,787.2kbps,921.6kbps,1060.8kbpsの受信を行うために必要な受信信号の信号品質(SINR)はそれぞれ、1.5dB,3.3dB,4.8dB,7.7dB,9.9dB,12.1dB,14.2dB,15.5dB,17.4dBである(図5参照)。
(ホ)計算を簡略化するため、送信パワーを1dB上げれば受信側で測定される受信信号の信号品質(SINR)も1dB上昇すると仮定する。
(ヘ)1つの基地局が同時に取り扱える通信波は8個までであり、無線通信端末は0〜4個の通信波を送受信することができる。
(ト)各通信波は上りおよび下りで時間多重されている(TDD方式)。
(イ)上り送信データレートは、変調方法によって、19.2kbps,38.4kbps,76.8kbps,129.6kbps,172.8kbps,216.0kbps,292.9kbps,345.6kbpsの何れかを選択可能である(図4参照)。
(ロ)FER1%以下で19.2kbps,38.4kbps,76.8kbps,129.6kbps,172.8kbps,216.0kbps,292.9kbps,345.6kbpsの送信を行うために必要な受信信号の信号品質(SINR)はそれぞれ、−0.1dB,1.4dB,2.9dB,5.8dB,7.6dB,10.6dB,14.0dB,15.7dBである(図4参照)。
(ハ)下り受信データレートは、変調方法によって、105.6kbps,148.8kbps,244.8bps,379.2kbps,484.8kbps,595.2kbps,787.2kbps,921.6kbps,1060.8kbpsの何れかを選択可能である(図5参照)。
(ニ)FER1%以下で105.6kbps,148.8kbps,244.8bps,379.2kbps,484.8kbps,595.2kbps,787.2kbps,921.6kbps,1060.8kbpsの受信を行うために必要な受信信号の信号品質(SINR)はそれぞれ、1.5dB,3.3dB,4.8dB,7.7dB,9.9dB,12.1dB,14.2dB,15.5dB,17.4dBである(図5参照)。
(ホ)計算を簡略化するため、送信パワーを1dB上げれば受信側で測定される受信信号の信号品質(SINR)も1dB上昇すると仮定する。
(ヘ)1つの基地局が同時に取り扱える通信波は8個までであり、無線通信端末は0〜4個の通信波を送受信することができる。
(ト)各通信波は上りおよび下りで時間多重されている(TDD方式)。
[通信フレーム構造]
本発明の無線通信システムにおける無線通信端末の通信フレーム構造は図6に示すようになっている。図6において、t0,t1,t2,t3は時刻を示し、f0,f1,f2,・・・,f6,f7はキャリア周波数(チャネル)を示す。時刻t0,t1,t2,t3で送受信されるフレームは上り(アップリンク;図中Uplと記載している)と下り(ダウンリンク;図中Downlinkと記載している)とに分割されており、上り(アップリンク)とよりも下り(ダウンリンク)の方がフレーム長が長い非対称構造になっている。
本発明の無線通信システムにおける無線通信端末の通信フレーム構造は図6に示すようになっている。図6において、t0,t1,t2,t3は時刻を示し、f0,f1,f2,・・・,f6,f7はキャリア周波数(チャネル)を示す。時刻t0,t1,t2,t3で送受信されるフレームは上り(アップリンク;図中Uplと記載している)と下り(ダウンリンク;図中Downlinkと記載している)とに分割されており、上り(アップリンク)とよりも下り(ダウンリンク)の方がフレーム長が長い非対称構造になっている。
[TDD対応無線通信端末の2波上り送信/2波下り受信時の通信フレーム]
本発明の無線通信システムにおけるTDD対応無線通信端末の2波上り送信/2波下り受信時の通信フレームは図7に示すようになっている。図中、斜線を付けたフレームは、同一フレーム内で無線通信端末が送受信を行っているフレームである。無線通信端末は、キャリア周波数f0およびキャリア周波数f2のチャネルで上り通信/下り通信を行っている。このとき、f0の上り送信パワーとf2の上り送信パワーとの合計送信パワーが最大送信パワー制限値を超えないように、電波法の制限を受ける。
本発明の無線通信システムにおけるTDD対応無線通信端末の2波上り送信/2波下り受信時の通信フレームは図7に示すようになっている。図中、斜線を付けたフレームは、同一フレーム内で無線通信端末が送受信を行っているフレームである。無線通信端末は、キャリア周波数f0およびキャリア周波数f2のチャネルで上り通信/下り通信を行っている。このとき、f0の上り送信パワーとf2の上り送信パワーとの合計送信パワーが最大送信パワー制限値を超えないように、電波法の制限を受ける。
[上り送信停止処理1]
図8は第1実施形態の無線通信端末において実施する上り送信停止処理1を示すフローチャートである。まず、ステップS11では、送信パワー合計値が最大送信パワー制限値を超えるか否かを判定し、送信パワー合計値が最大送信パワー制限値を超えなければそのまま終了し、送信パワー合計値が最大送信パワー制限値を超えた場合にはステップS12に進む。ステップS12では、最も送信パワーが高い上り送信または最もデータレートが低い上り送信を選択し、次のステップS13では、選択した上り送信の停止処理を行う。
図8は第1実施形態の無線通信端末において実施する上り送信停止処理1を示すフローチャートである。まず、ステップS11では、送信パワー合計値が最大送信パワー制限値を超えるか否かを判定し、送信パワー合計値が最大送信パワー制限値を超えなければそのまま終了し、送信パワー合計値が最大送信パワー制限値を超えた場合にはステップS12に進む。ステップS12では、最も送信パワーが高い上り送信または最もデータレートが低い上り送信を選択し、次のステップS13では、選択した上り送信の停止処理を行う。
[上り送信停止処理1の実施時の通信フレーム]
上り送信停止処理1を実施した場合、無線通信端末の通信フレームは図9に示すようになる。例えば、時刻t1にf0の上り送信パワーとf2の上り送信パワーとの送信パワー合計値が最大送信パワー制限値を超えた場合、図9に示すように、時刻t2以降において、f0の上り送信およびf2の上り送信の一方(図示例の場合、f2の上り送信)を停止させることができる。
さらに、時刻t1におけるf0の上り送信パワーが20dBmで、 データレートが38.4kbpsで、受信信号の信号品質(SINR)が1.4dBで、時刻t1におけるf2の上り送信パワーが21dBmで、データレートが38.4kbpsで、受信信号の信号品質(SINR)が1.4dBで、最大送信パワー制限値が23dBmである場合について検討する。この場合、f0およびf2の合計送信パワーが20dBm+21dBm=23.54dBmであるため、時刻t2以降f0またはf2の送信パワーを下げなければならない。例えば、f2の送信パワーを1dB下げて20dBmにした場合、合計送信パワーは23dBmになるので最大送信パワー制限値以下にすることができるが、同時に受信信号の信号品質(SINR)は0.4dBに下がるため、f2は38.4kbpsを維持できなくなる。だから、f2の上りデータレートは19.2kbpsに下げなければならない。このとき、時刻t2のf0およびf2の合計上りデータレート予測値は、38.4kbps+19.2kbps=57.6kbpsである。
しかし、時刻t2でf2の上り送信を停止させた場合、f0の上り送信は送信パワーを23dBmまで上げることができるとともに、受信信号の信号品質(SINR)も4.4dB程度を確保することができる。このとき、時刻t2の上りデータレート予測値は76.8kbpsである。
本実施形態の無線通信端末は、上記検討結果に基づき、検討条件のような通信状況である場合には、図9に示すように、時刻t2以降において、f2の上り送信を停止させることができる。
上り送信停止処理1を実施した場合、無線通信端末の通信フレームは図9に示すようになる。例えば、時刻t1にf0の上り送信パワーとf2の上り送信パワーとの送信パワー合計値が最大送信パワー制限値を超えた場合、図9に示すように、時刻t2以降において、f0の上り送信およびf2の上り送信の一方(図示例の場合、f2の上り送信)を停止させることができる。
さらに、時刻t1におけるf0の上り送信パワーが20dBmで、 データレートが38.4kbpsで、受信信号の信号品質(SINR)が1.4dBで、時刻t1におけるf2の上り送信パワーが21dBmで、データレートが38.4kbpsで、受信信号の信号品質(SINR)が1.4dBで、最大送信パワー制限値が23dBmである場合について検討する。この場合、f0およびf2の合計送信パワーが20dBm+21dBm=23.54dBmであるため、時刻t2以降f0またはf2の送信パワーを下げなければならない。例えば、f2の送信パワーを1dB下げて20dBmにした場合、合計送信パワーは23dBmになるので最大送信パワー制限値以下にすることができるが、同時に受信信号の信号品質(SINR)は0.4dBに下がるため、f2は38.4kbpsを維持できなくなる。だから、f2の上りデータレートは19.2kbpsに下げなければならない。このとき、時刻t2のf0およびf2の合計上りデータレート予測値は、38.4kbps+19.2kbps=57.6kbpsである。
しかし、時刻t2でf2の上り送信を停止させた場合、f0の上り送信は送信パワーを23dBmまで上げることができるとともに、受信信号の信号品質(SINR)も4.4dB程度を確保することができる。このとき、時刻t2の上りデータレート予測値は76.8kbpsである。
本実施形態の無線通信端末は、上記検討結果に基づき、検討条件のような通信状況である場合には、図9に示すように、時刻t2以降において、f2の上り送信を停止させることができる。
ところで、図8の上り送信停止処理1は、「送信パワー合計値が最大送信パワー制限値を超えるという条件(条件1:必須条件)」が成立したときに1つの上り送信を停止させるようにしているが、必須条件に加えて、以下の条件の1つまたは2つ以上が成立したときに1つの上り送信を停止させるようにしてもよい。
条件2:全ての上り送信を維持した場合の上りデータレート予測値≦一部の上り送信を停止させた場合の上りデータレート予測値
条件3:通信を維持するのに必要な最低上り送信パワー>現行の上り送信数を減らさずに送信可能な最大送信パワー
条件4:無線通信端末のユーザが必要とする上りデータレート<一部の上り送信を停止させた場合の上りデータレート予測値
条件2:全ての上り送信を維持した場合の上りデータレート予測値≦一部の上り送信を停止させた場合の上りデータレート予測値
条件3:通信を維持するのに必要な最低上り送信パワー>現行の上り送信数を減らさずに送信可能な最大送信パワー
条件4:無線通信端末のユーザが必要とする上りデータレート<一部の上り送信を停止させた場合の上りデータレート予測値
図10は第1実施形態の無線通信端末において実施する上り送信停止処理2を示すフローチャートである。この上り送信停止処理2は、条件2に対応するものであり、任意のタイミングで実施するものとする。
まず、ステップS21では、次のフレームの上りデータレート予測値をAとし、次のステップS22では、使用中の1つの上り送信を停止させた場合の上りデータレート予測値をBとする。次のステップS23では、A<Bであるか否かを判定し、A<Bである場合に限り、ステップS24に進んでB計算時に選択した上り送信の停止処理を行う。
まず、ステップS21では、次のフレームの上りデータレート予測値をAとし、次のステップS22では、使用中の1つの上り送信を停止させた場合の上りデータレート予測値をBとする。次のステップS23では、A<Bであるか否かを判定し、A<Bである場合に限り、ステップS24に進んでB計算時に選択した上り送信の停止処理を行う。
図11は第1実施形態の無線通信端末において実施する上り送信停止処理3を示すフローチャートである。
まず、ステップS31では、送信パワー合計値が最大送信パワー制限値を超えるか否かを判定し、送信パワー合計値が最大送信パワー制限値を超えなければそのまま終了し、送信パワー合計値が最大送信パワー制限値を超えた場合にはステップS32に進む。ステップS32では、これ以上上りデータレートを下げることができない(最低上りデータレートで送信中)か否かを判定し、YES(最低上りデータレートで送信中)である場合のみステップS33に進む。ステップS33では、最も送信パワーが高い上り送信または最もデータレートが低い上り送信を選択し、次のステップS34では、選択した上り送信の停止処理を行う。
まず、ステップS31では、送信パワー合計値が最大送信パワー制限値を超えるか否かを判定し、送信パワー合計値が最大送信パワー制限値を超えなければそのまま終了し、送信パワー合計値が最大送信パワー制限値を超えた場合にはステップS32に進む。ステップS32では、これ以上上りデータレートを下げることができない(最低上りデータレートで送信中)か否かを判定し、YES(最低上りデータレートで送信中)である場合のみステップS33に進む。ステップS33では、最も送信パワーが高い上り送信または最もデータレートが低い上り送信を選択し、次のステップS34では、選択した上り送信の停止処理を行う。
図12は第1実施形態の無線通信端末において実施する上りチャネル獲得処理を示すフローチャートである。この上りチャネル獲得処理は、上り送信停止処理1、上り送信停止処理2、上り送信停止処理3によって停止させた上りチャネルを別の無線通信端末が活用するための処理である。
まず、ステップS41では、無線通信端末において上りデータレートが不足しているか否かを判定し、上りデータレートが不足している場合のみステップS42に進む。ステップS42では、基地局に空きチャネルがあるか否かを問い合わせ、空きチャネルが有った場合のみステップS43に進んで当該上りチャネル獲得処理を行う。
まず、ステップS41では、無線通信端末において上りデータレートが不足しているか否かを判定し、上りデータレートが不足している場合のみステップS42に進む。ステップS42では、基地局に空きチャネルがあるか否かを問い合わせ、空きチャネルが有った場合のみステップS43に進んで当該上りチャネル獲得処理を行う。
この上りチャネル獲得処理を実施することにより、例えば図13に示すように、キャリア周波数f0およびキャリア周波数f2を使用していた無線通信端末(2波使用)が時刻t2以降においてf2の上り送信を停止させた場合、キャリア周波数f4を使用していた他の無線通信端末(1波使用)は、時刻t2以降のf2の上りチャネルを獲得して使用することにより、2波を使用して通信を行うことができるようになる。
本実施形態の通信制御方法および無線通信端末によれば、複数の通信波を1つのアンテナで通信する無線通信装置の上り/下りの無線リソースを別々に管理するので、通信可能エリア拡大や柔軟な上り/下りのデータレート制御を行い得る通信制御方法および無線通信端末を提供することができる。すなわち、
(1)通信可能エリア境界にいる無線通信端末の上りチャネル数を減らすことによって、高レートの下り受信を維持したまま、通信可能エリアを拡大することができる(言い換えれば、複数波の上り送信による通信可能エリア縮小を防止することができる)。
(2)高レートの下り受信を必要とする無線通信端末に多数の下りチャネルを割り当て、高レートの上り送信を必要とする無線通信端末に多数の上りチャネルを割り当てることによって、効率の良い無線リソース管理が可能になる。
(3)通信可能エリア境界にいる無線通信端末の上りチャネル数を減らすことによって、隣接エリアへの妨害波の低減が期待できる。
(4)無線通信端末がセルエッジに移動するような通信状況になっても、無線通信端末から基地局へ電波を確実に到達させ、かつ、所要のデータレートも確保させることができる。
なお、本実施形態では、無線通信端末について説明したが、本発明ではこれに限らす、無線基地局同士の通信においても適用が可能である。この場合、無線基地局が無線通信装置に該当する。
(1)通信可能エリア境界にいる無線通信端末の上りチャネル数を減らすことによって、高レートの下り受信を維持したまま、通信可能エリアを拡大することができる(言い換えれば、複数波の上り送信による通信可能エリア縮小を防止することができる)。
(2)高レートの下り受信を必要とする無線通信端末に多数の下りチャネルを割り当て、高レートの上り送信を必要とする無線通信端末に多数の上りチャネルを割り当てることによって、効率の良い無線リソース管理が可能になる。
(3)通信可能エリア境界にいる無線通信端末の上りチャネル数を減らすことによって、隣接エリアへの妨害波の低減が期待できる。
(4)無線通信端末がセルエッジに移動するような通信状況になっても、無線通信端末から基地局へ電波を確実に到達させ、かつ、所要のデータレートも確保させることができる。
なお、本実施形態では、無線通信端末について説明したが、本発明ではこれに限らす、無線基地局同士の通信においても適用が可能である。この場合、無線基地局が無線通信装置に該当する。
100 無線通信端末(端末)
110 アンテナ
115 共通アンテナ
120 アンテナスイッチ
125 2システム共通アンテナスイッチ
130−1,130−2 RF回路
140−1,140−2 無線信号処理回路
145−1 無線システム1処理部
,145−2 無線システム2処理部
150 無線通信ソフトウエア
110 アンテナ
115 共通アンテナ
120 アンテナスイッチ
125 2システム共通アンテナスイッチ
130−1,130−2 RF回路
140−1,140−2 無線信号処理回路
145−1 無線システム1処理部
,145−2 無線システム2処理部
150 無線通信ソフトウエア
Claims (6)
- 無線通信装置が複数の周波数を用いて通信相手の無線通信装置と通信を行う際に、全ての周波数での上り送信パワー合計値が最大送信パワー制限値を超えるか否かを判定する第1ステップと、
全ての周波数での上り送信パワー合計値が最大送信パワー制限値を超える場合、全ての周波数での上りデータレートを把握する第2ステップと、
把握した上りデータレートに基づいて、送信を停止する上り周波数を決定する第3ステップと、
当該決定された上り周波数での上りの送信を停止する第4ステップと、を含むことを特徴とする通信制御方法。 - 前記第3ステップにおいて送信を停止する上り周波数を、最もデータレートが低い上り周波数とすることを特徴とする請求項1に記載の通信制御方法。
- 任意のタイミングで、使用中の上り周波数における次のフレームの上りのデータレート予測値と、使用中の上り周波数を1つ停止した場合における次のフレームの上りのデータレート予測値との大小比較を行い、前記データレート予測値よりも前記データレート予測値が大きいときに、前記第3ステップによって決定した上り周波数の送信を前記第4ステップで停止することを特徴とする請求項1に記載の通信制御方法。
- 上りデータレートの下限値で送信中の場合には、前記第3ステップにおいて送信を停止する上り周波数を最も送信パワーが高い上り周波数とすることを特徴とする請求項1または2に記載の通信制御方法。
- 通信中の無線通信装置において上りデータレートが不足した場合、上り周波数に空きがある場合には、当該上り周波数の空きの獲得処理を行うことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の通信制御方法。
- 複数の周波数を用いて通信相手の無線通信装置と通信を行うことが可能な無線通信装置であって、
全ての周波数での上り送信パワー合計値が最大送信パワー制限値を超えるか否かを判定する送信パワー超過判定手段と、
全ての周波数での上り送信パワー合計値が最大送信パワー制限値を超える場合、全ての周波数での上りデータレートを把握する上りデータレート把握手段と、
把握した上りデータレートに基づいて、送信を停止する上り周波数を決定する周波数決定手段と、
当該決定された上り周波数での上りの送信を停止する送信停止手段と、を含むことを特徴とする無線通信装置。
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---|---|---|---|
JP2007077251A JP2008236675A (ja) | 2007-03-23 | 2007-03-23 | 通信制御方法および無線通信装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2007
- 2007-03-23 JP JP2007077251A patent/JP2008236675A/ja not_active Withdrawn
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